マイク・タイソンvsジェロム・レ・バンナ

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78名無しさん名無しさん@腹打て腹。
ボクシングとK−1の大きな違いの一つとして、視界の違いが上げられる。
ボクシングの場合は、攻撃は両腕のみのため、視界は相手の上半身が中心となる。
しかしながら、K−1の場合はキックも含まれるため、視界をボクシングよりも広げねばならない。
キックの威力というのはバカにならない。
プロのローキックは1トンを超える。
その蹴りを無視して戦うというのは到底無理だろう。
視界が広くなる分、注意力が分散され、どうしてもボクシングに比べてディフェンスがあまくなる。
しかしそれが、パンチの強い選手がK−1では有利になるという法則を生み出す。
この場合の「強い」というのは威力だけではない。スピードが最も大事だ。
ローキックのフェイントを織り交ぜながら、渾身のパンチを放てば、相手のディフェンスが追いつかなくなる。
だからといって、キックを覚えたボクサーがK−1でそのまま通用するかというとそうでもないだろう。
K−1の選手にとって、蹴り有りが当たり前のため、当然蹴りを防いでパンチも受けるというディフェンスの技術も持っている。
そのディフェンステクニックがボクシングと比べて拙いのはしょうがないが。
ボクシングとK−1ではルールが違う。そうなると闘い方も変わってくる。
打撃というのは、打点をずらすことで威力をある程度までなら殺すことができる。
相手が攻撃を仕掛けてきたら、間合いをつぶせばいいのだ。
もしボクサーが首相撲に持ち込まれたら、クリンチで逃げるほか手が無くなる。
それが続けば、ホールディングで注意が与えられ、判定の際不利になる。