山田風太郎

「うんこ殺人」って知ってる？

「忍法相伝７８」はコント５５号主演で映画化され、題名は「俺は忍者の
孫の孫」となりました。そういえば「風来忍法帖」には渥美清も出ていた。
でも、ここは映画化作品の話はだめ？

映画化作品オッケーです。
でも「俺は忍者の孫の孫」だなんて映画知りませんでした。
山田氏の作品ってどうしてもお笑い系になってしまうようですね。
あと,エロ系か...。

映画というと、ポピュラーなのは「魔界転生」になるのかなあ。
ジュリーの天草四郎版とか、ビデオ作品で渡辺謙が十兵衛の役とか。
漫画も石川賢やとみ新蔵が書いてるし。しかし、一番腰がぬけたのは
アニメも作られたこと（売れなかったのかゾッキで見かける）。

アニメですと？！なんと！それは初耳。
因みに何という作品ですか？
見たことないけど笑ってしまうのはなぜ...。
笑うといえば「笑い陰陽師」ってのがありましたね。
タイトルにつられて買ってしまったんですが。
漫画化作品もあったとは...それも読まねば。

だから、まんま「魔界転生」だって

今週のスピリッツっていう雑誌に載ってる
「ギャラリーフェイク」って漫画は、山田風太郎の古本を探す話です

どうでもいいが「うんこ殺人」は誰も知らないのか？

「夜よりほかに聴くものもなし」という短編推理小説集は、昭和20−30年代当時の世相を映した作品で、どれをとっても秀逸だった。私はこの1冊しか知らないのですが、山田氏のこのような現代ものの推理作品が他にあったら教えてくださいませんか。

うんこ殺人は現代ものですな。

「十三角関係」や「太陽黒点」とか。
今年「天狗岬殺人事件」てのが出たそうだけど全然見ないな。
買った人いる？

「うんこ殺人」は「怪談部屋」に入っている一編ですよね。
中島らも氏が紹介してて気になっていました。

風太郎いいよねえ。
かなりはまった。
>>9
「夜よりほかに…」傑作だよね。
風太郎作品ではあれが一番好き。
十三角関係、うんこ殺人、あーなつかしい！
4、5年前に読みまくったよ。

「柳生十兵衛死す」だったかな？も凄かった。

今は創作活動続けてるの？

芸術出版社から未完の「忍法創世記」が出るはずなんだけど、
もう売ってる？

怪談部屋も芸術出版社だよ。

忍法帖シリーズはマンガと映画に影響与えまくってるあげ。

あたり前すぎて恥ずかしいのだが
柳生十兵衛萌え。

柳生好き

光文社文庫でまた大量に出るんですが、未収録作品はどれに入っているの？

光文社か
これは全巻そろえるチャンスだわ。

光文社の山田風太郎ミステリー傑作選全１０巻。
廣済堂文庫とかとかぶってるし、たいてい読んでいる気がしてきた。

ご病気の方はいかがでしょうか

山田風太郎のあの独特の雰囲気はいいね。
少ししか読んだことがない、というか書店にあんまり
並んでないからね。

横溝ｾｲｼ、夢野ｷｭｳｻｸのように、再発掘されるべき
作家でしょう

「人間臨終図巻」はいいよねー。読んでると落ち着く。

忍法「筒がらし」素晴らしいネーミング！

マラタトウ！

光文社文庫の山田風太郎ミステリー傑作選は、実質的には
ほぼ推理小説全集になる模様。全１０巻で、未収録が入る
のは９と１０だが、その他の巻も、分厚くて安くて面白い
ので、とりあえず買っとけや。

下がりすぎage

「戦中派不戦日記」は？東横線の中で読んだけれど、
着いた渋谷の街が終戦直後の風景に思えてしまった。
本の中から抜けられなかった。

山田風太郎はなんといっても「明治もの」。
特に「幻燈辻馬車」「明治十手架」などは
荒唐無稽と歴史の史実が絡み合って
読書の至福。

>>9
「だれにでも出来る殺人」
昔、家に単行本があって、中学生ぐらいのときに読んだ。
カッパブックスだったと思う。
面白かったのでもう一回読み直したいのだけど、手に入るかどうか・・・

＞３０
今明治物読んでるんですが、ムチャ面白いです。一種の山田史観とでもいうべきものが
底流として流れてる気がします。

＞31

＞「だれにでも出来る殺人」
＞昔、家に単行本があって、中学生ぐらいのときに読んだ。
＞カッパブックスだったと思う。

新書判だったんなら、東京文芸社の東京ブックスだと
思うけど……。カッパでは出たことないよ。

＞面白かったのでもう一回読み直したいのだけど、手に入るかどうか・・・

今出てる光文社文庫の「山田風太郎ミステリー傑作選」
の１巻に入ってます。本のタイトルも『誰にも出来る
殺人』なんで、すぐ判るはず。

>>30
私も明治ものが好きです。実在の人物と架空の人物が
入り乱れる物語がたまらない。それこそ「血沸き肉踊る」
っつうか。ほんと至福ですよね。大学の生協で文庫本
全部買いました。ハードカバーは高くて買えなかった。
「エドの舞踏会」好きだったなあ。伊藤博文の妻がかっこいいんだ。

訂正

>今出てる光文社文庫の「山田風太郎ミステリー傑作選」
>の１巻に入ってます。本のタイトルも『誰にも出来る
>殺人』なんで、すぐ判るはず。

ごめんなさい、本のタイトルは『眼中の悪魔』でした。
前半が短篇集になっていて、その後ろにこの長篇が
入っています。

今日、電車の中で「誰にも出来る殺人」読んでたら（本当ですよ）、
周りに座ってる人の過去とかを想像してる自分がいた。

山風ベスト５
�@「八犬伝」（朝日文庫）
　「里見八犬伝」と馬琴の私生活の両方楽しめてお得！
　しかも馬琴の人生の方が物語より面白い。
�A「叛旗兵」（廣済堂文庫）
　あの前田慶次郎が大活躍！
�B「白波五人帖」（集英社文庫）
　弁天小僧の章がいい！
�C「忍法剣士伝」（角川文庫）
　風太郎狂になった最初の一冊。
�D「明治波濤歌」（筑摩文庫かな？）
　川上音二郎好きなので。
廣済堂文庫のはほとんどいいですよ。

『天明の判官』の書き出しが好き。
あとは『八犬傳』と「転の忍法帖」がいいね。

出版芸術社の山田風太郎コレクションと
光文社文庫の山田風太郎ミステリー傑作選は
ダブってないのはどれぐらいあるの？

＞出版芸術社の山田風太郎コレクションと
＞光文社文庫の山田風太郎ミステリー傑作選は
＞ダブってないのはどれぐらいあるの？

ぜんぜんダブってないよ。両方買えば風太郎
ミステリーは、ほぼ完璧にそろうことになる。

山田風太郎の推理小説、中学時代から古本で
集めてきたけど、全部新刊で買える日が来る
なんて、夢のようだよ。

>>40
＞山田風太郎の推理小説、中学時代から古本で
＞集めてきたけど、全部新刊で買える日が来る
＞なんて、夢のようだよ。
俺もそうだ。いい時代になったよ。

まだ出てないでしょ「忍法創世記」！　いつでるのか？
「妖異金瓶梅」の文庫版には１つだけ入ってない話があるんだってね。
どの本に入ってるのか？

忍法創世記がでるなら忍法相伝も出せ。

昔「魔天忍法帖」という忍法ものを読んだんだが、
ラストがなんと夢おち！
さすがに今はどこからも再販されてない。

『甲賀忍法帳』は信じられないくらい面白かった！

「明治断頭台」がいい！

「武蔵野水滸伝」
真面目に読んだ俺が悪かった。
あのオチは・・・

「牢屋の坊ちゃん」
には泣かされました。

「うんこ殺人」て、糞剣とかでぶった切ったりするんかい？
あるいはうんこミステリ？

うんこで窒息死。

作家の山田風太郎氏死去。７９歳。
奇想天外な忍法小説で人気を得る。
「甲賀忍法帖」「柳生十兵衛死す」など多数。

http://www.sankei.co.jp/main.html

大好きだったのに・・・

ご冥福をお祈り申し上げます。

新しい忍法じゃないよね。

ありがとう。さようなら。

忍法帖もいいけど　明治ものが特に好きです。
近年の「ぼけ老人」ぶりには大いに堪能させてもらいました。
（もう来ないと告げる関川氏に
「来週何時君はくるのかね？」といってみたり）
「臨終」は誰しもやってくるものの（予告らしきものは
本人から前前からあったし）・・・でも本当に寂しいです。

心からご冥福をお祈りいたします。

「あと千回の晩飯」読み直しています。
スコーンと抜けてていいなあ。
ご冥福をお祈りします。

全集、どこから出るんだろうかな。

すでに準備は万端だと思われ。

>>52
俺はそう思ってるぞ。

>>57
なんて名前の忍法？

さぁ、これを待ってたんだろう、「忍法創世記」出せよな。

んだ。創世記だせ。

全集出すのなら、抜けがないようにしてもらいたいのだが・・・
日下さん、頼みますよ。

最初に読んだのが、たまたま家に置いてあった
「忍法八犬伝」だった。あれから随分たったなあ・・・

>>58
忍法魔界転生

>>58
＞さぁ、これを待ってたんだろう、「忍法創世記」出せよな。

阿呆！ 待ってる訳ねぇだろ！ いつまでも生きていてほしかったよ！
『忍法創世記』の刊行が遅れたのは、単に編集上の都合だ。

>>56、>>60
現段階では、全集の企画はどこからもあがっていないようです。
明治ものはちくま文庫、現代ものは光文社文庫でほぼパーフェクトなので、
３０〜４０巻におよぶ愛蔵版の全集をこれから作るのは難しいのでは。

忍法帖と、その他の時代ものを系統的にまとめたシリーズを作って、文庫
で全作品が手軽に読めるようにした方がいいと思っているのですが、どう
でしょうか？

「八犬傳」で描かれた馬琴を読んだ時の衝撃は忘れられません。
その心情の描写と、小説としての仕掛けに、息を呑むばかりでした。

エンターティメントとして、多くのクリエイター、とくに漫画家に
与えた影響は非常に大きく、昭和の娯楽作品を語るうえで
はずすことはできない、永遠に読み継がれていくべき作家だと思います。

よい全集ができることを願っています。

ご冥福をお祈り申し上げます。

>阿呆！ 待ってる訳ねぇだろ！ いつまでも生きていてほしかったよ！

風太郎読者らしくねーなー。

人生最大の無関心事　他人の死

じゃねーの？

お下品でエログロな忍法帖シリーズ好きだったなぁ
特に「笑い陰陽師」

やっぱり棺桶にはイーピンを入れるのだろうか？

医者「あなたの命はあと3ケ月です。」

風太郎「ああ、そうですか。」

>>66
『風』を盗むと山田太郎（ﾜﾗ
以前、雑誌で読んで笑ってしまった話だけどね。

>>67
なんか、泣けた。

>>65
>>阿呆！ 待ってる訳ねぇだろ！ いつまでも生きていてほしかったよ！
>風太郎読者らしくねーなー。

商売のために死期を待ってた、みたいなことを書かれて、
ついカッとしてしまった。スマソ。

高校生の頃に読んだ、男と女が繋がったまま旅をする話に萌えた。
気持ち悪いなぁと思いながら、チンコが立っていた自分を発見。

しばらくして暇な時に、山田風太郎の他の作品を読んで、
意外に真面目な人なんだなぁと思ったよ。

バイバイ風太郎ちゃん。

やっぱり死んじゃうんだよね。

http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_top.cgi/3aa81457c24a60102cc4?aid=p-ohp00095&tpl=dir/01/01110000_0004_0000000017.tpl

現在新刊で手に入るのはこれだけか。
一時に比べて減ったな、と思ったら、廣済堂文庫の全集は品切れなのか。
妖説太閤記が入手不可なのも痛い。

巨星落つ…だね。
お悔やみ申し上げます。
でもかえすがえすも、あっぱれなじいさんだったなあ。

辞世の句は詠んでないのかなぁ…

http://natto.2ch.net/test/read.cgi?bbs=books&key=996562390
山田風太郎死す

ずっと前にお会いしたとき、「明治の文豪たちは、タイトルの付け方がいいかげんだったんじゃないかなー。『こころ』なんてねー。考えてつけたとは思えない」みたいなことおっしゃってたけど、あなたは「うんこ殺人」だぜ（藁

「うんこ」については、そういえば風太郎さん、エッセーがありましたね。散歩に出たら、うんこ漏らしちゃうんだよね。そこまでのスリル満点の描写がすごいの。そんで、その温かいものをケツに挟んだまま、落とさないように家まで戻ってくる。これは、ぼくが生まれてこのかた、いちばん笑ったエッセーだったなー。

あと、セックスってのは、よく考えると相撲をとってるみたいでカッコ悪い、とかいうエッセーもあった。とにかく、真面目な顔して、ヘンなことを次から次に考える人だったんだね。

これもエッセーにあったけど、子供のころ母親をなくして、それ以後ずーっと悲哀感をひきずっている、暗い世界のなかに生きている、と言ってましたね。どこか枯れていて、虚無的な印象は、そのあたりから出ているのかもしれない。

それでも、言葉の端々から、日本とは何か、天皇とは何か、戦争とは何だったのか、真剣に考えつづけているのが分かった。「国家というものは、厳粛なものだと感じる。これは世代だね」という言葉が耳に残っている。真面目な人だったんですよ。

そういえば、ある人から、あなたは才能を浪費している、真面目なものを書けば、あなたは文学史に名を残せるようなものが書けると言われたよ、ほほほ、と笑っていた。ひどい買い被りだ、と。

そう言った人は、たぶん、風太郎さんの天才に嫉妬していたのでしょう。風太郎に嫉妬しない作家がいるでしょうか？　圧倒的な才能でしたね。圧倒的にかっこよかった。彼の前ではノーベル賞作家だろうと国民作家だろうとかすんでしまう。作家の中の作家でした。

http://www.sankei.co.jp/databox/paper/0107/31/html/0731side024.html

今知りました。御冥福をお祈りします。

「ラスプーチンが来た」テレビ化してほしい。
小生、クリスチャンなので、内村鑑三は山崎努きぼーん。

人の世すべてかくのごとし。
以て冥すべし。

近年のエッセーを読んでるから、訃報を聞いても、別段、悲しくはない。
ふと思うのが先生の著書『人間臨終図巻』に描かれた数々の作家の最後。
死因が肺炎というからにはあまり苦しまずに逝けたのだろうが、奥様には
ぜひ、先生の最後を見取った手記の類を公表してほしい。先生の晩年における
最大？の関心事、思うにまかせぬ排泄物の処理にどういった心境で立ち向かわ
れたのか、読者の関心事はそこにある。
失礼なようだが、ありのままの“それ”なくして『山田臨終図巻』は結べまい。
ともかく、“大”大衆作家、山田風太郎は逝った。
｢作家としてはまれな大往生｣と信じ、心よりご冥福をお祈りしたい。

追記
いつか八王子の墓地を訪ねてみよう。
｢風々院風々風々居士の墓」
まさか本気とは思われないが、もし仮に････････。
そこに極まる“虚実逆転”の山田忍法。
瞠目するほかない。

中島らものの対談おもしろかったよ。

「魔界転生」って、前は「忍法魔界転生」で、さらにその前は
「おぼろ忍法帖」だったんだよね？

>>63
でも、現在の出版状況だと、文庫はあっという間に絶版になってしまう。
現に、廣済堂文庫や講談社大衆文学館の作品は品切れで手に入らない。
俺としては、全国の図書館に風太郎全集をずらっと並べて欲しいんだよね。

>>63
>>84
あいだを取って両方刊行というのは？
当方両方揃える用意あり。飯抜いてでも揃えるよ。

ご冥福をお祈りage

神は人間を、賢愚において不平等に生み、善悪において不平等に殺す。

同じ夜に何千人死のうと、人はただひとりで死んでゆく。

人は死んで三日たてば、三百年前に死んだのと同然になる。

自分の死は地球より重い。他人の死は犬の死より軽い。

自分が消滅したあと、空も地上もまったく同じ世界とは、実に何たる怪事。

地上最大の当然事−他人の死。
地上最大の意外事−自分の死。

山田風太郎さん、楽しませて下さって本当に有難うございました。
心からの、さようならを申し上げます。さようなら。

誰かに乗り移って、書き続けて欲しいです。

エロイムエッサイム・・・って？

「忍法風太郎憑き！ふふふ・・・貴様はもう俺に憑かれたのだ。
　手始めに『続・うんこ殺人』から書いてもらおうか」

正体は果心居士だとみたが。

　全集、ぜひとも出してほしいですね。風太郎ファンとしては、ちくまの明治全集や
廣済堂文庫を揃えていても、全集は女房を質屋に入れてでも手に入れたいものではな
いでしょうか？あきれかえるほどの奇想と筆力を有した小説家の作品を後世に伝える
ためにも、絶対に全集は刊行されるべきだと思います。
　読むたびに、「嗚呼、日本人ニ生マレテヨカッタ、日本語ガ理解デキテヨカッタ」
としみじみ思わせてくれる作品ばかり。つつしんでご冥福をお祈りいたします。

教科書問題だの靖国参拝だの、なにかと先の大戦が話題となってますが、
とりあえず「戦中派不戦日記」は必読。
戦争末期から敗戦直後についての一級史料です。

>>97
>>全集は女房を質屋に入れてでも手に入れたい
激しく同意
内臓うってでも揃える

あのう、以前水戸黄門外伝に出ていた名張の翔ってどの本に乗ってますか？

age

どりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃあ！
かな、この人を擬音にすると。

小説として面白いとか、必読とか言う気は無いけど、
凄いもんを書く人だった……

先日、読売新聞のコラムに紹介されてたよ。
敗戦翌日の日記で
「占領軍が過酷な統制を敷くことを望む。
　マターリな統制が最も危険だ」
みたいな文章で、読んでて鳥肌が立ったんだけど
コレって>>98の言ってる日記のことなんかな？
文庫化とかされてんのかね。

されてるよ。