1 :
名無しさん@おなかがいっぱい:
本を読み始めたら、文章能力が、向上したと思います。
これって間違い?
2 :
無名草子さん:2001/06/18(月) 16:57
人それぞれ。
おいらはな〜んもかわんない。
3 :
無名草子さん:2001/06/18(月) 17:02
相関関係はある
4 :
無名草子さん:2001/06/18(月) 17:03
文章力上げたいならエルロイのホワイトジャズ読むといいよ
5 :
無名草子さん:2001/06/18(月) 17:42
英語のヒアリングすると能力が向上するのといっしょで、
脳の中のどこかに何かが必ず蓄積されると思うけど。
6 :
無名草子さん:2001/06/18(月) 18:47
技術的なものは磨けるよね。
センスみたいな部分は磨けない場合もあるかもしれないけど。
文章の「内容」は結局その人の人柄・経験などから来るものだから。
7 :
無名草子さん:2001/06/18(月) 18:59
メルマガの発行者で、こいつ絶対に今まで本なんてあまり読んでこなかっただろうな、
という文章を書く人をかなりよく見かける。
ネットが広まり、また文章の大切さが身にしみている人が増えたのではないだろうか?
いずれにせよ、本は読むべき。他に削れる時間はいくらでもある。
8 :
無名草子さん:2001/06/18(月) 20:06
活字に強くはなるよ。
9 :
無名草子さん:2001/06/19(火) 16:43
ボキャはふえたが、直接文章能力には影響ないと思う。
全然上達しない ワラ
漫画読んで、絵うまくなるか?
それに似ている。
10 :
無名草子さん:2001/06/19(火) 17:36
確かに書いてみないことには上達しませんね。
11 :
無名草子さん:2001/06/19(火) 17:41
>>9,10
書くことを前提にした上で、このスレは存在するんじゃないの?
それに、どんなことでもイメージトレーニングは重要だと思うけど。
だからとにかく読みなさい。
12 :
能登:2001/06/19(火) 17:51
どういう読書ジャンルかによるでしょ。
13 :
無名草子さん:2001/06/19(火) 17:55
>>12 それは意外と関係ないようにも思う。
もちろん、哲学的なものを書きたかったらその種の本、というのはあるけど、
このスレ立ち上げた人の場合
「本を読み始めたら」、文章能力が向上した〜
とあり、まだまだそこまでの段階には達していないようなので
とにかく読むべきだと主張するまでです。
14 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/06/19(火) 18:00
向上を意識して本を読んでるとさー
なんか、素直な読み方ができなくなるよね。
最初の数ページで「へたくそ!」とか決めちゃって、
「こんな本よりももっと上手な文体の本があるはずだ!」
って読むのをやめちゃったり、
ちょっとしたいいまわしの間違いでその本全部を否定してみせたり。
ストーリの構成とか人物造形とかにもケチつけたりね。
もうなんのために「文章をうまく書く」ことにこだわってるのかわかんなって、
目的を見失う。
本末転倒。ルビはありがち。
15 :
13:2001/06/19(火) 18:26
このスレ立ち上げた人の場合、最初だから、まだ細かいことまでしっかり、はっきりとつかめるかどうか。
初めは本末転倒でも、そのうちだんだんと真剣に本が面白くなってきて、
本を読むことが好きになり、やめられなくなれば、それでいいのではないかと。
いくら読んでも、文章力の向上しか頭にないようであれば、
その人はしょせんそれだけの人だとも思うし、そうであれば、この場で議論するにも及ばない。
要は、本読みとして、新しく本を読む人が増えるのが嬉しいんです、私は。
本を読むきっかけは、どんなかたちでもいいから。
そこから先はその人しだい、ということで。
17 :
無名草子さん:2001/06/19(火) 19:04
18 :
15本人:2001/06/19(火) 19:05
関係ありますよ、すごく。
文章の上手下手で言うなら間違いなくある。
20 :
名無しさん@おなかがいっぱい:2001/06/19(火) 19:41
文書能力を向上させようと思って、本を読んでいる訳ではありません。
最初は、暇だから、本を読み始めただけです。(今では、無茶苦茶本が、好きになりました。)
しかし、文章を書いてみると、上手くなっていたんです。
訓練なんてした事はありません。
思い当たることといえば、本を読んでいた事しか、
なかったんです。だから、本を読む事と、関係があるのかなあ?と思い
レスをしてみました。
21 :
名無しさん@おなかがいっぱい:2001/06/19(火) 19:45
>>20の補足
本を読み始めて、3〜4ヶ月ぐらいしかたっていません。
22 :
15本人:2001/06/19(火) 20:14
>>20,21
(今では、無茶苦茶本が、好きになりました。)
うれしい、よかった。
文章を書く間隔があいても、その間ずっと本を読んでいれば、絶対に上手くなります。
23 :
無名草子さん:2001/06/19(火) 20:15
まったく向上しないことはない
24 :
無名草子さん:2001/06/19(火) 20:27
2ちゃんねるでいい加減な文章を書いていると日本語が退化します。
これも事実。
25 :
無名草子さん:2001/06/19(火) 20:35
>>24 それは一理ありますね。
パソコン入力ばかりではなく、手書きもしないとダメ。
1=13=15=18=20=21=22
27 :
名無しさん@おなかがいっぱい:2001/06/19(火) 20:43
28 :
15本人:2001/06/19(火) 20:54
13=15=18=22でした。すいません、お騒がせして。
では、仕切りなおし。
うまい文章ってどうやったら書けるんだろう?
でも、板違いか。。
30 :
夢太郎:2001/06/19(火) 21:02
>>30 買ってみようかな。
最近文章を書くことにすごく苦労してるから。
32 :
無名草子さん:2001/06/19(火) 21:21
実践編もいいな。
本多の本は<実務的文章>には最適でしょう。
>>29 書いて、2日ほどおいて読み返して書き直す。これの繰り返しです。
あと、気持ちなんか書かなくていいから、事実を客観的に書くように。
34 :
名無しさん@おなかがいっぱい:2001/06/19(火) 22:45
>>30 ありがとう御座います。
早速、購入を考えたいと思います
35 :
無名草子さん:2001/06/20(水) 11:06
岩波新書「日本語練習帳」もいいですよ。
36 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/06/20(水) 11:45
売れましたね
37 :
無名草子さん:2001/06/20(水) 20:53
本田勝一はいいかもね
38 :
エリート街道さん:2001/06/20(水) 22:04
本を読むと、ボキャブラリーが増えることは確か。
語彙力が増えた結果、ものを考える・文章を書くための
道具が増える、ということは言えるだろうね。
39 :
無名草子さん:2001/06/21(木) 01:43
本を読むと、そのせりふ回しを実生活に使ってみたくなる。
たまにしゃべるには長すぎる言葉もあるが・・・
歴史小説好きで、「すわっ!」を時々使う。
もちろん独り言としてだけど。自己満足です、すんません。
41 :
無名草子さん:2001/06/22(金) 01:57
なんのために情報を仕入れるのか?
表現される以前の自分の内面を洗練し
その後の自分の表現を善くするため。
その表現には、文章あり、会話あり、行為あり・・・。
気晴らしで読む本の場合も
何らかの形で自分の内面に影響を与えている
と思われる。
触れている書物からは
内容、精神も吸収しているが
表面的な言葉使いや文体も影響を受けるだろう。
42 :
無名草子さん:2001/06/22(金) 02:01
私は本好でよく読むけど、なにせ字面をおってるだけだから
漢字を正しく読めないんだよねえ。
このまえなんか、友達が「○○はふくせん(伏線)をはるのがうまい」って
言うから「"ふくせん"じゃなくて"ふせん"でしょ」って訂正した。
友達が首を捻ってたから、家に帰って調べてみると
「ふくせん」で合ってたのね…。
こういう読み間違いばっかしてます。
43 :
無名草子さん:2001/06/22(金) 02:08
「しかるに」って
「そーゆーことだから」という意味だとずーっと思ってた。
それで前後関係に疑問を抱かなかった自分に鬱
44 :
無名草子さん:2001/06/22(金) 09:29
>>41 影響受けてるな(笑
>>42 本当にあらゆるジャンルでルビは増やさないといけない。
もう日本人は格好つけてる場合じゃないよ、ほんとに。
45 :
無名草子さん:2001/06/28(木) 09:17
自分の能力より少し高い本を読むのがよいのでは。
同レベルのすぐわかる本ばかり読んでいては向上しないのではないかと。
ちなみに「どこに書くか」で「どこまで真剣に書くか」変えてはいるので
この文章から私の国語力を判断しないで下さい。
46 :
無名草子さん:2001/06/28(木) 10:02
>>43 えっ、ちがうのっ?ワタクシもずーっとそう思ってました。辞書辞書!
47 :
無名草子さん:2001/06/29(金) 00:36
>>43 「声を荒げる」って間違いもよく目にするよね?
「荒らげる」(あららげる)が正解だったような……。
48 :
無名草子さん:2001/06/29(金) 03:28
興味深いスレですね。
講談社学術文庫の『本を読む本』という本、結構お薦めです。
ところで「文章能力」って、どのように定義すればよいのでしょう?
文章力とは何か?その構成要素は何であってそれらはどのように
連関しているのか?
ちょっとスレ違いでしょうか。皆さんどうお考えですか?
49 :
無名草子さん:2001/06/29(金) 03:44
個人的には「文章力」=読んでる人に負担をかけない文章を書く能力
だと思ってます。
「てにをは」がおかしかったり句読点が異様に少なかったりすると、
なんか内容よりそっちの方が気になっちゃって疲れるから。
50 :
無名草子さん:2001/06/29(金) 04:08
読み方によっても違うと思う。
知り合いに本を読むのが滅法速い人がいるのだが、
こういう人はなかなか文章力が身につかないのでは。
51 :
無名草子さん:2001/06/29(金) 06:48
>>48 コンテンツが最重要。
コンテンツによって文体も変わる。
入社試験や仕事のために辻褄を合わせた「文章力」は
文章力ではない、と思う。
52 :
無名草子さん:2001/06/29(金) 11:45
>>51 しかし、一般的な文章は把握しておかないと、
平均的な頭脳の持ち主を感心させることはできないわな。
53 :
無名草子さん:2001/06/30(土) 01:06
すると思います。
反面教師として、ここ10年近く芝居上演に夢中で、小説は自作と
やおいノベルのみ、あとは少年ジャンプややおいコミックばかりと
公言する某本薫グインサーガを通読されたい。
54 :
無名草子さん:2001/06/30(土) 02:42
>本を読み始めたら、文章能力が、向上したと思います。
>これって間違い?
間違いです。
本を読んでも文章能力?(表現力)は向上しません。スポーツをいくら見ても上達
しないのと同じです。ただ読む能力、力はつきます。ですから、それを契機に
書きまくっていたら伝達力描写力がついた、というなら納得します。
書いて読む、読んで書く。要はこれでしょう。
55 :
無名草子さん:2001/06/30(土) 03:00
>>53 栗本薫は、もともと文章能力ないんじゃあ・・
「コミュニケーション不完全症候群」なんて酷かったよ。
56 :
無名草子さん:2001/06/30(土) 11:33
57 :
無名草子さん:2001/06/30(土) 15:01
>>56 栗本くらいしか、オタが共通で読んでる作家がいないんだよ、きっと。
58 :
無名草子さん:2001/06/30(土) 16:59
>>54 スポーツをいくら見ても上達しない
高校時代、体育のスキー授業の時「巧い人の滑り方を見てイメージを頭に描きなさい」
ということでオリンピックなどのスキーの映像を見せられたことがある。
学校がやっていたことは間違いだったのか・・・?
59 :
無名草子さん:2001/06/30(土) 17:15
>>58 間違いではないと思います。
まず、イメージを養う為のインプットをし、
次に、イメージを具体化する為に実際に自ら表現する。
インプットに影響されない個人の癖が
その人の個性のような気がします。
60 :
58です:2001/06/30(土) 17:30
>>59さん、フォロー及びご意見ありがとうございます。
野球やサッカーでファインプレイを見た時、カッコイイなと思い自分でもやってみなくなり、
実際にやってみるとしかしなかなかそのようにはできない。だから、できるように努力する。
見ることが、自己向上のきっかけにはなりますよね、少なくとも。
だからやっぱり、いくら見ても上達しない、という意見には承服しかねます。
文章も、ただ読んだだけで文章力が向上したのではなく、
書く際、意識的・無意識的に良く書こうとしているに違いないと思います。
61 :
無名草子さん:2001/06/30(土) 19:22
>>58 競技スキー経験者ですが、ビデオを見てのイメージトレーニングは効果あります。
私の経験では、好きな書き手の文章を知らず知らずのうちに真似ることで、
文章が上達したような気がします。
62 :
無名草子さん:2001/07/02(月) 01:25
勉強になるのであげ。
結局は、センスがあるかないかの問題。
64 :
無名草子さん:2001/07/04(水) 05:03
センスか・・・・
65 :
無名草子さん :2001/07/04(水) 05:34
少なくとも、「本など読まんが文章は巧い」って人にはお目にかかったことがないなあ。
下手なりに味がある文を書くっていう人はいるのだろうけど……。
66 :
無名草子さん:2001/07/04(水) 06:12
67 :
無名草子さん:2001/07/04(水) 17:05
age
68 :
無名草子さん:2001/07/05(木) 17:57
上の方で感じにるびを。って話あったけど、
俺は、逆に読みガナふってあると、その漢字はおろそかにして
読み流しちゃうなぁ…。そりゃ、真剣に漢字を覚えよう!って思いながら
読んだら変わるだろうけど。
69 :
無名草子さん:2001/07/05(木) 18:37
上手くなるために書き取りでもしようかな。
文章が上手い作家って誰かな?
70 :
無名草子さん:2001/07/05(木) 18:39
書き取りってまるまる一冊を写すの?
鉛筆ダコが出来そうだ。
73 :
無名草子さん:2001/07/22(日) 05:38
三島由紀夫を読んだ後、純文学を書くためのイメージ力が
ぐーんと広がったというのが、自分でもよくわかる。
74 :
無名草子さん:2001/07/22(日) 09:09
少なくとも構成力は向上する気がする。
切り口、といったほうがいいかもしれませんが。
75 :
無名草子さん:2001/07/22(日) 09:14
そういや飯島愛は、きびしい父親に、小説の文章の書取りを
課されていたことがあったらしいじゃん。彼女のベストセラー
本が、本人によるものかゴーストの代作かは知らねども、
やはりスパルタ教育の成果はあったのではないかな?
76 :
無名草子さん:2001/07/22(日) 09:34
福田和也は月に300冊も読むそう。
さぞかし文章能力が・・・
77 :
無名草子さん:2001/07/22(日) 14:07
あたりまえの話だけど、名文をたくさん読むことは文章力向上に役立ち、
駄文・悪文は読めば読むほど悪影響を受けて文章がおかしくなる。
名文を読むべし。ただ、ここでいう名文は古典のことではない。
向井敏の『文章読本』は、ハードボイルド小説などの「いまどきの名文」を
たくさん紹介していて、役に立つ。
78 :
無名草子さん:2001/07/23(月) 10:27
読点が、いっぱい、で非常にイライラ、する、
煽り文を、思いつきました。
早速、使って、みます。
このスレの、方々、どうも、有難うございます。
79 :
無名草子さん:2001/07/23(月) 12:40
>>77 >向井敏の『文章読本』
もし宜しければ、もう少し詳しく教えてもらえませんか?
ぜひ見てみたいです。
>>78 (笑)
80 :
77:2001/07/23(月) 12:54
>>79 文春文庫に入ってるよ。
古典的な名文をあえて除いて、現代の名文のみを選んでいる。
たとえば、村上春樹や海老沢泰久、ロバート・B・パーカーなどの
文章が名文の例として出てくる。
また、文壇の大家たちの悪文を容赦なく批判している点も痛快。
もちろん、著者自身の文章もうまい。オススメです。
>>74 >少なくとも構成力は向上する気がする。
構成力は、かなりマクロな視点で文章を読んでないと
もしくは、作者の構成意図を意識的に追わないと
身につかないと思います。
例えば、文章を要約するときのように。
82 :
無名草子さん:2001/07/24(火) 10:01
>>80 ありがとうございました!
早速今日、見てこようと思います。
83 :
無名草子さん:2001/07/31(火) 18:42
そういえば、文章読本ですが、かなり大きい本屋にも行ったのですが、
見つかりませんでした。
うぅ〜ん…
84 :
無名草子さん:2001/07/31(火) 20:42
読むことで文章の善し悪しは判るようになるが、書く能力は書くことによって向上すると言うありふれた事実
85 :
無名草子さん:2001/07/31(火) 20:44
書取を始めようと思います。
推薦の本を教えてください。
86 :
無名草子さん:2001/08/01(水) 20:59
あの… いい文章を見分けるには、いい文章を書く作家さんの本を読み
いい文章に慣れなくてはいけない。 って書いてあったんですが、
巧い文章を書く作家さんっていうのを教えてほしいんですが…。
その本には、夏目漱石、森鴎外、谷崎潤一郎が挙げられていたのですが…。
3人とも読むつもりですが、それだけだと少ないので他にも教えてほしいです。
お願いします。
87 :
無名草子さん:2001/08/01(水) 21:05
作家の文体模写はむしろ害になるというけどね。へんなクセがついて。
むしろ、新聞記事のような「無個性」な文章を書けるように訓練するほうがいい。
88 :
無名草子さん:2001/08/01(水) 21:20
90 :
無名草子さん:2001/08/01(水) 22:26
>>83 向井敏『文章読本』の文庫版は第1刷が91年。
あまり売れそうな本でもないし、もう絶版かな。
そういえば私も古書店で買ったんだ。
91 :
無名草子さん:2001/08/01(水) 22:30
>>86 三人とも古すぎるし、クセもあるから、現代の「いい文章」の手本
にはならないのでは?
古めの作家なら、“写経”の定番はやっぱ志賀直哉だよね。
92 :
無名草子さん:2001/08/01(水) 22:33
>>89 なんでアホなの? べつにヘンなこと言ってないじゃん。
オレは87じゃないけど。
93 :
89:2001/08/02(木) 05:10
>>87 >>92 そうです。反射的に
>>92の2行目に反応してしまいました。
>>92さん、ごめんなさい。
レスしたあとで、「まてよ、別におかしいこといってないのでは」と思いました。
つまり、早とちりのアホは私でした。
でも、伝える内容・相手によっては
「新聞記事のような『無個性』」がいいのかは難しいところだとも思います。
94 :
86:2001/08/02(木) 08:05
>>91 やっぱりそうですか…(笑) 自分も読みながら古いし、読み方は今とだいぶ違うし
うぅ〜ん…とは思ってましたが…。でも、昭和初期に書かれた文章で今も楽しめる。って
のはなんか、凄いもんだなぁ…と思ってました。
あと、その本で言ってたのは、文章の巧さ。ってのはただ文章が巧いってわけじゃなく
なんか、その場面に応じて一番しっくりくる単語を使える作者ってあったんですね。
そういう目で見ると確かにかなり多くの単語があるし、なかなか同じ単語ばかり使う
ってことはしてないですね…。なるほど。って思いました。
久生十蘭と、志賀直哉ですね。今度探してきます!
>>90 それ聞いたのも自分なんですが…(笑) 古本屋で買ったんですか!
ちょっと見逃してたのでもう一度探そうと思います。
95 :
無名草子さん:2001/08/02(木) 08:09
国語の成績はめっちゃ上がるよ。
小説からの問題とかは模試で50点中47点とか取れた。
96 :
無名草子さん:2001/08/02(木) 12:37
す、すげ…。 大学受験の模試だよね?
だめな人は何をやってもだめ。
98 :
無名草子さん:2001/08/02(木) 12:51
byみつを
99 :
無名草子さん:2001/08/02(木) 18:23
川端康成の文章は、書取に向いていますか?
どなたか適切なアドバイスをお願いします。
100 :
無名草子さん:2001/08/02(木) 19:25
>>99 小論文にいいらしいよ
あちきも本読んでたからかどうかはわからないけど、作文と小論文の文は
巧いって言われたよ。内容は……。
101 :
99:2001/08/02(木) 20:05
>>100 ありがとうございます。
最近、暇を見つけながら「掌の小説」を書取を始めました。
今まで、川端の文章を推薦している人を見かけなかったのですが、
とりあえず、試行錯誤のつもりで始めたのでした。
いずれ掌編小説を少しずつ書きたいと思っています。
更なるアドバイスがあれば、どなたかお願いします。
102 :
無名草子さん:2001/08/02(木) 20:11
赤江瀑
103 :
無名草子さん:2001/08/02(木) 23:01
小説の書き取りの話だけれど
パソコンに打つのでは効果がないかな?
104 :
無名草子さん:2001/08/02(木) 23:20
>102
赤江瀑は悪文だったり下手だったりしてつっかえる。耽美派だから誤解されるだけ。
嫌いな作家ではないが。現代耽美派なら山口椿。
何よりも藤沢周平を全部読め。上手い文章のリズムを会得すれば、書く文章も上手く
なる!全国の労働者市民学生の皆さん!我々はァ断固としてェ文章はリズムなのであ
るということをォ、今ここにィ、ハッキリと確認するものであるゥ!
105 :
89:2001/08/03(金) 05:35
106 :
無名草子さん:2001/08/03(金) 08:17
へぇ。藤沢周平もいい文章なのか…。
自分には良い文章か、悪い文章かってのがわからないのですが、
どうしたらわかるようになるんですか…?
やっぱり良い文章に触れること?
107 :
無名草子さん:2001/08/03(金) 15:06
age
108 :
無名草子さん:2001/08/03(金) 18:35
第一にわかりやすいこと。
第二に面白いこと。
というのが(小説における場合の)よい文章であると思う。
109 :
無名草子さん:2001/08/03(金) 21:53
澁澤龍彦はいかがでしょうか? 耽美派にはいるのかもしれないけど、
意外とエッセイ、コラムの文章は平易だし。
森茉莉は極端としても、耽美系は独特の「、」「。」のいれかた、
ルビのふりかたとかがあるし、写経するならアンデルセンとかグリムとか
「赤毛のアン」とか正統派の名訳がよいかも? やったことないのにすまそ。
110 :
無名草子さん:2001/08/03(金) 21:56
開高健がよいのではなかろうか。達意にして美文。
谷沢永一は放っておこう。
だからァ、我々がァリズムであるといっておるところをゥ、再度確認したいっ。
藤沢のように、いちいち措辞が的確であるが故にまた自然、端正かつ簡明になる
という、読書量と文才に裏打ちされた文章表現は、書く側も読む側も意識せずし
て日本語の音韻に捕獲されてはいる。が、上手い文章といった場合、それが一番
肝要であって、前衛文学を引き合いにだすわけにはいかん。かつ、削ぎ落とした
ハードボイルドであること。上手い文章はノれるのである。106氏は答えが出て
いるようだから要修行。108氏、面白いか面白くないかは関係ない。というか下手
クソな文章だと面白くない。極論すれば上手い文章であれば中身など全く関係ない
のだーッ(おいおい)。たとえそれが論文であろうとも。フフフ。
112 :
無名草子さん:2001/08/03(金) 23:07
書き取りって良さそうですね。やってみよう。
時代小説(山本周五郎!!)が好きなんですけど、それだと
やはり書き取りには難ありですか?
113 :
無名草子さん:2001/08/04(土) 00:36
>>86 >夏目漱石、森鴎外、谷崎潤一郎
全然少なくないよ。この3人の著作全部読むっていったらかなりタイヘン。
谷崎は好き嫌いがあるだろうし。
自分が文章書くために本を読む習慣というのは当然のことで、
でも実際には毎日文章を書く習慣が必要。
そのうち、本を読んでいると書き手の姿勢が気になってくる。
自分が書けば書くほど、プロがいかにすごいかというのがわかるし。
114 :
名無しさん:2001/08/04(土) 01:01
幸田文は上手い文章に入りませんか?
115 :
無名草子さん:2001/08/04(土) 02:48
自分が書きたいと思う種類の文章の中からお手本を探すのが一番じゃない?
たとえば、ノンフィクション書きたいと思ってる人なら沢木耕太郎の文章
(うまいと思う)を写経してみるとか。ライターの中田潤は80年代に泉麻人
のコラムを写経したというし…。大家・文豪の文章だけがお手本ではないと思う。
116 :
無名草子さん:2001/08/04(土) 08:09
117 :
無名草子さん:2001/08/04(土) 09:32
>1
通りすがりです。
そのとおりだと思います。
118 :
86:2001/08/04(土) 11:36
>>113 そうですね。 随分、数は、ありました。
今んとこ、漱石しか、手を出せてませんが…(こころ、坊ちゃん、三四郎・途中)
ただ、書き方とか、内容が昔のものだから、知識とかのない自分にとっては、
ちょっと辛いんですよね…。文章が巧いと言われても…。
坊ちゃんとかは、楽しかったけど…。
でも、確かに文章を書く。っていうのはそう簡単ではないと思います。
自分が書いて見て、初めてわかるんでしょうね…。
119 :
無名草子さん:2001/08/10(金) 00:30
age
120 :
無名草子さん:2001/08/11(土) 01:12
本多勝一の「日本語の作文技術」が少し前に紹介されて
いました。あの本のように、語順や修飾の方法を説明して
わかりやすい文章を書くためのテクニックを解説している
本はあれのほかにないもんですかね?
(ひどい文章だね)
121 :
無名草子さん:2001/08/11(土) 14:05
>>120 最後の一行に費やす労力を推敲に回せ(ワラ
122 :
無名草子さん:2001/08/11(土) 14:58
書き取りなんて意味ないだろう。丸写しして何が楽しいんだ?
文字を早く汚く書けるようになるくらいだろう。
文章能力をどう定義するかにもよるだろうけど、
日ごろから本を読んでいればある程度の力はつくと思われ。
それとも皆物書きになりたいの?
123 :
無名草子さん:2001/08/12(日) 07:47
あげ
124 :
120:2001/08/13(月) 14:23
>>121 推敲の労力尽きて書いたのが最後の1行でして…申し訳ない
もうちょっと頑張ってみると、
本多勝一の「日本語の作文技術」の話題が
>>30-32のあたりに
出ていました。実例を挙げながら、名文ではなく「わかりやすい
文章」にするための語順や修飾、句読点の位置などを説明して
いる実践的な内容の本ですが、そういう種類の本をほかに探して
います。ご存じの方がいらしたらぜひ教えて下さい
これでどうでしょう
125 :
無名草子さん:2001/08/15(水) 23:02
気をつけながら読む、くらいでそれなりに向上すると思いますが
126 :
無名草子さん:2001/08/15(水) 23:12
それなりに向上するでしょう
127 :
無名草子さん:2001/08/16(木) 03:31
>>122 いや、書き取りはけっして無意味じゃないよ。やったらやっただけの
見返りはある。ただしそれは「物書きもしくは志望者にとって」であって、
そうでない人がやっても仕方ないと思う。「ビジネス文書をもっと上手に書
きたいから」という理由で書き取りする必要はない。
128 :
無名草子さん:2001/08/16(木) 06:00
>>127 貴方は誰のどの作品を書き取りされましたか?
差し支えなければ具体的に教えてください。
129 :
無名草子さん:2001/08/16(木) 06:02
手本にしたい文体をマネすることから始めてはどう?
西尾幹二は当初何を書いても福田恒在に似てくるので自己嫌悪に
陥ったと述懐している。たしか福田和也も江藤淳の文を写経した
と書いていた。
例えば、127を手本にするなら、
いや、[ ]はけっして(無意味)じゃないよ。
やったらやっただけの(見返り)はある。
ただしそれは「[ ]もしくは[ ]にとって」であって、
そうでない人がやっても(仕方ない)と思う。
「[ ]をもっと上手に[ ]たいから」という理由で
[ ]する必要はない。
[ ]に様々の言葉を入れてみたり( )を別の表現にしてみたり。
ある程度やってみるとこの人ならこう表現すると自分でアレンジできる。
130 :
127:2001/08/16(木) 08:30
>>128 私はライターなので、小説を書き取りしたことはないです。
駆け出しのころ、自分が「うまいなあ」と感心した文章を
書き取りしました。たとえば、沢木耕太郎や関川夏央、向
田邦子のエッセイなどです。小説家志望の人なら、やっぱり
自分が目標にしている作家の小説を書き取りしてみては?
浅田次郎は修行時代に相当書き取りをしたらしい。
131 :
無名草子さん:2001/08/17(金) 01:58
>>130 ライターと小説家と作家の違いを
一般的にわかりやすく教えてください。
もしかしたら、すごく初歩的な質問かもしれませんね・・・。
よろしくお願いします。
132 :
127:2001/08/17(金) 02:15
>>131 小説家はもちろん小説を書く人(笑)。でも、小説家イコール作家とは
限らないですね。小説書いてなくても作家を名乗ってる人はいるし。
「著書を何冊か持つとライターから作家に出世する」なんてよく言います
ね。つまり、ライターというのは主に他人の話をまとめたり、無署名原稿
を書いたりする書き手のことで、署名原稿が中心になると、作家・評論家・
コラムニストなどに出世すると…。
もっとも、オバタカズユキみたいに著書をかなり出してからもフリーラ
イターを名乗ってる人もいるし、著書もないのに作家を名乗る人もいます。
要はどっちも自称だから、厳密な区分などないのです。
俺の場合は、何にも向上しなかった。
個人差があるんだろうな。
134 :
無名草子さん:2001/08/17(金) 04:53
>>132 ありがとうございます。ライターについては何となくわかりました。
ではでは、作家の定義は?
みんな作家に興味があるからこのスレに来ているのだと思いますが・・・。
135 :
無名草子さん:2001/08/17(金) 05:22
>>134 作家の定義はむずかしいなあ。というのも、「ライターが出世すると
作家になって…」みたいなあいまいな区分けがあるのは日本だけのよ
うだから。
和英辞書で「作家」を引くと「WRITER」と出ています。だから、
著書もないライターが「作家」を名乗っても、本来はべつにおかしく
はない。「物書きなどのクリエイターの高級表現で、日本では小説家
を指すことが多い」ってところですかね、定義するなら。
136 :
無名草子さん:2001/08/17(金) 05:30
ひっぱりこむ技とか間は盗んでみたりできるだろうけど、
本当のこころ打つ文は、本読む読まないは関係ない。
その人の感性。なんて思う。
>その人の感性
結局は、そこにいき着くのか。
138 :
無名草子さん:2001/08/17(金) 06:02
>>135 重ね重ね、ありがとうございます。
私も恥ずかしながら、物書きを目指しています。
心の師とする作家もいますが、あくまでも私が生み出すものは、
自分のオリジナルな感性に磨きをかけたものでありたいと思います。
最近、本を読む時間をまとめてとれないのが、残念なこと。
今は、2ちゃんなんか長々とROMしてるし・・・。
>>138 自分の意見も持たずに、他人に尋ねてばかりだと
すてきな物書きにはなれませんよ。
もっとクリエイティブなお仕事なのでは?と憧れ叱責。
頑張ってくださいね。
140 :
124:2001/08/17(金) 22:51
>>134 私は編集者でして、自分でも記事を書くので文章能力を向上させたいと
思っています。名文を書く能力ではなく、わかりやすい文章を書く能力に
ついて書き込んでいるのはそのためです。
作家になりたいからこのスレに出入りしているわけではないってことで…
141 :
127:2001/08/17(金) 23:15
昔世話になった編集者に言われた言葉で忘れられないのが、
「名文なんて事故みたいなもんだからさ。ライターは名文書こうなんて
思わなくていいんだよ。きちんと読める文章書いてくれりゃ十分」
というもの。
でも、「きちんと読める」わかりやすい文章をつねに書くというのは、
けっこうむずかしいことなのです。
142 :
無名草子さん:2001/08/18(土) 01:17
いい言葉や・・・。
143 :
無名草子さん:2001/08/18(土) 02:06
翻訳の修行中です。いかに表現力と語彙が少ないか思い知らされる毎日...。
師匠によると、やはり語彙を増やすには本を読むのがてっとり早いそうで、それも若いうちにだそうです(25歳ぐらいまで)。
表現に行き詰まったときには、家にある乏しい蔵書が結構役立っています。訳している原文の雰囲気に近いもの(エッセー、小説など)をひもとくと、探している言葉が見つかることが多い。
文章を上達させるには、本をたくさん読むこと、自分でも何か書いてみることの2点が大切だと感じています。
144 :
無名草子さん:2001/08/19(日) 19:47
文書age
145 :
無名草子さん:2001/08/22(水) 03:33
>143
25歳まで?手遅れか・・・。
鬱だ詩悩。
>>136 感性があっても技術(文章力)が追いつかないと、人の心は打てない
と思いますが…
逆に言えば、テクニックだけでもそこそこ心を打てる文章は書けるという。
147 :
無名草子さん:2001/08/22(水) 04:23
>>146 同意。基本的な技術に裏打ちされているからこそ、感性が輝くもの。
技術なしに感性だけあっても…。音楽・美術…なんだってそうだけど。
もうすぐ24歳だ。
149 :
無名草子さん:2001/08/25(土) 03:02
どうです、このスレを読む事で、文章能力は、向上しましたか?
文章能力が向上したかどうかって、どうやって判断するんですか?
151 :
無名草子さん:2001/08/26(日) 00:47
152 :
無名草子さん:2001/08/26(日) 03:46
>>150 それは誤字脱字の量だと思われ(藁
オレも物書きなんだが、写経は善し悪しだよ。
他人のクセがつくってのも理由なんだけど
最大の理由は、漱石とかの100年に一人レベルの天才の文章は
真似できないからこそ天才なんだ、ってアタリかな。
もーちょい身近なレベルで流行りの文体とか調べるってんなら別なんだけど。
後、ライター志望の人に多いのが一行には拘るけど全体に拘らないヤツが多い。
文章ってのは、最初の一文字から最後の。まででナンボでしょ。
なのに、一文の語尾に数時間悩むわりに全体の構成をこれっぽっちも考えないんだよねえ。
TPOを考え無いヤツも多い。技術誌のライターにゃ冷静な判断が必要だが
書評映画評みたいな論評は感情的な文のが似合ってる。
スレタイトルに戻ると、オレは読書量だけで物書きになったよ。
仕事にするまで文体とかは勉強した事なかった。仕事にしてからは勉強したが。
153 :
無名草子さん:2001/08/26(日) 04:13
小説家で152の逆の奴もいるな。
全体や設定に気合を入れてる割に一行にこだわらなさ過ぎの奴。
山本周五郎大先生は一行書くのに正座したまま十時間考えたこともある。
馳星周は日産5枚しか書けなくて先輩作家に舐めとんのかと怒られた。
両作家とも純文学じゃない、ジャンル小説家だよ。
ノリのいい文体はノリじゃ書けないのだね。
で、152が言ってるのは、目の付け所が大事ってことかな。
154 :
無名草子さん:01/08/28 17:10 ID:HKivoqMs
構成ばかりは、センスではおぎなえない。
計算。
155 :
無名草子さん:01/08/29 17:12 ID:mfWSiRgA
日本人は、そこが弱いんだよねえ。
アメリカだと、消防の頃からアウトラインに沿った、論理的な文章を書く訓練をさせると聞いた事がある。
156 :
ぶす:01/08/29 17:40 ID:nbZNLceg
3時間で4000字書いて1時間休息して
そのあと4時間で8000字書くテストがあるです。
腕から血がでます。
157 :
無名草子さん:01/08/30 02:10 ID:8.I3Ur6s
>>152 >それは誤字脱字の量だと思われ(藁
誤字脱字ですむなら、もうすでに(つーか最初から)十分文章
能力が向上してますよ!!
専門誌の編集をしているのですが、「文がつながらない」「意味
不明」「なぜ?」なんていう赤を入れるのはもうゴメンだよ〜
158 :
無名草子さん:01/08/30 03:06 ID:ettCkWIE
立花隆も良い本を読もうと言っていたね。そして悪い本は捨てろと。
読書だけで文のリズム、流れ、展開を身につけられれば写経なんて必要ないんだろうな。然るに書き取りでなくても「書く」ことは不可欠。
あ、今思いついたんだけど、書くペースで読んだら文章力あがるかな。んなわけないか。
それと緊張感を持って書く場があると上達するのかもしれない。2ちゃんのように下手な文章を書いても恥ずかしい思いをしないってことになると、どんどん語彙の感覚が鈍くなっていく気がする。
159 :
無名草子さん:01/08/30 06:33 ID:kBdYHya6
2ch向きの文体を書く練習になって・・・てもしょうがねーのか。
160 :
無名草子さん:01/09/02 02:49 ID:jhL7TjcQ
きちんと煽ってる文章にしたり、ネタをネタとわかるように書いたり、
目的があればここはここでいい練習台になるんじゃない?
161 :
無名草子さん:01/09/02 03:05 ID:cxIPf8YY
162 :
無名草子さん:01/09/04 11:22 ID:9XpR2JDs
age
163 :
無名草子さん:01/09/04 14:23 ID:v0sxsCHk
当方、読むこと専門ですが、
小説はパソコンで書かれたものと、ペンで書かれた(タイプライターも含む)パソコン出現以前のものを
読み比べた時に、パソコンで書かれたものの方が、早く読める読み飛ばせる、ような気がします。
これは、同時代のものと、別の時代のものの違いだけとは思えませんが、いかがでしょう?
164 :
無名草子さん:01/09/05 00:14 ID:RTrsAkUg
パソコンは推敲しやすいから、読みやすい文章が書きやすいよね。
165 :
無名草子さん:01/09/10 01:21
推敲しやすいといじくりすぎてわけわかんなくなることもあるけどね(自戒)
166 :
無名草子さん:01/09/10 02:11
本を読んでも、文はうまくならねえよ。
両者はまったく別の才能。
167 :
無名草子さん:01/09/10 02:36
>>163 でもパソコンで書き出してダメになっていく人もいる。
栗本薫
読み飛ばせるようになっても、つまんなくなっちゃだめだ
168 :
無名草子さん:01/09/13 23:52
>166
ホント、そうですよね。
いくら音楽聴いたって、作曲能力が向上するとは限らないですし。
たくさん読むことで文章のパターンをいくつもいくつも頭に叩き込むことになり、
引出しが増える、って感じなのかな?まあ頭に叩き込むだけの記憶力が
あればの話だが。
でも印象深いセリフとか印象深いシーンのセリフとかは覚えられるし、
もしその場面がそのセリフのおかげで印象深いのだとしたら
効果的な文章とはどんなものかっていうのを知るための
参考程度にはなると尾も割れ。
171 :
無名草子さん:01/09/19 18:19
花村萬月も写経してたらしいね。
100円本を大量に買ってきて、書き出しの部分を集中的に書き写してたらしい。
山田詠美とか大藪春彦のものを書き写していたそうだ。
172 消え去ってくれ
174 :
無名草子さん:01/09/19 20:00
172はブラクラですか? こわいから踏めないよ〜
175 :
無名草子さん:01/09/27 21:16
age
176 :
無名草子さん:01/10/05 16:00
好きな文体を自然に真似るようになることはありますよね。
あとはボキャブラリーが増える。
全然本を読まない人って日本語知らないことが多いし。
同じ意味でも微妙な表現のこだわりが増えたりする。
それで言葉を選ぶ楽しさがわかるようになれば自然と文章もうまくなるのでは?
177 :
無名草子さん:01/10/16 22:09
age
178 :
無名草子さん:01/10/18 05:00
このスレ初めて開けました。
当方、子供の頃から、親が読み聞かせや名作全集をそろえてくれたこともあり
(おもちゃは買ってくれないが、本だけは買ってくれた)、かなりの本好きでした。
小・中・高校と、作文や詩、読書感想文を書けば、学校代表などになり、
数え切れないくらい表彰や新聞掲載などされてました。
ちなみに私立高入試では、あとから聞いた話によると、国語が98点だったのに
数学は20点だったらしい・・・。はっきりいって、国語力で合格したとのことでした。
しかし!
当然のように出版関係で仕事をしたくて、今はしがない編集&ライターですが
やっぱり、「文章を正しく書く」ことと「感動させる文章を創る」というのは
根本的に違うんですよね。
上にもあったけど、ライターは「いかに正しく、わかりやすく、そして面白く、
読者に読んでいただくか」って商売。
小説家は、難解でも、マニアックでも、いいわけですから。
(ただし、商業ベースに乗せるのは迎合が必要だけど)
創造力を必要とする物書きになろうというのではないのなら、
読書は格好の勉強の場になると思います。
少なくとも、漢字や「てにをは」、表現読解力、語彙などは、本を読むか
読まないかで、格段の差があると思いますよ。
自分が面白いと思う本ならなんでもいいと思うし、どんどんその世界は
広がっていくと思う。本好きの人が増えるとうれしいです。
長文スマソ。
179 :
無名草子さん:01/10/18 05:07
180 :
無名草子さん:01/10/19 01:23
>>179さん
178です。
うーん・・・なんでも好きですよ。年齢と共に多少変化してますが・・・。
小学生−世界名作、推理(ホームズなどね)、童話
中学生−哲学モノ、文豪モノ、推理、SF
高校−エッセイ、ライトノベル、ミステリー、SF
大学−心理学モノ、歴史モノ、女性作家恋愛モノ
それ以降−ホラー、ミステリー、恋愛など・・・。
ビジネス本とか海外説教もの(「チーズ」とか「父さん」ね)以外なら
なんでも読むかな・・・。
181 :
ちょっとスレからズレるかな。:01/10/19 01:34
編集の仕事をやっています。ホントに不思議なんだけど、
どうしてもきちんとした文章を書けないのがいるよ。
文章って感性と論理性が必要と私は思うんだけど、どっちもないの。
スゴイ悪文と普通の文を比べさせても、わからないみたいだった。
たぶん楽しみとして*{を読んでこなかったんじゃないかと思う。
しかも本人わからないんで「出来るのに何故こんなに叩かれる?」と
思っているんじゃないかな。
つーことで151/157氏の言っていること、よーくわかります。
182 :
無名草子さん:01/10/19 02:05
本読みのデザイナーだけど、新人の本読みじゃないコピーライターの文章に唖然としたぞ。
前後のつながりレベルやてにをはレベルでもうつまずいてる。
頭抱えながら熟読してアカ入れしたけど、文章で食ってこうと思うなら
やっぱ本は沢山読まなきゃちゃうかな。
ちなみに俺の何倍も本読んでる先輩コピーライターの文章は
俺のつっこみどころがないだけじゃなくて、
適切な単語が自然に配置されていて空気みたいに自然に読める。
やっぱ、本は読んだ方がよいと思う。
>>180さん
レス有難う御座います。
私は国語が苦手で、
得意な人はどんな本を読むのか前から聞いてみたかったのです。
184 :
178-180:01/10/19 03:30
>>179=183さん
あー、なるほど。そういうことだったんですか。
なんでもそうだけど、「テストに出る」とか勉強だと思うと
面白くないですよね。
清水義範の「国語入試問題必勝法」って本なんか、
そのへんパロってますけども・・・。
例えば、名作にしても、教科書やテストの長文読解に載ってると
なんか素直に読めないしね。
私も、教科書では全然魅力を感じなかったのに、その後
興味を持って読み返すと、突然好きになった作品とかありますよ。
「源氏物語」とか、夏目漱石とか。
とりあえず、自分の興味のあるところから読んでみては?
ドラマの原作でもいいし、タイトルに惹かれるものでもいいし。
文章能力や漢字、語彙、読解力云々とか書きましたが、
それよりまず、本という活字だけで自分がどう感じるか・・・ってのが
大切だと私は思いますよ。
情景が浮かぶ、泣ける、憧れる、笑う、怒るなど、感情の幅が
想像だけで広がっていくことが、国語力にもつながる気がします。
>>184さん
わざわざ有難う御座います。
私はテストから解放され早○年になりますが、
前々からの疑問の払拭したくお尋ね致しました。
下らぬことにお付き合い頂き誠に恐縮です。
大学入学後は西洋古典を好んで読みましたが
今は歴史漫画や「学問ノススメ」を読んで楽しんでいます。
あと佐々木毅「プラトンの呪縛」は自分の学部時代の関心領域や作文と
テーマが重複してましたので、最後まで読めました。
こういった本を自分では楽しんで読んでるのですが、
文章力はつかず、読むスピードも遅いです。
>>131
観念的なライターと作家の違いより、もっと決定的な要素があるよ。リアルだが職業としての違いだ。
ライターとは、ページ単価か字数単価で飯を喰う人。
作家は単行本を出して印税で喰う人。
小説家はその作家のなかで小説を書く人(当たり前か)。
187 :
無名草子さん:01/10/20 01:53
ここの過去レス読んで向井敏の『文章読本』に興味を持ち、検索したところが品切れでした。
検索ついでに同著者の著作タイトルを眺めてみると、
『傑作の条件』『文章の貴族』『開高健青春の闇』等々、なんともそそる書名の数々。
『机上の一群』だって。うまいっ、なんて巧いタイトルなんだっ。
文章作法の方はもうどうでも良くなっちゃうぐらい、とにかく読みたくなってしまった。
入手不可が多いようだけどなんとか探してみよまい。
紹介してくれた方、感謝。
(↑の自分のレスはスレ違い臭い)
写経について。
夏目や森や谷崎や三島、志賀に井伏に川端と名文美文を写経するのもいいかもだけど、
同時代作家の方がやってて楽しいような気もいたします。
そこで質問ですが、平成に出版されたこれぞ名文と思われる本はなんでしょう。
すいません、自分では皆目見当がつかないのです。
189 :
無名草子さん:01/10/20 03:25
勉強ほったらかしにして、寺山修司にのめり込んでいた高校1年の頃、
国語の偏差値だけ急上昇しました。
模擬試験の高得点者(国語)に名前が載りました。
正しい日本語で書かれた本を読んで、
自分も正しい日本語で書くように気を付けていると、
つたなくても、読みやすい文章がかけるようになりました。
190 :
無名草子さん:01/10/20 23:58
人様の原稿をもとに、何字以内に伸ばすとか、何字までに伸ばすとかいう
仕事をしてます。新刊の紹介みたいなのね。
新人が入ってくる度に思うのだが、本をあんま読んでない人はそれを
どうやればいいのいかわからないみたい。どう指導するかっていうと
言葉の言い換えができず、敬語が重複してるのがわからず、漢字がわからない。
文がつながってないのもわからない。(無理やり続けようとする)
「本をたくさん読んでくれ」としかいいようがない。(あとは漢字検定の勉強かな?)
巧い人の文をたくさん読んでれば、どっかおかしいってのだけでもわかるように
なると思うな…。感動させるのが必要なプロには、発想とか着眼点とか感性とかが
別に必要になるとは思うけどね。
191 :
無名草子さん:01/10/24 00:13
文書練習age。
192 :
無名草子さん:01/10/24 12:04
理解力、判断力が上昇。
ダイレクト インする画像系より想像→理解→整理→判断と
いった作業が必要。
193 :
無名草子さん:01/10/28 13:25
このスレ参考になります。
では何を読めばよいのか?
色々だとは思いますが教えて下さい。
194 :
無名草子さん:01/10/28 23:53
>>190 「どう指導するかっていうと」…どう指導なさってます?
(この文、「本をたくさん読んでくれ」としか…につながってるのかな)
>>181さん
久しぶりにこのスレを見たらレスがついている! 嬉しいです。
「楽しみとして本を読んできたか」というのは思いつきませんでした。ナルホド。
でもそうだとすると、なぜ編集者になろうと思ったの? なんて思います。
明日くらいからそろそろゲラ赤入れ地獄が始まるよ…
来年の春から出版社で働くものです。
参考になります。あげまくってください。
そしてみなさんもっと本を読みましょう。
197 :
無名草子さん:01/11/03 02:22
age
198 :
無名草子さん:01/11/03 03:26
テクニックとしての文章作法を知りたいんなら
中公文庫の「理科系の作文技術」がお勧めかな
でも読むのと実践するのは違うぞ.俺も早く実践するようにしなければ
199 :
無名草子さん:01/11/03 03:28
>151/195
私も久々に来ました。嬉しく思っていただきこちらも(・∀・)ウレシイ!
んにゃ、何でこの職種選んだのか、そして何故採用されたのかも不思議>問題児。
>言葉の言い換えができず、敬語が重複してるのがわからず、漢字がわからない。
>文がつながってないのもわからない。(無理やり続けようとする)
こういう人には説明して指導するけど、「見落とし」は別として、
2度同じポカを続けられたら要チェック!
195サンは今頃朱入れ地獄かな〜?
期せず200! 別に嬉しくはないか。
以前、この人何書いているんだ?と皆に思わせたライターが
いつの間にか書ける人に生まれ変わっていた、という例もあり。
これもまた不思議。コツとかテクニックを体で覚えたんだと思うんだけど、
やっぱり素地があるかないか、なのかな。
私は社内で、商品パンフやら何やらの文章校正をしていますが、
本を読んでない人が書く文章といったら、本当にひどいです。
てにをはからおかしいので、読む気が起きません。
漢字を知りません。送り仮名を知りません。熟語を知りません。
そのくせ、ヘンに言い回しに凝ろうとするので、主述すらおかしくなります。
校正するのに気が狂いそうです。
何でも良いから本を読んでくれ。
それと、文章を書くときは辞書を引きながらやってくれ。
すいません、愚痴でした〜。
203 :
無名草子さん:01/11/05 01:17
>202
あははは。
そりゃそうでしょうね。ご苦労様です。
正直、本を読むのが嫌いなのに書きたい人の気持ち判りませんわ。
204 :
無名草子さん:01/11/05 01:18
あれま、3ヶ月振りに2ch来てみたら、
このスレまだ続いてた・・・
205 :
無名草子さん:01/11/05 02:34
>202
>校正するのに気が狂いそうです。
ゲラ。
206 :
無名草子さん:01/11/05 03:00
207 :
文責:名無しさん:01/11/05 23:28
>>200 地獄見てます。ええ。
ゲラを見せるのって「これでいいと思うが間違いがないか見ておくれ」という
コンセプトだと思うんですが、「間違いを探しておくれ」と思っているんじゃ
ないかと思う今日このごろ。もっとサービス精神を持ってもらいたいよ。
原稿整理された記事をさらに整理しているようなもんです。策を練らねば…
209 :
無名草子さん:01/11/10 23:37
210 :
無名草子さん:01/11/11 01:15
48500。面白いですね。これから、わからなかった言葉を調べに行ってきます
age
212 :
無名草子さん:01/11/18 01:03
ショーック!41100語・・・。
当然大卒はクリアしてると思ってたのに・・・。
213 :
無名草子さん:01/11/19 18:40
214 :
無名草子さん:01/11/19 18:43
53100語だったよ。
215 :
無名草子さん:01/11/22 08:28
創作文芸版にほしいスレだね。
216 :
無名草子さん:01/11/22 23:56
217 :
無名草子さん:01/11/27 00:55
190 です。すみません、こういったスレに書きこんでおきながら
文が繋がってませんね。反省。
>>194さん、ご察しの通りです。その場その場で治すのは簡単なんですが
(てゆーか自分でやったほうが早い)それでは相手が育ちませんし。
だからと言って何を薦めていいのかはさっぱりわかりません。
純文は…私もそんなに読んでないし。
子供の頃から本読むのは好きで、国語の教科書新学期に貰っては
全部読んじゃった方ですが。(で、掲載されている純文の本編に手を出しては
結構くじけてた方)若い人でも読めるオススメの本ってありますか?
>>202さん私も同じことを毎日思っています。辞書をひく癖がないですよね。
すぐ人に聞く、で、その場限り。まぁ時間がないのも確かなんですけど…。
自分でも大したこと言えるほど巧くはないのは自覚してますが、とりあえず
ちょっとおかしいな?と疑問を持つことはできる気がするんですけどね、
本を読んでると。ボキャブラリーは間違いなく増えると思うし。
明らかにおかしい文って、言葉が重複(敬語や同じ言葉など)している、
てにをはの誤用&乱用、主語と述語が繋がってない、単語の意味を良く知らずに
使っている、誤字脱字でしょうか?(そう言えば、「てにをは」って何ですか?」
とも聞かれました。トホホ)
3つやったけど、54400が多かった。知らない単語があると
悔しい。
219 :
無名草子さん:01/11/27 01:11
リア厨房55400語だった。
220 :
無名草子さん:01/11/27 01:37
60300、56700、64600だった。30代後半。本は読む方だが、一般人としては
これが限界くらいだよなあ。うん、確かに悔しいテストだ。209氏に感謝。
221 :
無名草子さん:01/12/02 11:56
文章力を向上させる一番の方法は筆写、これ!
手間暇がかかるので不精な人にはお勧めできない。
222 :
無名草子さん:01/12/07 08:06
222
223 :
無名草子さん:01/12/07 14:14
書籍編集者です。ずばり言うと本を読むと文章力はつきます!
その他、国語力自体が良くなります。おまけに感性も磨かれるし、
ものの考え方などいろんなプラス要因がありますね。
しかし、勘違いしていけないのは「漢字が書ける」とか「読める」と言った
レベルのも事は練習しなければ上達しません。
私が言っているのは文章のセンスです。私の中では「文章を書ける」?a「誤字脱字がなく文法的にも正しい文章を書ける」と言う意味ではないです。
言葉の言い回しだとか、わかりやすい表現など、人に読ませる文章が書けるようになるという事です。
単語はあくまでも道具です。なので、誤字脱字が多いというのは問題ありませ
ん。辞書で調べながら書けばいいんです。単語を使いこなす技術が文章力です
よ。
その力は確実に本を読む事によってつきます。というか、本を読まないと
つかなと思っています。
224 :
無名草子さん:01/12/07 14:32
>>209 53100だった。
翻訳小説や自然科学書に出てこない類の言葉が全然分からない事が判明。
ちっ、やはり漱石とか芥川とか読んどいた方がいいか……
225 :
無名草子さん:01/12/07 16:45
少なくても、エディタースクールなどで文章の書き方を習うよりか、
よっぽどいろんな本を読んだ方が文章力がつくな。
その人の個性もあるし、画一的に「この文章が正しい」といのはないよ。
まあ、一般常識的な文章は別ですけど。
226 :
無名草子さん:01/12/07 21:19
読まないよりはいい?
227 :
無名草子さん:01/12/08 00:23
>>226 読まないよりいいというより、読まなきゃお話にならない。まず概念操作に必須の語彙が
担保しうるからだ。良い文章は措辞が的確だから語彙さえあればわかりやすいという側面は
あるのである。「名指し」すらままならない最近の若い人では文章の良し悪しをいう階梯に
ないだろう。さらに日本語の音韻に馴致することで、例えば人の理解する関係詞は七重まで
というようにそこまで重ならないにしろ、一見悪文のようでいてくどく長たらしい文章で
あっても、リズムを持った文章であればそれは独自の文体として読みこなし学びうるし
また評価され、知らず血肉となり自身の表現の際に言い回しに苦慮するというレベルに
達しうる。このとき文章センスは練磨されつつあると言っていい。
ただ写経は効率が悪すぎる。良い文章を数読んだ方がいいと思うね。
209の語彙力テストには感心した。読書離れが進む昨今では、学力、知能低下とも相俟って
一般的な高校生大学生では四万がいいところではないだろうか。情けないのう。
せめて書籍板住人であれば五万は欲しいところだが、それでもだいぶ読書不足といっていい。
書籍編集者で六万切る人間は恥じて職を辞するべきだと思うぞ(笑)。
上の文章は、読みにくいことこの上ない悪文。
わざとだとは思うけど。
もちろんわざと、ですよ。しかし「このうえない悪文」ではありません。為念。
いろいろな事を考えるようになり論文で「A」判定をもらえるようになった。
231 :
無名草子さん:01/12/10 13:39
私の知りうる限りの作家やライターで「文章がうまい!」と思える人ほど
文章を書く練習なんてしてない。
しかし、共通して言える事はものすごく本を読んでいることだ。
読書が趣味であり人生そのものって感じの人もいる。
もうひとつ。みな読者に「何かを伝えよう」と思って文章を書いている。
だから自然に分かりやすく、面白く、心を打つ文章を書く努力をしているね。
ただ、中○明○(超売れっ子ライター)みたいに、やたらとかっこつけた文章
を書くけど、意味が分からん?って人も多いよ。文章はテクニックではない!と私は思うのですが。
232 :
これどう?:01/12/10 17:04
いつも歌があった
熱気ムンムンの体育館の空中に、力強く四拍子を描いていた指揮者・高橋さんの両手が鋭く静止した。
その瞬間、フォルテシモで伸びていた六年三組三十七人の歌●も、ピタリとそろってとまった。押し寄せ
る拍手の波。歌い終えた安心感からか、ライトに照らされ続けた額から、滝の様に汗がふきだす。なぜか
しら、顔がにやける。笑いたくなるが、それを必死にかみつぶしながら退場する――。これは学芸会。僕
達六年三組は昭和五十五年度学芸会で、合唱曲三曲を発表した。それだけ歌が好きだっていう事だ。
五年の初めに歌い始めてから二年、歌ってきた曲の数は三十曲にものぼる。そんな僕達と歌の長いつき
合いの中で生まれたのが“略語”だ。歌に対する親しみから付いたのか、題が長くて言いにくいから付け
たのかは知らないが、五年一月の歌“太陽がくれた季節”が“太くれ”となって以来、“虹●”“風はこ
”“夢駈け”“ラバコン”などたくさんの略語が生まれた。(なぜかたいてい命名者は●●)“ラバコン
”では、クリスマス会で歌う歌の発表を●●●がしている時に発表者が“ラバース・コンチェルト”とい
う正式名を忘れるという珍事もおこった。
●●という長い年月、歌と暮らしてきた。歌はいつも僕らのそばにいた。うれしい時も、悲しい時もい
っしょにいた。やっぱり歌が好きなのだ。歌がないと、どこかちぐはぐで、なにかおかしい。理くつぬき
で好きとは、こういう事をいうのだろう。僕達が大人になって、振り向いた時、自分の足あとを見た時、
きっと、いい友だちと温かい、素晴らしい歌があるのだと思う。卒業式をむかえ、僕たちは数々の想い出
と、一生の財産“歌”を胸に。新しい世界へ、今飛び立つ!
●は不明箇所
233 :
無名草子さん:01/12/11 03:47
読むことで向上するかどうかはこの板の人間の書き込みを全体ざっと目を通せばいい。
俺はつかないと思った…
234 :
無名草子さん:01/12/11 04:12
文は人を表す。
中森アキオの文章は、醜悪な肥満児そのもの。(藁
235 :
無名草子さん:01/12/11 12:05
俺はスポーツライター二宮清純の文章が好きだ。
いつだったか、週刊ベースボールでの元近鉄(ダイエーだっけ?)のカズ
山本の引退に関する彼のコラムを読んで涙が出てきた。
「く〜、泣かせるぜ、この文章っ」と素直に思った。
236 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/12/11 12:38
福田和也先生は、一月に300冊も本を読むとか。
さぞかし美しい文章を書くことでしょうね。
237 :
無名草子さん:01/12/11 15:11
238 :
無名草子さん:01/12/11 16:21
飯島愛さんは子供の頃、有島武郎さんの本を一冊まるごと写経なさったようです。
239 :
無名草子さん:01/12/11 18:16
>>231 >文章はテクニックではない
テクニックでもあります。技術をもってして前衛に到る、というのはある。
その意味でも読まなければ。カッコつけは技術でなくて小手先ですけどね。
中森の文章がカッコいいとは思えない(笑)。あれは人様の権威付け。
240 :
無名草子さん:01/12/11 19:22
>239
テクニックでもありますね。確かにあなたのおっしゃる通りです。
>カッコつけは技術でなくて小手先ですけどね。
そうです!私の言いたかった事はその小手先です。
「文章力」に内包されているところの単語力、文法力、
技術力などは、やはり、本からインプットしなけりゃ
向上しない。
また、感性だの経験だのを必須条件に挙げている人も
いるが、いくらそれらが豊かでも、筆力に乏しければ
「一読、思わず膝を叩く」ような名文は書けないような。。。
あと、把握している概念が少ない人は、えてして
世の中を大雑把にしかみれていない場合が多い気がする。
242 :
無名草子さん:01/12/14 16:15
>また、感性だの経験だのを必須条件に挙げている人も
いるが、
この考えは賛成なんだけれども、
その根底に物書きたるべき最低限の日本語能力が備わっている事、
ていうのがあるんだと思う。
243 :
無名草子さん:01/12/14 16:40
私は今まで文章のテクニックどうのこうのなんて考えた事がない。
書き手の多くもそうじゃないかな?
村上龍や馳星周なんかが、文章の練習してたり、漢字の勉強してた
らカッコ悪いでしょ。
まあ、作家さんが間違っても編集サイドが直しちゃいますけどね。
本を読め
つーか、買え
246 :
無名草子さん:01/12/22 17:28
↑俺もよく使ってる。ネットで小難しい単語に出くわしたとき便利だよね。
247 :
無名草子さん:01/12/27 02:46
あげ
248 :
無名草子さん:01/12/28 13:56
そりゃあ、読む本とそこから受ける感銘の度合いによるだろうねえ。
太宰治にイカれれば、文章力は確実に退化するしね。
村上龍然り、村上春樹然り、吉本ばなな然り。
司馬遼太郎はいいんじゃないかな。語彙も歴史知識も増えるし。
249 :
無名草子さん :01/12/30 02:49
自分は今高校生でもうすぐ2年になるんですけど、中学の頃に本を読まなかった事を激しく後悔しています
本は今年の夏からようやく読み始めました
最近は月に三冊ペースで読んでいます
だけど読んでていつも思う事があります
それは―――語彙が足りない、という事です
そして語彙の欠如が意味する事はリズムよく本が読めないということです
本の中ではちょうどいい場面になっているのに、分からない単語があるために辞書を手にしなくてはならない歯痒さ
もっとリズムよく読みたくても、そうはさせてくれない自らの無知
酷い時には1ページにつき4つも単語を調べた事がありました
でも、手遅れかもしれないけど、それでも自分は辞書を引き続けるつもりです
いつか辞書を手にする事無く本が読めるその日が訪れられるように
語彙を失った中学3年間を取り戻すことが出来るように
ちなみに語彙テストでは31700 27500 35100
どうやら高校生レベルでも厳しいらしいです
でも残り2年弱でなんとか高校生レベルまでは達したい、というのが目標です
ところで皆さんは月に何冊ほどほんをお読みになられるんでしょうか?
自分のこれからの読書量の参考にしたいので…
251 :
無名草子さん:01/12/30 23:27
今高2です。
55300(だったかそれくらい)が最高でした。
最低で50000ちょっと。
これくらいできればいっか。←満足すなっ
>>249 小3の頃から、月に1〜7冊くらい。
平均で3、4冊くらい読んでいましたね。
それでも多少難しい本を読み始めたのは小5,6年から。
分からない単語は漢字の熟語くらいだったら、読みその他は後で確認するとして、
文脈と漢字それぞれの意味で予想できると思います。
ただ、間違って覚えると後が大変なので、確認は忘れないようにした方がいいと思います。
253 :
無名草子さん:01/12/30 23:42
小さい頃からの本好きです。文章を書くことも好きで、こだわりもありま
す。
でも、自分の文章をうまい、と思ったことは1度もありません。下手だ、
と思ったことは数え切れないほどあります。
せめて明晰な文章を、と心がけています。でも堅くて、平易さに欠ける
文体です。
ああ!
>>209 53100 63200 60300。これっていい方なのかな?
254 :
無名草子さん:01/12/31 00:45
>249
私は高校3年生の5月頃から小説にハマり、それ以来1日最高5冊づつ小説を
読むようになりました。
とはいっても、グイン・サーガの20巻分ぐらいまでだったんですけどね。
当時はグイン・サーガを20巻あたりまで約1週間、銀河英雄伝説を全巻3日
で読むほど寝食を忘れたものです。
そして、私は現在技術系専門誌のライターをやっていて、この語彙テストのス
コアは平均6万程度でした。
ただ、私の場合はパソコン通信時代に若気の至りで繰り返していたネットバト
ルで文章能力が大幅に向上したと自覚しています。
匿名性の低い場でバトルしているとIDなどが残るから負け逃げできなかった
ため、必然的に文章が磨かれたのではと思います。
255 :
無名草子さん:01/12/31 23:01
256 :
無名草子さん:02/01/02 18:15
age
257 :
無名草子さん:02/01/02 23:03
音楽を(たくさん)聴くことによって
文章力の向上につながるんじゃないか
と思うこともあります。
村上春樹はデビューする前はジャズ喫茶かなにか
をやっていて、ある日突然「小説を書こう」
と思い立ち、毎晩少しずつ書き進めた処女作が
いきなり当たったわけでしょ。
彼自身のエッセイや関連する本を読んでも
文章修行らしきものはやっていた事実はなさそう。
読書といっても、劇の脚本などを読みふける
ことが多かったみたい。
その反面、高校時代からジャズやクラシック
を大量に聴いていた。
このことって文章を書くことに何らかの影響が
あると僕は思うのですがいかがなものでしょうか。
確率ね
260 :
無名草子さん:02/01/03 02:16
>>257 それでは村上がヴォネガットやバーセルミを読んでいなかった、
と証明しなきゃね(笑)。ま、文章のリズムは重要とは思うが。
>>253 60000ある人は、そこそこ本読む人。じゃなきゃそこまでいかない。
電車一両ぶんの人間の中では上位。それは自分でわかる(笑)。
象徴的に言えば、たぶん車窓からみえる風景も違ってみえる。
10000違えば感得する世界像が違うと思う、極端な話。
概念把握の量、しかも語彙の水準があがるほど抽象度が高かったり、
具象も人が知らないモノを言い当てるのだから、思考の基盤が用意されてる。
なるほど文章も明晰に書けるだろう。
ただほんとの読書家は感心するくらい読むからねー。
60000はよくいる似非インテリだろうね。
ほんとのインテリは子供と右翼の2chは相手にしてないし。
文章のうまい下手は、あとはだから悲しいがテクニックに帰着する部分は多い。
でも自分の下手さがわからない作家もいるから、センスもあるんだろうね。
261 :
無名草子さん:02/01/03 15:53
age
262 :
無名草子さん:02/01/03 16:43
263 :
無名草子さん:02/01/03 18:08
以前にどっかの板で盛り上がった(一昨年くらいだったか?)文体模写スレ、面白かったなあ。
数読んでると、あーゆう文章力?はつくな。
264 :
無名草子さん:02/01/03 19:15
265 :
無名草子さん:02/01/03 19:17
>263
文学板の「変身」文体模写スレのこと?
ありゃたしかに面白かったね。
266 :
無名草子さん:02/01/03 19:40
>257
私はそれは一理あると思う編集者です。
学者や評論家、お医者さんて文章書かせると職業柄かすご〜く固い文章になっ
って、同じことの繰り返しになる。はっきり言って上手じゃない。まあ、大抵
はリライトが必要となる。
だけど、漫画家、ミュージシャン、写真家などクリエイティブな仕事をしてい
る人って案がい何も言わずに書かせると、これが結構面白い文章書いてくるん
ですよね。
やっぱりそれなりに感性を磨いている人って文章うまいですよ。
私の知っている某映画監督は驚くほどうまかった。まあ、普段から脚本
書いているから文章書く事に慣れているんだけど。
でもさずがに「読ませ所」を天性で分かっていて、何も言わず好きに書かかせ
たら驚くほどうまかったよ。
だから春樹も音楽を聞くことが直接、文章を上達させたとは思わないが、何ら
かの良い影響を与えたの確かだと思うよ。
267 :
無名草子さん:02/01/03 21:27
>262>264
そーゆー時はどこが乱文か指摘してねー
投げっぱなしの煽りじゃ程度知られちゃいますよーw
268 :
無名草子さん:02/01/03 22:31
>>267 煽っているのはあんただろ。
どこがといえば全体。
そもそも乱文というのは、全体を見渡したときに
整っていない文章のことを言うと思うが?
269 :
無名草子さん:02/01/03 22:34
「それは酒屋か何かの商売をしている家に見えるのだが、どこからどう見ても普通の一軒家だ」
ミュージシャンあがりの中原昌也「とびだせ、母子家庭」
わけわかりません。J文学では地の文章まで前衛なのでしょうか(藁
270 :
無名草子さん:02/01/03 22:42
271 :
無名草子さん:02/01/03 22:56
ibuse yome
272 :
無名草子さん:02/01/04 00:02
J文学に文章力を求めるのは酷というものでR。
273 :
無名草子さん:02/01/04 00:02
274 :
無名草子さん:02/01/04 16:27
275 :
無名草子さん:02/01/05 00:02
うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ
276 :
無名草子さん:02/01/05 23:52
age
277 :
無名草子さん:02/01/07 19:30
age
278 :
無名草子さん:02/01/08 01:05
>108より
>第一にわかりやすいこと。
>第二に面白いこと。
>というのが(小説における場合の)よい文章であると思う。
ハゲしくドウイ。小説に限らないと思う。
読み手を選ばない文章がうまい文章だと思う。
誰でもさらっと読める。途中でつまずくことがない。
不必要に難しい言葉を使うのは、かえって頭悪そう。
J文学ってなに?
こんな初歩的な質問でゴメンナサイ。
280 :
無名草子さん:02/01/08 10:01
そうなの?
282 :
無名草子さん:02/01/08 11:15
文章の向上ねぇ
小説家ような文章と雑誌で書く文章は違うからね。
雑誌の場合は面白い文章が必要なのでなく、読者に面白い(興味をひく)「ネタ」を
わかりやすく伝える文章が必要
小説家の場合は、文章自体を面白いと思わせるような書き方が必要だと思う。
昔読んだ小説に「怪しさ大爆発」なんて表現があったけど、
怪しさは物理的に爆発するわけではないから、雑誌とかではあまり使わない。
でも、小説の表現の1つなら上手い表現だと思ったよ。
283 :
無名草子さん:02/01/08 11:19
雑誌つうかビジネス本や専門書のことね
あまり使わない
>>279-280 おいおいw検索くらいしたまえよ。
河出が使いはじめた、味噌クソ一緒のアホなネーミング。
出来の悪い本邦純文学系若手作家の総称。
代表的なのは誰?
杉作J太郎
287 :
無名草子さん:02/01/24 20:45
age
288 :
無名草子さん:02/01/24 22:46
こうしてオレ達が2ch見ている間にも、
日本のどこかでコツコツと文章の練習をしている
未来の大作家がいるわけだ。
289 :
無名草子さん:02/01/24 23:10
皆さん文章上手くなってどうしたいの?
作家になりたいの?
それとも職場や学校で褒められたいの?
作家になる以外の目的だったら、文章を磨くよりも
綺麗な字を書くことに重きを置いたほうが良いと思う。
290 :
無名草子さん:02/01/25 04:51
291 :
無名草子さん:02/01/25 16:09
>>289 普通の会社だって報告書ぐらいだろうし、プレゼンもするだろう?
字が綺麗でも意味が通じないと駄目だよ
今はワープロやパソコンがあるんだから字の上手い、下手は
問題にならないよ。もしろ下手でも丁寧に書くことだよ
292 :
無名草子さん:02/01/25 16:11
あ 脱字(笑)
×普通の会社だって報告書ぐらいだろうし、プレゼンもするだろう?
○普通の会社だって報告書ぐらいするだろうし、プレゼンもするだろう?
あはは 人のこといえないや
293 :
無名草子さん:02/01/25 20:23
×報告書ぐらいするだろうし
○報告書ぐらい作成するだろうし
まだ抜けてましたよw
294 :
無名草子さん:02/01/25 23:34
×普通の会社だって
○普通の会社員だって
細かいけどね
295 :
無名草子さん:02/01/26 02:23
コマカイネ
296 :
無名草子さん:02/01/26 03:05
就職試験で、200時程度の寸評を書かせられることが多い。
そんなとき、必ず新聞や月刊雑誌のような書き方・オチになってしまうんだな。
297 :
無名草子さん:02/01/28 15:48
×普通の会社だって
○普通の会社に勤めていても
298 :
無名草子さん:
×もしろ
○むしろ
おいおい突っ込みどころ満載だな(笑)