670 :
アンプアン:
はじめまして、アンプアン推参。啓上。
突き腕の回転運動(右腕は左回り、左腕は右回り)については、柔道整復師など筋肉と骨格の専門家の意見が
一番参考になると思い、以前ある先生にお伺いしとことがあります。そして:
1)骨格の構造上、自然なのは正拳ではなく縦拳。
2)突き腕を内転する(正拳で突く)ことにより、尺骨&トウ骨が捻れ、結果的に前腕部の各種伸筋&屈筋が
捻れながら尺骨&トウ骨に巻きつき、筋肉が束となって突き腕を打撃時の衝撃から保護することになる。
3)下半身と突き腕の内転との連動に関しては研究課題。
従って:
1)640でアオリスギタ氏のおっしゃる“打撃が強くなれば縦拳を使うと拳を骨折することがある”というのは正解。
2)小生が普段から畏敬の念で書込を参考にさせて頂いております桧垣殿ですが、ここで桧垣殿のおっしゃる“拳を捻る
と上腕の屈筋の力が抜け威力が増す”とのご意見に関しましては、筋肉と骨格の構造上疑問点有り。
3)筋肉と骨格の構造上、腕、脚ともに内転したときの方が力を発揮できる。
例@スクリューネジを木などにねじ込む、外す場合、ネジを外す場合の方が力を必要とする。従って、外すときに力
を発揮できる様に、外すとき腕が内転運動する様にネジの溝は彫られている。(右利きを標準とする)
例A水道の蛇口を捻り、水を出す、止める場合、大切なのは水の出を止めること。水道を止めるときは腕を内転して
止める様に造られている。(右利きを標準とする為)
例B雑巾を絞る場合どの様に絞るか?普通は、手首を内側の曲げた状態で雑巾を握り、外に捻りながら絞るのが過半
数ではなかろうか。
671 :
競技の達人:03/12/26 00:39 ID:E4Uvn7UN
ドワ〜ッ、ついにアンプアン氏がこのスレに降臨ですか。客観的事例を盛り込んでの
検証はさすがです。
さて、皆さんに考えてもらうためにあごひげ先生、申し訳ありませんが反論させて
下さい。
ランティスさんの銃弾の事例は、空手のひねりには全く関係がないと思います。空
手の突きは、実際にはインパクトの瞬間には捻りは終えています。ねじり込むように
突くというのは、コークスクリューブローであり、それこそあごひげ先生がおっしゃ
っているパンチなのです。正拳突きは、その過程では捻りますが、当たった瞬間はす
でに捻りは終了しているのです。
銃弾の回転は破壊力というよりも、軌道を安定させる為と、空気抵抗を減少させる
ためのものだと思います。ですから、全くの別物。
また、批判を覚悟で言うならば、常々私が思っていたことなのですが、アン
プアン氏の670の書き込みの最初の(2)が、空突きの場合に、「極め」の
感覚と思われていることもありえるのではないでしょうか?少なくとも私はそ
う思っています。
また、アンプアン氏の670のレスの2番目の(2)に関して、単に構造上
の腕の角度からいえば、氏のいうとおりでしょうが、桧垣先生のおっしゃる呼
吸を関連付けて突いてみると、桧垣先生のご意見に同意出来ます。