http://www.nikkan.co.jp/hln/honbun/znkx20010019.html スター・チャンネル、ソニーと連携した有料放送加入促進策を開始
スター・チャンネル(東京都港区、植村伴次郎社長、03・5563・6777)は、
主要株主のソニーと連携した有料放送チャンネル「スター・チャンネル」の
加入促進策を始めた。ソニーのハードディスクによる録画装置「コクーン」の購入者を
対象に、視聴料(月額1800円)を6カ月間無料にする。競合関係にあるWOWOWも
1カ月無料をうたった販促を展開して加入者を増やしており、対抗策として打ち出した。
対象となるのは、ソニーが17日に発売したCS放送スカイパーフェクTVの番組を
検索、自動録画する機能を持つコクーンの新製品。
販売窓口のソニーマーケティングとソニースタイルドットコム・ジャパンカンパニーが、
製品とスター・チャンネル6カ月無料視聴をセットにした「シネマエディション」
として、8万9800円で発売する。
コクーン単体の販売価格である9万5000円より低い価格に設定することで、製品の
購入とスターチャンネルへの加入双方の相乗効果を狙っている。
販促費用はソニーとスター・チャンネルが共同で負担する。
スター・チャンネルは現在、
CS放送、ケーブルテレビ(CATV)、BSデジタル放送で放送事業を行っているが、
加入者は60万世帯程度と伸び悩んでいる。
これまでに経営メンバーとして株主のニューズコーポレーション出身者を受け入れ、
7月からチャンネル編成を抜本的に変えるなどの新戦略を打ち出しており、
今回のソニーとの連携もその一環として取り組む。