山本七平を語り倒そう

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1アビ
昨今の小泉内閣の支持率を見ていると、彼の「空気の研究」を思い出さ
ずにはいられない。
今月の文春で宮崎哲弥も指摘しているが。
そんなわけで、山本七平どうよ。
2無名草子さん:2001/07/31(火) 00:54
浅見定雄の『にせ日本人とユダヤ人』ぐらい読めバカ。



==============終了===================
3アビ:2001/07/31(火) 00:55
それ探してるんだが見つからないんだよな。
4無名草子さん:2001/07/31(火) 01:10
>>2
「空気の研究」の内容は浅見の指摘とは関係ないだろ。
さては浅見の情報だけ聞きかじって山本は読んでないな。
5:2001/07/31(火) 01:14
>>4
いっくらなんでもそれわない(w

つか、最後の文章やスレタイを見るに、1は
山本七平全般を語りたいんだろ?
だから書いたの。
6無名草子さん:2001/07/31(火) 01:15
・・・・・・。
社会学板の繰り返しはやめてくれよ。

それで、「私の中の日本軍」は面白いの?
7アビ:2001/07/31(火) 01:25
面白い。というか、怖い。
自分の部隊が全滅していく様子を淡々と書いてあった。
8アビ:2001/07/31(火) 01:53
でも、彼の文章って、異様に粘質的なところない?
お前、この文からどうしてこの結論が出てくる、というのはある。
「ある異常体験者の偏見」で新井宝雄も書いてるが。
9無名草子さん:2001/07/31(火) 02:15
浅見定雄の意見も「ハァ?」が多い。
ある日本人の連れが、ユダヤ人の連れをNY?で乗車拒否された
エピソードをベンダサンが引用したら、「そんな差別主義者が
日本人を乗せるものか」というのを論拠に否定する。

しかし、アメリカにおけるタクシー運転手はご存知の通り
移民が最初に稼ぐ手段となる仕事。そして、東欧系移民も
凄く多い。
そして東欧人の差別で、ユダヤ人(だけ)を憎悪し、東洋人
や黒人は平気、(日本人にはむしろ好意的)ってのは別に珍しく
もない。南部の一部だって東洋人は平気だが黒人だけはいやだ、
ってタイプいるしな。

浅見さんだって知らないわけもないと思うのだが・・・
10アビ:2001/07/31(火) 02:46
七平さんの文章って、ひょっとしたら猛烈な敵を作る書き方になっているのかなあ。
そう感じる人います?
11無名草子さん:2001/07/31(火) 09:08
age
12無名草子さん:2001/07/31(火) 09:42
結局イザヤ・ベンダサン名で保守的な内容の著書を書いたことが
浅見や本多勝一には気にくわないんだろう。

それを別にしても、「空気の研究」などは秀逸だと思うが。
13アビ:2001/07/31(火) 10:12
確かに、日々の生活の中で、「空気の研究」の中に出てくるセリフその
まんまの言葉をよく耳にします。
前働いていた店の女の子に「空気の研究」貸したら、えらい興奮して、
「すごくおもしろい!」といってましたよ。
14無名草子さん:2001/07/31(火) 13:30
>>9
そういうことだけで批判してるわけじゃないんだから、少なくとも相殺はされないでしょ。
15無名草子さん:2001/07/31(火) 14:06
だから、浅見の批判で聞くべきなのは基本的にヘブライ語の文献批判のみ。
あとの歴史--とくに日本歴史との対比論ではあまり評価できるとこはないよ。

日本の歴史はユダヤと比べ比較的平和、安全だった、といったら
「原爆を2度もおとされてる」ってが反論なのはちょいと。
16無名草子さん:2001/07/31(火) 14:10
浅見氏は反統一教会の闘士だから、あんまり批判したくはないが・・・
17アビ:2001/07/31(火) 17:24
>16
と、すると、浅見氏は始め、ベンダサンを何か怪しい宗教の人と思って批判していた
のでしょうか?
18文責:名無しさん:2001/07/31(火) 18:26
>>12
本多勝一が嫌いなのは、自分がついたうそを山本七平が暴いたから。
最近ご本人の手記でウソだと暴かれた百人斬りを、ウソだと最初にいったのが山本。
浅見については全然しらないけど、山本七平はそれに対して反論してないの?
19アビ:2001/07/31(火) 18:37
「私の中の日本軍」はそれについて書いた本。
温和な顔してるけど、陸軍が出てきた瞬間、あの人、文章と人格が変わ
る。
20無名草子さん:2001/07/31(火) 19:57
>>16

ちがうだろ。浅見はホンカツとの仲間意識で
山本批判をしただけだろ。

ちなみに浅見の山本批判って珍説のオンパレードだぞ
批判の要点であるヘブライ語の文献批判はともかく
他の批判は浅見が一般人とかなり違った社会感覚を持ってることを
逆に痛感させるだけ。山本批判に浅見を持ち出す奴に限って
実は浅見読んでないんだよね。
このスレのアホの2をみても判る通りだけどね。
どうして偽ユダヤ人と日本人が山本全体に対する批判になるのか説明してみろ馬鹿。
21アビ:2001/07/31(火) 20:11
>20
まあまあ、そう熱くならずに。
アンドリュー・ホルバートという人が、「日本人とユダヤ人」にはユダ
ヤ人が決して書かない事を書いていると書いていたが、どのへんなんで
しょう。この人その部分について一言も書いていないんだもの。
22無名草子さん:2001/08/01(水) 04:49
みんなご存知でしょうけど、「日本人とユダヤ人」の内容は山本と
もう二人、正真正銘のユダヤ人が話し合って、その内容を山本が
代表してまとめた本。
建築家・ライトが好きな山本が、帝国ホテルのロビーをしばしば
訪れ、そこで知り合った彼らの体験など、といろんな話をして
生まれたものだ。
だから著作権も山本にはなく、後年は、「著作権を持っている人が
著者ですから、わたしは著者ではないですねえ」ととぼけていた。

もう今では、その2人の名前もわかっているよ
23アビ:2001/08/01(水) 04:57
その名前おしえてーっ!
24>>22:2001/08/01(水) 07:21
嘘はやめましょう。
後年、山本は「日本人とユダヤ人」が自分の手による創作を認めたし、
山本の没後、息子もそれを認めた。
著者が別にいるのなら著作権料、あるいは印税を一部の支払いを当該者
に支払うべきであるがその事実はとうとうなかった。
また、一連の「日本人とユダヤ人」批判本の著者達が山本の創作でない
のなら批判に際し引用の了解を得たい、また著者に印税の全部を支払う
準備があるので本人に連絡、本人名義の口座を教えてもらいたい旨山本
に申し入れたところ山本は応じたが、実現されることはなかった。
印税は全て山本が手にしてたことも没後息子がみとめた。。
25アビ:2001/08/01(水) 07:55
山本七平ライブラリーには、「(イザヤ・ベンダサン名義の著作は)ほ
ぼ山本氏の著作、もしくは山本氏を中心とする複数の外国人との共同作
業と考えられ・・・」と書いてありますが。
26無名草子さん:2001/08/01(水) 18:15
age
27無名草子さん:2001/08/01(水) 20:02
30年前の論争を蒸し返すの?
28無名草子さん:2001/08/01(水) 20:20
このさいだから蒸し返しましょう。
とか言いつつ。「空気の研究」読んだ人いない?
2922:2001/08/01(水) 21:28
よし、ここでは皆さんの知恵を借りたい。
資料によると、「日本人とユダヤ人」で”合作者”とされているのは
ジョン・ジョセフ・ローラー、
ミンシャ・ホーレンスキーの二人。

ジョン・ジョセフ・ローラーはメリーランド大学教授。中世英語が
専門で、アメリカ人の海外大学教育のために日本に来ていたらしい。
前レスにも書いたように建築家・ライトのファンで彼が建てたホテルを
隅から隅まで写真に取る為ホテルに長期間泊まっていたという。

あと一人ミンシャは日本人の奥さんがいて、特許関係の仕事をしていたらしい。
のちにローラーは、任地が変わりあとは二人でやっていた。日本人とユダヤ人が
大宅賞をもらった表彰式にに全員出席してたとか。

で、ローラー氏はメリーランド大学に勤めていたなら、何らかの記録があると
思うんだよ。だれか英語に堪能な人がいたら、メールで問い合わせとか
検索とかしてみない?
もしくは帝国ホテルぐらい格式があるホテルなら、昭和30-40年代長期滞在
していた外国人の記録とかあるんじゃないかと思う。
(ああいうの公開してくれるのかしらないけど)
そろそろ当事者たちから話を聞くのには、時間切れが迫っている・・・


「空気の研究」そういえば小泉・田中人気への警戒を書いた朝日の社説で
引用されていたね。ある意味ニックき相手のはずなのに。
30小野田:2001/08/01(水) 21:54
至るところに空気があるのに
自分の気にくわないものにだけ「空気の研究」を引いて
批判するってのもどうなんだろうね。
まあ批判したのじゃないのかもしれんが。
31無名草子さん:2001/08/02(木) 00:06
>>18
>本多勝一が嫌いなのは、自分がついたうそを山本七平が暴いたから。
>最近ご本人の手記でウソだと暴かれた百人斬りを、ウソだと最初にいったのが山本。

ちゃんと関連の本を読んだ方ならお分かりでしょうが、これは誤解(でなければ嘘)です。
本多勝一は「中国の旅」で“百人斬り”の紹介をしているが“あった”とは言っていない。
それを“あったかなかったか”と論点をシフトさせて山本七平が攻撃したに過ぎない。
32無名草子さん:2001/08/02(木) 00:40
[寓話]
日本にすむ(実在の)動物を紹介する、「日本の動物」というルポを
ビクトリー・ワンという記者が連載していた。
その第14回にいきなり、オーサカではこの前、ゴジラが暴れて
大阪城を壊した、と「ここでは言われている」という記事が載ると、
当然ゴジラなんか実在しない、というツッコミが入った。すると
ビクトリーワン記者は、「彼らがそう言っている、とルポしただけだ」
と開き直った。

そういう場合「なんで常識で判断して『こりゃホラやろ』とボツに
しなかったんだ。そこで(注釈抜きでそのまま)伝えよう、と
思った時点でその判断が責められるべきだ」と当然なるだろう。
33無名草子さん:2001/08/02(木) 05:06
ほら、また話を変えてるし。
<「百人斬り競争」の報道があった>という紹介だよ。
そういう報道が大々的に行われたことは事実であってホラじゃないもんな。
34無名草子さん:2001/08/02(木) 07:36
今となってはトンカツの100%の負けは立証されてるようです。

http://www.sankei.co.jp/databox/kyoiku2/html/130512news01.html
35無名草子さん:2001/08/02(木) 07:48
>>33

そんな屁理屈がまかり通るとでも?
だいたいトンカツは百人切りが事実だという立場で
山本と何年も論争したんだろ?
もしトンカツが100人切りに疑念を挟んでいるなら
その旨をきちんと書くべきだろ。
そもそも理屈になってない。
その程度の論理構成能力だからこそトンカツ信者になるんだろうけどね。
トンカツは山本との論争の単行本化
「殺す側の論理」で中国は侵略を受けたから彼らの言うことを疑うべきではないといってるけど
そもそもこんな珍説を振りかざして勝った気になってる
トンカツはジャーナリストとして言語道断。
36無名草子さん:2001/08/02(木) 07:50
37無名草子さん:2001/08/02(木) 13:20
「プレスリー生きていた!」「人面犬実在した!」という記事が載ったとき、
それを「そのまま引用した」らその記者はOKとなるでしょおうか。

どうしても一種のホラ話、民俗学的意味によって掲載したいのなら
「科学的にいってありえない話だが・・」「そもそも信憑性が薄いと
私は思っているが・・・」とフォローしないとまずかった。
38アビ:2001/08/02(木) 16:04
>37
同感。
39無名草子さん:2001/08/02(木) 16:09
「空気の研究」を超える、日本の行動原理を示した本って聞いたり、
読んだりしたことある?
40無名草子さん:2001/08/03(金) 03:21
age
41無名草子さん:2001/08/03(金) 03:30
>>39
ウォルフレンの『日本/権力構造の謎』
42無名草子さん:2001/08/03(金) 15:15
>>35
>だいたいトンカツは百人切りが事実だという立場で
>山本と何年も論争したんだろ?

もうこの時点で誤り。

>「殺す側の論理」で中国は侵略を受けたから彼らの言うことを疑うべきではないといってるけど

どこを読んでるんだか(藁
43無名草子さん:2001/08/03(金) 19:00
>>42

アホかてめえ34のリンク先よんでるのかよ。
学術雑誌に歴史学者が寄稿してる論文で
トンカツは「百人切りあった派」にきちんと分けられてるんだよ。
今になってトンカツは、おかしな詭弁を用いてるようだが
そんなの通用しないの。一体何処がどう違うのか具体的に言って見ろ。

おまえらの妄想体系での論理は一般社会では通用しねえんだよ。
44無名草子さん:2001/08/03(金) 19:05
>>42

ひとつのニュースに対してあるべきジャーナリストの態度は
それが真実なのか虚構なのかのどちらかだけ。
トンカツのような詭弁に塗り固めた態度は
トンカツのジャーナリストとしての存在意義にすら疑念をもたせる
45無名草子さん:2001/08/03(金) 21:16
あのさぁ、
こんな黴の生えた論争しても得るトコないよぉ。

いや、黴もまた熟れると旨味はあるけどさぁ。
それ、黒黴だぜぇ。
46アビ:2001/08/03(金) 22:05
ウーン、山本七平のスレは荒れるなあ、しかも十年以上も前の本で、
でも裏を返せばそれだけのインパクトがあって、それがまだ持続して
いるというのはすごいなあ。
誰か「トリさま」の話がわかる人いませんか、「静かなる細き声」の、
あと、「昭和東京物語」とか。
47無名草子さん:2001/08/04(土) 01:45
「昭和東京物語」で面白いのは、教育勅語を台湾人の父親が、毎日コドモに
読み聞かせたという話。これだけなら教育勅語マンセー、の右翼だろうが、
この次の親父の言葉が笑える。
「日本の王で”さえ”、こんなことを言える様になったのだ。
お前たちは、だからもっとがんばらんとイカンぞ」という言葉を紹介する。

このとき、儒教の国際性、日本の精神的支配の虚構性、そもそも思想という
ものが国のかたちをかえうるのか、と言った話題がユーモアとともに語られ
ている。これを楽しそうにいうところがヒトアジ違うのだ。
48無名草子さん:2001/08/04(土) 08:11
タイトルが一瞬「張り倒そう」に見えてびびりあげ。
49無名草子さん:2001/08/04(土) 09:29
>>42はバカって事で良いんですか?
50無名草子さん:2001/08/04(土) 11:02
こだわるなあ。>>45が嫌がってるよ。
51無名草子さん:2001/08/04(土) 12:29
>>45

いまだに本多勝一が勝ったと思ってる人が実際に少なくない以上
事実関係としては本多の惨敗であったことを確認することは
得るところが無いとはいえないはず。
あの論争自体はどちらもDQNだったとは思っているけど。
52アビ:2001/08/04(土) 13:23
>48
張り倒そう・・・(藁
山本七平って、張り倒したらすぐに折れちゃいそう。
53無名草子さん:2001/08/05(日) 01:30
age
54無名草子さん:2001/08/06(月) 13:58
本が手に入らない・・・
どこに行けばあるんだろう・・・
55無名草子さん:2001/08/06(月) 15:10
>>51
その件は「中国の旅」と「殺す側の論理」を見て各自判断するのが一番でしょ。
56無名草子さん:2001/08/07(火) 07:05
>>55

は?DQNトンカツ信者ですか?
どうして偏向したトンカツの本だけ読んで
各自判断するのが一番なの?
57無名草子さん:2001/08/07(火) 07:54
>>56
違うんじゃないの?
「中国の旅」と「殺す側の論理」を読めば、ホンカツがドキュソである事は一目瞭然、ぐらいの意味では?
58無名草子さん:2001/08/07(火) 10:05
ホンカツの一連の作品群でマシなのは
『日本語の作文技術』くらい。
あとは読む必要なし
59無名草子さん:2001/08/07(火) 19:43
>>54
今更検証する必要もないよ。
60無名草子さん:2001/08/07(火) 20:19
>>59
はい。
61アビ:2001/08/07(火) 20:22
「ある異常体験者の偏見」など一連の日本軍に関する本はトラウマになる
ほどすさまじい場面のオンパレードっすね。
6255:2001/08/09(木) 17:53
>>56-57
「中国の旅」が発端だから、これを読む必要はある。
「殺す側の論理」には山本七平の書いた文章も載っているから、これで論争の全体をカバーできるはず。

これじゃ足りないかな?
もしそうなら教えてね。
63怖いのだ:2001/08/09(木) 18:32
>>55
教えてください。

しっかし山本七平のスレはどこでも恐ろしいほど荒れるなぁ。
64無名草子さん:2001/08/09(木) 23:40
他にスレあるの?
65怖いのだ:2001/08/10(金) 03:01
社会学版。そもそも彼は学者じゃないのだが、なぜあるかはなぞ。
ここの五倍は荒れていた。(倍数は主観比)
66無名草子さん:2001/08/10(金) 06:06
「殺す側の論理」読んだよ。
論争相手の反論をちゃんと収録しているところはフェアなんじゃないの。
ベンダサン側は収録を拒否したそうだけど。
67無名草子さん:2001/08/10(金) 07:00
「私の中の日本軍」しかおれは知らんが、これは読んで損はないと思った。
この本読んで、おれだけは絶対戦争には行きたくない、と思った。
冷静な事実報告は、詠嘆調の戦争反対よりも、恐ろしかった。

戦争に勝った負けたというけれど、
兵士には戦争とは3種類しかない。生き延びた、死んだ、負傷したの3種類。

とか、

一般社会と戦場では規範が逆転するから、
一般社会での規範を絶対に戦場に持ち込んではならない。
一般社会において美談として通用することを戦場に持ち込むと、
それは立派な行為に見えるかもしれないが、全くの無駄死にを生むだけだ。

戦争には行きたきねえなあ。
68無名草子さん:2001/08/10(金) 07:36
山本スレが立つと必ず週金信者が荒らす。
69アビ:2001/08/10(金) 07:37
>>67
同感。
して、ほかの本を読んでいたら、そうした話と、軍備をどうするかとい
う話は全く別のものだと書いていた。
自分の経験だけに引きずられず、こうしたことが書ける彼はすごいと思った。
70無名草子さん:2001/08/11(土) 01:19
会田雄次が山本七平と自分と司馬遼太郎について
比較で語っていたが
(彼らは非常に境遇が似ていてだいたい同年代で陸軍に
徴兵され大卒だったために即席の下級将校になってしまったという点も同じ)

自分や山本の南方戦線に比べて、司馬のいた中国戦線は天国みたいなものだ。
司馬のいた戦車兵部隊は陸軍のエリートぞろいだがで俺達のいた歩兵部隊は
DQNばっかりだった。
司馬の小説が甘ったるいのは、戦地での悲惨な体験がないからだというようなことを書いていた。
71通りすがりのただ飯食い:2001/08/11(土) 02:15
山本七平の戦争体験だけ取り出して映画にしたら「プライベート・ライアン」を
軽く超えるもんができると思う。(含む、あれはホラー映画だの評)
72無名草子さん:2001/08/11(土) 18:14
司馬は確かにヌルいが素人に判り易いんだよな。

ただ、山本の体験程度で云々はどうかと思うが。
73無名草子さん:2001/08/11(土) 19:15
山本を読んでるとコヴァの旧軍賛美の危うさがわかるんだよなあ。
トンカツ信者のように旧軍を必要以上に悪の権化にしようとするのも
どうかと思うけど。
74無名草子さん:2001/08/11(土) 19:31
>>73
そうそう、山本七平も「戦争を劇画的にしか知らない勇者たちの暴走」
を危惧していたね。
7518才の芸能人:2001/08/11(土) 20:11

◆綺麗なおねぇさんは好きですか?◆
http://www.futomomo.com/netidol/sister/megu/
◆アイドル画像秘宝館◆
http://www.futomomo.com/netidol/idolhappy/maki/
gcfgfhhtyy
76やめられない名無しさん:2001/08/11(土) 21:56
山本七平って岸田秀と同じ扱いっぽいね。
どっちも好きなんだけど。
77綺麗なおねえさん:2001/08/11(土) 23:22
ここってどういう人たちが集まってるのかな。
本多勝一と山本七平を読み比べれば、どちらが論理的かはわかるのでは?
百人斬りの現在の評価は知りませんけど、中国で日本軍が虐殺を重ねた
事実は事実ではありませんか。万人抗という証拠もあるし。
本多勝一がすべて正しいと言うつもりはないけれど、
『ペンの陰謀』を読んではいかがでしょ?もう20年くらい前の本だけど。
何人もの学者や作家が七平=ベンダサンを論破しようとしてる本ですから。

岸田秀は面白いな。
78文責:名無しさん:2001/08/12(日) 00:12
>>77
万人坑は日本兵が中国人を殺した犯罪の証拠ではないよ。
あれは日中の兵隊の骨を集めたもの。それに中国が勝手な話をでっち上げた。
あれを日本の罪だというのはいくらなんでも無理。
あれは中国人も出鱈目だとわかっていてずーっと放置されていたものを
日本人がわざわざ探し出してきて、謝罪してまわっているから、それを中国人が利用してるんだよ。
骨だと誰がだれだかわからないのに素直に中国人だと思ってしまうのは、相手の思う壺だと思われ。

百人斬りは日本刀では不可能。つい先日にも当人の手記が発見され日日新聞の記者のでっちあげがばれた。
『ペンの陰謀』を今更探し出してきて読んでもしょうがないよ。本人だってわかってるのに。
>>77 は一体何歳なんだ。
79綺麗なおねえさん:2001/08/12(日) 00:34
>>78さんへ♪
HNは>>75から思いついたジョークよ〜(冗談わからない?)。
って言っても30過ぎですから、そうひどいサバでもないかと(笑
『ペンの陰謀』は父親が買って本棚にあったのを、後から読んだわけ。

>万人抗は日中の兵隊の骨を集めたもの。
>それに中国が勝手な話をでっちあげた。

という主張に聞く耳は持ちますが、この主張の根拠となる
情報を提示していただけますか?
それと百人斬りはともかく、日本軍による虐殺は事実でしょう?
それすら認めないとおっしゃいます?
8078:2001/08/12(日) 01:42
>>79
こっちは別に別に喧嘩売ってるつもりないよ。
年齢聞いたのはHN見たからじゃなくて、『ペンの陰謀』は今読めないでしょ。
さがさないと読めない本を持ってる人の年齢知りたかっただけだよ。

情報の根拠って、たしか秦郁彦の著作で読んだことある。
でもタイトル忘れた。だれか他で知ってる人いたら書き込んでほしい。

>それと百人斬りはともかく、日本軍による虐殺は事実でしょう?
>それすら認めないとおっしゃいます?

虐殺も認めません。当然です。
あの一方的に日本軍を裁いた東京裁判でも証拠不十分で、一件の民間人の虐殺も認められなかった。
事実だと主張するのならなんか証拠だすのが筋であって、証拠がなければでっちあげ。
81アビ:2001/08/12(日) 01:50
社会学板とあわせてみていくと、山本七平の本って、蜂の巣をつつく様
な著書が多いのかな?という気になりますね。
82無名草子さん :2001/08/12(日) 01:50
スレ違いなので終了
83無名草子さん:2001/08/12(日) 01:57
結局重すぎるから耐えられない厨房は>>82のように言うしかなくなるとわけだね。
84なも:2001/08/12(日) 02:11
山本擁護派って、事実をねじ曲げて主張する傾向があるよネ。
まるで山本ご本人と一緒だネ。
85無名草子さん:2001/08/12(日) 02:23
>>84
たとえば?
86無名草子さん:2001/08/12(日) 02:37
「ペンの陰謀」はすごいよ〜〜〜。

たとえば山本を批判する根拠が
「山本は、毛沢東の中国を『全体主義』と言ってる!なんてけしからん主張だ!!」
っての。
あの〜〜当時はまさに文革たけなわ、ってときなんですけど。
そんな論文通すなよ、編者・本多勝一(藁
87アビ:2001/08/12(日) 02:46
>>86
ホ、ホンカツさん!(藁
できれば、なもさんの言う、「事実の捻じ曲げ」の部分聞いてみたいっす。
88無名草子さん:2001/08/12(日) 13:13
「ペンの陰謀」は、いろんな人の山本批判論文を集めたものなんだけど、
一人一人スタンスが違うから、中には部分的に山本を評価する人もいた。

ところが「殺される側」に立つ編者(藁)としては、それに納得いかず
その部分を大幅にカット(爆笑)。

転載を許可したその人は実物を見て「こっちこそ『ペンの陰謀』じゃないか!」
と憤ったとか(大爆笑、でもホント)
89無名草子さん:2001/08/12(日) 13:51
>>79

万人坑が、まずあったという
証拠を出してもらわないことには話にならない
そっちがあったという具体的な証拠を出してきたら
こっちはそれが捏造であることをいくらでも証明して見せますよ。
秦や板倉の受け売りですけど
90アビ:2001/08/12(日) 14:57
>>88
ホ、ホンカツせんせ〜!(大藁

ホンカツ先生、素敵です。素敵過ぎます。こっちのファンになろうかしら(藁

しかし、本当にこうしてみると、山本七平は、自分の著作云々よりも、こうした
論議の状況を作り出そうとしていたのかも。
91無名草子さん:2001/08/12(日) 17:35
「ペンの陰謀」におけるトンカツの論文改竄事件のほんの一部ですが・・
ちなみにこのHPでは、悪名高きトンカツの著書改竄癖が
数十例に渡って糾弾されています。
このスレッドで私がトンカツの著書が当てにならないと
何度も繰り返し述べているのは、こういったトンカツの
改竄癖のせいです。トンカツの本は、インチキでっち上げ本です


http://www.geocities.co.jp/WallStreet/8442/research/sensei/ronsou.html

http://www.geocities.co.jp/WallStreet/8442/research/sensei/kakikae.html
92無名草子さん:2001/08/12(日) 17:38
トンカツのせいで論文を勝手に改竄された人の
トンカツに対する怒りの声

本音を申し上げると、本多氏が『ペンの陰謀』内で、氏にとって有利なように引用されたために、私の審判が曲解されたくやしさは、今もしこりとなって残っています。
貴殿のご配慮により、故山本七平氏が少しでも浮かばれる(do justice to his works and patriotic feelings)ことを期待して止みません。


http://www.geocities.co.jp/WallStreet/8442/opinion/sensei/sensei22.html
93無名草子さん:2001/08/13(月) 00:18
松本道弘氏


当時を振り返ると、まさしく『ペンの陰謀』にしてやられたと苦々しい思いが残る出来事で、真意はいまだ、薮の中です。

(1)、(2)の質問に対する回答ですが、私が山本七平氏に対する評価は全文が掲載されねば読者に伝わらないものです。それが、なぜ、断りなく削除されたのかは、私自身が聞きたいです。
94無名草子さん:2001/08/13(月) 03:28
>>79
>>万人抗は日中の兵隊の骨を集めたもの。
>>それに中国が勝手な話をでっちあげた。

>という主張に聞く耳は持ちますが、この主張の根拠となる
>情報を提示していただけますか?

これを見よ。

田辺敏雄「朝日に貶められた現代史」全貌社 1600円

田辺氏はもうひとつ万人抗についての著作があったとおもうが
判明次第ここに書きます。
95普通の人:2001/08/13(月) 12:46
 山本七平の著作はほとんど読みましたが(学生のころ)、まだ世間も知らな
かったので、ほとんど鵜呑みにしていました。会社勤めをしてから、同僚に
「あんなもの全部嘘ですよ」と言われて、全部古本屋に売ったことがありまし
た。陸軍や戦争の話、それから日本人とは何かを、粘りのある長文で書かれて
いましたが、理解しようと忍耐強く、コツコツ読んだのですが、あの時間は何
だったのか、と思いました。

 しかし、人に言われていままで信じて読んできたものを、おいそれと捨てて
しまうというのも自主性がないと反省しました。山本七平は、それなりに面白
かったし、何が事実なのかなんて、時間が経過してしまうとほんとうにわから
なくなってしまうものなんだということが、よくわかりました。

 でも後で買い戻した著作もありました。「『あたりまえ』の研究」の「松下
幸之助の説得術」は妙に印象に強く、何度も読み返しました(松下幸之助も賛
否両論が絶えませんが)。人を評価するなんて本当に難しいことだと思います。
いまだに説得術などとは無縁で、人を説得するなどということは一番の苦手で
すが、あんまり他の人が書いていない(もし書いておられるならごめんなさい)
内容だったので、この本だけはいまも書棚にあります。
96無名草子さん:2001/08/13(月) 15:49
どっちかってぇと、
あなたの同僚のほうが「鵜呑み」にしてたんだと思うな。
97異常体験:2001/08/14(火) 00:40
私も95番さんと同じように学生時代に山本七平氏の著書をほとんど読みあさりました。
ちなみに今でも読みたくて手に入れることのできないのが「洪中将の処刑」(だったかな?)
そんで、就職するときに買い集めた七平氏の著書を実家に仮置きしてたら、そのまま行方知れずになってしまいました。
それから就職してしばらくたって、様々に社会の矛盾とぶつかる度に昔読んだ七平氏の著書の言葉が思い出されました。
そして再び七平氏の著書を買い集めています。

私が山本七平氏の思想で学ばされたのが、「異常体験者の偏見」という部分。
七平氏は決して自分の考えが一般的なものではなく、自分の歩んできた人生から見た「偏見」であることを語りつづけています。
そして一見して世の中の一般的な正論に見える考え、それもまた人間の作った偶像(偏見)の一つであり、そして人間の思い上がりとは、偶像に過ぎないその考えを他人に正義だと偽り押しつけること、さらにそのような思い上がりが太平洋戦争の悲劇の原因になったこと、そのようなことを私達の世代に訴えかけているように思えます。
98無名草子さん:2001/08/14(火) 00:53
「洪思翔(こう しよく)陸軍中将の処刑」は文春の
山本七平ライブラリーにありますよ。
99異常体験:2001/08/14(火) 01:10
 98さんありがとうございます。
100普通の人:2001/08/14(火) 05:24
res:97 異常体験さんへ

> 七平氏は決して自分の考えが一般的なものではなく、自分の歩んできた人生
> から見た「偏見」であることを語りつづけています。
> そして一見して世の中の一般的な正論に見える考え、それもまた人間の作っ
> た偶像(偏見)の一つであり、そして人間の思い上がりとは、偶像に過ぎな
> いその考えを他人に正義だと偽り押しつけること、さらにそのような思い上
> がりが太平洋戦争の悲劇の原因になったこと、そのようなことを私達の世代
> に訴えかけているように思えます。


 深くはわからないのですが、戦争そのものが異常ですので、そういう体験を
しているのと、そうでないのとでは、世間を見ること、考え方も雲泥の差が出
てくるのでしょうね。 戦後日本で生まれた世代で、 戦争の経験がある日本人
は、ほんのわずかでしょうね(朝鮮戦争、ベトナム戦争などなど)。

 一般的な正論にも偏見が潜んでいるわけですか。なるほど、そんな気がして
きました。 つまり鵜呑みにしてしまっている、 疑うなんて夢にも知らなかっ
た、なんていうことが、実は偏見で、常識だと思っていたことが実は非常識な
ことだったということなのでしょうね。
101無名草子さん:2001/08/14(火) 05:30
本多勝一叩きは別スレにしたらどうかね(苦笑)
102アビ:2001/08/14(火) 12:06
TVでは洪さんの話ってなぜかぜんぜん聞きませんよね。不思議。
・・・でも、取り上げられたら、作り手の自覚の無い偏見でどうにでも祭り上げられる
人だから、これでいいのかも。
うーん、なんか、鬱。
103無名草子さん:2001/08/14(火) 16:46
洪中将のはなしは涙無くして読めませんでした。
数学教師としても立派な方ではなかったかと思います。
ご子息もりっぱな人です。
104無名草子さん:2001/08/14(火) 20:56
>>101

は?山本スレが立つたびに、トンカツを持ち出して
山本叩きをする、あほな週金信者がいるからだろ?
論破されたからって、話をそらすなよ週金信者め。
105無名草子さんよ:2001/08/14(火) 21:14
このスレ、「山本七平を張り倒そう」かと思ってしまった。
106無名草子さんよ:2001/08/14(火) 21:17
張り倒そうにももういないか。
本もそのうち全部消えるな。
107アビ:2001/08/14(火) 21:40
>>105
なんか結構間違える人いる見たいっすね、少々荒れたのは、そのせいか?

>>106
そんなこと言わんといて(泣)せっかく立てた七平スレなんだから、
五十年ぐらいは残りそうとか言っといて。
って個人の主観だからどうにもならんてな(藁
108無名草子さん:2001/08/15(水) 01:16
「朝鮮人、朝鮮人パカにスルナ、天皇陛下オナジ」
という言葉に、権威を逆手に取った被差別者の防衛システムを
鋭く論理的に解き明かしつつ「(この台詞を言わせることが)もっとも残酷」
「人は人に、こういう言葉を言わせる権利はない」と書く。

こういう目をもつ彼が「反動」だというのなら、俺もよろこんで反動になりたい
109アビ:2001/08/15(水) 12:50
山本七平の本を読んでいると、時々、
「結局御前はこの国の伝統から逃れることはできないのだよ」
といわれているような気がして怖くなる時があります。
110無名草子さん:2001/08/15(水) 13:24
>>104
>>9>>12>>18見るべし。順番が逆。
111アビ:2001/08/15(水) 14:33
ありゃりゃ、こりゃ本当に「山本七平を殴り倒す」スレ作った方がいいのかも。
それはそれで白熱しそうだな。
または、「山本七平VS本田勝一」(藁
112無名草子さん:2001/08/15(水) 15:30
>>110

何が順番が逆だか(藁
一体そのレスの何処にトンカツたたきがあるのかね。
論破されたからって、スレッドを終わらせようとする週金信者痛すぎ
113無名草子さん:2001/08/16(木) 02:14
宮崎哲弥が山本七平持ち出すのって、なんか不思議な感じ。
114異常体験:2001/08/16(木) 20:32
109さんへ、ぶしつけですみません。
「結局御前は〜逃れることができまいのだよ。」の部分、興味深く読ませてもらいました。
もし差し支えなければ、どうして「〜逃れられないのだよ。」と感じ入ったのか、そしてなぜ「怖くなる時がある」のか、教えて頂けたらと思います。
115アビ:2001/08/17(金) 04:45
>>114
「あのブーム時の空気では、ああするよりほかはなかった」
「あの当時の空気を思い起こすと、あれでよかったのだと、当時も今もそう思っている」
これらの言葉を「空気の研究」で読んだ時、ああそうだよ!よく聞くよ!と目からうろこ
が落ちる思いがしました。
しかし、その後、一月ほどの間に、これに類する言葉、ほとんどそのままの言葉を、あま
りにも良く耳にする時、それは驚きに変わり、やがてそれらも鈍ってきたころ、私は「や
っぱりそういうものなんだよ」「そういう風に言うものなんだな、日本人は」と思うよう
になっていました。
ふと、本を読み返すと、結局、本の言葉を盾にしてまで無意識に「空気」へ迎合している
のでは?と感じた時、体中から汗が噴出す思いがしました。
「そこから脱出せよ!」と言っている本の言葉でさえ自分の都合の言いように解釈し
(「掘り起こし共鳴現象」の原型?)結局何も変わらない場所で同じことをやっていると
思えた時、「教育とは、伝統のことだ」という言葉が、頭をよぎり、知った所でそう簡単
には変わらないよ、といわれているように思えたのです。
(長い上に、なんか文章変ですね。すいません。言いたいことわかります?)
116無名草子さん:2001/08/17(金) 05:56
以前文藝春秋から出ていた「山本七平著作集」には

 「ユダヤ人と日本人」(イザヤ・ベンダサン筆名)

ってあって、「おいおい、それ、いいのかよ?」って驚いた記憶があります。
ここでホンカツ叩く人は、ホンカツの著作を1冊も読んでないことが分かる。
あるいは読んだ内容の100パーセントを忘れる能力がある。
(自分はホンカツ信者じゃない(3冊読んだだけ)けど、ここの連中はあまりにひどい)
117アビ:2001/08/17(金) 06:29
>>116

すいません、何に驚いたのかわかりません。
それから下の三行、何が言いたいのかわかりません。
煽りの意図は無いので、教えてください。
118日本語の作文技術(藁:2001/08/17(金) 15:41
>>116の文章を脱構造的に読み解きましょう(w

1・2行目と3行目以降の議論に繋がりがなく
しかも3行目以降は意味不明。
1・2行目は論旨は不明瞭であるが、いかにも山本が
悪いことをしているようなニュアンスをこめ
3行目以降で、具体的な理論を提示せぬまま、
このスレッドのトンカツたたきがいかにも
いい加減であるかのように見せかけています。

結論
具体的な論拠を全く示さず、イメージだけで山本=悪を印象付けようとする文章です。
週刊金曜日、もしくはうわさの真相あたりで多用される文章術ですね
この文章の書き手は明らかにトンカツ信者、もしくはトンカツの影響を受けたブサヨクです。
119異常体験:2001/08/17(金) 23:56
115さんへ、丁寧に回答いただきありがとうございました。
実は私も空気に染まる周囲の人々に対し、一時期妙に軽蔑心を抱いたことがあります。
なぜ彼らは大多数の意見に賛同するのか、なぜ彼らは孤独になることを恐れるのか、そういう感情を抱いたことがありました。
そして、山本七平氏のの空気の研究」を読んだことがあり、日本人の空気に染まりやすい特質、それを少しばかり理解した気になっていた自分に対し、優越感を感じていたこともあります。
しかし全ては自分の思い上がりです。
論語読みの論語知らずとはこのことかもしれません。
日本人が空気に染まりやすいのは、明白なる事実です。
しかしそういう日本人に私は支えられながら生きていけるわけです。
もし私が空気に染まることのない人間の住む理想郷を求めるとするならば、たぶんそれは自分の頭の中だけで描いた、たぶん人でなしの世界なのでしょう。
私達の世代に果たせられた宿命とは、そういった人間の現実の姿(弱さ)から目をそらさずに、そしてその人間の現実の姿を認識しながら、如何にして理想の社会を築いていけるか、それを試行錯誤することなのだと思います。
少し長くなったかもしれませんが、お互いに山本七平氏に影響された人間、事実は事実として目をそらさずに、日々の生活を暮らして行ければ幸であると願っております。
120無名草子さん:2001/08/18(土) 03:01
>文藝春秋から出ていた「山本七平著作集」には
>「ユダヤ人と日本人」(イザヤ・ベンダサン筆名)
>ってあって、「おいおい、それ、いいのかよ?」って驚いた記憶があります。

これは別に上にある、

>「日本人とユダヤ人」の内容は山本と
>もう二人、正真正銘のユダヤ人が話し合って、その内容を山本が
>代表してまとめた本。

>ジョン・ジョセフ・ローラー、
>ミンシャ・ホーレンスキーの二人。

を否定していることにはなるまいに?
121無名草子さん:2001/08/18(土) 03:07
否定していることにはアルマーニ?
122無名草子さん:2001/08/20(月) 12:21
今日発売の論壇雑誌「新潮45・9月号」に「現人神の創作者たち」を下敷き
にした記事が出てるよ。
123アビ:2001/08/21(火) 08:38
>>122
わっ!情報ありがとうございます、早速買ってこよう。
124無名草子さん:2001/08/21(火) 17:27
空気に流されやすい人って、2ちゃんねらーのこと?(w
バッシングが始まると反論を差し挟めない雰囲気になる。
125文責:名無しさん:2001/08/21(火) 19:20
>>124
書けばいいじゃん。バカじゃないの。だれが止める?
2ちゃんに雰囲気なんてあった?どこでも喧嘩ばかりだろ。
反論を差し挟めないのは、アンタの頭の問題。ガンバレ。
126無名草子さん:2001/08/21(火) 20:01
まぁまぁ、マターリ逝こうよ。
127アビ:2001/08/21(火) 22:29
そうそう、マターリとね(藁

新潮45買ってきました!
内容云々よりも、まず、これ書いた作家の文章笑えるなあ。
128無名草子さん:2001/08/24(金) 04:21
山本七平の本集めるとしたら、古本屋巡った方が早いのかな?
129無名草子さん:2001/08/24(金) 11:18
古本屋巡ってもなかなかないよ。
もし本気で集めるなら、古書目録を全国からとりよせて、
ヤフーオークションをこまめにチェックして、その上で
ブックオフをはじめとする古本屋を回るべし。
たしか190冊以上いままででてるよ。
僕も「日本教の社会学」を見つけたときは息が止まりそうだったよ。
130128:2001/08/24(金) 12:35
>>129
情報ありがとうございます。
そんなに出てるの!
あ〜、「日本教の社会学」!
いいなあ、がんばって探してみよう。
131 :2001/08/24(金) 12:46
文藝春秋から出ている全集は品切れ?
132アビ:2001/08/24(金) 12:55
「山本七平ライブラリー」ですね、
アレは在庫出版社にまだあります。
注文すれば、全巻手に入りますよ。
133無名草子さん:2001/08/24(金) 21:21
似非インテリのサヨどもにはうんざりしてきた口だけど、
今更、山本ってのも反動じゃねぇの。
134文責:名無しさん:2001/08/24(金) 21:46
>>133
仕事の幅が広いでしょ。
戦争体験の話や洪中将の評伝、徳川家康あたりはあまり反動とは関係ないと思うよ。
反動というか、聖書や儒教の教養がベースになっている評論は今でも結構面白い。
まあ、ドキュソよばわりされる理由ではあるけど。
嫌いな人はサヨに噛み付いたから嫌っているってのがほとんどだと思うけどね。
135アビ:2001/08/24(金) 22:43
>>134
同意。
136無名草子さん:2001/08/25(土) 05:01
http://market.bookservice.co.jp/top/index.html

これ、クロネコのブックサービス。
一番上の「本の詳しい検索」をクリックして出てきたページに
著者名のところ「だけ」に山本七平といれてゴー!
192冊の書名がわかるよ。
137無名草子さん:2001/08/25(土) 05:04
http://soejima.to/

アビ君、ここにも出入りしてたんだね。
僕も小室直樹・山本七平を集めてるよ。
138無名草子さん:2001/08/25(土) 11:14
浅見定雄『にせユダヤ人と日本人』朝日文庫
139アビ:2001/08/25(土) 15:25
>>136
情報ありがトー!活用させていただきます。

>>137
仲間発見!
でもそこのホームページ行ったのニ、三回ぐらいしかないんですよね。(汗)
140お米が羊・神が四つ足(祭司の努めが非人の仕事):01/08/26 12:06
デモなんで、当時「日本人とユダヤ人」が大ベストセラーになったんか?
141アビ:01/08/26 16:45
官庁の地下にある本屋から官僚が買い始めてじわじわ火がついた。というのが売れ始めた
経緯らしいけど・・
「なんで?」といわれるとなぁ・・・
何で?(藁
私の仮説、それまで類書がなく、かつ潜在的需要があったから。
仮説にも何にもなってませんね、逝ってきます。
142無名草子さん:01/08/26 22:20 ID:z/kSeCC6
>>141

ただ、浅見定雄氏によれば、ユダヤを扱った本は
たいてい売れる。で、まじめに論じてるんだったらいいが、
なにか金儲け術みたいな本だとか、他方、フリーメーソンが
どうたらこうたらといった本が妙に売れるというが。
やっぱ日本の読書界はちょっと異常なとこあるのかにゃ。
143アビ:01/08/26 23:24 ID:ffQNYvIw
日本には反ユダヤの伝統がないからいずれも気軽に読まれているとはお
もうんですけどね・・
陰謀を垣間見た、と思えるのが楽しいんじゃないですかねぇ。
2ちゃんねるの閉鎖のうわさもどこぞの陰謀って話も出たことだし(藁
144無名草子さん:01/08/27 10:16 ID:oLd8Q9mM
とはいえ、ユダヤの本だからといって百万部も売れるわけがない(笑)。
売れかたとしては141にあるとおり、官庁からだったそうです(通産次官・
佐端滋が全官庁に読めと宣伝したという説も)が、谷沢などの意見を
参考にすると、「外国との比較において、『だから日本はダメだ』という
結論をヨーロッパを対象に言ってきたそれまでの類書と違い、日本も
ユダヤも突き放すようにして、両者をどちらもそれぞれ違って当然だ、
という視点から描いたから」だと思う。

あとひとつ、「作者はだれかのペンネーム」というのは売れてる
最中にも出てきて、マスコミネタとしてけっこう騒がれた。
司馬遼太郎、村松剛、江藤淳、桑原武夫などそうそうたるメンバーが
目されていたので、その謎解きみたいな間隔も買った人には
あったのかも。
145無名草子さん:01/08/27 10:53 ID:fb7cRZxA
日本人は水と安全はタダだと思っている、というフレーズもインパクトあったと思われ。
146無名草子さん:01/08/27 16:23 ID:dcEi3xk.
谷沢永一「山本七平の智恵」PHP文庫

アビ君、これは知ってるよね?

それから http://soejima.to/  の「今日のぼやき」どう思う?
副島は小室の弟子らしいけど。
147文責:名無しさん:01/08/27 17:46 ID:Ey89o3Wk
>>146
アビ君じゃないけど行って読んできたよ。
副島隆彦は自我の肥大した誇大妄想狂だね。すごかった。
「今、ここ」にある日本の知識人と韓国の現在をここまで無視してるのも珍しい。
アメリカ帰りが日本についてなにも知らないのはしょうがないとしても
もういいかげん目をさましてもいいはず。
最後の方は本物の電波だった。英語ってすごいね(藁
148アビ:01/08/27 18:25 ID:/yn.zgEM
う、う〜ん
私小室さんのファンでもあるんですが、副島さんの学術的なことはもちろん
わからないんですが、やはり、あの断定口調を受け継いでほしい!(藁
小室さんのって内容わからなくても、「な、何だこのおっさん、文章め
っさおもしれえ!」(失礼!)という読み方もできる人だと思うので、
副島さんにもどうしてもそういう期待を抱いてしまいます。
何か一冊探して読んでみよっと。お勧めの本はありますか?

「山本七平の智恵」探してるんですが、見つからないんですよね〜
すんごい読みたいっす。
149無名草子さん:01/08/27 22:56 ID:pgEXZ4OQ
副島隆彦「ハリウッドで政治思想を読む」メディアワークス

アビ君、副島隆彦の政治本ではこれがイイのでは?
もし興味がわいたら次々に読んでいけると思うよ。

小室直樹のポイントの1つが
「近代政治思想=近代資本主義=近代法思想」
「日本にこの命題が成立していないこと」
にあることが「今日のぼやき」で指摘されている。
147のような雑音は何の益にもならないね。
150アビ:01/08/28 03:55 ID:XqtXOe5o
>>149
情報ありがとうございます。
私は映画を見るとき、「これは右っぽいな、これは左っぽいな」などとまず考えて
しまう方なので(笑)、この本は面白そうです。探してみます。

たしかに、日本に近代資本主義が成立していないと言うのは繰り返し書いてますね。
山本七平の「日本資本主義の精神」の推薦文に、日本経済は仮面をかぶった共産主義
である、と書いています。これは(主に官僚達に向けて)伝統主義ではいけない、と
繰り返し主張していることでもわかりますね。
でも日本で暮らしていると知らず知らずのうちに「永遠の昨日」の中を生きているん
ですよね〜(藁
本人に言ったら、「電柱に逆さ吊りにせよ!」とか言われそうだな(大藁
151文責:名無しさん:01/08/28 08:55 ID:wLs3lzPo
>>149
おっと、雑音呼ばわりされるとは思わなかったな。
ここでは小室や谷沢読んでる人多いだろうし、他にも保守派を好むのが多そうだから、
「今日のぼやき」を読んだときに反発が多いと思ったんだけどね。
小室って保守でしょ。谷沢もそうだし、山本も分類すればそちらにはいる。
それらがアジアを見下しているってことはないでしょ。読んでいる読者ならそりゃ違うって反発起こすとおもったんだけどな。
それにサヨが日本的リベラルなんてのもウソでしょ。
副島が本当に小室の弟子なら日本の左翼をリベラルにくくったりはしない。
小室なら共産主義とキッパリいいきるんじゃない?小室の著作を読んでいるならそう判断すると思うんだけど。
たしかに細かく読めばいい部分出てくるとは思うけど(藁、空想ばかり並べてるのは痛いよ。

副島=小室の弟子ってのは、無理。自称でしょ。実際はエピゴーネンにもなれてない。
152無名草子さん:01/08/28 09:41 ID:g3oha5sk
こんな電波野郎をまじめに論じるなよ。
153無名草子さん:01/08/28 11:25 ID:47ldWb/Q
橋爪大三郎・副島隆彦「現代の予言者・小室直樹の思想と学問」弓立社

とりあえず、http://soejima.to/  の「今日のぼやき」を
バックナンバーを含め全部読んでみると小室理解が進む。
昔のところに副島が小室との関係について書いている。
154文責:名無しさん:01/08/28 12:06 ID:wLs3lzPo
>>153
今読んでいるけどすごいね。
日本の社会と日本の知識人がかたっぱしから罵倒されてるね。
いつ小室と副島の関係について書いているのを読めるのかわからないけど、
しばらくは笑いのタネが尽きそうもない(藁
著作を読んでわかっているつもりだったけど、実際は想像してたよりもっとすごかった。
副島がどこまでいくのかすごくたのしみだ(藁
155無名草子さん:01/08/28 12:08 ID:MZU3ho0I
副島ってコンプレックスが顔に出てるよな。
何が彼をあそこまで追いやったんだろう?
156無名草子さん:01/08/28 13:36 ID:UZkWs8e6
コピペだよん。

>私は、山本七平の一知半解も含めて、氏の言わんとする命題を把握したい。

@谷沢永一「山本七平の智恵」PHP文庫
A小室直樹「日本資本主義崩壊の論理」光文社カッパブックス

@は谷沢が山本の著作を引用してコメントしたものであり、
山本の理解に資するとおもう。
あと、谷沢の「人間通でなければ生きられない」PHP文庫
にも山本について1章をさいて山本の本の読み方について
触れています。「比較ではなく補助線として読め」など。
Aは山本の「日本資本主義の精神」を解説したものです。
ウェーバーの「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」
の日本版として「日本資本主義の精神」を位置づけています。
図書館でご覧になってみてください。
157アビ:01/08/29 03:08 ID:i.j0F6kk
>>151
すいません、エピゴーネンって、どういう意味ですか?(汗

>>156
「日本資本主義の精神」ただいま読んでる最中!これ、面白いっすね。
158無名草子さん:01/08/29 03:47 ID:7WUd72mQ
>>157
【エピゴーネン】心理的な葛藤を処理することができずに
        突然踊り出してしまう精神病の一種。
        錯乱性舞踏病ともいう。

  自分で辞書を引いて調べなさい。小さな国語辞典を座右において
  おくべし!
159アビ:01/08/29 05:21 ID:FPdPSkwE
>>158
すいません(汗
ありがとうございます。そうします。(泣
160無名草子さん:01/08/29 05:58 ID:7lCwK1N2
小室直樹文献目録
tp://www.interq.or.jp/sun/atsun/komuro/
小室直樹に興味があるならここがいいよ
そうだ「勤勉の哲学」があったね 思い出したよ
あと「身捨つるほどの祖国はありや」宮崎哲弥
山本七平について書いていた たしか
161151:01/08/29 13:16 ID:Z5KhD0C2
>>157-158
エピゴーネンは思想上の追従者、模倣者を軽蔑していう語。亜流。
こういう意味で使いました。ちなみに辞書は広辞苑です。
自分としてはエピゴーネンを軽蔑した意味では使っていません。
小室のエピゴーネンはいるべきだと思うからです。優れた思想はもっと広まってもいい。
162アビ:01/08/29 18:28 ID:K2VQs/6g
>>160
ここには良くお邪魔させてもらってます。すごくいいページですよね。
宮崎哲弥は山本七平を良く取り上げるんですね。読んでみよう。

>>161
でもあの人の模倣者になるって相当大変そうですよね〜(苦藁
163アビ:01/08/30 13:10 ID:Mhp66koM
ところで山本書店の本を本屋の店頭で見たことのある方、おられますか?
164無名草子さん:01/08/30 13:19 ID:a46Tnt1Y
165アビ:01/08/30 13:23 ID:Mhp66koM
>>164
あら便利!
ありがとうございます。
166無名草子さん:01/08/31 01:39 ID:RmqIcSDI
山本書店には記念館みたいなのがあると聞いたことあるんだけど、ガセかな?

ところで、手に入らないかもしれないけど・・・PHPは月刊VOICE増刊として
山本がなくなったとき追悼号を出している。もし古本屋で見つけたら迷わずGETせよ。
167無名草子さん:01/08/31 02:09 ID:oSvTO9Oo
ところで、アビ君って何者?

そうそう、副島のスレは社会学板のどこかにあったはずだけど・・・まだあるかな?
あの性格は救いようがないが、「現代アメリカ政治思想の大研究」はよかったと思う。

副島と山本七平の共通点=英語の知識が怪しい。
168アビ:01/08/31 04:09 ID:5r6csyMU
>>166
たしか、常設ではなかった・・と、思ったけど、自信ありません。
ただ展示してたのはたしか。

>>167
ただの七平ファンですが・・

>英語の知識が怪しい。
ブハハハハ、言い訳させて、言い訳させて、
「彼は学者じゃなかったから」って七平信者の使う常套句使わせて(藁
これいっちゃあ学問の世界では終わりなんだろうけど、七平スレだから今回だけ
これ言わせて。(一回つかってみたかったんだよな〜)
169無名草子さん:01/08/31 04:34 ID:Mg1LNqOg
東京の人はお茶の水のクリスチャン・ブック・センター(だっけな?)に行くと山本書店の本たくさんあるよ。
170アビ:01/08/31 04:59 ID:kGOsC/ak
ぬお!新たな情報!
171169:01/08/31 05:10 ID:Mg1LNqOg
お茶ノ水のあの本屋さん、知らない? 会社が近くなんでときどき行く。
クリスチャンのための、いい本屋さんですよ。
ぼくはクリスチャンじゃないけど、あそこ行くとなぜか心が落ち着くんだ(w
べつにヘンな勧誘とかはありません。エホバとかモルモンとかニューエイジとかの「邪教」関係のここにしかないような研究書も置いてるよ。
英会話教室とかもやってるビルの2階です。近所の方にはお奨め。
172アビ:01/08/31 14:51 ID:wfW4HnuM
>>166
やっぱり去年の11月で終わってました。
人員と在庫の問題で、常設は難しいとの事。

>>171
ああ、悲しき地方人の私・・(泣

ところで、『副島隆彦「ハリウッドで政治思想を読む」メディアワークス』
これ注文してきました。
173無名草子さん:01/08/31 15:31 ID:DzEFfDWw
たしか山本七平の蔵書とだれか有名な作家の蔵書が和歌山
にまとめてあると聞いたけど、、、 、

昔の「諸君」に出てた。
174無名草子さん:01/08/31 23:23 ID:/PtT/Wic
 清水義範『蕎麦ときしめん』が、『日本人とユダヤ人』をめぐる現象のパロディだということに気がついている人って、どのくらいいるんでしょう?
 もっとも『蕎麦と…』に出てくる「本山書店」が「山本書店」のもじりであることに気がつかなかったところで、この作品の面白みが減ることにはならないから、大した問題ではないんだろうけど。
 『日本人と…』がなぜあんなに売れたのかに対する一つの回答にはなってるんじゃないですか。
175無名草子さん:01/09/04 01:02 ID:R.sDTvww
アビ君、将来社会的に成果がでることを考えていますか?
出版するとか、雑誌に執筆するとか、、、

僕はそうしたことも視野に入れて、おそらくアビ君とかなりかぶった
本を読んでます。
176アビ:01/09/04 08:36 ID:xtqsa2fg
>>175
私は何かに生かせたらいいかなぁ・・ぐらいの気持ちで読んでいます。
山本七平の本は一般の会社の中でも示唆に富む内容がいっぱいありますからね。
自分で意識せずにその示唆を活かせるのが、私はベストだと思っています。
177アビ:01/09/12 01:32
今こそ山本七平を読み返そうと思います。
178無名草子さん:01/09/14 03:47
旧約聖書の熱心党、を思い出した・・・
179アビ:01/09/14 22:11
この人、聖書に関する本をたくさんだしてるから、ユダヤ、キリスト、イスラムと
続く一神教の流れと今日とのかかわりを知るには相当いいテキストだとおもう。
180無名草子さん:01/09/17 17:09
>176
同意
「わたしの中の日本軍」「一下級将校が見た帝国陸軍」の内容って
イヤになるほどリアルですよ。会社勤めやってると。

あの中で類型的に描かれた、将校、下士官、兵隊が実際に存在したのだ
ということがよく分かります。
そして、50年たって結局同じことを繰り返したということも。
181オールド:01/09/21 16:54
(昔、読み漁ったファンとして投稿します)
最近、新潮社から文庫本で『小林秀雄の流儀』が出ています。
私は、昔、月刊『新潮』で連載を読み、単行本の方は不満なのですが。
連載の順序は各章が
「小林秀雄の生活」、
「小林秀雄の『分るということ』」
「小林秀雄と『ラスコーニコフ』」
「小林秀雄の『悪霊の世界』」
「小林秀雄の『流儀』」
となっていて、完璧な構成の様に思えた評論でした。山本氏も『流儀』で
終わるつもりだったようでした。それなのに、新潮の編集者が欲張って追加で
原稿を依頼したのが「小林秀雄の政治観」。文庫本では、第5章に入って
いますが、後に書いたものが余ってしまって、「えいままよ」と入れた感じが
します。私は、連載版も本にして欲しいと思います。
あれだけの質の高い多くの本を出しながら、山本氏ほど自分の原稿が本に
なることに関心の無い人もいないと思います。
182アビ:01/09/21 17:17
>>180
あらま、同意ありがとうございます。
私、他の人の軍記物はあまり読まないのですが、「わたしの中の日本軍」
「一下級将校が見た帝国陸軍」「ある異常体験者の偏見」の三冊は、何度
も読み返してしまいますね。

>>181
オールドさん
『小林秀雄の流儀』の影響で、今「小林秀雄全集」に手をだそうかどう
しようか思案している最中です(笑)しかし、高い!
でも本当に欲しいのは「山本七平」の全集なんですけどね。
どこかで出してくれないかなぁ・・(準備中とは聞きますが)
183オールド:01/09/21 20:08
>>182
私は、七平さんのおかげで、小林秀雄全集とドストエフスキーを
読み込んでしまいました。(でも、翻訳小説の読み難いことと言ったら・・・)
昔は、「小林秀雄なんて、小ムヅカシイ理屈をこねている人」などと
思っていたのですけど。
184アビ:01/09/21 21:59
>>183
やっぱり面白いですか?小林秀雄。
さすがに私はドストエフスキーはしり込みしてしまいますね(笑)
でも読むと気が変わるのだろうか・・
185オールド:01/09/22 11:55
>>184
七平さんの引用してる部分から読み始めました。
そうすると、七平さんの目線で小林秀雄が読めて
面白いですよ。・・・・
昔は、小林秀雄も文庫本もあったし、全集も
簡装本で、そう高くなかったんですよ。
186アビ:01/09/22 14:34
>>185
ああ、うらやましい・・・
いくらなんでも一冊8000円は高すぎるでしょう(泣)
それは、おいといて、引用部分から読むと言う方法良いですね。
まねさせてください(笑)
どこかで「日本教の社会学」文庫にしてくれないですかね。
187>181:01/09/22 19:49
今月号の「発言者」で高澤秀次が取り上げてるよ。
188いしかわ:01/09/22 20:08
189オールド:01/09/22 21:31
>>186
でも「本居宣長」はよく分らんかった。
読むのにえらく時間かけたんだけど。
>>187
情報ありがとう!
190アビ:01/09/22 21:39
>>187
あっ!私も早速買いに行ってこよう!
情報感謝。
191無名草子さん:01/09/27 23:40
浅見定雄『にせユダヤ人と日本人』朝日文庫
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/guest/cgi-bin/wshosea.cgi?W-NIPS=9860457417

イザヤ・ベンダサン著『日本人とユダヤ人』は、
日本人論として超ベストセラーとなった。
しかし、その論拠としているユダヤ学・聖書学・古典語学
さらに英語についての知識は、いかに間違いだらけで、非常識なものか―。
本書は、ベンダサンこと山本七平氏の世紀の詭弁師ぶりを、
「ユダヤ人は全員一致の決議は無効」などというデタラメを始め、
細かく例証をあげながら徹底的に論破した快著である。

1 イザヤ・ベンダサン著『日本人とユダヤ人』のまちがい
2 山本ベンダサン氏の教養と論理―S兄への手紙
  (第1信「すべてわれらの義は涜れた布切れの如し」;
   第2信 『日本人とユダヤ人』と天皇制;
   第3信 「日本教」とヤスクニ;
   第4信 『日本人の人生観』と元号)
3 聖書の非常識―または山本七平式「聖書の常識」
4 山本七平式英文和(ゴ)訳の方法
192文責:名無しさん:01/09/28 00:43
で、浅見定雄の本が出版されて十五年以上経ったわけだが、
結局どちらがまともなの。
この紹介記事を読む限り、完全なサヨだと判ったが。
193無名草子さん:01/09/28 00:46
サヨ?
そういう問題かね(笑)

どちらがまともか知りたければ本屋で立ち読みでもすればよろしい。
194文責:名無しさん:01/09/28 01:02
>>193
問題にしたつもりはないよ。紹介記事で判ったことを述べたまで。
客観的であることに自信があるのなら、もっと中立的な発言だけにとどめたらいいのにと
ちょっと残念に思っただけだよ(激藁
>>193 は読んでないみたいだから聞くつもりないけど
どちらがまともか知りたいので(藁
他に山本七平の読者で読んでみた人いたら感想聞かせて。
195193:01/09/28 01:07
該当書と『日本人とユダヤ人』なら読んだよ?

私は浅見定雄がまともだと思った。
あれが「サヨ」なら「サヨ」の方がまともだと思うが。
196文責:名無しさん:01/09/28 01:17
>>195
なんか誤解受けてるみたいだけど、俺、別にサヨだから駄目と言ってないよ。
繰り返すようだけど、紹介記事読んでそう思ったまで。
天皇制、ヤスクニ、元号ときたからそう思ったんだけど。
別に右左で良し悪し決めてるわけではないよ。
本当にどんなもんか知ってる人いたら教えてほしかっただけ。
この板であんま揉め事したくないんで、なんか気に食わないことあったら謝るけど?
197193:01/09/28 01:35
ふむ。まあ実際に読むのが一番分かりやすいと思うけどなあ。

実際、>>191に書かれている通りの本だよ。
各章について細かく一つ一つ指摘している。

あの本については「天皇制」も「ヤスクニ」も「元号」も関係無いと思っていいでしょう。
私は最近の活発に活躍している浅見定雄氏と前に読んだこの本と全くイメージがつながらなくて、
同姓同名の別人かと思っていたこともあるくらい。
198アビ:01/09/28 01:48
私も「日本人とユダヤ人」しか読んでないので、両方読んだ人の感想聞
きたいです。なるべく詳しい感想希望。
193さん、どうでした?ここ一応七平スレなので、どうしても七平よりの
人が多くなってしまうので、ぜひ感想聞かせてください。
と、ここまで自分で書いた文章読んでみたら何か煽り見たいですね(笑)。
煽りの意図はないのでぜひ書き込みお願いします。
199アビ:01/09/28 01:52
って、文章書いているうちに書き込んでくれてるし(笑)
浅見さんって他にどんな本書いてる人なんですか?
統一教会のは知ってるんだけど・・・
200アビ:01/09/28 01:53
ついでに200!
201文責:名無しさん:01/09/28 01:53
常識的に考えても、ユダヤ学・聖書学・古典語学・英語の知識について
批判を受けない人間を仮定するほうがおかしいか。
読んだところで、俺には浅見氏の批判が正当かどうかの判別は出来ないと思うが
面白そうなんで今度買って読んでみるよ。

浅見定雄氏ってそんなに活躍してるのか。書いた文一度も見たことないな。
202無名草子さん:01/09/28 08:31
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4022604166/qid%3D1001633345/249-5458842-9865156

イザヤ・ベンダサンとは何者か 2001/03/16
投稿者 匿名の読者 山口県柳井市

聞かせてほしい嘘を,人は無批判に信じる.客観的に見れば,
それがどれだけばかげたものであっても.自分達の信じたい嘘を信じた人達に,
その嘘の浅はかさを証明してみせることはたやすい.
しかし,それは嘘だと納得させることは難しい.
この本は,イザヤ・ベンダサン著「日本人とユダヤ人」の嘘と浅はかさを
証明した本である.「日本人とはこのような民族なのだ.
ユダヤ人とはこのような民族なのだ」と一元的に信じる(信じたい)日本人は,
この本を読んでその考えかたの嘘と,浅はかさを納得してほしい.
203201:01/09/28 10:09
>>202
この書評を読んで納得、ってな訳にはいかないんじゃないの。
なにかを仮定して話を進めるってのが論理なわけでしょ。
それを一元的というならこの書評にもいえることだし。
学問的な分野での批判ならわかるけどね。人間の心理に踏み込んだ批判はどっちもどっちになると思うけど。
山本七平の日本人論が日本人のある一面を捉えていて、それに当てはまる人達が沢山いた。
だからあれほどのベストセラーになった。
まあ、これは最近山本を知った俺の予想だけども。
それに山本七平とその同調者は多分、自分達は山本の日本人論とは当てはまらないと思ってるんじゃないのかな(笑
「日本人とユダヤ人」って結局、日本人批判の本なわけだし。
204F−K:01/09/28 10:47
 学生時代からの山本さんファンです。サッカー板ROMばっかしてて暇つぶしに
他の板も見学してここみつけました。どうかよろしく。

>201さん
 当てはまると思ってましたよ。山本さん少なくともご本人は。どっかの対談集
(著書の半数がダンボールの山の中で行方不明で以下の記述は記憶を頼りにしてま
すので原文とはかなり違ってるはずご勘弁を、内容はあってるはずですので)こん
なのありました。

 いや、この前台湾の出版社とやりあいましてね。向こうは交渉の時ふっかけてく
るんですよ。こっちは譲歩したら向こうも譲歩すると思ってますから腹たってね。
これを友人に聞かせたら、「何だ、お前比較文化論なんかやっててそんなのわかっ
てるはずのに腹立つのか。お前もやっぱり日本人なんだな〜」って。それで「当た
り前だ。俺は日本人だ」って(笑)。

 山本さんのは批判というより分析ですよ。「日本人とユダヤ人」はそうとられて
も仕方ない内容ですけど。他の著作を読めばわかります。「日本人の行動原理は何
か?」を追求し続けた人ですから。ちなみに私の一番の座右の書は「存亡の条件」
(講談社学術文庫)です。後半は「空気の研究」の続編といってもいい内容なんで
必読だと思います。ただ絶版になってなければですけど。
 
205F−K:01/09/28 11:12
 「存亡の条件」の方が前の著作なんですけど、「臨在感的把握」など、内容的に
は「何故、空気で流されるのか」という答えになってると思ってます。
206201:01/09/28 12:03
>>204
そういわれればそうだね。対談集からだけでなくても「ある異常体験者の偏見」とかあったな。
他人の体験、自分の体験交えて語っていたか。
まあ、分析というのには概ね同意するけどね。
でも俺、山本七平の本は日本人批判の本として読んだんだよね〜
聖書や論語については疎いからまったくピンとこないんだけど
日本人批判だったらすんなりと理解できる(笑)

書評の続きだけど、「ユダヤ人の全員一致は無効」っていうの、裁判で全員一致は無罪になるみたいだけど
だれか正確な情報知ってたら教えて。
207無名草子さん:01/09/28 12:16
浅見氏の『にせ〜』は、山本好きもそうでない人も、とにかく一読を薦める。
208無名草子さん:01/09/28 12:56
若手の知識人の中で山本七平を再評価する人が多い。
宮崎哲弥、福田和也など。
日本批判として硬直な左翼の批判より彼のしなやかな批判のほうがはるかに良い。
209無名草子さん:01/09/28 13:03
誰かPHP出版から出てる稲垣武の山本七平の評伝読んだ人いる?。
宮崎哲弥が絶賛してたけど、、、、
210オールド:01/09/28 14:04
>>205
「存亡の条件」も、日本の場合,イデオロギーの時代が終わり、内容を
当てはめにくくなっているのだけれど、中国,韓国を見るとよく分る。
中国共産党なんかは「愛国心教育」に熱中しているわけだが、ナショナ
リズムを国民に煽っているつもりが、逆に煽られて行くようになっていく
わけだ。「存亡の条件」の分析に当てはめると、
『経済発展』→『社会的分裂』→『伝統回帰』
→『原理主義的・反体制運動』→『体制への原理主義浸透』
となっていく過程で、体制がひっくり返っていく可能性があると思う。
最近話題の中東のイスラム原理主義過激派も『存亡の条件』を頭に入
れておくと、どのように生じてくるかよく分る。良いテキストなって
いる。
211無名草子さん:01/09/28 14:21
>宮崎哲弥、福田和也など

こんなのに評価されてもね…。
212アビ:01/09/28 17:09
>>203
>それに山本七平とその同調者は多分、自分達は山本の日本人論とは当てはまらない
と思ってるんじゃないのかな(笑

激しく同意、私も読んだ当初無意識にそう思ってましたもん(イタッ!)
すぐに「んなわきゃねえな」と気づきましたけど(笑
友達に貸したら、まさに彼はそう思ってました!
213無名草子さん:01/09/29 00:48
浅見定雄『にせユダヤ人と日本人』朝日文庫、16〜18頁

この章の表題は、一部「日本人」論者の間では(七・八・九の「日本教」ととも
に)もうことわざのようになっているものである。「日本は、安全も自由も水も、
常に絶対に豊富だった(少なくとも過去においては)」。そのため日本人は、
これらのものは無料で手に入るのが当然のように思っている。そこで、「税金が
防衛費に使われ、戦闘機が一機何億円とか新聞に出ると、まるで『おひや』一杯
で一万円請求されたような非難が新聞の投書に出る」(以上、角川文庫『日本人
とユダヤ人』20頁――以下同じ)。しかし「これらのすべては、自らの手で、
高いコストをかけて、保存しなければならない、というのが、二千年の体験から
割り出したユダヤ人の結論であり、日本人と根本から違う点なのである」(34
頁)。この比較論のどこがおかしいか。
 私の専門はどちらかというとベンダサン氏と同じ「ユダヤ」学なので、日本人
論の方にはあまり深入りしたくない。けれども、すでにこの章に、山本ベンダサ
ン氏の「特殊によって一般を推測するエピソード主義」が余すところなく現れて
いるので、少しばかり読者の注意をうながしておきたい。
 まず、「日本人」といえばみな軍備不要説を唱える民族だと考えるのがおかし
い。大勢はむしろ逆ではないか。特にこの『日本人とユダヤ人』に感心するよう
な日本人読者に限って、「ユダヤ人」敵軍備必要論者が多いのではないか。現に
多数の日本人に支持されている政府与党が、「ユダヤ人」そこのけの防衛費突出
論を叫んでいる。「根本から違う」どころか、日本人多数派はユダヤ人以上に
「ユダヤ人」的なのだ。山本七平氏はもちろんその筆頭である。すると私のよう
な少数派(?)日本人こそ、ベンダサン氏のいう「日本人」だということになる。
名誉なことである。
 このように、一冊の冒頭からしてすでに日本人の多数に当てはまらない「日本
人論」とは、いったい何であろうか。本書を少しでもほめたことのある学者・
文化人は、もうこれだけでみずからの不明を恥じるべきである。でなければ知性
が疑われる。
 もう一点だけ指摘しておこう。日本が「少なくとも過去においては」安全も自
由も水も「常に絶対に」豊富だったとは、この人、果たして正気なのだろうか。
日本人、とくに庶民は、過去においてこそ、安全も自由も水も乏しかったのだ。
安全と自由は「隠れ切支丹」(19頁)だけでなく、遠く万葉時代の防人や奴婢た
ちも、近世の「非人」たちも、だれも豊富に持ってはいなかった。武士階級でさ
え、下級ともなればそんなものは「常に絶対に」など保証されていなかったので
ある。明治維新後でもそうである。貧しかった東北の小作農たちに、女工哀史の
娘さんたちに、あるいは赤紙一枚で戦場へ狩り出された兵隊たちに、いったいど
んな「常に絶対」の安全と自由があったろうか。
 水も同じである。なるほど日本は、ユダヤ人のはるかなる故郷パレスチナより
降雨量は多い。しかし、稲作という条件や急な河川その他、日本には日本の特殊
事情があって、旱魃も水争いも古来絶えることがなかった。たとえば辻田啓志
『水争い』(講談社、現代新書)をみるといい。こんな粗末な議論から結論
された「日本人」論に感心する人の気持ちが、私にはほんとうに分からない。
214アビ:01/09/29 01:47
>>213
な、なんか浅見さんのここの文章、こわいっすね。
215193:01/09/29 07:56
>>201
>浅見定雄氏ってそんなに活躍してるのか。書いた文一度も見たことないな。

多分、文筆の方は専門の方面だけなんでしょう。

世間に露出したのは反カルト関係です。マインドコントロール関係文献の翻訳もしてますね。
検索をかければたくさん出てきますよ。

統一協会からは敵視されているようです。
216F−K:01/09/29 09:45
>213
 学生時代に本屋でぱらぱら斜め読みで、5分しないうちに「読む価値なし」と断定
したんですが、あらためて正しかった、と確認しました。

 私が覚えてるのは、天皇の軍服姿(明治・大正・昭和)をさして「朝廷が武力政権
であった事もある」との所と、一般の日本人は誰も知らないような例もちだして「処
女解任はあった」ってトコくらいですね。

 今、読むと懐かしい感じすらします。私が学生だった15年前くらいはこういう左
翼的言論がまだまだ大手を振って歩いてました。
 私個人の事を言うと、中学でアカにかぶれ(自民党は軍国主義志向だと思ってた、
うわ、恥ずかし)高校で卒業した人間なんで、昔の自分を思い出させる恥ずかしい
意見には耳をかさなくなってました。


 いずれにしろ、こんなカビの生えた言論持ち出す必要ないと思います。山本さんの
著作の中で「日本人とユダヤ人」は有名ではあっても代表作とは言えないですし、傑作
は他のなんぼでもあります。今に役立つ意見いっぱいあります。

 「存亡の条件」では、第2時ユダヤ戦争の後にユダヤ教は無毒化し、これが共産主
義の未来を示している。とあります。私の理解では異教徒にとって危険思想では無く
なった、ですが。さてこれがイスラムに適用できるかどうか、異教徒である私達にで
きるアプローチがあるか、とか正に今が切実の問題もあると思うのです。はるかに生
産的な議論になる1例じゃないでしょうか。

 もっとも私は議論の前に山本さんの著作をほりださなければ。「存亡の条件」まで
何処いった?これでよく「座右の書」なんていえたもんだ。
217201:01/09/29 10:37
>>213
本が入手困難なのでコピレスはうれしいんだけどね。
でも読んでみた感想はなんか違うって感じがするかな。

浅見氏は山本七平の主張をいろいろ取り上げているが、
山本七平は、浅見氏のいう、日本人は「軍備不要説を唱える民族」であると主張していない。
軍備費の増大に目くじらたてる日本人は安全をタダだと思っていると論じている。
水と安全について論じている部分でもそうだが、日本人は水と安全がタダであると思い込んでいるのであって
実際はそんなことはないんだよと、山本七平は日本人の間違いを指摘している。
決して浅見氏のように、日本人は常に安全であり、水をタダで手に入れてきたと主張してはいない。

浅見氏個人についていえば、なかなか文章が入り組んでいて読み取りづらいのだが
再軍備不要説を唱える少数派を名誉とするのはどうだろうか。
山本七平への反論も、一見まっとうな主張のようにみえるが、実際は山本の主張をきちんと
読めてないってのが本当のところじゃないだろうか。

俺には反論というより、ただカンチガイしているのか、あるいは、山本への反感しか読み取れないのだが。
218無名草子さん:01/09/29 11:04
この部分だけではなんとも言えないので、誰か全部読んで感想を書いてください。
219無名草子さん:01/09/29 11:12
>218
自分で読んだほうがいいと思うよ。新刊書店でも朝日文庫のところに時々あるし、
ブックオフではけっこう見かける。
220無名草子さん:01/09/29 11:24
>日本は、安全も自由も水も、
>常に絶対に豊富だった(少なくとも過去においては)

この断定してる文章のどこをどう読んだら、

>日本人は水と安全がタダであると思い込んでいるのであって
>実際はそんなことはないんだよと、山本七平は日本人の間違いを指摘している。
>決して浅見氏のように、日本人は常に安全であり、
>水をタダで手に入れてきたと主張してはいない。

こういう解釈になるのでしょうか。
221無名草子さん:01/09/29 11:35
浅見氏の本で、私が「おいおい・・・」と思った記述。

『にせユダヤ人と日本人』文庫版63頁

「(前略)かの黛敏郎氏作曲の「憲法はなぜ改正されなければならないか、
日本讃歌」なる幻のテレビ番組は、現行「平和」憲法を有難がる人間を
「救い様のない低脳」と呼ばわる悲しい芸術(?)作品だった由。
差別と思想反動とはいつも兄弟である。」

上の引用文で浅見氏は「エピソード主義」と批判していたけど、ここでは
それとまったく同一の「エピソード主義」で改憲論を全否定している。
222無名草子さん:01/09/29 11:54
重箱の隅つつきだけど、ツッコミが空振りになってるところ。

119頁

「その二 「私の日本人の友人K氏の話だが、氏がシカゴ大学で学んで
いた時(浅見、おやおや、Kさんしばらく……。第一章では商社マンでした
のに、今はシカゴ大学ですか)、そのクラスにユダヤ人がひとりいた。」

山本氏は別にK氏が「今、大学生」と書いているわけではない。過去形を
使っていることからみて、昔の話だろう。
223201:01/09/29 12:27
>>220
上の二行に関しては間違っていないよ。
”現代”日本人の思い込みを批判した意見を「日本人とユダヤ人」で論じている。
下の二行については、言葉が足りなかった。
俺が言いたかったのは、「浅見氏の言っている意味での危険」がないとは、山本は主張してないってこと。
つまり、隠れキリシタンを無視したわけでも、水争いがないとは主張してないんだよ。
逆に他の著作の中でそういう事件を扱ってもいる。
繰り返すが、山本は浅見氏が反論としてあげた人達を無視してないってことだよ。
浅見氏のいうように、虐げられた人達がいないとまで主張してないよ。

おそらく、表題と俺のレスとの違いを指摘してるんだろうけど、
俺のは”浅見氏の解釈”についての間違いの指摘。
俺のレスの”浅見氏のように”を”浅見氏の意見のように”と直して読んでほしい。
そうすりゃ通じると思うけど。
224アビ:01/09/29 19:24
「日本人とユダヤ人」て、「果たして正気なのだろうか」とかかかれるような内容
かなぁ、「はあ、そういう見方もあるのね」ぐらいな本だと思うのだが、如何?
225無名草子さん:01/09/29 19:42
あれだけ「聖書ではこうだ」「ユダヤ人はこうする」と書いてるんですぜ。
そこらの事実関係への突っ込みを無視するのは、いくらなんでもおかしいんじゃないの?
226アビ:01/09/29 21:11
フム、なるほど。
227アビ:01/09/29 21:50
アンドリュー・ホルバートというユダヤ人の書いた本に載っている、
「日本人とユダヤ人」に関する箇所を書いてみます。

「それでも私は日本人になりたい」日新報道出版部、P146より

日本でベストセラーになった「日本人とユダヤ人」だが、ほとんどの日
本人が、この日本人によって書かれた本を、面白く読んだらしい。
私が、日本人によって書かれた、と言うのは、ユダヤ人が書けば決して
書かないことが書かれているからだ。

同書P156「迷著『日本人とユダヤ人』の評価」
日本でベストセラーになった「日本人とユダヤ人」は翻訳され、海外に
も紹介された。
ところが翻訳に際して、版元が二か所ほど削除した部分がある。そのま
ま翻訳するとユダヤ人の気分を害すると思われる部分を削ったのだ。
ユダヤ人がケチであるとか、カネを隠している、といった、ユダヤ人に
とって面白くない話の部分を“自主規制”してしまったのだ。
日本語版は、日本人がユダヤ人を不思議がって書いたものだが、自主規
制のせいで、海外では日本人がユダヤ人を尊敬して書いた本だと思われ
ている。
この本に関しては面白いエピソードがある。
この本の出た当時、イスラエルの大使はアルトゥールという人で、友人
に翻訳して貰った。
ユダヤ人にとっては面白くない話も書かれているので、抗議すべきだと
いう声も大使の周辺にはあった。しかし、大使は賢明な人だったので、
私たちをベタボメしていると宣伝されて売られている本だから文句は言
わないことにしよう、と断を下した。
「この本を書いた日本人は、われわれのことを好きだと言っている。私
たちを好きだと言ってくれる人は、世界にもそうたくさんはいないから、
大目に見ましょう」
大使はそう言ったそうである。
228無名草子さん:01/10/04 02:00
よく歴史好きが「イスラムは実はキリスト教より寛容だった」といって、
それは実際正しいんだけど、「冗談じゃない、今の政教分離、信教の
自由を守る欧米キリスト諸国と比べてすごい弾圧ぶりじゃないか」と
いってもナンセンスだろ?
あくまでも、十字軍や異端審問などとくらべたら相対的に十分評価
できる、っていみであってさ。

同様に日本史を通じてみれば、同時代の世界水準と比較し、水と
安全においては十分低コスト(タダ)で得ることができたよ。
(城壁も少ないし、「水争い」だってほんとに諸外国に比べりゃ微温。
つうか、いつもはふんだんにあるからそれに頼った農業=稲作を
しているってことでさ)

原爆が落ちたぞ!とか水争いがあるぞ!とかは「エピソード主義」(藁)
229アビ:01/10/04 02:10
>>228
そうか、私が>>213に書いてあった浅見さんの文章に感じた違和感はこういうことか。
230無名草子さん:01/10/04 10:48
山本氏は「常に絶対に」と言ってるんで、「他国と比べて」とは
言ってない。「常に絶対に」を否定するには1つの例で十分。
231無名草子さん:01/10/04 11:30
>230
その論法だと、浅見氏の

「けれども、すでにこの章に、山本ベンダサン氏の「特殊によって一般を推測する
エピソード主義」が余すところなく現れている」

という文章を否定するためには、「この章」の中でエピソード主義を用いていない
部分を反例として出せば否定できることになる。
「余すところなく」って書いてあるんだから。
232無名草子さん:01/10/04 12:30
>231
違うんでないの。

> けれども、すでにこの章に、山本ベンダサン氏の「特殊によって一般を推測する
>エピソード主義」が余すところなく現れている

を否定するには、「この章」に「現われて」いない 山本ベンダサン氏のエピソード
主義を反例として出せば――という話では。

1. この章に山本氏の「特殊によって一般を推測する エピソード主義」がすべて現われて
 いる
2. この章に現われているのはすべて山本氏の「特殊によって一般を推測する エピソード
 主義」である

書いてあることは 1. なのに、まるで 2. であるかのように解釈してない?
233無名草子さん:01/10/04 13:19
じゃあ、「この章に山本氏の「特殊によって一般を推測するエピソード主義」
がすべて現われている」と解釈するにしても、「山本氏のエピソード主義のうち、
本章で使われていない手段」を挙げればいいってことだ。
234無名草子さん:01/10/04 13:20
>>232
馬鹿馬鹿しいので反論しなかったんだけど、わざわざありがとう。
235無名草子さん:01/10/04 13:23
たとえばありそうにない方法としては、エピソード主義を使いながら、南京論争などでの論敵を
ほめるとか。

まあこれは屁理屈の極みというものだけど。
236無名草子さん:01/10/04 15:02
>>233
意味不明。
237無名草子さん:01/10/04 16:50
『にせユダヤ人と日本人』はイデオロギー対立ゆえに筆がすべったところもあるようだけど、
内容的には完全に山本七平を論破していると思う。

それでも、商業的には山本七平の方がはるかに勝ってる。『日本人とユダヤ人』はいまだに
角川文庫の「夏の百冊」のスタンダードで、一方浅見氏の本はほとんど新刊書店で見かけない。

これはいったいどうしたことだろう。
238無名草子さん:01/10/04 18:32
>>237
日本人はいまだにアホだということでしょう。
このスレの浅見氏への反応を見ればわかるように。
239238:01/10/04 18:33
別に、日本人が特別アホだと言うつもりはありません。
240無名草子さん:01/10/04 19:15
>>237
だから、どちらがまともかいろいろ言い合っていたわけでしょ。
正しいと思うのならそれを言ったらどうですか。
浅見の著作が見つからないより、自分のレスの根拠のない思い込みに気づけよ。
>>238
根拠を示さない自信と罵倒は、ここではいらないんだよ。
どちらを支持する以前の問題。
241無名草子さん:01/10/05 00:27
言い合うも何もなあ。
237は自分の感想に基づく意見を言ってるんだと思うが。
それを否定する方が根拠を要求されるんじゃないかねえ。

まあ自信たっぷりだし。困った。
242無名草子さん:01/10/05 11:05
237の前段はここで突っ込まれた『にせ〜』の問題点を意識した上で、それでも
大方は論破していると判断している。

後段は実際に本屋に行って普通に見られる現実(ベンダサンの本が現役で浅見の本は
あまり見かけない)に疑問を呈している。

傍目から見て、240のレスは内容的に噛み合わないんだけどどう読んだの?
243F−K:01/10/05 20:13
 ここは山本七平を語るスレッドじゃなくて、「日本人とユダヤ人」を語るスレッド
なんやね、事実上。

 「日本人とユダヤ人」に事実の誤りがかなりある事は、山本さんを高く評価する
側も認めてる。今、手元に
 
 「民族とは何か」(山本七平著・村松剛&渡辺昇一対談収録、徳間書店)
 「山本七平と日本人」(会田雄次&佐伯彰一対談集、慶彩堂)

の2冊がある。対談の4人は全員、山本さんを評価してる人(というか親交の深
い人という方が正しい)やけど、全員認めてる。例あげると「民族とは何か」の
182・183ページ

 渡辺「英訳本のなかの何章かに、注をつけてくれと出版社に頼まれ(中略)原
著者が英語で書いたのであれば、ありうべからざる間違いが何箇所もあったわけ
です」
 村松「『日本人とユダヤ人』は優れた本でしたが、現代イスラエルに関しては
多少事実の誤認がある。山本さんは聖書考古学、古代史から出発された方ですか
ら、イスラエルの現地を踏まれたのはかなり後のことなんですね。そこでユダヤ
人たちが、おかしいと言ったりしたのです(後略)」

 とはいえ、日本人論としての価値はいささかも落ちてない、というのが共通の
認識。

 「山本七平と日本人」の149ページ

 会田「『日本人とユダヤ人』にしても、あるいはキリスト教徒のアメリカ人から
見たら、多少問題点はあったでしょうが、それはいっこうにかまわないと思う。あ
るいはユダヤ人から見て(中略)こっちとしては、ユダヤ学者として読んでるわけ
じゃないですから。」

 これが支持派の代表的な結論とみなしていいと思う。ちなみに私個人は、あれは
実験作だと思ってる。他の著作では絶対しない言いまわしが多い。

 こっから先は山本さんの著作を読んでる人へ。

 「山本七平と日本人」は、山本さんを高く評価しながらも深く批判している本でも
ある。会田さんは、自分の好意の対象だと身内気分で痛烈に言ってしまう人で、ど
う見ても愛国者なのに日本人の性意識を「猿とあまり違わない」(213ページ)
なんて平気で口に出してしまう。

 その調子で山本さんについても言ってるけど、鋭いのがいくつもある。到底こ
こで紹介しきれないけど、私が一番共感する所だけ紹介。(191ページ)

 会田「(前略)本当の意味での対決というのがみられませんでしたね。キリス
ト教と日本教との。それが不思議に思いますね。だから、クリスチャンだったら
、私なんかにしてみれば、日本教的なものとの、本当の理論的な対決があっても
いい。」

 佐伯「なんだかハビアンのことなんかが「日本教徒」というような形で出てき
ましたけれども、論理的対決というものは確かになかった」
244F−K:01/10/05 20:31
  間違い訂正 「山本七平と日本人」は対談集じゃなくて対談。本には対論と
ある。出版社は慶済堂。

 多分、絶版だと思うけど山本ファンなら古本屋にでもあれば即買い。批判が多い
から信者は読んだら拒否反応でるかもしれない。
245アビ:01/10/05 20:38
>>243
> ここは山本七平を語るスレッドじゃなくて、「日本人とユダヤ人」を語るスレッド
なんやね、事実上。

スレ立てた私としては、山本七平全般のつもりだったんですけどね(苦笑)
たしかに事実上、そうなってますな。
他にも面白い本とかあったら書き込んでくださいね。
246通りすがり:01/10/05 20:46
>>240-242
どうせお互いに意見のかみ合わない話してんでしょ。
浅見の読者も山本の読者もお互いを論破なんかしてねえんだし。
>>240は論破したって思い込む奴がいるのだって許容してやれよ(w
所詮お互いの揚げ足とってるだけでしょ。>>241なんか露骨に発言無視して突っかかってるわけだし。
247アビ:01/10/05 20:48
>>246
(笑)
248無名草子さん:01/10/06 00:55
「××人論などいうものは無意味」という立場もあるんだよな。

>>246
全然「許容」なんかしてらっしゃらないわけですな、あなたは。
249F−K:01/10/08 02:25
 どっかの対談で山本さんが言ってた。(以下、曖昧な記憶に頼ってます。多少
の間違いは勘弁してください)

 外国帰りの人が「「〜人論」ってそんなものは日本にしかない、必要ない。」って
言ってきたんで「外国に無いから日本にも必要ない、という反応は日本人論の上で
興味深い」って答えたら黙ってしまいました。

 248の言い方って困るな。自分の立場や意見書いてないかた賛成も反対もできな
い。
250無名草子さん:01/10/08 08:43
> 外国帰りの人が「「〜人論」ってそんなものは日本にしかない、必要ない。」って
>言ってきたんで「外国に無いから日本にも必要ない、という反応は日本人論の上で
>興味深い」って答えたら黙ってしまいました。

本当はどういうやりとりだったのか知りたいもんだ。
そもそも日本人論の必要性ってなんだろう。
251無名草子さん:01/10/08 09:09
>>250
自己の特殊性の確認→特殊すなわち優秀と思い込む=自己満足
252F−K:01/10/08 10:58
>そもそも日本人論の必要性ってなんだろう。

 例によって手もとの本がないんで曖昧な記憶で申し訳ないけど、山本さんが考え
る「日本人論」の必要性は「当たり前の研究」(時事評論とかの随筆集)の最初
にある。

 まず3つの例が並べられてる。

 アメリカ人と話したとある親が子育てに宗教の必要性の話になってまるでかみ
あわなかった事。

 イギリスに赴任していたサラリーマン、使用人のイスラム教徒に「私は無宗教」
と言ったら「貴方に宗教がないはずがない」と言われた。「盗みをしないではない
か」とも。「盗みをしないのは当たり前だ、法律があるではないか」と答えたら「
法律は人の内面を規定できない、人がみていないところでは意味が無い」といった
やりとりで平行線のまま。

 最後は山本さん自身がイスラエルに行って高位のラビ(ユダヤ教の師)と話した
時。何気なく「日本に宗教法はありません」と言ったら「それでは日本人は何をし
てもいいのですか」と驚かれた。

 ここからはF−Kの理解。日本で一般に言われている意味ではなく外国(特に聖
書圏)では、宗教は人の内面規定の事をさす。それがない人間は無法者そのもの。
日本人をみると、強い倫理感がある。となると外国人からしたら「日本人の倫理は
どんな宗教で成り立っているのか」と考えるのが当たり前。しかし日本人は誰も明
確に答えられない。

 イスラム教徒の日本学者の「日本にはみえざる宗教法がある」との言葉が引用さ
れてもいる。それを宗教と呼ぶかどうかは別にして、何らかの根源があるのは当然
。山本さんは、みえざるとは自覚していない。そして明文化されてない意味だと主
張している。

 そして、それを「日本教」と名つけ一生追い求めた。

 例えばキリスト教圏なら「貴方の内的規範・行動原理は何」と問われたら聖書をさ
しだせばいい。無心論者でもまずキリスト教への反抗の形を取るから先ずそれが最初
。もちろん宗派・国・民族・個々のありようは違うけど基本はそこから。

 だから聖書の民には「〜人論」は必要ない。でも日本がそれを「説明できない」ま
までいいのか?別の本ではアメリカの外交官の話として「アラブ諸国とは問題が多い
が彼等の考えは理解しているから解決できる。日本とは特に問題がない(当時)が
日本人の考えは解らないから常に緊張していなければならない」とある。

 他の日本人論はともかく、山本さんの「日本教」にはそういう独特の視点がある。
やはりキリスト教徒というのが大きい。
253無名草子さん:01/10/08 12:30
日本人論を出すこと自体は別に悪いことじゃない。自分の民族を客観化・分析するということだから。
問題は、質の悪い自己満足的日本人論だろう。

例えば宗教論とか人権論については、「論を立てること自体がいけない」とは言われないだろ。
あくまでも論考の質のみで評価される。日本人論もこうあって欲しいものだ。
254アビ:01/10/08 13:06
>>252
「イスラム圏は問題はあるが、理解できる。日本人は問題はないが、
理解できない」と言うやつですね。
255無名草子さん:01/10/08 13:53
無神論者をなんだと思ってるんだ(笑)
256無名草子さん:01/10/08 16:12
そもそもわれわれの規範の基準は何かということは思想家なら
誰でも考えることであって、
そのとき西欧人ならconsciousと答えるだろう。
consciousnessesの基準がconsciousである西欧人は
まことに明快でそこに○○人論の入る隙はないだろう。
キリスト教の伝統のない日本人は、まずその説明からしなければならないから
日本人論がはやるんでしょう。
257アビ:01/10/25 03:16
「昭和天皇の研究」読みました。
戦争中、天皇を神とする考えを押し付けられるのが、もっとも辛かった。と言って
いた人が、ああいう本を書けるのはすごいと思いました。
あれはキリスト教的な考え方なんだろうか、それとも個人の資質なんだろうか?
258オールド:01/10/28 13:25
ちくま学芸文庫から、ヨセフス『ユダヤ古代史』が出てますね。
山本書店の版から注釈を簡略にしたものだそうです。
4〜6刊目の『新約時代』は、「存亡の条件」「聖書の旅」などに引用されている時代背景がよくわかります。
私は図書館で借りて読んだんですけど、後半、ヘロデ王の凄まじさが分ります。ヘロデ王と言えば、曽野綾子さんの「狂王ヘロデ」という本がでている
けど・・・
259無名草子さん:01/10/28 22:07
6ですが,やっと『私の中の日本軍』を手に入れました。

今30ページくらいですが・・・戦争には行きたくないですね(笑
260無名草子さん:01/10/28 22:48
沈んでなかったんだ。
いろいろもめてたけどマターリいきたい。
261アビ:01/10/28 23:27
>>260
しぶとくホシュしてました(笑
マターリいきたいですね。
262無名草子さん:01/10/29 06:34
山本書店は創立直後、漏電で火災に遭って在庫含め全焼した。
連絡をもらったときにはもう手遅れだったんだそうな。
しかし、山本は「書店が焼け落ちるところを見に行こう」と
言って、もうつらいだけだから見たくない、という奥様を
つれて現場へ向かったそうだ。
「転んだらおきればいい、転んだら起きればいいんだ・・・」
と自分に言い聞かせるようにつぶやいた、という。
穏やかに見えるが、芯の強い人だ。

完全に焼け落ちた旧山本書店跡で、奥様は何か思い出の品はないか、と
探したところ、一枚の絵葉書が出てきた。
それは盲目の少女が、ほとんどの弦が切れた琴の、最後に残った一本の
弦を使い音楽を奏でる「希望」という絵。
いまでも夫人は、この絵葉書を大切に持っている。
263アビ:01/10/29 07:42
>>262
これ、できた次の日か、三日後ぐらいだったんですよね、奥さんが七平
さんの冷静な言葉を覚えてると何かに書いてあるのを読みました。
やっとできた自分の会社が崩れ落ちるのを見るのはどんな感じだったの
だろうか。
264無名草子さん:01/10/30 22:45
火事を起こすような配電工事(?)の不手際に、人間の不完全さを改めて自覚しようとしていたのではないだろうか。
「日本人とユダヤ人」では人間が完全(正義)だと思い上がった時点で、人間の堕落が始まると書いてあった。
帝国陸軍は失敗を認めなかったから、ついに日本を敗戦で導いた。
あげく山本氏はフィリピン山中で地獄の体験をさせられる。

人間の行動が不完全だったがゆえ、新築の事務所を損失した。
しかしながら不完全ゆえに、また起きあがることを考えることもできる。
完全だったら転がることもないので、起きあがることなど考えないだろう。
完全だと思い上がれば、帝国陸軍のようになる。

燃えゆく自分の事務所を見ているのは大変つらいことだが、現実から目をそむけてはならぬ。

以上、全くの私の推論だが、こんな感じではなかったろうか。

今の日本の社会、官庁や、政治家や、特殊法人や、少年犯罪や・・・
いやいや私自身も含めて、燃えゆく自宅に目を背け、近所の火事ばかり見て喜んでいる気がする。

山本七平氏に、気合いを入れてもらいたい時もある。
265.:01/10/31 01:18
論壇で山本氏と気が合った?人は思想はともかく、性格は
かなり反対の人が多い。
山本夏彦は対談で、七平氏の芸能界や現代風俗への無知を
いつもかあかっていたし、小室直樹は山本の指摘した問題を、
社会学モデルにする、と豪語していたが、いつも会うと世を徹して
議論し、体の丈夫でない山本氏は「彼は徹マンはないが”徹論”に
つきあわされる」と苦笑していた。
どちらの光景も想像するとなんとなく笑える。
266無名草子さん:01/10/31 07:08
はじめて書き込ませていただきます。
いきなりですが、「日本人とユダヤ人」の初版発行は1970年なのに
「にせユダヤ人と日本人」の初版発行は1984年(多分)なのはちょっと?と思う。
勿論、浅見定雄氏の批判の通りの誤りもあるだろうし、批判するのは自由なんだけど。
筒井康隆はエッセイの中で開高健が初期の習作や古い作品だけをあげつらって、
自分や小松左京や星新一を批評されていたことに怒ってた。
>>237さんの「商業的には山本七平の方がはるかに勝ってる」のはこの手の批判本は
なるだけ早く出さないとインパクトが少ないからでは。

ともあれ山本七平の評価に浅見氏は大きな影響を与えたと思うけど。
あるスレで山本七平から引用した(私の中の日本軍)と書いただけで、
「ユダヤ人と偽って」「内容たるや数々の嘘で塗り固められている」って言われて、
意見のすべてを否定されたもんなあ。
267アビ:01/11/06 00:06
いま、「にせ日本人とユダヤ人」が手に入ったので、読んでいるのですが、失敗しました。
もうちょっと早くこの本読むべきでした。
七平さんの本、二十冊ほど読んだ後では、どうしても七平さんよりの考えしか浮かんで
きません。
一応読み始めるときはご多分に漏れず、「よし、私がどっちが正しいかを判断してやろう」
みたいなこと考えていたんですが(笑)、知識的にも感情的にもそりゃあ無理というもん
でさあね、私には。
せめて感情的な偏りが少ない時に読みたかった〜
268文責:名無しさん:01/11/06 00:33
>>267
そういや、ここでやった「にせ日本人とユダヤ人」論争は中傷罵倒レス気味になってうんざりしたんだよなあ。

>一応読み始めるときはご多分に漏れず、「よし、私がどっちが正しいかを判断してやろう」
>みたいなこと考えていたんですが(笑)、知識的にも感情的にもそりゃあ無理というもん
>でさあね、私には。
>せめて感情的な偏りが少ない時に読みたかった〜

そんなに自分の判断を卑下することないって。
偏りがあるのはどちらのほうかわかりゃしないんだから。
本持ってるんなら、目次見れるんでしょ。モロ思想的立場表明してないかい?
俺は歴史的事実や今の世の中について真っ当に調べてる学者がこんな発言するとは思えないのよ。
政治的立場を匂わせる言葉を使うのは、やっぱり信用置けない。
269無名草子さん:01/11/06 07:16
山本七平もかなり特定の政治的立場からの発言が多いと思うけど…。
山本のファンってあれを「政治的に中立」と思ってんの?
270無名草子さん:01/11/06 07:26
」と→」だと
271文責:名無しさん:01/11/06 12:08
>>269
山本に政治的立場なんてないよ。あえていえば「中立」とか「右左」とかには関係ない人だよ。
左翼とかなりもめたから右とか軍国主義者とかのレッテルを貼られたりしたけどね。
「ファンだから中立」としてみてるってことはないね。発言からそう判断してる。
逆に聞きたいけどさ、一体山本のどの発言から政治的立場の発言だと受け取って
それで、どんな立場で発言してると思ってるのさ。
政治団体を攻撃=政治的立場を表明ってのはなしね。
272無名草子さん:01/11/06 12:50
>>269
山本氏は「ある異常体験者の偏見」の中で、
「ヤハウェはかたより見ない」しかし「人はかたより見る」
「公正中立純客観的立場」の人間は存在しないといってるよ。

又、「事実論」と「議論」は全く別のものであるともいっている。
例えば「百人斬り競争」は要は事実か虚報かという問題であって、
探求する人の思想・信条等とは一切関係ない。

「事実を究明するということはその人の思想・信条・信仰に一切関係がない」
という行き方を山本氏がどのくらい実行していたかは知らないが、
少なくとも問題意識を持っていた人だったのは確かだと思う。

あと面白いのは、山本氏に来たという一通の手紙のくだり、
「……お前の『百人斬り競争』についての記述は事実だろう。(中略)
お前は右翼なのか左翼なのか。――」ってところ。
273アビ:01/11/06 17:07
>>268
すこし気が楽になりました。気楽によもっと(笑

んで、この浅見さんの本、よくみると「にせユダヤ人と日本人」ってタイトルだったん
ですね。いままで気づかずに「にせ日本人とユダヤ人」だと思ってました(笑
274無名草子さん:01/11/06 17:13
272だけど、手紙の部分が変なんで訂正します。
「……お前の『百人斬り競争』についての記述は事実だろう。
だが一体お前は何を言いたいのだ、お前は右翼なのか左翼なのか。(以下略)」

イザヤ・ベンダサン名義の著作でも、これと同じ問題を「踏絵」のイメージを使って
指摘していたような気がする。
275無名草子さん:01/11/14 22:22
『一下級将校の見た帝国陸軍』が最高傑作だと思う『私の中の日本軍』もいいけど。
276normal black:01/11/18 01:15
ベンダサンが山本七平かどうかについてはこちらが参考になりません?
http://www.asahi-net.or.jp/~fc4t-skri/profile.htm
277無名草子さん:01/11/18 21:56
>1992(平成4)年
>2月、『Voice』3月特別増刊『山本七平追悼記念号』が刊行される。

これが貴重品。ぜひ古本屋で見かけたら購入すべし
278無名草子さん:01/11/27 22:59
.
279無名草子さん:01/11/27 23:35
280F−K:01/11/28 20:16
 204のうろ覚えで紹介した山本さんの発言、の正確なものです。

 いやあ、じつは今、ちょっと台湾の印刷関係の者とケンカしちゃってましてね。
やはり向こうは150パーセント主張してくるんですよ。それを徹底的に値切って
よいし、値切られたことを人格をきずつけられたとは彼らは思わない。これはアラ
ブ人・ユダヤ人も同じでそんなことできずついたら一日も生きていけない。しかし
われわれは双方互譲ですから、日本人的主張は80パーセントから序々に歩み寄る
んです。だから徹底的な自己主張にあうと、どうもわれわれは不愉快でしてねえ。
なんだ山本さん、と笑われるんですよ。比較文化論をいくらいったって、やはり日
本人ですね、って。当たり前だ。オレは日本人だと開き直るよりしようがないんで
すが・・・・・・。(笑)

 日本人と「日本病」について(岸田秀ー山本七平) 学研 山本七平全対話より

 279を見て思った、このシリーズ学生時代に買っといてホンマに良かった。あ
の本に1万円は高すぎるやろ。日本教の社会学はどちらかというと小室さんのアク
の強さに山本さんが引っ張られてるし、内容は2人の著作の総まとめみたいな感じ
で、入門編にはいいけど2人の著作の大部分を読んでる人にはそんなに新しい発見
はないとと思う。
281無名草子さん:01/11/28 21:05
「山本七平全対話」も絶版なの?俺はそれでよんだ
282 :01/11/28 21:32
漏れは「江戸時代の先覚者たち」が好きだ。
283無名草子さん:01/11/28 22:51
山本七平全対話も絶版
たしか4だよね
小室のレア本は大人気
副島サイトができてからだね
山本七平と小室直樹の両方が書いてる(対談?)本だと「日本人の可能性」が
もっと高値になるらしい
284F−K:01/11/28 23:45
 今、文藝春秋のサイトみてきたんですけど、日本人と「日本病」ついて、は文庫化
されてて入手可能みたいですね。山本ファンならお薦めです。

 小此木圭吾さんとの、日本人の社会病理、も再版されんかな。あれこそ真の「日本
人とユダヤ人」というべき内容なのに。
285アビ:01/11/29 00:28
どこかで七平さんの全集出してくれないかなぁ・・・
きびしいかな、結構売れると思うんだけど。
286オールド:01/11/30 10:39
全集出すなら、「失われた文明の旅」を本にして欲しい。昔、古雑誌で偶然見つけた
もので、文芸春秋(77年11月号〜78年1月号)の3回シリーズ。わたしゃ、図書館で
バック・ナンバー引っ張り出して読んだだけど。イスタンブール旅行記でビザン
チン帝国を扱ったもの。興に応じて、一片の遺跡から無限に歴史絵巻を広げての語り
は絶品なんだけど、どこも本にしていない。本にするにはページ数が足らず、文芸
春秋の編集者も書き足してもらうつもりで、放置しているうちに忘れてしまったのだ
ろう。
287無名草子さん:01/11/30 15:13
山本七平の作品は死んでも読まれてるよね。
江藤淳ってもう忘れ去られてるんじゃないか。
288無名草子さん:01/12/01 04:58
>イスタンブール旅行記でビザンチン帝国を扱ったもの

塩野七生との約束を思い出すなあ。
いつか対談で一冊語りおろそう、と約束してて、「だけど対談場所は?貴方は
エルサレム(ヘブライズム)シンパ、あたしはローマ(へレニズム)シンパ・・・
どっちでやってもホームかアウェーです」

「じゃあ、ちょうど真ん中の中立地帯でイスタンブールでやろう!」

果たされない約束ではあったが・・・・
君は
289無名草子さん:01/12/02 21:52
評論家で、「亡くなってからも読まれる」人はほんと少ない。
290オールド:01/12/03 00:19
たぶん類書が無い著作が多いからだろう。「一下級将校の見た帝国陸軍」「私の中の日本軍」。
軍隊体験記は数あれど、あれほど日本的組織の持つどうしようの無さを掘り下げた本は無い。
「現人神の創作者」−−日本の神学的部分を解析できる人が他に日本に居ないのでは
ないかと思える。評論家とくくれない大きな存在だと思う。ただし、著述家として名
前が売れるのは本人にとっては不本意だったかもしれない。出版者は本来、黒子であ
るのに、どうゆうふき回しか表舞台へ回ってしまったと・・・。
山本氏本人の自己規定は「山本書店主」。最初に雑誌などの記名の副書きを見たとき
「この肩書はなんだろう?」と思ったものだ
291無名草子さん:01/12/04 05:51
でも評論家としての収入をギリシア語字典につぎ込んで作ってる時点で、
経営者としては優秀じゃないよね(笑)
292オールド:01/12/04 11:12
新約ギリシャ語辞典については面白い話がある。昔、いろいろな分野の職人にインタビュー
していた本があったが、その一人に活版の写植職人がいて「今までの仕事で一番、難しかっ
たのは、山本書店のギリシャ語辞典。ギリシャ語を勉強しながら、版を組んだようなもんだ」
と言っていた。「こんなところにも山本書店が出てきた」と思ったものだ。
山本氏が出版を始めたきっかけを「現代の処世・飽食時代の采根譚」に書いていた。
ある日、山本氏が校正を始めた時の恩人が、困り抜いて訪ねてきた。不可欠の学術
書なのに採算に乗らない本がある。そのような本では文部省の出版助成金付きでも、
赤字覚悟なので、出版社にツテのある人しか引き受けてもらえない。そうした本が
2冊あり、一つは、北京の天壇の研究書。もう一つはマイクロフィルムの分類法で
図書館学の本(50年代当時、そんなものは誰も触ったことが無い物であった)。
校正屋あっても出版屋じゃないし、本職の出版社が売れないと判断したものを、
校正でやっと食っている人間がそんのを引き受けたら大変なことになる。
しかし、恩人の困り抜いた顔を見ているとノーとも言えない。思っていると、ふと
気付いたことがある。世の中をなにも知らないと、専門家の盲点が逆に見えてくる
ことがある。産業界は壊滅した企業を再建するため、欧米の特許、あらゆる技術
資料を集めながら、資料の整理に困惑しているにはずだ。早いところではマイクロ
フィルムも導入しているかもしれない。そして、助成金の申請期限までに、なんとか
しようということになったそうだ。
新約ギリシャ語辞典も、塚本虎二氏の御弟子さんで、どの出版社に断わられてきたもの
を引き受けたそうだ。(と、PHP・山本七平追悼記念号に奥様が書かれていた。ギリシャ語の
版は高価で、山本書店が傾くほど資金をつぎ込んだが、例の「日本人とユダヤ人」のベスト
セラーのおかげで、著者に印税も差し上げることが出来たとのことだ)
山本氏の面白さの一面は、飄々として天命に従うといった面だと思う。
293アビ:01/12/08 13:19
ただいま「勤勉の哲学」を読んでるんですが、相変わらず、独特のくどさのある文章に
てこずリ中。くそ〜古文をもっと勉強しておくんだった。
七平さんの本って、私は好きで読んでるだけなのですが、何か読んでるうちに自分の
中で、これは読んでおかねばといったような感覚が湧き上がってくるのが不思議(笑
294名無シネマさん:01/12/08 14:37
>>237
> 『にせユダヤ人と日本人』はイデオロギー対立ゆえに筆がすべったところもあるようだけど、
> 内容的には完全に山本七平を論破していると思う。

「完全に」ってことはない。
ユダヤ教、ユダヤ人、旧約聖書などのユダヤ学に関する事実誤認、
あるいは誤訳についての指摘が正しかっただけ。(>>237は部分と全体を混同)

根拠になる話が全て事実であった方がいいのは言うまでもないが、
『ユダヤ人と日本人』はユダヤ人と日本人の思考の枠組の違いについて述べられた本なので、
その主張を論破してない限り、「完全に論破」したとは言えない。


『にせユダヤ人と日本人』⊂「『ユダヤ人と日本人』の世界」であって、
『にせユダヤ人と日本人』>『ユダヤ人と日本人』ではない。

私としては、『にせユダヤ人と日本人』は「今や」読む価値がなく、
『ユダヤ人と日本人』を事実誤認があることを知った上で読むのがいいやり方と思う。


ところで、徳川時代の思想の話、儒教の話に対する類書はないの?
類書と言うのは明らかな事実誤認、誤読を指摘した本。
295文責:名無しさん:01/12/08 17:52
「三酔人書国悠遊」より、発言者は谷沢永一
「私もそう思います。イザヤ・ペンダサンは、にせユダヤ人だという人がでてきた。でも、そのことで
山本学は微動だにしない。つまり、「日本人とユダヤ人」におけるユダヤ人というのは補助線なんです
ね。七平は、たまたま、一本の線を引いて見せた。だから、ほかの人は別の補助線を引いて見せればい
い。問題は、それによって照らし出されるところの日本人の姿なのだから。」
「ですから、山本七平がいう「全員一致の決議はユダヤでは無効だった」という命題は間違っているか
もしれない。専門家が「ウソだ」というのであれば、そうなのかもしれない。でも、そんなことはどう
でもいいんです。問題は、全員一致ということに、われわれがどれほど悩まされてきたか、ということ
なんです。そこへベンダサンが、全員一致ということはみんなそろっておかしくなっているんだと突いた。
熱に浮かされるか、党派的になっているかなのだ、と。これがすごい。こういう新しいラインをあたえ
られると、そうか、それなら俺は俺流に走ってみようという、そういう元気がでる。」

>>294
あげあしとりなら見かけたことあるけども、一冊の本にして批判したのは見たことないかな。
山本七平が心学は無神論と書いたらしいんだけど、石田梅岩の心学は無神論ではないらしい。
まあその無神論発言も覚えている人がいるかどうかわからないから、指摘してもしょうがな
いかもしれないけれども。
296F−K:01/12/09 00:13
>>295
 その発言は知りませんでしたけど、間違いってはいないような。

 山本さんは    神 = ゴッド
の意味で使っているんじゃないですか。山本七平全対話でイスラムに関する対談集
のタイトルは「神のいる国」ですけど、それには暗黙の対比として「日本は神のいな
い国」って前提があるわけで。

 といっても。もちろん八百万の神を知らない訳がないし、頭から無視する人でも
ない。

 もともとゴッドを神と訳したのが混乱のもと。正確には無ゴッド論あるいは無唯
一絶対神論というべきなんでしょうけど、そういう日本語はないんで造語を作るよ
りも読者の読解にまかせたんじゃないですか?
297無名草子さん:01/12/09 10:02
専門家が「ウソだ」というのであれば、そうなのかもしれない。
でも、そんなことはどうでもいいんです。

広辞苑の揚げ足取りで本を書かれたお方の言葉とは思えませんね(藁。
298無名草子さん :01/12/09 10:07
>>297
揚げ足とりは貴方でしょ。自分のレス読んでみな(藁

ちなみに広辞苑の嘘は揚げ足撮りじゃないからね。
まあ、ちゃんと読んでないんじゃしょうがないか。
299無名草子さん:01/12/12 10:55
>>294から以後、何を言いたいのかよう分らん!
いちいち「にせユダヤ人・・」を持ち出してくるのは、嫌がらせとしか思えん!
そこまで言うなら、浅見氏がどれだけ、ズサンか例を出す。
「にせユダヤ人・・」の初っ端なから、山本氏が「聖書の読み方」で「旧約聖書は
一冊の本ではない」と書いていることを非難して、浅見氏は「旧約聖書は一冊の本
である!」と主張しているが、浅見氏本人の「旧約聖書に強くなる本」で「旧約聖書
37冊を読もう」とやっている。浅見氏は素人にはわからんだろうとたかをくくって
嫌がらせの本を書いただけだ。80年代中頃、本勝氏のカルト的信者が朝日ジャーナルと
出版部を占拠している状態になったらしく、手当たりしだいに個人攻撃を繰り返して
いた見苦しい時期だった。まあ、朝日の首脳陣も放置できず、朝日ジャーナルや、それ
に類した雑誌を廃刊にして、本勝氏が定年退職した頃には、出版部の本勝信者を退治し
たようだ。
300295:01/12/12 11:07
>>299
山本の間違いを認めたうえで、浅見に対する反論を述べているんだけどね。
まあ、浅見の著作が政治的なものに左右されているのはわかっていたんだけど、
其の中で、事実について適当なこと書いているのは気付かなかったし、
スレで以前やった論争でも浅見の間違いそのものの指摘は出てこなかったんだよ。
本を持っていないんだから、しょうがないといえば、しょうがないんだけどね(苦笑
別に誰も嫌がらせでレスしてるわけじゃないよ。
301無名草子さん:01/12/17 22:01
「日本教の社会学」ってどうだった?誰か読んだ人感想プリーズ!
手にはいらねえ・・・
302F−K:01/12/18 01:08
一応280で私が感想いれてますが。

 たしか最初の章のタイトルが「戦後日本は民主主義国家ではない」。次が「戦前日本
は軍国主義国家ではない」。ここらへんは見事にいつもの小室節に山本さんが合ずち
うってるだけ。

 あと浅見けいさい(漢字忘れた)の著作の説明とか。これだけ読んでると2人の意
見が同じに錯覚してしまうところとか。違うところは「現人神の製作者たち」と「天皇
おそるべし」でよく出てるんですけど。

 ダンボールの山ひっくり返しながら探してるんですけど今だにみつからない。「日本的
革命の哲学」とか「日本人の土地神話」とかはでてきたのに。
303無名草子さん:01/12/20 06:23
.
304アビ:01/12/22 17:48
>>284
F−Kさん、遅ればせながら、情報感謝!
日本人と「日本病」ついて、手にはいった!イエス!
注文しようと思ったら、店頭に普通に陳列されてやんの(笑
半分ほど読みましたが、文化比較のところが面白かったので、ちょっと引用

P26より、
「で、私は冗談に、日本文化は「サザエ」である、というんです。中は
背骨なしでグニャグニャしてていいんです。外をきちんと閉じておき、必要に応じて
蓋を少しあける。ヨーロッパ人は脊椎動物ですから、日本人には背骨(バックボーン)
がない、という。たしかにそうでしょう。そのかわり貝がちゃんとある(笑)外部を
固めて何者も入れず、時折ちょっと口を開けて、必要なものだけ取る。これをずっと
やってきた。
305無名草子さん:01/12/25 14:51
石原珍太郎スレで揶揄されてるよ…
石原珍太郎よりは語るに足る人物だと思うが…
306アビ:01/12/31 12:46
来年こそは「日本教の社会学」を手に入れたひ。
307無名草子さん:01/12/31 13:24
山本氏は日本学の一節を提示しただけだと思う。
それに対して過剰に反応する一部の人間が事態を紛糾させた。
今でもそんな人間は多いようだ。
犠牲者は山本氏だけでない。
308謹賀新年:02/01/01 15:29
おめでとー
309文責:名無しさん:02/01/01 16:14
山本七平氏は商業的成功の為にユダヤ人を騙り、
欧米人の意見を有難がる人、「日本人」じゃない日本人
に支持された。

「日本人」じゃない日本人には
大変心地よかった内容なので
騙りの罪も無視されている。
310無名草子さん:02/01/01 19:31
>>309
馬鹿じゃないの。
山本七平は知り合いのユダヤ人の意見を代用したから、ユダヤ人を騙り
日本社会があたりまえと思っている常識の非常識をついたからこそ支持された。

「日本人」じゃない反日的日本人には大変居心地の悪い発言だったので
プロパガンダ(ニセ情報)を流してその言論を貶めようとした。
311無名草子さん:02/01/01 19:56
>>276でリンクされているサイトのプロフィールではこうなっているんですね。
>ベンダサンは、山本七平、ジョセフ・ローラ(アメリカ人)、ミーシャ・ホーレンスキー(ユダヤ人)
>の三人の合同ペンネーム。山本七平はベンダサン作品のかなりの部分を執筆したが、
>単独の著作権はない。

私は、山本七平氏の著書(ベンダサン名義含む)を9冊ほど読んだものです。
最初、適当に読んでいたので、ただなんとなく山本七平氏がユダヤ教徒で、
ベンダサンはユダヤ人としての名前のように想像していました。(本当はクリスチャンでした)
何回か読みなおして、著書の中でのベンダサンの経歴と自分の知る山本七平氏の経歴が
違う事や「日本人とユダヤ人」には明らかに別人だという記述があるので、
(「山本書店主と二人でタクシーに乗ったp.187」「わが敬愛する山本書店主p.218」等)
今度は山本氏はイザヤ・ベンダサンという架空のユダヤ人を演じているんだと思っていました。

それとリアルタイムで読んでいたのではないし、例えば本多勝一氏の著書も読んだ事が
ないので「ユダヤ人を騙り」「にせユダヤ人」とか批判されている事はあまり知りませんでした。

そんな訳で、最初から山本七平氏が「ユダヤ人を騙った」とか思っていなかった私は、
山本氏に対し好意的偏見をもっている事もあって、上の説明で見事に納得しました。

米国のユダヤ人から「著者がユダヤ人だとしたらユダヤ人社会の事を知らないユダヤ人である」
と言われたそうだから(どっかのサイトのコピペ)納得しない人がいるとは思うけど。

山本七平氏に好意的な方々は、この件についてどう思っていましたか?
312文責:名無しさん:02/01/01 22:01
>>311
では訂正
「日本人(山本氏がユダヤ人を騙って語る所の日本人)」ではない、
かつ反日的日本人などという侮蔑語を平気で使う日本人には
大変心地よかった内容なので騙りの罪も無視されている。

仮にユダヤ人との共著だったとしてしたら
印税を独占してネコババしたことになるが
そんな嘘を信じるのは>>311のような人達で
山本氏を擁護できたと思った時点で思考停止しているので
山本氏をドロボーと非難する人間はいない。
313無名草子さん:02/01/02 00:47
つーか、亡くなる直前に奥様に
「自分一人で書いた、ユダヤ人を名乗ったのは日本人が言っても
誰も耳をかたむけないだろうから」って明かしてるよ。
公的には認めたことないけどね。
314313:02/01/02 01:00
もひとつ。
商業的成功なんて見込んでなかったはずだよ。確か初版1500部?だったかな。
しかも知名度の低い自分の零細出版社から出した本だし。

どっかで書いてたけど、馬鹿売れしたのは「そんなに売れると思ってなかったので
注文が来ても増刷するような体制になく、結果品薄状態が続いたから」らしい。
話題になってる本が山積みだったら後で買おうと思うけど、いつも品切れだから
ブームが長く続いたってことみたい。
315無名草子さん:02/01/02 03:01
にちゃんねるって全共闘崩れのおっさんが、
かなりの数で常駐してるんだけど、
(思考回路と文章が皆ワンパターンだからすぐ分かる)
奴らってどういうわけか
山本、司馬、石原の事になると非常にむきになるよね。
バリバリ右翼で、差別主義者の石原が左翼の批判にさらされるのは分かるとしても
山本、司馬あたりはどちらかというとリベラル気質でしょう。右派文化人の中で見れば
司馬あたりはかなり左のほうに行くはずで、どうしてこの三人が集中で
ブサヨクの、批判を受けるのかずっと不明に思っていた。
最近、トンカツ批判の本を読んでいて、良く分かったのは、
いまだに70年代全共闘崩れの中でトンカツが非常に影響力を持っていることと
当時の朝日ジャーナルでこの三人は非常に叩かれていたらしいこと。
朝日ジャーナルはトンカツ独裁体制で、トンカツが個人的に気に入らなかった文化人に
集中砲火を浴びせることが日常化していた。
同じ左翼でも、ミンコロたちは、特に司馬や山本に対してどういった感情も持っていない。
だから、山本嫌いはイデオロギーというより、トンカツに洗脳されているんだと思う。
左翼で、かつ共産党嫌いの奴はたいてい、週金信者だから
アンチ山本が出てきたら、その辺に探りを入れてみると面白い。
316あの〜:02/01/02 07:36
>>315
人気マンガ家小林よしのり先生ご発明の「ブサヨク」なんつ〜単語を、いまどき
平気で使う神経を見ただけで、逝ってることの信憑性ゼロなんですけど♥
317無名草子さん:02/01/02 16:45
はぁ?馬鹿じゃないの
ブサヨクはにちゃんねるが発生源だろ。
何でもかんでも小林よしのりに結び付けたいの?
全共闘オヤジには、小林よしのりしか頭にないらしい(ワラ
318板違い!:02/01/02 17:07
お前らうざいからコヴァ板に逝け>>315-317
319311:02/01/02 17:26
ややこしい話題を蒸し返してすみませんでした。

「ある異常体験者の偏見」P.260
過去において日本を誤らした最も大きな問題点は、ある事実を認めるか認めないかということを、
その人の思想・信条の表白とみた点であろう。
320無名草子さん:02/01/03 10:50
「ある異常体験者の偏見」は正月に読みました。
ここと、マスコミ板のポールボネスレットを見てたらまた読んでみたくなったので。
商業権威主義者達の生態分析が実におもしろかった。
ポールボネもいいですよ。
サヨマスゴミに対する免疫をつけてくれた本としていいです。
321無名草子さん:02/01/03 21:08
ディスカッションしたの3人で、日本語文章としてまとめたのが
山本ってことでなーーんもおかしくないって。
「なりあがり」の著者は糸井か矢沢かってことで
322文責:名無しさん:02/01/04 00:44
>>314
そうか、では訂正。
「山本七平氏は商業的成功の為に」

「山本七平氏は商業的失敗を避ける為に」
323無名草子さん:02/01/04 01:31
>>322
I・ベンダサン「日本教について」を読んだ事がありますか?

当時の日本には共産党を中心とする広範な反天皇グループがありました。
そしてこの人たちのとった行動が、また非常に面白いのです。彼らは「天皇は純粋でない」
「天皇に行為は純粋でない」ということを証明することにのみ熱中しました。P.129-130

あなたは山本七平氏が「純粋」でないと証明することにのみ熱中していませんか?
324無名草子さん:02/01/04 01:52
訂正ね。「天皇の行為は純粋でない」

ついでにさらに引用すると

そして「朕ハタラフク食ッテイル、汝臣民餓エテ死ネ」といったプラカードを掲げて
宮城に乱入し、厨房の冷蔵庫を調べてその内容を公表するという笑劇まで演じ、
また、そのグループのある雑誌は、天皇に隠し子がいるという捏造記事を執拗に
流したりしました。P.130
325無名草子さん:02/01/04 02:03
何かこの論争、
「掲示板を盛り上げるために管理人が自作自演をすることは許されるか」
っていうことに似てるね。
326無名草子さん:02/01/04 02:05
書籍板随一の駄スレだ。ほっとこう。
327313:02/01/04 03:02
忘れられがちだけど、山本の自己規定の第一は出版人、経営者という
「実務の人」なんだよね。一番誇りにしてたのもそこで、だから肩書きが
「山本書店主」だったりする。
ユダヤ人を名乗ったのに>>322氏の言われるような意図があったかどうかは知らないけど、
大して売れないと思った本を沢山刷らないのは確かに商業的失敗を避けるためで、
実務家としては当然だろうね。
そこで変に売れたところが面白い。

>>325
俺もそう思ってた。山本がホンカツとの論争でやってることって、
2chの自作自演そのまんまだよね(笑)確かにちょっとずるい。
けどまあ論争自体は山本に理があるし、そこをあげつらうのは正直今更って感じだね。
もう思想の内容だけで評価していい時期だよ。山本もホンカツも。

そんなに駄スレ?>>326(=325?)
328アビ:02/01/05 06:54
>>326
ギャハハハハハ!随一の駄スレいわれた!
329無名草子さん:02/01/05 06:57
せやから論争として成立してへんゆうのに……。
330無名草子さん:02/01/05 16:24
山本七平VS本多勝一じゃ勝負が見えてる。
当然、前者の勝ちね。
自著を改竄するようじゃ土俵に上がる資格すらない。
331無名草子さん:02/01/05 16:34
誰も山本七平の本をあそこまで執拗に比較してないから分からんだけかもよ(笑)
332無名草子さん:02/01/05 16:54
つ〜か「自著を改竄」(大爆笑)なんて本気で書き込んでる奴がいるス
レだもん、駄スレという烙印を押されて当然なのでは内科医?

ちなみに本多勝一の「自著を改竄」(ママ)とゆ〜のを、知らない人の
ために説明すると、本多勝一がカンボジアのポルポト政権崩壊以前の著
書でポルポト政権を評価するようなことを書いていたのを、後に削除し
たというもの。
ごくごく一部のコヴァウヨ系低レベルMLが大騒ぎをしたが、世間的に
はまるで相手にされなかった。
それもそのはず。ポルポト政権崩壊直後にカンボジア入りしてクメール
ルージュの大虐殺の現地ルポを書いたのは本多勝一当人。だいたい改訂
のたびに本の内容に手を入れるなんてことは誰でもやってる。
スレ違いなのでsage
333無名草子さん:02/01/05 16:58
ついでに、「自著を改竄」(笑)とゆ〜のなら、大駄作『日本教について』
を文庫化する際に、単行本には収録してあった本多勝一の原稿をバッサリ
削除した山本七平もその資格十分では内科医?(爆笑)
そのとき山本七平の抜かしたセリフがいい「この部分はなくてもいいので
はという編集者の助言に従った。読み直してみると確かになくても影響は
ない」
334無名草子さん:02/01/05 17:41
>>332

本多ヲタの痛さ丸出し(ワラ
信者というのは周りが見えないらしい
335無名草子さん:02/01/05 17:45
>>332
何度読んでも分かりません。
>ポルポト政権崩壊直後にカンボジア入りしてクメール
>ルージュの大虐殺の現地ルポを書いたのは本多勝一当人。
この事によって、
>本多勝一がカンボジアのポルポト政権崩壊以前の著書で
>ポルポト政権を評価するようなことを書いていたのを、
>後に削除したというもの。
こうする権利があるという事ですか?
336無名草子さん:02/01/05 19:43
>>335

キチガイのレスをまともに解釈しようとしても無理。
337文責:名無しさん:02/01/05 19:43
>>332
>だいたい改訂のたびに本の内容に手を入れるなんてことは誰でもやってる。

本多勝一くらいの間違いを犯したら、大抵の人は絶版にしてます。
ポルポト政権を評価した本は今は存在しないでしょう?
みんな恥じて絶版にしているんです。 改訂してまだ出版してたのは本多勝一だけ。
この恥知らずを一般論で弁護できるなんて、左翼の仲間意識ってすごいね。
恥知らないね。

>>333
君は馬鹿じゃないかね。
本勝がポルポト絶賛を削除するのと、山本が本勝の文章削るのとは意味が違うだろ。
本勝の改竄は本勝が自分の発言の撤回を意味しても山本の本勝の文章の削除は発言の撤回ではあるまい。
(爆笑)???そりゃこっちだろ(爆笑
本勝信者は本物ののアフォかい?信者だから目が見えない?
一部で騒がれたのに世間で相手にされなかったのなら本勝はどうして削除したんだろうね(爆笑
自分の非を本勝は認めたんだよ。信者なら信者らしく教祖に従え(爆笑
338無名草子さん:02/01/05 19:54
>>335
>本多勝一がカンボジアのポルポト政権崩壊以前の著書で
>ポルポト政権を評価するようなことを書いていたのを、
>後に削除したというもの。
(このことについて)
>世間的にはまるで相手にされなかった。それもそのはず。
(過去に自分が書いた文章については、そ知らぬ顔で)
>ポルポト政権崩壊直後にカンボジア入りして
>クメールルージュの大虐殺の現地ルポを書いたのは本多勝一当人。
(だったってことは)
これらの行動によって「世間的」な人々に対しては、自分の過去の誤りを
見事に糊塗出来たって意味じゃない?
339無名草子さん:02/01/05 20:55
百人斬り論争について今現在の本多のスタンスはどうなってるの?

検索してちょっと調べた限り、「据え物斬り」になっているようだけど。
340無名草子さん:02/01/05 21:10
アホらし。
>>334
>信者というのは周りが見えないらしい

自分のことを言っているらしい。

>>335
>こうする権利があるという事ですか?

あるよ、の一言。

>>337
>本多勝一くらいの間違いを犯したら、大抵の人は絶版にしてます。
>ポルポト政権を評価した本は今は存在しないでしょう?

本多勝一が「ポルポト政権を評価した本」を出版したと思っているらしい。
341無名草子さん:02/01/05 21:14
>>337
>本勝がポルポト絶賛を削除するのと、山本が本勝の文章削るのとは意味が違うだろ。
>本勝の改竄は本勝が自分の発言の撤回を意味しても山本の本勝の文章の削除は発言の撤回ではあるまい。

そりゃ意味が違うさ。山本七平の方が悪質。

>一部で騒がれたのに世間で相手にされなかったのなら本勝はどうして削除したんだろうね(爆笑

時間的な順序が逆。ポルポトを評価した部分を削ったから一部のアフォが騒いだの。

>自分の非を本勝は認めたんだよ。信者なら信者らしく教祖に従え(爆笑

ハァ?
本多勝一は、自分の非を認めたから自分の文書を削除したんだが、それが何か?
342無名草子さん:02/01/05 21:19
>>338
>これらの行動によって「世間的」な人々に対しては、自分の過去の誤りを
>見事に糊塗出来たって意味じゃない?

あのー、ポルポト政権崩壊後にカンボジア入りして現地レポートするのは
ジャーナリストの仕事だからなんだけどな。
「自分の過去の誤りを糊塗するため」にそんなことをやったと言いたいの?
これも時間的な順序が逆。ポルポト政権崩壊後にカンボジア入りしたジャーナリストは
もちろん本多勝一一人じゃなかったが、ジャーナリストたちの活動があったから
我々はポルポト政権がやったことを知ることができた。
343無名草子さん:02/01/05 21:22
ところでこれは山本七平のスレッドじゃなかったのか?(藁

ま、山本七平を語る上では、本多勝一との論争をなんらかの形で避けて通ることはできないが、
本多勝一の読者にとって山本七平との論争はどうでもいいエピソードの一つ。
344無名草子さん:02/01/05 21:30
あ、今ふっと気づいたのだが、本多勝一が重版のときにポルポト政権を
評価した部分を削除(いわゆる「自著を改竄(ママ)」)したのはどの本
のことか、ちゃんと書名を知ってて書いてる奴っているのか、このスレで?
345無名草子さん:02/01/05 22:05
「潮」1975年7月号「欧米人記者のアジア人を見る眼」
「潮」1975年10月号「カンボジア革命の一側面」と題した一文が
単行本『貧困なる精神・第3集』の重版から削除してある。

「私のカンボジア報道について 潮一〇月号読者欄 本多勝一」より
346F−K:02/01/05 23:24
 でもイザヤ・ベンダサンのネタと本多勝一のネタでてきたら駄スレになりますよ
。私もうんざりしますもの。
347無名草子さん:02/01/05 23:41
>>345
で、その『貧困なる精神』ってのは「ポルポト政権を評価した本」なのか?
単なるエッセイ集だぞ、あれは(藁
348無名草子さん:02/01/05 23:44
要点だけを繰り返せば、重版のたびに自著を書き直したり、手を入れるのは
誰だってやってること。悪いことでもなんでもない。

ま、「自著を改竄(ママ)」するのが「いけない」と信じて疑わない白痴には
そんなことを言っても無駄なのは承知の上で遊んでるんだけどね(藁
349無名草子さん:02/01/05 23:48
私のカンボジア報道について 潮一〇月号読者欄 本多勝一

…一九七五年十月号で「カンボジア革命の一側面」と題して一文を書いたことがあります。
かんたんに要約すれば、サイゴンで会った一人の若い中国人女性の体験の紹介が主たる内容
ですが、その背景としての解説も加えられています。この中国人女性は、当時カンボジアから
命からがらペトナムヘ脱出してきた一人で、ポル=ポトをリーダーとする赤色クメール
(カンボジア人民軍)によるひどい弾圧と虐殺政治の体験者でした。
しかしサイゴン階落直後の当時、まだその実態が外部にほとんど漏れてきていませんから、
読売新聞の永井清陽記者とともに聞いたその信じがたい内容には非常に驚かされたものの、
彼女が嘘を捏造しているとも思われず、ともかく聞き書きとしてありのままを書いたわけです。
ただし、それに加えて書いた背景説明では、カンボジアのベトナム以上に「侵略されつづけた歴史」
に起因する極端な革命路線や「行きすぎ」とか、末端まで指導が徹底していないための誤りの
可能性などを指摘し、総じて「カンボジア革命」を擁護する方向で書かれています。(以下略)
350F−K:02/01/05 23:57
 本多スレで語って。なかったらたてて。
351無名草子さん:02/01/06 13:24
本多勝一『カンボジアの旅』(朝日文庫)もお忘れなく。
352無名草子さん:02/01/06 16:56
>>350
そんなスレ立てたら「自著を改竄」どころか、それ以上の電波が飛び交う
箸にも棒にもかからないスレになること必定。
仮にも書籍板と名のつくところで自著を改竄はまずかったよね。
そんだけ。
354F−K:02/01/07 01:16
>352

 ここがもう90%そうなってるようにも思う。
355無名草子さん:02/01/07 01:27
>>354
お気の毒様。
356無名草子さん:02/01/08 04:57
>>332-342
の本多擁護派のウソを指摘しておこう。
ホンカツは、ポルポト礼賛を削除したってだけじゃない。
あとから、「その当時の自分の見解」を改変し、あたかも「当時」自分が
ポルポトへの評価や虐殺の有無について留保していたように書き換えたのだ。

http://www.geocities.co.jp/WallStreet/8442/


質問「「本多氏は書き換えた時点での最も正確な知見を記していない」というのは具体的にはどういうことですか。」
答え:

いったい、赤色クメールによる大量殺戮の真偽を

「アメリカが宣伝した「共産主義者による大虐殺」によって全市民がただちに虐殺されたとも思われぬが、
すべては鎖国状態の中にあっては事実そのものが全くわからず、噂や一方的宣伝ばかりでは軽々に論じられない。」

と判断したのは何者で、それはいつ下された判断なのでしょうか。これが「1975年夏の本多記者」の判断で
ないことはいうまでもありません。その時には「全くウソだった」と断定していたわけですから。

しかし一方、この判断をくだしたのは書き換えが行なわれた「1990年の本多記者」ですらありません。その
時点までには本多氏はすでに大虐殺は「事実」である(『カンボジアの旅』、1981年)という結論に達して
いたわけですから。もし読者に正確な情報を提供するために過去の記事の「訂正」をしたいというなら、
書き換えた時点(1990年)での最も正確な知見を書かねばなりません。つまり、

「例によってアメリカが宣伝した『共産主義者による大虐殺』は紛れもない事実だった」

と。(『貧困なる精神4集』第8刷から付け加えられた《追記》にはそういう主旨の記述があります。)

また、1990年には既にポル=ポト政権が崩壊して鎖国が解かれていたわけですから、もし1990年時点での
判断として「すべては鎖国状態の中にあって」と書いたなら、明白に虚偽を書いていることになります。

本多氏はどうして「カンボジア革命の一側面」の《本文》を1990年時点での最新の知見にもとづいて「訂正」
しなかったのでしょうか?考えられる理由はただ一つ、あくまで“「1975年夏の本多記者」が虐殺を否認して
いなかった”と読者に信じさせたかったから、としか考えられません。【後略】
357無名草子さん:02/01/08 04:59
山本スレですまない、とは思っているんだが
358アビ:02/01/09 09:03
スレ読み返してみると、七平さんって、ホンカツさんともめた人というのが一般的な
認識なのかしら?
359無名草子さん:02/01/09 10:44
ホンカツファンは明日のウワシンに注目
360F−K:02/01/09 20:07
>358

 それともう1つ、イザヤベンダサンを名乗ったっていうのと。

 嘆いてばかりでは仕方ないので、新たな話題作りで「山本さんなら今の新保守
主義をどう捉えただろう」ってのをしたいんですけど、何度書いても文章が上手く
まとまらない。勉強不足を感じるこの頃です。
361無名草子さん:02/01/09 20:29
山本七平のネットリとした文章は、はまります。
代表作は私的には、「「空気」の研究」「一下級将校の見た帝国陸軍」だと思います。
特に後者は「海上護衛戦(大井篤)」と並ぶ戦記の傑作だと思います。
362無名草子さん:02/01/09 20:36
本多勝一にとって山本七平との論争は「どうでもいいエピソード」なんかじゃないだろ。
当時、飛ぶ鳥落とす勢いのホンカツの権威失墜の端緒を開いた出来事だったんだから(既に洗脳済の者は除く)。
363無名草子さん:02/01/09 20:56
はいはい、わかったわかった。
せいぜい「自著を改竄」しててくれ。
364F−K:02/01/09 21:19
 だから、それは本多勝一にとってやろ!ここでいう事かい。

 「ある異常体験者の偏見」で書かれた、日本の新聞で両論併記に形を取ると読者か
ら文句が来る、最近は産経がやっているけどこれは状況の変化と捉えていいのか。

 一番最初のトピ主さんが書かれている宮崎哲弥の、小泉内閣支持率は「空気」と関
連してとらえるべきなのか。

 さっき書いた新保守主義の評価も併せて、山本ファン(信者ではない)の視点に
限って議論すれば面白い話題が一杯ある。しかし乱入OKのアルティメットじゃ怖
くて書けへんよ。

 信者じゃない限り、自分の意見と(想像もいれて)山本さんの意見は同じである
はずないから「山本さんなら、こういったんじゃないですか」といって、「その山本の
意見はおかしい」って言われてもどうしようもない。「山本さんの著作の〜の記述か
ら見てそうはみなかっただろう」といわれるなら議論になるけど。

 もちろん、山本批判はあってもいい。でも、それは山本さんの具体的な記述に対し
て。それと「日本人とユダヤ人」については浅見の視点以外でお願いしたい。もうあち
こちでやりつくされているんやから。
365無名草子さん:02/01/09 22:07
あ〜あ、F−Kさん怒らせちゃった…
まあ怒って当然の展開だが…
366無名草子さん:02/01/10 05:53
山本七平が戦前戦中の日本社会を分析するきっかけとして自分で言っているのが
「辻正信の復活」だそうだ。
わたしもよく知らないんだけど、とにかく日本軍の中でも最低最悪の
行為を行ったこの男が、なんか米国批判とかそういう波にのって戦後
復権(国会議員にもなり)、奇妙に「進歩派」にも受け入れられたらしい。

辻に対する不信というのに山本の新保守主義への態度を予想するカギが
あるのではないかと思うがどうか
367無名草子さん:02/01/10 13:23
>>366
>奇妙に「進歩派」にも受け入れられたらしい。

進歩派だけじゃなく、一時日本人すべてに人気あったらしいけど。山本七平の著作によれば
辻政権が誕生する寸前までいったが、中国大陸でニセの命令書作ったりとか、住民
を抹殺するよう命令したのがばれて、世間が辻を糾弾し始めると逃亡して行方不明になった。
進歩とか保守とかの話ではきいたことない。辻は両陣営から、それ以上に国民から糾弾の
声があがってたという話をきいたから、辻に関してはイデオロギーの話ではないと思う。

本勝信者とは一応落ち着いたのかな?なんか本勝信者側に理があるみたいなレス帰してたけど。
なんか途中から捨て台詞になってきたから相手するのアホらしくてほおっておいたんだが、
何故か自分に理があると勘違いし始めたらしいな。
368無名草子さん:02/01/10 15:16
辻政信が一般人によく知られるようになったのは、昭和25年「サンデー毎日」に
「潜行三千里」という手記のなかで、敗戦とともに戦犯として英軍に捕えられることを
嫌って逃亡した5ヶ月の足跡を綴った波瀾万丈の冒険談が、一般の興味をそそった。
この後「ガダルカナル」「ノモンハン」等、かつて大本営参謀として作戦計画を立てた
戦闘の記録を発表して、戦争中の参謀将校を代表するような存在となった。
昭和27年、吉田内閣の抜き打ち解散による衆議院選挙に石川第一区から立候補して、
最高点で当選した。

辻政信のエピソードを一つ挙げると、昭和19年、支那派遣軍参謀部第三課長に
なった彼は、料理飲食店の追放を提案し、さっそく実行に移されたが、北支方面軍は
この命令を無視したので、南京に料理屋がなくなったかわりに、北京はこれまでに
なく繁盛し、高級将校の北京出張が激増した。
当時、上海の日本料理屋を放火するという事件が起ったが、犯人は辻政信の影響を
うけた若者だった。この事件の裁判のとき、担当の弁護士のところに辻政信から
電話があって「当人はきわめて『純真』な若者であるから、よろしくたのむ」といった。
369368:02/01/10 16:45
なんか文章がおかしいから修正。

辻政信がよく知られるようになったのは、昭和25年「サンデー毎日」の「潜行三千里」
という手記によってだった。日本の敗戦とともに戦犯として英軍に捕えられることを
嫌って逃亡した5ヶ月の足跡を綴った波瀾万丈の冒険談が、一般人の興味をそそった。

石川第一区→石川県第一区
370無名草子さん:02/01/10 20:44
小泉内閣の支持率は「空気」とは関係ないと思う。
「空気」というのは、
合理的とか素直にとか普通にとか考えれば表明できる言葉が周囲の呪縛的な雰囲気によって表明できないような状態を
言うと思うが今の小泉内閣の支持率はそれには該当しないと思う。
宮崎は知ったかぶりして「水」をかけたつもりになってるがはずしてると思う。記事を読んだとき(ボイスだったかな)違和感が強かった。
保守層の読む雑誌だからって読者に媚売ってる感じで寒かった。
371無名草子さん:02/01/12 21:47
「抵抗勢力」を頭ごなしに否定し、説明すら聞こうともしないことは、
山本七平の「空気」に近いな。小泉の支持はこの「空気」に乗ったアジで得たものだから、
的はずれと言うこともないと思う。山本の言う所の辻政信を代表する旧陸軍の
現場での現実を無視した「精神至上主義」に近いものがあるな。
「やると言っているでしょう。これほど具体的なことはないでしょう」は。
372無名草子さん:02/01/12 23:17
特殊法人なんていらないし、不要
道路公団なんて本当にカスの集まり。
猪瀬直樹の本を読んでみれば、どれだけいい加減なものか良くわかる。
道路公団つぶしに抵抗している勢力に、正義などなし
373無名草子さん:02/01/12 23:20
その「正義」って言葉が曲者なんだろ。
374無名草子さん:02/01/14 00:13
実証的に調べ上げたところで、特殊法人を残す理由など
全く出てこないよ。
正義など全くないという立場に立ってしまえばそれは単なる相対主義じゃん
別に山本は、相対主義者じゃないし
理性の赴くところによって、合理的になされた決断によって、不要だと判断したなら、
それは実際に不要なんだよ。
もし山本が現在生きていたとしても
特殊法人を残すことに山本が賛成するとは思えない。
実際に、山本は、師団整理をして、余った金を軍隊の近代化に回した
宇垣一成を高く評価している。小泉の行革と
宇垣の軍事改革になんら違いは無いよ。
375無名草子さん:02/01/19 13:31
>>374
> 正義など全くないという立場に立ってしまえばそれは単なる相対主義じゃん
> 別に山本は、相対主義者じゃないし

>>373を誤読しているのだと思うが。
具体的な中身の議論じゃなくて、
「これは正義だから」という神託だけで判断するな、と言っていると思う。
(>>373は短い文章だが、ここは山本スレなので)
つまり、

> 理性の赴くところによって、合理的になされた決断によって、不要だと判断したなら、
> それは実際に不要なんだよ。

ということなんだが、>>372の最後の文は神託的だと感じたんだろう。(俺もそう思う)
376アビ:02/01/22 22:06
ひさびさに「空気の研究」読み返してみたら、めっちゃくちゃキッツイこと書かれて
いるように読めて、鬱はいったっす(笑
377無名草子さん:02/01/22 22:50
>>361
「一下級将校の見た帝国陸軍」、激しく同意。
光人社文庫あたりを読み漁った後で読んだら、今までの戦史ものを
読んで釈然としなかったところが、ちょっとは理解できた気がしたよ。
378無名草子さん:02/01/22 22:53
南京大虐殺は嘘。それどころか中国人が日本人を虐殺している。
日本は叩けば金出すってのはみんな知ってるから、この運動が
盛り下がらない。国を売ってる言論人は恥を知れ。
http://www.geocities.com/TheTropics/Paradise/8783/lie.html
http://www2u.biglobe.ne.jp/~sus/index.htm
http://www.geocities.com/Tokyo/Flats/2847/Ymtcnn.htm
http://www.tsukurukai.com/nanjing.html
379アビ:02/01/30 15:09
復刊ドットコムにて、「日本教の社会学」があったので、思わず一票投じてみたっす(笑
380 :02/02/01 10:18
323でやっと初めて名前が出てきたみたいだけどベンダサン名のは「ユダヤ人」より「日本教について」が面白いですね。手に入れずらいから名が挙がらないのか。
よく語られる「空気」に通じるような考えが、本多氏との論争部分を含んでいたり外国人名を使っているせいか、もっと露骨な形で語られています。
ちなみに「迎合」とか「二人称的関係」という言葉で語られているものを、もう少し普通に書けば土居健郎の「甘えの構造」の考え方になるような気がする。

>>315 山本は戦後左翼論壇の思考様式の基本を批判しちゃってるから嫌われるでしょうね。しかもそれを日本人批判としてやられ、左翼進歩派=典型的な日本人 としてやられると痛い。
「日本教」のなかで自分は日本教徒ではないと主張する本多がいかに典型的に日本教徒か示すようなことをしては嫌われますね。
司馬まで嫌うのはどうかとは思うが、左翼、特に全共闘世代が山本を忌み嫌うのは、嫌う側の「敵探知」感度もなかなかいいとは思いますよ。

>>313 多分そのへんが本当でしょうね。当時、外国人による日本人論なら注目集めやすかったし、著名人でも大手有力メディアの関係者でもない山本の名で出したらほとんど読まれなかっただろう。
でもベンダサンという名前や外国人名による著作なり警告のやりかたにユダヤの故事による意味でもあるのかと思ったこともありますが、どうなんでしょうね。遠藤周作は「いざや、便出さん」だろうと言っている。
381無名草子さん:02/02/01 18:25
遅レスだがホンカツの改竄は以下の通り

「カンボジア革命の一側面」(すずさわ書店『貧困なる精神第4集』第1刷)より
例によってアメリカが宣伝した「共産主義者による大虐殺」などは全くウソだったが
(それを受けて宣伝した日本の反動評論家や反動ジャーナリストの姿はもっとこっけいだったが)、
しかし末端にはやはり誤りもあったようだ。

「プノンペン陥落の一側面」(すずさわ書店『貧困なる精神第4集』第9刷)より
アメリカが宣伝した「共産主義者による大虐殺」によって全市民がただちに虐殺されたとも思われぬが、
すべては鎖国状態の中にあっては事実そのものが全くわからず、
噂や一方的宣伝ばかりでは軽々に論じられない。

で、下記の第9刷は「検証カンボジア大虐殺」を書いた後に刷られたものであり、
「事実そのものが全くわからず」などで無かったのは明らかだ。
つまりこれはプノンペン陥落当時、自分が「大虐殺は全くウソだった」と文字通り
「軽々に論じた」事実を誤魔化し、読者が当時のホンカツは慎重な立場をとっていた
ように誤解するよう、自分の過去を捏造したわけだ。
382無名草子さん :02/02/01 18:32
昨日から「静かなる細き声」読んでいます。
なんか山本七平に対するイメージ百八十度変わりました。
キリスト教徒としての氏は、日本人社会とは隔離された空間にいたことをはじめてしりました。
日本人として戦中戦後を生きた氏、キリスト教徒として大多数の日本人とは距離を持たざるを得なかった氏。
だからこそ、あれほど多くの日本社会に対する論考があったんですね。
著作を読んでよく知れば知るほど、山本七平氏との距離が遠くに感じられます。
いや、大変な驚きでした。
383無名草子さん:02/02/02 02:01
でもベンダサンという名前や・・・ユダヤの故事による意味でもあるのかと

旧約聖書の中で、この名の人が地割れによって飲み込まれるので、
「いずこともなく地下へ消えていく」いめーじだったそうな
38402/02/02 02:02:02/02/02 02:02
02/02/02 02:02
385無名草子さん:02/02/09 23:32
このスレを読んで本勝信者がバカなことだけはわかりました。

どうもありがとうございました.
386無名草子さん:02/02/11 16:13
今月の月間誌「VOICE]に牛村圭が山本七平について書いてるぞ。
387アビ:02/02/11 16:55
>>386
情報感謝!買いにいってこよっと
388F−K:02/02/16 06:17
 ボイスのあれは内容は今ひとつだったけど、本におさめられてない山本さんの著
作がまだまだある事はわかった。どこかの出版社あらためて全集を編集してくれ。

 小泉政権と空気のの関わり、うまく文章がまとまらないので今まで論争(ってほ
ど数ないけど)に参加しませんでした。自分でネタふっときながら・・・。

 ただひとつ言えるのは私は山本さんが「そんなものは空気に過ぎない」って表現で
何かの意見を切り捨てた例は知りません。たしかに空気の実例の引用には否定的な
例が多いですが、それはわかりやすいからであり、かつ有効に作用しているものを
論じる必要性の低さが理由と思います。たしか「日本教の社会学」だったと思います
が。明治維新について「日本は空体語を使えば大革命ができる」という言い方をされ
ていたのを覚えています。

 山本さんにとっては「空気」は日本社会の分析のための用語で、否定的概念でも肯
定的概念でもない。宮崎哲弥はそれを誤って、というか意図的にねじ曲げて使って
いる。それ自体は唾棄すべき事ではあるが、これをきっかけに山本さんの著作に手
に取る人がいれば結果的には喜ばしいというところでしょうか。

 小泉人気については、間違い無く「空気」が作用してますが。それは現象として研
究するのは良いとしても小泉政権の評価とは関連しては論じるべきではない。そう
思っています。
3894192:02/02/22 02:45
>>219
蒸し返すようで恐縮ですが、

浅見定雄氏は、その後のクエート侵攻、現在のアフガン侵攻に

及びイスラエルのパレスチナ自治区攻撃に関してどのように言い繕って

いるのでしょうか。日本政府および国民のスタンスをどのように

評価しているのでしょうかねぇ?

>「根本から違う」どころか、日本人多数派はユダヤ人以上に
>「ユダヤ人」的なのだ。

サヨクの妄言にはウンザリですな。
3904192:02/02/22 02:54
覇権国家アメリカと付き合わざるを得ない21世紀に、

「徳川家康」は参考になるとおもいますが、皆さんどうでしょうか?
391アビ:02/02/24 23:25
>>388
>ただひとつ言えるのは私は山本さんが「そんなものは空気に過ぎない」って表現で
何かの意見を切り捨てた例は知りません

なにか、ここの文章で、自分の中でわだかまっていたものが、ふに落ちたような
感じがしました。
「勤勉の哲学」に、言葉が箴言化するといった者が本来こめた意味は死ぬが、社会
的にはそこからその言葉が機能し始める、といったようなことがかいてありましたが、
七平さん、「空気」という言葉が、自分の中で「空気化(便利で無敵の言葉になる)」
するのを嫌っていたのかな、という感じがしました。
392無名草子さん:02/02/26 06:11
死後10年たって読まれる評論家はめづらしいねえ
393F−K:02/03/02 01:44
 4192さんが提起された「覇権国家アメリカと付き合わざるを得ない」というテ
ーマ。私も非常に関心あります。しかし不勉強にして「徳川家康」は読んでないんで
す。さっさと手に入るうちにクロネコヤマトで注文しておくべきなんですが、金も
暇もない。今、「派閥の研究」読みかけてるトコで、さらに「日本的革命の哲学」や「
勤勉の哲学」も10年ぶりに読みたい。読めるのはいつの日か?

 代わりといってはなんですがこれに対する山本さんの総論(具体論ではなく)の
結論は「一つの教訓・ユダヤの興亡」の終わりから4つめの章「世界帝国は常に自己
の利益しか考えない」にまとめられていると思います。おそらく入手困難な本なので
長いですが章全部を引用します。
 
 だが、国土と政治的独立を失いつつ民族として存在することがいかに苦難多き歴史
か、日本民族はその道を歩んではならないことを示しているのが、以後の「ディアス
ポラ」の歴史である。
 どのようにしてそれを避けるか、まずそれがローマ帝国であれ、アメリカ帝国であ
れ、世界帝国またはそれを目指すものは、つねに自国の利益しか考えないことを銘記
しておくことである。
 ウエパシアノスとティトスがヤブネを宗教的中心にすることを許し、教長制のもと
にユダヤ人を統合することを許したのも、一に戦後政策をローマに有利にするためで
あった。だが、それによってユダヤ人が実力を蓄え、再び勢力を得そうになれば今度
はまた徹底的に叩く。そして叩いておいて、また復興を援助することも行っている。

 長いため一端、投稿します。
394F−K:02/03/02 02:11
 続き

 いまの経過を見るとまことに奇妙に見えるが、日本とアメリカの関係にも似た一
面があるであろう。日本を叩きつぶすため原爆まで用いながら、戦後にはこれの復
興を援助する。しかしこの復興がいきすぎて経済的脅威となれば日本叩きが起り、
「真珠湾前夜」といった言葉も出てくる。
 それとよく似たことが、第一次ユダヤ戦争、中間期、第二次ユダヤ戦争、その後
に起っている。この世界帝国とのつきあい方を、われわれは彼らの歴史的失敗の中
から汲みとらねばならない。
 「世界帝国はいずれは崩壊する」−旧約聖書の『ダニエル書』に示されているこの
考え方は長い目で見れば確かに正しい。アッシリア、バビロニア、メデア、ペルシ
ア、アレクサンドロスのギリシアといった諸帝国と同じように、ローマ帝国もいず
れは消え去るであろうという予測は「その時期』という点を別にすれば、間違い無
くあたったといえる。同じことはアメリカ帝国にもソビエト帝国にもいえるだろう

 だが、そのことは、かつてユダヤの過激派が考えたように、また戦前の軍人が大
言壮語したように、さらに戦後の反米的煽動家が「米帝国主義はハリコの虎」でもう
崩壊の一歩手前であるといったような意味で崩壊するということではない。いわば
自分の欲するときに、自分の一押しで恣意的に崩壊させうるということではない。
 それは自己の文化的存立を維持しつつ、相手が崩壊するまで根気よく、あらゆる
方法でつきあっていく相手なのである。
 ユダヤ人は二度の敗戦とそれによる国土と政治的独立の喪失という高い対価を払
って、はじめてそれを知ったわけである。ただ、この対価、すなわち国土と政治的
独立を失いながら世界帝国もしくはそれを目指す勢力とつきあうことは、余りに大
きな犠牲を強いられつつ゛けることであった。それを思えば、国土と政治的独立を
保ちつつ、あらゆる犠牲を強いられてもなおつきあっていく方が、はるかに楽であ
る。
395F−K:02/03/02 02:34
 書きこみながら、考えましたが。結論というよりは「世界帝国とつきあうための前
提としての『覚悟』」といったほうが正しいかも。

 この後は教育や経済的基盤及びそれを成立させる勤勉の大切さを強調して本は終
わります。読まれていかがでしょうか。右や左のイデオロギー的観念論とは違う、
偉大な常識人としての山本七平ならではの史観がよくあらわされている、と私は思
います。
 ここから教訓はいくつも導けると思いますが、特に思うのはよく外交の場で使わ
れてきた(第二次対争直前など特に)「これを受け入れるなら滅びたほうがましだ」
なんて言葉がいかに間違っているか、ってことです。

 10年以上前にボイス誌上で、山本さんがアメリカ的民主主義を普遍主義(カト
リシズム)の一つと定義して、それを受け入れた以上日本もその原則に従わなけれ
ばならないが、様々な異なる事情があるのだから特殊配慮を請求(エピキュリズム
?・言葉を失念)できるし、またすべし。とした論文を読んだのですが本におさめ
られてないんでしょうか?どなたか御存知ないですか。
396無名草子さん:02/03/07 06:20
「時評「にっぽん人」」ではないでしょうか?
397F−K:02/03/08 03:27
 時評「にっぽん人」は私もってます。週間読売の連載をまとめたもので、80年
代の始めの時事評論です。せっかく教えていただいたのにすいません。
398無名草子さん:02/03/12 22:51
おでんマンも山本七平を愛読しているという情報

      △ /
    / ●
       □
      / \
399アビ:02/03/19 02:19
「受容と排除の軌跡」呼んだんですが、最後のほうの、キリスト教と神道の関係
についてかいている所は、読んでいてひどく怖かったっす。
国家神道は擬似キリスト教であるというのを何かで読んだ記憶がありますが、
そうなるまでの、まさに「軌跡」を見せ付けられた気がしました。
400アビ:02/03/19 02:19
ついでに400!
401 :02/03/22 12:47
岸田秀と対談しててマジでビビッタヨ。
まあはぐれ者どうし気が合うのかなあ。
402無名草子さん:02/03/27 16:40
>>401
その対談で、七平氏を知った。
今、部屋の整理で岸田本は処分してるが、七平本は処分げきない。
403無名草子さん:02/04/03 02:46
この人の文庫最近本屋でよく見かけるようになったな。
404無名草子さん:02/04/12 23:46
イスラエルがヴァーーー
405F−K:02/04/15 20:15
 今の、イスラエルーパレスチナの状態をみたら・・・。山本さんは何を思われる
でしょうか?

 私には自分の側の過激派を止める事のできないパレスチナが「存亡の条件」や「一
つの教訓・ユダヤの興亡」で書かれた、当時のユダヤにかぶる気がするのですが。

 となるとイスラエル+アメリカはもろにローマ並の勢力ですしね。

 注意 善悪や責任に関しては述べてません、そもそも判断するだけの知識も無い
   し、ただ「気がする」だけです。念のため。 
406無名草子さん:02/04/15 20:35
なんと週刊現代に、息子さんの良樹さんが、性同一性障害のため
性転換手術を受けるという記事が。

キリスト教徒であっても偏狭ではない山本家、母親(山本七平氏の
奥様)も了承し応援しているとか。
407無名草子さん:02/04/24 13:58
>>406
読んでみっと、なんか・・・・
日本に住んでたらイメクラで問題解決してたんちゃうんか?
ツー感じが正直な感想。
まじめな人なんだね〜・・・
408無名草子さん:02/04/27 08:43
始めまして。
まだ2ちゃん初心者で、いつもはN速+を見てるんですが、
ちょっと幅を広げようかと興味のある板を巡ったところ、
昔から興味のある山本七平氏関連のスレを見つけたのでずっと追ってみました。
……が、読み進むにつれて疲れてきますねぇ、なんかもう。
今はもう落ち着いて(?)いるみたいでいいんですが、
ベンダサン名義の本なんて山本七平の入り口だろ?
そっから先に語ることなんていくらでもあるだろ?
とは思いました。
まぁ、あの当時の本多さんと揉めたのはまずいよ、とは他人ながらも思いましたけどね。
けど、あの当時の日本刀で百人切りなんて、そりゃホラだってのは常識の範疇ですよ。
だって、相手に当たったら、切ってるはずの刃がひしゃげるんですよ?
どうやったら人を殺せるんですか。
んまぁ、それはともかく、ちょっと意見をば。
はるか昔の話ですが、>>1
小泉内閣の支持率と七平氏の『空気の研究』が繋がるとはやや意外でした。
が、考えてみればアヂテーションに乗せられるのも『空気』の作用ですよね、納得。
しかし、七平氏のいう『空気(ニューマ)』とはあくまでも一定の場に対する『日本人固有の道徳観』に基づくゆるやかで、
それでいて揺ぎ無い強制力をもたらす力のことですから、小泉内閣の支持率とはあまり関係ないような気がします。
ハッキリした違いを言うのは難しいんですが、自分はむしろ辻元さんを支援する勢力の方に『空気』を感じます。
辻元さんは正しい、辻元さんがかわいそう、辻元さんのやってることなんて大したことじゃない、巨悪は他にある。
とかなんとかって……。犯罪は犯罪なんですけどねぇ。
けど、どう違うのかって聞いたとしてもたぶん帰ってくるのは
『(ムネオ他に対して)ダメなものはダメ(でも辻元さんは正しい)』ではないかと思います。
それはようするに辻元さんの"場"があって、そこに『空気』の働きがあるからだと思います。
ぶっちゃけいうと、それは朝日を頂点とする(反日風)マスコミ、なんでしょうが。
で、もちろんムネオやそれ以外の実力者にも同じような場があり、『空気』が存在してる。
しかし、小泉さんの場合は首相になったとたんにそれらの政治的"場"が消滅したように思うんですよ。
で、同時に『空気』も霧散した、と。
なぜか。
たぶん、小泉さんが正真正銘の『権力者』、日本国首相にになったからだと思います。
もっとハッキリ言うと、今までヨイショしてたマスコミは踊り場に上がった小泉の足元のはしごを外し、
他の政治家たちは小泉を危険視して村八分にした、
その理由は永田町の『空気』に従えば小泉が首相になるはずはなかった、という『空気』があったからでしょう。
が、それがなぜか、永田町の関係者たちがまったく無視していた"国民"の『空気』によって首相が決まってしまった。
それによって今までずっと続いてきた"場"の定義そのものがグシャグシャになってしまった……
というのが現状のように思えるからです。
となれば問題は、誰が"場"を作り直せるのか、にかかっているのではないかなぁ、と。
んまぁ、長々訳わからんことを書きましたが、自分の結論としては
「小泉人気は『空気』とは関係ないのではないか? むしろ反小泉が『空気』支配であり、その点では野中や田中真紀子の方を警戒すべきではないのか?」
ということが言いたかったまでです。
むしろ、こっちも反論があると嬉しい(ないと逆に不安)ですので、できればコメントください。
もちろん、他の方々も。

>>393
「派閥の研究」、私もつい最近、初めて読みました。
小室直樹氏も田中角栄氏については本を出していますが、日本政治史においてはこの本の叙述の方にこそ、注目すべきだと思います。
なぜなら、田中角栄氏の行動は鎌倉時代以来である日本固有の行動規範に則ったものであり、もちろん現代の我々もその行動基準をいまだ持ち続けているからです。
従って、田中氏個人について記述した小室氏の本よりも、田中氏"なるもの"について記述した山本氏の本を評価すべきでしょう。
こちらも同じく反論をいただけると嬉しいです。
409無名草子さん:02/04/27 09:11
最後にもう一度言いますが、今までにちょくちょくあった、
山本七平氏の叙述を『本多勝一等が信望していた某主義』に対する言いがかり、
などというような、非常にちっぽけな了見のみで判断するのは止めていただきたい。
なぜならば、そのような無責任な断定こそが、かの大東亜戦争において多数の死者を招来した志向の源であり、
それこそが、死線を潜りぬけ、多くの友を見送っていった七平氏の悔いとなり、以後の叙述活動に至った要因であると思うからです。
私は、七平氏を本多勝一氏の叙述に対して反論したからといって、彼を右翼だなどとは思いません。
彼は自身は侵略戦争など望んでいなかったろうし、むしろ戦いと言うものには向いていない人間だったでしょう。
ましてや、伝統的な日本人組織になじむような人間ですらなかったと、そう思います。
彼はおそらく、日本人らしからぬ『異邦人』であったでしょう。
しかし、彼はまた帝国陸軍軍人として戦争行為を遂行した兵士でもあったのです。
だからこそ、彼はその自身の矛盾に苦悩し、数々の考察を施したのではなかったのかと思います。
だからこそ、そんな簡単に他人にレッテルを貼って、それで話を終わらせるようなことは止めていただきたい。
普通に生きているから偉いのではなく。
死線をくぐったからといって偉いのでもなく。
もちろん、こうして駄文を連ねている人間が偉いでもない。
しかし、『空気』に飲み込まれ、あるいは自分から『空気』に迎合しようとする本多的人間よりは、
例え愚かであろうとも、『空気は裸の王様だ』という、言う勇気を振るった七平氏をこそ、私は評価したい。
正直者が馬鹿を見る世の中なぞ、いったい誰が望むと言うのか。
410F−K:02/04/30 06:51
>408&409さんへ

 興味深く読ませていただきました。

 ほぼ同感の所が多いです。ただ改めて気付いたのは、空気と空気支配とは分けて
考えるべきではないか、という点です。やはり何の成果もない田中外相更迭で支持
率が急降下すした、というのは空気でしょう。ただ空気支配(づくゆるやかで、
それでいて揺ぎ無い強制力をもたらす力・無断引用失礼)は小泉首相に関する限
り全く無いのはおっしゃるとおりだと思います。

 これは彼個人が、「空気を支配して批判を封じる」という手段を拒否したからで
、その点に限りは高く評価して良いでしょう。最初からずっとそれだけの田中真
紀子とはエライ違いです。

 「派閥の研究」はつい3日ほど前に読み終えました。弔電など普通の日本人が肯
定的に思っている小さな一つ一つの事柄が、実は政治家に多大な負担を強いており
ひいては金権支配や腐敗を生んでる事は心しておかなければいけない、と思ってま
す。つい最近母方の祖父が亡くなったのですが、やはり政治化からの弔電が来てま
した。
411F−K:02/05/11 06:35
 ブックマークのじゃ倉庫行きになってたんですが・・・。書きこめるのか?試し
上げ。
412無名草子さん:02/05/11 11:20
「ある異常体験者の偏見」の「マッカーサーの戦争観」中に
「金大中事件は確かに主権の侵害であろうが、いわゆる実害はない」
「そして実害がない場合こそ原則通りに行動できるはずである」
「主権の侵害という問題の解決はこのようにするべきだ、という議論にはなかった」
「もちろん経済援助の停止や停止をちらつかせるなどという、愚行を再演するなら、
平和憲法に基づく原則とはもちろんいえまい」
のような文章があるけど、今度の北朝鮮の住民らしい5人が中国の日本総領事館に
駆け込んで(以下略)事件も、中国側が5人の引き渡し要求には応じても、
条約違反は突っぱねるとしたら、似たような事件なんですかねえ。
413F−K:02/05/19 12:43
最初から、「原則」を踏みにじってますから・・。外務省が。

 より本質的には、難民・亡命希望者に対する対応をどうするか、の方針を確立し
ないと、どうにもならない事で。でも大きく出てるのは、どっちがこう言ってる、
あっちはどう、のディテールばかりですね。
414無名草子さん:02/05/19 13:40
本日発売の「週刊現代」4月27日号によりますと、

イザヤ・ベンダサンこと山本七平氏のご子息が、自ら望んでティムポを切除してシーメールになられたそうです。きっと嘘と騙りに満ちた父親の姿を見て育って人間不信になっちゃったんだね。
だからってチンコ切らなくってもいいと思うけどね。
 /$$#####ヽ,
   / $$$$,ァ---‐一ヘヽ
   i%%/´       リ}
   $%〉. -‐    '''ー {!
   |$$ |   ‐ー  くー |
   ヤヽリ ´゚  ,r(、_>、 ゚'} / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   $$_」     ト‐=‐ァ'!< >>もうすぐ切りますんで 
  &&ゝ i、   ` `二´' 丿% \____________
  ##&&|、` '' ー--‐|$$     。 。
  /⌒ \_ __/ ⌒\ 。##。
\ /     ¬        。ヽ  。        / ̄ ̄ヽ
  \            /⌒⌒ヽ  。      /      \
   \   ・  | \ (   人  )       /        |
     \   /     ゝ    ヽ \   /          |
      \        |;;    |   \/    |       |
        \     l  |;;  ;;;  |\__/      |      |
         \ ̄  ―|;;  ;;;  |-/        |      |
          \   |;;  ;;;  |/         |     |
           \  |;;   | |/          |     |
             | |;   ;; ;;|          /|    |
                ;;            /  |
\          /    ;;          /
 \
   \         *←菊門♥
     \____/



415無名草子さん:02/05/19 13:44
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
だから、いまこそ攻撃や死の象徴である、怒張した男根をいさめなければならないと思ったのです。妙な言い方ですが、チンチンをちょん切ってペンタゴンに投げつけてやりたい−−−これが私の平和へのメッセージにほかなりません。
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
私はここニューヨークを拠点に、ドレスの背中に羽をつけた天使の格好で街頭に出たり、詩を創ったりしながら、平和を訴えるパフォーマンスをしています。
今思えば、わたしのなかにはかなり以前から、いつか自分自身が女性になるという気持ちが合ったと思います。中学生になって始めてオナニーをしたとき、すでに自分が女性になることを夢想していたのです。

@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
では身につけるものはすべて女性用。それも、フリルのついた白いロングドレスとかなるべく女性っぽさが強調できるものを愛用しています。下着も、すべて女性のパンティです。髪は肩くらいまでで、外出するときはきちんと化粧もしています。

@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
手術では男根を取り除くだけでなく、できれば女性器(膣)もつくりたいと思います。
というのも、私自身、レズビアンとして女性のオーガニズムを味わってみたかったのです

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416無名草子さん:02/06/02 16:57
面白いなあ。まじめな方が多そうなので言いそびれてましたが、
「日本人とユダヤ人」がベストセラーだった頃、敬虔なクリスチャンである
遠藤周作いえ狐狸庵先生が、イザヤ・ベンダサンの名は、いざや・便出さんの
パロディと言ってましたね。
それで僕は今でもちょっと信用しているんだけど。
417無名草子さん:02/06/02 17:15
まあ実際には、イザヤ書に出てくるモーゼの背信者ダサン(ダタン)に
由来するらしいんだけどね。
418F−K:02/06/05 01:52
 2日ほど前にNHKの本で、日本人論関係のを立ち読みしてたら、いざや・便出
さんって表現が出てきてまして。アンチか、と思ったら内容はそうでなかったので
何故だろう、と思ってました。そうだったんですね。

 たしかかなり古い版の「日本資本主義の精神」の背表紙の推薦評に山本さんが「
イザヤ・ベンダサンの意味について問われてこう答えられたというのが載っていた
ように記憶してます。でも正確には忘れてしましました。確か、何処にもいない、
とかそういう意味の事が載っていたと思うのですが・・・。
419無名草子さん:02/06/06 07:35
他掲示板からの引用です

-------------------------------------------
「一出版人の人生論」
(平成4年、VOICE別冊・山本七平特集号収録。今はどこかに?)

---(ライト建築を好む山本氏が帝国ホテルによく行くという話から)「ホテル内のコーヒーハウス
で出会ったのが、ホテルの住人のジョン・ジョセフ・ローラーと彼の友人のミンシャ・ホーレンスキ
ーであった。二人とも私と同様ライトマニアで、ライトマニアが3人集まって色々話をしていたのが
『日本人とユダヤ人』のそもそもの始まりである。(略)大宅賞のときは、誰にも気付かれなかったが、
我々は全員授賞式に出席していた。」

こういう成り立ちで、しかも聞くところによると著作権は山本氏以外の人が持っている(いた)そうです
から(「七平・夏彦の十八番づくし」)、単純に奇を衒ったとか売らんかなとかシャレだけではなさそうです。

さて、名前の由来。

「イザヤ・ベンダサンという名前は三人で相談して決めた。ダサンというのは『旧約聖書』民数記に出て
くる人物で、コラがモーゼに反抗して反乱を起こしたときに地が裂けて大地にのみ込まれてしまったもの
たちの一人である。
日本語訳ではダタンとなっている。著者が誰だか明らかじゃないんだから、地の底にのまれちゃったほうが
いいんじゃないかと、そんな冗談から始まった。
言い出したのはホーレンスキーではなかったかと思う。だからイザヤ・ベンダサンは『ダサンの息子のイザヤ』
という意味になり、それに日本語の語呂のおかしさをひっかけたわけである。
イザヤは、本当はヘブライ語読みでエシャヤフと読むべきところだが、それでは面白くないのでイザヤにした」

…ふう、疲れた。貴重なので興味のあるかたは自分のPCに保存してくれ(笑)。
「日本資本主義の精神」?だったかの表紙カバーで語った「地の底に隠れ、けっして見えない人」だというのは
こういう故事のことだったのですね。

日本語の「語呂」のことも考えてはいる(もともとこういうのは、ダブル、トリプルミーニングがあっても
おかしくない)とはいえ、おそらく「便」ではなく「弁」のほうでしょう。
もともとユーモリストではあるけど育ちが山の手の大正東京人だから。

スカトロってのはねえ…
ただ、そっちに縁があるといえば一時あの奇妙なSF「家畜人ヤプー」の作者が山本ではないか、と目された
ことがあって、その縁かそれとも「匿名作者」という繋がりで指名されたのか「ヤプー」の解説を彼が書いた
ことがあったなあ。
もちろん本当の作者は、裁……の……だけど。
420無名草子さん:02/06/07 00:40
山本七平って何してるひとなの?小室直樹のラインという認識でよか?
421F−K:02/06/07 01:12
 小室直樹とは親友(というか論友)ではあったが、かなり意見は違う。田中角栄
の評価にしても、崎門学(漢字あってるかな)の評価にしても。
 
 それと本業はあくまで山本書店店主(聖書学関連)で出版人。詳細は過去レス参
照してください。

 ところでスレ主さん、最近来ないですね。アビさん、お元気?
422無名草子:02/06/07 01:15
絵が、めざわりだ。
423無名草子さん:02/06/08 22:15
>>419
> しかも聞くところによると著作権は山本氏以外の人が持っている(いた)そうです

「人」とはっきり明記されてます?
424無名草子さん:02/06/08 22:22
山本七平は、多くの読者を獲得したけど、著作を読むとその仕事は
けっして主流ではなく、むしろ傍流しかも捨てられた思想に目を向けた
ことがわかる。自伝的著作は、氏が日本人として生きたことと同時に
キリスト教徒として日本社会から距離をとって生きてきたこともわかる。
425無名草子さん:02/06/26 04:02
山本七平のイスラエル・中東紀行をNHKがドキュメンタリーに
したことがあった(ディレクターは吉田直哉)らしいけど、
見られないかなああ・・・
426ニセ大阪人:02/06/26 13:49
山本氏はおそらく軽いノリで「日本人とユダヤ人」を書いたのだと思う。
だから取材とかはせず、思いつきの内容ばかりなのでしょう。まさか、
こんなに売れるなんて本人も思ってなかったんじゃないですか(笑)。
儲かって有名になってラッキーと喜んでたら、専門家の先生に「事実
と違う」と突っ込まれてしまったというのが真相でしょう。
427無名草子さん:02/06/26 16:34
>>426
仮に「日本人とユダヤ人」が「思いつきの内容」だったとしても、
1970年の著書につっこんだ「にせユダヤ人と日本人」は
1984年のものだから、
>有名になってラッキーと喜んでたら、専門家の先生に「事実と違う」
>と突っ込まれてしまった
はちょっと変。
イザヤ・ベンダサン名義の著作だと1976年の「日本教徒
その開祖と現代知識人」までしか知らないんだけど。
428ニセ大阪人:02/06/26 20:11
>>427
それは表現上の問題。「安泰だと思ってたら」に変えてください(笑)
429無名草子さん:02/06/26 20:20
読者ならわかっていると思うが、山本の著作は膨大だ。
「日本人とユダヤ人」は、その中の一冊に過ぎない。
しかも批判本は、左翼イデオロギーの偏向に満ちている。
まともな学者とみなせるかどうかは疑問だ。
真っ当な批判本として扱ってもらいたければ、そういった類の
文章は避けるのが当然。これをもって山本の批判にするくらいなら
まず、その依拠した本の批判からするのが筋だろう。
430無名草子さん:02/06/27 01:06
浅見定雄は、今「創」で室生忠とケンカしてるね。

結構タブーになっている、「統一教会から脱会させる(マインドコントロール
を解く)ためなら、どこまで強制的な力を振るっていいか??」という問題が
大テーマだ。

これが抱えるジレンマの深さはよくわかるけど、
結構アラのある単純な考え方してるよ浅見さんも
431無名草子さん:02/06/27 10:01
浅見氏の本は聖書の知識や英文和訳の誤訳指摘などについてはベンダさんより
はるかに正確だろうが、こういう問題点もある。

221 :無名草子さん :01/09/29 11:35
浅見氏の本で、私が「おいおい・・・」と思った記述。

『にせユダヤ人と日本人』文庫版63頁

「(前略)かの黛敏郎氏作曲の「憲法はなぜ改正されなければならないか、
日本讃歌」なる幻のテレビ番組は、現行「平和」憲法を有難がる人間を
「救い様のない低脳」と呼ばわる悲しい芸術(?)作品だった由。
差別と思想反動とはいつも兄弟である。」

上の引用文で浅見氏は「エピソード主義」と批判していたけど、ここでは
それとまったく同一の「エピソード主義」で改憲論を全否定している。
432無名草子さん:02/06/27 10:05
ちなみに>>221の「上の引用文」は>>213で引用された記述のこと。
433無名草子さん:02/06/27 11:26
佐伯真光とのいわゆる宣誓論争で、山本本人がレフェリーとして指名した
松本道弘に負けを宣告され、「at allという中学程度の英語すら知ら
ない山本に英文を訳せたはずがないから、ベンダサン=山本だ」というのが
定説でしょ。
434無名草子さん:02/06/28 03:11
朝銀への1兆円以上の資金投入が「なんとなく」決まるのも、
「空気」なんだろうな・・・

http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Sunnyvale/4734/chogin.html

http://www.geocities.co.jp/Playtown-Denei/8746/Cyougin2.swf
435F−K:02/07/03 20:56
 それは政治家が、金受けていて弱みも握られてるからで。空気じゃないでしょう。
仮に空気でも「永田町限定の空気」ですね。
436無名草子さん:02/07/04 01:08
おでんマンも空気には弱い
  
    △ /
    / ●
       □
      / \
437無名草子さん:02/07/14 22:06
438無名草子さん:02/08/09 11:20
山本七平って、生きてるんですか?
439無名草子さん:02/08/09 11:25
空気の研究ったって、空気は日本特有じゃないさ。
アメリカだって同じだよ。ニクソンが悪いとなると徹底的にたたく。
オリンピックにはムキになる。
他のやつだったら弾劾間違いない不倫もクリントンなら許しちゃう。
ニューエコノミーなんてわけのわからない理屈で株上げといて、今度は急落だ。
要するに、人間、どこの国でも変わらないとこのほうが多いんだよ。
そんなんで日本人論やるなよ。
440無名草子さん:02/08/09 12:42
日本人とユダヤ人は大変な悪書
441無名草子さん:02/08/09 13:06
そうかね、それでもやっぱり集団帰属型の「空気」は
日本の方が強いような気がするけどね
442無名草子さん:02/08/09 13:55
2ちゃんでも「空気読めやゴルァ」とかよく言われるよね。
本当に空気の読めないいたいやつ多すぎ。
というか日本人空気気にしすぎ。
そういうことを指摘したこの人は偉いと思う。
443無名草子さん:02/08/13 22:52

漏れは日本軍物しか読んだことないが
ネットリまとわりつく文章にハマル
444無名草子さん:02/08/13 23:10
「餓死した英霊たち」なんかより
高木俊朗「インパール」 山本七平「一下級将校の見た帝国陸軍」 の方がいいよ。

ついでに「海上護衛戦」併読おすすめ本
@「昭和16年夏の敗戦」猪瀬直樹 文春文庫
A「日米開戦勝算なし」NHK取材班 角川文庫
B「Uボート」 サンケイ出版(絶版)
C「日本海軍の戦略発想」千早正隆 中公文庫
D「名鑑物語」石渡幸二 中公文庫
E「艦船名鑑」望月隆一偏 KOEI
445無名草子さん:02/08/13 23:11
山本ベンダサンの本を挙げるあたりでアンタの趣味はだいたい想像つくが、
まあ、先入観を捨てて読んでみなさい。どうせ読んでいないんだろ?
お金が勿体無いなら図書館で借りな。
446無名草子さん:02/08/13 23:12
334じゃないけど,「一下級将校の見た帝国陸軍」のどの辺がドキュンなの?
かなり良質な戦記だったと思うが。

突っ込みどころをご教授下さい。
447無名草子さん:02/08/13 23:13
>「一下級将校の見た帝国陸軍」のどの辺がドキュンなの?
俺は「『一下級将校の見た帝国陸軍』はドキュン」なんて言ってないんだがな。
勝手に人の意見を捏造すんな。
>>346と一緒に氏ね、ヴァカ!
448無名草子さん:02/08/13 23:14
>山本ベンダサンの本を挙げるあたりでアンタの趣味はだいたい想像つくが、
みたいな表現は,彼の書いた本全般に対して否定的評価を下してるように
感じるんだが。
449無名草子さん:02/08/13 23:15
山本七平=ペンダサン は当然知ってるけど、それが何か? 「一下級将校の見た帝国陸軍」はいい本だよ。藤原
彰&青木書店じゃヤッパリ拒否反応が先に立って読めないよ。まぁ戦死者は、昭和19年後半から急激に増加し、
その多くが戦闘によるものではなく、餓死・栄養失調に起因する戦病死・ボカチンによるものであるのは半ば常識で
すけどね。ちなみに、私の伯父も一人バシー海峡でやられました。
450無名草子さん:02/08/13 23:15
海上護衛戦」絡みで言うと

山本さんの本にも フィリピン行きの輸送船に乗っていたときの話や、
その輸送船が属していた船団と潜水艦との遭遇がかかれている。
輸送船の甲板に積んである荷の上に戦友と二人で黙って落ちてゆく夕日を
眺めるとき、心中を去来した想い、なんて泣ける・・・
451無名草子さん:02/08/13 23:16
いよいよバシー海峡にさしかかるあたりの描写も鬼気迫るものがある。
452無名草子さん:02/08/13 23:17
ヴァカ! なんて書くから反感買うんじゃないの?
あなたの投稿の趣旨が皆に読んでもらうことなら「餓死した英霊たち」が如何に良書であるかを具体的に説明すべ
きなのではないでしょうか。
単に罵倒してみても「海上護衛戦」の読者(結構思慮深い方が多いと思われ)には通用しないですよ。
っていうか、あなたは海上護衛戦読んだことあるの?
453無名草子さん:02/08/13 23:21
>>444-452
以上は軍事版からの転載です。やっぱり荒れますね。
サヨの方々の問答無用で感情的な反発はいずこも同じです。
454無名草子さん:02/08/14 06:40
>453
コピペするときはコピペだって書いてね。
あと元のスレッドのアドレスを教えてくれたらうれしい。
455無名草子さん:02/08/14 07:57
>>453 すまんそ。転載だけで手一杯でした。なお、元アドレスは以下の通りです。

 → http://yasai.2ch.net/army/kako/982/982683240.html
 → http://choco.2ch.net/test/read.cgi/army/1022928187/

 上のアドレスの300番代です。
 
456無名草子さん:02/08/14 11:43
明日が終戦記念日か。

「スティルリブ」とか「山本なら助けてくれる」とか
「ヘイ、ルテナン」とか、あのへん一級の「反戦文学」だと思うけどね
457454:02/08/15 06:58
>>455
ありがとう。
458アビ:02/08/15 12:03
ただいま「現人神の創作者たち」を読んでいるんですが、
なんだか読み終わったあとに、TVのコメントなんかを聞いて
「ああ、それは江戸時代からある日本の知識人のある典型だよ」
とかしたり顔で言い出しそうな自分がイヤだ(笑
自戒せねば。
「空気の研究」読み終わったあとに、何でもかんでも「空気」で済ませようとする
痛い一頃もあったし(笑

七平さんの本を読んでいて不思議なことが一つあるんですが、
この方なんで「室町幕府」「鎌倉幕府」は言うのに、「江戸幕府」は
「徳川幕府」って言うんでしょうか?
何か特別な理由があるのかしら?
459池松八紘:02/08/16 02:33
敗戦の日(昨日だけど)なので陸軍三部作を読み返した。
凄いよなーこれ、何回読んでもいい。
とくに「私の中の日本軍」のラストには泣かされる。
「ある異常体験者の偏見」の論争相手、新井宝雄氏は新聞社を退社後は
創価大学の教授になったんだね。なるほど創価だったんだ…と何だか納得してしまった。
それにしても、新井のいかにも新聞記者的な薄っぺらでイデオロギッシュな文章と
山本の息が長く透明な文章の力の差ははてしなく大きい。

山本七平と、彼を「殺す側」の人間だと罵倒した人たちのどちらが戦争を
リアルに捉えていたか、読み比べてみれば明らかなことだ。
自分は南京大虐殺も百人切りも信じないが、
山本が描く徴用されたフィリピン人の悲劇には胸が痛んだ。
本多勝一のような左翼が旧日本軍兵士を悪魔のように描いたのは、戦前の日本が
愚かさと貧しさのために多くの人々(国籍を問わず)を苦しめた事実をかえって隠蔽してしまった。
そのため、コヴァ的な右翼は「日本軍は悪魔ではなかった→だったら正義に違いない」という
単純な論理で反撃する。
善悪の二元論で戦争を語るほど空しいことはない。
460無名草子さん:02/08/16 15:36
「組織が末期化してくると教条的な人間が主導権を握る」
このへんの事情というか原理は
山本七平「一下級将校の見た帝国陸軍」に良く描かれてますね

会社が硬直化して「教条的言いまくり」が幅を利かせる
これは良くあること
461無名草子さん:02/08/16 19:58
>>460
自由な発想より官僚的手続きの方が重要になっちゃうんですよねぇ。
俺のところもそうですわ。はぁ。
462無名草子さん:02/08/16 23:11
これは書誌学というか、たんに早い遅いのはなしで
内容にまで踏み入っての評価じゃないけど、
ある異常体験者の---で指摘した「GHQの検閲は、『検閲があることを
検閲する』という点で戦時中の日本以上に徹底していた。そして日本の
マスコミは、敗戦で自由になった!といいながら、GHQ検閲に抵抗
しなかった」というのは、江藤淳の「1946年憲法--その拘束」の発表と
どっちが早いの?
463無名草子さん:02/08/17 13:56
アビさん、お帰りなさーい!
464無名草子さん:02/08/18 03:33
>>459
>山本の息が長く透明な文章の力の差ははてしなく大きい。

むーん。山本氏の文章って透明、かなあ?
そういう印象じゃないんだが、どうなんだろ。
465F−K:02/08/18 13:23
アビさん、お久しぶりです。

>とかしたり顔で言い出しそうな自分がイヤだ(笑
 ああ、自分も学生時代そうでしたわ。「若さ故の過ち」って奴でしょうか。
 
 それと徳川幕府に関しては徳川家の存在の大きさでしょう。北条氏や足利氏が参
勤交代を命ずるなんて考えられませんから。あくまで御家人から支持を受けて権力
の座にいるんで、徳川家のように自分で強力な武力をもってるわけじゃない。
 ただ稀ですが足利幕府という言葉は何度か目にした記憶があります。北条氏は将
軍じゃないんで、こういう言い方にはなりようがありません。

>464
 透明という感じは私もしません。ただ、「内村鑑三の3代目」のキリスト教徒と
いうはっきりした基準を持っている人ですから、「平和」とか「人権」とか胡散臭
い美名を掲げて変な手垢だらけの人の文章に比べて「一本筋が通っている」爽快感
は感じます。459の方はそういう事を言いたかったんじゃないですか。
466無名草子さん:02/08/18 13:43
普通に言うんじゃない?徳川幕府。
467459です:02/08/19 02:46
>>464
>>465
普通に言う透明な文章ではないけど、客観的で自我を感じさせない文章だよね。
言い方がまずかったなと思ってちょっと反省。
468無名草子さん:02/08/19 22:55
左よりの人が書く「反戦」て妙に勇ましいんだよね、
彼らの書く「戦争の悲惨さ」というのは
ちょっとひっくり返れば戦争に対する憧れにつながりかねないものだと思う

その点この人の書く戦争物は「戦争の悲惨さ」が実は我々の生きる
日本社会のあり方と地続きであるということを訴えているだけに説得力があると思う

いわゆる平和主義の人々はこの人にもっと注目すべきだと思う
469 :02/08/19 23:27
>468
>左よりの人が書く「反戦」て妙に勇ましいんだよね、
>彼らの書く「戦争の悲惨さ」というのは
>ちょっとひっくり返れば戦争に対する憧れにつながりかねないものだと思う

ベトナム戦争の時は大はしゃぎしてましたな、左の人々。
470アビ:02/08/20 21:20
>>465>>467
お久しゅうございます〜〜

>徳川家の存在の大きさ
なるほど!
江戸に立てた幕府ではなく、徳川が立てた幕府という意味が込められているのかも。

>>468
あ、普通に言いますか(笑
なんか江戸幕府って言い回しの方が私なれていたもので(笑
471無名草子さん:02/08/30 03:46
>468
>左よりの人が書く「反戦」て妙に勇ましいんだよね、
>彼らの書く「戦争の悲惨さ」というのは
>ちょっとひっくり返れば戦争に対する憧れにつながりかねないものだと思う

山本言うところの「戦争語で平和を語」っているわけですな。

ところでこのスレタイトル、一瞬「山本七平を殴り倒そう」に見えたぞ。
472無名草子さん:02/08/31 12:22
山本のNY在住の息子はナルセックス好きが高じての女装マニアで、
近々チンチンを切る、って「週刊現代」で語ってました。

473無名草子さん:02/08/31 14:21
週刊現代の話は414-415で既出です。引用(?)までしてくれていますよ。
474無名草子さん:02/08/31 16:56
>473
サンクス。
息子が女装の変態野郎とは!!!
子どもの教育には失敗したようですね。理論に実践が伴わなかったと言うことか?
475無名草子さん:02/08/31 23:33
正直言ってガッカリしました。>山本七平息子ちょん切り事件
476無名草子さん:02/09/01 12:21
たしか,以前週刊誌で親子が交替で論戦の形をとって連載されていたのを読
んだ記憶がある。その当時ニューヨークにいた息子の方がサヨクぽい感じで
七平に挑んでいたように思ったが。
477無名草子さん:02/09/01 13:12
子供ってそういうものだろ
478F−K:02/09/01 22:44
 性同一障害は教育じゃどうにもならんはず。
479無名草子さん:02/09/02 02:13
>>478
そのはず。
渡辺昇一の手にかかれば殺しておくべきだった、ということになるかも。(w
480無名草子さん:02/09/03 23:27
ところで,山本七平は聖書関係の本を多く出しているが,これがなかなか優れている
と思う。浅見定雄という妙な聖書学者はあら探しの変な本で貶めているが,同じ聖書学者
でも田川健三(「イエスという男」を書いた過激な左翼(サヨクではない))は七平の聖書に
対する歴史的な視線を褒めていたのを読んだ記憶がある。山本七平はもともと山本書店という
聖書関係の書店を経営するのが本業だったわけで,この領域に対しての位置づけは避けて通れ
ないはずである。
481無名草子さん:02/09/03 23:40
>>480
>過激な左翼(サヨクではない))

たしかに。言い得て妙だ。(w
482無名草子さん:02/09/04 00:26
田川健三>>>>>>>>>>>>>>>>浅見定雄 これ常識。
「書物としての聖書」はすごいです。
483無名草子さん:02/09/04 01:43
>>480
同様の記憶があったので、手許の田川本をひっくりかえしたのだけれど、出てこない。
ただ、「歴史的」な観点(発想・目の付け所)を褒めていて、、
山本氏の結論については学問的に否定している、
というのがありそうな気もするな。

とりあえず遠藤周作のイエスはそこまでやるか、というくらい徹底的に批判されてますな(藁
484無名草子さん:02/09/11 00:09
日本の機関銃はとにかく質が悪かった、という例の回想が
なんか今、Nステ批判に引用されてますが
485無名草子さん:02/09/11 05:28
「ある異常体験者の偏見」で記されている、日本軍の十一年式軽機に
欠陥があったというような記述は安岡章太郎氏の回想だったけど。
486無名草子さん:02/09/12 03:35
んだね
487無名草子さん:02/09/18 11:32
北マンセーから北叩きへとすごい勢いで
空気が動いてるね。
488無名草子さん:02/09/18 17:24
たぶん山本さんだったら、そういう動きを批判するんじゃないかな。
拉致で失われた命には無念と思わざるをえないが、
だが、それと日常、不条理な交通事故で死んでいく人の命とどう違うのか?
とか。
まして北が事実を正面から認めちゃったことで、
日本は外交上、北に対する拉致カードを失ってしまったわけで。
国策的にどーよ、と。
489無名草子さん:02/09/18 19:24
山本さんは
「もっと気の毒な人がいる」という言葉で責任を回避し、自分が目前に見ている
殺害に対して何もしないことをその言葉で正当化しながら、しかし実際には
その「もっと気の毒な人」に対して指一本動かそうとしないこと、それが偽善と
呼ばれるべきことであろう。
と書いているから
>それと日常、不条理な交通事故で死んでいく人の命とどう違うのか?
ということは言わないと思う。
490無名草子さん:02/09/19 06:59
過激な反北朝鮮を押さえる意味でも、今責任逃れに必死な元進歩派を
撃つ意味でも、今生きていてほしかった・・・・
491無名草子さん:02/09/22 12:25
正直、元進歩派叩きなんぞは小物に任せておけばいいことだと思うが。

しかし、山本さんが生きてたらほんと、何をどう言ったかなあ。
492無名草子さん:02/09/23 14:02
今度の事態で明らかになったのは,イデオロギスト「金正日」ではなく,極めて
現実的,俗物的な判断をする政治家だったということである。イデオロギーという
神に奉ずるのではなく,われわれの土俵に乗るということで御すことができる相手
である。しかし,それに対するわれわれ日本人のほうが「人間的自然(感情)」絶対
の空気に引きずられて,合理的な判断を失うことを懼れる。
493無名草子さん:02/10/09 01:09
「歴戦の臆病者はいるが、歴戦の勇士はいない」と私は前に記した。そして『虜人日記』の小松さんも、同趣旨のことを記している。
だが「歴戦の臆病者」の世代は、いずれはこの世を去っていく。そして問題はその後の「戦争を“劇画的にしか知らない勇者”の暴走」にあり、その予兆は、平和を叫ぶ言葉の背後に、すでに現れているように思われる。小野田元少尉帰還時の異常なブームにも、私はそれを感じた。
#「最後の戦闘に残る悔い」より

十年ぶりくらいで『一下級将校の見た帝国陸軍』を開いたら、傍線を引いてあった・・・
494無名草子さん:02/10/09 23:30
落ちそうだったのであげ
495無名草子さん:02/10/09 23:33
>>492
要するにただの独裁者というだけだろ
かっこつけてかくなや
496無名草子さん:02/10/09 23:50
>>495
そんなこといったら山本さんの本は...
497無名草子さん:02/10/15 23:29
あげ
498無名草子さん:02/10/16 00:31
山本七平の『漢字文化を考える』(大修館書店)は大名著!
特に「西洋と漢字文化圏と日本」は面白い。キリシタン時代以来の漢訳洋書の歴史。
日本の西洋理解は漢訳(儒風化)洋書の漢文を通して行なわれてきた。
今に至ってもこの影響は日本人の言語感覚の中に色濃く隠れて残っていると思われる。
499アビ:02/10/21 18:09
七平さんの日本ものをしばらく読み続けて、
久しぶりに聖書もの読みはじめたら、
あまりの出てくる単語の違いに脳みそが混乱いたしました。(笑
500キャロルくん:02/10/21 18:44

まず、最近わたしが敬愛する・・・・先生の          
芥川竜之介関係のサイトをここに紹介します!           
ぜひ、見てくださいね!

http://www12.brinkster.com/uhikaru/akutagaw.htm    

そして、私のスレで、

不思議な国のアリスに関することを何でも書き書き。

http://book.2ch.net/test/read.cgi/books/1034769192/
 
待っているよん!
(・∀・)!!
501無名草子さん:02/10/22 02:37
たしかに山本七平の聖書関係は難しいな。でもそちらが本業なんだろうけど。
キリスト教徒やイスラム教徒・ユダヤ教徒でもないのに、聖書オタクになるのも何だしな。
502無名草子さん:02/10/22 02:40
俺、ライブラリーの聖書のやつ、いちおー持ってるけど読んでないわ。
やっぱ後にしちゃうかも。
503無名草子さん:02/10/24 21:23
あげる
504無名草子さん:02/10/27 17:40
山本夏彦さん87歳で逝く。対談本もありました。
505無名草子さん:02/10/29 06:12
日本軍ものは傑作だと思うし、読後は七平信者になりそうだったが
「日本人とユダヤ人」問題を思い出して盲信はできないと考え直した。
正直言ってあの件では山本氏の旗色が悪いと思う。
(偽名問題じゃなくて内容についての浅見氏の批判)
だからといって詐欺師扱いしたり全否定する気はない。
むしろ七平さんが自ら「誰でも過ちを犯す」「盲信するな」というメッセージを
体現してくれたのかもしれない…

…って過大評価だよな、やっぱり。
506F−K:02/10/31 00:46
>>504
また一人、戦前の日本の良さを知っていらっしゃった語り部が亡くなりまし
た。合掌

 夏彦さんとのダブル山本対談の2冊目の「意地悪は死なず」、学生時代に古
本屋でみつけてもってます。これは面白い。

 七平さん、松阪慶子と竹下景子の名前の区別が最後までつかずに夏彦さん
につっこまれてます。浮世ばなれした人だったようで。

 他、個人的によいと思うところを抜粋してみます。(手にいれるの困難でしょうし)
 
 何よりも正義を愛す の章より

 夏彦 あの時にね。誰かが買い占めたって言うから、買い占めた人なら知ってるって言った
    んです。
    洗剤はあなた方の家の押入れの中にあるって言ったら、この時も怒りました(笑)。
   中略
    日本中の人が一つ買うとたちまちなくなっちゃう。
 七平 そりゃなくなる。(中略)それだけで、社員以下まあ大変なんです。夜業夜業で。
    ああいう時に代議士ってのがみんな消費者代表とかをいっぱい引き連れて乗り込む
   むんですね。そしてものすごくカッコいいタンカを切るんです。
 夏彦 そうです。
 七平 ギュウギュウ社員か何かをつるし上げて得意になってたんですわ。一番の被害者は
   あの渉外部の社員だなあ。

 モノ不足になったらすぐ繰り返されて不思議ない光景じゃないでしょうか?
507F−K:02/10/31 00:49
 もうひとつ

 投票すれども選挙はせず の章より

 夏彦 選挙には七平さんも入ってないんでしょう。
 七平 ハハハ。
 夏彦 大体、老人や枕もあがらない病人が投票に行くのがなんで美談なんでしょう。(後略)
 七平 わが国は投票に行くことだけを問題にして、投票の内容を問いません。
 夏彦 教育のせいですよ。
 七平 小学校の先生がそう教えるのですか。
 夏彦 新聞を読め、棄権するな、とこの2つを小学校の先生は児童の頭に叩き込みました。
 七平 道理で小さい子が、投票日には行ったか行ったかと聞く。
    ( 中 略 )
 夏彦 投票してくれれば、その票は社会党に入ると思ったのがお生憎さまでした。女たちは投
   票したか否かを問うて、内容を問いません。
 七平 お説の通り、この世の中はお生憎さまに満ちていますなあ(笑)。
 夏彦 戦前は子供に新聞を読むなと教えました。選挙に行けなんて教えなかった。
 七平 新聞を読むなとはいいこと言うな。
 夏彦 新聞は誇張する、誤る、好んで醜聞をあばく。大人はそれが誇張であり嘘であるとわか
   るが子供はわからない。したがって子供は新聞を読んではならないと、昭和のはじめまで
   いわゆる中流の家庭では教えた。
 七平 そうでした。そうでした。今にして思えば尤もな教えですよ。「新聞習慣」に際して新
   聞は歯んのうくような嘘っぱちを並べるから、こっちも負けずにさしずめ、これを標語と
   しよう。

 選挙のたび、投票率がどうのこうの言ってる奴らに聞かせたいですね。私は選挙は行くほ
うですけど。

 ほかにもいっぱいあるのですが、まあこのへんで。 
508無名草子さん:02/11/02 17:43
このふたりは正反対と言っていいほど資質が違うのだが、軍国主義傾斜する前の
「自由な昭和」の空気を吸っているという一点で、バックボーンを共有していたんだね
509無名草子さん:02/11/02 18:22
七平さんか。。。
ナツカスイ。
ブソガクの授業に出てたよ。
しかし、モソモソ話すので、聞き取りにくかった。
510無名草子さん:02/11/02 22:20
どうでもいいが山本の仇敵、浅見定雄が今月の諸君に登場。
511無名草子さん:02/11/03 01:33
「一下級将校の見た帝国陸軍」は座右の書 何十回読み返したか… 学生時代も就職してからも、 「あ、こりゃあ…?」と思うこと多し。 「気魄演技者」を随分見つけた。
512無名草子さん:02/11/03 02:07
あの・・・
私「日本人とユダヤ人」しか読んだことないんですが
七平さんの本で次に読むには何がヨイでしょうか?
ちなみに「日本人とユダヤ人」はかなり好きです
513511:02/11/03 02:37
>512 「空気」の研究 文春文庫で手にいれやすいし。 戦記がどうしてもイヤというのでなければ 日本軍3部作もどうぞ
514512:02/11/03 02:51
>513さんきゅ 早速本屋と図書館で探してみます。
高卒でも理解できるかな・・・
515511:02/11/03 03:13
「日本人とユダヤ人」がいけたのなら大丈夫です
わかんないとこ、疑問点はこのスレで質問
すればいいんでない?
516512:02/11/03 03:15
なるほど、じゃヨロシク!
517F−K:02/11/04 06:10
 やっぱり最初は文春文庫で出ている「空気の研究」か「ある異常体験者の
偏見」でしょう。読みやすさなら時事エッセイの「あたりまえの研究」「常
識の研究」。
 
 今、文芸春秋のサイト見ていたんですが「日本教徒」まだ入手可能なんで
すね。お奨めです、手に入るうちに。しかし「現人神の創作者たち」「日本
資本主義の精神」が入手不可。どっちも山本ファンなら必読なのに。
518512:02/11/04 21:10
ご指導ありがとうございます。
この連休に図書館と本屋を探してみましたが、
図書館の蔵書にある筈なのに見つからず、本屋やブックオフでも
夏彦センセイや有三ならあるのに七平せんせいは置いてません。
今度は隣町のでかい図書館か紀伊国屋で探してみます。(田舎者はツライ
519無名草子さん:02/11/04 21:21
山本七平って、単なる詐欺師かと思ってたけど、けっこう信奉者いるんだね。
びっくり。
520F−K:02/11/05 01:33
 紀伊国屋が近くにある時点で私からみれば都会です。奈良の明日香村には本
屋などありません。大学は大阪まで通ってたので、そこで山本さんの本を買い
こんでいたのが懐かしい。

>>519 せめて「空気の研究」読んでからこい!
521無名草子さん:02/11/05 17:18
>>519
下手くそな煽り、ごくろうさま。
522無名草子さん:02/11/05 22:30
世界の一番大きいおっぱい女の子ビデオです!!!!
ナオコちゃんは14歳で、もFカップのブラが小さい!!!!

http://the.tgp-list.com/hello?id=1003671



523無名草子さん:02/11/05 22:51
>>519
あのなぁ、おそらく山本の本を一冊も読まずに言っているんだうが、きさまの
ような低次元の煽りには、誰一人鼻も引っ掛けないぞ・・呆
524無名草子さん:02/11/05 22:58
鼻じゃなくて、洟だろ。
これだから山本七平の読者ってのは・・
こんな馬鹿たち(!)の絶賛する「空気の研究」なんぞ読んでも、時間の無駄って
ことか。
525無名草子さん:02/11/05 23:53
>>523
俺の知り合いにもいるんだけどね、「山本七平のふあん」がさ。
頭わるいくせに、自分ではそれを分かってないんだよな。本当、始末悪いよ。
おれは「空気の研究」にはそれなりに感銘を受けて、山本七平は偉大だとは思うが、
しかし山本七平を好んで読むやつってのは、どうもね・・という言い方をする
とたいていの人がうなずいてくれる。なんというか、誰でも感じるうんざりする
共通項が、山本のファンにはあるらしい。まあ、やめとこう。
526無名草子さん:02/11/06 00:47
>>524
いつまでも消費者なんだね。
527無名草子さん:02/11/06 01:14

            ,. ''"´    ` ` 、         / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
           ;'            ':..     │ 
          ;'     ´       `      │ 童○の君、見てね!
        ./        ●     .●     ∠____________
        ./          ⌒  ▼⌒':
  __  ./         彡  ∵人∵ノミ___
    ̄ ./  _         ミ   ノ"ミ ̄ ̄ ̄
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄━━ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  ̄ ̄━━━ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
           ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄           ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 

http://www.tigers-fan.com/~xxccxxc

http://www.tigers-fan.com/~kaaax

ヌキヌキ部屋に直行





528無名草子さん:02/11/06 01:14
何によらずヒステリックになると細部の切り捨てや極論化が起りいい結果にはならぬ。
相手のヒステリーまで昂進させてしまうのだ。

と筒井康隆が言っておりました。
529無名草子さん:02/11/06 04:04
525の文章ぐらいに具体的な指摘を欠いて話を進められればラクだなあ。

まあ、やめとこう・・・だっけ?(笑)
530無名草子さん:02/11/06 06:54
http://tigers-fan.com/~pppnn

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531無名草子さん:02/11/06 19:50
おいおい、嘘つきベンダサンなんて愛読しているやつ、いるのかよ。頭どうかしてるんじゃねえの。
532無名草子さん:02/11/06 19:53
>>531
オマエの便所の落書き程度の書き込み信じるよりマシじゃねーの(w
533無名草子さん:02/11/06 20:04
し、しかもむきになって反撃してるぅ・・それもこんなに早く。
山本を読んでいるっつうだけで、恥ずかしいのに・・

ああ、でも反応してくれてうれしいわぁ、おれってホント暇人じゃ・
534無名草子さん:02/11/06 22:15
うん、間違いなく暇人です。
535533:02/11/07 23:42
俺の喜びは、人の不愉快だ…
煽って人の心が傷ついた時、古雑巾のような
俺の心を汚水のような喜びがじっとりと浸す
何の価値もない日々にひかりごけのようなぼんやり
とした輝きが蘇る。
ああ、俺のような下衆ですら人を傷つけることが
できるのだ、おれの言葉で!
信じたものには全て裏切られた、俺に残されたのは
なにかをひきずりおろすことだけだ。

それ以外には、何も無い
536無名草子さん:02/11/08 23:43


       / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
       | 傷ついた
       \
          ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                   ∧_∧      / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
         ∧_∧     ( ´Д`)    < 傷ついた!
         ( ´Д` )   /⌒    ⌒ヽ    \____________
        /,  /   /_/|     へ \
       (ぃ9  |  (ぃ9 ./    /   \ \.∧_∧  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
        /    /、    /    /     ヽ ( ´Д` )< 傷ついた!
       /   ∧_二つ (    /      ∪ ,  /   \_______
       /   /'      \ \\     (ぃ9  |  ツ-ホ-
      /    \        \ \\     /   / ,、,、    ,、,、 シイタ !
     /  /~\ \        >  ) )   /     ('д)   ,('д)
     /  /   >  )      / //    /    m'o h m'oッ  ,^ヽ ,、,、  キズツイタ!!
   / ノ    / /      / / /   _/  /~ ̄ / `/Lっ ~メ ./ `ヾ('д) …
  / /    / /      / / /  )⌒ _ ノ   / (   r′ /   m'o i (゚д゚)  (゚д゚)  ツーホー     
  / ./     ( ヽ、     ( ヽ ヽ | /       /./\ヽ   \ヾ,.,   /.` /= ゚(  )−'(  )ヽ(゚д゚)  キズツイテシマッタ
(   _)      \__つ    \__つ).し        //  //   /〃  _//~ フ/ / >   >> (゜ )        マッタ!
                            ( )  (__っ  〈 '',;f,r-' 〈 ',.,,        /  O・∀・)(・∀・つ,._., ッゥホゥ




537無名草子さん:02/11/09 11:51
世界の一番大きいおっぱい女の子ビデオです!!!!
ナオコちゃんは14歳で、もFカップのブラが小さい!!!!

http://the.tgp-list.com/hello?id=1003671





538無名草子さん:02/11/09 14:05
なんだこのスレは?
「空気の研究」読んでおったててるのかよ!
539無名草子さん:02/11/09 14:52
540無名草子さん:02/11/09 17:24
もう、まもなく沈みますね。
語り倒し終了。さよなら。
541無名草子さん:02/11/09 20:57
古文じゃなく現代語訳を載せてほしい
542無名草子さん:02/11/09 22:40
       -,---γ''''''''--_
     /  ;;; ;;;;;;ミミ ミミ  \
    /  ;;; ;;;;;; ミミミミミミミミミ \
   ( (( ( ( ( ( ( (   ミミミミミミミミ从ミ
  ///ノノノノノノ从   ミミミミミミミミミヽミ
  //ノノノノ 〓〓ノ   〓〓ミミミミノ从
  ノノ;ミ;ミミ -=・=-   -=・=- ミミノ从
   ミ;ミミミ      |       |ミミミ
    .ミミ从            /ミミ  
  .   ミミ:|. ヽ  . ∨     / |ミミ    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
      ミミ !  ー===-'  ! /ミミ   < ウリナラマンセー
      ミミヽ     ̄   ノミミ     \________
            −− 
543無名草子さん:02/11/10 08:00
山本七平の評論や文章で気に入ってるというか
好感をもっているところは、
「自分がどうあるべきか」ということを追求してる
とこだ。結びはいつもそれ。

他人を批判・非難はするが、自分自身は正体不明て
ことがない。
544無名草子さん:02/11/10 08:04
変名のときも、スタンスが変わってない。
時代の正義におもねらないし。
545無名草子さん:02/11/10 11:40
そうですか、私はいいうわさを聞いてなかったが、そんなに良いというのなら
山本七平の本を探してみます。だが、あんまし見かけないんだよなあ。

546無名草子さん:02/11/11 00:05
>545
「うわさ」はアンチが流すことが多いもので。
自分で確かめるのが一番です。
取り寄せはきくはずですよ。

作品において語られることは、
何事かを見るときに、たくさんの補助線をひきなさい
ということなので…
(多角的に見よ、そうしても正しい結論がでるわけではないが)
547無名草子さん:02/11/11 07:04
「正義はひとつ」と信じて疑わない人にとっては山本七平は目障りだろうな。
補助線の話については陸軍三部作のどれかにあったね。

>>545
山本七平の本は面白いし考えの幅を広げてくれるけど、盲信しちゃダメ。
七平氏も盲信や思考停止を嫌っていた。
「にせユダヤ人と日本人」を読むと信者にならずにすむかもしれない。
548無名草子さん:02/11/16 21:26
あげます
549無名草子さん:02/11/16 21:36
>>547
>山本七平の本は面白いし考えの幅を広げてくれるけど、盲信しちゃダメ。

こーいうのよくみかけるけど、余計なお世話だろう(w
550無名草子さん:02/11/17 21:49
>>549
いや、別にそうでもない。
551無名草子さん:02/11/18 00:21
そのようで
552無名草子さん:02/11/19 00:27
新潮文庫の『小林秀雄の流儀』はケコーウよかったが。
553無名草子さん:02/11/20 21:23
オマエラ「発言者」という論壇誌で高澤秀次っていう人がベンダサン=山本七平の
「日本歴史」をもとにして評論を書いてるの知ってますか?
554無名草子さん:02/11/26 22:51
ベンダサンと本多勝一の戦いは愉快だった
555無名草子さん:02/11/28 21:41
ヘンダサンサンだっけ(笑)
556サンデーサイレンス:02/11/29 22:24
「聖書」についての知識に関しては浅見定雄に「ペテン師」呼ばわりされてた。
557無名草子さん:02/11/29 23:11
>>556
聖書の常識(1980年)を最近読んでみたのだけど、
この本とかも浅見定雄氏にダメだしされているの?
558無名草子さん:02/12/01 18:29
>>547
> 「にせユダヤ人と日本人」を読むと信者にならずにすむかもしれない。

これ全然面白くないよ。
ユダヤ教について事実関係に怪しいところあり、と思って読めば、
わざわざこれ読む必要なし。これは事実の指摘が主の本じゃなくて、
山本のイデオロギーが気に食わない人が難癖をつけているだけの小判鮫本。

>>557
入ってなかったと記憶する。「にせ」は探せば出てくるはずなんだけど…
559無名草子さん:02/12/01 20:30
浅見定雄さんは、「日本人とユダヤ人」への論駁でNYのタクシー運転手が
日本人は乗せたのにユダヤ人を拒否した---というエピソードを「人種差別
主義者は日本人だって乗せない!うそだ!!」と言っていたが、んなことねえ
って。
例えば「反ユダヤ」の一大地である東欧やアラブを見ればわかる。ましてや
むかしも今も移民が稼ぐ手段はタクシーで、そういう人がいても全然おかしく
ないのに・・・
560557:02/12/01 23:26
>>558
どうもありがとう。
よく見たら>>556には「にせユダヤ人」でとはいっていないから
いつ話なのか不明でした。
561無名草子さん:02/12/02 07:59
「空気の研究」
山本七平の考え方は分かるし、空気に支配される日本社会は問題ありと思うが、
空気支配=不合理の実例として挙げられているのが

「イタイイタイ病の原因をカドミウムと決め付ける」
「自動車の排ガス規制を欧米よりずっと厳くする」

の2例というのには、現在の目で見ると萎える。

カドミウムの問題について否定する説があったのも事実だが、
現在ではカドミウムが原因と言うことで決着がついているらしい(素人なので良くわからないが)。
厳しい排ガス規制は自動車会社に負担を強いたが、エンジンの燃焼状態を徹底的に研究したため
エンジン技術を大きく向上させ、結果として日本車の競争力を高めた。

当たり前のことではあるが、七平氏にも未来を全て見通すような力は無かったということですな。

562無名草子さん:02/12/03 02:15
>>561
山本七平さんの予測(?)していた未来と現在の状況が違ったことは
読者の私は残念でないわけじゃないけど、山本さんは
>現在ではカドミウムが原因と言うことで決着
という医学的にそういう最終結論が出た以上はそれを受け入れたと思う。
「空気」の研究は1977年の著作で、前年に自民党の環境部会の報告書で
「イタイイタイ病カドミウム原因説は学者の認めるものではない」と
発表があったから、それ以前の流れへの反動もあって、そういう説が
信用出来ると判断したのではないでしょうか。
563無名草子さん:02/12/03 13:18
>>562
> それ以前の流れへの反動もあって、

これは問題だし批判されるべき。
この件は全体から見たら枝葉末節であると思うと同時に、
少々暴走気味で物事に対する姿勢を問われても仕方ないところもあると思う。
山本が日本文化論で傑出しているのは認めたうえでも。
564無名草子さん:02/12/03 23:19
イザヤ・ベンダサン?
565無名草子さん:02/12/04 05:11
カドミウムも自動車も、専門知識があったわけじゃないからなあ。
さらにいえば、聖書学や日本文化論も専門家としての教育を充分に受けたとは言えない。
社会学板でも書かれていたけど、結局はディレッタント。

七平さんについて評価するには「結局」「所詮」ディレッタントに過ぎないという面と、
「だからこそ業界の常識にとらわれない考えができた」部分の両方を
考慮に入れなければいけないんじゃないかな。

ご本人も「新聞はほとんど読まない」と言っていたくらいだから、
現代社会(当時の)についてのインプットが足りなかったような気がする。
566無名草子さん:02/12/07 01:01
そういう事例の「結果がどうであるべきか」でなくて
そういう事例に「どのようにアプローチするか」が
テーマだからあれでいいと思う。
「感情論に走るな、空気にとらわれず事実から目を反らすな」
ってことで、こういう見方もあったのだということなんだから



567無名草子さん:02/12/07 02:16
>>566
けっこう同意。
んで、連想するのは例の終巻金曜日問題だったりもする。
もっともアレを部分的にでも擁護したらブサヨ扱いされちまうわけだが、さて・・・
568一愛読者:02/12/09 01:55
今、NHKアーカイブスで遠藤周作の『平和屋さん』という1959年のテレビドラマを
見ていたら、『私の中の日本軍』を思い出した。

日本人は戦争中も戦後も、叫ぶ内容は180度は違えど、
センセーショナルに騒ぎ立てるだけで、空虚なだけ。
本当の体験をしたものは、騒ぎの前で沈黙を余儀なくされる、という。

そのことへの苛立ちが、この人の原点にあるんだろう。
(横レススマソ)
569無名草子さん:02/12/10 08:04
>568
会社勤めすれば、「毎日が日本軍」です。

5704192:02/12/21 01:28
>>181
>>552
今、私も「小林秀雄の流儀」を読んでいる最中です。
小林秀雄と同時代を生き、小林秀雄を咀嚼し、一体化した後、吐き出す評論は
鬼気迫るものがあります。

山本七平の原点を自ら告白しているのではないか?と思います。
5714192:02/12/21 01:47
>>561
>>565
空気支配=不合理の実例   ではなく
空気支配=熱狂による不合理 でしょう。

専門家の結論が出ないうちに、素人判断で滅亡の路を
選択することは空気支配でしょう。
572無名草子さん:02/12/28 22:35
「空気」というのは不安定なものだからひっくり返すのは決して不可能じゃない。山本さんは軍隊のような組織しか知らないから「空気」にたいして諦めがある。「空気」と闘う方法論があるといいんだけど
573無名草子さん :02/12/28 23:32
>>572
そんなことねーよ。「空気」と戦ったと思うぞ。
574無名草子さん:02/12/29 01:00
25歳。
去年まで金無し君だったけど、オンラインカジノとパチンコで
二年で350万貯めた。一度やってみなよ。
初回のみだけど、1ドル以上のチップを買えば30ドル(4000円くらい)貰える。
もらうだけもらってプレイせずに換金することもできるし、ルーレットで赤か黒に
思い切って賭けてしまえば50パーセントで二倍になる。
金なきゃオフラインでゲームすればいいだけ。暇つぶしになる。
ビデオポーカーとかスロとか色々あるのでマジでお勧め。
http://www.imperialcasino.com/~1h4n/japanese/
575無名草子さん:02/12/29 02:14
山本七平の日本資本主義の精神、勤勉の哲学。

この仕事に触発された小室直樹が書いた、
『日本資本主義崩壊の論理』はもの凄く面白い。
576無名草子さん:02/12/31 16:25
>573「空気」をひっくり返すのは「空気」なのか?「理性」なのか?山本氏は「理性」で攻めて論争では勝ったと思うが…
577F−K:02/12/31 22:49
 空気をつぶすには「水を差す」のが一番でしょう。

 『日本資本主義崩壊の論理』は私は好きじゃないですね。西欧の論理で「日
本」を捉えるのは無理があるのに、無理やりにあてはめた感がします。
578無名草子さん:03/01/01 05:12
拉致問題でも「空気」が出来上がりつつあるな。
水を差そうとすると猛反発される情況が一部にある。

いや、別に外務省の擁護をしたい訳じゃないよ。
ニューヨークタイムズの意見広告についてちょっと批判(あまり効果なかったんじゃない、とか)すると
「寄付した人の善意にケチをつけるのか!」「批判は許されない!」
といきり立つ奴らがいるんだよなあ。俺にはついていけないよ。
ここ↓とかすでに狂信的。
http://8401.teacup.com/kuroko31/bbs
 戦後、詐欺まがいの、時には正真正銘純粋詐欺のこの種のものをいやというほど
見てきたため、今でもおれには寄付という行為にはうさんくささが感じられてならない。
客観的に見てこのうさんくささは募る方により多く感じられるわけだが、最近では
応じる方にもうさんくささを感じたり、自分が応じた場合は自分自身に対してさえ
うさんくささを自覚するようになった。
(中略)
 さて。結局のところ、おれが何を言いたいのかというと、募金活動、寄付集めを
やっている人は、どのような大組織に属していようと、すべからく自分のやっている
ことがともすれば詐欺のレベルに陥りがちな非常に危険なことだということを自覚して
いただきたいのである。正義や善意をふりまわし、インチキではないかと疑う人を、
かさにかかって罵倒することをやめて戴きたいのである。罵る前に、真面目にやっている
自覚があるなら、それを証明することに懸命になっていただきたいのである。
弁じれば弁じるほど疑われる場合もあるということを知った上でさらに弁明して
戴きたいのである。募金に応じない人に軽蔑の眼を向けて見せたり、見下げ果てた
という顔を見せたり、賤しんで見せたりする前に、断られる方がむしろ当然であること、
自分がうさんくさく見られるのもあたり前なのだということをより強く認識して戴きたい
のである。自分が救援活動や寄付活動に私財を投じるほどの金持ちではないために、
他人さまのお金をあてにしなければならないことを恥じるという、本来なら最初に
持つべきぎりぎりいっぱいの初心、本当のところの、真実の、まことの、心底からの
本来性というものを認識して戴きたいのである。

私はニューヨーク・タイムズへの意見広告掲載に対して水を差す気にはなれないけれど。
>>578さんの苛立ちはむしろこういったことに対してでは。
580アビ:03/01/02 03:36
七平さんのどの本か忘れましが、
「日本人は自然できれいなものが好き」とか言う文章を読んだときに、
自分の事思い返してやけに納得した記憶がある(笑
581無名草子さん:03/01/02 17:22
個人的には、「一下級将校の見た帝國陸軍」が一番いいです。
582無名草子さん:03/01/03 22:39
kk
583無名草子さん:03/01/04 13:32
「空気」がいかにしてできあがるか、誰がどのように「空気)を作るのかということについてはわからないままだ…「空気」は水をさしてもしぼまない。一時しのぎにはなるけど別の「空気」でつぶされるまで、無くならない気がする
584無名草子さん:03/01/04 14:46
>>583
「ある異常体験者の偏見」のアントニーの詐術の章はどう?
扇動する側の論理を分かりやすく説明していたと思うけど。
585無名草子さん:03/01/10 23:29
山@@平を語り倒そう
@@で伏せた部分が別のものに一瞬見えますた。
漫画の読み過ぎなので逝ってきます。
586山崎渉:03/01/12 18:41
(^^)
587無名草子さん:03/01/15 19:45
アゲ
588無名草子さん:03/01/15 21:36
山本氏が懇意にしていた堺屋太一の驚愕の書
「平成三十年」
http://www.geocities.co.jp/WallStreet-Stock/7553/
589山崎渉:03/01/23 04:14
(^^)
590無名草子さん:03/02/15 02:22
591無名草子さん:03/02/22 21:15
「聖書の常識 聖書の真実―日本人は「旧約・新約」を誤解している」って面白いですか?
592無名草子さん:03/02/23 03:08
>>591
人によるでしょう。
私はライブラリー(全集)で読みましたが、面白いと思いました。
聖書を読もうとして挫折してばかりの私ですが、氏の解説は、旧約
の敷居を若干下げてくれたように思います。
593無名草子さん:03/02/23 22:03
イラクって旧約聖書の史跡何かあるかな?
594無名草子さん:03/02/23 22:54
主な舞台からは離れているように思うけど、有名どころでは
バベルの塔の跡(と言われている)があるらしいよ。
595山崎渉:03/03/13 17:12
(^^)
596無名草子さん:03/03/27 09:30
山本七平の対談集文庫化せんかの〜
高すぎ
597無名草子さん:03/03/27 14:56
無邪気に反戦運動してるリアル高房は「空気」で動いてないか?
俺個人としてはイラク戦反対派だけど。
598無名草子さん:03/03/28 03:33
俺は今のアメリカの「空気」の方が怖い。
多民族国家のせいか、その「空気」に染まらない人達も多いようだけど。
599無名草子さん:03/04/01 16:23
ヤフオクに「こうしよく中将の処刑」がでてるね
600無名草子さん:03/04/05 12:03
600
601無名草子さん:03/04/08 13:47
kita-
602無名草子さん:03/04/10 09:18
うんこの研究
603無名草子さん:03/04/15 04:35
七平
604山崎渉:03/04/17 11:40
(^^)
605山崎渉:03/04/20 06:10
   ∧_∧
  (  ^^ )< ぬるぽ(^^)
606無名草子さん:03/04/20 13:22
いざや、便、出さん!
607無名草子さん:03/04/24 11:02
私の中の日本軍
608無名草子さん:03/04/29 03:47
1 :けむり φ ★ :03/04/28 19:03 ID:???
★南京虐殺記事巡り、将校遺族が毎日・朝日両新聞社提訴

・第2次大戦期に旧日本軍が南京へ侵攻する際、2人の将校が中国兵を競って
 切り倒す「100人斬(ぎ)り」を行ったとする記事で名誉を傷つけられたとして、
 将校の遺族計3人が28日、毎日新聞(当時の東京日日新聞)、朝日新聞両社と、
 本多勝一・元朝日新聞編集委員らを相手取り、計1200万円の損害賠償と
 謝罪広告の掲載を求めて東京地裁に提訴した。

 訴状によると、東京日日新聞は1937年に4回にわたり、旧日本軍片桐部隊の
 2人の少尉が、前線で「100人斬り」の競争をしているとする記事を、実名入りで掲載。
 朝日新聞や本多氏らは71年以降、100人斬りが真実だったとする記事を報道したり、
 本を出版したりした。

 訴えに対し、毎日新聞社社長室広報担当、朝日新聞社広報部は「訴状をよく読んで、
 対応を検討する」などとコメントしている。

**************
http://news2.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1051548893/
ニュー速より。現在祭り中。
609無名草子さん:03/05/01 18:05
「言葉が最後の武器だ。言葉さえ残しておけば、将来自分が見も知らない人が
名誉を回復してくれるかもしれない。現に、ここにある---」彼の宣言が、
ついに形となったね
610無名草子さん:03/05/01 18:29
大人の出逢いから ピュアな出逢いまで・・・。
素敵な お相手が 貴方を待っています!
もちろん 女性は完全無料です!
http://www.sweet.st
611無名草子さん:03/05/02 00:02
古本屋でライブラリー16冊が1万6千円で売ってたんだけど買ったほうがいいですか?
マジレスきぼんぬ
612無名草子さん:03/05/02 00:47
うーーーーん一冊1000円か。
ブックオフで100円のものも、これ以外は手に入らないだろうってのも
あるし。微妙だなあ
613山崎渉:03/05/22 02:07
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―
614無名草子さん:03/05/22 04:32
遺族の訴えを「訴状をよく見た」新聞社はどう対応することになった?
615無名草子さん:03/05/22 16:03
「東京日日新聞」昭和12年11月30日付

百人斬り競争! 両少尉、早くも八十人
[常州にて廿九日、浅海、光本、安田特派員発]

 常熟、無錫間の四十キロを六日間で踏破した○○部隊の快速は
これと同一の距離の無錫、常州間をたつた三日間で突破した。
まさに神速、快進撃、その第一線に立つ片桐部隊に「百人斬り競争」を
企てた二名の青年将校がある。無錫出発後早くも一人は五十六人斬り、
一人は廿五人斬りを果したといふ。一人は富山部隊向井敏明少尉(ニ六)
=山口県玖珂郡神代村出身=。一人は同じ部隊野田毅少尉(ニ五)
=鹿児島県肝属郡田代村出身=。銃剣道三段の向井少尉が腰の一刀
「関の孫六」を撫でれば野田少尉は無銘ながら先祖伝来の宝刀を語る。
 無錫進発後向井少尉は鉄道線路廿六、七キロの線を大移動しつつ前進、
野田少尉は鉄道線路に沿ふて前進することになり一旦二人は別れ、
出発の翌朝野田少尉は無錫を距る八キロの無名部落でトーチカに突進し、
四名の敵を斬つて先陣の名乗りをあげこれを聞いた向井少尉は奮然起つて
その夜横林鎮の敵陣に部下とともに躍り込み五十五名を斬り伏せた。
 その後野田少尉は横林鎮で九名、威関鎮で六名、廿九日常州駅で六名、
合計廿五名を斬り、向井少尉はその後常州駅付近で四名斬り記者等が
駅に行つた時この二人が駅頭で会見してゐる光景にぶつかつた。

向井少尉 この分だと南京どころか丹陽で俺の方が百人くらゐ斬ることに
なるだらう。野田の敗けだ。俺の刀は五十六人斬つて歯こぼれがたつた
一つしかないぞ。
野田少尉 僕等は二人共逃げるのは斬らないことにしてゐます。
僕は○官をやつているので成績があがらないが丹陽までには大記録に
してみせるぞ。
616無名草子さん:03/05/22 16:07
「東京日日新聞」昭和12年12月13日付

百人斬り“超記録”向井106−105野田 両少尉さらに延長戦
[紫金山麓にて十二日浅海、鈴木両特派員発]

 南京入りまで“百人斬り”競争といふ珍競争をはじめた例の片桐部隊の勇士
向井敏明、野田巌少尉は十日の紫金山攻略戦のどさくさに百六対百五といふ
レコードを作つて、十日正午両少尉はさすがに刃こぼれした日本刀を片手に対面した。
 野田「おいおれは百五だが貴様は?」向井「おれは百六だ!」……
両少尉は“アハハハ”結局いつまでにいづれが先きに百人斬つたかこれは不問、
結局「ぢやドロンゲームと致さう、だが改めて百五十人はどうぢや」と忽ち
意見一致して十一日からいよいよ百五十人斬がはじまつた。十一日昼中山陵を
眼下に見下す紫金山で敗残兵狩真最中の向井少尉が「百人斬ドロンゲーム」
の顛末を語つてのち「知らぬうちに両方で百人を超えてゐたのは愉快ぢや。
俺の関の孫六が刃こぼれしたのは一人を鉄兜もろともに唐竹割にしたからぢや。
戦ひ済んだらこの日本刀は貴社に寄贈すると約束したよ。十一日の午前三時友軍の
珍戦術紫金山残敵あぶり出しには俺もあぶり出されて弾雨の中を『えいまゝよ』と
刀をかついで棒立ちになつてゐたが一つもあたらずさ。これもこの孫六のおかげだ」
と飛来する敵弾の中で百六の生血を吸つた孫六を記者に示した。


「朝日新聞」昭和22年12月20日

南京虐殺者に死刑
[南京十八日発中央社=共同]

 南京大虐殺事件で百五十人ぎり競争をした元中島部隊所属の小隊長向井敏明、
元副官野田毅、それに三百人ぎりの田中軍吉元大尉の三戦犯は十八日南京軍事法廷で
各死刑を宣告された。
 南京虐殺事件の共犯として起訴された他の者は特別反証を提出することができたが、
この三戦犯は反証を提出できなかった。
617無名草子さん:03/05/22 21:03
今日「一下級将校が見た帝国陸軍」を読んだ。
途中から読むのがつらくなった。
日本軍は一体誰と戦っているのか
わからなくなってしまう・・・
618山崎渉:03/05/28 16:47
     ∧_∧
ピュ.ー (  ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  =〔~∪ ̄ ̄〕
  = ◎――◎                      山崎渉
619無名草子さん:03/05/31 16:41
山本七平の日本軍シリーズいいぞ
620無名草子さん:03/06/05 09:50
折れは七平の本にハマって、日本が嫌になりますた。
621無名草子さん:03/06/10 20:50
中東のロードマップは
成功するのだろうか・・・
622無名草子さん:03/06/10 21:00
「空気の研究」読んだ。
途中から何を書いているか分からなくなった。
七平は一体何が言いたいのか。
それとも俺が馬鹿なのか・・・・・・
623無名草子さん:03/07/15 09:03
 
624山崎 渉:03/07/15 11:45

 __∧_∧_
 |(  ^^ )| <寝るぽ(^^)
 |\⌒⌒⌒\
 \ |⌒⌒⌒~|         山崎渉
   ~ ̄ ̄ ̄ ̄
625無名草子さん:03/07/20 14:21
この人の本を読んだことある人に聞きたいのだが
ニュー速+の南京大虐殺とかのスレみてどー思うよ
なんだかなーって思うんだが
626無名草子さん:03/07/20 18:26
日本人の質問とは、自分にわからないことを、相手にきいているのではないのです。
「言葉の踏絵」を差し出しているのです。これは国会の討論であれ、新聞記者の
インタビューであれ同じであって、質問者は、さまざまの「言葉の踏絵」を
次から次へと差し出して、相手が踏むか踏まないかをテストしているのです。
そして踏めば、なぜ踏んだかを問うことなく、相手を規定してしまいます。
627625:03/07/21 00:42
>>626
悪かった。
俺が悪うございました
ところでその本はのタイトルは何ですか?
628 ◆LXYsix4akg :03/07/21 14:52
あげ
629無名草子さん:03/07/21 18:22
>>627
『日本教について』イザヤ・ベンダサン

ところで、最近めずらしく山本七平をまじめに論じた本が出ましたね。
『戦後日本の論点――山本七平の見た日本』高澤秀次
『ベンダサン氏の日本歴史』は私はまだ見たことありませんでした。
ここの諸氏の感想は?
630無名草子さん:03/07/21 22:27
>>629
thx
探して読んでみます
631無名草子さん:03/07/29 23:17
「山本七平の武田信玄 乱世の帝王学」
って本を思いがけず古本屋で見つけた。こんなのも書いてたんですね。
まだ読んでないけど楽しみだ。
     ∧_∧  ∧_∧
ピュ.ー (  ・3・) (  ^^ ) <これからも僕たちを応援して下さいね(^^)。
  =〔~∪ ̄ ̄ ̄∪ ̄ ̄〕
  = ◎――――――◎                      山崎渉&ぼるじょあ
633 :03/08/23 15:31
『戦後日本の論点――山本七平の見た日本』高澤秀次

結構面白かった。
634:03/08/31 11:22
ホシュ
635無名草子さん:03/08/31 14:19
立花隆「アメリカジャーナリズム報告」では
本多がよって立つところの
日本のジャーナリズムが対比されていている。
補助線が増えて良い感じ?
636無名草子さん:03/08/31 14:26
復刊ドットコムで小室直樹との対談本
「日本教の社会学」が90票獲得。
あと10票で出版社に復刊交渉されると言う状況だ。
誰か一票お願いします。
ttp://www.fukkan.com/list/index.php3
637F−K:03/09/08 01:27
このスレ生きてたんですね。

早速、「日本教の社会学」の復刊希望投票してきました。ついでに「山本七平全対話」も。
638無名草子さん:03/09/09 06:31
「派閥の研究」で山本氏は結論として
「派閥というのは、要は中選挙区制から生まれる。小選挙区になれば、派閥ボス
から『法と権利の世界』」の中で権限を持つ総裁・幹事長に実力がうつり、
派閥がなくなるだろう」としていたね。

今回の派閥崩壊の結果が出てみりゃ「常識論だよ」という人もいるだろうけど、
田中支配の最中にそう断言する人が少なかったのは事実。
639無名草子さん:03/09/09 19:14
>>631 頼む。内容を詳しく教えてくれ。激しく気になる。
640無名草子さん:03/09/09 21:19
俺も読んだことあるけど内容思い出せないなあ・・・
甲府は盆地なので、コメ生産には意外に適しているのでは、
とかいう記述ぐらいしか覚えてない
641セツカチピンチヤン:03/09/11 01:59
>>636
こちらにもどうぞ。

【清き】復刊ドットコムで名著復活【一票を】
http://book.2ch.net/test/read.cgi/books/1063165637/
642無名草子さん:03/09/11 02:03
「日暮硯」の完全現代語訳がジュンク堂で売っていた。
デマンド出版
643●のテストカキコ中
http://ula2ch.muvc.net (このカキコは削除しても良いです)