1 :
無名草子さん:
ジャンルは全く問わないです。
お薦めノンフィクション本を教えてくださいm(__)m
2 :
無名草子さん :2001/04/13(金) 23:00
・「サラブレッド101頭の死に方」(アスペクト)
・「聖の青春」大崎善生(講談社)
・「地上から消えた動物」ロバート・シルヴァーバーグ(早川書房)
・「神になった天才たち」マリアンヌ・シンクレア(シンコー・ミュージック)
あと山際淳司氏のスポーツノンフィクション全般。
3 :
無名草子さん:2001/04/13(金) 23:00
もの食う人々 辺見庸 角川文庫
4 :
書評子さん:2001/04/13(金) 23:02
斎藤貴男「カルト資本主義」文春文庫
5 :
無名草子さん:2001/04/14(土) 01:03
>>3 文学板から流れてきた「例の」彼?
「ハリウッド・バビロン」
「ハリウッド・バビロン2」
6 :
無名草子さん:2001/04/14(土) 03:19
冷血 トルーマン・カポーティ 新潮文庫
7 :
無名草子さん:2001/04/14(土) 06:14
スクールウォーズ光文社文庫
梶原一騎伝斎藤貴男
8 :
無名草子さん:2001/04/14(土) 16:04
斎藤貴男人気あるな。
機会不平等 文芸春秋
三億円事件 一橋文哉 新潮社
新潮社刊 「軍隊なき占領」
著者 忘れた・・・・・・・・
まさに衝撃の書だと思う。
戦前戦後の裏の歴史の入門書ではないかな、と思う。
ところで、みなさんもうちょっと詳しく説明しましょう。
10 :
書評子さん:2001/04/15(日) 00:41
う〜ん、ノンフィクションで尚且つジャンルも問わないんじゃ紹介しにくいよなあ。
ここまでは主にジャーナリスティックなものがあがってるけど、それ系統でいいの?
11 :
1:2001/04/15(日) 10:55
レスありがとうございますm(__)m
>>2さん
私の場合読まず嫌いだと思うのですが、外国人の方の書いた本を読む事は
ほとんどありません。お薦めしてもらった本は読んでみたいと思います。
山際淳司氏の本も読んだ事ありませんが、近々読んでみたいと思います。
>>3さん
辺見庸氏も読んだ事ありませんが、近々読んでみたいと思います。
>>4さん
私は最近、斎藤貴男氏にはハマっております。斎藤貴男スレの1は私です。
これはホントに面白かったです。私から皆さんへもお薦めします。
>>5さん
タイトルから言って、外国人作者なのでしょうか?一度調べてみたいと思います。
>>6さん
このタイトルは目にしたような記憶があります。近々読んでみたいと思います。
12 :
1:2001/04/15(日) 11:07
レスありがとうございますm(__)m
>>7さん
私はこちら↓のスレにも書き込んだのですが「梶原一騎伝」は未読です。
斎藤貴男氏は大好きなので、早速読んでみたいと思います。
http://natto.2ch.net/test/read.cgi?bbs=books&key=987072268 >>8さん
斎藤貴男氏は人気ありますねぇ・・・私も大好きなんですけど。
一橋文哉氏はグリコ森永関係の本しか読んだ事がありません。
こちらも早速読んでみたいと思います。
>>9さん
出版社名とタイトルが解っていれば大丈夫ですよね>調べられます。
歴史物はあまり読む機会が無いのですけど、これは近々、是非!
読んでみたいと思います。
>>10さん
そうですね・・・ジャーナリスティックな物って大好きです。
それ以外の物も、読まず嫌いしないで目を通してみたいと思って
いるので、お薦めがあったら色々と教えてください。
13 :
無名草子さん:2001/04/15(日) 12:00
1はたいへん素直な性格の持主だな。
14 :
無名草子さん:2001/04/15(日) 12:09
辺見庸関連なら、眼の探索(角川文庫)もよい。
ガイドライン法案が世間を騒がせた一年前に執拗にこの法律を批判していた。
「一切の形式を排し、一切の形式を導入せよ」という「解像」という実験的試みも
面白い。実際これはノンフィクションなのかエッセイなのか小説なのかよくわからない。
15 :
無名草子さん:2001/04/15(日) 17:25
律儀な1さんだなあ。
森達也の「放送禁止歌」もすごく面白かったよ。
「自衛隊に入ろう」や「チューリップのアップリケ」がなぜ放送禁止扱いなのかを追ったルポ。
実は放送禁止コードなんてものはとっくに廃止されているのに、
各放送局が理由も知らぬまま規制を強めていた、というところがこわかった。
いかにも日本的、と納得できちゃうから余計にね。
この人の新刊「スプーン」も面白そうなので、これから買いに行きます。
超能力者の日常に密着したルポらしい。
16 :
5:2001/04/15(日) 18:59
>>1 >>5で紹介した本の作者はケネス・アンガー
アングラ・ムービーの監督で「ハリウッド・バビロン」と「ハリウッド・バビロン2」
にはハリウッドの胡散臭いゴシップがどっさり詰め込まれてます。
リブロポートから出版されてますが、会社が潰れてますので
もし興味があったら図書館でどうぞ。
つーか、文学板ですごーく昔にたった「ノンフィクション」スレでも
紹介したのは私です。しつこくてすんません。
17 :
無名草子さん:2001/04/16(月) 00:54
出てないのから選ぶと
「ガン回廊の朝」柳田邦男 講談社文庫
築地ガンセンター設立時の話。ガン治療の黎明期に格闘した医師たちの姿が見える。
「無敵のハンディキャップ」北島行徳 文芸春秋
障害者プロレス団体「ドッグレッグス」の設立者による,同団体の障害者と健常者の話。
障害者の「醜さ」や「したたかさ」も含め色々と考えさせられる。
18 :
5:2001/04/16(月) 01:40
>>17 「無敵のハンディキャップ」は続編の「ラブ&フリーク ハンディキャップ
に心惹かれて」も併せて薦めたい。
19 :
17っす:2001/04/16(月) 01:57
>18
同意です。
あるいは「五体不満足」とのカップリングも全然違う障害者像を提示していて面白いかも。
20 :
無名草子さん:2001/04/16(月) 02:17
松下竜一 「砦に拠る」 ちくま文庫
ちょっと有名過ぎるかもしれないけど、一応あげておきます。
呉智英の本を読んで買ってみたんだけど、予想以上に面白かった。
ところで俺はコレしか読んだ事ないんだけど、この人の他のでお薦めありますか?
21 :
無名草子さん:2001/04/16(月) 02:21
『アントニオ猪木自伝』新潮文庫
22 :
無名草子さん:2001/04/16(月) 04:25
『警察庁出入り禁止』 寺澤 有
反警察ライターだね。
週刊プレイボーイとかの反警察特集とかでよく書いてるな。
メチャメチャおもしろい。
23 :
無名草子さん:2001/04/16(月) 08:09
村上龍
アンダーグラウンド
地下鉄サリンの被害者にインタビューしたもの。
凄く生々しい。
ブックオフなら100円で買えるよ。
24 :
無名草子さん:2001/04/16(月) 08:10
村上春樹でした。
書き込みのボタン押してから気づいた・・
25 :
無名草子さん:2001/04/16(月) 17:43
スポーツノンフィクションなら佐瀬稔も良いよ〜
「狼は帰らず アルピニスト・森田勝の生と死 」
「喪われた岩壁 第2次RCCの青春群像 」
「ヒマラヤを駆け抜けた男 山田昇の青春譜」
「 長谷川恒男虚空の登攀者 」
いずれも中公文庫で、特に「狼は〜」がお勧めだね。
夢枕貘の「神々の山嶺」の元ネタなんだけど、
こっちの方が断然感動的だよ!
26 :
ぐるぐる:2001/04/16(月) 19:21
既出ですけど「聖の青春」
夭折の天才将棋棋士村山聖の一生
コピー付けるなら
『この生きざまを見ろ!』って感じかな
27 :
1:2001/04/17(火) 20:05
レスありがとうございますm(__)m
>>13さん
お褒めに預かり光栄です(^^)
>>14さん
今日、図書館に行って「もの食う人々」をリクエストして来たんです。
次には、こちらの本もリクエストしたいと思います。
>>15さん
森達也氏は一冊も読んだ事が無いんですけど、面白そうですねぇ。
新刊も面白そうですね。早速、チェックしたいと思います。
>>16さん
ハリウッドの胡散臭い話ですかぁ・・・面白そうですね。
近々、図書館にて探してみたいと思います。
>>17さん
身内を癌で亡くしている事もあってか、医療モノの本はよく読むジャンルです。
障害者に関する本はあまり読んだ事が無いのですけど、奇麗事ばかりでなく
色々な事が書いてありそうな印象の本ですね。早速チェックしたいです。
>>18さん
勿論、続編も忘れずにチェックしたいと思います。
28 :
1:2001/04/17(火) 20:10
>>19さん
「五体不満足」は軽く読んでみたんです。もう一度読んでもいいかな・・・
>>20さん
松下竜一氏は初めて知りました。有名な方なのでしょうか?
是非!読んでみたいと思います。
>>21さん
アントニオ猪木氏ですか・・・何だか、とっても面白そうですね。
>>22さん
寺澤有氏は名前だけは知っていたのですけど、本を読んだ事は無いです。
近々、調べてみたいと思います。
>>23-24さん
確か、物凄く分厚い本でしたよね・・・読みがいがありそうです(笑)
29 :
1:2001/04/17(火) 20:14
>>25さん
佐瀬稔氏ですかぁ・・・読んだ事無いんですよねぇ。
では、特にお薦めの「狼は〜」から読んでみたいと思います。
>>26さん
確か、20代にて癌で亡くなられた棋士の方でしたよね。
近々、読んでみたいと思います。
30 :
22:2001/04/18(水) 02:18
こんだけ丁寧なレスがついてるのもなかなかないよねぇ。
『警察庁出入り禁止』だけど、図書館とかにもあるよ。
少なくとも、板橋区の図書館にはあるし(笑)
警察の汚いところが全部見えるし。
あと、『檻の中のダンス』(鶴見渉/大田出版)もおもしろい。
ヨーロッパのレイヴとか富士ロックのレポとか載ってる。
基本的にはコラムをまとめた本なんだけどね。
オレもノンフィクション好きなんで、家の本棚あさってみます。
31 :
無名草子さん:2001/04/18(水) 06:33
ブックガイドなら、現代を読む100のノンフィクション 佐高信 岩波新書
人間の事実 柳田邦夫 文芸春秋
前者はやや偏りが見られるが、そこは自分の感性で選んでください。
ただし、佐高氏の著作は読む必要なし。
あと、松下竜一は豆腐屋からノンフィクションライターになった人物。
現在、河出書房から全集が刊行中。但し、値段は一冊2800円くらいとやや高め。
「豆腐屋の四季」というのがこの人の原点だから、お金があったらカンパのつもりで
購入してちょ。なにしろこの人、年収200万らしいから。
32 :
無名草子さん:2001/04/18(水) 20:52
>>31 松下竜一さんの作品をご存知ならば、ぜひとも伺いたいんですが・・。
私も「豆腐屋の四季」「砦に拠る」の2冊は大好き。特に前者は
大傑作だと思います。
だけど・・呉智英もどっかで言ってたような記憶がありますが、
その他の作品ってあまり面白くないような気がするんですがどうでしょうか。
「ルイズ・・父に貰いし名は」・・わざわざ書く必然性が感じられない。
「狼煙を見よ」・・・単なる新左翼の弁護。
もし、これは面白いよ、というのがあったら教えてください。
33 :
31:2001/04/19(木) 13:34
スマソ。私も「豆腐屋の四季」「風成の女たち」「怒りて言う、逃亡にはあらず」
の三冊しか読んだことないです。「砦に拠る」「ルイズ」は積読状態。
私も「豆腐屋の四季」大好きです。しかし、後の2冊はどうかといわれると、「ああこういう話もあったのか」
程度の感想しか持てませんでした。うーむ。今度「砦に拠る」読んでみます。
34 :
弁当温めるとき「お願いします」さん:2001/04/19(木) 14:41
JFKの暗殺物は?
大統領が撃たれたんだよ!!
落合氏の文庫本とか色々出てるから興味が有るなら読んでみては。
35 :
32:2001/04/20(金) 00:03
>>33 ご返事感謝。松下さんには「豆腐屋の四季」クラスの傑作を
望みたいですね。通俗左翼ならば凡作でも喜ぶんだろうが。
36 :
無名草子さん:2001/04/20(金) 00:11
悪魔の飽食 森村誠一
忘れてはいけないよ
37 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/04/20(金) 01:09
38 :
最近読んだ:2001/04/20(金) 13:47
マーク・リーブリング「FBI対CIA アメリカ情報機関暗闘の50年史」早川書房
FBIとCIAの縄張り争いと足の引っ張り合いがたまりません。
情報機関も所詮はお役所。これはもうほとんどコメディですよ!
拷問されたり処刑されたりした人達には気の毒だけど、
ここまで来るともう笑うしかないでしょう。
>>34 JFKの暗殺に関しても載ってましたよ!
著者の主張を信じるなら、FBIとCIAが隠蔽したのは、
自分たちが陰謀に関わっていた証拠ではなくて、
自分たちの無能さということなりそうです。
39 :
書評子さん:2001/04/21(土) 01:33
S・スティール『黒い憂鬱〜90年代アメリカの新しい人種関係』五月書房
70年代に発足した黒人優遇政策
「アファーマティブ・アクション・プログラム」が
当初の思惑とは全く逆に黒人を堕落させたと結論し、
白人たちの偽善性、黒人たちの逆差別を告発した本。
斎藤貴男氏に興味があるなら是非一読を。値段はチト高めの¥2500
40 :
無名草子さん:2001/04/21(土) 03:17
春日武彦「ロマンティックな狂気は存在するか」(新潮OH!文庫)
現代人必須の知識・「精神疾患にまつわるホントとウソ」があますところなく
書かれている。
適度に平易でくだけた著者の語り口もよし。
本を書く医者なんて胡散くさいと思ってた自分に反省。
41 :
文責:名無しさん:2001/04/21(土) 03:39
>>40 わしもその本に一票。
いまや売れっ子の春日先生だけど、これが一番キレがいい。
42 :
文責:名無しさん:2001/04/21(土) 09:10
>>37 いくらなんでも統一教会のサイトはまずいだろー。
43 :
無名草子さん:2001/04/21(土) 18:26
>>40 へぇ興味あったんだ♪読んでみよっと
あと[脳の中の幽霊]
《盲点》の文字通りの視界の空白や、精神的に「見たくないもの」を
人はどれだけ無視できるか。や、
《幻肢》失われたはずの手足に感じる幻の痛み。
といった、脳が作用する不思議な世界が、たくさんの事例をまじえて
紹介してあって、厚いけど面白いです。読みやすいし。
44 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/04/21(土) 21:38
>43
こりゃあ、著者と出版社もかけやあ〜。
45 :
名無し:2001/04/21(土) 21:48
沢木耕太郎「人の砂漠」新潮文庫
その中の一編「屑の世界」
2CHで心が荒んだ時にはおすすめよ。
46 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/04/21(土) 21:59
魚住昭「渡辺恒雄 メディアと権力」講談社
巨人軍のオーナー、ときに政界フィクサー・ナベツネの評伝。
1.政界の裏面史になっている。登場人物が豪華。中曽根、右翼の児玉誉士夫、田中角栄、佐藤栄作。
2.大新聞の政治部の本質がわかる(新聞の読み方が変わるよ)。
3.苛烈な新聞社内の出世競争が描かれている。
だからおもしろい。
47 :
無名草子さん:2001/04/22(日) 05:30
飯塚訓「墜落遺体」講談社
日航機墜落事故で、遺体確認捜査の責任者が著した本。
畳の上で死ねることがどれほど幸せかよく分かる。
大事故が、どれほどの人を非日常に叩き込むかにゾッとした。
極限状況でのプロにも感動する。
「面白い」とはとても言えないけど、読む価値はあり。
48 :
43:2001/04/22(日) 10:57
すまんです、細かくは覚えてないのだ(涙)
[脳の中の幽霊]
著者は外国の人・すっごく厚い・
[妻と帽子をまちがえた男]と同系列、著者が同じか友人
とりあえずこれで勘弁〜
春日武彦「ロマンティックな狂気は存在するか」(新潮OH!文庫)
ここを見て、昨日買いました。これから読みます。
49 :
猿トル:2001/04/22(日) 19:20
ジョン・クラカウアーの「荒野へ」"Into the wild"を推す。
一人の青年がアラスカの荒野で餓死するまでのいきさつについて記したもの。
著者の自意識に強く共感した。
あと「地雷をふんだらサヨウナラ」はどう?
映画はスカだったけど、原著はグーよ。
50 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/04/22(日) 19:34
>49
だから、出版社は?
51 :
無名草子さん:2001/04/22(日) 20:02
>>50 まぁまぁ
タイトルや著者名が分かれば、書店に行けばずいぶんちゃんと
調べられますって。
今時はコンピューター検索できるところがほとんどですし。
52 :
無名草子さん:2001/04/22(日) 20:19
>>51 でもちょっと仮名遣いが書名と違うだけで検索できなかったりするからね。
やっぱちゃんと書いといた方が親切でしょう。自分が良いと思った本を
紹介してるんだから。
ちなみに『脳の中の幽霊』じゃなくて『脳のなかの幽霊』。
53 :
無名草子さん:2001/04/22(日) 22:03
小林篤の『幼稚園バス運転手は幼女を殺したか』 草思社。
すげえ。圧倒される。ノンフィクション・オブ・ノンフィクション。
54 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/04/22(日) 23:15
「宿命」 よど号事件
ちょっと前に角川文庫で文庫になった。
よど号ハイジャック事件で北朝鮮に渡った赤軍9人と
その日本人妻8名の運命。
現在赤軍は一名病死、二名粛清、二名逮捕。
日本人妻は一名逮捕。
北朝鮮で生まれた子は20名。
55 :
無子:2001/04/22(日) 23:33
山崎朋子の「サンダカン八番娼館」
あたしは文庫本で読んだんだけど、もう絶版かも・・・
戦前に「からゆきさん」として南方に売られた女性のところに
著者が住み込んで、聞き取った話をまとめたものです。
読んでよかったと、心から思えた本。
56 :
無名草子さん:2001/04/23(月) 00:40
合田士朗の『そして死刑は執行された…』
元死刑囚の著者が減刑された折「死刑囚の気持ちが分かるから」と
死刑囚世話係に任命され、そこで見たもの考えたことを書きとめた本。
一度読む必要のある本です。また、文章は上手いというか、はかなくてきれいです。
ちなみに『続・そして死刑は執行された…』も発刊されましたが、私はまだ読んでません。
57 :
無名草子さん:2001/04/23(月) 02:29
吉岡忍「M/世界の、憂鬱な先端」文藝春秋
彼の名は宮崎勤。
ベルリンの壁崩壊、昭和天皇死去、幼女連続誘拐殺人事件・・・
酒鬼薔薇星斗。
この人類史の憂鬱な先端に向かって、世界はやがて殺到してくるだろう。
58 :
無名草子さん:2001/04/23(月) 07:39
>>55 文庫本でまだ出てます。確か文藝春秋だったと思う。
続編に「からゆきさんの歌」っつのもある。
59 :
無名草子さん:2001/04/23(月) 09:22
吉田司『ひめゆり忠臣蔵』(太田出版)。できれば初版本。
沖縄が一方的な被害者じゃなかったという、タブーに踏み込むスゲえ本。
刊行後、激しい抗議で泣く泣く改訂したので、初版がいいよ。
図書館にあるでしょ。
60 :
猿トル:2001/04/23(月) 19:54
>50
失敬、失敬。そう怒るなって。
「荒野へ」は集英社。訳者は佐宗鈴夫。1997第一刷、1998第三刷。
ジョン・クラカウアー=Jon krakauer
「地雷〜」はなにかの文庫だった。講談社か。
これでよござんすか?
61 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/04/23(月) 21:03
>60
別に怒っているわけじゃないです。
>>61 はたから見てれば、明らかに怒ってたぞ。
まあ、もうちょっとマターリといきましょ
63 :
無名草子さん:2001/04/23(月) 23:07
仕事 スタッズ・ターケル 唱文社
就職難の今だからこそ読むべき本。
64 :
ほい:2001/04/23(月) 23:29
立花隆「日本共産党の研究」(文藝春秋)
徹底的に資料を漁り戦前の共産党の結成から特高との抗争劇
そして壊滅までをつづった名作。
スペクタクルだね〜〜。
65 :
無名草子さん:2001/04/23(月) 23:49
吾妻博勝「新宿歌舞伎町マフィアの棲む町」文春文庫
「不夜城」のネタ元と云われる本。ライターの行動がちょっと
ハードボイルド入っていて胡散臭いが、その胡散臭さ含めて
「ウラの世界」の驚きがある。話半分でも俄かに信じがたい
コワさがある。
66 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/04/24(火) 00:01
「鳥頭紀行」西原理恵子 スターツ出版:朝日新聞社
67 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/04/24(火) 00:10
よど号事件・日本赤軍を追った『宿命』は確かにおもしろい。
これは角川じゃなくて、新潮文庫。
68 :
Simon:2001/04/24(火) 02:52
何故ピクシーの「誇り」がでない?
村上春樹「アンダーグラウンド」。
これをノンフィクションというかどうかはまた別として。
70 :
無子:2001/04/27(金) 22:54
>58さん
続編がでてるなんて知らなかったー。
さっそくチェックしてみます、ありがとう。
71 :
無名草子さん:2001/04/28(土) 13:22
森達也の新刊「スプーン」おもしろかったです。
それから斎藤貴男の「カルト資本主義」文春文庫は
米本和広の「心をあやつる男たち」文春文庫と
あわせて読むとダブってる人とか出てきて「カルト・・」の
歴史的な部分のサブテキスト?って感じで面白いと思います。
72 :
無名草子さん:2001/04/28(土) 13:26
あ、失礼しました。
「心をあやつる男たち」文春文庫は福本博文でした。
73 :
無名草子さん:2001/04/28(土) 20:41
>>68 あ、それあるよな。「ナショナリズムとは何か?」の格好の教科書。
>>71 「スプーン」と「カルト資本主義」を同時に許容できるのね。
75 :
無名草子さん:2001/04/29(日) 00:45
「大脱走」(早川文庫)
有名な映画の原作だが、こちらのほうが遥かに面白い。
76 :
71:2001/04/29(日) 09:30
>書評子さん
「スプーン」だって「カルト資本主義」だって
「霊術家の饗宴」井村宏次 心交社 だって
同時に許容できるもん! むしろあわせて読んだあとの
もやもや感がドキュメンタリ読んだって気にさせてくれて(笑)
77 :
1=2=6:2001/04/29(日) 09:43
78 :
1=2=6:2001/04/29(日) 09:47
立花隆・ハルバースタム・初期の沢木耕太郎・初期の関川夏央・
初期の柳田邦男。
79 :
無名草子さん:2001/04/29(日) 13:55
立花隆はいいねえ
80 :
書評子さん:2001/04/29(日) 23:15
>>76 いえいえ、好奇心旺盛で羨ましいです(皮肉じゃないよ)。
でも、あんまりもやもやしてると体に毒だからついでに
菊地聡『超常現象の心理学』(平凡社新書)でも薦めておきます。
81 :
文責:名無しさん:2001/04/30(月) 00:41
「スプーン」読みました。かなり面白かった。
誤解してる人もいそうだけど、オカルト礼賛本ではないよ。
超能力を目撃する場面もあるけれど、対象はあくまでも人、そしてメディア。
エスパーたちの生き方の不器用さと狡猾さ、彼らを商売のネタにしながら色眼鏡で見る人々が
バランスよく描かれていたと思う。
お勧めです。
82 :
無名草子さん:2001/04/30(月) 00:43
俺も「宿命」に投じるよ。
なんかメンバーの間抜けさ加減が良いよ。
83 :
R・k:2001/04/30(月) 02:10
軍事貞則の「よさこいソーラン祭りの青春」と「学校再生」。
感動間違いなし。一気に読めちゃう。俺は軍事信者だぜ。
84 :
「:2001/04/30(月) 02:37
国家なる幻影 慎太郎 読みやすく面白い
日本をだめにした7人の政治家 ハマコー 9人だったか忘れたがハマコーの暴露体質がオもろい
社会党は自民に買収されていたという
新聞が面白くない理由 岩瀬達哉 講談社 とにかく接待漬け利権漬けの新聞記者に驚く
全国民必読の著、マスコミがいかにダメかがわかる
85 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/30(月) 02:42
ここはいいねえ
86 :
「:2001/04/30(月) 02:57
テリーのお笑い大蔵、復讐、外務省は重要
87 :
無名草子さん:2001/05/02(水) 07:36
up
88 :
71:2001/05/02(水) 10:39
菊地聡は共著の頃は好きだったけど、なんか最近は
安斉郁郎さん(似た本多いぞ!)みたいにオカルト批判で金稼いでるように
なんとなく見えちゃって・・「不思議現象なぜ信じるのか」北大路書房は好きだけど。
「スプーン」「カルト資本主義」関連で学者さんが書いたもので個人的にお薦めの
ノンフィクション(研究書?)は「精神世界のゆくえ」 島薗進 東京堂出版 です。
スプーンは、私もオカルト礼賛本じゃないと思います。お奨めです。
89 :
無名草子さん:2001/05/02(水) 13:18
菊池も安斎も、アホでしょう。
↑おまえもな。
91 :
呑気な愚者:2001/05/03(木) 18:54
小学館の、落合信彦の「ケネディからの伝言」。
…あ、これエッセイかな?
92 :
無名草子さん:2001/05/05(土) 21:37
age
93 :
無名草子さん:2001/05/12(土) 23:41
スレ違いかもしれないけど「プロジェクトX」は面白いと思います。
TVでは中途半端になっている所もフォローしてるし。
>91
ノビー自身が登場する部分はフィクションです(笑
95 :
無名草子さん :2001/05/13(日) 02:19
「FBI心理分析官」
異常殺人者達に迫る衝撃の手記
ハヤカワ・ノンフィクション
ロバート・K・レスラー著
深淵を覗きこむ時、その深淵もこちらを見つめているのだ。
読後までつきまとうセンテンスである。
96 :
無名草子さん:2001/05/13(日) 02:43
既出ならスマソ。
宮崎学の「アジア無頼」
中国秘密結社最高幹部に上り詰めた男の話。
個人的にマナブ本の中で最高傑作。
ものすごいよ、これ。
>95何かコピペ臭い。
98 :
無名草子さん:2001/05/13(日) 03:31
「FBI心理分析官」
異常殺人者達に迫る衝撃の手記
ハヤカワ・ノンフィクション
ロバート・K・レスラー著
深淵を覗きこむ時、その深淵もこちらを見つめているのだ。
読後までつきまとうナンセンスである。
>98コピペクサい
100 :
無名草子さん:2001/05/13(日) 11:51
>>59 吉田司、いいよね。
水俣病の患者たちのノンフィクション、『下々戦記』も最高でした。
人間なんだから患者がボランティアに惚れても、いいじゃん、当たり前じゃん、
と思ったんだが、取材を受けた人たちはあの本を読んで怒ったろうなあ・・・・。
本がでるたび、取材先に二度といけなくなる、とどっかのインタビューで答えて
いたが、さもありなんと思います。
『ひめゆり忠臣蔵』の初版、探してみるね。ありがと。
101 :
無名草子さん:2001/05/13(日) 14:18
柳田邦男「犠牲 わが息子脳死の11日」いいよ。せづねーけど。
102 :
無名草子さん:2001/05/13(日) 16:14
103 :
無名草子さん:2001/05/13(日) 17:10
ビリー・ミリガンの本。外出?
104 :
文責:名無しさん:2001/05/13(日) 23:22
萩原遼「北朝鮮に消えた友と私の物語」
韓徳銖逝って良し!!って、もう死んでるけど。
105 :
無名草子さん:2001/05/14(月) 19:28
志麻永幸「愛犬家連続殺人」角川文庫
埼玉の熊谷で起きた事件。
共犯(死体損壊・遺棄)として逮捕された人物が、出所後みずから
筆を執って事件の全貌を綴った書。
これはほんと凄いよ。
文章も素人が書いたとは思えない。
106 :
れ:2001/05/16(水) 22:40
あge
107 :
78:2001/05/16(水) 23:05
福本博文「追跡者」(新潮社)
私立探偵の仕事ぶりと、半生を追ったノンフィクション。
そういえば、勉強熱心なこのスレの
>>1はどこに行ったんだろうな・・・・・
109 :
hg:2001/05/23(水) 03:59
あげ
110 :
無名草子さん:2001/05/25(金) 06:26
プロジェクトX第6巻もうすぐ発売
お勧めですよ
『息子ジェフリー・ダマーとの日々』
親父が書いてる
そんなに面白くはないけど、親父の気分はすごく解るぞ
ちょいグロイ内容だけどな
112 :
無名草子さん:2001/05/26(土) 01:03
「免疫の意味論」多田富雄(青土社)
あたまでっかちの私は、脳みそしだいで人間が違ってくると思って
ました。でも、人間の「個性」が、脳みそだけで決まるなんておおう
そっぱちなんだなぁと、この本を見て理解しました。「自分が自分で
ある」ということは、脳みそで決まってるんじゃなくて、前進に散らば
っている細胞ひとつひとつに刻印が打たれているのだと知ったとき、
なんか、ダメダメな自分がすこし救われた気がしたのです。
つーか、よめゴルァ。いい本だぞ。
113 :
78:2001/05/27(日) 00:19
112って、むつかしそーな本ね。
ところで今月末に魚住昭氏の新作が発売になります(文藝春秋)。
テーマは地検特捜部。許永中とか、出てくるらしい。
114 :
無名草子さん:2001/05/27(日) 15:04
北条民雄の「いのちの初夜」
今話題のハンセン氏病の閉ざされていた世界の現実・・
随分古いと思いますが、何度も読んでしまった。
115 :
無名草子さん:2001/05/27(日) 15:52
萩原遼の北朝鮮ものは、かなり衝撃的でした。
最近お気に入りの、作家は辺見庸。全部面白いです。
簡単に読める本なら、ビートたけしの日本のことについて書いてあるのも、いいんじゃないですか?
内容はむちゃくちゃですが。。。
116 :
無名草子さん:2001/05/27(日) 16:31
柳田邦男の「犠牲」
悩んでいる人を助けてられたら
どんなにすばらしいことでしょう。
117 :
無名草子さん:2001/05/27(日) 16:55
菜摘ひかるの「風俗嬢菜摘ひかるの性的冒険」
みうらじゅんの「やりにげ」
松沢呉一の「魔羅の肖像」
永沢光雄の「AV女優」
エロエロチンマンな本を4冊。
拙者の愚息も昇天という内容ではない。エロって大変ってこと。
118 :
無名草子さん:2001/05/27(日) 17:09
KOI2という人の
「爆裂!カップメン!!
−お湯以外でカップメンを作る!そして食うー」
牛乳はかなりいけるらしいが、牛乳石鹸だとやばいらしい。
その他、ビール、ユンケル、養命酒、青汁、池の水などでトライ。
勉強になります。
119 :
無名草子さん:2001/05/27(日) 20:24
立花隆だったら、「宇宙からの帰還」が大変面白かった。
あと、イギリス人(?)の社会学者が書いた「山谷ブルース」。
自ら日雇い労働者として山谷に潜り込んだルポ。
120 :
無名草子さん:2001/05/27(日) 21:36
佐野眞一「東電OL殺人事件」
ちょっとデムパ入ってる部分があるけど、実に丹念に取材を重ねてる。
121 :
文責:名無しさん:2001/05/27(日) 22:34
「資本論」 マルクス
122 :
文責:名無しさん:2001/05/28(月) 00:01
123 :
無名草子さん:2001/05/28(月) 00:25
初期の関川夏央、初期の沢木……。いい本だよな。
でも、あとで「なんであんなのをいい本だと思ったのか……」となる
危険性も高い気がする。あおりではないよ、実感として。オレも好き
だったし。すまそ。
>>78 新書でおすすめ、というのはみんな、なんかない? とりあえず、
岩波新書の「“劇的”とは」(402・木下順二)をおすすめしとこか。
なぜ、おれはこの物語に感動するのか……という仕組みが、すこ
しわかった気がする。
124 :
無名草子さん:2001/05/28(月) 00:26
123です。あ、新書、スレが別にあったな。なかったことにしてくれい。
125 :
78:2001/05/29(火) 06:01
aaaage
126 :
78:2001/05/29(火) 18:18
age
127 :
無名草子さん:2001/05/29(火) 19:25
田中正志の「プロレス・格闘技、縦横無尽」
「開戦!プロレス・シュート宣言」
活字プロレス、その中でもシュート活字の提唱者による啓蒙書。
ただの暴露本ではない。読み応えあり。
128 :
抱かれたくない男bPキム・ジョンナム:2001/05/30(水) 03:16
>>127 書店に並んでないでしょ!?
俺も読みたいけど、取り寄せ可能なのかしら??
129 :
無名草子さん:2001/05/30(水) 03:35
もう絶版ですね。
ほとんど売れてない本だし、手放す人も少なそうだから中古本でも
なかなか手に入らなそうだしなぁ。
シュート活字系のHPはいくつかあるから、そこで聞いてみると
いいかもよ。
130 :
無名草子さん:2001/05/30(水) 17:53
>>37 お前、2ちゃんやりすぎ。ノンフィクション好きじゃないだろ。
131 :
無名草子さん:2001/05/30(水) 21:11
aa
132 :
37:2001/05/30(水) 23:38
133 :
無名草子さん:2001/05/31(木) 00:05
高山文彦
「火花」と「地獄の季節」
134 :
無名草子さん:2001/05/31(木) 00:29
グリコ森永事件の本。
135 :
無名草子さん:2001/05/31(木) 00:35
オウム事件なら一橋文哉だ。犯人を追いつめている。
竹下なら岩瀬だな。「われ万死に値す」。
136 :
無名草子さん:2001/05/31(木) 01:49
>>135 森達也の「A」撮影日誌も異色だが、面白いぞ。映画とセットで
見ることをお勧めする。
137 :
無名草子さん:2001/05/31(木) 04:09
『フェルマーの最終定理』サイモン・シン(講談社)
フェルマーの最終定理に挑む数学者たちの、3世紀にわたるドラマ。
数学嫌いの文系の私ですが、あまりの面白さに一気読みです。
理想と功名心と難問への挑戦が一体となったドラマは、
プロジェクトXが好きな人ならハマること確実!
138 :
無名草子さん:2001/05/31(木) 05:28
>>137 どうでもいいけど、講談社ではなく新潮社から。
>138
あ、そうでした。すいません。
140 :
無名草子さん:2001/05/31(木) 08:52
杉山隆男「兵士を見よ」
パイロットになりたかった人に、ぜひ。
141 :
無名草子さん:2001/06/01(金) 11:46
不肖宮嶋シリーズ
142 :
無名草子さん:2001/06/01(金) 22:23
age
143 :
無名草子さん:2001/06/03(日) 09:32
「東方見便録」文・斎藤政喜、イラスト・内澤旬子
アジアのトイレ探訪記。
面白い本なのだが、内容がナニなので一気には読めないっす。
144 :
無名草子さん:2001/06/03(日) 13:37
沢木耕太郎『テロルの決算』は永遠の名作
145 :
無名草子さん:2001/06/03(日) 20:16
メディアの興亡
社会人および社会人予備軍におススメ。
147 :
無名草子さん:2001/06/03(日) 23:54
近頃話題の「新しい歴史教科書」は、何はともあれ買いでしょう。
右の方も左の方も。
148 :
無名草子さん:2001/06/04(月) 23:25
149 :
無名草子さん:2001/06/04(月) 23:28
みんな、儲かったのか、じゃなくてもう買ったのか。
早いな。
151 :
無名草子さん:2001/06/05(火) 19:33
age
152 :
無名草子さん:2001/06/05(火) 23:30
153 :
無名草子さん:2001/06/06(水) 00:23
154 :
無名草子さん:2001/06/06(水) 02:10
155 :
1:2001/06/06(水) 13:40
>>108さん始め、皆さんレスありがとうございますm(__)m
ここ最近、バタバタしており・・・書き込み出来ませんでした。
あれからも、沢山のレスを頂きありがとうございます。
早速読んだものもありますし、図書館にリクエスト中のものも
沢山あります。リクエスト出し過ぎで早く読まないといけなくて
それで書き込み出来なかったのもあったりします(苦笑)
今までのように、マメなレスは出来ないかと思うのですが
今後もこのスレを宜しくお願いしますm(__)m
156 :
無名草子さん :2001/06/06(水) 15:03
>>152 公民にしても歴史にしてもビジネス街の本屋じゃ山積だったよ。
157 :
無名草子さん:2001/06/07(木) 09:39
オーストリアのユダヤ系精神科医だったV・フランクルの
「それでも人生にイエスと言う」。名著「夜と霧」の作者の
生い立ち、亡命しなかった理由、亡妻とのいきさつから、
再婚にいたるまでが平易な文章で綴られている。
極限を生き抜いた人間のすごさを感じた。
158 :
無名草子さん:2001/06/07(木) 13:54
太田光の本が文庫になったから、買ってみた。
・・・・・失敗。買うんじゃなかった。一瞬で読み終わってしまった。
159 :
無名草子さん:2001/06/08(金) 06:01
age
160 :
無名草子さん:2001/06/08(金) 06:12
>>158 ランディ監視スレの太田光はおもろいで。
あんなやったら本物の本もかおか思た。
>>155 君、1の鏡だね。
今度、表彰状あげるよ。
162 :
作家名でいうなら:2001/06/08(金) 18:49
佐野眞一・吉田司・大泉実成
評価は分かれるけど、この3人の本は
面白いのが多いよ。
私的にはハズレなし。
>>162 大泉は・・・
宅とか松沢レベルのつまらなさじゃない?
164 :
無名草子さん:2001/06/10(日) 22:50
大泉ね。
「説得」というエホバの証人を題材にしたデビュー作は、
文章にクセがありすぎて、ちょっとついていけんかったな。
洋泉社から出ていたオウム真理教の本は、ちょっと描き方が軽すぎるのでは?
165 :
無名草子さん:2001/06/10(日) 23:18
あげ
166 :
文責:名無しさん:2001/06/11(月) 23:37
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
∧ ∧ <このスレツドを擧げませう。
___( °Д°) \_____________
(_____ノ
UU UU
168 :
無名草子さん:2001/06/13(水) 20:29
本田靖春「不当逮捕」(岩波現代文庫)
読売新聞社会部伝説の記者立松和博が売春汚職報道で、突然逮捕。
巨大な社会の暗部に引きずり込まれてしまう。
前出の「渡邉恒雄 メディアと権力」とあわせて読めば、見えてくる見えてくる、大新聞社の闇が。
169 :
無名草子さん:2001/06/13(水) 22:23
メディアと権力を書いた魚住昭さんの、新作が出たな。
誰か読んだかな?
おもしろかった?
なら、俺も読むつもりだけど……
170 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/06/13(水) 23:27
おお、まだ出てない。
『小松左京の大震災’95』小松左京/毎日新聞社
とりあえず今のうちに読んでおいた方がいいかも。
立花隆は『旧石器発掘捏造事件を追う』/朝日新聞社
が面白かったね。
目次からこっちの想像をかきたたせる挑発的なタイトルのオンパレードだった。
171 :
文責:名無しさん:2001/06/13(水) 23:34
「ダライラマ自伝」山際素男訳 文芸春秋
最近文庫版が出た。
172 :
無名草子さん:2001/06/14(木) 20:22
age
173 :
無名草子さん:2001/06/15(金) 18:30
age
174 :
友達は本屋:2001/06/15(金) 18:39
「霧の中のゴリラ」ダイアン・フォッシー著/羽田・山下訳 早川書房
シガニー・ウィーヴァー主演映画『愛は霧の彼方に』原作です。
映画は人間ドラマだけど、原作はゴリラのドラマです。
175 :
無名草子さん:2001/06/16(土) 22:39
qge
176 :
大学生:2001/06/17(日) 08:21
著者は失念したが早川書房から出た「博士と狂人」
ひとつの辞書が完成するまでの二人の男の数奇な運命の物語に
引き込まれた。
>>176 今度のプロXにぴったりの本みたいだね。
178 :
無名草子さん:2001/06/18(月) 14:35
トリー・へイデンシリーズの「檻の中の子」
(自分を虐待した父親を殺したいと思っている少年のドキュメント)
柳美里 「男」
(キスをし終わった後「好き?」と聞いて、「好き」という
答えを聞いても信じられずにまた唇を近づけ、離して「好き?」
「好き」「好き?」「好き」と繰り返すうちに別れの予感が
確実になってゆくのだ。・・・・リアル過ぎて怖いよーー。
恋愛は不安で不安でタマラナイもんだ!)
179 :
sato:2001/06/18(月) 18:06
180 :
無名草子さん:2001/06/19(火) 17:21
「ブラヴォー・ツー・ゼロ」アンディ・マクナブ著
元英国特殊部隊SAS隊員の著者による湾岸戦争での
イラク潜入記。メジャーなタイトルですけど、一読の
価値有りです。ここまでリアルな戦争手記はそうそう
ないかと…
181 :
無名草子さん:2001/06/19(火) 20:11
age
182 :
無名草子さん:2001/06/20(水) 01:08
183 :
無名草子さん:2001/06/20(水) 01:08
184 :
無名草子さん:2001/06/20(水) 02:20
”スプーン”森達也
おすすめ!
超能力なのにノンフィクション
なんかジーンとしたよ。
感動もの。
この人の撮った映画「A」も良い。
でもあんまり上映しない(できない?)みたい。
いい映画なのになぁ。
ドウモ〜〜〜ッ!!ハジメマシテ〜〜〜ッ!!!!
私は27歳のOLしてるのぉ〜〜〜っ♪(#⌒〇⌒#)キャハ
うーんとー、私メル友がすっごくすっごく欲しくってー、
探してたら(◎_◎)なんとっ!
1さんの素敵なスレッド♪を発見!!!!(^o^)//""" パチパチパチ
てなわけで、ついつい書いちゃったのらー(o^v^o) エヘヘ
メル友に、なってくれるよねっ。(*^-^*)
え?くれないのぉ〜?(;¬_¬)そんなのいやいや〜〜、
なってくれなかったら、( `_)乂(_´ ) 勝負!
☆○(゜ο゜)o ぱ〜んち、☆(゜o(○=(゜ο゜)o バコ〜ン!!
(>_<) いてっ!
(☆o☆)きゃ〜〜(@_@;)やられた〜〜(o_ _)o ドテッ
(+_+) 気絶中。。。
なあんて(#⌒▽⌒#)こんな私っ!σ(^_^)だけど、
お友達になってm(_ _)mくださいませませ♪('-'*)フフ
ということで。(^-^)vじゃあね〜〜〜♪(⌒0⌒)/~~ ほんじゃ!
井田真木子のやつは、ハズレなし。私的に。
女子プロとか、日本に移住してきた中国残留孤児2世の生き方(恋愛と絡めて)とか
バブルの頃写真週刊誌に餌食にされた「時代の人」とか同性愛者とか、
面白おかしく書こうと思えば書けるような題材を扱ってるんだけど、
すごく誠実な感じで、いいです。
マイノリティーを理解しようともがいて、自分の傷もさらけ出しているという感じ。
先日亡くなられ、ここに追悼スレもありましたが、2ちゃんであるにもかかわらず
まともなレスばかりであったというのも、彼女の作品の支持者層を物語っているでしょう。
187 :
文責:名無しさん:2001/06/21(木) 07:26
14歳って面白いの?
188 :
文責:名無しさん:2001/06/21(木) 17:48
斎藤貴男の新作出たみたいよ。
189 :
無名草子さん:2001/06/22(金) 00:27
(*⌒○⌒*)キャハ
190 :
無名草子さん:2001/06/22(金) 11:14
魚住昭さんの新作、「地検特捜部の闇」読んだよ。
う〜ん、いまひとつ、だった。
前作の読売社長・渡辺恒雄の評伝「メディアと権力」はぶっとぶほどおもしろかったけど。
今回はちょっとねえ……何が足りないんだろう?
そう考えることしばし。
191 :
無名草子さん:2001/06/22(金) 11:19
>>188 できれば、タイトルと出版社を教えてください。
>>190 > 前作の読売社長・渡辺恒雄の評伝「メディアと権力」はぶっとぶほどおもしろかったけど。
それ、評価高いね。
早く文庫にならないかな〜(;´Д`)
193 :
無名草子さん:2001/06/22(金) 17:18
>>190 おお、読んだの。
田中森一弁護士って最高でしょ?
俺も「メディアと権力」読んでみよっと。
194 :
無名草子さん:2001/06/22(金) 20:08
佐野眞一の読売の正力を扱った、たしか「巨怪伝」
最近読んだものではかなり上位ですね。
特に戦後の労組との戦いの部分。
「カリスマ」も面白かったけど、文庫版の加筆まだ読まないと評価が定まりませんね。
195 :
無名草子さん:2001/06/22(金) 20:41
斎藤貴男ってそんなにいいか?
左翼特有の誇大妄想が激しすぎて読んでるうちに萎えてきちゃうんだけど。
>>187 面白かったですよ、「14歳」。
あの頃あの手の本は沢山でて、他のはぱらぱら立ち読みした程度ですけど、
他のとは観点とか価値観が違うと思いました。
詳しくは聞かないで下さい、あんまり語れないから。ヘタレなんで。
でも、おすすめです。
197 :
無名草子さん:2001/06/23(土) 05:34
age
198 :
文責:名無しさん:2001/06/23(土) 10:34
>191
経済小説がおもしろい 斎藤貴男 日経BP社
>195
部分的には賛同。しかし、テーマの設定が秀逸。目から鱗なものが多い。
ついでに「左翼」なんて言葉はもはや死語ですからあまり使わないほうがよいかと。
199 :
文責:名無しさん:2001/06/23(土) 23:47
>>198 私は195ではないですけど、
左翼のかわりにどういう言葉を使えば良いの?
良識派?(笑)
200 :
無名草子さん:2001/06/24(日) 00:28
要するに人にレッテル貼って分類して何か分かったような気になるなって
ことだよ。
まあ2ちゃんでマジレスするのも馬鹿馬鹿しいけどね。
>>200 > まあ2ちゃんでマジレスするのも馬鹿馬鹿しいけどね。
んな意味無い言葉を吐くなYO!!
202 :
無名草子さん:2001/06/24(日) 03:34
山際淳司「みんな山が大好きだった」
自分にダブって見えて泣けたよ....
この本がBOOKOFFで100円で売られていて、また泣けてきたよ....。
203 :
195:2001/06/24(日) 23:03
でも、「カルト資本主義」や「機会不平等」読んで「そうだ!筆者の言うとうりだ!」
と思い切り納得しちゃう奴は、はっきりいってやだ。確かにテーマ設定が独特だが、
それをを自分で料理しきれてない観がある。自分の主張を通すための論理の飛躍も
すごい目に付くし、雑学として、そうなんやと読む程度かな、やっぱり。
あと、もし「左翼」が死語なら、いまのメディアの連中は死語ばっか使ってる事になるな。
でも死語っちゅうのは、メディアからも、世間からも使われなくなった言葉のことを言うんじゃ
なかったっけ?まあどうでもいいやな。ここは、お勧めノンフィクションのスレだしな。
204 :
無名草子さん:2001/06/25(月) 15:34
話は変わるが、俺は猪瀬直樹の著作は結構面白いと思う。
しかし、この板見てても殆ど話が出てこない。
ど〜してだろ?
個人的には、
『黒船の世紀』『昭和16年夏の敗戦』『天皇の影法師』『ミカドの肖像』
は面白かったと思う。
205 :
無名草子さん:2001/06/25(月) 15:49
広瀬隆読んどかないと世界情勢は語れないよ
広瀬全部読んどけ!!
批判はそれから
206 :
無名草子さん:2001/06/25(月) 16:29
age
207 :
asroma:2001/06/25(月) 17:24
208 :
無名草子さん:2001/06/25(月) 17:47
age
209 :
無名草子さん:2001/06/25(月) 17:50
広瀬ってウソなの?
210 :
無名草子さん:2001/06/25(月) 17:52
age
広瀬信者よ、age荒らしはやめれ
212 :
無名草子さん:2001/06/25(月) 17:56
age
213 :
無名草子さん:2001/06/25(月) 17:59
広瀬けなす奴は実際読んでないか
おばかさん
読めば解る
とりあえず読んどけ!!
214 :
asroma:2001/06/25(月) 19:40
広瀬さんは面白いよ。
ロスチャイルドの本なんて最高。
何を勘違いしたのかと学会の山本のバカがとんでも扱いしてるが、後にぼろくそに山本の方が批判されと学会は信用をなくした。(w
もう広瀬の話はいいよ。
うんざりだよ。
広瀬スレはあるんだから、そっちでやれって。
216 :
無名草子さん:2001/06/25(月) 20:28
ジョン・ウエインはなぜ死んだか?は面白いよ。広瀬はこれしか読んだことないけど。
217 :
無名草子さん:2001/06/25(月) 22:17
永沢光雄「強くて寂しい男達」 「AV女優」もいいけどこれもお勧め。
218 :
198:2001/06/25(月) 22:38
斎藤貴男を擁護した私です。
おれの中でナンバー1は児玉隆也。岩波現代文庫かなんかから復刊されているので
みんな読んでくれ。彼の田中角栄ルポを読んだ角栄はいたく感動し、「あれが一番
俺の真実を書いている。俺が死んだら俺の資料全部あいつにやるよ。」との賜ったそうな。
が、児玉氏は角栄より先に亡くなってしまった・・・。
219 :
無名草子さん:2001/06/25(月) 22:39
「ワイルドスワン」
途中で止められなくて徹夜で読んだ。
本当にノンフィクションか?という気もするけど。
220 :
無名草子さん:2001/06/26(火) 07:23
age
221 :
無名草子さん:2001/06/26(火) 12:11
>>202 ごめん、BOOKOFFで100円で買った…
良い本だけど、文体が少し苦手かな。
やっぱり私は佐瀬稔の方が好き。
222 :
無名草子さん:2001/06/26(火) 12:14
「チャイコフスキー・コンクール」中村紘子 中公文庫
ひところ、カレーCMのおばさんとして有名でした・・・
その音楽とは裏腹の、クラシックの世界の生臭さ、泥臭さを知った。
音楽理論やクラシックの「聴き方」のヒントも満載。
クラシックは聞くけど深くはのめり込んでいない人には特におすすめ。
223 :
無名草子さん:2001/06/28(木) 04:16
あげ
224 :
無名草子さん:2001/06/28(木) 23:34
クラシック界の生臭い話ききたい!情報ギボン。
>>224 クラシック板で聞いた方が良いと思われ。
226 :
無名草子さん:2001/06/29(金) 18:48
age
227 :
無名草子さん:2001/07/01(日) 19:27
shr
お金のないアタシはいつも文庫本で軽いノンフィクションをば
文春文庫
ホテル
デザイナー
ファッションモデル
おもしろかったよ
「ホテル」はめっちゃこっぱずかしー誤訳あり
指摘したけど重版でもなおしてなかった。
日本語で言う「フライドポテト」をずっと「ポテトチップス」として訳してやんの。英国の知識のない訳者?
別の出版社からハードカバーででて、重版して、文春文庫に入ってるけど、だれも指摘しなかったのか、それとも指摘されてもまったくなおしてないのか、出版界とは不思議なところ。
229 :
無名草子さん:2001/07/02(月) 14:10
かなり古いが、猪瀬直樹『ミカドの肖像』
230 :
ヤンキー三郎:2001/07/02(月) 23:49
「空へ」「荒野へ」J・クラウカワー
魚住昭氏のナベツネ本、「ビーチボーイズ・リアルストーリー」著者失念
木村元彦「悪者見参」、「洗脳の楽園」著者失念ーヤマギシもの
「狼は帰らず」佐瀬稔、「疵」本田靖春、おなじく「不当逮捕」
231 :
無名草子さん:2001/07/03(火) 19:32
age
232 :
無名草子さん:2001/07/04(水) 17:44
age
233 :
無名草子さん:2001/07/08(日) 04:28
たまにはあげ
234 :
無名草子さん:2001/07/08(日) 07:02
宮内勝典の『宇宙的ナンセンスの時代』。純文学作家の書いたノンフィクションだ
けど、けっして片手間仕事ではない。優れたアメリカ社会ルポ。
235 :
無名草子さん:2001/07/08(日) 09:25
椎名誠の新刊「からいはうまい」
最近椎名の本はどのジャンルでも避けていたけど
これは店頭で装丁を見て衝動買い。
読んでみたら、まだまだバカにはできない人だと思った。
236 :
無名草子さん:2001/07/08(日) 10:58
椎名は粗製濫造。
237 :
無名草子さん:2001/07/09(月) 00:08
a
238 :
野だいこ:2001/07/09(月) 00:23
230さんの「悪者見参」昨日読みました
傑作です、複雑きわまるユーゴ情勢
その渦中で懊悩するサッカー選手たち
こんな解説は不要、かえって有害かも
よむべし
ハルバースタム「ベスト,アンド、ブライテスト」「メディアの権力」
などどれもおすすめ
239 :
野だいこ:2001/07/09(月) 00:36
ハルバースタムは朝日文庫です
240 :
無名草子さん:2001/07/09(月) 02:39
ここは面白いですね。
田中清玄自伝 田中清玄/著 文芸春秋 \1,845 1993/09
ソ連女スパイの接近、岸・児玉一派との死闘、山口組組長との交遊、国際石油資本の内情、天皇訪中根回し──初めて明かす秘話が満載
清玄さんは右翼ですが、ウヨサヨ関係なく楽しめますよ。
241 :
無名草子さん:2001/07/09(月) 02:46
主婦の始めた合祀拒否訴訟
『自衛隊よ、夫を返せ!』田中伸尚(現代教養文庫)
“暴き屋”の素顔を暴く
『興信所』 露木まさひろ(朝日文庫)
運転席から見た日本
『タクシードライバー日誌』 梁石日(ちくま文庫)
巧まざる文化比較
『サイゴンから来た妻と娘』 近藤紘一(文春文庫)
シベリア抑留体験者の記
『極光のかげに』高杉一郎(岩波文庫)
242 :
235:2001/07/09(月) 05:10
>>236 だから、たまに、何年振りかで読んでみて面白かったんです。
243 :
無名草子さん:2001/07/09(月) 06:33
恒文社の雪男探検記。951円。
面白かった。値段の価値はあったYO!
244 :
文責:名無しさん:2001/07/10(火) 03:17
245 :
無名草子さん:2001/07/10(火) 06:52
佐野眞一「誰が本を殺すのか」 プレジデント社
出版業界のびっくりするような話がいっぱい!
他の業界から見ると信じられんような笑える話がたくさん載っていてオススメ。
出版業とは関係ない人が読んでも面白いと思う。
この本読んで出版社の人に対するイメージがすごく変わった。
246 :
無名草子さん:2001/07/10(火) 18:06
「青いバラ」
ひとこと「つまらない」
今なら買取り高いので古本屋で売ってきた。
247 :
無名草子さん:2001/07/10(火) 18:12
248 :
ハルバースタムなら「フィフティーズ」新潮社も(・∀・)イイ! :2001/07/10(火) 18:24
ああ、失敗…
>>247 >>238-239
ハルバースタムがまだ出てないなんてあり得ません!
一応
>>78で外出ですよ。具体的な書名は出てきてないけど。
249 :
無名草子さん:2001/07/13(金) 00:10
ここまでわかった宇宙の謎
講談社+α文庫
250 :
無名草子さん:2001/07/13(金) 00:50
ちょっと古い本だけど
「宇宙からの帰還」立花隆 中公文庫
これ読んだあとで「2001年宇宙の旅」とか「ライトスタッフ」
とか見るといいかも
251 :
無名草子さん:2001/07/13(金) 07:54
>>250 映画「アポロ13」の元になった話が乗っている。
あの話はとにかく感動した。
252 :
変換焦りました:2001/07/13(金) 07:55
253 :
無名草子さん:2001/07/18(水) 16:48
あげ
254 :
無名草子さん:2001/07/20(金) 17:44
age
255 :
無名草子さん:2001/07/20(金) 17:48
>>250さん
「宇宙からの帰還」、高校の時にクラスメートが文庫本をプレゼントしてくれました。
本当に面白かったです。
256 :
無名草子さん:2001/07/20(金) 18:31
魚住昭「特捜検察の闇」。
これは感動した。涙が出た。
257 :
無名草子さん:2001/07/20(金) 18:33
>>240 清玄さんは元左翼過激派なんでしょ?
その本、読みたいな。
落合信彦の、、と言いたいが皆に非難されるので書かない(藁
259 :
無名草子さん:2001/07/20(金) 23:19
昔は柘植久慶が好きだった。
260 :
無名草子さん:2001/07/22(日) 06:34
堂々と言ってよ。
私も好きなの落合信彦の、、って。
261 :
無名草子さん:2001/07/22(日) 09:43
落合の初期作品『二人の首領』は、立花隆も絶賛していたよ。
262 :
無名草子さん:2001/07/22(日) 09:59
>>261 そのあたりに立花隆の精薄ぶりが出てるんだろな。
そして、その精薄ぶりが、後年に続発したリアル世界での
大事件(オウム然りサカキバラ然り……)での立花の状況
読解のリテラシーの低さをもたらしたのだろうな。
263 :
無名草子さん:2001/07/22(日) 11:36
>>262 なるほど、落合をホメるとこういう反応が即座にあるわけね(ワラ)。
258の気持ちがよくわかる。
でも、ほかの作品はともかく、『二人の首領』はよかったよ。笹川良一
と児玉ヨシオを主人公にしたノンフィクションなんだけど。
264 :
無名草子さん:2001/07/22(日) 14:24
なぜ日垣隆の名前が出ないんだ!
つーことで、「敢闘言」(太田出版)雑誌連載の短いコラム(1頁ずつ)を
まとめてあるんですが、内容はぎっしり詰まってます。ダイオキシン猛毒説の
デマを検証した論文もおもしろい。
「情報系 これがニュースだ」(文春文庫)もおすすめ。題名でひくけどね(w
しかし、このスレでは人気なさそうだな・・・
265 :
無名草子さん:2001/07/22(日) 14:27
2ちゃんに簡単に影響されるような低能じゃなきゃ何読んでも大丈夫だろう。
266 :
無名草子さん:2001/07/22(日) 14:30
日垣隆、オレも好きだ。彼には『宇宙からの帰還』のような長い
サイエンス・ノンフィクションを書いてほしい。立花隆の後継者
になれる人だと思う(などというと、また反発があるかな?)。
>>266 ならなくてよし!!!、って今の立花隆を見てると思う
268 :
無名草子さん:2001/07/22(日) 14:51
ノビーを誉めると何処逝っても怒られるな(苦笑)
269 :
無名草子さん:2001/07/22(日) 14:55
ナンシー関『信仰の現場』(角川文庫)はどうよ?
飛び道具?
270 :
名無し草子さん:2001/07/22(日) 20:51
立花隆「脳を鍛える」。
特に勉強しない大学生、呼んだほうがよい。
271 :
無名草子さん:2001/07/23(月) 00:59
>264−266
本人来てるから言ってあげなよ。
272 :
無名草子さん:2001/07/23(月) 09:31
>>270 あの本、「第2巻は4月(去年の)刊行予定」とか書いてあったけど、
いまだに出ないね。
273 :
無名草子さん:2001/07/23(月) 10:00
「転がる香港に苔は生えない」星野博美
面白かったよ。
274 :
仕置屋稼業:2001/07/23(月) 10:10
日垣はおかしい。創価学会の偽善を追及しないもん。
275 :
無名草子さん:2001/07/23(月) 10:27
>>274 あなた、日垣スレに書いたうえにここにも書いてんの。
佐高シンパ?
277 :
仕置屋稼業:2001/07/23(月) 10:38
違うよ。俺は佐高のことは好きでも嫌いでもない。ただ佐高は池田大作を叩くから、日垣よりはましだと思うわけ。
少年法については、日垣の発言にほぼ賛成だ。
278 :
仕置屋稼業:2001/07/23(月) 10:41
本人って、あなた日垣さんですか?
279 :
:2001/07/23(月) 16:06
真剣士小池重明 著者忘れた (幻冬社アウトロー文庫)
賭け将棋を生業とし、その腕はプロ棋士たちまでをも脅かし続けたが・・・
280 :
無名草子さん:2001/07/23(月) 16:23
281 :
名無し草子さん:2001/07/24(火) 00:34
すみません、見つけました。。。
283 :
無名草子さん:2001/07/24(火) 00:40
>>281 日垣氏のスレに本人が一度カキコしていたのだよ。でも一度だけ。いつも来ている
わけじゃない。たまには見ているかも。
>>283 ご丁寧にレスすまんです。教えて病を反省いたします。
日垣スレ読みました。さすがですねぇ。
罪滅ぼしに、お勧めノンフィクション。
最近のもので。
立花隆「ぼくが読んだ面白い本・ダメな本 そしてぼくの大量読書術・驚異の速読術」
題名が長すぎだが。序章は一度読む価値あり。
285 :
水呑みライター:2001/07/24(火) 01:20
>>264 「敢闘言」は凄い。
あれだけ短い文章の中に詰め込まれた内容の濃さ、
インパクトの強さ、思索の深さ…。
猛烈なジェラシーを感じるとともに、いつかは
この作品に追いつき追い越したい、と思ふ。
286 :
無名草子さん:2001/07/24(火) 03:12
杉山隆男の「きのうの祖国」
オモロイ。
287 :
無名草子さん:2001/07/24(火) 05:05
>>286 どういう風に?
杉山さんがスゴイのは、34歳という若さでデビュー作「メディアの興亡」という、大作を書いたこと。
大宅賞受賞。
288 :
無名草子さん:2001/07/26(木) 17:03
289 :
禁断の名無しさん:2001/07/27(金) 03:43
佐野眞一は?
ほとんど参考文献のパッチワークで、オリジナリティーぜろ。
「 」で引用しないで地の文に紛れ込ませてるから、
バカな読者は「凄い取材力」とかいって騙される。
ノンフィクションでの参考文献巻末一括表示って、問題あるよな!
290 :
無名草子さん:2001/07/29(日) 07:32
>>289 巻末一括表示って、問題あるよな!
同感。もっとも、参考文献をまったく表記しない「ノンフィクション作家」もいるけどね。
291 :
無名草子さん:2001/07/29(日) 17:56
292 :
無名草子さん:2001/08/05(日) 01:23
age
293 :
無名草子さん:2001/08/06(月) 01:10
age
294 :
無名草子さん:2001/08/06(月) 02:50
『わたしは電子の歌をうたう』フレッド・ムーディ(早川書房)
マイクロソフトの(好意的な?)内情レポート。
今となっては昔話の類だろうけど、
一つのソフトが世に出るまでの熱気と混乱とが伝わってきて面白かった。
こんなめちゃくちゃな仕事の進行ってあり?と思いながら一気に読んだよ。
295 :
無名草子さん:2001/08/06(月) 03:18
素樹文生のタビタビオートバイ
上海の西、デリーの東
296 :
無名草子さん:2001/08/07(火) 22:08
age
297 :
無名草子さん:2001/08/07(火) 23:02
岩上安身「あらかじめ裏切られた革命」(講談社文庫)
ソ連崩壊を丹念に追った重量級の仕事。
どうでもいいけど、講談社ノンフィクション賞受賞。
岩上はオウム事件のときの活躍が印象深い。
次回作きぼーん。
298 :
無名草子さん:2001/08/08(水) 02:02
>>297 本屋で見たけど、ブ厚くて、ちょいと引いたな。
高沢とかいうライターの「宿命」はブ厚かったけど、一気に読めたけど。
299 :
無名草子さん:2001/08/08(水) 02:09
>>295 素樹文生のタビタビオートバイはともかく
上海の西、デリーの東はなんか文章が稚拙でかたぐるしい。
300 :
1:2001/08/11(土) 18:07
>>108=155さん 表彰状 本当に嬉しく頂戴しますm(__)m
>>288さん そろそろ・・・という事でしたので、出てまいりました!
>>218さん 児玉隆也氏の「淋しき越山会の女王 他六編」を
読みました。岩波現代文庫から出てます。自身の癌闘病記も
掲載されています。読み応えのあるお薦めの1冊です。
38歳での癌死とは本当に惜しいと感じました。
今後もこのスレを宜しくお願いしますm(__)m
301 :
1:2001/08/11(土) 18:10
>>300 までもスレが育っていたとは嬉しい限りですヽ(^o^)丿
>>108=
>>155さん 定期age ありがとうございます。
このレスはsageで書き込みしておきます。
302 :
1:2001/08/11(土) 18:14
何度もごめんなさいm(__)m
>>108=
>>161さん 定期age ありがとうございます。
今後は、自分からも色々と情報提供出来ます様に努力します!
303 :
無名草子さん:2001/08/12(日) 07:44
あげ
304 :
無名草子さん:2001/08/12(日) 14:42
『墜落遺体』
『昭和史の謎を追う』
『20世紀、かく語りき』
305 :
無名草子さん:2001/08/16(木) 06:03
墜落遺体、私も読みました。
宗教によって遺体に対する考え方がずいぶん違う、
ということが印象的でした。
306 :
無名草子さん:2001/08/16(木) 09:57
>>305 遺族と著者が衝突を経て和解に至るシーンには泣けました。
307 :
本読み素人:2001/08/16(木) 13:02
若手なら小林照幸でしょ。「フィラリア」「毒蛇」「死の貝」医学物を書かせたら
最近は右にでるもなし・・かな。日垣さんの「偽善系」もいいねえ。本田靖春なら
「疵」は欠かせない。吉田満「戦艦大和」は戦記物では秀逸。あと自伝では辻正信
「潜行三千里」・・・胡散臭いけどね。
308 :
無名草子さん:2001/08/19(日) 13:07
age
309 :
無名草子さん:2001/08/20(月) 17:25
大日本帝国の興亡/ジョン・トーランド
ピューリツァ賞も取っている。普通の教育を受けて育ったオイラが、前の戦争に
ついてそれ以外のことを初めて知った本。
ハルノートのくだりは、初めて知ったこともあって、悔しさに震えて泣いた。
日本人がこういう本を出しても評価されんのだろうと思うと鬱。
読後極右化注意(w
310 :
無名草子さん:2001/08/20(月) 17:42
qqq
311 :
無名草子さん:2001/08/20(月) 18:45
相田 洋だったかしらん。
『電子立国 日本の自叙伝』
今だとNHKライブラリになってるけど、
置いてる書店少ないと思う。
「コンピュータとは何か?」がわかると同時に
プロXっぽい話も読める。
取材対象の賞味期限の問題から
最後の取材チャンスといった感じが萌える!
番組のDVD化切望中。
312 :
無名草子さん:2001/08/20(月) 20:41
角川文庫から出てる「わたしの天国でまた会いましょうね」。
尊厳死を選んだ小児ガンの女の子とその家族の記録。
死へ向かうところは涙だらだら。
313 :
無名草子さん:2001/08/24(金) 20:38
age
314 :
無名草子さん:2001/08/24(金) 21:03
遺言
著者:清水 潔著
出版:新潮社
発行年月:2000.10
本体価格:\1,400
JCBポイント対象
内容説明 1999年10月26日、埼玉県の桶川駅前で女子大生が殺された。ひとりの記者が被害者の遺した言葉を頼りに取材を続け、やがて警察より先に犯人に辿りつく−。FOCUS記者の150日を描いたノンフィクション。
↑これはどうよ?
315 :
無名草子さん:2001/08/25(土) 03:56
一般書籍板で辻ーンの名を目にするとは(ワラ
316 :
無名草子さん:2001/08/25(土) 11:11
上野英信『追われゆく坑夫たち』岩波同時代ライブラリー
アンドレ・レノレ『出る杭はうたれる――フランス人労働司祭の日本人論』同
エドワード・ファウラー『山谷ブルース』洋泉社
岩瀬達哉『新聞が面白くない理由』講談社
同『われ万死に値す――ドキュメント竹下登』新潮社
黒木昭雄『栃木リンチ殺人事件――警察はなぜ動かなかったのか』草思社
吉田司『ひめゆり忠臣蔵』太田出版
317 :
無名草子さん:2001/08/25(土) 19:56
サイモン・シン著 青木薫訳
『暗号解読−ロゼッタストーンから量子暗号まで−』(新潮社)
『フェルマーの最終定理』の著者が書いた本。
暗号作成者と暗号解読者との知的闘いが、いかに繰り広げられたかを、
女王メアリーの暗殺、アメリカの埋蔵金、2つの世界大戦、
古代文字の解読、現代の情報戦などの歴史的舞台の下に描かれる。
本当にすごい本。この本を書くためには、気の遠くなるような
歴史的文献の読解と、暗号に関する膨大な知識と、それを1つ1つ読者に
分かりやすく説明する論理的思考と、それらをドラマチックに再現する構成力
が必要だ。
318 :
無名草子さん:01/08/27 00:49 ID:M.1h4dMk
>>317 ところで話は逸れるけど、青木薫ってよく見掛ける訳者名だよね。
とくに物理学や科学の分野において。新潮文庫で出たカール・セーガンの
『人はなぜエセ科学に騙されるのか』とか講談社ブルーバックスの
『2063年、時空の旅』とかもこの青木さんって人が手がけてた。
この『暗号解読』(税込2700円くらいだよね確か)も読んだけど、
どれも面白いんだよね。恐らく青木さんの翻訳って定評あるんだろうね。
319 :
317:01/08/27 21:20 ID:WqBrwpzQ
>>318 >恐らく青木さんの翻訳って定評あるんだろうね。
あ、そういえば『暗号解読』の書評が日経に出てたけど、
著者だけでなく、翻訳者の青木さんも評価されてたなぁ。
>新潮文庫で出たカール・セーガンの
>『人はなぜエセ科学に騙されるのか』とか講談社ブルーバックスの
>『2063年、時空の旅』とかもこの青木さんって人が手がけてた。
ありがとう。今度読んでみるよ。
320 :
ゐヱ門:01/08/28 12:38 ID:1elU9LzY
「サハラの砂 オーレスの石」
アルジェリア独立紛争史
現在日本で入手できる数少ないアルジェ現代史本
高価(¥7,500)だがその価値あり
321 :
無名草子さん:01/09/01 00:29 ID:wAoJMJb2
「洗脳体験」二澤雅樹著 JICC出版局
もうブームは去ったと思うけど自己啓発セミナーの内部体験レポート。
著者はプロのもの書きではないけどその描写力は迫真です。
いま中小企業をクイモノにしてる日創研て会社の社長もこのLDの出身
です。
このテのセミナーの内情を知っておくのも有効かと。
322 :
無名草子さん:01/09/02 15:45 ID:50QsaKDw
>>321 「洗脳体験」二澤雅樹著は、今は宝島文庫ですよ。
でも、もう十年位前に書かれた本じゃなかったでしたっけ。
同じ宝島文庫の「洗脳されたい」に、「その後の洗脳体験」って言う
同著者による追跡記事が載ってたと思います。
323 :
ななし:01/09/02 19:13 ID:eIXm2.sI
jfkジムギャリソン
早川文庫は必読です
これはすごい内容
政府がテープ会話改造して犯罪を仕立てたり
全マスコミがジムを陥れるという
324 :
無名草子さん:01/09/05 11:04 ID:ukiAAE.g
age
325 :
無名草子さん:01/09/08 09:28
ワイルド・スワン
文化大革命ってすごい。
326 :
無名草子さん:01/09/08 17:49
ここを参考にいくつか読んでみました。
渡辺恒雄メディアと権力
東電OL殺人事件
フェルマーの最終定理(暗号解読はこれからです)
劇的とはなにか
どれもとても良かったです。超有用スレです。
紹介してくれた皆さん、ありがとうございました。
327 :
みならい ◆K6IYezf2 :01/09/08 18:38
ミルグロム(だったかな?)の「服従の心理」(河出?)
かの有名な「アイヒマン実験」の報告書.岸田秀の翻訳.
ありゃ凄いや.悪趣味な本じゃないですよ.
328 :
無名草子さん:01/09/10 19:09
「東電OL事件」は、少し作者の想像が混じりすぎではないか。
具体的な事実のインパクトが弱いと、ノンフィクションは「想像」を書く。
福本博文作品が面白い!!!
「心をあやつる男達」
「黄金の犬たち」
「追跡者」
知名度は今ひとつかもしれないが、彼の書く本はどれも読み応えがあり、非常に
個性的である。たくさんのノンフィクション本を読んできたが、まるで心をナイフで
えぐられるような、強烈な読後感に襲われるのは彼の作品だけだ。
330 :
無名草子さん:01/09/14 08:45
「性商伝」は面白かったです。
顔写真などが載ってたら、なお良かった。
331 :
無名草子さん:01/09/14 08:49
>328
途中からものすごい妄想電波入ってたよね。あの女性が
父親に性的虐待を受けたのではないか、とかさあ。やりすぎ。
女性の親族に取材できなかったことを逆手にとって、真実を
明らかにしようというよりも、単なるこじつけになってたな。
後半。
332 :
無名草子さん:01/09/14 08:50
砂漠のディリー
ちょっと物足りない点もあるが、女子割礼の恐ろしさを
知った。
ついでに言うなら、異文化体験談としてもびくーり。
333 :
無名草子さん:01/09/14 08:57
とにかく一人でも多くの人に読んで欲しいのが、森達也の一連の著作
「A撮影日誌」「放送禁止歌」「スプーン」。おれは「放送禁止歌」を
読んで慟哭して「A撮影日誌」で放心して「スプーン」で人生観が変わった。
それぞれ、オウムや超能力者や放送できない歌という一見際物を
題材にしているけど、読めば納得するよ。頼む。一冊でも良いから読んでくれ。
確実に三冊とも読みたくなる。間違いない。
334 :
無名草子さん:01/09/14 09:11
>333
そういう過剰なオススメは読む人に先入観を与えるから
しない方がいい。
335 :
無名草子さん:01/09/14 13:23
んだんだ。気持ちは分からないでもないが、
せっかく面白いノンフィクションなんだから、
偏見だけ与えないよう、さらっと紹介しよう。
336 :
無名草子さん:01/09/15 22:25
>333の気持ちはまあ多少は分かるよ。森達也の本は確かに
ノンフィクションとしてはちょっと異色かもしれない。
「スプーン」について言えば、やっぱりあそこまで文化人や
日本のエスタブリッシュメントを名指しで批判してしまうことは
行き過ぎかなと感じたけど、でも説得力は圧倒的にあるよね。
たぶん独特のリズムは間違いなくある人だよね。映像の人と
いうこともあるのかもしれない。
337 :
無名草子さん:01/09/16 01:20
上の方の自己啓発セミナーの本でさ
「漁師などには効果が薄い」ってーのには、笑った。
捏造ジャーナリスト 落合信彦
虚飾の“国際ジャーナリスト”
落合信彦、偽りの人生
ここまで実態を暴かれても
落合信彦はジャーナリストを続けるのか!?
【書下ろし】
虚飾の“国際ジャーナリスト”
落合信彦、偽りの人生
ここまで実態を暴かれても
落合信彦はジャーナリストを続けるのか!?
339 :
無名草子さん:01/09/16 07:15
340 :
無名草子さん:01/09/16 07:48
森達也オタうざいね。読む気なくすよ。
宗教じゃないんだから。
既に名が挙っているのでは「聖の青春」と「真剣師 小池重明」
どちらも将棋指しの生涯を綴ったものだが、将棋界では
“表の村山聖、裏の小池重明”ってな感じで対称的。
となれば惹かれるのはやはり表より裏でしょう。
まだ名が挙ってないのでは、野村進「コリアン世界の旅」
>>339 だから誰だこれ
言ってるそばから一言余計なレスつけたのは・・
これが裏目に出るんだよ
343 :
無名草子さん:01/09/17 10:24
うーむ、やたら森達也に執着している人たちは、今まで殆んどノンフィクション
を読んだことがなくて、それで感激したとか?
>>341 「コリアン世界の旅」は新聞とかじゃ語れない(語られない)在日の
色んな事を知った。
344 :
無名草子さん:01/09/17 11:03
有名なので今更かもしれないけど、
「24人のビリー・ミリガン」にとても心をうたれました。
ラストが悲しい。
345 :
ノンフィクションマニア:01/09/23 15:31
松井計「ホームレス作家」冬幻舎はわりと面白かった。
ホームレス関連はほとんど目を通しているが、これは
著者自身がホームレスなっていく過程を正直に書いて
るのでまさに「リアル」。続編を出してほしい。
346 :
ノンフィクションマニア:01/09/23 15:45
あと、花輪和一「刑務所の中」(青林工藝舎)も面白かった。
マンガなんだけど、刑務所内の生活について余計な思想を排
除して微細な部分までリアリティを追求した描写はこれまで
にない新しいアプローチ。この本もたまたま漫画家だった著
者自身の実体験を描いたもの。
冬幻舎→幻冬舎 >345
348 :
反転石@さちたん:01/09/25 18:08
「荒野へ」読みましたよ。
主人公にはまったく共感できなかったです。
軽薄な理想化肌の人間にしかみえませんでした。
349 :
無名草子さん:01/09/27 15:23
あげ
350 :
無名草子さん:01/09/28 11:35
age
351 :
無名草子さん:01/09/28 15:45
352 :
無名草子さん:01/09/28 16:33
家田荘子「AV男優」扶桑社
一時期AV女優やセックス産業のルポ物多かったけど、
これが一番面白かった。
女優とはまた違った苦労があって、大変な職業だと思う。
話題のために実の母親とやる話とか、壮絶だった。
村上春樹「約束された場所で」文芸春秋・文春文庫
「アンダーグラウンド」はかなり話題になったけど、これはその続編。
被害者じゃなくて、オウム側の人間にインタビューしている。
事件の後、信仰をやめた人の葛藤が伝わってくる。
これを読んで少し視野が広くなったような気がします。
「アンダーグラウンド」よりも薄くて読みやすいと思う。オススメです。
353 :
ノンフィクション大魔王:01/09/29 01:33
立花隆は掘り下げと取材姿勢が別格。どの本も手を抜いてない。「臨死体験」、
「知のソフトウエア」。「宇宙からの帰還」は映画より本の方が数倍緊張感が伝わる。
佐野真一はカリスマでダイエーからかなりの部分の修正を司法から求められたはず。
ノンフィクションから外れるかもしれないがアルビントフラーの本の慧眼には感服。
354 :
ノンフィクション大魔王:01/09/29 01:50
お薦め本じゃないけど、この2ちゃんねる。その業界地図、裏側がよくわかる。
高専のスレをプリントしたら約100ページ。「ウソもホントも書いてあるから
流れを読み取ってね」と妻に渡した。これぞ著者多数、印税なし、責任なし、
無料のノンフィクション。
355 :
無名草子さん:01/09/29 03:16
>>354 アホかい。2chがノンフィクションな訳ないやろ。
むしろフィクションだらけじゃんか。
2chで「情報」を得ようとする連中って、究極のアホ。
356 :
ノンフィクション大魔王:01/09/29 09:44
>355 2CHは巨大なラクガキ板。その雑言の中から一遍の真実を拾う眼力が
必要。大新聞ですら事実は伝えてない、その行間を読むバックボーンを鍛えることが
正しい活字への対応と思うが。しかし貴方のような見方の人もいるということを
知りえたのも2CHならでは。逆説的にその批判も真実、ノンフィクション。
究極のアホより
357 :
無名草子さん:01/09/29 21:51
>>356 究極のアホへ。
>>その雑言の中から一遍の真実を拾う眼力が必要。
時間のムダ。
>>大新聞ですら事実は伝えてない、その行間を読むバックボーンを鍛えることが正しい活字への対応と思うが。
2chを過大評価しすぎ。小生は、2chをTVみたいなものと思っている。
まあ、一部のジャーナリズムが(田原さんとか)2chを評価したからねえ。小生も最初はムム?と思ったよ。でも1ヵ月して、底の浅さが見えた。娯楽だね、ここで情報を得ようとするのはアホ。
「その雑言の中から一遍の真実を拾う眼力が必要。」
2chの大いなる過大評価。立花隆がそれなりの時間を使って「情報」を作り出してるのと、2chはまるで違うよ。
358 :
無名草子さん:01/09/30 09:46
>>357の意見に70%ぐらい同意かな。
私も2chは娯楽だと思う。たま〜に、あることないこと書き込んで、ほかの反応を見たりするのが楽しい。
人々がデマをどれほど真に受けるか、信じるか、そーゆーことを見るのが楽しい。
でも2chにいる人って、わり〜と信じやすいのよね。
だいたいね、2chってタダなのよ。書き込んでもタダよ。そういう場所に、本当に有意な情報もってる人が書き込みますかいな?
2chで意味があるのは、大量消費財の推薦および告発情報。それからマスメディアに載らない小さい範囲の告発情報。こっちは推薦情報はダメだね、関係者が宣伝してる可能性があるから。
359 :
無名草子さん:01/09/30 11:27
小林信彦「おかしな渥美清」
本来は主役より脇で生きるキャラだったようですが、
寅さんという役得て結果てき良かったんでしょう。
360 :
無名草子さん:01/09/30 15:37
佐木隆三「復讐するは我にあり」
人間の業というものを感じさせられた。
361 :
無名草子さん:01/10/01 08:48
362 :
無名草子さん:01/10/01 08:50
最近の立花は駄目でしょう。
臨死体験みたいなオカルトに手を出すわ、
提灯本を出して喜んでるわ…。
363 :
ノンフィクション大魔王:01/10/01 20:12
>362
「臨死体験」はオカルト系ではなく、氏の科学的洞察力は衰えておりません。
なぜ体験者がそう思ったのか認知心理学的見地から検証しています。特にインドの
体験例は潜在意識がそう言わせる証拠を示唆していますが日本への紹介例は
知る限り同書しかありません。上下巻で最も注目すべき例としてアメリカの心臓手術の
詳細な追跡調査は、それだけでも価値があります。(進化したアホより)
最近テロ関係でよくテレビに出ている佐々淳行の
連合赤軍「あさま山荘」事件 文芸春秋
東大落城 文芸春秋
当時の警察の内面がオもろい。
365 :
無名草子さん:01/10/02 00:29
城山三郎「部長の大晩年」
こういう生き方もあるんだなと。
366 :
無名草子さん:01/10/02 07:05
>>364 彼の本は嘘が多いって、当時の同僚が文句を言ってた。
自分をかっこよく書きすぎだって。所詮「危機管理馬鹿」だしね。
367 :
無名草子さん:01/10/02 09:55
海老沢泰久の野球物はオモロイ
368 :
無名草子さん:01/10/03 01:52
age
>367
海老沢泰久氏、写真見たらイメージと違ってた。
もっとダンディなひととおもってたら、好々爺。
370 :
無名草子さん:01/10/06 21:35
海老沢の週刊ベースボールのコラムもおもしろい。
石田はいまいち。
371 :
無名草子さん:01/10/07 13:13
エリック・シュローサー『ファストフードが世界を食いつくす』草思社
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/tg/detail/glance/-/books/479421071X/qid=1002418231/ref=sr_sp_re_1_1/250-9313544-4076214 拡大と成長をつづけるファストフード産業。
だが、その成功をもたらしたマクドナルド方式によって、
アメリカではさまざまな分野に荒廃が広がりつつある。
労働力を使い捨て、食の安全を切り捨てる。
あるいは香料の魔術でわれわれの健康を脅かし、農業を崩壊させていく。
自由市場経済、グローバリズムを喧伝し肥え太る一方のファストフード業界。
その戦略の全貌を、緻密な取材と圧倒的筆力で描き出す、
全米ベストセラー・ノンフィクション。
日経BP企画
使われている肉の中身からずさんな労働管理の実態まで、
著者の徹底的な取材によってファストフード業界の闇の部分が鋭く描き出される。
この本は読み進めるほど過激な内容になっていく。
圧巻は、自ら食肉処理工場を訪ねて見た牛の解体現場のシーンだ。
作業員が牛の腹に腕を突っ込んで素手で腎臓をもぎ取るなど、
過酷な作業の実態が描かれている。
また、ここで処理された肉の安全性に問題があると厳しく非難している。
すべて事実かうかがい知ることはできないが、
普段食べているファストフードへの認識を改めさせられるのは確かだ。
372 :
無名草子さん:01/10/07 15:48
この本、今日の朝日新聞の書評にのってたね。
なーんか、でも↑こーいう「宣伝文」に接すると、草思社の関係者?
などとうがったみかたをしてしまうねえ。
↑こういうヴァカほんとうざいね。ノータリンの王道だ。こういう反応は。
374 :
無名草子さん:01/10/07 16:25
草思社といえば、最近遅ればせながら、
「女盗賊プ−ラン」ブックオフで買って読みました。
面白かったです。
>>373 書籍の宣伝文をそのままコピペする奴はヴァカ。
それについて無意味な罵倒を浴びせてるアンタはノータリンの農道!
宣伝文だけ読みたいなら2ちゃんねるに来る必要はないでしょ。
ネット書店や版元のホームページでも眺めてればヨロシイ。
ここはやっぱり、自分の所感を書き込むべきだと思うよ。
社畜がこね上げた宣伝文よりも、そうした読者の声のほうが、
とりあえず面白いからね。
「マートブ!」って本はおもしろかった。
なまえはわすれちゃったけど、外人作家の。
377 :
無名草子さん:01/10/11 03:34
age
378 :
無名草子さん:01/10/11 11:40
沢木耕太郎全般
だいぶ古いのが多いですが、男の人にはかなり面白いはず
いろんなジャンルに属する人が出てきますが輪島功一とカシアス内藤の話が良く出てきます
その話がとても良い
読んでボクシングしたくなりました
379 :
無名草子さん:01/10/11 12:02
沢木耕太郎の本で知った榎本喜八伝説。
380 :
無名草子さん:01/10/11 13:42
沢木の『敗れざる者たち』はいま読んでも大傑作。カコイイ。
ところで『オリンピア』の続巻はどーなったんだ?
381 :
無名草子さん:01/10/11 14:23
織田淳太郎『巨人軍に葬られた男達』も良かった。
湯口の死因は結局、よくわからなかった。
382 :
無名草子さん:01/10/11 16:12
沢木耕太郎、いいよね。
「一瞬の夏」を読んで以来はまったよ。
383 :
無名草子さん:01/10/18 07:10
age
384 :
無名草子さん:01/10/18 07:29
横川和夫「仮面の家族」
子供のことを理解しているようで理解してなかったてことですかね。
385 :
無名草子さん:01/10/18 08:44
「テロルの決算」、やっとカターヨ
ブックオフで200円。普段は100円のしか買わないのだけれど
386 :
できんぷー:01/10/18 18:30
沢木耕太郎…。
特に輪島の話が好きだ。
今までは、関根ツトムのモノマネする"とぼけた団子屋さん"だけだった
印象が180°変わった、感動した。
でも、沢木の中ではガッツ石松は「ちょっとイヤなヤツ」と書かれているの
が気になりつつ…ゴリッチュを呑む夕べ。
387 :
無名草子さん:01/10/18 23:09
哲学板に「立花隆」スレッド有り。
彼のHPではお勧め本コーナーというのがある。
388 :
無名草子さん:01/10/18 23:42
>380
ねえ、あれほんとどうなってんの?
私も待ってるんだけど、第一巻以降全く出てないよね?
オリンピアって。
389 :
無名草子さん:01/10/20 17:23
沢木の本により榎本は奇人って有名になったが、
確かに野球の関しては榎本は奇人だったかもしれないが、
「ナンバー」のインタビューを読んだ感想はまともな人って感じだった。
390 :
無名草子さん:01/10/24 00:57
沢木の「ニュージャーナリズム」なんて手法、嫌いだよ。
最近になって沢木は、その本性が明らかになってきたが、
ようするに彼は文学青年くずれ、なのだ。
芸術、文学ができなくて、仕方なくルポライター。
雑文記事になんとか「文学」の香りを漂わせようと志向したのが、
あの「ニュージャーナリズム」であった。
この手法は、確かに読み物なんだけどねえ……参考資料としては、ほとんど使えんのよ。
391 :
無名草子さん:01/10/24 01:22
>>390 >参考資料としては、ほとんど使えんのよ。
同意!
でも、ほとんどのノンフィクションって、参考資料としては使えない。
学術論文と違ってソースを隠したりするし、
資料引用のルールが確立してないから出典が不明なことも多いし。
だれか、「この人!」っていうノンフィクション作家います?
392 :
無名草子さん:01/10/24 02:06
若手では小林照幸。確かまだ30代。
新しい世代の代表ではないだろうか。
よーするに、現在50代、60代の「大御所」ノンフィクション作家って、
どこか太平洋戦争、もしくは全共闘を引きずってるのよね。
そういう大きな、大きな時代感覚みたいなものを追うような習性がある。
でも、30代となると、そんなものなあ〜んにも、ない。
だから若い人にとっては、どこか趣味的な、身近な題材をていねい書く作家がいい。
その代表格、小林照幸。
393 :
名無しさん:01/10/24 08:02
20代だが、軽いのは読む気しない。
394 :
「異国の丘」:01/10/24 11:09
364さんの系統だけど、「わが上司後藤田正晴」はいいよ。
それでは読み応えのある本を1冊。
「納棺夫日記」青木新門
詩人である著者は生活のために葬儀社に就職。死体を洗い清める納棺夫の
仕事に携わる。親戚や家族から疎まれながらも死体の中にうごめく蛆にも
光を見、死者は美しいとかたる・・。
文春文庫で読めます。薄い本ですから、ぜひ一読を!
ノンフィクションでこの本が出てこないのはあまりに寂しい(既出ならごめん)。
強く、強く推薦します。
396 :
無名草子さん:01/10/26 19:33
二木雄策『交通死――命はあがなえるのか』岩波新書
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4004305187/qid=1004092338/sr=1-1/ref=sr_1_0_1/250-2061689-0341830 私たちはいつの間にか毎年交通事故で一万人以上の生命が失われるという現実を
当たり前と感じるようになっている。しかし機械的な事故処理、
「生命の値段」の決めかたに異を唱えるのは非常識なのだろうか。
交通事故で最愛の娘を失った著者が、事故当夜から刑事裁判、賠償交渉、
民事訴訟に至る「人間としての死」を取り戻すための闘いを綴る。
第1章 一万人を超す年間犠牲者―交通事故と交通犯罪
第2章 被害者抜きの形式裁判―刑事裁判の実態
第3章 軽すぎる刑罰―交通犯罪の量刑
第4章 ビジネスとしての賠償交渉―保険会社と弁護士
第5章 なぜ本人訴訟なのか―調停と民事裁判
第6章 定型・定額化している損害賠償―賠償の理念と現実
第7章 没論理的な算定方式―逸失利益の検討
第8章 差別される女性被害者―逸失利益の男女間格差
第9章 画一的な事故処理―弁護士の論理・裁判所の論理
終章 日常化した交通事故―くるま社会の非人間性
397 :
無名草子さん:01/10/27 00:50
398 :
無名草子さん:01/10/27 10:22
佐々淳行あたりは、テレビでのアホぶりを見てれば、
本読む気はまったく起きない。
399 :
無名草子さん:01/10/27 10:29
>>398 同意
でも「浅間山荘」が映画化されるよ。
400 :
無名草子さん:01/10/29 07:20
age
山際淳司と沢木耕太郎のスポーツノンフィクションは面白い、文庫本になってるのも多いし。
山際淳司は若くして逝ってしまったのが惜しいと思う、生きていたらイチローや野茂や中田のことをどのように書いたのだろう。
既出だが佐瀬稔も良いですね、って故人ばかりだな。
403 :
無名草子さん:01/10/29 19:51
宮本常一『忘れられた日本人』(岩波文庫)
404 :
無名草子さん:01/10/30 01:23
ほー、宮本常一って岩波文庫に入ってたんだ。
405 :
無名草子さん:01/10/30 16:47
落合信彦 マフィアを嵌めた男
泣けた。でもこれここに書いていいのかな。
406 :
無名草子さん:01/10/30 17:05
>405
駄目です、と書き込みそうになるな、
落合信彦の名前を目にすると反射的に。
翻訳物なら原著者の名前を紹介した方が良いよ
407 :
無名草子さん:01/10/30 18:40
映画「フェイク」の原作ですな。>405
ちなみに原書のタイトルは「DONNIE BRASCO」。
原作者は「JOSEPH D. PISTONE」氏です。
でも映画は原作と内容がかなり違ってた。
映画観てて原作はまだって人はその辺を踏まえて読んだ方がイイだろうね。
408 :
無名草子さん:01/10/30 18:51
沢木耕太郎の「一瞬の夏」が好き。
でも一方で最近のスポーツ・ノンフィクションって
未だにこの人のスタイルの二番煎じって感じのが多くてちょっと鬱。
409 :
無名草子さん:01/10/30 19:27
スポーツ系なら後藤正治、織田淳太郎
あと海老沢泰久が堀内のやつも結構おもしろかった。
410 :
無名草子さん:01/10/30 19:33
age
411 :
無名草子さん:01/10/30 19:43
海老沢泰久の「ベテラン」「監督」あと堀内恒男のはタイトル忘れた。
独特の視点で書かれているのでおもしろい。
412 :
無名草子さん:01/10/30 19:52
海老沢泰久の堀内恒男物語のタイトル「ただ栄光のために」
413 :
無名草子さん:01/10/31 00:33
>>404 『忘れられた日本人』と『家郷の訓』が入ってる。
現代文庫でも、『空からの民俗学』『アジア・アフリカを歩く』『女の民俗誌』
の3冊が文庫版のために編集された。
これからも著作集未収録の作品を中心に編集して文庫化される予定(事情通より)。
414 :
無名草子さん:01/10/31 04:50
野球ものだと、元日経記者・浜田昭八『監督たちの戦い』(日経文庫)。
歴代の監督(野村克也、長島茂雄、王貞治などなど)
の裏エピソードが満載。古い話も多いが、時間がたったからこそ、書ける!
といった裏事情がおもしろかった。
筆者は日経のスポーツ記者として長く取材していた人なので、信頼性も感じる。
ただのゴシップではないという意味で。
415 :
無名草子さん:01/10/31 10:44
>413
「忘れられた日本人」最も気に入っているノンフィクションです。
自分の祖父にあたる代なのに、別世界でした。絶対読むべきです。
その他のもの現代文庫で、さっそく探してみます。
情報ありがとう。
416 :
無名草子さん:01/10/31 10:48
私はあまり好きではない。ここに書かれている「近所つきあい、
ゆったりとした時間の流れ、共同体の結束の固さ」などは、
容易に「過干渉、効率無視、異端者の排除」へとつながる。
もちろん、良い面だけが表れているうちは良いのだが。
君ら、軽い本ばかりよんでいるね。呆れたよ。頭が腐ってない。
418 :
無名草子さん:01/10/31 16:11
1〜3を選べ
1.頭が腐っていない。
2.頭が腐って無い。
3.頭が腐っていない?
419 :
無名草子さん:01/11/04 16:36
age
420 :
無名草子さん:01/11/04 16:53
ベア・アタックス
クマに襲われて死んだ人がなぜ襲われたのかを推測し、
または襲われたが一命は取り留めた人へのインタビューにより
襲われた場面を再現する部分が、生半可なホラーよりもよっぽど恐い。
『死の影の谷間から』
ムミア・アブ=ジャマール著
今井恭平訳
422 :
無名草子さん:01/11/04 17:11
「メールのなかの見えないあなた」K.ターボックス
アメリカの当時14才の著者がロリペドに犯されかける話。
423 :
無名草子さん:01/11/05 07:49
424 :
無名草子さん:01/11/07 15:18
谷田和一郎『立花隆先生、かなりヘンですよ
――「教養のない東大生」からの挑戦状』洋泉社
べたですが、
内田春菊の「ファザー・ファッカー」は、
中学生の私には衝撃的でした。
あとは太宰治の「人間失格」でしょうか。
多分既出ですが、すいません。
426 :
無名草子さん:01/11/07 17:51
先月の週間現代か、ポストにヘルスの女の子特集があったらしいんですが・・・。友人の家出した妹が出てるって情報がありました。ポストか現代のどっちか?何日号か分かる人教えてください。
427 :
総会屋錦城:01/11/07 20:50
佐野眞一氏の『業界紙諸君』だね。
いまの二十代の若い連中は、ああいう業界紙記者としてスタートして
這い上がってくる根性もねーだろーがな(藁)。
428 :
無名草子さん:01/11/07 21:00
>>427 どこがどういう風におもしろいですか?
読んだことないので、知りたいな、と思って。
(佐野眞一には興味アリ)
429 :
無名草子さん:01/11/07 21:44
430 :
無名草子さん:01/11/07 23:49
いきなりだけど、
「男気万字固め」の吉田豪なんかどう?(w
あれもいちおうノンフィクション…かなぁ?
431 :
無名草子さん:01/11/09 03:37
>>429 有名だね。盗作癖。そう言われると、カ〜ッとなる人らしいけど(W
432 :
無名草子さん:01/11/09 04:32
どういう盗作癖があるの?
興味あり。誰か解説お願い!
433 :
無名草子さん:01/11/09 04:49
>>432 「佐野眞一」スレでいろいろ紹介されてたよ。
沈んじゃったのかな?
過去スレ倉庫探してみれば?
434 :
無名草子さん:01/11/09 04:56
435 :
無名草子さん:01/11/10 01:33
>>434 今読むと、この「佐野眞一」スレ、佐野さん自身が立てたのかも。
今年2月に、「俺もとうとうインターネットの世界に殴り込みかける」
って鼻息荒かったもん。
436 :
無名草子さん:01/11/10 01:45
永山則夫の『無知の涙』
詩集だけどある意味ノンフィクション
437 :
無名草子さん:01/11/10 02:32
マイケル・ギルモア「心臓を貫かれて」
未来への夢や希望などというものを、
徹底的に打ちのめしてくれる恐るべき書物。
これを読んだ後と前では、あなたの中の何かが変わります。
439 :
無名草子さん:01/11/10 21:33
>>435 434の「感想を求む」ってところ、本人が書き込んだとしたら笑える。
440 :
無名草子さん:01/11/10 23:26
泣ける本教えて!
441 :
無名草子さん:01/11/10 23:37
>>438 いや、違いま。私が読んで、そう思いました。
まあ、とりあえず読んでみてちょ。
443 :
無名草子さん:01/11/17 23:26
BVsd
444 :
総会屋錦城:01/11/18 00:52
佐野氏は「業界紙諸君」を書いた頃は、足で書くというのが
作品からも滲み出ているが、最近は資料を使っているものも多い。
そこで盗作説が浮上するのだと思う。
ちなみに、この人を嫌う編集者が多いのは、酒癖が悪いからじゃねーの?(W)
445 :
無名草子さん:01/11/18 01:32
「カンティアはどこへ行った」が面白かったです。作者名、忘れちゃった、ゴメソ。
タイ人の女の子が日本人の少女になりすました話を追ったものでした。
>>444 よく佐野氏に酔ってタバコくすねられます。
別にケチるわけじゃないけど、しっみたれた人だなーと思う。
447 :
無名草子さん:01/11/18 06:41
既出ならスマソ
「死刑囚・ピーウィーの告白」
俺的ノックアウツ。
448 :
無名草子さん:01/11/20 22:37
最近おもしろく読んだのはルポなんですけど「人生の設計」って本。
(大学でて出版社で編集マンやってた人が会社を辞めて
「と蓄場」で働く僕の毎日)
客観的に自分を眺め淡々と描いてあるんですが、惹きつけられる文章でした。
それにともなって、「ドキュメント堵蓄」も読みました。
狂牛病発覚の直前に読んだのでこの業界の大変さをリアルに感じています。
449 :
無名草子さん:01/11/22 03:26
450 :
無名草子さん:01/11/22 03:48
すでにあがってるけど、「墜落遺体」かな
なんつーか、かなり衝撃的だよ
大丈夫。佐野眞一の本は最近ぜんぶ不快だから。
452 :
無名草子さん:01/11/22 16:19
>>448 「人生の設計」おもしろそうですね。
できたら出版社を教えてください。
453 :
無名草子さん:01/11/22 16:28
『FOCUS−スクープの裏側−』(新潮社)
『大宰相(全十巻)』(講談社+α文庫)
『大空のサムライ(上・下)』坂井三郎著(講談社+α文庫)
>>450 ん、それ挙げといたの俺だ。
描写がすごく衝撃的だよな。生々しくて。
監察医と遺族とが対立をへて和解へと至る、その過程も感動的だ。
454 :
既出だが・・・:01/11/23 00:10
祝!!トンデモ本認定ってことで、
斎藤貴男 「カルト資本主義」
そこでの批評を一言で言うと
「経営者がオカルト的なモノにはまっていると言う事だけで会社全体が洗脳されると
著者は本気で信じている」
455 :
無名草子さん:01/11/23 01:37
小野田寛郎『たった一人の30年戦争』
「コンティキ号探検記」T・へイエルダール(ちくま文庫)
読後感が非常にいいのでおすすめ。
457 :
無名草子さん:01/11/24 16:01
>>448です
「人生の設計」ではなく「生活の設計」の間違いです。。。
著者:佐川光晴/著
出版社:新潮社
失礼しました。
>>457 それ、確か文学界で小谷野が評価していましたね。
ジョイ・アダムソン 「野生のエルザ」
460 :
無名草子さん:01/11/26 07:18
ノンフィクションではないかもしれないが、
「オウム なぜ宗教はテロリズムを生んだか」(島田裕巳、トランスビュー)
オウム本は数あれど、なぜ地下鉄サリンが起きたか、豊富な資料をもとに検証している。
ぶあつーい本で、3800円もしたけど、土・日の2日で読了しました。
461 :
無名草子さん:01/11/26 08:28
純粋な意味でのノンフィクションじゃないけど、
中島らもの「今夜、すべてのバーで」
泣けるよ。
80パーセントくらいがノンフィクションかな。
462 :
無名草子さん:01/11/26 22:35
早川書房、トリィ・ヘンデン著「シーラという子」
虐待を受け、心に深い傷を負ったシーラが、著者でもあるトリィに反発しながらも
心を開いていきます。ラストは泣けました。
463 :
無名草子さん:01/11/26 23:12
かなり前の本ですが、
「予測された大惨事?DC10事故の全て」
(P.エディー、E.ポッター、B.ペイジ著、草思社、1978)
を読み直している所です。
346人が死亡した1974年のトルコ航空機墜落事故の話ですが、
はっきりいって、やりきれない気分になります。
(原因の悪質さや事故の規模等、今でも史上最悪の航空事故
の一つといってよいと思います。)
464 :
無名草子さん:01/12/06 20:19
倉庫入りしそうだったので上げます。
ノンフィクションとはちょっとずれるけど入江麻木の
「バーブシカの宝石」が良かったよ。著者の自伝なんだけど
決して上手とは言えない文章なんだけど、懐かしいような
半分哀しいような、なんとも言えない雰囲気が伝わってくる。
古いアルバムを開いたような感じ。
465 :
無名草子さん:01/12/06 21:47
なぜ倉庫入りしそうなのか?
それは、
>>1のせいだ。
>>1よ、たまには顔を出せ
466 :
無名草子さん:01/12/08 00:02
探検記、漂流記でおすすめありませんか?
>>460 オウムをさんざん持ち上げていた島田が書いた本なんて読む気がしない。
テレビに出ていたとき女みたいな声とひょうろくだまのような顔を見て、
ろくな奴じゃないと思ってはいたがその通りだった。宗教学者のくせに
インチキ宗教も見破れないアホだ。オウムの御用学者がいまさらサリン
事件を語るなんてひどすぎるよ。倫理のかけらもないね。
「なぜ、自分はだまされたのか」でも書きやがれ!
こんな本を挙げるな!
468 :
無名草子さん:01/12/08 11:34
ひょうろくだま・・・ワロタ
469 :
無名草子さん:01/12/08 12:34
ノンフィクションじゃないけど
清水けい八郎の
侵略の世界史ってどうなん?
>>467 そういうわけの分からん認識のまま死ぬんだね。可哀想に。
471 :
無名草子さん:01/12/08 22:59
新潮社の「遺言 桶川ストーカー事件」はすんごかった。警察より先に犯人を割り出した記者の記録だ。
ノンフィクションなのに、感動で落涙。
472 :
無名草子さん:01/12/08 23:35
474 :
無名草子さん:01/12/09 03:15
>>471 うーん・・・。読んだけど、やっぱりカメラマンの人って
文章書くのはプロじゃないんだなあって感じがして、今一つだった。
文章にも強弱(がんがん飛ばすところと、抑えて書くところって言えば
いいのかな?)ってのは必要じゃないかと私は思ってるんだけど、
この本を書いた著者は、最初っから憤りっぱなしで、そのせいで
読んでる人に自分で考えさせる余裕をくれないというか。
思い入れがあるのは分かるんだけど、もうちょっと落ち着いて冷静な
文章で書いて欲しかった。
475 :
無名草子さん:01/12/09 23:32
476 :
無名草子さん:01/12/10 01:13
スポーツノンフィクションが豊富な書店、古書店を教えて下さい。
和洋問わず。
478 :
無名草子さん:01/12/11 23:45
「ボイスレコーダー撃墜の証言 大韓航空機事件15年目の真実」
小山厳 講談社
この事件関連のはトンデモ本も多いが、これはしっかりしている。
ただ元記者の悪いところというか、前半は国連国際民間航空機関の
調査をもとに判りやすく書かれているのに、後半は遺族の悲しみだの
といった話でお茶を濁してしまっているのが、非常にもったいない。
でも、読む価値は十分アリ。
479 :
無名草子さん:01/12/17 20:22
「ノンフィクションを書く!」がお勧め。
これは10人以上のノンフィクション作家(高山文彦、野村進、加賀孝英など)
が、自身の半生と作品を語ったインタビュー集。
取材の方法論や裏話、作品を書く上での姿勢などが語られている。
おもしろかったのが、加賀孝英。彼は20代の時に全日空機の墜落事故
が実は爆破事故だったことをつかんだそうだ。
柳田邦男の「マッハの恐怖」で分析された墜落事故が、実はスパイによる爆破事故だった。
トンデモぎりぎりのネタだけど、それが真相なんだそうだ。
爆破事故だったことを電話で、柳田邦男に伝えると、彼は絶句していたとのこと。
>>479 どの事故?
ANAの727のは、今もうやむやのままだが。
BOACとか言わんでくれよ。
書いてあるじゃねえか
鬱氏…
482 :
無名草子さん:01/12/18 20:44
ヒコーキネタが出てるんで、コレを薦めとこう。
墜落か生還か―緊急事態発生
スタンリー スチュワート (著), Stanley Stewart (原著), 十亀 洋 (翻訳)
素直に、ハラハラドキドキ。
英国航空機で生還した乗客の「もうイギリス人の悪口は言わない」にワラタ
私の超お勧めはジュード・デヴローの"時のかなたの恋人"!
これ最高です!一応恋愛ものなんですけど、主人公が過去へ行ったり歴史を変える所が面白いですよ。
友達にも大評判ですよ〜!
484 :
無名草子さん:01/12/26 02:52
age
485 :
無名草子さん:01/12/28 04:19
>>448 生活の設計
読みましたよ
面白かったけど、最後に「フィクションではありません」って書いてあって
なんだかなぁ〜と思ったよ。
ずっとノンフィクションだと思って読んでいた。読みやすい本
486 :
無名草子さん:01/12/28 07:42
>>485 「生活の設計」って、新潮新人賞をとった小説じゃなかった?
「フィクションではありません」って、どういう意味かね。
まあ、読んでないけど、小説やノンフィクションを小ばかにしたような
感じがする。
ま、近くの図書館にあるから正月に読んでみるか。おもしろいそうだし。
487 :
ななしやねん:01/12/28 10:26
>>485 「フィクションではありません」ってことは、
ノンフィクションってことではないかと・・・・・・
488 :
ふぁあうえすと:01/12/28 23:05
まだまだ知られざるのがあると思うんだが、、、
「山谷崖っぷち日記」 大山史郎
山谷というとお定まりのものを想像するけど、このほんの著者(労務者)
の淡々とした文章は、帯にあるとおり、”現代の方丈記”という気がする。
一言引用
”詰まるところ、私という人間は人生に向いていないのだ」
489 :
無名草子さん:01/12/29 01:16
『精神病棟の二十年』松本昭夫著(新潮文庫)
本の雑誌かなんかで面白いと書いてあったので買ってみたけど、全然面白くない。
490 :
ネジ巻く鳥:01/12/29 01:24
マイケル・ギルモア著『心臓を貫かれて』
ごめんごめん
「ノンフィクションではありません」でした
スラスラ読める簡単な本ですよー
あー、あとさ最後の一行が気持ち悪い偏りを感じる
元・活動家なのかしら?
493 :
無名草子さん:01/12/29 02:11
>>488 >山谷というとお定まりのものを想像するけど
「お定まり」の山谷のノンフィクションって、
どんな作品のことですか?
「山谷崖っぷち日記」が、あまりに薄味で失望したので、
もっとコテコテの読みたいんです。
>493
やや左系の方の、書くノンフィクションの中では、
山谷ってのは”虐げられた労務者”という文脈の中での捉え方
ばかりの気がしたということです。
具体的な書名は、思い出せないんですけど。
その点”崖っぷち”は、山谷に暮らす一人の人間として
淡々と書いてるとこが、いいかなと。
こてこてというと鎌田慧あたりですか?
495 :
無名草子さん:01/12/29 08:28
古内東子の「恋愛日和」。
496 :
無名草子さん:01/12/31 12:49
「イルカと海へ還る日」ジャック・マイヨール
497 :
無名草子さん:01/12/31 13:01
こんなによめないっしょ
498 :
無名草子さん:02/01/01 18:18
山谷と言えば、
エドワード・ファウラー『山谷ブルース』洋泉社
だね。
499 :
無名草子さん:02/01/05 02:47
「逃(タオ)」
500 :
無名草子さん:02/01/05 12:27
数年前の本だけど「社長失格」は、おもしろかった。
501 :
無名草子さん:02/01/05 13:15
沢木耕太郎「王の闇」
スポーツ選手のノンフィクションで、マラソンの瀬古とか出てくる。
個人的にボクシングの輪島の話が好きだ。
既出だけど、沢木耕太郎なら「人の砂漠」もおすすめ。
>>488 レスどうもです! 帰省中はPCに向かえず、亀レスになり失礼!
私が言う「コテコテ」とは、根本敬さんなんかが頭にありました。
鎌田慧さんは「コテコテ」どころか、静謐な印象を受けますが?
「虐げられた労務者」という文脈の中での捉え方でもいいので、
なにか他に読んでみたいと思います。
普通に「これはよかった」と答える本は、
「自動車絶望工場」鎌田慧
「ソウルの練習問題」関川夏央
「F1地上の夢」「F1走る魂」海老沢泰久
あまり人には薦めないけど面白かった本は、
「定本ディープコリア」根本敬・湯浅学・船橋英雄
「だれも書かなかった「部落」」寺園敦史
504 :
無名草子さん:02/01/08 00:54
「小心者の海外一人旅」越智幸生
32歳独身小心者で失業中の著者が、勇気を奮って欧州一人旅。
いわゆるバックパッカーものとは視点の少し違う旅行記。
淡々とした旅行記なのに、読み終わって感動の涙が出ました。
505 :
文責:名無しさん:02/01/08 01:17
507 :
無名草子さん:02/01/12 00:52
岩波現代文庫から出てる鎌田慧のシリーズ、(・∀・)イイ!
この人の宮本常一の評伝を書かせたい。
佐野珍一もいいかげん黙るだろう(W
508 :
無名草子さん:02/01/13 03:32
このスレで紹介されたので「墜落遺体」を読んでみた。暑かったので腐敗の進行は
早いだろうと想像はしていたが、予想通りだった。現場経験した人しか書けない詳細な描写
と公務員はサボってばかりいるのかと思ってたら限界まで奉仕する姿勢に見方を新たにした。
名前忘れたけど「告白」ってのがおもしろかった
大和銀行のニューヨーク支店でお金を無断で使いまくって
何十億(桁もう少し大きかったかも)とひとりで損をした事件について。
著者がその損をした張本人。
事件が発覚してからの銀行の対応とか、FBIとかでいろいろ
面白いのがでてくる
「毛沢東の私生活」上下
511 :
無名草子さん:02/01/14 18:33
斎藤貴男氏といえば、『機会不平等』で取り上げられた、三浦朱門氏の台詞。
斎藤氏はこの後、何度もこの台詞を取り上げて批判しています。
ネタの使いまわしともいえますが、こういう事を公言できるセンスを公に批判した
意義は大きい。
「学力低下は予測しうる不安というか、覚悟しながら教課審(引用者注:教育課程審議会)
をやっとりました。いや、逆に平均学力が下がらないようでは、これからの日本は
どうにもならんということです。つまり、できんものはできんままで結構。
戦後五十年、落ちこぼれの底辺をあげることにばかり注いできた労力を、
できるものを限りなく伸ばすことに振り向ける。百人に一人でいい、やがて
彼らが国を引っ張っていきます。限りなくできない非才、無才には、せめて実直な
精神だけを養っておいてもらえばいいんです。(中略)
国際比較をすれば、アメリカやヨーロッパの点数は低いけれど、すごいリーダーも
出てくる。日本もそういう先進国型になっていかなければいけません。それが
“ゆとり教育”の本当の目的。エリート教育とは言いにくい時代だから、
回りくどく言っただけの話だ」
――それは三浦先生個人のお考えですか。それとも教課審としてのコンセンサス
だったのですか?
「いくら会長でも、私だけの考えで審議会は回りませんよ。メンバーの意見は
みんな同じでした。経済同友会の小林陽太郎代表幹事も、東北大学の西澤潤一
名誉教授も……。教課審では江崎玲於奈さんのいうような遺伝子診断の話は
出なかったが、当然、そういうことになっていくでしょうね」
(斎藤貴男『機会不平等』文藝春秋、税抜き 1619円、40〜41頁、ISBN4-16-356790-9)
江崎氏の発言、
「ある種の能力の備わっていない者が、いくらやってもねえ。いずれは就学時に
遺伝子検査を行い、それぞれの子供の遺伝情報に見合った教育をしていく形に
なっていきますよ」(前掲書12頁)
512 :
無名草子さん:02/01/16 02:09
10年ほど前の本だったと思うが、中公新書から出ていた「児童虐待」。
読むと、「近年急増する児童虐待」という報道が空しく響く。
最近ようやく取り上げられるようになってきた、児童相談所の問題
なども、とうに指摘されていたことなんですよね。
NHKあたりでもさも新し気に取り上げているのを見て、「最近よう
やく問題点があきらかになってきた」というような報道ぶりはなん
だかなー、という感じを受けました…。
513 :
無名草子さん:02/01/16 08:49
>>505 これは最悪の本です。
韓国ではベストセラーはこのように日本を罵倒するものばかりです。
また、日本人女性のレイプ、食事に汚物を入れられるなどの事件も多発しています。
日本政府、マスコミは全くこのような事実を伝えていません。
旅行は親日国台湾にしましょう。
テキストのコラムで反日的小説を紹介
NHK教育テレビ・ハングル講座のテキスト12月号で、韓国でベストセラーとなった反日的な小説
「皇太子妃拉致(らち)事件」が紹介され=写真、物議をかもしている。
日本国中が待ち望んでいた皇太子妃雅子さまの敬宮(としのみや)愛子さまご出産の時期に合わせるように、
雅子さまの拉致事件という不吉極まりない小説をコラムの形で取り上げたためで、政界など各界には、
配慮に欠けるとして、公共放送である「NHKの自覚」に疑問を呈する声も出ている。
「あまりの配慮のなさに憤慨します。この時期にわざわざ掲載する必然性があるのでしょうか。
NHKの見識を疑います。宮内庁はこういう記事を細かく調べている。
東宮侍従を通じて皇太子殿下にもお伝えしているはず。
どれほど、お悲しみになったことでしょう」と語るのは、皇室ジャーナリストの河原敏明氏。
http://www.zakzak.co.jp/top/t-2001_12/2t2001121401.html NHKへの抗議はこちらから
http://www.nhk.or.jp/gogaku/hanguru/tv/index.html
514 :
無名草子さん:02/01/16 09:12
天皇制は廃止すべき。こんなことで抗議するなんて頭おかしいんじゃないの?
515 :
無名草子さん:02/01/16 09:23
516 :
無名草子さん:02/01/16 09:58
そんなに好きなら昭和天皇が死んだときに殉死すればよかったのに。
517 :
無名草子さん:02/01/16 15:20
ピーター・マース「海底からの生還」(光文社)
アメリカでベストセラーになったそうですが、
内容は「アポロ13号」の物語と同じで、
「勇気・協力・そして叡智、嗚呼すばらしき哉アメリカ」
のベトナム以前の古き良き時代のアメリカ賛歌一色です。
それを承知で読み出しても、この先一体どうなるのだろうか、
ハラハラすることしきり、一気に読破してしまいました。
なんと、海底に沈没した潜水艦の乗組員を救助し得たのは、
有史以来21世紀になっても、この事件ただ一件だったそうです。
ダイビングするときには、窒素でなくてヘリウムを使用することなども
全てこの主人公の研究の成果だそうです。
その経歴・実績にもかかわらず、主人公を冷遇し続けたアメリカ海軍を
非難する論調が強かったため、アメリカ海軍が反論を公表したというの
ですが、それは未確認です。
518 :
無名草子さん:02/01/16 16:11
石光真人(か、真清か忘れた)『ある明治人の記録』(中公新書)
明治維新の真実の一箪が垣間見える名著
519 :
無名草子さん:02/01/16 18:05
>>518 私も読みました。
NHKの大河ドラマで「獅子の時代」をやっていたときに、
教育テレビの旧会津藩士はどのような末路をたどったか
という番組で紹介され、興味を持って読みました。
明治の時代に会津出身でここまで出世されたというのは、
筆舌に尽くしがたい苦労があったんだろうと思います。
520 :
無名草子さん:02/01/18 02:41
山川捨松さんも、会津藩出身だったから絶対に弱音も吐けないし
大変だったみたいだね。
521 :
無名草子さん:02/01/19 05:22
猪瀬直樹「ミカドの肖像」
522 :
無名草子さん:02/01/26 22:24
赤旗特捜班の「影の軍隊」新日本出版
KCIAの金大中拉致事件から三島由紀夫自決までの
点と線を結ぶ謀略の痕跡。陸上自衛隊の情報部隊長のと
赤旗記者のやり取りは本当に面白い。
523 :
無名草子さん:02/01/27 02:33
>>513 おいおい、夕刊フジごときに踊らされてんじゃないよ。
今発売中のサイゾーによれば、
『皇太子妃拉致事件』は「反日小説としては例外的・画期的な内容」で、「日本の知性と良心を代表する存在」
として描かれる雅子妃が、拉致犯の真の目的―歪曲された日本の歴史教科書(まさに扶桑社!)の訂正―に共感し、
助力する、というストーリーらしい。ハッピーエンドなんだね。
さらに、『NHKがまた物議』との見出しだったが、物議を醸している当人の夕刊フジだけだったという。
つまり、その記事は自グループの利益とNHKへのやっかみに彩られた悪質なプロパガンダなんだよ。
前年の天皇陛下の発言にみられるように、皇室の方々は両国の関係をよりよくしようと色々尽力
されている。そこに「フジサンケイがまた歪曲」ときた。さぞやお悲しみになったことでしょうねえ。
523
>前年の天皇陛下の発言にみられるように、皇室の方々は両国の関係をよりよくしようと色々尽力
天皇が、国民の意思を無視して勝手にどこかの国との友好を深めようなどという政治的活動を行うなど言語道断。
友好が是ではないこともあるのである。
525 :
無名草子さん:02/01/27 11:23
526 :
無名草子さん:02/01/27 12:28
日本もつくる会があるしな。お互い様だろ。
527 :
無名草子さん:02/01/27 15:01
>>526 「つくる会」なんぞ所詮は賑やかし。
あっちは国を挙げての「つくる会」状態w
528 :
無名草子さん:02/01/27 15:40
>>523 しかし、日本の「皇太子妃を拉致する」というタイトルや発想は、
日本国民の気分を害することを狙ったものだね。
やっぱりチョンは常識がないというか、カスみたいな国だよね。
529 :
無名草子さん:02/01/27 16:06
やっぱりチョンは常識がないというか、カスみたいな国だよね。
こんなことを書くあなたも同じ穴の狢だと思いますよ。
530 :
無名草子さん:02/01/27 22:09
212 : :02/01/23 09:18 ID:9ynNWoV5
阪神大震災では神戸の在日朝鮮人が火事場泥棒的に民家の略奪や婦女子の強姦が増えた。
自分も神戸に住んでるので近所に一人在日の男性に強姦された女性が住んでます
なんでもコトが終わった後に日頃の差別の御返しやと吐き捨てるように言ったそうです
この事は当時一番被害の大きかった東灘区でも頻発したみたい
これは神戸ではひっそりと語られてる事実です。
531 :
無名草子さん:02/01/27 22:14
私の家の近所に住む看護婦さんは、産婦人科に勤めているので
婦人病や堕胎で訪れる有名人をよく知っています。
あゆはやっぱり堕胎で入院したそうで、最近では加護も堕胎
でお忍び入院だったとか。未成年だから淫行条例で相手
が捕まるはずなのに、芸能界は信じられないところです。
これは近所でひっそりと語られている事実です。
>>524 ワールドカップを控えているんだから、日韓修好は国是だよ。
>>525 >あの国でベストセラーになるのは日本を罵倒した本だけなんだよ。昔からね。
だからこそ、あの本の「反日小説にしては例外的画期的」に「ハッピーエンド」なところに注目できるんでしょ。
それに、2ちゃんねるレベルのサイトを挙げて、そこで「勉強しろ」といわれても困る(ワラ
どうせなら、ここはノンフィクション本スレなんだから、書名を挙げてよ。
↑ チョン発見
534 :
オマエは全部サイゾーの受け売りだろ:02/01/28 00:07
>>523=532
おいおいアンタこそ、
「おいおい、夕刊フジごときに踊らされてんじゃないよ。」といいつつ
「今発売中のサイゾーによれば、
『皇太子妃拉致事件』は「反日小説としては例外的・画期的な内容」で、「日本の知性と良心を代表する存在」
として描かれる雅子妃が、拉致犯の真の目的―歪曲された日本の歴史教科書(まさに扶桑社!)の訂正―に共感し、
助力する、というストーリーらしい。ハッピーエンドなんだね。
さらに、『NHKがまた物議』との見出しだったが、物議を醸している当人の夕刊フジだけだったという。」
って全部2ちゃんレベルの雑誌の受け売りじゃないか。ちゃんと原本当たれよ、ここは書籍のスレッドなんだから。
535 :
無名草子さん:02/01/28 00:10
野田知佑「日本の川を旅する」
536 :
無名草子さん:02/01/28 00:25
>>535 その本のせいもあって四万十川にDQN観光客が大挙してやってきて
地元で迷惑かけてんだよな・・・
野田1人が悪いともいいきれんが・・・
537 :
芸能人の整形前:02/01/28 00:27
>>534 受け売りというのは、他人の説をさも自分で考えた説であるかのように述べることで、
これは恥ずかしいこととされていますが、
>>523ではちゃんと出典を明記しているので問題ないですね。
わたしへの罵倒にはなりません。
>>525のリンク先を2ちゃんレベルと評したのは、
まさに2ちゃんねるの過去レスでつくられたサイトだったからです。
職業ジャーナリストによるサイゾーの記事とそれとでは、信頼性が遥かに異なります。
それに、サイゾーの記事には事実の誤認や(夕刊フジのような)歪曲があるわけ
ではないので、これも問題ではないでしょう。
あと、
>>523>物議を醸している当人の夕刊フジだけだった
→物議を醸しているのは当人の夕刊フジ〜 に訂正。
>>535 小学館文庫で続編が出てますよね。あと、文春・新潮文庫にそれ系の著作がいっぱい。
539 :
無名草子さん:02/01/28 01:48
>>538 サイゾーのどこが信頼性のあるメディアなのか知りませんが(w
反日小説でハッピーエンド、だからなんなんですか?
> 日韓修好は国是だよ。
ばれちゃいましたね。日本人はこういういいかたしないんで(w
540 :
無名草子さん:02/01/28 02:05
では2chレベルでない本を紹介します(w
韓国・反日小説の書き方
野平 俊水 (著)
反日なら大嘘も許されるのか。反日書ブームの根源を衝く力作。万葉集は韓国語で読める、とか、
子どもを従軍慰安婦にした、とか、日本語には死には死ぬるという一つの動詞しかない、
とかおよそバカ気た議論が世論化している。著者は韓国語研究者として「反日」の根拠を問い、
反駁し、日韓関係逆転の発想を果敢に提起する。
内容(「MARC」データベースより)
万葉集は韓国語で読める、とか、子どもを従軍慰安婦にした、
とかおよそバカ気た議論が世論化している。著者は韓国語研究者として「反日」の根拠を問い、
反駁し、日韓関係逆転の発想を果敢に提起する。
韓日戦争勃発!?―韓国けったい本の世界
野平 俊水 (著), 大北 章二 (著)
日本列島が水没する近未来SFから古代日本語のルーツを韓国語とする歴史本まで、
韓国のトンデモ本を在韓日本人学者が照会、分析
内容(「BOOK」データベースより)
在韓日本人学者と翻訳家が、"韓国版トンデモ本"を本邦初紹介。
>>538
「受け売りというのは、他人の説をさも自分で考えた説であるかのように述べることで、
これは恥ずかしいこととされていますが、
>>528ではちゃんと出典を明記しているので問題ないですね。
わたしへの罵倒にはなりません。」
いやね、結局あなたは問題の『皇太子妃拉致事件』を読んでないわけでしょ。
サイゾーに書いてあった「ハッピーエンドだ」という簡単な内容紹介を
鵜呑みにしてその本のぜひを語っているわけでしょ。
いろいろ言いたいなら、まず第一に、サイゾーの記事から孫引きして拙速に結論をつけるよりも、
ここは書籍のスレッドなんだから自分で『皇太子妃拉致事件』を読んでから、言いたいことをおっしゃったらいかがですか?
そういいたいわけです。「わたしへの罵倒になりません」って、いったいあなた何を焦って、誰と闘っているわけ?
落ち着いてくださいよ(激ワラ)
543 :
無名草子さん:02/01/28 14:28
狂気の左サイドバックって面白いの?
ブックオフで見つけて迷ったんだが……
544 :
無名草子さん:02/01/28 14:38
>>538 .
>>540は、コヴァ板あたりから浮浪してきた既知害だから、
まともに相手をする必要もないぞ。だいたい、受け売りの意味すら
知らない日本語知らずの国辱野郎なんだから救いようがない。
なんでも朝鮮のせいにしてマスかいてるオタク野郎は、このスレを荒らすなよナ。
俺ら日本人の劣等感の具現を見せつけられているようで、
不愉快極まりないんだよ。
545 :
無名草子さん:02/01/28 17:23
546 :
無名草子さん:02/01/28 17:25
547 :
無名草子さん:02/01/28 18:27
谷沢永一「こんな日本に誰がした」
本田勝一「大江健三郎の人生」
大江って右にも左にも嫌われてるんだなあ。
548 :
無名草子さん:02/01/30 16:41
でも2人とも「お前には言われたくない」って奴だね。
549 :
無名草子さん:02/01/31 18:02
ガイシュツかもしれんが
「京都に原爆を投下せよ」
米国が奈良・京都といった古都を保護した、というのがただのデタラメで
あったことがわかる。でその理由も。
550 :
無名草子さん:02/01/31 18:10
「洗脳体験」二澤正樹著:宝島社?
#自己啓発セミナーの暴露本。著者は作家ではなくずぶの素人なのだが
迫真の描写です。
551 :
無名草子さん:02/01/31 18:36
>>549 それとの関連で
進藤榮一『敗戦の逆説』ちくま新書
をすすめる。「1940年体制」(野口悠紀夫)や「敗戦後論」(加藤秀典)や
五百旗真の戦後論がいかにデタラメかがわかる。
552 :
無名草子さん:02/02/01 12:15
硬派優良スレやね!あげる。
553 :
無名草子さん:02/02/01 12:47
「闇に消えた怪人」一橋文哉
グリコ森永事件の真相を追う。ありふれた推理小説をはるかに凌ぐ。
どこまでがノンフィクションかは?かもしれないが。
554 :
無名草子さん:02/02/01 12:59
いま読んでいるのは福本博文の「ワンダーゾーン」文芸春秋
自己啓発セミナー、前世療法、積極思考講座、サイババ礼賛・・etcに群がる
人々の心の内面を追うもの。
キーワードは‘現代人の依存心’
555 :
無名草子さん:02/02/01 13:22
別冊宝島の『「救い」の正体。』は良かった。
私は学校の同級生から、この本に出てくる某宗教に勧誘されたことがある。
556 :
無名草子さん:02/02/01 17:38
>555
ふむふむ『「救い」の正体』と・・Φ(..)
557 :
無名草子さん:02/02/01 17:54
「ホーキング宇宙を語る」←読み通したゾ。スゲーだろ(w
全く理解できませんでした。理解できた人、解説キボンヌ
558 :
無名草子さん:02/02/03 17:38
ノンフィクション単行本とは違うが、パソコン批評という雑誌がある。
隔月発行だが広告がゼロで、スポンサーに気遣った提灯記事がなくパソコンの側面が
他の一般雑誌では見られない切り口で書いてある。
559 :
無名草子さん:02/02/03 17:48
ロービア著『マッカーシズム』
ヴォネガットの小説みたい。
一橋文哉の新作「ドナービジネス」。買って二晩で読んだ。
読んでて正直吐き気を感じたこと2、3回。
人間は生命と金のためにここまで醜くなってしまうのかと。
ホンマカイナ、と思ってしまう部分もあるが。
ところで一橋文哉は元サンデー毎日の副編だったってどっかに
書かれてたけど、本当?
561 :
無名草子さん:02/02/04 16:31
椎名誠「岳物語」
562 :
無名草子さん:02/02/05 09:21
藤原信也 「印度放浪」「西蔵放浪」「アメリカ」「東京漂流」
バックパッカー定番の旅モノと社会ルポ。この4つはひとつの大きな流れになってる。
青さを感じる「印度・・」と、迷走する日本に怒りの筆を向けた「東京・・」が特にお勧め。
ピーター・アーネット 「戦争特派員」
湾岸戦争の時、唯一バグダットに居残り開戦を全世界に配信した有名記者の伝記。
APのベトナム戦争従軍記者時代がおもしろい。
ジョン・クラカウワー 「空へ」
エベレスト商業登山隊の実情を取材するはずが、未曾有の大量遭難の当事者に。
山岳遭難がこれほど近くで取材されることなど皆無なので、すごいルポになっている。
高沢皓司 「宿命--「よど号」亡命者たちの秘密工作」
よど号事件犯人たちのルポ。彼らが北朝鮮に渡り、どのように変わっていったのか
を追い、その闇の部分をあぶり出している。徹底した現場取材主義。記者の見本。
広河隆一 「チェルノブイリの真実」
チェルノブイリ原発事故を追ったルポ。問題は旧ソビエトだけでなく、全世界の原発
マフィアにもあった。原発事故って本当にコワいです。
一橋文哉 「闇に消えた怪人」
日本最初の劇場型犯罪と言われるグリコ・森永事件の真犯人を追うルポ。小説も
びっくりの意外な真実が浮かびあがってくる・・・
藤原新也は色々言われるけど、色んな物事が「見えてる」人だと思う。
ピーター・アーネットはCNNを追い出されちゃったけど、生涯一記者だね。
「空へ」は出色の出来。偶然とはいえ、スゴいドキュメント。
「宿命」「チェルノブイリ・・・」「闇に・・・」は、ルポルタージュ、ベスト3
563 :
無名草子さん:02/02/06 20:19
2チャンネル初心者で、初めてここにきました。
初めから読みましたが、色々参考になりましたありがとう。
ワイルドスワンがお勧めなんだけど、旧すぎる?
最近では毎日新聞社の「旧石器発掘ねつ造事件」スクープをとるまでのことが
色々書いてあってこの事件に興味がつきません。これに関連して勉誠社の雑誌が
あって事後のことが詳細に書いてあって良いですよ。残念ながら書名忘れてしまいました。
グリコ森永関連では宮崎学の「突破者」著者の破天荒な人生憧れます。
564 :
無名草子さん:02/02/06 20:58
宮崎学は「突破者」を起点に時代の証言者として振舞ってれば
よかったのに調子に乗って政治に手を出して公安のスパイだという
事実まで表に出てしまい終わってしまった人。
565 :
無名草子さん:02/02/07 08:10
出たよ、知ったかぶり。
>>564 えっ!! 宮崎学って公安のスパイ?そんな話聞いたことないけれど
闇の世界って奥深いけれど,どこの情報ですか?
信じられるように説明してくださいませんか.
567 :
無名草子さん:02/02/11 23:33
リチャード・プレストン『ホット・ゾーン』(小学館文庫)
罹患した者は50%〜90%以上の確率で内臓が「炸裂」し、「放血」し、死に至る。
人類史上最悪のウィルス「エボラ」を制圧するための戦いを緻密な取材で描いたノンフィクション。
グロいのがダメな向きにはオススメできない。
568 :
無名草子さん:02/02/12 10:23
>>455 小野田寛朗 「たった一人の30年戦争」は鳥肌が立つほど感動した。
泣きすぎてひきつけおこす寸前までいった。
569 :
無名草子さん:02/02/12 10:47
570 :
無名草子さん:02/02/12 18:06
571 :
無名草子さん:02/02/12 18:14
柳田邦男のはすべて良い。
>>566 いや、俺がフォーカスで見た時は、公安が宮崎の調査をしてて
その報告書が載ってたよ。
どうやら、北朝鮮に関係がある人みたい。
関係ないけど、宮崎って弁護士試験突破してんだよね。
やっぱ頭いいや・・・
573 :
無名草子さん:02/02/12 18:49
574 :
無名草子さん:02/02/13 09:23
575 :
無名草子さん:02/02/17 20:20
>572
弁護士試験って、司法試験のこと??
宮崎の言ってることはハッタリなんすけど、、、
真に受ける人いるんだね(わらい
577 :
無名草子さん:02/02/19 10:05
578 :
無名草子さん:02/02/19 22:09
マジレスするけど
・「たった一人の生還」
・「生存者」
生と死について考えさせられる。
二冊を比較してみると日本人と外国人の死の考え方の違いにあらためて驚く。
579 :
:無名草子さん :02/02/19 23:39
参考になるなあ。
有名どころは結構出ているんで、いままで出てきてないものを中心にいくつか。
「1991年日本の敗北」手嶋龍一(新潮文庫)
「ベトナム報道1300日 ある社会の終焉」古森義久(講談社文庫)
「在外日本人」柳原和子(講談社文庫)
「村が消えた」本田靖春(講談社文庫)
「からゆきさん」森崎和江(朝日文庫)
「台湾独立運動私記 35年の夢」宗像隆幸(文芸春秋)
「ゾーリンゲンの悲劇 トルコ人労働者移民放火事件」野中恵子(三一書房)
「闇の男 野坂参三の百年」小林峻一・加藤昭(文芸春秋)
「台湾・霧社に生きる」柳本通彦(現代書館)
どれもいいよ。特に「在外日本人」はノンフィクションとかジャーナリズムに余り興味の無い人にもお薦めできる。
基本的に正統派ノンフィクションが好きな方なら聞いたことある人ばかりを選びました。
台湾関係の2冊は私の趣味です、ハイ。
「虫の味」って既出?
581 :
無名草子さん:02/02/24 22:02
岩波現代文庫の『死のクレバス 〜アンデス氷壁の遭難〜』はおもしろいよ。
というよりこれが事実なのか・・・と絶句してしまう。徹夜して読み上げました。
それから、未来社の『訴えてやる!』この本はドイツの隣人訴訟をユーモアを
交えて紹介しています。何年か先の日本もこうなるのかな〜という思いで読みました。
582 :
無名草子さん:02/02/24 22:17
「御直披」
読んでる最中に、ぼろぼろ涙が出てきて止まらなかった。
被害者が可哀想だとか、そういうのではなく
とにかく涙がとまらなかった。
頭をからっぽにして泣いた本。
583 :
カシアス内藤:02/02/25 01:15
ありきたりかもしれないけど、
沢木耕太郎「一瞬の夏」、「テロルの決算」かな。
584 :
無名草子さん:02/02/28 17:48
一橋文哉は複数の人間がいるらしい
>>560 ドナービジネス、俺も探してるけどド田舎には無いね。
585 :
無名草子さん:02/03/01 13:17
「カルトの子」
「洗脳の楽園」
両方とも米本和広著、う〜ん、と考えさせる力作。
586 :
無名草子さん:02/03/02 08:51
「ジャッキーという名の女」(上・下)読売新聞社
ご存知、有為転変の人生を送ったケネディ大統領の妻・ジャッキーの評伝。
アメリカ大統領から、ギリシアの石油王へと男性遍歴を重ねた、平凡な女性の暗黒ぶりに考えさせられる。
毎日、普通に暮らすわが妻の姿をみると、女性の不可解さが身にしみるのです。
波乱万丈のジャッキーでしたが、結婚のなかに潜む、負の部分がありありと描かれている。
最初はおもしろいけど、二度と読みかえしたくないと思うノンフィクション。
皆さん 沢山のレスありがとうございます スレ立てた1ですm(__)m
久々にこの板を覗きましたら上がっており、感激しております。
>>465さんからの要望もありましたので久々登場してみました。
今後とも、このスレを宜しくお願いします。1周年目指して
何時の間にやら倉庫行きにならないように頑張りたいです。
588 :
無名草子さん:02/03/03 10:48
「ジャッキーという名の女」(上・下)読売新聞社
読みました。
いわゆる買い物症候群というのか、買い物依存症、というか、
そうした女性の一部分に共感できました。
佐野眞一さんの「東電OL殺人事件」と少し似ているかもしれません。
既出であることを祈りつつ・・・
「アメリカ帝国への報復」
591 :
無名草子さん:02/03/05 01:05
『戦場特派員』(橋田信介/実業之日本社)。
具体的で新鮮な問題提起のあるレポート
592 :
無名草子さん:02/03/05 02:23
女盗賊プ−ランはプーランが殺された日に借りに言って読んだよ。
ほんとに良かった。お母さんもいいって言ってた。
ビリーミリガンは結局どうなってるの?ガンで死んだの?詳細求む。
トリイ・ヘイデンのは面白いけど美化しすぎって感じもする。
家田荘子は好き。視点が面白い。
593 :
無名草子さん:02/03/05 03:17
がいしゅつと思うが井田真木子。「十四歳」以外はすべて良い。
お奨めであった家田荘子のAV男優読んだよ。
図書館で借りてきたんだけど母と一緒に行ったし
母も家田荘子好きだから題名とか見られてちょっと気まずいです。
母には薦めれないかも…。母子相関とか年老いた母をAVに出させた話とか
ハードすぎる
595 :
無名草子さん:02/03/06 10:31
597 :
無名草子さん:02/03/08 18:31
598 :
無名草子さん:02/03/13 07:38
「東電OL殺人事件」佐野眞一 新潮社
Fuckin'警察
599 :
無名草子さん:02/03/13 07:39
80 :名無しさん? :02/03/12 17:12 ID:s5+FBxKq
kETKQKtrHjiaVaYILyEQDYjXcxFFfjxdwUvsHqtHEYyYrQSxreXlNhRvoIPBsyvrIPvSEmVtPxMBIEsoFreQSXRdypQTcTAyliRnJXISbsrdGegloFsHRFOmjonCAfkjvRshRdJuokvbDmDAupCBysNfkN
LHIEgVopYsjwxxFJJPnIOhOYFjBMaCiTxRmBuTucGYBESMHvBVgCRhrKpJLwxUMVLVQpGfcdPrdYPanJbrnHreGkFmPAxurLFLMGSKPuflNEqNjbQmUobcaumbdQVgYEiBnPkIeyQtUguEAKtpVfDykqYH
nRHFtaavxXTTLGuMwtcXGBjlggsSQUQVbgRBpujHwLhLVnANYHKqJTtCNPMNGqKkTkYIpBSLDtiJUTEnMkAfAXdEKfPeTGeFaHXMbPDbHEPnMnefHMDWQLhVyRtJSTkOOlyXpAnmmUMSvxJHMHvQYwNqQu
qukTrQbtpjPNLWUrbGDlvxuelEOhtUrgnAfNqGoIGRywwHDtAocRMWVqLQGIVTPEwyRIxjuwEisWwTUGVgyXOOtIMqCiMHyARelbijIwhpfJDNpTQbEOHEojwSblLTdyCaUtCiiMLxFRuidPvpFDJxFkYq
81 :名無しさん? :02/03/12 17:12 ID:???
>80
感動した
600 :
無名草子さん:02/03/13 07:57
601 :
無名草子さん:02/03/14 02:50
「戒厳令下チリ潜入記」ガルシア=マルケス 岩波新書
文字通りの内容ですが。下手なサスペンスよりスリリング。
ガルシアマルケスが新書で出てるとは思わなんだ
603 :
無名草子さん:02/03/19 14:37
再版だよ
604 :
無名草子さん:02/03/19 21:55
>>601 「幸福な無名時代」(ちくま文庫)とかぶってるかな?
605 :
おったて歴三年:02/03/19 23:34
下山進「勝負の分かれ目」角川文庫
金融とジャーナリズムと通信の勉強になるし、就職前の大学生にはおすすめ。
とくにマスコミ志望の子ね。
ちょっと長いからだるいかも・・・
606 :
無名草子さん:02/03/21 13:29
出てなかったみたいなので。
杉山隆男「メディアの興亡」(文春文庫)は古過ぎてだめ?
コンピュータで新聞を作る という当時としては無理難題すぎるプロジェクトに取り組んだ、
IBM社員と日経新聞者の物語です。
それこそ「プロX」ネタにぴったりな感じ。
マスコミ(出版)関係、システム屋の皆さんには特にオススメ。
この日経のシステムの改修に参加したこともあって、非常に面白く読めた。
あと激遅レスだが
>>346 花輪和一「刑務所の中」面白いよね。
出版当初は漫画板でも何個かスレがたってて盛りあがってたな。「願いまーす!」
607 :
無名草子さん:02/03/21 15:08
「軍隊なき占領」を読んだ人居ます?
608 :
無名草子さん:02/03/21 15:26
吉田清治の「私の戦争犯罪・朝鮮人連行強制記録」
これを読んで日本人は反省しる!
609 :
無名草子さん:02/03/21 15:40
既出かもしれないけど、森達也の一連の著作
「放送禁止歌」
「A撮影日誌」
「スプーン」
は、ノンフィクションとしてもっと評価されて良いのではと
思うのだけど。特に「スプーン」はまさしく時間を忘れるよ。
水道橋博士も自分のホームページで、読み終わるまで動けなかった
と書いていたな。
柳田邦夫「サクリファイス犠牲」
人は人を救うことができないのか、と痛感。
611 :
無名草子さん:02/03/21 16:32
「光の教会 安藤忠雄の現場」平松剛(建築資料研究社)
世界的な建築家安藤忠雄の通称「光の教会」。
極端に少ない予算で、クライアントの欲求を満たしつつ、
自らの表現への欲求を満たすという難問を如何に超えるか。
建築の内側にいる人間が、一建築が出来るまでを追った
ノンフィクションというのは意外と珍しいと思う。
建築に関して知識がなくても充分読めました。
ちなみに、「光の教会」オフィシャルページは↓
ttp://www.asahi-net.or.jp/~nv3n-krkm/
児玉誉士夫邸に飛行機で突っ込んだ前野光保に関する
ノンフィクションってあるんでしょうか?
最近、テロルの決算を読んで面白かったのでそっち系で
お薦めがあったら教えてください。
614 :
無名草子さん:02/03/22 08:55
森達也の「スプーン」も凄いけど、角川から
文庫で出たばかりの「A」は衝撃だよ。
人生観まじで変わる。
615 :
無名草子さん:02/03/22 10:37
森達也マンセー信者は
>>333-343の流れを読めよ。
うっとおしいんだよ。お前ら。
ものの薦め方ってもんが分かってなくて押し付けがましい。
616 :
無名草子さん:02/03/22 11:23
北回帰線
618 :
無名草子さん:02/03/23 05:10
619 :
無名草子さん:02/03/23 12:10
アンドレ・レノレ『出る杭は打たれる』
岩波現代文庫で復刊するそうなので、是非読んでみて下さい。
620 :
無名草子さん:02/03/27 21:44
bnm
621 :
無名草子さん:02/03/27 21:44
何?
622 :
無名草子さん:02/03/28 06:49
ノモンハンの夏
623 :
無名草子さん:02/03/28 08:06
南回帰線
624 :
無名草子さん:02/04/02 04:57
ノンフィクションというジャンルに入るのかやや疑問なんですが、SPIノートの会著の「この業界企業でこの採用テストが使われている」
就職試験てまさに今シーズンものなのでいいかなと。
でも私の時代にこんなものはなかった。
今就職活動したら私絶対就職できません。
紀伊国屋で1位だったので、思わず買ってしまいました。
625 :
無名草子さん:02/04/07 10:42
626 :
無名草子さん:02/04/10 22:51
伊佐千尋「逆転」
大宅賞受賞作で、以前文春文庫で出てたものの絶版になっていたが、
最近岩波から復刻出版された。
まるで映画のようなストーリー展開で惹きこまれる。
627 :
無名草子さん:02/04/11 02:43
>>624 経営学板のお勧め経営学本スレで同じ日に同じ本を
推してる人がいたけど・・・まさかねぇ・・・
628 :
無名草子さん:02/04/11 21:15
140で既出ですが、杉山隆男「兵士に聞け」「兵士を見よ」
特に、「兵士に聞け」は「亡国のイージス」を読んだ人にお薦めします。
水彩画が趣味の先任海曹のエピソードに大喜び(笑)
大竹伸朗『既にそこにあるもの』(新潮社)
630 :
無名草子さん:02/04/23 19:30
「天命の陳情
日航ジャンボ機御巣鷹山墜落とグリコ・森永事件との関連」
著者: 村岡伸治
出版社:東京図書出版会/星雲社
これってどんな内容ですか?
631 :
無名草子さん:02/04/24 11:04
『愛犬家連続殺人』 角川文庫 志麻 永幸 (著)
埼玉で起きた連続殺人事件の共犯者の手記。証拠を隠滅するために、
死体を肉切り包丁で細切れにし、川に投棄。骨はドラム缶で焼却。
死体解体に立ち会った共犯者が記しただけにそのディテールが
かなりえぐい。生臭い匂いもしてきそうだった。
世の中にはとんでもない人間がいるものだと思ったなり。
632 :
無名草子さん:02/04/24 11:25
633 :
無名草子さん:02/04/25 08:33
>>632 調べたら少なくとも題材は同じようだ。
>>631は「共犯者」を文庫本化したものかも知れない。
634 :
無名草子さん:02/04/25 09:35
山崎永幸「共犯者」→(文庫化)→志麻永幸「愛犬家連続殺人」
らしい。各章のサブタイトルとかも全部同じだし、同じ本だね。
タイトルはともかく、なんで著者名までかえたんだろう。
ムコ養子にでもなったのか?
635 :
無名草子さん:02/04/25 09:52
山崎(志摩)永幸ってペンネームなんだろうけどね。
事件関係の報道でも、この人は「元会社役員の男性」になってて
本名は報道されてない(たぶん意図的に)から、なんで著者名を
変更したんだろう。
636 :
無名草子さん:02/05/12 10:39
age
637 :
無名草子さん :02/05/12 17:05
無名の新人と言うのかな加瀬由美子さんって方の
「犬と三日月――イスタンブールの7年」
その時、52歳。一女一男の母親。
アルコール依存症の夫と28年。1995年春、ついに離婚。
すべてを捨てて、愛犬のシベリアン・ハスキーを道連れにトルコへ。
トルコ語を学んで1年後、おふくろの味の和食レストランをはじめる。
立ち退き、ガス爆発、大地震、一難去ってまた一難。
トルコの人々の友情に助けられながら暮らした、
イスタンブールの7年をつづる。
感動のライブ・エッセイ。
ttp://www.shinjuku-shobo.co.jp/top.html ふとした縁で読みましたが、元気の出る本でした。
読み応えありますよ!
638 :
無名草子さん:02/05/19 00:05
関川夏央「ソウルの練習問題」(新潮文庫)
日韓W杯記念に読んでみて。面白いから。
639 :
無名草子さん:02/05/29 01:34
佐野珍1、最近二番煎じが多くね?
宮本常一モノ、東電OLモノ、本コロもの。
才能の枯渇の明石。
640 :
無名草子さん:02/06/04 09:39
>>626 同感。
伊佐千尋 「逆転」―アメリカ支配下・沖縄の陪審裁判 お勧め。
ただし、初版は1977年8月20日発行の新潮社単行本。
今回は岩波現代文庫から。
642 :
無名草子さん:02/06/13 06:41
スポーツ物ですが、
「28年目のハーフタイム」金子達仁
時期も時期ですし、サッカー好きな方にこれを。
サッカー物のノンフィクションの中では本当に面白かった。
いや、フランスW杯前後から著者は迷走しちゃったけど…。
あとは
「敗れざる者たち」沢木耕太郎
「スローカーブをもう一球」山際淳司
もしも今、自分が何かに負けそうならば、感じる物があると思います。
特に「スローカーブ〜」の中にある
「たった一人のオリンピック」と「背番号94」。
敗者側の人生を変にドキュメント化もヒロイックにも書くことなく、
たんたんと、それでいてやさしく書いてあって非常に好きです。
643 :
無名草子さん:02/07/05 03:29
はじめまして! 630への返事!
著書「天命の陳情」の内容は、日航ジャンボ機(123便)の御巣鷹山墜落事故
に関するもので、その墜落原因として、当事故には人為的で意図的な航空機内部爆
破事件としての可能性があり、それはグリコ・森永事件の犯人達によって引き起こ
された可能性があるというものです。
なお、その著書のHPが開設されていますので、天命の陳情というキーワードで
検索してみて下さい。そこには、その本の梗概等が紹介されています。 著者
645 :
無名草子さん:02/07/12 11:36
古典的過ぎるし、紀行文だが
河口慧海「チベット旅行記」(講談社学術文庫)おもろかった。
100年ぐらい前、当時まだ禁制の地だったチベットへ、たった一人向かった
坊さんの旅行記。
硬そうなイメージがあるが、チベット人の風俗とか(とにかく不潔と作者は書い
てる)が、素直にかかれてていい。
旅行記っていうと、「何でも見てやろう」以来、豊かな日本と貧しいアジア的
視点がお決まりにあるんだけど、100年前だけあって、そうした、頭でっかちな
こと考えずに、未知のものを見た純粋な驚きとか、喜びが伝わってくる。
646 :
無名草子さん:02/07/12 21:35
ガイシュツかもしれんが
家田荘子「わたしを抱いて、そしてキスして」
簡単にいえば、エイズ患者の闘病ものだけど、
それを超えた作者との友情がいい!
人種差別、エイズ迫害問題もしっかり書き込んであるし、
家族、ドラッグ、ゲイ、友情がエイズが関わることで
よくも悪くも形が変わってく過程がすごくリアル。
647 :
無名草子さん:02/07/12 22:03
「東大落城」
「連合赤軍あさま山荘事件」
「香港領事動乱日誌」など、
佐々淳行の一連の作品をおすすめしる。
昭和30〜40年代の世相、警察官僚のものの考え方が
著者特有の鋭利かつユーモラスな筆致で描写されており、
面白く読める。
648 :
無名草子さん:02/07/12 22:36
「AV女優」(1)(2)永沢光雄
お勧めです。
649 :
無名草子さん:02/07/12 22:45
「オロオロしなくていいんだね!ADHDサバイバルダイアリー」
花風社 白井由佳
片つけられない女とかで、最近話題になっているADHD。
その当事者の手記なのだが、目から鱗ってなかんじの家事・仕事・人間関係についての対処法が満載でした。
ADHDの人でなくても充分すぎるくらい使えます。
なるほど、これなら、ダメ人間返上できるなーと、感心した
650 :
無名草子さん:02/07/12 23:16
>649
朝日新聞の「ひと」欄にでてたね。
651 :
無名草子さん:02/07/13 00:19
ガイシュツと思われますが、ジョン・コラピントの「ブレンダと呼ばれた少年」…生後8ヶ月の男の子が包皮切除手術に失敗してペニスを失い、その後女の子として育てられた話です。彼は結局どちらの性で生きることを選ぶのか。大変衝撃的な作品でした。
ノンフィクションかと問われたら解答に困りますが、橋本治
「宗教なんて怖くない!!」は、文庫版表紙画のせいで読ま
ず、最近読んで早く読んでいれば良かったと思いました。オ
ウム真理教の……、やっぱり評論かぁ。
この本を勧めたいのは勿論ですが、スレの雰囲気が凄く良い
ので書き込みたかったんです……。
654 :
無名草子さん:02/07/13 12:50
>649
白井っていう人TVに出てるのみた。(本は知らない)
だらしない女が出ていたんだけど、障害なんだって。
いろんな工夫で必死に努力していた。
すげぇ面白かった。
655 :
無名草子さん:02/07/14 02:11
近藤紘一ってでてる?
「サイゴンからきた妻」ほか 文春文庫
作者は産経新聞のアジア特派員
奥さんはベトナム人で、異文化夫婦間のギャップとか、ベトナム戦争のなか緊迫した
サイゴンの様子とかが、面白い。
文章は読みやすいけど、なかなか考察は深い。
沢木好きにはお勧め。
>>652 しかも双子なんですよ。遺伝子上は男の子二人のはずなのに、片方は女の子の格好して写真に写ってたりします。医学界の権威との確執や、診察という名の屈辱的な実験や質問の数々に絶句。ジェンダーに興味がある方にはオススメです。少しネタバレしてごめんなさい。
657 :
無名草子さん:02/07/15 02:37
ナンシー関『信仰の現場』は古典的名著かと。
要約じゃなくて一部を転載してくださいよ。
お試し読み
659 :
無名草子さん:02/07/15 08:47
「生きてこそ光輝く」石橋幸緒
将棋の女流棋士のため将棋コーナーに置いてあるけど、内容的には
いろんな人に読んでもらいたい本。
生まれながらにして、腸が弱くて病弱のため障害者用の学校にいき
ながらプロの棋士になった女の子の話。
「だからあなたも生き抜いて」のような感動作でオススメです。
NHKのドキュメントにもなった作品。
660 :
無名草子さん:02/07/16 15:44
朝のワイドショーに小林照幸が出てたよ。
長野県民ってことで田中康夫の批判してたけど、ひどい扱いだった。
C級タレントだってあんな扱いされまい。
かわいそうだった。
それはそうと、彼のキラキラひかる瞳にビックリしたよ。
661 :
無名草子さん:02/07/18 03:07
>>660 俺も見てたよ。
テレ朝だろ?
彼の作品(沖縄モノ)はいいんだが、
長野県知事に関する言説は正直「?」。
662 :
無名草子さん:02/07/19 13:56
簡潔な目録だが、様々な分野の書籍が紹介されている。
URL: www.roy.hi-ho.ne.jp/shomoku/ntb/
663 :
無名草子さん:02/07/19 14:20
鎌田慧 自動車絶望工場。大熊一夫 ルポ精神病棟。
本多勝一 戦場の村 いずれも題材は古いですが迫真の潜入ルポです
いずれも文庫になってますが鎌田著は絶版になっているかも?取材元の日本を代表する企業からの圧力かな?
664 :
無名草子さん:02/07/19 14:42
>>660、661
あのー、一緒に出てた日垣隆はどういう感じでした?
665 :
無名草子さん:02/07/19 17:07
藤田博司「アメリカのジャーナリズム」(岩波新書)
作者はニューヨークとワシントンに十二年間滞在したジャーナリスト。
メディアにおける多様性と画一化の対峙、政治家・高級官僚・ロビイスト
の介入する情報操作などが、ウォーターゲート事件・湾岸戦争をはじめと
する様々な事件をめぐる報道の解説を通してよく理解できます。
アメリカのジャーナリズムが抱える様々な問題に触れながらも、日本の
ジャーナリズムが目指すべき客観報道のルールを指摘。CNNのような各種
アメリカの報道が日本人の身の回りにまで及んでいる現実の中、民主主義
社会の報道精神のあり方について考えるためには必読といえます。
新書なので、サラッと読めておすすめですよ。
沢井鯨『PIP/プリズナーインプノンペン』小学館
これは小説なのでスレ違いかもしれませんが、著者自身の
体験した実話に基づいた小説なのでかなりノンフィクション
的要素も楽しめます。冤罪でカンボジアの牢屋に入れられた
地獄の体験が中心で、カンボジア社会の腐敗ぶりとそこにいる
日本人の生態などなかなか精密に描かれている。
あっという間に読める面白い本ですよ。
667 :
無名草子さん:02/07/23 14:44
名前のない女たち 宝島社の新刊。AVギャルのインタビュー集だけど、
レイプだの近親相姦だの凄まじい。女の現実がわかって、女を信用でき
なくなる傑作ですね。心がブルーになる。
668 :
love2000:02/07/23 17:52
インタビュー集だったら「あなたの夢を実現させるための本」あいであらいふ社 がオススメ。
読みやすいし、しかも成功の裏に波乱万丈な激しい人生の困難を乗り越えてきた芸能人(浅香光代、高田文夫、峰竜太等)の
様子が成功事例としてQ&A方式で書かれてる。
今スポットを浴びてる人も昨日までは隣に居たって感じで、自分も頑張れそう。
ただの自己啓発本よりよっぽど面白いと思う。
669 :
無名草子さん:02/07/23 21:50
最近、ブックオフの100円本で吉岡忍の「M/世界の、憂鬱な先端」を買って、
後で読もうと思ってるんだけど、これってどう? 面白い?
670 :
無名草子さん:02/07/29 05:57
毛利文彦『警視庁捜査一課特殊班』角川書店
企業恐喝や営利誘拐を企んでる奴は必読。
絶対に成功しないという事がよく分かる。
671 :
無名草子さん:02/07/29 16:07
>669
100円なら買い。まー時間の余裕があればね。
つまんなかったら誰かにやればいいし。
672 :
無名草子さん:02/07/31 19:34
カヌーイスト野田知佑
★新.放浪記1 旅へ 文春文庫 \600+税
★新.放浪記2 南へ 同 同
青春の光と陰、海外放浪、自伝的エッセイの傑作。若い人に是非。
野田にハマッタらいくらでも読む本はありますよ。
広瀬隆、最近初めて呼んでみましたが面白いですね。
ところで広瀬スレってもうどこかにあるんでしょうか?
674 :
無名草子さん:02/07/31 22:07
文春文庫のAV女優がおすすめです!懐かしい女優さんみて夏のノスタルジア
おなじ文春文庫で援助交際かったがあまり面白くない・・・
>>663 自動車絶望工場ありますYO!
最近取り寄せて読んでま。
676 :
無名草子さん:02/08/15 20:12
>>667 名前のない女たち、良かったね。世の中、変な女がいるもんだ。
677 :
無名草子さん:02/08/16 01:26
表紙の女、病気でしょう。
678 :
無名草子さん:02/08/16 20:06
「サイコ」と「羊たちの沈黙」のレクター博士のモデルになったエド・ゲインについて
書かれたハヤカワNF文庫の「オリジナル・サイコ」って本はガイシュツ?
この本は個人的にすっげー怖かった。
679 :
無名草子さん:02/08/18 14:39
極めて激しくガイシュツだろうが、野村進『コリアン世界の旅』(講談社)。
平易で昂ぶらない記述に好感。
これもガイシュツに違いないと確信するが、斎藤貴男『カルト資本主義』(文春)。
やや走り過ぎの気もしないではないけど。
吉田司『スター誕生』(講談社)もよかった。
680 :
無名草子さん:02/08/19 00:30
>>660 「朱鷺の遺言」(中公文庫)
もイイね。
681 :
無名草子さん:02/08/19 15:08
小学館文庫だったか、『もう一人の力道山』、著者失念。
関川夏央『海峡を超えたホームラン』新潮文庫。
682 :
無名草子さん:02/08/19 23:12
一連の田中真紀子ものはそれぞれおもろい。
立花隆の「『田中真紀子』研究」(文春)は女帝佐藤昭と真紀子の暗闘など
ドロドロした人間ドラマに焦点が当てられている。
あと最近の本では小池壮彦「四谷怪談祟りの正体」(学研)。
田宮神社の縁起ではお岩夫婦は円満だったことになっているが
やっぱり実際にはそんなことはなく、はなから怪談だったことが論証されてる。
683 :
無名草子さん:02/08/20 01:04
作者忘れたが「フォーク・カタログ」だっけな。
音楽の先生が戦争から帰ってきてギター教える話。
684 :
無名草子さん:02/08/20 04:58
佐藤正明『ホンダ神話』文春文庫
小池壮彦『四谷怪談・祟りの正体』学研
平田正彦『二人の師匠』東洋経済新報社
>>684 全部買うから
あたいの書いたの嫁。タコども。
ついでに京極夏彦をもっと働かせろ。
686 :
無名草子さん:02/08/21 00:53
京極とかいう無能はどうでもいい。
佐藤正明「陽はまた昇る」が文春から文庫化された。
687 :
無名草子さん:02/08/22 00:40
池波正太郎だっけな「男の系譜」
なんてことないんだけど暇なとき読むのにいい。
688 :
無名草子さん:02/08/22 01:11
草柳大三死んだね。
ハヤシもあるでよ
689 :
無名草子さん:02/08/22 07:37
『江夏の時代』
書いた人忘れました。
690 :
無名草子さん:02/08/22 08:13
既出かもしれんが「エンデュアランス号漂流記」めちゃくちゃ面白いっすわ。
一晩で読んじゃった。
ホントに感動した。「天使の歌声」はメッチャいい本だよ。
692 :
無名草子さん:02/08/24 11:25
桶川ストーカー殺人事件の本
693 :
無名草子さん:02/08/24 19:52
野田知佑の文庫本すべて(新潮、文春から多数)
特にこれからどう生きたらいいいか悩んでいる若い人にお薦め。
買って損はないと思う。
694 :
無名草子さん:02/08/29 15:38
野田氏が出たので関連系
星野道夫
・イニュニック「生命」 アラスカの原野を旅する
・ノーザンライツ
・長い旅の途上
オススメ理由は693と同じだがマターリしたい時にもいい。
生きていくことに対する視野が広がりました。
695 :
無名草子さん:02/08/29 16:24
司馬遼太郎のノンフィクション系は、だいたいオススメ。
もちろん、このヒトの小説もいいんだけど、ノンフィクション
の作品群も、もっと注目されていいんじゃないかと思います。
「街道をゆく」シリーズとかだと、日本国内とか中国あたり
のハナシは、かなり歴史好きじゃないとついて行けんような部分
もあるから、「街道〜」ではむしろ、スペインとかオランダとか
アイルランドなんかが読みやすかったです。まあ、それは好きず
きなんだろうけど。
ただ、イチオシは「街道シリーズ」じゃなくて、「人間の集団
について〜ベトナムから考える〜」と「アメリカ素描」の二作品。
これは読んでソン無し。
堺屋太一が「平成三十年」で恐ろしい予測をしている・・・。
http://www.geocities.co.jp/WallStreet-Stock/7553/index.html 中国の需要拡大に伴い、世界的な資源危機が発生、
エネルギー資源、希少金属、食糧の国際価格が跳ね上がる。
また、日本は少子高齢化によって若年労働力が激減するため輸出競争力が低下し、
中国の輸出に押される。貿易赤字が急拡大し、2018年には1ドル300円にまで円安が進む。
国内の平均物価は現在の3倍に急騰、消費税は20%に近づく。その上、燃料税も増税されるため
ガソリン市販価格はリッター千円になる。・・・ということらしいのですが。
697 :
無名草子さん:02/08/30 10:32
志麻永幸?愛犬家殺人事件
一気に読んだ。
熊谷、秩父近辺(舞台だから)の人なら、三倍楽しめる。
>>673 前に、『アメリカの巨大軍需産業』って新書を読みました。
後もう一歩で、「すごく面白い!」ってところをかすっている感じでした。
たとえ話を多くしたり、「なんで、どうしてそうなったのか」ということが、もっと
詳しく書いてあればなぁ〜という感じでした。
673さんは、どんな本が面白かったですか?
既出かもしれないけど、『逆説の日本史』(著:井沢元彦)。
今、ハマって読んでます。
たとえ話が多くてイメージしやすいうえ、そのたとえ話が笑えます。
文庫本が出たので、安くお手軽に読めます。
700 :
こんなの見つけた:02/09/03 17:04
701 :
こんなの見つけた:02/09/04 16:39
702 :
無名草子さん:02/09/04 17:40
昔は椎名誠も「怪しい探検隊」とかの完全なノンフィクション作家だった。
その頃の本かなり好き。
703 :
無名草子さん:02/09/05 22:06
浜辺祐一
『こちら救命センター』
『救命センターからの手紙』
救急救命センターのお医者が書いたドキュメント。
一話が4〜5ページしかないんで、一気読みする暇が無い人にもお勧め。
704 :
無名草子さん:02/09/16 17:07
松谷みよ子
『現代民話考』シリーズ
戦争問題から実話怪談まで様々なジャンルでの信憑性の高い手記を掲載。
705 :
無名草子さん:02/09/26 13:53
このスレから
墜落遺体―御巣鷹山の日航機123便
飯塚 訓
講談社+α 文庫出版社:
ISBN: 4062565153
読んでみたんですが、
墜落現場 遺された人たち―御巣鷹山、日航機123便の真実
飯塚 訓
出版社: 講談社
ISBN: 4062107465
こっちってどーなんでしょうか?
「囚人日記」 見沢 知廉
「天才たちの私生活」 Gプラウゼ
「完璧な犠牲者」 Cマクガイア&ノートン
「異常快楽殺人」 平山 夢明
「悪人博覧会」 季田 径丸
かなり笑えます。
707 :
感動の「海峡を渡るバイオリン」:02/10/06 01:23
感動しました。バイオリン製作者のノンフィクション。「海峡を渡るバイオリン」陳昌鉉著(河出書房新社)。どんな困難な試練にあっても、陳さんの明るく一途な生き方には深い感銘をおぼえました。絶対におすすめの書籍です。
既出かもしれないが「墜落遺体」
123便の話。
709 :
感動の「海峡を渡るバイオリン」:02/10/06 01:51
感動しました。バイオリン製作者のノンフィクション。「海峡を渡るバイオリン」陳昌鉉著(河出書房新社)。どんな困難な試練にあっても、陳さんの明るく一途な生き方には深い感銘をおぼえました。絶対におすすめの書籍です。
710 :
無名草子さん:02/10/09 13:53
「レーニンのミイラを作った男」はがいしゅつ?
711 :
無名草子さん:02/10/09 15:12
なんといっても講談社の「マサイの恋人」。
読み出したらやめられなくなった。
恋人と行ったケニアでマサイの男にひと目惚れして、
恋人も捨て、言葉も通じないのに押しかけ女房をやってしまった
スイス人の女の人の手記。
いきなりブッシュ暮らし。ひとりでジープを運転してバファローにはあう、
マラリアにはかかる、栄養失調で妊娠中に死にかける、
それでも彼のそばをはなれない。結局4年後に子どもをつれてスイスに
帰るんだけど、よく4年も持ったね、
うーん、とにかくすごい。サスペンス小説顔負けのスリル。
圧倒されましたね、私は。
・「生贄の島」 曾野綾子著 角川
・「テロルの決算」 沢木耕太郎著 文春
・「ドキュメント狭山事件」 佐木隆三著 文春
・「地獄の季節」 高山文彦著 新潮
・「決定的瞬間」 岩川隆著 中公
・「冷い夏熱い夏」 吉村昭著 新潮
てなとこで・・・
713 :
無名草子さん:02/10/13 14:32
>711
読みましたよ。『マサイの恋人』。
めちゃくちゃ面白い、には同感。一気に読みました。
マサイ族の暮らしもすごく興味深かった。
それにしてもすごいひとがいたもんだ――つくづく。
だけど、相手のマサイの戦士は、ことばもよくわからないのにいきなり
惚れられて、押しかけられ、ついには置いてきぼりにされ、
で、目をぱちくりしてるんじゃないだろうか。
ともかく、人間の情熱のすごさを感じさせられ、圧倒された一冊でした。
714 :
無名草子さん:02/10/14 01:54
生きてるイイダコが、自分でしゃりに乗っかって寿司になる。
っていうのが出てくる小説知りません??
715 :
無名草子さん:02/10/17 22:28
森谷正規『アナログを蘇らせた男』
「寺垣式プレーヤー」の寺垣武の評伝。
この間の田中さんのノーベル賞受賞のニュースを見て、
なんとなく、この本のことを思い出しました。
716 :
無名草子さん:02/10/19 20:54
age
717 :
無名草子さん:02/10/19 21:04
植村直己「青春を山に賭けて」
特に若い人にオススメ。
718 :
キャロルくん:02/10/19 21:04
719 :
無名草子さん:02/10/24 15:01
720 :
無名草子さん:02/11/04 17:56
721 :
無名草子さん:02/11/06 11:27
ボクには『マサイの恋人』より『マリーの選択』の方が強烈でした。
723 :
無名草子さん:02/11/15 18:47
「ブラックホーク・ダウン」
映画とは段違いの迫力!
大傑作!!
724 :
無名草子さん:02/11/16 12:54
722> その『マリーの選択』っての読んでないからわかんないけど、私は『マサイの恋人』、強烈だったけどな。
男と女でものすごく感想がちがうんじゃない?友達(女)に貸したら、読み始めたらとまんなかったっていってたし。
>724
『マサイの恋人』の方は女が自分勝手で後半ムカツイタのです。
『マリーの選択』はアパルトヘイトの南アの話しで白人女と黒人男という
部分は同じでも気高さとか誇りのようなものを感じました。
勿論ノンフィクションです。両方読んでからご意見をお願いします。
726 :
無名草子さん:02/11/18 23:20
>725
『マサイの恋人』の女が自分勝手、というのはわかります。ただ、私の場合、惚れ込むと、
人間ここまでできるのか、ってその行動力と情熱にただただ脱帽!って感じだった。
その意味でとにかく文句なしに引き込まれた一冊でした。
727 :
無名草子さん:02/11/22 21:24
age
かなり出ているので、挙げられていないものからいくつか
「王国と権力 ニューヨーク・タイムズをつくった人々」(上下)ゲイ タリーズ 早川書房
「汝の父を敬え」(上下)ゲイ タリーズ 新潮社
は NF を語る上ではずせない。ただし絶版なので古書店で見つけたら買い。
スポーツ関係では
「栄光と狂気」デイビッド ハルバースタム TBSブリタニカ
ハルバースタムは分厚くてという人にもいいかも。オリンピックを目指すボード選手を
描いた作品。
「フライデー・ナイト・ライツ」H.G.ビッシンガー 中央公論社
テキサスの田舎の高校アメフトチームを追ったもの。あまり読まれていないが
スポーツ NF 好きは必読。
秘境 紀行もの
「世界最悪の旅」A チェリー ガラード 小学館
南極点には到達したが...。スコット隊の記録。
「ニュ−ギニア紀行 ― 十九世紀ロシア人類学者の記録 ―」ミクルホ マクライ 中公文庫
タイトルまんまの内容だが言葉もわからない状態から徐々に信頼を得ていく過程はスリリング。
ありゃりゃ、typo
ボード選手 ==> ボート選手
730 :
無名草子さん:02/12/23 18:43
植物は警告する
731 :
無名草子さん:02/12/30 02:33
(^^)
733 :
無名草子さん:03/01/13 14:05
文春文庫の新館「平壌(ぴょんやん)ハイ」石丸元章
おすすめです。
覚醒剤不法所持で執行猶予中の著者の北朝鮮ツアー記。
ドラッグマニア、2ちゃんに出没する北朝鮮叩きのみなさんには特におすすめ。
悪ぶりながら、実はあの国についてTVのコメンテーター(専門家を除く)
よりは深く考えている著者の想いが、麻薬のように効いてくる一冊。
犬肉料理の描写が秀逸。美味そうだった。
犬肉=甘肉(タンコギ)といいます。高級食材です。
あっはっはっはっは
スマソ。新館>新刊だった。(恥。
>734 そうそう甘肉でしたね。カルビたびたいワン。
文藝春秋、文春文庫 北朝鮮脱出 カン・チョルハン、アン・ヒョク
政治犯収容所経験者亡命手記
K.Kベストセラーズ? 北朝鮮絶望収容所 アン・ミンチョル
政治犯収容所国家保衛部監視員亡命手記
お勧めではありません。覚悟のある方だけよんで。高校生以下、心臓の弱い方には
つらいです。食欲減退、悪夢にうなされます。「北朝鮮脱出」は落合信彦が2週間
下痢がとまらなかったそうです。「北朝鮮絶望収容所」は「絶望」以外の言葉が見
つからないでしょう。2冊共に正にアウシュビッツ、731石井細菌部隊以上の事
が書かれています。阿鼻叫喚、この世の地獄としか呼べない国家が日本国からわず
か西に200Kmの所に存在します。わずか200Kmです・・・・
あと作者は忘れましたがK.Kベストセラーズ「北朝鮮泣いている女たち」。
こちらは一般刑務所ですがたいして内容はかわりません。ただし留置場での予審取り
調べでは思わず息を呑む描写です。よく生きているなあ。なお、上記2誌の作者
カン・チョルハンとアン・ミンチョルは今、韓国で友人同士になっています。
ミンチョル「初めて会った時は、数発なぐられると思った。」
チョルハン「脱北してもう北朝鮮人民ではないのだから、もう関係ないよ。」
ニュースでやってました。しかし2人共、実名で本を書き顔もテレビで流れて
しまっているので、彼らの残った家族は100%もうこの世にはいないでしょう。
尚、これらの本は最近「私は金正日の警護官だった」を書いた作者も薦めています。
うーん、自分で振って言うのもなんですが、あまり北朝鮮ネタに偏るのもどうかと。
心が洗われる本、ないすか?
739 :
無名草子さん:03/01/15 10:04
最近文庫化された吉岡忍「M/世界の憂鬱な先端」は
なかなか面白かったぞ。
そうですね。北朝鮮は、重過ぎますね。板東 英二の「赤い手」などは?幼少の頃から
満州から日本に渡って来てからの波瀾万丈の人生、素晴らしく、楽しめる奥さん?との
ラブストーリー(なぜ、中日に入団したのかが、微笑ましい。)も、この人はこんな人
だったんだなと、テレビとは違った側面が見られ、人間性の素晴らしさが、伺える作品
と思います。あと、また野球人に、なってしまいますが金村義明の「在日魂」も彼の人柄
と苦労が伺え、爆笑ものですが、素晴らしい作品と、思います。あとはいろいろな、
紀行記ですが、それは今度また。
741 :
無名草子さん:03/01/15 15:12
会社がなぜ消滅したか。
これ読んだ人いると思うけど、かなり面白かった。
特に、マスコミ報道が恨めしいなんてセリフは人事ではなかったな。
元山一社員は、メリルも日本撤退の憂き目にあって、今は何をやってるのだろう?
742 :
無名草子さん:03/01/21 23:38
その後即雪印に入社したすごい奴がいた。そいつは、友達の後輩で
山一がつぶれた当時大卒2年目の24歳、、、
(^^)
744 :
無名草子さん:03/01/23 05:02
お、久々にレスがついてきたね。
吉村昭「漂流」新潮文庫
江戸時代かな?無人島(今の鳥島)に流された人たちのサバイバル。
様々なアイデアを出しながらなんとか生き延びようとする姿が(・∀・)イイ!!
マジであった話らしいので、一応ノンフィクションだよね?
745 :
無名草子さん:03/01/23 08:58
既出ですが、石丸元章「平壌ハイ」文春文庫
友人にすすめられて読んだら、テーマの重さを全く感じさせない痛快さだわ。
北朝鮮でドラッグをやりまくるという滅茶苦茶なノンフィクションなんだけど、
それでいて、北で暮らす人々の姿にかなり迫ってる。
ボウリングやったり、サーカス見たり。へー、っとおもった。
トリイ・ヘーデン 「シーラという子」
シーラへの実父の性的虐待が凄まじい。
ラストは泣ける。
747 :
無名草子さん:03/01/24 03:51
>>746 ってゆーか、あれノンフィクションじゃないし
749 :
無名草子さん:03/01/24 06:19
鎌田慧 「自動車絶望工場」
↑
既出でしたねスマソ。ちなみに「自動車王国の暗闇」ってのもありますね。自動車好きなら
ハルバースタムの「覇者の驕り」も必読ですね。ハルバースタムと言えば「ベストアンド
ブライテスト」や「ベトナムの泥沼から」も良いです。ついでにシーハンの「輝ける嘘」
も読んでみるとかなりベトナム戦争について(政治的には)理解できます。
「輝ける嘘」はよいですね。アメリカのだめっぷりがいやんなるくらいよく分かる。
あと,ベトナム戦争をベトナム側から見た本でよいものはありませんかね?
ハルバースタムでは,いま「フィフティーズ」を読んでいるのですが,
この本でも自動車業界ねた扱ってます。
752 :
無名草子さん:03/02/01 04:23
>>748 違いますよ。事実を元にしたフィクションです。
ちゃんとそう書いてあります。
753 :
無名草子さん:03/02/03 00:08
「アホでマヌケなアメリカ白人」ってなんで急に売れ出したんだ?
しょうもない民放にでも出たのか?
>>751 あれを読むと職業軍人さんに対して一種の同情さえ感じますね。まあ、ナチにおける
ロンメルみたいなニュアンスかな?。ベトナム戦争をベトナム側から書いた物は漏れも
まだ読んだ事が無いので非常に興味があります。例えば、同じ戦争を戦ったアメリカの
帰還兵の薬物乱用等のPTSD発症率と、ベトナムの元ゲリラの人達のその後の後遺症
の発症率を比較した様な資料にはとても興味があります。個人的な推測ですが、元ベトコン
の人達の後遺症の発症率の方が格段に低いんじゃないかと思ってます。やはり戦後社会的な
理解が得られる環境と、そうでない環境では随分違うんじゃないかと思うので。実際の
戦場での体験の過酷さはベトコンの人達の方が惨かったと思うんですが、ベトナムは
社会全体が戦時体制にあったし、常に一般大衆も戦争と無縁ではいられない状況にあった
と思うので、戦後の元兵士に対するプレッシャーが低かったと思うんですよね。その意味で、
PTSDの発症の引き金になるのは戦地でのトラウマよりも、その後の周囲の意識いかん
なんじゃないかと。それを比較した様なノンフィクションでも学術的な資料でも何でも
読んでみたいです。個人的に調べた範囲ではベトナム帰還兵とヨムキップル戦争での
イスラエル帰還兵の帰還後の薬物依存等に関する比較はありましたが、やはりベトナム
帰還兵の薬物依存の発生率は十倍近く高かったです。
ハルバースタムの「フィフティーズ」はまだ読んでないんですが、これから読んでみます。
ハルバースタムは常に実直な仕事をする人だと言う印象があるので、個人的に期待しちゃい
ますね。
755 :
無名草子さん:03/02/06 16:28
>>753 Nステに出とったよ。トップニュースで。
756 :
無名草子さん:03/02/06 22:42
中島らも「獄中記」。あ、まだ出てないか・・・・・・。
獄つながりで
『破獄』吉村昭(ノンフィクションかな?)
『ホテルカリフォルニア』丸山隆三
↑流れで書き込んでから慌ててスレ読んだが未出で&
でも個人的に一番面白かったのは
『ラジニーシ堕ちた神』ヒュー・ミルン 第三書館
宗教がらみだし、裁判沙汰になってたりややこしいので
たぶん一般的な場では、あまり進められる事はないと思う。
ハード&タフで、スケールも大きい。
そして個人的にはリアルな内容だと思う
古いけど、私のおススメは
畑正憲さんの「どんべえ物語」と「さとならどんべえ」
まさに全身全霊をかけた1対1のヒグマとの付き合いです。
この前オシャレ関係に出てて思い出しました。
まだまだ元気そうでしたね。
760 :
無名草子さん:03/02/09 22:12
ライトスタッフ トム ウルフ
宇宙飛行士とテストパイロットのヒロイックなお話し。
なれど作者独特のシニカルな視点で描かれており
胸やけせず読めました。特に導入部の描き方は
秀逸だと思う。
761 :
無名草子さん:03/02/11 01:53
「一万年の旅路 ネイティブ・アメリカンの口承史」ポーラ・アンダーウッド
これをノンフィクションと言うべきなんでしょうか(笑
"The Walking People”の旅と学びの歴史です。
たとえフィクションだとしても素晴らしい本だと思います。
762 :
無名草子さん:03/02/11 03:25
本田勝一・殺される側の論理
作者失念・こびとプロレスを描いたやつ
毎日新聞・破滅?梅川昭美の生涯
こびとプロレスは是非読んでほしい。
763 :
無名草子さん:03/02/11 04:18
宮台しんじ・これが答えだ!
ものすごく濃縮されてる。いろんなことが
764 :
耳なりほういち:03/02/11 04:48
新潮社”宿命”よど号亡命者達の秘密工作 高沢皓司(文庫有り)
読めば分かるのですが、昨日第2次拉致被害者の発表がありましたが、一人の方がハイジャック後、
行方不明となり、その方も含まれています。田宮高麿と日本で同じ所に住んでいたからといって
マスコミはよど号グループと関連づけたような言い方をしています。私は赤軍達には大変な迷惑を
被っているので擁護はしません。しかし、彼等は北朝鮮当局により2年以上幽閉されてました。
マスコミがなんでもかんでも関連付けようとするとまた、”でっち上げ”とされますよ。
やつらのサイト、かりの会
http://www.dango.ne.jp/ogenki/
765 :
無名草子さん:03/02/15 01:07
上原隆「友がみな我よりえらく見える日は」幻冬舎文庫
既出だたらスマソ
と学会「トンデモ本の世界」洋泉社
笑いまくった。
767 :
無名草子さん:03/02/16 07:22
ありゃ。↑洋泉社が続くな。
「この業界企業でこの採用テストが使われている」(SPIノートの会 洋泉社)
就職や転職の際の採用試験の裏事情を書いた本なんだけど、企業側と学生側の攻防が読み取れて面白かった。
問題集とか参考書とかなのかと思いきや、カナリ面白かった。
書き方がかなり煽ってる。
働いてると多少は関係あるし、転職とかを考えてる俺には他人事とは思えんかったよ。
「不況だから就職する側も必死だな」というのが感想。
これから転職する俺も必死だな・・・
問題もわずかながら載ってる。解説読むと頭良くなる「気」がするし、仕事ができるようになる「気」がする。
さいきん読んだ『熱風幼稚園』ていう本が面白かった。
著者は幼稚園の先生。リトルドックプレス刊。
中東のふつうのひとたちがどんな生活をしてるか、
いろんな状態を知りたいひととかにはお薦め。
769 :
無名草子さん:03/02/18 02:17
770 :
無名草子さん:03/02/18 07:52
>>1 ロレンゾカルテラの「スリーパーズ」。
映画にもなったよ。
771 :
無名草子さん :03/02/18 13:26
児玉隆也「この三十年の日本人」(新潮文庫)
この人の文章は、綿密な取材に基づいていて、かつ読みやすい。古本屋で見つけた
ら絶対買うべし。田中角栄取材で名を馳せたが、本質は戦後日本の風景を描いた
作品群にあると思う。なお、岩波現代新書は「この三十年の日本人」と「ガン病棟
の九十九日」の抄編になる。
山崎光夫「東京検死官」新潮社
検死官の第一人者芹沢常行氏を取材、過去の事件や偽装?殺人事件分析などを綿密
に書いた一冊。専門知識ぬきでも楽しめ、凡百なミステリーよりも面白い。芹沢氏
の自伝は中公文庫から出ており、戦後警察史としても楽しめる。
あぼーん
773 :
無名草子さん:03/02/25 19:50
カルト集団「ヤマギシ会」に潜入取材したノンフィクション。
『ヤマギシ会見聞録』
著者:近藤衛、出版社:行路社(пF075-723-7251)
北朝鮮みたく秘密のベールに閉ざされていたカルト集団に潜入したライターの観察記。
客観データやら、厖大な文献を使って、お腹いっぱいになるノンフィクション。
ノンフィクション?
広瀬隆「燃料電池が世界を変える」NHK出版
2年前に発売されたもので、先端技術としての内容は
少々古いかも知れませんが、政治経済も絡めて書いてあるので
楽しく読めると思います。
775 :
無名草子さん:03/03/02 20:11
age
776 :
無名草子さん:03/03/05 01:33
ドラゴンボール
778 :
無名草子さん:03/03/05 06:19
小林照幸の検疫官読んだ。
やっぱこの人の医学ノンフィクションはいいね。
別に信者って事はない(アンチでもない)けど,
小林よしのりの「脱正義論」は面白かった。でも今や
ここに描かれた内容って常識になってるんだろうか。
780 :
無名草子さん:03/03/07 19:25
ぜったいこれだよ!!!!!
少年Hーーーーーー
(^^)
782 :
無名草子さん:03/03/21 00:30
日本残酷物語 平凡社ライブラリー
やっぱりね...。5巻近代の暗黒は身につまされる...。
783 :
無名草子さん:03/03/21 00:44
↑間違えた。現代篇1・2だった
と思ったら平凡社ライブラリーには収録されてないの?!
784 :
無名草子さん:03/03/22 22:27
少しスレから外れたらごめんだけど
最近読んで良かったのはホームトーク社の
「妻たちの性体験」かな
人間の性についての深さを感じることができる
はじめまして。
岩波新書「獄中19年」徐勝
786 :
無名草子さん:03/03/29 14:38
マンハッタン、9月11日
いろいろなドラマ(現実なんだけれど)
が、あったんだね。途中、ふるえがきたことも・・・・
787 :
無名草子さん:03/03/29 17:30
788 :
無名草子さん:03/03/31 16:22
最近出たばっかだけど手塚正己「軍艦武蔵」。
これはすごいよ。
>>783 遅レス。現代篇は収録されてないよん。
俺は現代篇の二巻が好きだ。
790 :
無名草子さん:03/03/31 17:35
カコイイ人に愛されて照れ照れなんですが、何をこういう時読めば暗い気持ちになれますか?
791 :
無名草子さん:03/03/31 17:56
悪の媚薬でさえアルプスの涌き水にかわっちゃいそうなの!
792 :
無名草子さん:03/03/31 18:02
夕日がウインクしていらっしゃるわ。あなたには見えて?
佐野眞一「だれが「本」を殺すのか」。
本をめぐる問題点を川上から川下までに渡って
それぞれ具体的に記述している。
本好きにはオススメだと思う。
794 :
無名草子さん:03/04/05 16:30
なんかいいノンフィクションないかねー
795 :
無名草子さん:03/04/06 20:25
経済本でもいっとくか。
・「世界を不幸にしたグローバリズムの正体」ジョセフ・E.スティグリッツ
・「経済政策を売り歩く人々」ポール クルーグマン
世間では経済学をろくに学んでいない奴らが、エコノミストと称して
TVや政策面で影響与えてるわけだけど、そういう奴らが如何に
間違ってるかを批判した本。
前者は主にIMF批判、後者は米政府に影響与える著名エコノミスト批判。
ここのサイトで彼らの論文を和訳してくれてる。
上に挙げた本は一般向けだから、サイトの文よりも読みやすいけどね。
http://www.post1.com/home/hiyori13/jindex.html
うーん、宣伝ってわけじゃないんだが。
まぁ、紹介下手だったわな。
なんかネタねぇかな。
(^^)
∧_∧
( ^^ )< ぬるぽ(^^)
800 :
無名草子さん:03/04/21 16:25
「サラ金会社の夜はふけない」…第三書館
801 :
無名草子さん:03/04/23 21:15
レイチェル・カーソンの沈黙の春。
ちょっと古いけど、
新聞社の変化と電算化を描いた杉山隆男のメディアの興亡。
なんていかがっすか?
802 :
無名草子さん:03/05/02 21:37
「マンハッタン 9月11日」
生還記だけど 色々な場所からの実録だから
身に染みた・・・というか 横隔膜から下の部分が無い女性が
あたしは生きているのよ という場面 がくがくぶるぶる
あと、「福田和子はなぜ男を魅了するのか」
松山ホステス殺人事件の全軌跡なんだけど、ああいう性格のおばさん
まわりに普通にいるじゃんね。哀しくなります。特に最後つかまる直前なんて
売春してもおばさんだからねぎられたという・・・
803 :
cherryman7:03/05/12 01:41
「嘘つきアーニャの真っ赤な真実」
軽く読めて深く考えさせられる本
そしてこの本の延長線上にある、同作家による小説
「オリガ・モリソヴナの反語法」
あまり売れていないみたいだけど、とても興味深い
804 :
無名草子さん:03/05/15 22:49
森達也氏
805 :
柳田邦男氏と吉村昭氏のファン:03/05/21 10:43
柳田邦男氏
日本の逆転した日
(プロジェクトXのはしりかも)
日本は燃えているか
(石油危機、ニクソンショック、「平価は陛下なり」)
狼の吠えた日(だったかな)
石油ショック詳細
文庫本のカバーが読み過ぎてぼろぼろになってます。新しく買い直さないと・・・
806 :
無名草子さん:03/05/21 11:51
『アホで間抜けなアメリカ白人』 マイケル・ムーア
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―
「やってみようかエキストラ」伊友光之
とっつきやすくて、面白い。
810 :
無名草子さん:03/05/24 03:20
age
切り裂きジャックの日記。
診断名サイコパス。
∧_∧
ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄〕
= ◎――◎ 山崎渉
813 :
無名草子さん:03/05/29 00:58
「自殺って言えなかった」
自死遺児の文集なので、文章自体はつたないです。
しかし、つたないからこそ、葛藤・痛みがダイレクトに伝わってきます。
っていうか、自殺で親をなくす子供たちがこんなに多いのか!ってことが分かるだ
けでも読んで損はなかったっす。
814 :
やがて哀しき名無しさん:03/06/01 16:26
『洗脳原論』苫米地英人
洗脳手段としてディベートがどれほど有効であるかが解る一冊。
洗脳手段としてではなく、ディベートが、アメリカでは日本の高校野球とプロ野球のように
有力な人材はディベーターとして奨学金つきでチームや大学にスカウトされたりする
知的競技のひとつであることなども紹介されていて、おもしろかった。
ただ、洗脳にいたる最初の徴候であるという、肝心の「変性意識」についての説明が
あちこちに分散してて理解しづらい。それが玉に疵かな。
815 :
無名草子さん:03/06/05 02:27
∧_∧ ヘヘン♪
(*゚ー゚)
ι つ
〜' |
UU
。。
゚○ 。。
。。 ○゚
゚○ 。。
○゚
。。
゚○
山本七平「私の中の日本軍」文春文庫
広瀬隆「私物国家」知恵の森文庫
共同通信社社会部編「瀬島龍三とは何だったのか」新潮文庫
817 :
無名草子さん:03/06/08 01:03
大平健「純愛時代」
南条あや「卒業式まで死にません」
大阪読売新聞社会部 編「誘拐報道」
加賀乙彦「死刑囚の記録」
818 :
柳田フリーク:03/06/09 17:36
>>817 阪読売新聞社会部 編「誘拐報道」
私も読みました。
誘拐報道の難しさというか、はっきりいって
「おまえらのせいで人質死んだらどうすんねん」
って感じでした。
ます
>>818 レスサンクス。関西の方でしょうか。大阪読売新聞は、他にも良書をいろいろ出してますね。
「おなかの赤ちゃんが助けてくれた」(警察官のネコババ事件)
「少年はなぜ罪に陥れられたか(これはたしか副題、タイトルは失念)」(少年被告の冤罪事件)
その他にも、現フリージャーナリストの大谷さんが在籍していた当時の
「社会部記者シリーズ」とか。
どれも10年以上も前に書かれた本ですが、内容は廃れていないように思います。
本質的にマスコミは変わっていないということの証左かもしれませんが。
821 :
無名草子さん:03/06/17 01:27
「ルーマニア・マンホール生活者たちの記録」(現代書館)早坂隆著
週刊金曜日のルポルタージュ大賞受賞作。
ルーマニアのマンホールで暮らす人たちを1年以上に渡って取材したもの。
旧共産圏もので、他にいいもの知ってますか?
822 :
無名草子さん:03/06/17 17:24
このスレ読んで佐野眞一の意外な評価の高さにビックリした。
東電OLの事件探るために円山町の歴史を紐解く必要がどこにある。
取材したことを捨てられない典型的なタイプ。
俺は井出真理子の『かくしてバンドは鳴りやまず』と、
大崎善夫の『将棋の子』を勧めたい。
前者はノンフィクション作家、作品を題材に扱ったノンフィクション。
特に『大統領の陰謀』のバーンスタインを記した一遍はすさまじい。
後者は俺は『聖の青春』よりも好き。将棋は別に好きじゃないが、「はぁ、すげーなー」
と純粋に感動した。大崎善生は恋愛小説欠いてる場合じゃないとおもうのだが、
いかが。
823 :
無名草子さん:03/06/17 18:16
>井出真理子の『かくしてバンドは鳴りやまず』
どうしてこういう表題をつけたのか、著者の良識を疑うね。
エイズが蔓延するまでを描いた故ランディ・シルツの『The Band Plays On』
のモロぱくりだもんなぁ。
824 :
無名草子さん:03/06/17 18:22
オレの中では佐野眞一は、
取材した事実よりも、自分で思いついたストーリーに基づいて書いてる人
というイメージだがなぁ
825 :
無名草子さん:03/06/17 18:31
どうでもいいが「井田真木子」だ。
著者名もろくに覚えていないのに勧めるのはどうかとw
826 :
無名草子さん:03/06/18 15:45
手塚正己『軍艦武蔵』。
はまった。
完全にはまった。
827 :
無名草子さん:03/06/19 12:07
>>826 吉村昭氏の「戦艦武蔵」なら読んだことありますが、
それでも読む価値有りですか?
828 :
無名草子さん:03/06/21 04:56
カルト集団「ヤマギシ会」に潜入取材したノンフィクション。
『ヤマギシ会見聞録』
著者:近藤衛、出版社:行路社(пF075-723-7251)
北朝鮮みたく秘密のベールに閉ざされていたカルト集団に潜入したライターの観察記。
客観データやら、厖大な文献を使って、お腹いっぱいになるノンフィクション。
829 :
無名草子さん:03/06/21 14:16
>オレの中では佐野眞一は、
取材した事実よりも、自分で思いついたストーリーに基づいて書いてる人
というイメージだがなぁ
それを言ったら、一橋文哉なんかはもっと……。
830 :
無名草子さん:03/06/21 21:48
なぎら健壱
831 :
無名草子さん:03/06/21 22:58
なぎら
832 :
無名草子さん:03/06/21 23:59
神に逆らった馬
833 :
無名草子さん:03/06/22 18:32
うんちの話
834 :
無名草子さん:03/06/23 11:17
「裂けた岬」合同出版。
副題「ひかりごけ事件の真相」
要するに、災難で食うものが無くなって、先に死んだ自分の部下を食う話。
「俺らって、食うものがあるだけでも幸せなんだな」と猛省してしまうことうけあい。
もちろん1日で忘れちゃうんだけどな。
ただし、食われた部下の骨の写真とか載ってるので、グロ嫌いな人には勧めません。
生存者:P・P・リード. 新潮社
もどうぞ。
>>835 あっちはわりと淡々としてるね。まあ比較することじゃないけど。
837 :
無名草子さん:03/07/03 01:33
あげとくか
838 :
無名草子さん:03/07/03 02:59
感動系とか、事件系を抜きにすれば、近藤唯之の著書がオススメ。
野球に関することがほとんどだけれど、プロ野球ファンにはたまらん。
読みやすいし、適度にユーモアもまじえているし、マジでおすすめ(某コピペ風)。
ついでにあげとく。
839 :
無名草子さん:03/07/03 03:58
「憂国のスパイ―イスラエル諜報機関モサド」
ゴードン トーマス どんなスパイ小説よりも面白い
死んだダイアナ妃の裏話なんか書いてあって興味深い
どっかの出版社でこの人のローマ法王の本翻訳してくれないかな
840 :
無名草子さん:03/07/03 04:04
「アクアク」ヘイエルダール、ちくま文庫
異文化体験ものだけど現代とちがって
もっと自由に異文化をみていて面白い。
そうとうおもしろい。なんといっても
「コンチキ号漂流記」のヘイエルダールだからね。
D・ラピエール&L/コリンズ「今宵、自由を」(ハヤカワ)
インド、パキスタンの独立を描く。
842 :
無名草子さん:03/07/05 00:59
織川隆なる人物が著者の「北海道警察日本で一番悪い奴ら」
は面白かった。警部が犯罪にはまっていくという話。
警察について書かれたノンフィクションで
ここまでの作品は読んだことがない。
843 :
無名草子さん:03/07/06 02:17
age
844 :
無名草子さん:03/07/08 00:35
What a pity that you have not read the book!
845 :
無名草子さん:03/07/08 00:40
大崎善夫と佐野眞一を並行して読むと佐野のいかがわしさがよくわかる。
佐野の場合、ノンフィクションで大事な対象への共感性が外挿的でワザとらしい。
要するに、書く必然性が希薄すぎるよ。
大崎には、これだけは書いておかねばという気迫がある。
キハクの違いだな。
847 :
無名草子さん:03/07/09 04:29
大崎善夫って、どんな本書いてるの?
教えて。
「聖の青春」「将棋の子」が代表作。
前者は夭折した天才将棋師の話。TVドラマにもなった。
後者は将棋のプロになれなかった若き挫折者たちの話。
予備知識がなくても、将棋の世界の厳しさ、勝ち負けの世界の魔力が伝わってくる。
849 :
無名草子さん:03/07/12 00:19
陳凱歌『私の紅衛兵時代』(講談社現代新書)
「黄色い大地」を撮った中国の映画監督が文革の激動のなかを生きた成長の記録。
最後に行きついた下放先でみつけた、この世でいちばん美しいもの。
とにかく文章がとてもうまく繊細な文体が感動を誘う。
あぼーん
test
853 :
無名草子さん:03/07/14 01:01
age
854 :
無名草子さん:03/07/14 10:55
>>846 >>848 私も将棋モノのノンフィクションは門外漢だけど
面白いなあと思って読んだよ。
だけど大崎さんの欠点も目立ってたと思う。
ノンフィクションっていうのはその名の通り、著者はあくまで
第三者的な立場を崩さず淡々と事実を積み重ねて、一冊を編んでいくのが
筋だと思うんだよね。
大崎さんは登場人物への思い入れが強すぎて、その立場を逸脱してるつーか。
やたら演歌チックなノリで歌い上げられてて、読者へ事実を提示する前に
自分で酔っちゃってる部分がある。
読んでいてそのノリが鼻につくというか白けると言うか。
>854
両極端の意味で、対比させただけ。
オヌシのいうことは正すい。
だが、どこが面白いなあだったの?
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
858 :
無名草子さん:03/07/15 14:47
「朝鮮有事」宇垣大成や田岡俊次など、そうそうたるメンバーが
原稿寄せてる。¥680ってとこがビックリ
859 :
無名草子さん:03/07/17 03:14
出てない本でお勧めは、
小林信彦「天才伝説横山やすし」
今でも物まねの中で生き残っている芸人、横山やすしについて。
晩年は、吉本をクビにされ、リンチ(犯人はまだ捕まっていない)にあい、言語障害になりぐたぐただったやっさん。
まぁ、破滅型(自滅?)の天才の生き様ってわけで、面白いです。
ちょっと毛色が違うけど、
渋谷陽一インタビュー「宮崎駿・風の吹き抜ける場所」も面白い。
映画は超有名だけど、人間・宮崎駿はあまり知られてないのでは? 頑固者の理想主義者、おまけに左翼。
これを読んで思ったのは、絶対に宮さんを上司にしたくない。部下の机の場所も自分で決めるらしい。
ここで評判の山際淳二と佐野眞一。個人的にはもうひとつかな。
山際 内容は面白いが、文章が薄い、薄い。
佐野 東電しか読んでないので、それの印象をいうと、妄想入りすぎ。文書が押す付けがましい。
でも、本はだれが殺すかは読んでみようかなと思ってます。
861 :
マンガオタ:03/07/17 03:33
>人間・宮崎駿はあまり知られてないのでは?
俺らの周りでは、宮さん=マルクスかぶれのロリコンじじい、ですが。
∧_∧ ∧_∧
ピュ.ー ( ・3・) ( ^^ ) <これからも僕たちを応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄ ̄∪ ̄ ̄〕
= ◎――――――◎ 山崎渉&ぼるじょあ
石光真清「荒野の花」(中公文庫)
明治、大正、昭和の三代にわたる軍事密偵の手記四部作の第二巻。
日露戦争直前の中国大陸奥地に入り込んだ著者の体験は、
女馬賊とのロマンスあり、活劇ありと、まるで冒険小説を読むように波乱万丈。
社会風俗の資料としても一級であり、読み物としても超一級。
手記四部作の中ではコーフン度ベストワンの巻。
宮岡謙二「異国遍路・旅芸人始末書」(中公文庫)
幕末から明治末までの50年間海を渡った旅芸人たちの足跡と、
同時期に海外で果てたあらゆる階層の人々を記録した異色歴史読物。
いかに多くの日本人が気の遠くなるような旅に出かけ、困難に遭遇し、
異国の地で死んでいったかがわかる。
865 :
無名草子さん:03/08/10 00:26
sdfd
866 :
無名草子さん:03/08/11 03:52
飯田真紀子「そして僕は銃口を向けた」
この本はアメリカの少年事件を取材したものですが、
高校3年間を父の仕事でアメリカの田舎で過ごした私にとっては「いじめ」とか
そういう問題が身近で、すっごく共感した。
少年が社会に反抗する時ってのはいろんな悪条件が重なったときなんだな、と思った。
あと、前作(日本人留学生殺害事件を扱ったもの)より格段にジャーナリズムの技術がよくなってる。
おすすめです。
867 :
無名草子さん:03/08/15 22:46
最近、日経文庫から発売された「プロ野球よ!」。データも満載でなかなかおもしろい。
日本経済新聞って、わりといい仕事する。
日経には浜田昭八という元記者がコラムを書いているが、プロ野球ものでは、
「監督たちの戦い」(浜田昭八)はおもしろかった。
野球好きの方々へ、メジャーだけでなく日本のプロ野球もどうぞ。
868 :
無名草子さん :03/09/03 10:40
「ベトナムから来たもう一人のラストエンペラー」(森 達也)
おすすめです。
歴史に翻弄され異国で望郷の念を抱いたまま客死した無念さ、そして背後に
暴走する国家、共同体。
考えさせられる内容でした。
869 :
無名草子さん:03/09/07 00:07
お勧めではないです。ただ、すんごいトンデモ本を読みました。
その名も「朝日と読売の火ダルマ時代」(藤原肇著)
すごいのなんのって、朝日新聞がリクルート事件のころ、未公開株を複数の幹部が受け取っていた! という内容が含まれている。
しかも、その事実を検察とつるんでもみ消した!!! と書かれている。
あー、びっくりしたあ。
870 :
無名草子さん:03/09/07 00:29
井田真木子『小蓮の恋人』(文春文庫)は結構面白かったけど。
中国残留邦人二世の恋人&アイデンティティ探しみたいな。
871 :
無名草子さん:03/09/16 03:13
NHKの会長だった島桂次の自伝『シマゲジ風雲録』(文芸春秋)。
NHKの内部体質や問題点がよくわかる。また放送法をたてにとった与党・自民党との癒着や干渉。
ためになる本でした。1995年出版の本なので、もう絶版でしょうが、私は図書館で読みました。
872 :
無名草子さん:03/09/18 14:59
『ブッシュの戦争』に決まっとろうが。
>395 の推している「納棺夫日記」は、なんつーか実体験にもとづく記述が
異様に少なく、あとは専門用語が頻発する宗教的考察ばかり。
つまらないとはいわないが、宗教に興味のない人(例えばわし)には苦痛
だという事実もつけ加えさせて頂こう。
ウィリアム・イースタリー「エコノミスト南の貧困と闘う」東洋経済新報社
経済を成長に導くのは正しいインセンティブだぞって主張の本。
答にたどり着く訳ではないけど、
誤ったインセンティブの説明は分かりやすい。
すらすら読める本だと思うのでお薦め。
875 :
無名草子さん:03/09/22 03:07
>>868 駄作だと思いますた。結局事実関係がよく分からないから
殆ど筆者の妄想で誤魔化してる。「東電OL殺人事件」と同じパターン。
「スプーン」と「放送禁止歌」は面白かったけどね。
876 :
名無しさん:03/09/22 06:08
877 :
無名草子さん:03/09/23 20:20
ぶんか社から出ている『「内部告発」「怪文書」の闇』だな。
内部告発の基本的なことがよくわかる内容だったと思う。
878 :
無名草子さん:03/09/29 20:51
いまさらageる
心臓を貫かれて
24人のビリー・ミリガン
快楽殺人者の心理
FBI心理捜査官
トリイ・ヘイデン「シーラという子」
これに限らずトリイの本は読んで損はしねーから読んどけ
ジェレミー・リフキン「水素エコノミー」NHK出版
化石燃料→水素は必然という現状で、
燃料電池で分散発電+分散したシステムのネットワーク化、
という未来を期待する著者の考えは、
賛同するかどうかはともかく、アイデアとしては面白いと思う。
でも、化石燃料の現実を述べる部分のほうが中身が濃い。
っていうか、最近世界各所で発生した停電は、
1ヵ所で発電してエネルギーを送りつけるシステムに問題あるのか、
てなことでこの本を思い出した。
881 :
無名草子さん:03/10/01 01:08
「ドキュメント戦争広告代理店」高木徹著
勢いでもう1冊。
吉崎達彦「アメリカの論理」新潮新書
ネオコンって何? って人にはこれを薦めるのがベスト。
理由は、コストパフォーマンスの高さ。
200頁に満たない薄さで分かりやすくまとまってる。
これで\680+taxなら損はないと断言する。
ちなみに著者は溜池通信ってwebサイトをやってるので、
興味があれば見るのも良いかと。
(やっつけ仕事で運営してる感じですけど)
883 :
無名草子さん:03/10/01 01:13
>>879 だからー、ヘイデンの本はノンフィクションじゃないんだってば。
あれは事実を元にした小説なの。
ちゃんと注意書きに書いてあるよ。
な、なんや。間に書き込みがあるとは思わなかった。
>>881 どうせなら、一緒にハルバースタムの「静かなる戦争」
も薦めてほしかった。
881の本を読んでからこっちを読むと、またボスニア紛争の内実に迫れると思う。
おまけにウェズリー・クラークは時の人だしね。
>>884 スマソ
「静かなる戦争」がお薦めですか。
読んでみます〜。
深夜特急(w
887 :
cherryman7:03/10/08 02:31
「カストロ、銅像なき権力者」 戸井十月(新潮社)
20世紀最後の巨人、最後のカリスマ、最後の独裁者。
フィデル・カストロ・ルス
あぁ!キューバにいってみたい!
888 :
無名草子さん:03/10/12 19:21
890 :
無名草子さん:03/10/16 20:16
「ただマイヨ・ジョーヌのためでなく」ランス・アームストロング
人生は、ときに残酷だけれどそれでも人は生きる、鮮やかに。
世界一の自転車選手を25歳で襲った悲劇──睾丸癌。癌は
すでに肺と脳にも転移していた。生存率は20%以下。長くつらい
闘病生活に勝ったものの、彼はすべてを失った。生きる意味すら
忘れた彼を励ましたのは、まわりにいたすばらしい人々だった。
優秀な癌科医、看護婦、友人たち、そして母親。生涯の伴侶とも
巡り合い、再び自転車に乗ることを決意する。彼は見事に再生した。
精子バンクに預けておいた最後の精子で、あきらめかけていた子供
もできた。そして、彼は地上でもっとも過酷な、ツール・ド・フランスで
奇跡の復活優勝を遂げる──。
オススメのノンフィクションです。自転車のことなんて知らなくても
大丈夫です。読んでみてください。
891 :
無名草子さん:03/10/16 21:26
最近のおすすめは、
「エルヴィスが社会を動かした」マイケル・T・バートランド(青土社)
ビートルズと同じように、エルヴィスも世界を変える力を
持っていたわけね。
とにかく、これほど面白い音楽本は久しぶり。
ロック好きには絶対のおすすめ。
892 :
無名草子さん:03/10/16 23:27
「静かなる戦争」アメリカよりすぎて困った。
最近だと「南海ホークスがあったころ」がおもしろかったな
894 :
無名草子さん:03/10/17 22:45
「北極海へ」
カヌー習おうかと思ったよ。
895 :
無名草子さん:03/10/21 11:42
「まぐろ土佐船 」斎藤 健次 (小学館文庫)
おもろかったすヨ!
図書館でぶらっと見てたら
「餓死日記」なるものがあったよ。
母子家庭で生活保護を拒否、、、
完全なる日記形式でした。
最後の方ちらっと読んだんですが、せんべいがなくなって
ついに。
読んでみたいようなみたくないような。
898 :
無名草子さん:03/10/24 13:52
899 :
無名草子さん:03/10/24 18:09
「一条さゆりの真実 - 虚実のはざまを生きた女」加藤詩子 新潮社
いやー久々におもしろかった。伝説のストリッパーである一条さゆりの伝記みたい
なもんです。彼女は裁判で実刑判決を受けたり、ガソリンに火をつけられ大火傷を
負ったり、晩年は大阪の西成で浮浪者のように過ごすなど、大波乱の人生でした。
筆者は彼女が亡くなる数年前から、彼女の娘のようにつきあい、彼女が亡くなるまで
濃密な関係を保つんですが、いざ彼女が死んで、本を書くため関係者に話の裏付けを
とると、なんと生前彼女が話してたことはウソばっかりだったんですね〜。
読み終えたときはなんか体の力が抜けてぼ〜としてしまったよ。今年後半のベスト。
900 :
無名草子さん:03/10/25 15:42
新聞に宣伝が出てた「こんな夜中にバナナかよ」って読んだ人います?
講談社ノンフィクション賞受賞!って書いてあったんだけど。
なんか筋ジスの人とそのボランティアの話らしい。
障害者モノは読む気しない
日本のものを1冊挙げるなら、立花隆「宇宙からの帰還」かな。
さんざん既出だけどね。
「墜落遺体」の名前が多く挙がってるけど、
日航123便ものなら吉岡忍「墜落の夏」もお勧め。
904 :
無名草子さん:03/11/04 19:19
>>903 おお
墜落遺体はおもしろかったけど
それはまだ読んでない
読もう!
905 :
無名草子さん:03/11/04 19:25
>>890 「ただマイヨ・ジョーヌのためでなく」読んだよ。
いい本紹介してくれてありがとう!
おもしろいってあんた、、、
907 :
無名草子さん:03/11/04 19:33
>>906 面白いって言うと腹抱えて笑うってイメージしかわかないの?
興味があるとかに使う場合はあるけど
この本にこの言葉は不適切だとおもいますた。
909 :
無名草子さん:03/11/04 23:29
中学の英語でしょっちゅう出てきたけど?
interesting=興味がある、おもしろい
中学の英語の先生がいつも
「interesting」のおもしろいという意味は
可笑しいという意味ではなくて、興味がある
という意味って言ってた
あなたは面白い人だ
神経質になりすぎ。「面白い」で問題ない。
912 :
無名草子さん:03/11/05 02:42
らじゃー
新刊『上げ底挑戦者』(鈴木昌樹 著:新風舎 )
小学館ノンフィクション大賞最終候補ノミネート作品
プロボクシング世界タイトルマッチを題材としたものだが、
スポーツの分野を越えて読み応えがある作品。
915 :
無名草子さん:03/11/16 00:06
超・亀レスですまん。
>>445 『日本人ごっこ』(吉岡忍・著/文芸春秋)
確か文庫にもなってたはず。
「日本人とは何か」をタイ人の女の子の行動から逆照射してくれるいい本でした。
吉岡さんの本の中では力が抜けていて、「政治的・商業的な狙い」が
あからさまじゃない、いい本だと思う。
それにしても2年前のレスか・・・
916 :
無名草子さん:03/11/16 00:17
「山谷ブルース」(新潮王文庫)
日本の繁栄を底で支えた
ヤマの男の
声を聴け!
917 :
無名草子さん:03/11/16 02:49
「一瞬の夏」 沢木耕太郎
食わず嫌いだったスポーツノンフィクションに目覚めさせてくれた一冊。
918 :
無名草子さん:03/11/16 02:56
919 :
無名草子さん:03/11/16 03:05
一般的なノンフィクションと言えるかどうかわかんないけど、
「人間臨終図巻」山田風太郎は実におもしろいです。
古今東西の人間の死に様を、死亡年齢順に並べたもの。
人間最後の言葉や、似たような本はたくさんありますけど、この本がベストじゃないかな?
長生きして大往生を遂げた人よりも、若くして死んだ人のほうがドラマがあっておもしろい、
と思いました。
920 :
無名草子さん:03/11/17 17:35
塩田潮「角栄失脚」(文春新書)
「昭和の教祖 安岡正篤」(文春文庫)
オススメです。
921 :
無名草子さん:03/11/22 10:12
笠原和夫・荒井晴彦・すが秀実『昭和の劇』(太田出版)
「仁義なき戦い」の脚本を書いた、笠原和夫の聞き書き集。
映画の裏話から、「棺おけに入れたい」とまで言っていた、幻のシナリオ
(すごい面白い)を収録している。
一番の読みどころは彼が脚本を書くに当たって調べた事実を開陳している所。
戦争関係の話がやたら面白い。
映画好きだから読んだんだが、歴史好きも読んでもいい。
600ページくらいあるから、値は張るけど。
>>921 うん、あれは読みごたえあるね。
量はあるけど読みやすいのでおすすめ。
923 :
無名草子さん:03/11/22 22:47
スタッズ・ターケル「仕事!」
924 :
無名草子さん:03/11/23 01:14
24人のビリーミリガン上・下は読んだが
その続編もおもしろいのかな?
925 :
無名草子さん:03/11/23 23:46
『それでも私は腐敗と闘う』(イングリッド・ベタンクール著,草思社)は、いわゆる“ノブレス・オブリージュ”という言葉を
想起させる。あとは『蒲田戦記』(佐佐木吉之助 著,日経BP)がハチャメチャで面白かった。
926 :
無名草子さん:03/11/24 01:24
小野田寛朗さんの本は良い。
戦後30年間も戦い続た姿に諦めの無い心を感じる。
927 :
無名草子さん:03/11/25 18:09
『バンド・オブ・ブラザース』(s・アンブローズ 並木書房)
500ページ位あるからびびるけど。
映画?見てから読むと面白い。
アメリカの戦争物てあんま好きじゃなかったけど、これは良かったよ。
928 :
無名草子さん:03/11/25 20:27
マフィア物でオススメ教えて下さい。
929 :
無名草子さん:03/11/26 01:22
>>928 とりあえず「新宿歌舞伎町 マフィアの棲む街」吾妻博勝著 文春文庫
930 :
無名草子さん:03/11/26 06:31
>900
だいぶ前に読んだことある。タイトルがユニークなので
手に取ってみたら面白くて全部読んだ。
講談社ノンフィクション大賞を受賞しただけあって
かなり読み応えはある。
特に興味深い部分は障害者とのぶつかり合いを通して
今まで気がつかなかった自分の一面を発見し人生が変わった
ボランティアの学生たちの話。
福祉に全く興味のない人でも人間ドラマとして読めるんじゃないかな。
既出だと思いますが高橋秀実。
取材対象との温度差のなかに
おかしみが立ち上ってくる。
「からくり民主主義」(草思社)
「素晴らしきラジオ体操」(小学館文庫)
がおすすめ。
932 :
無名草子さん:03/11/28 18:47
文春から出てる「スパイの世界史」(海野弘)って、
面白そうだね。「陰謀の世界史」も。
高くて二の足踏んでるんだが、読んだ人いる?
933 :
無名草子さん:03/11/28 18:51
>>925 べタンクールさんは無事ゲリラから解放されたんでしょうか。
最近の日本人の事件を見るにつけ、そのことが気がかりです。
>>928 タイトルにマフィアが入ってるから、
ブライアン・フリーマントル「ユーロマフィア」を挙げておきます。
出版社は忘れましたが、確か文庫版になってました。
今になって振り返ると内容は古いかもしれないのですが…
【題名】「ザ・タイムズ」にみる幕末維新
【著者名】皆村武一
【出版社】中公新書
幕末の諸相を英国の新聞はどのように報道していたかを知ることが
出来る。
薩英戦争を英国の議会はどのように扱っていたかを知ることが出来
て興味深い。
936 :
無名草子さん:03/12/09 10:20
秋山祐徳太子『泡沫桀人列伝』(二玄社)
これでもかというほどワケのわからない
芸術家がでてきます。そこがいい。
937 :
無名草子さん:03/12/09 23:34
「曠野へ-死刑囚の手記から」佐木隆三著(講談社文庫)
4人を殺した元暴力団員に下った判決は死刑。だが彼は一切の弁明をせず・・
で最初にネタばらし。この本、直木賞作家佐木隆三が死刑囚のメモを元に2種類
の文体で書いたものと思ってましたが。。
なんと死刑囚との連作共著です。殺人を犯すシーンの描写、ストーリーテリング、
死刑囚Kの文才はたいしたものだ。ワシもあんな文章が書けんだろか。
最後のほうに死刑囚の母と呼ばれる方とのやりとりがあります。この方の死刑
の廃止か存続かの意見には抗いがたい事実があると思いますが。死刑廃止論者
は一読されたし。
現在は「死刑執行」と書名を変えて出てるはず。では。
938 :
無名草子さん:03/12/18 12:06
「サンダカン八番娼館」を書いた山崎朋子さんの
自伝「サンダカンまで」は面白い。
ブロードキャスターに出てる人とは別の人です。
98年くらいに書いていて、東大院生で在日朝鮮人の昔の恋人が、理想を求めて
北朝鮮に渡った話を書いていた。今読むとなんとも
いえない気持ちになる。
重病説で話題になった高英姫はその恋人の
義理の姉にあたるらしい。恋人は今は北朝鮮の
幹部職にあり、金正日とも親しい間柄で
長女が金日成総合大学医学部の教授をしているという。
「北朝鮮にいてもこっそり手紙を送るくらい
できるだろうに、家族にも送らないのだろう」
と書いてあるけど、今ならその理由もわかる。
他にもいろいろ書いてあるけど、
なんか人生の重さを感じる本だ
939 :
無名草子さん:03/12/28 14:01
○同和利権の真相
○日本のタブー
○武富士対山口組
○実録総会屋
○至上最大の銀行強盗
940 :
無名草子さん:03/12/28 14:03
あぼーん
942 :
無名草子さん:03/12/30 10:36
○歌舞伎町アンダーグラウンド
943 :
無名草子さん:03/12/30 14:33
けったいな人たち-日本異人伝 藤本義一著。
笑える。この本を読んだ後、俺はこの人たちに較べたらま
ともな人間だと思えた。
944 :
無名草子さん:03/12/31 13:12
サンタクロースライフ
おもしろい。
945 :
無名草子さん:04/01/03 20:56
こんなにたくさんあると何から読んでいいか分からんなあ、、
946 :
無名草子さん:04/01/05 20:25
「ラーメンの経済学」河田 剛(角川書店」
ラーメン屋さんて、大変な商売だと言うことが良く
分かる1冊。
947 :
無名草子さん:04/01/05 21:37
>946
それだけかよ!と突っ込みたくなりますな
948 :
無名草子さん:04/01/05 22:30
『産廃コネクション』石渡正佳 WAVE出版
産業廃棄物をめぐる闇利権と取り締まりの攻防を産廃Gメンが書いた本です。
使い捨て万歳の日本が確実に不法投棄のゴミで埋まっていく現実が怖かった・・・
著者が行政側の不備も認めてる上での発言なので、怖さも倍増。
最近、産廃処理場の許認可を担当する役人がチンピラに殺された事件があり、
この本を読んだ後だったので、利権がらみだと思ってたら案の定でした・・・
test
950 :
無名草子さん:04/01/07 11:25
ここでいわれてる「メディアと権力」読みました
面白かった!一気に読みました。なぜナベツネがマスコミや野球、はては横綱
までにも口を出すのか昔から不思議だった。
死ぬほど嫌いな人間だが、権力を持ちうる立場に上り詰めた理由は、はっきりと
分かりました。
オススメです!
951 :
無名草子さん:04/01/08 13:48
age
952 :
無名草子さん:04/01/16 11:14
『走って、負けて、愛されて。―ハルウララ物語』重松 清(平凡社)
ローカルな高知競馬で連敗をつづけている牝馬・ハルウララの物語。
12月に100連敗を記録して、NHKその他のマスコミで取りあげられてた。
この本も、そうした(小さな)ブームに乗じた本ではありますが、でも
なかなかよくできてます。
白黒写真がすごくいい。
953 :
無名草子さん:04/01/19 16:47
やはり
○突破者
○闇に消えた怪人グリコ森永事件
は秀逸だな
954 :
無名草子さん:04/01/23 06:33
「キリング・フィールドからの生還 わがカンボジア殺戮の地」
ハイン・ニョル/ロジャー・ワーナー 光文社
ポルポト政権下の大虐殺を生き抜いた、ニョル氏の体験記。
彼は同名の映画にも出演している。ポルポト派につかまり、
小指を切り落とされたり、水滴責めの拷問を受けるシーンは
凄惨の一言だし、家族・愛妻を失う様子は本当に悲惨。
しかもニョル氏は、アメリカへ脱出後、有名になった後も
カンボジア難民のためにいろいろ働いてたのに、そのカンボジア人の
強盗に殺されたという。本当に気の毒な人。
佐野眞一「巨怪伝 正力松太郎と影武者達の一世紀」
魚住昭「渡邉恒雄 メディアと権力」
併せて読んだ。魚住氏のナベツネ本のほうが読み物として面白い。
佐野氏の正力伝は情報量は多いけど、まとまりがない。もっと要点を絞って欲しかった。
956 :
無名草子さん:04/01/29 02:05
「人間はどこまで耐えられるのか」フランセス・アッシュクロフト 河出書房新社
イギリス人生理学者による、人間の限界を考察した本。遭難ものが好きな人は
読むべし。
第1章 どのくらい高く登れるか
第2章 どのくらい深く潜れるのか
第3章 どのくらい暑さに耐えられるのか
第4章 どのくらいの寒さに耐えられるのか
第5章 どのくらい速く走れるのか
第6章 宇宙では生きていけるのか
第7章 生命はどこまで耐えられるのか
957 :
無名草子さん:04/01/29 02:11
「ジェノサイドの丘 ルワンダ虐殺の隠された真実」上下巻
フィリップ・ゴーレイヴィッチ 柳下毅一郎訳 WAVE出版
1994年に起こった、80万とも100万ともいわれるルワンダ大虐殺のルポ。
この虐殺について書かれた本は少なく、貴重なはずだが、内容は
冗長で読みにくい。柳下毅一郎訳ということで猟奇を期待する人もいるだろうが、
翻訳は到って普通。わざわざ上下2巻に分けてあるけど、十分一冊にまとめられるだろー。
958 :
無名草子さん:04/01/31 01:31
「事故はこうして始まった! ―ヒューマン・エラーの恐怖―」
S・ケイシー 赤松幹之訳 (株)化学同人
インド・ボパールの毒ガス事故、ソユーズ11号の減圧事故、
大型タンカー・トリーキャニオン号の座礁事故など、
ヒューマンエラーに起因する事故例を集めたもの。
題材はおもしろいのだが、妙に分厚い紙質、下手な挿画、物語調の文章など
によって、話の信憑性が失われている印象を受ける。
子供向けの本を、大人向けに編集し直したような感じ。
もっと事実関係を中心に、硬派にまとめてもらいたかった。
惜しい。
959 :
無名草子さん:04/02/01 20:05
{エンデュアランス号}の漂流。
単に、南極を漂流した末、ほとんどが生還出来たという話だが、読んでみそ。
人間の極限の環境での心情の移り変わりとかの描写がうまい。
読んでみないと分からん。俺は徹夜で読んでしまった。
今でも何回か読み直してる。
自分の読んだ本の中でもかなりの傑作。
960 :
無名草子さん:04/02/01 22:24
「エンデュアランス号の漂流」はたしかにおもしろかった。
同じ漂流もので、吉村昭の「漂流」もおもしろい。
こっちは日本人の話だからもっと身近な感じがしたよ。
って言っても江戸時代の話だけど。
961 :
無名草子さん:04/02/04 09:38
【題名】「みんなこどもだった。」
【著者名】土橋周平
【出版社】日本文学館
旅行記の中では斬新でオススメの部類です。近著です。
関根淳「モンゴル野球青春記」
モンゴルの大草原で子供に野球を教える。
「野球は何人でやるもの?」「全員!」
この言葉だけでも読んでよかったな、と
963 :
無名草子さん:04/02/04 11:07
「事故の鉄道史」佐々木冨泰 網谷りょういち 日本経済評論社
著者のお二人は鉄道の専門家でないそうだが、よく事実を調べて冷静に
事故の分析をしてますね。大正〜昭和初期のケースが多いので、ちと古い
かなとは思うんですが、誠実な良書です。鉄道ファンは読むべし。
第1話 英国人機関手による住吉事故
第2話 安全側線の誕生
第3話 2個出たタブレット
第4話 親不知の2代の慰霊碑
第5話 来ないはずの列車
第6話 109列車、海底に沈む
第7話 国際特別急行列車の遭難
第8話 柳ケ瀬トンネルの功罪
第9話 蒸気機関車ボイラーの破裂
第10話 炎上したガソリンカー
第11話 鉄橋を直撃した雪崩
第12話 土浦、知らされなかった戦中事故
964 :
無名草子さん:04/02/04 15:55
「墜落 ハイテク旅客機がなぜ墜ちるのか」 加藤寛一郎 講談社
図や写真をたくさん使って、計器や飛行機の機構について親切に説明が
してあるので、素人でも理解しやすい。著者は教えるのが好きな人柄なんだろうな
と思う。その反面、坂井三郎を褒めちぎったり、教え子が作った紙飛行機の話を
持ち出したりなど、話が脱線しやすいように感じた。書きたいことが多すぎて、
詰め込みすぎたんじゃないの?
965 :
manta:04/02/04 21:52
「痴漢犯人生産システム」太田出版 メーカーのサラリーマンが通勤電車で
痴漢に間違われ、裁判を闘う話。そのとき家族は?会社は?裁判の行方は?
警察の実態やブタ箱の中の話など、TVの中だけの事と思っていることが、実
はすぐそこで口を開けている落とし穴である事を実感させられる。
顧問弁護士の裁判での対処方もついていて、お徳感も有り!
女性の立場から読めば、どこでどう挙げるべきか、良く解る。
966 :
無名草子さん:04/02/05 13:42
「裁判官が日本を滅ぼす」門田隆将著 新潮社
裁判官と世間との恐るべき乖離
既出だけど
松井計「ホームレス作家」「ホームレス失格」幻冬舎
フリーの仕事してるので、こういう本はひたすら怖い。
文章が上手いだけによけい。
968 :
無名草子さん:04/02/06 15:53
969 :
無名草子さん:04/02/07 05:03
俺は読んだ事無いけど、アンネの日記が出てないのは仕様か。
970 :
無名草子さん:04/02/07 10:40
「ラーゲリから来た遺書」辺見じゅん著 文春文庫
大宅賞受賞作の中では、ピカイチだよ。個人的にだけどね・・・
971 :
無名草子さん:04/02/08 11:44
>>970 柳田邦夫編集の、「同時代ノンフィクション選集」第5巻にも
収録されてましたね。
972 :
無名草子さん:04/02/08 12:45
野村進の「アジア新しい物語」
確か大宅賞受賞作
アジアの国々で仕事をしている様々な日本人達
の話。
とても感動したよ。
そろそろまとめてほしいな。
君がまとめろよ
975 :
無名草子さん:04/02/08 22:51
いや、お前がまとめるはず。
976 :
無名草子さん:04/02/08 23:12
977 :
無名草子さん:04/02/08 23:16
野村進の大宅賞受賞作は
「コリアン世界の旅」です。
978 :
無名草子さん:04/02/08 23:18
>>1が立ったのは3年近く前だから、長寿スレだね。
979 :
無名草子さん:04/02/08 23:22
980 :
無名草子さん:04/02/09 00:50
「コリアン世界の旅」はノンフィクション史上(そんなもんあるか知らんが)、
近年稀にみる傑作だったね。久々に読んでみたい。
ユン・チアンの「ワイルド・スワン」は面白かった。
激動の中国に翻弄されゆく女性たちの話が興味深くて。
982 :
無名草子さん:04/02/09 03:46
>>980 そこまで言うほど傑作ではない
もちろん力作だとは思うけど。
よくおこなわれるパターンに従い
>>970次スレよろしくな
「まず隗より始めよ」で
>>973まとめよろしくな