★オゲレツ盗作屋・田口ランディ監視スレPart4★

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10【検証材料】 その5
『コンセント(2000年6月発行)』における貴志祐介からのパクリ疑惑

1)冒頭の株式市場の描写について「感情が渦巻く件」
  パクリ元->『天使の囀り』1998年6月発行

貴志祐介「天使の囀り」 角川ホラー文庫 P55-56
***
「ううん……もちろん比喩なんでしょうけど、感情的な表現が多い
ですね」
「ところが、単なる比喩とばかりも言えないんです。実際に、株式
市場での値動きを見ていると、きわめて情緒に流されやすく、衝動
的に行動する女性ばかりが売買しているように見えてくるから不思
議です。……いや、女性蔑視のつもりはありませんけどね」
 早苗は軽く高梨をにらんだ。
「女性イコール感情的だというのは、偏見ですよ」
「その通りです。実際、株式投資を行っているのは、大部分が男性
ですから。それも、かなりの知識と経験を積んだ人々が多いはずな
んです。にもかかわらず、彼らの行動は、非常にヒステリックで気
まぐれです。まるで、暗闇の中で右往左往している群衆のような感
じですね。ちょっとしたデマが飛んだだけでも、たちまちパニック
に陥る」
 人間というのは、一人一人は賢くても、群衆になったとたんに愚
かな行動をとる傾向がある。株式市場の熱気は、人の理性を麻痺さ
せる効果があるのかもしれないと、早苗は思った。

「コンセント」4Pより抜粋
***
「株って、俺、全然わからないけれど。面白い?」
 よく聞かれる質問だ。株って面白いの? 面白いに決まっている。
この世界の裏側を動かしているシステムなのだ。それを知らずに
平気で生きているほうが私には不思議だ。
「面白いっていうか、変だよ、すごく。相場って動かしているのは
男の人なのに、ヒステリックな女みたいに感情的なの。上がり下が
りが激しくて少しの刺激でカッとなって、そのくせ勘がよくて未来
を予知したり、世界規模のシンクロニシティを起こしたりする。経
済って結構オカルトかも。
***

2)結末の風俗嬢になって疲れたサラリーマンを癒す主人公の設定
  パクリ元->『十三番目の人格(ペルソナ)-ISOLA-』1996年4月発行

株式相場を「感情的」「ヒステリック」と表現したのは貴志のオリジナル。
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>>株式相場を喩えるのに「感情的」とか「ヒステリック」っていうのは
>>なんか出所がありそうだよね。貴志祐介はきっちり取材してるに 違いないから。
>>どのくらい一般的な比喩なんだろう?

>株式市場のエピソードだけなら、まあよくある描写だと思うんですけど
>結末に至ってのISOLAとの相似はちょっと真似が過ぎたように、かねてから
>思っていたんです。
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>じつは私、株で生計を立てておりまして、相場関連の本は毎月3冊程度は
>コンスタントに読んでおります。
>で、相場に心理的な分析を用いた例を紹介した本は
>NHK出版「マネー革命」(テレビで特集されました)のビクター・ニーダフォッファーと
>その弟の相場テクニック。(一日で50億失った男、の回)
>でも、それには心理的に動くとは書かれていても、貴志さんの描写にソックリなのは
>読んだことがありません。たぶん貴志さんオリジナルではないかと。
>じつはまあ、この描写が特に気に入ったワケで「天使の囀り」を読んだわけです。
----------文学板のカキコミから