@@@ 破壊力と貫通力 @@@

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697名無しさん@お腹いっぱい。:02/02/13 17:13 ID:rkrJlXto
>共振で直接倒すのは難しいと思います。
引き込み(attraction)ならどうよ?
698半角スペースマン:02/02/13 18:30 ID:aN0r7vpf
>688
>工事現場や、太鼓の近く
 外力が働けば、それに応じて対象が動きます。
工事現場では地面が振動しているので、足先から強制的
に動かされ、揺れるのは自然な事です。

>人体と物を区別
物の中には当然振動が持続しやすいものと、しにくいものがあります。
動きの自由度が半端に高い物は持続しにくいように思います。
鉄の容器は振動しますが、紙皿だと殆ど振動しません。

そのため物質である以上同じというのは、あまりに無茶な気がします。
人体に打撃を加えた際に、原理としては若干の復元力もあり
ますから、振動するといってもいいんでしょうけど、実質的には
無視してしまってかまわないと考えます。
その辺は物理系と工学系の違いでしょうか。
699古武士:02/02/13 18:48 ID:9NTTEoFw
>>物理屋さん,レスをよく読んでください.
>>122
>人間の体は単一の打撃を加えた後で自由振動するほど減衰係数が低くないです.
工事現場の振動で人体が強制振動により共振を起こすことも
その時の固有振動数がいくつかも知っていますよ.
「かじった」のではなく仕事ですから.
強制振動と撃力で起きる振動の違いも判らないんですか?
700名無しさん@お腹いっぱい。:02/02/13 18:49 ID:Ol1BLIjT
700get!
701半角スペースマン:02/02/13 18:53 ID:aN0r7vpf
単発の打撃で共振を起こさせる為には、まず、相手の体の一部分に
(腹膜が振動することにしときます)打撃を加えて振動させ、
その振動で内臓などを押し、そのときの臓器の固有振動数と臓器を
押す腹膜の振動数が一致している必要があります(高次振動モードは無視)。

打撃の衝撃でしばらく振動する部位がないと共振は起きようがありません。
ただ、ここまで書いてみて、物理屋さんが共振と単なる振動とを取り違え
てるのではと思ってみたりします。

私の感覚では、人体に変位を与えたところで波打つのは動きは
突き→へこむ(-)→戻る(0)→行き過ぎる(+)→戻る(0)
程度ですぐにやんでしまい(減衰が大きい)、振動するというほど
物にはならないと思います。

また、仮に腹膜単体なら振動するとしても、より重い(と思われる)臓器を
揺らすほどの物ではないでしょう。
打撃で臓器の位置がずれて、それが戻る→行き過ぎ→戻る・・・・
と何時までも振動することもありえないでしょうし。
(そこまで深く刺さる打撃なら、振動云々の前に普通に効くでしょうけど)

というわけで、腹部では振動が殆ど持続しない為、共振という言葉を
無理やり持ち出すなら、
突き→へこむ→戻る→行き過ぎ→戻るところを更に打撃で押す→1度目より深くへこむ・・・
というケースだけだと思います。

なお、この行き過ぎも無視していい程度にしかないように思いますが。
702みんみん:02/02/13 19:12 ID:OSPUwQXQ
一応言っときますが、私は「人体が打撃で振動するのでは?」
と言いましたが、共鳴して云々とは言ってません。
「太鼓じゃないから共鳴までははしないけど…」と言ったら
「太鼓も共鳴してない」みたいな意見が出たので、論争になっただけ。

因みに地震でも何でも衝撃が伝わるときは振動は伴うものであると思うので、
その動きを妨げないようにすればダメージに影響があるのではないかと思います。
その伝達スピードや減衰値の問題ははっきり言ってデータ取らないと…と思います。
703古武士:02/02/13 19:23 ID:9NTTEoFw
>>半角スペースマンさん,フォローありがとうございます.
振動に詳しい人がいるうちに書いておきますが
>>542みんみんさん及び>>659周作@楽器好きさん,>>663オーバーテクナナシーさん
>太鼓の反対側の皮は胴内を伝わる固有振動に近い音波によって強制振動し
>「共鳴」するんです。糸電話も、ギターも共鳴だそうですよ。
オレも単一の太鼓を一つの振動系として考えていたので
減衰自由振動をしてるだけ,と書きましたが
みんみんさんが言うように表と裏の皮を別の振動系としてみた場合でも
太鼓のように密閉された空気層が振動膜の間にある場合は
空気層を空気バネに見立てた「連成振動」とした方が相応しいと思います.
これはいわゆる開放された空気層を伝わる音波による共振=共鳴とは違います.
もっとも「連成振動」は基礎物理では扱わず振動工学の範疇に入りますし
膜の振動なんてややこしい話についてはこれ以上は逆さに振っても鼻血も出ないです.
704みんみん:02/02/13 19:25 ID:OSPUwQXQ
ついでに言っときますが、私は少林寺拳法をかじってはいますが、少林寺拳法を
代表する立場にはありませんし、それほどの技量も無いです。
ですから、「少林寺が泣いている」とか「同じ少林寺として云々」というのは甚だ
迷惑です。「引くパンチ」くらい何処でもやってますし実験も可能です。

流派は?と言う質問にお答えしただけなので結び付けて議論されると論点がずれる
のでは無いかと思います。
705古武士:02/02/13 20:08 ID:9NTTEoFw
>>646 名前:みんみん 投稿日:02/02/11 01:27 ID:B8cPR0QO
申し訳ありません、いきなり訂正です。 古武士さんすみません。
>>543
>>m1v1+m2v2=m1v1'+m2v2'を知ってれば↑こんな間抜けな質問はしないでしょう.
>>ちなみに運動量保存の法則は力学の基礎中の基礎
>知ってますよ。(因みに物体1も2も等速の前提ですね、この式)
>m1>m2、かつv2=0で実際衝突した場合、v1>v2'でv1'>0となるのです。
>つまり物体1に運動量が余ります。この式踏まえた発言だったんですがね。
考え直した結果、
「m1>m2、かつv2=0で実際衝突した場合、2(v1)>v2'でv1'>0となるのです。」
被撃側のスピードは加撃側スピードの2倍以下までは加速される可能性があると思います。
(2倍は完全弾性衝突で出る数字なので実際の打撃とはかなり違いますが…) 』

残念ながら↑これも間違っています.
物体の衝突後の速度については
m1v1+m2v2=m1v1'+m2v2'と跳ね返り係数e=−{(v1'−v2')/(v1−v2)}の
連立方程式で解くことが出来ます.
やれば判りますがe=0でない限りv2はv1の何倍にもなりますよ.
ちなみにこれは高校物理でもやると思います.
拙い知識で考えるより本屋で参考書を見るなりネットで検索した方が良いですよ.

重い打撃と速い打撃の違いを物理的に知るのに丁度良いので例題を作成中です.
706古武士@訂正:02/02/13 20:10 ID:9NTTEoFw
やれば判りますがe=0でない限りv2はv1の何倍にもなりますよ. ×
やれば判りますがe=0でない限り「v2’」はv1の何倍にもなることがあります. ○
707名無しさん@お腹いっぱい。:02/02/13 20:10 ID:niIo37/K
横入失礼

ねじ突きとねじり無しの突きの貫通力の話ですが、物理的に言えば
拳よりも当った部分の動きの方が関係していると思うんですが。。。違う?
つまり、ねじりがある事によって当った部位の組織(人間なら皮膚・肉)に
拳の当っている部分=密、 周りの部分=疎、の状況が出来ますよね?
密の部分が拳の前進する力で押し込まれた時、疎の部分の弾力が
低くなっているので、貫通している感(w が増すのではないでしょうか?

つまり、古武士さんもみんみんさんも両者正しいと漏れは思います
拳のひねり自体には意味が無くても、ひねりありで打ったほうが
(体重移動以外の効果で)貫通力が増すと思います

何よりも実際に、特に腹を打たれると
「貫通しそう〜ウェ!」ってなりますもんね(w
これもトンデモ武術理論かなぁ??
708:02/02/13 20:40 ID:f53T/oY/
しばらく家を空けていまして、遅レス、横レスすいません。

632のみんみんさん
680の猫だニャンさん

「漢」っすね。

それだけです。失礼しました。
709古武士:02/02/13 23:13 ID:9NTTEoFw
>>542みんみんさん
>元々「引きは威力の為ではなく戦術のため」という意見に反論したものです。

「引き」についての発言をまとめますが
元々は>>107でオレが↓こう書いたのを
>よくいわれる事ですが「引き」そのものは打撃の威力を上げません.
>これもいわゆるトンデモ武術理論の一つです.
>引きが重要なのは基本姿勢にすぐに戻る事が大事だからです.

>>108でみんみんさんが↓のように書き
>「引き」は物理的に証明できますよ。
(引用中略)
>さらに弾みを利用します。同じ力積を加える場合接触時間が短いと力(加速度)
>は大きくなります。完全弾性衝突では同じ効果ですが破壊力は短いほど威力は
>あがります。

>>122でオレは↓こう書きました.
>打撃が人体にどう影響するかは圧迫による変形と運動量伝達による加速が
>大部分の要素で,前者は腹部などに後者は頭部などに影響大です.
(引用中略)
>>同じ力積を加える場合接触時間が短いと力(加速度)は大きくなります。
>言い方が逆ですよ,力積は加える物ではなく加えた結果です.
>つまり,接触時間が短かいなら加速を大きくしなくては力積が大きくならない,
>加速が小さくても接触時間が長ければ力積は大きい,です.
>「引く」よりも押し込む方が対象への力積は確実に大きくなります.
710古武士@続き:02/02/13 23:13 ID:9NTTEoFw
その後,みんみんさんは↓>>138と書きつつ
>これはそのとおりかもしれませんね。訂正します。
>先ほど書きましたが、威力は力積でなく加速度と言う気がしますので、なるべく
>短い時間(インパクトの瞬間)に加速を叩きこみ後は引くのが重要と思います。

>>149で↓のように書いたんですが
>引く…当たったと思ったときには引いてるくらい。跳ね返るより速く引く。
>これが一番効くと思いますが異論があるのは上のとおり。

その後で↓>>172こう書いて
>「引かなければ威力が上がらない」突き方なので「引く」ことと「威力」は物理的
>関係があります。
>さらにいえば、私の突きのポイントは「速さ」にはありません。遅く突いても効きます。
その根拠としては>>179-184って事でした.


それを境に↓このように発言を続け
>>284 名前:みんみん
>「威力のある突き」をすると「引かれている」のだから、同じ突き方で
>「引かれていない」状態は「威力がなかった」証拠です

>>363 名前:みんみん
>「拳に急加速を加えるとその加速力がおつりとして返ってくるのでほぼ必然的に
>引きこまれる。引きこまれない場合は相手の抵抗に加速力が負けた結果か無理やり
>ブレーキをかけた結果なので相手に加えた加速度が不充分で効かない可能性が高い。
>もちろん、体重を乗せて振りぬくパンチは打ち方が違うのでこの限りではない。」

それで>>542にある↓につながる訳です.
>結果として「引きのある突き」は「瞬間的な加速度」の要因となっている。
711古武士@続き:02/02/13 23:14 ID:9NTTEoFw
ところが,更に↓>>556では,またこのように書いてますね.
>【素早く引く】と【引かずに止める或いは止まる】を比べると、
>素早く引いた方が、打撃が当たる直前の最大瞬間速度は大きいと思います。
僕もそう思ってました。でも、「引きをつけた突き」は半分くらいの力、
スピードでも効くような感覚があるので、考えたわけです。
で、インパクトにおける「加速力」の集中という仮説を考えています。

こうしてみんみんさんの発言を並べてみると判りますが
はっきり言って主張する内容の座標系と時系列が発言ごとに変わっているんですよ.
衝突の最中に「引く」のかと思えば衝突の後に「引く」ことになり
拳を自分で「引く」のかと思えば拳に自分が「引き込まれる」事になる.
そうかと思えば,また「引きをつけた突き」と発言する.
それも「半分くらいの力」って,衝突中に加速する話はどこ行ったんですか?
日本語の問題とかじゃなくて意見に一貫性が無いか
自分自身で何を言ってるか判ってないとしか思えないです.

このままでは同意も反論もしようがないので整理をお願いします.
712みんみん:02/02/14 03:49 ID:oe+thKpl
>>709-711 古武士さん
ご要望に応じて意見を整理します。

「加速度の高い突き→腕の筋力を極力短時間で打ち込む突きは、ちゃんと打ちこめると、
 相手にダメージを与えた後にも拳に勢いがのこり、元の位置に戻ってくる。」
と、言うのが基本主張です。
感覚的な解説として
「跳ね返るよりも速く引くことが、結果短時間に筋力を発揮するコツである」 
ということと、
「拳が跳ね返ってしまう時は相手にダメージが加えられていないことが多い」
ということを説明しています。

>>149で書いた私の意見↓については、
>引く…当たったと思ったときには引いてるくらい。跳ね返るより速く引く。
>これが一番効くと思いますが異論があるのは上のとおり。
レスを全部見るとわかりますが、別の人からの質問に対して「感覚的分類」と前置き
した上で入れたものです。全部の人に物理用語でレスしなくてはいけませんか?
(続きます)
713みんみん:02/02/14 03:50 ID:oe+thKpl
>>172の私の意見
>「引かなければ威力が上がらない」突き方なので「引く」ことと「威力」は物理的
>関係があります。
これは後に>>179-184で解説するつもりだったので前置きで入れました。正確には、
「引かれてくる突き」は「威力がある突きが打たれた結果」と言う物理的関係がある
と言うことです。

また、「遅く突いても効く」と言うのは、他の人から、
「引く突きを練習することによって「速い」突きが身についたための錯覚だ」という
意見に反論したものです、なぜなら、錯覚なら、フルパワー・フルスピードの時しか
威力が強くないことになるからです。
「半分の力でも効く感覚がある」と言うのは、「フルパワー時と同じ効き」ではあり
ません。あくまで、軽い突きの割にはダメージが伝わりやすいことを表現しています。
半分の力でも「衝突中に加速をつける」事は可能ですし、むしろ「加速」が重要なので、
初速は遅くても良いわけです。
スピードではなくタイミングが重要なのですよ。

物理の説明をする時は力積グラフやベクトルくらいは頭において発言しているつもりで
すが、書きこみの前後関係に「時系列」や「座標」と言われても理解に苦しみます。
少なくとも古武士さんへのレスは物理的な側面から書きこんだつもりですけどね。
714猫だニャン:02/02/14 05:29 ID:geYunEOX
古武士さんの仰る通り、
みんみんさんの書きこみの前後関係には問題があったけど、
それはみんみんさんの物理知識が完璧ではなかったことと、
完璧ではないにせよ、ご自身の理解のなかでなるべく古武士さんや私と
同じ視点で解答しようと心がけた結果、不完全な知識の部分を指摘されたりして
肝心の言いたいことの信憑性をも疑われたり、前置きとして話したつもりの話題
(その中にも物理知識の甘さがあったわけで)が膨らんでしまったりと、
その中で方や言いまわしに腹を立て、方や不完全さに腹を立てただけでしょう。

711>日本語の問題とかじゃなくて意見に一貫性が無いか
711>自分自身で何を言ってるか判ってないとしか思えないです.
私にもそう思えますが、
古武士さんが今までの流れを>>709-711のように蒸し返すなら、
みんみんさんの「話下手」をクローズアップするだけです。
物理知識の正しさでこれを紐解くのは、我々には正義(あくまで学問的に)でも、
みんみんさん側には「重箱のスミをつつかれた不快感」だけが残ると思います。

一方みんみんさんもよせばいいのに、またそれを「同じ土俵で言い返す」よう
発言して、肝心の「改めて欲しい部分」についての理解ができていないようです。
>物理の説明をする時は力積グラフやベクトルくらいは頭において発言している
>つもりですが、書きこみの前後関係に「時系列」や「座標」と言われても理解
>に苦しみます。少なくとも古武士さんへのレスは物理的な側面から書きこんだ
>つもりですけどね。
こういう言い方。もうやめませんか?私を含め、色々な方が指摘されたように、
あなたは経験上のことをストレートに語るのみにし、不充分な知識で
物理的な側面から書きこむのは、やめればよいのです。
あと「最初から一貫してそう主張していた」というニュアンスでもの言うのも
もうやめにしましょう。自分はそう思っていても、
相手にはそう取られていないのですから、そこで言い合うのは不毛です。
あなたの主張の本筋は「加速が重要」であることはわかりましたから、
それを「引き」という結果に結びつけず(結果そうなるのはもう解っていますから)
「いかに加速するか」「何故加速できたか」を話せばいいのです。
715みんみん:02/02/14 06:46 ID:oe+thKpl
>>705 古武士さんレス見落としてました、すみません。
裏も取ってたので超亀レスですんません。
>物体の衝突後の速度については
>m1v1+m2v2=m1v1'+m2v2'と跳ね返り係数e=−{(v1'−v2')/(v1−v2)}の
>連立方程式で解くことが出来ます.
>やれば判りますがe=0でない限りv2はv1の何倍にもなりますよ.
>ちなみにこれは高校物理でもやると思います.
>拙い知識で考えるより本屋で参考書を見るなりネットで検索した方が良いですよ.
この話題についてはちゃんと調べてましたよ、一応。
跳ね返り係数に例えばv1=2×v1'、v2=0を代入すると、
(被撃側が静止状態から加撃側の2倍速で反発する場合)
e=-{(v1'-2v1)/v1}=2-(v1'/v1)
となる。一方、実際衝突が起こる場合、運動量保存法則より
v1>v1'>0 なので 1>(v1'/v1)>0 
よって、e>1となるが、跳ね返り係数は1のときに完全弾性衝突なので、
現実にあり得ないと言える。
被撃側が加速されるスピードが加撃側の2倍までというのがお分かり頂けましたか?
716みんみん:02/02/14 06:52 ID:oe+thKpl
>>715 タイプミスです。すみません。

× 跳ね返り係数に例えばv1=2×v1'、v2=0を代入すると、
○ 跳ね返り係数に例えばv1=2×v2'、v2=0を代入すると、
717みんみん:02/02/14 06:59 ID:oe+thKpl
>>714 猫だニャンさん
ご忠告ありがとうございます。言い回しには気をつけます。

ただ私は、「引きで威力が上がるのは錯覚」と言うのを認めていませんので、
物理的話題について避けて通れないと思います。
自分なりに調べて発言するつもりですが、やめるつもりはありません。
よろしくお願いします。
718猫だニャン:02/02/14 09:42 ID:Z6X+0H+l
>717
私の言いまわしも悪いのかもしれませんので、少し工夫して書いてみます。
「直突きにおいて、引きで拳の<前方への>威力が物理的に上がることはあり得ない」
「直突きにおいて、引きが拳の<前方への>加速を物理的に生むことはあり得ない」
と思っています。
ただし、何人かの方が発言されたように加撃対象が
固い頭部ではなく柔らかい腹部であるような場合、
素早く引くことで、相手の体内の構造的材質的特性から生まれる応力が
引かない突きよりもダメージをより与えることはありうる、と考えています。
これはSyamiさんがおっしゃったように(やられ役の方に協力を求め)、
相手に衝撃を与えないようにあらかじめゆっくり静かに押しこんだ
指・手型を急激に引きぬくことでも起こる応力効果の部分です。
このことをもってダメージが実際にあるからといって、それをパンチの威力アップ
としてひとくくりにするのは私には違和感があります。
あくまで突きの加速や威力アップとは前方への直接の衝撃がアップすることで
論じるのが普通の感覚ではないか、と個人的には思っています。
そこで、もうひとつの
「引きが拳の<前方への>加速を物理的に生む」についてですが、
これもすでに語られていましたが、太極拳の単鞭やバックハンドブローなど、
肘が拳よりも先行して相手に向かう動作がない「直突き」のような突きでは
あり得ない、と主張しているのです。
あるとすれば訓練の賜物に過ぎないか、これもすでに語られましたが、
肘を保護できるという心理的安心感から強く打てるというような場合のみ、
だと思っています。
719名無しさん@お腹いっぱい。:02/02/14 13:15 ID:fqzABRDd
オッ!
猫だにゃんさん、
>素早く引くことで、相手の体内の構造的材質的特性から生まれる応力が
>引かない突きよりもダメージをより与えることはありうる、と考えています。

ここまでは、出来た。あとは相手が別に協力しないときでも、そのような方法を
取れるだろうか? と考えれば良いだけですよ。
ただ、常に言っているように、引き手を「引き」とだけ考えると、絶対に正しい
答えが出ないですので、頑張ってください。
720名無しさん@お腹いっぱい。:02/02/14 13:41 ID:S+xK9vDB
>>719
分かったから良い子はおとなしくしてましょうね♪
721古武士:02/02/15 23:04 ID:1tSeYb0F
>>715みんみんさん,これは大変失礼しました.
v2=0つまり被撃側が衝突前に静止していると言う条件を見逃してました.
衝突後の速度差は跳ね返り係数e=1の時に衝突前と等しいので
言われるように静止する物体への衝突なら被加撃の速度比v1:v2’は2倍未満です.
但し,m2がこちらに向かってくる場合,つまりv2<0の時はこの限りじゃないんですが
所謂
カウンター(v2<0)状態の話にまでは,まだいってませんでしたね.
迂闊な見逃しで失礼な事を言ってすいませんでした.

>書きこみの前後関係に「時系列」や「座標」と言われても理解に苦しみます。
書込みの前後関係ではなく書かれてる内容の中で不明確だったんですが
>>712-713でみんみんさんの言わんとすることは理解しました.
吉福康郎著「最強格闘技の科学」福昌堂発行を読むと
みんみんさんの言う「加速とその後の引きを重視した突き」について
それを使う少林寺拳法有段者を色々な面から測定したデータが載っていて
色々と参考になりますよ.
722みんみん:02/02/16 02:27 ID:G8WQ8QSh
古武士さんレスありがとうございます。
実は、>>478の時点では、e=−{(v1'−v2')/(v1−v2)}なんて式は知らなかったのですが、
良く見るとこれはスゴイ式ですね。(因みに私は別の方法でv2'<2(v1)を導きました。)
物体の衝突を扱いながら質量mを完全にはずした速度のみの相対関係がなり立つなんてね。

しかも「拳の威力が余る突き」に光明がみえてきました。
拳の勢いが速度α分だけ余った時は相手の打撃面が+α分余計に加速される可能性があると言うことでは…
もちろん等速運動なら攻撃側の質量m1が重いと言う結論なんですけどね…
ゆっくり調べてみようと思います。
723みんみん:02/02/16 02:31 ID:G8WQ8QSh
>吉福康郎著「最強格闘技の科学」福昌堂発行
10年くらい前に吉福先生の著書は立ち読みした憶えがあるんですが…
たぶんこの本は読んでないです。
今度買おっかな…ここ何年か雑誌以外買ってなかったりして。
724名無しさん@お腹いっぱい。:02/02/18 07:01 ID:KB8VoowA
破壊力と貫通力に関して江上師の高弟である青木宏之先生は釘と金槌にたとえて話していたね。
江上師は貫通力を重視していたけど破壊力も無視できないと。
モチロン釘が貫通力で金槌が破壊力。ナゼにそう思ったかというと立会いにおいて触れただけで
相手のアバラが折れたことが何度かあったからだそうです。
師の教えどおり貫通力を追求していったら、自分でも驚くほどの破壊力が身に付いていたみた
いです。だから貫通力だけでなく破壊力も大事であるとね。

同じような話は駒川改心流の黒田泰治先生もおっしゃっていますね、人間の体は石や瓦ではない
から拳を鍛える必要はない、武術の要諦を得れば小指一本の「突き」でも人を倒せるとね。

ただ、青木先生というと神秘的な事でクローズアップされているけど、そんなことは実戦では通用
しないとハッキリ言明しています。また、黒田泰治先生も神秘的な事がかなり出来たようですが
これまた実戦では「腕」の勝負だとハッキリ言っています。
地道な修練以外は有り得ないということでしょう。

最初からロムすると頭がこんがらがるスレですが、みんみんさんのパワー炸裂(これもある意味
貫通力?)といった所でしょうか(笑
725物理屋:02/02/18 13:10 ID:r9p1UkXm
あなた達ね、・・・・ダメだよ。
物理が仕事だろうが固有振動数を知っていようが、議論そのものがナンセンスそのもの。
外力による振動と空気伝播振動ぐらい違いがわかりませんか?地面がゆれるのと
空気がゆれるのは違います。それから私は確かに共振が起こらないことはないと
言いましたが、そんなもの実験室のように長時間安定して起こるわけがないでしょう。
それぐらい周知の事実です。
一番言いたい事はワザを数式で語るなと言う事です。
そんなの違うパラダイムでも作らないと不確定要素の多さの為、予測なんて出来ないんですよ。
ここであなた方の物理知識を披露するのはかまいませんがあくまで、
「武道板」だと言う事をお忘れずに。
726名無しさん@お腹いっぱい。:02/02/18 14:23 ID:HU8oCiox
>>725
(=゚ω゚)???

>共振が人体では起こらないとおしゃっている方
>がいらっしゃいますが、 そんな事はありません
>よ。だって、工事現場や、太鼓の近くに行けば、
>自分の体がゆれているのがわかるでしょう。人
>体だって物質には変わりないのですから、 人体
>と物を区別できる要素はないでしょう。(>>688

>>工事現場の振動で人体が強制振動により共振
>>を起こすこともその時の固有振動数がいくつか
>>も知っていますよ. 「かじった」のではなく仕事
>>ですから. 強制振動と撃力で起きる振動の違
>>いも判らないんですか?(>>699

>外力による振動と空気伝播振動ぐらい違いがわか
>りませんか?地面がゆれるのと空気がゆれるのは
>違います。(>>725

物理屋さん:「工事現場で人体が揺れるんだら、人体は振動する」
 ↓
古武士さん:「『工事現場の振動』は打撃を受けた衝撃の振動とは違う」
 ↓
物理屋さん:「地面が揺れるのと空気が揺れるのは違う」
とぃぅことで合っているのかょぅ…?(=゚ω゚)ノ

…話が見えないんだょぅ(=?ω?)ノ



727物理屋:02/02/18 15:35 ID:r9p1UkXm
>726さん混乱させてすみません。
武道板の方々ありがとうございました。
でしゃばってすみませんでした。では。
728名無しさん@お腹いっぱい。:02/02/18 16:41 ID:YXjrieiK
>>727
何なんだお前は?
729みんみん:02/02/19 02:05 ID:d0lsgQCX
>>724
>最初からロムすると頭がこんがらがるスレですが、みんみんさんのパワー炸裂(これもある意味
>貫通力?)といった所でしょうか(笑
素直に笑えない…(^^;
730名無しさん@お腹いっぱい。:02/02/19 02:06 ID:7Nh2q9k6
なんだなんだ、みんみんさんと古武士さんはオフで会って打ち解けてるじゃね〜か。
雨降って地固まるとは、このことか。
731古武士:02/02/20 08:06 ID:acimdL/T
雨降って地固まるも何も喧嘩をしていた訳ではないですからね.
オレもそのつもりですが,みんみんさんはオンとオフのけじめがしっかりしてるので
板上でどんなにやりあってもオフで会えば良い稽古仲間ですよ.
逆にオフでどんなに親しくなっても意見が違えば板上では本気でぶつかれます.
732猫だニャン:02/02/20 13:07 ID:T78c9Kmq
>逆にオフでどんなに親しくなっても意見が違えば板上では本気でぶつかれます.
そだね。最初っから言ってるけど、
みんみんさんの少林寺として習得した方法や技量には
オレも一切いちゃもん付けてないからね。
少林寺の稽古にウチらの理論はいらんからね。
733みんみん:02/02/20 21:04 ID:noFE+e2U
2chってのはもっと殺伐としてるべきなんだよ!
煽るか、煽られるか…!?
734名無しさん@お腹いっぱい。:02/02/20 23:13 ID:Jp92inK1
>733
おまえ、みんみんじゃないだろ?
735遼当遣射:02/02/20 23:21 ID:IYugA6WR
いや、本物の気がする。
736名無しさん@お腹いっぱい。:02/02/21 18:13 ID:O5LuM1oc
物理屋さんの意見に触れたほうがいいのか、触れないほうがいいのか。
737名無しさん@お腹いっぱい。:02/02/23 19:02 ID:SBT3LYb8
今月号の格Kマガジンに内臓への打撃と題して何人かの師範が自説を述べていたけど
元拳道会の倉本師範が、みんみんさんと同じ事を話していたね。
内臓への衝撃、人体を液体と捉える、拳の引きが大事であるとね。

ま、ここのスレではみんみんさんがガンバッテいたけど・・・。

738名無しさん@お腹いっぱい。:02/02/23 19:17 ID:Ts5Ra2IY
>>737
うーん、そんなもんだと思うけどなあ。

拳を引くの自体は何も威力を増やさないけど、鋭く引くための動作のうちの
ある物は引く直前に拳を前方に一瞬さらに加速することがあるっていうのを
「引くことそれ自体が加速してるんだ」って言うのがオカシイだけなんでは。
739みんみん:02/02/23 19:28 ID:IIFudvYl
何度か言いましたが、「引き」は結果だと思います。
加速度の大きい打撃が行われた「結果」引きがつく。
相手に当たった後も勢いを失わない=打撃面の抵抗力を上回って勢いが余った。
と言うことだと思います。
野球やゴルフでフォロースルーを重視するように、練習では引きを意識的に
付けることで正しい力の入れ方をマスターするわけです。
740名無しさん@お腹いっぱい。:02/02/23 21:43 ID:7MzREvZ7
物理板から飛んできて拝見させて頂きました。
興味深い内容ですし、さすが武道家らしく潔い態度に感服しています。
ところで、最初からずっと気になっていたのですが、論点がずっと曖昧
なままでそれが混乱の様相を呈す原因になっていると感じます。
まず、1つとして、「力」を使いすぎている、ということです。
「衝撃力」「打撃力」「浸透力」…似ているようで違う力の話がごちゃ
混ぜになっています。
まず、この辺を分けて考えてはいかがでしょうか。
既に決着はついていますが、打ち抜く打撃が優れているのは「衝撃力」
だと思います。
みんみん氏が強固に語る「力」というのはあくまで対人におけるダメー
ジであって、瞬間的な衝撃力とは違うように見受けます。
なので、そこはもうゆずってもいいと思うのですが。
そこ(衝撃力)は明らかに物理の分野で、少なくとも今は誰がなんと言
っても物理を扱う方々にはゆずれないと思います。
次に、打撃を行う部位の問題です。
これは、たとえば頭部を打つ場合と腹部を打つ場合(門外漢なので確か
には言えませんが)は技術が違うのではないでしょうか。
これは訂正されると思いますが、軽く考えてみるに、頭部は硬いので、
心理的に打ち抜く打撃では腕が萎縮し、全部の力を出せなく、引き抜く
打撃はその心配がない為に衝撃が伝わりやすい、とかです。
別にこれに限りませんが、打撃は打つ部位によって技術も力の使い方も
変わると思いますので、最初にその部分を言及すべきではないかと考え
ます。
最後に、物理的な打撃の伝わり方はある程度(まだ納得されないとは思
いますが)決着は着いたと思いますので、次は生理学、心理学などの分
野の話を入れていかないと次の話題に進めないのではないかと思います。
物理も武術も素人ですが、全体の問題点はこのようなところにあると考
えましたので、参考程度にお考えください。
では、よりよいディベートを行えますよう、頑張って下さい。
長くなりましたが、この辺で。
741名無しさん@お腹いっぱい。:02/02/24 20:39 ID:tUfLwPz2
手や足を鍛えると、ブロック塀を叩き割ること
は可能ですか?
742名無しさん@お腹いっぱい。:02/02/24 21:11 ID:ORG+yTr9
>>740
そりゃそうだよね(w
743さすけ:02/02/26 18:59 ID:jgIdgBWy
腰は?腰はどーすんの?
744名無しさん@お腹いっぱい。:02/03/06 16:12 ID:wYOaWQIw
>>740
確かにそうですね。
人間って、自分で思って以上に、オートで状況に合わせて動きが変わりますから。
自分の中の気持ちでは、頭だろうがお腹だとうが同じ気持ちで打っていて、同じ効果が出てると思って
いても、実は無意識に、それに合った動きにオート調整してるかもしれないですから。
ですから、理屈で説明するときは、かなり厳密な状況設定をしないと意見が食い違いになるのは当然
ですよね。
妙に納得しました。
745名無しさん@お腹いっぱい。:02/03/13 08:59 ID:xIRnuHQI
746名無しさん
ふむ