「国語」の教科書〜忘れられない一編〜

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160無名草子さん
激しくがいしゅつなんですけど、私の教科書では、山村暮鳥の『風景〜純銀もざいく〜』
(いちめんのなのはな/いちめんのなのはな/病めるは昼の月/いちめんのなのはな)
から、安房直子さんの『きつねの窓』が続いて載ってて、それがもう絶妙に良かった
のをすごくすごくよく覚えています。しょっちゅう読んではうっとりしてました。

あと、タイトル覚えてないんですけど、
ある所に、馬の絵の描かれた屏風が大好きな少年がいて、ある日、少年は「こんなせまい
屏風の中じゃ、馬が可哀想だ」と思って、クレヨンで1本、緑の地平線を描いてやる。
でも、それを見て激怒した父親に、屏風と一緒に土蔵の中に閉じ込められてしまい、
一人で泣いていると、屏風の中から馬が抜け出てきて、そのまま少年を背中に乗せると、
クレヨンの地平線の向こうに駆け去り、馬も少年も二度と戻らなかった。

っていうのがあって。宇野亜喜羅さん(…字、違うなあ)の挿絵もすごく印象的。