1 :
柔道2段:
暇だから適当に自分のことを書いていく、
ウザかったらあぼーんして。
2 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/26 14:58 ID:B3SEy73s
3 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/26 15:01 ID:REOw2HZz
4 :
柔道2段:02/01/26 15:02 ID:d1ubH54Y
俺は小学のとき、卓球部でひたすら卓球をしていた。
そのときすでに身長170cm後ろから2番目のガタイで
卓球をしていた。
しかし、そのガタイのせいかやたらと小学生のときから
中学生にケンカを売られていたが、
逃げたり、普通に喧嘩に勝ったりと、幸い「ぼこぼこ」になるということだけは
避けていた。
そうしているうちに僕はケンカが大好きだということに気づいた
5 :
柔道2段:02/01/26 15:11 ID:d1ubH54Y
中学に上がり、僕は卓球部をやろうとしていたが、無理矢理友達に
柔道に誘われ、僕は強制的に柔道部になった。
そのとき178cm体重65kg
その体格の割りに貧弱だった僕は、入ってからも毎日が筋肉痛で
先輩には投げられっぱなしで、自分はなんて弱いのだろう。
と、いつも思っていた。
ある日、学校の休みの日に街を歩いていると、
3人くらいで金髪の人たちが僕のほうをずっと見ている。
僕は怖くなり、目をそらしたが、その少年達は
僕に近づき、お金を出せ!と、言ってきた。
僕は何度も何度も謝ったが許してもらえずに、とうとう
相手が僕を殴ってきたので、僕は無意識のうちに大外刈りをかけていた。
相手は泡をふいて倒れ、うずくまっている。
僕は無我夢中でそいつを仕留めにかかった。
チョークスリーパーを決め、完全に相手を失神させたのだ。
6 :
柔道2段:02/01/26 15:25 ID:d1ubH54Y
突然の出来事だったからかあとの二人は手を出してこなかった。
僕はその少年の意識を取り戻させ、一言ごめんなさいと謝った。
その少年は心よく許してくれて、警察ざたにも学校にもそのことが
ばれずにすんだ。
僕は自分は確実に強くなっているのを確信し始めていた。
それから一心不乱に柔道に打ち込み、一年で団体メンバーに選ばれ、
一年の中では重量級の人以外にはだいたい勝てるようになっていた。
体重は75kgになり、知らないうちに腹筋も6個に割れ、
自分でもおどろくような体になっていた。
何人かの先輩にも勝てるようになり、自分は強いんだと思い込み、
先輩や街の不良達を見下すようになっていった。
中学校2年生のとき、怖い先輩達が卒業し、3年生もたいした強い奴も
いなく、実質一年が権力をもつようになっていった。
そのとき、僕は練習をサボり、ガラの悪い奴と遊ぶようになっていた。
コンビニやゲーセンにたむろして、
生意気な高校生とか違う中学生とかにカツ上げしたり、
喧嘩したり、と街の不良達と何ら変わりないことをやっていた。
違う中学の生徒や高校生と何度も喧嘩をしたが、
俺は無敗だった。
素人の足さばきが手にとるようにわかる。
パンチも遅すぎ、掴んでしまえば勝ちは100%確信できた。
しかし、大会にでたかった俺は運よく相手に怪我をさせずに
相手を戦闘不能にすることをずっと考えていた。
柔道では新しく入った後輩達に実験をして、あらゆるへんてこりんな
絞め技や、ダメージが大きい投げ技など、ケンカに使える技のみを
練習するようになった。
7 :
柔道2段:02/01/26 15:35 ID:d1ubH54Y
柔道をろくに練習しなくても試合には3位になったり、団体戦も運よく
3位になることができた。
さらに自信をつけた俺は、DQNの模範のような人になっていた。
ヤンキーみたいのを見つけては喧嘩ばかりしていた。
その時、ヤンキーにも上下関係があり、弱い奴等を倒してしまうと、
希にヤクザみたいのがでてくるシステムに気がついた。
さすがにあの手の人を相手にするには命がなんぼあっても
足りないので、
中学三年生になってからは避けられない喧嘩以外はしなくなっていた。
高校受験ということもあり、学校も休まずに行き、
柔道も悔いのないようにそれなりに練習した。
中学最後の大会では見事団体1位、個人3位という
まぁまぁ上出来な成績をおさめ、
俺も含めた団体戦メンバーには2〜3校の特待生の誘いがきていた。
俺は普通の高校に行きたくてさらに柔道をやりたくなかったため、
特待生をけって、普通の高校に進学した
8 :
柔道2段:02/01/26 15:44 ID:d1ubH54Y
高校に進学してから、電車通学が始まった。
僕はあまり頭がよい方ではなかったため、3流高校に行った。
そのせいか、電車ではいろんな奴等がにらみっていたり、
弱そうなやつらが電車から無理矢理降ろされていたり、
これはかなりハードな生活になるだろうと思っていた。
入学して一ヶ月がたって、どこから聞きつけたのか、柔道の監督が
毎日僕を柔道部に勧誘するようになっていた。
最後の方には先輩たちも毎回俺の教室に来て、「入れ、入れ」
としつこくしてきたので、しょうがないから
一番ランクの低い特待生扱いにしてもらい、入部を決意した。
途中から入ったのは僕だけで、あとはみんな特待生だったため、
その練習は中学と比較にならないほど過酷だった。
学校が終わり、終電がなくなる直前まで練習していたが、それは僕だけで、
他の寮生達は10時後半まで毎日練習していた。
体重50kgくらいの小さいやつが軽々と70kgバーベルを
上げて練習しているその光景に僕はショックを受けた。
その柔道部の中で一番弱いの当然俺だった
9 :
柔道2段:02/01/26 15:49 ID:d1ubH54Y
それから、がんばって練習しまくった。
高校生で初めての大会のとき、僕は一回戦負けをしてしまい、
見事に自分のプライドを砕かれた。
それ以上に驚いたのが、中学の柔道がお遊戯にみえるほどのレベルの高さだった。
その技は洗練され、一つ一つの技に中途半端さが全くない。
中学の時とは闘い方さえ違うように思えた。
俺が中学のときに学んだ柔道とは全く違う競技かとも思えた。
僕の通う高校は一応柔道では強いほうだったので、
先輩3人が全国大会に出場でき、俺も付き添いで東京にいくことになった。
しかし、俺は結局東京にはいけなかったのだ。
10 :
柔道2段:02/01/26 15:59 ID:d1ubH54Y
全国大会まで一週間の日、僕はたばこが見つかって停学をくらってしまった。
中学2年ときから吸っていたので、僕はやめようとも思わなかったし、
やめる気もなかった。
そして、停学中に俺はあろうことか他の高校の奴等とケンカをしてしまった。
そのとき同じ中学で俺と一緒の高校だったやつが、
土下座させられているのを見て、カッときてしまったのだ。
相手は少林寺初段とか言っていてやたら偉そうな奴だったが、
俺もその時柔道で初段をとっていたし、
初めて、格闘技をやっている人との喧嘩だったので、内心ワクワクしていたのだ。
すると、どうだろうか?
相手は変な構えをして、意味不明なステップをふんでいるではないか?
どうかんがえても隙だらけだった。
僕が放ったパンチがクリーンヒットして、僕はすぐにそいつを投げ、
グラウンドにもちこんだ。
すると今度はどうだろう。わけのわかんない間接をかけてきたのだ。
手首をひねっているつもりだったのだろうか?
まったく僕は痛くないのに一生懸命僕の片手の手首を両手でひねろうと
していたが、その様子は僕には
俺の手をなにやらコネコネしているようにしか見えなかった。
僕はその技とも呼べないような技に失望し、さっさと
絞めでそいつを落として帰っていった。
が、
運悪く僕が最初に放ったパンチで相手が失明しかけたというのだ。
僕はその時初めてケンカというものに恐怖を覚えた。
11 :
柔道2段:02/01/26 16:06 ID:d1ubH54Y
そんなに強くやったわけではない。
一応本気だが、助走をつけて思い切りパンチしたわけではないのだ。
ポケットに手をいれている状態からの本気パンチといえばわかりやすいだろうか?
中学のときにはせいぜい青タンが出来る程度だった俺のパンチが
高校に入ってからこんなに強いものだということがわかった。
パンチをすると相手が飛んでいくというのもこの時わかった。
僕は自分が少し怖くなり、高校中退という烙印と共に、喧嘩をやめる決意をした。
それから僕は寿司屋に働き、一般の社会人として生活していた。
中卒という肩書きでは背広を着る職業はせいぜい営業くらいで、
土木か飲食店かで悩んだ末に寿司屋になることを決めた。
それから、僕は柔道を捨て、普通に生活をしていた。
12 :
柔道2段:02/01/26 16:27 ID:d1ubH54Y
そんな毎日を繰り返していくうちにTVで柔道をやっている日があった。
僕はそれを見るたびに柔道のことを思い出し、柔道をやりたくて
しょうがなくなっていた。柔道をやっていたときは柔道をやりたいなんて
ことはただの一度もなかった。むしろずっとやめたいと思っていたのだ。
柔道から離れ、やっと柔道のおもしろさがわかってきていた。
ある日コンビニでケンカを売られた。
僕は必死に謝った。
もう喧嘩はしない、そう決めたからだ。
しかしその人は空手をやっているという。
話しだけ聞くとどうやら実践空手らしかった。
僕はだったら大丈夫かもしれないと思い、その喧嘩を買ってみた。
裏に連れて行かれ、相手は「来い!」いわんばかりに構えている。
おそらくかなり自信があったのだろう。
友達もニヤニヤしながらまるで僕を使って遊んでいるかのように見える。
確かに構えも空手っぽく、とてもいい構え方をしている。
僕は丁寧にローキックから入り、間合いを詰めていった。
すると、ハイキックがいきなりとんできた。
僕はハイキックを実践で使われたのは初めてだったので、
思い切りクリーンヒットしてしまった。
すでに意識が薄れていったが、ここで負けるわけにはいかないと思い、
必死に相手を掴んだ、いや、相手の方に倒れたといった方が正しいだろう。
しかし、相手の髪がロン毛だったのが幸いだった。
ロン毛というのは柔道をやっている俺から言わせれば、
もっとも闘いやすい相手だった。
僕は髪を掴むと思い切り、縦、横にゆさぶった。何本か髪がちぎれる感触
が手に伝わってくる。
僕は容赦なく髪を引っ張り思い切り体落しという技をくらわせた。
グラウンドになっても、相手は必死に僕のボディを殴ってくる。
少しでも頭を上に上げるとすかさず顔面にパンチの嵐が降ってくる。
僕はなるべく低い体制を取り、
肩固めを決め、思い切り相手を押さえ込むと同時に絞めた。
何分がすぎただろうか?もう手は疲れ果て、僕は限界にきていた。
すると、やっと相手の意識がなくなってるのを確認できた。
僕は、ほっとして相手を離し、意識を戻す作業に入った。
相手は気づき、呆然としている。
僕は自分の鼻の骨が折れていることがわかっていたので、病院に行くと
言うと、相手は謝りながら病院まで送ってくれた。
結局、僕は鼻の骨とあばらにヒビが入っており、1〜2ヶ月の休暇をとるはめになった
相手は無傷だったらしい。
僕はやはり喧嘩はやめようと心から思った。
13 :
柔道2段:02/01/26 16:41 ID:d1ubH54Y
そうして一年があっというまに過ぎ、僕は正社員になっていた。
そしてある日、友達が定時制の話しを持ち掛けてくれた。
定時には柔道もあるし、高卒にもなれる。
僕は面倒だったので、そんなことには興味がないと断った。
しかし、その友達はしつこくて挙げ句の果てに中学までいって
願書まで取って来てくれたのだ。
僕はその熱意負けて定時制に入った。柔道をやるために。
運よくその学校に入学することができた。
そこには一年前まで当たり前のように思っていたクラスメイト、
教室の机など、
僕はとても新鮮で涙がでそうになった。
プリントをくばる作業してもとてもなんだか懐かしい。
僕は今、学校にはいって本当によかったと思っている。
そして、その友達には返しても返しきれない恩をうけと思う。
去年柔道も無事全国大会にいけるようにまでなり、今はハードな練習よりも
楽しく練習をするような感じでとても楽しい。
定時は大体がみんな働いており、部活といってもせいぜい1〜2時間なのだ。
昔みたいに吐くまで5〜6時間も練習はしない。
去年2段も取れたし、全国大会にも行った。
喧嘩もあれ以来していない。
僕は今、学校を一度やめてとてもよかったと思えるくらいまでになった。
こんなに学校が楽しいものだとは知らなかったし、
柔道がこんなに楽しいものだとも知らなかった。
僕は、今、とても幸せだと思う。
柔道もやっていてよかったとも思う。
自分の力におぼれたときもあったが、世の中には俺なんかより比較にならないほど
強い人がいる。
殴られれば鼻を折り、ボディを蹴られればあばらが折れる。
逆にやり返せばそれが相手にも起こるのだ。
そうなれば、学校にも行けないし、柔道もできなくなる。
社会的信用もなくなる。
そんな喧嘩は今は大嫌いだ。
どんなことがあっても手を出してはいけない。
僕はずっと喧嘩はよくないと言われてきたが、馬鹿だったからと思うが、
今になって身をもって知ることができた。
柔道はとても素晴らしい格闘技だと思うし、柔道を通して数え切れないほど
勉強になったと思う。
僕は今柔道をやっていてとても幸せです。
ありがとうございました。
以上
14 :
柔道2段:02/01/26 16:45 ID:d1ubH54Y
これは俺が柔道を通して、喧嘩を通してわかったことです。
みなさんの参考の一つになったらと思いかいてみました。
どうでしょうか?
15 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/26 16:48 ID:0RDRCc+m
16 :
柔道2段:02/01/26 17:07 ID:d1ubH54Y
>1
もの凄いものを見せてくれてありがとう。
やっぱ裏側はすごいなぁ・・・。
>2
思わず涙がでてしましました。
2ch伝説ですね。
そんなことがあったなんて知りませんでしたよ。
いいものを見せていただきました。ありがとうございました
17 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/26 17:27 ID:iWDxn3vJ
おもしろかったです。
なんか久々に良いもの読んだ
つい夢中になって読んでしまった
20 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/26 19:23 ID:QEwcOW6J
次回作キボーン
21 :
柔道2段:02/01/26 20:12 ID:QNDUcKQz
>20
いや、自分のことを正直に書いたので次回作はウン十年先ですよ?(ワラ
22 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/26 20:17 ID:QEwcOW6J
へば、強豪高校柔道部のえげつなかった稽古話キボーン
タイピングの練習?
24 :
柔道2段:02/01/26 21:36 ID:QNDUcKQz
稽古話ですか?
え〜では
その練習は凄まじいものがあった。
校庭を10周(それだけで死にそうで俺には耐え切れない)
基礎体力作りで体育館に変な縄があり、それを上がったり下がったり。
そしてエビなどの柔道独自の練習をこなし(寝っ転がって足をくるくる回したり)
そして、筋トレ。
それが終わってやっと打ち込み、寝技乱取り、などをこなし、
それから寝技の攻防の練習をして、また寝技乱取り(習ったことを意識しながら)
そして、乱取りといってから、次に寝技複合の乱取りが終わり、
最後に反省をして終了です。
俺は弱かったせいか、特待生の女の子を組まされてました。
最初、「お!ラッキー!」と思い、うれしかったのですが、
これが強いのなんのって・・・。その人も全国大会にいきました。
俺より筋肉があり、腕相撲では負けましたよ(苦ワラ
初めてあんな強い女の子をみました。
しかしながら、びっくりしたのが、俺の行っていた学校には機具がなくて、
毎週1回みんなでジムに行くんですよ。
なんか監督がメニュー作ってくれたのをこなして、終了なんですが、
練習よりは楽だし、楽しく笑いながら練習できるので、
まぁ、よかったですね♪
俺にとってゲロるのは習慣みたいなものでした。
しかし、それでも結局たばこはやめれませんでしたが・・・。
しかし、そういうところに行くとですね?
やっぱ柔道に命賭けている人もいるんだってことがわかりますよ。
俺みたいな中途半端な気持ちで柔道やってるやつは
まず、勝てませんね。
俺には涙まで流しながらやるまで柔道を愛してないですし、
その時は無理矢理やらせられてたって感じでした。
学校は完全に土曜日が休みだったんですよ。
しかし、部活に入っている人は土日はありません。
今度は朝8時から学校に行って同じように終電まで練習をするわけです。
ゲロ−リゲローリしながらね?
そんな毎日を送ってました。
参考になりましたでしょうか?
25 :
古武士:02/01/31 23:48 ID:VViPYsnz
なかなか読ませる文なんですけどね.
タイトルのせいか深く沈んで行きますな.
一回だけ揚げ鱒.
26 :
柔道2段:02/02/01 00:02 ID:ntgKTVWk
うぅ・・・ありがとうございます
なんかうれしい(ワラ
これ読んで少しはマタ-リできましたでしょうか?
よかったよかったw
27 :
古武士:02/02/01 00:24 ID:ViZWiKoX
>>柔道2段さん
山田洋次監督の「学校」という映画を思い出しました.
定時制中学を題材にした武道とは関係ない映画です.
第4作までシリーズ化されてますが1作目が最強です.
もし未見でしたら騙されたと思って一度見てください.
28 :
柔道2段:02/02/01 13:33 ID:OGutPOUa
最強って・・・(藁
泣ける要素満載ってことですか?
では、だまされたと思ってみてみます。
きっと俺にとって人ごととは思えない感じなんですか?
楽しみです。
29 :
名無しさん@お腹いっぱい。:
2ch伝説感動age!
って遅すぎるか?