剣道総合part2

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小手は普通洗えるよ。

「二分刺し総紺革」を定番で愛用しているが 時々洗っている。
中のアンコ(鹿毛など)がはみだしてボロボロ、とか
余程ひどい品質・状態でなければ大丈夫。

と言うよりも、洗わないと小手の寿命が縮む!

ぬるま湯で洗う。ザブリと全部漬け込む。小手頭を柔らかくもんで中の空気を押し出し、中にぬるま湯がいきわたるようにする。
手の内皮と筒部も柔らかく揉む。5分ほどやったら歯ブラシ(使い古しで良し)に洗剤(アタックの粉など)を付け
「筒部の内側」と「小手頭の中の布部分(手の甲側)」をブラッシングする。それ以外の場所はしない。
ここらの場所が一番におうところ!(^^)

ブラシが終ったら
さらに取り替えたぬるま湯に漬け込み
ぬるま湯中でさらにブラッシング。水中で軽く揉んで中のよごれを押し出す。
出てくるヨゴレが見えるはず(^^)
よごれがひどければもう1回ぬるま湯をとりかえておこなう。
ただ、皮の部分は揉んでもいいが、こすらない事(!)

この程度なら革の「漿(しょう:ねばりけの成分)」も抜けないで洗える。

大事なのは乾燥作業。
タオルに小手をくるみ、ビニール紐でぐるぐる巻きにして
洗濯の遠心脱水機にかける。藍色が出る事が多いから
洗濯物と一緒にしないように。脱水機がなければタオルを押し当て
水気を取る。形を整え、手の内革のしわを伸ばし
通気の良いところで陰干し。筒部を下に立てて干す。

もっとも大事なのは乾かしながら時折「手の内」「小手頭」を揉む事!
これをやらないで乾かすと硬くなる事がある。8時間ごと1日3回くらいは
できるだろう。完全に乾くまで繰り返す。
生乾きで使用してはいけない。

10年近く前だったかの「剣道時代」に
このやり方が載っていて
以来、小手は洗っている。においはほとんど抜けるし
手の内革(茶革)は柔らかくなり使い心地も良くなるうえに寿命も延びる。

余程おそまつな作りの小手でなければ大丈夫。
上記を良く読んでやってみるのをお薦めするよ。

ではまた。