パンチ力をアップする方法は?

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795物理君 ◆ta1PjVFqY6
打撃の威力は質量X速度つまり運動量なのです。
この質量は体重の事でありこれをいかに拳に多く乗せるか
と言う事がフォームスキルなのです。
そして速度ですが、これは身体負荷つまり体重比での筋力発揮(相対筋力)に
よって決まってしまいます。
フォームスキルが同じなら体重が重く筋力発揮(絶対筋力)が大きいほど
威力は高いと言う事になる。
問題はどの筋郡の筋力が大きいとより有利かと言うも問題ですが、
これは打撃の距離や種類によって変わってきます。
シフトウエイトでより重心を大きく加速させる事が容易である
ロングレンジでのストレート系の打撃などにおいては下肢筋郡や
体幹部の大筋郡の筋力発揮がより重要度を増し、ショートレンジでの
小刻みな回転の速い打撃においてはより上体の筋郡が重要になります。
ただその割合が変わるだけでどちらの筋郡も強いほどいいのです。
上記どのレンジでもまたどの種類の打撃でも特に重要な筋郡は
ハムストリングス、臀部、大腰筋、三角筋や僧帽筋、大胸筋そして上肢伸展筋郡
(トライセップス)などです。
後半部分は上半身の押す力に必要な筋郡ですが、これはフックにしろストレート
にしろ上体の能動的筋発揮(コンセントリックな収縮)で直接関与します。
これはまさにベンチプレスなどのプレス系での筋力指標そのものなのです。
ですからベンチは非常に重要なのです。
また上背部の筋郡は打撃動作のブレーキ作用にしか使われなく所謂
ネガティブな作用でしかないという事が昨今言われております。
ヒットマッスルではなかったのです。