「われ御身を愛す」知ってる人いますかね?

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1みきこ
「われ御身を愛す」知ってる人います?
2無名草子さん:2001/04/29(日) 03:56
月がとっても青いなあ
3名無しさん:2001/05/03(木) 00:43
クリスチャンっぽいね。
4通りすがり:2001/05/03(木) 01:22
天城山心中の話? それともベートーベンの”Ich liebe dich”
の詩の話?
5みきこ:2001/05/25(金) 23:12
レス遅れてすみません。
天城山心中の話です。
すっごく読みたい本なんですよね。でもどこにもないんですよー。
愛新覚羅慧生さんって清楚で可愛いですよね、写真で見ると。
6無名草子さん:2001/05/26(土) 00:05
あー、これ私も読みたいんだ。
「天城山心中」って慧生さんの親族(と言うよりお母様)側の主張だと
「娘につきまとう頭のおかしい学生に無理やり殺された。」
なんだけど、実際には大久保さんと慧生さんは2人だけで婚約して
大久保さんから指輪も貰ってるんだよね。
ラブレターも残ってるし。

だけど、慧生さんの遺族はその事実を絶対に認めないの。ラブレターも
燃やしちゃって「そんなものは存在しません。」って言い張ったとか。
だから、友達が残ってた手紙を集めて出版したのが、この本なんだよね。

そこらへんの確執を知って、俄然興味が湧いた。
7無名草子さん:2001/05/26(土) 19:16
興味あるのであげ。
8無名草子さん:2001/05/26(土) 19:39
時代が違うからね、身分の差(家柄、階級)が、決定的
だった頃だろ。結婚は、同じような格の家と家の間で話が進み、
形だけの見合いを経て、嫁入った。式の当日まで相手の顔を
見たことない、って、ザラだった、とさ。
そんな時代の、身分違いの恋愛沙汰→心中、親族が容認する
はずがないな。
9無名草子さん:2001/05/26(土) 20:35
「にっぽん心中考」って文庫に、くわしく書いてなかった?
10無名草子さん:2001/05/26(土) 22:56
>>8
ウチのばあさんの親戚筋の誰とかは、親の認めない恋愛して
駆け落ちして「樺太」へ逃げたとさ(実話)。
昔は、恋愛って、大変なカケだったみたいだよん。
11無名草子さん:2001/05/26(土) 23:07
>>8戦後でもそんなんですか?
旧華族がどんどん没落していた時代でしょ?
12無名草子さん:2001/05/26(土) 23:48
>>11
慧生さんの母親は、ものすごく性格悪い人で、
「私は家柄がいいんざます、お〜っほっほっほ」って感じの人だったの。
戦後でもまったく意識変わらなかったの。
13無名草子さん:2001/05/27(日) 02:21
「われ御身を愛す」って、たしか自費出版だかなんだかの超限定本じゃなかったか?
http://www.kosho.or.jp/kosho/user/index.asp
ここで探したけどなかった。
14無名草子さん:2001/05/27(日) 22:21
>>12
慧生さんのお母さんのこと、よく知ってるの?
もしかしてお知り合いですか?

15無名草子さん:2001/05/27(日) 23:59
12ですが、
>>14
 いえ、知り合いでもなんでもないです。
 そういう内容の告発本が、確か98年くらいに出たんですよ。題名忘れましたが。
 お母さんは自分の半生つづった本出してるけど、その内容がことごとく嘘と脚色だということを、いろんな人の証言で証明してる本です。

 あのお母さんは、宮様の妃殿下にでもなったつもりで満州国の皇帝の弟と結婚したんだけどね。
 実際満州に行ってみたら、単なる一軍人の奥さんとしてしか扱われなかったことに相当腹立ててたみたい。
 というのも、清朝の皇室は日本の皇室とは違い、皇帝の弟だからって次の皇帝になるわけでもないから、特別な扱いはされず、「あまたいる王族の一人」にすぎなかったから。

 お母さんは、使用人が、自分のお皿と使用人のお皿を一緒に洗っただけで怒り狂ったような人だったって。
 まして、自分の娘がどこの馬の骨とも分からない男と結婚するなんてこと、とうてい許せなかったんでしょう。
 お母さんは、中国に帰って王族気取りの生活をすることを夢見ていたみたいで、慧生さんをどこか中国の名家の人と結婚させようと思ってたらしいけど、戦後日本でふつうの教育受けた慧生さんは、そんなお母さんに全くついていけなかったみたい。
 「お母さまは、私に中国語を習わせたりするけれど、私は中国に行くつもりなどない」と、友達にもはっきり言っていたとか。
16無名草子さん:2001/05/28(月) 00:11
14ですつづき。
いま新聞記事検索したら見つかりました、この本です。


[新刊]貴妃は毒殺されたか 入江曜子・著<新潮社・2000円>
1998.07.05 毎日新聞・東京朝刊 10頁 読書 (全431字)

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 清朝最後の皇帝溥儀が日本陸軍のつくった満州国の傀儡となったことは周知の通りである。その弟溥傑と結婚した日本の嵯峨侯爵家の浩も自ら「流転の王妃」と名乗ったように、悲劇の主人公を自称したことはよく知られている。しかし、溥儀や浩の発言にはそれぞれの立場からの虚飾が多いだけでなく、事実の捏造(ねつぞう)さえある。

 この本は、関東軍の吉岡安直中将が第三夫人を殺したという溥儀の偽りの発言を斥けるだけでなく、浩が実に大変な自己顕示欲と偏見の持主だったことを明らかにしている。著者の入江氏は、多くの手紙や証言をまとめながら、吉岡中将が偏見やこだわりのない人物であり、中国人や女性にも公平に接した事実を紹介している。

 私なども吉岡中将の否定的イメージを浩や溥儀の本から形づくっていただけに、モスクワの治安監獄で死ぬまで溥儀に忠実だったことを知って驚いた。戦後苦労する吉岡の家族の慎ましさと対照的な浩の自己宣伝の巧さと上昇志向欲が印象に残る。満州国や昭和史の裏面を描いた力作。(昌)

17無名草子さん:2001/05/28(月) 01:07
>>13
ベストセラーになったんだよ。だから大量に出回っているはず。
どっかにあるんじゃないかなあ。
18無名草子さん:2001/05/28(月) 01:10
>>1
「エルリック・サーガ」思い出した洩れはドキュソでしょうか。
多元世界へ逝ってきます・・・。
196:2001/05/28(月) 03:46
>>8
戦後の話だよ、心中したのは。勘違いしてない?戦前にあった有名な
心中と。

>>14-16
私も、その本読んだ。それで「我御身を愛す」に興味湧いたんだよね。
2人の同級生だった人の、嵯峨浩さん(母親)に対する抗議めいた文章まで
入ってるって書いてあったから。
戦後になっても華族意識が抜けずに(まあ、しょうがないとは思うけど。
財産もなくなって没落したら、すがるのはプライドだけになってしまうのは
どんな人でも同じだと思うからさ。)吉岡中将の家族に「お前も見に来なさい」
とかそういう命令口調の手紙を出してるんだよね。

びっくりした。でも入江曜子さんもちょっとヒステリックなまでに嵯峨浩批判を
しているような印象を受けたのも事実。
20無名草子さん:2001/05/28(月) 16:03
索引書けたら、鏡浦書房って所から出てるらしい。ベストセラーだから
図書館にリクエストすれば読めるでしょう。

ttp://www.daily-tohoku.co.jp/niida/niida2bu.htm
ここに大久保さんの弟さんのコメントがちょこっとだけ出ている。
21無名草子さん:2001/05/28(月) 19:53
読んだ方いますか?
22無名草子さん:2001/05/28(月) 23:30
この本って、慧生さんの同級生の方が出版されたんでしたよね?
たしか、三好さんとか・・。違ったっけ?
その人に問い合わせてみたら、手に入るかなぁ?
23無名草子さん:2001/05/29(火) 12:34
>>22
古本屋で売ってそうだけどなあ、神保町の。
24無名草子さん:2001/05/29(火) 13:49
>>22
木下明子さん、だと思う。
25無名草子さん:2001/05/29(火) 21:55
そうそう、木下さんだった。
で、結婚して三好姓になったような気が・・・。違ったかな?
26無名草子さん:2001/05/30(水) 00:32
今日世田谷区の図書館に行って検索してみましたが、ありませんでした。
がっかりです。
いつか、国会図書館にでも行って読もうかなあ。
27無名草子さん:2001/05/30(水) 01:07
今調べたら、国会図書館と東京都立図書館にはありました。
あと、学習院大学や跡見女子大の図書館にもあるみたいですね。
28無名草子さん:2001/05/30(水) 01:10
29無名草子さん:2001/05/30(水) 12:13
あげます。
30無名草子さん:2001/05/30(水) 23:24
あとさあ、一応ベストセラーになったこの往復書簡集があるのに、
マスコミで愛親覚羅浩さんや慧星さんのことを取り上げる時って
必ず大久保さんが悪者扱いなんだよね。
そりゃ、心中は良くないと思うけど、なんで一方的に大久保さんだけ
悪者にされちゃうんだろう。
そこら辺も不思議。未だに圧力でもかかるんですか?
31無名草子さん:2001/05/31(木) 00:12
>>30
浩さんの出した本の影響が大きいんじゃないかな。
あの中では大久保さんがまるで変質的ストーカーのように書かれている。

それに、皇族華族を取り上げた番組に、生前の浩さんはしょっちゅう出ていた。
上流階級ミーハーな人には、ああいう家柄の人に出てもらえるのは嬉しいからね。
となると、必然的に浩さん側の視点に立つことが多くなる。

入江さんが浩批判本を出せたのは、浩も浩の弟も死に、
もう浩一族の影響力がなくなったからじゃないかなあ。
32無名草子さん:2001/05/31(木) 01:36
>>31
入江さんの本を読んでびっくりしたよ。浩さんて美人だし、流転の王妃
の昭和史(だっけ?浩さんの出した本)では、本当にお上品という
感じだったから。
でも、大久保さんに対する発言は頂けないなあ。慧星さんが言ってもいない
ことまで書いてそうだと思った。
別冊太陽の付録に、慧星さんと大久保のラブレターのコピーがついていたこと
があるんだけど、本当に仲の良い恋人同士って感じだったのに。慧星さんの
字がとっても綺麗だったのも印象的。

一方的に悪者扱いされて、それでもじっと黙っている大久保さんの親族に
同情を覚えます。
33無名草子さん:2001/05/31(木) 02:32
「満州から混乱の中を逃げ延びてきた母と妹の絆が固くて、私は入って
いけない」
と友人に語っていたそうだ<慧生さん
疎外感があったのかも。
34無名草子さん:2001/05/31(木) 03:29
本当に大久保さんお気の毒だよね。
「どこの馬の骨だかわからないおかしな男につきまとわれ、ピストルで
脅されてしかたなくついていき殺された」
みたいなこと言ってるもんね。浩さん側は。
けど、確か青森の旧家の出なんだよね。あの時代に大学だけとは言え、
学習院に行ったわけだし、割合キチンとしたトコだと思うんだけど。

元華族で清王朝の皇弟に嫁いだわけだから、並々ならぬプライドを
お持ちだったんだろうけど、そういう浩さんの選民意識をオブラート
に包んで番組なんかに取り上げるのが嫌だなあ。
特に渡辺みどりとか。
あの人は皇族を語りつつ自分を語っている気がする。
35無名草子さん:2001/05/31(木) 14:35
>>34
渡辺みどりは別にエセハイソなおばはんだから、気にするほどでも
ない気がする。皇室及び諸外国の王族ウォッチャーの成れの果てっつうか。

大久保さんは青森の南部鉄道だかどっかの重役の子供。一応素封家。
しかし、家柄に拘る浩さんからしてみれば、清王朝の正統なる後継者
である長女(にだけ期待をしていた感がある。次女のこせいさんは
普通にお嫁さんに行ってくれればいいって感じ)と結婚させるには
とてもとても、って感じだったんでしょう。
大久保さんが田舎モノで、訛ってておかしいと慧星さんが言ってた
なーんて描写もあって、天然なのかわざとなのか知らないけど
意地の悪い人だなあと思ったよ。浩さん。他人が悪意で言ったのではないことを
捻じ曲げてる感じで。
36無名草子さん:2001/05/31(木) 16:24
弁護する訳ではないけど、愛新覚羅浩って、確かに旧華族出で皇弟妃で
世間知らずのお姫様でプライドの塊だったんだろうけど、入江氏がああ
描くほどの嫌な人とも思えないんだよね。
ダンナ(溥傑)関係の本とか読んでいると、晩年まで夫婦関係はらぶらぶ
だったよう。溥傑さんは兄の溥儀の反対を押し切って浩を中国に呼び寄
せている。
浩本人に人間的魅力がないとああいう睦まじい夫婦関係にはならないと
思うんだよね。
37無名草子さん:2001/05/31(木) 17:31
>>36
それも分かる。入江さんはあの本を読んでいると、吉岡中将の
遺族とかなり親しくて、なおかつちょっと右入った感じの
人っぽかったから。
夫婦関係が仲良かったのはホントだもんね。
だから、彼女も自分が好きな人にはとっても優しくて魅力的な
人になれるのだと思う。美人だし。
ただ、身分の上下関係に縛られた人だから、自分より下とか
庶民とか思うと、それだけで態度が変わったんじゃないのかな?
多分、それは彼女にとっては普通のことだったんだろうけど、戦後の
民主主義に慣れた人(慧星さんも含めて)からすると、
びっくりするような行動にもなったんでしょう。
38無名草子さん:2001/05/31(木) 22:21
「流転の王妃の昭和史」は私も読んだー。
あれって、結局うそっぱちだったのね。
39無名草子さん:2001/05/31(木) 23:20
>>38
まあまあ、そう決め付けちゃうのも良くないかと。結局
浩さんも、吉岡中将(「流転の〜」のメイン悪役)も大久保さんも
亡くなっている訳だし、「これが真相よ!」って断言することは
難しい。
ただ、今まで浩さんの主張のみが取り上げられてきた数々の
エピソードに関して、違った観点からの意見もあるよって
ことだあね。
40ななし:2001/06/02(土) 17:59
浩さんって日テレの「知ってるつもり?」でとりあげられてなかったっけ。
もしかしたらスポットは旦那の方だったのかもしれないけど・・
見た記憶があるぞ・・
そのときは悲劇の夫婦愛的な取り上げ方で良く描かれていたので
浩さんがいやな人だって知らんかったな。
41無名草子さん:2001/06/02(土) 18:25
「知ってるつもり」では、だれもがいい人になってしまう。
豊臣秀頼だけは、なぜかノッソリした肖像画が笑い物になっていたけど。
42無名草子さん:2001/06/03(日) 19:42
>>40
取り上げられてるよ、それも一回ではなかったと思う。
彼女の回、旦那の回、天城山心中の回と3回はあった気がする。
43無名草子さん:2001/06/03(日) 23:02
浩さんの見合い写真、何回も見たけど、すごい美人なんだよね。
あれなら、傅傑さんに一目惚れされてもおかしくないと思った。
44無名草子さん:2001/06/03(日) 23:44
そうそう、あの時代の人で美人と言われる人でも今見ると「・・・う〜ん」という
人が多いけれど、浩さんは現代でも充分通用する美人だなあと思った。
全盛期の高橋由美子をもっと綺麗にして品を加えた感じ。
45無名草子さん:2001/06/03(日) 23:47
間違ってさげちゃった。

十二単の写真も綺麗。
46無名草子さん:2001/06/03(日) 23:51
だけど晩年は見るも無惨なんだよね。
やっぱりどんな美人も太るとおしまいよね。
47無名草子さん:2001/06/04(月) 01:41
うん、すごーい美人。ちょっと轟夕紀子に似てる(昔の女優さん。アクターズスクール
作った人のおっかあ。マキノ監督の妻)
晩年太っちゃった所も似てるか(笑)

だから、余計ショッキングだったのだよなあ。結構意地悪だってことが。
48無名草子さん:2001/06/05(火) 21:13
慧生さんは、浩さんに似たのかなあ?
愛くるしくてほんとにチャーミングだもんね。

それに反して妹のこせいさんはぶさいくだわ。
父親似だわね、きっと。
49無名草子さん:2001/06/06(水) 01:56
こせいさん、浩さんの本では「何をやらせても長続きしない、ただ遊んでるだけのダメ娘」って感じで書かれてるけど、こんなこと書かれてこせいさん怒らないのかなあ。
50無名草子さん:2001/06/11(月) 10:44
あげます。
読んだ人〜、いないのか?
51無名草子さん:2001/06/19(火) 19:53
ひさびさあげ。
52無名草子さん
>>48
まぁまぁ、我が国の姫君も余り他国のことは言えない(^^;;;