【サクラ】出会い系サイトの実態 9【マイナスポイント】
●よくある手口 1.「入会金詐欺」
手口は以下の通りです。
・「ポイント制など一切無し、入会後は無料で使い放題!」を謳い文句に勧誘。
↓
・無料だと思って登録すると、なぜか請求が来る。
↓
・調べてみると、利用は無料だが、高額の入会金が必要であるという事が判明する。
●結論から先に書くと、契約は無効です。 支払いの義務はありません。
経済産業省の『インターネット通販における「意に反して契約の申込みをさせようとする行為」に係るガイドライン』によると、
行政指導の対象として「インターネット通販において、あるボタンをクリックすれば、それが有料の申込みとなることを、
消費者が容易に認識できるように表示していない」サイトを挙げています。
たとえ入会金に関する規定が規約に書かれていても、
> 「利用は無料だが、入会金として最初に○○○○○円が必要である」
ことまで分かりやすく言及した上で明記していなければ、それは業者の過失です。
よって、「錯誤」として無効を主張できると思われます。
●よくある手口 2.「マイナスポイント詐欺」
手口は以下の通りです。
・「登録時に○○○○○円分のポイントを無料進呈!」を謳い文句に勧誘。
↓
・登録するとしばらくして、次々と異性からのメールが来る。
↓
・メールの読み書き、その他の利用をする度にポイントは消費されていく。
↓
・知らない間にポイントがゼロを下回り、マイナスになっている。
↓
・「追加の支払いをせよ」という督促が来る。
↓
・よく見ると、規約に「お客様の利便性の為…(中略)…ポイントは自動的に追加され、後払いを受け付けます」とある。
●結論から先に書くと、契約は無効です。 支払いの義務はありません。
経済産業省の『インターネット通販における「意に反して契約の申込みをさせようとする行為」に係るガイドライン』によると、
行政指導の対象として「消費者が申込み内容を容易に確認し、かつ、訂正できるように措置していない」サイトを挙げています。
たとえ規約の隅っこに「自動的に追加」とあっても、あなたが登録したときの「最終確認画面」で、
> 「ポイントがゼロを下回った場合、ポイントは自動的に追加され、あなたが支払いの義務を負う」
ことまで分かりやすく言及した上で明記していなければ、それは業者の過失です。
よって、「錯誤」として無効を主張できると思われます。
●よくある手口 3.「同時登録詐欺」
手口は以下の通りです。
・「本サイトは完全無料!」を謳い文句に勧誘。
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・登録すると、何故か「覚えの無い別サイト」から請求が来る。
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・問い合わせてみると、「提携サイトからの請求です。当サイトは無料ですが、提携先の同時登録サイトは別です。」
↓
・規約を確認すると、「提携サイトへの同時登録を承諾し、提携サイトの利用規約にも同意したものとみなします。」とある。
●結論から先に書くと、契約は無効です。 支払いの義務はありません。
経済産業省の『インターネット通販における「意に反して契約の申込みをさせようとする行為」に係るガイドライン』によると、
行政指導の対象として「インターネット通販において、あるボタンをクリックすれば、それが有料の申込みとなることを、
消費者が容易に認識できるように表示していない」サイトを挙げています。
たとえそのようなことが規約に書かれていても、
> 「提携サイト『×××××』に同時登録され、そこは有料であり、○○○○○円の費用がかかる」
ことまで分かりやすく言及した上で明記していなければ、それは業者の過失です。
よって、「錯誤」として無効を主張できると思われます。