★未来★ボクシング板★日記★

このエントリーをはてなブックマークに追加
401参詣スポーツ

<小熊坂、プナにまさかのKO敗>


12日に行われたWBC世界ミニマム級王座統一戦、正規王者のプナ・エミネント
(タイ)と暫定王者・小熊坂諭(新日本木村)の一戦は、圧倒的有利を予想されていた
小熊坂が5度のダウンを奪われ6ラウンドTKO負け、まさかの惨敗を喫した。

負傷によるブランクはむしろ、王者プナにとって吉と出た。中島浩(ドンキホーテ
加山)との連戦では湿りがちだった強打が炸裂。1ラウンドこそ様子見に徹したが、
続く2回には立て続けに2度のダウンを奪い、その後も3回と5回にダウンを追加。
そして6回、5度目のダウンを喫した小熊坂のダメージを見て、レフェリーが
たまらず試合を止めた。王座統一に成功したプナは併せて12度目の防衛を果たした。

格の違いを見せつけた形となった王者プナは「小熊坂はハートの素晴らしい選手。
今までで一番強かったよ」と余裕のコメント。しかし再戦が確実視されている中島に
ついて触れられると「中島・・・まだいたの? あいつしつこいんだよ・・・」と
苦々しげな表情を浮かべ、「とにかく今度で終わりにしたいね」と吐き捨てた。

ほとんど何も出来ずに敗れた小熊坂はショックの大きさからか、ノーコメントで
病院へ直行。陣営の一人も「プナがあんなに強いとは・・・」と話すのが精一杯だった。

なお、会場に偵察に訪れた時期挑戦者・中島は「まるで大人と子供だったね。これで
この間の試合(中島が小熊坂にTKO負け)がマグレだったって分かったでしょう。
やはりあいつ(プナ)を倒せるのは僕しかいない」と語り、自信を深めていた。
402名無しさん名無しさん@腹打て腹。:02/05/09 12:22

■深まる確執・・・渡辺ジムと加山ジム


中島浩選手の移籍問題を機に、一旦収まっていた二つのジム間の
対立騒動が、また再燃しそうな気配だ。

話は渡辺ジムに所属していた元日本ウェルター級王者の加山利治氏が、
引退後、渡辺均前会長の遺志を継いで新会長に就任した2年前に遡る。
間もなく加山新会長がジム名をそれまでの「ドンキホーテ渡辺」から
「ドンキホーテ加山」に変更したことから、旧渡辺派との確執が生まれた。

結局、ジム内での権力争いに敗れた旧渡辺派が離脱、故・均氏の「隠し子」を
名乗る渡辺均一氏を会長に、新たに「餃子の王将渡辺ジム」を設立したのだ。

それで両者の対立は一応の解決を見たわけだが、渡辺ジム側が半ば強引に
中島を引き抜いたことから事態はまたも悪化。中島と均一氏の間でどのような
やりとりがあったのかは明らかにされていないが、中島が勤務するラーメン店に
某有名グルメ俳優を送り込み、味に難癖をつけるなどの嫌がらせをしたという
噂が囁かれている。

これに怒ったのが加山氏。これもあくまで噂だが、昔の極道仲間を引き連れて
渡辺ジムや「餃子の王将」チェーンに押しかけるなどして対抗したと言われる。

両者の間で板挟みとなっていた中島だが、先の「WBAスーパー・ミトコンド
リア級問題」で決意が固まったようだ。深夜、軟禁状態だったとも言われる
渡辺ジムの宿舎から逃走、カバン一つで加山氏の自宅に転がりこんだ。

これが中島が加山ジムに再移籍するまでの大まかな経緯だが、渡辺ジム側が
このまま引き下がるとは思えない。来月23日のプナ・エミネント(タイ)
との8度目の対戦の後も、中島はもう一人の「敵」に苦しめられそうだ。