灰谷けんじろう好きな人いませんか?

このエントリーをはてなブックマークに追加
1大学生
自分は灰谷けんじろうが大の好きです。
誰か同じく灰谷好きな人はいませんか?
僕の友達の友達が明治学院大学の人達で
灰谷さんの読書会を開いていると聞いたんですが、
連絡先が分かりません。
誰か知っている人いたら教えてください。
2無名草子さん:2001/04/05(木) 22:31
昔、好きだったです。本読んでてこんな先生に受け持ってもらいた
かったな、と思ったりしました。
でも、今はあんまり好きじゃないです。神戸の事件のときの発言が
何か偽善者ぽくて・・・。
彼は、「天真爛漫な彼が思う所の子供らしい子供」だけが好きなん
じゃないか?と思ってしまうんです。
だったら書くなという内容ですね、ごめんなさい。
3無名草子さん:2001/04/06(金) 00:47
昔からちょっと鼻につく人だなあと思ってました。パワーがすごいから
圧倒されるんだけど、圧倒されつつも「ん、無条件にこの人賛美すると
ヤバイ方向行きそう」って感じで。
天の瞳シリーズは、電波だと思って読んでるととっても面白いです。

つうか、最近のこの人はマジでやばくないですか?
4ペッピノ:2001/04/07(土) 14:36
詳しくは知らない。
ただ「太陽の子」を昔読んで、
児童文学にしちゃ意外な位おんもいなぁ、と思った。
まぁね、善人だらけっていうのは置いとくとしても、
「苦しみ」というものについて結構考えさせられた。
とりあえず自分の子供が小6くらいになったら読ませたいな、と。俺二十歳。
5無名草子さん:2001/04/07(土) 17:07
酒鬼薔薇じけんでこのクズサヨクの本性が明らかになったな。
6無名草子さん:2001/04/07(土) 17:22
児童文学といいつつ、大人の視点から見た子供の話が多いのはご愛敬?
7無名草子さん:2001/04/07(土) 17:33
「子供はすべて天使だ」
この考え方がいや
自分の理想を投射している
82:2001/04/07(土) 17:42
>>7
言えてる。
あと、この人、実は結構差別的。「兎の目」に出てくる先生の
旦那さん@サラリーマンをすごい書き方してる。
それ読んで「逆差別にも気づかない奴に正義を振り回されても」
と思った。

あと、作中に必ず自分らしき人を登場させて、主人公にリスペクト
させるのは恥ずかしすぎるのでやめてください。
「愛を下さい」を自分の書いたドラマで誉めてる辻仁成と同レベル。
9やめられない名無しさん:2001/04/07(土) 20:27
沖縄の渡嘉敷島の丘の上に、ガラス張りの豪邸がある。
いいなあ。お金持ちなんだなあ。
10無名草子さん:2001/04/07(土) 22:07
間違ったことは言ってないと思う時もある
少なくとも世の中がここまで歪んでなかったら、
彼の理念は十分通用したはず
しかし、あくまでも理想は理想
少年がここまで凶悪化している世の中で、理想論だけで対処するのは焼け石に水ってゆーか
明らかに危険
彼が理想とするやり方じゃ、子供が更正する前に何人人が死ぬことやら
正しい処方箋が効くようになる前には、少々手荒な応急処置が必要だよね??
11無名草子さん:2001/04/07(土) 22:38
島に住んで、世間と断絶した生活送ってる人がとうとうと
説くポエミーな教育論がぎっしり詰まったのが「天の瞳」

現実と乖離している人にしか語れないよ、ありゃ。
12エリート街道さん:2001/04/08(日) 11:48
小4のとき塾講師に勧められて太陽の子を読んだ影響からか、
大学1年の春には沖縄まで行ってしまいました。
だけど、彼の性善説的な子供賛美には
今の私には最後のところで共感できませんでした。
小学生の時には共感できたんだろうけど。
灰谷健次郎に共感できるのは「灰谷健次郎」と子供だけなのでは?

13スリムななし(仮)さん:2001/04/08(日) 21:05
なんか道徳の教科書みたいなお話
性善説なじめないです
14七瀬:2001/04/08(日) 21:22
あんまり好きじゃないのに
この人の本はたくさん持っている。
15文責:名無しさん:2001/04/10(火) 17:32
彼の話は寒すぎる。
<幻想の中の子供達。シリーズ。
16無名草子さん:2001/04/11(水) 02:54
本を読むのが好きだった私が転校する時に
見送りに来てくれた担任の先生が「兎の目」をプレゼントしてくれた。
小学生の時に読んだのと、大人になってから読んだのでは
印象が違ったけど、本をくれた先生は凄くいい先生だったので
その先生とイメージがだぶって、灰谷健次郎はいい印象。
17無名草子さん:2001/04/12(木) 13:13
>2さん
偽善者っぽいんじゃなくて、偽善者です。このひとは。

>9さん
ガラス張りの豪邸は、島の住民を眼下に見下ろす一等地にあるそうですね(ワラ
で、クルーザーも持っていて、島の自然を破壊していますね。
でも、本で多くの人間を晦渋しているから、それでもokなのでしょう。
18名無し:2001/04/18(水) 00:48
「フォーカスが犯した罪について」
ありゃ鬼畜の文章だ。
骨の髄まで「子供=天使」の幻想に浸ってるんだね。
19名無し(敬称略):2001/04/18(水) 01:44
灰谷の考えるように確かに子供は天使です。
「残酷な天使」というか「使徒」というか・・・
20無名草子さん:2001/04/18(水) 03:50
好きです。
特に、「少女の器」とか。
でも、なんで けんじろう 平仮名書きなの
ここの
スレのタイトル・・・・
21無名草子さん:2001/04/18(水) 15:14
女性の人物像に問題ありません?
「少女の器」はお話は面白かったけど、トイレに間に合わなかった描写に
強い嫌悪感を感じた。ちょうど同年代だったし。
22無名草子さん:2001/04/18(水) 15:32
>>21
そうそう、いつも女性が天使なんだよね。頑張りやで純粋で
時々悔し涙がポロリと出るタイプ。ウザ。「兎の目」とかもろ
そんな感じ。
あと、女の登場人物が必ず主人公を「さん」付けで呼ぶのも
寒い。今時そんな人いない。
23文責:名無しさん:2001/04/18(水) 15:45
吐き気がした。
24文責:名無しさん:2001/04/18(水) 20:05
灰谷はもちろん偽善者なんでしょうが、偽善者でも灰谷ほど突き抜けて
しまえばそれなりに学ぶべき点があると思う。少なくとも筑紫哲也のよう
なクズよりはね。吉田司さんあたりに灰谷論を書いてほしいなあ。
昔の「人はいかにして鼻高となるか」という舛添要一論、なかなか良かったんで。
25猿トル:2001/04/22(日) 19:45
椎名誠のときと同じなんだけど、最初ファンになって、
今嫌い、状態。
てっつんをそだてる(→天才教育)
のと、クラス全体を統御して運営していくのを両立させるのは、まず無理だというのは、
教師でない小生でもわかる。理想論です。いちどてっつんやよし、とすると、
オリコウちゃんたちは、てっつんを真似しだすって。
26無名草子さん:2001/05/06(日) 12:11
>>1
2重スレ立てんな。その友達か、大学か出版社に聞いてくれ。

神戸の事件のコって、てっつんの真似して壜に虫飼ってたことが
あったんだっけ。そりゃ、作者にとっては痛かっただろうね…。
27無名草子さん:2001/05/06(日) 13:12
ロリコン
28文責:名無しさん:2001/05/06(日) 13:51
解同に壊されたな。。。。哀れ
29無名草子さん:2001/05/11(金) 22:57
>26
てっつんの真似して虫飼ってたの?
酒鬼薔薇事件のときの情報が知りたい。新潮社とフォーカスに犯罪少年の写真が
出たことで揉めたのは知っているのだけど、なんでこんなに嫌われるのかが気になる。
当時の風潮か?ゴーマニズムの影響なのか?
私は灰谷健次郎が、灰谷健次郎としてああいう態度を貫いたのは正しいと思う。
作品が文学的にもの足りないとかも、そういう要素の話では無いと思うのよ。
今更時代遅れと感じられたとしても、<1>がフォローできなかったとしても、
少年犯罪と親の子殺しが常態となって、NHKの対話番組どうもが気恥ずかしい昨今。
ここの人のそういう事の意見を訊いてみたいのだけども・・・、どんな? 板違い?
30無名草子さん:2001/05/12(土) 00:09
サカキバラとか関係なくて
この人の
「貧乏=善 金持ち=悪 自然=善 都会=悪」
っていう使い古された構図についていけない。
31無名草子さん:2001/05/12(土) 15:15
>>30
超激しく同意。
「こども=純粋 おとな=汚れ、ただしこどもの心をもった大人=善」
みたいなのもね。はっきり言ってキモイ。
32無名草子さん:2001/05/12(土) 17:55
>30、31
べつにそういう事は言ってなかったと思うのだけど。
要は、切捨てられちゃう人達と向合う、というのを書いてるのだと思う。
子供も無知で狡猾で残酷だと描写してるし。
ただ子供は無知の分だけ、まだ表面上は誘導し易いよという事だと思う。
灰谷は、子供が天使だとはとても言えたもんじゃないけど、
子供には、無知な自分を現実から守るための底知れぬ楽観性があって、
そこが子供の凄いところだ、と言ってると思う。
…そこが恐いところだとも思うけど。
33無名草子さん:2001/05/12(土) 19:24
>>30
でも灰谷自身は豪勢なヨットや別荘を所有してて、金持ちライフを
満喫してるってね。
34無名草子さん:2001/05/12(土) 19:35
貧乏=善 って思ってないんじゃない?本当は。
お金が入るようになってからお兄様にガンガンお金を渡してあげて
お兄様はそのお金でガンガン飲んで肝臓壊して早くにお亡くなりに。
灰谷さんの学費を稼ぐためにお兄様が進学せずに働いて、
その感謝の気持ちでのお金のダダ漏れ状態だったけど、結局死んじゃあねぇ。
何が幸せかよう分からん。
35無名草子さん:2001/05/12(土) 19:45
>>32
へえ、そお?彼っていっつも>>30パターンじゃん。
彼の著作でよく使われてるエピソードに
主人公(もちろん自然が大好きな少年ね。漁師がお父さんだったり
すると、もう完璧。)が「学校のクラスみんなで漁業のことを調べたい。
島の産業だから。」とか言う。(あ、セリフ自体は関西弁です。)

そうすると、塾に行ってる子(さりげなく悪意が感じられるんだよね、この
「塾に行ってる」っていう背景に)が「僕は別に漁業に興味ないし
将来漁師になるわけでもないから、関係ない。自分が興味ある飛行機や
パイロットのことを調べたい。」と「標準語」で言う。

で、クラスの先生(もちろん女、必ず先生の側には擬似灰谷っぽい
男がいるのもポイント)が「そうね、○○さんが言ってくれたのは、
教科書で習うよりも、ずっと勉強になると私も思うの。でも、それに
反対する意見があるということも、私は尊重したいと思う。」などと
口走る。最終的には、もちろん主人公側の意見が通るんだけどね。

複数の著作で使われているエピソードなので、よっぽどお気に入り
なんだろうけど、すごい寒いよ。半端に啓蒙思想入ってるところが
やだね。あと、はっきり言ってすごく女性差別的。それも嫌いな
所の一つ。

36無名草子さん:2001/05/12(土) 19:50
>>34
自殺でしょ、お兄さんは。
灰谷健次郎が誤解してるなあって思うのは、未だに
学校=管理教育 みたいな思い込みがあるところ。時が止まってる
んだよね。だから、こどもは常に横暴な教師の犠牲者のまま。

多分、今の時代が理解できないし、するつもりもないんだと
思う。島に移り住んでるっていうのも、ある意味そういう拒否の
態度の現われでしょ。

一番終わってんなあ、と思ったのは今書いてる「天の瞳」シリーズが
80年代の設定だったこと。
「あー、自分が書きやすい時代を選んじゃったのね。そうだよね、
簡単だもんねえ。先生が丸刈りしてこいとか言ってるもんね。」って
なんだか逆に哀れみを感じてしまった。
37無名草子さん:2001/05/12(土) 20:50
まあ、癒し小説だな。
38文責:名無しさん:2001/05/12(土) 20:56
まぁ、卑し小説だな。
3929、32:2001/05/12(土) 22:25
う〜ん。今はそういう感じになってるのか。
小、中の頃読んだ古き良き時代の作品群しか知らなかったかな。
時代が下るにつれ何かが鼻に付くようになってきたとは思ってたけど。
良いと思ったのは、太陽の子、兎の目、私の出会った子どもたち…。
付いて行けない…、と感じ始めたのは、砂場の少年・・・
なんとなく、極端な、押しつけがましいマンネリ感じが出てきて。
身(生体験)を削って書いてた頃の方が良かったのかな。

…酒鬼薔薇事件の時は、過去に癒しを求める鈍そうな中年向け企画に出てて
カッコワルイなと思ってました。いや、かっこ良く見えなかったので
心象が悪くなりました。ば〜か新しい時代がきたんだよ〜〜ン!!と
親に悪態つく子供の勝ち誇りみたいな状態になりました。正直。
しかし昔は(今も)ヴァカなので。その頃の自分があまりにも
大きな事件に対して無知で軽率だったので、
ほんとのところ今の現実問題では灰谷さんのいう教育方法みたいなものは
全く使えないものかなと、ダメなもんなのかなと
教育門外漢ですが、考えてみたくなってたのです。
しかし、今の作家としてはもうダメみたいですね。
いいところは沢山あったと、思うのだけどなあ…。
みなさんは現代作家灰谷さんを見捨てたということなんですね。
40名無しさん@そうだドライブへ行こう:2001/05/12(土) 22:32
既に偽善を追求されて自身が開き直ってるやん。

かなり特殊なんだよ、関西は。
41無名草子さん:2001/05/12(土) 22:56
>>39

灰谷氏が現実を捨てたんだと思うよ。
4229、32、39:2001/05/12(土) 23:35
貧乏して貧乏して、学が無くて、苦労して・・・
という経験から這い上がり、権威になり金持ちになり、時代が変り、
悪く言われるようになった。と。
…捨てたくもなるかな。と同情的に思いますが。
43ししまる:2001/05/20(日) 20:17
いやあ、ゼニがふところにはいると、そりゃ
人格変わるよ。
ある意味、彼はフツーの人間だったって訳さ。
44無名草子さん:2001/05/20(日) 23:21
小学生の頃、教師が灰谷好きでたくさん読まされた。
もちろん親も感化される。
すると、自分も本に出てくる ”子供"のように振る舞わなくては
ユルサレナイような雰囲気になった。
同窓会でみんな同じ脅迫を感じてたことが判明。
すごい巧妙な抑圧ですー。
4544:2001/05/20(日) 23:23
スレタイトル「好きな人」でしたね。
場違いでした。すみません。
46無名草子さん:2001/05/21(月) 09:47
>>40
昔書いた作品が「部落を差別してる」つって解同から糾弾受けたんだっけ。
それがきっかけで学校の教師辞めて、沖縄に旅立ってパイナップル摘みの
仕事して「太陽の子」とか書いたんだっけ。
47文責:名無しさん:2001/05/21(月) 11:15
好きだと書くと、袋叩きにあいそうだな。
48無名草子さん:2001/05/21(月) 20:12
>>44
子供なんて、みんな保護者の顔色うかがうものじゃないの? 本能だよ。
圧迫、洗脳のない環境なんてありえないと思うけど。
ああ、44が気をつかったのに、また本題からずらしてしまった。ゴメン。
49無名草子さん:2001/05/21(月) 21:13

とても健全なスレッドだと思います。
50無名草子さん:2001/05/21(月) 21:14

とても健全なスレッドだと思います。
胡散臭さに皆さん気づいていらっしゃるのですね。
安心しました。
51文責:名無しさん:2001/05/21(月) 21:49
でも売れている。。。。
52無名草子さん:2001/05/21(月) 21:54
うさんくさいんだけど、母親が教職についてて
この手の本いっぱい読んでて
ちょっと隠し事したり、暴言吐いたりすると、泣かれたりして
結構メイワクしました。
53無名草子さん:2001/05/21(月) 22:05
>>52
それは、単に貴方のお母様の体質かとおもわれ。
ちがうの?
54無名草子さん:2001/05/22(火) 07:58
でも、灰谷を読ませる先生って多いんだよね、実に。確かに理想家の先生が
感激しちゃうのは分かるんだけどね。
55就職戦線異状名無しさん:2001/05/23(水) 01:58
わたしの出会った〜 は好きかもしれない(特に兄の自殺話)でもタイトル
忘れたけどハエ収集のガキがクラスメイトの手かどっかを噛み千切る
話には本当に頭にきた。あんな奴を良しとすんなよって。
先生がその子にハエの収集はばい菌がうつるってゆった時その子がキレル
シーンがあってそれをなんで先生が逆に後悔するかなって思った。
56無名草子さん:2001/05/23(水) 07:10
理想家というより現実無視の空想家。
57無名草子さん:2001/05/23(水) 10:20
夢想家ですか?
58無名草子さん
ドリーマーとも言う