ヒトは素手で猛獣に勝てますか?

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149一尺八寸 尽
−半年前、恐山−
体高4メートル・体重7トンに達するアフリカ象の前に身長2メ−トルの黒人男性が立っていた。
二の腕の太さは1メ−トルはある。明らかにボブサップ以上だった。そして全身が赤い剛毛に包まれている。
天狗の様に高い鼻。ライオンのような髪とヒゲに覆われた顔。そしてヒグマドンの皮で造った褌。
74歳になる一尺八寸 尽であった。
彼はまずロ−キックで象の前足を破壊した。7トンの体重を支える前足は容易く解放性骨折した。
そして象の鼻を400キロの握力で掴み、背負い投げ。象は失神し、勝負はあった。
さらに、彼は象の鼻を握ったまま7トンの体にジャイアントスイング。
彼と象の体が見る見る地面から浮き上がっていく。たいした事ではない。ヘリコプターの原理である。
彼は上空300メ−トルに達したところで象を放り投げた。象は恐山に衝突し、トマトの様に潰れた。
「事実を事実のまま 完全に再現する事は いかに面白可笑しい 架空の 物語を生み出すよりも
 遥かに困難である−ア−ネスト・ヘミングウェイ−」