◆【劈拳】マターリ形意門サロン【三年】◆

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87(A'×')∬本屋さん ◆rOtHdocM
>だいしーさん。
>13&14で意図しましたのは、後ろ足の「跟」は重心の安定化ばかりでなく、勁道の
一部として機能し得るんですよ、という所なんですね。>39で書いた「跟」のみで打つ
(発力する)動作がこれを証明しています。

ではその「跟(後ろ足の踏み寄せ)」がどう発力に関わっているのか。具体的に言えば
これは射出部分の補助に当たるのですが。えーと........正直、上手く説明出来ません(核爆。

そこでですね。相も変わらず「練習して下さい」とか言うのもアレですし、ここでは一つ
「よく似た動作」を御紹介することにしますね。これでピンと来て頂けたらイイな、と。
拗歩で打つ場合(逆突き)を例に取りますね。えーと、陳式太極拳の青龍出水ってあり
ますよね。あのブルルン!て打つやつ。あれに見られる

「後ろ脚内旋 → 前脚内旋 → 後ろ脚踏ん張り」

といった、両脚が時間差で力を胸部に絞り上げ射出する様子と、形意の

「後ろ足地面蹴り → 前足ブレーキ → 後ろ足踏み寄せ」

という行程は綺麗に一致すると思うんですよ。確かに陳式(一路)には「後ろ足を踏み鳴ら
す動作自体」は表れませんから、「そりゃ別なんじゃないか」と思われるやも知れません。
でもホラ、形意の熟練者だって歩形の変化ナシでも発力出来ちゃうじゃないですか。形意の「跟」
と陳式の「後ろ脚による二度目の踏ん張り」。両者の体内で進んでいる作業は同種のものなの
でしょう。