【パンチ力は】  大橋秀行  【ライト級】

このエントリーをはてなブックマークに追加
●亀田興毅八百長工作の内幕(その7)
 稲川会2次団体幹部の名前まで飛び出した

「目つきの鋭い小太りの中年」は試合の結果をズバリ的中させた。そして、
彼は「試合は八百長だ」と断言していた。いったい、この男は誰なのか?、
そして、大橋秀行とはどういう関係なのだろうか? 本誌は試合直後から、
秘密裏に地を這うような取材を続けていた。
 そして、である。今から30分前、本誌はついにこの人物を特定することに
成功したのだ。
 取材を担当した元週刊誌記者の蛆虫18号が報告する。
「問題の人物は、日本最大の広域暴力団のひとつである稲川会の2次団体H
組の幹部X氏でした。亀田ファミリーは、山口組の英五郎組長(静岡)や地元
大阪のヤクザとの関係に注目が集まっていましたが、X氏の拠点は横浜です。
大橋ボクシングジムも横浜です。X氏は大橋会長のケツモチと言われている
人物でした。ただ、X氏と亀田ファミリーや協栄ジムとの直接的な接点は確
認できませんでした」
 それならば、大橋会長とX氏の情報源は何だったのか?
「大橋会長は協栄ジムの後押しで世界戦を連発しています。同ジム所属の川
嶋勝重を、今年9月、WBC世界Sフライ級暫定王座決定戦でクリスチャン・
ミハレスと対戦させることに成功。2対1で判定負けましたが、年明け早々
には再戦です。
『来年は2人を世界王者にし、その後も最多10人を輩出した協栄ジムを目標
にがんばっていく』とまで語っている。最近、やたら設備の整ったをジムを
新設しました。協栄様々。いや、大橋ジムはすでに協栄の傘下なんです」(ボ
クシング専門誌記者)。
 大橋会長は八百長に関する情報を協栄ジムから入手し、それを暴力団関係
者に流した、のだろうか? そう考えれば、点と点が線でつながり、すべて
の図式が浮かび上がるのだが……。(了)