1 :
無名草子さん :
2000/12/30(土) 21:24 フィリパ・ピアスの「トムは真夜中の庭で」いいですねえ。 カニグズバーグの「謎の娘キャロライン」素晴らしいですねえ。 他にもファージョン、サトクリフ、ランサム、C・S・ルイス、 トールキン、掘れば掘るほど宝物が出てくる英米児童文学に ついて語っちゃってください。
2 :
無名草子さん :2000/12/30(土) 21:34
ランサムとミルンで人格形成
3 :
無名草子さん :2000/12/31(日) 09:52
「トムは真夜中の庭で」は初めて読んだ小学生の時は、よく分からなかった。 んで、大人になってから「なんで、こんなに評価高いんだろう」と思って 再読。涙がつつーっと出た。 ハティとトムの心がつながる瞬間を「あの二人の別れ」と評した 上野遼(だっけ?)はすげえと思った。
4 :
無名草子さん :2001/01/02(火) 01:51
ベバリイ・クリアリーは私の子供時代には欠かせなかった作家のひとり。 私は優等生タイプの子供だったので、ラモーナの奔放さに苛苛し、 ビーザスに感情移入して読んでた。 「ひとりっ子エレンと親友」のシリーズも好きだったな。 舞台がオレゴン州で、自然環境が自分の住む北海道と似ていたのも 感情移入を容易くさせた要因かも。ヘタに東京の話とかより体になじむ。
5 :
無名草子さん :2001/01/02(火) 03:54
>4 懐かしい。いかにも黄金期のアメリカのお話だよね。 でも、ラモーナが主人公のシリーズになって時代が60年代 に入ってくると、両親の不仲・失業・ヒッピーとか結構 深刻な要素も出てくるのが、今思い返せば興味深い。
6 :
たまなし :2001/01/02(火) 10:50
ドリトル先生で人格形成。 世捨て人のオタクになりました。
7 :
無名草子さん :2001/01/02(火) 18:19
ドリトル先生の中でブタのガブガブの大好物として出てきた 「松露」ずーっと何か分からなかったんだけど、大人になってから 「トリュフ」のことだったと知って、めっちゃ驚いた。 確かにフランスではブタにトリュフ探させるもんね。
8 :
現行シグマ :2001/01/02(火) 22:03
「ナルニア」にもアナグマ松露取りてのが出てくるね。
9 :
無名草子さん :2001/01/02(火) 23:31
ナルニアは「最後の戦い」だけめっちゃつまらん。 それまもうっすらと漂っていたキリスト教至上主義が 前面に押し出されて、その上ナルニア国の住人になった エドモンドとかルーシー、ピーターは、現実世界では 汽車の衝突事故で死亡してる(両親も含む)。 おしゃれやら現実世界にうつつを抜かすようになったスーザンだけ は来られないの。 すげえひどいよ。家族全員事故で死んで孤児になったスーザンのことは 放って置くつもりか!?子供心に怒りを感じたくらい。 「ライオンと魔女」「馬と少年」なんかは大好きなんだけどなあ。
10 :
現行シグマ :2001/01/02(火) 23:53
でもカロールメン人や敵対した小人たちも結構助かってるけどね。 「さいごの戦い」のシーンで言えば、王が姿を現したとき、犬と小動物がまっさきに駆けつけた後に、クマとイノシシが「すこし遅れて」やってきたという描写があるのがリアルでなにか良い。どうしてもクマやイノシシの視点で考えてしまうので。
11 :
無名草子さん :2001/01/03(水) 15:16
ファージョンの「銀のシギ」(トム・ティット・トットをファージョンが 脚色した話)が物哀しくて好き。 その後、ファージョンの育った環境自体が児童文学のテーマに なりそうな家だったことを知って、自伝とか評伝を読みまくった。
12 :
名無草子 :2001/01/09(火) 19:49
あぁ、なんだか良いスレが。 小学生のころ夢中で呼んだブライトンの作品を 今、集めてるとこです。ポプラ社文庫買うの、少し恥ずかしいですけど; 「おちゃめなふたごシーリーズ」ぐらいしか読んでいなかったのですけど、 他の寄宿学校物も、ほんとうに面白くて、不覚にも泣けました。 600作くらい書いた人らしいですけど、英語がさっぱりな自分は 悔しい限りです。もっと訳してくれないかなぁ。
13 :
無名草子さん :2001/01/11(木) 00:20
英米じゃないとダメなのかな? 私リンドグレーン女史の本が好きなんだが。 とくにやかまし村のシリーズがめちゃめちゃツボで、わくわくして 読んでたなあ。誕生日の話とか、赤ちゃんをお風呂に入れる話とか。
14 :
無名草子さん :2001/01/11(木) 00:57
くまのプーさん これ、じつは文章がすごいよね。 皮肉がききまくりで。わたしはこれで人格形成されました。
15 :
1 :2001/01/12(金) 21:56
>13 あ、いや、私もリンドグレーン大好きです。英米じゃなくても構わないです。 全然。でも、できれば欧米中心にいきたいなと。 「親指小僧ニルス・カールセン」とか好きだったなあ。結構ものがなしい話 も入ってた短編集。「ロッタちゃん」シリーズがいきなり映画のおかげで 有名になってますね(笑)。 「やかまし村」は、北欧の文化を知らなかった子供には名前が結構 カルチャーショックでした。「ブリッタ」「ボッセ」なんか日本語的には ものすごい語感(笑)。ブリッタとアンナのおじいさんのセリフ 「ほー、ほー、そうだ!そうだ!」も忘れられないっす(笑)。
16 :
無名草子さん :2001/01/13(土) 21:53
子どもの頃、講談社から出てた「国際アンデルセン大賞」受賞作家の 作品集を毎月一冊ずつ買ってもらうのが楽しみでした。 それでファージョンやリンドグレーン、トーベヤンソン、そして ケストナーを知りました。特に好きだったのはファージョンの 「ガラスのくつ」。(シンデレラのリメイク、です。でも、ヒロイン がなんかオットコマエで、かっこいいんだ。) 何回か引っ越す間にだんだんと散逸してしまい、今手元にあるのは 「パウリーネと風の中の王子」だけ。ドイツの作家、ジェームス・クリュス作。
17 :
無名草子さん :2001/01/18(木) 16:59
ファージョンって、いいよね。自国イギリスでは「古くさい」作家とう 評価でだんだん読まれなくなってきていると何かで読んだけど…。 全然そんなことないと思う。「りんご畑のマーティンピピン」なんて、 ファンタジーの衣を着た恋愛論、だよ。すごくきれいな物語りが 詰まっています。
18 :
無名草子さん :2001/01/19(金) 09:57
ぷーさんに関しては翻訳の方の尽力が良い感じに… ドリトル先生の井伏先生は仕事しすぎだと思うのだが?
19 :
無名草子さん :2001/01/19(金) 15:09
ぷりでいん物語はどうかね? 挿絵はなんだが…ぷりんぷりん物語ではない。
20 :
たまなし :2001/01/19(金) 18:13
>>18 今考えると、井伏鱒二の訳はすばらしすぎ。
仕事しすぎのかいせつきぼんぬ。
21 :
無名草子さん :2001/01/19(金) 19:16
でも、「ドリトル先生シリーズ」の訳って、井伏鱒二自身は 監修って程度で、本当は石井桃子先生(この人と瀬田貞二が いなかったら、数々の名作が翻訳されなかったよね。)が殆どの 下訳をやったんじゃなかったっけ?
22 :
無名草子さん :2001/01/20(土) 09:09
>>17 「ヒナギク野のマーティン・ピピン」はリンゴ畑の続編になってるんだっけ。
ヒナギク野は妙齢の女性(笑)だったけど、リンゴ畑は子供をさがすんだったような。。
なんだか子供心にドキドキしてたなあ。
あの全集をはじめ、ここで書かれている作品のほとんどが今も家にあります。
父が好きで集めてたというのもあり、引っ越しもしてないもので(笑)
児童書だけは、捨てられないですねえ。
23 :
18 :2001/01/20(土) 10:59
ぷーさんの石井先生の訳は、あの絶妙のもたれ感、とでも いうべきものが炸裂しててすばらしい。 原著より面白いと言ったら言い過ぎか。 >20 いやオシツオサレツとかね…良いんだけれども。 ドロンコとか。文章もむしろ好きなんだけど井伏テイストが 強すぎやしないかと。
24 :
たまなし :2001/01/20(土) 11:15
>>23 Push Pull をオシツオサレツとするのはすごすぎ。
つうか、自分だったらどうするよ?って考えたり。
あと執拗な旧イギリス貨幣制度の説明燃え。
1シリング=12ペンス 1ペニー 1ポンド=20シリング 1ギニー=21シリング だ!
25 :
無名草子さん :2001/01/20(土) 14:09
>>24 Pushme Pullyou
じゃなかった?
そうかも
27 :
たまなし :2001/01/20(土) 16:06
28 :
無名草子さん :2001/01/21(日) 01:00
消防のころ、アーサー ランサムの「つばめ号」が好きだった。 そう言えば登場人物が「ペミカン」とか言うのを食べていたが、あれは いったいどんな物なんだろ?
29 :
ドル・コドリング :2001/01/21(日) 12:13
>>11 「銀のシギ」をもの悲しいと思ったこと、ないなぁ。
基本的にあの話はコメディ(+フェアリーテイル)じゃないのかな、
と思うんですが。
静かな描写はありますよね。チャーリー・ルーンの出てくるところとか。
それとコメディタッチの所が引き立てあっていると思います。
「思いでのエドワード・トーマス」高かったけど、買って良かったよ…。
30 :
11 :2001/01/21(日) 15:13
>29 最初は愉快な話ですが、月男の話と、最後にポルが空になった 鳥かごを見るたびに月男のチャーリー・ルーンを思い出すって シーンが子供心にものがなしくて、印象的だったんですよ。 まあ、こればっかりは感想の違いだから、どうこう言っても 仕方ないですけどね。
31 :
岩波少年文庫 :2001/01/30(火) 17:43
名探偵カッレ君はどうかね?
32 :
オオバンクラブの無法者 :2001/01/31(水) 12:52
>28さま。 オレは、「ペミカン」、コンビーフのことだとずっと思ってた。 違うか? 「ラム酒」はレモネードだから思い込みかも…。
33 :
無名草子さん :2001/01/31(水) 15:04
ペミカン アウトドアの本にあったけど、 野菜を多めのラードで炒めてから冷やしたもののようです。 ラードがかたまって、野菜が空気にふれないから長もちするとかで。 うろおぼえですが、こんな感じのものだったと思います。 子供のころ、ランサムを読んでジンジャーエールを初めて飲みました。
34 :
岩波少年文庫 :2001/01/31(水) 17:54
↑ 岩波少年文庫「ナンセン伝」を読もう!
35 :
オオバンクラブの無法者 :2001/02/01(木) 19:40
33さま。 ペミカン、そんなものだったのですか…。 「ツバメ号とアマゾン号」とか読んでる限りでは、 めっちゃおいしそうだったのですが――想像するだにマズそう…。 ありがとでした。
36 :
無名草子さん :2001/02/01(木) 22:03
え?ペミカンてインディアンの保存食で油で固めた乾し肉のことを
言うんじゃなかったっけ?
開拓時代のアメリカを舞台にした物語にはよく出てきていた
記憶あり。
>>31 カッレ君シリーズ好きだった。カッレ君と仲良しの男の子(名前失念)
とパン屋の娘エーヴァ・ロッタの三角関係(笑)。
エーヴァ・ロッタがお父さんからおやつとしてもらう「あまパン」
がすごく美味しそうに思えた。「あまパン」って訳し方が
よかったんだと思う。
37 :
無名草子さん :2001/02/01(木) 22:07
>>36 私も好きだった〜。今は小学校2年の子供が読んでるよ<カッレ君
山賊言葉、家庭内でやたら流行った記憶があります。
38 :
岩波少年文庫 :2001/02/06(火) 16:52
謎かけとしてアジャックスはキッツイと 子供心に思った。原文ではどうなってるのやら。 ご存知の方いらっしゃる?
39 :
無名草子さん :2001/02/06(火) 22:41
「ウォーターシップ・ダウンのうさぎたち」ってイギリスでしたっけ? めちゃくちゃ奥の深いお話でした。大学生のときに読んだのだけれど。
40 :
無名草子さん :2001/02/07(水) 00:45
フェルト作、機関車1414。心温まる物語です、でも 英米文学じゃないですな、ごめんなさい。
41 :
無名草子さん :2001/02/07(水) 01:25
40に便乗して…… ケストナーが大好きだ。 岩波の全集は造本もいいし、大事にしてる。 「サーカスの小人」と「飛ぶ教室」は今でも時々読むなあ。
42 :
41 :2001/02/07(水) 01:28
あっ…… 40に便乗したのは英米じゃないとこね。 ドイツ文学だから。 行った事がないのに何故かドイツに好感持ってるのは ケストナーの影響かも。
43 :
無名草子さん :2001/02/07(水) 11:43
長い長いお医者さんの話
44 :
無名草子さん :2001/02/07(水) 11:48
a
45 :
無名草子さん :2001/02/07(水) 12:51
水の子
46 :
無名草子さん :2001/02/07(水) 20:21
ファージョン!「りんご畑のマーティン・ピピン」が、今まで読んだ恋愛小説のなかでベストだ。でもかまととババアと思われそうで、やたらに人に言えない。せつない。
読書体験を共有したいんだが、イマドキの子にこれらの本読んでもらうにはどうしたらいい? とりあえず本棚にシリーズ物の1巻だけ入れてあるんだけど。
48 :
無名草子さん :2001/02/08(木) 02:28
>47 古典的な手段だけど、幼児なら読み聞かせとか。 私は幼稚園児の頃に「エミールと探偵たち」を読んでもらったのがきっかけで、 小学校にあがってから自分で他のケストナーの作品をさがして読むようになりま した。
49 :
無名草子さん :2001/02/11(日) 09:58
なんか・・・昨日書き込んだ内容が消えてるんですけど、どうして? トールキンとC・S・ルイスが同じ大学の教授で友人同士って書いたんだけど なんでじゃ?
50 :
無名草子さん :2001/02/11(日) 10:49
>49 昨日サーバー移動作業があったので、消えたんだと思います。 内容に興味あるので、できればもう一度書いてもらえませんか?
51 :
49 :2001/02/11(日) 11:51
>>50 たいした内容じゃないんだけど、二人はオクスブリッジのどちらかの
大学の教授をしていて、親交があったんですよ。ものすごく仲がいい
って訳じゃないんだけど、教授同士のお食事会(というのが向こうの
カレッジにはあるらしい)で一緒になったりとかしてたみたい。
だから、執筆中の「ナルニア」についてルイスがトールキンに
意見を求めたり、なーんてエピソードもあるようです。
52 :
無名草子さん :2001/02/14(水) 20:39
このスレ沈めちゃ駄目でしょう。 ちょっと重いけど「あの頃はフリードリヒがいた」って本読んだ人いない? 二つの大戦を境にしてドイツ人の「僕」とユダヤ人の「フリードリヒ」の立場が どんどん逆転していく様を冷徹に描いた秀作。 ラストのユダヤ嫌いの大家のセリフが忘れられません。
53 :
無名草子さん :2001/02/14(水) 21:10
>>12 私も Enid Blyton 好きです。ちなみに男だ! 英語は簡単なので(簡単すぎ)、
1度挑戦することをおすすめします。amazon.co.uk. ならいくらでも手にはいる。
お気に入りは「おてんばエリザベス」。
54 :
無名草子さん :2001/02/15(木) 16:12
児童文学の範疇にはいるのかな? 「続あしながおじさん」 「あしながおじさん」のヒロイン、ジュディの大学時代の親友、サリーが ヒロインとなり、ジュディの育った孤児院を切り盛りします。 ジュディは、億万長者のあしながおじさんの妻になった途端、作家になる 夢は消えてしまったらしく、(苦笑)サリーに孤児院の運営を任せます。 お嬢様育ちのサリーのほうがバイタリティに満ちてるのが、なんだか興味 深い。 サリーの「敵」(後に・・・?)であるロビン医師は、無口で孤独、しかし 胸には熱いものを秘めてる、というブラック・ジャック型。 小学校時代の私の萌えパターンに見事にハマってました。
55 :
スリムななし(仮)さん :2001/02/15(木) 16:38
>>54 「続あしながおじさん」!!
私サリーのキャラが好きだったので正編よりはまったくらい
好きだった。
56 :
無名草子さん :2001/02/15(木) 20:33
サリーとジュディが通った大学ってどこなんだろ。女子大だし
東部にあるからやっぱ名門「ヴァッサー大学」かなあ。
「あしながおじさん」はイラストも文章も楽しいのに、最後のラストがね
ちょっとがっかりだよね。
>>54 お嬢様育ちだからこそ、「世間知らずで一本気、めげない」って
タイプになるんじゃない?漫画の主人公とかにもうじゃうじゃ
いるタイプ。もっとも「続あしなが」が出た頃は斬新だったんだと
思う。
57 :
54 :2001/02/15(木) 21:34
>>55 >>56 レスど〜もですうー。あんまり「続」のこと知ってる人いないから、うれひー。
>>55 アンとはまた違うハイパーさだよね >サリーのキャラ
作品中でスコットランド訛りを京都弁?で訳してるのが斬新でした。
>>56 >サリーとジュディが通った大学ってどこなんだろ。
どっかに学校名を書いてたような気がして、今ぱらぱらめくってたら、久しぶりに
読み返したくなってしまった!見つけたらお知らせしますね。
58 :
古本屋店員A :2001/02/16(金) 01:52
隠れた名作?『飛ぶ舟』 ヒルダ・リュイス著 小学校3-4年の頃に何度も読み返した本。 未知なるものへの憧れを植え付けられ、 リアル厨房のときにファンタジーにのめり込む 原因になった一冊。オレの原体験。 読み返すと、当時理解していた物語のディテールと 今理解したディテールがぜんぜん違う。 北欧神話なんて、当時は知らなかったしな。 古代エジプトの少女が現代の牛乳を飲んで、 薄くて不味いと思うところが印象に残る。
59 :
無名草子さん :2001/02/16(金) 01:55
>>52 確か国語の教科書にあったような。。。
あ、道徳だったかな??
60 :
無名草子さん :2001/02/16(金) 20:14
『飛ぶ舟』ってかすかに覚えています。 好きでした。 インド人が魔法を信じているというエピソードがありましたね。 蔑視かともおもいましたが、未だに、サイババもいたりする国です。 長男が一人でもう誰も信じなくなった船を店にかいしに行く淋しさが、 「まっぷたつの子爵」のラストみたいで、好きでした。
61 :
無名草子さん :2001/02/16(金) 20:17
グリーンノウとかいうシリーズが、 シャイニングみたいで、好きでした。
62 :
無名草子さん :2001/02/17(土) 07:36
独ものですがクラバート。 これによって魔力とはアンチクライストな存在なのだ。との念を刷り込まれる。 子供心に聖歌隊の少女がいつクラバートに惚れたんだかあまりに意味不明 だったが、道を踏み外した者が少女によって救われる話はいいよな。
63 :
無名草子さん :2001/02/17(土) 13:24
>>60 飛ぶ船で「イギリスの子供は夜ご飯にこれしか食べないのか!?」
と思った記憶あり。一昔前のイギリスの児童文学ってみんな
中流から上流の子供でお茶の時間にたっぷり食うから、ほんと
ちょっとしか食べないんだよね、夜。あと、飛ぶ船は「全財産+
三ペンス」(金額は正確には覚えてない)出さないと買えないとか
船のどこかを触ると、外国の言葉を喋れるとか、話が上手く進むように
きちんと構成されていたのが印象的だった。
>>61 全巻持ってる。グリーン・ノウの魔女とかゴリラのハンノーが出てくる
シリーズが好き。「イギリスはおいしい」の林望って作者の家に一時期
住んでたんだよね、うらやま。
>>62 クラバートは傑作だよね。怖さとおどろおどろしさと切なさが
詰まってて、最後に泣いた。力強い。
>46 わたしも!リンゴ畑が一番好き! 高価なものじゃなく、自然物とかごく普通の衣食に まつわる風俗などを書いて、あんなに美しい描写に なる、というか読者に感じ取らせる作家って ファージョンが一番だと思う。(あるいは石井桃子先生?) リンゴ畑の「若ジェラード」で小さなシアが、揺れる角灯の 明かりの中で、木製のコップからミルクを飲むシーンとか もう、だいすきだし、今でも情景喚起力はすごいと思う。 なのに・・・・カマトト??? それは悲しいナァ・・・。 自分の周りでは、ファージョン読んでる人自体いないから 反応なんてふーんてなくらいだけど。 一般的には、そうなの?
65 :
無名草子さん :2001/02/19(月) 01:14
ふくろ小路一番地、好きだった。 童話屋で絶版だった物を知らない方に譲ってもらった思い出がある。 今は復刊されたけど。
66 :
1 :2001/02/19(月) 23:46
色々出ましたが、フィリパ・ピアスについて語ってくれる人が ほとんどいない・・・。なぜだ?
67 :
Mrs.名無しさん :2001/02/20(火) 03:46
いやいや、それぞれに語るべき作品が多いからですよー。 なんてったって、作品数多いもん。英米文学。 しかしこのスレッド、いいな。ドキドキしてくるよ・・・うれしくて。 私も「トムは真夜中の庭で」すきだなあ。大人になってから読んだんだけど、 なんかこう胸にぐっときましたよ。子どもの時よりも色々感じることがちがうんじゃないかな。 子どもにもいいけど、大人こそ読んだらいいと思う。ピアスは。 そういや、ピアスといえば小学校の国語の教科書に「幽霊を見た十の話(でいいよね?)」 の中の「水門で」が載っていたな。 「続あしながおじさん」大好きだ!今も愛読書だ。 あれ、今読んでも全然古臭く感じない。ていう事は、当時はかなり進んだ考え方だったのかも。 サリーが「ここの子どもにはもっと戦闘的な宗教が必要だ」とか。すごいよ、サリーのパワー。 「飛ぶ船」も好きだった。うまーく、ラストにつなげているよね。 子どもの頃は異世界魔法モノが大好きだったから、これもお気に入りだったよ。 「長い長いお医者さんの話」も好きだった。なんか、絵といい話といい可愛いんだ。 ふくろ小路一番地、私も好きですよ!! あの慎ましやかな感じが良しです。味わい深いです。 「十五少年漂流記」好きだったんだけど、子どもの頃は作者の思惑通り(笑) ブリアンに肩入れしていたが、どう考えても作者がブリアンのこと良く書いてるよ。 今読むとあの中で一番役に立っているのはバクスターとモコだ。 モコなんてやたら働いてるのに、選挙の時には「モコは黒人だから選挙権はない」とか 当然のようにいわれてて、これだから白人はってモコのかわりに怒ったよ。 いや時代だからしょうがないし、それでも好きなんだけど。 「スイスのロビンソン」も大好きだった。荒唐無稽というかなんでもありに 動物や植物が出てきて、おいここは何処なんだって思うけど、でも好き。 すごいパワーがある。読ませられてしまう。
68 :
無名草子さん :2001/02/20(火) 09:12
児童文学のファンは、「赤毛のアン」派と「若草物語」派に分かれると 思うのだが。ちがうか?
69 :
無名草子さん :2001/02/20(火) 13:06
>>68 違う。児童文学と少女小説は全くの別物だから。
あなたの括りは乱暴すぎる。
70 :
古本屋店員A :2001/02/20(火) 13:32
『飛ぶ舟』のラストはファンタジーの王道だよな。 悲しい喪失感はあるんだが、それがしっくりくる。 ある意味、『指輪物語』を超えたかもしれん(w
71 :
古本屋店員A :2001/02/20(火) 13:36
『トムは真夜中の庭で』は消防のときに読みたかった一冊。 二十歳過ぎて読んでも、そりゃあ面白いけど、 それは消防の印象とは違うわけよ。 SFでは14歳で読むのが一番だと逝ってるけど、 児童文学は10歳で読まないともったいない作品が多いよな。 あーもー、本を買ってくれなかった親を恨むぜ。
72 :
無名草子さん :2001/02/20(火) 16:45
>>54 続・あしながおじさん!!
大好きなので挙がっててうれしい。
これは、できれば原題の「DEAR ENEMY」どうり
「親愛なる敵さん」とかで出版してほしかったな
(サブタイトルでもいいから)
サンディ先生がツボだったうえに、
サリーの生き方のほうが、ジュディより魅力的にみえて
続〜のほうが好きだったりします。
このスレッド、読みたい本が増えて好きです。感謝。
73 :
無名草子さん :2001/02/20(火) 16:51
「十五少年漂流記」は、心のすさんでた(笑)高校生の時 読んだので、ブリアンの良い少年ぶりにイライラしながら 読んだ記憶があります。あれは作者がひいきしすぎですよね。 だから、あまりこの作品に良い思いではないです。
74 :
無名草子さん :2001/02/21(水) 21:54
カニグズバーグはいいね。ピアスとカニグズバーグと言えば横綱二人 って感じだな。 でも、カニグズバーグ・ファンクラブのサイトはあまり面白くない。
75 :
無名草子さん :2001/02/22(木) 00:11
>67さま。 >「続あしながおじさん」大好きだ!今も愛読書だ。 私も「続あしながおじさん」好きですけど、 >あれ、今読んでも全然古臭く感じない。 は、ちょっと?(ここから、ネタばらしになるので未読の方、要注意)サリーや「敵さま」の、 精神異常への遺伝学的見解は、現在の目から見ると、 やっぱり問題あるんじゃないかな。 私のは新潮文庫版ですが、 今でも、新潮文庫のラインナップに入っていましたっけ? 物語としては好きなのですが、そこだけちょっとひっかかります。
76 :
67 :2001/02/22(木) 06:22
うん、それは感じた。かなりアブナイこと言ってるよね。。 ただ、ここに書き込むにはちとまずいかなと思って、上手い言い方も思いつかなかったし。 古臭くないと感じたのは、サリーのすごくタフで前向きなところと、行動力です。
77 :
無名草子さん :2001/02/22(木) 20:54
アドラーの「銀の馬車」って知ってる人いない?子供の頃、これを 何度も何度も読んで気の合わなかった母親となんとかうまくやっていこうと 思った。 「私は毎日顔を合わせている人を好きになる方が、難しいと思いますよ。 その人の欠点が鼻につきますからね。」なーんて言ってくれるおばあさんが いる主人公がうらやましかった。
78 :
無名草子さん :2001/02/22(木) 23:36
アリソン・アトリー「時の旅人」はどうでしょう。 先日、十数年ぶりに読み返して泣けたのなんのって。
79 :
1 :2001/02/22(木) 23:56
>>78 あの話、最高ですよね。でも、表紙が失敗したSFみたいだから
それで損してると思う・・・。
あの本の中に出てくる「緑の袖はわが喜び」って歌は「グリーン・スリーブス」の
ことなのかなあ?ちょっとものがなしい響きの歌だから、余計
切なくなる。
80 :
75 :2001/02/23(金) 00:46
67さま。 確かに、けっこう微妙な話ですからね。 (カリカック一族のエピソードとか)。 サリーの前向きさって、私も好きです。 お兄さんのジミ−も、またいい味。
81 :
無名草子さん :2001/02/23(金) 23:06
ルーマー・ゴッデン好きな方いますか? 「台所のマリア様」「人形の家」「ディダコイ」とか 派手じゃないけど、じっくり読ませる作品が多くて今でも読み返します。
82 :
54 :2001/02/25(日) 02:36
しばらく目を離してる間に、「続あしながおじさん」ファンの方が一杯ですねっ。 ウェブスターってやっぱ影響力あるんだなあ。ところで、54で「ジュディはあしなが おじさんと結婚した途端、作家になる夢は消えてしまった」と書いたけども、孤児院で 育ったジュディにとって、作家になるよりも良いお母さんになる方が素晴らしい夢だと 気付いたのかも知れない、って気がしてきました。あらためて正偏も読んでみようかなあ。 「りんご畑のマーティンピピン」も、ここ読んで始めて知ったんだけど、すんごい私好みの お話みたいなんで、探して読んでみようと思ってます。
83 :
46 :2001/02/27(火) 00:33
>64さん。反応ありがとう。いや、かまととというのは、私の自意識過剰と照れです。なんかさあ、童話好きをアピールするのって、ファンシーじゃないかと。 わたしは、あの粉引き小屋の娘と船乗りの話がいちばん好き。 あしながおじさんの最初のやつも好きだなー。シンデレラっぽいとこが皆さんダメなのかしら。 ジルーシャ・アボットって、魅力的な女の子だとおもうなあ。って、わたしはペンドルトンぼっちゃまか。
84 :
名無しっ子 :2001/02/27(火) 16:52
>>61 グリーンノウ・・・
メルシーン・デモゴルゴン・フォスファー!
まだ覚えてるよ(笑)
シャイニングみたいってのわかる気が。
なんか重苦しくて恐い感じがすごく出てたよね。
あのシリーズは大好きでした。
85 :
無名草子さん :2001/02/28(水) 00:52
>>46 、
>>64 、
>>83 ファージョン作品はいいねー。私ももういい年だけど好きだよ。
だいたい学生時代に図書館に入り浸ってた女の子は読んでたね。
86 :
無名草子さん :2001/03/01(木) 14:41
山岸涼子のマンガでファージョンを題材にしたものがあった気がする・・
87 :
無名草子さん :2001/03/01(木) 22:41
恩田陸の本の中にも、児童文学の有名どころの名前がチラチラ出てきますよね。 主人公が愛読してたりする。
88 :
無名草子さん :2001/03/02(金) 04:25
「くまのパディントン」で大爆笑。
89 :
無名草子さん :2001/03/03(土) 23:16
ぱでえたん。
90 :
無名草子さん :2001/03/04(日) 00:25
>>86 『ムギと王様』の「パニュキス」がテーマで
半神?てゆうような題だったね。
あれ実話なのか気になる。
91 :
無名草子さん :2001/03/05(月) 19:49
sageちゃあいけません、sageちゃあ。ファージョンは年取ったばあやの お話かごもいいよ〜。あれを毎日一話ずつ読んでもらって眠りについてた あの頃が懐かしいのう。
92 :
無名草子さん :2001/03/06(火) 13:25
年取ったばあやとマチルダばあや、面倒見てもらうならどっちがいい〜?
93 :
無名草子さん :2001/03/06(火) 21:14
>>92 断然マチルダばあや!年取ったばあやは、いい人過ぎてちょっと面白みに欠けそう。
マチルダばあや相手なら、毎日いたずらや悪さをしようとわくわくしっぱなし
の気がする。
メアリー・ポピンズは威張りすぎの気がするのでパス。
94 :
無名草子さん :2001/03/07(水) 15:35
マチルダばあや!! すごいすきだった!!よく考えると恐いんだけど。 メアリー・ポピンズも恐いけど、マチルダばあやは本人自身が 恐いわけじゃないから、いいかな。 メアリー・ポピンズは話は好きだけど、あんまり面倒みてもらい たくない・・・萎縮しそうだ・・・。
95 :
無名草子さん :2001/03/09(金) 12:38
「くまのコールテン君」
96 :
無名草子さん :2001/03/10(土) 17:21
マチルダばあやって、ずっと「マルチダ」だと思ってたんだよね。 ガンダム見るまで気が付かなかった。
97 :
カーネーションリリーリリーローズ :2001/03/10(土) 21:49
「ふくろ小路1番地」好きな人いますか? イギリスの下町の子沢山家族のお話。登場人物みんなに味があります。 私は、ふたごの映画好きの子が好きかなー。 やっぱり、石井桃子さん訳って王道だと思う。
98 :
無名草子さん :2001/03/10(土) 22:30
>>97 過去ログ読んだ?ガイシュツです。
でも、70年代ぐらいから「貧乏な家庭の子をステロタイプに描いて
いるところが逆差別的」って批判を受けたんだよね。
まあ、あの時代のイギリス児童文学といえば中流から上流家庭の
子供しか出てこなかったから、それでも充分画期的ではあったんですが。
あとがきに「続・ふくろ小路一番地」がある(火事で原稿が焼けたけど
その後出版)って書いてあったから、楽しみにしてたんですが
日本では翻訳されなかったのでしょうか。
99 :
無名草子さん :2001/03/11(日) 13:28
97です。 きしゅつか、読んでませんでした、すいません。 確か、作者の方は結構中流から上流階級の人だったんですよね。 続編読みたいです。20年ぶりくらいに続編を読むのか(笑) 美術展で、リリーローズの本物の絵を見た時嬉しかったです。 淡い配色の美しい絵でした。
100 :
無名草子さん :2001/03/13(火) 00:53
作者ど忘れしましたけど、「ナゲキバト」というのが すごく泣けました。 子どもと動物モノに弱い私……。
101 :
無名草子さん :2001/03/21(水) 11:10
カニグズバーグの「謎の娘キャロライン」はすごいと思った。 ミステリと思春期の成長とを織り交ぜて一気に読ませる。 映画化して欲しい(して欲しくないような気もするが)と思う。
102 :
無名草子さん :2001/03/22(木) 22:42
小公女って恐くないですか?ラストで心やさしいセーラが これまでいじめてきた人をあっさり許すところ。
103 :
無名草子さん :2001/03/22(木) 23:27
抄訳でしいか知らないんですけど 本来の訳だとイロイロあるんですか?<小公女 キッツイ子はいるけど仕方ないかな、くらいの子だし…
104 :
無名草子さん :2001/03/22(木) 23:30
105 :
無名草子さん :2001/03/23(金) 00:05
>>102 いや、あっさり許したりしてないぞ!
これ見よがしに隣の家に住んでるんだから、
他の父兄たちにだって事情は筒抜けだろ?
あくまでも合法的にマリア・ミンチンを追い込んでるんだよ。
セーラは頭いいからな。
てゆうか事情を知ったセーラの保護者は許さないだろうしね。<ミンチン先生 ああでもアニメもい一回見たい。秀作だったよな〜。
107 :
無名草子さん :2001/03/23(金) 03:03
>>102 サアラ・クルウがミンチン先生をあっさり許したって?
いったい、どこが出典なんですか?
新潮文庫の「小公女」(完訳)では、もちろん許していません。
学校にもどってきなさいと言うミンチン先生に対するサアラの
返事はいっそ痛快。
昔、たまたま見たテレビアニメでは、あっさり許して
学校に戻るストーリーに脚色されていて、腹がたったのを
思いだしてしまった。
あの日本的な甘っちょろいラストでだいなし。
108 :
無名草子さん :2001/03/23(金) 09:46
>>81 人形の家はあっしも面白いと思うなり。
子供は残酷だということで。
「15少年漂流記」は「蝿の王」の後に読むとヨシ!
109 :
猫電波 :2001/03/23(金) 18:50
最近の作品じゃプルマン《ライラの冒険》シリーズも面白いですよ
110 :
無名草子さん :2001/03/23(金) 23:08
>>101 映画ではないけど、たしかNHKでドラマ放送していました。 ただ原作と違うところ(特にハイジの障害や成人した後)が あって本のほうが私は楽しめました。
111 :
無名草子さん :2001/03/23(金) 23:53
>>109 面白いよね。個性的な世界観がある。
次は「アンバー・スパイグラス」だったっけ?
もう翻訳出たのかなあ。
ハリー・ポッターとか、最近ファンタジー売れてるみたい。
112 :
無名草子さん :2001/03/24(土) 08:13
いいですよねえ、カニグズバーグ。「クローディアの秘密」が好き。 あ、そうそう以前、アルプスの少女ハイジ(原作グッドですよ!)に 続編があるって聞いたんですけど、他の作家が書いたものなのかな。 ペーターのクララが結婚しちゃうの。 ええーと、これだけじゃなんなんんで、 大草原の小さな家にはたくさん続きがありますよ。 福音館の定番のもの以外にも 岩波から、福音館の続きにあたるローラの青春・結婚時代のもの (大草原の小さな町、長い冬、この楽しき日々、最初の4年間、 我が家への道)があって、 そのあとに講談社からローラの娘のローズ物語 (ローズの養子が書いたやつ)が 6冊もでてます。ローラのお父さんが死ぬ場面とかあって涙。
>>112 初めてきいたよ>ペーターのクララ
ハイジ続編で有名なのはシャルル・トリッテン
『それからのハイジ』『ハイジの子供たち』
絶版なので復刊ドットコムで復刊リクエストやってるよ。
って英米じゃないのでsage
114 :
無名草子さん :2001/03/26(月) 04:04
アーサー・ランサムage
115 :
81 :2001/03/26(月) 14:59
>>108 「人形の家」は子供の残酷さって言うよりも、人生の縮図みたいなものが
散りばめられている所が個人的には好きっす。
ことりさんはああせずにはいられなかったのよ、彼女はあれで幸せだったのよ
っていうトチーの科白が忘れられません。
116 :
はげー :2001/03/26(月) 20:17
スティーブンキングの「竜の〜」ってどう?子供向けファンタジーだって。
117 :
無名草子さん :2001/04/02(月) 09:21
このスレで、「トムは真夜中の庭で」が面白いらしいと聞いて、 名作ともいわれてたんで、読みたくなって、読んでみました。 おもってたほどじゃなかったかなぁ・・・と思いつつ読み終えようとした 最後の最後で、涙が出てきて、しばし むせびないてしまいました。 ほんと良い作品でした。
118 :
無名草子さん :2001/04/02(月) 19:23
>>115 うむうむ。挿絵がもう少しイケていれば…
>>117 あれこそ大人が読める児童文学だと思う。おいらも今晩
もう一度読んでみようっと。
でもいまふと百万回生きたネコが読みたくなった。
119 :
1 :2001/04/02(月) 20:03
ルーマー・ゴッデンって「黒水仙」とか大人の小説も書いてる
んだよね。
でも、児童文学のほうが断然光ってる。「人形の家」もいいし
バレエダンサーだっけ?そんなタイトルのシリーズものもいいよ。
仲の悪い姉と弟が共にバレエの道を歩もうとする話。泣けるんだ。
>>117 嬉しいなあ、「トムは真夜中の庭で」はむしろ大人になってから読むと
ぐっとくるかも。こどもの時は単なる不思議な話かと思ってました。
最後のクライマックス。あれでトムとハティは別れるんですよね、再会であり別れでもある
あの一瞬はたまらん。
120 :
無名草子さん :2001/04/02(月) 20:14
アイザック・シンガーも入れていいですか?ユダヤ系でイディッシュ語で 書いてるから、英米って括りには入りにくいかもしれないけど。 岩波少年文庫から出ている「喜びの日」が好きです。
121 :
無名草子さん :2001/04/02(月) 21:54
久しぶりに読んだら、「秘密の花園」ってすごい。 子どもの時はやたらに美味そうな食べ物描写(たいした物は食べてないのに 美味そうに見える)に燃えたもんだが、大人になって読むと、「小公女」とか 「小公子」よりも現代的に見える主人公たちの性格設定に驚く。 親の無い、もしくは親がいてもいなくても変わらない子どもって可愛そうな もんだなーとか、それにしてもディコンのかあちゃんっていいよなーとか、 ディコンって早死にしそうなタイプだよなーとか、色々。 精神医学的と言うか、そんな風に児童文学を読むのは好きじゃないんだけど、 なんか考えさせられるわ。 もう一つ、大人になって読み返したらすごかったのがピーターパン」。ていうかすごい恐い。 ピーターって本当に子どもでさあ。言ったことやったことすぐ忘れたり、 「フリ」でやってることを本気にしたり、結局は自分のことしか見えてない風 だったり、とにかく恐いんだよ。 それに皮肉っぽいって言うといいけど、作者の書き方が、この人親のこと 嫌いだったのかっていうような書きぶり。「大人」が嫌いなのかもしれないが。 あと、フック船長って実はすごいいい男って設定なんだよね!しかも貴族出身(多分)の。 ここらへんの描写がとても女心をくすぐるので、興味おありの方おすすめよ。
122 :
ストック :2001/04/02(月) 23:50
『エルマーと16匹の竜』まだ出てませんでしたっけ? 英米、ですよねこれって? エルマーシリーズでは、これが一番の傑作だと思います。 最後、車掌かなんかに家出少年かって聞かれて 「いえ、ぼくはこれから家に帰る所です。」 かーっこいー。ハードボイルドだよなーって思った記憶が。 あ、もちろん、ハードボイルドなんて言葉、当時は知りませんでしたけど。 私が鮮烈に覚えてるのは 「火曜日のごちそうはひきがえる」っていう薄い絵本。 英米だったかな……。 この作者について、全然何も知らないんですけど ご存知の方、いません?
123 :
無名草子さん :2001/04/03(火) 00:33
>>121 ピーターパンの作者、ジェームス・バリは彼の兄が死んだ悲しみから
抜け出せない母親に育てられたため、非常に不安定な少年期を
おくったはず。長男の名前で呼ばれたりね。成人して結婚してからも
女性とうまく関係を築けずすぐ離婚。その後公園で知り合った
三人兄弟の少年達のために「ピーターパン」を書いた。
彼らの両親が亡くなってからは、物心共に援助したけど
三人のうち一番美少年でバリが可愛がってた子と同性愛の関係
にあったとも言われてます。その後、バリと関係があったと言われてる
次男坊は自殺とも事故ともはっきりしない水難事故で亡くなりました。
そんな人が書いた「大人になれないネバーランドの住人」が主人公の
話、ちょっと怖いよね。
124 :
無名草子さん :2001/04/03(火) 07:20
ピーターよりフック船長が好きになった私に もう「ピーター・パン」を読む資格はないと思って本を封印した。 12歳の思い出。
125 :
121 :2001/04/03(火) 08:42
>122 「火曜日のごちそうはひきがえる」知っているよー。私も何故か好きだった。 作者は、ごめん誰かわかんないけど、私の町の小さな図書館にも、 隣の大きな市の図書館にもあったんで、図書館に行けば意外とあるかもよ。 主人公がひきがえるの兄弟なんじゃなかったかな。で、お茶の時間に 「虫の砂糖漬け」とか食うんだよ。どう考えても気持ち悪いんだけど、 何か美味そうに食べるんだよ。 >123 なるほど、そうだったのか。詳しく書いてくれて、ありがとう。なんとなく納得しました。 >124 あなた、素敵です。アダルトな12歳。
126 :
ストック :2001/04/03(火) 22:26
ああ、知ってる人がいた。 レスありがとうございます。 泣けるんですよね、あれ。 小学2年の時ですね、私があれ読んで泣いたのは。
127 :
無名草子さん :2001/04/17(火) 02:43
あげとこう
128 :
猿トル :2001/04/22(日) 18:57
わーいこのスレ大賛成!! 「トムは〜」「ツバメ号〜」「飛ぶ教室」(泣くこと厳禁!) 「ウォーターシップ〜」万歳! 「英米」ではなく「豪」なんですが、 「燃えるアッシュ・ロード」 「ヒルズ・エンド」 にうちのめされた。あのどうしようもない無力感・やりきれなさに。 あとガイシュツですが、「松露」については、本の題名は忘れたけど、 イギリスの少年がフランス語を習得する為にステイするけど、そこで 泥棒を捕まえようとする騒動に巻き込まれる、という筋で、 がっかりしていた僕と叔父さんが晩飯食うところでステーキについていた 松露をたべて、「これすごくおいしいですね」といったら、おじさんはぱっと 明るい顔になった、というくだりがあった。
129 :
猿トル :2001/04/22(日) 19:09
ごめん、もうちょっと。 「ツバメ号〜」は、全巻ともスリリングで厨房だったぼくを エキサイトさせたけど、(美術の、なにやらプラ板みたいので 版画を作るやつでは、アマゾン号を題材にした)個人的に ディックがすきで、イライラしたときとかにメガネをふくくせが あるんだけど、それを一時期マネしてたりなんかしていた。 あとね、増進会という通信添削の会があるんだけど、そのペンネームを 「雑多なコケ」というのにしていた。(←フリント船長が書いた自叙伝)
130 :
nanasi :2001/05/01(火) 00:39
子供の頃読んで面白かったんだけど、検索してもでない童話があるんです。 一つは確か「秘密の鍵穴」ってタイトルで、異世界ファンタジーです。 友人の作った木のナイフが向こうの世界に行くと、突然切れ味が鋭くなるって 部分が印象的なんですが。 もう一つはイギリス(?)の師弟制度を中心に書かれたお話で、ランプ磨き職人 が拾った純粋な少年の話や、鏡職人の弟子とその家のイジワルな少女の話などが 載っていました。 どなたかご存知ありませんか?教えてちゃんでスミマセン。
131 :
無名草子さん :2001/05/01(火) 01:15
>>130 残念ながら、お探しの本のタイトルは分かりませんが、私も
多分読んだことあります。鏡職人のあたりがぼーっと記憶にある。
もし、どーしても気になるんだったら赤木かんこさんがやってる
「本の探偵」に依頼を出してみることもできますよ。
>>128 「燃えるアッシュ・ロード」は最後の井戸からの声が
すごい救いになった記憶があります。
たったひとつのミスがとんでもない大火災を引き起こす
過程とその中での人間ドラマが速度のある文章で描かれ
ていて、強く視覚に訴える作品ですよね。
映画で見たいなあ。
133 :
nanasi :2001/05/02(水) 16:43
131さん、ありがとう! なるほど、これからその「本の探偵」っていうのを 調べてきます。
134 :
猿トル :2001/05/03(木) 00:04
>132 ああ、最後はどんなだったか忘れてしまった… どんどん燃え広がって、消防車とかがたくさん来るところまでは 覚えてるけど… 表紙の絵が、炎をバックにした、少年なんですよね。 「こんなはずではなかったのに…」「ああ、やってしまった!」 という、子供特有の自意識を刺激された。ぼくの心臓には悪い本でした。
135 :
パイプふかして :2001/05/08(火) 20:24
>51 ルイスとトールキンはオクスフォードの同僚で、学内で行き会うとパイプをふかしながら夢中でドラゴンの話をしていた、という微笑ましい(藁 エピソードあり。
136 :
すぐれもの :2001/05/08(火) 20:27
小谷真理著「ファンタジーの冒険」(ちくま新書)は、 ファンタジーという分野の歴史についてわかりやすく、 かつ深く語ったすぐれものの書。このスレの主旨とは違うけど、 H.P.ラヴクラフトがクトゥールー(ホラー)という分野を つくり出し盛り上げるのにいかに精魂を傾けたか詳述したところ、 とても面白かった。本の特性上、英米児童文学についても かなり割いてる。
137 :
無名草子さん :2001/05/09(水) 01:58
うう!いい場所見っけた! >130さん、詳しいこと、わかりましたか?うちの近所の図書館に、その本ありました。借りて読みました。 でも、作者わかんないから、こんどメモしてくるね。 「秘密の鍵穴」は東欧の本だったような。 次のは、「見習い物語り」だと思う。「黒い兄弟」書いた人の。 私は、お給料もらうようになってから、少しずつハードカバーの本、買い揃えるのが楽しみだった。 ランサムもファージョンも大好き!
138 :
持ちのよい人 :2001/05/09(水) 21:12
指輪物語、旧文庫版をブックオフで全巻100円ずつで購入、「旅の仲間」上・下 まで読了。 物語冒頭、ホビット庄で、ビルボ・バギンズは「持ちのよい人」と呼ばれてる。お年寄り、の意だけど、上手い訳、いい語彙だね。 日本語訳は格調高く、というにふさわしい。ちょっと古臭いのもこの物語にはよく合っている。 自分も「持ちのよい人」を目指したい。
139 :
持ちのよい人 :2001/05/09(水) 21:14
指輪物語。大人になってやっと読みはじめたけど、 こんなに色濃く作品世界を感じる物語を読んだことは今までなかった 気がする。森の香り、草原の風、暖炉の温み、居酒屋のざわめき、 墨塗ったような濃い闇etc…。 王道とは、他に類を見ない、の意であったか!!?
140 :
持ちのよい人 :2001/05/09(水) 21:15
また指輪物語。読んでると、事件が起こったり、会話の部分は面白く 読めるけど、あんまり情景描写が延々と続くとまー眠くなるったら。 電車の中でひざ折れそうに。でも気づくと先が気になってしょうがなく なってる。 寝る前に読むと気持ちよく寝れそう。実行した人、いません?
141 :
こけか :2001/05/09(水) 21:58
・・・トムと同じ岩波少年ものなのに 「シェパートン大佐の時計」「ハイ・フォースの地主屋敷」 「海賊の島」「アーノルドのはげしい夏」がまだ出てこない。 大好きなのに・・・
142 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2001/05/09(水) 23:54
黄禍号のでてくるやつ?>シェパートン&ハイ・フォース たしか三部作だったよね?もう一つなんだったっけ。 片足の悪い奴と、発明家と、愛鳥家の三人組が出てくる。 ぶっきらぼうの愛鳥家が好きだった。
143 :
無名草子さん :2001/05/10(木) 01:02
だって、フィリップ・ターナー好きじゃないんだもん。 ちなみにもう一つは「シーペリル号の冒険」ね。イギリスじゃ 「シーペリル2号の冒険」つうのも出てるらしい。 「海賊の島」は好きだったよ。過去ログに出てないっけ?
144 :
こけか :2001/05/10(木) 02:04
ふーん、やっぱターナーは評価が別れるのか。 基本的にやや荒っぽい男の子の話だからかなあ。 足の悪い子を気遣う愛鳥家(皮肉だよね?)の さりげない優しさとかいいんだけどね。
145 :
無名草子さん :2001/05/10(木) 15:26
アラン・ガーナーはどう?「ふくろう模様の皿」とか好きだった 記憶あるぞ。 でも、なんてったってスーザン・クーパーだっけ?の 「光の六つのしるし」シリーズが一番好きさ。 アーサー王伝説にはまったよ、これで。 ハリー・ポッターは12/1映画公開ですね。
146 :
無名草子さん :2001/05/10(木) 20:18
>>138 >物語冒頭、ホビット庄で、ビルボ・バギンズは「持ちのよい人」と呼ばれてる。お年寄り、の意だけど、上手い訳、いい語彙だね。
どうでもいいけど、単にお年よりという意味だとは思えないなー。
やけに長生きな人とか、年の割に外見が相応でないとか、そういうニュアンスで読んでた。
一見ご長寿でおめでたいみたいに見られてるけど、実は例の指輪の禍々しい力の影響であるという伏線ですよね。
ビルボ本人も「薄っぺらに引き延ばされた」感じがすると言ってるし。
訳の格調高さには同意。かたいようだけど実はかなり練れた文章ですよね。
訳者は古典の素養がある人なのかな。日本語に精通している深みを感じる。
原作者は古典の研究者なので、原文も昔の騎士物語文学などの古くて
格調高い雰囲気をうまく出して書いているのではないかと思うんです。
だとすれば、変にくだけた訳よりも、よっぽどうまく雰囲気を再現しているのではないでしょうか。
ちなみに、私は最近(映画化のニュースを聞いて)寝る前に読み返してますが、
おもしろくてつい夜更かししてしまいます。
147 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2001/05/10(木) 23:29
>>144 なにぃ?シー・ペリル二号?買わねば!
>足の悪い子を気遣う愛鳥家
そうです。そこがいいんです。無骨なんだけど。
148 :
こけか :2001/05/11(金) 00:13
だけど、ターナーで言葉は悪くなった気もするよ、 "どあほう"とかね、そういうの使いたい年頃だし。 そのへんが嫌われる要素なのかなあ。 あの翻訳は好きなんだけどね。
149 :
無名草子さん :2001/05/11(金) 02:12
別に、自分にとっては面白くなかったから、興味ないだけ。
>>147 日本では出てないよ。買うならアマゾンでどうぞ。
150 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2001/05/11(金) 07:04
アマゾンUKにしか無かった。
151 :
ししまる :2001/05/12(土) 03:30
>141 「アーノルドのはげしい夏」は 時おり題名はふと頭をよぎるのですが、どんな内容でしたっけね? (ちなみにいま「ガリヴァー旅行記」をよんでいる。)
152 :
ししまる :2001/05/12(土) 04:23
あのね、純粋な意味での児童文学じゃないかもしれないけど 「水晶〜石さまざま〜」(作者失念) が、寝る前読むのにオススメ。清らかでいいよ。 小さな兄妹が、クリスマスの夜に雪山に遭難しかかる、という 話だけど、すごく幻想的。 「そうよ、コンラート」
>「アーノルドのはげしい夏」 だいぶ記憶も薄れたけどね・・・ ちょっとした財産を相続する予定の少年が居るんだけど、 (境遇はあんまり幸せじゃない) 正当な相続人を名乗る怪しい男が現れて その男に狙われて少女と一緒に逃げ回る・・・とか そんな話だった記憶が。 あ、でも連続して読んだ「海賊の島」より面白かったよ。
>>152 英米じゃないぞ
足にピッチを塗られる話「御影石」?が泣けた
155 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2001/05/12(土) 23:32
「ふくろう模様の皿」ってラストがよくわからなかった。
>>145 結局因縁は切れたの?アラン・ガーナーの作品はどれもドロドロしてます。
スーザン・クーパーは「灰色の王」のラストにしびれましたね。
156 :
無名草子さん :2001/05/13(日) 00:31
ランサム好き! のおかげでヨット買っちゃった人って結構いる んじゃないかな?
157 :
無名草紙さん :2001/05/13(日) 17:40
>156 ランサム読んでた頃、厨房だったから買うわけには行かなかったが 「舵」という雑誌を、800円(当時)くらい出して買ったな。 「ディンギー入門」とかよく読んだ。中古のヨットやに一度電話したことがある けど、さいてい20万するといわれてあきらめた。(ニガワラ
158 :
持ちのよい人 :2001/05/14(月) 19:39
<146 おっとっと、「持ちのよい人」の語感にひかれるばかりで 目が曇っておったか。そっかー、指輪の影響もあったんだよなー。 映画版は3部作予定で、3作分一気に撮影して、 編集作業を行いつつ順次公開とか。もう撮影は終わったのだろうか? 遅レスでスマソ。
159 :
無名草子さん :2001/05/20(日) 01:39
ハリポタ新作出るね。 あげ
160 :
サワドウ・サム :2001/05/20(日) 13:42
児童文学というより童話(英語で言うところのtall story)なんだけど ポール・バンヤンについてのおはなしがめっちゃエキサイティングだった。 しりもちついたら五大湖ができた、とか、ミシシッピがわが蛇行している為 音がうるさいので飼っている牛と河の端と端を引っ張り合ってまっすぐにした話 とか、それに食べ物に関してのはなしもおいしそうだった。
161 :
とら :2001/05/20(日) 16:03
いい!このスレいい! もし既出だったら申し訳無いけど、エンデは? 「ジム・ボタンと13人の海賊」すごい好き。 ホー、ホー、ホー、そしてラム酒が一樽だ。 っていう海賊のうた好きだったなあ。 見かけ巨人のトゥートゥーさんとか。いいよなあ。 見かけ巨人なんていうのを創造しちゃうのがすごい。 絵もいいよねえ。機関車で冒険なんてなー、いいなー。 >109さん プルマンいいですよね。ライラはやく3巻出てほしー。 最近の児童文学の中ではピカ一だと思うんですけど。 私もダイモンほしいなあ。 また読みたくなってきた。読みなおそうっと。 他にも読んでる方いませんか?
162 :
無名草子さん :2001/05/20(日) 19:03
スコット・オデールという人の『黄金の七つの都市』が、悲しく美しく、幼心に感動しました。 映画の「ミッション」に通じるテーマだったなあ。
163 :
無名草子さん :2001/05/20(日) 23:43
最近のイギリス児童書で、ロバート・ウェストールの「海辺の王国」 戦時中の、子供ひとりで生きていく心細さ、寄る辺のなさ、 頼れる人との別離のつらさ、結末の、何とも言えない心の痛み、よかったです。 あと、シルビア・ウォーの「ブロックルハースト・グローブの謎の屋敷」の メニム一家シリーズ、おもしろかったです。これを「ヲタクの世界の話しジャン!」 って言ってた人がいるけど… いいもん、おもしろかったもん
>>161 やっぱり英米じゃないよ...
竜のばあさんに捕らえられて7の段の掛け算やらされるところ
ピンの国でおかゆを食べるところなんかが好き
「死人の箱に14人ホーホーそれからラムが一樽だ」
っていう歌ね。海賊にはつきもの。ランサムにもよく出てくるけど
元ネタは宝島あたり?と英米に持ち込んでみたり
165 :
とら :2001/05/21(月) 02:06
>164さん そのとおり。英米じゃなかった… 失敬失敬。出直してきまっす。
166 :
1 :2001/05/21(月) 09:50
>>163 ウェストール、好きです。「海辺の王国」はひこ田中さんの評論が
かなり鋭い所をついてるなあと思いました。
「英米」っていうスレタイトルを「欧米」にすれば良かったですね。
すまそ。そうすればドイツや北欧も入るもんね。
167 :
ささ :2001/05/21(月) 19:03
なぜ今まで気づかなかったんだろう・・・。素晴らしいですこのスレ。 感激です!「指輪物語」「ナルニア」といい・・・児童文学大好きです。 ところで20歳以上の方はいらっしゃいますか? 私は、もう20過ぎたから児童文学ともお別れしないと・・・と考えていて 最近はめっきり児童文学から離れていたのですが・・・。 でもまた読み直そうと思います。年齢なんて関係ないですよね。
168 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2001/05/21(月) 22:54
30過ぎだが、このスレ結構書いたよ。
169 :
無名草子さん :2001/05/21(月) 23:20
英米児童文学を楽しむには(特に英文学)、マザーグースや 妖精など伝説に関するもの、などをいくらか知識を得てから 読み込むともっと楽しめると思います。 賛否両論、いろいろありますが、個人的には ゴールディングの「蠅の王」は好きな作品です。
170 :
無名草子さん :2001/05/21(月) 23:24
私も30過ぎです。 二十歳前で2ちゃんに来てこのスレに書いている人っていなさそう
171 :
無名草子さん :2001/05/22(火) 00:32
年齢なんて関係ない。 かの須賀敦子もいい歳になるまで「海底二万里」を読んだことがなくて 読んだら深みのある作品で夢中になったそうだ。
172 :
無名草子さん :2001/05/22(火) 00:33
蝿の王 って児童文学なのか? 別にジャンルなんてどうでもいいけどさ、面白ければ
173 :
無名草子さん :2001/05/22(火) 07:53
うん、「蝿の王」は児童文学じゃないでしょ。「ドラゴンヘッド」は 「蝿の王」真似しまくってたね、って話がずれた。
174 :
無名草子さん :2001/05/22(火) 23:35
がー、うれしぃスレッドですね。私は12歳くらいまで本気でオズの国があると思っていました。 原書が読めるようになった今ボームの訳されていないシリーズもよみたいな。あの世界は大好き です。あと、ブライトンのおちゃめなふたご、おてんばエリザベス、はりきりダレルシリーズ は今でも本棚に・・・。もちろん、C・S・ルイスのナルニア国物語大好きです。最後の戦い を読んだ時はあぁ、これで物語が終わってしまうという哀しさでわんわん泣きました。 床下の小人たちシリーズはでていないと思うのですがどうでしょう?あれでやけに具体的 に小人の存在(人間に迫害される)などを感じたのですが。家族もかなり現実的だし。 あと、名前を忘れてしまったのですがおばぁさんが編物をしながら物語る本(装丁と イラストがとてもきれいだった)が好きでした。名前を忘れたシリーズとしては、指輪を 持っていて夜中に公園で恐竜が動き出したりする話。あれのタイトル、ぜひぜひ教えていただき たいです。うわぁー、児童文学ってさいこー。
175 :
無名草子さん :2001/05/23(水) 10:19
>>175 なんで?
誰だって思いがほとばしる時はあるよ マターリマターリ
177 :
無名草子さん :2001/05/23(水) 15:48
>176 同意 >175 174のどこが寒いわけ? 私は楽しく読んだけど。 それにこういう事を書くためのスレでしょう。ここって。
178 :
無名草子さん :2001/05/23(水) 15:53
>>177 「うわぁ」とか「がー」とかかな。あなたは楽しく読めて
良かったですね。
>>178 174です。ごめんなさい。興奮してしまいました。
180 :
無名草子さん :2001/05/23(水) 22:36
ねーねー『黄金の七つの都市』って「太陽の子エステバン」の原作なんだって
181 :
無名草子さん :2001/05/23(水) 22:40
182 :
無名草子さん :2001/05/25(金) 11:51
>え、あれって原作があったのか。じゃあ読む。
183 :
映画情報! :2001/05/25(金) 14:37
本のことではないのですが… ハリ・ポタの映画のことは多くの方がご存知だと思いますが、 指輪物語の映画「ロード・オブ・ザ・リング」が2002年春に公開 されるそうです。ハリウッドが総力をあげて完全映画化、だそうです。
184 :
無名草子さん :2001/05/25(金) 15:29
>>183 今更言わなくても、常識では?
ゴクリはCG、ガラドリエルはケイト・ブランシェット、ビルボが
イライジャ・ウッドだっけ?ガンダルフはイアン・マッケランね。
つうか公式サイト行けば、わかるよ。
三部作。
185 :
無名草子さん :2001/05/25(金) 15:31
超メジャー作品ではないけれど、良質な作品を出版している 「ぬぷん」の心の児童文学館シリーズには、スコット・オディール やレオン・ガーフィールド、ピーター・カーターなどの作品が 扱われています。興味がある方は、読んでみてください。
186 :
無名草子さん :2001/05/25(金) 16:57
なんかえらく突っかかる奴がいるな。
187 :
無名草子さん :2001/05/26(土) 00:01
末っ子Oちゃん、好きだったぞ。
188 :
豆粒ほどの小さな猫 :2001/05/26(土) 02:32
>180 おれもしらんかった、よむよ!
>175,178,181,184 同じ人だと思いますが このスレのタイトルどおりマターリ行きましょうよ
>>180 罪作りだね。
それを言うなら「海底2万海里」だって「ふしぎの海のナディア」の原作じゃん。
191 :
無名草子さん :2001/05/31(木) 07:40
ゲド戦記、新作出るんですってね。 翻訳が待てないので原著を注文しちゃいました。
192 :
無名草子さん :2001/05/31(木) 08:56
子供のころ読んだ本で、おばあちゃんの家でザワ―クラウトを食べる シーンがやけに記憶に残ってる本があるんだよなー。 家の本棚で、「ビッケと赤毛のバイキング」のとなりにあった 本なんだけど。
193 :
無名草子さん :2001/06/01(金) 13:52
英米じゃないけれど、「長くつ下のピッピ」シリーズが好きでした。 大昔、TVドラマ化されてたような・・・(NHK教育???) 今思うと、めちゃくちゃなストーリーだけど (何でもピッピの腕力やお金で解決しようとしたり・・) 子供心にとにかく痛快でした。
194 :
無名草子さん :2001/06/01(金) 23:15
ロビン・フッドとかアイバンホーみたいな英雄物語は 入らないのかなあ、好きだけどなあ。
195 :
無名草子さん :2001/06/01(金) 23:37
196 :
無名草子さん :2001/06/03(日) 02:58
ピッピいいですね。 宝捜しごっこで、友人のために前もって宝をかくしておいて あげるとこなんか、結構おとな。 リンドグレーンの書く童話はこどものころ一番好きでした。 「さすらいのラスムス」「はるかな国の兄弟」は 今だにマイベストです。
197 :
無名草子さん :2001/06/03(日) 06:13
点子とアンd ケストナー映画化アゲ
198 :
無名草子さん :2001/06/04(月) 15:44
既出だったらすみません。 大泥棒ホッツェンプロッツのシリーズが好きでした。挿絵もぴったりはまってて。 外国の児童文学に出てくる食事ってすごく美味しそうに感じましたよね。
>>198 美味しそうって、それ最終巻のお食事シーンだろ? >ホッツェンプロッツ
手でそのまま焼き立てのベーコン食べたりすんだよな(違?)。
ヨダレが出たね、子供の時。
200 :
無名草子さん :2001/06/06(水) 14:41
点子ちゃんとアントン、好きだった〜。 大人になってから読み返すと、点子ちゃんて結構かわいそうな子供 なんだよね、貧乏なアントンよりも。
202 :
ティティ :2001/06/07(木) 22:16
やっっぱりランサムは最高でしょう
203 :
無名草子さん :2001/06/08(金) 10:45
>199 ベーコンでしたっけ。チーズかぼちゃとかブルーベリーだかのシャーベット強烈に覚えてるんですけど。 チーズかぼちゃって気になる。 あと私は「ホッツェンプロッツみたびあらわる!」までしかもってないんですけどもしやその後 まだ出てるんですか?
>>203 漏れもちゃんとは憶えてないけれど
チーズかぼちゃとかは最後の宴会のシーンだと思われ。
あれも良かったな〜 オイシソウ
手で食べるのは二人の少年が森の中のホッツェンプロッツの家で
彼の手料理をはじめてゴチになる場面だったと思う。
それを食べて二人が途方にくれていたホッツェンプロッツに
レストランというアイディアを出すんじゃなかったっけ?
3巻で終わりのハズ。作者が妙な色気を出していなければ…だけど。
205 :
無名草子さん :2001/06/11(月) 10:48
206 :
203 :2001/06/11(月) 11:18
>199 すごい記憶力。。 昨日読んだけど、うー何度読んでもおいしそう!たしかにベーコンもうまそう!
>>205 いや、分からなくていいよ。
ただ184が、>今更言わなくても、常識では?
なんて自信ありげに言ってる割に、言ってることが微妙に間違ってたので。
208 :
184 :2001/06/12(火) 02:52
おっと、こんなレスが。
>>207 だから、だっけ?って言ってるのに。ムキにならせちゃったみたいだね、
ご・め・ん。
一言一句正しく書くように気をつけます(藁
209 :
184 :2001/06/12(火) 02:54
ついでに言うなら2年以上前に発表されてることだから「常識」 って書いたんだよ。それが悪かったようだね。
210 :
無名草子さん :2001/06/12(火) 05:13
名前出てないけど、岩波少年文庫の『とんでもない月曜日』。 毎週月曜日に何か事件が起こるイギリスのアーミテージ一家。 あくまでも軽いノリなところが好きでした。 そういえばこの話も食べ物が美味しそうだった・・・。
211 :
無名草子さん :2001/06/12(火) 11:40
>>210 ジョーン・エイキンだったっけ?
大好きだったよ。エイキンは。違ったらすまそ。
212 :
無名草子さん :2001/06/12(火) 14:53
ジョーン・エイキンといえば、影絵みたいな挿絵の本が印象にのこってる。
>>208 -209
誰もそんなに問題にしてないのに、そうムキになるなってば。
214 :
無名草子さん :2001/06/12(火) 15:29
>>193 >(何でもピッピの腕力やお金で解決しようとしたり・・)
子供がお金の威力を使ってって、かなり嫌味なことなはずなのに、
ちっともそうならないのがリンドグレーン。
英米じゃないが、『緑の指』
優しい気持ちになれる。
友人にこの主人公から名前をとってチトって子がいる(♂)
215 :
無名草子さん :2001/06/13(水) 03:09
『緑の指』は美しいお話しですね。 チトの両親の、我が子への苦悩は今思うとけっこうリアルなんですが…。 夜、家をそっと抜け出して牢屋にむかうシーンは印象的。
216 :
210 :2001/06/13(水) 05:52
>>211 そうです、エイキン。おもしろかった。
>>212 それは見たことがない・・・。探してみよう。
217 :
無名草子さん :2001/06/14(木) 07:11
>>212 「海の王国」「しずくの首飾り」
国語の教科書でおなじみ、さばく駅の駅員さんのお話は
「しずく」だぜ
218 :
無名草子さん :2001/06/14(木) 07:17
あと、エイキンと言えば ウィロビー・チェースのおおかみ バターシー城の悪者たち ナンタケットの夜鳥 かっこうの木 ぬすまれた湖 ささやき山の秘密 の冒険小説ものも好きだなあ、個人的には。入門したのは 不思議なお話からだったけど。
219 :
Duskdeath :2001/06/14(木) 11:03
>>51 >>135 ルイスとトールキンは、ルイスがナルニアを発表したあと、少し不仲になったらしい。
どうやらナルニアの世界と、トールキンのファンタジー観がそぐわなかったの原因らしい。
もっとも、少し仲がさめた、という程度で、対立するまでではなかったらしいけれど。
220 :
無名草子さん :2001/06/14(木) 23:24
>>218 いつのまにやら主役になっているダイドーの運命が気になるよ。
まだつづいてるんかな?
221 :
無名草子さん :2001/06/15(金) 03:47
フィリパ・ピアスの「トムは〜」以外の作品は けっこう怖いらしいのですが、読んだことある人いますか?
222 :
無名草子さん :2001/06/15(金) 07:05
「ハヤ号セイ川をゆく」を読んだよ。 ワクワクするような宝捜しの冒険だった。
223 :
無名草子さん :2001/06/16(土) 14:52
マターリあげ。
224 :
無名草子さん :2001/06/17(日) 01:15
ハチミチ これもなるす
225 :
無名草子さん :2001/06/17(日) 09:26
質問です。 主人公の少年がおじさんからおみやげでもらった凧に運ばれ、 ビーバーの国に行きビーバーの男の子と友達になる。 ところがその国は悪い魔法使いに支配されていて、 ビーバーの男の子の両親も囚われの身。 主人公はビーバーたちを救うべく魔法使いの城に単身で乗り込む。 十年近く前に図書館で読みましたが、どうしてもタイトルがわかりません。 どなたかご存知の方いらっしゃいませんか? ここで駄目なら既出された「本の探偵」を訪ねます・・・。
226 :
無名草子さん :2001/06/18(月) 10:42
>>221 「幽霊を見た10の話」とかは怖いっつうか不気味なものもあった。
ホラーっぽく怖いってのとはちょっと違う怖さかな。
>>225 私には分からないなあ。ミス・ビアンカの冒険シリーズじゃないよねえ。あれは
ネズミだしなあ。
227 :
無名草子さん :2001/06/18(月) 22:51
>>225 シュチエーションは「小包が運んできた冒険」に似てるな。
ビーバーじゃないけどな。
228 :
厨房スマソ :2001/06/19(火) 17:16
ワイルド「わがままな大男」「幸福の王子」読んで胸キュンしました。 けどラストがキリスト教っぽくて正直、よくわかってない・・・。 海外のはキリスト教ふまえてないと読みづらいとこありますよね。 イエスの行動ってすごくベタに言うと、 「大丈夫、あなたのかわりに死んで(傷ついて)あげるよ」ってことでいいの? スレ違いだったら烈しくゴメソ。
229 :
無名草子さん :2001/06/19(火) 18:16
ジョーン・ロビンソンの「思い出のマーニー」って知ってる人いますか?(岩波少年文庫) 「トムは真夜中の庭で」にくらべると、知名度&地位がひくいようなんですが、私はこっちの方が好きで…。子供の頃に読んだからかも知れないけど。
>>228 自己犠牲と云うのは究極の愛の一つとされているから
大意は間違ってないと思いますよ。
231 :
無名草子さん :2001/06/19(火) 20:53
>>229 家にありますよ。私は「トムは・・・」の方が好きかな。「思い出のマーニー」
は上下巻あって長いのが逆に災いして、物語の幻想的な雰囲気が損なわれて
しまったような気がするんですよね。
実は・・・っていうオチはいらなかったと思う。
>>230 レスありがとうございます。さほどはずしてないのですね。
英米ではないけれど、「雨月物語」なんかも仏教がらみで一部ラスト意味不明。
「カンタンキリスト教ガイド」、「仏教講座」なんて本でもあればなあ。
233 :
無名草子さん :2001/06/19(火) 23:43
>>229 私もトムよりマーニーの方が好きだな。
トムの方は夢オチじゃない?
234 :
無名草子さん :2001/06/20(水) 00:03
キリスト教ガイド 阿刀田高「旧約聖書を知っていますか」 「新約聖書を知っていますか」なぞ どうですかね 仏教の入門書はよく知らないなあ 日本史をしっかり勉強すればいいんじゃない
235 :
229 :2001/06/20(水) 00:30
231, 233 の方、レスありがとうございます。 岩波の方から今もちゃんと出ている訳なんで、誰も知らないって訳はないと思いつつ、ちゃんとご存知の方に実際書き込んでいただくとなんだか安心。 確かに、マーニーの方は幻想度は弱いですね。でも、物語の仕掛けが、現実世界の主人公の癒し(ってのも最近使われすぎてる言葉だけど)につながっていくあたりがなんか好きです。 よくよく考えるとなんだか説明つかないお話なんだけど。中途半端だと感じられる方がいらっしゃっても無理はありません。
236 :
無名草子さん :2001/06/20(水) 00:54
>>233 夢オチって言葉の意味を誤解してない?夢オチって
「なーんだ、今まで本当のことだと思ってたことも、全部
夢だったのか〜!?」ってことだよ。
「トムは真夜中の庭で」はそういう話ではないっしょ。
>>234 どうもありがとう。
うん、思想史はいいかも。日本史は結構好きなんだ。
引用される公案とか禅語の意味がぱっとわかる本があればなあと思って。
物語は引用しても解説しない。当時は自明だったんだろうね。
注釈もこめられた意味まではなぜか書いてくれないし。
仏教は宗派で考えも違うから一冊でというのはぜいたくかもしれないね。
じゃあsage。
238 :
無名草子さん :2001/06/21(木) 02:06
age
239 :
無名草子さん :2001/06/21(木) 23:58
リンドグレーンの「山賊の娘ローニャ」が好き〜。
240 :
無名草子さん :2001/06/22(金) 00:10
仏教なら「おおやちき」っていう 元?漫画家の人が入門書を何冊か書いてると思うよ。 けっこうわかりやすいと思う。
241 :
無名草子さん :2001/06/22(金) 01:35
スレ違いの話は、別のところでやってください。
242 :
無名草子さん :2001/06/22(金) 20:49
ジョージ・マクドナルドの「北風のうしろの国」を読んだときは、
悟りを開いたような気分になった。掛け値無しに、私のバイブル的存在。
その後偕成社出版の同氏の作品「黄金の鍵」も、図書館で借りていたく気に入ったが、
書店に注文したら絶版になっていた…。
その作品は太平出版社からも出てはいるんだけど、訳文がよくない。
早川書房の「北風のうしろの国」同様、ぜひ復刊になって欲しいと思う。
皆さん、絶版本の復刊リクエスト投票ができる「復刊ドットコム」に行こうよ!
私も色々投票してるよ。
http://www.fukkan.com/ で、多分行けるよ!損はしないからユーザー登録するべし。
243 :
無名草子さん :2001/06/23(土) 01:11
>>204 なんか、にんにくがいっぱい使ってあるのが美味しいとやたらと書いてあった記憶が。
ドイツ人(もしくはプロイスラーが個人的に)はガーリック好きなのかしらん、と当時思いました。
244 :
無名草子さん :2001/06/23(土) 13:28
パトリシア・セント・ジョンという作家をご存知の方いませんか? 世界名作劇場の「わたしのアンネット」の原作「ゆきのたから」の作者です。 昔読んだ「ルーシーの旅立ち」という作品がすごく好きで、 他の作品を原書で取り寄せたりしてます。。 作者はキリスト教の伝道師だそうで、 C.S.ルイス同様、宗教臭さに違和感を感じる人もいるかもしれませんが、 子供向けの本なのに、人間の弱さや暗部をきちんと書いていて、 大人が読んでも共感できる部分が多いと思います。
245 :
無名草子さん :2001/06/23(土) 13:44
ナルニアいまいちに感じるのって私だけかなあ。 あのキリスト教説教くささプンプンなのと、 子供を書けてるようで書けてないようなところが、ちょっと。 アーサー・ランサムを読んだあとに読んじゃったせいかな。
246 :
無名草子さん :2001/06/23(土) 17:41
247 :
無名草子さん :2001/06/24(日) 00:10
ケストナーの「5月35日」って好きだったなあ。 サメと戦いながら「赤い道」を走って南の国へ行く デタラメな話。 オーストラリア行ったとき、心で赤道を探した。
248 :
阿佐ヶ谷北 :2001/06/24(日) 08:36
こんな刷れがあったとは。 6<私もドリトル先生に人生狂わされた口です(笑) 67<「続あしながおじさん」本編より好きだーー。 ケストナーも「エーミールと探偵達」最強 誰か「ハンニバルの像使い」覚えてませんか?
249 :
無名草子さん :2001/06/24(日) 17:58
>>247 あの話、楽しいよね。全編奇想天外なホラ話。
250 :
無名草子さん :2001/06/24(日) 18:36
>>247 サラダにイチゴジュースかけて食う場面とかなかった?
251 :
無名草子さん :2001/06/25(月) 14:45
エリナー・ファージョンの「ムギと王様」、岩波少年文庫から新版が出ましたね。 「本の小部屋1 ムギと王様」「本の小部屋2 天国を出て行く」の2冊になり、 収録されている短編も倍になっています。要チェック。 独特の味わいがあって、好きなんですよねー。
>>245 ナルニアいまいち、スーザンの扱い酷い、キリスト臭いってのは
既出だし、一般にもよく言われてる批判だけど、
私はちょっと女性蔑視もあるかなと思っています。
「女が戦うときの戦いは醜いものだ」ってライオンと魔女にでてくる
サンタクロースのセリフは、時代が時代とはいえあんまり。
スーザンの扱いとトールキンとの関係からルイスはゲイだったのでは?
と勘ぐってます。(w あぶない意見なんでsage.
253 :
無名草子さん :2001/06/25(月) 16:57
ロード・ダンセイニは児童向けというよりアダルト向けファンタジーかな? でも指輪物語も同じようなものだからいいですよね。 「魔法使いの弟子」の芳醇な世界には圧倒されました。 萩尾望都が表紙を描いたハヤカワ文庫版は絶版らしいですが ちくま文庫で手に入ると思います。 作品は絶版が多いので古本屋で見つけたら即買いですよ。
254 :
無名草子さん :2001/06/25(月) 21:49
>>253 ちくま文庫のでしか、知らないや
陰鬱とした空気が逆に心地いい作品だったな
萩尾望都、絵を描いてたのか。図書館めぐりしてみよう
ケルト音楽、聴いたことある方います?
あまりにイメージ通りでビクーリする
255 :
無名草子さん :2001/06/25(月) 22:08
>>252 映画「永遠の愛に生きて」を観ると、C・S・ルイスと
アメリカ人女性の深い恋愛関係が分かります。
なので、ホモセクシャルってことはないのでは?
彼女の息子が「馬と少年」のモデルになったそうです。
256 :
無名草子さん :2001/06/26(火) 00:37
よさげなスレ発見。酔っ払う前に見つけたかったよ。 最近の作家ではDav Pilkeyの Captain Underpantsシリーズがお勧め。 anazon.coでは軒並み5つ★で、もちろん大ベストセラー。 今のところ翻訳は出てないけど,他の著作物なら メディア・ファクトリーから「ハロウィンナー」と 「ドラゴン」シリーズがでているよ。 あと下世話な話がめにつくけどR.L.Stineなんかも 好きですね。 一時期、ソニーから翻訳出てたし、NHKでドラマもやってたのに、 今や見る影なし。
児童文学のスレにしては、俗すぎたかな? 迷惑かけたかもしれん。 気分害した人いたらスマン。
258 :
無名草子さん :2001/06/26(火) 10:41
>>252 >「女が戦うときの戦いは醜いものだ」
わたしはリア厨の時読んだので、女性蔑視までは思い至らなかった。
ただ、多くの非戦闘民が巻き込まれた世界大戦の醜さのことを言ってるんだろうなと思っただけで。
あと、騎士とかが出てくる中世西洋の古典の世界観では、そういうのがお約束なんだろう、とか。
時代劇見て、女性の扱いがひどくても違和感ないのと同じようなもんですね。
それよりも、ユースチスやその周辺の人達の描かれ方のほうが興味深かったです。
わたしは理系なので、近代的合理主義者=心の貧しい人達という描かれ方はちょっとヒドイと思った。
寓話的キャラクターの作り方としてはうまいとも思うけど、
あれは文系畑一筋だったルイスの偏見が多分に入ってる気がする。
>>256 Captain Underpantsって題名いいですね。
英語やさしいなら読んでみよっと。(ハリ・ポタ読めれば平気かな?)
ヤングアダルト向けファンタジーは、下世話なのあげたらきりなくなるけど
このスレ小さい子が読むわけじゃないのでそんな気を使わなくてもいいのでは?
ここ一応2ちゃんですし大人の茶のみ話としてたまに俗なのがあっても…。
純粋な児童文学でも大人が深読みするとなんかあぶないのもありますしね。
ああ、でもそんなこと言い出したら板から追い出されそう。(w
>>252 ,
>>255 昔の英国のエリートはアレです、みんなアナザーカントリー(映画)のとこ
ありますから、結婚しててもちょっとは怪しい。
でも言わぬがハナってことで…。
ああ、ますます板違い。すまそん。逝ってきます。
260 :
253 :2001/06/26(火) 16:24
>>254 ケルト音楽は最近ヒーリングミュージックとしてもてはやされてますね。
今度ダンセイニ読むときBGMに使ってみます。
同じちくま文庫ででてた短編集「妖精族の娘」も重版予定なしだそうで…。
悲しいなあ。みんなライトノベルなんか読まずに古典を読めよと思っちゃう。
>>258 ナルニア読む大人はみんな少しづつ引っかかるものを感じてるんですね。
私もクリスチャン臭とか嫌なんですが、物語としてはとてもよくできてるんで
結局ときどき手にとってしまいます。
261 :
無名草子さん :2001/06/26(火) 16:36
カニグスバーグ(?)が好きなんです。「クローディアの秘密」「ぼくと(ジョージ)」…岩波の翻訳は全部読んだんですが原書ならまだいろいろあるんでしょうか。
>>259 あのー、ヤオイ好きですか?英国のエリートは寄宿舎に入るから
みんなゲイ?
その認識は改めた方がいい。
263 :
無名草子さん :2001/06/26(火) 21:12
>>261 最近出た「ティーパーティーの謎」読んだ?
264 :
無名草子さん :2001/06/26(火) 21:40
>>263 読みました。ガミガミ言うお父さんの話(野イチゴ積みの話)が
胸に痛かったです。
265 :
無名草子さん :2001/06/26(火) 21:44
え?誰のだ>ガミガミ言うお父さん
ウミガメ好きの父は印象的なんだけど
>>264
266 :
無名草子さん :2001/06/26(火) 21:51
しまった。それはフィリパ・ピアスの「真夜中のパーティー」でした! 博学競技会(?)の話ですよね>ティーパーティー
>>262 いやあ、とんでもない。そんな短絡的なことは考えてません。
私、やおいとかは嫌いな方です。
ただ英文学に詳しい友だちに、指輪物語の指輪の仲間達の友情が
親密すぎるなどの理由からトールキンとC.S.ルイス等が
揶揄されたことがあるというのを聞いたものですから。
まあ当時の上流の英国男性はゲイまでいわなくてもクラブなどで
閉ざされた親密な友情を楽しむ傾向があったのかなと思いました。
でもこのスレにはふさわしくない書き込みで雰囲気を乱したことは
お詫びします。すみませんでした。
268 :
256 :2001/06/26(火) 23:08
>>256 アドバイスありがとうございます。
Captain Underpantsは
ハリ・ポタが読める英語力があれば余裕で読めます。
私はハリ・ポタの、あの分厚さには
翻訳物でも挫折しましたが・・・。
ちなみに
「Captain underpants
Extra-Crunchy Book O’ Fun」
という増刊号みたいなものでは、ハリー・ポッターのパロディで
Hairy Potty(毛深い便器)というモンスターが
登場しています。
269 :
今さらですが :2001/06/27(水) 22:41
ハリー・ポッターを読んで、めちゃハマりました。 翻訳版が3冊目が7月に出ると聞いたけど、待ちきれないくらい・・・。
270 :
無名草子さん :2001/06/28(木) 08:36
トーベ・ヤンソン死んだね
271 :
無名草子さん :2001/06/28(木) 16:45
>>270 えっ今までご健在だったの?
ご冥福をお祈りします。
ムーミンは最初のテレビシリーズの印象がむちゃ強いですね。
ヤンソン夫人はお気に召さなかったみたいだけど。
>>270 ヤンソンさんはフィンランドの方じゃなかった?
(ムーミンスレの誤爆?)
こちらは一応英米児童文学スレでして…。
同じようなファンタジーかなとも思いますけど
原書が英語のとそうでないのは、やっぱり根底にある
雰囲気が違うって感じしますね。
273 :
無名草子さん :2001/06/28(木) 19:57
>>272 知ってるけど、1が別に英米だけじゃなくて構わないって言ってるから
書いたんだけど、いけなかった?
274 :
無名草子さん :2001/06/28(木) 20:59
いいと思うよ。
私はスナフキンが好きでした。 いつか彼のような旅人に出逢って人生の色々について学びたいと 夢想していた子供でした。 今はムーミンパパのような悠然とした主人と暮らしておりますが・・ 心からご冥福を申し上げます。
276 :
ダレン・シャン〜奇怪なサーカス :2001/06/30(土) 00:22
ハリー・ポッターの作者が推薦してたので、買って読んでしまった。 出版社の「2匹目のどじょう狙い」を感じた・・・。
277 :
無名草子さん :2001/06/30(土) 16:44
そういえば『ハリーポッター』の日本語版には、差別表現があって 問題になり、あとでこっそりと削除か書き換えをしている箇所が あるってきいたけど。
278 :
無名草子さん :2001/06/30(土) 19:15
ルイスが結婚したのでトールキンが「裏切りに近い感情」を感じて仲が悪くなったとか なんで読んだんだっけな
>>277 2巻の兎口(みつくち)の魔女がどうとかいう記述らしい。
ライトノベル板でも話題になっていたね。
281 :
どの魔女が :2001/07/01(日) 23:52
「みつくち」だったの?
282 :
ヘアリー・ポッティ :2001/07/02(月) 00:04
>>280 なんて書き換えたのかな。翻訳者泣かせの問題ですね。
>>281 第二巻に、あの自己顕示欲の強い先生が出てくるでしょう。その人が最後に、
実は自分がいろんな人の業績を盗んでいたことを告白するのね。そのときに
「あのXXを倒したのは実はコレコレという魔女だったんだけれど、でもあの魔女は
みつ口(harelip)でとても新聞に出られる顔じゃなかったし、だからわたしが業績を
盗んでも実害はなかったんだ」と言うところがあるのね。
だからその魔女自体は、特に作中では活躍しない。伝聞で出てくるだけ。
284 :
無名草子さん :2001/07/02(月) 01:48
285 :
無名草子さん :2001/07/02(月) 02:06
美味しそうな食べ物の描写が多い話が大好きです。 大草原シリーズでは「農場の少年」。 ローラと比べて裕福な暮らしだったアルマンゾの家の食べ物は どれもこれも美味しそうでよだれが・・・・ 「トムは真夜中の庭で」でもティータイムの描写とか美味しそうでした。 これを読んでクロッテッドクリームを初めて知ったっけ。 そして質問なんですが、「リンゴの木の下の宇宙船」ってタイトルだと 思うのですが、誰か読んだ方おられませんか? アメリカの割と新しい(といっても20年くらい前?)の本で 宇宙人のマーティが持ってくる宇宙食?が印象に残っていて また読んでみたいんです。 小さなウエハースだけれどかじると本物のご馳走そのもので、という 描写にわくわくしてました。 NASAの宇宙食もきっとおいしいんだろうなと思っていたら 先日食べてがっくりしました・・・・
286 :
無名草子さん :2001/07/02(月) 02:09
>>283 >「……でもあの魔女はみつ口(harelip)でとても新聞に出ら
>れる顔じゃなかったし、……」
翻訳出版にたずさわっていると、こういう表現をどう処理するか
悩みますね。「でもあの魔女はすごいブスで(あるいは醜女で)
とても新聞にでられる云々」と書けばかいたで、やっぱり差別
表現だし。
>>286 「顔に大きな傷があり、肌がツートン・カラー。
法外な報酬をふんだくる」
か
「胸に七つの傷がある」
ならどう?
288 :
無名草子さん :2001/07/02(月) 02:57
>>287 「傷」という言葉は子供にけっこう強烈な印象を
与えたりもする。それに、本当に「傷」のある人はつらいよね。
「顔が不自由なヒト」という“政治的にタダシイ”イイカエ表現
もあるだろうけど、ヒトをバカにしてるし……。
やっぱり「みつくち」というリアリズム表現も、それなりの教育
的効用はあるでしょうね。でもハリー・ポッターでの使われかた
は、あきらかに差別的な意図があって困ったもんだ。
289 :
無名草子さん :2001/07/02(月) 11:57
というより、
>>283 を見ると、文脈そのものが差別的なので
翻訳でどうこうできる問題じゃないでしょう。
登場人物が差別的な人物で差別的な言葉をまきちらす、という場合
翻訳段階でその人物を消すこともできないわけだし。
実生活上でもこういう差別的な人はいるけれど、それは間違った行いだ
と子供に教えるため、としても、同じ傷や障害を持った子供が読んだら
辛いだろうなあ…
290 :
無名草子さん :2001/07/03(火) 02:40
>>288 >>289 だけどハリポタの原作者のローリング女史(だっけ)は、
どういう発想で、平気で障害者差別を出してきたのかな〜?
あえて現実をありのままに示す(差別的嘲笑表現もよ)ことに何かの
教育的価値があるとでも思ったのかしら? それとも奢りと多忙で筆が
すべった?
291 :
無名草子さん :2001/07/03(火) 09:35
>>290 単にイギリスでは日本みたいに、
差別ネタの表現規制が緩いだけなのかもよ。
ごめん >日本みたいに ↓ 日本と違って の間違い
293 :
名無しさん@お腹いっぱい :2001/07/03(火) 09:40
っつか、登場人物が差別的=作者も差別的っていうのは短絡的 すぎる。
同感。 言葉狩りは嫌だなあ。 過剰反応しすぎてるよ。
295 :
無名草子さん :2001/07/03(火) 09:54
ね、大江健三郎の著作にも兎唇の少年が登場するものがあるけど 別に差別的ではないもん。
296 :
無名草子さん :2001/07/03(火) 13:39
ローリングさんはみんなに悪役を憎んでもらおうと わざと差別的なことを言わせたと思うが…。 微妙な問題だね。 翻訳者としては「とても新聞にでられるようなご面相じゃなかったし〜」 などとする手もあるが、ハリーのようにかなり原書が出回ってる本だと 翻訳と原書の単語を見比べて、harelip=みつくち=みっともない… それが訳者の考えかと思う人だって現れかねないし。
>>296 そこまで考えてたら誰も言葉の差し換えとかできなくなっちゃうんでは?
でもそういう言葉に対する日本人の態度って偽善的だね。
deafとかblindとかはセサミストリートにも良く出てくる言葉だけど
児童書でも「耳の不自由な方」「目の不自由な方」って
置き換えなきゃいけないんだろうな。
なんかいかにも気を遣ってますって感じでよけい失礼な気がするけど。
あー、そういうことって映画の字幕なんかでも感じることあるなあ。 相手が明らかに罵り言葉として「deaf!」とか言ってるのに それを「耳の不自由なヤツ」とか翻訳されてもって思う。 差別って言うのはその言葉を使わなきゃなくなるってもんではないのにね。
以前、筒井康隆が言ってたが、 (一字一句正確ではないが) 一つの言葉を「差別表現」と規制しても、 それに代わる呼称が、また「差別表現」として規制される。 いずれ差別用語集は辞書より厚くなる。 というてました。 ここ何時の間にか「差別表現と言葉狩り」のスレになった。 流れが読めないとこが面白いけど
300 :
無名草子さん :2001/07/03(火) 23:03
耳の不自由な人、目の不自由な人、おつむの不自由な人。顔の不自由な人。 わたしなんぞは「お財布の不自由な人」だな。(自嘲) ……だけど、わざわざ“差別語”を使ったのは、差別的なニュアンスを 表現したい、という必然性があったから――すくなくともローリングさん はそう考えていた――からだと思うけど。わたし個人としては、そういう 表現が不要な設定や表現があると思うし、そこまでの配慮を込めるのが プロの作家だと思っているが……。「言葉狩り」や「言い換え」は醜いね。
301 :
ダレン・シャン :2001/07/03(火) 23:37
10万部突破・・・する作品なんだろうか?>今日の新聞広告より
302 :
無名草子さん :2001/07/03(火) 23:50
>>301 いわゆる「○万部突破!」という広告は、
20〜30%増しが常識です。
だから、本当は突破してないハズ。
303 :
無名草子さん :2001/07/04(水) 08:27
今は耳つんぼとか、びっことか言わないもんね。 私が小学生のころは結構普通に使ってたけど。差別語って意識もなくね。 「耳がキーンとしてつんぼになった。」とか。 しかし、今時の子は知らないだろうから、消えてくんだろうなあ。
304 :
無名草子さん :2001/07/04(水) 21:26
「耳が不自由」という表現をみると、耳たぶを自由に動かして人気をとって いた故E・H・エリック氏を思い出す。あの人は「耳が自由」だったもんな。 「顔が不自由」というのは、うそつき表情を演じられない人のことか? クシャおじさんや、怪傑七色仮面は、顔を自由に変えられるのでうらやまし かった。 あの「〜が不自由」という画一的な物言いは、日本語を貧相に するので好ましくないとおもう。
305 :
ハリポタのような :2001/07/05(木) 00:07
海外の児童文学が読みたい。 何かある?
306 :
無名草子さん :2001/07/05(木) 01:10
>305さん、リアルっぽいの? SF、ファンタジーがらみの?
307 :
305>306 :2001/07/05(木) 01:18
リアルとファンタジーが半々のような作品かな。 ハリポタのように、読後感の良いものであれば最高です。
308 :
無名草子さん :2001/07/05(木) 18:55
>>305 うーん、個人的な趣味とかがつかめないと難しいけど……
まず今までどんなのを読んだか聞きたいな。
ミツクチってなーに?
310 :
無名草子さん :2001/07/06(金) 08:56
蜜口。口のまわりがスウィートなかたちをしていること。
311 :
てんこちゃんとアントン :2001/07/06(金) 23:34
映画化されたと聞いて、むしょうに読み返したくなった。
今日はじめてこのスレ知りました。もっと早めに知っておけば・・・ 結構本読んでいたつもりでも、こうみなさんのコメント拝読していると 全然読んでないものですねーあと昔はお金なかったし図書館で借りたやつとか 内容あんまりおぼえてなくて。ドリトルとかナルニアとかは買って何度も 読んだので記憶が鮮明ですが。ということで最近になって「ゲド戦記」など 児童文学色々買ってます。 「スプーンおばさん」はだめですか?作者何じんだっけな つるこけもものジャムとかコーヒーかす占いとか・・ 完全に英米じゃないけど「あらしの前」「あらしの後」最近買いなおしました 岩波少年文庫も最近リニューアルして翻訳者が昔と違っちゃってる やつとかあるみたいですね、ケストナーのとか。あ、また英米じゃない・・
313 :
無名草子さん :2001/07/07(土) 01:42
>>311 同意。でも映画は現代のお話になってるらしいね。
「乞食のまねをする」あたり、どーなるんでしょ。
314 :
無名草子さん :2001/07/07(土) 09:24
>>311 たいして面白くないよ、映画。つまんなくもないが。恵比寿まで行って
見るほどではないって感じ。原作とはかなり違った雰囲気。
ビヨンド・サイレンスの人が監督。
>>312 「あらしの前」「あらしの後」懐かしい。ドラ・ド・ヨング
315 :
映画化で :2001/07/07(土) 23:54
成功した作品ってある?
316 :
無名草子さん :2001/07/08(日) 00:06
最近ではロッタちゃんとか成功のうちじゃない? ケストナーの「二人のロッテ」は昔から何度も映画化されている。
317 :
無名草子さん :2001/07/08(日) 02:18
ヤンソンって日本のムーミンのアニメの作りが気に入らなかったみたいですね。 週刊文春に書いてあった。
318 :
無名草子さん :2001/07/09(月) 00:41
;
ハリポタ・・・宮崎駿のアニメで、見てみたいかもなぁと「魔女の宅急便」を見ながら思った。
320 :
無名草子さん :2001/07/10(火) 06:43
「十五少年漂流記」久しぶりに読みたくなって 完訳版「二年間の休暇」amazonで買っちった
321 :
無名草子さん :2001/07/10(火) 07:01
福音館のぶあついヤツ?>二年間の休暇 あの本大好き。
322 :
無名草子さん :2001/07/10(火) 09:39
「神秘の島」 上下二冊もよかった。
323 :
こまち :2001/07/10(火) 23:09
だれか! 『ゆかいなヘンリーくん』シリーズ語れる人! アメリカのけっこう前の本。 ベバリー・クリアリー先生のです。
324 :
無名草子さん :2001/07/10(火) 23:17
>>323 あー、えーと、ラモーナっていう生意気な女の子がでてくるやつ?
グッピー増やしすぎで困る話とか覚えてるよ。
このスレのあたま
>>4 、
>>5 でもクリアリー話題になっておりまする。
326 :
無名草子さん :2001/07/10(火) 23:55
アメリカの児童文学で、町の少年が主人公で、 スーパーマン(の俳優)にヨードチンキぬったり、 近所のジジババ3人が毛糸玉の長さを争ったりする奴って、 その「ゆかいなヘンリーくん」?
327 :
無名草子さん :2001/07/11(水) 01:55
ダンジョン&ドラゴン・・・原作は児童文学なの?
328 :
320 :2001/07/11(水) 02:46
>>321 偕成社から発売の上下二巻になってるものです
レオン・ブネット(ヴェルヌの本の挿絵1600点以上書いてる人らしい)
の木版画挿絵が91点入ってていいです
329 :
無名草子さん :2001/07/11(水) 03:23
>>323 ヘンリーくんがチューインガムを何箱も拾って
調子に乗ってみんなに配って噛みまくってたら
大問題になって返しにいくって話を覚えてるな。
アメリカの日常生活ってこんなんかーと思いつつ読んでました。
330 :
無名草子さん :2001/07/11(水) 06:09
>>327 原作っていうか、TRPGが元。のはず。
331 :
無名草子さん :2001/07/11(水) 06:44
>>326 ホーマー君じゃなかった?
ホメロスの胸像にもたれてドーナツ食ってる挿絵があった。
332 :
321 :2001/07/11(水) 07:09
思い込み失礼
>>328 文庫で挿絵が充実してるとお得だね。
ところで「80日間世界一周」がほしいんだけど、オススメない?
333 :
無名草子さん :2001/07/11(水) 12:23
おお、ホーマー君というのか、検索してみるっす
>>331
334 :
無名草子さん :2001/07/11(水) 22:31
ハリー・ポッター 3巻明日発売。
335 :
無名草子さん :2001/07/12(木) 07:23
>>333 マックロスキー「ゆかいなホーマーくん」岩波少年文庫らしいぞ
336 :
無名草子さん :2001/07/14(土) 10:40
「ピグルウィグルおばさん」が好き ご飯食べない子には人形のお皿で食べさせる 片付けしない子は好きなだけ散らかさす けちんぼにはありとあらゆるものにかぎをかけさせる これならご家庭で実践できそう
337 :
無名草子さん :2001/07/15(日) 16:42
リンゴ畑のマーティン・ピピン、岩波少年文庫今月の新刊に入ってた。 そろそろ発売のはず。 上・下刊です。
338 :
無名草子さん :2001/07/15(日) 20:44
私は別に児童文学好きではないのですが、英語を勉強中なので、ハリポタ1巻の原書を読み始めました。2週間ぐらいかかってしまいましたが、明日には読み終わると思います。非常に面白いので、感動しています。 先日、本屋で日本語版を少しだけ立ち読みしたのですが、日本語版は、原書の良さを全然、生かせていないように感じました。そこのところ、どうなんでしょうか。 原書と邦訳版、両方を読んだ方、いらっしゃいますか?
339 :
無名草子さん :2001/07/16(月) 14:40
age
340 :
無名草子さん :2001/07/16(月) 15:19
>>338 あれをあのまんまのテイストで日本語化にすると、
かなりキッツイ感じの日本語文章になっちゃうから、
静山社な翻訳はまあまあいいと思う。
341 :
無名草子さん :2001/07/17(火) 02:36
「海にでるつもりじゃなかった」ってどんな話?
342 :
無名草子さん :2001/07/17(火) 03:32
>>340 ツバメ号の四兄弟が、沿岸航海するつもりで乗った船が、
不注意から潮に流され、ドーバー海峡を横断してオランダに渡って
しまう話し。
343 :
無名草子さん :2001/07/17(火) 05:01
>>338 >日本語版は、原書の良さを全然、生かせていないように感じました
あなたは、どういうところが「生かせていない」と感じたの?
具体的指摘はたいへんだろうから、印象だけでもきかせてほしいな。
344 :
無名草子さん :2001/07/23(月) 01:38
ジョン・ベレアーズ「壁の中の時計」(アーティスト・ハウス) お勧めです。同じ作者の「霜の中の顔」がものすごく好きだったので、 作者名でジャケ買いしてしまいました。 なんかハリポタの原点がここに! みたいな売り方されてるけど、 この作者は幽霊やら、夜な夜な起こる不気味な現象とかで本領発揮なので、 ハリポタ系だと思って買うと肩すかしをくらいます。(主人公デブだし) 「夜中出歩く者たち」とか好きな方は文句無くお勧め。
345 :
無名草子さん :2001/07/23(月) 23:30
うわ!「夜中出歩く者たち」だって。 なつかしー 「壁の中の時計」読んでみよ。 でも作者名で買ったらそれはジャケ買いといえるのだろうか。
346 :
無名草子さん :2001/07/24(火) 13:46
スピネッリの「スター・ガール」あっちこっちでいやに評判だから 読んでみたけど、駄目だ。個人的には生理的に受け付けない。 個性的な子が人気出るって辺りで萎えた。半分ファンタジーだと思えば いいんだろうけど、彼女の振る舞いってファシストみたいなんだもん。 あんなことやられたら、ノイローゼになるよ。個性的=素晴らしい みたいなノリにはついていけない。
347 :
無名草子さん :2001/08/02(木) 23:32
>>346 同じ作者の「ひねり屋」よかったよ。
スターガールもあちこちの評判聞いてからだとだめだったかも。
映画化楽しみにしてるんだけどな。
348 :
無名草子さん :2001/08/02(木) 23:41
岩波の活字体ってどうも好きになれない。
349 :
無名草子さん :2001/08/04(土) 03:48
ジョーンズ好きな方は?「魔女集会通り26番地」や空飛ぶ城シリーズの。 本国じゃ売れてるのに、ここんとこ全く邦訳が無い。 城のシリーズをジブリが映画化するという話はどこへいったのかのう・・・
350 :
あげ :2001/08/06(月) 00:48
訳が命
351 :
あげ :2001/08/06(月) 00:53
キングのスタンドバイミーはここには入らない?
352 :
無名草子さん :2001/08/06(月) 02:19
>>212 えらい遅レスだけど、tale of a one way streetってやつじゃない?
あれはわたしも大好きでした。
353 :
無名草子さん :2001/08/06(月) 02:59
このスレに今まで気づかなかったとは・・・不覚。
んで、超亀レス。
>>152 「水晶」って、岩波文庫に入ってるよ。
シュティフターってドイツの作家。
岩波は絶版少ないから、今でも手に入るんじゃないかな。
表題作も好きだけど、子供たちが冬、川を渡って
学校へいかなくてすむように、新しく学校を建てるための
資金を集めていた牧師さんの話も好き。
>>192 ザウアークラウトが出てくるのも、ホッツェンプロッツじゃ
なかったっけ?
>>198 -204あたりで話題になってるけど、ザウアークラウトに
触れてないところを見ると記憶違いかなあ。
石井桃子さんの訳はいいよね。
「プー横丁にたった家」のラストは子供心にもせつなくて、
泣くまではいかなかったけど忘れられない。
石井さんは自宅を解放して児童図書館っぽいことをされていたはず。
その話を書かれた文庫本か新書があるんだけど実家のどっかに埋もれてるなあ。
そこでの経験が、訳にも生かされているんだろうと思う。
なぜ「ちびくろさんぼ」が子供たちに好かれるのか、の解説もあって、
説得力があった。
ただ、例のさんぼ問題があったからこの本ももう手に入らないかもね。
もったいない。
354 :
353 :2001/08/06(月) 03:20
補足 石井桃子さんの「子供の図書館」は岩波新書。 ただし、やはり絶版のよう。 2年前に同じく岩波から「石井桃子集」が出されていて、 その第5巻に「新編」として増補版が収録されている。 やっぱり「さんぼ」の件が直されてるのかなあ、気になる。
355 :
無名草子さん :2001/08/06(月) 12:28
フランス人はルナールの「にんじん」を読んだり、 映画化されたものを観て、家族で笑っている… というのは、日本人の感覚すると驚き。 宮崎駿氏のインタビューでちらりと語られていたことなんだけど。
356 :
無名草子さん :2001/08/06(月) 12:31
>感覚すると 感覚からすると の間違い。失礼。
357 :
無名草子さん :2001/08/06(月) 15:23
>>349 「魔女集会通り〜」は面白かった。何度も借りたよ。図書館で。
358 :
無名草子さん :2001/08/07(火) 10:20
>>349 私もジョーンズ好きだ。「いたずらロバート」がいい。
なんか、名作アニメ劇場の第一話みたいな話だった。
359 :
無名草子さん :2001/08/07(火) 19:07
>>355 私も子供の頃、にんじんの虐待っぽい描写にはショックを受けました。
ハリー・ポッターで主人公がおばさん一家にいじめられるのもちょっと…
日本の編集者ならNG出しそうな感じですね。
360 :
無名草子さん :2001/08/09(木) 01:01
>>357 、
>>358 おお同志!レス有難うございます。
実は「いたずらロバート」は未読の駄ファンですが(死)
初めて読んだ小学生の頃「魔女集会通り」のはじけたお姉ちゃんは結構衝撃でした。
児童文学でこの無茶なヒロインは(笑)今はお気に入り。「私が幽霊だった頃」の
末妹もかなりキテタ。
あと、空飛ぶ城じゃなくて「空中の城」でしたスマソ・・・
「まぼろしの白馬」ってガイシュツ?
362 :
無名草子さん :2001/08/13(月) 07:24
うわ、あげるつもりだったのにsageてしまった。
363 :
無名草子さん :2001/08/16(木) 22:44
>>361 エリザベス・グージのですね。
最近読みましたが、##をまるごと全部**へ…(←ネタバレにつき伏せ字)
てのはあまりにも潔すぎて、俗物の私はもったいない気持ちになりました(笑
白馬ならサトクリフの「ケルトの白馬」の方が好き。
364 :
361 :2001/08/17(金) 01:09
>>363 おお、レスがあった!嬉しいな。
たしかに、まるごと・・・という点はどんなもんじゃい(藁
という気はしますが、それを別にしても、マリアの部屋の様子とか、
ドレスの描写とかが、当時の文学少女(藁藁)にはたまらなかったのでした。
あげていきましょう!
366 :
わあ・・ :2001/08/19(日) 02:24
>77 「銀の馬車」!?あれご存じの人がいるとは思いませんでした。 わあなつかしい。 自分の醜さを感じる子供の目が強烈に残っています。あったなあ。 >145 「光の〜」シリーズですか!!あれ本当にどこの図書館行ってもあって 何事かと首をひねってた時期がありました。白いカラスの彼のもつ時間軸が気になるところです。 (狩人のエピソードが残る謎ですよね) 「かわいそうに。あなたが幸せでありますように」 緑の魔女へのねがいが何故か忘れられません。 おちゃめなふたごって?もしかして大昔に アニメになったアレですか??(森口千里の歌声が先に出てしまう・・嗚呼) (そういや秘密の花園も・・) (*4巻ネタバレではないです) ハリー・ポッター。 ここ読んで思いいたったのですが、前からマルフォイがどうも気になると思っていたらあれだ、 イメージがまるで二年間の休暇のブリアンと敵対する彼だったんだ。 (偉そうで無闇に突っかかるところといい救いようがなく見えるあたりといい・爆笑) 懐かしいと思ったら。 現在大流行のハリポタですが4巻。本当に素敵です4巻。なんてこった。 邦訳したら上下巻になるのではと思うほど厚い京極さんを思わせるペーパーバックですが (話の流れ考えると分けられないんじゃ?とするとどうやって邦訳版売るんだろう) キチガイのようにオモシロイのでみなさん試してみてください。 しかし、白いカラスといいマルといいアルビノに興味でもあるんだろうか私は・・(遠い目)
367 :
無名草子さん :2001/08/20(月) 04:49
「やんちゃな妹」って話も好きだったなあ。 ビーザスとラモーナみたいな感じで、いつもいたずらが激しい妹 にお姉さんが手を焼かされる話。
ファージョンもやっと岩波から文庫が出たね いっぱい読みたいのあるなあ。 昔図書館で借りたやつとかって残念ながらあんまり内容覚えてないんだなー
369 :
無名草子さん :2001/08/22(水) 18:13
>>368 昔から文庫はなかったっけ?
「ムギと王様」はハードカバーも文庫も両方持ってるけど。
昔の文庫の「ムギと王様」は全部収録されてなかったの。 今回三分冊になり、やっと全部はいりました。
岩波文庫は「ツバメ号とアマゾン号」をはじめ一連のあのシリーズを 文庫化してほしい。全部買う。ハードは買えない。
372 :
無名草子さん :2001/08/24(金) 12:38
373 :
無名草子さん :2001/08/24(金) 12:42
ポール・ギャリコ好き。矢川澄子さんの訳もいいのよ。 児童ものなら「トンデモネズミ大活躍」が好きだー。 「ジェニィ」「トマシーナ」も猫好きにはたまらないっす。
375 :
無名草子さん :2001/08/24(金) 17:53
うわー、どれも懐かしい! ツバメ号、指輪、ナルニア・・・子供のころあの本に出会った時みたいに わくわくしてしまいます。ここに挙がってる本、もう一度全部 読んでみます。 最近の児童文学はハリーポッターとかも確かに面白いけど、 昔の名作に比べるとなんだか物足りない感じがします。 これはいいぞ、という最近のものがあったら教えてください。
376 :
無名草子さん :2001/08/24(金) 18:49
>>360 亀レスすみません。「魔女集会通り」のあのお姉ちゃんは、グウェンドリンでしたっけ?
名前がカコイイ。そして邪悪な美少女魔法使いというのがイイ。
未訳ので、クレストマンシー(名前これだっけ?)が子供の頃の話があるみたいです。
377 :
無名草子さん :2001/08/25(土) 22:11
>>360 ジョーンズは無茶な女の子描かせると最高vですね
『九年目の魔法』もよい
378 :
無名草子さん :2001/08/25(土) 23:17
ゴルデルの『カードミステリー』(英米児童文学?!?) ローレンスの『幽霊の恋人たち』 マコーリアンの『不思議を売る男』 ダールの『マチルダはちいさな大天才』 ウェストールの『弟の戦争』『かかし』 が好き。『モモ』とかもいいけど。
379 :
無名草子さん :01/08/26 09:49
『幽霊の恋人たち』や『不思議を売る男』好きな人はじめてみた! 心の友よ…
380 :
無名草子さん :01/08/26 11:57
だれか「エヴァが目覚めるとき」「マリアからの手紙」知りません?
381 :
無名草子さん :01/08/26 14:16
「エヴァが目覚めるとき」ってどっちかっていうとSF板で反応ありそうだな。 日本の少女漫画にありそうな話と思う。 ディッキンソンは「過去に戻された国」がすごく好きだった。
382 :
無名草子さん :01/08/26 17:18
エヴァが目覚める時は私はイマイチだったなあ。ウェストールは 有名な「かかし」より「海の王国」(だっけ?)がいいと思った。 父親と息子の対立を書いた辺りがすごい。息子さんに自殺されてしまった ウェストールならではなのかな。
383 :
無名草子さん :01/08/26 17:28
「海辺の王国」では? 私は「ぬいぐるみを檻にいれられて」ってやつが好き これって書いた人だれだっけ?実話なんだよね
384 :
無名草子さん :01/08/26 18:09
>>383 そうだ、「海辺の王国」だ。サンキュウ。
「ぬいぐるみを〜」の方の作者はジェニングス・マイケル・バーチ
だって。
手元にある訳書を見ると、出版されたきっかけがすごい。
日本版リーダーズダイジェストの編集長をしていた訳者が
乗ったハイヤーの運転手がバーチで「本を書きたいと思ってるんだけど
どうすればいいか?」って聞いてきたので、内容を聞いて興味を持った
訳者が原稿を見せてもらい、さっそくリーダーズダイジェスト社に
プッシュ。
んで出版決定。んー、ドラマチックだ。日本出版に至る経緯も
結構ドラマチック。88年時点では、ハイヤー運転手を続けながら
「thin blue line」を執筆中だって。
385 :
無名草子さん :01/08/26 18:19
「蝿の王」は児童文学とは言えないよね? 重すぎ・・・・
386 :
無名草子さん :01/08/26 18:28 ID:0sKxr57Y
387 :
無名草子さん :01/08/26 20:48 ID:yYk1Uw7I
「ローズと八人のいとこ」とか「そばかすの少年」とか「リンバロストの乙女」 とか…… あっちの児童文学(家庭小説って書いてるのを見たこともあるが)って、子ども 時代があって、続編で大人になって恋愛して結婚してっての多いよね。 「花ざかりのローズ」では、ローズの恋人となった彼に萌えたもんだった。理想 の男性像は彼だなあ。 「パレアナの青春」とかも好きだな。
388 :
無名草子さん :01/08/27 12:55 ID:qcJIoaxk
>>386 だよね、ゴールディングは違うよね。同意。
ガイシュツかもしれないけど、DWジョーンズのクレストマンシーシリーズ 徳間から出るね。ヤター!発売日はたぶん8月28日だったと思う
390 :
無名草子さん :01/08/27 16:20 ID:H2P668uU
1冊目がね。次は10月予定 魔法使いはだれだ クリストファーの魔法の旅 魔女とくらせば ←これは絶版だった邦訳「魔女集会通り26番地」の改題新訳みたい トニーノの歌う魔法
391 :
無名草子さん :01/08/27 16:22 ID:H2P668uU
って明日か・・・ >28日
392 :
無名草子さん :01/08/27 16:25 ID:k6oX19fc
>>389 -391
うれしいです。ハリポタ景気のおかげかな。
「イギリス・ファンタジーは売れる」ということで。
393 :
無名草子さん :01/08/27 17:45 ID:OUBgnXFA
>>392 実際は売れないだろうけどねえ。
児童文学って本当に売れないから。
ハリー・ポッターが異常なだけで。
394 :
344 :01/08/28 00:31 ID:TUC7V3U6
ベレアーズ「闇にひそむ影」出てまーす。 シリーズ一巻目の「壁のなかの時計」も重版かかってうれしい〜 この調子で今年中に3巻目まで出るそうで、期待。 しかしルイスはつくづくのび太くん系ですね…… 3巻目では主役が違うらしいけど。
395 :
無名草子さん :01/08/28 00:52 ID:kGTVksp2
ずっと探してたヴェルヌの「神秘の島」、古本屋で今日やっと見つけた 読むの楽しみだなあ
>ハリー・ポッターが異常なだけで。 なんでかなー、一般ウケするの。 他にもおもしろいのとか読みやすいのあると思うけど。 それに普段こういうの(児童文学やファンタジー)嫌ってる人が 「ハリポタは面白い」とか言ってるの見ると萎え〜。↑某オンライン書店書評にて 学園モノ,ファンタジー,ミステリ要素含んでるのなんて アニメやマンガ、ゲーム、ドラマ等で世間に溢れてるし。 結構↑の好きな人なら面白いと思うだろうけど、嫌いな人ってどうなんだろ。
397 :
無名草子さん :01/08/28 03:38 ID:BJRvWFvc
>>396 なんか不思議だけどねえ。世の中には理屈じゃ説明のつかない
現象ってあるんだなって思った。>ハリポタフィーバー
でも、フィーバーした人の中の1%でも他の児童文学とかファンタジーに
興味持ってくれれば裾野は広がると思えばさ、まあ、いいじゃない。
398 :
無名草子さん :01/08/28 04:18 ID:bpSKpzzw
>>387 さんがあげてらっしゃるの、全部大好きです。
あと、若草物語の続編とか、
アンシリーズは、主人公の恋愛、結婚を経て、
次世代の成長と恋愛模様まで描かれていて、楽しさもひとしお。
花ざかりのローズ、ローズの選んだ彼は、ほんっと理想ですよね。
オルコット作品は、お説教臭くはあるんですが、
女の子が喜ぶツボをきちっと押さえてあるんで、お説教をすんなり
飲み込めてしまう。
仕事上の人間関係等で、もうそれこそイヤーなことがあると、
若草物語正続編を読み返します。
きれい事かもしれないけど、理想は追っていたいです。
399 :
無名草子さん :01/08/28 18:00 ID:V/ovH/6.
最近読んだ児童文学で印象に残ったものなんですけど・・。 ジリアン・クロス:著『幽霊があらわれた』 『あやつられた学校−悪魔の校長シリーズ1』 前者は主人公に感情移入しちゃうとちょっと身につまされる感じ ですが、理解ある校長とかが出てきて結構救われます。 ラストの主人公のセリフにスカッ!溜飲が下がります。 後者はおどろおどろしいタイトルですが、スラップスティック風 ミステリ(?)。 どちらの作品もページを捲るのももどかしくなりました。 私も『火よう日のごちそうはひきがえる』を読んで、不覚にも涙 が・・。名作ですね!
400 :
無名草子さん :01/09/02 01:54 ID:opAj1Uew
『チーターの草原』『灰色雁の城』、あともう一冊は題忘れました。 青春ものみたいな感じで、すごく好きでした。 あと、どんな話か忘れたけど『お姫様ゴブリンの話』。 英米文学じゃなかったかも。
401 :
無名草子さん :01/09/02 01:56 ID:opAj1Uew
間違えた。『お姫様とゴブリンの話』でした。
402 :
無名草子さん :01/09/02 02:00 ID:3ug9jUDw
>>401 イギリスファンタジーの巨匠、マクドナルドが書いたものだから
英米カテゴリだよ。
403 :
:01/09/02 12:05 ID:/jsomXe2
>>378 あなたのあげてるの全部好きです!(><)
「幽霊の恋人たち」と「不思議を売る男」は絵も綺麗ですよね〜
404 :
無名草子さん :01/09/02 13:16 ID:hzg3mWyo
405 :
404 :01/09/02 13:17 ID:hzg3mWyo
あれ?リンク先へ行けない…。アドレス間違えたかな?
406 :
無名草子さん :01/09/02 23:49 ID:nIP.7BM2
407 :
無名草子さん :01/09/03 15:19 ID:.1ULJ6l6
ジョージ・マクドナルドって有名らしいけど、日本じゃあまり知られてないのか。
>407 ファンタジー好きな人ならよく知っているのでは
409 :
無名草子さん :01/09/03 20:46 ID:aGlW6S0U
マクドナルドってつまらない・・・。
410 :
無名草子さん :01/09/04 13:56 ID:/ZOZil1k
私はマクドナルドの「北風のうしろの国」で人生観変わりました。 特別面白いとは思わなかったけど…不思議ですね。
411 :
無名草子さん :01/09/09 00:43
ageとくよ
412 :
無名草子さん :01/09/09 02:08
揚げとく。↑戻った?
413 :
無名草子さん :01/09/09 02:10
気づかなかった>ID
414 :
無名草子さん :01/09/09 04:00
「いじめっこ」ご存知の方はいませんか?
415 :
無名草子さん :01/09/13 01:39
下がってるよ〜。
416 :
無名草子さん :01/09/13 02:01
ドイツだけど「小さい魔女」が好き。 マロニっていう食べ物を売る人が出てくるんだけど、 外国の見た事が無い食べ物が出てくるのは、ワクワクしたなぁ。 そのマロニが焼き栗のことだと気づくのは、別の物語。 いつかまた、別のときに話すことにしよう。
417 :
無名草子さん :01/09/14 23:23
早く10月にならんかなー
418 :
無名草子さん :01/09/15 02:35
>417 なぜ?
419 :
無名草子さん :01/09/15 21:24
季節の変わり目で 秋の新番組! 新曲!! 新刊!!! 楽しみイパーイ(゚д゚)ウマー
420 :
無名草子さん :01/09/16 04:09
>416 「小さい魔女」ってどんなんだっけ。 魔女の見習いみたいな子が一年間良い魔女になれるように努力する話だっけ。 その一年間の審査の日が万聖節で…てやつ? それともガラスの氷山に住んでる魔女の女の子の話で、 マルハナバチが友達で…てやつだっけ。なんかごっちゃになってるな。 ちなみにマルハナバチの名前はマルチだった。
421 :
無名草子さん :01/09/16 09:59
>420 416じゃないけど、「小さい魔女」はあなたが最初に書いてる 魔女の修行モノ 下のは「ガラス山の魔女たち」(E・エステス著) 挿絵が E・アーディゾーニです。
422 :
無名草子さん :01/09/16 12:15
>420 100歳越えてるし、見た目もおばあさんなので、「子」というには ちょっと抵抗あるかな
プロイスラーだと、「クラバート」も好き。 英米でないのでsageときます。
「小さい魔女」の終章は、ワルプルギスの夜の祭りですが、 今辞書を引いてみたら、Walpurgisnachtは4月30日の夜みたいです。 だから、万聖節(11月1日)ではないですね。
425 :
無名草子さん :01/09/17 10:21
>423 クラバートについては、途中の方でちょっとだけ語られてるから 良かったら過去レスを検索にかけて、読んでみて!
>>425 レスThanks! 普段は他の板にいるので、過去レスを見ていませんでした。
>>62 > 子供心に聖歌隊の少女がいつクラバートに惚れたんだかあまりに意味不明
>だったが、道を踏み外した者が少女によって救われる話はいいよな。
にまったく同感。
>>174 のはネズビットの「魔法の城」です。
ネズビットの「火の鳥と魔法のじゅうたん」好きはいないのか〜?
427 :
無名草子さん :01/09/18 16:38
ネズビットは説教臭くてかなわなかった。
429 :
無名草子さん :01/09/18 17:03
>429 全部。子供が散々な目に会って「ああ、もういたづらはしないよ。 家が一番」とか反省して、子供部屋に戻っていく(閉じ込められる) のが堪らなく偽善的でね。 要するに大人から見たいい子ちゃん像を一歩もはみ出ない。
431 :
無名草子さん :01/09/19 02:29
本屋で岩波文庫の棚を見てたら『宝島』があったんでカテキタよ アニメとかでは見たけど、小説読むのは初めてなんでタノシミよ
432 :
無名草子さん :01/09/19 12:05
ブックオフって絵本とか児童文学とかメチャ安。 ハードカバーのナルニアシリーズが1000円で揃うよ。 嬉しいような、悲しいような……。
433 :
無名草子さん :01/09/19 14:58
¥1,000! 探しに逝こー!! …でもラストがなんだかな…。 「ゲド戦記」はどうだろ? …これも最終巻がなんだかな…。
434 :
無名草子さん :01/09/20 17:24
メリー・ポピンズとかスプーンおばさんて性悪ですよね。 子供心になんて嫌な奴!と思ってました。 でもスプーンおばさんは好きだったな。小さくなるし。 ポピンズなんかは、お尻のラッパがぷう。ですけど。
435 :
無名草子さん :01/09/23 16:02
あげ
436 :
無名草子さん :01/09/25 09:37
上げるぞ。とりゃ。 ここではあまり名前が挙がってないけど、ワイルダーも好きだった。
437 :
無名草子さん :01/09/27 05:01
「オズの魔法使い」っておもしろいですか? 読んだことある人感想をお願いします。 今読んだらじゃなくて、読んだときにおもしろかったかどうかでいいです。
438 :
無名草子さん :01/09/27 07:34
>437 小学生の時に読みましたが、全く面白くありませんでした。
439 :
無名草子さん :01/09/27 20:34
ハンガリーだけど、「パール街の少年たち」 パール街は実在していて、場所も確認ずみだ。 おれはもう、おっさんになったけど、絶対行くんだ! あのネメチェクが命をかけて守ろうとした場所へ。
441 :
無名草子さん :01/10/02 02:34
ジョーン・エイキンが好きだったよ。
442 :
無名草子さん :01/10/02 03:25
>>437 オズの魔法使い、けっこう好きだったよ。
なんていうか、主人公たちの無邪気さ加減にはむかつくのだけど、
悪者ドッカーン(もしくは謎がわかってすっきり)ってな
ラストが割と良い印象はあった。
あと、続編がたくさんあるんで、シリーズ物が好きな人にもお勧め。
ファンタジーとはなんて薀蓄語る人でないなら楽しめると思う。
443 :
無名草子さん :01/10/05 00:47
『クリスマスの猫』読んだ。 ウェストールの著作の中では、なんだか ほんわかとして、ハピーエンドで良かったなあ。 『オズの魔法使い』読んだなあ…。 詳細はおぼろなんだけど、魔法使いのオズにガカーリした 印象が…。 かの有名なミュージカル映画と ソウル版『ウィズ』の方が印象深かったなあ。
444 :
無名草子さん :01/10/05 07:15
未来少年コナンの原作、復刊されるらしい。懐かしい。 当時わくわくして読んだら、登場人物がアニメと全然違う普通の子供で 宮崎駿の想像力に感心した記憶がある。
445 :
無名草子さん :01/10/05 15:16
ニューヨーク初恋通信ていう、子供心に「そのタイトルはどうよ」っていう 本があった。70年代のニューヨークで、裕福な家庭の娘だけど 万引きがやめられなくて、化粧ッけなしでスティーブ・マックイーンみたいな 髪型のヘビースモーカーな女子高生。親友(優等生。地味ですごく良い子。)が 禁煙用にハモニカをくれたことと、冴えない国語教師の朗読の声に 突如恋をしたりとい内容。ただ80年代の版なので、挿し絵がもろ そんな感じでかなり萎える。
446 :
無名草子さん :01/10/05 15:34
>60 飛ぶ船覚えてる!小学校の時、図書館じゃなくて1年生の学級文庫にあったので 放課後しのびこんで読んだ。あまりにおもしろいので1年じゃこれは難しかろうと 勝手に判断し、もちかえりました。 末っ子の子が暖炉でつくる淡雪ってお菓子はなんだろね。いまだに謎。 中世のお姫様、マチルダの、「アングロサクソンの豚」っていう台詞が好き。
447 :
無名草子さん :01/10/11 01:00
指輪物語を、野暮で繊細さのかけらもない駄目リカ人に 踏みにじられるかと思うと、胸が痛いです。 ネバーエンディングストーリーの二の舞いになりませんように。
>362 グウェンダリンですよ。新訳ではグウェンドリンらしいですが・・・。 「魔法使いハウルと火の悪魔」はジブリで映画化決まりみたいです。 そのせいでクレストマンシーのシリーズが出版されるらしいです。 「魔女集会通り…」の方がジブリに向いてそうなんですがねえ。 >447 それでも実写で馳男さんが見たいなあ…。
449 :
無名草子さん :01/10/12 08:56
1.こびとの本 2.魔法使いの本 3.王子と王女の本 4.魔女の本 5.巨人の本
6.人魚の本 7.怪物の本 8.悪魔の本 9.竜の本 10.王と女王の本・・・
世界の民話館、小学校のころ読んではまりました。
名前とかうろ覚えだったけど、復刊ドットコムにて発見。
好きだったひと、いませんか?
図書室でけっこう人気あったんだけど。
投票Plz。
http://www.fukkan.com/vote.php3?no=3101
450 :
無名草子さん :01/10/13 14:52
ハリー・ポッターが売れてから、便乗して沢山ファンタジーが店頭に並ぶようになったけど どれがおもしろいかなあ? ネシャン・サーガとか崖の国?とか。魔法使いハウルもあったな。 どれも読んでは見たいんだけど、ハードカバー買ってはずすのいやだし 近所の図書館は品揃え悪いし・・・
451 :
無名草子さん :01/10/14 00:15
>449 うひょ!お仲間発見。 図書の時間(だったかな?)とかの1時間くらいのツマミ読み最適で よく読んでた 『歴史で読む日本史』は人気がありすぎて、なかなかGetできなかったから(笑)
452 :
無名草子さん :01/10/14 00:40
>>448 せめてヨーロッパ人、いややっぱイギリス人につくってほしい。
お願いだから、駄目リカ人は口ださないで!!
453 :
無名草子さん :01/10/14 00:44
お金だけだして!手と口はださないで!
454 :
無名草子さん :01/10/14 01:16
>452 監督はアメリカ人ではなくニュージーランド人ですが何か? ついでに言うなら「乙女の祈り」の監督ですから、かなり 期待できると思いますが、一作でもジャクソン監督の作品を ご覧になったことありますか? 指輪物語のファンだと仰るのなら、きちんと調べましょうよ。
455 :
無名草子さん :01/10/14 03:19
昨日、図書館に行ったら『くまのプーさん』があったので、思わず 借りてきてしまいました。ああ、懐かしい。(^^) プーさんもコブタもイーヨーもフクロも。クリストファー・ロビンの 「ばっかなクマのやつ!」ってセリフも。 石井桃子さんの翻訳がいいですね。
456 :
無名草子さん :01/10/14 08:39
>454 ブレインデッドの監督なんだからムッチャ悪趣味になる可能性もあるが?
457 :
無名草子さん :01/10/15 00:18
そこまで知らなかったのは僕ちんの無知のなせる技だけど、 いずれにしても「乙女の祈り」自体嫌い。ゲイだからかもしれないけど なんかむかついたから。 とりあえずWASPの手あかにまみれるのが嫌なの。
458 :
無名草子さん :01/10/15 01:53
>457 人種差別ですか。だったらゲイ差別も認めないとね。 とりあえずゲイの手にまみれるのが嫌なの、って言われるのと同じ。
459 :
無名草子さん :01/10/15 01:56
>WASP(White, Anglo―Saxon, Protestant)とは、 >アングロサクソン系アメリカ人のプロテスタント教徒、 >端的に言えば、白人プロテスタントのエリート層を指す略称である。 だから、ニュージーランド人をWASPを呼ぶこと自体不可能ですが どうやら本当に馬鹿なんですね。
460 :
無名草子さん :01/10/15 03:08
このスレ、全然マターリしてない。 他の童話系スレのがまだいいや、サイナラー
461 :
無名草子さん :01/10/15 05:43
サイナラー、もう来ないなどという人は必ずチェックしてる これ2chの法則
462 :
無名草子さん :01/10/15 09:55
>>459 多分、457は監督がニュージーランド人でも、ハリウッドで製作される
という事がいやなんじゃないんですか?
アメリカがいやだと繰り返してるから、私はそういう風にとったけど。
463 :
無名草子さん :01/10/17 10:47
マターリに戻さない? 北欧の児童文学も有名だよね。 ドイツとか。 マリア・グリーペ、好きだったよ。
464 :
無名草子さん :01/10/17 20:31
「森の少女ローエラ」しか日本語訳がなかったので 「夜のパパ」や「忘れ川をこえた子供たち」が出たときはうれしかった。 「鳴り響く鐘の時代に」が一番好き。>マリア・グリーペ
465 :
無名草子さん :01/10/17 23:58
森の少女ローエラ、大好きだったな。 でも、消防には施設のこととかがいまひとつ理解できずに なんでローエラが施設で知り合った子たちが、荒れてるのかとか よく分かんなかった。
466 :
無名草子さん :01/10/21 10:44
誰か「ムッドレのくびかざり」って知らない? サンドマン=リリウスの本 サンゴの首飾りをユニコーンに取られたムッドレが川をくだって探しに行くの
467 :
無名草子さん :01/10/22 11:28
床下の小人達。 うちにもあんな借り暮しさん達がいたら、とひたすら妄想した。
468 :
無名草子さん :01/10/22 14:49
>>467 禿同。
母の裁縫箱にあったコップ型指貫をこっそり持ち出して
棚の上に置いておいたりしてた。
借り暮らしさん達が見つけたら喜ぶと思って。
ビーズが入ってた小さいガラスぴんとかね。
今考えるとバカだけどかわいかったな。
469 :
無名草子さん :01/10/28 05:57
年取ったばあやのお話かご、好きだったなあ。 ファージョンは最高
470 :
無名草子さん :01/11/03 22:01
ブライトンの作品をもっと翻訳して欲しい。 おちゃめなふたごとか、マロリータワーシリーズすら、完訳されてないって どういうことなのだ(鬱 ポプラ社の訳は、とても好きだけどね。
471 :
無名草子さん :01/11/07 16:05
>77 「銀の馬車」。小学校の頃大好きで大好きで何度も図書室で借りて読んだのですが 現在入手可能ですか? 年とってから探してて著者名も出版社も思い出せず・・・。 主人公の女の子の優等生なんだけどそうじゃないところや 妹への愛情とうっとうしさ、 愛していた父に見捨てられたところや 敬遠していた母親との和解(ここらへんうろ覚え)など 子供心にかなりキました・・・。 でも別にうちの家庭環境は良好でした。 優等生な主人公に弱い自分。
472 :
無名草子さん :01/11/07 16:14
オルコットはここでいいのでしょうか?と思ってたら過去レスであったので安心。 きのう「八人のいとこ」と「花ざかりのローズ」読んだばっかりなんですよ・・・。 少女漫画のラブコメなんか目じゃないくらい萌えたので・・・。 花ざかり〜の方の後半の展開は少々ドラマチックでご都合主義だとは思いましたが。( (彼を死なせたのはイタイ・・・その後のローズの反応もイタイ・・・) でもいい女がタンカきるのはすがすがしい。 オルコットの作品じゃ「第3若草物語」のデミが一番よくかかれていると思いましたが この作品の「虫」ことマックがその上をいきました。 オルコットは博学な男の子かくのがうまいなあ。
473 :
無名草子さん :01/11/07 18:32
ダールの本が滅茶苦茶好きだった。 「マチルダは小さな大天才」「魔女がいっぱい」 「父さんギツネ バンザイ」「チョコレート工場の秘密」 「ガラスのエレベーター宇宙に飛び出す」「オ、ヤサシ巨人BFG」 「大きな大きなワニの話」「ぼくが作った魔法のくすり」・・・・ あのエグさが好き。 あと、ルイスのナルニアのシリーズも好きだったなぁ 他にはピーターラビットとかおちゃめなふたごとかはりきりダレルとかおてんばエリザベスとかも… イギリスかぶれか?
474 :
無名草子さん :01/11/07 21:28
私もなんかイギリスのやつが好きだな。岩波の読んでいると自然そうなるってとこもあるが。 ダール、いいよね。エグイ、確かに。残酷というか、実も蓋も無い表現が多くて子供好み(と思うんだが)。 貧乏さの表現がすごくてノドが詰まる感じがした。 私は「チョコレート工場の秘密」が好き。あそこのお菓子食べたい。 ダールは大人向けの本もいいよね。 児童文学の範疇かどうかという感じもするけど、スー・タウンゼントの「おとなはわかってくれない」ていう 日記仕立ての本、大好きなんだけど、知ってる? シニカルでとにかく笑える。続編まで訳されていて、さらに続きがあるんだけど、それ以降が一向に訳されない。 しびれをきらせてとうとうアマゾンで原書買っちまいましたよ。英語強くもないのに。 流し読みしかしてないんだけど、下世話なとこほどスルスル意味がわかるのが我ながらウケル。
475 :
無名草子さん :01/11/07 22:04
「銀の馬車」C・アドラー作、金の星社です。今でも手に入るとは思いますが、置いてある本屋さんは少ないだろうなあ。
476 :
無名草子さん :01/11/07 22:33
『おちゃめなふたご』シリーズ好きだったよ。 寄宿舎にあこがれたね。今はやだけど。 『小さい魔女』も好き。あとは絵本かもしれないけど、『あおいカンガルー』っていう本。幼稚園で何度も借りて読んでた。 『いじわるふうふがきえちゃった!!』っていうのは、あれ?確か外国の児童文学だったような気が。スパゲティと間違えてミミズ食べるエピソードがあります。おえ。
477 :
無名草子さん :01/11/07 22:49
「100枚の着物」というお話をどなたかご存知ありませんか? 岩波の「小さいお家」とかと同じシリーズだった様に記憶しているのですが・・ 学校で孤独な着たきり雀の少女が自分は服を一杯持っているって言って・・・ 見たいなお話だったのですが、色々検索してもわからないので、 ここならどなたかご存知じゃないかと・・よろしくお願いします。
478 :
無名草子さん :01/11/07 22:55
>>478 さん ありがとうございます。
「100枚」ではなく「百まい」だったのですね。
どうりで検索しても出ない筈・・・
幼稚園の頃に読んで凄く印象に残ってたので
もう一度読みたいってずーっと思ってたので、今回たどり着けて嬉しいです。
凄く凄く、せつないお話ですよね。
あ〜ホント、よかったぁ!ありがとうございました!
480 :
無名草子さん :01/11/07 23:14
岩波少年文庫に入ってればいい? 小学生のときに読んだターヒューンの「名犬ラッド」は わたしのバイブルでした。 (ふたつほど訳されてない章があるということで、 大学のときに原書買って、必死で読みました。) はっきりいって、理想の生き方。ラッドではない自分が 取るに足りない存在に思えて、そうか、だから消極的な性格に なってしまったのかな。 普通に好きなのは、アンシリーズとか、ホビットその他。
481 :
無名草子さん :01/11/09 01:53
百まいのきもの、私も好きでした! こどもの本シリーズ、名作多いですよね。 アラビアンな舞台設定で、毎晩窓を開けて寝るお姫様の話が好きだったなぁ・・・ たくさんいるお姫様の中でも、鳥のために窓を開けて寝たそのお姫様だけが 美しい声になってどうこう、というお話でした。
482 :
無名草子さん :01/11/09 01:55
478のサイトでみてきたら、「九月姫とウグイス」でした。 サマセット・モームだった。びっくり。
483 :
無名草子さん :01/11/09 15:53
本屋で平積みにされてる 「ローワン」シリーズや 「ネシャン・サーガ」や 「ダレン・シャン」や 「マインド・スパイラル」や 「ルイスと魔法使い協会」や 「レイチェルと滅びの呪文」などの ファンタジー系ハードカバーの中にアタリはどれくらいあるのでしょう? ハードカバーだから迂闊に手が出せない。 ハリポタは「ベストセラーにあたりはナシ!」と個人内ジンクスを持ってる私が 金をドブに捨てるつもりで買ったらあたったのでラッキーだったんですが。
484 :
無名草子さん :01/11/09 20:17
とりあえずダレン・シャンは大丈夫だと思われ。(責任取りませんが) そしてネシャン・サーガは・・・・・ゲフンゲフン!!
485 :
無名草子さん :01/11/10 18:15
>484 だ・・大丈夫ですか?! 確かにネシャン・サーガは期待外れでした、ね ダレン・シャンおもしろいんですか?読んでみたいです ハリポタ人気でファンタジーもいいけど、私は「幽霊の恋人たち」「不思議を売る男」 を読んでほしい〜〜
あなた378ですか?
>486 そうよ。 486さんも読んでみてね。
486は379なのでした。 このスレ人がいないんですね。
>488 そうなの?もしかして私達2人だけじゃあ・・ないよね??悲しいー
490 :
無名草子さん :01/11/11 21:20
私も時々覗きます。 ・・・3人?
自分も期待外れだった>ネシャンサーガ 訳がよくないのかな? この訳者の児童文学、他にも何冊か読んだけど、 話はそこそこ魅力的な設定なのに、文章がタイクツなんだよな・・・
私も時折見てます。 ネシャン・サーガは積ん読にあるんだけど、評判よくないんですね・・・。 471さん、東京にお住まいでしたら、一昨日の土曜日に高田馬場のブックオフ (大きいほう)で「銀の馬車」を見ましたよ。600円くらいでした。
493 :
無名草子さん :01/11/12 14:13
私は4人目です、大丈夫!(何が) ちなみに私は471ですが東京なんて金がなくて行けんわ!という所に住んでます。 でも情報ありがとうございます。いつか東京に行った時に・・・(売れてるって)。 児童文学は古本屋に出回らないのでキツイです・・・。 きのう「魔法使いハウルと火の悪魔」読了。面白かった。集めようかなー、この作者さんの。
494 :
ななしさんのぼうけん :01/11/12 22:36
5人目〜(笑 >483 「ルイスと魔法使い協会」 主人公がのび太な性格(の上に肥満児)でも耐えられるなら面白いです。 私はこの作者が好きなので即買いでした。ちょっと不気味なとこが好き。 訳が不統一なとこがあるのが気になりますが〜「海泡石」と「ミアシャム」 は同じものだと思うけどなあ〜 「ダレン・シャン」 かなり残酷描写もあるので覚悟を。グロいのが駄目な人はやめた方が。 私は2巻でもうダメあ〜だと思いました… >493 同じ作者(ですよね?)の「七年目の魔法」なら読みました。ちょっと オチがよくわからん部分もありましたが面白かったですよ〜 浅羽莢子さん訳なので買ったという単純野郎ですが。
495 :
無名草子さん :01/11/12 23:06
6人目だよ。ときどーき見てます。 ところで、ずっと不思議に思っていたことだけど……。本の話じゃないが 英米児童文学には関係あると思う。 ディプパープルという英国のロックバンドは、60年代にはソフトマシーン みたいなジャズっぽいロック音づくりをしていたんだけど、『インロック』 というアルバムからハードロック路線に切り替え大成功した。その絶頂が 「ハイウェースター」だろうけど。けれどほどなくマンネリになって、 ギタリストのリッチー・ブラックモアはレインボーというバンドを結成した。 ……で、ここからが問題なんだけど、レインボーの音楽コンセプトは 「中世風のファンタジー」だったんですよ。機械的なハードロックに 没頭していた私なんぞには理解できなかったけど、ひょっとすると『指輪 物語』とか、そのあたりの文学の影響があったんだろうな。そういえば パープルの『インロック』に収録されていた名作ヒット曲「チャイルド・ イン・タイム」も、幻想児童文学への傾倒を匂わせている。こういう観点 から児童文学の影響を見ていくと、なんかすごい広がりがあるなって 感じます。
496 :
483です :01/11/13 13:56
ネシャンは不評っぽいですね。逆に読んでみたくなったかも。図書館にあるかな? ルイスはのび太か。それもそれで非常に気になる。 女の子主人公のが読みたいなーって思ってたのでレイチェルとマインドに目を付けてたんですが。 ……そして結局地味そうで手堅そうなローワンを買った自分。 そして買ったら安心してなかなか読み始めない自分。
自己レス… >494で書いた「七年目の魔法」は間違いで、 正しくは「九年目の魔法」でした〜失礼しましたーー。 これ今日の朝日新聞に紹介されてました。売れてるみたいですね。 >483=>496 ルイスと魔法使い協会、2巻目から出てくる女の子キャラが お勧めです。主人公が頼りないぶん、しっかりものでかっこいい! 3巻目では彼女が主役をはるとのこと。
498 :
無名草子さん :01/11/13 23:04
>476 いじわる夫婦・・・はダールだよ。 あの人のは描写がキツくていいね。
499 :
無名草子さん :01/11/17 15:52
>498 ダールいいよね。「マチルダ〜」「おばけ桃〜」「チョコレート〜」が好き。
500 :
無名草子さん :01/11/22 19:53
ダレン・シャンたった今読みました! ちょっと残酷な場面や「?」と思う話の流れも多少ありましたが、 おもしろかったです。 それと本の装丁が綺麗でした。 でも、やっぱハリーポッターにはかなわないかも・・・
501 :
無名草子さん :01/11/23 16:50
ネシャン、はりきって買ったら失敗、、。2400円が、、。 あれは訳がいけないよ。酒寄進一の。 ちょっとかみくだきすぎてる気がする。特にセリフ! もう少し格調高くてもいいんじゃないのかなあ。
>>483 そこにあがってないけど、≪ライラの冒険≫シリーズはファンタジー史に残る傑作。
何故か知らないが一部で「ダークサイド・ナルニア」と言われている。
503 :
無名草子さん :01/11/24 21:15
質問です。 最近になってピーターパンを改めて読もうと思ったのですが 岩波文庫版と新潮社版とでどちらの方が読みやすいでしょうか? 大まかでよいので雰囲気を教えてください。
504 :
名無し@違う板の住人 :01/11/24 21:28
JKローリングマンセー
505 :
無名草子さん :01/11/25 00:28
D.W.ジョーンズ読み返し月間だったのが、一回り読み終えてしまいました。 新作が出るまで待てません〜。 D.W.ジョーンズっぽい作家、どなたかご存じないですか。 M.マーヒーってどうなんでしょう?
>>505 マーガレット・マーヒーですか?面白いですよ。
ファンタジー系の奴はちと寓話色が強いような気がしますが
スラップスティックなんかも書いてます
508 :
無名草子さん :01/11/25 04:59
>>474 ほんと、ダールは大人向けのもおもしろいですね!
ちょっと性的な表現もあるけど。ダールらしい描き方で。
509 :
無名草子さん :01/11/25 17:54
M.マーヒーは「ヒーローのふたつの世界」がイイ!!
510 :
無名草子さん :01/11/25 21:54
「贈り物は宇宙のカタログ」も。 ヤングアダルト向けだが。
マーヒーはホラーっぽいのもいいですね。 目が出てくるやつが怖かったのですがタイトルど忘れ。 「めざめれば魔女」だったかなあ…
512 :
無名草子さん :01/11/26 00:35
「銀の馬車」探していた471さん。 金の星社の1200円のやつ、アマゾンにありましたよ。 高すぎ?
513 :
無名草子さん :01/11/26 21:28
マーヒー、おすすめありがとうございます。 「九年目の魔法」の解説に、ジョーンズの作風がマーヒーと似てる?って 書かれていたので気になってたのです。 図書館に10冊くらいあったので、おすすめから借りてきます。 ああでもD.W.ジョーンズのクレストマンシーシリーズ、発売延期って ほんとでしょうか。
514 :
無名草子さん :01/11/29 18:30
ジョーンズ、クレストマンシーとハウルと創元推理文庫のやつまさに今から揃えようとしてたんですが この作品から読め!ってのあります?
515 :
無名草子さん :01/12/03 00:14
「九年目の魔法」から読んで、はまりました。 凄く面白いけど、最初はラストの意味が分かんなくて「???」となった。 そういうの嫌な人は、この本は後回しがいいかも。 クレストマンシーの第一作「魔法使いハウルと火の悪魔」は、分かり易く 面白いんで、最初に読むなら私はこれがおすすめです。
516 :
無名草子さん :01/12/03 22:27
「ハウル」はクレストマンシーシリーズじゃないです。 間違えました、すみません!
517 :
無名草子さん :01/12/04 01:19
ランサムのツバメ号とアマゾン号シリーズが大好きでした。 中学の時6巻まで揃えて、大学の時原書を手に入れて3冊ぐらい ですが、読んでいました、ところがところが、 英国で発売禁止になってしまい。 もうどこでも手にいられない。 日本でももう岩波な発売中止みたいですし、 今は図書館でしかお目にかかりません。 あんなに、冒険と友情、子供達が楽しくいきいきとかかれている本は ないですのに・・・・(泣) どなたか原書及び7巻から12巻まで手に入れられる 場所しりませんか? 神田の古児童図書専門店いきましたが、7〜12巻はないし、 AMAZONにもないし。 宜しくお願いします。
518 :
無名草子さん :01/12/04 08:01
519 :
無名草子さん :01/12/04 11:57
朝日新聞に載ってたカニグズバーグの「13歳の沈黙」が見つからないー!! 2,3年くらいしたら岩波少年文庫に加えてくれるだろうか。 あと絶版になってるカニグズバーグ作品全部新装版で文庫で出してほしい・・・。 「魔女ジェニファとわたし」はずっと欲しかったので文庫化嬉しかった。
>518 ありがとうございます。 日本語版は紀伊国屋とか大手になくて、 書店で調べてもらった時、今ないしもう再販されるかわからないって言われて。 岩波に直接問い合わせればよかったんですね。 原書の方は、たしか80年代の終わりあたりに一度 UKで発売禁止になったのですよ、 理由は差別用語が含まれているから、中国人に対してのスラングとか 黒人に対しての差別用語がはいってのではないかと思われます。 ランサムさんはなんと言っても1910〜20年代の人ですから。 その前まではペーパーバックはPENGUINの児童文学シリーズで PAFFIN BOOKSから12冊出されていて、 発禁後探したのですが、PAFFINでは出版されなかったのです。 今又新しい出版社で復活しましたね。嬉しい限りです。 アマゾンは3〜4年前に検索した時はなかったんです。 (私の検索のしかたが悪かった?) でもアマゾンにも感謝、90年代の始めにはこんな便利なもの ありませんでした。 又手に入れて冬の夜長にまったりとBEDの中で読むことにします。
521 :
無名草子さん :01/12/11 15:55
そうか、岩波はカニグズバーグ全集を出したのか・・・。 それはいいが1冊2500円は高いよ・・・。×9冊。破産します。
522 :
無名草子さん :01/12/12 20:03
ゲド戦記の第5巻が出たって聞いたんだけど、あらすじ知ってる人いる?
ゲドがマッチョになって蘇り、生意気な女子供を片っ端から犯しまくって女の悦びに目覚めさせます。
524 :
無名草子さん :01/12/13 20:04
スゲー面白そうだな(藁
525 :
無名草子さん :01/12/14 21:00
福音館書店の児童文学シリーズは皆さん読んでないのかな? 岩波と並ぶ名作ぞろいだと思うのだが。
526 :
無名草子さん :01/12/14 21:54
ナルニアも映画化みたいですね。 www.ananova.com/entertainment/story/sm_468464.html?menu=
527 :
無名草子さん :01/12/14 22:38
英米じゃないけど、「ワーシャとまほうのもくば」 知ってる人はいますか??
528 :
無名草子さん :01/12/15 00:55
フェミニストの大家のルグウィンがそんなのかくわけもなし。 闇の右手や「世界の合い言葉は緑」とゲドの作者が一緒だと 気付いてびっくりした記憶あり
529 :
無名草子さん :01/12/15 08:08
ナルニア、ラストのあの悲惨なオチはなんとかしてほしいよ 映画にするなら。
530 :
無名草子さん :01/12/15 17:16
>>525 それって例えば何のこと?福音館で大きい子供向けの創作読物なんて出してたっけ?
531 :
無名草子さん :01/12/17 00:04
「ハイジ」とか「ピーターパンとウェンディ」とか 「宝島」とか「砂の妖精」とか 「アラビアンナイト」とか「クォヴァディス」とか入ってるシリーズのこと?
532 :
無名草子さん :01/12/17 02:03
わあー、こんなスレ見つけるんじゃなかった! (いや失礼、仕事の息抜きに来たのに…遊んでいきたくなって困った困った) 好きなモノはいっぱいあって、ファンタジー系も好きですが カニグズバーグやっぱりいいなあ… 苦味があって、最後にスッキリ解決するんじゃなくて、 子供たちの自己実現の旅は続く…みたいなところが。 ユダヤ系アメリカンの子供たちの生活が、日本のそれに近い感じなのも 共感しやすいように思います。 『ほんとうはひとつの話』とかいう短編集もよかった。 『ロールパンチームの作戦』のロールパンて、 ベーグルのことですよね? 今だったらベーグルのままで通じるかな?
あとファージョンの『リンゴ畑』!! だいぶ前に語ってた方が居られましたが、私も 「夢の水車場」好きでした。 恋に恋する女、待ってる女の話だと考えると痛いはずなんだけど、 それだけじゃない力強い美しさというか、ロマンチックな…うまく言えん(笑)。 あと「オープン・ウィンキンズ」はだいぶ後になってズッシリきたエピソード。 『ムギと王様』文庫完全版が出たとはこのスレで知りました。センキュー!
534 :
無名草子さん :01/12/17 08:20
535 :
無名草子さん :01/12/17 13:46
>532 今度出る全集では「ベーグルパン・チームの作戦」と改題されてた。 だから2500円は高いんだってば!!! わけのわからん推理モノとか読むよりカニグズバーグの作品読む方がずっと謎解き面白いよなー。
536 :
無名草子さん :01/12/17 18:25
そうだね、昔はベーグルなんて分からなかったから ロールパンになったんだろうなあ。 ナルニアでターキッシュ・ディライトがプリンになったように、 昔の児童文学ではロースト・ビーフが焼肉と訳されていたように(笑)
537 :
無名草子さん :01/12/17 23:18
最近は「ハリポタ」でよく言われるけど イギリスの食べ物はとくに難しいですよね。 本は沢山訳されてるわりに、なじみがない… >ターキッシュ・ディライト 辞書で「トルコぎゅうひ」って訳を見たな…
538 :
無名草子さん :01/12/18 02:32
ゲド戦記の第5巻が出たって聞いたんだけど、あらすじ知ってる人いる?
539 :
無名草子さん :01/12/18 04:43
村は大きなパイ作り がだいだいだいすきだった。 著者名は失念しましたが。
540 :
無名草子さん :01/12/18 05:09
わはは、ロースト・ビーフ=焼肉。あったあった。 日本で食べてる焼肉とは絶対違うことは理解できたけど でも、なんなのかはっきりとは分からなかったな。 ついでに言うならグレーヴィーソースも「焼肉のたれ」って 書いてあったりしたよ。分かりやすいようにとの気遣いなんだろうけど 子供はますます混乱しました。エバラ?
541 :
無名草子さん :01/12/18 15:23
「ウィロビー館のオオカミ」が良かったなあ 食べ物がむちゃくちゃおいしそうだし、三木由記子さんの イラストがかわいかったんだ〜
542 :
無名草子さん :01/12/18 15:25
グレイヴィー=肉汁 にくじるっ!
543 :
無名草子さん :01/12/18 22:51
>>541 ちり紙のように薄いハムをはさんだロールパンしか印象に残っていません。
544 :
無名草子さん :01/12/18 23:51
エルマーは生のも干したのも、とにかくやたら無花果たべてる印象が あるなあ。 飛ぶ船にでてきた、末っ子が暖炉でつくってたアワユキって、 いったいどんなお菓子?
545 :
無名草子さん :01/12/19 00:57
ダイアナ・ウィン・ジョーンズの「魔女と暮らせば」でましたね。 今から読みます。
546 :
無名草子さん :01/12/19 12:43
>>544 マシュマロでしょ。暖炉でマシュマロあぶるから。
547 :
無名草子さん :01/12/20 00:39
さしえは、ちっちゃい鍋でなにかかきまわしてたよ。
548 :
無名草子さん :01/12/20 01:06
じゃあカルメラ。 鍋の中でぶわっと膨らむから。
549 :
ななしさんのぼうけん :01/12/20 01:47
メレンゲ焼いたやつとか… >541 私も>543と同じくあんまり美味しい食べ物って記憶にない… あまりに孤児院で苦労してるとこの印象がきつすぎたせいか。
550 :
無名草子さん :01/12/20 13:06
初めて食い物がおいしそうだと思った本は「秘密の花園」だったなあー。
551 :
無名草子さん :01/12/20 19:50
ずいぶん前に読んだ本で、アメリカの話なんだけど題名が思い出せない・・・。 続き物で最初の方の巻は男の子が主人公で、 途中から前のシリーズの主人公の子の女友達の妹が主人公になるやつ。 もう終わったかと思ったら最近また続編が出てるって聞いたから欲しいんだけど 題名が思いだせない・・・。 ファンタジーとかじゃなくてごく普通のアメリカの子の話みたいなやつです。
552 :
無名草子さん :01/12/20 22:29
>551 「ゆかいなヘンリーくん」シリーズ? 「ラモーナはマメ台風」とかの「ラモーナ」シリーズが最近復刊されたような気がする。
553 :
無名草子さん :01/12/20 22:32
食べ物で印象に残ってるのは、 アーサー・ランサムの何巻だったか 「ベーコンの焼き方はカリカリかジューシーか」みたいな争い(笑)
>>553 それはあれだ、「オオバンクラブの無法者」で
ポートかスターボードかが知り合いの船に乗せてもらって
ベーコン焼いた時だな。
555 :
無名草子さん :01/12/20 22:56
554、ディープだな。 540もあんただろ。 「六人の探偵たち」だろ>焼肉のたれ
>>555 残念ながら540とは別人だよ。ランサム好きなもんで。
>>554 ああ、5巻だっけ? カリカリベーコン海に捨てられちゃうの。
手元になかったので教えてもらって有難い。
…ディープっていうか、レスの早さがすごい(笑)
558 :
無名草子さん :01/12/21 09:24
540ですが「焼肉のたれ」はいろんな児童文学で見かけたので
一つの作品に限ったことではないっす。(じゃあ何か?って
言われると思い出せないんだけど(笑))
>>550 病身で食欲のない従兄弟が焚き火で焼いたじゃがいもを丸々たいらげちゃう
んだっけ。
ランサムのシリーズ(私はあまり好きじゃないので
>>554 とは別人です)
ではマーマレードの話もあったなあ。オクスブリッジがどーたらこーたら
ってやつ。
559 :
無名草子さん :01/12/21 12:48
マフィンですら謎の存在だった昔の自分が懐かしい。
560 :
無名草子さん :01/12/21 21:30
ベーグルを初めて食べた時は感動した。 本場のはもっと固いらしいが。
561 :
無名草子さん :01/12/22 01:31
562 :
無名草子さん :01/12/22 03:09
ゲド戦記の第5巻が出たって聞いたんだけど、あらすじ知ってる人いる? ゲド戦記の第5巻が出たって聞いたんだけど、あらすじ知ってる人いる? ゲド戦記の第5巻が出たって聞いたんだけど、あらすじ知ってる人いる?
The sorcerer Alder has the power of mending, but it may have become the power of destruction: every night he dreams of the wall between the land of the living and the land of the dead, and the wall is being dismantled. If the wall is breached, the dead will invade Earthsea. Ged, once Archmage of Earthsea, sends Alder to King Lebannen. Now Alder and the king must join with a burned woman, a wizard of forbidden lore, and a being who is woman and dragon both, in an impossible quest to save Earthsea.
564 :
無名草子さん :01/12/22 11:36
565 :
無名草子さん :01/12/22 19:04
>562 マジですかマジですかマジですか 563があらすじなのかな?英語読めないのでおしえてーよ ハリーポッターの映画見てたら、ハリポタファンが羨ましかったよ。 ゲド戦記誰か映画化しないかなぁ。出来不出来にかかわらず。 >564 確かに、白くなりたい王子とか出てきたけど…。 言葉狩りすればオールオッケーでもないよな。
566 :
無名草子さん :01/12/23 00:19
>>565 白くなりたい王子は言葉狩り以前に内容が差別的じゃん。
あんたっておめでたいね。
567 :
無名草子さん :01/12/23 00:42
>>566 いいじゃん、差別してるんだし(藁
あの時代の人の作ったものなんだから今の価値観を押し付けて
いい気になってふんぞり返って裁いちゃだ〜めだよ。
568 :
名無しより愛をこめて :01/12/23 01:18
>>565 >ハリーポッターの映画見てたら、ハリポタファンが羨ましかったよ。
>ゲド戦記誰か映画化しないかなぁ。出来不出来にかかわらず。
ああ、なんか判る…
ハリポタ映画も批判も多いけど、出来不出来を問わず
原作ファン同士でいろいろ言い合ってお祭りみたいなのがさ、
幸せそうだったり(笑)。
「指輪」も、バクシのは不評だったけど、今度のはどうかな〜って楽しみがあるし。
569 :
無名草子さん :01/12/23 13:08
ネシャンサーガ、 不評みたいだけど面白かった。 三巻が気になる。
570 :
無名草子さん :01/12/24 01:25
不評だけどねえ、おもしろいと思うんだけどなあ。 3巻もおもしろいよ。
571 :
無名草子さん :01/12/24 18:28
>>570 さっき書店行ったけど三巻は売ってなかったよ。残念。
ダレン・シャンの3巻は売ってるんだけどな。
ネシャン・サーガは二巻で完結ってくらいにまとまってたね。
572 :
無名草子さん :01/12/24 18:28
ああ、ネシャンを面白いって言ってる人を初めて見た!(w やはりとりあえず1巻だけ読んでみて判断しようかな。 ってか他の読んでない本も山ほどあるんだが。
573 :
無名草子さん :01/12/24 18:50
「魔女がいっぱい」という本知っていますか? 小学生の時に学校の図書館にあって、ハマリ クラスメートにも勧めて好評をえたのですが、作者も どこの国からでたのかもさっぱり覚えてません。 知っていたら教えてください。 そのシリーズに巨人の話もあったけど、それも好きだったなー。 しかし何年前の話だか・・・・
574 :
無名草子さん :01/12/29 22:53
「魔女がいっぱい」ロアルド・ダール 評論社 1985年。 だと思います。
575 :
無名草子さん :01/12/29 22:57
ロアルド・ダールの有名な本は[チョコレート工場に秘密」
>575「チョコレート工場の秘密」だよ。 他に「ガラスのエレベーター宇宙に(「へ」だっけ?)飛び出す」とか「ぼくのつくった魔法のくすり」とか「父さんギツネ バンザイ」とか「大きな大きなワニの話」とかあるね 「マチルダはちいさな大天才」が一番好き マチルダたんハァハァ。 ダールの本で題名が思い出せないんですが、「父親と息子が地元の金持ちを出しぬいて その金持ちの森で雉撃ちのために飼われてる雉を全部捕まえる」みたいな話ありましたよね?
577 :
無名草子さん :01/12/30 00:41
>577 あ!それそれ!それです! 情報さんくす。
>574.575 ありがとうございます!! チョコレート工場の人だったんですね。 全く知りませんでした。 良い機会なので古本屋とかで探して、また読んでみたいと思います。 「ガラスのエレベーター宇宙に」はチョコレート工場の続きでしたよね確か 読んだような・・・どうだったかな〜
580 :
無名草子さん :01/12/31 00:37
581 :
無名草子さん :02/01/05 00:01
ネシャン・サーガ、読んでみたいと思いつつ 値段が値段なだけに手が出なかったんですが、 どうも評判があまり宜しくないみたいですね。 しかし、気にはなる・・・やっぱり騙されますか?(笑) ダレン・シャンは今日初めて読みましたが、 個人的にはハリー・ポッターより面白いと思いました。 あれは翻訳が原因なんだろうか・・・
582 :
無名草子さん :02/01/05 01:25
ナルニアで、「鹿肉を林檎に巻いて火であぶる」ってのがうまそうだったなあ。 ずれててごめんなさいな。
やっぱりメアリー・ポピンズ。 あとはグリーン・ノウのシリーズがいいな。 「東洋人は小鳥のように小食なのよ」という、料理上手のおばさんのセリフの意味が 初めて分かったのは、実際にイギリスに行った時でした。 味はともかく、量がすごいんだもん。
585 :
無名草子さん :02/01/05 02:04
>>581 ダレン・シャンがハリポタよりも読んでみて面白いのは
翻訳が原因かも知れない、というご指摘だけど、
ダレン・シャンの翻訳はどういうふうにイイのか
感じたことでいいですから教えてくれますか?
できればハリポタと比べて意見を聞きたいのですが。(……と尋ねながら漏れはまだダレン・シャンを読んで
ない。恥ずかしながら。)
586 :
無名草子さん :02/01/05 02:49
やっぱり、ナルニア〜。 子供のころ、親の仕事でアメリカに住んでたとき、教科書で第1話を読んだのが 最初。「クローゼットから、別世界へ?私の読解力がまずいの?」なんて思って、 英語を読めない、その読めなさと、物語の不思議さの相乗効果で物凄く印象に 残ってた。 で、日本に帰ってきて数年後、たまたま学校の先生に「朝びらき丸、東の海へ」 を薦められて、再会。「あ、あれってシリーズだったんだー。日本語で再会しちゃったよー。」 と何となく感激しました。感慨深いというか。 いっすよね〜、ナルニア王国シリーズ。
>585 どういう風にと言われても・・・言葉で上手く説明できないのですが。 ただ、ハリポタはどうしても途中で止まってしまって、なかなか読み進め られなかったのが、ダレンだと一気にラストまで読み進められたんです。 話の内容が、ダレンの方が好みだったというのもありますが、 原書だとハリポタの方もテンポよく読めるので、やっぱり翻訳が原因なのかなぁ・・・と。 あと、ハリポタは文字のサイズを変えたりボールドかけたりしすぎで その辺が読みづらい原因なのか、とも思ってます。
>>587 そうですね。フォントの選択や行間なんかも、読みやすさ(読みにくさ)
に微妙に影響してきますものね。
そういえば、ホビットの冒険の原書房版は翻訳がひどいということを、
指輪物語のスレで知って、その翻訳批判と訳者の言い訳を列挙してある
サイトを読んだのですが、ほんとにひどい訳文だなと呆れました。
(サイトの名前がすぐ出てきませんが、「赤 城 トルーキン」で検索
すればすぐ見つかります。指輪物語の代表的な研究サイトですので。)
589 :
無名草子さん :02/01/06 03:36
私はハリポタって翻訳でもかなり読みやすいと思ったよ。 するする読めた。
590 :
無名草子さん :02/01/06 05:22
私もハリーポッター読みづらいんです! お話しそのものへの好みの違いもあるのでしょうが、 やはり581さんと同じように、文字が変わったりしているのも 原因だと思いました。 それから、これは個人的な感想ですが、今まで読んできた 児童文学の翻訳ものと比べても、文体そのものが拙いというか、 品がないというか…(汗 上手く言い表わせないんですが、そんな感じがしました。 (ファの方、ごめんなさい) あと、登場人物達の会話で物語が進められてゆくような形式の 文章も、私にとっては読みづらい原因だったみたいです。
間違えました! (ファの方) ↓ (ファンの方)
592 :
無名草子さん :02/01/06 11:57
以前、ちらっとだけ話題に上ってたのですが、ロイド・アリグザンダーの「プリデ イン」シリーズはどうでしょう? これ以外の作品もお勧めなのですが……神宮輝夫氏訳。 わたしは始めて稼いだバイト代を、このシリーズのハードカバーにつぎ込みました。 「本は図書室で借りて読め」という家風(?)で育ったんですけど、この作者の本だ けは何度も読み返したかったもので(やはり買っといてよかったです)。 ディズニーでアニメ化してるんですけど……ゲフンゴフン 最近では「ローワン」「ネシャン」「黄金の羅針盤」や、D.W.ジョーンズの作品等 が面白かったと思います。 「ネシャン」の評判悪いのは、ここからあそこまでいくのに分厚い本2冊もかける な、という所なのでしょうか?>現時点では最終巻未読 「ルイスと魔法使い協会」「マインド・スパイラル」「ダレン・シャン」は、手に 取った以上最終巻まで読む予定ですけど……私的にはいまいちのめり込めない作品 でした。 「ルイス」は話がうまくつなぎ合わさっていない感じ、「マインド」はよく言えば 現代的、わたしには軽すぎとでもいいますか、「ダレン」は先が読めてしまって。 「レイチェル」は、もう1作読んでから考えようかな、と。 あ、長々と失礼しました。スマソ
593 :
無名草子さん :02/01/06 16:21
うーん、逆に今までの児童文学チックな翻訳じゃないから お子様に読みやすいんじゃないの? はっきり言ってしまえば神宮輝夫、猪熊葉子、瀬田貞二と言った 過去の児童文学の「翻訳調文章」を作り上げていた人たちの スタイルだったら、古すぎてついていけなかったかも>お子達 彼らの文体は、それに馴染んで育ったある程度の人には親しみやすいし 上品だし、洗練されて感じるかもしれないけど「ハリー・ポッター」自体が もろ現代テイスト入った話だから。松岡さんの訳がベストとは言わないけれど 古き善き児童文学と比べるのは、ちょっと違うと思うし。
594 :
無名草子さん :02/01/06 17:22
なんとなく、ハリポタの翻訳からはコバルトや角川系のマンガ味ライトノベルの香りがプンプンと・・
595 :
無名草子さん :02/01/07 00:39
D.W.ジョーンズのハウルシリーズ、宮崎アニメになるらしいですね。。。 それで一杯積んであったのかな。
596 :
無名草子さん :02/01/07 01:06
>D.W.ジョーンズのハウルシリーズ 私も噂を聞きました。それはきっと次回作みたいですね。 私は原作を読んでいないので、ファンの方には申し訳ないですが 宮崎さんのセンスは信頼していますので、とても楽しみにしています。 それにしても、最近次々とファンタジーが映画化されてゆきますね。 指輪は今から非常に楽しみでしかたがありません。 個人的には、ぜひともゲドシリーズとサトクリフの映画が見てみたいです。
597 :
無名草子さん :02/01/07 01:21
ジョーンズ女史ってトールキンの教え子だよね。 その作品をアンチ・トールキンの宮崎氏がアニメ化かぁ。 別にだからどうってわけじゃないけども。 個人的にはランサム・サーガの映画化キボン
598 :
ななしさんのぼうけん :02/01/07 01:48
>592 「ルイスと魔法使い協会」、お好みにあいませんでしたか〜 私はこの作者が好きなので、名前見た瞬間うかれて 買ってしまいましたが、テーマが魔法とホラーとどっちにも 絞りきれてない感はありますね。(でもそこが実は好き) 私はいかんせん作者マンセー野郎なので、4巻からはもう 買いませんが…(作者が変わるので)
>>597 >個人的にはランサム・サーガの映画化キボン
それ、すげえ魅力的なお話だな。
宮崎駿のツバメ号とアマゾン号かぁ。うわー、たまらん。
600 :
無名草子さん :02/01/07 03:27
ランサム・サーガなら実写がいい。 お話のモデルになった地方をそのまま使ってさー (今はもう大分違うのかな?)
601 :
無名草子さん :02/01/07 06:29
アマゾン・コムにビデオあったよ>ツバメ号とアマゾン号実写
602 :
無名草子さん :02/01/07 14:43
>>593 に同意〜。
あと、「はりぽ」の読みにくさは総ルビのせいもあると思う。
ルビだらけって、うざったい&俗っぽい印象になってしまう…
ただ、売れた原因の一部もそこにあると思う。
本好きじゃない人でも手を出しやすいっていうか。
(マンガや、児童向けのライトな本はルビだらけだし)
外国の児童文学の日本語訳を出すときに
漢字かなづかいをどうするかって、結構考えどころだと思う。
(原書のほうは、漢字もルビもないからそういう悩みはないのよねww)
603 :
無名草子さん :02/01/07 16:06
>602 でも、例えばダレンなんかは、ハリポタよりルビ多いし、平仮名の部分も多いと 思ったけど(見比べてないので、違ったらゴメン)、余程読みやすかったけどなー。 やっぱり翻訳者の力量・・・?
604 :
無名草子さん :02/01/07 19:15
>603 以前も指摘されていたが 会話文が多すぎるのも文体の乱れを生みだしていると思う そこがハリポタとダレンシリーズの違いかと
605 :
無名草子さん :02/01/08 00:00
瀬田訳が苦手でガキの頃読んでなかったんだけど、 指輪読破の勢いで「オタバリの少年探偵達」読んだら 結構ヨカタ。 でも「エミールと少年探偵団」と抱き合わせだから ついつい比べてしまうなー(ケストナー信者)
ハウルはジブリ映画だけど監督は宮崎氏ではありません。 細田守という若手の監督さんです。 宮崎氏は企画という立場のようです。 勘違いしている方が多いようなので呟いて見るテスト。
607 :
無名草子さん :02/01/08 02:28
ギャリコって児童文学かなぁ?
608 :
無名草子さん :02/01/08 03:14
>>604 「たしかに会話文ばかりの行が出てくるのは……」
ビルボがそう話し出すと、すぐにガンダルフが言いました。
「見づらいってことかい?」
「さよう。」
「それは貴重な意見だな。これから常に心がけておくことじゃ。」
「何を?」
そう口を挟んだのは、いつの間にか部屋にいたゴクリでした。」
「いとしいあのしと。いとしいあのしと。いとしいあのしと。」
「黙れ。だーから会話文だけだと読みにくいんだよ。」
ガンダルフは溜息をつきました。
609 :
無名草子さん :02/01/08 04:37
610 :
無名草子さん :02/01/08 12:49
宮崎駿が薦めた「肩胛骨は翼のなごり」だれかよみましたか。 フクロウのような天使が少し新鮮でした。
611 :
無名草子さん :02/01/08 16:17
国内の児童小説の方にも書いたけど アンゲラゾンマー=ボーデンブルク?(すごい名前)の ちびっこ吸血鬼シリーズが大好きだった。 そろえたいなー
612 :
無名草子さん :02/01/08 16:30
小学5年の時、マクベス読んだけど面白かったよ。やっぱり 最後の森が動く場面とか興奮した。そんなわけねーって思って たのに、動くんだもん。あと女性から産まれた者じゃない者っ つーのも、ナルホドと思った。ちょっとグロいと思ったけどね。 まだ小さかったからさ。
613 :
無名草子さん :02/01/09 00:00
↑ っていうか、シェイクスピアは児童文学じゃありませんが・・・。 あ、ラムのほうね、小5なら。
614 :
無名草子さん :02/01/09 12:18
「ルイスと魔法使い協会」読みました。2巻まで。 話的には「おいおいそれでいいのかよ!?」って思うところも多々でしたが ルイスののび太っぷりと小道具の使い方はかなり好みでした。 しかしジョナサンおじさん1回くらいルイスをシメろよ!(w)甘やかされすぎ。 4巻から作者が変わるそうですね〜。パラ読みしてちゃんと読むかどうか決めます。
615 :
ななしさんのぼうけん :02/01/09 20:03
>614 読んでくださいましたか! そうでしょのび太でしょ(笑 3巻目ではローズ・リタが主役だったので、もしかして ルイスって人気無かったのか…?と邪推してしまいました。 私も4巻目からは図書館待ちにするかーと思ってます。
>>604 ルビはあんまり気にならないけど、文中にフォントいじりされてる箇所があると
途端にめちゃくちゃ萎える。文学上での表現としては三流だ、とか思ってしまう。
ハリー・ポッターもダレン・シャンもそこがなぁ。
あれはキングの影響か何かなのか。
617 :
無名草子さん :02/01/10 15:52
119さん、 私もルーマー・ゴッデン好きです。 バレエの話も。馬飼う話も。 でも一番好きなのは「すももの夏」です。
618 :
無名草子さん :02/01/10 15:57
ルース・エルヴィン・エリスの「ヒルクレストの乙女たち」だったかな。海を渡るジュリアとかフランセスの青春とか、好きでした。 あと、「バラの構図」とか「フランバーズ家の人々」も。この作者の名前、今ど忘れしました。イギリス人でっす。岩波から出てます。
カニグズバーグの「800番への旅」、途中まで読んだところだけど 未だ楽しくなるきざしを見せない(TдT ) こんなに教育してやろう臭の強い作家だったかなぁ。。。
620 :
無名草子さん :02/01/10 18:31
以前、ハリポタよりダレンの方が読みやすいと書いたのですが、 何でだろうと考えていて・・・ 1人称と3人称の違いもあるのかなーと思いました。 まぁ、翻訳そのものが一番の理由でしょうが・・・
621 :
無名草子さん :02/01/10 21:12
>619 教育臭くさいかもしれない。でも好き。800番も。 あのqueerおたくの早熟な女の子は最高だったね。
カニは好きだけど、「800番〜」はあんまり。 フェアじゃない描かれ方をしてるキャラクターが哀れだ。
623 :
無名草子さん :02/01/11 03:16
>>619 800番への旅は、つまんない。あとロールパンチームの作戦もイマイチ。
Tバック戦争もつまんなかった。
赤木かんこはラストを批判してるけど「クローディアの秘密」は
やっぱりおもろい。
でも「謎の娘キャロライン」が一番好きかな。
624 :
無名草子さん :02/01/11 12:21
私は「魔女ジェニファとわたし」だな〜。 ラストの一文がいいの。 でも解説は間違ってるよ!逆だよオラ!と思った(ジェニファとエリザベスの関係について)
やっぱジョコンダ。切ない
626 :
無名草子さん :02/01/11 14:57
ルシンダの日記帳 が 好 き だ
627 :
無名草子さん :02/01/12 16:26
>625 ジョコンダ昨日読んだばっか。 オチは弱かったけど歴史物なのに淡々としててやっぱ好みだわと思った。 ところで新作読んだ人はいないのでしょうか。
628 :
無名草子さん :02/01/12 20:38
「指輪物語」ってすごい堅いファンタジーですね。 ロアルド・ダールが作品中で主人公に「滑稽さがないのが欠点」 と言わせてたけど、その通りだと思いました。 「はてしない物語」は好きなのに・・。
ピピンとかガンダルフとか、かなりユーモアあるキャラクターだと思うけどな。 指輪関連は一度はまるとそこなし沼のようだよ(笑
底の浅いイジメ満載でブライトンがかなり嫌いだったなー。 ハリポタもそうなんだけど、イギリス児童文学のああいうところは ちょっと好きにはなれない。
>>618 「バラの構図」とか「フランバーズ家の人々」
K.M.ペイトンだと思います。
私は「フランバーズ家の人々」すっごくハマったなー。
ドラマティックな物語で。2巻が好きでした。
兄より弟の方が好みだったのよ……
632 :
無名草子さん :02/01/15 12:00
>628、629 私もピピンとガンダルフのやりとりはかなり面白いと思う。 フロドはあのキャラだからラストが際立つと。
633 :
無名草子さん :02/01/15 14:49
ケストナーの旧訳と新訳、どっちを買った方がいいのかわかりません。 英米じゃなくドイツだけど。
634 :
無名草子さん :02/01/15 17:12
>>633 両方読んでみたけど、個人的には旧訳の方が好きでした。
ケストナー独特の語り口の理屈っぽさ+丁寧さが出てると思う。
新訳の調子だと、尊大な感じが強調されすぎちゃうような気が。。。
でもそこは個人の好みの問題だと思うので、試しにどれか一編だけでも
読み比べしてみるといいんじゃないでショッカー
一例。こんな感じ。
旧訳→好奇心はよろこびを殺すことが少なくありません。
新訳→知りたがりは、よろこびの命取りになる。
635 :
無名草子さん :02/01/15 17:27
「フランバーズ家の人々」は、小学生の時に初めて読んだ時は
面白いけど、わかんない所(なんでクリスチナがマーク(餓鬼には
嫌な奴にしか見えない)に惹かれるのかとか、階級問題とか)も
沢山あったんだけど、大人になってから読むとまた違った味わいが
あったよ。
マークとラッセルが代表する旧世界(地主と馬と狩猟)と
ウィルとクリスチナが代表する新世界(飛行機と都会)が
第一次世界大戦を機にぶつかって・・・って辺りとか一大大河小説
だったんだね、て感じ。
世界史を学んでから読むと、細かい所も伝わってくるから
大きくなってから読み直してよかった。
子どもの時は「なんでクリスチナとディックは駄目になっちゃうんだろう」
って思ったもんな。今にして考えると、上手く行くはずないんだけど。
>>618 さんが書いている「ヒルクレストの娘達」シリーズも面白いよね。
636 :
無名草子さん :02/01/15 18:42
英米以外の洋モノ児童文学もここに入っていいですか? ピッピとかムーミンとか語りたいけどスレ立てるのもちょっと…。
637 :
無名草子さん :02/01/15 19:23
いいんじゃない?昔
>>1 さんもいいって言ってたよん。
トーベ・ヤンソンのスレ、あったけど倉庫入りしたのかな?
639 :
無名草子さん :02/01/16 01:18
そういえば、中3の教科書に「猫」が載っててちょっと嬉しかったな。 マッペよりスヴァンテの方が好きだった
640 :
無名草子さん :02/01/17 11:28
>634 ありがとうございます。 そうですね、とりあえず図書館で見つけて読み比べをしてみます。
641 :
無名草子さん :02/01/17 21:19
ライラの冒険シリーズの完結編が やっと今月、31日に出るんだね。 「琥珀の望遠鏡」って題名。 あー、待ちどうしい。
642 :
無名草子さん :02/01/17 23:29
指輪スレなんか見てると、ですます調の本は幼稚くさくて読めないと いう人が意外と多くてビクーリ。 あれはあれで味があると思うんだが。
643 :
無名草子さん :02/01/18 02:25
>642 単に小さい頃、児童文学に染まったか染まらないかという 違い(この違いは大きいけど)だと思われ。 慣れてない人には、ファンシーな感じがしちゃうんじゃない?>です・ます調 特に大人になってから読む人は「だ、である」に慣れてるから、辛いかも。
ナルニア国スレってあります? 古本で岩波少年文庫の 「ライオンと魔女」と「魔術師のおい」「さいごの戦い」を買ったんだけど 途中のを素っ飛ばして読んでも平気かな?
645 :
無名草子さん :02/01/18 22:28
あいにくだけどここにナルニアスレはないの。 sf板にあるから、逝ってみてね。 それと、「さいごの戦い」は途中の登場人物が 勢ぞろいするから、やっぱり最後に読んだほうがいいと思うわ。
646 :
無名草子さん :02/01/19 13:41
児童文学板欲しいね。 今やったらハリポタに半分方占拠されそうな気もするけど(笑
647 :
無名草子さん :02/01/19 14:39
児童文学板・・・確かにほしい。 そしたら作者単独スレたてやすいしなー。 たてたい作者結構いるんだけど一般書籍ではたてにくいというか。
648 :
海外児童文学板@2ch :02/01/19 16:36
1: ハリー・ポッターと賢ちゃんの寿司 (999) 2: うちのタンスが異界に通じていました。 (247) 3: 【 sage】ランサム【saga】パート12 (5) 4:ダレン・シャンて誰ンじゃ ー(208) 5: 赤木かんこ逝って よし! (25) 6: プロイスラーvsプロレスラー round3 (713) 7: 8頭身のホビットはキモイ (560) 8: ロッタたん、ハァハァ (875) 9: 床下の小人だけどなんか質問ある? (254) 10: 動物会議@2ch (164) 11: Macお断り! ダイアナWinジョーンズ (64) 12: 【速報】アーネストおじさんは炉利 だった! (552) 13: アルプスのょぅι"ょ(45) 14: 外道戦記パート5 (181) 15: 2ちゃねらが選ぶ魔法 使いBEST10 (338) 16: 衝撃!トムが真夜中の庭で。。。 (2) 17: プーだけど何か職ない? (4) 18: ドリ トルに借金踏み倒された業者の数→ (354) 19: ロアルド・ダルー(´Д`) (5) 20: 隣り村がやかましく て眠れない (819) 21: もの凄い勢いでブライトンが本を出してる画像キボンヌ (27) 22: ムーミソママの裸エプ ロンで抜いた人→ (1) 23: ぺミカン(゚д゚)マズー (377) 24: 短足おじさん (486) 25: 挿絵がヘボイ本 (809) 26: メトロポリタン美術館に隠れたらテロリストと間違われました (528) 27: 若草→枯草物語 (123) 28: マ ーティン・ピピン≠ペレグリン・トゥック (472) 29: パデェタン (173) 30: 戦闘機に乗ってきたメアリ・ ポピンズ (21) 31: アンの赤毛はカツラだった(234) 32: 絵本作家について語ろう (940) 33: ルーズソ ックスのピッピ (64) 34: 3つのお願い活用法 (12) 35: 山本史郎の次なる餌食を予測するスレ (2) 36: 亜細亜の児童文学 (1) 37: グッピーが増えすぎて困る (321) 38: 星のおじいさま(343) 39: また 絶版!コルシュノウスッドレ (15) 40: 果てしないモナ語り4冊目(133)
649 :
無名草子さん :02/01/19 16:38
>647 同意。 作家別立てたくってもどの板いってもなんとなく肩身が せまいんだよね…指輪・ゲド・ナルニア・ハリポタあたりは 立ってても板散ってるし。
>>596 >>597 亀レスですまん。
「ゲド戦記」はかれこれ十数年前、宮崎駿さんから劇場用
アニメの企画が挙がってましたが、ル・グインにケンモ
ホロロに断られたそうです。
(どうやら日本という国も、アニメもお嫌いだそうで)
しかし、後に「ゲド」のエッセンスがナウシカから千と千尋
に到るまで、宮崎作品のあちこちに盛り込まれているのは
ご存知のとおりです。
651 :
無名草子さん :02/01/19 17:29
>646 禿同!すげ欲しいっす…。
>>596 >>597 また、ランサム作品についても、もしかしたら、
宮崎さんの方で企画を練っているかもしれませんよ。
宮崎さんは児童文学の愛好家として知られていますが、
ジブリ美術館のグッズ売り場の片隅には、氏が感銘を
受けたと思われるいくつもの児童文学が、ひっそりと
販売されています。
「ハウル」なんかは発表のずいぶん前に販売されていま
したから、その本棚には、これからの企画が埋もれて
る可能性もあるわけです。
実はその中に、ランサムのあの分厚い全集がドカッと
置いてあったと、まぁ、そういうわけです。
あくまで希望的観測ですが…ね。
(でもその手の本に興味を示す親子が一人もいなかった
のは悲しいことでした)
653 :
無名草子さん :02/01/19 20:06
だれか英米ではなく海外児童文学のスレを作ってくださいまし。 リンドグレーンとか
654 :
無名草子さん :02/01/19 21:16
>>児童文学板希望の方々
新板増設が続いているので、今が微妙にチャンスかもしれません。
↓このスレッドで申請してみるといいかと。
【2ch批判要望板】◆ひろゆきに新板をねだるスレ◆
http://teri.2ch.net/test/read.cgi/accuse/1004224127/ でもいきなり飛び込んで「おまえら! 児童文学板作ってください」と
言ってもおそらく軽くスルーされて終わりだと思うので(笑)
要求が通っている他板を習って、提出用に児文板要望に関する意見書
スレッドを立てて話し合いをするのが良いかと思われます。
もし同意してくださる方がいらっしゃれば新スレ立ててきますが…
655 :
無名草子さん :02/01/19 23:25
児童文学板できたらいいけど、 棲み分けが定着するまで大変そうだなあ。 あっち逝けとかこっち逝けとか言われてさ。 ところで絵本は含む?
656 :
無名草子さん :02/01/19 23:36
絵本含んで欲しい。 ツヴェルガーとかオールズバーグとかポターとか センダックとかシルバスタインとかレオニとかブリッグズとか ローベルとかウンゲラーとかベーメルマンスとか語りたい。 はぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁ。
657 :
無名草子さん :02/01/20 00:45
>650 ル・グウィンって結構日本好きなんじゃない? てゆうか日本通だよ。 英語だと「彼」「彼女」の使い分けで苦労するけど 日本語には性別に関係ない三人称があるからうらやましい っていう意味のことをなんかで書いてた。 日系人の登場人物もおおむね好意的にかかれている。 登場人物が日本で河豚が出てきてどうしても食べられなくて もどして恥ずかしかったと思う場面もあった。
>>657 そうでしたか。
ル・グイン作品は代表的なのしか読んでないので、
伝聞情報そのまま公開で申し訳ないです。
ということは、「ル・グインはアニメが嫌い」ってことでいいかな。
ゲドは本国でテレビドラマ化されたらしいけど、見た人いる?
659 :
無名草子さん :02/01/20 08:50
宮崎アニメに盛り込まれているゲドのエッセンスって、 ちょっと思いつかなかった>650 女の子が閉じ込められること?
660 :
無名草子さん :02/01/20 13:17
661 :
654=紙魚 ◆YzUnlidE :02/01/20 17:10
>>659 それがわからないのは、宮崎アニメをしっかり見てないか、
ゲドの読み込みが足りないかのどっちかと思われ。
ミラーイ少年コナンから見直すことを強く薦める。
真の名とか魔法とかでてこなし 主人公は強くて自足してるし 悪役がいるし あ、船と海出てくるのが唯一共通点?>コナンとゲド
宮崎アニメをけなす気はないが、 近作は自我の確立とかとかフェミニズムとか入ってきているのか? それともコナンから入ってたのか?
665 :
無名草子さん :02/01/20 19:20
宮崎信者のアニメヲタはアニメ板に帰ってくだちい
>>663 >>664 真の名とか自我の確立なんていうのは、もののけと千と千尋でモロな
シチュエーションが出てくるな。
667 :
無名草子さん :02/01/21 01:28
ちょ、ちょ、ちょ、 おいらからすると、ランサム>>>>>>ハヤヲ なんだけど ランサム作品のなかではさ、壁を駆け上がる少年とか空飛んだりする主人公はいないけどさ 鳥の卵を盗む奴の写真を苦心して撮ったり 寒い、吹雪の中を帆をかけたそりで走ったり 鳥の卵の剥製を作ることしか考えてないドキュソ博士をやっつけたり(くつズミぬって) 「リアル、かつファンタジック」でイイ!!のです ハヤヲは大衆文芸。否定はしないけど、手垢にまみれてしまった 定型化されたエセファンタジー。
簡単にいうと、ハヤヲの世界は比較的構築しやすいが ランサムの「ホントっぽいフィクション」の世界は ランサム氏の才能があればこそ創りえたもの。 ランサムまんせー!!
ハヤヲって、 「日本版でずにー」ぢゃん おいらでずにー大嫌い ウィニーザプーをクソにした責任取れやゴルァ
・・・ということで ハヤヲがランサム作品に手を出すの 反対 ルパンを駄作にしたことをわするな &ハヤヲくんは今江アキトモ氏の本でも読んで、 「大マジメな大人のインチキ」を造ってないか 反省しなさい (いや、おいらも神隠し、観たけどね)
671 :
無名草子さん :02/01/21 06:01
>670 今江ヨシトモのこと? ところでカニグズバーグの「13歳の沈黙」を読んだ。イマイチだった・・・
672 :
無名草子さん :02/01/21 14:33
>635 yeah! フランバーズフリーク(そんな奴いないか)の皆、集まれ! 地方のgentry階層についての話って、英文学に多いよね。 カニグズバーグのあとがきにも(「本当は一つの話」だっけ) 中産階級の子供達に向ける作者の目っていう言及があって、 そういうことに意識的な児童文学って面白いって子供心にも思っていた 日本って、厳然と階層が存在するのに、教育とか躾とか嗜好とか金の使い方とか考え方とか、そういう微妙なところで描きわけをせず、金持ちとか、貧乏とかeliteとか労働者階級を、学校とか団地とか高級車とか貧しい小道具で描きすぎだよ。児童文学に限らず。
673 :
無名草子さん :02/01/21 22:51
家柄という意味での階級って日本では 明治維新と農地改革でほぼ形骸化してるんだと思う 今の日本にあるのはそれこそ金持ちか貧乏かという生活水準 あるいは教育水準の違いでしかない 学歴社会だからね
674 :
無名草子さん :02/01/21 23:43
>672
フランバーズシリーズもカニグズバーグも好きだけど
階級に関する括りが、あなたはちと乱暴すぎるような。
カニグズバーグは「郊外の普通の子ども達の普通の問題」に
焦点を当てたのが、当時としては新鮮だったのだろうと思う。
今は、そういうのも一杯出てきたけど。
それに、
>>673 の言う通り日本には厳然たる階層なんて最早
存在しない。
675 :
無名草子さん :02/01/22 13:34
>673 家柄という意味での階級って日本では明治維新と農地改革でほぼ形骸化してるんだと思う こうした政府の政策や歴史的な出来事によって、 日本の階層社会が非常に流動的になったということがそのまま、家柄や、classの消失にはつながらない。むしろ中流階級意識といううやむやな感覚は、 多様になり、それぞれわれらこそこの地域の中流階級って人々がそれぞれを差別したり区別したりしている。 あなたも私もみんな中流階級なんて考えはマスコミと学者以外唱えてないんだ。でも日本は平等がすごく大事だから、 ホテルやデパートでもそんな風に差別されたりすることはない。 そんなものがあるということも否定する。
676 :
無名草子さん :02/01/22 14:27
>671 「13歳の沈黙」私は割と良かった。 っていうかあんまダメだと思ったことない・・・この作者。 基本的に一人称の方が筆が冴えてる気がします。 ロールパンチームはちょっとイマイチだったけど。
677 :
無名草子さん :02/01/22 17:44
Tバックなんちゃらはあんま面白くなかったなぁ。
>671 「ヨシ」でしたスマソ でも「ヨシ」も70ちかいんだあね ふぁあじょん、ぎゃりこ、いと読みたし
<672〜675 「ふくろ小路一番街」のこと? じぶんが貧しかったので、身につまされて読んだ 今はさらりーもらいまくりでゴザイ(自嘲気味に
680 :
無名草子さん :02/01/23 05:48
>679
あのさー、あんたうざいわ。知ったかぶるのはいいけど、また
間違えてんの。「ふくろ小路一番地」ね。正しいタイトルは。
それから、書き込みをきちんと読めば分かるだろうけど
>>672-675 で
誰も「ふくろ小路〜」の話なんかしてないんだって。
分からないなら、大人しくしてなさい。ちっとは空気読めよ。
681 :
無名草子さん :02/01/24 01:58
でぶの国とのっぽの国って本がすごく好きだったなぁ。 作者は忘れたけど。
682 :
無名草子さん :02/01/24 23:57
>681 アンドレ・モロアですね。 どこの国の人なんだろ。
>680 「大人」しく児童文学読んでいることとします。 あのさ、おいら酒飲みながらテキトーに板たのしんでんだから、 つっかかるの、よせよな。
684 :
無名草子さん :02/01/25 09:35
名前からするとフランス人じゃないの?
685 :
無名草子さん :02/01/25 12:45
パリが舞台 ジャンヌ・ダルクに言及あり というわけでおフランスと思われ
686 :
無名草子さん :02/01/25 14:01
おフランス人だそうです。(集英社子どものための世界名作文学20後書きより) 「デブの国ノッポの国」、子ども心にもすっごい面白かったー大好き!
>680 スレタイ読んでネ。マターリめしませ。
>687 今更、終わった話題に首突っ込むあなたもいたいね!
古本屋で100円だったよ、モロア
690 :
無名草子さん :02/01/29 14:19
リンドグレーン死亡だって。
まだご存命であられたのか・・・ともあれ、ご冥福をお祈りいたします
692 :
アマゾン号船員 :02/01/30 10:39
ステキなスレだ^^
ランサムの「ツバメ号〜」シリーズでナンシーが駄洒落を
連発しているが原文ではどうなっているんでしょう?
「驚き桃の木山椒の木」とか「たまげた駒下駄」「やっかいやつめうなぎ」等々
小学生の頃から烈しく疑問でした
・・・・って上の方見て通販ナリすれば済むと今さら気付いたわ
鳥は好きだけどD兄妹が何故か好きになれず、彼らが主役の巻は
後回しにして読んでました。全巻買おう・・・
>>225 今さらだけど、俺もその話読んだことありマス。加えて題名・著者知らず。
続編もありましたよね・・・・
693 :
無名草子さん :02/01/30 12:05
バーベキュードビリゴート! シバーザティンバー! とか言ってるよ>ナンシイ 今会社なんでスペルがわかんないけど
694 :
無名草子さん :02/01/30 15:16
>>693 あっぱれアナゴの大アナゴ!
をを、ありがとう御座います
ちゃんと韻を踏んだ?洒落文句になってるんですね
意味はわからんけど(藁
ナンシーとぺギィがええお嬢さんのかっこさせられて馬車に揺られてるところを ツバメ号船員達に目撃されるシーンは何度読んでも笑える。
697 :
無名草子さん :02/02/01 19:09
沈んでるので上げるよ。 でも、最近はあまり読んでないから古典ばっかりなんだよね。 ファージョンとかって今時のお子だと、もうつらいかもね。
ノートンの魔法のベッドシリーズがいつのまにやら復刊されてて嬉 床下はあわなかったけど、こっちは大好きだったよー
699 :
無名草子さん :02/02/04 16:34
なんてったって「赤毛のアン」
700 :
無名草子さん :02/02/04 18:06
「いろの童話集」もよかったような。 「そらいろの童話集」とか。 個々の話の内容はすっかり忘れてしまったけど、いろんないろのを見つけては 片っ端から読んで、すごくわくわくした覚えがあります。 メアリー・ポピンズでも、中で出てきてたな。 ナルニアは小学生の頃、めちゃめちゃハマってました。 特に「朝びらき丸 東の海へ」は好きだった〜!(今も) リーピチープが一番好きで、続きを書いたりしてました。(ほんのちょっぴりだけ) 大人になった今でも、手許に置いててよく読み返してるけれど、 確かに今となっては、随所に気になるところはありますね。 でも、そんなものを吹き飛ばす?くらい、好きな物語ですね、私にとっては。 ポーリー・ベインズの挿絵も楽しくて大好きです。 あと、「指輪物語」も大好きで、思わず語り入れたくなってしまうけど、 ちょっとズレてるので、このへんでやめときます。 それにしても、今の子供たちには、古典的なファンタジーとその訳文、 ダメなのかな・・・? すごく味わい深い美しい日本語が使われているのになぁ・・・・・ まとまりない長文、失礼致しました。。
701 :
無名草子さん :02/02/04 18:44
いや、訳文っていうか内容が辛いんじゃないの? あまりにもあまりにもかけ離れてるから。ナルニアとかも 今時のお子にはテンポのろすぎてかったるく感じるかも。 ハリポタが受けた理由は「ゲームとか映画に慣れた世代に 対応したテンポのよさ」ちゅうのもあると思うから。 もちろん、一部の「熱心な児童文学フォロワー」なお子は 古いのでも問題ないと思うけど、一般の子にファージョン、ルイス、 ケストナー、リンドグレーンなんかは古くなってきてるんじゃないかなー。
>701 そうですね〜 確かにテンポはかなり違うかも。 ’かけ離れ’については、私は、自分の生活とあまりにもかけ離れてるから、 そこが逆に楽しかったんだけどなー。 お茶の習慣とかね。 あと、私が好きな話っていうのは、ストーリーもそうだけど、 文章自体の美しさとかリズムっていうのがあるんですよね。 例えば、ナルニアの場合、地の文も表情豊かな感じですごくいいと思う。 情景描写や比喩なんかもいいですよね。 物凄く好きなんですが・・・ それに比べると今の作品は、ストーリー展開が早いばかりで、 情緒が無い感じがしちゃうんです。 ほんと、ゲームっぽいというか・・・ 私はゲーム否定派じゃありませんが(実際、ドラクエとかやってるしね)、 物語には品格とかそういうものを求めてしまうんです。 これは単純に好みの違いなのかなー・・・? 単に娯楽作品と読むだけにしても、ちょっと今ひとつノれないものを 今の作品の多くに感じてしまうんです。 私はどうもハリポタを面白いと思えなかったクチなので・・・ あわわ、気がついたらまた長くなっちゃいました。 しかもグチめいてしまってすみません。 最近のでも、良い作品もありますよね?? 探してみます。 つまんない書き込みはもうしないように気をつけます・・・・・
>702
>701ですが、言ってることはよく分かりますよ。私自身は
>>701 で
上げたような「黄金期そのもの」って感じの児童文学で育ってきたから。
ただ、児童文学好きの人って時々この手の「良質の児童書」を
無理やり子供に薦めたりするんですよ。
そういうのに対する反感が私の中にあるんで。
「自分が子供の時面白かったからって、それが今現在でも通用すると
思うなよー」って言いたくなるんですよ。んで、この手の「良質児童書」
を薦める人にありがちな台詞が「ハリー・ポッターは安っぽい。」
そりゃ、安っぽいけど、お子達が面白がってるんだからそれはそれで
価値があるんだよーって。良質>流行もの 流行もの>良質っていう
対比で語ってもしょうがない所に、変な価値観を持ち込んで、子供に
理想の児童書を押し付けるっちゅうか・・・。
あ、これは>702に対する文句じゃないですよ。児童文学好きの女性に
ありがちな押し付けがましさに被害を被るお子がいるって言いたかった
だけです。
704 :
無名草子さん :02/02/05 21:16
子供に自分の趣味は押し付けたくないもんですね 僕も子供時代、親から勧められた本なんぞ読んだことないですし。 なんか大人から勧められると読む気なくなってました。 読書感想文の指定本(ていうのかな?)なんぞに指定されると それだけで価値が低くなったような気がしてましたし でもランサムは読んでほしいとは思う(w
705 :
無名草子さん :02/02/05 23:01
うん、押し付けたくはない。けど、面白いことを知らないと損すると 思ってしまう。ってこれこそ押し付けか。 自分の趣味もかねて、気に入りの児童文学とか本棚にコレクションして おきたい。自分の経験からすると置いとくと暇なときに手に取る可能性 があるから。 でも、金かかるんだよな。しかもスペースもとるんだよな。
自分だけかもしんないですけど 天邪鬼な子だったもんで、人の言いなりになりたくないというか あんまり素直に聞く子じゃなかったんですよ で大人が薦めるのってどうしても「教育観」みたいなのが 漂うじゃないですか それを子供ながらに反発してたんだと思います。 ただ読書観からすると>700さんなんかと激しく同じなので ケストナーとかナルニアとか読んで欲しいとは思いますよ ただ本読む子って人に薦められてどうこうよりも 自分で読みたいもの探し出すっていう作業そのものが 好きなんだと思うんですよ だから>705さんみたいな作戦が正解なような気がします
707 :
無名草子さん :02/02/06 03:19
>>670 「ルパンを駄作」ったって実際カリ城は巷では最高傑作呼ばわりだし…
熱狂的ルパンマニア以外には通用しない論理でしょ
708 :
700=702 :02/02/06 13:20
>701=703、704=706、705 私の独り言っぽい書き込みにレスありがとうございます〜 ええ、私も押し付けは嫌いです。 それに、ハリポタとか面白がって読んでる人や子供を非難したり けなしたりする気は全く無いです。 人それぞれの感性の違いですもんね。 私の場合、親に読書勧められたわけではないのに、自分で読み漁って、 ナルニアやなんかも、本好きの友達と一緒に図書館で探しまくって 読みふけったりしたんで、706さんと同意見で 好きな子は自分で面白い本を探して読むんだと思います。 私は子供のいない30代主婦ですが、 705さんの「自分の本棚」作戦はただいま準備中・・・(^^)
709 :
無名草子さん :02/02/07 13:30
なんか私は幼稚園の頃から絵本だの児童文学だの読み漁ってたクチですが 20すぎて改めて児童文学にハマったら有名なのをほとんど読んでなかったんですよねー。 有名=良作ってわけでもないけど。マイナーでも自分はいいと思える作品あるし。 でも20すぎてそれらの名作読むと子供の頃読んでおきたかったなー、と思う作品がいっぱいあります。 正直、そういう作品を薦めてくれる人が欲しかったな、と思いますね。 学校の図書館にナルニアとか・・・なかった気がするし。 子供は自分が面白い作品を読むのが1番いいとは思うけど やっぱり押し付けにならない程度に「これはどう?」って薦めてみるのも必要かと。 あとはその子の好みに任せてー。
710 :
無名草子さん :02/02/10 00:06
私は「ピッピ」とか「ナルニア」とか「メアリポピンズ」とか、 「床下のこびとたち」などを子ども達に奨めました。反発せず にしっかりはまってくれました。 自分が子どものころ知らなかった「はてしない物語」とか、 「ツバメ号とアマゾン号」とか、「指輪物語」とか、 子どもの頃に読んでいたらなぁ、と今になって思うので、 それも奨めています。強制はしないけど、おもしろがって くれています。 「赤毛のアン」シリーズも完訳版で最近買ったのですが、 小六早生まれの娘にはちょっと早いかなぁ、と思うこのごろ。 中学生になったら見せようかなぁ。
うーん。俺は物心ついたころにはナルニア、指輪、ランサム、 ドリトル、リンドグレーンetc・・・の児童文学に取り囲まれて育った。 そのおかげでゲームやアニメなどの娯楽も伝統的な児童文学も 両方自然に楽しめるようになった。その意味では親には感謝してる。 つまりね、子供が物心つく前に児童文学で周りを取り囲んでしまえばいいのよ(w 初めて触れる文学を子供に刷り込ませる。今の世の中、 テレビその他の娯楽には成長していくうちに嫌でも触れていくんだから、 小さい時ぐらい児童文学を読ませてもいいと思うな。
712 :
無名草子さん :02/02/10 01:58
>711 別に誰も読ませるなとは言ってないっしょ。どう読ませるかという 話になってるだけで。
713 :
無名草子さん :02/02/10 05:04
>712 >711はそういう文脈で言ってないと思われ。
714 :
無名草子さん :02/02/10 05:13
おもしろくない流れになってきたなあ まだ親心なんて芽生えてないし。
715 :
無名草子さん :02/02/11 00:12
>713 じゃあ、どういう文脈?
716 :
無名草子さん :02/02/11 00:37
>713 >テレビその他の娯楽には成長していくうちに嫌でも触れていくんだから、 >小さい時ぐらい児童文学を読ませてもいいと思うな。 このスレのレスを受けて反論しているのではなく 世間一般的な風潮のことじゃない?
ランサムスレほすぃー
718 :
無名草子さん :02/02/11 15:59
>716 それはどう見ても違うと思う。前の流れを受けての意見でしょ。
719 :
無名草子さん :02/02/14 21:42
720 :
無名草子さん :02/02/15 05:05
>719 は?別にスレ違いでもなんでもないじゃん。
イギリスといえばネズビットなどもいいなあ。 宝さがしの子供達とか。。 エーミールと探偵たちは装丁、挿し絵ともにパーフェクトな 1冊!
722 :
無名草子さん :02/02/19 21:15
私はイギリスといえばジョン・メイスフィールド。 この6月に湖水地方に行く予定なのに、ランサムって 読んだことないんですが、ツバメ号とアマゾン号(でしたっけ?) くらいは読んでおくべきでしょうか… (実はヒルトップ農場も寄る予定なし…)
723 :
無名草子さん :02/02/19 22:24
シリーズ第一作の「ツバメ号とアマゾン号」には メイスフィールドの詩からの引用がちらほらありますので 読んでみてもいいんじゃない?
>723 ええっそうなんですか! メイスフィールドは海や船乗り関係の詩が多いからでしょうか… ありがとうございます、良いことききました〜 さっそく明日図書館に行ってきます。
725 :
無名草子さん :02/02/23 22:29
age
726 :
無名草子さん :02/02/25 10:11
Enid Blyton って、このスレではどういう評価なんだろう?
727 :
無名草子さん :02/02/25 12:06
読んだことない。「おちゃめなふたご」っていうタイトルが嫌。 クレア学院もその作者?
728 :
無名草子さん :02/02/26 10:44
>>727 「おちゃめなふたご」って日本でつけた題名だから、
別に作者のせいではないが。
ちなみに「おちゃめなふたご」=クレア学院シリーズね。
730 :
無名草子さん :02/02/26 18:23
731 :
無名草子さん :02/02/28 20:53
>>78-79 まったり一年越しレス。
緑の袖はもちろん、グリーンスリーヴスで〜す。
日本で『時の旅人』は今何故か、2つの出版社から別の翻訳で出てます。
けど、後出の本は子供の頃のイメージ壊れそうで恐くて読めないよう。
すごく好きな物語なのに。しくしく。
ブライトン超嫌いだった。集団の暴力みたいのが当たり前にまかり通るあたりが。 まぁ生々しい女子校の姿と言えばそうなのかも。。。
733 :
無名草子さん :02/03/02 08:52
シーラスシリーズ 11巻と12巻の表紙が同じだけど 読んだ人いる?
734 :
無名草子さん :02/03/07 02:29
最近ブックオフの100円コーナーで買った 「少年のはるかな海」ってのが結構良かった。 11,12才の頃ってこんな感じだよなぁと。
735 :
無名草子さん :02/03/07 21:06
>730 サンキュ!
ダレンシャンたいしておもろなかったわ。
737 :
無名草子さん :02/03/08 04:18
何回か出てるけど、床下の小人たちシリーズ大好きです。 限られた物をうまく工夫してなんとかするってのがわくわくするんですよね。 しまいに気球まで作っちゃったし。 大人になってから5作目読んだけど、内容そのものより 挿絵を書いてた人が変わってるのが非常に悲しかった。
>>737 主人公の女の子がどっちの男の子を選ぶのかまで書いてほしかったよ>続編
739 :
無名草子さん :02/03/08 14:30
ジョージ・マクドナルドのLight Princess、版権が切れたからか、 ネットでも読めるけど、自分の好きな挿し絵版の本は絶版。 図書館から借りてきた本で、挿し絵だけスキャン。 文章は、ダウンロードして、挿し絵張り付けて本作ったよ。 でも、やっぱりしょぼいんだよ。
740 :
無名草子さん :02/03/08 18:12
>>739 古本屋で探すのは?
古本屋のHPも、どっかにありましたよ。
741 :
無名草子さん :02/03/09 01:11
アメリカの古本屋(ネット)と、イギリスの大手古本屋で探したんだけど、状態が悪いんだよ。 その割りに、高いし。でも買うべき? みんなそれでも結構買うのかな。 私は、表紙が布のハードカバーであることを望んでいるので、 表紙とかがいたんでいたり、汚れているものは欲しくないんだよね。 それに6000円近く払うのはな。 誰か、lanthropの挿絵で、状態のいいもの、上限5,000円(45jぐらい) のlight princessを、見かけたら、教えて下さい。 というのはあまりに甘すぎますね。
742 :
無名草子さん :02/03/09 01:39
先日古本屋であしながおじさん購入。でも、挿絵に描かれている文字が 全て活字になっていた。昔からこうでしたっけ?なんか違和感・・・。
743 :
無名草子さん :02/03/09 02:04
手書きだったように思いますが?>あしながおじさん
744 :
無名草子さん :02/03/09 02:08
ハリポタ、ダレンに続くナイスな児童文学はないかしら?
745 :
無名草子さん :02/03/09 03:08
>743 おお、そうですよね!書き文字も含めての絵なんだから 勝手に活字にしないで欲しいわ。
746 :
無名草子さん :02/03/09 05:15
ダレンシャンって安っぽいジュニア小説にしか 見えなかったわ。
おちゃめなふたご、まだ売ってる? 主学生の頃読んで、イギリスの寄宿学校に入りたくなったものですが いま読むとちゃぶ台返しかも(w
>>747 近くの本屋では探してないんだけど、
アマゾンでは普通に売ってましたよ
749 :
無名草子さん :02/03/09 20:39
>>741 がんばれ!!でも古本なのに高いね...
お金に余裕があったら買うけど、買わないでいたらそのうち売れて手に入らなく
なるのも困るし。微妙なところですね。
749さん、ありがとうございます。 しかし、こういうのを買い始めると、今度は版とか気にするようになりそうで、 怖いです。
751 :
無名草子さん :02/03/10 19:03
好きな本って、気になるとキリないですね(w ちなみに海外で好きな本がカセット版で出てるんですが、 何故かCDではない...。 カセットは品質が劣化する〜 英語の勉強も兼ねて買いたいけど、メチャ高いし。 どうしたら良いのだろう...
752 :
無名草子さん :02/03/10 22:46
>751 カセットは品質が劣化するのですが、データの保存期間は、CDよりも長いそうです。 だから何だって感じですね・・・・。 でも、英語であれば、いつかCDになることも期待できそう。
753 :
無名草子さん :02/03/11 23:12
>>747 私も最近「おちゃめなふたご」を再読したのですが
確かにちゃぶ台ひっくり返したくなりました
問題児とされている生徒を良い子と評されてる生徒達が集団で嫌がらせをする
というのが、なんとも嫌ですね
プルーデンスなんて、そんな教師も嫌悪する程の嫌な奴かなぁ
さて、楽しいかわべでも読もう
755 :
無名草子さん :02/03/12 12:43
以前、世界か、論座か忘れたけど、アメリカの記者か評論家が、 「英米の児童文学は、他の国の児童文学に比べて圧倒的に、 質・量ともに優れてる。思い出してみよ。 我々が、子供時代に読んだ児童文学は圧倒的に英米物だったではないか」 みたいに書いてて、めちゃくちゃ萎えました。 同じ雑誌の中に、「英米児童文学がこれほど隆盛を誇っているのは、そして、 伝統があり大人にも読まれるのは、 イギリスのヴィクトリア朝時代に由来する、性の排除を美徳とする感覚」 みたいなことが書かれていて、英米児童文学が世界の児童文学の中で、質量 ともに、高水準なのは当たり前のように扱われていた。 個人的な意見として、決して論拠があるわけではない単なる印象で申し上げると 英米児童文学のこの興隆は、 今回のハリー・ポッターもそうだけど、マスコミや他ジャンル とのタイアップで盛り上がった部分って相当あると思うんだけど。 それから、とりあえず日本では、一番多く訳されてるよね。 おそらく。何しろ、英語だし。 まぁ、執筆者が二人とも英米系ってだけで充分DQNな煽り文って感じも したんだけど、本当のところ、 ここのスレッドを読むみなさんはどう思ってらっしゃいます?
756 :
無名草子さん :02/03/12 21:38
英米では英語圏以外の児童文学が あんまり翻訳されないんじゃないかなあ アマゾンコムでリンドグレーンとかトーベ・ヤンソンとか ジョルジュ・サンドとかケストナーとか探してみた印象ですが
>>744 フィリップ・プルマン≪ライラの冒険≫(新潮社)がよく引き合いに出されますね。
個人的には≪ゲド戦記≫の系統と言うイメージがあるんですが
「ダークサイド・ナルニア」と言う説もあり。
>>755 児童文学史の本は確かに英米中心のものが多いですね。
759 :
無名草子さん :02/03/12 22:27
旧ソ連・共産圏の児童文学は 日本人だからこそ読む機会があるのかも ありがたや
760 :
無名草子さん :02/03/13 09:02
>>747 新しい叢書で出ているはず。大型書店なら置いていると思うけど。
ブライトンの英語はそれほど難しくないので、原書に挑戦してみるのも手。
日本版アマゾンでも取り扱うようになったし。
>>755 さすがはアメリカ人。
われわれ(自国人)がたくさん読んだというだけで、一般論を展開できるとは。
761 :
無名草子さん :02/03/13 09:37
さすがは日本人。 これだけの情報で、一般論を展開できるとは。
>761 >さすがは日本人。 >これだけの情報で、一般論を展開できるとは。 煽りについ反応してしまう、私。 しかし、「これだけの情報」で本当にすみません。 ソース頑張って探します。2ヶ月ぐらい前だったかなぁ。
いや、あんたに言ったんじゃないし 俺が煽りなら760も煽りだから
764 :
無名草子さん :02/03/13 17:54
まあまあ、マターリね。
765 :
無名草子さん :02/03/13 18:15
やっぱり英語だから、てのは大きい。 ズレた話になるけど「ソフィーの世界」が ノルウェー語→英語→日本語 の又訳だと知ったときは ポカーン・・・て感じだった。 英訳の訳者の名前って表に出てこないんだな。 カードミステリーの人が元から訳せば良かったのになんとなく。
>755さん >イギリスのヴィクトリア朝時代に由来する、性の排除を美徳とする感覚」 いや、全然スレ違いな話題なんですけど、酒見賢一氏の「語り手の事情」 読みました? 思いっきりアダルトな本なんですけど、面白いですよ。 いわゆる「オトナのこっそりお楽しみ本」という感じ。 甚だしくスレ違いなのでsage&皆さんごめんなさい。
いや、読んだことありません。 >思いっきりアダルトな本なんですけど、面白いですよ。絶対読みます。
768 :
無名草子さん :02/03/21 22:27
5月に「コーンウォールの聖杯」復刊だってね
769 :
無名草子さん :02/03/22 00:22
>768 ほんと?マジで。いやー、嬉しい。ハリポタブームも役に立つなあ。
770 :
無名草子さん :02/03/22 02:30
えええマジすか! >768 これだけ唯一読めてなかったんだよ〜 ゆかりの地巡礼にウェールズまで行きましたさ。
>768 うれしいけど正直学研の復刊じゃなくて評論社から出して欲しかったなり。
772 :
無名草子さん :02/03/23 14:17
同意!
773 :
無名草子さん :02/03/23 20:02
学研は、かなりじじむさいメリマンの会話が読めるものと思われ(笑 イメージ崩れるというか、なんだか笑えます。 その昔、私もウェールズまで行きました。 コーンウォールにも行きたいよう。
774 :
無名草子さん :02/03/25 22:17
775 :
無名草子さん :02/03/26 01:24
昔の装丁で出して欲しかった...。 子供の頃に見た、あのおどろおどろしい?絵が好きだったのに。
776 :
無名草子さん :02/03/30 01:08
「スイスのロビンソン」復刻版買ってきました 土日で読めるかな?
777 :
無名草子さん :02/04/01 14:31
土日で....ヨンダ?(笑) もうこのスレもおわりカナー ちょっと寂し。
778 :
無名草子さん :02/04/01 21:02
>もうこのスレもおわりカナー ・・・そんなことさせん!! でも、確かにこの頃良い本ないです ハリポタの影響か、海外ファンタジーものがザクザクと本屋に並んでいますが、 どれもウーーン、という感じ ネシャンもダレンもレイチェルも、ちっともおもしろくなかった・・
779 :
無名草子さん :02/04/02 00:08
それじゃあ、別にup to dateな話題じゃないけど。 ヒルクレストものって最後は、またセーラが主人公になるって訳者後書きに 書いてあったきがするんだけど、待てどくらせど出ない。もう四冊でおわり?
780 :
無名草子さん :02/04/02 00:38
>>779 出ないねえ、待ってるんだけど。
原書房がサトクリフのシリーズをざくざく出してくれたのが
嬉しかったな。アーサー王三部作とか。泣けたよ。ランスロットと
グウィネヴィアの別れのシーンとか。
神宮輝夫先生が、もうすぐ退官で最終講義をやられるそうですね。
部外者だけど拝聴したい。でも、無理だろうから猪熊葉子先生と
同じように、最終講義を本にまとめて出して欲しい。
781 :
無名草子さん :02/04/02 20:28
レルンの「すいがらとバラと」はいいよね。
782 :
無名草子さん :02/04/03 02:33
>778 よかった同じこと感じた人いるんだ。 どうも最近もてはやされてるファンタジーって 面白くなくって。文章も読み込む気になれないし。 …翻訳の問題なのかな…一概にそうとも 言えない気がして。
ハリポタも同じ。 とりあえず図書館で借りてみて読んだ。 三ヶ月以上待ったっけ…一応全部読んでます。 なんでこんなに騒がれてンのかなーと 最初不思議で。ただ魔法使いものってだけでも もっと面白いの一杯ありますよね…。 ってここらへんは好みの問題か。
785 :
無名草子さん :02/04/03 09:57
>779さん わたしも「ヒルクレスト」シリーズ続刊待ってるんだけど。 あれはあれで完結してしまったんでしょうかね? ルーシーからみた話もあるかもと聞いたような気がするのに。
787 :
無名草子さん :02/04/04 20:16
>353 勘違いじゃないです。ホッツェンプロッツにもザワークラウトでてます。水曜日に 食うんだったかな?日曜がプラムケーキで金曜がアッペルシュトリューデル。 あと、クラバートはマジでいいですよね〜。親方がデカ帽に一本とられる場面はホ ントさまみろって感じでした。 プロイスラーの「大力のワーニャ」っていう作品知りませんか?どこにも見つから なくて、そうこうしているウチに大学生になっちゃったんでもうあきらめてますけ ど(笑 プロイスラー以外では「銀月館のひみつ」ってのが面白かったなぁ。不気味なババァ が夢をのぞく話。
788 :
無名草子さん :02/04/07 23:21
ホッツェンプロッツのザワークラウト懐かしいなあ。シリーズの最後がいつも 祝宴になってチョコレートドーナツとか特別に栽培したかぼちゃとか美味しそう な食べ物が出てくるのが印象的だった。 クラバートは子供の時一度読みかけて挫折して、今頃思い出して再挑戦して いるところ。
>786 ああ、そのとおりですね。 キャラものって駄目なんですよ。 …そうか、ようやくわかりました。猫電波さんアリガトウ(w オススメ本はまだ未見なので、是非見てみますね。 私もホッツェンプロッツ大好きです。なんたって プラムケーキが食べたいのなんのって…。 他の食べ物も本当においしそう(w
790 :
無名草子さん :02/04/08 16:45
子供って欲望が食に偏ってるから、執拗に食べ物について書いてくれる 話って忘れられないんだよね。 私も、実は食べ物のシーンしか覚えていない話が多数。 モモしかり、長靴下のピッピしかり、大きな森の小さな家しかり。ま、ここら辺は何度もよんだから覚えてないって訳じゃないけど、 食以外は灰色な印象。
791 :
無名草子さん :02/04/08 20:53
ライオンと魔女のエドマンドが食べてたプリンが食べたい…。 もとはプリンじゃないけど、あのプリンの描写は本当においしそう。
792 :
無名草子さん :02/04/08 21:35
>787 ああ、クラバート、私も異常に好きです。 読んでると、泥炭や湿地の匂いがしてきませんか?
793 :
無名草子さん :02/04/09 00:52
「ライオンと魔女」なら、ビーバー夫婦の作ってくれたごはんが食べたいな・・・ 釣りたてのニジマス?のフライとか、いい匂いが本から漂ってくるような気がしたもん。
>791 あれ、原書ではTurkish delight(トルコぎゅうひ)なんだよね…… プリンの方が絶対いいと思った。トルコぎゅうひ嫌いなわし。
795 :
無名草子さん :02/04/09 02:11
トルコぎゅうひってどんな食べ物?ぎゅうひってあのお餅みたいなやつ? ごめん。児童文学と直接関係ないけど気になって。
>795 そうです、あの四角いゼリーみたいなので、砂糖がまぶしてあるやつ。 プリンならともかく、アレで買収されるなエドマンドよ、と思ったよ (まぁ嗜好なのでプリンよりトルコぎゅうひの方が好きな人間もいるだろうが。
ターキッシュ・ディライトってまずいよね・・・。 イギリスに住んでいた時も、あれを嫌いな人には会ったことあるけど 「好物!」と言う人にはお目にかからなかった。 エドマンドの嗜好って一体・・・。
そうなのか〜。子供の頃、勝手にカラメル部分のないババロアみたいな プリンを想像してた。私もあれはあんまり好きじゃないなあ。物語の イメージ変わったかも。
778さーん!! なんでダレン面白くなかったんですか??
スーザン・クーパの闇の闘いシリーズは 中学校の頃夢中だったが 今読むとなんか腹立たしい。 古老たちちょっと偉ぶりすぎじゃねーか?
801 :
無名草子さん :02/04/10 14:40
ハリポタ、指輪、ナルニアときたら次はいよいよゲド映画化か?
802 :
無名草子さん :02/04/10 16:04
イギリス行ったときTurkish delight食べたくて ハロッズで買ってきたら、近所のスーパーにもあったことが判明。 わたしは好きだけどな〜。
>800 あああ禿げ上がるほど同意! 自分は工房の頃読んで、勝手に【メール欄】のがものすごく怖いと 思ったよーー そりゃ良かれと思ってなんだろうけど、ものすごく重大なことを 頭越しに決められてるようで気持ち悪かった。 なので、一番最後の巻の浅羽さんの後書きには大きくうなずいて しまった…
804 :
無名草子さん :02/04/11 04:02
ちゃんと物語の中でも「古老にとっちゃ、人間にとって一番大切なものは 最優先されないのさ。」って皮肉っぽく言ってるシーンあるよ。 あと「闇がなければ光とて存在しないではないか。」って闇の黒騎士みたいのにも 言わせてる。 だから、作者もそのことは念頭において書いてると思う。>光の超越性
803 >804 そう、それはもちろん嫌というほどわかってるのよ。 だ か ら 余計に怖いんだって。 所詮彼らは人間とは違う存在であり、違う価値観を持ってるという事が。 別に作者を批判しようとは思ってないよ、念のため。 読んだ側が古老の考え方に完全に同調できないってのも 作者は計算してあると思うし、作者が古老マンセーなわけでもない。 しかし、読んだ側が(たとえ作者の手のひらの上にいるだけだと しても)、ええっそりゃないだろうよ…と憤慨したり気持ち悪くなるのも 読者の自由なわけ。
806 :
無名草子さん :02/04/11 20:00
いろんな感想がある本って嬉しいね。 ネットがなかったら、こんな意見交換もできなかったもんね。 普通の人間ではなく、古老として生きてゆくその重さはイイ!! マセガキだった私にとってメリマンはあこがれの大人だったな〜。 11歳の子供を対等に扱ってくれるなんて素敵。 普通の人間と古老の二面性も、秘密めいていて良いし.... なれるものなら古老になりたい。
書いている内容がどうこうより、805の口調がしたり顔っぽくていや。
808 :
無名草子さん :02/04/12 11:39
>>807 匿名だから、ある程度何を書いてもいいって言うのがここの良い所
某ファンサイトに書き込めないでしょ、こういう書き方で(笑)
809 :
無名草子さん :02/04/12 14:42
図書館でC・S・アドラーを大量に借りてきた。 さて、読むか・・・。
810 :
無名草子さん :02/04/12 14:56
トムは真夜中の庭で、なつかしいー!なんか劇でも見たことある気が。 個人的な話題を振ると、(いきなり英米じゃないんだが)最近エンデの 『はてしない物語』を再読。改めて感動。訳文の美しさが、言っちゃぁ何だが ハリポタとは段違いな気がする。ハリポタも読みやすくていいんだけど、 「思いっきり派手な何とか」とか表現されると萎えるよ。。
>807 お気に障りましたか、スマソ(;´Д`) >806 私はドルー兄弟が好きだった。(なので未読の『コーンウォールの 聖杯』が再販されるのは嬉しい) ドルーの3人とウィルの最初のエピソード(壁ごしに…) なんか、いかにも子供らしくて笑ってしまう〜
>>810 ハリポタは原作も軽いノリなので、別に格調高く訳す必要は
ないと思われ。
813 :
無名草子さん :02/04/12 20:52
>>754 なかなか「たのしい川辺」の話が出てこなくて・・嬉しかったです。
現在三十代後半の方だとご存じでしょうけれど、
木馬座という人形劇団の「ケロヨン」というお話が
「楽しい川辺」をモチーフにしているのだそうです。
814 :
無名草子さん :02/04/12 20:55
>>81 「台所のマリア様」大好きで、あれを読んでから、
ずっと台所にはマリア像を飾るようになりました。
それから、生のタマネギも食べられるようになりました。
815 :
かぶきもの :02/04/13 05:53
ロバート・ネイサンの「ジェニーの肖像」は涙なくしては読めない 永遠の名作だよね・・・
そう?過去にすごく持ち上げられてたから読んでみたら、なんだかなあって 感じだった。>ジェニーの肖像
このスレよんで、何故かダンプリングのことを思い出したよ。 ダンプリング、謎の食べ物・・・・とずっと思っていた。 いや、作り方とか書いてあったんだけどさー。 パンっぽいような、でも全然別の食べ物のような。
818 :
無名草子さん :02/04/16 02:29
>813 えっ、ケロヨン??ケロヨンは憶えてるけど・・・そうなの? ケロヨンの「中身」をあんまりおぼえてないんだよねー。
819 :
( ゚ ー゚) フーン :02/04/18 14:28
フランチェスカ・リア・ブロックのファンの方いらっしゃいますか? 「少女神第9号」などについておしゃべりしたいのですが・・・ よろしくおねがいします
う〜ん、マイナーだし、普通の意味での「児童」でもないですからねー。 お騒がせしました。
821 :
無名草子さん :02/04/23 03:01
サトクリフがいいよ。 あの骨太さがたまらん
「いたずらっ子エーミール」がしゃがんで ちょっぴりクリスマスツリーをかじっている場面が好きです。 全編訳も面白かったし、って英米文学じゃないのかな…
823 :
無名草子さん :02/05/03 13:19
あう。 「時の旅人」のカセット版(もちろんイギリス英語♪)が家に来るゥ〜 長生きしてて良かった♪ので記念age 次は「闇の戦い」シリーズを買おう。幸せ〜
824 :
無名草子さん :02/05/03 15:14
ハリポタの原書を読んですっかりはまってしまい、 (翻訳書は2巻しか読んでませんが) 子供のころ好きだったナルニア国その他を、今度は 原書で読もうと思って買ってみました。 子供向けとはいえ、なかなか難しいのね・・ で、読み比べしようと思って訳書を買おうと思ったのですが 書店にもamazonにもあまり無いのはなぜ??? 特に、セットもの。 「ツバメ号・・・」も、無いのね〜・・・ もしかして、売れないから絶版なの??? 理由を知ってる方教えてください。
825 :
無名草子さん :02/05/03 21:10
ネット書店だと確か扱っている業者さんの在庫にあるかないかで 在庫切れ、とかそういう表示になる、だったと。 ない場合は他の流通系のネット書店で見つかったりする筈です。 詳しくはどこかの板でそれ系の書き込みがあるようですが。 場所を忘れたため、うろ覚えですみません。
826 :
無名草子さん :02/05/03 23:11
岩波書店のサイトでも通販してます。 でもランサム全集は高くて売れないから 印刷部数自体が少ないのではないでしょうか。
827 :
無名草子さん :02/05/06 02:12
まだあったんだ、このスレ。素敵。地味良スレですよね。 ageていい? ageちゃおー。
828 :
無名草子さん :02/05/06 19:40
ああ良かった〜倉庫落ちしちゃったのかと思った。 やっぱり人口少ないよね・・ 児童文学版つくったとしても、人がいるか不安。
ハイジを読んだんだけど ハイジが新興宗教に洗脳されちゃったみたいに見えて鬱になった。
ハイジとかナルニアとかさあ
信者による信者のための小説だから。
それも信者が圧倒的多数を占める社会で書かれたんだから。
信者はそれが幸せなのだ。
信者でない者が読んで違和感を感じるのはしかたない。
あきらめろ。それかアニメ版見てろ。
>>829
>>830 うん。あまりにも鬱になったんで今アニメ版のハイジ見てるよw
ああ・・・アルプスが美しひ・・・
みんな最近のは読まないの? マイナー系でも面白いの結構あるよ
833 :
無名草子さん :02/05/13 12:04
マイナー系でお勧めあれば教えて。 自分はボックスカーを読み始めたところ。
834 :
無名草子さん :02/05/13 15:26
スピネッリとマーヒーを読み始めてる。 クレージー・マギーは泣けた・・・! マーヒーは短編のが好きかもしれんよ。まだ全部読んでないけど。
836 :
無名草子さん :02/05/14 22:21
>>835 図書館で勇者の剣と呪われた航海借りてみた
勇者の剣分厚い……
837 :
無名草子さん :02/05/15 00:26
呪われた航海は個人的にはさっぱり・・・だった。全然ドキドキしない上に エンディングもイマイチ・・・。 マイナー系と言うより既に御大系なのかもしれないけど(笑) サトクリフ読んでみてくれ。お薦め。ちょっと長いけど。
>>837 サトクリフは読んでますよ〜
特に太陽の戦士とともしびをかかげてが良かった
骨太の物語だったら、シェンキェヴィッチのクオ・バディスあたりどう?
暴君ネロの君臨するローマを舞台に繰り広げられる、恋と権力と信仰の物語。
どうも。 クオ・ヴァディスって福音館と岩波文庫どっちがいい? 「シカゴよりこわい町」気になっていたのでよんでみます。
「まぼろしのちいさい犬」 病気の時読んだ。 「マイ ライフ アズ ア ドッグ」という映画を観たとき 思い出した。
>>839 岩波文庫の方は読んでないので分からないんですけど、
福音館の方は装丁なども含めて感涙モノの出来でした
ただ翻訳が違うようなので、一応図書館などでちらっと見て
文章が自分に合う方を読んだ方が間違いないカモ?
>>840 マイライフアズアドッグ 良い映画ですよね〜
密かに好きな映画のベスト3に入る作品です
郵便配達と詩人の関係を描いたイル・ポスティーノなども
繊細な映画で好きだったな
842 :
無名草子さん :02/05/15 23:36
すごく面白いという訳じゃないけど、病気になった女の子が 同じく病気の男の子と夢の中で出会う「マリアンヌの夢」 不思議だったからよく覚えてる。
843 :
無名草子さん :02/05/18 20:05
>842 夢の中の家がどんどん近付いてくる話だよね? 私は子どもの頃読んで、不思議というよりなんか不気味で恐かった・・ 実は名作だと私は勝手に思っています
844 :
無名草子さん :02/05/20 17:20
「フランバーズ屋敷の人びと」読んでみたが 3巻・・・いや、2巻で止めときゃよかったと激しく後悔。
845 :
無名草子さん :02/05/20 19:19
サトクリフはどれ読んでもずっしり素晴らしい。 個人的には運命の騎士が好きです。 琥珀を盗むエピソードが泣けるんだー フランバーズ屋敷は今にして思うとなんか連続テレビ小説的なスケールですね。 2巻の飛行機創生期の世界がわくわくした覚えが。 ペイトンなら「卒業の夏」お勧めですよ! 手に入りにくいかもしれないけど。
>843 家じゃなく、監視する無気味な石が家に迫ってくる話し。 単なるファンタジーでなく、子供の心理に深く触れたお話しだからこそ、不思議で無気味な雰囲気なんでしょうね。 結局マリアンヌって、何の病だったんだろう?
847 :
無名草子さん :02/05/21 19:33
サトクリフ(゚∀゚)イイ! けどさ、版を重ねるごとに高くなっているんですよ。 好きなんだけど一冊2700円は厳しいッス。 そんな訳で自分にとっては図書館でしか読めない作家の一人になってます。 岩波少年文庫に落ちたら絶対買うのにー。
848 :
無名草子さん :02/05/22 07:56
ふしぎをのせたアリエル号が好き。 孤児院に捨てられた女の子が大切にしていた人形が、 人間になって孤児院を去って、見捨てられたと思った女の子が 哀しくて人形になっちゃう話。
849 :
無名草子さん :02/05/22 13:37
結構、サトクリフ好きな人いるんですね〜 そういえば宮崎監督は「第九団のワシ」が好きだそうです
850 :
無名草子さん :02/05/22 16:18
>>847 サトクリフの書いたアーサー王伝説は、岩波じゃなくて
別の書店名から出されて、翻訳者も猪熊葉子先生ではなく
山本史郎って人になって、その訳に悪評ぷんぷんって話を
聞きました・・・。
実際に山本訳を読んだ時はそこまでおかしいとは思わなかったんだけどなあ。
>>849 「第9軍団のワシ」です。細かくてスマンね。
851 :
無名草子さん :02/05/22 17:15
>>850 比べる対象がないので気づかないだけかも?
山本版ホビット、赤毛のアンを見て恐ろしく萎えたよ。
今回は翻訳を選べないところがキツイ。
>848 アリエル号、読んだんだけどなんかすっごく残酷というか切ない話だったよね〜。 いいのかこのラスト!?おいおい、と思った記憶あり。 >845 卒業の夏、おすすめですか。運命の馬ダークリングってのは見つけたんですが。 あとバラの構図。 フランバーズは2巻まではホント好きなのでペイトンちょっとあさってみようと思います。 3巻も読めるっちゃ読めるんだけど後の4、5巻の展開を思うと何もかもそらぞらしい・・・。
853 :
無名草子さん :02/05/24 17:11
そういえば福音館も遂に文庫出すらしいね〜 宝島、砂の妖精、二年間の休暇、くまのパディントンなどなど。 岩波にはランサム全集を文庫で出してほしいなぁ
854 :
無名草子さん :02/05/24 17:23
岩波のサイト覗いてみたらゲドの新作のタイトル出てた 『新しい風――ゲド戦記5』 『アースシーの5つの物語――ゲド戦記外伝』 目下着々と刊行準備中だそうだ
855 :
無名草子さん :02/05/24 18:42
>844 フランダースは、私の子供の頃、ハードカバーで3巻までしかでていなくて それから、中学生になったときに、4,5巻が発売されたことを知り、 あの結末に胸がすく思いでした。(ディック嫌いだった・・・・)
857 :
無名草子さん :02/05/24 21:57
復刊したスイスのロビンソン購入したけど、 めちゃくちゃ読みづらい……旧漢字はやめてケロ……
858 :
無名草子さん :02/05/25 04:18
小学生の頃ゲド戦記最初の3巻が出て ゲドは当時の私のヒーローだった。 20年たって「帰還」が出たとき 作品が大人になった自分を迎えてくれたような気がして なんかもう泣くほど嬉しかった。 小学生の頃だったらきっと「帰還」を受け入れられなかっただろうと思う。 「さいはての島へ」のラストだけどでついていくのがやっとだったもの。 そんなわけで5巻楽しみです。
859 :
無名草子さん :02/05/25 07:28
ゲド外伝の方では若き日のオジオンも出るらしいね
860 :
無名草子さん :02/05/25 16:56
>848 アリエル号はステテコから作った人形? が どんどん人格崩壊するところが怖かったなぁ 最後がちょっと哀しいよね
861 :
無名草子さん :02/05/25 20:44
「ひかりの国のタッシンダ」が好きです
862 :
無名草子さん :02/05/25 21:38
「タッシンダ」、表紙のイラスト一目ででやられちゃいました。 ポニーテールがなびいていてとても素敵でしたね。
>862 私も実は表紙に惹かれて読んでみようと思ったんです 話にぴったりの美しい絵ですよね 表紙って重要だと思います 表紙のせいで、良い内容なのに多くの人に読んで貰えない本って数多くありそう・・
864 :
無名草子さん :02/05/26 15:16
>>863 表紙とタイトルで損をしている本って結構ありそうですよね
例えばカレン・クシュマンの金鉱町のルーシー。
表紙は暗いけれど、読んでみるとそうでもなかった。勿体ない!
865 :
無名草子さん :02/05/27 02:35
「フランバーズ屋敷」昔からなんとなく気になっていたんだけど、ここを 見てまず一巻だけ図書館で借りて読んだ。 ・・・燃える!燃えすぎだよ!お嬢様と使用人の恋!しかも主人公天然の 罪作り女。昼ドラ好き(藁 の私の心にぐっときたよ。 速攻で続きも借りて読んだけど、やっぱりなあ、こうなるよね。 ディックは贔屓なんだけど、このシチュエーションじゃ上手くいくはずない。 女の立場(クリスチナ)からしたらどうにも扱いにくいよなあ。 せめてフランバーズ屋敷から完全に離れられたら良かったんだろうけど。 でもこれ、決して岩波「少年」文庫向きとは思えない。
866 :
無名草子さん :02/05/27 15:00
>865 私は1巻からウィルが贔屓だったから(メカフェチ男・・・) 3巻以降の「ウィルは特別だった」扱いがなんかこう寂しいというか切ないというか。 ウィルが生きていたら!っていうのがもうひしひしと伝わってきて。 せめてあのお友達の方とまとまりゃ良かったのに。 ディックとの生活に失敗したクリスチナがどうしてマークとうまくやってけると思えるんだろ。 っていうか私が単にマーク嫌いなだけさ・・・。
>865 言われてみれば「昼ドラ」テイストだ。 設定日本に変えてドラマ化きぼん。
)866 私もマーク嫌い。でも多分魅力はあるんだろうと思われる。いやだけど。 ディックとの結婚生活もうまく行かなかったけど、確かにマークともうまく いかないよね。ディックとは結婚観の違いがアレだったけど、マークとは 日々生活するうえでけんかばっかりしそうだ。 )867 そう!昼ドラ向きだと思う。ってか無かったけか、似たようなの。 古いけど「華の嵐」とかそんなの。ま、お嬢様と使用人の恋っていかにも 昼ドラにありがちだ。
>867 それって「嵐が丘」の翻案でしたっけ? そういえば「嵐が丘」もお嬢様と使用人ですな。 マークは確かに嫌われ度が高そうだが、視点を変えれば 結構いいヤツなのかもしれない。 わたしはディックがニガテなので、そう思ってみるテスト。
「ゲド」って名前に(;´Д`)で手をつけなかったゲド戦記を読み出した。 まだ一巻終えたとこだけど(・∀・)イイ!凄く(・∀・)イイ!(;´Д`)ハァハァ なんで今まで読まなかったんだよ私…食わず嫌いはいかんねー
871 :
無名草子さん :02/05/30 21:11
>850 山本はひどいですね。日本語知らないのかなって思います。 原に版権取られちゃうともう岩波は出さないですよね。 ケルト系はすごく好きなのでものすごく「にくむううううううぅぅ」 彼は一時瀬田貞二の翻訳に誤訳があると指摘して気炎を上げてたが。 人によってはamazonで読みやすいですって書評書いてるけど、 騙されちゃだめよん。
しかし、瀬田貞二の訳に誤訳があるのも有名な話だよね。 金原瑞人が「瀬田の訳は、味があると言えばそうだが原作の ダイナミックの持ち味を失っている。」と指摘していた。 ふーんとオモタ。誰か上手い人が再訳したのも読んでみたい。
873 :
無名草子さん :02/05/30 22:25
>872 私はその金原瑞人の訳が好きだ。 好きっていうか、この人が訳したものに良い本が多い。 瀬田貞二は確かに独特の味(ハセオ?!アラゴルンが?!)があって、 それがすんごく好きな人もいるしね。 ちょっと古臭いのがたまーに嫌な時もある。
874 :
無名草子さん :02/05/30 22:28
>>876 のっぽのサラとか?
でも「レイチェルと魔法の匂い」のシリーズはダメでした・・・。
訳者は違う人ですが「ダレン・シャン」やすっぽーい。
>874 最近読んだのだったら『逃れの森の魔女』が良かった。 始めあんまりおもしろくないかもって思ってたけど、ラストは良かった。 『のっぽのサラ』も好き。(ぶさいく、って・・) 『レイチェル〜』のシリーズはまだ読んで無いです。 最近似たようなファンタジーが多くて何かなあ・・ ・・『ダレン・シャン』は私も好きじゃない。好きになれない。 翻訳が素晴らしいと聞いて読んだけど、「????」だった。(好きな方、ごめんなさい)
876 :
無名草子さん :02/05/31 00:51
児童書の翻訳では中川千尋さんって人が、すごく上手だと思う。 言葉の選び方がうまい。 「ディア・ノーバディ」とか「ヤギ・ゲーム」とか彼女の訳したものは 結構いい作品が多いなと思います。 金原水人さんは新しいものをどんどん翻訳してくれる姿勢は買う。 でも、たくさん訳す分、駄作(訳が悪いってことじゃなくて、もともとの 作品のレベルの話ね。)も多い。
877 :
無名草子さん :02/05/31 15:24
>867 フランバーズは確かにロマンスに目が奪われがちだが あの時代だからこそ面白い設定だと思うなあ。 狩猟の魅力に取り付かれながらも飛行機設計に夢中なウィルを選ぶクリスチナ。 時代の移り変わりというのが、あの作品の醍醐味な気が。 いい加減フランバーズ語りをやめようと思いつつ。
878 :
無名草子さん :02/05/31 17:03
子供の頃、マージェリー・シャープの「ミス・ビアンカ」シリーズが好きだったなあ。 ガース・ウィリアムズの挿絵もよかった。表情豊かなネズミたちの絵がたまらない。
879 :
無名草子さん :02/06/01 05:58
「ミス・ビアンカ」私も大好きでした。 心からわくわくしながら読むのって子供の特権ですよね (だからこそそんな本に今出会えるとほんとに嬉しいんですが) 大好きだった本を2冊思い出しました。 「チポリーノの冒険」作者忘れたけどタマネギ少年が主人公の野菜の国のお話 「オタバリの少年探偵たち」セシル・デイ・ルイス
>>879 俳優のダニエル・デイ・ルイスの父ちゃんですな。>C・デイ・ルイス
矢川澄子自殺ってホント? 重病にでもかかってたの?
>>881 丁度今、最近出版された「スナグルポットとカルドパイ」(矢川さん訳)を
読んでいたところだったので驚きました。あとがきが2002年の春……、
何だか信じられません……。ショックです。
883 :
無名草子さん :02/06/03 21:01
>878・879 ミス・ビアンカ良いですね。動物が主人公の話に弱いんです、私。 矢川澄子自殺だなんて・・ 彼女の訳がとても好きでした。残念です。
884 :
無名草子さん :02/06/03 23:12
ミス・ビアンカには人間と動物の両面があって 稀有なキャラだと思います。
885 :
無名草子さん :02/06/04 00:05
グリーンノウって今はシリーズとして全部出ていると思うのだけど、 私が小学生の頃は、「まぼろしの子供たち」ってタイトルで 第1作しか出ていなかったと思う。確か訳者は瀬田貞二大先生。 で、出版社は確か学研。この「まぼろしの子供たち」が収録されていた 学研の子供向け本は、他にも良い本がたくさんあったような記憶が。 「一角獣の秘密」なんて好きだったなー。 それにしても。林望は許せなーい(笑) ルーシー・M・ボストンのうちに下宿してたんだよ! それも偶然。 おまけにこいつは、彼女のことを知らなかった! ああ。彼女は長生きだったんだよね。 ファンレター、書けばよかった。 てっきりもう死んでいると思ってたので。
886 :
無名草子さん :02/06/04 01:38
ああああ私もっ >885 「まぼろしの子供たち」 今でも手元にあって毎年クリスマスに読む本です。 後づけでグリーンノウシリーズ全部読みましたが 一巻だけは新版には手をつけませんでした。 タイトルも訳も好きだったけれど挿絵が良かったんです。 料理研究家の大原照子さんは偶然 友人と散歩中にボストンさんの庭先に入り込んで本人に会い あのお宅でお茶をごちそうになったとか。 林望といい、うらやますいー このほかに学研のシリーズでは「トムの塔」というのが忘れられません。 魔法の下手な魔女がでてきたり王様が実は小さい子だったりする奇妙なお話だった・・・
887 :
無名草子さん :02/06/04 01:55
好きだった文筆家が亡くなると、 その人のうちにあったその人だけの豊穣な言葉の国が永遠に閉ざされてしまったように思えて すごく寂しい。 矢川澄子さんも・・・。 合掌
888 :
無名草子さん :02/06/04 22:33
a
>>886 まだイングリッシュガーデンなんて全然紹介されていなかった頃、
動物の形に刈り込まれたイチイの木?とか、この本で知識を得た。
うんうん。イラストも良かったよね。コンテとかでザッザッと書いたような
感じじゃなかったっけ?
学研のシリーズは、表紙のザラザラした質感も好きだった。
「トムの塔」は知らないなぁ?
今、子供の頃読んだ英米児童文学を原書で読み直している。
今度、グリーンノウも読んでみよう。
890 :
無名草子さん :02/06/07 21:04
「エルマーのぼうけん」とか好きだった。 小学校の学級文庫に置いてあったけど いつも誰かに借りられっぱなしで両親に借ってもらったことがあるんだけど 引っ越しの際に無くしてしまった ゜・(ノД`)・゚・ 今日、本屋の児童書コーナーで見かけたけど ¥1000ちょっとなんだね。安くてびっくりした。
891 :
無名草子さん :02/06/10 01:14
マーガレット・サットンの「少女探偵ジュディ」シリーズ、 もう一度読みたくてamazonで検索してみたんだけど、 今はあんな漫画ちっくな文庫本しか出てないの???
892 :
無名草子さん :02/06/10 11:09
質問さしてくだせ。 ヨーロッパが舞台で主人公が少女。10〜12歳くらいかな? この年でダイエットとかしてる。腰にベルトを巻いたりして。 でも、近づきになった青年か熟年紳士の影響で 健康的な少女に変貌していく…という話…。うろおぼえなのですが。 「これじゃない?」ってピンときたかた、書名おしえてくだせ。 ダイエットベルトを紳士にはずされて、少女が深呼吸する場面を覚えています。 あとピアスあけるとかあけないとか…。 スレ違いだったらすんません。
893 :
無名草子さん :02/06/10 11:47
それはオルコットの「八人のいとこ」です。 インターネットで見つけた紹介文をコピペしておきます。 個人的には、説教臭くて好きじゃない話です。 でもディテール(コルセットを外させて異国風の服に着替えさせたり) が結構ツボだったので覚えています。 両親を亡くして親戚たちが住んでいるキャンベルの丘に引き取られたローズ は、父の弟のアレック叔父を後見人に、二人の大叔母、たくさんの叔母たち、 そして7人のいとこたちとの生活を始めることになります。最初ローズは、屋 敷で働いている少し年上でやはり身よりのない少女フェーブと仲良くなり、 フェーブに並々ならぬ親近感を感じるようになります。 また男の子に慣れていないローズは、最初は年齢もさまざまな7人のいとこた ちに恐れをなしますが、やがてそんな緊張もほぐれ彼らと仲良くなって楽しい 生活を始めることになります。これは13歳で新しい生活に飛び込んだローズ が、失敗や献身を学びとり成長を遂げていく1年を描く心温まる物語です。
894 :
無名草子さん :02/06/10 16:55
>892、893 私も「八人のいとこ」だと思うが別にダイエットをしてたわけじゃない・・・。 どうでもいいか。 ついでに続編の「花ざかりのローズ」もあります。ロマンス風味。 図書館か古本屋で探せばあるかも。 オルコット作品で一番好きな作品だ。
895 :
無名草子さん :02/06/10 21:01
けう古本屋にたちよった アーサー・ランサム「ひみつの海」 千円なり ・・・シポ巻いてカエーテきたよほ
896 :
無名草子さん :02/06/16 00:00
福音館文庫創刊 文庫どころか新書以上のサイズではないか?
897 :
無名草子さん :02/06/16 19:52
わすれてたー! 私はこの機会に「くまのパディントントン」集めます。 でも全巻揃うのはいつのことだろうか?
>896 思ったよか版がデカい!…ですよね: 並べながら、お店の棚の前でニヤニヤしてしまったです。 まず「くま」と「魔女宅」でも読む〜。
899 :
無名草子さん :02/06/19 20:40
初めてこのスレ来ました。1から思いっきり飛ばし読みして疲れた… 何度もガイシュツだけど、自分はブライトンの『おちゃめなふたご』 『おてんばエリザベス』が好き。「問題児を優等生たちが集団で苛めて ・・・」というようなレスがあったけど、あのシリーズで完璧な優等生 なんていなかったような(藁 先生へのイタズラや真夜中のパーティーに 級長が参加してるんだもん)本当の問題児はどの子も救いようがないと 感じたけどなぁ。 わりと最近日本語版が抄訳だったと知って、現在それぞれ第一巻目を アマゾンで購入して、辞書片手に解読中です。
今月号のダ・ヴィンチがファンタジー特集なので いろいろ読みたくなっていたとこです。 子供の頃図書館で借り手色々読んでましたけど >709さんと同じようなかんじで名作が揃っていなかったし 知らなかったから読んでない作品がたくさんあります。 本当に昔に戻って読みたいです。 本当はたいしたことないことでも すごく楽しそうに思えたり、おいしそうな食べ物に 想像できる力が衰えてますから。
902 :
無名草子さん :02/06/21 23:20
復刊されたこともあって、この間久しぶりに「コーンウォールの聖杯」 を読み直してみたけど、昔ほどのめりこまなかった。 「これ、光と闇のシリーズだって知らないで、普通に今の子が読んだら もう古すぎて駄目かも・・・。」と悲しいけれど思った。 アーサー王伝説が好きなコアな子じゃないとついてこなさそう。 子供達が頭がいい割に、とても純真というか人を疑わない 幼い所とか、ジェーンやサイモン達と同年齢の子達が読んだら 「○○が悪者だってすぐ分かるのに、なんで気付かないんだよ!」 ってイラつきそう。 昔の11〜12歳と、今の11〜12歳って全然違うからなあ。 あと子供達が幼い割に謎解きが文章をよく読んでも分かりにくいのも 「あ、こりゃ、駄目かも。」と思った一因。謎解きが難しすぎる・・・。 あんまり簡単じゃ面白くないんだけど。 それに、このシリーズ全体を評してよく言われることだけれども あまりにも善玉、悪玉はっきり分かれすぎなんだよなー。 とは言え、最後にバーニーがメリィおじさんが何者なのかを発見する 例のシーンは、読んでて嬉しくてたまらなくなったけどね。小学生の 時に読んだ興奮が蘇ってにたにたしてもうた。
昔の子供と今の子供 というお話・・私もいろいろ違いを感じますねえ・・ 自分がはまった本でも子供は全然ノってこないです。 ヘンリ−くんシリーズなど当時アメリカの暮らしなど よく知らなかったぶん一面「別世界」(ファンタジー)として 読めたものですが、今の子供がいうにはただの 「他人の日常」でしかないようです。 ロッタちゃんやピッピもただの乱暴者としか思えず 不愉快なんだとか。 妙に良い子なんですね現代っ子。 昔ばなしや空想ものはそれなりに受け入れますが。
いやそれは時代のせいというよりも性格の問題でしょ? 私は30過ぎですがロッタちゃんもピッピも嫌いだったよ。 そんで小公女が好きだった。
905 :
無名草子さん :02/06/24 14:39
>>904 時代、性格両方の問題だと思うけれど。
あなたの世代の児童文学を読む子に調査をしたら
「小公女」のほうが好きっていうのは、多分少数派でしょ。
やっぱり古い話だから。
ただどんな時代、世代にも古いものをこつこつ読む子って
いる訳で。
でも当時の全体からしたらリンドグレーンやファージョン、ルイス、
ランサムといった大御所を好きな児童文学少年、少女の方が多数かと。
今の子達を見ていて感じるのは、例えば「ナルニア国物語」なんかは
読書好きの子を除けば、あの文章量だと5、6年生レベル。
けれども5、6年生になっていると、中に出てくる登場人物が
あまりに古臭くていい子ちゃんなのに、鼻白んだりしてしまうこともある。
2、3年生くらいのほうが逆にぴったり。
だけど、2、3年生で一人であれを読みきる力のある子となると
限られてくる。
文章レベルと登場人物の精神年齢レベルが、今の子達にとっては激しく
つりあわなくなってきているのが、最大の原因かな、って気がする。
906 :
無名草子さん :02/06/24 16:00
微妙にマイナーですがエリーナ・ファージョンが好きです。
>906 ファージョンは本国では忘れられつつある作家だとか…… 残念だよね
ランサムもファージョンも日本でのほうが人気あるような
909 :
無名草子さん :02/06/25 00:24
>907 そうなんですか?寂しいですね。 リンドグレーンもランサムもケストナーも全部好きだけど それ以上にファージョンの世界が何よりも好きです。 挿絵も、石井桃子さんの訳も。 考えてみたらわたしは石井桃子さんと瀬田貞二さんに日本語教わったようなものかもしれません。 ところで評論社から出ていたメイスフィールドの「夜中出歩くものたち」ってご存じの方いませんか? (これも石井桃子さんの訳でした) 魔法と宝探しと海洋冒険の世界が混ざったみたいな、不思議で面白い本だったのですが。
ふしぎな本だった>夜中出歩くものたち ぜんぜんつながってない続編「喜びの箱」のほうがわかりやすかった
やばい。なんていいスレッドだよおいおい。賛同したい事が多すぎる。 誰ともこのジャンルの話が出来なくて10年間辛かったんだ
高橋康也さん死去。 私にとって、ルイスキャロルの訳者と言えばこの人だったなぁ。
もうぶりにくの頃なので しねばいトーヴがじゃいります
君よ 私たちはみな年のいった子供たち 床につく時が近づくと むずかるのだ
レスくださってうれしいです >910 「喜びの箱」のほうがお話としてはまとまっていますね。 こちらも大好きです。 でも「夜中・・・」の何とも奇妙な雰囲気がたまらない。 最近思い立って原書で読んでみたんですが、 石井桃子さんがあの独特の雰囲気をいかに見事に再現していたか、思い知らされました。
我等親世代が夢中になっていた児童文学を 子供が読みあさるかなと思ったけれど甘かった。 ストーリーにツッコミを入れてたり少々茶化したり。。 あの頃と違って他にも面白いもの沢山あるしなあ。 本棚並んだケストナー、ヤンソン、リンドグレーン、ランサムetc. 父さんは幾つになっても読み返すぞー。
917 :
無名草子さん :02/06/26 21:49
一億総ツッコミ時代ですからねえ・・>916 私もこのスレ来てから読み直したい作品がいっぱいできてしまった。 レアンダー「ふしぎなオルガン」 ドッジ「ハンス・ブリンカー」 アスビョルンセン「太陽の東月の西」 など印象に残っています。 どれも英米作品ではないが。 石井桃子さんにはまだまだ生きててほしーです。
918 :
無名草子さん :02/06/27 00:54
今年2月のユリイカ臨時増刊号(絵本の世界特集)に 石井桃子さんのインタビューが載っていたの、読みました? 柔らかで深いお人柄がうかがわれて、充実した内容だったと思います。
「木曜日は遊びの日」とかいう本が好きだった覚えが あるが・・・もう絶版かな?
920 :
無名草子さん :02/06/27 10:45
>916 子どもに読まれない児童書が出てくるのはもうしょうがないと思う。 図書館はもっとシビアですよ。人気のない本は書庫行き。 私が通っている図書館はサトクリフもアラン・ガーナーも書庫で眠っています。
こんなこと思うの私だけかもしれませんが 最近色々読み直したくなったんですけど 児童書なのでひらがなやルビが多いのが読みづらいです。 英語で読んだ方がよさそうに思えました。 でも日本語だと図書館で借りられるけど 英語はほとんどないので買わないと読めない。
922 :
無名草子さん :02/06/27 23:02
>920 児童書は人気で選んではいけない気がするよね。 1冊でも良い本を手にとってほしいです。 書店の店先でぐるぐるまわる書架に入ってるケバいアニメ絵の 昔ばなし名作絵本なんて間違っても子どもに渡したくない。 あと課題図書って昔から最悪だと思いませんか? 学校の図書室にある本もだいたいカスばかり。 押し付けてでも良い本を手渡そう。 >921、 絵本くらいなら英語でよめるんですけどね・・ 羨ましいです。
>押し付けてでも良い本を手渡そう。 押し付けるよりも、「これ見よがしに禁止する」方がきくと思う。 「これは子供が読んじゃいけない本だ!」と言って、楽しそう〜に自分が 読む姿だけ見せつける(笑) 子供は禁止されれば禁止されるほど、求める力が強くなるもんですから。
924 :
無名草子さん :02/06/27 23:37
今の子供は読まないのは本当ですね。 今住んでいる政令指定都市の図書館は このスレで話題の本はたいてい開架で置いてありますが ほとんど借りられていない状態です。 小学校も近いし子供がいないわけじゃないのに。 司書の方もどちらかと言えば熱心なんですが。 行く度に本の紹介コーナーが変わっていて楽しい。 新版のラモーナシリーズを開いたら誰も読んでいないらしく ページがパリパリ音を立てていたり。 ここの街は公立まんが図書館があるので 子供はあちらの方がいいようです。
>>922 押し付けたら読まないだけ。
お願いだから子供に勘違いな「良書を与えてあげるのよ!」的
善意で接するのは止めてください。
子供が本を嫌いになるのは
・読書感想文
・勘違いママの押し付け
が主な原因です。
良書だろうとクソくだらないアニメ絵本だろうと、本人が
面白いと思えばその感動は本物です。
そこをお忘れなく。
>922 授業の英語は苦手だったけど 自分から読みたいものは苦にならないという性格なので 完全理解は無理でも辞書引き引き読んでいます。 今ネットで色々読んで予習中。辞書も今はオンラインで。 読んでると高校時英語の長文問題にあった一文を思い出します。 「イギリスの児童文学は高等教育を受けられる階級の子供を 対象にしているので平易に書かれていない。 だから日本の学生が子供向けの英文なら読めそうに思っているが 実際には簡単に読めない。」 というようなことです。 親の鑑賞にも堪えうる内容が必要だったので 豊かな内容の物語が生れたのだなと感じました。
927 :
無名草子さん :02/06/28 00:12
>>919 あっ、そのタイトル、知ってます〜。
誰の本でしたっけ?と思って検索したら出てきたよ。
ピエール・グリパリでした。
ちょっとシニカルで、面白かったよねー。
イギリスで児童文学が発達したのは、経済的な面を除けば こちこちに凝り固まったビクトリア朝の偽善や、抑圧的な教育方法、親と子供の 愛情の薄さも一因ですな。 あんまり幸せじゃない子供時代を送った人が多かったので、ファンタジーが 発達してしまう。 バリやらグレアムやらキャロルやらはその典型ですな。
>あんまり幸せじゃない子供時代を送った人が多かったので、ファンタジーが >発達してしまう。 成る程、確かに。
>あんまり幸せじゃない子供時代を送った人が多かったので、ファンタジーが >発達してしまう。 目から鱗。
931 :
無名草子さん :02/06/28 08:03
バリーは書いた本も切なかったりしますよね ウェンディの出てこない方の「ピーター・パン」 何度読んでも閉め出されるところで号泣・・・
女性の作家が多いのも特徴といえば特徴のような。 子供が出来てからとか離婚してからとか
>925 スイマセン・・身近な書店や学校に面白い本がおいてなくて いつも困ってるもんですから・・。 図書館遠いので。 読書感想文と課題図書はほんとに無くなって欲しいですね。 誰が得しているんだか。 読書は楽しいことなのに何故苦行やお勉強にする?? 「押し付け」では確かに無理ですね。経験あり。 自分は導入部だけ読み聞かせしてやって あとは様子をみるくらいにしています。 >あんまり幸せじゃない子供時代 ピーターラビットのポタ−も子供時代ほとんど 幽閉状態でしたよね。
何と言うか、中上流階級の子供は子供部屋に幽閉された暮らしでしたからな。 だから子供部屋から飛び出して冒険をするファンタジーが多かったんじゃないかと 思いますな。(結局は子供部屋に戻ってくる結末が多いわけですが) アングロサクソン系の移民が主流だったアメリカと比較しても、イギリスの 児童文学の発達は、ちょっと異常なものを感じますな。 児童文学がないと、辛い現実を生き抜けなかったって面もあるのではないですかな。 ハイファンタジー以外に、エヴリデイ・マジックが発達したのは そういう理由もあるのではないかと思った訳ですな。 全くの個人的な主観ですが。
>933 こどもがかるく風邪引いてるときとかにさりげなく置いておくとか。 なんてちょっと思いついてしまった。 病気で寝ている子供が夢でお話の世界へ、なんてあまりにありがちな始まりだけど、 ほかの娯楽から少しだけ切り離された瞬間をねらうということで。
>>935 >ほかの娯楽から少しだけ切り離された瞬間
いいね〜♪
937 :
無名草子さん :02/07/01 22:32
梨木香歩「春になったら苺を摘みに」読みました。 作者の英国滞在中のエピソードなど、不思議な感じでしたが良かったです。 イギリスの、のびやかさというか。行きたいなあイギリス。 ところで彼女の師事したウェスト夫人ことベティ・モーガン・ボーエンとはどんな作家さんなのでしょうか。 amazonでは一件だけヒットしましたが在庫切れ・レビューなしでした。 ご存知の方いませんか??
全然英米じゃないのでアレなんですが、他に訊ける場所も知らないので。 多分ロシアの児童文学で、 何でも望みがかなうマッチを持ち、「昨日の国」に住んでいる少年の話って、 どなたか御存じないでしょうか? 「不思議惑星キンザザ」を観ていて思いだしたのですが…。
「魔法のマッチ」で検索すると トーミン「魔法使いがやってきた」 と出ましたが違いますか
ありがとうございます!多分これです。 さっそくEasySeekで注文しました。 しかし「魔法のマッチ」がキーワードとは思いつかなかった。
941 :
nanashi :02/07/06 01:22
初めてここを知って、1から一気に読みました。 今まで誰かが出したのに誰も答えなかったもののうち、 「リンゴの木の下の宇宙船」、シリーズで3冊ばかり出ていましたか、 子供の頃好きな本でした。 (他は「宿題をしにきた宇宙船」、「カンガルーをのせた宇宙船」) 「マリアからの手紙」は大人になってから読みましたが、 すごく良かった。 英米ではありませんが、マリア・グリーぺの 「鳴り響く鐘の時代に」は今でもとても大好きな作品です!! 最初にただで貸して下さった、子供の本の専門店のTさん、感謝! >938 「キンザザ」好きです。 最初にただで貸した下さった、子供の本の専門店のTさん、感謝!
942 :
nanashi :02/07/06 01:28
先程、なぜだか同じ文章が2回も出てしまった・・・ すみません!! 個人的には、独・北欧などのものも好きなので、もっと 知りたいのですが・・・。
次スレは翻訳児童文学ってことでどう? それとも英米以外で1スレ立てます?
944 :
無名草子さん :02/07/07 11:47
翻訳児童文学・・・。 外国児童文学の方がわかりやすい気もするけど。 950いったら新スレ?
945 :
無名草子さん :02/07/07 13:11
ここのばあい 975くらいでも全然オッケーなきがします。
外国というか、海外児童文学じゃないかな……
呼び名はともかく、次スレを英米圏に限定しないことには大きく賛成です。 幅が広がりそうで楽しみです。 個人的には「海外児童文学」に一票。 「国内の」児童文学スレもあることだし。
カツェ、クー! 「魔法使いがやったきた」ユーリイ・トーミン 文研出版 届いたので読んでみました。 子供の頃は、主人公が魔法のマッチを使ってどんなムチャをするか、 ワクワクしながら読んでいましたが、 今は旧ソ連の子供たちの生活描写の方が興味深い。 この辺「チェブラーシカ」にも通じるものがあります。 ラスト1ページで怠惰を戒めているところは、いかにもソ連らしくて御愛嬌。 後半がずいぶん駆け足だなと思ったら「第二部抄訳」で、これはちょっと残念でした。 ともあれ939さんに感謝感謝。 あと、私も「海外児童文学」で次スレ希望。 立てるのはもうちょい後でいいと思います。
子どものころ、洋物の本を読むのが好きだったのに、ここに書かれた本のほとんどがわからない〜。 たくさん読んだと思ったのにほんの一握りだったんだな。 悔しいような、嬉しいような。
950 :
無名草子さん :02/07/11 10:42
なんでsage進行してるの? 次スレ立てる時は、関連スレとして「国内児童文学スレ」と 「印象に残った食べ物スレ」のURLを貼ること希望
951 :
無名草子さん :02/07/11 12:19
URL貼るなら「児童文学板要望スレ」もよろしくです 次スレから「板要望&総合雑談スレ」になりそうですが
いつの間にか絵本板なんてできてたんだね。 あいかわらず鵺的扱いか>児童文学 まあ映画板のアニメ映画スレほど荒れてもいないし、いいんだけど。
954 :
無名草子さん :02/07/19 11:22
ピアスやカニグズバーグは河合隼雄の本で知って おとなになってからはまりました。 「つばめ号」シリーズは小学生時代読んだのですが すごくつまらなかった。つまらないと思いながらも全巻読んだ。 図書館の本は以前は裏の見返しに今まで読んだ人の名前とか 日付印とか記入がありますよね。最近はあまり見かけませんが。 小学校の図書館の「ツバメ号」シリーズは当時読んだのはわたしひとりだけ! それ以来行く先々でチェックしているのですが うーん、貸し出し少ないような気がする。 それで「やっぱりつまらないんだ」と納得していました。 でも児童文学の名作というと必ず名前があがっているから ずっとどこかで気になっていました。 で、このスレを見たらおもしろい!の声がたくさんあるではありませんか。 よし読み返してみるぞ、という気持になりました。 楽しみです。
>>953 「児童文学」というものの存在自体を認めて貰えないんですよね…
他の書籍と分類が曖昧だから作れないみたいな事を言われてしまう
ファンタジー系小説とファンタジー系児童文学ならともかく
ファンタジーと児童文学を分離するのは無意味だって
ファン以外には解らないのかなぁ
956 :
無名草子さん :02/07/19 17:06
>>954 私も河合さんの本でポール・ギャリコを知りました。
「7つの人形の恋物語(うろ覚え;)」は、あらすじ読んだだけで泣けたよ(;´Д`)
でも後で他の人の解説を読んで、多重人格を扱った話だと知りびっくりしました。
本当にそうなのでしょうか?まだ読んでないのですが、それじゃあんまり……
あ、つけたし。 たしか河合さんの本の題名は『ファンタジーを読む』でした。 ファンタジー系の児童文学を取り扱っていたと思うのですが、 収録されていた『7つの人形の恋物語(うろ覚え;)』が児童文学なのかは微妙。
958 :
無名草子さん :02/07/19 22:39
向こうじゃ本の内容に突っ込んで語ることはタブーなんでしょうか? マターリ思い出話とキャラマンせーばかりで・・・。 この思想はちょっと違うんじゃ?と言っても「絵本なんだから」「だったら読む な」みたいなレスしか帰ってこない。 どこかのスレで、絵本板は「子在り主婦と癒しを求めるファンタジーおたくの 巣窟化している」と言われてましたが、さもありなん。 愚痴っぽくなってすいません。
959 :
無名草子さん :02/07/19 23:13
958です。要望スレと間違えました。逝ってきます・・・
960 :
無名草子さん :02/07/20 21:07
かなり上の方でも話題になってますけど、 私も「続あしながおじさん」は「あしながおじさん」よりも好きです。 元々、英米児童文学には孤児院がよく話に出てくるんで 実際に孤児院が舞台の話が読みたいと子供心に思っていたのでまさにピッタリでした。 しかも、ドクトルが好みのタイプだったので更にハマりました。 このドクトルですけど、ジーン・ウェブスター女史が結婚した グレン・フォード・マッキンニー氏も奥様が長い間精神病を患っていたらしく、 最終的には離婚して、ウェブスター女史と結婚したとどこかで読んだのですが、 これって彼がドクトルのモデルってことになるんでしょうか? サリーはウェブスター女史自身がモデルっぽいですし。
961 :
無名草子さん :02/07/26 19:04
私も続あしながの方が好きです。 基本的にシンデレラストーリーだった「あしなが」と比べて ストーリー展開とヒロインと相手役のラブロマンスが見もの。 私もドクトル好み。
962 :
無名草子さん :02/07/28 16:29
963 :
無名草子さん :02/08/01 17:41
964 :
無名草子さん :02/08/03 06:42
>>960 ずっと好きだったのに相手に奥さんがいたから、何年間も待つことになった末
やっと結婚できたのに、結婚した翌年に女の赤ん坊を産んで
死んじゃうですよね、ジーン・ウェブスターは。
ちなみに、続あしながおじさんを出版したのは結婚した年と同じ年。
サリーのモデルがウェブスター自身で、ドクトルのモデルが
その結婚相手だとしたらかなり可哀想な展開ですよね。
そうでなくても、小説の中のドクトルは不幸そうだったから余計に。
965 :
無名草子さん :02/08/05 17:27
誰もいないかもしれないけど、つまらないと思った児童文学って スレ、立ててみてもいい?
966 :
無名草子さん :02/08/08 07:58
ガラス山の魔女たち 新版発行!
967 :
コギャルとHな出会い :02/08/08 08:01
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968 :
無名草子さん :02/08/08 12:57
前にも書いてた人がいたけど、ジブリ美術館の図書コーナーみたいな所に おいてあった(売り物か?)本が大好きだったものばかりでかなり感動した。 「霧の向こうの不思議な国」とか「インガルス一家シリーズ」 「やかまし村」やらともかくいっぱいあったな。端から読みまくりたかったよ。
969 :
無名草子さん :02/08/10 16:39
>>968 うん、うん、うん、そーだね。ジブリ美術館いきたいな。
霧のむこうのふしぎな「町」やね。 千尋設定資料の部屋にピコットばあさんや ナータのイラスト貼ってあったね。>ジブリ美術館
971 :
児童文学板期成同盟 :02/08/18 03:25
子供の頃敬遠していたルーマー・ゴッデン「台所のマリアさま」読了。 イイ!もっと早く読めばよかった。 主人公の大人びた姿にカニグズバーグを連想しました。
972 :
無名草子さん :02/08/19 20:37
なんかここでカニグズバーグ評判みたいなので借りてきたぞ。 +なぞの娘キャロライン と+800番への旅。 800番への旅のタイトルになんかそそられていまス。 読むぞー
>971 わたしも最近読みました。(ここのスレを見てタイトルに惹かれ) 優しい人間味あるお話しでした。それから評論社のあの紫の本。カラー挿絵のうつくしさに感動しました。 あんまり気に入ったので書店で即買って、いくつかコピーして手作りのフレームつけて、家に飾っています。 同作者の「人形の家」も読みましたが、あれを読んでからドールハウス製作に興味が湧いてしまいました。 最近薄くなっていた手作り心のツボ、突かれまくり。
974 :
児童文学板期成同盟 :02/08/20 00:07
子どもの頃「人形の家」読んで ダンボール箱で人形の家自作にチャレンジしたものの 即挫折しました。駄目すぎ>自分 ルーマー・ゴッテンは「クリスマスのようせい」も 手作り心をかきたてられますね。
975 :
無名草子さん :02/08/20 10:00
1.2年前読んだオーストラリアの作家の短編集面白かった。 タイトルなんだったか忘れたのであとで調べてこよう。 (ひらいたかこの挿絵だったと思うんだけど。マジで面白い。ニヤリとしてしまう) 新スレでは英米じゃなくて海外児童文学スレにしたいな。
976 :
児童文学板期成同盟 :02/08/20 20:34
「英語圏」と「英語圏以外」で2スレ立てる、 というのはいかがでしょう?
分散さすよりまとめちゃった方がいいんじゃないかな。 どこの国で生まれた本か、読んでてあまり意識した覚えがないし
結構作者単独スレって少ないんですねえ。
良いんでない、そんな感じで。スレ立て頼む!!>978 関連スレ長いから 2レス目にして欲しーな。なんとなく。
んじゃ、立てますよ。
「またの機会にどうぞ。。。」で駄目でした。 串通したり小一時間試行してたのですが。 どなたか立てられる方、ありませんか?
今朝も試してみましたが、駄目ですた。
984 :
無名草子さん :
02/08/22 12:06