★未来★ボクシング板★日記★

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440西沢未来日記“完”
ボクシング元東洋太平洋二階級王者西沢ヨシノリ氏死去

ボクシングで東洋太平洋Sミドル、Lヘビー級王者だった西沢ヨシノリ氏(本名 西沢義則)
が27日午前1時、米フロリダ州タンパの自宅で肝臓がんのため亡くなった。115歳だ
った。西沢氏は1986年プロデビュー。1988年、全日本ミドル級新人王獲得。19
97年、4度目の日本タイトル挑戦で見事勝利。デビュー11年目にして日本ミドル級チャン
オンとなる。以後、3度防衛したのち、1999年1階級上げて東洋太平洋Sミドル級タイト
ルに挑戦しこれを奪取。その後WBC同級王座に挑戦するも敗退し、階級を上げ東洋太平
洋Lヘビー級王座を獲得。その後計15回の世界挑戦も全て1RKO負けをし2020年、
54歳で現役引退。生涯成績は66戦33勝28敗5分。引退後は西沢ボクシングジムを開
くも経営難で閉鎖。88歳で米国に移住し、ひそかに現役復帰を図っていたが腰痛のため断念。
ひっそりとした老後を過ごしていた。


「不屈の現役魂」

 西沢氏の容体悪化は、もう誰に求められなかった。肝臓がんが体中に転移していたため、
病院からタンパの自宅に戻り、最後は家族にみとられて亡くなった。
 西沢氏ほど現役にこだわった日本人ボクサーはいない。世界戦16連敗、そして全てが
1RKO負けという金字塔は未だ破られてはいない。当時ベネズエラの現役大統領ボクサー、
アレクサンデル・ムニョスとの5回にわたる死闘は今でもオールドファンの語り草だ。どんな
事があっても体力が衰えようとも現役にこだわった男、西沢ヨシノリというボクサーはこれ
からも末永く語り継がれるであろう。ご冥福をお祈りします。