「売り上げ不足と呉服買わされた」 パートが 松葉・健勝苑・ニッセン・信販会社など10社提訴
http://www.asahi.com/national/update/1020/OSK200610200029.html 2006年10月20日
パート勤務先から「売り上げが足りない」などと言われて高額な呉服商品を買うよう求められたとして、
大阪府内の70代女性2人が呉服販売会社「松葉」(大阪市)と同「健勝苑大阪」(同)、
通信販売大手「ニッセン」(京都市)の3社、2人とローン契約を結んだ信販会社7社の計10社を相手に
計約1900万円の損害賠償を求める訴訟を20日、大阪地裁に起こした。
訴状によると、女性(70)は97〜06年に3社でパート勤務した際、上司から自社の商品を買うよう求められ、
着物など計49点(約1520万円相当)を購入。別の女性(72)は04〜06年に松葉勤務時に
計14点(約380万円相当)を買わされたとしている。原告側は「会社側は雇用者の立場を利用して
半強制的に購入させ、信販会社も支払い能力がないことを知りながらローン契約を結んだ」と主張している。
松葉は「2人は主体的に商品を購入しており、売り上げのために半強制的に買わせた事実はない」と
全面的に争う姿勢を示している。健勝苑大阪は「訴状が届いた段階で紳士的に対応する」、
ニッセンは「訴状が届いていないのでコメントできない」としている。