878 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/07/18 10:27 ID:Mu3qrP/S
>>876 むしろその準備動作が速くなるのが発勁のある動きだと思うけど
879 :
878:02/07/18 10:29 ID:Mu3qrP/S
×準備動作が
○準備動作からインパクトまでが
880 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/07/18 10:48 ID:4RWNJ7X/
威力の違いは、動作で言えば「沈身勁」「沈墜勁」「纒絲勁」などをフワっとやるか一瞬でやるかで違ってきます。
「沈身勁」「沈墜勁」ならユックリ落ちるか、瞬間で落とすか、「纒絲勁」なら螺旋を大きくするか密度の濃い螺旋にするかによって威力はちがいますね。
ですから、より威力のある発勁は動作を瞬間的にやってしまえばいいのです。
もちろん名人がやれば見た目ではユックリやっているようの見えて実はものすごい速い動作で繰り出しているのです。
881 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/07/18 11:03 ID:+ekEspu0
デコピンのように筋肉のバネを使って畜勁するには実際におさえる必要なんてないのよ。
後ろ足の踏み込みで発した勁を手先にもっていくまでの微妙な遅延が最終的な突きの速さにつながるの。
遅延があると発勁でないという持論の人もいるけどね。
>>878 マジレスサンクス!
単純な突きよりもハッケイを用いた技の方が早いとおっしゃるのかな?
それは練習を積んだ結果そうなる(例えば予備動作が極端に小さくなるとか)
の結果ではなくて?
もともとハッケイの動き自体が、大きな動きによって生じるハズのパワーを、
身体の運用法によって小さな目立たない動きに代替えするもの、と思ってま
したが…。いかがでしょうか。
884 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/07/18 13:50 ID:4RWNJ7X/
>>882 ん〜〜
ただ単純に後ろ足の踏み込みだけでの発勁だけではなくデコピンのような動作を使う事で威力が増すって事を説明したんだけどな。
慣性だけで十分でしょ。デコピンの親指に相当するものは。
>>883 もしかして発勁のある突き蹴りと寸剄なんかを比べて
どっちが速いといっているのでしょうか?
887 :
883:02/07/18 15:07 ID:u3q+gdQs
>>886 それは違います。(笑
それでは比較の対象になりませんよね?
寸勁だって発勁ですから。
ホントに「ただの」突き蹴りです。どの程度の?と聞かれるとこまりますが、
意識的な発勁動作を含まないものとして捕らえて下さい。掲示板のやりとり
って難しいですよね。(笑
888 :
883:02/07/18 16:06 ID:u3q+gdQs
>>886 前レスでデコピンの話がでているので、ちょうど良い例を思い付きました。
例えば左手を掌にして前に出します。右拳を左掌に当てて強く押します。
いきなり左手をのけると、右拳がものすごい勢いで突き出されますよね。
まぁ、単純なハッケイ動作ですが、寸勁のまねごとくらいならできます。
この場合、左手に右拳を押しつける動作、つまり予備動作の分だけ、遅く
なるのでは?と言う事です。あくまでも一例ですが。
889 :
教えてあげよー:02/07/18 18:26 ID:xVTlGE9o
俺の道場の発勁をか〜んたんに教えてあげます。
それは人体を鞭のように動かすことです。
鞭は根元を振り、そこから先がついてきて、根元を引くことによって
先端が飛び出します。
空手の柳川なんたらという人の本をちらっと読んだことありますが、
似たようなことが書いていて、「あ、この人わかってるな」と思いました。
鞭の根元が腰に当たるんですよ。
腰から前進して、上体がしなってついてくる。インパクトの瞬間に
腰をわずかに引くことによって上体が飛び出す。
頭がムチの先端についたオモリみたいなもんです。
>>889 俺もそう思ったんだけど
最近は要素の一つではあれオマケ程度のものではないかと考えるようになった
891 :
教えてあげよー:02/07/18 18:30 ID:xVTlGE9o
ちなみに、引く動作は後ろ足で行います。
右ストレートの姿勢を例にとって考えてみると、
左足(後ろ足)を内側に急激にねじります。
これによって腰が捻り戻され、肩がもどされ・・・
といったように鞭の動きが体現されます。
鞭でいうところの振り戻しを、ねじり戻しによって行うんですよ。
試してみてください。打撃の際に体がしなるのわかるでしょ?
892 :
教えてあげよー:02/07/18 18:32 ID:xVTlGE9o
893 :
教えてあげよー:02/07/18 18:41 ID:xVTlGE9o
ついでに蹴りの八景も。
前蹴りを例にとって。
889で書いたのは横回転の場合ね。
前蹴りの場合は縦回転(回転といってよいのか)を用います。
思いっきりサッカーボールを蹴るときの動きを思い出してください。
けり足(右足)をグ〜と後ろにためて、右手を振り下ろしながら右足を
出しますよね。
要はあれです。
鞭の根元が上体。鞭の先端が足です。
上体でひっぱっておいて、インパクトの瞬間戻す。足が飛び出す。
右手を振り下ろすのは、上体の戻しを助けるためです。
何のことはないんですよ。
ムエタイの回し蹴りにしても、サッカーボールキックにしても、
普通に行われていることです。
894 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/07/19 00:12 ID:54t2hPu/
age
>>889 いわゆる射出力を用いた方法ですね。
そこらへんの理論に関しては吉丸さんの本に詳しく書いてありますね。
方法論はいろいろあって、突き出した手を急激に引く事によって、手首を
しならせる方法は古流柔術の当身でも使われています。
溜める動作を蓄勁というらしいですが、それをいかに小さくするかが実際に
使用する際のポイントになりそうですね。
896 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/07/19 12:32 ID:m/lL3VqH
纏糸勁なら一般国産武道の打撃法からも到達できるような気がする。
(自分の打撃法を日々研究している人であれば)
例えばある程度軽いものならスナップを効かせた突き方。
主に下半身を回転させるだけなのでバランスも崩しにくいし、あんまり疲れない。
逆に重い相手にダメージ与えて、さらに押し込むような突きは
拳を先頭に全身からのしかかるような突き、とか。
もちろん蹴りにもある。
だから纏糸勁は国産武道の打撃にも含まれていると思う。
あるいは一般人の思考でたどり着ける範囲だと思う。
私が知りたいのは沈身勁とか寸勁に使うような体の使い方だなぁ
その動作原理はたぶん一般国産武道からはたどり着けないような気がする。
897 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/07/19 12:42 ID:+wNUY9FC
>>896 壁の前に爪先立ちになって拳なり掌なりを壁に付けて勢いよく床に踵を落とすと同時に腕を少し伸ばしてみると、体が後ろに飛びます。
これが簡単な「沈身勁」「沈墜勁」です。
壁だから自分が後ろに飛びますが、人相手では相手が飛ぶか、その場にうずくまります。
ただし、腕の力を抜いている事とタイミングが大切です。
後、壁でやる時、無理に踏ん張ると自分の内臓にダメージを受けますから注意してください。
898 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/07/19 12:47 ID:YtERzo/r
>>890 同意。
889、891の身体動作なら、普段からやってるし。
これ以上に威力を上げるために、何かをプラスアルファするべきって感じなんだよね。
899 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/07/19 13:01 ID:H0VpAp+/
友人相手に分勁やってみたんだけど、沈むよりは若干背を立てるようにしたら、
その場に崩れ落ちて悶絶してました。
900 :
896:02/07/19 20:09 ID:m/lL3VqH
>897
こういう"おもしろ実験"みたいのは素人的にも伝わりそうなのでいいですね。
ありがとうございました。
腕をのばすといいながら腕の力を抜くと言うのが難しいです。
(私はなんとなく沈身勁の原理を知っているので意識のしかたはわかるけど
実際はほとんどできていないと思う。一番効果的な動作というか。
やはりこの辺から既成国産武道の打撃法しか知らない者では意識しにくいです。)
逆にこういう動作が完全にできるようになれば、上レスで言う所の
中国拳法的打撃法の土台にかなり近づけるような気がするのですが。
小架通背の五行掌でもやればすぐ身につくと思うけど。
902 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/07/19 21:45 ID:0BeAueEe
>898
発勁なんてそんなものだよ。
摩訶不思議なパゥアーじゃないんだよ。
ただ、あなたや一般人が普段からやっているのと、
そういった技術を何年も磨いている人のレベルを一緒にしては
いけない・・
>902
おいおい馬鹿にしてもらっちゃあ困るぜ
俺は経験者だし898さんもおそらく経験者だと思う。
その上での意見だよ。
ちなみにその力の使い方ならまっすぐ打つより振り回すような動きのほうが
粘りがでていいと思う。
胴体と手が反対に動く。
肩が腰の上にきっちり乗れば動いた分の威力は乗るし
極めれば胴体の重さを全て乗せることが出来そうな気はするけど
これじゃやっぱり限定的な気がするのよ。
含みを背中に上げて手に落とすというような基本に戻った方法が
やはり一番ではないかと。
吉丸某の言ってることなんか忘れろって....
906 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/07/20 13:24 ID:/3UxtvJt
つうか発勁で悩むより、発勁をいかに当てるか?を悩んだほうが
いいんじゃないのか?
おそらく、そっちのほうが中国拳法のネックだろ。
>>906 それはまさにその通りなんだけど・・・
知らない人には、それは想像を絶するレベルの話(に見える)。
知ってる人は、スレ違いだから誰も言わない。
908 :
結論は:02/07/24 12:14 ID:LR0o11Fk
物理学的には説明出来ない。
やり方ならなんとか言葉に出来る。
って所なのかな。
しかし、出来る人の間でも、
神秘化或いは差別化したい人と、
他の武道とも(抽象的な部分で)共通する方法で、
特に神秘的なものではない
とする人と分かれる所が面倒臭いね。
後者の方が良くわかってる人のような気がするのは
素人?
というよりも門外漢から見れば
どれも常識を逸脱したことに思えるだけだと思う。
それは言葉ではいかにも凄いことに聞こえたり
単なる思い込みだったり
>>909 常識を逸脱してるのは全く問題ないけど、
物理学的な説明をするなら、物理学的に破綻してるのは
問題。
そういうのは相手が理解出来ないのではなく、
説明してる人が理解出来てないとくこと。
「やってる人には理解出来る、そうでない人にはわからない」
って言ってる人が居るけど、
ここでなされてる説明は全て物理学的な説明なので、
身体運用法に熟達していない人であっても相応の物理の知識がある人なら
理解出きるはずのモノ、その説明が理に叶っていれば。
こう言ってしまえばいい。
「理屈はわからないが、出来ます。原理は皆さんが解明して下さい。
その為の資料は出しましょう」
そしたら、今まであった電波系とは違った建設的なスレに
なるかもしれない。
物理学はもっと単純化された物事に適用するべきで
この場合は色々な見方をするべきじゃないかな。
それ以前に俺等は科学者ではないので
科学的な説明自体が出来ないんだけど。
912 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/07/24 12:40 ID:1Qi4WzkV
相手と正しい(こちらの想定した)位置関係さえ得ることができれば、
後の打撃は無意識にやっても当たる(ように鍛えるとよい)という考えは、割と普及していないように思える。
物理学的には理解できないが感覚としては理解できる。
プロセスの違いはあれど理解していることには変わりないと思うよ。
914 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/07/24 12:45 ID:1Qi4WzkV
間違った理屈よりあるだけましというだけだろ>理屈
力を伝えるという言葉自体が物理学的な要素も含むと同時に
一般的な意味合いも兼ねている。
だからそこは意を汲むべきところでもあって
いちがいに破綻しているとはいえない。
意味が重なってわかりにくくなっているということは、破綻しているということだろ。
あほな理屈に精通している人の方が有利ということではなく、理屈はなしでも
どうにでもなるということだと思う。
格闘技及び武道はどうやったら相手より有利になるかという
理詰めから導き出されているのであって
理屈が無いわけではない。
>>913 それは物理学的に理解しているわけではないので、
物理学的に説明しようと試みるのが間違いだし、
それで理解されないからといって、相手の責任に
するのも間違い。
>>915 破綻は破綻。
そういう違うレベルの説明を
無自覚に混在させるのが混乱の元。
では物理学的な説明ではなく
一般的及び武術的な説明としましょう。
そもそも物理学だけでは肉体操作などを説明できない。
たまたまあがってきたから書き込んでるだけで
物理学的などの経緯はあんまり知りません
流れ無視してたらゴメソ
>>919 そもそも、やり方の説明と、原理の説明さえ
混同されてるケースがある。
原理が物理学的に解明されてないことは
すなわち嘘であるという事ではないので、
何も物理学的説明に拘る必要は無いと思われる。
ただ、仮説と明示してあれば、それは
それで大変興味深い。
>>920 いや要するに話が伝わらないのは何故かという
話なので、別に流れとは、ずれてないです。
吉丸さんは、まぁアレだけど、ハッケイやアイキの原理を説明しようとした点で
評価できると思うが。まぁアレだけど。(藁
根本的には説明しようとしているものがそもそも発勁でなかったりするから。
>>922
>>924 横レスでスマソ。
では発勁の定義とは何ぞ哉?
926 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/07/25 02:22 ID:Da+oO5RP
>>925 その流派指定のコツを使った、効果的な打撃のこと。
コツは時に一言だったり、むちゃくちゃ細かい指定だったり、時には
打ち方そのものじゃなく練習法のコツだったりする。が、とにかくコツだ。
だから、物理的に規定しきれない所がある。(特に練習に特徴がある場合など)
ある種の打撃を抜き出して特徴的な部分を強調して、なおかつ分かる人にだけ
説明するのだせいぜいのところ。
そりゃ物理で説明できないはずがないが、物理で説明したら今度は人間が
わかんないモノになると思う。そもそも、たかがガソリンエンジンのたかが
模式図の物理的な解説だってたいていの人は理解できないでしょ?
機械部分はさて置いても、理論空燃費を説明したら、ガソリンをジャブジャブ
使うと思われたなあ。どう説明しても、重量比を体積比と思ってしまうんだな。
また、個人のコツは発勁とはいわないと思ってる。
ただし、その個人がコツを伝えるための体系・流派を立てたら発勁だと思う。
927 :
名無しさん@お腹いっぱい。:
このケースなら、古典力学をきちんと理解してさえいれば
誤解は生じないと思うが。