1 :
無名草子さん:
語ってください。私は「狐狸庵VSマンボウ」が好きでした。
2 :
無名草子さん:2001/08/21(火) 15:26
ぼくもすきです
マンボウ航海してみたい
3 :
無名草子さん:2001/08/21(火) 15:32
初期の作品「幽霊」がスッゴイ好き!
4 :
斉藤:2001/08/21(火) 15:38
「夜と霧の隅で」が好きだった。と思う。
5 :
無名草子さん:2001/08/21(火) 15:52
「少年」もいいよ。
6 :
無名草子さん:2001/08/21(火) 16:47
「さびしい」シリーズかな?なんかむしょうにオレンジジュースが飲みたくなったよ。
7 :
無名草子さん:2001/08/21(火) 16:52
エッセイなら「どくとるマンボウ青春記」
小説なら「楡家の人びと」だな。
8 :
無名草子さん:2001/08/21(火) 19:21
>>7 激しく同意。私も「青春記」に一票。うらぶれた青春の終わりまできちんと書かれていて、読んでいて切なくなったよ…。
9 :
怪盗ジバコ:2001/08/22(水) 00:00
文学としては、「黄色い船」。「第3惑星ホラ株式会社」。
「寂しい」3部作。主人公たちがみないとおしい。
「とっちゃんは大変人」躁的妄想の広がりに爆笑。
10 :
無名草子さん:2001/08/22(水) 00:05
「牧神の午後」という小説があったよね。
10代の頃、好きだったよ。純文学の読み初めだったと思う。
11 :
無名草子さん:2001/08/22(水) 00:19
私はなんといっても「どくとるマンボウ航海記」が好き。
船乗りになってみたいなぁって思っちゃう。
あんな本、他にはないのかなぁ
12 :
無名草子さん:2001/08/22(水) 01:00
>>8 連載初期のころ躁病で
後半が鬱病だったそうですな
思わず納得
この人のおかげでトーマス・マンに興味を持って、
魔の山買ったんだけどまだ未読。
14 :
無名草子さん:2001/08/22(水) 01:42
「トニオ・クレーゲル」(実吉訳)から入ろう。
15 :
無名草子さん:2001/08/22(水) 03:19
吉行淳之介のエッセイ集「街角の煙草屋までの旅」の中に、躁のときの北杜夫
の様子を綴った一編があって、笑ってしまった。
16 :
無名草子さん:2001/08/22(水) 03:31
え どんなんでしたか。
森茉莉のエッセイの中にも躁状態の氏が登場してました。
やはり笑いましたね。
17 :
無名草子さん:2001/08/22(水) 03:45
遠藤周作氏のエッセーの中にも。本の題名失念しましたがケッサクでした。
軽井沢の別荘にキュウリだけ持って押し掛けてくるというくだりでした。
18 :
無名草子さん:2001/08/22(水) 04:07
>>16 うろ覚えだけど、遠藤周作からテープが送られてきて、
それを聴いてみたところ、北氏が「たんたんたぬきの金の目玉〜!」
とゴキゲンな様子で熱唱していた、というもの。
19 :
無名草子さん:2001/08/22(水) 05:08
>>14 北杜夫というペンネームの由来が『トニオ・クレーゲル』なんだよね。
20 :
無名草子さん:2001/08/22(水) 07:19
「楡家の人々」の評価は高いですが、やっぱり面白いですか?
と訊きながら、実は昨日ブックオフで買ってきたのでそのうち読むつもりですけど。
21 :
無名草子さん:2001/08/22(水) 09:00
♪たんたんたぬきの金の眼はー闇夜の中で光ってるーage
22 :
無名草子さん:2001/08/22(水) 11:04
>>20 やっぱ最高傑作でしょう。北氏自身、「私は『楡家の人々』など
の作品を除いて、三文作家を自称してきた」と何かに書いていた。
つまり、「『楡家〜』に関する限り、オレは三文作家じゃないゾ」
という強い自負を持っている。
それに、『楡家〜』については三島も「これこそ小説なのだ!」と
絶賛していたし…。
23 :
無名草子さん:2001/08/22(水) 12:21
この人のインタビューとか、さり気なく面白いよね。
他のじーさん作家みたく説教臭くならずに
独特のユーモアを漂わせて。
24 :
無名草子さん:2001/08/22(水) 12:25
ピュアで品のよいユーモア。天性の文章力。
北杜夫全集欲しい。
25 :
かめ:2001/08/22(水) 14:55
「楡家」は傑作。基一郎が活躍する第一部が好き。
でも個人的に一番好きな作品は「幽霊」
マンボウ物では「青春記」「医局記」
>23 確かに説教くさくない。飄々としたところが北さんの持ち味ですな。
また北杜夫展開催してほしいなあ。講演も是非聴きたいけど、お腰を大事にしてほしい。
26 :
無名草子さん:2001/08/22(水) 14:57
>>25 ああ、それ大賛成! 俺行けなかったんだ。北杜夫展。
もう一度やってくれないかなあ。
27 :
無名草子さん:2001/08/22(水) 15:06
>>20 宮脇俊三氏が北先生に向かって、
「北さんは楡家を書き終えた時点で死んじゃってたら、
大作家と呼ばれたのに」
そうおっしゃったそうな。か、辛口だなあ。
でもそれって、宮脇氏も「楡家」を名作と認めてるってことだよね。
28 :
無名草子さん:2001/08/22(水) 15:27
>>25 オレも「幽霊」好き。でも、続編の「木霊(こだま)」は
全然よくなかった。マンボウものなら「どくとるマンボウ途中下車」。
29 :
無名草子さん:2001/08/22(水) 15:32
北氏をけなすレスが全然ないのは、やはり人徳でしょうか。
30 :
無名草子さん:2001/08/22(水) 15:54
31 :
小野田:2001/08/22(水) 16:05
2、3年くらい前の日曜の朝にテレビつけたら
「みんなバイバ〜イ」と言いながら手を振っていた
その番組はそこで終わったのだが一体なんの番組だったんだろう
32 :
無名草子さん:2001/08/22(水) 18:44
天使的存在。
33 :
さびしいお姫さま:2001/08/22(水) 19:39
北杜夫さんの本は私の青春です。10代のころ、むさぼるように読みました。
でもでも。大人になってからはしばらく離れていました。
いま、また少しずつ再読しようかと。
一番は「楡家の人びと」。そして「青春期」。
「さびしい」三部作は抱きしめたくなる。
34 :
かめ:2001/08/22(水) 19:54
>>28 「木精」中学生の時呼んだときはあんまり好きじゃなかったけど
大人になって読み返すと、ノッコが可愛く見えて好きになった。
>>29 北さんので嫌いな本あるぞ。「マンボウ乗馬読本」
これはきらい。似たような話ばっかり、馬の出てくる小説の
あらすじが延々と・・。編集者の怠慢もあると見た。
35 :
28:2001/08/22(水) 20:19
>>34 「木霊」じゃなくて「木精」だった。失礼。
そういえば、「木精」も不倫小説だけど、北氏には「羽蟻のいる丘」
という不倫小説の名作もあるね。短編だけど…。あれはスゴイ好き。
36 :
無名草子さん:2001/08/22(水) 20:57
>20 22 25
中学のころ読んでずんずんのめりこんだ。
テレビドラマ化(二回目。基一郎=宇野重吉、龍子=岡田茉莉子)されたときだった。
いま、映像にして欲しいね。
基一郎=ビートたけし。龍子=浅野温子? 桃子=安達裕実/山田まりや?くらいかしら。
茂吉あれこれ。読み出しました。一冊になると、ファンとしてはあ、あそこでもいってるという感じあり。
おもしろいんだけどね。どうよ?
37 :
無名草子さん:2001/08/22(水) 21:22
「さようなら、バイバイよ」って母がよく使うんだけど、まんぼう読んで
出典を知った。
一番おもしろいのは、マンボウ人間博物館です。
39 :
無名草子さん:2001/08/22(水) 23:30
>>34 「乗馬…」は書店でも、あっという間に見なくなったね。
俺は買っちゃったけど(藁)。
40 :
無名草子さん:2001/08/23(木) 01:12
サライのインタビュー(少し前)面白かったですよ。
今現在、躁期なんだそうです。
奥様に関するくだり少しホロっときました。
41 :
無名草子さん:2001/08/23(木) 01:38
北さんの奥さんはすごく美人だという話を聞いたことがある。
ほんとなのかなー?
>>37 私もあの「さようなら、バイバイよ」という挨拶が大好きで、
使ってみたいんだけど、ちょっと恥ずかしい…(笑)
42 :
無名草子さん:2001/08/23(木) 05:29
インタビュアーの方が「とても綺麗な奥様ですね」と言ってました。
北さんは「私の奥さんなんだからあたりまえです!」みたいな事を
豪語しておられました。
>>41
北杜夫いいですね〜。
中学時代に読みあさりました。
ところで多分17年くらい前なのですが、どくとるマンボウ○○(○の
部分が解りません)っていうアニメを見た気がするんですけど誰か覚
えてませんか?
岸辺シローかなんかが声やってた気がするんですが。
内容的には「ぼくのおじさん」に近かったような……
44 :
○:2001/08/23(木) 06:35
娘さんは目のあたりが北さんにそっくりですね。
45 :
無名草子さん:2001/08/23(木) 09:32
「ぼくは浮気は2回した。もっとも、全部妻にはばれている」……なんか、この方が言うと、全然不潔に聞こえないのはなぜだろう?(ワラ
46 :
インコ:2001/08/23(木) 09:42
え、浮気したことあるんだあ。なんか、
イメージじゃないなあ。どんな浮気だったんだろう。
「お前の生存を許す。」というセリフが好きです。
47 :
無名草子さん:2001/08/23(木) 10:02
大学時代ファンレター出したら、軽井沢の消印ですぐに
はがきでお返事くれた。
大感激。 「遺書」何回も読み返した。
48 :
かめ:2001/08/23(木) 10:19
>>47 それは「なんにでも使える万能はがき」?かえるが寝てる絵のやつ。
私も1枚もってる。家宝。
似てるといえばやはり親子。茂吉のデスマスク見たら北さんにそっくり。
ホント、娘さんも目元よく似ている。
北さんって昔テレビやCMによく出ていましたね。
「徹子の部屋」「ネスカフェ」など。
そのころはファンじゃなかったし、チビッコ過ぎたので見てない。
リアルタイムで映像の北さん見た人書き込んでくれるとうれしいです。
あと、「樹座」見た人いるかなあ。情報求む。
49 :
47:2001/08/23(木) 10:32
>>48 「何にでもつかえる万能はがき」
今手元にないけど、確かそんなのだったと思う。
でも、残暑お見舞い申し上げます。っていう印字と
XXX年夏っていうのがついてたな。
「徹子の部屋」出演で覚えてるのは、最近志村けんが面白いといって、
「カーラーチュ、なぜなくの、カラチュの勝手でしょ」
と大声で嬉しそうに歌ってたとき。 操だったんだね。
あとさ、「徹子の部屋」には北杜夫の母上がでたこともあった。
ウワサどおり、上品でユーモアのある面白い人だった。
「ネスカフェ」の宣伝はもう30年くらい前じゃ?
”ダバダー・・ ドクトルまんぼうネスカフェを飲む・・”
とかいやつ?(ウロ覚え) 遠藤周作がでたその後発だよね。
自分としては北杜夫のほかは山口瞳とかが日本の昭和40年代
大衆小説黄金期の、ウマイ文章家として好き。
どっちも謙虚で、そこはかとなく笑える。
50 :
無名草子さん:2001/08/23(木) 11:17
私にとって小学生から高校生にかけてアイドルだった方なので
このスレ、幸せだぁ
ぁ、最近は躁でも「愛してる!」とは叫ばないそうです(W
51 :
無名草子さん:2001/08/23(木) 11:57
畑正憲ムツゴロさんが北杜夫の文体をマネしてたと知って、
少し畑さん嫌いになった…
畑さんが使ってた「さよなら、バイバイよ」は北杜夫以外使っちゃいかんよ。
52 :
無名草子さん:2001/08/23(木) 12:17
むかし、『船乗りクプクプの冒険』(かどうかはあやふや)アニメ化されたよね。
キタモリオ氏も出てきて(声が本人ということはないと思うけど)、ジャイアンツvs
タイガースが0−10で勝っているのを見て安心してたら、11−10で負けたとか、
そういうシーンがあったのを覚えてるんだけど、誰か詳しい人いらっしゃいます?
あ、
>>43さん、(今目に入った)
このアニメでしょうか…燃料切れの船にウィスキーを燃料として注ぎ、フラフラ走行に
なるというシーンもありませんでしたっけ…
遠藤周作氏とのサントリーの広告エッセイで、お互いの酒癖を書きあうやつで、
北杜夫氏が『遠藤周作はものすごく酒癖が悪い』という感じで書いたのに、
遠藤周作氏は『北君のお酒は大人のお酒で、あんなふうに飲みたいと思う』などと
いなされていたのにはものすごく笑った。
でも『大結婚詐欺師』は好きになれない。なんか書きなぐったみたいで。
53 :
無名草子さん:2001/08/23(木) 13:40
>>52 遠藤氏が亡くなって、すごく力を落とされたらしいね……。
身近な方々が続けてなくなって「もういやだ」とおっしゃったとか。
54 :
無名草子さん:2001/08/23(木) 14:30
テテシャン!age
55 :
無名草子さん:2001/08/23(木) 16:11
読売かなんかのインタビューでしたっけ?
>>53 遠藤弧狸庵氏逝去のさいのは。
あの当時は鬱期だったらしいです。。
死にたいと言っても本気にしてくれないとぼやいておられましたっけ。
56 :
かめ:2001/08/23(木) 16:44
>>49 「徹子の部屋」に出演の際、浪曲の虎造も唸ったってエッセイに書いてあったなあ。
躁のときの北さんってエッセイよりすごそう。
>>52 弧狸庵先生は北さんの先輩であり良きお友達。
株に入れ込んでたときも辻邦生氏を通じて諌めたし。
『大結婚詐欺師』の件同感。いい作品が多いだけに残念。
57 :
無名草子さん:2001/08/23(木) 18:28
>>46 『木精』に描かれた不倫って、北さん自身の体験が元になってるでしょ。『幽霊』
も『木精』も自伝に近い作品だから。あ、もっとも、あれは北さんが独身のころの
不倫か(相手は人妻)。
58 :
無名草子さん:2001/08/24(金) 03:02
>>52 それかも知れないです>アニメ
どくとるマンボウってなってませんでしたっけ? 北杜夫氏の存在。
私が覚えているのは、NASAに行ってスペースシャトルかなんかに乗り込んで宇宙旅行しちゃうって所ですね。
燃料代わりにウヰスキーを使うって言うのもおぼろげに覚えているような……ああ、全然覚えてない。
それから十年くらい前にカラコルム旅行隊? を懐かしむ番組とかに出てましたね。突然泣き出したりしてびっくりしました。
作品的には楡家が一番好きです。基本ですが。
59 :
無名草子さん:2001/08/24(金) 03:16
物凄く昔、30年近く前に
NHK教育で人形劇をやってた気が>船乗りクプクプ
あと、子供向けの舞台劇の中継も見た覚えがあるなあ。
60 :
無名草子さん:2001/08/24(金) 09:38
「愛してる!」「神様!」「助けて!」age
61 :
無名草子さん:2001/08/24(金) 10:10
クプクプで読書感想文書いたことあったなー
62 :
無名草子さん:2001/08/24(金) 10:48
切っても切れない安全ナイフ
63 :
無名草子さん:2001/08/24(金) 11:39
64 :
無名草子さん:2001/08/24(金) 11:58
三島由紀夫が「読んでがっかりした」と言って怒ったという(童話?)作品て
「クプクプ」なのかな?
北さん本人いわく「もとより、書きなぐりの愚作だが」って書いてたけど。
65 :
無名草子さん:2001/08/24(金) 12:01
『幽霊』シリーズは4部作にする構想があって、『木精』につづく
第三部がそろそろ出るとかいうウワサがあったけど、どうなったの
だろう?
66 :
無名草子さん:2001/08/24(金) 13:17
ご本人は不本意かもしれないけど「文部科学省推薦作家」と呼んでもいいかも(ワラ。
67 :
無名草子さん:2001/08/24(金) 13:19
じっぱひとからげ隊(だっけ)の歌に誰か曲つけて歌ってくれんかなぁ
68 :
無名草子さん:2001/08/24(金) 14:46
>>64 楡家は良くてクプクプは駄目?
やっぱり三島由紀夫って良く分からないなぁ…
69 :
無名草子さん:2001/08/24(金) 15:25
三嶋は「楡家」の建物の写真見て
「こんな家に住みたい!」って
言ったひとだから。。。
そのミニチュアみたいな家を実際に
作ったし。「ユーモア」と三嶋って
相容れない感じはする。
70 :
無名草子さん:2001/08/24(金) 15:31
「マンボウ遺言状」読みました。
鬱でもゲーテだもんな。
浮気の話もあった。
結婚前のは浮気とは言わないでしょ。
森茉莉が延々と北モリオはたとえて言えば
〜って語るところの人物像が刷り込まれてるんで、
「早く死にたい 痛くなく!」といくら書いてあっても
優美な感じをうける。アル意味悲愴かも。
71 :
無名草子さん:2001/08/24(金) 15:36
「母の影」読んで佐藤愛子女史が兜を
脱ぐほどの文章の達人と初めて思った。
72 :
かめ:2001/08/24(金) 18:34
>>65 続編まだ出ていないよ。
幼年期→青年期ときたら壮年期?
作家になってからの話になるのかなあ。
世田谷文学館で講演やったときその質問した人がいて
北さんったら困ったお顔して「それはあなたが書いて下さい」って。
場内爆笑。も〜〜、あまりにも北さんらしすぎ。
73 :
無名草子さん:2001/08/24(金) 19:30
わははは、そりゃ北さんらしい。面白い話ですね。
74 :
無名草子さん:2001/08/24(金) 19:41
『北杜夫集』(何かの全集の1巻なんだけどなぜかこれだけ)が実家にあって小学校
の頃読みだした。子供だったので短編から読むんだけど、その頃は『羽蟻のいる丘』とか
全然わからなかった。そして『楡家の人々』。すばらしかった。今でも2段組でものすごく
厚いあの本が目に浮かぶ。
同じ頃、エッセイ集読んでいたら最後に(うろおぼえだけど)『ラーメンに胡椒を
たっぷりかけて食べ、青酸カリを飲み下す』という自殺についての描写がありものすごく
ぞっとした。子供の頃だったし。
三島由紀夫氏とか、遠藤周作氏(こちらはもちろん他にもいっぱい出てきますけど)
との交友が出てくる『人間vsマンボウ』(手元にないのであやふやです、失礼)も好き。
相手の人の描写にすごく気を使っているのが感じられて。
75 :
無名草子さん:2001/08/24(金) 21:42
「私の推測はやはりこうである。断言はできぬが、百子が茂吉の子でない可能性のほうが高いと。」(『壮年茂吉』より)自分が最も慕っていた姉のことをも、ここまで冷静に観察し、書けるあたり、やはりこの方は「文学者」なのだな、と思いました。
76 :
無名草子さん:2001/08/24(金) 23:55
アタオコロイノナあげ。
77 :
無名草子さん:2001/08/25(土) 00:06
>>69 ユーモアはともかく、北杜夫と三島の文学には共通項もあると思う。
誰だったか、評論家が、「2人とも海のイメージに満ちた作家だ」
というようなことを書いていたね。
78 :
無名草子さん:2001/08/25(土) 03:20
>>77 どっちもSFファンで、小説まで書いちゃって
それがまた評価されないところも・・・
79 :
無名草子さん:2001/08/25(土) 03:31
age
80 :
無名草子さん:2001/08/25(土) 06:57
age
81 :
無名草子さん:2001/08/25(土) 09:22
確かにSFも書いておられるよねえ。それも、かなり早い時期に。全くといっていいほど評価されてないのは、なぜだろう?
82 :
無名草子さん:2001/08/25(土) 10:41
「人口の星」って北さんだったけ
83 :
無名草子さん:2001/08/25(土) 11:17
SFというものを日本では文学だとは認められていないか、
SFのジャンルを超えた普遍的な物語りだと気付いていないのか、
どっちかでしょう。
筒井康隆とはまた違った作風だしねぇ・・
どっちも好きだけども。
84 :
無名草子さん:2001/08/25(土) 12:26
私は「マンボウ周遊券」(新潮文庫)が好き。星新一らとのロシア旅行記などが載ってます。
85 :
無名草子さん:2001/08/25(土) 12:48
>>82 『人工の星』が北さんで、三島のSFは『美しい星』。
86 :
無名草子さん:2001/08/25(土) 14:29
人工の星って確か芥川賞にノミネートされてなかったっけ
87 :
無名草子さん:2001/08/25(土) 17:07
北さんのエッセイを読んでいると、「ウイスキー」が物凄く美味しそうに思えますね。中学生の頃、「コークハイ」に、めちゃめちゃ憧れました。
88 :
無名草子さん:2001/08/25(土) 17:32
おじいちゃんがどことも知れぬ、小屋の中でゴハン炊いて、魚焼くて食事する話あったやん。
あれ、めちゃめちゃおかしかったな。
オチもキレイに決まって、今でも思い出すたびににやにやしちゃうよ。
89 :
無名草子さん:2001/08/25(土) 20:41
実は○○○の中でした、っていうあれですね。うん、確かに美味しそうですね(ワラ
北先生って操うつなんですか?去年か、おととしにNHKの「世界・わが心の旅」の再放送で北先生が、
ヨーロッパを旅していて電車に乗っているシーンで、手が震えていたりお話中、呂律が回っていなかったりしていてアル中?って、思っちゃうシーンがあったんだけども。。。
このスレを発見して、どくとるマンボウシリーズしか知らなかったので、その他の作品も読んでみたいなと思いました。
91 :
無名草子さん:01/08/26 10:20
そーいや、躁病期にフランスかどっかでミネラルウォーターのビンを抱えて大声でしゃべってたら
アル中に間違われたっていうエッセイがあったな
92 :
無名草子さん:01/08/26 10:23
アレは元からなんじゃないでしょうか(藁)。
松本のあがたの森の「旧制高校記念館」で、
北先生のずいぶん昔の映像を見ましたが、
呂律の回らなさは思わず心配になってしまうくらいでした。
旧制高校記念館、北杜夫ファンの方は、
機会があったら、一度お訪ねになってみては?
「青春期」の世界そのままの素晴らしい記念館ですよ。
館長さんは、北先生を教えたことがおありになるそうです。
「ぼくは将来大作家になりますから」と、先生、
昔からおっしゃってたとか(藁)。
93 :
無名草子さん:01/08/26 16:07
ジバコあげ
94 :
無名草子さん:01/08/26 17:25
ジバコはオモロイ!
95 :
無名草子さん:01/08/26 20:14 ID:M77JfuT.
>>92 それがいつ頃の映像か解らないのですが、センセイは大分昔から薬を
飲んでいたのでは?
エッセイなんかに書いてある薬を見ると結構強烈ですよね。
昔は楽しそうでソウウツに憧れた厨房時代が懐かしい(藁)
96 :
無名草子さん:01/08/26 20:59 ID:r94.aSxo
初めて映像の北さんを見たのは阪神優勝のときだった。(そんな時代があったんだ…)
夕方のニュースで阪神ファンの有名人・喜びの声みたいなところで出てた。
97 :
○:01/08/27 06:44 ID:OxtC6QZU
万年青年というイメージがあったけれど、実際に会ったときはその老けように驚かされた記憶がある。年齢から言えば無理もないのだが。
98 :
無名草子さん:01/08/27 15:58 ID:aMWVHSoc
あれだけ不摂生なさっていて、70代も半ばを過ぎた割にはお元気な方だと思うけど…「斎藤家」の血筋は長命なんですかねえ。
99 :
かめ:01/08/27 20:40 ID:wxbGi4s.
>>98 それはきっとチャレンジャー博士のように超碩学だから。
悪魔のように薬の調合が上手いから。
長生きして80代で傑作を再び!
>>97 杖をついていたのが痛々しかった。
腰の痛みが取れればいいですな。
じいじになっても笑顔が素敵。
100 :
無名草子さん:01/08/27 21:12 ID:wu4njzZw
100ゲット! 畑正憲も脱帽させた『白きたおやかな峯』はどうよ?
101 :
100:01/08/27 21:15 ID:wu4njzZw
峯じゃないや、「峰」だった。失敬。
102 :
びりけん:01/08/27 21:48 ID:WOocaJTo
今日、楡家を読み終えた。定期的に読みたくなる。
何だか切なくなるあの時代描写、読んでない人、是非読んでみて。
他には、輝ける碧き空の下で、も好きです。
103 :
かめ:01/08/28 01:03 ID:9wwrrxRM
>>100 『白きたおやかな峰』緊張感がある展開と山の風景描写がよかった。
あの若い2名が助かることを祈りながら読んだ。
後日談のエッセイのような小説「白毛」はどうよ?
滑稽と悲惨?
作家としての決意表明のようにも。
でもさー、他にもあるけどエッセイと小説どこで分けてるんだろ。
104 :
無名草子さん:01/08/28 01:16 ID:tMUCMInU
『白きたおやかな峰』、三島由紀夫に『たおやかなる峰』
でないとおかしいっておこられたんだよね。
でもその怒られたのを書いていても、三島氏に対する非難にならないところがすごいと思った。
105 :
無名草子さん:01/08/28 09:08 ID:RkPr0ldQ
106 :
無名草子さん:01/08/28 13:19 ID:7TZFtvn2
俺も大フアン。
奇病連盟が最高に好き。
評価は高くないけれど。
107 :
無名草子さん:01/08/28 22:41 ID:Stsqn.tg
奇病連盟の会合が「ホテルニュージャパン」で開かれるあたりが、時代を感じさせますね。
108 :
インコ:01/08/29 00:21 ID:WNYHBMmo
さびしいシリーズで、碩学という言葉を覚えた。
109 :
無名草子さん:01/08/29 07:58 ID:SMw1XPSo
ドデヤage
110 :
無名草子さん:01/08/29 10:11 ID:0rjxdn8U
第一の前書き、第二の前書き、第三の前書き、第四の前書き、第五の……
111 :
無名草子さん:01/08/29 10:27 ID:hHnVdwgs
世田谷美術館の見逃してしまったです。
本当に悔しい。
もうやらないかな。
112 :
無名草子さん:01/08/29 10:33 ID:0rjxdn8U
>>108 そう! 北先生の文章って、中高生にとってはさりげなく勉強になりますよね。
113 :
無名草子さん:01/08/29 11:58 ID:35yuxfDk
「狐狸庵VSマンボウ」の裏表紙に北杜夫氏の住所が
載っていると言うのを読んで古本屋で探して手に入れました。
フアンレターは出さなかったけれどね。
ちなみにほんとに出ていますよ。
114 :
無名草子さん:01/08/29 12:35 ID:IMaGke16
113です。
書き忘れです。
初版のみ載ってます。
それで古本屋で探しました。
115 :
1:01/08/29 13:21 ID:h1AV721g
1です。みなさまこんにちは。
まさか100を超えるレスがつくとは思いもしなかったので、
驚き、かつ感激しています。
みなさまのレスをひとつひとつ拝見いたしました。
どれも教えられたり、参考になったり、
大笑いさせていただいたりして、
楽しく、心あたたまるものばかりでした。
2ちゃんねるが今後どうなるかは分かりません。
明日にはこの板も、消えてしまうかもしれません。
ですから、書きこめるうちに、お別れのつもりで、
みなさまにお礼を申し上げたいと思います。
最後に北先生に関するこんなに有意義なお話が伺えて、楽しかったです。
ありがとうございました。またどこかでお会いしましょう。
上記の2行が無意味になることを祈りつつ……1でした。
116 :
無名草子さん:01/08/29 17:18 ID:5Hk3bwT6
この板は2ch騒動どこ吹く風って感じだったな
>>116 2chのせいで読書量が減ったと嘆く人も居るくらいだから…
118 :
名無しさん@そうだ松本高校へ行こう:01/08/29 18:35 ID:cE3o3CRw
>115=1
そんな寂しいこと言うなよ!きっと大丈夫さ。
そうだ、俺、今日このスレ見て「楡家の人びと」買ってきたんだよ。
読み終わったら、ここに感想書くよ。
俺、読むの遅いから、一ヶ月ぐらいかかるだろうな。
でもきっと書けるさ。
あ、俺だってわかるように、名前決めとかなきゃな。
「名無しさん@そうだ松本高校へ行こう」にするよ。
この名前で、きっと感想書くからさ、だから・・・、だから・・・、
待ってて・・・ウウッ。
119 :
無名草子さん:01/08/29 19:48 ID:a62XtKVg
高校の頃、狐狸庵センセのエッセイと共によく読みました。
父親のキャビアを盗み食べしたのを書いてて、その頃はキャ
ビアが食べたくて食べたくて仕方なかった(w
旧制高校で試験の答案に詩を書いたとかいうのに影響され
私もテストに「海のように深く山のように高く」とか書いた
っけ。そううつ病にも影響されたし・・・とにかくエッセイ
も純文学作品も面白かったよねえ。
120 :
○:01/08/30 00:42 ID:YtKrn72E
とりあえず、北杜夫ファンに悪い人はいないような気がする。たぶん。
121 :
かめ:01/08/30 10:43 ID:Y2uqEQFs
答案の「恋人よ・・・」の詩は現存されてるのがすごい。
確か物理の答案だったような。旧制高校の先生えらい。
北さんて、ホントに自分の生原稿を古本屋に売ったのかな。
株騒動のときお金を作るために売ったってエッセイに書いてたけど。
以前ヤフーのオークションにもいくつか出ていたよ。
ファンとしては複雑。
122 :
無名草子さん:01/08/30 11:59 ID:9NxwzNA6
ヤフーのオークション?欲しかった…
123 :
かめ:01/08/30 16:50 ID:GfrByZIc
>>122 今日見たらなかったよ。
エッセイで原稿用紙2〜3枚だったな。5万ぐらいだった。
私もほしかったけど、どうせなら「幽霊」の自費出版本がほしいのであきらめた。
・・といっても自費出版本は25万ぐらいするので高嶺の花だが。
124 :
だれでも良いだろ!:01/08/30 17:07 ID:qEQX1tMc
志賀昆虫に逝けばタマに会えるYo!
125 :
1:01/08/31 10:14 ID:JGmXRLIM
>>121 松本の「旧制高校資料館」(<ごめん、名称ちょっとうろ覚え)に行けば、
現物の写真があるよ。本当に書いてあるの(藁)「海のやうに……」
126 :
宗吉君:01/08/31 14:50 ID:9kVoInEo
いいなあ北スレ。まったりして。
これも人徳のなせるわざか
127 :
1:01/09/01 14:05 ID:ha4yli4o
ほのぼのあげ
128 :
無名草子さん:01/09/01 14:06 ID:ha4yli4o
>>127 ごめんなさい。間違って「1」で書きこんでしまいました。
このスレの1さんではないので、念のため。
129 :
ニョロ:01/09/01 17:26 ID:b1gHreIk
北杜夫氏の作品には中学生のころにお世話になりました.
マンボウものからはじまって,楡家などの純文学もの,童話ものと
たくさん読ませていただき,少年期の精神形成にかなり影響を受けてます.
なげやりなユーモアが多々あるにもかかわらず,上品なんですよね.
その後は氏の紹介した作家の作品を辿ったりしていまでも参考にしています.
130 :
無名草子さん:01/09/02 08:45 ID:vbJoNzSo
「皇室アルバム」に、北さんが出てらしたと聞きましたが、どなたかご覧になった方はおられませんか?また何か、賞でも授与されたのでしょうか。それならめでたいことなのでしょうが。
131 :
かめ:01/09/02 20:46 ID:l.9xxHSk
「皇室アルバム」ってまだやってたんだ・・・。
私も知りたいです。
情報求む。
132 :
無名草子さん:01/09/03 01:23 ID:QIhMrQjU
中学生の頃、初めて読んだ本が「どくとるマンボウ航海記」で、
それからはまりました。
なだいなだ、佐藤愛子。なんだか友人関係もおもしろい人ばっかりだし。
さみしい王様の冒頭は、あまりに笑いすぎて腹が痛くなりました。
盗賊(?)の親分の小便決戦とか……
133 :
無名草子さん:01/09/04 01:51 ID:FskA/pmU
うん、「どくとるマンボウ航海記」。
あれを最初に読んだけど、最高に面白かった。
134 :
無名草子さん:01/09/04 10:02 ID:Y1Oa3oZI
自分も航海記が最初。読んだときは印象に残らなかったけど、あとからじわじわ来た。
135 :
かめ:01/09/04 21:05 ID:Tc/MTKFA
「航海記」を読み返すと興味深い記述が多い。
サメってやつは、砂糖水を飲ませるところりと死ぬとは!
しかしどれくらい飲ませるんだろ?
136 :
無名草子さん:01/09/05 09:36 ID:/OJqw15U
>>135 そう! それ試したかった昔から。
砂糖入り紅茶ででもいいから。
137 :
無名草子さん:01/09/05 14:39 ID:6khV8CXM
「サメだあ! コーヒーコーヒー!」あげ
138 :
無名草子さん:01/09/05 14:47 ID:dD2aLGnA
精神科医っていろいろな人生をしってるから
小説とかのアイデアに困らないらしいね。
逆に、だから小説家になれるのだとか。。
139 :
かめ:01/09/06 14:14 ID:sdhU3huc
北さんの作品って、だらしなくって、間が抜けてて、善良で、
面白くて物悲しいキャラクターが多い。
「為助叔父」「ぼくのおじさん」のおじさん 「およそダメなあたしの夫」
「黄色い船」の亭主 「奇病連盟」のピョコリ氏
「遥かな国遠い国」の正太 「もぐら」のロクさん・・・などなど。
女子はおきゃんで蓮っ葉な物言いの、威勢のいいのが多いですな。
「木精」の倫子 「楡家」の桃子 「酔いどれ船」の・・。
エッセイでは、細身で可憐な美女が好みとかいてあったが。
140 :
無名草子さん:01/09/06 16:30 ID:nPxDxYHQ
高校生の頃(10年強前)、田舎に講演に来ました。
ちょっと引いちゃうぐらい呂律が回ってなくてかなり心配でした。
父上の郷里の県ということで、断り切れなくて…という感じだったのかな?
クイズみたいなのを何問か出して、
(例えば…:問【一番遠い国は?】答【遥かカナダ】)
俺の友達の弟が正解したんだけど、講演が終わった時、
壇上から「マブゼ共和国の紙幣をあげるから控室においで」
って言われていたのに、そいつは「いや、いいです」って断りやがった。
あの時の北さんの寂しいような、申し訳ないような表情を
思い出すと、なんだか切なくなります。
141 :
無名草子さん:01/09/06 16:32 ID:QjLS9HqI
>140
単に躁病だっただけでは?
142 :
無名草子さん:01/09/07 11:37
>>140 ええっ、断った?何で?もったいない〜
要らないなら譲ってくれても良かったのにね。
143 :
無名草子さん:01/09/07 12:37
>103
蛇足かもしれないけれど現実には遭難者は出ていないです。
でも確か登頂には失敗したのではなかったかな。
マブゼ紙幣萌え。
>143
階段の上り下りと散歩ぐらいしかしない運動不足の北さんが、
ヒマラヤ・ディラン峰に登ったのはすごい!
失敗したのでしたっけ? ちょっと私にはわかりません。
毎食ギー攻め(羊の脂)のメルバーンには後年会ったそうですね。
私もマブゼ共和国の紙幣ほしいぃ。控え室にも行きたいよ。
ハアぁぁぁ、もったいない。
145 :
無名草子さん:01/09/08 13:00
マブゼ紙幣欲しい欲しいあげ
146 :
無名草子さん:01/09/09 13:43
マブゼ共和国「文華の日」のエピソードはほのぼのしてていいなあ。
147 :
無名草子さん:01/09/10 14:10
文華の日に、小林信彦氏が、何か賞を受賞されたような記憶が…。何でしたっけ?
148 :
無名草子さん:01/09/10 18:07
これが海だ
海というものだ
ああその水は
塩分に満ちている
小林信彦氏は第2回マンボウ賞だよ。
ドンブラコー
150 :
無名草子さん:01/09/11 15:56
友達とふたりで、先生のお宅を見に行ったことがあります。
ちなみに友達は宮脇俊三氏のファンです。
「当家の主人ただ今発狂中」の貼り紙をみられるかと思ったのですが、
それらしいものはありませんでした。
今思えば、チョトストーカーですね。
先生、すいませんでした。
151 :
無名草子さん:01/09/13 03:50
拡大図、超拡大図、超超拡大図、超超超拡大図・・・
152 :
名無しさん:01/09/13 04:30
星新一もマンボウ賞を受賞しているね。
世田谷文学館の北杜夫展に行ったら、受賞直前の星新一の葉書が展示してあって、ものすごく下手な字で「賞をくれなきゃ酒乱になるぞ」。
星さん面白すぎ。
153 :
無名草子さん :01/09/13 06:35
今は唯の呆け老人。
154 :
無名草子さん:01/09/13 10:37
そんなこと、シュラン。(星氏談)
星新一氏に、大昔ファンレター書いたらお返事もらった。
北杜夫展に展示したあった星さんの葉書に
鳥のような変な生き物のイラストが描いてなかった?
あの絵が描いてあったよ。引越しを何度かしたのでもう手元にはないが。
もったいなかったなぁ・・・。
156 :
無名草子さん:01/09/13 16:11
なつかしいなぁ、小学生のころさびしい王様とかナンセンスで好きだった。
いまだに、王様のながーーいフルネームが言える自分。。。。
詳細忘れたが,スパイと大臣の暗号文の遣り取り(全てカタカナ)
も大笑いした.クリーニング代に異常に拘るやつ.
シャハジ・ポンポン・ババ・ヒサブ・アリストクラシー・アル・
アシッド・ストンコロリーン28世
であってる?
158 :
無名草子さん:01/09/13 17:51
確か、北さんはだいぶ前なんかの著作の中で「アメリカは一度も本土を攻撃されたことがないから、どうもよくない」
とかいってたな。
159 :
無名草子さん:01/09/13 19:01
>158
まじ?北杜夫って左翼思想の人間だと思ってた
これが海だ
海というものだ
ああその水は
塩分に満ちている
161 :
無名草子さん:01/09/13 22:42
>>155 >北杜夫展に展示したあった星さんの葉書に
>鳥のような変な生き物のイラストが描いてなかった?
それはホシツルでしょう。そうです。鳥のようなものは鶴を表現したかった
のです。
ホシツルが生まれるきっかけは「きまぐれ星のメモ」にあったような気もし
ます。
163 :
無名草子さん:01/09/14 00:26
亀で悪いが>59
カラコラム登頂隊について泣き出してしまったのは
御自身が登頂隊に参加されていたからでしょう。
そのあたりについては「白きたおやかな峰」という小説があります。
164 :
無名草子さん:01/09/14 00:28
159<こら何を言っておるか。かつては左翼は反米ときまっておったのじゃよ。
165 :
名無しさん:01/09/14 01:21
おいらは逆に、北さんは右寄りの人じゃないかと思っていた。
『大日本帝国スーパーマン』なんていう作品もあるし(藁
166 :
無名草子さん:01/09/14 12:15
>>165 昭和天皇のことを素直に尊敬している、と、どこかで書いてらしたものね。
167 :
無名草子さん:01/09/14 13:57
お父様からして熱血愛国歌人だったからなあ。
>>157 >シャハジ・ポンポン・ババ・ヒサブ・アリストクラシー・アル・
>アシッド・ストンコロリーン28世
たしか・・・ジョージ・ストンコロリーンと、ジョージが入ったと思います。
あれのナンセンスぶりはいいなあ。
潜水艦が砂漠の上を動いたりね(笑)
あと、スイスの銀行ネタはなかなか正確かも。
事実、ホロコーストで死んだユダヤ人の財産を、本人しか下ろせない契約だから
と返却しなかったもんね。
169 :
名無しさん:01/09/14 17:24
>>166-167
北さんはソ連を旅行したとき、レーニンの肖像をさして「あれは誰だ?」と訊いたために同行の星新一から笑われたそうだ。左翼だったらレーニンの顔を知らないということはあり得ないでしょう(右翼でも普通はないと思うが)。
170 :
無名草子さん:01/09/14 17:52
”自分の政治的な立場を考えると、幼稚過ぎて笑ってしまうほどだが云々”
という文章がどっかにあったから
右も左もないんじゃないの
171 :
無名草子さん:01/09/14 21:01
「危険人物ヒミツランキング」で、落語家より下だったって
お書きになってましたよね。その落語家って、誰だったんだろう…?
172 :
無名草子さん:01/09/15 11:05
>>168ジョン・ジョージ・ストンコロリーンじゃないかな?
犬のジョンだしさぁ
173 :
無名草子さん:01/09/17 10:48
ストン王国
174 :
無名草子さん:01/09/18 12:47
政治的思想を作品に入れることを避けていたような節はある。
でも、純粋かつまっとうな考えをもっている人間だと思う。
175 :
名無しさん:01/09/18 14:05
>>174 ひょっとしたらナチズムに絡めとられたドイツの作家たちのことが念頭にあったのかもね、北さんとしては。
176 :
無名草子さん:01/09/19 00:01
>>175 そうかも。なんせトーマス・マンの信奉者だもんね。
177 :
無名草子さん:01/09/19 00:08
「夜と霧の隅で」というタイトルのつけかたにその辺がうかがえる。
178 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/09/19 03:01
>174
よくわかる表現です。
戦時中はそれなりに染まったとか書いてらしたのは、
青春記でしたっけ?
その反動もあるのかな?って思ったことがあった。
表現が不適切でした...すみません
×:よくわかる表現です。
○:説得力のある表現ですねー。
180 :
無名草子さん:01/09/22 09:12
とっちゃんは大変人あげ
>178
青春記やその他のエッセイにもよく書かれているね。
私が読み返してる「駿馬」にも爆雷抱えて敵の戦車を道連れにしようと
本気で考えるれっきとした軍国少年だったって書いてる。
日本は生ぬるい平和に浸りすぎてるから、ノイローゼや
登校拒否なんかおこるんだとも。
ある面実に的確だなあって感じるよ。何か事件が起こるとコメントする
精神科や心理学のセンセイは絶対言わないよな〜。
182 :
名無しさん:01/09/25 21:21
>>181 ま、ノイローゼも登校拒否も今に始まった現象じゃないんだけどね。
登校拒否、ドメスティック・ヴァイオレンス、学習障害、セクシャル・ハラスメントだって戦前からあったけれど、当時はそういう呼び方をしなかっただけです。
183 :
無名草子さん:01/09/26 00:16
>>182
しかし平和になると人の心が彷徨いだすことは間違いない。
現在のほうが確実に心の病は増えている。
184 :
名無しさん:01/09/26 00:27
>>183 小人閑居して不善をなす、ってことだな。
186 :
無名草子さん:01/09/27 09:14
齋藤輝子さんの「舞踏会事件」あげ
187 :
無名草子さん:01/09/27 10:16
どんな事件?
188 :
無名草子さん:01/09/29 09:19
ひと言で言うと、浮気をなさいました。
189 :
無名草子さん:01/09/29 17:27
父っちゃんは大変人。
190 :
無名草子さん:01/09/29 20:41
<187 参照「母の影」
まあ浮気事件の表層は書いてあった。
それより熟れてないスイカにウイスキーかけて食べると
本当においしいのか 気になってまーす。
何年か前「知ってるつもり」って言う番組で
「ダンスホール事件」(舞踏会事件)を知ったよ。
『幽霊』にも色濃く反映。
関係ないけどスイカの缶詰はまずい。
茂吉はうなぎの缶詰持ってたね。美味いかな?
北杜夫先生はご存命ですか?
小〜中学の頃読み漁りました。
いまでも数十冊は残ってます。
最後に見たのは朝のTV番組でマンボウ・マブゼ共和国の話が出たときです。
中〜高校生のころだった。すでに老人でしたね・・・。
193 :
無名草子さん:01/10/01 09:32
ご存命でらっしゃいますよ。
よかった。
195 :
無名草子さん:01/10/01 10:31
北先生と愛子先生は孫の写真の交換をしておられる。
「さすがに上品ねえ」と娘さんが北先生の孫を
誉める一言に 妙に納得できるものがあった。
北先生は愛子先生の隠れ孫馬鹿ぶりにだけ
言及しておられて さすがと思った。
『楡家・・』10代の頃読んで、今でもその文庫本大事に持っている。
高校生の娘にもお母さんの大好きな小説だから読め、と読ませた。
おかしくてもの悲しい。絶品と思う。
遠藤氏、愛子先生とか田辺聖子先生とか、あのあたりの先生達が好きです。
197 :
無名草子さん:01/10/01 15:51
愛子先生 壮年のエッセイ集は乗り物のなかで
読めなかった。笑いがこらえきれなくて。
愛子先生も「血族」のPR写真など
お年だなあと思ったが、北先生はさらに
衰えてるのではと思うと切ない。
198 :
無名草子さん:01/10/01 19:52
何年前かなあ、『淑女失格』のサイン会に行ったよ>愛子先生。
日本橋の○善。背も高く体格がよくて堂々として美しかったです。
北先生との交流、随分若い頃の同人誌時代からのなんだよね。なんかいいだね。
わたしもこの方々大好きです。
200 :
無名草子さん:01/10/01 21:04
↑
1の偽物
201 :
無名草子さん:01/10/03 10:00
愛子先生の愚弟 北杜夫
しかし賢兄より愚弟に逝かれる方が
ぐっとこたえるでしょう。
北先生 どうか長生きしてください。
でも「早く逝きたい痛くなく」って気持ちも
老人介護してきた私には解る気がします。
文庫本の「ジバコ」(だったかな?)のあとがきが愛子さんで
愛子さんと田畑麦彦氏の結婚式の祝ジを北さんに頼んだということが書いてあった。
もう終わっちゃったけど、世田谷文学館の「佐藤愛子展」に
祝ジの生原稿が展示されてたよ。
あの北さんの小さい癖のある字だから読むのは大変だったけど
けっさく!ショーウィンドウに頭くっつけて動けなかったよ(^o^)
203 :
無名草子さん:01/10/08 23:48
その祝辞、愛子先生の本に載ってたよ。
ご本人は出席しなかったんだから、朗読したひとの
力量もあっただろうなあと思う。
>203
愛子さんのなんていう本?
題名教えて〜。あとがきには全文載ってないんだ。
205 :
無名草子さん:01/10/09 22:30
松本の旧制高校記念館で、先生の直筆を見ましたが、確かに少々癖のある文字でしたね。
206 :
無名草子さん:01/10/10 00:43
月と10セントage
207 :
無名草子さん:01/10/10 10:37
「死ぬための生き方」
愚弟ー北 杜夫
に「祝ジ」が載っています。
が、全文ではありません。残念。
うなぎどんぶりをおごると言ってから
いまだに食べさせてくれません・・・
とかいうところまで、載ってます。
段落にして五つ分。
名調子で朗読したのは故田辺茂一とのこと。
208 :
無名草子さん:01/10/10 15:21
マンボウものは結構読んだなぁ。
「小辞典」も好きです。
「航海記」はブリュッセルだかルアーブルだかに着いた頃から
先に進めなくなるんですよ、何回読み直してもそう。
再び1です。こんにちは。
100あたりでは取り乱してしまって、失礼いたしました(苦藁)。
早いものでいつも間にかレスも200を突破。
どれもこれも勉強になり、かつ楽しいお話ばかりで、
とても嬉しいです。本当にありがとうございます。
これからもよろしくお願いいたします。マターリマターリと参りましょう。
>207
ありがと〜。やはり全文ではないのか。ちと残念ですな。
「さびしい」シリーズのあとがきではうなぎ屋戦争
「ジバコ」ではウナ・ギメーシ。
北さんのうなぎ好きは遺伝かも?
こう見ると、北さんファンって多いではないですか。
身近な人にはいなかったので、うれしいですぞ。
211 :
無名草子さん:01/10/11 12:35
「大日本帝国スーパーマン」のなかの「新大陸発見」はとても藁えた。
212 :
無名草子さん:01/10/14 19:45
羽蟻のいる丘age
213 :
無名草子さん:01/10/14 20:16
なんか悪気のない、いい人って感じがする。
お坊ちゃま特有の無防備さ、天然さ、おっとりと品もいいし。
世渡り上手じゃないかもしれないけど、そういう所も好きだよ。
作品は『楡家の人々』が好きだ。
それからガイシュツかもだけど、昔『白きたおやかな峰』っていう題名で、
文法的にちょっと論争が起こってなかったっけ?
白くたおやかな、or 白きたおやかなる、じゃなきゃヘンだということで。
文語体と口語体がごっちゃになってる、とか言われてたような記憶あり。
あれ?『白くたおやかなる峰』だっけ?混乱してるな、我。
『白きたおやかな峰』でいいんだよ。
そうそう、本当だったら「たおやかなる」が文法的には正しいそうだが。
でも語感というか語呂というか「たおやか」の方がしっくりくるように
私には思われたが。
当時の論争のことは知らないが、なんだかんだ言われても
そのままを通す北さんは『白きたおやかな峰』の方がいいと
お考えだったんでしょうな。
216 :
無名草子さん:01/10/14 23:19
確か三島由紀夫が注意したんだよ
217 :
無名草子さん:01/10/15 01:16
ぉお、そんな大御所が!?
218 :
無名草子さん:01/10/15 03:25
桑田も金田一先生に
「砂まじりの茅ヶ崎・・・そんな形容詞は
ありません!」って叱られたって言ってた。
でもやっぱり語感としてあるものがあるよね。
三嶋文法学者には北文学大人の語感が無かった
んだよなあ・・・
北 杜夫を愚弟といいながら、こと文学的才能
において仰ぎ見る存在だと認識しておられる
愛子先生の潔さが 好きです。
219 :
名無しさん:01/10/15 03:59
文学的創造者は文法を守る者である場合もあるが、必要なときには文法を破る者になる場合もあるからね。
三島と北杜夫がともに敬愛するトーマス・マンだって、文法的にはずいぶん破格な文章を書いております。
220 :
無名草子さん:01/10/15 08:27
>北 杜夫を愚弟といいながら、こと文学的才能
>において仰ぎ見る存在だと認識しておられる
>愛子先生の潔さが 好きです。
いいないいなー、この二人の関係。
しっかり者の愛子姐さんは仙人タイプの弟のことが心配で、かつかわいいのかもな。
私どちらも大好きなんだ。
お元気で長生きしてほしいよ、マジで。
221 :
無名草子さん:01/10/15 09:21
名スレの予感、じゃなくて実感age
222 :
無名草子さん:01/10/15 12:12
北 大人の書架には森茉莉垂涎の
(理想の本棚には北 杜夫の蔵書から
OOとOOを盗み出し・・・)
本があったはずなのだが、
大量に処分された書籍の中にそれらが
入っていないことを祈る。
223 :
無名草子さん:01/10/18 00:07
あくびノオトage
224 :
EEじゃんぼ:01/10/18 00:47
最近だと文芸春秋の幸福論に文章のってた
225 :
無名草子さん:01/10/18 14:17
>>224 ありがとう! 早速バックナンバー探してみるわ。
226 :
EEじゃんぼ:01/10/19 10:25
227 :
無名草子さん:01/10/19 11:12
THANK’S<226
ご兄弟で載ってるね。
228 :
無名草子さん:01/10/19 11:22
え?買ったけど読まないで積んでた。ヨモー。
少し前のことだけど「新潮45 2001年6月号」に北さんの奥様の手記が載ってるね。
図書館にないのでまだ読んでないんだ。読んだ人いる?
230 :
無名草子さん:01/10/25 09:06
ありがとう。探してみます。なんか、教えていただいてばかりで申し訳ない。
231 :
無名草子さん:01/10/27 08:58
南太平洋ひるね旅age
232 :
名無しさん@お腹へってる:01/10/28 01:56
こんばんは。
皆さんの色々な話が読めて楽しいです。
ぼくもこの人の作品が好きです。
エッセイや短編群、童話から長編まで、多彩ですよね。
父親の本棚に発見し、小学生の頃にはじめて読んだのが
「マンボウぼうえんきょう」、いまでも大好きです。
また、この人の雑文に名前が出てくる作家さん達の作品は
どれも良質で、なにか素敵な手引きをして貰ったような感が有ります。
それに、なだいなださんや佐藤愛子さんのエッセイなどから伺うに
北杜夫さんは、若い頃から不思議な魅力をお持ちだったようですね。
ユーモアとは何なのか、簡単なようで難しいような
そんな不思議さを、体現なさっている様にも思えます。
233 :
無名草子さん:01/10/28 09:11
>>232 うん。ご本人は「雑文」とおっしゃるけれど、何を描かれても、
やっぱり文章に品格があるんだよね。
北先生経由でトーマスマンを読み始めたり、斎藤茂吉の短歌に目覚めたり。
そういう人は沢山いると思う。僕もそう。
「第三の新人」とかつて呼ばれた作家の方々の作品も、
「狐狸庵vsマンボウ」をきっかけに読み始めたし……。
234 :
無名草子さん:01/10/28 22:46
当家の主人発狂中。
ワラタ
235 :
無名草子さん:01/10/29 08:57
明日プールの後、図書館に行く予定です。
文芸春秋と新潮45を読もうぞ!
遠藤周作著書は「海と毒薬」しか読んでないなあ。
今度鬱になったら読むか・・・
236 :
名無しさん@お腹へってる:01/11/03 01:08
品格については余り詳しくないのですが
希有な書き手である事は間違いナイと思いますね。
実は今日、いつのまにか、どこかになくしてしまっていた
どくとるマンボウ航海記を文庫で買い直してみました。
久々なので読むのが楽しみです。
何日か前に奇病連盟も読み直してみたのですが、
相変わらず、凄く楽しかったです。
あの名台詞、ぼくもいつか言ってみたいものです。
マンボウ航海記は、いっとき暗記に近いくらい読んでいた。
今思うと、自分はあれでかなり時代からずれたと思う。
楡家の人々は、5年に一度くらいのペースで読み返すと、そのたびに
楽しい。
好きな作家だけど、実は、夜と霧の隅で、は読み切れないまま挫折。
「輝ける碧き空の下で」を読み始めた。
これって「楡家」より長いよね。
単行本で分厚いので持ち歩くのがちょっと大変。
北さんが「輝ける・・」を書くにあたって古本屋で関係書籍を
目録見て買ったところ移民の名前が延々と連なってたそうな。
それって名簿・・・。
239 :
名無しさん@お腹へってる:01/11/06 22:37
輝ける碧き空の下で
登場人物が酷い目にあったので鬱になって読むの辞めちゃった・・
240 :
無名草子さん:01/11/06 23:07
既出かもしれないけど、
辻邦夫との対談集「若き日と文学と」イイ!
北杜夫文学、辻文学のエッセンスみたようなものに触れられます。
ところで、「航海記」の後日談てのはないのかな?
サードオフィサーやコステロ氏とはそれっきりなんだろうか。
ちょい、気になってます。
241 :
名無しさん@お腹へってる:01/11/07 00:29
>>240 読みたいんだけど、見かけないなぁ・・
埴谷雄高との対談は図書館で借りて読んだけど
マンボウ節が全開で、なかなか面白かったです。
ついでに、サードオフィサーについて言えば
どっかの雑誌が編んだ北杜夫特集のムックに
北さんについての回想みたいなのを寄稿してました。
わりと我の強い文章だった記憶アリ。
対談といえば、なだいなだ氏との対談が読みたいな。
ぼくの知ってる限り、手に入りやすい形では存在してないみたいだけど。
242 :
無名草子さん:01/11/07 00:49
北杜夫さんのおかげで高校時代にセンチメンタルになったように思う。
北さんが好きでずっとポケットに入れていてぼろぼろになったといっていたので、私も
トニオクレーゲル読んでみたのだがあまりよく分からなかった。北さんが書いていたほどの
感動は受けられなかった。近代に上流層にいた人にしか感じられないものがあったのだろうか。
もうずっと前の話だ、また読んでみようか、北さんもマンも。
>>241 ども。
へぇ、あの「フカのごとき目をした・・・」サードオフィサーがねえ(笑)
読んでみたいですな。
>>242 そう。トーマス・マンなんて全然無縁だったものね。
で、「トニオ・クレーゲル」と「魔の山」に挑戦して、
前者はなるほど良かった、自分の額にもなんだか刻印がありそうな
気がしたもんです。(←バカ)
「魔の山」ほうは、1巻目で挫折。これは面白い小説なんでしょう?
それを味わえる器量ちゅうか能力の無さに全くの自己嫌悪です。
ま、いつの日にかってことで。
244 :
名無しさん@お腹へってる:01/11/07 01:50
>>243 ちなみに今調べてみたら
昭和50年発行 別冊新評 北杜夫の世界 でした
今でも時々古本屋で見かけます。
トーマス・マン
魔の山は面白い本ですけど、文庫で読むにはキツイですね。
245 :
無名草子さん:01/11/07 10:13
大フアンなのだが楡家だけは読んでない。
もうよむものがなくなると思うとよむ気にならない。
困ったものだ・・・。
246 :
無名草子さん:01/11/07 10:33
岩波現代新書から出ている茂吉についての四部作、すなわち、
青年茂吉、壮年茂吉、茂吉彷徨、茂吉晩年を読むといいですよ。
表題では茂吉に付いてかかれているように思われるし、内容そのものは過去に北サンが書いたさまざまな雑文を改めてまとめたようになっているけど、実父茂吉を語ることによって自己のアイデンティティを示しているようなそんな作品です。
それにしても、北さんの文章はたしかにすばらしく品があって、乱文が跋扈す現在の文学界において、その存在は改めて見直す必要があるのではないかと思われます。
茂吉は歌を作る際に、その一字一句について命がけで、その苦悩するさまを北さんは間近に見ているわけですし、
そうした体験が北杜夫の作品によい作用をもたらしていることは事実.テレビで見ると、単なるそーうつのおじさんに見えけど、私はこの作家は書くことに対して命がけなのではという確信をもっています。
中学の頃、「魔の山」読んでみた。分厚い本だったと記憶。
内容は覚えていない。←読んでないのと一緒
もちろん北さんの影響だったけど
無理して読んだだけでとても理解できなかったなあ。
魔の山」で挫折した人は、「ブッテンブローク家の人々」の方は読んだ?
こちらの方が敷居は低いと思うよ。
描写の細かさにちょっと感動する。「魔の山」と違って、ただの物語だから、
哲学っぽい話も出てこないし。
自分はこっちの方が好きなんだが、岩波文庫では「魔の山」しか見かけない。なぜ?
>>245 読み終わったら、また読み返せば良いんじゃないの?!
例えば、自動車にはねられて瀕死の重傷を負い、薄れゆく意識の中で、
「ああ、やっぱり楡家を読んでおくんだった…」と後悔しても遅いよ〜
250 :
無名草子さん:01/11/08 13:39
「魔の山」挑戦中です。
おもしろいんだけど、量が多すぎ・・・ 途中で疲れて他の本みたいに一気に読めない。
マンの他に北さんが影響受けた作家って誰でしょう?ドストエフスキーとかかな
ところでファンレター出したら万能葉書かえってきましたよ!
3年ほど前だけど、嬉しかったこと覚えてます
251 :
名無しさん@お腹へってる:01/11/08 15:16
3年程前って結構最近ですね
狐狸庵vsマンボウにでてる宛先で平気なら、書こうかな。
ぼくは魔の山、休み休みで3年くらい読み続けてます。
嫌な事が有った時はぐっと読み進みますね、何故か。
思うに、あの、ゆったりとしつつも虚ろな作中時間の流れに
うまく乗れるか乗れないかで随分印象が変わるんじゃないかと。
いろんな意味で重厚な作品ですね。
252 :
鬱です。。。:01/11/08 19:20
,ぇ.⌒てっ
ノ))人し川
ノ/! ´.ハ.`ゞ
ヾ_/〜|/
┌\v/┐
│| !:i||
↑マスコミ板で見っけた筑紫哲也AAなんだけれど、
筑紫よりマンボウ氏に見える・・・スマソ。。。
253 :
無名草子さん:01/11/08 20:18
船乗りクプクプの冒険
今日「神々の消えた土地」読みました.23歳の時の創作ノートを元にしたらしいけど,
1992年にこんな瑞々しい物語が書けるなんて...
あとがきに、『昔の学生はたとえ理科生であっても「ダフニスとクロエー」くらい
大抵読んでいたものだが』とあるのを読みかなり恥じいった.
「神々の消えた土地」私も今年になって読んだ。
とてもよかった。特に最後の何行かが。
あとがき読んで「ダフニスとクロエー」を図書館で探したが
そのタイトルではヒットせず。
ギリシャ神話集とかにきっと収録されているんだろうな。
原典読みたくなったよ。
>252 ちょっと似てる。
昨日書き込んだとき、間違ってsageで書いてしまいました。
自分の書き込みはどうでもよいが、このスレ下がって欲しくないのであげます。
257 :
無名草子さん:01/11/09 14:20
「俺様のアイディアを生かさないなんて、まったく手塚治虫の○○○め!」
船乗りクプクプの暴言。
258 :
無名草子さん:01/11/09 23:35
「ダフニスとクロエー」岩波文庫赤112−1 ギリシャ ですな
神話ではないそうです。
259 :
無名草子さん:01/11/09 23:51
ダフニスとクロエって、ラベルの音楽でしか知らない。
要するにハナシの中身を全然知らない。
心中モノかなんかすかね?
260 :
無名草子さん:01/11/10 00:58
無垢な2人の恋人が性に目覚めるお話しです。
>258 ありがと。
神話かと思ってたよ。探してみる。
262 :
無名草子さん:01/11/10 10:57
263 :
無名草子さん:01/11/11 18:42
めんちゃいねあげ。
264 :
無名草子さん:01/11/11 18:50
精神科医にかこつけて
自分は鬱だバカヤロー的なところがよくない。
自慢すんな
265 :
無名草子さん:01/11/12 13:50
自慢・・・?
ほんとに鬱にならなきゃ苦しいものだってわからないかもね。
威張っているのは躁病期だし・・・
よくないって・・・審判的物言いだね。そっちの方が偉そうだ。
北氏は精神科医をやめて久しいが、鬱病の方には診察を受けるよう、
家族や周囲の人には、励まさぬよう、治りかけに自殺の危険性があるなど
素人にもわかりやすく書いている。
氏は自らの躁鬱病をおもしろおかしく、ほら話のように書いているので
「病気を売り物にしている」という読み方もあろう。
彼自身躁病のため株で破産し、やっつけ仕事の対談や似たようなエッセイを
臆面もなく使いまわした。その結果離れていった読者もあったと思われる。
しかし彼のユーモアのあるエッセイは「弱虫」側から書かれてはいないだろうか。
高みから見下ろす視線ではない。彼の書くものは慈愛に満ちている。
267 :
無名草子さん:01/11/12 15:56
>>266 つか、何でアナタ演説口調なのよ
そんなの頼んだ記憶無いんだけど。
>267
そう言う貴方こそ何でそんな喧嘩腰なの?
感じ悪いんだけど。
…………喧 嘩 終 了…………
では以後はsage進行で。
271 :
無名草子さん:01/11/14 20:54
なぜあがらんのだあ。
272 :
無名草子さん:01/11/14 21:19
城にすみてえ
273 :
無名草子さん:01/11/16 10:00
あの、三島由紀夫も憧れた「脳病院」のお城ね。
274 :
無名草子さん:01/11/16 12:22
「黄色い船」の中の「こども」(だったっけ?)はショックだった。
北杜夫はこういう小説も書くんだ、とその時初めて知った。
275 :
無名草子さん:01/11/17 03:52
読みかけの、マルテの手記が見あたらん!
北氏の幽霊はマルテの手記の影響入ってるってことない?
276 :
無名草子さん:01/11/17 06:00
「狐狸庵VSマンボウ」に英語じゃ笑いを表す単語が
ラーフとスマイルくらいしかない、って箇所
当時編集者の誰かがちゃんと「そんな馬鹿なことはありません」
って進言してあげればよかったのに。
北さんって辻邦夫との対談でヘミングウェイ程度の英語なら
読めるって言ってたのにね。うーん。
277 :
無名草子さん:01/11/17 21:20
>>276 今確認しましたが
その部分は遠藤さんの発言ですね。
いい加減なネタ振りはあの人得意ですし、
或いは、故意のミスリードという可能性も・・
どこかで彼は、仏語は出来るが英語はさっぱり
と威張ってもいました(笑
どっちにしろ、対談の内容には余り関わりのない
些末な事では無いでしょうか。
278 :
無名草子さん:01/11/19 10:54
まんぼう遺言状では「やさしい手塚さんは子鯨のアイデアを活かして
くださった」と書いてあった。
NHKでまんぼうの生態を特集してた番組を見た。
もっとちっちゃくて弱弱しくユーモラスな生き物と想像してたけど、
大きくてふてぶてしくて、したたかな生き物だったのね。。。
己をしってる人のたとえる生物はちがうなあ。
279 :
無名草子さん:01/11/19 16:54
>>278 昔から、随筆にそう書いてありましたよね。
たしか、鯨を船の上に登場させようとしたら没にされて
惜しく思った手塚さんがちっちゃな鯨をこっそり登場させたとか。
280 :
無名草子さん:01/11/21 09:22
「私の恋はマンボウと同じ。頭と思えばすぐ尻尾」…いや、他スレで見かけて面白かったもので。
281 :
無名草子さん:01/11/24 13:52
寂光あげ
282 :
無名草子さん:01/11/24 22:56
白きたおやかな峰がおもしろかったなー。
283 :
無名草子さん:01/11/25 19:51
厚着し過ぎたドクターが汗だらだらで、服をかなぐり捨てながら、テントから飛び出して来るのが面白かった。
284 :
無名草子さん:01/11/27 00:18
いつだったか、(かなり昔)
白きたおやかな峰」を辿る番組のようなものだったと思うが、
インタビューに応えるメルバーンを見て、予想してた通りの人で感動してしまった。
この本の中でメルバーンが出てくる場面が一番好きだった。自分。
285 :
無名草子さん:01/11/27 00:29
いま楡家の人びとを読んでる。
ほかの本も読んでる。4分の3まで来た。
戦争シーンの終わり近く。
桃子がどうなったのか、はやく知りたい。
なぜか、基一郎よりも、桃子に親しみを感じます。
286 :
無名草子さん:01/11/27 00:31
親しみ、というか
作者の思い入れを感じる、というか。
287 :
無名草子さん:01/11/28 20:44
北杜夫は、田口ランディに似ている。
余りこのことを言うと、北氏の鬱が悪化するので止めとくけど。
288 :
無名草子さん:01/11/29 00:43
岩波から「雑学記」が再発されたよ!
289 :
無名草子さん:01/11/29 00:50
上の続き
第一章「日本について」は素晴らしい。
戦後歴史教科書が日本特有の伝説みたいなことを極端に削除したことを憂慮している。
今の歴史教科書論争なんて馬鹿みたい。
やっぱり北氏は日本人としてのアイデンティティの拠り所が何処にあるかをわかっていた。
戦後を生きてそれを見失わずにいたとはさすがだね。
以前、書店でいわゆる『電波を受信している人』がうろうろしていた。
その人は「さいとーもきちはキタモリオのお父さんなんだよー。
本名はサイトウソウキチだよー。」と叫んでいた。
ちょっとかんしんした。
291 :
無名草子さん:01/12/10 19:58
当家の主人ただ今発狂中age
『遺言状』は北さんの本読んでる感じがしないyo。チョトやだyo。
293 :
無名草子さん:01/12/14 20:25
294 :
船乗りプクプク:01/12/23 20:48
相変わらず株やってるのかな?
295 :
無名草子さん:01/12/25 23:14
やめたんでしょ。というか、家族にやらせてもらえないとか書いてあったような気が。
296 :
無名草子さん:01/12/27 00:39
「消え去りゆく物語」はどう思った?
中途半端な感じに思うのが多かったけど…
それがいいのかどうなのか。
まあ「水の音(だったかな)」は綺麗な世界で好きだけど。
小説書いてほしいなあ。
297 :
無名草子さん:01/12/27 10:16
鬱に騒音はきついだろうなあ。。。
文春で佐藤愛子・上坂冬子の阿川さんとの対談を読んだ。
「気のおけない相手と対談を」といわれ愛子先生が冬子女史を指名
したらしいが、「マンボーVS愛子」の対談は望めないのかなあ。
298 :
無名草子さん:01/12/28 05:44
>>297 >「マンボーVS愛子」の対談
むかしテレビでやってたよ。
299 :
無名草子さん:01/12/28 09:26
>298
うん。昔だよねえ。狸里庵先生と三人で「素晴らしき仲間」とか出てたよね。
まあ、対談そのものより、エッセイの描写の方がおもしろかったりもしたが。
やっぱ還暦前後はまだエネルギーあるんだね。古希、喜寿ともなると
エネルギー枯渇してしまうんだね。。。愛子先生は相棒みつけるのが
うまいのかな。
「孫にも負けず」より「娘と私と娘のむすめ」の方がエネルギーに満ちてる
感じはした。どっちが文学的とかはともかく。
新年号のどこかに書いておられるかな?マンボウ先生は。
お久しぶりでございます。1です。
まさか、300までレスが伸びるとは……。
皆様の書き込みを拝見して、どれも有意義で勉強になって楽しい、
本当にいいお話ばかりだなあと感激しています。
2ちゃんねるでスレを立てるのは初めてだったので、
最初はいったいどうなることかと思いましたが、
やっぱり北先生のファンの方々は、
皆さん温かい方ばかりですね。とても嬉しいです。
さて、今年も残すところあと1時間ちょっととなりました。
北先生ファンの皆様と、そしてもちろん北杜夫先生の、
ご健康としあわせを大晦日の空の下、心からお祈りしています。
どうか皆様、よいお年を!
明けましておめでとうございます。
北さん静かなお正月を迎えていることと思いますが・・
(建築業者も正月は休みでしょう)
怒りをパワーにして作品を書いて下さい。
ファンは待っていますぞ!
マターリしてるねぇココは…
なんとなく「優しい女房は殺人鬼」読み返してます
マンボウシリーズにも奥さんの事書いた奴があったっけ?
「マンボウ愛妻記」があるよ。
304 :
無名草子さん:02/01/16 10:05
「高みの見物」ってなかったですか?
確かゴキブリが主人公だったような…
涙出るくらい笑った思い出があります。
305 :
無名草子さん:02/01/16 20:31
四文作家と船医もいい味出してたね。
楡家の桃子に惚れてしまった(w
307 :
無名草子さん:02/01/21 14:21
「木精」のノッコも好き
北さん曰く「ぼかぁ、足の太い女性とだけは結婚したくないなあ」と
友人で先輩の○○氏の奥様の前で発言。
自他共に認める慇懃無礼ぶりが(・∀・)イイ!
308 :
無名草子さん:02/01/23 15:25
おぉ、すばらしいスレだ。
なつかしくて早速本屋で「航海記」を買ってきました。
上品かつユーモアにあふれた文章。
悔しいけど「お育ち」って重要なんだなぁと実感します。
王様シリーズ、私も大好きでした。オレンジジュース、飲みたい・・
309 :
無名草子さん:02/01/23 15:40
>>307 独身時代に、三島由紀夫夫人から「北さんはなぜ結婚なさらないの?」
と訊かれて「奥さんを見たら結婚する勇気がなくなりました」と暴言を
吐いた逸話もあるね。
310 :
無名草子さん:02/01/25 18:25
北杜夫氏と阿川弘之氏の対談集が新潮社から刊行されますね(嬉)。
「酔生夢死は、起死回生か。」本体価格1300円。
*「ウツで腰痛で年老いて……とグチをこぼす北さんに、
七つ年上の阿川さんが絶妙の話術で応えて茂吉の名歌を朗誦すれば、
いつか北さんも大発奮。ドリンク剤とビールを空けながら、
熱弁を振るう。『これが最後』といいながら、
二人の話は、今宵も、又……。」
311 :
無名草子さん:02/01/28 21:31
阿川さんとの対談集「乗り物万歳」もとっても面白いよ。
新刊も期待出来るかな。
『これが最後』といいながら、まだまだ書いてほしいのであります。
312 :
無名草子さん:02/01/29 05:19
313 :
無名草子さん:02/01/29 11:48
↑
おもしろかったよ!
年老いても北さんは躁病の貴公子(奇行氏?)ですな。
314 :
無名草子さん:02/01/31 09:49
>312 Thanks!
北氏、香港とマカオにギャンブル旅行か・・
まだまだお元気そうで安心(*^.^*)
315 :
無名草子さん:02/01/31 12:39
316 :
無名草子さん:02/01/31 14:16
>315
今月じゃないか。
今日はまだ1月だよ。
それにしてもびっくりした。
317 :
無名草子さん:02/01/31 14:27
死因が不明って・・・。解剖するんだね。合掌。
マジでこーいうのやめてほしい...
319 :
無名草子さん:02/01/31 17:11
>315
溺死になるのか?
>318
そんなこと言ったって、死因不明の場合は解剖が義務づけられてる。
320 :
真由美 ◆9BOxk3EI :02/01/31 17:55
南無
こんばんは。久しぶりにのぞいてみたら……。
あーびっくりした。あーびっくりした。
>>315さん、やめて〜(藁)。一瞬、何ごとかと思いましたよう。
>>312さん、この対談は知りませんでした。ありがとうございます。
最近「回想の父茂吉 母輝子」(斎藤茂太・著)という本を入手して、
読み始めているのですが、その中に若き日の北先生の書かれた
ハガキの文面が載っていたので転載します。
昭和24年9月、箱根に避暑に出かけた父・斎藤茂吉氏の
身の回りの世話をする「炊事軍曹」として、
強羅の別荘に滞在していた折に、
叔母の淑子さんに宛てた、近況報告の一文です。
「米と水をまぜて火にかければ飯になるし、
ミソとナッパを煮ればミソ汁になるし、
つまるところ炊事などいとたやすきものですが、
やはり男の出る幕ではないと愚考つかまつる次第です。
女といふものは、生物の法則内にはまつてゐるものですから、
こんな事ばかりうまいのでせう。
馬鹿でない限り男尊女卑になるのは当り前です。
もつとも賢明なる叔母上は、
おほむね中性におなりになる頃でせうからお怒りになるには及びますまい。
あらかしこ。(宗吉拝)」
「『炊事軍曹』北杜夫の片鱗がのぞいている。
この葉書をもらった淑子叔母の顔がいかなるものであったかは
想像するだに身の毛がよだつ」
……斎藤茂太氏はそう書いておられます。
電車の中で読んでいて、いかにも北先生らしい慇懃無礼さに、
大笑いしてしまいました。
322 :
無名草子さん:02/02/02 18:22
こんな素晴らしいスレがあったんですね。
北杜夫先生の作品が大好きで、少しでも先生の世界に
近づきたくて、勤務先に精神科を選んでしまいました。
先生の作品はどれも大好きだけど、選ぶとしたら幽霊
と青春期でしょうか。
あと、あくびノオトの「彼は小さな日記を抱いて泣く
」でしたっけ?(うろ覚えですみません)も好きです。
みんなシャボン玉の中で生きている〜っていうあたり
「ヤラレタ!」って思いました。
323 :
無名草子さん:02/02/05 13:34
>>322 北さんの残した(まだ亡くなってないけど。笑)功績って、
数々の文学作品も、もちろんそうだけれど、
「精神病に対する理解を広めた」というのもあると思う。
ご本人もエッセイに書いておられるけれど、
躁鬱病です、と診断されると「ああ、北杜夫さんと同じですね」と、
と患者さんがすぐ分かるようになったところとか。
322さんのような人材が精神科に進まれるようになった、というのも、
その功績のひとつですね。きっと。
もう10年くらい昔になるけど、長野の旧制松本高校?の記念館みたいなところに行って
マンボウ先生の落書きの実物を見てきました。まだあるのかな?
子供の頃好きだったマンボウエッセイによく山の話が出てきて、そこから自分はアウトドアに目覚めました。
まだ全然観光地化されてない上高地の話などを読んで憧れてました。
その頃のアルプスとか美ヶ原とか見てみたいなあ・・・。
325 :
無名草子さん:02/02/19 00:34
最近下がっているから上げてみる。
326 :
無名草子さん:02/02/20 02:14
さらにage
>>324 折れ10月に行ったよ。
テストの答案見てワロタ。
青春記好きだから楽しめた。
それから青山脳病科医院跡も行った。
石碑が建ってたよ。
折れ、何やってんだろ(笑
327 :
無名草子さん:02/02/20 04:14
今日医局記を読んでました
何故か「ドデヤ」のところでこんななんでも無い文が
↓
「一時は猛威を逞しくしていたドデヤも頓にその威力を減退させてしまった」
ああいい文だと何故かしみじみしてしまった
328 :
無名草子さん:02/02/22 14:40
青山脳病科医院かっこいい!
はったり建築万歳!!三島由紀夫が住んでみたいっていってたよ。
焼けずに今でも残っていたら、名所になって時代物の映画などの
ロケ地に使われただろうに。残念。
329 :
無名草子さん:02/02/26 04:21
さいきん「夜と霧の隅で」を読み始めた。
といっても、まだ初めの2話しか読んでないけど。
そもそも短編集なんで、ちと驚き。
330 :
無名草子さん:02/02/26 04:26
今、埴谷雄高との対談集を読んでいるんだけど、
マブセ氏ったら失礼すぎ(笑)。
しかしそんな中でもあくまで冷静を保ち、
どんな話題が振られてもきちんと応える埴谷雄高、
すごすぎる。
331 :
無名草子さん:02/02/26 10:38
埴谷氏との対談集確か2冊ありましたよね。読んで思ったんですが、ご両人の基本的な
教養レベルが一緒で、お互い文学者として敬意を持っているのが分かり、
北氏も多分軽い操(でなきゃ対談受けない)なんでしょうが、埴谷氏もちゃんと受けて
いて味があった。
332 :
無名草子さん:02/02/28 01:01
「とっちゃんは大変人」
繰の北杜夫の究極傑作作品。
俺の金字塔。
友人に貸したら「おもしろすぎていっぺんに読むのがもったいない」
と言って1章1日で10日かけて笑ってた。北杜夫 大好きだ!!
333 :
無名草子さん:02/03/03 13:49
age
334 :
無名草子さん:02/03/03 18:39
デンキチ王国!
こんなにラーメンを愛している人はいないと思われ。
「とっちゃんは大変人」を読むとラーメン食べたくなるよ。
335 :
無名草子さん:02/03/04 17:44
シナチク、シナチク
336 :
無名草子さん:02/03/04 23:29
厨房の頃、母の古い書棚から「青春記」を見つけて以来、マンボウシリーズは
読み漁りました。小説も。母に感謝。
「彼は新しい日記帳を抱いて泣く」が好きです。
あげっ。
337 :
無名草子さん:02/03/07 20:13
数年前に新聞広告で
「?年ぶりに躁になった北杜夫が本を出す」
みたいなことが載ってて大爆笑した覚えがあるんですけど
その本ってどの本のことですか?
既出だったらスミマセン
遅ればせながら
一番好きなのは航海記です
>337
よくわからないけど、数年前なら「マンボウ愛妻記」か「マンボウ遺言状」か
「孫ニモ負ケズ」のどれかじゃないかなぁ…
339 :
無名草子さん:02/03/09 23:16
>338
エッセーだったら買おうって思ってたけど
買ってないとこを見るとエッセーでは無かったような・・?
何はともあれありがとうございます
340 :
無名草子さん:02/03/10 02:08
まぁ、『マンボウ遺言状』は面白いけどね。『孫ニモ負ケズ』は恐らく
北さんの中で最も中身のないかもしれない本。『マンボウ愛妻記』は
普通かな(まぁ御愛嬌な部分が多いってことで)。茂吉4部作
が無事に完成したし、今では本だしてくれるだけで有難いよ。
341 :
無名草子さん:02/03/14 08:12
阿川さんとの共著「酔生夢死か起死回生か」ちょっと立ち読みした。
結構いい感じだけどページ薄いなー。
342 :
(´・ω・`):02/03/14 08:33
楡家の人々の初版本持ってます。
343 :
(´・ω・`):02/03/14 08:35
函に三島由紀夫の推薦文があります。
344 :
無名草子さん:02/03/14 08:40
>>341 その本、大笑いした。
「キミ子、キミ子、僕は&という字がうまく書けません!」と
ホテルのフロントで絶叫するマンボウ先生
345 :
無名草子さん:02/03/14 18:21
この人は俺の大学の大先輩ってことで、はじめて読んだのがどくとるマンボウ青春記
だったんだけど面白かった。寮でのはちゃめちゃな生活は何となく憧れる。
346 :
無名草子さん:02/03/15 19:59
347 :
無名草子さん:02/03/16 11:31
昔は新潮文庫の棚に行くと、葡萄色の背中の文庫がずらーっと並んでたものなのになあ。
友達にあげてしまった「着きと10セント」。惜しいことしたなあ。
348 :
無名草子さん:02/03/16 11:32
>>347 失礼しました。「月と10セント」でした。
349 :
無名草子さん:02/03/16 13:28
>>347文庫ならブックオフで100円で買えるよ。
むしろ、うちの方の普通の書店の方が北さんの本少ない。
さびしい・・・。
350 :
無名草子さん:02/03/16 13:34
三島由紀夫・・・桃子ファン。
「これこそ小説の勝利なのだ」だっけ?
北さんの結婚式で医局の偉い人のスピーチ。
「・・・獅子文禄先生のような立派な作家になって下さい」
に、三島由紀夫大笑い。
351 :
無名草子さん:02/03/16 13:42
ジー・オー大神会長をテレビのワイドショーで見たとき
三島由紀夫みたいって感じたよ。
会長はナルシストで○○だと思ったと正直に言っておこう。
352 :
無名草子さん:02/03/16 13:52
>>350 あ! そうなんだ。獅子文六氏なんだ。
そうだったのか。初めて知りました。ありがとう。
353 :
無名草子さん:02/03/16 23:32
はじめまして。
先日(具体的な日付は失念しましたが)日経新聞の社会面に北氏のエッセイが掲載されており、
それをきっかけに再読し始めた者です。
北氏の作品を読んでいたのはもうかれこれ10年程前のこと。
「まだ健在であったか。。。」というのが正直な感想です。
当時から「もう長くない」などどおっしゃってましたからw
今ではブックオフに行き、100円コーナーで買いまくっております。
今この年になっても、それはそれで楽しめる作品ですね。
そんな中こちらのスレを発見し、皆さんからの貴重な情報とファンの多さに
驚愕しております。
先日別のサイトにて「軽井沢高原文庫」なる場所にて今夏北氏に関する
イベントが開催されると聞きましたので、松本の旧制高校記念館とともに
訪れたいと思っております。
ちなみに現在読んでいるのは「輝ける碧き空の下で」です。
354 :
無名草子さん:02/03/17 21:10
中学から高校にかけて耽溺しましたねえ。北氏のような文章を書くことが
夢でしたが、もちろんかないませんでした。いま北氏の系譜につながる
作家というと誰でしょうか。なかなか見当たらないのでは。とても身近な
孤高の存在です。
355 :
無名草子さん:02/03/17 21:28
角出せ槍出せ性器出せ
356 :
無名草子さん:02/03/20 15:16
性器といえば……。
北先生自ら「唯一のエロ小説」。そうおっしゃる小説って、
タイトルなんでしたっけ? 思い出せなくって……。
「柳の下」だったかなあ?
上半身が髑髏で下半身が生身の女性……。
「髑髏と生身の境目はどうなってるんだろう」と考えて、
なかなかに不気味な思いをしましたっけ。
初めて読んだときに。
357 :
無名草子さん:02/03/20 15:19
「白きたおやかな峰」
これぞ純文学!!
358 :
無名草子さん:02/03/21 00:53
「柳の下」でいいんだよ。
著者中年になりたる事を記念して・・という副題がついていたような。
エロ小説という感じはあまりしなかったな。
初めて読んだのが中学生だったからかもしれないけど。
オチにギョッとしたよ。
359 :
無名草子さん:02/03/21 01:04
北=創価
有名ですよ
361 :
無名草子さん:02/03/21 12:44
>>358 ああ、記憶は正しかったのですね。ご指摘ありがとうございます。
362 :
無名草子さん:02/03/21 12:52
「とっちゃんは大変人」だの「高みの見物」だののふざけた小説が好きでした。
中学生の頃喜んで読みました。
363 :
無名草子さん:02/03/21 12:53
佐藤愛子や北杜夫が死んだら悲しいだろうなと思う。
可愛がってくれた親戚のおじさんやおばさんが死んだような気分だろう。
364 :
無名草子さん:02/03/24 03:05
「白きたおやかな峰」は北氏には純文学ではないみたいだね。
何かのエッセイにあれは高級エンターテイメントでしかない
みたいなことが書いてあった。多分、心の底から認めている
作品は『楡家の人々』しかないんだろうな。
365 :
無名草子さん:02/03/25 16:43
「幽霊」もかなりいいって自負していたよ。
宮脇俊三氏曰く「北さんは『幽霊』と『楡家』を書いて死んでいれば惜しまれたのに・・」
というようなことを言われたとか。宮脇氏特有の皮肉と愛情。
晩年に書いた茂吉4部作は賞ももらったし、評価されたけどね。
内容はエッセイに書いてあったこととだいぶかぶってはるが、
北さんでなくては書けなかった茂吉伝でしょう。
励ましちゃいけないんだろうけど『幽霊』『木精』の続編を書いてクレー。
366 :
無名草子さん:02/03/26 05:20
創価じゃ無いだろ。
仏壇が欲しくて通りがかった店に入ったら
その店が学会員以外には売らない店で、もの凄く頭に来た
っていうようなエピソードを読んだ事がある。
367 :
無名草子さん:02/03/26 09:11
「快妻オバサマ VS 躁児マンボウ」をやっと手に入れた!
今から読むぞ〜!
368 :
無名草子さん:02/03/26 10:05
仏壇といえば質素な白木で出来たものを見て、「これいいなあ」
同行の編集者曰く「北さん、それは神輿です」
「月と10セント」ではいかがわしいアングラ芸術家扱いだった
アイオ氏って、実は前衛画で有名なアイオウ氏の事であろうか。
中学生の頃は夢中で読んだが・・・
今更キタさんでもないでしょ
371 :
無名草子さん:02/03/29 20:37
>中学生の頃は夢中で読んだが・・・
>今更キタさんでもないでしょ
うんうん、そうでちゅね(w
372 :
無名草子さん:02/03/29 22:42
茶化すと地雷化するよ。いいのかよ。
373 :
無名草子さん:02/03/29 23:45
純文学作品はあんまり読んでません。
どくとるマンボウ航海記が最高に面白かった。
374 :
無名草子さん:02/03/30 00:09
>365
「晩年」ってあんた…
まだ健在なんだからそんなこと言ったら失礼だよ。
「航海記」を書いたころの北さんは、今の自分と大して年齢が変わらないんだよな。
あの教養と上品なユーモア、とても真似できない。
375 :
無名草子さん:02/03/30 01:12
「航海記」の中で北さんが、
馬を借りて海岸を走ったという記述があって、
昭和30年代に青春を送った人たちはみんな、
乗馬が出来るのだろうと、なかば本気で思ってた。
ああいう裕福な家庭に育ったからこそなのね……。
ドイツ連邦共和国のシュレーダー首相は4月1日、定例記者会見で、
「2002年度の『ドイツ産業・観光栄誉賞』を、日本の小説家、
ドクトル・まんぼう・きーた氏(北杜夫氏)に授与する」と発表した。
北氏の数多くの著作において、長年にわたり、
ドイツの誇るノーベル文学賞作家トーマス・マンの紹介がなされ、
それによりマン生誕の地であるリュ―ベック市に、
日本人観光客を多数誘致した功績をたたえたもの。
同賞は1952年に設立された権威ある賞で、日本人の受賞は始めて。
5月1日の北氏の誕生日に合わせてドイツ産業・観光相が来日し、
ご本人に授与するはこびとなっている。
なお、これを記念して北氏が居住する世田谷区は、
同氏を名誉区民と認定し、記念品として、
純金製ドデヤ像(高さ70センチ・重さ350キロ)を贈呈することを決定した。
これも5月1日に授与される予定。
朝目新聞4月1日付より抜粋
孤狸庵周作が北さんの本の解説で書きそうだな>376
378 :
無名草子さん:02/04/02 03:04
北さんって、国から勲章の類をもらったことがあったっけ?
文化勲章をもらってもいいと思うし、せめて文化功労者にはなってしかるべきじゃないかと思うのだが。
言いにくいが、元気なあいだに栄誉をたたえてあげたいよ。
国家からの栄典やお仕着せの権威づけは辞退する人だと思われ。
最近阪神がちょー強いから
北さん大喜びっすか?
381 :
無名草子さん:02/04/05 11:33
喜んでらっしゃるでしょうねえ。
ほどほどに、いいあんばいに(株をやる、とか言い出さない程度に)
躁になってくれないかなあ。新しい作品が読みたい。
382 :
無名草子さん:02/04/05 11:40
北さん、昔から不摂生してきた割には長生きだね。
>379
>国家からの栄典やお仕着せの権威づけは辞退する人だと思われ。
確かに権威主義には否定的だけど、北さんは愛国者でもあるからくれるといったら無理に断りはしないんじゃないか。
「叙勲拒否」なんてスタンドプレーも嫌いだと思うよ。
384 :
無名草子さん:02/04/06 21:50
いやー、実は栄典の機会は何度もあったんじゃないのか?
与える方のメンツもあるので、近ごろでは内々で意向を打診してから
発表するらしいから。
385 :
無名草子さん:02/04/07 00:13
どうなのかなあ。
俺はそういった内部事情は何も知らないが、しばらく前に大江健三郎が
文化勲章を拒否したことがあったんじゃないか?
大江に断られるくらいなら北さんにあげれば良かったのに。
まあ北さんにしたら、自分が勲章もらうよりも阪神が勝ちまくるほうが励みになるかもしれないね。
別に野球に興味はないが、がんばれ阪神!
386 :
無名草子さん:02/04/07 01:33
7連勝は球団タイ。
387 :
無名草子さん:02/04/07 06:34
高木卓みたいに芥川賞受賞を辞退する作家ってやっぱり珍しいんだろうな。大
江もサルトルみたいにノーベル賞を辞退すれば男が上がったのだが。
ふだん左翼っぽいことを言っていても、いざというときにはノーベル賞という
西側社会の権威を断固拒否できないところがいかにも大江らしい。
388 :
無名草子さん:02/04/07 06:44
星、開高、吉行、山口、半村ときて、筒井はしぶとく長生きしそうだから、
次は北さんなんだろうなあ。。。
389 :
無名草子さん:02/04/07 08:38
縁起でもないこと言うなよ〜
本当に心配になるじゃないか。
390 :
無名草子さん:02/04/07 14:16
391 :
無名草子さん:02/04/08 01:00
>>390 すでにROMってますが(ワラ
阪神負けちゃったけど何か書いてくれないかなぁ。
星野阪神についてどう思うか聞きたい。
392 :
無名草子さん:02/04/08 03:55
インターネットの時代になおご健在ということは、
かんがえればすごいことだよなあ。
青年期の北さんなら、2ちゃんねるにハマリまくったんじゃないか?
だれか北さんにこのスレおしらせしてみたら?
冗談抜きに、気が向いたらなにか書いてくれそうな気がする。
393 :
無名草子さん:02/04/08 03:59
ブクオフに全集が100円で10冊ぐらい置いていたが
買ったほうがいいのかな?
394 :
無名草子さん:02/04/08 06:44
>>393 内容にもよるしあなたのライブラリーにもよるけど、
その値段なら求めておいても損はないんじゃないかな。
395 :
無名草子さん:02/04/08 07:25
一度も出てないようですが、『或る青春の日記』を100円でゲト-!!!!!
マダイキテラッシャッタンデスカ
エンドウシュウサクサンノホウガナガイキシソウニミエタノニネ
397 :
ヒポマニー気味:02/04/09 00:21
どうも、浪人生です。
マンボウ医局記呼んで、俺も医学部目指すこと決意しました。
精神科医になるぞ!
399 :
無名草子さん:02/04/13 12:00
がんばれー。
医局記は昆虫記、青春記、航海記ほどのテンションは無いけれど、
私も好きな作品です。
400 :
無名草子さん:02/04/13 12:01
401 :
無名草子さん:02/04/14 22:44
21世紀もご健在の北杜夫氏を401以降もヨロシク★
航海記は名作ですね。
403 :
無名草子さん:02/04/17 13:29
名作 出世作
404 :
無名草子さん:02/04/18 00:43
遠藤周作も併せて読むと、よりいっそう北さんの人柄がわかる。
躁時のとっぴな行動やら発言やらがカナーリ笑える。
405 :
無名草子さん:02/04/18 02:44
>>359が本当ならかなりショック
でもなんで狐狸庵先生と仲がよいのか
「僕のおじさん」を読んだ子供の頃から好きだったな
あとTV出演時の北さんが最高
>>405 ないない(藁)。それはないよ。
遠藤氏との関係は「狐狸庵VSマンボウ」という対談集を読むと、
初めて出会った頃からのことが詳述されているので、
よく分かるけど……絶版かな?
407 :
無名草子さん:02/04/22 02:17
まんぼうあげ
408 :
無名草子さん:02/04/23 09:02
北さんが信仰してるのはユンケル黄帝液だよ。
茂吉のうなぎと一緒で、元気アップ〜。
楡家だろうねやっぱ。あの一作だけで文学史に名を残すのは間違いないだろな。
410 :
無名草子さん:02/04/25 09:52
楡家サイコー!
桃子と赤褌さんがむすばれればよかったのに人生はままならない。
411 :
無名草子さん:02/04/25 10:04
赤褌さんに東京で再会したら幻滅したんだっけ。
現代のサーファーやスノーボーダーでもよくある話だが、こういう
時代を超えた普遍性が傑作たる由縁か。
412 :
無名草子さん:02/04/25 14:33
病院の事務長あたりに邪魔されたんじゃなかったっけ?
病院近くの木の下(丘?)で待ち合わせのはずが桃子が行けなくて
赤褌さん待ちぼうけ。そして自然消滅だったような・・
記憶違いだったらすまん。
413 :
無名草子さん:02/04/25 14:35
週刊新潮に北さんの娘さんがエッセイを新連載。
面白いから立ち読みすべし!
マカ〜〜〜
414 :
無名草子さん:02/04/25 15:10
楡家の人々・・
小学校が青南小だったから時代設定が昔なのに
すごく懐かしかった。
「おおー、あそこのことかあ」って目に浮かぶ。
和菓子屋さんとかお寺とか今もあるとこが多いよね・意外と。
415 :
無名草子さん:02/04/25 19:15
>>406 ありがとうございます。安心しました。
怪盗ジバコとかばかり読んでたもので…(^^;)
>ほどほどに、いいあんばいに(株をやる、とか言い出さない程度に)
>躁になってくれないかなあ。新しい作品が読みたい。
躁鬱の周期ってどれくらいなんでしょうか、躁でいる間に作品が書き終えられる
くらい長いんでしょうか?
417 :
無名草子さん:02/05/01 12:09
夏が近づくと躁じみてくるって昔書いてたよ。
躁の勢いで書いた作品もあるけどむしろ鬱の時に
絞り出すようにして書いていることの方が多いらしい。
>>416 >>417 躁の勢いで書き出したものの、途中で鬱になってしまって、
お話を終わらせるのに四苦八苦しておられる作品を見るのは、
ご本人もつらいだろうけどファンにとってもつらいですね。
あれとあれと、ああ、あれもそうだ……(涙)
ジバコ・・・
420 :
無名草子さん:02/05/05 14:24
女王陛下のおしゃぶりage
421 :
無名草子さん:02/05/06 10:54
北杜夫と辻邦生の関係は周知のようだが、紹介の仕方の変化が面白い。
航海記では友人T
青春期では「廻廊にて」「背教者ユリアヌス」の小説家
後は紹介ない。
如何に年長の辻が有名になるのが斎藤宗吉より遅かったかが分かる。
422 :
無名草子さん:02/05/15 18:56
age
423 :
無名草子さん:02/05/18 01:45
全集が近所のブクオフにある・・・
100円で・・・15巻だけ購入したけど
残りはまだある・・・
424 :
無名草子さん:02/05/21 19:21
プクプクage
425 :
無名草子さん:02/05/23 17:25
最近、児童向けに長編小説書いたっていってなかったっけ?
424> クプクプだね
独特まんこ公開禁
428 :
無名草子さん:02/05/26 00:02
ところであんたら、マンボウ派?それとも幽霊派?
最近、娘さんが、週刊新潮で、エッセイを書いていますね。なかなか面白い。
418>幽霊
429> 羨ましい。親が文学者だからか。わしだってそうしたい。できるなら。
まぁ、無理だけど。
431 :
無名草子さん:02/05/31 00:01
北さんのせいでTVにキャビアが出てくると
「こんな黒いのはにせものだ」と思ってしまう。
灰色の大きいのというのが食べてみたい…。
432 :
無名草子さん:02/06/01 22:02
とっつぁん揚げ
433 :
無名草子さん:02/06/03 10:09
宮崎駿「カリオストロの城」最後のシーンでのルパンとクラリスを見て、やはり、
ジバゴの最後を思い出したのは僕だけかなあ。ジバゴ文庫版の解説は遠藤周作で
モンローのパンツの話は面白かった。
獅子文六のエピソードは筒井康隆が源氏鶏太に激怒するようなものですね。
まあ、北杜夫は怒らないけど…
434 :
無名草子さん:02/06/03 13:55
初めてならどの作品から読むのがいいでしょう?
435 :
無名草子さん:02/06/03 18:27
>434
「へそのない本」短編と随筆なので好きなの見つけやすいと思う。
436 :
無名草子さん:02/06/03 19:04
>435
アリガトウ探してみます。
437 :
無名草子さん:02/06/03 19:10
よーーし。
ご迷惑はおかけしません。
438 :
無名草子さん:02/06/04 15:27
北杜夫先生は、田口ランディに似てる。
いやランディが北杜夫先生に似ているだけなんだが。
439 :
無名草子さん:02/06/04 15:31
ど、どこがじゃーーー!!
>>438 北先生に失礼なことを言うなーーーー!
440 :
無名草子さん:02/06/04 22:57
北さんに似てる作家って…ランディ氏のどんなとこが似てるの?
知りたい。
441 :
無名草子さん:02/06/07 23:11
母マンボウ
雌マンボウ
子マンボウ
早口言葉で言ってみたまえ
442 :
無名草子さん:02/06/09 13:32
ハハマンボ!
メスマンボ!
コマンボ!
443 :
無名草子さん:02/06/10 16:23
>>423 いいなあ。家の近所のブックオフには北さんの文庫しかないよ。
全集欲しい〜〜
444 :
無名草子さん:02/06/10 16:42
『輝ける碧き空の下で』はイタかったな。
仮にも傑作『楡家の人々』を書いた北杜夫が耄碌(躁鬱病が亢進?)して
ほとんどしどろもどろの醜態をさらしているのを見るのは悲しかった。
445 :
無名草子さん:02/06/11 10:57
ブラジルへの移民の話。
読んだが、ちょっとがっかり。
移民たちの悲惨な状況は十分すぎるほど伝わるが
小説としてはなあ・・・。冗長すぎた。
私的傑作は「幽霊」「楡家の人びと」
マンボウものでは「青春記」「医局記」「航海記」
みんなは?
446 :
無名草子さん:02/06/12 06:18
「昆虫記」「高見の見物」あたり。
虫が好きなわけではありませんが。
447 :
無名草子さん:02/06/12 11:17
虫といえば「百蛾譜」で、窓ガラスにものすごい数の蛾が
張り付いてるシーンを思い出すよ。
幻想的で、好きな短編なんだけど蛾が大嫌いな私は想像すると
腰が抜けそう。
448 :
無名草子さん:02/06/15 23:22
ご存じの方も多いと思うけど7月20日〜10月14日 夏季特別展「北杜夫展」が
軽井沢高原文庫で開催されますぞ。お楽しみに!
449 :
無名草子さん:02/06/17 01:23
図書館のリサイクルコーナーに大量の著作が。
処分する人もやっぱいるんだよね〜。しかも文庫でなく単行本。
有難たく頂戴してきました。ヒャッホー!
450 :
無名草子さん:02/06/17 05:37
こんなスレあったんだ…くやしい。
タイトルはほとんど覚えてないけど、
ガキの頃マンボウシリーズ好きで読んだなあ。
はじめて読んだ真面目な(?)作品がなんか不気味な話で怖かった…
また読みたいけど何一つ思いだせん…全集買っちゃおうかなあ。
451 :
無名草子さん:02/06/17 11:42
>>440 顔が似ていると、1度ランディスレにチョロっと出ていたはず。
例えば下がり気味の目とか、ちょっと鼻先が尖っているところ
など。他にもちょっと薄い口びるとか。
あっ、こんなこと書いたら北先生の鬱が悪化しますね(藁。
452 :
無名草子さん:02/06/17 23:18
なーんだ顔か。ほっ…って顔だって失礼だよ!
マンボウ航海の時の証明写真ハンサム様だと思いませんか。
40代の頃のふっくらしていたときは「何にでも使える万能ハガキ」の
かえる君に似てます。今はだいぶお痩せになってますが。
453 :
無名草子さん:02/06/18 13:14
週刊新潮の連載は、躁鬱ネタが出るまで北氏のお譲さんであると
気づかなかった…。うかつ。似てるなとは思ったんだけどなぁ。
454 :
無名草子さん:02/06/23 11:47
「さびしい王様」の中書きのうなぎ屋戦争に笑った。
茂吉もうなぎ好きだし、血は争えませんな。
今歯の悪い北さんは何を召し上がってるんでしょ?
455 :
無名草子さん:02/06/27 09:22
お嬢さんの由香さんのエッセイはまとまったら本になるでしょうかねぇ。
あとがきが北さんだったらうれしい。
456 :
無名草子さん:02/06/27 23:19
ムーンフィッシュとサンフィッシュ
昼寝するマンボウと猛スピードのマンボウ
貴兄はどちらがお好き?
457 :
無名草子さん:02/06/28 19:38
>>455
斎藤由香のエッセイっておもろい?
下世話で、マンボウ氏のユーモアを受け継いでない気がする。
458 :
無名草子さん:02/06/29 23:59
確かに品のないのは認めます。第1回目は面白かったのに。
もてたいと言った北さんをランパブに連れて行った話等は
やれやれって感じ。北さんのエッセイに書かれてる娘さんは
ユーモアがあって面白いんだけどねえ。
「パパは駄馬だから安楽死はだめ」とか、気の利いたこと言うんだけど。
自分のことはいいからお父さんのことだけ書いて
460 :
無名草子さん:02/07/01 10:25
ところで軽井沢高原文庫の「北杜夫展」に本人は来るの?
461 :
無名草子さん:02/07/02 09:54
軽井沢高原文庫のホームページを見る限りでは講演はないみたいだよ。
462 :
無名草子さん:02/07/07 15:04
age
463 :
無名草子さん:02/07/12 14:42
きゅうり3本 VS 金貨ジャラジャラ ageませう。
464 :
無名草子さん:02/07/12 17:34
hop step up!
465 :
無名草子さん:02/07/12 19:35
嬉しいスレ見つけたage
子供の頃から大好きで何度も何度も読んでるからなあ・・
去年世田谷文学館の講演を聴きにいった時
腰が痛いっておっしゃってたけど
講演前に痛み止めを下さいって奥さんに言ったら
渡された薬は生理痛の薬だったって
しょうがないからそれ飲んだんですって
ポツポツと話してくれるのが
面白くてちょっともの悲しくて
作品そのものだなって思った
466 :
無名草子さん:02/07/14 22:58
講演すごい人だったね。今もなお熱烈なファンがいることが
やっぱりすごいな〜と思ったよ。
もっと早くから待ってて最前列に座りたかった。
後世に「楡家」と「マンボウ物」は絶対残るね。
個人的に好きなのは「幽霊」だけど。
467 :
無名草子さん:02/07/16 23:23
講演とかけっこうやってるんだね。
いってみたいなぁ。
468 :
無名草子さん:02/07/17 00:13
北さん本人は講演は嫌いっていってるけどね。
浮世の義理で断りきれないんだろうな。
軽井沢高原文庫にも来てほしいよ。姿だけでも見たいよ。
469 :
無名草子さん:02/07/21 19:00
軽井沢なんて行かれないよ〜。行きたいよ〜。
しかし痛み止めの薬は生理痛の薬といっしょだよな。もともと。
半年振りに覗きに来ますた。
「月と10セント」古本屋で購入して久々に読み返したら、「月乞食」の写真にワロタもんで。
もう北杜夫展って始まってんですか。時間取れたら行きたいな〜。
471 :
無名草子さん:02/07/24 09:10
7月20日〜10月14日 夏季特別展「北杜夫展」
週刊新潮立ち読みすべし。
北さんの娘さんと阿川佐和子さんのトークイベントやるそうな。
472 :
無名草子さん:02/07/29 10:44
age
473 :
無名草子さん:02/07/30 10:01
軽井沢高原文庫の8/18のトークイベントは娘さんと北さんの対談だって。
予約制で既に締め切ったとのこと。申し込めた人いる??
474 :
無名草子さん:02/08/05 14:11
週刊新潮チェックしておけばよかったー。
生の北さんみたいよーー。
「最近は新陳代謝も落ちて来て、爪もあんまり伸びない・・」 (阿川弘之との対談)
・・・何かしらん、どっかおかしみがある(w
講演に出てくるってのは、今はまた躁なん?(笑
477 :
無名草子さん:02/08/07 12:53
おかしみ…あるねぇ。
昔「清純作家」って言ってたのも笑えた。
478 :
無名草子さん:02/08/07 14:56
王様も乞食も姫君も、いや、すべての人間や生物たちも、なんらかの形で
寂しいものにちがいありませんね。ほんとに腎臓の痛むくらい、或いは
オネショをしてしまうくらいに・・・。
479 :
無名草子さん:02/08/08 13:01
若い頃カコイイ!
480 :
無名草子さん:02/08/08 14:11
マンボウ航海の頃の写真がいい。芥川賞をもらった頃のやつ。
でも北さんって私の中では白髪のイメージが強い。
481 :
無名草子さん:02/08/09 13:25
うへえ
482 :
無名草子さん:02/08/09 13:25
わお
483 :
無名草子さん:02/08/11 21:31
「週間新潮」今週号の、斉藤由香さんのエッセイを読みました。
北さんの娘さんだとしても、そういうこと書いていいかなあ、と
思った。
北さんが、こんなふうに無惨に客観的に書かれた活字は初めて
みました。
今から、20年以上前にもらった、ファンレターの返事の
葉書をしみじみ眺めてしまいました。
484 :
無名草子さん:02/08/13 08:31
田宮二郎も躁鬱病だったんだって。
M資金、人形館、モルジブ投資etc 躁の誇大妄想の時にありとある詐欺話に
ひっかかって一部では覚醒剤の使用を疑われる程・
欝になって「躁鬱病というものの存在を知っていたら夫婦で笑い流して乗り越え
られたのに」と言い残して猟銃自殺。
北杜夫氏はそれでもネタにして小説なんか書いてるけど、重症になったらほんとに辛い
病気らしいよ
485 :
無名草子さん:02/08/13 12:44
吉行淳之介も「鬱の一年」なんていう本を書いているな。
ところで実在した米国は帰還できたの?
487 :
無名草子さん:02/08/22 23:34
週刊新潮に、娘との対談+飛び入り阿川佐和子の
軽井沢高原文庫「北杜夫展」の対談が載ってるね。
娘の顔写真見たけど綺麗とは言えないね。
北氏の方は体のあちこちが痛くて
自分でご臨終とか言ってたらしい。
488 :
無名草子さん:02/08/23 08:31
489 :
無名草子さん:02/08/23 15:35
ほんと新潮の写真見ると見事に北さんそっくり。親子だなー。
「北杜夫展」にフミ君らしき人も来ていた様だが、北さんに似てるのかな?
私は北さんの文才を受け継いでるのはフミ君だと根拠なく信じているんだけど。
490 :
無名草子さん:02/08/24 00:42
明日新潮見に本屋逝きます・・・。
491 :
無名草子さん:02/08/24 00:57
フミ君って誰?
ちなみに司会は勝谷勝彦氏だったそうです。氏のHPに書いてた。
つーてもこのスレの人は知らないかな・・・?
493 :
無名草子さん:02/08/24 04:06
>491
孫ニモマケズを読むと良いと思ワレ
494 :
無名草子さん:02/08/25 00:48
由香は離婚してるの?
495 :
無名草子さん:02/08/25 11:27
496 :
無名草子さん:02/08/26 14:00
司会は阿川佐和子さんでしょ。
497 :
無名草子さん:02/08/26 14:16
498 :
無名草子さん:02/08/26 14:30
斎藤由香で書いてるからでは?
オレも一瞬あれ?とか思ったが果たして
この人の文学者としての実力は埴谷雄高との対談が
もっともよく物語っているのでは
ただの叙情作家ではない
哲学エッセイとやらの池田昌子なんぞよりずっと上
499 :
無名草子さん:02/08/27 09:33
中学のころむさぼるように読みました。
『青春期』を読んで、忍術使いが壁を登るくだりに感服し、
教室で壁のぼりの練習をしてました。
10年くらい前の話だけど、周りにぜんぜんファンがいなくて
さびしかったです。
500 :
無名草子さん:02/08/27 10:47
北杜夫の愛読者にそう悪い奴はいないよ。このスレッドも、2ちゃんねるにしては上品でしょう。というわけで500ゲット。
501 :
無名草子さん:02/08/27 14:35
>>499 私もなぜかまわりに北ファンいなかったよ。
しかしネットにつなぐとたくさんいるではありませんか!
隠れ北ファンよ出てこーい。
502 :
無名草子さん:02/08/27 22:07
>>497,
>>498 エッセイでは、両親と同居しているようなことが書いてあるし、
斎藤だしなぁと思った。
娘は文才なさそうだ。
503 :
無名草子さん:02/08/27 22:41
皆さん、「どくとるマンボウ青春期」に登場のヒルさんこと蛭川先生は5年ほど前は
100歳すぎでまだご存命でした。ひょっとしたら今も………(うちの亡親父の担任だった)。
504 :
無名草子さん:02/08/28 09:43
>503
先日旧制高校資料館に行きましたが、蛭川先生はもうお亡くなりになったようでした。
偲ぶ資料がいくつか展示されていたと思います。
中学生の時に教室に「酔いどれ船」が置いてあって、「俺は岩礁の上に立つ。素っ裸で
か黒い光に照らされて」とかの文を友達が担任の物まねで読んでて散々笑ってたな。。。
ス、スンマソン、、
>498
昌子→晶子
507 :
無名草子さん:02/08/29 03:38
北 杜夫さんが小柄な女性と古書店にいるところを見かけました。
急いで三省堂でさびしい王様を購入し、直接ご本人に声をかけるのも
失礼と思い、お連れの女性を通してお願いしたところ、緊張した面持ちで
サインしてくださいました。
おまけに路上で軍隊式の敬礼までしていただきました。
うん十年前のできごとです。
時々背表紙を見てそのときのことを思い出します。
508 :
無名草子さん:02/09/01 21:49
今日また一冊買ってしまった。
5冊以上いまだ未読なのに。
21歳の漏れの周りはファンどころか知ってる人さえいないよ。
若いってのは時として不幸な事だな(w
509 :
無名草子さん:02/09/01 22:02
今更どくとるマンボウ航海記を読んでるけど、本当に面白い!
名前と評判だけは聞いてたけど手を出さなかった数年が口惜しい。
続いて別の作品も読みたいんですがお勧めありますか?
マンボウシリーズ以外にもある?
510 :
無名草子さん:02/09/01 23:07
>509
北氏はお笑い物と純文学物の二種類を書いてるよ。
マンボウ物でオススメは「青春記」だね。
純文学なら「楡家の人々」。
>508
知ってる香具師は知ってるぞ。
漏れが北氏の本にであったのは消防の頃だった。
>>510 ありがと。純文学面白そう!
青春期も探してみます。
>>510 漏れは中学校の時に多分にもれず航海記から入ったが、国語の教師に薦められて
楡家の人々を読んだ。最初、中学生には良さがわからなかったが、高校生の頃か
ら何回も改めて読んだが、だんだんと良さを実感した。
北氏の純文学なら「楡家の人々」はオススメですよね。
いまの508の21歳の周りに知っている人がいないのはムリもないよ。
漏れの頃は北杜夫、星新一なんかブームだったもんな。
510もその頃では?
>>510 北氏の他の本に比べると「楡家の人々」は読み応えがあるぞ(^^)。
ガムバレ。
513 :
無名草子さん:02/09/02 20:18
関係ないのですが、うちの父、北氏にそっくりなんです。
今もそっくりなのですが、若い頃、インスタントコーヒーの
CMに出ていた頃はもっと似ていて、表札にイタズラされたり
してました。中学の教師に昆虫記を勧められて読み、すごく
面白かったのですが、あまりに父に似ているので公に好きと
言えなかった遠い思い出があります。
(ちなみに父は医者なんです。老い方も似ていて恐いです。)
高校の時の国語の教科書からはまったんだけど、
高校の図書館にあった北さんの本の図書カードを見ると30年位前の日付が・・・。
>509
今まさに「楡家の人びと」を読んでるんだけど、思ってた以上に面白い!
純文学とはいえ、そこはさすがに北杜夫だなぁと思える言い回しとかがあって。
電車の中で思わずニヤリ・・・。
515 :
無名草子さん:02/09/03 22:06
age
516 :
無名草子さん:02/09/05 14:26
513のお父様に会いたい!
517 :
無名草子さん:02/09/06 01:55
南太平洋ひるね旅age
ひさびさに着たら、まだあった!このスレ。
518 :
無名草子さん:02/09/06 14:34
アタオコロイノナは昆虫記にでてきたんだっけ?
神様??
519 :
無名草子さん:02/09/06 15:22
薄馬鹿下郎。
520 :
無名草子さん:02/09/06 16:48
>>518 アタオコロイノナはマンボウ航海記。
マダガスカル島にいる神様の名前。
意味はなんだかへんてこりんなものという意味。
521 :
無名草子さん:02/09/06 19:23
白きたおやかな峰
も素晴らしいと思うよ
522 :
無名草子さん:02/09/06 19:49
羽蟻のいる丘が好きだなぁ。
523 :
無名草子さん:02/09/06 20:52
「楡家の人びと」皆さん絶賛ですが、ぼくは半分までしか読めませんでした。
なんだか歴史年表を読んでいるような味気なさを感じたからです。
ぼくの想像力が足りないだけでしょうか?
このスレ見るともう一度読んでみたくなったのですが…
「(楡家の人びと)こんなところがよかった」というのがあれば教えてください。
524 :
無名草子さん:02/09/06 22:16
あれは人間一匹一匹の風変わりぶりが面白いんだよね。
まずそれを味わってから次に時間の積み重なりといったもの
が感じられていく訳で・・
余談だけどオレには嵐が丘とかの系統のイギリスの小説が
全然ワカラン。執事と言っても何の事やら実感が沸かないし、
伯爵も普段一体何をしてるのか全然解らんし(本当は農地を
羊の放牧場に変えて農民が追い出され職を失って都会に
出て行くというものすごい野蛮な時代の当の地主だった筈なのでは)、
恋愛と結婚について永遠に悩んでるその息子や少女という
のもまるでまつたくイメージできず、愛ゆえに死すなんて
言われてもな〜んの事やら。。
そういうのと比べると上流大家族の物語とはいえ一人一人の
生い立ちが現実的でとても感情移入しやすい小説と思われ
>523
たしかに歴史年表みたいではありますね……。
でも読んでいくうちに段々面白くなってきてます。
と、なんと言っても北杜夫の著書を通じて「知ってる人」の物語なわけで、
そこがまた面白いと感じさせる一因でもあります。
しかし現在、登場人物と実在の人物の繋がりが誰が誰だかサパーリな状態。
前に読んだのをもう一度読み返してみないと……。
526 :
無名草子さん:02/09/08 03:37
527 :
無名草子さん:02/09/08 16:22
マイナーなところで『マンボウ雑学記』は?
これって、黄版の岩波新書です。
少年のときに、ゴマンとある名画など、とか、
口の中はたちまちヨウコウロのごとくなり、とか、
「ふざけた表現」に染まりきっていたときだけに、
この人の確かで深い教養に、びびった憶えがあります。
マンボウじゃないぞ、と。
528 :
無名草子さん:02/09/08 17:23
わたしの青春時代は「青春期」とともにありました。
恐らく100回は読んでいます。十数年前の高校生の時には、
どこかで見つけてきた高下駄をはき、くっちゃくちゃの帽子をかぶってました
(学校で一人だけの愚行でした)。
その際、北さんも引用していたウィリアム・ブレイクの詩句を繰り返しました。
「愚行を固執すれば賢者となるを得ん」
「過度の道は叡智の殿堂に通ず」(いずれも『青春期』に引用あり)
今では恥ずかしい思い出ですが、北さんも書いていたとおり、
満員電車の中で片方がどこかへ行ってしまって狼狽したこともありました。
妙な白状はともかく、北さんとも交友関係にあった奥野健男が
『北杜夫の文学世界』(中央公論社)という評論を書いておりますが、
その中で、こう書いています。
「北の笑いは静的であり、受身的で、小声でつぶやいている感じである」
(遠藤の笑いに反して)「それに反し北杜夫の笑いは、相手を、他人を必要としない」
(『どくとるマンボウ航海記』について)「この内向的な本は、意外にも(当然にも)
多くの人々の共感を呼びベスト・セラーとなった」
北さんのご性格が見事に評価されているように観じますが、いかがでしょうか。
また、奥野・北対談では(前出本から引用)、
「安吾と北さんとは共通しているところがあるな。ふざけた文体まで似ている」(奥野)
となっています。
ちなみに、わたしは純文学よりもマンボウ派のためか、マイベストは『航海記』です。
529 :
動画無料サンプル:02/09/08 18:20
530 :
無名草子さん:02/09/11 12:01
>523
「楡家の人々」は確かに最初は面白くないかも。
でも、読むに連れて感情移入ができる。
そうなるととても面白くなる。
ところで、「赤いオバケ白いオバケ」はどうなったの?
幼児向けに書いてるって言ってたけど・・・
続報キボンヌ。
531 :
無名草子さん:02/09/12 16:34
「楡家の人びと」でキャラクターが強烈なのは基一(基一郎だっけ?)
そのせいか1章が1番面白いと思う。
中学のときも読んだけどあまり印象になくて、大人になって読み返したら
すごく良かった。大河ドラマになるよ。
昔テレビと、舞台でやったことがあるらしい。
見たかったなあ。
「赤いオバケ白いオバケ」は完成していません。
集めた資料を無くしてしまったのでだめになったって
エッセイに書いていたよ。埴谷氏の「死霊」のような
スケールの大きい童話になるって書いてあったのにとっても残念だ―。
皆さんレスありがとうございました。
久しぶりに、しおりをはさんでいたところから読み返してみましたが、
登場人物、「桃子」ぐらいしか覚えていませんでした。
また最初からですね・・・
534 :
無名草子さん:02/09/16 00:57
初めて読んだのが「孫にもマケズ」
535 :
無名草子さん:02/09/16 10:48
>534
孫ニモ負ケズは正直ガクーリした。
1ページ1ページが分厚すぎる。
内容は良かったんだけどね・・・
そして、一文字一文字が大きすぎる(w
537 :
無名草子さん:02/09/17 08:35
中日新聞で松本にある旧制松本高校の校舎が紹介されてました。
>大正生まれのドイツ風
>(中略)
>作家・北杜夫が自身の学生生活を赤裸々に記した「どくとるマンボウ青春記」の舞台であり、
>近代を自由に生きた弊衣破帽、蛮カラな男たちの青春の象徴でもある。
>(後略)
中日新聞で北杜夫の名前が掲載されたのは、多分、遠藤周作が亡くなった時以来です(w
538 :
無名草子さん:02/09/17 09:32
>537
どっちでもいい事でスマソが、
>中日新聞で北杜夫の名前が掲載されたのは、
>多分、遠藤周作が亡くなった時以来です(w
最後がなぜ(w?
ここは(萎では?
539 :
無名草子さん:02/09/17 14:26
旧制松本高校に夏休み行って来ました。平日だったためすぐ側の駐車場にとめられました。
中も空いていてのんびり見ることが出来ました。
出発前に何度目かの「青春記」を読み返しましたが、帰ってからまた読むともっといい!
また行きたいけど、松本は遠いなあ。
540 :
無名草子さん:02/09/18 09:02
本当に。松本はいい街ですよね。
将来リタイアしたら、住みたいとまで思います。
真冬はちょっとつらいかもしれないけど……。
541 :
無名草子さん:02/09/18 11:00
旧制松本高校に置いてある試験の答案がほんとうに青春記の通りでオモロイ!
>538
久しぶりに名前を見て浮かれてたもので……。
542 :
無名草子さん:02/09/19 09:57
鬱勃たる「パトス」さんはご健在だろうか?
543 :
無名草子さん:02/09/19 15:05
>>542 それは誰? 北さんのこと?
おれ、高校生のとき通信添削のハンドルネームで
その文句使ってたよ。なつかしいね。
544 :
無名草子さん:02/09/19 23:53
>543
マンボウ青春記を読むと言いと思われ。
>>544 なんだ。まんまじゃん。100回は読んでるよ。
546 :
無名草子さん:02/09/20 00:14
北氏は憂行さんだろ(w
そういう意味だったのね。理解。
548 :
無名草子さん:02/09/20 00:30
友よ この世に物理学という学問があるのは 海のようにも山のようにも
哀しいものだ
とかいう長詩の全文が知りたい
549 :
無名草子さん:02/09/21 17:55
>>548 それよりも「問題を見てピクリンサン、腋の下にはアセチレン・・・・・・
どうかスコンク、クレゾール」を知りたい。
59点。
551 :
無名草子さん:02/09/22 00:22
>548
>友よ この世に物理学という学問があるのは 海のようにも山のようにも
>哀しいものだ
禿しく違う(w
正しくは
恋人よ
この世に物理学とかいふものがあることは
海のやうにも空のやうにも悲しいことだ
だ罠
552 :
無名草子さん:02/09/22 13:40
>>548 燃しちゃったんじゃなかたっけ。
原稿書きながら青春時代の恥ずかしい作品みんな燃やしてるってのがどれかのエッセイであったような。
553 :
無名草子さん:02/09/24 10:23
>>552 燃やしたと書いてあるのは青春記だが、
果たして本当に燃やしたのだろうか?
554 :
無名草子さん:02/09/24 11:36
555 :
無名草子さん:02/09/24 18:00
あれ? 松本のあがたの杜の旧制高校記念館で、
その詩の書かれた答案用紙を見た記憶が……コピーだったかな?
旧制高校記念館の館長さんは、昔々、
北先生を教えてらした事があるそうで、なんでも北先生、
「僕は将来大物になりますから、丁重に扱った方がよろしいですぞ」
なんて言ってたらしいです(w)。
いかにも北先生らしいですね(微笑)。
556 :
無名草子さん:02/09/24 18:25
たしか松本の記念館にあったんじゃないですか。
で、北杜夫はかなーり真面目な学生で、クラスでも
1〜2番の成績だったということですね。このあたりは
記念館での展示に書いてあったと思います。。。
またいきたいな、と。
557 :
無名草子さん:02/09/24 22:05
行きたいですなー。
北杜夫氏をめぐる旅でもしてみたいですね。
東京・青山>松本(上高地も)>上山>仙台。
こんな感じでしょうか。
「まんぼう青春記の旅」とかね(w。
558 :
無名草子さん:02/09/24 23:08
へぇ、北杜夫って旧制高校時代はそんなに成績が良かったんだ。
東北大医学部時代の成績表を見ると、BとCばっかりだけどね(w
559 :
無名草子さん:02/09/25 00:21
>557
>東京・青山>松本(上高地も)>上山>仙台
最後は北氏の御宅訪問ってのはどうよ?
560 :
無名草子さん:02/09/25 00:24
>>557 ごめん、マンボウ、ね。
>>558 おれも意外だったよ。
で、上山って山形の疎開地のこと?
561 :
無名草子さん:02/09/25 07:57
齋藤茂吉の出身地ですね。
疎開していた大石田ってどこでしょう。
562 :
無名草子さん:02/09/25 10:10
>>558 東北大学時代は、いずれ作家になると決めてたから、
卓球ばかりやってたし、講義にはあまりでてなかったと書いてなかったかな。
563 :
無名草子さん:02/09/25 10:55
確か北先生のお隣の宮脇氏のお宅って、
マンションに建て替えられたのですよね?
入居してみたいなあ。
564 :
無名草子さん:02/09/25 13:41
星新一の戸越の家は、星新一が高輪に引っ越してからやはりマンションになっていた模様。
そのマンションに夏目房之介が入居していたはずだ。
565 :
無名草子さん:02/09/26 21:15
566 :
無名草子さん:02/09/27 13:39
私も「青春記」に1票!
ゾンネンパルタイ(太陽党)に笑ったー。
567 :
無名草子さん:02/09/27 23:13
>566
瘋癲居士に一番笑いますた。
568 :
無名草子さん:02/09/30 22:41
航海記も捨てがたいですな。
やっぱり一番最初のマンボウものだし・・・
本日楡家の人々読了。
最後がえらく唐突にあっさり終わったんでビックリした。
楡家、三部二章にようやく突入しました。
ハリーポッターの新巻が出るまでに読み終われるかな……。
571 :
無名草子さん:02/10/01 01:28
「桃子という少女は何と可愛い人なのでせう」@三島ユキオの葉書
572 :
無名草子さん:02/10/01 05:47
三島の仮名遣いの誤りを指摘して一時不和になったエピソードには笑える。
573 :
無名草子さん:02/10/01 18:58
>>572
阿川弘之との対談の、
「酔生夢死か起死回生か」だったよね?
574 :
無名草子さん:02/10/01 20:33
阿川さんとの対談「乗り物万歳」も面白いよ。
北さんて本当にマイペースだなあ。
阿川さんと喧嘩にならないわけだよ。
575 :
無名草子さん:02/10/01 21:19
どくとるマンボウ、北杜夫・・・・
どくとるマンボウ青春記・・・大好きです!!!!
576 :
無名草子さん:02/10/01 21:46
おお、懐かしい。
小学校の卒業文集での俺の作文の文体、北さんのマンボウものの文体を真似してた(笑
『航海記』を何回も読んでたんだよなあ、あの頃(w
『青春記』と『医局記』も楽しませていただきました。
純文作品では『幽霊』が好き。『夜と霧の隅で』も面白かった。
因に俺は24歳です。
彼のファンてどのくらいの世代に多いんだろう。
578 :
無名草子さん:02/10/02 11:39
>>577 当方リア厨。
若い人に人気が多いんだよなぁ。
マンボウ氏って。
青春記も少年少女向けに書いてた章もあったし。
579 :
無名草子さん:02/10/03 11:07
中学生の子供にマンボウシリーズ読ませたら(・∀・)イイ!って言ってた。
私も中学生からのファンなんだよね。
ちなみに私は30代。ファン層は広いと思われ。
北杜夫展には小学生から北さんと同年輩ぐらいの人も来ていたよ。
580 :
無名草子さん:02/10/03 11:09
医局記・・・
あれも面白かったなあ・・・
北さんまた新しいの書いてくれないだろうか?
581 :
無名草子さん:02/10/03 11:54
30代男です。
医局記のあとは、年代順だと「航海記」に続くのかな。
すると、次が来るとしたら、
「航海記」がベストセラーになって、芥川賞をとった当時の話あたりに
なるんだろうか。
582 :
無名草子さん:02/10/04 17:03
>>581 という事は周りの作家の先輩後輩を書く事になるのかな?
狐狸庵先生や佐藤愛子辺りの事を書くんだろうな。
583 :
無名草子さん:02/10/05 06:13
>582
と言うか既にあるよ、そーいうの。
584 :
無名草子さん:02/10/06 14:26
今、NHKのBS2で松高のことをやってるよ。
585 :
無名草子さん:02/10/07 07:22
昨日の朝(10/06 )にホンジャマカが司会をしてる番組で、
どくとるマンボウって逝ってたよ。
ドリトル先生と間違ってたみたい。(萎
586 :
無名草子さん:02/10/08 10:07
楡家や輝ける碧き空の下でもよいが、酔いどれ船がすばらしい。
冒頭の詩がいいんだよね。たしかランボーの詩だったと思うが
587 :
無名草子さん:02/10/08 11:14
あたおころいのな
588 :
2チャンネルで超有名:02/10/08 11:20
589 :
無名草子さん:02/10/08 21:20
>586
酔いどれ船って北氏のには珍しいオムニバスだったよね?
まだ読んでないなぁ。
最近「マンボウ遺言状」を読みますた。
なんだかガクーリ。
〜〜なのねという書き方に萎え。
もっと若々しく書いてくれることをキボンヌ。
590 :
無名草子さん:02/10/08 21:21
〜なのよね。っていう書きかたすごく違和感ある。
こないだ古本屋で、楡家のハードカバー版を見つけた。
はさんであった栞をみると、楡脳病院としか思えない建物の写真がプリントしてあった。
楡脳病院って、モデルになった建物が本当にあったんですかね。
知ってる方おられましたら、情報お願いします。
592 :
無名草子さん:02/10/09 01:19
青山脳病院。。。。。?
593 :
無名草子さん:02/10/09 04:59
松沢病院なら見学に行きましたけど。
594 :
吾輩は名無しである52:02/10/09 05:05
葦原将軍・・・。。。:::
595 :
無名草子さん:02/10/09 08:20
青山脳病院の模型?が、世田谷文学館の2F常設展に展示されてるよ。
ものすごく派手でご立派な建築物。さすが喜一設計。
戦災で燃えなければきっと文化財にでもなっていただろうなあ。
惜しいなあ。
596 :
無名草子さん:02/10/09 10:01
人造大理石はセメントにこよりを練り込んで修理するのだ
597 :
無名草子さん:02/10/09 15:45
失礼 青山脳病院は戦災じゃない火事でした。
喜一→紀一でした。
茂吉が病院長になって、経営に苦しんでいた時の歌。
「茂吉われ院長となりいそしむを世のもろびとよ知りてくだされよ」
ちょっと滑稽で(・∀・)イイ!
598 :
無名草子さん:02/10/09 20:07
もうすぐ600・・・
>>597 >>喜一→紀一でした。
紀一→基一郎じゃ無かった?
楡家の人々を実在の人物に直すと、
基一郎は北氏の祖父で、龍子が輝子オバサマ。
徹吉がかの有名な斎藤茂吉。楡峻一は茂太さんで、
周二が北氏本人。
これで間違ってないよね?
漏れには後は分からんな。
599 :
無名草子さん:02/10/10 05:34
米国と欧州の読み方をオシエテクダサイ
よねぐにとおうしゅうとして全部読みきってしまったのですが
イマイチしっくり来ないのです。オシエテクダサイ
600 :
無名草子さん:02/10/10 14:07
北さんのお祖父さん 実在の人物 斎藤紀一
楡家では 作中人物 楡基一郎として登場
私は「よねくに」って読んでたよ。本当の読み方は??
601 :
無名草子さん:02/10/10 16:10
600ゲトおめでとうございます!
602 :
無名草子さん:02/10/10 23:52
ヨネクニだと思われ。
ここって2ちゃん語使ってるけどyahoo掲示板みたいだな。
徹吉のモデルが茂吉だって事は知ってたけど、それ以外も一族がモデルだとは知らなかったです。
恥ずかしい・・・
604 :
無名草子さん:02/10/12 00:44
「よねくに」で間違ってないYo。
はじめの数ページをきちんと読めば載ってるよ。
605 :
無名草子さん:02/10/13 16:36
楡家の人々で一番印象に残ったのは誰だろう?
漏れは基一郎が良かったよ。
606 :
無名草子さん:02/10/13 22:43
もう結構30年前くらいになるけど、
NHKのTV銀河小説とかいう15分の連続番組で
楡家の人々をやってた事があるんだよね。
印象に残ってる配役は、
基一郎 宇野重吉
院代 時代劇でよく薄幸の娘のとっつぁん役をやってる鶴みたいな人
上の娘 知らん人
中の娘 佐藤友美
桃子 畑なんとかという元国会議員に似た人
峻一 吉宗をやってた人
ビリケンサン
ううう 俳優に詳しくないから名前が出て来ん・・
でもみんなすごいはまり役で顔とかよく覚えてる(w
しかし考えてみると佐藤友美は年取らないな〜。
この頃から永遠の30代を保っている(ww)
607 :
無名草子さん:02/10/13 23:17
中学の時学級文庫に狐狸庵VSマンボウがあったので休み時間
に読んだことを思い出しました。
中1だったので内容が大人すぎてよくわからなかったなー。
高校の頃にも何冊か読んだけど、内容を全然憶えてなくて、
このスレ発見してからぼちぼち読み返しています。
きのうはブクオフで航海記とおもちゃ箱買ってきました。
文章に品があってクスッと笑えてホントに楽しいですねー。
608 :
無名草子さん:02/10/14 00:58
>>607 あくまでも漏れの独断と偏見だが、
北杜夫氏のユーモアは品のあるユーモアだ罠。
狐狸庵氏のユーモアは下ネタが多いような気がする。
ユーモアと言う点では、北氏の方が勝ってるのでは?と思タヨ。
609 :
無名草子さん:02/10/14 14:36
問題を見てピクリン酸 脇の下にはアセチレン 目から涙がポロニウム
まさかここらが電解な〜と 思う考えアマルガム
これじゃあ親にはとっても亜鉛 だからお願いアルデヒド
次はいい点トレーサー どうか単位をクレゾール
↑さてホンモノでしょうか(^^;
610 :
無名草子さん:02/10/15 03:40
なかんずく
611 :
無名草子さん:02/10/15 03:45
ゴマンと
612 :
無名草子さん:02/10/15 06:06
この人阪神ファンだったと思うんだけど……。
なんで父っちゃんの入団先が中日ドラゴンズなんだ?
>>609 どうか単位をクレゾールではなくて、
“どうかスコンククレゾール”だと思いますが…?
誰かフォローを。m(__)m
614 :
無名草子さん:02/10/16 06:03
みんなよく覚えてるなー。
615 :
無名草子さん:02/10/16 09:52
>>613 >>どうか単位をクレゾールではなくて、
>>“どうかスコンククレゾール”だと思いますが…?
>>誰かフォローを。m(__)m
確かにスコンククレゾール。
さっき確認したから間違いない。
616 :
無名草子さん:02/10/16 09:55
>>614 漏れは覚えてるんじゃなくて実は調べながら打ってる。
みんなは覚えてるんだろうか?
617 :
無名草子さん:02/10/18 14:13
誰か幽霊の自費出版を持ってる香具師いませんか?
618 :
無名草子さん:02/10/18 20:59
買うと20万から30万すると思われ。
買えないけどほしー
619 :
無名草子さん:02/10/19 01:45
>どうかスコンク
調べようとしたら青春記が行方不明な罠
どこいったんだ〜!!
620 :
無名草子さん:02/10/19 02:39
★或る事件から中央公論新社にアイソをつかした・・
★「小説新潮」とは国交断絶した。
なにが合ったのでしょう?
621 :
無名草子さん:02/10/19 10:05
>>620 >★「小説新潮」とは国交断絶した。
文芸春秋だった気がするが・・・
622 :
無名草子さん:02/10/19 15:36
>>621 マンボウ夢草紙の191pには
「小説新潮」と書いてます。
文春とも何かあるのかもしれませんが・・・
623 :
無名草子さん:02/10/19 15:39
どくとるマンボウ青春記も
中公→新潮に移したようですね。
(中公は残り在庫分のみ)
新潮社自体とは国交があるようで・・・
624 :
無名草子さん:02/10/19 15:51
どっかの偉い編集者に癖の強い人がいて、徹底的に相性が悪かったらしいですな(w
瞬間湯沸かし器の阿川さんも対談で怒りもせずんだんだと言って聞いてたから
多分そうなんだろうけど、文芸春秋だっけ中央公論だっけ
625 :
無名草子さん:02/10/21 10:51
Kという人物ですな。もうお亡くなりになったとか…
出版社は忘れますた。
626 :
無名草子さん:02/10/23 00:49
トピズレだけど阿川弘之って海軍中佐だったよね?
627 :
無名草子さん:02/10/23 16:30
東京帝国大学文学部国文科卒。海軍大尉として復員後、志賀直哉に師事。
だって。
阿川さんの童話「きかんしゃやえもん」ええ話やー。
628 :
無名草子さん:02/10/23 19:45
大尉殿は船を筆頭に乗り物の類にやけに詳しいんで
どっかの戦艦でも乗り組んでいたのかと思ったら
通信兵かなんかでずっと陸地で暗号の解読とかしてたらしい
北氏夫婦で「なーんだ」だって(w
629 :
名無し草子さん:02/10/23 19:50
>>623 これは、読売に共和国が捨てられたということでしょうか???
ちなみに海軍の場合、大尉はタイイじゃなくてダイイと読みます。
631 :
無名草子さん:02/10/24 08:44
↑
知らなかった。タイイって読んでた。頭よくナタヨ。
632 :
無名草子さん:02/10/29 10:31
だいぶ下だったのでAGE。
10/31発売の週刊新潮見てきますた。
斎藤由香はまた精力剤のことについて書いてた。ガクーリ。
北さんの御息女なんだからもう少し品のあるユーモアを書いてほすぃと思いますた。
斎藤家って、二世を生むような家風ではないんじゃ?
もちろん、いい意味で。
断絶もまたよし、なのか・・・。
634 :
無名草子さん:02/10/30 11:02
そうだね。由香さんだって北さんの娘さんじゃなきゃ
週刊誌の連載エッセイなんてもらえないでしょ。
サントリー勤務ってだけじゃねぇ・・・。
北さんには得はないけど、サントリーは「マカ」の宣伝してもらえるから
喜んでるだろうねぇ。
635 :
無名草子さん:02/10/30 22:06
最近北さんぜんぜん見ないなぁ・・・。
これからはもうテレビにも出ないだろうし、
連載もしないのかなぁ。
ちょっと寂すぃ。
636 :
無名草子さん:02/10/30 22:22
まっくらけのけを借りたが罪と罰が長すぎて読まずに強制返却になりそう。
637 :
無名草子さん:02/10/31 09:43
>639 延長して借りたまえ(^^)
638 :
無名草子さん:02/11/01 08:29
ところでオマエらはトーマスマン読んでるんでせうか?
漏れはまだ一度も…
639 :
無名草子さん:02/11/01 09:34
トマトソースの看板を見てドキッ
640 :
名無草子さん:02/11/01 09:58
>>638 「楡家」を楽しく読めたなら「ブッデンブローク家の人びと」も
面白く読めるはずですよ。
「トニオ・クレーゲル」「ヴェニスに死す」はなかなか歯ごたえがあって妙味。
何度も読むであろうは「魔の山」、傑作。笑える。読むべし。
641 :
無名草子さん:02/11/01 10:04
>>635 北さんをこれ以上働かせるとグレちゃうよ。
642 :
名無草子さん:02/11/01 13:24
そろそろラスベガスでの体験が本になってもいい頃だと思われ
643 :
無名草子さん:02/11/02 02:55
楡家読了age!
次は何を読もうか・・・
644 :
無名草子さん:02/11/02 07:09
>>643 幽霊はyonda?
あれは楡家の人々とは違うタイプだけど、
やっぱり傑作だと思うよ。
645 :
無名草子さん:02/11/03 23:32
何度も読んだよ。幽霊が1番好き。
>644,645
幽霊了解。
次は幽霊読みまつ。
たしか何ヶ月か前に買ったはずなので・・・
647 :
無名草子さん:02/11/04 00:21
まだ、躁鬱が激しいのかな?
648 :
無名草子さん:02/11/04 01:29
10年くらい前に「グリム童話を尋ねる旅」みたいなTV番組に北さんが
でてて、子供の頃の思い出を語ったりして普通に進行してたんだけど、
残り5分になって突然「帰りの飛行機が落ちる気がするから、皆さんとは
もうお別れです。わたしは死にます」ってなこと言って終わった。
ずっと気になってるんだけど、あのときって鬱だったのかな?
それともギャグ?ずっと気になってる。誰か教えてプリーズ
649 :
無名草子さん:02/11/04 02:21
確か、二〜三年前に出たエッセイで
「テレビの企画で海外取材に行ったが
途中で鬱が激しくなり、あとで編集に苦労したようだ」
みたいなこと書いてたなあ・・・
650 :
無名草子さん:02/11/05 00:20
>>649 きっとそれだね。どうもありがとう〜
唖然とするほど変な終わり方だったんで、不思議で仕方なかったよ。
一緒に不思議がっていた友達にも教えてあげます。
651 :
無名草子さん:02/11/08 08:08
落ちる前にAge!
652 :
無名草子さん:02/11/08 12:41
「ブッデンブローク家の人びと」って単行本で出てますかね?
ブックオフで探しているんですが一度もお目にかかってないので。
653 :
無名草子さん:02/11/08 14:41
654 :
無名草子さん:02/11/11 09:12
えええっ?「ブッテンブローク家の人々」って、
今文庫で読めないの!?……ショックだ。名作なのに。
655 :
無名草子さん:02/11/11 09:48
ちょっと高いけど、新潮社の「トーマス・マン全集」に収録されています。
こちらは取り寄せ可能なはず。
あるいは大型書店に行けば置いている可能性大。
>ブッデンブロークス
656 :
無名草子さん:02/11/14 10:57
北さんが元気なら嬉しいage
>640
今までどうしても読めなかった「魔の山」が
笑えると読んで勇気がわきました。
これから買って読みます。ありがとう。
657 :
無名草子さん:02/11/14 11:11
トーマス・マンの「ある詐欺師の告白」ってまだ未読ですが
おもしろいんですか?>読書家のみなさん
658 :
無名草子さん:02/11/15 09:34
昨日古書市で新評社『北杜夫の世界』500円でゲットしたよ。
望月先生の文も載っているよage。
659 :
名無草子さん:02/11/15 11:57
個人的に「詐欺師フェーリクスクルルの告白」は好きくない。
再読の価値あり、とは思わなかった。
でも面白いと感じる人もいるかもしれない。
ちょえーー!
661 :
無名草子さん:02/11/16 16:36
>>658 うわっ! 羨ましい。
その本高校時代に熱狂して読みましたよ。
662 :
無名草子さん:02/11/18 09:18
あのー。
あがたの森の旧制高校資料館までって、
松本駅からかなり歩きますか?
今度見学に行きたいのですが……。
663 :
吾輩は名無しである:02/11/18 12:34
駅からまっすぐ東に1kmってとこだね。
北好きならきっと楽しいよ。
664 :
無名草子さん:02/11/18 12:40
わがはい フーン
665 :
ん草無子さ名:02/11/19 00:16
東京新聞夕刊一面 「心の語録」に、由香さん登場。(14日)
当家の主人、ただ今、発狂中。万人注意!
(小学生の時、帰宅したら、門に立て看板があった。
父(北杜夫)が躁病になった日。友達は逃げ帰った。)
666 :
無名草子さん:02/11/19 22:17
文句つけるわけじゃないが、
>>659 >>個人的に「詐欺師フェーリクスクルルの告白」は好きくない
「好きくない」という言葉変じゃないか?
667 :
無名草子さん:02/11/19 22:27
>>661 うんうん、あの「フカのごとき」三等航海士の文章がおもしろかった。。。
668 :
bloom:02/11/19 22:28
669 :
無名草子さん:02/11/21 01:18
「杜夫」は「トニオ」から取ったそうですが、
「北」の方は何か由来があるのですか?
670 :
◆GQgggggggg :02/11/21 03:02
茂吉が東北出身だし、マンボウ先生自身が東北大出身だし、単純に東北の北の字を取ったものだと思っていたが、他にも何か由来があるのかしら。
671 :
無名草子さん:02/11/21 03:09
仙台が北の杜だからってのもあるみたい。
案外何と言うか安直というか
672 :
名無草子さん:02/11/21 11:26
東西南北のどれかから選ぼうと考えていた
ってどこかに書いてた気がするが・・・。
>>663 レスありがとうございます。
じっくり見学してきたいと思います。
674 :
無名草子さん:02/11/26 09:48
>674
ペンネームの方はどくとるマンボウ青春記かなにかに書いてあったと思います。
はじめ北杜二夫というペンネームを考えたものの、投稿するときに
そのまますぎると思って二をはずしたんじゃなかったかな?
675さん、即レス本当にありがとうございますm(__)m。
そうみると納得がいきます。
『青春記』は読んだはずなのにすっかり忘れていたか見落としていました。
再読いたします。本当にありがとうございます。
(北杜夫氏の話題で即レスが来るとは...本当に嬉しいです)
677 :
無名草子さん:02/12/12 17:52
北さんの「〜茂吉」シリーズって、
岩波で文庫になってたんですね。知らなかった。
でも文庫で1冊1100円は、なかなかいい値段ですね。
678 :
無名草子さん:02/12/12 20:18
文庫になったのは知ってたけど値段までは見なかったよ。
確かに単行本に近い値段だー。
679 :
無名草子さん:02/12/26 00:00
暫く書き込みがないようですな。
とりあえずはメリークリスマス!
北さんケーキのクリームぐらいなめたかな?
多分豆腐より柔らかいと思うので。
680 :
無名草子さん:02/12/31 21:56
ドコモユーザーなので通信途絶してしまう前にひとことご挨拶を。
このスレッドにつどうみなさま、今年一年ありがとうございました。いろいろとたいへん勉強になりました。
また来年もよろしくお願いいたします。よいお年を。
681 :
無名草子さん:03/01/04 19:11
あけましておめでとうございます。
ってもう4日だけどね(w
今年は北さん本を出してくれるかなぁ・・・。
682 :
無名草子さん:03/01/04 23:04
久し振りに、このスレッドに来たよ。まずは
明けましておめでとうございます。
対談でもいいから本だして欲しいね。
新潮の娘さんのエッセイ読むと、なんだか北さん元気がないようなので。
683 :
無名草子さん:03/01/05 19:20
あけましておめでとうございます。
新年そうそうこんな話題はなんだけれども、
もしも北先生に何かあったら、記念館みたいな建物がどこかに建つんだろうか……。
場所はどこだろう。世田谷、松本、青山、仙台?
もちろん、何十年も後のことであって欲しいけどね。鶴亀鶴亀。
(^^)
685 :
無名草子さん:03/01/12 23:32
>>683 私は松本のような気がするなあ。でも北さんは建てたくないだろうなあ。
話変わるけど、茂吉記念館に行った人いる?
北さんのコーナーもあるのかな?
686 :
無名草子さん:03/01/14 16:51
>>685 すんごい行きたいけどまだ果たせずにいます。
確か、箱根の別荘が移築されているんですよね。
まんぼう記念館は、私も松本がいいと思います。
あがたの森の旧制高校記念館のあたりに
建ってくれたらいいなあと。雰囲気の良い場所ですし。
687 :
無名草子さん:03/01/14 18:57
私も松本に一票。でも、北杜夫さんくらいのビッグネームなら、ゆかりのある
地方自治体がすでにいくつか名乗りを上げている気がするのですが・・・
688 :
無名草子さん:03/01/18 04:19
週刊新潮だか文春だかに載ってる向井千秋さんのダンナの対談に
ちらっと北さんのことが出てきたんだけど、読んだ人いる?暮に出たやつ。
向井ダンナ氏いわく、「慶応病院では、誰も北さんの悪口を言う人はいない」とか。
689 :
無名草子さん:03/01/18 10:24
当人の言葉によると、慶應病院にいた頃は同僚たちから「みそっかす扱いされていた」そうだが。
690 :
無名草子さん:03/01/18 10:33
>>688 情報ありがとうございます! 早速探してみますね。
691 :
無名草子さん:03/01/18 10:43
娘が週間新潮に変なコラム書いてるけど、有名作家の子ってだけで
ノコノコ出てくるんじゃないよ!って言いたくなる。
北さんはそのような事に反対するモラルを持っていると思ったんだけどな。
正月の日経にコラム書いていたけど、半分ボケてなんもわかんないのかな?
692 :
無名草子さん:03/01/18 16:56
>>691 あのエッセイのお陰で、北さんの近況や生活ぶりがわかったりするので
アレはあれで悪くないと思うよ。ファンとしては嬉しい。
693 :
無名草子さん:03/01/18 22:06
>>692 消極的に同意。
ホントは北さん自身の筆によるエッセイを読みたいんだけどね。
694 :
無名草子さん:03/01/20 15:02
北さんの近況がわかるのはうれしいけど、北さんが以前書いてるエッセイを
(ドイツの話など)北さんが結婚する前こんなことがあったって聞いたよっていう
書き方は、ちょっとなあ。北さんだって何度も書いてるんだから、いったい何番煎じだ?
北さんネタなら、ファンの知らないこと書いてほしいよ。
連載のはじめの方は、それなりに楽しめたんだけど、いかんせん品質が一定してないなあ。
しかし所詮素人だから、しかたがない。週刊新潮にのせてもらえるなんて
やはり、北さんの娘さんだからでしょうな。
>>691のイカリはごもっとも。私はイカらないけど、なんだか悲しい。
695 :
無名草子さん:03/01/20 15:21
>>694 同意。
阿川佐和子さんのように自分の仕事や生活など
しっかり書きたいことがまずあって、
その出来事の合間合間に父親やその友人のエピソードが挟まる、
そういう文章ならまだいいんだけどね。
近況だけならともかく、創作の内輪話を安易に筆にするのは、
「たとえ雑文でもとても悩んで書く」と言っていた、
大昔の北さん自身に対する冒涜だと思う。
まだ御存命中の作家の親族が、
すすんでするべきことではないと思うんだけど……。
北杜夫は実質的に死んだも同然の作家だろ?
697 :
無名草子さん:03/01/21 23:32
>>696に捧げる
「北さんは『幽霊』と『楡家の人々』を書いたところで死ねばよかった。
そうすれば、もっと何かを書いたかもしれない、と惜しまれて大作家に
なったかもしれない」
by宮脇俊三
698 :
無名草子さん:03/01/22 11:58
>>696さんに対して、なにおう!と、言い返せないのが無念。
だってご本人自らが、「失禁した腰が痛い早く死にたい楽に死にたい」なんておっしゃる。
ファンとしてはいつまでも長生きしていただきたいんだけどねぇ。
(^^)
700 :
無名草子さん:03/01/23 08:25
お兄様の茂太氏だって本も出して悪魔のようにお元気なんだから
10歳以上若い北さんは長生きするに違いありません。
お腰が痛そうでかわいそうだけど。さすってあげたい…
「マンボウ遺言状」の続編を出してほしいです。できたら「どくとる」のつくやつ。
701 :
無名草子さん:03/01/23 11:03
>>700 「悪魔のように」にワラた。齋藤家って長命の家系ですよねえ。
とりあえず700ゲトおめでとう。
コンビーフとキャベツを炒めたコンビーフ・キャベジ。作ってみた人います?
703 :
無名草子さん:03/01/25 10:45
今年の阪神が松井の抜けた巨人相手に活躍すれば、北氏も躁病が復活
して元気になるであろうか?自分で書いていて絶望的だ・・・。
>>702 実際にやった友人の話ではノザキのコンビーフが良いらしい
706 :
無名草子さん:03/01/29 23:13
707 :
無名草子さん:03/02/01 21:17
ステーキソースのうまい洋食屋の短編があったけど、
あのモデルの店は健在かなあ。
世田谷代田の近くだった記憶。
708 :
無名草子さん:03/02/01 21:19
間違えた。梅が丘だ
709 :
無名草子さん:03/02/01 22:39
>>707 えーっと、なんだっけ。タイトルが出てこない……もどかしい。
歯医者帰りにふと寄った洋食屋さん。
出てきたビフテキはばさばさに思えたけれど、
添えられたソースをかけたらまるで魔法のように……。
そんな話でしたよね? 確か。
710 :
無名草子さん:03/02/01 22:50
うん。
手元にないけど「小さいレストラン」みたいな
タイトルかな
711 :
無名草子さん:03/02/04 12:23
712 :
無名草子さん:03/02/04 13:52
そのとおり。
宮脇氏は北さんのお隣さんです。
713 :
無名草子さん:03/02/04 13:55
北さんの新刊でたね。
『マンボウ最後の名推理』(青春出版社)
わーい。わーい。
715 :
無名草子さん:03/02/05 23:43
>>712 がいしゅつかもしれないが、北さんに土地を斡旋したのが
担当編集者だった宮脇氏。
716 :
無名草子さん:03/02/05 23:46
717 :
無名草子さん:03/02/05 23:54
4日の中日新聞夕刊に北さんが「茂吉の体臭」と題して少しだけ書いてました。
そこに載せられた写真を見ると、ずいぶん老けられた様で……(^^;
718 :
無名草子さん:03/02/06 16:47
僕なんか読み出した時期が遅かった(15年くらい前)から、
北さんというと、お爺さんである、という印象しかないなあ(W。
いつまでもお元気でいて欲しいですね。
出来れば腰痛だけでも快方に向かって欲しいです。
719 :
無名草子さん:03/02/06 17:41
エッセイで金に困って生原稿を手放したとあったが
欲しいぞ。
どこにあるのか知ってる人います?
720 :
無名草子さん:03/02/07 15:49
>>719 ファンとしては生原稿は欲しい。凄く欲しい。
その気持ちは痛いほど分かる。すっごい理解出来る。
だけどそれって、北さんに関連する資料の、
一番つまらない散逸の仕方だとも思う。
冗談でもなんでもなく「マンボウ・マブゼ・北杜夫文学資料館」の、
一日も早い開館を希望したい。マジで。
ついでに館内で「高貴なる『月乞食』の短冊」なんかも、
売ってくれるといいな。自販機とかで。
「この自販機の売り上げは、
恵まれない子供にではなく、
すべて北杜夫氏個人の救済
(主にギャンブル関連)の為に
使用される予定です」
とか書いてあったら、大喜びでオトナ買いしちゃう。
722 :
無名草子さん:03/02/08 00:22
日展を見にいったら北さんが……。
絵に描かれた新聞記事の中に北さんが描いてあったんだけどね。
意外な所でお目にかかれてラッキーだったです。
ここでいきなり自慢になりますが、物理の松崎一先生と
お話をしたことがあります。
松本の旧制高校記念館の休憩室で、自由に持ち帰りくださいの
旧制高校の入試問題に取り組んでいたところ、そばに来て
覗きこんだ方がいらっしゃって、その方が松崎先生でした。
「青春記」で旧制高校文化にあこがれていた私にとって、
先生が当時を思い出されて話される内容はとても興味深い
ものでした。
ただ、やはり当時教える側だったからでしょうが、
旧制高校文化を全肯定していないようでもありました。
(それがショックだった)
それから、私が入試問題に苦闘しているのを見て、
最近の学生の学力に対する批判みたいなものも
されました。
(だから、私は大学院生です、とは言えなかった・・・)
それはそれとして、展示されていた北さんの59点の答案も見られたし、
愛読者にとっては貴重な体験でした。
6年前の話です。
724 :
無名草子さん:03/02/08 13:26
>>723 私も6年ほど前、母と松本の旧制高校記念館を訪ねた時、
松崎先生に声をかけていただいたことがあります。
確か、記念館の館長さんをなさってるのでしたよね。
いろいろ昔のお話をうかがうことが出来て、
北先生の大ファンの母が大喜びして、
帰宅後、記念館宛てにささやかな地元名物をお送りしたのですが、
たいへん丁寧な礼状とともに、自著を送って下さり、
母はまたまた感激しておりました。
先生が教職に就いておられた頃の回顧録でした。
またあがたの森に行きたいですなあ。
今頃はきっと、雪の中でしょう。
725 :
無名草子さん:03/02/08 23:43
松崎一先生にお会いできたなんて羨ましいです。
私が行ったのは去年の夏でした。
展示品で北さん関係が多かったのが嬉しかったー。
売店で売っていた絵はがきの袋に北さんの短歌とサインが書いてあったので
買いました。また行きたいなあ。
>>719 な、生原稿くらい自分で書きゃ〜いくらでも好きなだけしかもホンモノを
捏造できるものを・・
そこまでいくと鬱というより単に不精なのでは
727 :
無名草子さん:03/02/10 09:39
原稿はともかくふざけた色紙でもヤフオクに出してくれたら
いいのになあ・・・。
由香、何とかしてくれ。
728 :
無名草子さん:03/02/10 18:17
以前ヤフオクに生原稿出てたよ。
出品者は古本屋だった。3万〜5万だったと記憶。
原稿については
>>720 に全面的に同意。
ただ、記念館の実現=他界みたいな気がしちゃったので書かなかったけれど。
730 :
無名草子さん:03/02/11 23:58
生原稿かあ……。
「『齋藤茂吉の遺品』である特製原稿用紙に書かれた、
北さんの初期の短篇小説の生原稿」
なんかを、もしも目にした日にゃあもう、
興奮のあまり座り小便とかしちゃうだろうなあ。俺。
……下品な喩えでごめんね(w。
北杜夫ごときにそれほど熱中する読者がいるなんて信じられない。
732 :
無名草子さん:03/02/12 16:00
どなたか新刊の感想はございませんか?
ウチの方ではまだ見かけないもので……。
733 :
吾輩は名無しである:03/02/12 16:45
北杜夫で小説を読む楽しみを覚えた人はたくさんいると思うぞ。
その点ではかなりの功労者だろう。
新刊を読む気にはならないが・・・。
734 :
無名草子さん:03/02/12 20:28
おいらの心の師匠なり
731はどこらへんを指して「ごとき」というのかね?
どんなくず作家にもそれなりのファンがいるし、
昭和に活躍した作家のスレが今どきここにあること自体、
熱中している者がいると思うほうが普通。
まあ彼の作品をあらかた読んでそう結論したのならいいけど。
どくとるマンボウシリーズに出会ったおかげで、本のおもしろさを知った。
今の北さんの状態はつらいけれど、あの頃の作品は今でも価値を失っていないと思う。
元気で長生きしてほしいです。
737 :
無名草子さん:03/02/16 18:44
>735
あらかた読んでいるなら「ごとき」とは言わないだろ〜な(w
738 :
無名草子さん:03/02/17 10:31
>>732 新刊ははっきり言って駄作かな?
北氏の作品は大好きだが、こればっかりはなんとも言い難い。
「マンボウ最後の名推理」は買わないことをお薦めする。
739 :
無名草子さん:03/02/17 15:38
らじゃー。
とりあえず立ち読みで様子をみるであります。
740 :
おおはし ◆DdAw0Mgz7Q :03/02/28 05:00
最初に読んだのは、新潮文庫「マンボウVSブッシュマン」でした。
その次が「青春記」で、これでおおいに氏にハマりました。
「輝ける碧き空の下で」が好きです。非常に「カッコいい」と思い
ましたです。
氏にハマったおかげで、イモヅル式に狐狸庵山人、吉行、阿川、安岡、
辻といった各氏にも順次ハマることが出来ました。
考えたら殆どの方が亡くなられてる。
・・・それにしても「ごとき」とはキツいっスね。
741 :
無名草子さん:03/03/01 10:22
おお、「第三の新人」世代を制覇ですな(w
742 :
無名草子さん:03/03/01 19:53
北氏のファンになると、その交友関係にある人の作品にも
手を出したくなりますな。
744 :
無名草子さん:03/03/03 19:27
宮脇さんも亡くなられて、大丈夫か? 北さん??
745 :
無名草子さん:03/03/03 19:29
宮脇さんまで……北先生、寂しいでしょうね……きっと。
746 :
無名草子さん:03/03/03 21:10
宮脇氏のご冥福をお祈りします。
>>742さん……ひょっとして、予知能力かなんかをお持ちですか?
747 :
無名草子さん:03/03/03 21:38
宮脇さんって北さんより年上だったんだね。
ご冥福をお祈りします。天国から北さんを守ってください。
北さんのお友達が減ってしまう…。
悲しみとショックでがっくりされていることでしょう。
北さんは長生きして。←ファンのエゴだけど。
新幹線の運転席の椅子に感心し、
「こういう椅子を書斎に置けば、私だってもう少し原稿を書くかもしれない」
と書いたマンボウ氏。
そこでその椅子を入手してマンボウ氏に進呈した編集の宮脇氏。
750 :
北杜夫さんの話:03/03/05 17:40
751 :
無名草子さん:03/03/06 00:33
最近株はやらないんでしょうか?
752 :
無名草子さん:03/03/07 09:10
宮脇氏のお宅周辺は氏の訃報後、
涙目のファンが大勢詰め掛けて大変だったそうな。
なんでもガードマンまでいたとか。
北先生、またひとり知己を亡くして、
落ち込んでなければいいけど……。
宮脇さん追悼スレにカキコしたけど反応少ないんでこっちにコピーします。
どなたか共感してください。
80年夏、「さびしい王様」から北杜夫にはまっていた僕は、「奇病連盟」(新潮文庫)
というユーモア小説を読んだ。主人公の出版社員「ピョコリさん」がラストで結婚するのだが、
相手は再婚。結婚披露宴の上司のスピーチが、「再版は誤植がなくてよろしい」だった。
「旅」2000年9月号の宮脇俊三特集で、氏の結婚式に全く同じエピソードがあったことを
知り、本当にびっくりした。(但しこちらは二人とも再婚)北杜夫=マンボウ=中央公論=宮脇俊三が、
20年の歳月を経て有機的に繋がった。同じ感覚持った人いませんか。
宮脇先生のご冥福改めてお祈り申し上げます。
>>753 この小説で、主人公が大学の論文で与えられた題
日本経済
への期待
これを屁の期待だと勘違いし、盲腸の手術をしたとき放屁を期待
する作文を書くというネタがある。遠藤周作[ぐうたら人間学]
でも使われたネタです。同世代{30代以上}の人で覚えている人いませんか。
755 :
無名草子さん:03/03/12 17:29
>>753 ごめん。あっちのスレで見かけて、
あ。声かけなきゃと思ったんだけど、
怒濤の勢いでつけられてゆく追悼レスに流されて、
チャンスを失ってしまってた。
北さん、精神的にこたえてると思うよ。
阿川弘之氏もきっと、巻頭随筆で嘆くだろうね。
(^^)
757 :
無名草子さん:03/03/15 17:25
や、メロンとマロンを間違っちゃって。きゅうり3本持ってきたから、食べてください。
758 :
無名草子さん:03/03/15 19:47
「奇病連盟」面白かったなぁ。腹がよじれて苦しくなったもの。
「さびしい王様」も好き。シャハジ・ポンポン・ハバザビブ
アリストクラシー・アルアシッド・ジョージ・ストンコロリーン・三世だっけ?
添削キボンヌ
759 :
無名草子さん:03/03/15 21:21
760 :
無名草子さん:03/03/16 11:10
「来た盛れ夫」だっけ?(w
761 :
無名草子さん:03/03/21 22:18
頭はザルでも名はモリオ
これは遠藤氏じゃないよ。誰が言ったんだっけ??
762 :
無名草子さん:03/03/22 21:06
>>758 惜しい!
シャハジ・ポンポン・ババサヒブ・アリストクラシー・アルアシッド・ジョージ・ストンコロリーン二十八世
763 :
無名草子さん:03/03/22 21:11
(゚Д゚ )ムハァ
764 :
無名草子さん:03/03/23 00:10
二十三世も、十八世もいたわけですね。
765 :
無名草子さん:03/03/23 00:43
ローラ姫との間にお世継ぎができれば、二十九世だー。
766 :
無名草子さん:03/03/23 00:57
税:租税を見よ。
↓ ↑
租税:税を見よ。
767 :
無名草子さん:03/03/24 22:59
Right Left's Gentrumen Please Give Me Some Money
769 :
無名草子さん:03/03/25 23:23
あ、言われてみればそうかも。
手元に本がないので超碩学な人、誰か頼むぞー。
シャハジ・ポンポン・ババサヒブ・アリストクラシー・
アル・アシッド・ジョージ・ストンコロリーン28世
( ゚д゚)
771 :
無名草子さん:03/03/26 09:42
超碩学 博士ー マンセー!!
772 :
無名草子さん:03/04/04 21:48
773 :
無名草子さん:03/04/05 01:54
「消えさりゆく物語」文庫になったんだね。
単行本より絵が派手だー。
それはさておき、今年も羽根木公園の梅祭りに行けないまま
桜の季節となってしまった。
来年こそは羽根木公園へ行って北杜夫世界に浸るぞー。
774 :
無名草子さん:03/04/07 23:47
「消えさりゆく物語」読了。
これって、北さんのここ10年くらいの短編すべてを集めたものでしょうか。
とすると、まるで連作のような統一性が絶妙。
寡作な作家の晩年て、作品がこんな風に収斂されていくものなのでしょうか。
775 :
無名草子さん:03/04/11 13:09
収斂か…
私は老人になっても「幽霊」調のみずみずしい作品が書けるなんて
すごいと思ったよ。北さんやるじゃんって。
776 :
無名草子さん:03/04/11 13:37
777 :
無名草子さん:03/04/11 17:53
今号の「旅」に、宮脇俊三氏の追悼特集があって、
阿川氏らが寄稿してらしたのですが、
北さんのそれはありませんでした。
あれほどご縁が深かったのに、
文章をお寄せになっていないという事は、
北さん、どこかお加減がよろしくないのでしょうか。
心配です。
北杜夫スレだと、「1000ゲット」じゃなくて「1000毛布」というのかな。
779 :
無名草子さん:03/04/11 22:16
>>775 すみません。「収斂」ておかしな意味ではないです。
自分もうれしかったです。特に「みずうみ」など、
初期の「牧神の午後」や「少年」、それから「神々の消えた土地」に通じるような
官能と神話の世界がまだ北氏の中で不滅だったことが。
781 :
無名草子さん:03/04/12 09:51
だからもうぼけてんだよ。
初老期に鬱やってそのままぼけちゃったんだろ
数年前に見た奴が「ぼけてたぞ」って言ってたから今はもう多分
垂れ流しだよ。
782 :
無名草子さん:03/04/13 01:09
>>774 私も「みずうみ」好きですよー。
「収斂」を非難した訳じゃないですだ。
北さんはやっぱりいいと再確認。
783 :
無名草子さん:03/04/14 20:09
「母の影」も好き。
滑稽さと叙情の配分が絶妙。
(^^)
∧_∧
( ^^ )< ぬるぽ(^^)
786 :
無名草子さん:03/04/20 23:27
おれは厨房の頃、北さんに手紙だしました。
しかも、未使用切手を3千円分位いれて、マンボウマブゼの紙幣下さいと。
厚顔ながら貰ったよ。今は実家に保管。
787 :
無名草子さん:03/04/21 00:22
今日6冊買った。
また未読の蔵書が増えてしまった……。
北杜夫全集ほしい(死
789 :
無名草子さん:03/04/22 00:58
>788
はい。大事にしていきたいです。
同封の手紙が他人のファンレターの裏紙使っていて、
そこはかとなく北さんっぽかった。
790 :
無名草子さん:03/04/22 18:24
>>786 マンボウマブセ共和国の紙幣欲しさに
中学生で3000円分も切手を送るなんて筋金入りですな。
北杜夫展で展示されてたもの見たけど
かっこよかったー。奥さま手作りの国旗もイカしてます。
フクロウが可愛い!
791 :
無名草子さん:03/04/23 00:13
>790
お年玉年賀はがきで一山当てた(切手シート12セット)ので。
また、貢物がないとくれそうになかったw)
裏紙として使われたファンレターもマブゼの紙幣下さいという銀行員のものでした。
暗に諭されたのでしょうか?
792 :
無名草子さん:03/04/23 00:27
あと、
埴屋ゆたかとの対談集「難解人間と〜」を探しているのだけど見つからない。
古本屋での相場ってどれくらいかなあ?
その表記だと「植田まさし」みたいだと思った。
794 :
無名草子さん:03/04/24 11:37
埴谷雄高 本名般若??
少し前の朝日新聞で「死霊」が「しれい」と読むこと初めて知ったよ。
もち、未読です。挑戦したいけど、難しそうだー。
>一山当てた には笑ったー!
銀行員がほしがるマブゼ紙幣。
私もほしいよ。
795 :
無名草子さん:03/04/24 13:38
私は「月乞食の短冊」が欲しいなあ。
796 :
無名草子さん:03/04/26 00:55
「当家の主人発狂中」だっけ?
北さん直筆の張り紙ほしい。
797 :
無名草子さん:03/04/26 02:00
>796
写真でならみたことあるけど。普通の白い紙にマジックでかきなぐったような
感じでした。
そういやそろそろ北さんの誕生日だね。
798 :
無名草子さん:03/04/26 21:04
北さんのお誕生日はメーデーだよ。
ところでマンボウマブゼ共和国の建国記念日っていつ?
799 :
無名草子さん:03/04/27 21:28
船乗りクプクプの冒険
800 :
無名草子さん:03/04/27 22:20
風呂桶一杯分は飲んだでしょうな
マージャンでサイを振る時、「マンボウ!」と叫んでしまう私です(ウソ)。
802 :
無名草子さん:03/05/01 00:32
北さん、お誕生日おめでとうございます。
これからも末永く躁鬱繰り返して下さい。
御健筆を、ご自愛を。
803 :
無名草子さん:03/05/01 00:34
楡家をちゃんと読んだやついるのか?
読んだよ。読みやすい作品だと思う。
805 :
無名草子さん:03/05/01 01:03
だけど長い。
あれが読めた人は
魔の山とかブッデンブロークまで行けるだろうな。
最近の「長編小説」の概念からすると
「楡家」は決して長くはないんだが
濃密な内容だから重く長く感じる。
読んだ自分も大正〜昭和を生きた錯覚を覚える。
読み返すたび最初から読み返したくなる。
小説はかくあるべし。
三島由紀夫が嫉妬半分ほめたのもわかる。
807 :
無名草子さん:03/05/01 21:13
「楡家」面白く読めたけど「魔の山」等マンの作品は読めなかった。
北さんが好きだから、読もうとしたが挫折。
面白く感じられなかったよ。未熟者だー。
北さんの作品で読んでてつらかったのは、「輝ける蒼き空の下で」だな。
嫌いな作品というのではなく、起伏に乏しいというか…。
今日は北さんのお誕生日とメーデー。
ともあれ、おめでとうございますなのだ。
808 :
無名草子さん:03/05/08 04:15
今月の「婦人公論」に北さんの娘さんが、書かれてるそうです。
見出しだけでもすごい気になる。本屋行かねば
=================================
〈なだめ、元気づけ、ときには叱咤し〉
父・北杜夫との破茶目茶、
トホホの日が暮れて 斎藤由香
http://www.chuko.co.jp/fujin/ =================================
809 :
無名草子さん:03/05/08 11:46
お、情報早いですな。
立読みしてこよ。
>>808 情報ありがとう。昨日コンビニで立ち読みしてまいりました。
娘さん、北さん似ですな。
内容についてもかなり驚きました。
皆さんも読むべし。
811 :
無名草子さん:03/05/13 11:36
婦人公論読んだよ。
知ってる話だけどやっぱうれしい。
北さんを父に持つと、たいていのことには動じなくなるでしょうな。
812 :
無名草子さん:03/05/15 22:15
私も読みました。
いまは鬱期なんですねー。近況が知れて嬉しかったです。
ただ、娘さんは自分でも書かれていたけれど、文の才はないかもね
813 :
無名草子さん:03/05/17 00:01
全然無い
2ちゃんのレスの平均より下。
つーかこのおんないくつ?
40くらい?
814 :
無名草子さん:03/05/19 08:30
プロじゃないから仕方ないよ。
しかし、編集者は添削してるのかなあ。
お年は40代だと思うが。
由香さんは北さんのエッセイに出てくる分には面白い。
北さんの文才は孫のフミ君が継ぐのじゃ。
根拠ないけど。
815 :
無名草子さん:03/05/19 21:58
フミって由香のガキ?
816 :
無名草子さん:03/05/19 22:09
>>815 気のせいじゃなかったら、孫の名前が
エッセイによって「フミ君」と「ヒロ君」で違ってるのない?
どっちが正しいんだろ?
817 :
無名草子さん:03/05/20 10:25
確かにエッセイによって名前が違う。
どっちにしても仮名でしょ。
姓がフミ、名がヒロ。
たしか娘さんも2種類の名前があったような。
820 :
無名草子さん:03/05/21 16:31
あったよ。お年頃の時は仮名を使った模様。北さんの親心。
しかし奥様のことは昔から本名で書いてるねぇ。
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―
822 :
無名草子さん:03/05/24 23:32
36 :名無しでGO! :03/05/24 20:19 ID:d9xjf44x
阿川佐和子さんのケコン式には宮脇先生が国鉄の車掌服で出るとか何とか
言っていたらしいが。
カルメンの闘牛士に扮すると言ってた遠藤周作も亡くなったし、急がねば
阪神タイガースのユニフォームを着るといってたマンボウ先生も(ry
823 :
不倫の代償!!ウッチャン慰謝料5000万円?:03/05/25 00:50
ローラたん(;´Д`)ハァハァ
今読み返してみたら『あたちは嬉しくって・・・(以下三頁空白)』でワロタ。
825 :
無名草子さん:03/05/25 18:40
石油風呂ーーーっ
∧_∧
ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄〕
= ◎――◎ 山崎渉
┌┬┬┬┐
―――┴┴┴┴┴―――――、
/.  ̄ ̄ ̄//. ̄ ̄| || ̄ ̄ ̄||| ̄ || __________
/. ∧// ∧ ∧| || ||| || /
[/____(゚_//[ ].゚Д゚,,) ||___||| || < 山崎渉を迎えに来ました
||_. * _|_| ̄ ̄ ∪|.|. |ヽ. _|| \__________
lO|o―o|O゜.|二二 赤光会 斉藤病院 ||
| ∈口∋ ̄_l__l⌒l_|_____|_l⌒l_||
 ̄ ̄`ー' ̄ `ー' `ー' `ー'
828 :
無名草子さん:03/05/29 01:15
電気ショック
ビビビビ
829 :
無名草子さん:03/05/30 01:09
茂太さんテレビに出てたよ。
北さんより若くて元気そうなのは何でだろー。
まだヒットラーの物真似してるのかな??
830 :
無名草子さん:03/05/31 02:49
786です。
北さんのお孫さんは「ふみや」くんだったと思います。
もう、10歳くらいかな
831 :
無名草子さん:03/05/31 11:51
へえー、大きくなったんだね。
もう「じいじ」とは呼ばないでしょうな。
832 :
無名草子さん:03/06/01 11:00
あたち、おねむじゃないの、もっとおイタをしたい。すると王様は・・・・・・(以下二十頁空白)
(;´Д`)ハァハァ
833 :
無名草子さん:03/06/01 12:34
834 :
無名草子さん:03/06/02 18:29
ほう。
それでフミ君だったヒロ君だったりしたのか。
835 :
無名草子さん:03/06/14 01:07
池袋に「ぎょかい丸」というマンボウを食べさす回転寿司屋があります。
836 :
無名草子さん:03/06/14 14:21
マンボウの刺身??
835は食べてみたの?
私も近いうちに行くぞー。
838 :
無名草子さん:03/06/14 22:17
835ありがと〜
食べたらレポートしますぞ。
839 :
無名草子さん:03/06/26 14:50
阪神タイガース絶好調ですね。
先生もさぞかしお喜びでしょうなあ。
840 :
無名草子さん:03/06/26 21:57
さすがに今夜は必勝のヨガ&念力をされなかったようだ
841 :
無名草子さん:03/06/26 22:16
俺は巨人フアンで阪神が大嫌いだが、先生がきっと喜んでいると思って
自分を慰めています。
くそー
842 :
無名草子さん:03/06/30 00:38
誰か『神々の消えた土地』を読んだ人いない?
なんかベタな感じもしたけど、面白くて切なくて良かった。
843 :
無名草子さん:03/06/30 21:45
たまたま「新潮」を買ったら「神々の消えた土地」が
書き下ろし読み切りで掲載されていた。
10年以上も昔の事だったと思うが・・・
しかしあまりに切ない話でしたね
844 :
無名草子さん:03/07/06 11:17
イギリスの本屋で『楡家』を見かけたんだけど(もちろん英語版)、
北作品の海外での評価について、詳しい人いない?
846 :
☆http://www.sexpixbox.com/pleasant/nude/index.html :03/07/06 12:04
>>844 海外での評価は知りませんが、友人のそのまた友人は
北杜夫研究のために日本に留学しにきたドイツ人です。
848 :
無名草子さん:03/07/07 22:05
「幽霊」の英語版は「GHOST」
でもなんか違うよなあ。
「GHOST」ってオバケ〜って感じがするですぞ。
849 :
無名草子さん:03/07/11 14:04
空にぽっかり黄色い船が浮かんでいた。
おおっと思ったら中古車屋のアドバルーンだった。
850 :
無名草子さん:03/07/11 14:05
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852 :
無名草子さん:03/07/14 21:44
昨日の毎日新聞「今週の本棚」の「この人・この3冊」に
マンボウ先生登場。
三冊は
ブッデンブローク家の人びと
トニオ・グレーゲル、ヴェニスに死す
魔の山
・・・と、三冊ともトーマス・マンでありました
853 :
無名草子さん:03/07/14 22:17
「航海記」が最高傑作だな。
当時であのギャグのセンスはないと思うぞ。
854 :
無名草子さん:03/07/15 09:11
松本に行く機会があったので旧制高校記念館行ってきました
3階に旧制高校出身の作家のコーナーがあって北先生の例の
「恋人よ、この世に物理学と言ふものがあることは海のようにも空のようにも悲しい事である云々」
の答案がありました、あと「憂行」と墨書した寮の羽目板も展示されていました
みんな字(゚д゚)ウマー!
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
856 :
無名草子さん:03/07/15 12:40
あげるぞ
857 :
無名草子さん:03/07/16 09:15
旧制高校記念館に私も行きました。去年の7月のことです。
北さんの展示が多くてうれしかったー。
静かなところで、すごくイイ!
あがたの森公園も素敵でしたな。松本市民がうらやましいよ。
858 :
無名草子さん:03/07/16 13:47
・・・ああ、本気で信州大学に入ろうとこころに決めていた・・・(遠い目( ゚д゚))
859 :
無名草子さん:03/07/18 16:56
>>853 「マンボウ」ものが、当時の青少年に与えた影響は、
絶大だったみたいだね。
石川文洋氏は「なんでも見てやろう」(小田実)と、
「どくとるマンボウ航海記」を読んで、
世界一周無銭旅行を思い立った、って書いてた。
椎名誠が仲間とアパートで共同生活を始めたのだって、
「どくとるマンボウ青春記」の影響だって言ってたし。
860 :
無名草子さん:03/07/20 01:35
北さんが立腹した寿司田はいまだ勢力拡大中。全国50店舗から80店舗へ。
861 :
無名草子さん:03/07/20 22:20
へえ、あの小樽の寿司屋のこと?
エッセイにはアルファベットでしか出てなかったよね。
862 :
無名草子さん:03/07/21 12:25
西原理恵子氏のエッセイ漫画の中で、
小樽の寿司屋の生意気さに腹を立てたサイバラ氏が、
「北杜夫先生、小樽の寿司屋は懲りてませんぜ」と書いてました。
あ、西原さんも愛読者なんだ、と、ちょっと嬉しくなりました。
>>862 でも北氏のエッセイは発表当時ものすごく話題になったらしいので
愛読者じゃなくても知っている可能性が高いと思う。
(でも私もその漫画見て嬉しくなったけど)
東海林さだお氏の小樽エッセイだと、そのすし屋はすごく職人気質の店
らしくみえたけど、全国展開しているんでしょうか。意外だ。
864 :
無名草子さん:03/07/21 21:59
私も西原の漫画見て(北さんの本を読んでると思って)意外に思った。
もちろん嬉しかったですぞ。
なるほど小樽の寿司屋の件はファンならずとも有名な話だったんだあ。
865 :
無名草子さん:03/07/22 22:03
>>862,
>>864 私も。
でも、
>「北杜夫先生、小樽の寿司屋は懲りてませんぜ」
というような生易しい表現ではなかったですネ
866 :
無名草子さん:03/07/22 23:32
>>866 うろ覚えのレスで申し訳ない、すぐに他の詳しい方が書くと思うんだけど、
たしかそのエッセイは単行本に入れないことで手打ちになったんじゃないかと思う。
初出の雑誌はなんだっけ?
実は自分も読んだことはない。
868 :
無名草子さん:03/07/23 00:00
>>866 マンボウ氏は「酔族館W」、西原は「鳥頭紀行ぜんぶ」だったと思う。
「小樽の寿司屋とタイマンはったきたもりお大先生へ
小樽は何一つ反省しちゃいねぇ」ワロタ
>>868 え。単行本に入っていたんだ。ちょっと嬉しい。今度探すわサンクス。
こんな分際でレスつけてすいません
>>866。
とんでもないみんなサンクス。
きたさん万歳。
871 :
無名草子さん:03/07/23 14:44
宮脇俊三氏の追悼本に、北さんご夫妻のインタビューが載っていますね。
「北家と宮脇家では互いの家に何かあった時の為に、共通の防犯ベルをつけていた」
「北家のリビングには、宮脇さんがキープしたボトルがあった」
「お歳を召されてお酒を禁じられてから、北さんは奥さんに隠れてビールを、
宮脇さんは奥さんに隠れて紹興酒を、外の自動販売機で買って、
こっそり飲んで歩いているところを、ばったり出くわしたことがある」
「北さんの娘さんは子供の頃、学校から帰って、外へ遊びに行くのに、
自宅のトイレに寄る時間が惜しくて、外で立ったままおしっこをし、
宮脇さんの奥さんに、たしなめられたことがある」
……そんなあんばいでした。
>>866 ただ、東海林さだお氏が「行くぞ!冷麺探検隊」中の「小樽の夜」という
エッセイで“北氏激怒店”として挙げているのは、
“アルファベットで言うと、最初から九番目の文字が頭文字の店”
とあるんだよね。
だからI、つまり い で始まる名の店じゃないかと思うんだけど...
873 :
無名草子さん:03/07/24 12:03
俺夏休みに旅行で小樽に行くんだよ・・・。
その鮨屋に入らないようにしなくては。
>>873 行ってらっしゃい―。気をつけてねー。
「北杜夫 小樽 寿司屋」でググると、幾つか固有名詞が出ますね(w。
どこがどこやらは、まあ、見た人間が判断するしかないんですが。
「マンボウ酔族館」のなかの「親しい友とひどい店」ですね。新宿のYホテルの寿司田のようです。
>>875 じゃあこれは小樽のとは違う寿司屋なんだね。
北氏、寿司屋運に恵まれないのかな。
>>871 購入いたしました。
13ページの写真、喜美子夫人の『膝小僧』きれい。ハァハァ。
すいません下品な書き方で。
本当におきれいな方だ。美人というより品がいい感じかな。
>>876 そういえば、「マンボウ周遊券」の中で、
「女運とライター運が悪い」なんておっしゃってましたねえ。
879 :
無名草子さん:03/07/28 06:29
スレの上の方にもあるけど、昔、北さんが金に困って、古本屋に生原稿を
売ったということをどっかのエッセイで書いてたのを思い出し、「日本の
古本屋」で検索してみた。「北杜夫草稿」で検索すると、確かに幾つかで
てきたのでワラタ。個人的には、こういった類のものは保存がちゃんとして
る資料館なんかが買い取った方がいいとは思うけどね。
880 :
無名草子さん:03/07/29 08:52
バクチをする為に現金が欲しかった北さん…。
一度破産してるから大金は持たせてもらえないと見た。
以前ヤフオクでも生原稿出てたよ。
「生原稿を売るなんて北は恥知らずで困ります」by喜美子婦人
881 :
無名草子さん:03/07/29 08:55
×婦人→○夫人 失礼スマスタ
882 :
無名草子さん:03/07/31 23:55
ほしいなあ・・・でも手が出ないよ・・・。
もし買ったらどうやって保存すればいいのか?
883 :
無名草子さん:03/08/01 11:40
桐の箱
ガラスケース
金庫
884 :
無名草子さん:03/08/01 14:41
来た盛り尾
∧_∧ ∧_∧
ピュ.ー ( ・3・) ( ^^ ) <これからも僕たちを応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄ ̄∪ ̄ ̄〕
= ◎――――――◎ 山崎渉&ぼるじょあ
886 :
無名草子さん:03/08/04 22:08
頭はザルでも名はモリオ
ぁ、前にも出たか
887 :
無名草子さん:03/08/05 07:45
八月になると、「楡家」の終戦の頃をなんとなく思い出す。
ドラマでやるなら宗吉や藍子役は誰がええかの〜?
恋人の海軍士官は、福山雅治かな?
888 :
無名草子さん:03/08/05 13:08
銀河テレビ小説でやったんだね 楡家の人々
見てなかった
娘さんが書いてる週刊新潮のエッセイまがいの文章は
本当につまらん。
親父の著作権欲しさの出版社のごますり対策なのかもしれないけど
どうにかしろよ、あれ。
読まなきゃいいじゃん
>>887 それちょっと面白そう。今の芸能人にあてはめるの(w。
楡家を読み返しながら、タレント名鑑片手にちょっと考えてみようかな。
892 :
無名草子さん:03/08/06 14:59
>>887 徹吉の奥さん(龍子だったっけ?)役は、加賀まりこに一票。
893 :
無名草子さん:03/08/06 16:24
若いけど基一郎は竹中直人に。
大げさなハッタリが似合いそう。
付け髭とカツラは必須ね。
894 :
無名草子さん:03/08/07 16:29
章二(宗吉)は松嶋菜々子と「生茶」のCMに出てるぱっとしない少年。
藍子は気が強そうな可愛い子がいいなあ。誰かいる?
895 :
無名草子さん:03/08/08 00:50
松高か・・・俺は信州入る学力無かったから富山入ったぞ。富山も穴場。
もしも万が一映画化されるとしたら、藍子役のオーディションが、
一番熾烈で、競争倍率が高いような気がする(w。
897 :
無名草子さん:03/08/08 22:05
桃子は〜?
舞台でやった時は桜田淳子だったって。見てないけど。
桃子は愛嬌あるけどあんまり美人ではないはずだぞ。
ついでに練馬足(w
898 :
無名草子さん:03/08/08 23:38
>>889 私は、アレは北さんがお亡くなりになった後、娘さんに日本文学史上の伝統技であるところの
「作家の娘が父の思い出を綴った、珠玉のエッセー集」を出させる計画が新潮社側にあるので、
その布石なんじゃないかと邪推しているよ……
ついでにそのエッセーをもとに2時間もののテレビドラマ等を作ろうという企画もあるのでは…
とも思っている。
大歌人を父に持ち、戦前・戦後の混乱期に多感な青春時代を過ごし、医者になったと思ったら
船医として世界を見てまわり、その途中出会った美しいお嬢さんと結婚し、作家として有名に
なったと思ったら大躁病になって株で破産する──
などなど、北さんの人生はかなりドラマにしやすそうなんだもん。
そういう計画でもなきゃ、娘さんのあの程度の文章を毎週載せたりはしないだろう……
899 :
無名草子さん:03/08/11 19:58
>898 でも北さんはいやがるだろうねぇ。
娘さんのエッセイは北杜夫の娘であることが第一だけど
サントリーの宣伝も兼ねてるわけだからね。マカー(w
サントリーにとって北さんの娘である由香さんは広告棟だよ。
北さんだってサントリーのことエッセイに書いてたし。
さあ。現代、純文学作家が商品になるかな。
901 :
無名草子さん:03/08/17 16:48
航海記に出てきたブレーズ・サンドラルスの「血だらけのけものの体を・・・」
という詩ですけど、これが収録されている日本語訳の詩集をご存知のかた
いませんか?ググってみるとそれなり有名な人らしいけど・・・
902 :
無名草子さん:03/08/17 17:02
阪神の低迷期にはスポーツ新聞のインタビューも受けたりしてたのに、
最近は全然でてこないな・・・。
903 :
無名草子さん:03/08/17 20:23
初めて北杜夫読んだのが中学のころ。もう40年近く前だな・・・
航海記も昆虫記もすべてよかったな・・・
あのころ恋心抱いていた彼女今後どうしてるかな・・・・
北杜夫さんもう結構なお年のはずだが、元気かな・・・
904 :
無名草子さん:03/08/19 08:49
雑誌「旅」8月号 臨時増刊宮脇俊三の旅に、北さんと奥様の談話が2頁にわたり
カラー写真入りで載ってるよ。それ見るとお元気そう。
たぶん一番最近のものではないかと。
このスレ900超えたか。
2ちゃんねるでこんなにおだやかな掲示板ってなんかすごい。
これも北さんの人徳か?
パート2も継続希望。
905 :
無名草子さん:03/08/23 20:52
「小説現代」の9月号で「カクテル・ラブストーリー」という短編(?)を
載せている<斎藤由香>さんは、もしや、北さんの娘さんなんですか???
だとしたら今後本気で文筆業に入るのかなあ。エッセイはかなりレベルが
低いけど、小説のほうはどうなんだろう…ちょっと立ち読みしてくるか。
あ、私もこのスレ継続希望。
ぽつり、ぽつり、と、忘れかけた頃にレスがついて、
いつの間にやらはや900過ぎ。荒れもしないし良スレですね。
907 :
無名草子さん:03/08/27 21:50
906に同感。
あー、「小説現代」で載ってたのかー。
今日「週間現代」本屋で立ち読みしたけどなかったから
変だなあって思ったのでした。
何はともあれ読まなくちゃ。期待はしてないけど。
クプクプ最高
確かに。
中一の時読んで、切っても切れない安全ナイフの所で
笑いすぎて死ぬと思った。
今となってはあの腹筋の痛みもいい思い出だ。
910 :
無名草子さん:03/08/31 22:17
「カクテル・ラブストーリー」読んだよ。
うーん…コレは連載なのかな?
だとしたら今後何らかの展開があるはずだと思うのだが。
読みきりだとしたら、????というお話だった。
読んだ皆さん、いかがだったでしょうか。
遺伝子レベルでの解明よりも、
「斎藤家の突飛な血」と解説された方が、
このスレの住人的には納得できたりしてね(w。
913 :
無名草子さん:03/09/12 01:19
914 :
無名草子さん:03/09/12 02:49
915 :
無名草子さん:03/09/12 11:20
佐藤愛子の「血脈」2時間ドラマでやったね。
北さんの「楡家」もやって欲しいものだ。
たのむよー。
もうやったじゃん。
917 :
無名草子さん:03/09/13 21:37
だって昔過ぎて、見てないのさ。
今からやって欲しいのだー。
>>903氏くらいの世代の方にとってはまさにストライクでしょうね、北先生の作品は。
私が初めて北先生の作品に触れた時はもう先生、おじいちゃんでらして(W。
リアルタイムで初期のマンボウものに触れられて、なんか羨ましいです。
919 :
無名草子さん:03/09/15 01:07
楡大河ドラマきぼんぬ
920 :
無名草子さん:03/09/15 22:30
阪神優勝記念カキコ
北さんもさぞ喜んでることでしょう
俺も阪神ファンだし嬉しいヽ(・∀・)ノ
922 :
無名草子さん:03/09/16 08:26
阪神優勝で誰か北さんにインタビューに行ってくれー。
優勝したのは北さんがヨガと見まごうほどのけったいなポーズを
とりつつ念波を送ッたからでありますぞ。(○○年前の念波はまだ有効)
923 :
無名草子さん:03/09/18 01:04
ほんと、文章はうまいね。
初期の短編にしろ、「楡家」にしろ、エッセイにしろ。
ただ、エッセイは、「航海記」の頃は若かったのか、書きなれてなかったのか、
一人称で自分の体験を語る時に陥りがちのエゴの強さが出て、あまり好きではない。
醒めた目で自分を観察なり回想できるようになった「青春記」以降のほうが面白い。
それにしても、鬱病は半分ねたかと思ってたけど、数年前にテレビで見たら、どう見ても演技に思えず。
あの躁状態でやらかした株での借金も実話なのかな?
上で述べられてる娘のエッセイも、その時の出版社からの借金の穴埋め?
924 :
無名草子さん:03/09/18 09:49
躁鬱病はネタじゃない。
株での借金アンド破産も実話。
北さんが書くと大法螺に見えるけどね。
出版社への借金は全集出して返した。
亡くなったお母様からの借金は、最後まで返せなかった模様。
娘さんのエッセイはどうなんだろ。
北さんの借金には関係ないと思うが、七光には違いないと思う。
あれを北さんが許してるかと思うと悲しいよ。
週刊新潮だかに北さんへのインタビューあったね。
いま鬱病みたいであまりしゃべらないみたいだけど。
926 :
無名草子さん:03/09/20 21:38
半身優勝でまた躁になると思われ・・。
北杜夫さん、ただ単純に作品好きです!
同じ年頃の人にそういっても「は?」って言われることある
けど、高校時代、教科書に載っていた北杜夫さんの文章から
北さんの本を読み漁るようになりました。
ただ、上にもあるように、娘さんの出版には?って感じです。
作家の娘というだけで、どうして出版が許されるのかね。
そういうことを許す出版社も底が浅すぎるなって感じ。
928 :
無名草子さん:03/09/23 03:40
>>927 おお、同じような境遇の人が……。
漏れも高校の教科書に載っててそれから読み始めたんだけど、
周りの人が誰も知らなくてちょと寂しい。
929 :
無名草子さん:03/09/23 15:59
昨日古書市で、青銅社の「試みの自画像5 北杜夫による北杜夫」購入age。
内容も面白そうですが、
「恐怖の狂人当家におり 万人注意!!」などの自宅前の貼り紙立て札の
写真などが掲載されていてうれしいです。
懐かしいなあ、その本。いい買い物しましたね。うらやましい。
931 :
無名草子さん:03/09/23 20:24
ゴーユー!
932 :
無名草子さん:03/09/23 21:26
阪神優勝で結構いろんな雑誌でインタビュー受けてますね。てゆうか
他に文化人で熱狂的阪神ファンはおらんのか?
何にせよご存命のうちにもう一度阪神優勝が見られてよかった。
山藤章二先生くらいしか思いつかないなあ。
本当に。元気でおられるうちに優勝できてよかったよかった。
教科書に載ってた作品ってなにですか?
あと何年ぐらい昔の話でしょうか?
教科書うんぬんの件は知らなかったです。
いつ頃のお話なんでしょう。
私の場合は、昔とっていた進研ゼミの教材の、
夏休みの読書感想文用のテキストで、
めちゃめちゃ熱烈に「青春記」が推薦されてて、
それで北先生の本を読み始めたんですが(w。
教科書に載ってたのは「百蛾譜」です。
同じ教科書に斉藤茂吉の短歌も載ってた。
親子で国語の教科書に載るのは
この二方と森鴎外親子ぐらいでしょうか。
937 :
無名草子さん:03/10/03 01:14
>>936 情報tnx!
ちょっと読み返してみるかな。
939 :
無名草子さん:03/10/03 08:52
へー「百蛾譜」載ってたんだ。
私のときは北さんのはなかったな。
茂吉のは中学のに載ってたよ。
死に給う母に添い寝のしんしんと遠田のかわず天に聞ゆる―のやつ。
高校の教科書に航海記でマンの家を訪ねるくだりが載ってたような・・・。
941 :
無名草子さん:03/10/03 17:17
マンボウマブゼ共和国の紙幣、貨幣を持っている人っています?
煙草を持っている人いたら神ですけどね。
>>940 航海記が教科書に!?
ほんとだったら驚き。
943 :
無名草子さん:03/10/04 20:44
北さんは借金の返済という名目で全集を公刊したが、新潮文庫も
殆ど絶版になっている今でこそ新たな全集を編んで欲しい。
次に全集が刊行されるのは、おそらく……。
いや! 鶴亀鶴亀。いつまでもお元気でいていただきたいです。
ところでみなさま。
そろそろ次スレのタイトル案などございませんか?
【鬱勃たるパトス】北杜夫スレ第二部【阪神優勝】
【躁鬱病】北杜夫スレ第二部【実にケシカラヌ】
でも、相当体調悪そうなのに、よく生きてるね。
鬱病でアル中で、肝臓とかも問題あると(少なくとも自分では)いってるのに。
善行を積めば長生きとか、健康に留意すれば長生きとか、関係ないってのがよくわかる。
【人はなぜ】北杜夫スレ2【思い出を語るのだろう】
在りし日の思い出ですか。
シャレにならん。
951 :
無名草子さん:03/10/05 18:53
952 :
無名草子さん:03/10/05 18:54
★あなたのお悩み解決致します!!
●浮気素行調査
彼氏、彼女、妻、夫の浮気を調査致します!!
●別れさせ工作
あらゆる手段を使ってターゲットを別れさせます!!
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>940,942
「リューベックにて」というタイトルで載ってた。
あの辺の文章は、ユーモアより憧れと哀愁が漂ってる。
【滑稽と】北杜夫氏について語ろう2【悲惨】
>>950 「幽霊」の出だしってこうじゃなかったですか?
>>954 思い出じゃなくて追憶だったような気がする。
「幽霊」の書き出しは、けだし名文だと思う
958 :
無名草子さん:03/10/08 08:33
>>957に同意。
「幽霊」大好き。シビレターーー(・∀・)
>>935 漏れの教科書は全集から。
同じ話がマンボウ小事典に載っていて、「地球は丸いか」という題で、大砲を垂直に打つと云々、という内容でした。
教科書に載ってたのは6年前かな。
960 :
無名草子さん:03/10/17 16:31
朝日新聞の今日の夕刊に、北さんのインタビュー載ってますよ!
結構長めです。これから読んでみます ハァハァ
961 :
無名草子さん:03/10/17 16:41
↑
情報ありがとー。
私も読んでみるです ハァハァ
962 :
無名草子さん:03/10/17 16:48
963 :
無名草子さん:03/10/17 20:46
ありがとう
upありがとう。
幽霊続編の構想、本当なのかな??
ふと白きたおやかな峰を思いだしたけど、
あれも面白かったなぁ。あぁ、メルバーン。
【ユーモアな】北杜夫を語るスレ 2冊目【躁鬱病患者】
とかど?
サブタイイラネ
【サブタイ】北杜夫な人びと2冊目【イラネ】
>>963 ありがとう! 思わず「木精」を読み返してしまいました。
「形容詞ひとつ浮かばなく」てもいいですから、
ファンとしてはどうか長生きしていただきたいものです。
【キュウリに】北杜夫な人びと 2冊目【立腹】
【金貨】北杜夫氏を語ろう2【もぐもぐ】
タイガース優勝を逃しましたね。北先生残念だろうなあ。
まあ、「次がある」という活力になれば。
974 :
無名草子さん:03/10/29 18:45
北杜夫スレ マンボウ二匹目
975 :
無名草子さん:03/10/29 21:06
↑
>マンボウ二匹目って(・∀・)イイ!
気に入りましたぞ。
950過ぎても次スレ立たず、それなのに埋め立ては進行中・・・
このスレがこの板での初代という事でいいのかな。
でもちょっと北さんを「匹」で数えられてるようで
抵抗を感じないでもない。
じゃ、「マンボウ2尾目 北杜夫スレ」
979 :
無名草子さん:03/10/30 09:44
なるほど
>>977の考えもごもっとも。
んじゃマンボウ2刷(冊)目は?
もしくは2本目とか?
マンボウの数え方で検索してもヒットしなかったよ。
ちなみに魚は一匹、一尾(び)、一本、一喉(こん)、一籠、一皿だってさ。
980 :
無名草子さん:03/10/30 09:54
●●●マスコミの 「盗聴/盗撮」 は許されるの?その7A●●●
http://natto.2ch.net/mass/kako/1004/10049/1004950940.html 915 名前: 文責:名無しさん 投稿日: 02/01/20 12:40 ID:FHCYQpiB
今度は、インターネットで犯罪を告発している人自身を直接攻撃することを
彼らは考えるだろう。彼らはインターネット上の告発者が誰かということは
自分達自身が嫌がらせをしているのではじめから知っているのである。
彼らは、NTT等の通信事業者に働きかけて告発者のインターネット接続を
あらゆる方法で妨害をしはじめるだろう。
もちろんこれは、れっきとした犯罪であるためあからさまにやると、
今度は告発者に訴えられたり脅迫されたりされる危険性がある。
そのため、彼らは法律に触れない程度で告発者を妨害する方法はないだろうか?と考える。
そこで出てくるのが....
-虚報戦術-
いくつかの事実といっしょに実体のない噂を山ほど流す。
そのため(情報の)受信者は事実と噂を見分けることが出来ない。
アルビン・トフラー著 「パワーシフト」より
真実の情報を隠すために、偽の情報と真実の情報を混ぜ
どれが真実の情報かわからなくさせる情報工作というものがある。
彼らは自分達が行っている、いたずら電話、脅迫電話、盗聴、盗撮、
ストーカー、住居不法侵入等の真実の情報を誤魔化し閲覧者が混乱するようにするために、
「思考盗聴、透視、遠隔操作」などの誰も信じないような、偽の情報と織り交ぜて
マスメディア関係者が組織的にホームページや掲示板を通じて自分で被害者を演じ
インターネット上で自作自演を行っている可能性がある。
われわれはこういった盗聴犯罪者の馬鹿げた自作自演に気をつけなければならない。
この前夜中にNHK総合で茂吉を語る公開番組にお兄さん出てたね。
前は似てるなんて思った事なかったけど、知らずにチャンネル替えて
茂太さんが映ったの見た瞬間、あれれ北さん太ったなあと思った。
やっぱり似てるんだね。
983 :
無名草子さん:03/10/30 20:32
>>982いつやったんですか?
再放送して欲しい・・・
もう半月以上前っていう感じかな。
時間帯考えると、あれが再放送だったっぽいです。
最後ちょこっと見ただけだったんではっきりしないけど、司会者がいて、
茂太さんと女優の渡辺えり子さんが話すという感じのトーク番組みたいだった。
ちょうど見た時に、好きな茂吉の作品を1つ選んで読むというのがあって、
茂太さんは
『陸奥をふたわけざまに聳えたまふ蔵王の山の雲の中に立つ』
を選び、これが格別だ、みたいな言い方をしていました。
僕の記憶違いでなかったら、
「蔵王の雄大さをよく表しているし、自然に対して尊敬語を用いたのはこれ1首で、茂吉の蔵王に対する想いが溢れている」
とかそんな事だったかと。
見る機会あったらいいですね。
985 :
無名草子さん:
どうもありがとうございます。
夜中のテレビ欄もチェックせねば。
NHKに再放送希望メールだそうっと。