◆【鑽是】マターリ形意門サロン【身也】◆

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65(A'×')∬本屋さん ◆caBOOK.ejo
>63さん。
>拐。
「拐」とはヅバリ「杖」のことです。この武器自体は古くからあるようで、特に
珍しいものではありません。中には「T」の字をしたものや「├」の字をしたもの
などもあって、やはり突き出た部分を引っ掛けたりハンドルとして利用したりするよう
ですね。案外トンファなんてのはこれの変型なのかも知れません。

拐は特に形意の専用武器というわけではありませんが、台湾の陳シ半嶺師&王樹金
師系には「形意二十四拐」という形意の套路として伝わっているようですね。63
さんが御覧になったのはコレでは。またこれは本来杖として携行する暗器の類いなの
で、他の伝系に伝わっていても敢えてアナウンスされていないだけかも知れません。脚の
悪そうな老人の持っている杖が武器になって初めて隠し武器の意味があるワケですし。
6663:02/10/15 02:23 ID:xE3dGaO8
>本屋さん
形意二十四拐に関する解説ありがとうございます。
私はさして中国武術に詳しい訳ではありませんが、あの長さ(ステッキ程度)の武器と言うのは中国武術では
上海系の陳式太極拳を見学に行った時に太極杖として練武されているのを見た事がある位なので大変興味深く
演武を見学していました。中国の武器は六合大槍のように長く巨大になっていく傾向があると聞いた覚えがあ
るので鉄扇や八卦門の暗器や杖のような兵器術は個人的好きなものですから。
私が見たのは本屋さんの書かれている「形意二十四拐」と言う套路?でした。形意で二十四と言うのは珍しい
のでは?と感じたのですが二十四と言うと通背拳を連想してしまうもので。
それともう1つ質問なのですが普通の棍術に使われた棍も白蝋ではなく樫のような感じの素材だったのですが、
台湾方面では入手が困難なので材質が変わったとかそういう理由があるのでしょうか?北派で槍や棍と言うと
白蝋と決めてかかっているのですが。
67(A'×')∬本屋さん ◆caBOOK.ejo :02/10/15 03:12 ID:ZGct3Uhb
>63さん。
>大陸の武器。
いやいや、むしろ小さくなっていく傾向が強いですよ。世が平和になるにつけ、大き
な兵器は傾向しにくくなりますから。
>二十四@形意
そうでもないのでは。三合、三体、四象、四把、六合、八式、八字、十二形など、
二十四に繋がりそうな数字は形意に結構ありますし。ここ↓に拳譜があるんですが、
http://www3.nsysu.edu.tw/ShinE/ァホキN、G、Q・|ゥ.htm
動作名に伝統的な偶意名称(etc. 鬼拝仏、金鶏独立、白蛇吐信etc)があまり見えま
せんね。動作をそのまま書いてあるだけでして。確かにモロ形意臭い技法名とかある訳
ではありません。「〜棍」になっている動作が多いのも、棍術から作った套路なので
はないかという気もしますし。まあ、ただこれだけではなんとも言えませんな。
>棍。
白蝋はアオダモとも呼ばれまして、アジア全域に自生しています。弾性に優れているので
野球のバットやテニスラケットに使われます。そのせいか国内ではある程度以上に成長した木
が少なくなっているそうで、これは台湾でも同じなのでしょう。全く手に入らないと
いうことはないと思いますが、やや高い、と。そんな事情もあって、最近は同じく良く
しなる柳を使う場合もあるようです。まあこれは表演競技用らしいですが。樫はどう
でしょうね。あれってコチコチでしょ?本来の使い方が出来ませんわな..........。

あ、それとこのスレはsageでお願いしたく。<(_ _)> sageる方法は>>1を参照のこと。