【浪速の闘拳】亀田興毅【最強伝説】

ムニョス引退記事
３・１
　ＷＢＡ世界Ｓフライ級王者に２度君臨したアレクサンデル・ムニョス（ベネズエラ）が先週末、記者会見を開いて現役引退を表明した。
　クリスチャン・ミハレス（メキシコ）との統一戦に敗れた後、再起の道もあったが、「体力の限界だ」と自ら決断を下している。

「あの試合で自分の限界が見えたし、そういう今が潮時だよ。もう新しい人生を送るべきなんだ。これは後退するんじゃなく第２の人生のスタート。
これまで僕をサポートしてくれた人たちに感謝している。ロレンソ・パーラ戦のオファーをもらっていたけど、やっぱり今やってもいい結果は出す自信がない。
もう僕のボクシングタイムは終わったんだ。後輩たちがチャンスを得るべきだよ。ミハレス戦を見ての通り、撃たれたヒザも毎年、悪化している状態でまともに動けないんだしね」
（ムニョス）

　ラストファイトは昨年11月、同じく元王者のフェリックス・マチャード（ベネズエラ）に判定勝ちしたが、内容は苦しいものだった。
今後は故郷ボリバルで既に開始している別の仕事に力を注ぐ。
なお、ムニョスはヒザの負傷だけでなく、ミハレス戦の直前には三半規管の不調も訴えていた。