【eBook】詐欺組織中村忍グループ★1【電子書籍】

このエントリーをはてなブックマークに追加
44自称被害者の特徴
妄想型精神分裂病
 妄想が患者の思考の大部分を占めています。

 妄想を語らなければ、一見分裂病だとはわからないようですが、幻覚・妄想が日常生活の隅々
まで支配しているため、会社や学校に行けなくなったり、生活に支障をきたしてしまいます。

 他のタイプに比べると、人格は荒廃しにくいといえます。

 発病年齢はだいたい30歳前後です。
 「なんとなく巨大な組織が日本を支配しようとしているような気がする」といった根拠のない被害者意識から
始まることが多いようです。
 そこから妄想は次第にエスカレートし「組織ぐるみで詐欺をする」などという誇大妄想に発展します。

妄想に支配されて、「巨大な組織が日本を支配しようとしている」といって警察に駆け込んだりするようなことは
あっても、治療すれば人格そのものが強く犯されることはありません。

 しかし、適切な治療を受けずに放置すると、長い間に人格に影響を及ぼすケースも少なくありませんので、
早めの受診・治療が効果的なのは言うまでもありません。