亀田興毅WBA副会長から最大級の評価
絶賛の連続だった。亀田がほおを緩ませてしまうほど、来日中の
WBAのヒルベルト・メンドーサJr.副会長に褒めちぎられた。
「初めてみた時から興味がわいた選手。全階級を通じて最強の世界王者になれる。
3階級制覇もできるほどのグッドファイター。あの左ボディーブローにほれたよ」。
昨年11月、前WBA世界ミニマム級王者アランブレット(ベネズエラ)戦の
TKO勝ちを視察している同副会長に世界王者クラスの実力を認められた。
WBA最高幹部も亀田に驚いている。同副会長は、父であるメンドーサ会長の伝言も披露。
前WBC世界ウエルター級王者リカルド・マヨルガ(ニカラグア)と、無敗で4階級制覇した
昨年のWBC年間MVPのフロイド・メイウェザー(米国)の名前を出し
「会長は2人を足したような選手だと驚いている」と絶賛していることを明かした。
同副会長は亀田が世界初挑戦する8月2日のWBAライトフライ級王座決定戦(横浜アリーナ)の
下見などで来日した。今回、亀田の王座決定戦出場を承認したのも「戦ってきた相手が強いから。
特にアランブレットは技術があり、倒されない。アマ時代を通じても、
カメダだけにしかTKO負けを喫していない」と経緯を説明。
亀田が初奪取した世界ベルトはトレーナーの父史郎氏(41)に贈るということを知ると
「勝ったらベルトを2本プレゼントする」と約束するほどの入れ込みようだった。
WBAから太鼓判を押された亀田も上機嫌にならないはずがない。
「世界の人は正直やな。見ている人は見ている。うれしいな。
これからもっとびびらす。世界に亀田の名前を響かせるよ」。
世界王座奪取へのカウントダウンに入っている浪速の闘拳は
自信と誇りに満ちあふれていた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060607-00000072-nks-spo