1 :
無名草子さん :
2001/02/20(火) 01:22 年頃の娘が嫁にいけるかいけないかなんてお話なのに、 手に汗握って読んでしまいます。 結婚がこんなにスペクタクルだなんて怖いくらいです。
2 :
無名草子さん :2001/02/20(火) 09:44
この時代の英国上流階級の人たちにとって、最大の義務かつ関心事は、 自分の財産を無事に次世代へ相続させることなんだなあと思いました。 まあ、他に仕事はないわけですから。 その条件を満たしつつ幸せな結婚をするには?って話ですよね。 いや、私もすごく好きで「高慢と偏見」「エマ」は熟読してました。
3 :
無名草子さん :2001/02/20(火) 09:51
わたしもオースティン好き。彼女の作品を読んでいると、ドキュソでない、ふつうの娘なら 自分に相応しい程度の王子様がいつか現れるわ、って信じられる気がする。 あれが結婚後まで掘り下げて描かれると「渡る世間は鬼ばかり」になるんだろうな。 とするとスガコはその後のオースティン!?
4 :
無名草子さん :2001/02/20(火) 14:29
5 :
無名草子さん :2001/02/21(水) 21:24
僕は、オースティンの作品に出てくる女性が好き。 おしとやかで、上品で、つつましい。 「エマ」とか「説きふせられて」はすでに読んだ。 今度は「マンスフィールド・パーク」とか「高慢と偏見」でも読みたいが、できれば全作品読破したい。
6 :
無名草子さん :2001/02/22(木) 09:42
最近はまってます。 距離を置いた視点から登場人物の長所も欠点も描かれてて 「そうそう、こういうヤツいるよね〜」という感じとクスッと笑っちゃう感じ 当時のイギリス中の上、上の下くらいの階級の考え方や暮らしがよくわかる とこ(海外旅行する時みたいなもの珍しさ)が好きなんだと思う。
7 :
無名草子さん :2001/02/22(木) 10:06
「分別と多感」?「知性と多感」?を映画化した「いつか晴れた日に」 が大好きです。 あの中で次女を裏切った青年が最後に次女の結婚式の日、 丘の上で教会の鐘を一人寂しく聞くシーンがありましたが、 あれは原作通りなのかな。
8 :
無名草子さん :2001/02/23(金) 00:48
代表作6つは読んだけど、ほかの作品ってあるのでしょうか? >丘の上で教会の鐘を一人寂しく聞くシーン これは映画だけじゃないかと思います。
9 :
無名草子さん :2001/02/23(金) 01:06
>5 「高慢と偏見」や「エマ」の主人公は、おしとやかじゃないよ。 私はあのイキの良さが好き
10 :
無名草子さん :2001/02/23(金) 09:32
>>3 イギリスの女流作家が「分別と多感」「自負と偏見」の2作のその後の物語を
書いていたはずです。作家&書名は失念。でも和訳出ていたと思う。
私も未読なんですが、結婚したはいいけど親戚からいじめられたり子どもが生まれなかったり
昔の恋人に心揺れたり・・・というありがちな展開らしい。
テーマとしてはおもしろいけど、野暮な気もしますな。
11 :
無名草子さん :2001/02/23(金) 13:38
>>8 ありがとうございます。やはりあのシーンは脚色か・・・。
でも、あのシーンがあったことで、みんな自分の人生の選択をするとき、
悩み苦しみながらも最良と思える道を選ぼうとしているんだ。
誰が善、悪ということではなくて、心のすれ違いで人生が交わらなくなる
こともあるのだと、しみじみ考えさせられました。
是非とも原作も読んでみたいと思います。
12 :
無名草子さん :2001/02/23(金) 13:47
>>10 検索してみました。
「リジーの庭-『自負と偏見』それから」
「エリノアとマリアンヌ-続分別と多感」
両方ともエマ・テナント著です。
でも、そんな内容だとあんまり読む気しないですよね。
13 :
無名草子さん :2001/02/24(土) 22:58
エマ・テナントの2冊は糞でしたよ。 しかも2冊ともストーリーが同じパターンで、 明らかに「柳の下の泥鰌」狙い。 続編なら他にジョーン・エイキンが書いているはずです。 未訳ですけど。 英語圏ではそっちの方が評判いいんじゃないでしょうか。
14 :
無名草子さん :2001/02/25(日) 15:10
ジョーン・エイキン探してみました。児童書をたくさん書いてる人なんですね。 検索してたら他にJulia Barrettって人も続編本書いてたので紹介します。 [読者レビューでは] 全員が絶賛 Jane Fairfax : Jane Austen's Emma, Through Another's Eyes by Joan Aiken ジェイン・フェアファックスの子供時代から「エマ」と重なる時期までを描く。 ジェインの目から見たエマとフランク・チャーチルが興味深いです。 評判良し The Third Sister : A Continuation of Jane Austen's Sense and Sensibility by Julia Barrett 人によって好き嫌いがある模様 The Youngest Miss Ward by Joan Aiken Mansfield Revisited by Joan Aiken Presumption : An Entertainment : A Sequel to Pride and Prejudice by Julia Barrett Jane Austen's Charlotte by Julia Barrett 酷評されてる Eliza's Daughter by Joan Aiken Emma Watson:Watson Completed by Joan Aiken
いいっすねー、オースティン。 私は「高慢と偏見」ではまった。 あちこち読み比べてみたけど、女性のセリフがそれっぽく 訳されているということと、文章に軽みとユーモアがある、 という点で岩波文庫版がおすすめだなあ。
16 :
女 :2001/02/26(月) 00:46
「説き伏せられて」の映画版がいいですよ。 ヒロインも相手もお世辞には美形とは言えないんですが…… 映像も演技も地味な分、ひっそりと感動が押し寄せてきます。 ヒロインに手紙で告白するところなんて特に……
17 :
無名草子さん :2001/02/26(月) 09:17
>>14 さんが紹介している
The Third Sisterという本は「分別と多感」の三女の物語なのでしょうか?
もしそうなら是非読んでみたいな。amazonで買えますよね。
18 :
14 :2001/02/26(月) 12:48
>>17 そうそう。三女にスポットライトを当てた作品です。
私もamazon.comで調べました。買えるみたいですよ。
19 :
無名草子さん :2001/02/26(月) 15:17
ジェイン・オースティン原作のテレビ・映画作品が紹介されてるページです。
↓
http://homepage1.nifty.com/~midori-room/austen.html 「クルーレス」の原作が「エマ」だなんて全然知りませんでした。
たぶんビデオレンタル屋にあるだろうから、今度見てみよ。
グウィネス・パルトロウのエマも綺麗で品があってよかったけど、
ケイト・ベッキンセールのエマは、可愛くて気が強くてちょい
意地悪な感じがよく出てて、これもよかったです。
「高慢と偏見」のテレビドラマシリーズも見たい。
20 :
無名草子さん :2001/02/27(火) 09:08
>>16 それ、以前たまたまWOWOWでやってたんで途中から見ました。
飛び降りてケガする場面あたりから。
最初から観たかったな〜。
21 :
無名草子さん :2001/03/02(金) 08:23
「分別と多感」なんだけど、 姑、小姑 エドワード・・・・・・・・メガトン級に嫌なやつが多数、しかもルーシィ含む ブランドン大佐・・・・・・なし 収入 エドワード・・・・・・・・禄付き牧師、つましい ブランドン大佐・・・・・・大地主、資産多し 人柄 エドワード・・・・・・・・誠実で気立てがいいが小心者、ルーシィのお下がり ブランドン大佐・・・・・・心が温かく男気がある。でもちょっとオヤジ。 どう考えてもブランドン大佐のほうがいいよ〜 エドワードと結婚なんて、あの嫌な親戚どもとずっと付き合いを 続けなきゃいけないなんて最悪。私にはハッピーエンドとは思えない。 エリナ(エリノア?)ぐらい若くて賢くて美しかったら、 他にいくらでもいい男がいるのに・・・・・・ こんな風に考える私はルーシィ系でしょうか?
22 :
スリムななし(仮)さん :2001/03/02(金) 21:37
23 :
スリムななし(仮)さん :2001/03/02(金) 21:38
22本人ですけど。すいません、ルノワールでなく印象派の誤りでした。
24 :
無名草子さん :2001/03/08(木) 08:04
>>16 観ました。すごくよかったです。
アンは、最初のうちは、地味で引っ込み思案のさえないオバサンに
見えるんですが、だんだん、心が温かく知的で魅力的な女性に
見えてくるのです。
25 :
無名草子さん :2001/03/08(木) 08:42
>>17 「クルーレス」も面白かったです。
「エマ」を忠実に現代ビバリーヒルズに移植したって感じ。
でもあの時代の英国上流階級が好きでJA好きな人には受けないかも。
「メリーに首ったけ」なんかよりずっと面白いと思うんだけど
なぜかほとんど話題になりませんでしたね。
26 :
無名草子さん :2001/03/11(日) 00:27
私も、ジェーン・オースティン大好き! マンスフィールド・パーク、読み返して読み返して、 ぼろぼろになってしまいました。 持ち歩くのに、タイヘンなのでとりあえず文庫で再版して 下さいな。どっかの出版社さん。 必ず出現する「アホなかーちゃん」に苦労するヒロインたち。 それか、エマの母親みたいに早世してるか。 かーちゃんに対するスタンスにあんだけ皮肉をきかせている のは、自分もなんかトラウマがあったんかいのう・・・。 とりあえず、評伝でも読んでみよっかな。
27 :
無名草子さん :2001/03/22(木) 21:36
>>9 >「高慢と偏見」や「エマ」の主人公は、おしとやかじゃないよ。
「赤毛のアン」とか「大草原の小さな家」に出てくる女性と比べればお淑やかだと思うけど
もっとも、身分とか生活環境が全然違うから単純には比較できないけど。
>>25 「クルーレス」公開当時アメリカに住んでいましたが、現地では
相当盛り上がっていました。
でなければ、主演の女の子がその後「バットマン」シリーズに
バットガールの役で出たりはしないはず。
その時は太っていてイマイチでしたけどね。
余計な話なのでさげ。
29 :
無名草子さん :2001/03/23(金) 01:46
岩波文庫の「説きふせられて」の翻訳、マズすぎ。 あちこちでつっかえちゃって、なかなか読み進めない。
30 :
無名草子さん :2001/03/24(土) 06:05
阿部知二?だったっけ? あの人の訳もちょっとどうかと思う。 オースティンは原書で読みたいと思う作家のひとりなのですが、 ナポレオンと同時代でしたっけ? 読みづらい英語ですかね?
31 :
無名草子さん :2001/04/19(木) 17:13
>>28 そういえば、どっかで見た顔だと思ってたら
バットガールだったのか。
現地では盛り上がってたんですね〜。やっぱり。
>>30 聞きかじりですが、かなり文法が古いうえ、今とは違う意味で
使われている単語もあるとか。
33 :
無名草子さん :2001/04/19(木) 20:25
「自負と偏見」新潮社文庫つい昨日読み終わったばっかり。 これ話は面白いんだけど翻訳下手だよ。 日本語として?な感じのところが所々あって萎える。 古い訳だから仕方ないんだろうけど女の子の口調もはすっぱな印象でちょっと… あとがきに訳者がいつか手を入れて直すつもり、って書いてあったんだけど 結局直さなかったわけね…
34 :
無名草子さん :2001/04/20(金) 00:10
>>33 異論あり。「プライドアンドプレジュディス」の邦訳ならばやっぱり
新潮文庫の「自負と偏見」に限りますよ。訳としてこなれていない岩波よりも
断然お勧めです。中野好夫訳はやはりいい。
ところで、この本の5人姉妹の下の3人の描写の辛辣なことには、最初
に読んだときはちょっと驚きましたね。最初は何も知らなかったんで、
若草物語みたいなノリで読み始めたんですがね。
35 :
33 :2001/04/20(金) 00:23
この訳でも好評なのか… 前半なんか特に酷いと思ったけど。 こりゃ他の本は読めそうにないな。
36 :
名無草子さん :2001/04/20(金) 06:11
『自負と偏見』読んだが僕はあんまりのれなかった。 「結婚ゲーム」「婿探し」的発想を設定として受け入れるかどうか どうかなんでしょうね。独身の20台の男には感情移入は難しかったな。 でも小説ってそういうものだよね。万人向けの作品なんてありえない。 オースティンはこれからも読みつがれていくと思う。
37 :
無名草子さん :2001/04/20(金) 08:03
中学生の時、父の本棚にあったので「自負と偏見」読みました。 その時の感想は「なんでこの人たち金の話ばっかりしてんだろう? 結婚には愛が一番大切に決まってるのに。なんか感じ悪」でした。 30歳既婚になって読み返した時は、納得しながら読みました。 それに、日常生活で遭遇するあらゆるタイプの人間が登場する んですよね。参考になりました。
38 :
無名草子さん :2001/05/06(日) 22:35
主演は菅井きん
39 :
無名草子さん :2001/05/29(火) 01:07
>>34 題名はやはり「自負と偏見」が昔からあるんで、そっちがいいと思う。
でも、中野好夫、鼻につくんだよね・・・。
何を読んでも中野好夫って思いません?
40 :
34 :2001/05/31(木) 22:15
言わんとするところは分かるような気がします。
41 :
無名草子さん :2001/07/12(木) 21:53
あげ
42 :
無名草子さん :2001/07/13(金) 00:08
高慢と偏見は岩波訳のほうが俺はすきだけどね。
>>15 のいってるように表現がユーモラス。
43 :
無名草子さん :2001/07/13(金) 01:40
高慢と偏見すき!! エマも。 パルトロー主演のエマ中で、 ピアノを弾きながら歌を歌うシーンがあるんだけど、 あのメロディーが好きで着メロにしちゃった。
44 :
無名草子さん :2001/07/13(金) 14:49
高慢と偏見 もうそろそろ新訳期待!
45 :
無名草子さん :2001/07/13(金) 15:59
普通は「自負と偏見」より「高慢と偏見」というタイトルのほうが浸透してない? 中野訳は「君、それは〜だねえ」といういいかたが鼻につく。 何を読んでも「人間の絆」の主人公になってしまう。 オースティンに関してはしりませんが。 ちなみに岩波のを古本屋で2巻セットで買ったら 上巻と下巻で訳が違うのに気づいた(正確には下巻だけ旧字体だった) 金返せと思ったけど、封を開けてのは買って半年後・・・ 古本屋で買うときは気を付けないといけません。
46 :
無名草子さん :2001/07/13(金) 21:53
意味からしたら「高慢と偏見」のほうが合ってるような気がする。 お互いが持ってるちょっとした欠点がタイトルなんだから 自負だとちょっと意味合いが違うような… ところで私最近ハーレクインヒストリカル読み始めたんだけど 結婚に至るまでのすったもんだありの男女の恋愛模様書いてるってことで系統似てないかな? えろシーンは嫌がる人も多そうだけど(私も嫌い)
47 :
無名草子さん :
2001/07/15(日) 00:08 自負っていう日本語、使わないしね。