谷沢永一について語ろう

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1名無しさん@お腹いっぱい。
何者ですか?
この御仁は。
2無名草子さん:2001/04/13(金) 06:11
>>1
大阪を愛するウヨです
3fushianasan:2001/04/13(金) 09:03
安倍なつみのアイコラ見せろやゴルァ!!
4fushianasan:2001/04/13(金) 09:03
安倍なつみのアイコラ見せろやゴルァ!!
5名無しである:2001/04/13(金) 11:38
大江健三郎を批判してることしか知らない。
「知ってるつもり」の開高健の回のときに、
友人・作家として出てた。代表作とかあんの?
六平直政系のルックス。
6無名草子さん:2001/04/13(金) 12:50
桂文珍を関西大にひっぱりこんだ人
渡部昇一となかよし
7名無しさん@お腹いっぱい。:2001/04/14(土) 01:24
今月号の「諸君」での田原総一郎との対談サイコー。
本人目の前にして、田原の本をボロクソ。
8無名草子さん:2001/04/14(土) 01:28
一時期までは面白く読めたけど、左翼文化人を
批判するのに「悪魔」だなんだという言葉しか
見出せなくなった時ただの語彙のないバカに堕落した。
9無名草子さん:2001/04/14(土) 10:44
>代表作とかあんの?

『完本・紙つぶて』(PHP文庫)かと。
10名無しさん@お腹いっぱい。:2001/04/14(土) 11:01
潮匡人の「田中知事の『真実』(小学館文庫)という
ノストラダムス以来のトンデモ本の解説書いてるくらいだから
たいしたことない。
11無名草子さん:2001/04/14(土) 14:03
>>10
ああ、それ本屋で見たけど結局買わなかった。
どんな感じだった?
12無名草子さん:2001/04/14(土) 16:51
でもこの人の本は読みやすいのが多いよ。
氏は元々読書量多いから、氏の本読んでいくだけで
いろんな本の存在を知れる。
13名も無き冒険者:2001/04/14(土) 18:57
>>7
まじ!?
まだ売ってるかな?買いいこ
ちなみに何月号になってる?
5月号だよね?きっと
14無名草子さん:2001/04/14(土) 19:33
代表作 『人間通』新潮社

>>8
煽りっぽいタイトルが多いよね。
あ、それは出版社が悪いのか。クレスト社とか。
15無名草子さん:2001/04/15(日) 18:51
この人、蔵書が20万冊くらいあるらしいね。
俺もかなり持ってる方だけど、これは、ちょっと
信じられん数字だな。
16名無しさん@お腹いっぱい。:2001/04/16(月) 02:09
書誌学の大御所。
つーか書誌学をうち立てた人。
17無名草子さん:2001/04/16(月) 02:20
>>16
そうなんだ。ただのウヨかと思ってた(藁

18無名草子さん:2001/04/16(月) 02:34
ただのウヨじゃないよ。
上にも出てるけど、「完本・紙つぶて」「人間通」などは読むべき本。
19名無し象は鼻がウナギだ!:2001/04/16(月) 03:44
パトレイバーの11巻だった。
20名無し象は鼻がウナギだ!:2001/04/16(月) 03:45
uwa-!
21無名草子さん:2001/04/16(月) 05:42
希代の論争巧者です。
吉本隆明、川村二郎、福永光司
新しい所では藤岡信勝、谷沢に撃破された者の数は知れません。
22無名草子さん:2001/04/16(月) 06:40
>>15
あなた、何冊もってんの?
2315:2001/04/16(月) 12:03
1万冊にちょっと欠けるくらいだと思う。8,000〜9,000冊くらいかな。
それでも、家中の壁際に積み上げたり、トランクルームに預けたりしている。
でも、その20倍の量って・・・・。
しかも、谷沢さんの蔵書には文庫本なんてないだろ(w
全集ものとか、箱入りの単行本みたいなのが多いみたいだし。
24無名草子さん:2001/04/16(月) 12:08
この人との論争に負けて自殺した人がいると聞いたけど誰か知ってます?
25名も無き冒険者:2001/04/16(月) 15:50
論争が読める本あったら教えて
26無名草子さん:2001/04/16(月) 19:49
著作集が和泉書院から出てる。
『方法論論争』では、国文学会の大物を次から次へと滅多切り。
三好行雄とか、平岡敏夫といった、その世界での大物に噛みついて、なかなか爽快。
そもそも彼は国文系の研究者だったのが、いつのまにか、極右文化人に。
権力にかみつくというのが彼のスタンスだったのに、自らが権力になっちゃたわけです。
もちろん元共産党員という経歴を持つ、左翼崩れ。
研究者としては、未だに評価は高いと思うけどなあ。
27名無しさん@お腹いっぱい。:2001/04/17(火) 01:31
『悪魔の思想』が何で絶版なんだ!!
28無名草子さん:2001/04/17(火) 02:15
>27
PHPから文庫で出てるよ。
刺激が強すぎるタイトルだったせいか、改題されていた。
29文責:名無しさん:2001/04/17(火) 02:42
確かに谷沢は濫作が目立つ。
しかし「紙つぶて」は推す。必読書。
30名も無き冒険者:2001/04/17(火) 17:36
浅田彰とか柄谷行人とかも斬ってほしいもんだ
31無名草子さん:2001/04/17(火) 19:43
浅田彰の「日本は土人の国」発言に噛みついたことがあったよ。
32名無しさん@お腹いっぱい。:2001/04/18(水) 01:58
>>30
「悪魔の思想」をよんでみ。
自分をブントの直系だとか抜かす浅田なんかより上の連中を
バッサリやってるから。
33無名草子さん:2001/04/18(水) 11:21
司馬遼太郎はべた褒めだよね。
34無名草子さん:2001/04/18(水) 11:59
開高 健とは二十歳くらいからの親友だったよね。
開高氏死去の後、「回想 開高健」を出版してる。
10年くらい前かな?
その最期の一文に、「開高 健が、逝った。
以後の、私、余生、である。」
とあるけど、まぁなんというか元気な余生でなによりですな。
35名も無き冒険者:2001/04/18(水) 12:05
精神的ホモなのかね
36無名草子さん:2001/04/18(水) 12:55
谷沢永一って元プロ野球選手だよね
37無名草子さん:2001/04/18(水) 14:08
まったくの別人です。
38名無しである:2001/04/19(木) 15:57
>>36
ワラタ。
39無名草子さん:2001/04/29(日) 21:05
dd)4iiw.9,
40無名草子さん:2001/05/31(木) 05:52
うつ病だったんだよね。
41無名草子さん:2001/06/01(金) 10:14
べた褒めでもない。土地公有化論には噛み付いていただろ。
42無名草子さん:2001/06/01(金) 10:40
この人のこと、ようは知らないけど「田中康夫の真実」の
あとがきを読んだ限りでは罵詈雑言が上手なだけのじじい、
という感じしかしないけど。
いや、面白いんだけどさ、中身がないというか、批判の
ための批判というか…。
潮の下手クソな文章をほめあげてる時点で俺的にはアウト。
43無名草子さん:2001/06/01(金) 12:04
三流右翼
44無名草子さん:2001/06/01(金) 18:25
>>16
いや別にこの人が書誌学を打ちたてたんじゃなくってさ
実は日本の書誌学的研究ってほぼ18世紀中に学問的成果が確立してるのよ。
そうしたら後世の学者ってすることないでしょ。
それでさ、折口とかさ柳田などの大家が結構独創的というか、実証的でないというか
悪くいうと電波的な古典解釈をしていてさ、その影響があって東大、京大の
学者たちは結構根拠のないこといっても許容される雰囲気があったわけ。
それでその雰囲気があったところに、
「おまえらの言ってることは何ら根拠がねえじゃねえか。」
といちゃもんをつけたのが谷沢で、そいつらの学説に
何ら論拠がないことを書誌学的にねちねちと論争をやったわけ。
んで、その論争自体は谷沢の大勝利。
だけど主流からはものすごく憎まれた。
谷沢が自分は認められてはいるけど、評価はされないといっているのは
本当のこと。だけど彼の森鴎外研究も、北村透谷研究も、
結構実証的で面白いよ。
45質問者:2001/06/01(金) 18:27
オーキンクロス氏の著書を教えてください。
ウォール街を舞台に書かれた小説のようなものだと思います。
どなたか本の題名と出版社をご存知の方が居られましたら
教えてください。
46無名草子さん:2001/06/01(金) 20:30
若い女の人に、セックスたくさんしなさいって、勧めてたな、このひと。
(唐突に学問とは関係ない話ですいませんが)
47読書と演説:2001/06/01(金) 20:32
>>16 書誌学者としては切れ味鋭かった。
明治文学全集(筑マ)の北村透谷の巻の月報なんて、勝本清一郎をばっさり切り捨ててすかっとさわやか〜。
48無名草子さん:2001/06/21(木) 00:57
書誌学者としては、もちろん一流。浦西和彦氏を見出した人でもある。
文学研究では、正面きっての作品論は寡作ながら、「太宰治『人間失格』の構成」
という論文は、いまでも読む価値がある。『紙つぶて』は言うに及ばず、
大学時代に相当の数を読んだ。結論じゃなくて、思考のプロセスを学ぶべき人。
だから、「右翼」という結論に対する悪口は、何の批判にもなっていない。
つい最近も『「新しい歴史教科書」の絶版を勧告する』ビジネス社
とかいうのが出た。「右翼」なのに、藤岡一派とは犬猿の仲なんて、
他にいるか?どうせ「噂の真相」あたりに「内ゲバ」とか書かれる
んだろうけど、彼にはますます独自路線を行ってもらいたいものです。
49無名草子さん:2001/06/21(木) 01:04
>>48
速報板で話題になってたね。

俺としては、渡部昇一とか谷沢とかそのへんの人はあまり好きじゃない。
あっ、勿論本業の方は別。
右翼というか、保守というか、そっちの方の言説に関して。
小室さんはギリギリO.kかな、という感じか。
昔呉智英が読書家の新技術のなかで批判を書いてたけど、あれに同意する。
とは言え、つくる会批判は全然O.k。どんどんやって欲しいね。
藤岡なんてどうでもいいし。
50無名草子さん:2001/06/21(木) 01:52
学会とかにこの人が来ると、まるでテロリストの入国みたいに
「谷沢来襲!!」の報が会場に流れ、空気が一変したらしい。

もちろん座った席の周辺には誰も近づかない。
発表が終って、彼が手を挙げると、さらなる緊張が走った----なんて伝説が。
51無名草子さん:2001/06/21(木) 02:42
>>48
おもしろいです。もっとなんか書いて。

>>49
渡部とかって「右翼」というより「自由主義者」ってかんじでしょ。
資本主義万歳で、教科書検定も反対どころか学校民営化論者だし。
で、そこら辺は西部や西尾とかの保守本流が左翼以上に嫌うところだから、
対立が起こるのは必然。(まだ起きてないけど)
渡部が天皇制に依拠しながら、自由主義を語るのがどうも不思議。
52無名草子さん:2001/06/21(木) 03:25
>>51
> 渡部とかって「右翼」というより「自由主義者」ってかんじでしょ。
俺が知ってるのは『右翼』っぽいのが多いけど、まあそれでイイのかな。
って事は、呉智英が攻撃したかったのは自由主義者側?
そういえば、呉智英は西部や西尾には好意的だもんね、昔から。
俺も西尾さんは好きだけど。
53ななし:2001/06/21(木) 16:31

渡部は右翼でも自由主義者でもなくって
反共主義者なのです。
彼の本質はジェスイットであって
彼にとって自由主義とか民族主義とか天皇主義は
反共に対するカウンターテーゼとして
のものでしかない。
本人も共産主義が壊滅したら評論活動をやめるって
昔から言ってる。
54ななし:2001/06/21(木) 16:32
×反共に対するカウンターテーゼとして
○共産主義に対するカウンターテーゼ
55無名草子さん:2001/06/22(金) 00:37
「方法論論争」で十川信介のニセモノくささを攻撃してくれてて嬉しかった。
(学習院大の人見てたらスマソ)
56ななし:2001/06/22(金) 00:50
社会学板で文学プロパーを騙る馬鹿が、めちゃくちゃなことを言ってます。
学問板って一見学術的に見えて実は半可通厨房の集まり。
院生レベルが多いのは逆に一般書籍の方かも・・・
谷沢は文芸評論家上がりでもないし
福田(恒存?)とは何の関係もありません。



http://mentai.2ch.net/test/read.cgi?bbs=sociology&key=966982645&st=173&to=173&nofirst=true
57ななし:2001/06/22(金) 00:52
58無名草子さん:2001/06/22(金) 01:49
「つくる会vs谷沢、純粋に議論としてはどっちが正しい?」を
論じたいけど、他でもう出てるかな?
それともここでやるのが1番いいのかな?
59無名草子さん:2001/06/22(金) 02:27
>>58
ここでいいんじゃないの?
速報ではやってたけど。
そうじゃないと、このスレ話題無いでしょ(藁
60無名草子さん:2001/06/22(金) 16:26
>>58
ワシも興味ある。
61無名草子さん :2001/06/22(金) 16:47
渡辺昇一氏との対談で「我々は一度も議論で負けたことがない」
ってホント?
62無名草子さん:2001/06/23(土) 00:26
マスコミ板では旗色悪い。いろいろあるけど、俺はこれが
致命的なミスだと思う。


123 名前:ワライ衝撃的事実 投稿日:2001/06/22(金) 23:55
谷沢本 50P
「敢えて念を押しておくが、国中連公麻呂は、ミケランジェロに『匹敵』するどこ
ろでなく、西洋に先んじて、六百年後の西洋が追いつけないほど完成された芸術を
残している。田中英道『天平のミケランジェロ』(弓立社・平成7年9月25日)
を参照されたい。」

教科書のこの部分はその田中英道氏によって書かれたことを谷沢氏は知らない。
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
筆者がなぜ西洋との比較で日本美術を評価しているか、その真意を汲み取ろうと
もせず、「この劣等感は卑しく醜い」と言い捨てる軽薄さ。喜劇である。


http://natto.2ch.net/test/read.cgi?bbs=mass&key=993161694
63結局:2001/06/23(土) 00:35
谷沢のmakeじゃなくて負けってことですか?

速報の方に書いてあったけど、伊藤隆とか田中英道とか芳賀徹の名前はなかったとか。
芳賀徹って、あんまり知らないけど大物のようだし、そうなるとなんかな〜
64無名草子さん:2001/06/23(土) 00:45
うーん、俺は正直、ちょっと言いがかりみたいな部分あると思う。
岡倉天心とか、「美術界の中心」って言葉自体が抽象的だから、谷沢の
ようなこともいえるしつくる会のようにもいえるというか・・・
65無名草子さん:2001/06/23(土) 01:33
渡部の世紀末歓談を何回か音声だけ録音してたんだけど、
今聞くと面白い。昔TBSでやってたやつも何本か出てきたんだけど、
谷沢さんの関西弁ってなんかイイ。
大江健三郎をボロクソいってる回なんて、言ってることは凄いけど、
関西弁なんで憎めないというか、笑っちゃうていうか。
66無名草子さん:2001/06/23(土) 10:47
>>61
渡部昇一は田中角栄をめぐる議論の中で、立花隆に
「はっきりいって、あなたは馬鹿なのか?」
とまでメタクソやられている。
67無名草子さん:2001/06/23(土) 11:59
>>61
議論の中身では負けていない、むしろ勝っていたと思うが。

あの論争では、立花は普段と違って異常な程に口汚く渡部を罵っていた。
議論の中身で渡部にやられたがちゃんと反論できず、馬鹿とか知的ピエロとかいう
レトリックで誹謗するしか方法がなかったんだという印象を受けたよ。

「萬犬虚に吠える」(徳間文庫)が参考になる。
6867:2001/06/23(土) 11:59
>>61でなく、>>66の間違いです。失礼。
69無名草子さん:2001/06/23(土) 13:34
ロッキード裁判の結論は渡辺のとおりだった。
最高裁の補足意見見るとね。
7066:2001/06/23(土) 13:44
>>67
そうかな?
「論駁」見る限りきちんとした反論だったし、
自分から掲載を要求した朝日ジャーナルから
逃げ出して別の媒体で吠えるというみっとも
ないことやってたのも渡部。
71ななし:2001/06/23(土) 22:45
>>67

あれは法律論的には立花の完勝ですよ。
立花の『ロッキード裁判批判を斬る』
は、立花の著書の中でも1.2を争う名著で
アレをを法律学科の実践の講義のテキストに使ってる
講師もいるぐらいですので。
ちなみにあのときに論破されたのは、渡部だけでなく、ほかに
法学者や弁護士などの法律の専門家達も論破されてるのです。
立花が『知の巨人』と呼ばれたのはアレ以降ですよね。
何しろ門外漢が専門家を相手の土俵で破ってしまったのですからね。
72ななし:2001/06/23(土) 22:50
ただ、今になって考えると、ロッキードがアメリカの謀略
であったのは、ほぼ間違いなく、あのときに
田中金脈追及からロッキードにいたるまでの
膨大な史料を市井の評論家が単独で揃えられたという事は
ちょっと考えづらく
かなり、バックでの、ある勢力の暗躍のようなものを感じさせますけど

http://www.koubundou.co.jp/books/pages/kbn7618.html
73無名草子さん:2001/06/23(土) 23:33
>62
それはどうかな。その部分が田中氏の執筆であることは、
どこにも表示されていないでしょ。教科書批判としては、
そういう非・公的情報を(たとえ知っていても)使うべきで
なく、あくまで内容の文言を検討するべきなので、そのこと
をもって谷沢さんのミスとは言えないと思う。

仮に同じ田中氏の執筆としても、田中氏の著作と、今回の
教科書の問題箇所は、あくまで別の文章で、各々独立させて
論じるべき。ある分野について名著を書いたからといって、
その後の同分野での放言がすべて免罪されるわけではなく、
あくまで一篇一篇の論文の内実が問題でしょ。まして、教科書の
問題箇所は、田中氏の署名原稿ではなく、これは『天平の…』の
著者の発言だと思って読まれることを、田中氏も予期してはいない。
中学生が、これは田中氏の執筆だと知って『天平の…』を手に取る
わけでもない。結局中学生が読むのは、谷沢さんが批判したこの
教科書の文章だけなのだから、「これは同じ田中英道の文章だ」と
いったところで、谷沢さんは痛くも痒くもない。
早い話が、同じ人でも名作も駄作もあるわけで、駄作を掲載しておいて、
「これはあの名作と同じ人の作品だ」といわれても、駄作が名作に
化けるわけではないのです。

おまけに「真意」って何よ。表面と真意が乖離している教科書
なんて、それこそ不適格。真意を汲み取るまでもなく、誤解の
余地がない、明快な叙述にするべきじゃない?

あ、これは62番さんに言うべきことじゃないか…。
長々とくだらないことを書いて申し訳ないです。
74無名草子さん:2001/06/24(日) 01:41
>69
最高裁の補足意見ってどんなの?
75無名草子さん:2001/06/24(日) 11:24
>>67
えー、議論の中身でちゃんと反論できなかった、という以前に
議論の体を成していなかったのは渡部でしょ。
「渡部はAとB、どっちが正しいかと迫るが答えられないので
ある。だってAもBも間違いなんだから」と立花が指摘して
いたのが印象的。しかも、立花の問いにはまともに答えないし、
答えられない。で、業を煮やした立花が渡部の文章を全部分解
して逐一突っ込んで、最後に「こんなこと言ってるお前は本当に
馬鹿じゃねーの」となった次第。あれは誹謗というよりも
本当に頭にきてんだ立花さん、という印象だった。
「ロッキード裁判批判を斬る」は、論争の生きた教科書
だと思ふ。

で、そこまでボロボロにやられておきながら「論争に負けたことが
ない」とのたまう渡部って、池乃めだかみたいなもんだな。
76無名草子さん:2001/06/25(月) 06:42
>>74
反対尋問を経ない証拠には証拠能力なし、と最高裁は判断したのよ。
つまりロ事件には有罪にできる証拠なしといってる。
当時の法律雑誌見るとけっこう混乱してるよ。
立花だってその後のことは一切ふれないでしょ。
一見すると立花の議論のほうがスジが通ってるようにみえるが
最高裁は渡部のいう結論に至ってるわけ。つまり、角栄は無罪。
ただし、角栄は死んだから公訴棄却となったのね。
そうそう「諸君」で田原総一郎がいまごろ角栄無罪論を展開してる。
77無名草子さん:2001/06/25(月) 14:55
谷沢は立花にたいして「渡部に謝れ!」と発言しとる。
78素朴な疑問:2001/06/25(月) 15:00
裁判終わってないうちに最高裁の
「補足意見」がなんで出てくるの?
79無名草子さん:2001/06/26(火) 00:13
>78
角栄ルートはその死によって終了。平成5年。公訴棄却。・・・@
ほかのひとはその後も続行。有罪または無罪の判決。・・・A
@もAも裁判ですよ。@が出たときに補足意見をつけたわけ。
80名無しさん:2001/06/26(火) 00:37
いま「新しい歴史教科書の絶版を勧告する」読んでいます。
81ななし:2001/06/26(火) 01:23
>>77

この場合、その谷沢の意見は当てにならない(ワラ
82無名草子さん:2001/06/26(火) 03:31
どうせ『ロッキード裁判批判を斬る』を読んだだけの厨房だろうけど。
本気で立花の勝ちだと思ってるやつがいるところがイタイな。
あんな罵詈雑言に満ちた駄本を書いたのは立花の汚点だと思われ。
ま、最近ようやく立花の化けの皮が剥がれてきたけどね。
83無名草子さん:2001/06/26(火) 04:15
>>82
かわいそうな厨房に、少しだけ考える材料を与えよう。
なぜ立花は、田中裁判以後、社会ネタから科学ネタに鞍替えしたか。
その理由を考えてみよう。
84無名草子さん:2001/06/26(火) 04:21
たしかに結局、ああいうやり方(コーちゃん証言)は
今後みとめられるかといえば・・・・
85コピペ1:2001/06/26(火) 10:42
新聞の書評を読む。「憲法を変えてみようか」といった類のおなじみの
渡部さんの本の紹介がある。
「証人に反対尋問する機会を与えられなかった田中角栄氏」といった発言を、
またぞろやられている。
よくご存じでない方におおざっぱに解説。
亡くなった田中角栄氏が総理大臣だった頃、全日空の時期主力
航空機選定にからんでロッキード社より5億円の賄賂を受け取った
かどで逮捕・起訴された。これがロッキード事件。
事件の捜査過程で、ロッキード社で賄賂を準備した米国人証人が
東京地裁からの嘱託によって米国の法廷で証言を行った。これが
「嘱託尋問」問題である。証人が米国法に基づく「刑事免責」を与えられた
上で証言を行ったために、その嘱託尋問の証言記録の証拠能力をめぐって、
田中裁判の法廷では検察側弁護側の間で激烈な議論が交わされた。
 もともと、法廷で証人を検察が尋問し、弁護側が反対尋問しようとしたら
裁判官がそれを理由もなく差し止めたというような問題ではなかったのだ、
本来は。法廷においてはうんざりするくらいの主尋問・反対尋問の
応酬が行われた。
86コピペ2:2001/06/26(火) 10:43
それを「反対尋問全体をさせてもらえなかった」かの如く誇張して語る
という手法は、実は田中裁判がリアルタイムに進行している時代に
渡部氏が使った手である。その時はロッキード裁判ウォッチャーとして
傍聴記録を書き続けていた立花隆氏にその主張の誤りを100カ所以上
指摘され、あえなく反論不能に陥って渡部氏は遁走した。(このへん
、「遁走した」という表現に反感を覚える向きは、無理してでも当時の
朝日ジャーナルの「立花vs渡部」の論争をお読みになって見られよ)
87コピペ3:2001/06/26(火) 10:43
それから10年程度経って、これなのである。みんな10年前の事は
忘れているとでも思っているのか。
別に、主張として憲法改正を訴えてもそれは言論の自由として
かまわない。が、渡部氏の悪質さは、それを事実の誤りから出発して
論じてしまうことにある。
そう、あえて極端なたとえを用いれば、「男性は子供を産むので、
男性も長期の休みを取りやすくすべきだと思うがいかがか」といったような
類の主張である。「男性が長期の休みを取りやすくしたい」という主張
そのものは議論する価値があるかもしれないが、その前提となる事実で
嘘や誤りを述べてはいかん。ところが渡部氏が政治的主張をすると、
つとにこの手のやり方が目立つ。しかも、誤りを論破されても、全く
堪(こた)えることなく、ゾンビーのごとくおんなじ主張を繰り返すのである。
10年前と同じように。
もしかして本人、あれだけやりこめられた記憶をすっかり忘却し、
「自分は勝った」という偽の記憶で防衛しているのだろうか?
88無名草子さん:2001/06/26(火) 14:10
なんじゃこりゃ?
出典はどこよ。
89無名草子さん:2001/06/26(火) 15:24
なんか、渡部板になってきたな。
90無名草子さん:2001/06/26(火) 17:09
>>85
そうすっと、渡部の議論の結論がどうだという以前に、
彼が故意に自分に都合良く議論の前提をねじ曲げて
話を進めていたとこに問題があるわけね。
で、そこを立花にボロクソにやられたと。
だとすると、立花に謝罪を要求する前に、まず渡部は
読者に謝れって話なわけだ(藁

谷沢スレだからsageときます。
91無名草子さん:2001/06/27(水) 00:59
>>88
例の駄本、『ロッキード裁判批判を斬る』
それしか読んでないから(藁

あと朝日ジャーナルに渡部が書かなかったのは筑紫のアホのせいなの。
逃げたわけじゃない。実際、諸君等で反論してるし。
しかし、なんで、朝日にそれほど信頼おくかね。
左巻きに何言ってもしょうがないのは経験上わかってはいるけど、
もう少しほかの資料もあたれよ。
こと「ロッキード裁判論争」での渡部の正当性は論壇でも法曹界でも常識なんだから。
ただ、立花の志は道義的に正しいもんだから、公然の秘密になってるだけ。
92無名草子さん:2001/06/27(水) 01:04
立花嫌いで有名な栗本慎一郎も、渡部が正しいって言ってたな
93無名草子さん:2001/06/27(水) 02:14
「渡部の正当性は論壇でも法曹界でも常識」といいつつ
実は「諸君」世界だけの正当性(藁
むしろ、渡部のドキュソこそ世間の常識だと思っていたが。

しかしなあ、すぐ「朝日」に話を持っていくのは
悪いくせじゃねーの。別に朝日に信頼置いてるんじゃ
なくて、立花に信頼を置いてるわけだろ。
94無名草子さん:2001/06/27(水) 02:50
渡部の支持者は渡部の結論が常識だと言って、立花の支持者は立花が論破した事が常識だという。
これでは水掛け論の様な気がしないでもない。

ただ、このスレの立花支持の意見が全部朝日ジャーナルの記事にのみ依拠している事は
間違いない。
きちんと渡部側の反論である「立花隆氏にあえて借問す」(『諸君』昭和60年2月号)
もとりあげるべきだろう。

個々の論旨は論者自身の見解なのだから、「朝日〜」は変な雑誌だからとか「諸君」は
おかしいからなどと言って取り上げる余地がないというのはおかしい。
95無名草子さん:2001/06/27(水) 05:04
最高裁の判決文(補足意見)ってネットのどっかに落ちてないの?、
96無名草子さん:2001/06/27(水) 05:59
立花も渡部も近親憎悪の部分があると思われ。
どちらも膨大な書籍をため込んで喜んでるし、知識人としての
安心立命というか、渡部の「知的生活」と立花の最近の言動って
被るんだよな。
そういや、昔テレビで立花が大江との対談で
「私、渡部昇一からブルドックっ言われました」って笑ってた。

ロッキードに関しては渡部に分があると思うけどね。91も言ってるけど
政治家の賄賂事件は立証が難しいんだから、志としては立花がエライん
だけど。
97無名草子さん:2001/06/28(木) 07:28
>94
正論ですね。
このスレの趣旨に戻れば、谷沢は立花をかつては相当評価
していたはずで、『日本共産党の研究』などは、大絶賛して
ました。いまでも資料として全著作を集めているとか、
どこかで言ってたし、最近も部分的には肯定的に引用してる
はずです。鷲田氏との対談本(何ていったかな)で、そんな
ことを言っていたのを思い出しました。
98無名草子さん:2001/06/28(木) 11:30
議論としてどちらが優れているかと現実はどうだったかがごちゃごちゃになっている気がする。
純粋に議論としてみれば立花の勝利、渡部の主張は正しかったがそれは議論の勝利とは言えない。
まあ悪く言えば渡部は偶然現実においてのみ勝利し、立花は抽象的言語ゲームの世界でのみ勝利した。
99無名草子さん:2001/06/28(木) 12:30
議論に勝って現実に負ける、またはその逆なんて
この人たちはなにをやってるんだろ。
100無名草子さん:2001/06/28(木) 12:44
大馬鹿対屁理屈こき
101無名草子さん:2001/06/28(木) 14:34
1997年くらいの渡部谷沢の共著で谷沢は
立花はたしかにいろいろ良い仕事をしてきたが渡部に謝るべきみたいな事を書いてた。

谷沢スレなので
102無名草子さん:2001/06/28(木) 15:25
奥さんの名は谷沢美智子です。
103無名草子さん:2001/07/01(日) 05:26
一冊あげるなら、「十五人の傑作」もいい(潮出版社)。
そういえば、むかし新潮に連載していた、日本論争史(?)
はどうなったんだ?
議論だけ見れば、没理想論争は鴎外の負け
なんだそうな。そういや、「紙つぶて」でも、
軍医としての鴎外は脚気治療の方針を誤ったダメ医者だと
いってたな。
104無名草子さん:2001/07/02(月) 16:43
宮崎哲也と呉智英の「放談の王道」
って対談本がありまして、この本で渡部、立花論争に触れていますが、
宮崎、呉、の二人の意見とも、法学論的には渡部の完敗といってるよ。
俺、この問題についての本、一通り読んだけど、大学の専攻法学じゃなかったんで
俺の頭では、どっちが正しいかよく分からない。ただ一言だけいえるのは、
渡部の勝ちだといってるのは、正論、諸君系論壇人だけなんだよね。
個人的には、田中がアメリカの謀略にやられたのは本当だと思ってるけど、
ただ、あの論争だけを取るならば、渡部の負けじゃないの?
105無名草子さん:2001/07/02(月) 18:49
>ただ、あの論争だけを取るならば、渡部の負けじゃないの?

そうですって。ただ最高裁の判断は渡部の主張と同じなわけ。
立花の主張と同じではないでしょ。104さんはここをどう考えるの?
106104ではないが:2001/07/02(月) 20:14
議論の優劣=最高裁の判断じゃないし、
渡部の主張はたまたま最高裁の結論と
一致したというだけだろ。
107 :2001/07/03(火) 01:38
>>104
呉智英なんか何の実績も無いのに、渡部や谷沢を批判することで評論家になれた
人間だからね。今さら覆す訳にはいかん。
立花がロッキードで有名になったのと同じ。
当時の左翼的風潮の中で、朝日ジャーナルがどれほど偏向に満ちた記事を書いて
来たか知っていれば、渡部のやったことは十分評価に値する。
108無名草子さん:2001/07/03(火) 02:26
今月の「諸君」99頁。

田原総一郎「ロッキード事件が発覚したとき、ロッキード社のコーチャンと
  クラッターに対して、免罪を前提として嘱託尋問をやりますね。これは
  日本の法律では認められていないのに、最高裁が特例として認めた。
  ところが田中さんが亡くなった後に、榎本さんと丸紅の檜山広さんに対
  して下された最高裁判決では、嘱託尋問調書の証拠能力を否定しました。
  最高裁が一度認めたものを否定するのはおかしいし、否定してもなお
  有罪というのはおかしいんじゃないですか。(以下省略)」
中坊公平「コーチャンたちの免責手続きを得たうえでの調書があったからこそ、
  ロッキード事件は成立したわけでしょう。にもかかわらず、それを排斥
  するというのは論理的に矛盾していますね。(以下省略)」

>>106 「たまたま」であっても一致した事実は重い。
渡部は原則論だけで突っ走ったのに対し、立花は例外の要件を懸命に論じた。
そこがスルドイと多くの者に感じさせた。で、最高裁の最終の結論が渡部の
主張に一致した。渡部にある程度の評価があってもいいんじゃないかな。
  
109無名草子さん:2001/07/03(火) 06:14
>>104
宮崎・呉の両氏に法学論的センスがあるとは思えん。
司法試験受かってる浅羽さんが言うならまだ説得的だけれども。
110無名草子さん:2001/07/03(火) 07:44
とにかく渡部は根性あるよ。
今のように右傾化している中で小林がやってることとは訳が違う。
111無名草子さん:2001/07/03(火) 07:49
>>103
鴎外はケチョンケチョンに言われてるね。
ああいうエリートがモノンハン敗戦の原因だとかってね。
112無名草子さん:2001/07/03(火) 07:53
渡部さんに言わせれば、議論なんかより現実が重要なんだろうね。
その意味では田中が死んだのは本当に痛いな。
立花の敗戦の弁が聞けないからね。
どーせ厚顔無恥な発言をするんだろうけれど。
113無名草子さん:2001/07/03(火) 09:39
>>110
小林さんは右傾化(左の人間がこの言葉良く使うね)の尻馬に乗っているわけではありません。
彼自身が、あなたのいう右傾化の流れを作り出したのではないでしょうか?
114無名草子さん:2001/07/03(火) 12:33
>>113
半ば認める。だが所詮支流であり源流は渡部達である。
小林教祖自らそれを認めている。
115無名草子さん:2001/07/03(火) 12:36
にしても谷沢のスレがいつのまにか渡部の話になることからも
渡部>>>>>>>>>谷沢はもう常識だね。
渡部もよく友人付き合いを続けているものだ。
左翼で谷沢を渡部以上に大物扱いして戦っている奴いる?
116:2001/07/03(火) 15:55
北海道の鷲田氏
著書の中でかなり谷沢氏をリスペクトしてる。
117無名草子さん:2001/07/03(火) 22:08
渡部も谷沢も日本の学界では爪弾きだけど、
渡部には海外での権威があるでしょ。
渡部はミュンスターの名誉教授(哲学)だけど
ミュンスター大学200年の歴史の中で
この栄誉に輝いたのは有色人種としては、渡部がはじめてだそうだ。
まあ、これは本人がことある事に吹聴するからみんな知ってると思うけど
118無名草子さん:2001/07/03(火) 22:10
谷沢も関学の闇の帝王ではあるんだけどね。
この人の学内での権力闘争はすごかったらしいよ
119無名草子さん:2001/07/03(火) 22:30
>>117
> 渡部はミュンスターの名誉教授(哲学)だけど
> ミュンスター大学200年の歴史の中で
> この栄誉に輝いたのは有色人種としては、渡部がはじめてだそうだ。
知らなかった。ただのアホ右翼(失礼)じゃなかったんだ。
120無名草子さん:2001/07/04(水) 01:20
渡部が海外で評判なのは英文法史だっけ?
渡部を参照しなければ話が進まないらしいゾ。
121無名草子さん:2001/07/04(水) 01:25
>>113
そうは思わないなぁ
尻馬に乗ったとまでは言わないけど、小林にそんな力ないよ。

不況続きで失業者は増え、政府は無能。マスコミは体面だけを
取り繕っている。この閉塞感。
これで右傾化しなかったらよほどドウニカシテル。
右傾化は理の当然。
122無名草子さん:2001/07/04(水) 03:32
谷沢は専門の「書誌学」ではまさに鬼神のごとく恐れられてるよ
123無名草子さん:2001/07/04(水) 09:48
>>115
渡部に突っ込み所が多いだけじゃネーノ。
124無名草子さん:2001/07/04(水) 10:28
>>118
関学じゃない。関大だ。
125無名草子さん:2001/07/04(水) 17:04
>>109

宮崎は一応大学で法学論を教えているそうなので・・
ただの講師だけど。
126無名草子さん:2001/07/04(水) 22:54
渡部昇一昔テレ東で日曜朝にレギュラー番組なかった?
127無名草子さん:2001/07/05(木) 01:25
>>126
ありましたよ。「新世紀歓談」です。
平成8年5月5日(ゲスト・小室直樹)以降、すべてビデオに撮ってます。
時折見てます。
ただ谷沢永一はある事件をきっかけにそれ以降ついに出演できませんでした。
残念。
128無名草子さん:2001/07/05(木) 03:06
小室さんも出てたのが。
オモシロソウダネ。
129無名草子さん:2001/07/05(木) 04:01
谷沢永一の著書の中では「完本 紙つぶて」(PHP文庫)が最高だと思う。
これはもともと文芸春秋刊であり、そこには山崎正和氏の評が載ってました。
これを見て読み始めたところ、「紙つぶて」に完全にはまってしまいました。

(ご参考までに。山崎正和氏の評です。)
枕頭に置いて、どこから読み始めてもよいし、どこで読みさしてもよい。
一頁だけ読んでもその分の知恵が備はり、十頁読めば一見識が生まれ、
坐って一巻を読み通せば、相当の批判眼が身につく、恐るべき本だ。
これは本について書いてある本だから、読者は二重の恩恵を受ける。
本とは何か、といふことがわかったうへで、人文万般に関わる本の語る
万般の知識がわかる。
著者は、アカデミックな国文学者にして俊敏な文芸批評家、秋霜烈日の論争家
で博学無比の教養人、周到なる書誌学者であって稀代の蒐書家でもある。
読者の受ける恩恵の広さは、これをもつて明らかだらう。
これは、当代随一の読み巧者がみづから作つた本であり、世の読書家、
並びに時間のない読書家のための必携の一冊である。
130無名草子さん:2001/07/06(金) 01:28
>>127
ある事件て何よ?思わせぶりなこと言わず、教えれ。
131127じゃないけど:2001/07/06(金) 02:17
>>130

日経の社長(?)だったか専務だかをを谷沢が批判したら
日経→テレ東で圧力がかかったのだ。とされている。
詳しくは平成8年10月29日産経新聞コラム『遮断機』
を読むこと。ちなみに、この件については後に産経が日経に対して
事実無根でしたと謝罪してるけど。
渡部は左翼以外に、むやみに敵を作るタイプで無いけど
谷沢は見境なしだよね。
132無名草子さん:2001/07/06(金) 02:49
じゃあ、今度は小林よしりん対谷沢か。
なかなか面白そうな組み合わせだな(藁
133無名草子さん:2001/07/06(金) 10:58
>日経の社長(?)だったか専務だかをを谷沢が批判したら (>>130)

簡単に言うと、日下公人の「人間はなぜ戦争をするのか」の広告を
日経に載せようとしたところ、その広告に、南京大虐殺の挙証責任は
あげて中国にある、とあった。ここに日経がクレームをつけたので、
クレスト社が折れて修正したことがあった。
ここに谷沢が注目し、「中国に阿るあまり」言論の自由を日経が妨害した、
とボイスのコラム(巻末御免)に書いた。たしか名指しで批判したはず。
その後は131さんのいうとおり。
134無名草子さん:2001/07/06(金) 12:01
>>133
それに加えて、日経がクレームをつけたのは
「誰が国賊か」の見出し、「土田正顕 平成不況の張本人」と、
            「大蔵省に潜む悪魔の思想」もです。
理由は、これが載ると、わが社の記者は今後大蔵省に取材できなくなるとのこと。
これは谷沢が大蔵省を霞ヶ関に書き換えることで一件落着したんですが
それを谷沢がVOICEのコラムで書いたところ、それを産経の匿名コラムがとりあげた。
それに対して、日経はクレームをつけてきて、その後産経は謝罪、谷沢はテレビ東京から締め出しをくらった。
135無名草子さん:2001/07/06(金) 12:10
>>134
何故日経を批判してTV東京がら締め出しをくらったのか
TV東京の上層部はすべて日経の天下りだからです。本当は渡辺昇一もつぶしたかったらしいです。
あの渡辺昇一の番組も相当、TV東京の手がはいったそうで、新しいネタを絶対渡辺にやらせなかった。
日経は、実は経済に詳しくない。あのネタの出所はすべて、大蔵省からの横流し品です。
だからこそ日経は大蔵省批判はできなかった。つまり大蔵省批判で一番怖いのは、大蔵省ではなく
ジャーナリズムだという、日本の裏側が見えちゃったという事件だということです。
136無名草子さん:2001/07/07(土) 02:47
ちょっと流れからはずれて申し訳ない。

上の方で立花の「ロッキード裁判批判を斬る」がでているが、
この裁判および立花の立論に疑問のある向きは次の本をオススメする。

  木村喜助「田中角栄の真実」(弘文堂)1600円

これは、@本件の嘱託尋問調書に証拠能力がないこと
    A丸紅から田中角栄に対して金銭の授受がなかったこと
を弁護士の立場から明快に論じている。
是非とも立花の本と比べ読みしてもらいたい。
137無名草子さん:2001/07/07(土) 06:50
>>133-135
スポンサーはどした?
東日本ハウスの社長さんってバリバリ保守で、渡部とか谷沢が大好きなんだって
聞いたけど。映画『プライド』のスボンサーだし。
138無名草子さん:2001/07/07(土) 09:04
>>137
スポンサーが降りると言ってくれれば日経=テレ東にとって
願ったり叶ったりだよ。なぜなら、それで番組をうち切れるからね。
139無名草子さん:2001/07/07(土) 11:56
>>137
もちろんスポンサーの意向があればこそあの番組は続いていたんだけど
谷沢の批判があった後、TV東京に谷沢は一切出演できなくなったし
木曜日に収録して日曜日放送だったものが、さらに一週間伸ばして放送するようになりました。
こうした対応にたいして、スポンサーがどうおもっていたのかはわかりません。
それと、渡辺昇一の発言、かなり削られたらしいです。まずい発言はすべてCUT。
140無名草子さん:2001/07/07(土) 16:04
>>137

東日本ハウスの社長じゃなくって会長さんね。
保守っていうか、もうばりばりの右翼ですよ。
右翼政党青年自由党党首ですし。
どうでもいいけど、今、ちょっと財務諸表調べたら
東日本ハウス結構赤字だね。
141無名草子さん:2001/07/07(土) 23:10
ところでこの谷沢永一について語ろう、何人くらい書き込んでるの。
ちなみに134,135、139、は自分が書いたけど、
結構同じ人物書き込んでない?
あと谷沢永一ってむちゃくちゃ出版点数多いでしょ。マジファンは何冊くらいもってる?
142無名草子さん:2001/07/08(日) 00:26
自分は最近ファンになったばかりで、まだ20冊くらい。
鷲田つながりで知った。文章の構成、記述の仕方が好きです。
143141:2001/07/08(日) 00:44
>>142
鷲田つながりは一緒。「思考力を高める読書の技術」で知りました。
最初に読んだのは「読書人の蹣跚(まんさん)」。
三年で60冊くらい集めました。
144無名草子さん:2001/07/08(日) 09:18
自分も谷沢ファンだが、他人にどこがいいのか説明しづらい。
で、谷沢の本で知ったことを、ここという時に披露する。
すると谷沢に興味を持つ者が現れる。その後はそいつと話しやすい。
ただ今のところ、女性には効果なし。

>>141
>結構同じ人物書き込んでない?

私も同じこと思ってました。

>あと谷沢永一ってむちゃくちゃ出版点数多いでしょ。
>マジファンは何冊くらいもってる?

出版リストを見ながらけっこう集めました。
でも、昔のほうがおもしろいよなあ、と感じてますです。
145141:2001/07/08(日) 10:52
>>144
>自分も谷沢ファンだが、他人にどこがいいのか説明しづらい。

小説だったら面白いから読んでみなですむんですけどね。
谷沢永一が本について書いているのが一番好きなんですけど、
知らない人に紹介しても、たんなるスノッブに見られるだけなんですよね。

>でも、昔のほうがおもしろいよなあ、と感じてますです。

昔の著作をまとめて読むとそうかもしれない。といっても70,80年代の著作ですけど。
年代順に並べてみると、変わったとは思うんだけど、読者に対しては、役立つものを紹介する
という態度はかわってないんじゃないでしょうか。だから古くても十分読めたりする。
146無名草子さん:2001/07/08(日) 23:39
>>145
この人の書籍ガイドでお勧めされている本で
失敗したと思う物ってないんだよね。
人間通にでてくるお勧め本は殆ど読んだ。
しかしこの人自身の本で買って失敗したと思える本は時々ある・・・
147無名草子さん:2001/07/09(月) 23:09
広山の「女喰い」を谷沢が勧めてたが、これはハズレだったと思うよ。
あの性技なんてマネできんよ。
谷沢は奥さんに試したのか?
148無名草子さん:2001/07/09(月) 23:11
新しい歴史教科書の批判本、なんかヒステリーみたいだったよ。
149無名草子さん:2001/07/10(火) 10:40
ようやく正常化してきた。
150無名草子さん:2001/07/10(火) 10:46
>あの性技なんてマネできんよ。

肛門を舌で舐めると最後には女を虜にできる・・・ウゲッ!!!
151無名草子さん:2001/07/10(火) 10:47
>>147

イヤ、体位を真似しろって言ってるんじゃなくって、
女を往かせようと努力する姿勢をまなべ、って事じゃないかな?
152147:2001/07/10(火) 14:27
>>151
性技と体位が別のことだってことは知ってますよ。
谷沢の本にもそのことは出てるし。
153無名草子さん:2001/07/11(水) 23:54
『女喰い』のほかに、『我が秘密の生涯』も推薦してますね。
谷沢は、若い頃から性文学について積極的に論じています。
『近代小説の構成』に入っている、谷崎『鍵』を論じた文章など。

私は開高つながりで谷沢を読み出しました。最近は読まなくなった
けど、やはり数十冊は読んだと思う。この人の推薦のおかげで、
ずいぶんいい本に巡り合えました。146さんには、まったく同感。
特に宮崎市定『論語の新研究』には大感動しました。ただ、最近
の推薦本は、どうかと思う本も多い。でも、かつての仕事だけでも
存在価値がある人だと思います。

ときに、鷲田が、『読書人の放蕩』だかの解説で、「谷沢は
私にとって最高の指標だが、その指標をも私は疑いたいと思う。
疑うべきであるということを、私は谷沢から学んだ」というような
意味のことを書いていたのに、感動した覚えがあります。
そういえば、鷲田が谷沢をけなしている部分を、谷沢自身が
匿名批評で褒める、という一幕もありましたね。その文章は、
いま『紙つぶて』に入っているはずです。
154無名草子さん:2001/07/12(木) 00:01
>>153
宮崎市定の『論語の新研究』は誤訳、恣訳だらけですよ
155147:2001/07/12(木) 05:41
>>153
「我が秘密の生涯」は私もさんざん古本屋を回ってやっと見つけました。
数年前新しい抄訳が出ましたね。
そこに登場する女性は娼婦か男のいいなりになりやすい女性ばかりで
あまり今風の女性ではないと感じますがどうでしょう。

>>154
そうおっしゃる方が散見されますが、未だどこが誤訳なのかはわかりません。
もしご存じでしたら、教えてくださいな。
156無名草子さん:2001/07/12(木) 11:39
>>155
呉智英が「読書家の新技術」で指摘しています。
  
    395 子曰く、群居すること終日、言、義に及ばず、好んで小慧を行う、難いかな。

宮崎市定の訳
  子曰く、寄り集まって、一日中がやがやと暇をつぶし、言うことに一言も取り柄がなく、
  やることといえばつまらぬ人気取りばかり、こんな政府ならない方がましだ。

「小慧」を「つまらぬ人気取り」とし、「こんな政府ならない方がましだ」は本文にはない言葉を使っている。
ただし、呉智英曰く、誤訳とは断定できないそうです。珍訳、恣訳と呉知英は表現してますね。
他にも、448番も似た指摘をしています。
それでも、他の論語の訳にはない魅力はあると思います。
翻訳は優れた解釈である、という言葉は金谷治、吉川幸次郎より、宮崎の訳の方が合ってると思うけどね。
157147:2001/07/12(木) 13:41
おお、その呉智英の本は読みました。
たしかに呉があれこれ書いてますが、
だからといって宮崎市定の価値が減じることはないと私も思いますよ。
そういえば鷲田との対談本で谷沢が少し反論めいたこと言ってましたね。

他方で呉もいいと思います。葦津珍彦など知りましたしね。
158無名草子さん:2001/07/12(木) 19:17
>>150
>肛門を舌で舐めると最後には女を虜にできる・・・ウゲッ!!!

えー。アナル舐めぐらい普通にするだろ。
159無名草子さん:2001/07/12(木) 22:31
結構読んでたけど、今度出た「絶版を勧告する」でちょっと引いた。
ま、単なる読書家としてだけ、尊敬することにしよう。
160無名草子さん:2001/07/13(金) 01:09
153です。いや、あの新研究は、前半の考証のかっこよさ
がイイんですよ。専門の方がいろいろ文句を仰るのは
私とて承知ですが、彼らに宮崎訳のような日本語は、決して
書けないのです。最近文庫になった『東風西雅』も面白かった。
皆さんは、有名な「賢賢易色」の新解釈(この四字を逸詩の引用
と推測し、賢賢たるかなトカゲの色や、と読む)を、どう思いますか?
谷沢さんは、たしか「中国を知るこの5冊」とかいう企画で、
宮崎さんの『アジア史概説』『鹿州公案』『中国史』『政治論集』
と、竹内照夫『四書五経』を挙げてましたね。
161147:2001/07/14(土) 10:09
>>158
単なるアナル舐めではありません。
まずは「女喰い」を読もう。祥伝社文庫にあるよ。

>>159
昔「諸君」で谷沢が藤岡信勝を批判したことがあった。
で論壇でも評判が悪かった。それと似てる。

ただどうしてそんなに批判したいのか、その動機が今ひとつ
わかりません。

>>160
駿台予備校の世界史講師の大岡俊明も「アジア史概説」はいいと勧めてました。
162無名草子さん:2001/07/16(月) 17:19
紙つぶて読み始めた。
出版界というものが見えてきたけど、専門的すぎる怒りには共感できないね。
163無名草子さん:2001/07/17(火) 22:35
>>156あんだけ古いシナ古典は解釈が必ずしも一定しないのだ。シナ語には品詞がないし、その上音通で字を当てたりしてるから誰にも書いた人の意思はわからないのだね。分からないから訓詁学者が食っていけるのだ
164無名草子さん:2001/07/18(水) 03:29
>>163

まあ、そういうことだね。
ただ、一応は朱喜の解釈が正統と言う事になってるんでしょ。
多分、谷沢が宮崎を誉めたのは、哲学的洞察の鋭さに対してでしょう。
多分、谷沢も宮崎の解釈が孔子の直接の意思と同じではないと思ってると思う。
孔子って人肉食主義者で差別主義者でしょ。本人の意思どおりに
論語を読んでしまっては現在に合わない。
165無名草子さん:2001/07/27(金) 00:22
>一応は朱熹の解釈が正統と言う事になってるんでしょ。
どこで?

誤訳との指摘だが、例えば宮崎訳の『中国政治論集』にしても
『鹿州公案』にしても、語学的には原文とズレてる部分は多い。
でも、はっきりいって、あれを直訳したところで、現代日本人には
何にも面白さが分からないのであって、宮崎さんの力量をもって
こそ、あのような日本語になったのだといえる。つまらなくて正しい
直訳が読みたかったら、図書館の漢文コーナーに幾らでもあるからね。
166164:2001/07/27(金) 04:21
>>一応は朱熹の解釈が正統と言う事になってるんでしょ。
>どこで?

何処でも糞も、南宋以降儒教圏ではずっとそうですよ。
中国も日本も朝鮮もずっと朱子学を正統にしてきましたが・・
ちなみに何か勘違いしている人が多いようですが
儒教は宗教ですよ。経典の解釈が正統かどうかは
教派の教祖が決めるんであって、学者が書誌学的に決める訳ではないよ。
ちなみに、それについては17世紀に考証学派と朱子学派の間で論争があって
朱子学派が勝ってる。今儒教が教団として残ってるのは
韓国ぐらいだけどそこでも朱子学が正統

書誌学者の谷沢が宮崎訳に恣意があることぐらい分からない訳が無いでしょう。
宮崎が誤訳にならない程度に論語の解釈を現在に通用するように変えている事を
誉めているんだと思う。
167無名草子さん:2001/07/27(金) 07:34
165です。まず、「どこで?」というような失礼な書き方を
しましたことをお詫びします。不快感を与えて申し訳ありませんでした。

さて、正統というのが官学ということなら、朱子学が公認されたのは
元朝以降ですね。また、ここでは宮崎さんの論語の「翻訳」を論じて
いるのだから、正統というのは、普通はテクスト解釈研究、つまり
「経学の正統」ということになるのでは?(儒教が宗教であることは
まったく仰る通りですが)。だとすれば、清朝の「経学の正統」は
やはり考証学になるのではないかと思います(宗教としての儒教に
ついていえば、清朝の官学も朱子学ですが)。

それと、私はこの方面はど素人なんですが、17世紀の論争というのは、
どういうものだったんですか?参考書目か何か教えていただけると、
勉強になります。加地さんか浅野さんあたりが触れていた気もするの
ですが…。
168164:2001/07/27(金) 13:09
>さて、正統というのが官学ということなら、朱子学が公認されたのは
>元朝以降ですね。
失礼しました
それについてはおっしゃるとおりでした
169無名草子さん:2001/08/06(月) 20:59
全集でないかなあ。
170現実@ヨコレス:2001/08/07(火) 15:38
>>109
>宮崎・呉の両氏に法学論的センスがあるとは思えん。
>司法試験受かってる浅羽さんが言うならまだ説得的だけれども。

いちよう,宮崎さんも呉さんも法学部出のはずだけど...
司法試験はともかく,呉さんは択一受かってるし.
呉さんの著作の中に,芦部信喜や樋口陽一の著作の引用が散見できるから,
「センス」がないというのはどうかと.
171無名草子さん:2001/08/15(水) 10:22
そろそろ
172T5748:01/09/01 19:17 ID:fBWqzoAM
右翼で頭のおかしいおっさんです。
173無名草子さん:01/09/03 21:49 ID:MmZxvdOs
渡部:英文法史
谷沢:書誌学

どっちも伝統と権威がものをいうフィールドだね。
174無名草子さん :01/09/03 22:20 ID:RSCW4OCA
>>173
どっちも地味でマメな作業の積み重ねを必要とする、あまり報われない仕事だよ。
しかも伝統があるわけじゃない。英文法は扱う範囲は広くても研究はまだまだ歴史が浅いし、
書誌学も世間から見れば、全然評価されていない仕事。
それに権威には寄り添ってないよ、二人とも。
無茶苦茶権威的な知識人、ぼろくそにいってるしね(激藁
175無名草子さん:01/09/09 16:33
>169 全集でないかなあ。

谷沢さんの著書って紀伊国屋のデータベースで180冊強。古くて載っていないものも
あるし、専門誌掲載のもの等もあわせると、ものすごい量になるでしょうね。多すぎて
不可能でしょうか。
176無名草子さん:01/09/09 17:22
>>175
浦西和彦と山野博之が谷沢の書いたやつ全部集めてるって話を聞いたことあるよ。
でも量的に無理があるなら、やっぱりマニアの個人収集ということになるね(笑
でも今本棚に八十冊くらいあるけど、そんなに幅とってないから出来そうではあるんだよね。
実際に出版された活字は大きいから、小さくすれば司馬全集くらいにすれば収まりそうだけど(笑
177無名草子さん:01/09/09 23:53
>>176
浦西さんは日外アソシエーツの人物書誌体系で谷沢さんの書誌を出版されていますね。
>小さくすれば司馬全集くらいにすれば収まりそうだけど
確かに。それに180冊くらいの本の中には、ダブり(ハードカバーと文庫とか)も結構
ありますからね。でも谷沢さんの個人全集って売れるでしょうかね。(笑)
178無名草子さん:01/09/11 01:10
>>103
>>そういえば、むかし新潮に連載していた、日本論争史(?)
はどうなったんだ?

新潮の連載は、谷沢さんの例のうつ病のため、途中で中断されましたね。ところで
多分、その掲載された部分を収めたらしい「近代文学論争譜」という本がでているはず
なんですが、(私家版 限定100部となっています)一度も目にしたことがありません。
どなたか実物をご覧になった方はいませんか?
この本についてご存知の方がいらしたら、何でも結構ですからお教え下さい。
179無名草子さん:01/09/11 01:28
すごい笑顔の写真があるがあれは鼻の穴を隠そうとしてるのかな
180無名草子さん:01/09/18 00:51
谷沢氏、最近「正論」とか「諸君」とかで随分たたかれていますね。「妄想の人権、幻想の平等」
によると、産経とか、扶桑社との関係も難しくなっている様子ですね。
大丈夫とは思いますが、氏が言論界で活躍する舞台が奪われつつあるのではないかと、ちょっと
心配な昨今です。
181そろそろ:01/09/18 01:24
そろそろ谷沢翁も一線から引退のころでないかい?
もう彼が倒すべき真性左翼は滅びた。
渡部はアカの亜種と戦う決意をしているが谷沢は・・・
182無名草子さん:01/09/18 01:30
坪内祐三がやけに谷沢を好きだよなあ
ちょっと意外だった
183無名草子さん:01/09/18 03:44
だれだったか、彼は論理の人ではなく、箴言の人である。
谷沢の箴言集が編まれるべきだ、と言っていた。
この説にはかなり賛成
184無名草子さん:01/09/18 04:38
>>180

谷沢の最後の牙城かと思ってた新潮社とも最近は仲悪そうだよね。
この前週刊新潮が谷沢叩いてたよ。
保守系出版社と谷沢の関係

産経・扶桑社系=教科書をめぐって仲悪い
日経系=大蔵批判をめぐって仲悪い
新潮=この前谷沢叩いてた。
PHP= 特に敵対関係にはないとおもうが、松下幸之助御大が生きていた当時はともかく
今ではここは谷沢らとは仲の良くない新保守系の牙城(中曽根、瀬島、西部邁ライン)
よってせいぜいお客さん扱い。

後は、文春ぐらいかな。ここと仲悪いとは聞かないから・・
良いという話もないけどねえ・・
185無名草子さん:01/09/19 01:06
>>184
谷沢氏の著作といえば、最近の教科書ものはビジネス社という出版社から出ています
ね。このビジネス社というのは、どういう出版社なんでしょうか?
186ケイ:01/09/19 13:59
国民会館叢書36『失われた日本人の気概と誇り』・出版 国民会館。
H13-3-17 国民会館で開催の武藤山治没後67年追悼講座における講演録。
国民会館叢書とはどのような内容の叢書なのか。武藤山治氏とは。谷沢氏との関係は。
本書の入手方法は。 以上御教授ください。
187無名草子さん:01/09/20 01:25
>>186
私は、國民会館にTELして送って貰いました。頒価(定価でないのは市販してい
ないからか)400円。プラス送料でした。TELナンバーは06-6941-2433。
中味は講演記録で面白いものでしたが、武藤山治氏との関係は存じません。
電話に出た方の対応が親切で、振り込み用紙同封ですぐに送って下さいました。
188無名草子さん:01/09/20 01:29
>>187
おぬしもマニアよのう・・・
189ケイ:01/09/20 16:51
>>187  すかさずの御連絡ありがとう御座います。確かに電話応対の方は、
親切でした。叢書目録も同封してくれるとの事で,理解が広がりそうです。
190187:01/09/22 01:29
>>189
ケイさんへ。この『失われた日本人の気概と誇り』のp36〜p40にかけて、
「諸君」で谷沢氏が藤岡批判にのりだした経過が詳しくかかれていますね。
それに対して、藤岡氏が「半狂乱になって」、そこで西尾氏が絡んでくる内輪話、
話半分としても、野次馬気分でおもしろかったです。
講演録には、書かれたものとまた違う生々しさがありますね。
191無名草子さん:01/09/22 02:02
この人もと共産党員だったんでしょ。
やっぱアカは信用できんわ。
192ケイ:01/09/24 00:22
187さんへ。 国民会館叢書38『武藤山治の実像と業績』武藤治太・谷沢永一・
植松忠博共著。他同叢書8・9を入手した結果、谷沢氏が武藤山治氏を、明治以後の
日本の実業家として大原孫三郎,松下幸之助の上を行く大物として高く評価している事等
色々理解を得ました。有難う御座います。藤岡信勝氏批判の裏話では,谷沢氏と渡辺昇一氏との
スタンスの違いが偲ばれて笑いました・・・。
193187:01/09/24 01:36
>>192 国民会館叢書38『武藤山治の実像と業績』武藤治太・谷沢永一・
植松忠博共著。他同叢書8・9を入手

ケイさんへ。私は、『失われた日本人の気概と誇り』しか入手しておりませんで
した。早速、お教え下さった一連のものも取り寄せ勉強させていただきます。
それから、注目すべき本を見つけたときは目録も一緒に取り寄せるという知恵を
学ばせていただきました。ケイさんに感謝です。
194ケイ:01/09/24 15:04
187さんへ。 恐縮します。
195閻魔:01/09/24 16:18
>191
「民青」はいいですか
196無名草子さん:01/09/24 16:55
新刊で今度は公民の教科書を攻撃。
197無名草子さん:01/09/28 12:33
谷沢永一、小林よしのりをも徹底攻撃!!
「辞書で調べて何が悪い!!」と開き直ってる・・・
198無名草子さん:01/09/28 12:47
コヴァをはげしく攻撃する谷沢永ちゃん あげあげ
199無名草子さん:01/09/29 14:34
谷沢「俺は漫画、劇画は大嫌いだ!!」


すごいな、あの本、作る会は無学とか、恥知らず、知ったかぶり、とか・・・・
200無名草子さん:01/09/29 14:34
とうとう200に到達!!
201無名草子さん:01/09/30 12:53
「新しい公民教科書を考える」には驚いたよ。谷沢変わったね。
反日的日本人、共産主義者を攻撃したときにはあそこまで口汚く罵らなかったぞ。
やっぱり年とるとああなるのか?
202無名草子さん:01/09/30 19:00
>>201
そうだな。
でも何でビジネス社で書くようになったんだろう。

作る会の「生類憐れみの令は武士が殺伐とした行動に出ないようにする為」という記述は
酷すぎるな・・・・
203無名草子さん:01/10/12 01:42
今月発行のVOICE(11月号)に谷沢さんの歴史(と公民)教科書についての最新の論稿がのっていて、氏の言い分がとても分かりやすく整理されていますね。
一読の価値ありと思いました。
204無名草子さん:01/10/12 03:09
一連の谷沢の主張はもっともかもしれんが、やっぱあの態度はどうも
ねえ。違った意図があるんじゃないかと思える。
205無名草子さん:01/10/12 03:11
宮台真司の言う「いまだにマルクス主義批判で飯食ってる保守」ってこの人のことか?
206無名草子さん:01/10/12 20:03
谷沢にとってつくる会は進歩的文化人(=悪魔)以下だという事か?
207無名草子さん:01/10/13 20:24
今朝方、出版されたばかりの「禁忌(タブー)破りの近現代史」を買い求め、先程読み終えたところですが、この本も実に快著ですね。
10月20日頃には光文社から「広辞苑の嘘」という本が同じく渡部昇一氏との共著・対談本と発刊されるとの事。大変楽しみです。
208無名草子さん:01/10/13 22:01
バカのための読書術
小谷野敦 / 筑摩書房 / 01/01/20
★★

まとまりがない

『もてない男』と『恋愛の超克』の著者によるブックガイド。タイト
ルの「バカ」とは、「哲学とか数学とか、抽象的なことが苦手、とい
う人」(8ページ)。呉智英の『読書家の新技術』への恩返しであるとの
こと(18ページ)。要するに文系正統派教養指向の読書指南である。
「サイクルが一周した」ということだろう。それはどちらかといえば
良いことではあると思う。しかし、本書がポスト「ニューアカ」の読
書指南の本として優れているかどうかは別問題。この本には、構成が
きれいでない、カテゴリが偏っている、業界内輪話が多すぎる、そし
て何よりも「推奨している本のリスト」がばらばらに統一されないま
ま散らばっていて不便だという欠点がある。気楽に書いたエッセイの
集まりという印象が強い。それにしても、本書に挙げられているよう
な本を読んで教養を身に着けると、渡部昇一とか呉智英とか小谷野敦
のような人になるのだとしたら、やっぱりどこかに何か問題があると
思わざるをえない。
いちおう「読書メモ」のサイトを作っている私としては、「読書術」
に関する自分なりの考えを記しておくべきなのだろうけれども、うま
くまとまらない。この「読書メモ」に取り上げている本たちとそれら
に対する評価は、私の人生の直近の3年間を反映しているに過ぎず、
その背後には紆余曲折があったわけである。何よりも、私自身にも、
高校生のときに『読書家の新技術』を本気でブックガイドとして利用
していたという恥ずかしい過去があって、いろいろと複雑なのだ。
というわけで、また別の機会に。

2001/2/17

http://www.ywad.com/books/904.html
209無名草子さん:01/10/19 01:12
本屋行ったけれど、「禁忌破りの近現代史」置いてなかったーーー
チクショーーー!!
210無名草子さん:01/10/19 01:19
>209

売り切れたんでしょうか?だとしたら、売れ行き好調ですね。
私が買った書店には平積みしてありましたが。
211無名草子さん:01/10/20 15:32
>>117 (119)
>渡部には海外での権威があるでしょ。
>渡部はミュンスターの名誉教授(哲学)だけど

その大学で教授職になかったた人間が、名誉教授Profferor Emeritus になれるわけない。
ガセでなかったらまったくの経歴詐称。

それに渡部に、専門分野での海外での活躍を示す業績ってあるの?
留学中かなんかの恐ろしく昔の学生時代の論文みたいなものを別として。
権威のある名前だったら今時Googleなんかで検索したらまともな学術ページや専門論文をあつかったページでぞろぞろ出てくるはずだけど。
212無名草子さん:01/10/20 15:44
ちょっと調べてみた。

http://www.google.com/search?q=%22shoichi+watanabe%22&btnG=Recherche+Google&hl=fr&lr=

やっぱり専門分野では何も出てこない。欧文で発表して、海外の研究団体、研究者に紹介引用されたものはほとんどなし。
上智・大修館から出した監修本かなにかは1冊あるようだが。
それより歴史修正主義者としても有名みたいだ。
213無名草子さん:01/10/20 15:57
あいつの本を読めば、海外の博士号云々を言うまでもなく、
知性のかけらもないのは明らかだと思うが。
214文責:名無しさん:01/10/20 17:31
渡辺昇一
独ミュンスター大学哲学博士、フルブライト訪米教授、上智大学名誉教授
平成七年にミュンスター大学より名誉博士号を授与
比較言語学、比較文化学の大成者、ヘルマン・ヒルト教授の最後の弟子にして
ヤーコブ・グリムに匹敵する発見をしたカール・シュナイダー教授の指導をうけた。
そのシュナイダー教授の遺言により、氏の全蔵書をすべて譲り受けた。
これは渡辺昇一がいかに学業において信頼を受けているかのエピソードとして有名。

ここでグタグタ逝ってる連中より、遥かに優秀。爪の垢でも煎じて飲みなさい。
215無名草子さん:01/10/20 17:37
肩書きに惑わされる馬鹿にはお似合いだね。
216無名草子さん:01/10/20 18:14
>>214
なんだ。
名誉教授(哲学)
っていうの、やっぱりガセじゃいか。おかしいと思ったから聞いてみ
ただけ。
それに対し、「名誉博士」っていう経歴書を自慢そうにコピペするな。
もしかして、区別がついてないんじゃんない?

それに学問の世界で「名誉博士」の称号がどういう意味付けをもってる
か知ってる?
サーチエンジンで「名誉博士」探して、どんな人がもらっているか、調
べてみろ。
肩書きに「名誉博士」の称号をつけるそんな恥ずかしいまねは欧米では
(日本でも)自分からDQN研究者でございと言っているようなもの。

業績云々にしても、俺は単に事実を重んじたいだけ。
業績あるの?っていう疑問に、略歴で応えるのはまったく にお似合い
だ。
217無名草子さん:01/10/20 18:31
>名誉教授(哲学)
まさか、ほんとうに哲学の分野の業績で、(名誉)博士になったと
思っている人はいないだろうな。老爺心だが。
218無名草子さん:01/10/20 19:52
名誉教授とかは献金でなれるんじゃなかったっけ?
219無名草子さん:01/10/20 20:29
それ、名誉博士。政治家とか、実業家とか、芸術家とか、
もちろんまともな学者のばあいとか。

いろんなケースがある。

http://www.google.com/search?q=%96%BC%97_%94%8E%8Em&btnG=Google+%8C%9F%8D%F5&hl=ja&lr=

名誉称号だから、学者のばあいおまけ的な賞みたいなもので、これを得々
と自慢する人はいないね。

「名誉教授」は元教授からなるから、渡部昇一がドイツの大学の名誉教授
になるのはおかしいというのが、「名誉教授(哲学)」が出てきたときの
最初の疑問。
220無名草子さん:01/10/21 23:25
 呉の谷沢や司馬にしている批判は、ただの揚足とり。
 なぜ揚足を取るか、それは嫉妬しているからだ。誤字脱字一つみつけただけで
愚著と評し大喜び。2ちゃんねるでもそう。有名だとか著名だとか、谷沢や渡部が
今日の地位を築くために寝る間を惜しんで勉強したわけではない、ということが
彼らにも無意識に分かるのだろう、それが面白くない。自分はただ有名になりたい
だけなのに、「有名になっていて、しかしそれを根本では決して威張らない人間」
を罵倒して「奴らはバカだ」とレッテルをはることで自分の優秀さを誇る。実にく
だらない。
 もちろん、谷沢だって自分を誇っている箇所はありますよ。でも、それは遊んで
いるだけで全部が全部本気で思っているわけじゃない。理解されない自分を嘲笑し
ている向きもある。
 私、谷沢の講義を関西大まで聴きに行ったことあります。当時はあまり有名では
ありませんでしたがね。文学通の友人につれていってもらった。それは見事な見事な
講義でした。完璧にノートをとりました。関大とバカにしていましたけど、そんな
ことを気にしていた自身のエリート思想をその日から捨てましたね。
 
221無名草子さん:01/10/21 23:27
谷沢に批判された人はむしろそのことを光栄に思うべきでは。
彼に批判されたところを改めたら、ひょっとすると名著になる
やも知れないのだから。
222無名草子さん:01/10/21 23:41
>>220
あんた呉の本、読んだことないだろ。
223無名草子さん:01/10/29 01:38
谷沢さんと渡部昇一さんの新刊「広辞苑の嘘」(光文社刊)、読み終わりました。
この二人の対談本は20冊目とのことですが、相変わらず切れ味のよい出来映えですね。
224「広辞苑の嘘」:01/10/29 03:14

嘘っていうか…、解釈の問題である部分も多々あると思うけどね。
でも読み物としてはなかなか面白い。
何も疑わずマニュアルに従いがちな現代人には読んでもらいたいと思う。
相変わらずイデオロギー色が強いので2chではネタになりそう(w
225無名草子さん:01/10/29 03:19
渡部のことみんなホントに尊敬してんの?
日本が戦争起こしたから人種差別が無くなったって
喜んでる人よ。
確かに学ぶべき点は多々ある人だと思うし、一部のサヨク
がバカにするほどバカではないと思うけど、問題のある
人なんじゃない? 左翼言説一辺倒だった一昔まえなら
バランスをとる意味でも存在価値もあったけど、現在では
もう痛々しいよ、ハッキリ言って。
226無名草子さん:01/10/29 08:33
>>225
俺は尊敬してるけどね。
ちなみに、日本が戦争起こしたから人種差別がなくなったなんて書いてないよ。
日露戦争で日本が勝ったから、アングロサクソンの黄色人種に対する視線が変わったと書いている。
日露戦争は日本が戦争起こした戦争じゃない。ちなみに第二次世界大戦も日本が起こしたと思ってんなら間違いだよ。
其の点を今回の「広辞苑の嘘」と「禁忌破りの近現代史」でやってる。
全然時代遅れだとは思わないよ。いまだ現役、左翼と死ぬまで戦っていくだろうね。
政治的圧力で黙っちまう連中よりは、遥かに立派な人物。
227無名草子さん:01/10/29 08:55
>>226
>政治的圧力で黙っちまう連中よりは、遥かに立派な人物。

なに言ってるんだよ。渡部が政治的圧力を受けたぁ?
逆に政治的権威を暗に利用して喋っているのが渡部だろ。
それがやつの「右翼的」発言の要諦を成しているんだよ。
その腹黒さが反感を買うんじゃないのかね
左翼からの攻撃? そんなもん屁でもねえよ。
228ななすぃー:01/10/29 09:09
>逆に政治的権威を暗に利用して喋っているのが渡部だろ。

この部分は賛成。今の時代、左翼からの攻撃でやられる人はすくない。

左翼が攻撃されてダメになることはあるが
229226:01/10/29 09:59
>>227
政治的圧力は正確じゃなかったね。過去、圧力があったのは、在日と部落だ。
渡辺のことを右翼とレッテルはるけど、右翼的発言なんて何時したのかな?
ただ自分に気に食わない発言してるのを、あんたらがアジったりステレオタイプの批判してるだけだろ。

>左翼からの攻撃? そんなもん屁でもねえよ。
つい最近、左翼に無茶苦茶にされた教科書なかったけな(w

まともに論じることも無く、ただレッテル張りを繰り返す皆さんに
腹黒いとまでいわれちゃう先生方は、よっぽど真っ当な発言してるんだろうね。
君達が真っ当ならもっとマシな批判できてるはずだよね。
なにかあると、右翼右翼、そればっかり。それで満足できるなんて、気楽でよろしいなあ。
230無名草子さん:01/10/29 10:02
左翼に無茶苦茶にされた

いいわけ。
231無名草子さん:01/10/29 10:06
>左翼に無茶苦茶にされた

これはどう見ても真っ当な発言じゃない、言い訳だよな。
232無名草子さん:01/10/29 10:09
ネットで吼えてる暇があるなら、
「つくる会教科書への不当な弾圧に抗議する」デモでもやれば?
あっ、仲間がいないんだ(ついでに友人も?)(藁
233無名草子さん:01/10/29 10:18
>>226
つか、おまえ、自分を欺瞞してるだろ?

所謂「レッテル貼り」してるのは、読者のほうじゃなくて、
「先生方」のほうじゃねえの?
自分らでそう思われるような本を書いておいて。
「レッテル貼り」しているやつは、問い詰められると
黙って何も答えなくなるのですぐわかる。
234225:01/10/31 02:59
ウヨでもサヨでもすぐに下品な罵倒を浴びせることしか出来ないやつっている。
235無名草子さん:01/11/02 00:59
禁忌破りの近現代史なんて題つけるなら、
部落解放同盟をもっと叩いて欲しかった。
236226:01/11/02 01:18
>>233
なにがいいたいんだ。

>所謂「レッテル貼り」してるのは、読者のほうじゃなくて、
>「先生方」のほうじゃねえの?

じゃあさっさと谷沢や渡辺がレッテルはってる個所指摘してみろや。
お前ら左翼のレッテル張りの例ならいくらでもこのスレに残ってるがな。

>自分らでそう思われるような本を書いておいて。

そりゃお前らの問題。右翼でもない谷沢や渡辺にレッテルはるやつが悪い。
そういうの、冤罪っていうんだが、しらねえのか。そういえば、冤罪は左翼の得意技だったか。

>「レッテル貼り」しているやつは、問い詰められると
>黙って何も答えなくなるのですぐわかる。

それ誰のこと?俺には身に覚えないね。レッテル張りを指摘されて糞レスするしかない奴なら、
>>232-233 と目につくんだけどさー
237無名草子さん:01/11/02 01:20
諸君!の編集長が谷沢を煽ったのか・・・・。
238無名草子さん :01/11/02 01:25
>>237
どんな話なのか気になるから続ききぼーん
239無名草子さん:01/11/02 01:36
もうすぐ扶桑社から渡部昇一氏の「國民の教育」が出版されますね。
2,3日前の産経の夕刊に紹介記事が掲載されていましたが面白そうで期待しています。もっとも渡部昇一氏は「ぶれる」ことの少ない論者ですから1985年に出版された「教育改革はミニスクールで」以来
終始一貫した「塾を学校に」という主張がここでも展開されていることでしょう。
 「教育」といえば谷沢永一氏の「喧嘩教育論」も好著だと思います。
240無名草子さん:01/11/02 01:43
渡部は教育民営化論者です(「国民の教育」だかではそのことに触れないでしょう)。
渡部はキリスト教徒です。
渡部は天皇に依拠しつつ新自由主義を唱えます。
ようするに渡部は「ぶれまくり」です。
241無名草子さん:01/11/02 01:46
渡部ってテリー伊藤と対談してたよな、確か。
242無名草子さん:01/11/02 01:53
>>239の渡辺の主張どおりにもっていくのか、それとも>>240のいうように教育民営化論はださないのか
「國民の教育」がどういう主張するのか楽しみではあるな。
まあ、多分、>>239の主張でいくと思うが。

渡辺の新自由主義はハイエクの主張をもとにしたもの。ハイエクの新自由主義は宗教との矛盾なんてない。
243無名草子さん:01/11/02 02:08
>241 ようするに渡部は「ぶれまくり」です
渡部昇一氏は、「塾を学校に」して、國民の自由選択に任せること、教育から官僚統制の枠をはずすことを20年近く前から一貫して主張しています。
「ぶれ」がないという意味は、時系列的にみて主張が一貫している(安定している)という意味です。
244無名草子さん:01/11/02 11:22
>>238

藤岡が、今まで教科書問題に関わってきた人を無視して、
自分の売名行為の為にやってる事が谷沢は許せなかった。

そこへ諸君の編集長が藤岡はおかしい、一発叩きませんか、と谷沢にすすめた。
245無名草子さん:01/11/02 17:19
谷沢の一連の本を非難する人って、谷沢の本を読んでないだろう。
新しい教科書を非難するのはゆるせない!!という狂信的な
奴等ばっかりだろう。

牛尾匡人と谷沢は仲良いのかな。田中康夫が嫌いだからか?
246無名草子さん:01/11/02 17:25
小林よしのりは谷沢に反論しないのかな。

まあ、反論出来ないんだろうな・・・・

俺は谷沢の方が正しいと思う。
247無名草子さん:01/11/02 17:49
>>127
谷沢はフジテレビからもお呼びが掛からなくなったと言ってましたよ。
詳しくは「けじめをつけろ、責任者!」で。

産経の正論に執筆出来なくなるのかな、残念だな!!!
谷沢は上杉千年や中村粲との仲はいいのだろうか。
この2人の著書を推薦していたが。

谷沢の、ビジネス社から出した本全部買ってしまった。
はまってしまいそうだ。
248無名草子さん:01/11/02 21:26
>>227
渡部は、昔から何度も解同の運動員に団体で授業中に勝手に教室に乗り込まれて
罵倒されたり、授業妨害をされたり、汚物をばら撒かれたりしている。
これをやられることは、明らかに政治的圧力を受けていることになるとおもうが・・・
(これが解同の運動員でなければすぐに不法侵入で捕まるはずだ)
249240:01/11/03 03:11
>>242-243
何で渡部は天皇に依拠しているのかがわからんのよ俺は。
渡部が反天皇だったらスゲェ評価するんだけどな。
西尾にしても西部にしても、教育民営化なんて大反対だし、
新自由主義なんてトンデモないと思っているし、渡部は保守派の
中では微妙な位置にあるでしょ。谷沢も同じだけど。
250無名草子さん:01/11/03 03:20
>>248
初耳です。ネタ元は何ですか?
251242:01/11/03 03:32
>>249
なんが偶然レスした直後に見てしまったな。
渡辺が天皇に依拠するってのは、俺もそのわけを読んだことはない。
日本人という以外には特になんにもなさそうなんだが。
ただ、いままでの活動として、天皇の戦争責任論に対して、反論はしてるし、
歴史的な意味での立場も自分なりに回答をだしている。
そこから、反天皇ってのはやっぱり言論人としては飛躍しすぎとは思うよ。
もしやったら、俺なら説明しろって思っちゃうかな。

渡辺が谷沢と違うとすれば、小林よしのりのように左翼にかなり憎まれている。
渡辺は、自分が勉強してきたことに対して誠実に振舞った結果として、保守になったとは思ってるんだが、
保守と左翼の間でふらふらではないよね。本物の自由主義者って感じで捕らえているんだが。
こういうと左翼は嫌うと思うが。
252240:01/11/03 03:42
>>251
そうかな。自由主義者だったら反天皇でもおかしくない。
俺は自由主義者だし、渡部の言ってることには賛成することも多々
あるんだが、保守本流の連中に遠慮してるようにみえるところが
気に入らん。戦争責任は天皇にあるよ、どう考えても。渡部が
それを言えば、南京や慰安婦対する彼の主張も説得力が出てくる。

ところで「渡辺」じゃなくて「渡部」だから。
253242:01/11/03 04:01
>>252
>ところで「渡辺」じゃなくて「渡部」だから。

オー、いままで気付かなかった(w

自由主義ってのは共産主義との違いから出てくるんじゃないの?
渡部の天皇支持と自由主義ってのは、東京裁判史観へのNOと、共産主義者へのNOから
でてくる話だと思ってたよ。
自由主義ってのは、共産主義者への反論という形ではじめて出てくると思ってたから、
そこから反天皇ってのは、俺にはわからんかな。

保守派の言論人とのかかわりはあまりないね。西尾との対談は読んだことあるけど。
主張してることはたしかに違う。教育論も歴史観も反共を除いては違うね。
ひょっとして、渡部は論争して決着つかないことには意識的に避けるのかな。
254240:01/11/03 04:11
>>252
ま、共産主義の嫌うことなら何でもやるっていう点では一貫してるね。
渡部は新自由主義者でもない、保守でも右翼でもない。
ラディカルな反共主義者ということ。はい、結論でました(笑

>保守派の言論人とのかかわりはあまりないね。

あるよ。江藤とも西部とも石原とも何度も対談してるよ。
なんか連中の話に合わせている感じがしてムカついたんだよ、俺は。
255無名草子さん:01/11/03 04:58
江藤も,西部も,西尾も,渡部も,松原正に比べたら全然駄目だ

自称「保守」の出鱈目さには呆れる
256無名草子さん:01/11/03 05:00
↑アホ発見!
257無名草子さん:01/11/03 05:03
鳥肌実が一番てことで。
258無名草子さん:01/11/03 05:13
>>256
そもそも,君は松原正を知ってるのかね?
259無名草子さん:01/11/03 05:21
へんな漢字書いてる人
260無名草子さん:01/11/03 05:23
福田センセの足元にも及ばぬわ
261無名草子さん:01/11/03 15:01
>>260
それには同意するが
262無名草子さん:01/11/03 15:37
谷沢および『正論』などの執筆者の大半はゴミ。

http://natto.2ch.net/test/read.cgi/books/1004535034/l50
新刊 『広辞苑の嘘』 にびっくり
263文責:名無しさん:01/11/03 17:00
>>262
ゴミよばわりか。すごい自信だな、こりゃ。
まあ、正論の執筆者にはそんなゲスな発言する人はいないけどさー。
264無名草子さん:01/11/03 17:42
おーい。谷沢ファンの皆々さん。
「新刊・広辞苑の嘘にびっくり」のスレで谷沢・渡部が
コテンパンにやっつけられとるよ。
 たすけに行ってやれ。飛んで火にいる虫にされんよう
気をつけろよ。
265無名草子さん:01/11/03 17:51
谷沢さんの「読書人の〜」シリーズって続きでませんね。
あれ、結構好きなんですけどね。次になんの本買うか参考になるし。
そういえば書評とか最近書いてないような気がする。
谷沢さんの著作をよく読むようになったのは、書評が気に入ったからだから、
書評の仕事が少ないのは残念です。
266無名草子:01/11/03 21:02
>>251
>渡辺が天皇に依拠するってのは、俺もそのわけを読んだことはない。

10月に出た、白川静先生との対談『知の愉しみ知の力』の第五章で発言してるよ。読んでみて。
私も渡部さんの本をずいぶん読んだが、皇室についての発言は初めてみた。
自分でも「非常に幼稚な話ですけれど」なんていってるけど(188ページ)、こういう素朴な理由っていいね。

昔、『朝生』出たときは、もう少し違うことをいいかけたと思うけど。
267無名草子:01/11/03 21:16
>>240
>渡部はキリスト教徒です。

渡部さんの本、ずいぶん読んだけど、キリスト教に入信したなんて書いたの見たことない。
出典教えて!

自分の子供時代からのことなんて随分書いているし、英文学やるのにキリスト教の知識は必須だし、
谷沢さんと聖書についての本まで出しているけれど、「だから私は入信した」なんて書いてあるのは見たことないだよな。

だから、オレこの人キリスト教徒じゃないんじゃないかと思って来た。
神についてや、信仰について書いていないしね。240の発言ではじめてみたわけ。
268無名草子さん:01/11/03 21:51
出典は忘れたけど、読んだことあるよ。
「私が洗礼を受けると知って母は非常に心配していた」
とか何とか。
269無名草子さん:01/11/03 21:55
それから、
「天皇主義者でクリスチャンというのは不自然」
副島隆彦も同じ疑問を持っていた。
彼のウエブサイトの「今日のぼやき」参照。
270無名草子さん:01/11/06 17:53
age
271無名草子さん:01/11/06 18:14
もっと作る会を叩け谷沢
272無名草子さん:01/11/06 20:47
大抵の学術書や学校で使う教科書は間違いがあれば訂正するか絶版にする。
なら谷沢がつくる会の教科書の間違いを指摘した個所を、つくる会はどうして訂正しないのか。
謙虚に受け止めるのが筋だが、やったことといえば、谷沢へ罵倒したくらい。
問題は検定を行った文部省にも当然、間違いを見抜けなかった責任はあるわけだし、
間違いという点では左翼の教科書、日本書籍にもあるし、他社の教科書にもある。
しかし、最初につくる会の教科書に、名だたる教授陣、知識人、著名人が賛同している以上、
其の程度の間違いを訂正するという誠実さを、持ち合わせるのが支持者に対して当然と思われたのだが、
結局、間違いを訂正することもなく、いまだに出版されつづけている。
私としては、訂正してもう一度世に問うてほしい。
そうでなければ、なんのために左翼からテロまで受け、日本が内政干渉され、
その結果、嫌中、嫌韓感情を募らせたのかわかりはしない。
273無名草子さん:01/11/12 06:34
諸君の12月号に、谷沢氏のインタビュー形式の記事「斬人斬馬剣の極意」が掲載されていますね。
20ページほどの長さで、氏の「作る会」批判の趣旨等も丁寧にしるされていて読みでがありました。
同じ号には渡部昇一氏の上智大学における最終講義も掲載されています。氏の話は、守備範囲が広くて面白いですね。
274無名草子さん:01/11/15 00:24
谷沢氏の新刊、「創業者百人百語」(海竜社1300円)、なかなかおもしろいですね。
中公新書の「百言百話」も良かったですが、今回も随分新しい視点を勉強できました。
「創業者、それは人生行路の先達である。」、なるほど。
275無名草子さん:01/11/19 23:04
諸君の12月号の記事で谷沢氏は産経新聞(および扶桑社)をコテンパンに批判していますね。
これに対し産経新聞(および扶桑社)は、氏の産経系のメディアからの締め出しをはかっている様な気配ですね。残念なことです。
産経紙の「正論」コーナーでも一番楽しみによんでいたのは谷沢さんが登場したときでしたから。
同紙が谷沢氏を締め出すようなら、購読をやめようかな。
276無名草子さん:01/11/22 18:45
谷沢の読者って何歳くらいが多いのかな
277無名草子さん:01/11/28 18:46
書き込んでね
278無名草子さん:01/11/28 19:42
>>276>>277は同じ人のレスでいいのかな?

二十五歳。谷沢永一を知ったのは二十歳の時で、札幌大学の鷲田教授の著作を読んだときに
谷沢の著作を紹介してあったのがきっかけで読み始めた。今手元にあるのは六十冊くらい。
このスレにも結構書き込んだりしてるけど、どれかは言いたくないかな(w
多分揉め事ばかり起こしてるからね(爆
279無名草子さん:01/11/29 00:45
>276
50歳。谷沢氏を読み始めたのは20年くらい前かな。祥伝社からでていた「古典の読み方」所収のサマセット・モームの「この世の果て」
の読みに唸ったのが深入りしたきっかけだったと思う。それ以来のファン。著書はほぼ読んでいると思うが「えんぴつ」の復刻版は読めていない。
280無名草子さん:01/11/30 03:14
>279
えんぴつの復刻を御存知とは、マニアですね。開高健の初期作品は
全集で読めても、谷沢さんの初期評論は未だに活字になってませんから。
私は大学図書館に買ってもらってパラパラ見ましたが、谷沢さんの
妙に持って回った文体の与謝野晶子論とか、いろいろ面白かったです。
281無名草子さん:01/11/30 03:49
>>279
すまん。その「この世の果て」の読みをかいつまんで教えてくれろ。
漏れも谷沢が誉めてたんで読んだんだけど、全然、面白くなかったもんで。
282無名草子さん:01/12/01 00:27
>280
えんぴつの復刻版(というか写真版のようなものですね。影印叢書とはそういう意味だったのですね)は、ネットで知って買った(上下2冊で63000円!)
のですが、慣れていないので読みにくいことおびただしく、読み始めるのに決意がいる感じで、未だとりかかかれていません。この手の出版物を読むには何か
コツがあるのでしょうか? 280さん、よろしければご教示を。
283無名草子さん:01/12/01 00:42
>281
私が唸ったのは、モームの小説の一節を取り上げ、そこでサマセット・モームが何をいいたくて
その意図をどの言葉にどう託して表現しているのかという読み込みと分析の深さにたいしてです。
「読むというのは、こういうことなのか。」と初めて思わされました。
ちなみに、この「古典の読み方」はクレスト社から「人間通と世間通」という表題で、一部改訂
されて再刊されています。「この世の果て」を扱った章は、ほとんど変わっていない様に思います。
この「人間通と世間通」に収録されている「チャタレイ夫人の恋人」を論じた文章もおもしろいですね。
284無名草子さん:01/12/01 01:27
>>276 61歳。向井 敏氏の「文章読本」で「紙つぶて」を知りビックリしたのが,20年程前。
以来開高 健3人衆の愛読者へ仲間入り。遅ればせながら本好きになりました。
285無名草子さん:01/12/01 02:07
>>283
なるほど、そういうことっスか。サンクス。
「人間通と世間通」ね。(._.) φ メモメモ

そういや谷沢氏は「人間の絆」は評価してないみたいだったYO
286276:01/12/02 19:23
私は二十歳。
最初は「けじめをつけろ責任者」をたまたま読みました。

「戦争は自然現象。善も悪もない」というのがよかったから
他の本も集めました。
287無名草子さん:01/12/07 11:52
永ちゃん!!
288無名草子さん:01/12/07 18:06
もうサンケイの正論には執筆しないのか夜ーーーーー
289文責:名無しさん:01/12/07 20:54
そういえば、谷沢永一は正論と天声人語を同列に扱いましたね。
290無名草子さん:01/12/08 00:44
>289 そういえば、谷沢永一は正論と天声人語を同列に扱いましたね。

これって、出典はどちらですか? 教えていただけますか?
291文責:名無しさん:01/12/08 03:18
>>290
諸君12月号での対談です。
292無名草子さん:01/12/08 23:34
289&291さんへ。
諸君12月号の対談読み返してみました。
なるほど「自分達の意見だけが『天の声』だとか『正論』だとか言い続ける姿は滑稽千万
です。」とありました。
「天の声」、文脈では当然「天声人語」ですね。
読み落としていました。ご教示ありがとうございます。
293無名草子さん:01/12/09 00:49
揚げ足をとるようだが、「天声人語」の場合は、天の声と
いうより、自分の文を民の声と称しているのがむしろ本意で、
もちろんそれはそれで滑稽。

他の学者の場合だったらどうでもよいが、谷沢のように、
他人の些細な文献学上の失点とか、片言隻語の不正確さを
鬼の首でもとったようにあげつらうのが好きな爺には、思
わずこんなつっこみを入れたくなってしまう。
294無名草子さん:01/12/09 21:25
PHPの「歴史街道」でも連載してたんですね。
295無名草子さん:01/12/09 22:59
>>293
それが谷沢への批判にどうしてなるのかわからない。
谷沢が一度でも天声人語を天の声だと主張でもしましたかねえ。
296無名草子さん:01/12/14 20:44
voiceでは「拝啓石原慎太郎様」が載ってる・・・・
297無名草子さん:01/12/15 01:08
谷沢氏の雑誌での発表媒体は、国文専門系を除くと扶桑社=産経系との軋轢以降、PHP系と文芸春秋系に限られて
きている気がします。
谷沢氏という希代の論客を失うとは産経も大損失でしょうに。
毛沢東秘録を始め産経新聞を愛読してきましたが、氏を追放するなら、我が家から
産経新聞を追放しようかと思案中です。
298無名草子さん:01/12/16 22:46
正論に復活させろ
299無名草子さん:01/12/18 15:43
>282
おお、あれを個人で購入なさったのですか!偉大です!
ああいうのを読むのは、殆ど根性以外の何物でもないですね。
一般的なコツというよりも、とにかく慣れではないでしょうか。
谷沢さんの場合は、若い頃は、慎重さの余りか、論旨が行ったり
来たりする悪文(失礼)で、活字でさえ読みにくい(「パニック読後」
とか)のに、あのような字体の同人誌では、なおさらですね。
私もほんの一部分読むのにかなり苦労しました…。
でも、「回想開高健」あたりを手元において、谷沢さんたちの
青春を追体験してみると、時代の空気が伝わってくるのではないでしょうか。
300282:01/12/19 00:49
>299
>ああいうのを読むのは、殆ど根性以外の何物でもないですね。
一般的なコツというよりも、とにかく慣れではないでしょうか。

なるほど、根性ですか。(笑) 年末の休みにでも気合いを入れてチャレンジしてみます。
「回想開高健」も勿論ですが、開高健の「青い月曜日」も手元におくには良さそうですね。

>私もほんの一部分読むのにかなり苦労しました…。

この一言に勇気づけられました。プロ筋の方でもそうなら……。
ご教示ありがとうございます。
301無名草子さん:01/12/21 21:37
谷沢は何故あそこまで大学院を嫌悪するのか
302無名草子さん:01/12/23 01:25
谷沢さんの新刊、2冊でましたね。ビジネス社の「時勢への証言」は、長谷川慶太郎
さんとの対談本。今日買ってきて半分くらい読んだところですが、知らなかった事も
多く面白い。
PHP新書の新刊「日本人を創った百語百読」は活字がぎっしり詰まっている。
303無名草子さん:01/12/30 00:25
ビジネス社というのは、どんな出版社なんでしょうか。最近、谷沢氏の本、よく出版していますね。
ご存じの方いたら、ご教示下さい。
304無名草子さん:01/12/30 00:27
長谷川慶太郎かよ・・、勘弁してくれ、もう
305無名草子さん:02/01/02 14:59
谷沢氏は1929年生まれなので、今年73歳。残されている時間もそう長くはない年齢に入ってきているので
今年は是非、新潮で連載がストップしたままになっている「近代文学論争譜」を仕上げて欲しいものです。
30616メロミックス♪:02/01/04 03:26
>>262
だから「敗北を抱きしめて」も読んでて違和感があったんだー。
307無名草子さん:02/01/06 01:03
谷沢氏と「えんぴつ」以来の盟友、向井敏さんがお亡くなりになったとの由、ご冥福を
お祈りします。

洗練された書評やエッセーで知られた文芸評論家の向井敏(むかい・さとし)さんが
4日、急性虚血性心不全のため急死した。71歳。葬儀は近親者のみで行う。後日
「お別れの会」を開く。自宅は千葉県船橋市夏見台1の2の5の501。
喪主は妻元子(もとこ)さん。

 大阪府和泉市生まれ。大阪大で仏文学を学んだ。1950〜51年、開高健、谷沢
永一氏らの同人誌「えんぴつ」に参加した。61年に電通に入り、日本航空の広告
「東京午前零時」など多くのテレビCMの制作を手掛けた。82年に退社し、コマー
シャルを大衆社会現象として論じた「虹をつくる男たち」(83年)でサントリー
学芸賞を受賞した。

 優れた読書家、文章家として活躍し、「文章読本」(88年)などで、文芸作品を
主題や思想ではなく文体の魅力で論じるべきだと独自の文体論を展開し、反響を呼んだ。
視野の広い明快な批評は、広く読書人の人気を集めた。

 多くの書評・コラムを書き、92年からは本紙書評欄の執筆者を務めていた。他の著書
に「紋章だけの王国」「贅沢な読書」「開高健――青春の闇」「表現とは何か」、近著に
「司馬遼太郎の歳月」「残る本残る人」などがある。

 4日午後1時過ぎ、突然、不調を訴えた。6日に本紙に掲載される池内紀著
「ちょん髷(まげ)とネクタイ」の書評が絶筆になった。

書評の地位を確立 劇作家の山崎正和さんの話 日本のCMを論じた初期の著書
「紋章だけの王国」に深い感銘を受けた。欧米では独立した仕事になっている書評
の地位を日本で確立した人で、日本を代表する書評家だ。いつも穏やかだが、鋭い
鑑識眼には敬服していた。残念です。(毎日新聞)
308無名草子さん:02/01/09 21:33
司馬遼太郎の贈り物を全部文庫にしてくれ!!!
309無名草子さん:02/01/12 17:07
308>司馬遼太郎の贈り物を全部文庫にしてくれ!

PHPから3巻まで文庫で出ていますから、4と5巻もソロソロではないでしょうか?
チョット、文庫化が遅い気はしますね。
310無名草子さん:02/01/19 14:50
谷沢氏が日ごろ畏敬しておられると言う中川八洋氏が『正統の憲法 バークの哲学
』を中央公論社より中央叢書として上梓した。以前、中川氏との共著<『名著』の解読学ー興国の書・亡国の書>
の巻末で「中川さんには大いに頑張ってもらって、後世に残る立派なバーク研究書を必ず出してもらいたい」と
強く激励しておられた待望の著作である。谷沢氏のファン、必読の一著として紹介します。
311無名草子さん :02/01/19 15:48
>>310
買ったけどまだ読んでない。バークやトクヴィル読んでからにしようかと迷ってる。

312無名草子さん:02/01/20 00:43
>310 中川八洋氏が『正統の憲法 バークの哲学』を中央公論社より中央叢書として
上梓。

紹介ありがとうございます。早速注文を出しました。感謝。
313無名草子さん:02/01/20 01:20
向井氏の書評って、そもそも3割程度しか本になっておらず、
しかも絶版が多くてぎゃふん
314無名草子さん:02/01/20 19:08
>>311
[買ったけどまだ読んでない]のでしたら、まず本書の『あとがき』を、そして
『序』にサラッと目を通してみてください。結果は歴然。[バークやトクヴィル読んでからにしようかと迷ってる。]
わけには、行かなくなりますよ・・・・。じゃ。<310>です。



315無名草子さん:02/01/20 19:45
八洋の「正統の憲法・・・」読んだけど・・・
アメリカ「超」保守主義を絶賛するわりにはマッカーシズムや
現在のアメリカの反連邦ミリシアの問題なんかは
一切無視してる。これじゃサヨクの暴力性を
論ずる事を避けてきた左翼知識人となんも変わりない。

それにバークに関しても貴族特権擁護のためのデマゴギーとして
貴族のためにプロパガンダしてきた一面も完全無視。

ただ日本が他国より遥かにバーク受容が送れている事には同意。
316無名草子さん:02/01/21 00:14
>>315
>アメリカ「超」保守主義を絶賛するわりにはマッカーシズムや
>現在のアメリカの反連邦ミリシアの問題
>それにバークに関しても貴族特権擁護のためのデマゴギーとして
>貴族のためにプロパガンダしてきた一面も完全無視。

そこらへんはどうなの。嘘情報流さなきゃそれはそれでいんじゃないの?
それに中川は国際政治学者だよ。歴史家とも哲学者とも違う。
それは孫子に戦争の無意味さを語れというのと同じくらい無駄なことではないかな。
317無名草子さん:02/01/21 17:39
>>316
>>>315
>>アメリカ「超」保守主義を絶賛するわりにはマッカーシズムや
>>現在のアメリカの反連邦ミリシアの問題
>>それにバークに関しても貴族特権擁護のためのデマゴギーとして
>>貴族のためにプロパガンダしてきた一面も完全無視。
>
>そこらへんはどうなの。嘘情報流さなきゃそれはそれでいんじゃないの?
>それに中川は国際政治学者だよ。歴史家とも哲学者とも違う。
>それは孫子に戦争の無意味さを語れというのと同じくらい無駄なことではないかな。
>

いや、やはりアメリカ保守層の暗部にも触れなければ、いかんでしょう。
ただ、ミリシアに関しては、米軍のエリートになれなかった一部の軍ヲタが、
軍隊ごっこをしているだけのもんで、向こうの保守層でも軽蔑の対象。
わざわざ触れる必要もないとは思いますが・・・
318無名草子さん:02/01/23 20:34
紙つぶて
の内容を教えてください。
手に入りません。
319無名草子さん:02/01/23 21:58
谷沢のPHP文庫から出てる本は品切れが多すぎ!!!

頼むよPHP。
320無名草子さん:02/01/24 01:57
>>319
禿同!
大きい本屋いっても全然ありませんな。
321無名草子さん:02/02/02 17:19
巻末御免が楽しみだ
322無名草子さん:02/02/02 18:07
>>318
書評コラム集

絶版と復刊を繰り返している(w
323無名草子さん:02/02/02 18:10

>>322
文春とPHPから出てるね
324無名草子さん:02/02/02 20:41
谷沢の本に出てくる、鈴木祥蔵とは何者?
325無名草子さん:02/02/02 21:02
中川は元々は原発の技術屋。なのに原発にさっさと見切りを
付けて言論界にデビューした無責任野郎。
だけど勝共連合の宣伝役でがんばったから、勝共学者のすくつ
だった筑波大学に「教員」としてウンコ採用されたウンのイイ奴。
たしかに中川は「国際政治学者」を自称しているが、それが
通用するのなら東大でオタク学を講義した高卒の岡田氏は
「文明学者」と呼ぶべきだな。
326無名草子さん :02/02/02 23:15
>>325
一度くらい経歴読んだほうがいいよ。そこらへんにいるゴミ教員なんか比べ物にならないから。
それと専攻は「国際政治」及び「近代政治思想」ちゃんとしたもんです。オタキングとは比べられません。
一応つっこんどくけど、「勝共連合の宣伝役」なんて専門的すぎでわからんから(w
言葉は選ばないとお里がしれるよ(w
327無名草子さん:02/02/02 23:42
>>326
あたしのお里は、筑波の国際関係学群。チンピラが最初に
専門外の国際関係学で教鞭ととったところだよ。

>>325はリサーチが足らんな。あんた、サッチーがコロンビア
大学に本当に留学したとか信じてるクチだろ。(藁
328無名草子さん:02/02/02 23:44
上記に誤記あり。やりなおし。

>>326はリサーチが足らんな。あんた、サッチーがコロンビア
大学に本当に留学したとか信じてるクチだろ。(藁

経歴よんだくらいで騙されちゃイカンよ。虚飾を書きたてる
奴だっているんだから。
329無名草子さん:02/02/04 10:48
次も対談本出すのかな
330326:02/02/04 11:43
>>327
つまり同業で認められない鬱憤を2CHで晴らしているわけですね(激藁
大学関係者にいうのもバカバカしいのだが、業績というのはその分野で
どれほど仕事しているかだろう?経歴にケチつけている時点でオタクが
仕事としては一切認められていない三流四流の学者だってことがばれてるんだよ。
そんなに中川を見下しているんなら、なんか自分でやった仕事いってみたらいい。
それを言わずして見下すなんざ説得力なし。
大体、専門外っていうけど、そういう派閥意識が古いんだよ。
単に自分とは違うルートで教授になったのが許せないだけだろ?
そして中川が世間で認められるのが許せなくて、嫉妬の炎がくすぶっているだけだろ?
オタクみたいな大学関係者、腐るほどいるよ。
ただ経歴以外欠点見つけることできなかっただけだろ。アホか。
331無名草子さん:02/02/05 20:55
>>327は、どこにも採用されなかった
オーバードクター(現在生活保護受給中)
専攻 時代遅れのマル系野郎(現在ポスコロの仮面をかぶるべく一生懸命修行中)
332無名草子さん:02/02/10 15:01
tanizawa
333 :02/02/10 15:20
でも中川が統一教会の下僕である事にはかわりない。
334無名草子さん:02/02/11 11:25
>>318 紙つぶての内容を教えてください。手に入りません。
『紙つぶて(全)』(文春文庫)の帯PRを紹介。
「十頁読めば一見識が生まれる。一夜にして書物の見方をあらためさせる。 日本人全体の読書術の
の師範となるにふさわしい。・・・・数々の喝采を浴びた文字通り恐るべき一冊、
コラム書評のまさに金字塔だ。書物とその周辺の鬱蒼たる世界を語りつずけて15年、現行流布本に
150篇を加え総項目455編、ゆるぎなき完全編集成る!」。解説は故・向井敏氏。
内容を語って余すところ無し。
手に入りません? 谷沢永一氏に惹かれる方でしたら,10軒か20軒くらいの古書店を
まず巡り歩いてから,嘆いてくださいネ。


335無名草子さん:02/02/11 16:12
>>334
「10軒か20軒くらいの古書店」って、東京でないときついよ…
大阪でさえ、大した古本屋がないんだよ。
336無名草子さん :02/02/11 20:28
>>335
PHP文庫に今でも入っているでしょ?
別に古本屋じゃなくても新刊売ってる書店探せばいくらでもあるよ。
私は人口四万人程度の町に住んでいますけど、それくらい小さな街にもまだ在庫として
入っているし。
337無名草子さん:02/02/11 20:58
>>336
335ですが、どうも334の文脈を読み違ったらしい。スマソ。

一応自己弁護しとくと、PHP文庫は品切れが多い。
『反日的…』なんて、地元で手に入らず、いちおう某100万都市
でも探したが在庫がなく、
結局京都に行った機会に手に入れたが、1999年に印刷
された初版のものだったよ…。
338無名草子さん:02/02/16 23:41
t
339無名草子さん:02/03/15 13:01
『雑書放蕩記』が好きです。大学の春休みを利用して、あそこで
引用されている作品をちょこちょこ読んでいます。平野謙の新生論
(岩波現代文庫『島崎藤村』)を読んで、いまは中野重治の『斉藤
茂吉ノート』(全集17巻)。さすがに時代を感じますが、若き日の
谷沢さんを動かした熱っぽさは確かに伝わってきます。
340無名草子さん:02/03/27 00:44
>339
今ボイスに連載中の「本はすべてのことを教えてくれた」は、同じくボイスに連載された
『雑書放蕩記』の続編にあたりますね。毎月楽しみに読んでいます。
341無名草子さん :02/03/27 00:49
最近ビジネス社での出版が多いね。
長谷川慶太郎と渡部昇一との共著が多数出版されているけれど
なんか発言が過激ですよね〜特にコリアンへの辛らつな発言がイイ!
政治的な問題ばかりに首突っ込んでいるセンセですけど、
たまにはマターリと書評集でも発表してほしいところ。
342無名草子さん:02/03/30 17:04
むかしの谷沢さんは、吉本隆明にしても褒めるべきときは褒めていて、
時には自らを批判したエッセイを顕揚するなどフェアでよかったと
思います。『紙つぶて』の中にも、反核文学者の欺瞞を痛罵した
吉本隆明に喝采を送るものがありましたね。
343無名草子さん:02/03/30 17:57
>>342
なによりも昔は口汚くなかった(w
それに新人を発掘しようとする気概があった。
今の先生は若者への絶望しか口にしませんよ・・・
344無名草子さん:02/03/31 00:58
>>343
谷沢氏もことしの6月で既に73歳。多少気短かになったりは人生自然の成り行き
だと思います。最近の「時勢への証言」2冊や最新刊の「名将言行録、乱世を生
き抜く智恵」等でも以前に比べて多少はしょりがちな傾向は感じるものの、その
鋭さは変わっていないと思います。
ところで
>>今の先生は若者への絶望しか口にしませんよ・・・
谷沢氏が「若者への絶望」を語っていらっしゃるのは、どのご本(または雑誌)で
しょうか。是非一読してみたいものですから、ご教示いただければ幸いです。

345無名草子さん:02/04/02 23:03
谷沢氏が今まで褒めた、最も年少の文筆家というのは誰なのか?
随分前、一度だけ村上春樹の「ファミリー・アフェア」を褒めて
いたけど…(文春か何かで、その年の小説ベスト3に入れていた)。
346無名草子さん:02/04/03 20:36
大前研一の『新・国富論』だかも褒めていたが、いまは大前をどう
評価しているのか。
347無名草子さん:02/04/04 00:23
>>344
おくれてすまん。あんまりレスつかないスレッドだから見てなかったよ。

>谷沢氏が「若者への絶望」を語っていらっしゃるのは、どのご本(または雑誌)で
>しょうか。是非一読してみたいものですから、ご教示いただければ幸いです。

「新世紀への英知」小室直樹、渡部昇一との共著です。
言ったといってもほんのちょろっとだけだよ。だけどそのあとすぐに渡部昇一がフォローに
入るのがチト物悲しくもあるんだよ。
348無名草子さん:02/04/26 00:53
先週末にでた谷沢氏の新刊「論争必勝法」(PHP)ざっと読み終わったところです。
最近谷沢氏の著書は対談本のような口述筆記が多かったのですが、今回は久しぶり
の書き下ろしですから、氏独特のひねりのきいた文体が十分堪能できました。
なかでも、東大の三好行雄との論争の内容(谷沢氏の三好批判)は面白かった
です。氏の次回の著書が待ち遠しい!
349無名草子さん:02/04/26 01:30
たくさん本を読んでいて
いろんな人から尊敬を集めてるんだが
どうも志が低いよな。
岩波をあげつらったりとか。

350無名草子さん :02/04/26 17:35
>>349
年いくつだとおもってんだよ。志はないだろ(w
351無名草子さん:02/04/27 17:16
『論争必勝法』の中の第二部「渡部昇一の論争方注釈-
毒蛇は急がず」は久しぶりに痛快。特に最後の結びの数行に、氏の抑え切れない心踊り筆踊りが手に取る様に感じられて秀逸。
志のレベルではなくその意気軒昂ぶりにまず乾杯しましょう。
352無名草子さん:02/04/28 00:32
「論争必勝法」のまえがきにも触れられている「近代文学論争譜」、「新潮」に
10回連載で中断したままですね。何とも惜しい。是非続きをと思いますが、
谷沢氏の年齢からすると、残念ながら無理でしょうね。返す返すも残念です。
353無名草子さん:02/05/08 11:13
名将言行録
354無名草子さん:02/05/12 00:41
谷沢さんの新刊「遺言状の書き方」(PHP 760円)読みました。
谷沢氏は、故開高健の牧羊子さんを徹底的にきらっていたけど、この本では
名前こそあげていないもの故司馬遼太郎氏の福田みどり夫人をばっさり。
「司馬さんの場合もまた、故人の意志が踏みにじられた鮮明な一例である」と。
谷沢氏としては余程腹にすえかねていたのであろう。
355無名草子さん:02/05/16 06:58
馬鹿。吐き気がする。
356無名草子さん:02/05/26 12:30
谷沢さんの新刊「いま大人たちに読ませたい本」(渡部氏との対談、致知出版、
1400円)読んでみました。なかに「座右の書は机上におくものではない」(自分
の血肉になるほどの本なら、いちいちそばに置いておく必要がない。)とあり、
なるほどと納得でした。
357無名草子さん:02/05/28 00:54
「告発の行方」はどうなる?
358無名草子さん:02/06/02 17:32
5月末の谷沢氏の新刊「歴史が遺してくれた日本人の誇り」(青春出版社 1500円)
読みました。対談もいいのだけれど、谷沢氏の書き下ろしは、筆が踊っていて独特
の良さがありますね。全体に面白いのですが、あえてあげれば第4章「失われた歴
史を取り戻す」が印象に残りました。
359無名草子さん:02/06/07 00:42
今週発売になった谷沢氏の新刊「現代用語の基礎理解」(ビジネス社、1500円)、
一通り読んでみました。渡部氏との対談本で、面白いんだけれど、もう一つの感。
その後思ったのだが、ビジネス社の谷沢さんの編集者の腕がもう一つなのかなと。
気のせいかな?
360無名草子さん:02/06/07 01:03
age
361無名草子さん:02/06/07 01:14
 
362驚愕した私:02/06/10 10:32
谷沢永一がこんなに人気があるなんて。確かに書評紙つぶてはおもしろい。蔵書数
が20万冊というのも彼を支えるバックボーンになっているのでしょう。
しかし、無名草子さんほか、彼はバブル時代長谷川慶太郎とともにバブルをあおりに、
煽った張本人でしょうが。ただの書誌学者なのですから、経済の予測などできるわけがないのに。
それから彼がなぜ共産党員をやめたのかそれをきちんと説明してません。まあ、呉知英が谷沢の
論語解釈のずさんさをあばいています。その程度の人間です。自分の過去の言説にまったく反省が
ないところなんて、さすが元共産党員といえるでしょう。
363無名草子さん:02/06/11 20:23
>>362
>しかし、無名草子さんほか、彼はバブル時代長谷川慶太郎とともにバブルをあおりに、
>煽った張本人でしょうが。ただの書誌学者なのですから、経済の予測などできるわけがないのに。
>それから彼がなぜ共産党員をやめたのかそれをきちんと説明してません。まあ、呉知英が谷沢の
>論語解釈のずさんさをあばいています。その程度の人間です。自分の過去の言説にまったく反省が
>ないところなんて、さすが元共産党員といえるでしょう。

意味不明だな。バブル時代にバブルをあおりにあおったって何だよ?
長谷川がバブルの張本人だとでもいうつもりかい(苦笑
株の時代がきたといっただけだろう。今だって論調変えてないよ。
バブルが株投資そのものの失敗だとでも思ってんの?あれは大蔵省によって人為的に引き起こされた
ものだって知らない?知らないで批判ですか?銀行に預ける時代から株投資の時代に変わったのは
今も昔も、バブルが起きても起きなくても変わらない時代の趨勢だよ。
谷沢が日本でただ一人指摘した、最大の業績は、大蔵省銀行局長がバブルの原因だと指摘したこと。
それも知らずにバブル批判なんて、反省足りないんとちゃいますか(w
あと、共産党を辞めた理由はちゃんと本で書いている。お宅が読んでいないだけだろう?
もう一つ、論語解釈の杜撰さは宮崎市定であって、谷沢の論語解釈じゃない。
それも呉は、宮崎の論語訳をおかしいと指摘しても、それを退けてはいない。
あと、呉知英じゃない。呉智英だ。
364無名草子さん:02/06/11 23:29
>>362
> それから彼がなぜ共産党員をやめたのかそれをきちんと説明してません。
さんざん書いてますよ。あなたがその説明に納得するかどうかはともかく。

> 自分の過去の言説にまったく反省がないところなんて、
> さすが元共産党員といえるでしょう。
別にそうは思わない。「やめ共」に闘志を燃やすのは勝手だけど
自分は別にそれにシンパシーを持つ筋合いがないので。

> 呉知英が谷沢の論語解釈のずさんさ
宮崎市定の『論語の新研究』には中哲の世界では批判もあるけど、
あの訳自体はそれなりには評価されている。
読書界に宮崎『論語』の紹介につとめた谷沢の功績は
礪波護の認めるところでもある。
呉が古注新注のオーソドキシーの立場から批判していても
宮崎市定は伝統経学と一線を劃すつもりで提出したのだから
的に届いているとは云えない。
『読書家の新技術』に示した以上に呉の論語解釈を示してもらわないと
宮崎市定と比較対照のしようがない。
365無名草子さん:02/06/29 23:08
今週の週末は、谷沢氏の新刊3冊と共に過ごせるハッピーな週である。
6月15日付新刊 新潮社 「えらい人はみな変わってはる」(1400円)
6月20日付新刊 講談社 「官僚、もういいかげんにせんかい」(1500円)
6月28日付新刊 PHP 「日本人の論語 上」(820円)

とりあえず、官僚批判の講談社本を読んだが、明治以来の官僚制度の批判的分析、
とくに軍部のもとでの新官僚の台頭とその戦後への継承の解明がおもしろい。
谷沢氏にはこのような「‥‥批判」がとりわけよく似合う。
これから論語本にとりかかるが、当方に論語への基礎知識が少ないので、どうなる
ことか。まぁ、楽しみではある。
366無名草子さん:02/06/29 23:54
いちおーコピペしておくかな。
鷲田 小弥太「定年と読書」p85より
江藤淳が伴侶を亡くして、自殺した。直後、谷沢永一先生から電話がかかった。
江藤さんのことを話すと、「私も江藤さんと同じことをするだろう」という言葉が漏れた。
367365:02/06/30 16:52
>366 江藤さんのことを話すと、「私も江藤さんと同じことをするだろう」
という言葉が漏れた。

早速、「定年と読書」の該当箇所を読んでみます。谷沢氏と美智子夫人(確か)
の夫婦模様は開高健が軽妙洒脱なエッセイに描いていますね。
368無名草子さん:02/07/01 00:22
『「新しい歴史教科書」の絶版を勧告する』について一言。

「真珠湾攻撃の機動艦隊は千島列島の北の方から発進した」なんて言ってたが、
なぜか名前が出てこなかった択捉島・単冠(ヒトカップ)湾が千島列島の北側か?
369無名草子さん:02/07/01 04:05
>>365
>谷沢氏にはこのような「‥‥批判」がとりわけよく似合う。

それって・・・褒め言葉?
370365:02/07/01 19:47
谷沢永一氏は、批判精神が旺盛な上に、「根本的」批判に走ろうとして
ドンドン内容を深めていくので、ますます面白くなりますね。
371無名草子さん:02/07/01 20:18
俺は、谷沢永一の批判は個人攻撃だから面白いんだと思う(w
372365:02/07/02 00:58
>>
373365
>>371
個人への批判、次にその個人の中にある傾向そのものを取り出して壊滅的
批判の追い打ちをかける、その重層構造が面白い。論争必勝法にも掲載さ
れている東大の三好行雄への批判はその代表的なものでしょう。