1 :
(;¬_¬):
昔は良かった。
2 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/12/06(水) 17:18
話が全部同じ筋立て
3 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/12/06(水) 21:13
村上春樹はもうすでに充分過ぎるぐらいの仕事を
成し遂げていると思う。
だからこれから先ダメになったとしても
まあいいかなとも思う。
4 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/12/07(木) 00:13
どこがオモシロイの? まあオレも読んだけど。かなり。
どれを読んでも感動というか、ぐいぐい引きこまれるってことがない。
一番の功績は仏壇の前でオナニーするって小説をベストセラーにした
ことくらいじゃないかな。
顔が羽田元首相@省エネ に似てる。
そのせいで自伝的なお話しにも全然感情移入できない。
5 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/12/07(木) 00:14
始まってすらいない
6 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/12/07(木) 01:57
>どれを読んでも感動というか、ぐいぐい引きこまれるってことがない。
いや、そもそもそういう類の作家ではないのだよ。
7 :
名無し草:2000/12/07(木) 02:18
あれだけ謎本出させれば作家的にはOKでしょ。
8 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/12/07(木) 13:39
そうだ、村上さんに聞いてみよう。
「あんた、終わってる?」
おれは始まってもいない・・・
10 :
名無し:2000/12/09(土) 03:20
「またたびあびたたま」があるじゃないか!(泣
11 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/12/09(土) 12:47
「ダンスダンスダンス」で既に終わってた、と思う。
12 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/12/09(土) 17:16
ダンスダンスはロリコンの部分しか面白くないよね
もう中途半端なファンタジーや幽霊は
サムいと思うな。
ちょっと文学っぽい恋愛小説書いてくれれば
それでいいや。
13 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/12/09(土) 21:21
なんで??ダンス・ダンス・ダンスめちゃおもろいけどなぁ。
背筋を伸ばしたくなるときあるし。
14 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/12/09(土) 21:29
俺はねじまき鳥で一応彼のひとつの文学的欲求が終わったんじゃない
かな、と思う。形式はデビューから変わっていないけど実に丁寧に壮大に描いていたと思う。
だからその後あの種の本を書かない理由にもなるように思うけどなぁ
15 :
11:2000/12/09(土) 21:30
長い台詞、延々と続く夢の話、その後の村上の破綻が垣間見ることが
できるのが「ダンスダンスダンス」
あの三部作の続編とは認めたくない。
16 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/12/10(日) 00:39
既出だったらすいません.
今さらだけど、さっき「ノルウェイの森」を読み終えた.
だれかあの面白くない小説が売れた理由を説明して下さい.
なんであんなのが面白いと評価を得たのでしょうか不思議です.
単に大学生の性遍歴でしょうが.手コキで逝ったのやら、口内
発射したやら、すごい年上のおばんとやったとか.
OLどもがカキネタとして買ったのかなぁー.本当につまんなかった.
水丸氏とのエッセイは、それなりに楽しめたんだけどな.
17 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/12/10(日) 04:26
世界の終わりとアンダーグラウンドだっけ?
あと羊男の冒険とかも面白かったじゃん。
最近「ノルウェイの森」を読み返したけど、
昔なぜ一晩で上下巻読み上げてしまうほど熱中したのか
訳わかんなくなってしまいました。
あんなにセックス系のネタが多い事は頭に全然残っていなかったから。
18 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/12/10(日) 04:37
グレイトギャッツビー、何であんなに面白いと小説に書かれているんだろう。
昔、買って読んだけど死ぬほどつまらなかった
19 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/12/10(日) 04:42
あれ、羊をめぐる冒険、世界の終わりとワンダーランドだっけ?
うろ覚え…
20 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/12/10(日) 05:19
あまりよくない言い方だけど、春樹氏は錯覚を喚起させるのが
上手な作家なのでしょうか.
21 :
村上春樹:2000/12/10(日) 06:11
お前ら全員逝ってよし!!
22 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/12/10(日) 09:49
「ノルウェイの森」読んだときは、
続けてほかの作品も読もうとは全然思えなかった。
なんなんだろうあの作品は。どうしてあんなに売れたのか、本当に謎。
23 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/12/10(日) 12:29
俺、ノルウェイは読んでないわ(藁
恋愛物苦手だから。
でも読後感はいつものように
侘びしい、荒涼とした感じなんだろ?
24 :
村上春樹:2000/12/10(日) 19:11
まだ言うか!
お前とお前は逝ってよし!!
25 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/12/10(日) 21:41
この春樹なんかかわいいな(藁)
「全共闘世代のオナニーを勘違いして…」読まれているとか評したのは、
誰だったか忘れたけど、いい得て妙だとおもた。
まあ、村上も自覚して同時代に沿おうとしている姿は、判断が分かれる
ところだろう。まあ、オナニーは健康に良いが、ほどほどにしないとね。
27 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/12/11(月) 00:45
村上春樹に出てくる女の子の中では、緑が一番好きです。
28 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/12/11(月) 01:31
>27
なしてあんなワガママ女の緑が好きなの?マゾか?(笑)
俺はハツミがいいな
29 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/12/11(月) 06:34
「ノルウェイの森」でイチバン良いとこは、緑の父親の病室で
主人公がきゅうりを食べる描写ではないだろうか。
あそこを読むと、きゅうりが食べたくなったものだ。
まあ、実際食べることはなかったけど。
30 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/12/11(月) 13:57
>27
おれメイ
31 :
ワイルドな白人:2000/12/11(月) 17:52
いやね、みんな少なからず思ってるんですよ。
そう21だって24だって。
もうこんな茶番は懲り懲りだってね。
正直に言おう。村上春樹は終わってます。
島国根性って言うんですかねえ。
この日本という村社会の中で
本当の事を口にする勇気がなかった
オレを許してください。
裸のオオサマの子供のように
みんなに喧伝してください。
「村上春樹は終わった!」と!
32 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/12/11(月) 19:13
歯をこつこつのシーンが夢にみるくらい印象深い。
あ、ごめん、あたしにはこれから始まるみたいなのよ。
33 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/12/11(月) 19:20
>>28 緑って、ぜんぜんワガママじゃないと思うけど?
普通の女の子だよ。
34 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/12/12(火) 00:43
「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」はぐいぐい惹き付けられる。
(新潮社の20世紀の100冊に選ばれただけのことはある)
この板の住人は皆さん読んでいらっしゃるのでしょうが、
この話は虚構の世界と85年頃の東京の不思議な出来事が同時進行的に
展開していき、実はその2つの話は密接にリンクしていくことを
解き明かしていく謎解きの要素のおもしろさが絶妙です。
村上作品は全体的に人物描写がとてもいいと思う。
そこが並みの作家との違いではないか。登場人物の理屈っぽい
会話も、伏線の張り方も一流でしょうやっぱり。
なにより自分の価値観を押しつけたり説教のニュアンスが殆どないのもいい。
「国境の西、太陽の東」も秀作です。
35 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/12/12(火) 08:11
「大人袋」が一番良かった。
36 :
名無しさん@お腹いっぱい:2000/12/12(火) 17:25
小説はひとつも読まないし読みたいとも
思わないのだけれど、
「心臓を貫かれて」や「本当の戦争の話をしよう」などの
訳書はけっこう買っていて、
いい仕事をする人だなあとおもっている。
あと、「アンダー・グラウンド」も。
さすがマラソンをやるだけあって、体力に裏打ちされた
すごい仕事をするもんだと感心した。この人の小説は苦手だけど
こういう地道な仕事は好きだというファンの人はいないか?
37 :
就職戦線異状名無しさん:2000/12/13(水) 02:19
>34
ありゃ面白かったよな。
38 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/12/13(水) 03:13
せりふが臭いのはいたしかたないか・・・
同時代の人期待だね。
ああいうナマモノ書く人の場合、どこかで切り替えないとつらいよね。。
初老なら初老なりのライブ感があってもいいんだと思うけど。
なんかストイックさに欠けるというか、それが持ち味だといえば
そうなんだろうけど、知ってることは書かずにいられない、って
いう感じが鼻につくなあ。そのわりには(たぶん)人生経験が
平凡なんだと思うけど、たいして面白くないんだよね。
やっぱりなんだか頭でっかちって印象がぬぐえない。
なんか、文体に惹かれるってことがないんだよー
39 :
名無し募集中。。。:2000/12/13(水) 03:58
ピンボールが一番すきだな、
ノルウェイはキモイ、最後キチガイババアとSEXするし
信じられない、吐きそうになった、
緑は好き。
40 :
ピンク太めの女の子好き:2000/12/13(水) 19:01
「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」が好き。
「ノルウェイの森」は、16の時(ベストセラーになる前)
に読んだんだけど村上春樹の特徴である空虚感の様なものが
良く出ていると思う。特に、セックスシーンについては意識
していなかったので、皆がセックス描写が多いというので、
初めて描写の多さに気づいた。
個人的に好きな村上春樹は、「ダンスダンスダンス」迄で、
一応その後も読んでいるけど、エッセイの方が良いな。
41 :
就職戦線異状名無しさん:2000/12/13(水) 21:08
私は「世界の終わり・・・」は長編作品としては村上作品の中でも最後のほうに
読んだから、春樹ってこんなのも書けるのか!と驚いたもんだ。(笑)
42 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/12/14(木) 01:45
後世に残るとすると「ダンスダンスダンス」以降の作品だけどね。
43 :
やっぱ:2000/12/14(木) 02:58
小学生のときに父親の本棚にあった『羊をめぐる冒険』の冒頭とラスト
だけを読んでわけもわからず惹きつけられ、中2で『ダンス・ダンス・ダンス』
を読んで涙し、十代後半ですでに『風の歌を聴け』が「懐かしい作品」になって
いたボクは早熟すぎですか?
44 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/12/14(木) 04:01
>・・・いたボクは早熟すぎですか?
べつに。
ただ地味に自意識過剰なようなんで、知らないうちに
周りの人から嫌われてる可能性が高いです。
45 :
43:2000/12/14(木) 05:09
地味じゃないです。激しく自意識過剰です。「可能性」じゃなく、実際嫌われてます。
しかも朝は口臭キツイし。『ノルウェイの森』のワタナベはムカツクし。
さて、逝ってきまーす。
46 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/12/15(金) 01:40
あげ
47 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/12/16(土) 12:23
>45
ほとんどの口臭は努力すれば消せるよ。
それからオレも自意識過剰だけど、わりと大丈夫だよ。
人間関係はあまりうまくいかないけど
自意識過剰でも死にはしない。
48 :
就職戦線異状名無しさん:2000/12/18(月) 03:25
これの元ネタの書名を教えてください。
あなたが2chから得るものは殆ど何もない。
文字に置き換えられたプライドだけだ。失うものは実に一杯ある。
東京ドームのすみずみに設置されたライトをくまなく点灯出来るくらい
の電気と、取り返すことのできぬ貴重な時間だ。
あなたが2chの前で孤独な消耗を続けている間に、あるものはプルー
ストを読みつづけているかもしれない。またあるものはビデオで「勇気ある
追跡」を眺めながら、ガールフレンドとヘビー・ペッティングに励んでいる
かもしれない。そして彼らは時代を洞察する作家となり、あるいは幸せな夫婦
となるかもしれない。しかし2chはあなたを何処にも連れて行きはしない。
リロードを押すだけだ。リロード、リロード、リロード、・・・・・・・。
まるで2chそのものがある永劫性を目指しているようにさえ思える。
そして君たち自身、その永劫性を望んでさえいるのだ。
君たちほんとーにそれで良いのか?
49 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/12/18(月) 05:03
1973年のピンボール
村上春樹は文体がよいですよね。この前売れた『朗読者』も文体は似ています。
あの文体は黄金率と言うかなんというか何か売れる文体なのかもしれません
そして彼の食べ物の描写がとてつもなく美味いです。
そして村上春樹の本ですが『ノルウェイの森』からはいっちゃいけないでしょう。
アンチ村上は『ノルウェイの森』から入って嫌いになっています
ヤハリ『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』が一番完成度が高いです
『回転木馬のデッドヒート』も小説としてはどうかと思いますが中々印象に残
る話が多いです。旅行エッセイは軒並みよく出来ているし訳書も秀逸なのがありま
す既出ですがテリーギルモアの『心臓を貫かれて』ティムオブライエンの『本当の
戦争の話をしよう』は本当に良くできています。アンチの人も訳書と旅行記は読ん
でみたらどうでしょう。
52 :
無名草子さん:2000/12/23(土) 04:32
就職しないで店はじめたり、そこから作家に転身したり、自分の人生を自力でコントロール
しているという自負が強すぎたんじゃないか。
オブライエンや「心臓を貫かれて」に触れて、個人の力では抗いようがないトラウマや戦争
に翻弄される人間の姿に衝撃を受け、それが「ねじまき鳥クロニクル」へと繋がるも、本人に
実体験がないことが影響してか、妙な薄ら寒さが残った。
地下鉄サリンに関心が向いたのは、偶発的な暴力に晒された人々の実体験に近づきたかったから?
村上夫妻に子供でもいれば、もっと早く「抗いようがない絶対的な何か」の存在に気づく
ことができたかも知れない。
赤ん坊っていうのは、あれはもう圧倒的な他者だからね。
一方で僕は、習作めいた短編「5月の海岸線」で、埋立地から「君たちは崩れ去るだろう」と
予言した村上春樹が、震災後の神戸でやや反抗的に立ちつくす姿をこそ見たかった。
「やれやれ」なんて言いながら。
53 :
無名草子さん:2000/12/23(土) 05:24
てりーぎるもあ? てりーぎりあむ?
54 :
無名草子さん:2000/12/23(土) 05:25
まいけるぎるもあだ
55 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/12/24(日) 08:28
終わり
56 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/12/24(日) 11:23
吉本ばななって、村上春樹の影響が見られますな。
「キッチン」とか。
57 :
無名草子さん:2000/12/27(水) 07:45
キッチンのことは知らんけど、
吉本ばななは村上春樹のことを偉大な作家として認めているはず。かなり。
58 :
無名草子さん:2000/12/28(木) 13:00
ところで「村上春樹全作品」って絶版?
最近売ってるの見たことないし古本屋だと定価より高いし。
59 :
無名草子さん:2001/01/13(土) 19:47
>ところで「村上春樹全作品」って絶版?
これって講談社のやつ?
それなら、たまに重版かかっているみたいよ。
60 :
無名草子さん:2001/01/14(日) 00:15
「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」なんですけどね。
あとがきがあったような気がするんだよなあ。
自分は普段あとがきを書かないが、どうしても言いたいことがあるとかで、
この小説は若いかもしれないが、未熟さすら武器となって立ち上がるのだ、
みたいなことが書いてあったような気がするんだけど……。
文庫も、今書店で見かける再販本も、あとがきがない。
削ったのか?
それともこれって勘違い? もしそうだったらスマソ。
かえるくんとみみずくん、の短編がよかった
62 :
無名草子さん:2001/01/15(月) 00:51
「世界〜」はよくわからんかった。
主人公は最後死んじゃうの?<ハードボイルド
63 :
無名草子さん:2001/01/16(火) 14:08
おすすめ本ありますか?
ちなみにノルウェの森はおもしろくありませんでした。
>>63 とにかく「ノルウェイ」以前のものですね。
65 :
無名草子さん:2001/01/18(木) 22:18
「アンダーグラウンド」をこの時期になってやっと読んだけど。
ちょっとびっくり。
こんな本書ける人だと思わなかった。
歳をとったということなのか。
66 :
無名草子さん:2001/01/19(金) 01:26
今読んでる「遠い太鼓」(エッセイ)は結構面白いです。
フィクションのものは、好き嫌いがわかれると思う。
67 :
就職戦線異状名無しさん:2001/01/19(金) 02:24
村上春樹ってどんなの書いてるんだろう、
と思って読んだのが「ノルウェイの森」
3年位前に上下古本屋で購入して、最近
読み直してみた。
>>19 >>26 に激しく同意なんだけど、これってなんか
少女漫画チックだよねぇ。
思春期の女の子が好きそうな本じゃない?
男が読むもんじゃないのかなこの本。
68 :
無名草子さん:2001/01/19(金) 03:29
なんか会話の雰囲気がどの作品も似ている様な気がする。
あまりにも現実離れしているというか。
69 :
無名草子さん:2001/01/20(土) 05:27
>64
「ノルウェイ」以前のものですか。
読んでみます。
70 :
実名攻撃めちゃくちゃ大好き:2001/01/20(土) 21:43
「スプートニクの恋人」のすみれといい、「ノルウェイの森」のレイコさんといい、
なぜかレズが多いと思うのは気のせいですか?
71 :
おはつ。:2001/01/21(日) 01:19
村上春樹の小説はなんと言っても「世界の終わり〜」じゃないですか?
私は、あれを読んでから春樹ファンになりました。以後全部買い揃えた。
文庫だけどね。
でも私の場合ストーリーよりも彼の言葉の言い回しとかにほれ込んでる
気がする。あと、たまに全壊されているようなところとか。
だから、カンガルー通信とか、最近ではまたたび浴びたたまとか
はまってたな〜。だめ??
72 :
無明草子さん:2001/01/21(日) 01:26
男のヤオイの一種でしょう>レズ多い
73 :
ねじクロと世界の終りが好き:2001/01/22(月) 01:09
>>70 レズビアンの女性が登場する村上春樹の小説は、「スプートニクの恋人」と
「ノルウェイの森」だけです。他の作品は圧倒的にヘテロ恋愛。
というわけで、村上作品にレズビアンが多いとはいえないんでは?
でも、スプートニク=最新作、ノルウェイ=最大ヒット作なので、
70さんのように考える人は少なくないかもしれないですね。
74 :
藤本ひとみファン:2001/01/22(月) 02:10
>>73 すみません。無学な私はスプートニクとノルウェイと「風の歌を聴け」しか
読んだことが無いんです。
75 :
無名草子さん:2001/01/23(火) 21:00
「シドニー!」買ったよ。
小説ほどしつこく手を入れてない文章だった。
「遠い太鼓」に近かったね。
ちなみにマイベストは「タイランド」です。
76 :
TOKORODE:2001/01/24(水) 19:46
スプートニクってまだ文庫化されてないよね?
77 :
ちくわ:2001/01/28(日) 00:33
風邪の歌を聴いたら鼻水が出ました。
78 :
無名草子さん:2001/02/05(月) 02:00
>>58 「村上春樹全作品」まだ売ってます。
紀伊国屋新宿店で見ました。
っていうか、bk1とかでも売ってんじゃん。
遅レスですまそ。
79 :
無名草子さん:2001/03/07(水) 03:34
PEACE
80 :
無名草子さん:2001/03/07(水) 19:10
好き嫌いはしょうがないけど、ほかの作家とは違う個性があって素晴らしいと思うな。ねじまき鳥クロニクルが特によかった。
81 :
無名草子さん:2001/03/07(水) 19:18
あの程度でセックス描写が多いと感じるのは人生経験が少ない証拠。
82 :
無名草子さん:2001/03/08(木) 14:59
うさぎ亭行きたい。
83 :
無名草子さん:2001/03/08(木) 15:12
「ノルウェイの森」よかったけどなあ。あの喪失感たまんねー。
でも「ダンスダンスダンス」途中でやめた
84 :
無名草子さん:2001/03/09(金) 00:38
短編もよい。
「ファミリー・アフェア」なんか異色の部類だが笑える。
85 :
コテハン名無し:2001/03/09(金) 03:19
レキシントンの幽霊の中にある氷男の話には、なぜかじんと
きたなあ
86 :
無名草子さん:2001/03/09(金) 06:15
いや、やっぱカエル君でしょ
87 :
無名草子さん:2001/03/10(土) 17:47
僕的にはノルウェイの森は一番村上春樹らしくない作品だと思う。
風の歌を聴けでかいてるけどセックスと死がない小説がいい小説だといっているし
(これでいくとノルウェイは悪い小説と言う事になる。)
そういう意味でノルウェイの森は例外かな?と思っている。
88 :
無名草子さん:2001/03/10(土) 18:48
「ノルウェイの森」の土台になっている短編「螢」がとても好きです。
できれば話をふくらませずに、あの話はあのままで終わらせて欲しかった。
89 :
無名草子さん:2001/03/10(土) 19:49
絶対「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」だな。
あれはいいよ。サンドウィッチ食べたくなる。
村上朝日堂も好き。工場も面白かった。
ノルウェイの森は普通。羊の方が面白いや。
90 :
73:2001/03/10(土) 22:30
確か、羊をめぐる冒険を出したあと
春樹が銀行の融資を受けに言ったら
担当の者が、昨日「笑っていいとも」を
見ていたら、ある評論家が「村上春樹は
もう終わった」と言っていたからという
理由で融資を断られた話がエッセーに
載っていた。
91 :
無名草子さん :2001/03/10(土) 22:49
回文集もシドニー本も最悪!こんなもん出す出版社(どこだっけ?)が悪い。
92 :
無名草子さん:2001/03/10(土) 23:08
>89
同意。夢中で3巻読みとおした。
>>88 個人的には「蛍」より「ノルウェー」のほうが
よかった。ノルウェーはラストの喪失感と、
キャラクターたちが、全員どこかねじまがってていい
「ノルウェイ」がベストセラーだったと聞いたときには、
まあ村上作品の中ではもっとも一般受けしやすい作品だろうと思った。
他の作品と比べるとセックスの描写などを初めとする俗な感じが多少あるから。
それが味と言えばそうかも知れないが。
「世界の終わりとハードボイルド」も良かったが、個人的には
「国境の東、太陽の西」がぐっときた。
95 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/03/15(木) 23:51
世界の終わりが最高傑作だとおもう
内省の世界に閉じこもってる僕にとってグッとくるものがあった。
96 :
無名草子さん:2001/03/16(金) 00:14
ねじまき鳥クロニクルが好き…読み飽きないから。
いちばん綺麗にまとまっているのは、
世界の終わりとハードボイルドワンダーランドかと思う。
97 :
かえるくん:2001/03/17(土) 04:19
>>1 春樹は終わってません!
現在の作家でトップの才能です!
ムカッッ!
>>95 「世界の終わりと〜」いいっすよね。
あぁ〜ひさしぶりに読もう。
98 :
無名草子さん:2001/03/17(土) 10:04
イギリスに旅行に行ったら村上春樹英訳のペーパーバック
が平積みになっていました。
まじでベストセラーなんだって。
99 :
みみずくん:2001/03/18(日) 01:10
ペーパーバックという言葉が好き。
100 :
かえるくんとみみずくん:2001/03/18(日) 01:13
>>96 読みあきないっていうか、いまだに理解しきれない。
最初に読んでから5年近く、まだまだ理解に苦しんでいる。
意外にハッピィエンド(?)なエンディングには、
とりあえずほっとした。
出たかもしれないけど『村上朝日堂』
しか読んだことがない。
だから村上作品というとこれが思い浮かぶ。
普通に読めるのでけっこうおすすめ。安西水丸さんのイラストも
いい雰囲気。
102 :
無名草子さん:2001/03/20(火) 17:48
エッセイは面白いよね。
小説は、「風〜」と「ピンボール」しか読んだことがないけれど。
103 :
無名草子さん:2001/03/20(火) 21:52
旅行記もいいよ
ギリシャ、イタリア、モンゴルとか。
「遠い太鼓」だっけ?
104 :
無名草子さん:2001/03/20(火) 22:42
ふふふ、『国境の〜』を最初に読んだ人は
どう思うんだろう、こいつのこと。
俺? 俺は『風〜』にはまった世代っす。
105 :
無名草子さん:2001/03/21(水) 11:09
>>34 >>94 正しくは『国境の南、太陽の西』だよ。
村上春樹、はまったなー。
自分は『ノルウェイの森』から読んだけど、読む時期によって感慨は
微妙に違う。
『ノルウェイ…』の冒頭、主人公が飛行機の中で頭を抱えてしまう気持ちは
いま痛いほどわかる。
読んだ当時はその気持ちも意味もまったくわからなかったのに。
>>1 …で、「終わったのか?」といわれれば、自分的には「終わってる」
106 :
無名草子さん:2001/03/21(水) 15:06
>>1 たしかに終わったね。
そのうち歴史ものを書いて、
説教たれるようになり、
愛人たちを近所に住まわせ、
頭は洗わず、
勲章欲しさに東奔西走するようになる。
それじゃ五木だっての。。
107 :
無名草子さん:2001/03/21(水) 19:20
エッセイと小説 ギャップ激しすぎ
108 :
無名草子さん:2001/03/21(水) 21:43
109 :
無名草子さん:2001/03/21(水) 23:34
ホントか?
ねじまき、みたいのはもうカンベン。
110 :
無名草子さん:2001/03/21(水) 23:48
なんでみんなねじまき嫌うの?バカだから理解出来ないだけじゃないの?
111 :
無名草子さん:2001/03/21(水) 23:54
>>110 内容はともかく、一冊で出してくれればよかったのにと思う。
あんなにでかい字で、それも三冊に分ける必要はなかった。
112 :
納屋を焼く :2001/03/22(木) 00:16
1冊じゃなくて、3冊ってところが、とても重要だと思う。
3部作ってところが、ねじまき鳥には、とてもとても重要だと思う。
あれが1冊だったら、2冊だったら、なんだかなぁ…と思う。
なじまき鳥は3部作・3冊でいいのだ。
113 :
無名草子さん:2001/03/22(木) 00:58
>>112 なんとなくわかる。
でも、2冊でも良かったかも。
前2冊と3冊目で、全然性質が変わってるから。
114 :
無名草子さん:2001/03/22(木) 01:00
「ノルウェイの森」を読んでああ、この人終わったなあ、と
思ったが、何故か新作が出ると必ず買ってしまう。
「今度こそ」とか「いや、奴はここで終わる人ではない」と
思うのだが、いつも裏切られる。
今度もきっと裏切られる。でも買う。
115 :
無名草子さん:2001/03/22(木) 01:19
>>110 私は「ねじまき鳥クロニクル」が好きだけれど、
理解はできていない。漠然とおもしろく感じるだけ。
嫌いな人は相性の問題じゃないの?
>>112&113
いちどは2部で完結していたのです。その後、作家が発作的に
3部執筆を思い立ち、現在の形とあいなりました。
作家自身も、1,2部と3部の間に質的な変換があると言及して
います。
116 :
無名草子さん:2001/03/22(木) 02:03
面白さが理解できれば十分だよ。
117 :
無名草子さん:2001/03/22(木) 02:50
>>108 長編書くのか。
ねじまき鳥は丸四年かかったらしいけど、
今回は出るのはいつになるんだろうなあ。
118 :
無名草子さん:2001/03/22(木) 04:20
本格的にノーベル文学賞に射程をすえて書くんだとしたら、
結構時間がかかるかもね。
119 :
無名草子さん:2001/03/22(木) 17:08
日本では賞に恵まれていないからね、
もうノーベル文学賞しかないっしょ。
読売文学賞もらって長生きして、文化功労者。
文化勲章もらったら死んでもイイなんて
村上には考えられない。
120 :
無名草子さん:2001/03/22(木) 17:10
おいおい、それじゃ丸谷のじじいだろーが。
121 :
無名草子さん:2001/03/23(金) 02:37
ドキュン春樹がノーベル賞?
ネタでしょ?
122 :
無名草子さん:2001/03/23(金) 02:49
123 :
無名草子さん:2001/03/23(金) 02:53
>122
やっぱりね(藁
124 :
無名草子さん:2001/03/23(金) 12:54
村上なら、ノーベル賞とっても納得
125 :
無名草子さん:2001/03/23(金) 13:50
>124
ええええええっっっっっ!
それって鈴木あみがグラミー賞とるようなもんじゃん(W
126 :
無名草子さん:2001/03/23(金) 16:56
>>110 馬鹿だから理解できません。
話の筋を分かりやすくおしえてください。
127 :
無名草子さん:2001/03/23(金) 17:02
全体的には1と2のいうとおり村上春樹はもう終わったと思う。
「スプートニク」でその予感はあったのだが「神の子ども(略)」
を読んで確信した。
そして、3がいうように、もう十分仕事はしたから余生はマラソンで
もしながら、お願いだから*小説は書かずに*過ごしてください。
128 :
就職戦線異状名無しさん:2001/03/23(金) 18:44
書け書け書きまくれ
129 :
無名草子さん:2001/03/23(金) 19:25
書いてくれるのはいいけど、世の中のいろんなものを
けなしているだけのエッセイはもういいって感じがする。
130 :
無名草子さん:2001/03/23(金) 21:07
書いてもろくな小説&エッセイ書きやしないじゃないか。
原稿用紙の無駄。
131 :
無名草子さん:2001/03/23(金) 22:30
ぬるいよなー。こいつの本。昔から嫌いだったが。
132 :
無名草子さん:2001/03/23(金) 23:09
とりあえず、なんで「風の歌を聴け」なんかで
新人賞獲れるのかが不思議。
芥川賞まで獲らなくてほんとよかった。
こんなドキュン作家にノーベル文学賞なんて
ここってメルヘンの世界?
133 :
無名草子さん:2001/03/24(土) 01:15
だとしたら、他のどんな小説家が優れてると思うの?
挙げてくれるとうれしい。
日本にいなかったら、海外でもいいです。
134 :
無名草子さん:2001/03/24(土) 03:02
ぬるいかな?
>>131 「アンダーグランド」でインタビューして関係者を傷つける結果に
なっているのが気になった。
志は高くても、こういう仕事は難しいと思った。
135 :
無名草子さん:2001/03/24(土) 11:48
春樹どうこうよりも芥川賞なんかを重要視してもなぁ
136 :
無名草子さん:2001/03/24(土) 20:03
自分の方がぬるいくせに
137 :
無名草子さん:2001/03/24(土) 20:49
>>134 >「アンダーグランド」でインタビューして関係者を傷つける結果に
>なっているのが気になった。
これって、全部いい人に描いたのがそういう結果になったって言うこと?
138 :
無名草子さん:2001/03/24(土) 21:33
あれは結果ではない!現状を伝えたかったんだ。
139 :
名無しさん:2001/03/25(日) 11:32
「納屋を焼く」だっけ、これが一番面白かった。
っていうか、バカな俺でも理解できた・・・
140 :
無名草子さん:2001/03/25(日) 12:54
↑素直すぎて突っ込めねー(藁
141 :
無名草子さん:2001/03/27(火) 16:10
なんか春樹教の信者が結構目立つね。
そういう人たちって他の作家の小説とかも
読んだ上でカキコしてんのか?
それでいてドップリとハルキワールドに浸ってるなら、
まあそれはそれで幸せそうだからいいとは思うけど。
でもきっと春樹以外の小説なんてろくに読んでないんだろうな・・・
で、どうなんだろ?
142 :
やめられない名無しさん:2001/03/27(火) 16:18
どうして作家の一人を好きだというだけで
雑言を吐かれなければならないんだろう。
そのことがちっとも理解できない。
作家を好きだってだけで「〜教」と一括りにしてしまう神経も
かなり「幸せな人」のものだと思うけれど。
143 :
無名草子さん:2001/03/27(火) 17:42
>142 別に雑言吐いたつもりは無い。ただ春樹以外、
その他の多くを見渡した結果としてそこにたどり着いたのではなく、
ただその辺の書店の店頭に売れっ子作家の書いた本として置いてある
彼の著書を手にした結果として(彼の本よく売れるしね)
そのまま留まっているような人達であるかのように見受けられた
から、そのように書いたまで。だとしたらそれは盲目的に信仰を
疑わない信者といえるだろうから「教」とした。
142がそれに該当してないんなら、それはそれでいいんじゃない?
そもそも「教」でなにか不具合でも?好きな作家の著作を
読み続けることなんてある種の信仰みたいなもんでしょ?
それと勘違いしてるのかもしれないので書いておくが、
別に村上春樹が嫌いというわけでない。彼は優れた作家の一人だと
思うし、また彼の作品に対しても評価すべきところ多いと思っている。
ただ彼のみにしか目が行ってなさそうな人が多そうだけど、
ほかにはなんか読んでますか?って聞いただけ。
「教」なんて書かずに、ハルキストとか書けば良かったのかな?
まあ、どっちでも大差はないんだけどね。
て優香、142は質問に答えてないじゃん。
144 :
無名草子さん:2001/03/27(火) 17:45
煽り煽られ・・・やれやれ
145 :
(;¬_¬) :2001/03/27(火) 17:52
昔は良かった。
146 :
無名草子さん:2001/03/27(火) 20:25
ある程度の読書好きじゃないと、春樹は読まないと思う。
ていうか、自分の周りはそう。
「教」ぽい人は若いとき一時期みたいなのは多少あるけど
春樹一筋みたいな人には会ったことないなあ。
147 :
無名草子さん :2001/03/27(火) 20:48
「風の歌を聴け」あたりは良かったと思う。
148 :
無名草子さん:2001/03/27(火) 21:39
終わりました。鼠三部作で十分です。
―――――終了―――――
149 :
無名草子さん:2001/03/27(火) 23:51
>>146 今工房の自分は買いあさってます。
一時的であって欲しいと、自分に言い聞かせてる。
150 :
無名草子さん:2001/03/28(水) 02:23
村上春樹を読むのは通過儀礼。
151 :
無名草子さん:2001/03/28(水) 03:07
春樹を通過した後はどうするの?
152 :
無名草子さん:2001/03/28(水) 03:37
だめな中年になる。
153 :
無名草子さん:2001/03/28(水) 04:43
「世界〜」とか「ねじ巻き〜」ぐらいの作品がもう
出ないようなら終わってるんじゃない?
154 :
無名草子さん:2001/03/28(水) 05:06
俺も春樹ほぼ一本だぞ。
>>153 いや、「神の子供達は…」は世界やねじ巻き程じゃないけどかなりいい。
あれがこれからの方向性を決めてるような気も。
というか、これまでが持てはやされすぎただけで、作家としての力も落ち着いてきたこれからだったりして。
「シドニー!!」読了。おい、どうしたんだよって感じだった。
義務感で半分読んで諦めて古本屋に売った。エッセイも駄目になっちゃった。
156 :
無名草子さん:2001/03/29(木) 02:45
あれはホントダメだった。
「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」
の続編って出るの?それは読みたい。
158 :
無名草子さん:2001/04/11(水) 07:22
一通り稼いで春樹も満足したようだ。
もう終わったね。
159 :
無名草子さん:2001/04/11(水) 14:39
姫野カオルコのエッセイを読んだ後、しばらくは村上春樹を素直に楽しめない。
毒が抜けるまで待つとするか。ふー。
160 :
無名草子さん:2001/04/11(水) 15:05
最近は「事実は小説より奇なり」に行っちゃったのかなと思ったが。
ベストセラーになったってことは、
多くの人が「楽しませてもらおうじゃん」っていう気で読んだ
ってことだから、つまらん票は差し引いても良いと思うぞ。
純粋にあの世界を泳ぐのが楽しいのだ。ぜひ長編新作を・・・
161 :
無名草子さん:2001/04/11(水) 15:06
どぎついものばっか読んでると刺激が足りなくなるのは必至。
>>159 あんまり味付けが濃いと素材の味が消えてまうがな・・・
162 :
:2001/04/13(金) 00:10
「神の...」の最後のやつ(蜂蜜パイ?)。
泣いたよ。感動した。変わろうとしているのが、
痛いほど感じられた。
27歳。男。春樹歴11年。
163 :
無名草子さん:2001/04/13(金) 00:58
>>162 ああ、その「蜂蜜パイ」って村上作品では異質だと思った
基本的に「主人公」が親的立場に立つこと今までになかったよね(弱気
でも極めて日本的な内容なんだけど、外国文学の雰囲気を感じたのは
僕だけなのかな?
164 :
無名草子さん:2001/04/13(金) 01:51
「神の子供…」は、すべて3人称形式だったのが新鮮では
あったけれど、
村上春樹はやはり1人称制のほうがいいと思いました…
その方がぴたーとはまるような気がします。
お気に入りの「タイランド」は、すべて「さつき」を「私」に
脳内変換して読んでみたりしています。
165 :
僕:2001/04/13(金) 02:31
終わってないと思う。多分。
166 :
無名草子さん:2001/04/13(金) 02:40
やっぱ「僕」じゃないとな。
167 :
直子:2001/04/13(金) 17:33
「ねえ、そのもちろんって言うのやめてくれる?」
168 :
無名草子さん:2001/04/13(金) 18:55
村上春樹?小確幸の一つだね。
169 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/04/21(土) 20:37
「スプートニク」文庫で出てましたね。
170 :
無名草子さん:2001/04/22(日) 01:25
鼠関係、世界の終わり・・、ねじまき鳥とかは好きだけど
エッセイは読む気せんよ。活字中毒気味だから他の作家もよむけど
繰り返し読むのは村上くらいかな。
スプートニクは昔っぽくてよかったけどちと弱い感じがします。
期待しすぎというのもありますが。
どちらかというと終わり気味でしょう。
「これが村上春樹の新作か、やれやれ。」
と思ってしまう時期が近づいているのかもしれません
171 :
傍花随柳:2001/04/23(月) 15:21
懐古主義って知ってます?
昔はよかった…とか言ってる人のことですよ。
ここにはいっぱいいるみたいですね☆
172 :
無名草子さん:2001/04/23(月) 23:33
173 :
無名草子さん:2001/04/24(火) 21:44
21世紀になってまで読む作家じゃないな。
80年代では斬新だったってだけ。
馬鹿
174 :
無名草子さん:2001/04/24(火) 21:49
昔はよかった
175 :
就職戦線異状名無しさん:2001/04/25(水) 00:45
レダーホーゼンだっけ?短編のああいうのが好き。
それから、ねじ巻き以後の村上春樹は、「河合隼に会いに行く」
よめばちょっと納得するんじゃないかな。「世界の終わりとハ
ードボイルド〜」が最高というのは同意だが、まだ若いし今後
まだ人生があるのでどうなるかもうちょっと見守りたいなー。
でも神の子も、シドニーも買ってないんだよな。スメルジャコフも。
なんか買いにくくなった。なぜ?
176 :
無名草子さん:2001/04/25(水) 14:02
時代を超えた名作。
177 :
かえる君:2001/04/26(木) 04:56
ここみてる人は殆ど知ってると思うけど
ノーベル文学賞の候補に上がってるのは事実。
ただ、全体からみて突出してるわけではなく、
今回はアジアから・・・という時のあくまでも候補みたいです。
178 :
無名草子さん:2001/04/26(木) 06:30
179 :
ノーベル賞選考委員:2001/04/26(木) 12:22
>>177 これは本当です。
178は、今の日本に他に誰かふさわしい候補がいるというなら、ぜひ教えてください。
180 :
かえる君:2001/04/26(木) 13:08
ダヴィンチにもそんな話がちょこっと載ってたし、
とある文学誌にも出てました。(何だか忘れてしまった)
大学時代にも教授からも聞いたので、結構有名な話と
思っていました。
181 :
無名草子さん:2001/04/26(木) 14:00
村上春樹とノーベル賞?
ものすごい組み合わせだな・・・
本人はどう思っているだろうか?
182 :
無名草子さん:2001/04/26(木) 15:39
デレクハートフィールドのモデルって、ラブクラフトだと知っていました?
吃驚しました。
何だかっていう単行本でそんな風に読んだ記憶があります。
183 :
クトゥルー:2001/04/26(木) 15:53
>>182 現代アメリカ文学をちょっと知ってれば、すぐ分かるよ。
184 :
名無しさん:2001/04/26(木) 18:26
村上作品初めて読むとしたら何がオススメですか?
185 :
無名草子さん:2001/04/26(木) 18:36
ノーベルとったら国内ではけっこう騒ぎになりそうだな
ノーベルの権威も地に落ちたとかさんざん言われるんだろうな
でも真剣な話春樹が取らなかったら日本はもう数十年は文学賞取れないね
186 :
無名草子さん:2001/04/26(木) 18:38
わかりやすさを求めるなら・・・「ノルウェイの森」
ファンタジーを求めるなら・・・「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」
リアリティーを求めるなら・・・「回転木馬のデッドヒート」
時系列に沿って読むのなら・・・「風の歌を聴け」
「世界の〜」は新潮文庫、他は全て講談社文庫です。
ちなみに、僕は「ノルウェイの森」から入りました。
187 :
無名草子さん:2001/04/26(木) 19:09
>>184 とりあえず村上春樹っぽさを満喫するなら「風の歌を聴け」が
お勧めです。薄いし。
ビール飲みたくなります。
188 :
無名草子さん:2001/04/26(木) 20:29
>>185 高橋の源ちゃんはダメ?
ダメか・・・セールス伴ってないもんな・・・
189 :
無名草子さん:2001/04/26(木) 20:41
いろいろ言われるのはしょうがないけど、やっぱり好きだなあ…
ところで田中康夫はどーしてあんなに村上春樹嫌うの?
昔本贈って読んでもらえなかったから?
190 :
無名草子さん:2001/04/26(木) 20:48
田中やっちゃんが嫌っているのは知らなかった。
なんか二人似てるな・・・・
オサレなことが好きで、キャラクター物が好きな所とか。
191 :
無名草子さん:2001/04/26(木) 21:13
田中康夫が嫌いなのは、村上春樹、吉本ばなな、椎名誠。
192 :
心無:2001/04/27(金) 00:08
>>182 >>183 (クトゥルーさん)
デレク・ハートフィールドは、『風の歌を聴け』で取り上げられている作家ですよね?
架空上の作家と耳にしているけど、ラブクラフトがモデルなんですか?
一説には、ロバート・E・ハワードがモデルだと聞いているんですけど??
どーでもいい事だけど、『多重人格探偵サイコ』(田島昭宇×大塚英志:作/角川書店)
という漫画でも、間接的にハートフィールドが登場させられています。やれやれ。
↓
▼ルーシー・モノストーンのプロフィール
http://members.tripod.co.jp/lucy_seven/lucy.html > 小説家ディレク・ハートフィールドと共に60年代に熱狂的に支持され、そし
> て忘れられたロックミュージシャン崩れのテロリスト。 学園紛争の嵐が吹き
> 荒れた60年代末のアメリカの学生達の一瞬だけのカリスマだった。
193 :
名無しさん@そうだドライブへ行こう:2001/04/27(金) 12:11
>>191 この3人とも女性に人気があるのが、ヤスオちゃんがジェラシーを抱く理由でしょう。
194 :
無名草子さん:2001/04/27(金) 12:22
>>191 現代の作家を大ざっぱに分けたら、この3人とヤスオちゃんは、同一カテゴリーにはいるかもしれない。
・・・・といったら、春樹ファンには怒られるけどさ
195 :
無名草子さん:2001/04/27(金) 22:25
田中康夫って作家としてはどーなの?
比べ物にならんと思うのだが…<この三人と比べたら
読んでないのにアレだけど
196 :
無名草子さん:2001/04/27(金) 23:50
>195
俺も知らない
代表作「なんとなく、クリスタル」だったっけ?
197 :
極論:2001/04/28(土) 00:11
春樹は短編作家
春樹に長編は書けない
春樹の長編特有の文体を読むと苛々してくる
春樹の長編に出てくるキャラはみんな途方もなくインチキくさい(特に会話)
まさに「中国行きのスロウ・ボート」の主題の如く
「TVピープル」以後は短編も駄目だけどね
198 :
無名草子さん:2001/04/28(土) 00:25
>195
オンハッピネスは傑作だと思う。
しかし、この人の本領は社会批評。
199 :
かえる君:2001/04/28(土) 00:40
>>198 やはり作品が好きなので、本領といわれると哀しいが
社会批評は鋭く的を得ていると思う。
関係ないが『駄目になった王国』が忘れられない。
200 :
無名草子さん:2001/04/28(土) 00:43
結構言われている事なんだけど、春樹って
頭の中が春休みのようになってるんだよね。
201 :
無名草子さん:2001/04/28(土) 04:49
文庫がでるまで待ってたけどスプトニクあんまり好みじゃなかった…
なんかとなんかの話をくっつけたみたいだと思った
(春樹ファンです。煽りじゃないよ)
202 :
A:2001/04/28(土) 07:06
初期のものから読んできて、ぐるぐると同じ場所を巡ってきたものが『ねじ巻き』で完結したように感じられた。
少なくとも「なにかしら(心理的な)決着みたいなもの」はあったから『ねじ』の読後、村上春樹もこれから大変だなと思った。
『ねじ』後の小説、翻訳、ドキュメント等も読んでいるけれども、ここからどこへ向かうのかな?
一番好きなのは『世界の終わりと』 彼の精神の閾とそこでの葛藤が上手く表現されていたと思う。
これをファンタジーだとは俺は思わない。
『ねじ』後の個々の作品で特別気に入ったものがないが、興味のある作家なのでとりあえず最後まで付き合うつもり。
203 :
通行人A:2001/04/28(土) 09:35
>192
デレク・ハートフィールドって架空じゃなくて実在の作家らしいよ。
翻訳家青山南のエッセイ「ピーターとペーターの狭間で」(筑摩文庫)
にそのことが書かれてます。マックルーア(「風の歌を聴け」での表
記はマックリュア)っていうハートフィールドの伝記書いた人を訪ね
たり、古本屋で本を見つけた話とか。
204 :
心無:2001/04/28(土) 12:59
>>203 通行人Aさん
レスポンス、ありがとうございます。
『ピーターとペーターの狭間で』(青山南/ちくま文庫)、読んでみますね。
ただ、「ハートフィールドは実在しない」というのが春樹読みの間では“定説”
なのですよ。『風の歌を聴け』(講談社文庫)のあとがきでは、春樹自身が“ハ
ートフィールドの墓参りをした”、と書くほどの徹底振りで架空の人物を創作
しているとの話です。
実際のところ、虚構と現実の区別は難しいです。“存在しない”という証明が
一番やっかいですからね(^^;
▼「グッと裸部日記 2000年7月」
http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Ayame/7615/00.7.html > 2000年7月7日 15時45分58秒
> デレク・ハートフィールド
> (中略)
> 一番の不毛さとは何か?
> それは、実は「デレク・ハートフィールドなんて作家は存在しない」という
> 驚くべき事実である。
>
> 村上春樹は『風の歌を聴け』の冒頭で、「僕は文章についての多くをデレク*
> ハートフィールドに学んだ」として、以後この作品の中で、デレク・ハート
> フィールドは作品の重要なファクターとして徹頭徹尾存在している。それは
> 随所にハートフィールドの作品についての考察や引用、また彼の生い立ちか
> らエピソードまで様々な形で多数紹介され、加えて、あとがきにかえて
> 「デレク・ハートフィールド、再び」とする程に春樹は彼への拘泥ぶりを見
> せる。この物語を読み終わった人ならば、必ずハートフィールドの作品を読
> みたくなるであろう。それ程見事なリアリティのある精細な描写である。
>
> しかしながら、実際のところ、デレク・ハートフィールドなんて作家は存在し
> ない。
>
> これほどまでに見事に騙されたのは初めての事だ。
> 彼は、完全なる人物構想の下に村上春樹の頭の中だけで作られた架空の作家
> であったのだ。レイ・ブラッドベリの出現を暗示するかのような『火星の井
> 戸』という作品を残したハートフィールド。『ジャン・クリストフ』と『フ
> ランダースの犬』を好み、『戦争と平和』を批判したハートフィールド。
> 8年と2ヶ月の間不毛な戦いを続け、そして1938年の6月のある晴れた日に右手
> にヒットラーの肖像画を抱え、左手に傘をさし、エンパイアステートビルの
> 屋上から飛んだハートフィールド。すべては紛れもなく虚構であった。
> そして特筆すべきは、それをあとがきですら暴露しない春樹の異様な才覚で
> ある。デビュー作でこれほどの事をやってのける春樹。もう意地が悪いとい
> った次元ではなく、すごい。唸るしかない。
205 :
無名草子さん:2001/04/28(土) 14:51
キルゴア・トラウトみてえだな
206 :
通行人A:2001/04/28(土) 19:00
「風の歌を聴け」がヴォネガットのスタイ
ルに似ているので、ハートフィールドを知
らない評論家たちが、ヴォネガットの作品
に出てくる架空のSF作家キルゴア・トラ
ウトのパクリと決めこみ、架空説、モデル
説などを垂れ流しつづけた結果、それが通
説になったんでしょう。架空説に対する村
上春樹自身の答えは「評論家の言うことを
信じてはいけません。これはあくまで一般
論ですが」(『夢のサーシティ』より)。
くれぐれも気をつけませう。
207 :
心無:2001/04/29(日) 23:07
>>206 通行人Aさん
評論家の指摘が間違えているのか、村上春樹が“創作”の立場を貫徹している
のか、判断に苦しむところではありますね。ハートフィールド著作の『火星の
井戸』がゲンブツで提示されれば、何も“問題”とはならないのでしょうけど(^^;
ともあれ、度重なるレスポンス、ありがとうございます。
『ピーターとペーターの狭間で』(青山南/ちくま文庫)、書店に確認しに行き
ましたが、在庫がありませんでした。後日、大きめの書店に立ち読みしに行き
ます。
新たな判断材料として提示していただいた『夢のサーシティ』ですが、コレは
市販されているものなのでしょうか? 最強のエンジンと言われるGoogleでも、
一件もひっかからなかったので(^^;
▼「Klgore Trout(1917-2001)の著作物について」
http://members.tripod.com/~sanaes6/klgore.html ヴォネガット(Kurt Vonnegut,Jr.)やキルゴア・トラウトなど、知らなかった
名前が出てきてワクワクしています。この確認の“過程”を、心ひそかに楽し
んでいます(^^)
208 :
無名草子さん:2001/04/29(日) 23:19
自動車雑誌「NAVI」巻頭インタビュー
「村上朝日堂」で「車なんかこの世から無くなればいい」って言ってたのに。
隔世の感がありますな。
209 :
無名草子さん:2001/04/29(日) 23:21
210 :
無名草子さん:2001/04/29(日) 23:56
長い人生、誰だって宗旨換えくらいするさ
211 :
通行人A:2001/04/30(月) 12:04
>207 心無さん
『夢のサーシティ』ではなく 『夢のサーフシティー』の間違いでしたm(_ _)m。
詳しくは長くなるのでメールで送ります。
212 :
愚者:2001/04/30(月) 18:55
「世界の終わり・・・」の人気が高いみたいだけど、
その理由が知りたい。
僕は自分の中で評価を下せないでいる。
213 :
無名草子さん:2001/05/01(火) 14:02
答えは簡単さ。
文章が長いからさ。
長い文章ってのはそれだけでみんなありがたがるモンなんだ。
214 :
心無:2001/05/01(火) 17:43
>>211 通行人Aさん
感謝です。 目的は達したので(何の目的だ?(--;)、俺はもうこのスレッドに
あまり顔を出さないかも(^^;
>>212 愚者さん
ジブンはどの作品も甲乙つけがたいと思っていますが、“強いてあげるなら”
やはり『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』になるかもしれま
せん。
私見ですが、講談社文庫の『風の歌を聴け』『1973年のピンボール』『羊をめ
ぐる冒険』(『ダンス・ダンス・ダンス』もかな?)は、“繋がっている”とこ
ろがあると思うのですよ。鼠に関する記述とか。だから「気に入ったのを一つ
だけっ!」という振られ方をすると、『世界の〜』になっちゃうのではないか
しら。
釈迦に説法だとは思いますが、小説に“客観的な優劣”などないです。目的や
制御すべき対象などそもそもないのだから、優劣をつける基準などあり得ない。
結局のところ“個人の好み”に収斂され、社会的に“個人の好み”の多数を獲
得した作品が認められるのです。わざわざ評価を下す必要はないと思いますよ。
“評価を下す”という行為を楽しんでやっているのなら、この記述も野暮きわ
まりないものですが(^^;
いえ、世間的には“圧倒的(少数派)”“紙屑”“パルプ”に過ぎないハートフ
ィールドを、中心に据えて構成した『風の歌を聴け』は見事なものだ、と挑発
せんが為の伏線でした(笑)
216 :
名無しさん:2001/05/02(水) 17:01
217 :
無名草子さん:2001/05/02(水) 19:14
>>204 でもあのあとがきは嘘らしい。
なにしろ村上春樹は当時は海外旅行などしたことなかったのだから。
218 :
無名草子さん:2001/05/02(水) 19:33
>>213 「アメリカでは長編を書かないと、作家として認めてもらえない」と、NAVIのインタビューで村上春樹が言ってた。
でも「やぎ少年ジャイルス」とか「重力の虹」とかに比べりゃかわいいもんですよ。
219 :
poroporo:2001/05/03(木) 21:33
こんにちは。
かつて村上春樹を心から愛し、
村上春樹を読むことによって心が透明になっていくと
信じてやまなかった一少年です。
でも最近になって随分変わりました。
あんなの誰でも書けるような気がするのですが
気のせいでしょうか?
気に食わないのは
風景描写がくどい。その上、気の聞いた表現を使ってるわけでもない。
ワンパターン。
比喩が最悪。読んでてうざい。まじで。
はっきり言って、村上春樹は凡人だと思います。
これは決して煽りではありません。
みなさんのご意見を是非聞きたい。
220 :
かえる君:2001/05/03(木) 22:33
人の意見を聞く前に、自分の文章を再確認してください。
221 :
おせっかい君:2001/05/03(木) 23:33
>>220にいちじるしく同感。でも言わせてちょー。
>>219 「随分変わった」の主語がないんじゃない?
誰でもって、もしかして君も含めて?
くどい風景描写って、どの作品のどこのこと?
気の聞いた→気の利いたでしょ?
何がワンパターンなの?
ウザイのになんでわざわざ読むの?
凡人と見なす根拠は?
これも煽りではありません(w。
222 :
poroporo:2001/05/04(金) 00:56
なるほど。
人の文章を批判するからには、
僕自身もちゃんとした文章で書きこまねばならぬようです。
さて。くどい風景描写と言いましたが、
これを実例を挙げて説明するのは、
さすがに僕の貴族精神に反しますので、
控えさせていただきましょう。
というより、お節介さんも心当たりは十分にあると思いますが。
他の作家と比べても明らかだし、
比べなくとも、明らか。
彼の小説の風景描写のところは赤で塗りつぶしたら
きっと真っ赤かになると思いますよ。
あと、わけの分からん作家の名前を次から次へと挙げるのも
実にやめて欲しい。
なら読むな、といわれればそれまでですが、
それだけでは僕の心に住みついてしまった疑問を追出すことができません。
でしょう?
なぜ、一体全体なぜ、彼は受けているのでしょうか???
223 :
おせっかい君:2001/05/04(金) 09:25
>>222 「他の作家と比べて明らか」って、いったい誰と比べてるのかな?
星新一? 赤川次郎?
それに「わけの分からん作家の名前」って、単に君が知らないだけか
もしれないし、気になるのでその作家の作品を読んでみよう、とか考
えないのかな。彼の小説は君に宛てた手紙じゃないんだから、君の知
識に合わせて書いているわけじゃない、ってことは理解できるよね。
第一、読書は個人的な体験でしょ。
だから、自分が読んで自分が感じたことと世間の評価とのギャップを
むりやり埋めようとしなくていいんじゃない? 無理があるでしょ?
だって他人から「風景描写はくどくないし、気の利いたセリフで表現
してるし、 ワンパターンじゃないし、比喩が最高だと思う」ってい
われても君の疑問は解決しないわけだし。
博愛精神に則って書いてみたけど(貴族精神は持ち合わせてないから)、
いかが。
>>219-223=春樹の自作自演
いい加減にしろよ、春樹!(w
225 :
poroporo:2001/05/04(金) 15:05
まあね。そう言われれば確かにそうだ。
彼が作品を書かねば、
あのような作風が
文壇から消えてしまうわけでもあるし。
まあね。
お節介君の言っていることは正しいね。
やれやれ。
俺は何が言いたかったのだろうか……
挫折ばかりで僻んでばかりの物かきより。
226 :
おせっかい君:2001/05/04(金) 18:06
>>224 違うわよ、プンプン!!
でも、いい加減にしとくね。
>225 あんまり気にしないでね。
『カンガルー日和』とか短いやつから読んでみれば、また好きになれるかもしれ
ないよ。それじゃ、勉強頑張ってね(今はもう一少年じゃないのかな?ひょっと
して)。じゃ、おせっかい星に帰るね。バイバイ
227 :
無名草子さん:2001/05/04(金) 21:54
村上春樹は、今日も長編(世界の終わり〜と関連のある
物語であるそうだ)の執筆が忙しかったのだろうか?
世間はゴールデンウィークだが、きっと氏は、
日課の10kmジョギングや水泳のノルマをマイペースに
こなしつつ、着実に長編の執筆を進めていることだろう。
作品が無事に完成されて本屋に平積みになる日が待ち遠しく
思われる今日この頃である。
228 :
スリムななし(仮)さん:2001/05/05(土) 03:17
ha
229 :
無名草子さん:2001/05/07(月) 18:07
>>227 世界の終わり〜と関連あるってホント?
楽しみですね。
230 :
青木:2001/05/07(月) 23:16
みんな書いてないけど
「レキシントンの幽霊」にはいってる
「沈黙」がかなりいいと思うのですが・・・
231 :
無名草子さん:2001/05/15(火) 13:18
・ 。 _ ・ .
・ ___ノ。。\____
ー_  ̄_--ノ
┏━━━━━━┳━━━━━━━━━━━━━━┓
┃⇒ コピペ ┃馬鹿か゛ あらわれた。 .┃
┃ 氏 ね ┃と゛ うする?▲ .┃
┃ 逝 け ┃ .┃
┃ ROM ┃ .┃
┗━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━┛
232 :
無名草子さん:2001/05/16(水) 04:13
さすがにもうレスもつかないか。
本格的に終焉を迎えたな。
233 :
ゆーすけ:2001/05/21(月) 04:04
そういわれると哀しいから、新刊の長編に期待あげ。
234 :
無名草子さん:2001/05/24(木) 12:47
風の歌を聴けと風の谷のナウシカは良いです。
235 :
モグタン:2001/05/25(金) 12:14
私はノルウェイの森から入って、最初はねじまきや世界の終わりみたいな
不思議小説(だと思ってた)には凄く抵抗があったのですが、
今は世界の終わりが一番好き。
何度読んでも読みあきないです。
旅行記以外は殆ど読みました。
確かに最近の作品は私の大好きな世界の終わりに
比べたらパワーがないって思います。
それにバンドの羅列とか、叩かれても仕方ないって
思えるとこもあります。
グレートギャツビーもたいして面白いとは思えませんでした。
でもやっぱり、村上春樹はいいって思います。
世界の終わりの続きが出たらいいな。
236 :
一作家:2001/05/26(土) 19:43
ほんとですね、もぐたんさん。
しかし素人はいいよな。なに書こうと書き捨てだしね。羨ましいよ
>>214 心無さん 超遅レスですがいちおう書いときます、密かにsageで(笑)。
「人はどんなことからでも努力すれば何かを学べる」、それが村上春樹、ドストエ
フスキー、2ちゃんねる、どんなレス、どんな解釈etc…からであっても。
そして2ちゃんからは「コミュニケーションが成立しない理由は、十全に理解しよ
う(されよう)とする不毛さ、十全に理解しよう(されよう)とする親切さの欠如、
そして知性・ユーモアの欠如、意味のない悪意、にある」ということが学べる(笑)
…というのが『風の歌を聴け』、『1973年のピンボール』における私なりの一
つの解釈です。
そして、それらのことをネガティブにではなく、裏返して「コミュニケーションに
可能性はあるのか、あるいはどう成立させるのか」とポジティブに捉えるべきもの
だと私は思います。「僕」の親切さはその表れだし、「鼠」もそのネガティブさの
中に留まることをやめ、街を後にするのだし。
もちろんそれだけしか読みとれないような単純な小説ではないし、読者各個人が独
自の解釈を成立させることができると思います(例えば「デタッチメントを目指し
ているに過ぎない」とか)。でなければ、もはや読書する意味すらないし、本来、
読書は「読者各個人がどう感じ取るかだけでいい」はず、学校の授業じゃあるまい
しさ。
中には「愛読者」=「信者」と捉えているのか、春樹信者とかハルキストとか言っ
て得意になっている人もいるようだけど(笑)。読書の意味が分かっていたら、同
じ作家の作品をいくら読もうが個人全集読もうが、永遠に信仰に繋がるわけない。
聖書や池田〜とか大川〜とかの本にもそう言えるどうかは知らないが(笑)、基本
は「宗教は宗教、読書は読書。ボートはボート、ファックはファック」(笑)。
でもまあ、そーゆー意見からでも「世の中は広く、読書の意味すら分からない気の
毒な人がいるもんだなあ、シクシク(涙)」というくらいのことは学べる(笑)。
「愛は負けるが、親切は勝つ」ピース(^_^)v。チャオ
コピペですかね(笑)
チャオ(笑)
239 :
無名草子さん:2001/05/28(月) 01:10
(笑)が多すぎ。
240 :
無名草子さん:2001/05/28(月) 01:15
あ、怒った(笑)
なんでノルウェイの森が売れたか未だに分からん。
最近面白いと思たのが,消しゴム工場やらに逝くヤツ。
ネタによってやる気の有る無しの差が激しく,笑える。
242 :
名無しさん:2001/05/28(月) 04:42
age
あなたたちに終わってるなんて言われたくないわよ。バカみたい。
244 :
無名草子さん:2001/05/28(月) 06:54
自分自身は村上春樹に対してニュートラルな立場なんですが、
好きな作家の多くが影響を受けて(いるといわれている)いたり、
友達にも好きなヤツが多かったり、でなにかと気になる存在です。
で、『スプートニクの恋人』を久しぶりの村上体験として読んだんですが、
正直言って、さっぱりわからなかった。
文章はやっぱりうまいというかチャーミングだし、過剰な比喩も、まぁ、
大御所だと思えばそんなに気にもなりません。
感心するところもいっぱいある。
でも、あの筋書きはなんなんでしょう?
あれを書いてる作者、そして読者は、本当に理解してるのでしょうか?
その物語を、もし理解できる方がいたらぜひ解説して欲しいのですが。
そんなの無粋だ、とか、文学は理屈じゃない、とか言われちゃうかもしれませんが、
どう理解したらいいのか、本当に困ってしまったので。
それとも、そもそも物語だと思って読んでるのが間違いなのでしょうか???
>>238-240
こらこらこら〜〜っ(怒)。
でも団栗を食べるリスみたいでかわいいなあ〜(笑)。
では、チャオ(^_^)v。
>あ、今度は(怒)も!!
>でも、やっぱチャオ(笑)。
>ハルキどっぷり?(笑)
>単なるアホ? 厨房逝ってよし!!
>あ、怒った?(笑)
(一行目に戻る、永遠に…)
↑…2ちゃんねらー的「不毛さ」…
いいかげん気づいたほうが?…知性の欠如、ナンセンスな悪意etc…
でも、とことん煽ってちょーだい(笑)、がんばれ〜。
では、さらばじゃ「2ちゃんねる」(^^)/~~~
でも暇なときは、おちょくりにくるかも、傑作な煽りがあればだけど(笑)。
「果報は寝て待て、sageで待て」ピース(^_^)v。
246 :
無名草子さん:2001/05/29(火) 03:07
でもage 匿名ならではの2ちゃん自作自演の不毛さ?っすか?
どうよ?
sageだ
248 :
無名草子さん:2001/05/29(火) 03:48
最高傑作は「世界の終わり」だと思うけど、
一番好きなのは「ダンスダンスダンス」。理由、楽しいから(笑)
今でも時々読み返すよ、ダンスダンスダンスは。
あと短編で大好きなのは「パン屋再襲撃」。奥さんがいい味だしてます。
249 :
無名草子さん:2001/05/29(火) 22:00
僕は「ノルウェイの森」から入りました。
当時僕は浪人生で2流の私大に入ろうと決意したが、
実際には3流にしか受からなかった。(号泣
当時アレだけのベストセラーになったのには理由があったと思う。
クリスマスを意識した装丁や、帯の「100%の恋愛小説」の言葉。
女性読者が圧倒的だった。
僕は彼女の部屋で発見し借りて読んだ。
受験勉強の気分転換のつもりが、どっぷりハマった。
このスレッドの冒頭に、ノルウェイの森はどこが面白いのかわかんない
みたいな意見が多かったけど、まぁ感じ方は人それぞれだよなぁ。
当時は社会現象だったよ、大げさでなく。
最初に衝撃を受けたと言う意味で僕は一番好きかなぁ。
あとは怪談話し風の短編も好き。夜の学校で自分が鏡に写るやつ。
春樹は終わったのか?うーん、判断保留。
自分が歳とって感受性衰えてるからなぁ。
凄い新作って書けるのかなぁ。
最近感動したのって「イエスの遺伝子」だしなぁ。
僕は今後も読み続けると思うな、古いのをしつこく。
んじゃピースって事で。
私は「ねじまき鳥クロニクル」で、それまで好きだったのが一度コケました。
いや、「国境の南、太陽の西」かな。
その頃から村上春樹なんて読むのは凡人、みたいなインテリ志向の
意見が耳に入って、ああ、良くないのか、としばらく読まなかった。
(若かったからね〜。インテリに憧れた時期もあったのよ)
エッセイは好きで読んでたけど。でも、「いかに鍛えられたか」は
なんでか読んでて辛い。
村上さんが辛い時期だったのかな、と思う。
そんで、オウム関係の本や、「若い読者のための短編小説案内」
(これで題名あってたっけ?)なんかを読んで、なんだ、
やっぱりこの人すごいじゃん、と思った。
インテリなんて、実はインテリになりたいだけの人が大半だ、ってのも
分かってきた。
エッセイも、なんか元気を取り戻したみたい。よかったよかった。
私は昔文章の中の風景描写なんかが苦手だったけど、ここ何年か絵や
焼物が好きになっていろいろ見ていて、久しぶりに小説を読んだら、
風景描写なんかもすごく楽しめるの!
いつの間にか想像力アップ!って感じ。
歳取っても大丈夫だよ。私は十代のときより今のほうがいろいろ
読めるようになった。いろんなことをやってみるといいかもしれないよ!
何より、村上さんが褒めていた「グレート・ギャツビー」、何度読んでも
良さが分からなかったのが、今読んで、これか!と分かったのが
すごく嬉しかった。今まで価値がないように見えたものが
あの人が言っていたのはこれだったんだ!って分かって、うれしい!
村上さんの小説は、時々、孤独が勝ちすぎているようでそういう短編は
私は苦手です。それと引き換えに得たものも随分あったと思うけど、
できれば、もう少し出さないで欲しいと思う。
でも、これから、って思うな。村上春樹さんは。
251 :
無名草子さん:2001/05/30(水) 01:47
世界の終わりと〜はハードカバーである?
252 :
無名草子さん:2001/05/30(水) 02:18
『スプートニクの恋人』、好きです。
「すみれ」は戻って来たのか? いや戻って来なかったのか?
それが問題になってたりしますが 私は「人との出合い、かかわりあうこと」
がテーマかなと思いました。
村上春樹が「コミットメント」という言葉で表現しているアレです。
この物語のなかで 教師の「ぼく」は、
たくましく生きている「ミュウ」と精神的にかかわったり
教え子の母親と肉体的にかかわったり
万引きをした教え子とは 教師の立場でかかわったりします。
いろんな人とのかかわりあい(コミットメント)、
それを「人工衛星の軌道が一致した」という比喩を用いて
表現しているのではないでしょうか。
『ねじまき鳥クロニクル』では 一番コミットしたかった奥さんが
去って行ってしまいました。でも今回はちょっと違うかな。
「すみれ」は「ぼく」にとって大切な人だと気づいてます。
逃がしちゃマズイわけです。だからギリシャまで捜しに行く。
(教訓 大切な人は しっかり繋ぎとめておきましょう)
『ノルウェイの森』の「僕」は 大切な人が誰なのか分からずに
「直子」にふりまわされてしまうお話でした。すぐ近くに「緑」が
いたのに。やれやれ。でも『スプートニク』の「ぼく」は
すこーし成長したのカモ。
このスレッド、消えてしまったら悲しいな。 チャオ。
253 :
無名草子さん:2001/05/30(水) 05:32
村上春樹は終わってないと思うし、終わってないと思う
254 :
やめられない名無しさん:2001/05/30(水) 09:20
あの文体に慣れすぎて他の作家の本が読めない。
255 :
無名草子さん:2001/05/30(水) 09:26
うーん、みな年を重ねて感性が変わったんじゃない?
「ノルウェー〜」は高校のとき、本当にはまったけど
今あのハマリ方はできない
同じ本も、別の読み方で楽しんでいる
まあ、同じ論理で春樹さんの感性も変わったかもしれないけどさ
256 :
無名草子さん:2001/05/30(水) 15:22
村上春樹一筋だったが三島由紀夫に乗り換えることに成功。
なかなか苦労したぞ!(笑
257 :
AK:2001/05/30(水) 15:31
『世界の終わりと…』に関して、彼の精神の"閾”がうまく表現されていると書きこみをしたが、
精神分析学的に眺めるとやはり意識と意識下(無意識)の境界を見ることが出来ると思う。そういう視点からすれば、『ダンス×3』のイルカ・ホテル(?)も『ねじ』の井戸も具象化された意識下への入り口と言えなくもない。
つまり、『世界の終わりと…』とは村上春樹(当時、時差もあるだろうが)の箱庭みたいなもの。こういう読み方が必ずしも良いとは思わないが、小説を通して作家を読む(みたい)人間には少なくとも『世界の終わりと…』は作者(当時)を読むうえで貴重な作品だと思う。
『世界の終わりと…』や『ねじ』以前の作品において、主人公“僕”は望む望まぬとに関わらずワンダーランド(意識下)へと向かい、そこで得たsomething(たいがい現実で損なわれた何か)を必ず現実世界へと持ち帰る。解釈として正しいのか分からないが、ワンダーランド(意識下)には“個”(individuality)を世界(humanity)と結びつける何かがあると思う。後の村上の言うところの「コミットメント」がそのsomethingだと僕はそう解釈している。
『ALICE'S ADVENTURES IN WONDERLAND』もアリスがふと境界線を越え不思議な国へと足を踏み入れるのだが、『世界の終わりと…』にもやはり“ワンダーランド”が存在している。これは単なる偶然ではあるまい。いずれワンダーランドは出なければならない。
>252
『ノルウェイの森』の「僕」は 大切な人が誰なのか分からずに
「直子」にふりまわされてしまうお話でした。すぐ近くに「緑」が
いたのに。やれやれ。
“僕はどこでもない場所のまん中から緑を呼びつづけていた。”というのが『ノルウェーの森』のラスト・センテンス。英訳では“from middle of nowhere”…村上は英語的発想から文章を書いている…となっていたと記憶しているが、あきらかに“僕”は現実世界での座標を見失い、混乱している。深いノルウェーの森(比喩としての)をさ迷っていた“僕”は自分がどこに抜け出たのか、抜け出ようとしているのかが分からないから、現実世界と“僕”を結びつける唯一のもの、「緑」に叫び続けたのだと思う、「コミットメント」するために。“ノルウェーの森”もまたワンダーランドである。そういう見方から僕は『ノルウェーの森』に単なる月9的恋愛ドラマ以上の普遍性があると思っている。
『ねじ』以前では“ワンダーランド”が形を変え常にそのテーマの中心にあった、というのは言いすぎだろうか? 『ねじ』以後の村上を終わったという人は多いと思う。正直、僕も『ねじ』以後良い読者とは言えないかもしれないが、それは自分がまだワンダーランドに関して心理的な決着がついていないからとも思える。
こんばんは。通行人Aさんからの伝言を預かってきたのでコピペします。
さっきまで不毛ぶとんにくるまってぶつぶつ言ってたんですけど、あわててどっかに行っちゃ
ったみたいで……。
>なるほど〜、『スプートニクの恋人』も面白そうだなあ。でもまだ文庫本すら読んでないし
>なあ…、恥ずかしくて黙ってたけど…。よし買って読んでみるか。
>『世界の終わり〜』の昔の箱入り単行本は、今では古本屋で探すしかないだろうなあ。
>新装版は絶版になってないはずだけど、結構大きな本屋か通販とかのほうがいいかもなあ。
>ふむふむ、『世界の終わり〜』『ねじまき鳥〜』『ノルウェイ〜』も文芸評論を読むより、
>心理学(フロイト、ユング)の研究したほうが、より深いそして新たな発見がありそうだ!!
>よ〜し、それからもう一度読み直そう!!
>とりあえず『サルでもわかる心理学の本』を探しに行かなきゃ!!
>もし、そんな本売ってなかったら河合隼雄先生に会いに行こうかな?
>そうだ京都へ行こう!! そして新幹線の中で文庫本を読もう!! こりゃ我ながら名案だあ!!
>ピース(^_^)v。チャオ
259 :
無名草子さん:2001/05/31(木) 00:03
村上春樹の長編小説って、
主人公が徹底して受動的でなりゆきまかせ。
自分からは決して何か行動を起こそうとせず、
事件に巻き込まれて、やっとこさ重い腰をあげる。
そこででてくるセリフが例の「やれやれ」。
で、このダメ男がどうしてか女にはもてて、セックスをしまくる。
どうしてだろう?きっと顔は鶴太郎似のはずなのになあ。
260 :
無名草子さん:2001/05/31(木) 00:07
>259
>きっと顔は鶴太郎似のはずなのになあ。
ワラタ
でも259のような意見はありがち。あっちこっちでよーくう聞くぜい。
だからって文句もないけどね(w
262 :
無名草子さん:2001/05/31(木) 00:49
>>259 教えて上げようか?
女は黙って自分の話を聞いてくれる男性を
自分を理解してくれる人だと誤解して好きになっちゃうんだよ
作中人物ってそんな感じでしょ
まあ、誤解して付き合って後悔するまでは
その男性の本性なんてわからないのだけど(笑)
>>259 それを言っちゃ〜、おいまいよ〜by寅次郎。プププッ。
んで今度は「トラジロリスト」ってか〜?
でもね、高校生の時の写真見たことある?
今の方が…ずーっと、マ・シ・だあ!!
春樹さ〜ん、ごめんなちゃいなタウン、プププッ。
でも神戸高校新聞の論説は、す・ご・す・ぎ・だあ!!(ひれ伏しひれ伏し〜)。
それと「受動的」は「結果(起きたこと)は全て良しである(もしくは良しとしなく
てはならない)」by村上春樹(出典はカポーティ)…これがヒ・ン・トだあ!!親切だ!!
では家元は帰るぞ(ま、まさか今度はシゲサリスト?プププッ)。
さすがにチャオは飽きたなあ(^_^)v……新幹線にて(笑)。
村上春樹もしかるべく年をとり もう『世界の終わりと〜』の続編小説は
書かないのだろうな、と私は考えていました。
もちろん残念です。「村上春樹は終わった」と思う人もいるでしょう。
(でも 村上春樹が書かなくても 若い作家の中から
ガツンとくるような小説を書く人が出てくるのでは?と期待してます)
それよりも今後 村上春樹は 日本人の大人ならば避けては通れない
オウム事件や阪神大震災をベースにした『アンダーグラウンド』『神の子どもたちは〜』のような小説に移行していくのでは、と私は考えています。
引き続き「かかわりあうこと」をテーマにして。
スレッドの上のほうでも出ていましたが『蜂蜜パイ』も好きです。
地震の後遺症で苦しむ女の子を目の前にして 何ができるだろうか?
そういうお話でしたよね。
河合隼雄との対談で「いまの若者たちは かかわりをもたないことが
クールで格好いいことのように思っている」というような部分があったと
記憶してます。 だからこそ「蜂蜜パイ」をたくさんの人に読んでほしいし
すでに読んだ人とは共感できたらいいなと私は思っています。
現在執筆中の長編が「世界の終わりと〜」の続編って 本当?
配達人Aさん 暇人Aさん 教えて
>>261 と、いうか259はまんま加藤てんようじゃねえの?
こんばんは。
>>264さん 村上さんから伝言を預かってきたので、コピペします。
さすがに眠いんで後はよろしく、正直いって不眠症気味です。
どうも村上です。
確かに『世界の終わり〜』の続編はいつかは書こうと思っています。
でも、水丸さんに「今度は是非イラスト描かせてよ、村上春樹堂み
たいな絵でやっても面白いよ、絶対!!」って言われて正直困ってま
す。いくら何でもねえ〜、でも本人には内緒にしておいてください
けっこう繊細なところあるんですよ、愛人に対してだけは…。
あ、これも内緒ですよ!!
それで、すっかり調子を外された上、たまたまこのHPを拝見して、
「あれだけ売れて、これだけの認識なのか…」ふーむ、やれやれっ
て感じで…最近はジョギングをしていても、涙で目が曇るときもあ
ります。でも、そのおかげで印税ガッポリです(^_^)v。
とりあえず今は新しいJBLの新しいスピーカーのセッティングに
追われる毎日です。ではジョギングの時間なので、このへんで。
村上春巻拝 ←あ、春樹じゃ、ない!!(笑)
P.S.通行人A…etc。
ごめんなさい。『世界の終わり〜』のことはよく知りません。
それに直接に知り合いでもなんでもありませんので、念のため。
267 :
名無しさん:2001/05/31(木) 06:25
>>259 「徹底して」というのが強みなんじゃない?
意外にできんよ。たいていは
(1)女の子の前で自説を熱弁→ヒカれてしまう
(2)別の女の子との事をうっかり相談→その子とは友達のままで
終わっちゃう
(3)説教くさいことをつい言ってしまう→うざがられる
とかのパターンになっちまうこと多し。
30過ぎて、自分をあまり押し付けないようにしたらなんか急に
もて出したやつを知ってる。
>266 配達人Aさん
「見ちゃいや〜ん(笑)」て… 必ず見てますってば。
ここに来ている人たちの書き込みを読むと『世界の終わり〜』がNo.1
みたいです。 そう言われるだけのものがあるはずですので 一度読んでみる
ことをオススメしますです。 …と人に薦めておきながら『世界の終わり〜』って
どんな内容だったっけ? 確か 光と闇を交互に行き来する話だったような。
「へ? これで終わり? 今から始まるんじゃないの?」読み終えて そんな感想を
持ちました。 村上春樹が続編を書くだけの体力があるのなら こちらも体力を
蓄えて待とうと思ってます。
>257 AK さん
配達人Aさん 暇人Aさんとは 別のかたですよね。まだ見極める力がなくて
よくわからないのです。 ごめんなさい。
大切なことを書き忘れていました。
村上春樹の小説のテーマは「コミットメント」と「引き戻すこと」ですね。
『ダンス』のユミヨシさん、『ねじまき鳥』の奥さん、『スプートニク』の
すみれを 闇の世界から光の世界に引き戻すために じたばたするお話だと
私は解釈しています。(そのじたばたする様子が 悲惨だったり ミョ〜だったり
笑っちゃったりします 私は) この 闇の世界と AKさんがおっしゃる
ワンダーランドに 接点がありませんか?
付け加えるなら『ねじまき鳥』以前にも 以降にも ワンダーランドはあると
思います。コミュニケーションの不在という悲しいワンダーランド。
(自分の書いた内容は はっきりと理解しているのですが うまくAKさんに
伝わってますでしょうか)
今から仕事します。 はまりすぎ。
269 :
AK:2001/05/31(木) 20:00
視点が違えば見え方も違うという前提で言わせていただけるなら、続編が考えられないほど完成度の高い『世界の終わりと…』にパート2は要らないでしょう(『ロッキー2』じゃあるまいし…)。あるとすれば、“僕”が意識的な死を迎える時、ないし死を意識するときでしょう。村上はまだそこまで行ってないですよ、多分。
>259、その他のみなさん
また、上で話題になっているようだけれど、語部としての“僕”が受動的であるというのはある意味自然なことなんですよ。それに作中に登場するおしゃべりな女性たちも、“僕”の…“僕”が村上の意識的とすると女性たちが無意識的…分身であるのだから、象徴としての性交渉があっても…つまり“僕”がモテたとしても…なんら可笑しくないわけです。村上の小説を現実にそくした形で「アレハ、オカシイ!」というのは少々ナンセンスですよ。もちろん、これは僕の解釈であって一般論的に正しいと主張しているわけじゃないですけどね。
>268さん
あなたの言うとおり、『ねじ』以後の作品でワンダーランド(「闇の世界」)が存在するとは思います。人に歴史があるように。ただ、『ねじ』を読むと村上がワンダーランドについてなんらかの…暫定的であったとしても…心理的決着があったとしか僕には思えない。だから、主人公がまた『ねじ』以前のようにワンダーランドに入って行く小説を“いまのところ”僕は想像できないでいるのです。精神的な意味での生還を果した“僕”がワンダーランドを内包しつつ、外界とのコミットメントに苦労していくというのがこれからの方向じゃないかと推測してますので、『ねじ』以後とは少しばかりその意味合いが違っている…なんて思ってます。当たっているかどうか、それは分かりませんよ、僕は村上じゃないので。
さっき文学板で「ねじ巻き」スレを見たけれど、僕と同じようなアプローチをしている人もいるようです。参考までに。
>>267さん
たしかに、その「スタイルの徹底」が主人公の「タフさ(強さ)」だと思います。
ただし「真似するのは難しい!!」が「“一つの行動様式”としては理解しやすい!!」んじゃないか
な、とも思っています(チャンドラーのハードボイルド小説同様に)。
その村上的「タフさ」を「どういう形で確立するかが問題だ!!」っていうのが、ほとんどの村上作
品に共通していると思われますですハイ。
>>268さん 『世界の〜』は一度読みました。前のレスがちょっと紛らわしかったですね。
>>266の最後は『世界〜』「の続編」のヌケです(あといちおう、春樹堂→朝日堂、「新しい」を
どっちか一つトル、直接「の」です)、ポリポリ(春巻)。
そんなわけで『世〜』(←い、いつの間に!?でもそれ以上はやめて〜!!)は読んだのですが、268
さん同様、あまりよく覚えていません。これから心理学関係の本を読んでから『〜』(←あ〜あ。
せめて逆だろ、ふつう!! でも、まさか次は!?)を再読してみようと思ってます。
こんな事書いてる暇あったらさっさと読めよって? うん確かに、ふも〜な気分もしなくはなくは
ないこともなくはないことはけっしてない←さあ、どっちぃ? 丁と出るか半と出るか?ふも〜!!
ま、読書にも「急がば回れ!!」が「十全な理解を目指すためには必要だあ!!」って感じです。
>>258にある作品などに関する点は全て本当のことです。ややこしいですけど。なので『スプート
ニクの恋人』も本当に読んでません。『シドニー』『ウィスキー』もだいぶ前に買ったまま未読
です。こんな事書いてる暇あったら、せめて買った本ぐらいは読めよって?うん確かに…(後略)
と、私の理解はまだこの程度なので、AKさんとはまるで理解の“深度”が全く違っております。
それと私は『〜人A』(+春巻)と格言『人は「名前」より「文章」に表れる』ってことで(^_^)v。
梅雨迫る京都の旅路にて ←こーゆーのもややこしいかな? ううん、多い日も安心よ(笑)。
では。うんちゃば〜いちゃ(^_^)v。
P.S.おまけの「見た」は、『ノルウェイ〜』の一部分のみを超えた急展開の予感も…!!
クリックしたとたん鼻血ブー!!!!を目的に…!?(笑)。
271 :
無名草子さん:2001/06/01(金) 09:24
AKさんの文章を読んで、なるほど〜と思った。
もやもやしてたことが言語化された感じ。
もっと、いろいろ書いてくださいね!
こんばんは。昨日は何も言わずコピペしてごめんなさい。単なるミスでした、実は。
じゃ、コピペしますね、通行人Aさんが、やけにひとりで興奮して書いてました。
しまいには鼻血が出て…、いま保健室で寝てるようです、ふもー布団にくるまって。
「通行人Aピース(^_^)v」大賞の発表でーす。じゃじゃじゃじじゃーん!!
さあ、全世界の村上作品愛読者のみなさ〜〜ん!! それじゃーっ、元気出していくぞーっ、
1、2、3、だーっ!!!!!!
審査員特別賞はじゃん〜!!
>>249さん『んじゃピースって事で』拍手〜!!!!
選評…ナイス!! 上手い切り返し!!そして文章全体から滲み出る「人柄」にも拍手〜!!!!
では次、「面白過ぎー!! だけど、そーゆー考えはやっぱ良くないかもしれないで」賞。
>>259さん「ダメ男がどうしてか女にはもてて、セックスをしまくる。 どうしてだろう?
きっと顔は鶴太郎似のはずなのになあ。 」←何度読んでも、プププッ!!
村上さん曰く「失礼な話だなあ、ぶつぶつ」←ふむふむ、なるほどなるほど。
でもそりゃ「鶴太郎さんにもそーとー失礼だあ!!」賞は、ジャン!!
トーゼン!! 村上春巻さんです。←あ、やっぱ、春樹じゃ、ない(笑)。
でも「作家」「作品」…etcも、顔じゃ、ない(笑)。さあもう一度、1、2、3、だーっ!!
それでは「通行人Aピース(^_^)v」大賞の発表です。じゃじゃじゃじじゃーん!!
>>250さん、そして、
>>252さん
『でも、これから、って思うな。村上春樹さんは』
『このスレッド、消えてしまったら悲しいな。チャオ 』
『教訓 大切な人は しっかり繋ぎとめておきましょう』
選評…「等身大の言葉」「ユーモア」「正直さ」「親切さ」…etc…感動ピース(^_^)v。
全てがここにあるんだわさー、嘘じゃない!!ピース(^_^)v。
だからこそ「通行人Aの親切心」に火をついたのだピース(^_^)v。
詳しいことジム・モリスン(ドアーズ)に聞いてみてね、イイ曲だ(^_^)v。
では家元は帰るぞ(^_^)v。
↑「あ、とうとうネタ切れか? んーちょっと心配っ!!」
「ううん、多い日も安心よ(笑)」…もはやなにがなんだか…、ふも〜。
273 :
無名草子さん:2001/06/01(金) 15:19
あ、春樹本人が降臨してる。(笑)
275 :
無名草子さん:2001/06/01(金) 15:42
完璧なところ。
育成システムの成功により選手たちの持つ、
経験やベテランの勝負勘も含めた「サッカーに要求される能力」が全て高い水準にある点。
ポジション的に弱点らしい弱点がないところがポイント。
>>4
もうこのスレッドも読む人がいなくなってきたと思ってたら…
sage でいきます。268 はジャンゴといいます。よろしく。
> AK さん
レスありがとうございます。AKさんの書き込みを何回も読みました。私の頭の中が
大分整理されました。AKさんほどうまく表現できませんが 私も
>精神的な意味での生還を果した“僕”がワンダーランドを内包しつつ、外界との
>コミットメントに苦労していくというのがこれからの方向じゃないかと推測してます
に同意します。このスレッドを立てた「1」さんも AKさんと同じような目で村上作品を
読んだらいいのにと思いました。それから
>続編が考えられないほど完成度の高い『世界の終わりと…』にパート2は要らないでしょう
のあたりを読んで 恥ずかしくなりました。そこまで読み込んではいなかったので。やはり
『世界の終わりと…』をもう一度読み直したほうがよさそうですね。宮部みゆき『模倣犯』が
次に控えてますので そのあとにね。…きっとAKさん、「あきれた〜」って顔なさっているの
でしょうね。うふふ。
>配達人Aさん
本当は「通行人Aさん」とお話がしたいです。同じかたなのかどうか 私には判断できません。
だって文章が全然違うもの。いえ、どちらの場合でも いいですけど。
一応「配達人Aさん」イコール「通行人Aさん」と仮定して伺いますね。このスレッド、そん
なに不毛でしたか?私は全部読んでみたのですが 楽しかったですよぉ。そして中には AK さん
のように ストレートに返球してくれるかたもいるじゃないですか。「不毛ぶとん」はOKですが。
「通行人Aさん」が『スプートニク』『神の子ども』をいつか読んだら 感想を聞きたいです。
心理学関係の本は 本当に読まなきゃいけないものですか?
あ、それから「ううん 多い日も安心よ」って 何が多いのでしょ? わかった!修学旅行生ね。
ちょうど今 ウチの近所の中学生が奈良・京都旅行中です。鹿せんべいを味見してくると言って
ました。中学生はカワイイね。ね? 「でも、あせっちゃダメ」シリーズ期待してます。でも同時
に sage は不可能かと… 本物の「通行人Aさん」は「でも、あせっちゃダメ」なんてかくかなぁ
そこが謎。
こんばんは…残念なお知らせです…。
とうとう通行人Aさんはお亡くなりになりました…。
なんでも…鼻血による出血多量死だとか…お気の毒さまです…(涙)。
でもその死顔はなぜか満足そうだったとか……(涙)。
意識を失ってからも、うわ言のように「私は・君たち・が・好き・だ」…
…と何度も…(涙涙)…。
私もこれが…最後の…コピペに…なります……(涙)。
ではお世話になりました…(涙)。
遺言…「通行人A的『』は全てレスの中に……。そしてタイミングよく275
さんがその深みを加速度的に増大させた(謎)」
P.S.春巻さんも「作家としてあるまじき下手な文章を書いてしまった」っ
て落ち込んでましたが、今ではすっかり立ち直って新作に取りかかってい
るようです。たしか…『俺の歌も聴け』だとか。自己主張が激しそうで売
れなそうな気も……でも余計なお世話ですね。
それと、ここだけの話、春巻さんって、なぜかスパゲティーとドーナツと
ビールが大の苦手だとか…あ、それこそ余計なお世話ですね。
279 :
AK:2001/06/01(金) 20:27
僕は何も村上の謎解きをしているわけじゃなく、極めて個人的な感想を述べているだけなので、正直もう少し反論や野次があるかと思っていた。心理学云々も「村上春樹は終わった」と言う人たちに、「こういう見方もあるんですよ」「別な視点で眺めてみてから判断しても遅くはないのでは」という気持ちがあったからで、心理学の知識がなくても楽しめるのであればそれでいいと思う。実際、評判の良くない『ノルウェイ』も僕はそういう心理学的な解釈からよりも、物語からかもし出されるアトモスフィアにより価値を見出すし、他の作品と違い、アコースティックな響きが心の静寂をひき立てるような、音楽的心地よさを僕は感じる。作品の意味だとか、意義だとかという以前に。
「トマトはまずいから嫌い」という人に、「トマトもソースにすれば美味しく食べれるかもよ」と…。まぁ、世の中には煮ても焼いても食べれない小説が多いのも事実だなわけだし、「トマトの他にも美味しいものがあるもん」と言われれば余計なお世話ということになるので、体が欲する栄養を成長にあわせて摂取していけばいいということだと思う。
ただ、ある時点(やはり『ねじ』後かな?)で読むのを止めてしまった…「村上は終わった」という…人もいるだろう。
ちょっと話はずれるかもしれないが、僕の好きな小説に『レ・ミゼラブル』というのがある。名作として有名だからご存知の方も多いと思うが、あの長編小説を途中で断念した人も多いことだろう。そして止めた部分が前半の美味しいストーリーから中盤にさしかかったあたりからだとだいたい想像がつく。そこでは一見ストーリーには直接関係が薄い(と感じられる)当時の世相などが細かく、延々と書かれている。例えば、修道院の暮らしぶりだとかや戦争のことなどなど、ストーリーを追う読者にとっては歯がゆくなるところだが、そこで止めてしまうと、伏線としての意味や物語りを理解するうえでの重要性も分からずに、後半の、物語全体の、美味しい部分を味わうこともなく終わってしまう。
『ねじ』以後の村上の良い読者ではないし、『アンダーグラウンド』のようなものを正直に言えば“うざったい”と僕は感じており以前ほど真剣に読んではいないのだが、『村上春樹』という小説(物語)を読むのなら、『アンダーグラウンド』などももまた一応通っておくべきかなと思う。小説『村上春樹』の最後にカタルシスがあるのかないのか、感動があるか失望か、それは僕にはわからないが。
もちろん、作品単位で小説は語るべきものかもしれない。ただ、僕はそういう読み方をする、好むということ。
>271さん
これがこのスレで僕が言いたいことです、大まかに言って。だから、これからROMが多くなると思います。
>ジャンゴさん
続編云々は僕の勝手な評価であり、感じたものですので、あまり信じないほうがいいです。
「あきれた…」なんて思いませんよ、ほんと。僕は最近、村上を、小説自体あまり読んでないんです。科学・経済系の本ばかりで。もしかしたら次に書きこみするときは遺伝子工学や金融工学から村上を解釈すれば、などとトチ狂ってるかも(笑)。
280 :
無名草子さん:2001/06/01(金) 23:59
278 名前:配達人A 投稿日:2001/06/01(金) 19:27
こんばんは…残念なお知らせです…。
とうとう通行人Aさんはお亡くなりになりました…。
なんでも…鼻血による出血多量死だとか…お気の毒さまです…(涙)。
でもその死顔はなぜか満足そうだったとか……(涙)。
意識を失ってからも、うわ言のように「私は・君たち・が・好き・だ」…
…と何度も…(涙涙)…。
私もこれが…最後の…コピペに…なります……(涙)。
ではお世話になりました…(涙)。
遺言…「通行人A的『』は全てレスの中に……。そしてタイミングよく275
さんがその深みを加速度的に増大させた(謎)」
P.S.春巻さんも「作家としてあるまじき下手な文章を書いてしまった」っ
て落ち込んでましたが、今ではすっかり立ち直って新作に取りかかってい
るようです。たしか…『俺の歌も聴け』だとか。自己主張が激しそうで売
れなそうな気も……でも余計なお世話ですね。
それと、ここだけの話、春巻さんって、なぜかスパゲティーとドーナツと
ビールが大の苦手だとか…あ、それこそ余計なお世話ですね。
279 名前:AK 投稿日:2001/06/01(金) 20:27
僕は何も村上の謎解きをしているわけじゃなく、極めて個人的な感想を述べているだけなので、正直もう少し反論や野次があるかと思っていた。心理学云々も「村上春樹は終わった」と言う人たちに、「こういう見方もあるんですよ」「別な視点で眺めてみてから判断しても遅くはないのでは」という気持ちがあったからで、心理学の知識がなくても楽しめるのであればそれでいいと思う。実際、評判の良くない『ノルウェイ』も僕はそういう心理学的な解釈からよりも、物語からかもし出されるアトモスフィアにより価値を見出すし、他の作品と違い、アコースティックな響きが心の静寂をひき立てるような、音楽的心地よさを僕は感じる。作品の意味だとか、意義だとかという以前に。
「トマトはまずいから嫌い」という人に、「トマトもソースにすれば美味しく食べれるかもよ」と…。まぁ、世の中には煮ても焼いても食べれない小説が多いのも事実だなわけだし、「トマトの他にも美味しいものがあるもん」と言われれば余計なお世話ということになるので、体が欲する栄養を成長にあわせて摂取していけばいいということだと思う。
ただ、ある時点(やはり『ねじ』後かな?)で読むのを止めてしまった…「村上は終わった」という…人もいるだろう。
ちょっと話はずれるかもしれないが、僕の好きな小説に『レ・ミゼラブル』というのがある。名作として有名だからご存知の方も多いと思うが、あの長編小説を途中で断念した人も多いことだろう。そして止めた部分が前半の美味しいストーリーから中盤にさしかかったあたりからだとだいたい想像がつく。そこでは一見ストーリーには直接関係が薄い(と感じられる)当時の世相などが細かく、延々と書かれている。例えば、修道院の暮らしぶりだとかや戦争のことなどなど、ストーリーを追う読者にとっては歯がゆくなるところだが、そこで止めてしまうと、伏線としての意味や物語りを理解するうえでの重要性も分からずに、後半の、物語全体の、美味しい部分を味わうこともなく終わってしまう。
『ねじ』以後の村上の良い読者ではないし、『アンダーグラウンド』のようなものを正直に言えば“うざったい”と僕は感じており以前ほど真剣に読んではいないのだが、『村上春樹』という小説(物語)を読むのなら、『アンダーグラウンド』などももまた一応通っておくべきかなと思う。小説『村上春樹』の最後にカタルシスがあるのかないのか、感動があるか失望か、それは僕にはわからないが。
もちろん、作品単位で小説は語るべきものかもしれない。ただ、僕はそういう読み方をする、好むということ。
>271さん
これがこのスレで僕が言いたいことです、大まかに言って。だから、これからROMが多くなると思います。
>ジャンゴさん
続編云々は僕の勝手な評価であり、感じたものですので、あまり信じないほうがいいです。
「あきれた…」なんて思いませんよ、ほんと。僕は最近、村上を、小説自体あまり読んでないんです。科学・経済系の本ばかりで。もしかしたら次に書きこみするときは遺伝子工学や金融工学から村上を解釈すれば、などとトチ狂ってるかも(笑)。
>配達人Aさんへ
仕事から帰ってきて 配達人Aさんの書き込みを見て びっくりしました。悔しいやら
悲しいやらで 泣けてきます。比喩じゃないです。文字通り涙がぼろぼろ出て困ります。
私は もう少しだけ配達人Aさんと お話ししたかったな。言葉は慎重に選んだつもりだった
けど 今思えば追及口調だったかもしれないです。ごめんなさい。通行人Aさんと配達人Aさん
が同一人物かどうかなんて どうでもいいことでしたね。私は このスレッド、不毛じゃないよ、
って言いたかっただけ。いろいろ悪く書かれたりもする2ちゃんねるだけど 捨てたもんじゃ
ないよ、って伝えたかっただけです。私ね 今回が2ちゃんねる初書き込みだったのですよ。
楽しいレスをいただいて 舞い上がってました。また他のスレッドで ばったり会うかもしれない
ね、またね、って言ってさようならしたかったのに(i_i) チャオ!
> AK さんへ
私もそろそろROMします。次はどのスレッドに移ろうか 物色中。私、吉本ばなな『不倫と南米』
も大好きなんですよ。今度こそ AK さんは「あきれた〜」と思ったはず。この数日間 おしゃべり
できて楽しかったです。ありがと〜。
>>270 レスどうも。「ハードボイルド」は手がかりになる言葉ですね。
僕なりに非常に下世話に言い換えるとするなら「女性にもて
ようとしない」ことかな。でもその結果もてちゃう。
>>267で
書いた「失敗するパターン」って要するに「こう言う風に自分を
出せばもてるだろう」という間違った前提のもとに変なアピール
をしちゃってるんですよね。それをしないでいるのってかなり難しい。
283 :
名無し草子さん:2001/06/03(日) 02:48
・・・あきちゃった。
からっぽ・・・
284 :
┌|∵|┘:2001/06/03(日) 02:54
悪口言うなら
関わるなよ。
285 :
無名草子さん:2001/06/03(日) 10:02
村上春樹が終わったのか?
村上春樹に対する読者の気持ちが終わったのか?
僕はまだ彼の今後を楽しみにしているし、作品を期待してるけど、
村上春樹を卒業しちゃってもう必要無くなった人もいると思う。
僕も過去に渋沢龍彦を卒業し、音楽ではムーンライダーズを卒業したし。
あんまり関係ないけど。
僕もいつかは村上春樹を卒業するのかも知れないけど、彼には「ダンス」
のユキの父親みたいな作家にはなって欲しくないです。
できればピンボールの直子の父親みたいになって欲しい。
なんて絶対タイプが違うよなぁ。
次は「100%のハードボイルド小説」でも書いてくれないかなぁ。
主人公はワタナベトオルで。
でなきゃ「100%の官能小説」。緑が主人公。
286 :
無名草子さん:2001/06/03(日) 12:24
高校生や 大学生など 今から村上作品を読み始はじめる人もいるよ。
あの文体、独特だもの。どっぷりつかっちゃうよね。
私は まだ村上春樹を卒業できない。
他の作家の本も読むけど もっと読みたい。
287 :
無名草子さん:2001/06/03(日) 15:24
>>287 そのサイト、見てきた。
なかなか楽しかったよ。
あっちにも書き込もうかなぁ。
289 :
無名草子さん:2001/06/06(水) 00:10
age
290 :
無名草子さん:2001/06/06(水) 16:47
村上春樹を終わった人、過去の人として捉えるのにはいささか
早計ではないだろうか?確かに最近の春樹には不満を感じている
読者も少なくないだろうが、野球選手やサッカー選手などのアス
リート選手にも好不調の波があるように、作家にもそういう周期
、もしくは巡り合わせみたいなものが存在すると思う。
底が見えたと言ったらそこまでだが、底が見えたかなんて、他人が
判断することは困難である。それはあくまで自身が感じるものでは
ないだろうか?
その限界を悟った時がペンを置く時であって、外野が必要以上にわめき
ちらすのもどうかと思う。
291 :
無名草子さん:2001/06/06(水) 16:47
村上春樹を終わった人、過去の人として捉えるのにはいささか
早計ではないだろうか?確かに最近の春樹には不満を感じている
読者も少なくないだろうが、野球選手やサッカー選手などのアス
リート選手にも好不調の波があるように、作家にもそういう周期
、もしくは巡り合わせみたいなものが存在すると思う。
底が見えたと言ったらそこまでだが、底が見えたかなんて、他人が
判断することは困難である。それはあくまで自身が感じるものでは
ないだろうか?
その限界を悟った時がペンを置く時であって、外野が必要以上にわめき
ちらすのもどうかと思う。
292 :
無名草子さん:2001/06/06(水) 16:47
村上春樹を終わった人、過去の人として捉えるのにはいささか
早計ではないだろうか?確かに最近の春樹には不満を感じている
読者も少なくないだろうが、野球選手やサッカー選手などのアス
リート選手にも好不調の波があるように、作家にもそういう周期
、もしくは巡り合わせみたいなものが存在すると思う。
底が見えたと言ったらそこまでだが、底が見えたかなんて、他人が
判断することは困難である。それはあくまで自身が感じるものでは
ないだろうか?
その限界を悟った時がペンを置く時であって、外野が必要以上にわめき
ちらすのもどうかと思う。
293 :
無名草子さん:2001/06/06(水) 17:04
かわいそうなねじまき鳥さん。
294 :
無名草子さん:2001/06/06(水) 17:26
本当にかわいそうなのは宇宙のチリとなったライカ犬
でしょ。尊い犠牲と言えばそれまでだが・・・
295 :
無名草子さん:2001/06/07(木) 15:43
関口みたいなキャラを主人公にすればまた新たな可能性が開かれると思うんだけどなぁ。
296 :
無名草子さん:2001/06/08(金) 03:54
zbd
297 :
無名草子さん:2001/06/08(金) 04:19
古本屋にて、村上春樹『ノルウェイの森』を買う。
これ、上巻と下巻があって、当然まだ上巻なんだけど、すでにブルブルきまくり。
この小説は、なんだろ。「甘く切ない」の王道行ってるって感じ。
下手したら元祖じゃないかってぐらい。
まあこれ読むと春樹が文学通気取りの馬鹿野郎どもに悉く嫌われてるのは
何故かってのが、よく解かる。
王道とか元祖ってのはつまり「ベタ」に繋がるんだ。通気取りはそれが気に入らない。
気に入らないと言うより、ベタを否定する事=シュール最強だと思ってる。
まあどの世界でも、お笑いの世界なんかもそうだけど、ベタってのは、
その世界の通からは嫌われるんだ。よりシュールに、よりシュールにってな。
俺はベタがシュールより劣ってるなんて思わないし事実そうじゃないだろう。
でも、おそらく文学通の馬鹿野郎どもに何故村上春樹が嫌いかって聞いたら、
「ベタだから」こういう答えが返ってくる筈だ。
と、まあこれぐらいの事は別にわざわざ書く必要もないし、
この日記読んでるような奴らはそれぐらい分かってるだろうし、
ひまちゃん以外は分かってるだろうし、この辺にしとく。
で、『ノルウェイの森』だ。
これはね、是非今の若い子達に読んでほしい。特に10代後半の子達に。
やっぱりね、俺は前から言ってるけど進級指定図書ってやつを作るべきなんだよ。
これを読まなきゃ進級できないっていう本を各学年ごとに指定するんだ。
例えば、中2から中3に進級する時は『蜘蛛の糸』を読まなきゃいけないとか、
そういうのを文部省が決めるべきなんだよ。そういった意味では、
この『ノルウェイの森』は、高1から高2に上がる多感な時期に読んでほしい。
ちょうど世の中の汚さにうすうす気づき出すって時期に読んでほしい。
こうのとり説に疑問を抱き出す時期って言うか。
こんなもんね、俺みたいなハタチ超えたずるむけが読んでも、もう遅いって感じ。
やっぱり、今の10代の戦争を知らない若い子達に読んでほしい。
マジな話な、こういうの読まないで大人になるってのは、俺から言わせてもらえば恐怖だよ。
いやもう恐怖を通り越して、哀しみだよ。それも通り越して、歓喜だよ。
お前らもね、わけのわかんない中途半端にコ難しい本ばっか読んでないで、
こういうベタを読まなきゃ駄目だよ。馬鹿なんだから。
298 :
無名草子さん:2001/06/09(土) 02:15
299 :
無名草子さん:2001/06/09(土) 17:25
301 :
無名草子さん:2001/06/10(日) 07:06
302 :
無名草子さん:2001/06/10(日) 16:01
辻仁成って村上春樹意識してるのかな?
古本屋にて、平野啓一郎『日蝕』を買う。
これ、上巻と下巻があって、当然まだ上巻なんだけど、すでにブルブルきまくり。
この小説は、なんだろ。「文学っぽさ」の王道行ってるって感じ。
下手したら元祖じゃないかってぐらい。
まあこれ読むと平野が文学通気取りの馬鹿野郎どもに悉く嫌われてるのは何故かってのが、よく解かる。
王道とか元祖ってのはつまり「ベタ」に繋がるんだ。通気取りはそれが気に入らない。
気に入らないと言うより、ベタを否定する事=シュール最強だと思ってる。
まあどの世界でも、お笑いの世界なんかもそうだけど、ベタってのは、
その世界の通からは嫌われるんだ。よりシュールに、よりシュールにってな。
俺はベタがシュールより劣ってるなんて思わないし事実そうじゃないだろう。
でも、おそらく文学通の馬鹿野郎どもに何故平野啓一郎が嫌いかって聞いたら、
「ベタだから」こういう答えが返ってくる筈だ。
と、まあこれぐらいの事は別にわざわざ書く必要もないし、
この板読んでるような奴らはそれぐらい分かってるだろうし、
ひまちゃん以外は分かってるだろうし、この辺にしとく。
で、『日蝕』だ。
これはね、是非今の若い子達に読んでほしい。特に10代後半の子達に。
やっぱりね、俺は前から言ってるけど進級指定図書ってやつを作るべきなんだよ。
これを読まなきゃ進級できないっていう本を各学年ごとに指定するんだ。
例えば、中2から中3に進級する時は『蜘蛛の糸』を読まなきゃいけないとか、
そういうのを文部省が決めるべきなんだよ。そういった意味では、
この『日蝕』は、高1から高2に上がる多感な時期に読んでほしい。
ちょうど世の中の汚さにうすうす気づき出すって時期に読んでほしい。
こうのとり説に疑問を抱き出す時期って言うか。
こんなもんね、俺みたいなハタチ超えたずるむけが読んでも、もう遅いって感じ。
やっぱり、今の10代の戦争を知らない若い子達に読んでほしい。
マジな話な、こういうの読まないで大人になるってのは、俺から言わせてもらえば恐怖だよ。
いやもう恐怖を通り越して、哀しみだよ。それも通り越して、歓喜だよ。
お前らもね、わけのわかんない中途半端にコ難しい本ばっか読んでないで、
こういうベタを読まなきゃ駄目だよ。馬鹿なんだから。
304 :
無名草子さん:2001/06/11(月) 01:39
春樹は文体がやわくなった。とくにエッセイはひどすぎ。ゲイっぽくってきもい。マジ吐きそう。
>>304 「ゲイ=きもい」という君の認識こそが大問題。
306 :
無名草子さん:2001/06/11(月) 02:20
デビュー作を読んだ時の感想はライ麦の
野崎孝そっくりな文章だな、だったんだよなー。
もうメジャーになりすぎてそういう感想が出てくるかは
判らないが。非常に個性的な文体ってことになってるし。
307 :
名無しさん:2001/06/18(月) 05:32
ネタ切れか上げ
308 :
無名草子さん:2001/06/18(月) 05:48
春樹は「ダンス」で終わり。それ以降は駄作を連発。村上龍と蓮実重彦の対談では、蓮実がボロクソけなしていた(最近でた龍の対談集@文春文庫参照)。そうだろうな、と思うよ。
309 :
無名草子さん:2001/06/18(月) 09:39
蓮實を信じるの?
310 :
無名草子さん:2001/06/19(火) 01:23
「ノルウェイの森」は、言葉の透明感と、世界観を楽しむものだと思う。
自分的には、大傑作ですが。
「世界の終わり」も、素敵。ステキよ。
311 :
無名草子さん:2001/06/19(火) 01:43
比喩が下手になった。
312 :
無名草子さん:2001/06/19(火) 01:50
ダンスでもう「ちょっと勘弁してくれ。読みにくいぞ」と思った。
個人的にはワンダーランドまで。共通一次前だったけど、勉強そっちのけで
読んでたな。
一番すきなのは「羊をめぐる冒険」です。
>>308 蓮實重彦、柄谷行人らはもともと村上春樹批判論者。
今に始まったことじゃなし、こいつらが批判していたからって、だから何って感じ。
蓮實一人が学識の代弁者のように持ち上げるのはいかにも視野が狭い。
村上春樹を評価しているのは、加藤典洋、竹田青嗣、若森栄樹など。
竹田青嗣いわく、
「文学作品の価値はその文学的な”社会性”に還元できるわけではなく、
現代の社会派陣営はかつてマルクス主義文学の陣営が陥ったのと同じ倒錯を繰り返している」
興味があれば、自分で調べてくれ。
村上春樹についての論文なんて数限りなくあるぜ。
314 :
無名草子さん:2001/06/19(火) 21:58
あっちのスレ盛り上がってるぞ
315 :
無名草子さん:2001/06/19(火) 22:05
もう盛り下がってるよ。
>>313 全然権威とか認めないけどさ、蓮実、柄谷と竹田、若森じゃレベルが
違いすぎるだろ。歳のことじゃないよ。一応対等なのを並べるくらいは
してくれ。竹田がなんかいったってあまり認めてる奴はいないだろ。
317 :
無名草子さん:2001/06/19(火) 22:17
春樹研究の論文なんて読む気なし。春樹の本はつまらなくなった。事実として。そんだけ。
>>313 「文学作品の価値はその文学的な”社会性”に還元できるわけではなく、
現代の社会派陣営はかつてマルクス主義文学の陣営が陥ったのと同じ倒錯を繰り返している」
これだって春樹を認められるということを直接述べてないしね。もっと褒めてる奴を引用してよ。
で、蓮実と柄谷は春樹の社会性について述べているのかね?
319 :
無名草子さん:2001/06/20(水) 02:20
>>316 こうやって「レベル」で語っているのは、「全然権威とか認めない」態度じゃないね。
春樹の活動をだいたい肯定的にとらえているのは、
河合隼雄、石原千秋、拓植光彦、大江健三郎
・・・必要性を感じるならあとはご自分でどうぞ。
>>317 >春樹研究の論文なんて読む気なし。
「興味があれば」って書いてあるよ。
読みたくなければ読まなければいい。
>春樹の本はつまらなくなった。事実として。
これは君個人の感想。ささいな事実だ。
>>318 >もっと褒めてる奴を引用してよ。
了解。
>で、蓮実と柄谷は春樹の社会性について述べているのかね?
蓮實と柄谷は、
「かつてマルクス主義文学の陣営が陥ったのと同じ倒錯を繰り返している」
社会性について述べていないのかね?
こんなこと聞いてどうする?
320 :
319:2001/06/20(水) 02:22
河合隼雄(対談集)の「こころの声を聴く」から
河合の発言 先程村上さんが言われたABCDEというにのはこの日常レベルの線だと思うんです。シャッフルするというのはそこからずっと下の方に降りてくるんです。で、更にDとAを抜いたりすると、ますます下に降りてくる。そうして降りてきたところには、日常レベルの線ではない、違った別の線があるんだと思います。いま言われたように、シャッフルして抜いたら普通はむちゃくちゃになるように思うでしょう。ところがむちゃくちゃにならずにそれが作品になっているというのは、何かつながりとまとまりを持ってるんですね。そのつながりとまとまりは日常レベルのものではないということです。例えばお父さんが悪い人だから子供も悪くなりましたとか、お母さんがいじめたので子供が悪くなりましたなんていう話のつながりは、日常レベルですね。ところが実際はお母さんが悪いから子供がよくなってる、という人がいっぱいいるんです。そういう現実がいろいろあるのに、日常レベルに縛られすぎてる。でもその日常レベルというのは、もっと深いところが動かしてるんですね。そういう深い世界のものを取り入れながら新しい線が通るという発見は、癒されるということにつながると思う。だから書くことによって癒されるし、僕らは読むことによって癒されるわけです。
実際、村上さんの小説を読んで癒された人はたくさんいます。わたしのところへ相談に来る学生さんが、『ダンス・ダンス・ダンス』を読んで救われましたと言われます。ほんとは僕の本を読んで救われたと言ってほしいんですけど(笑)。それはなぜかと言うたら、自分が日常レベルでアップアップしているときに、いやそうじゃないんだ、もっと深い意識があるじゃないか、そこで自分は生きてるんだ、ということがわかって、救われるわけです。そういうことをやるのが僕は物語ではないかと思う。(中略)僕はいま、人間にとって非常に大事な、もっと深い意識をもういっぺん回復するために物語が必要だと思っています。現代では日常レベルの考え方があまりに強いから、小説もだいたいそのへんの線を行くんですね。村上さんはそれとは違う線を動いておられるから、どうしても今までの小説と違うんじゃないかと思っています。私も村上さんの小説を読んできて、この人の物語は大事だし、これによってたくさんの現代の人が救われるだろうというふうに思うわけです。
321 :
319:2001/06/20(水) 02:46
竹田青嗣の「リリシズムの条件を問うこと」から
たとえば、いま思いつくままに村上春樹に特有の文学的モチーフを挙げてみる。
一度しかやってこない超越的体験。
トラウマとその不可捉性(何らかのトラウマがある。しかしそれは宿命的な理由で存在する)。
恐るべきエロティシズムとニヒリズムの誘惑。絶対感情。暴力とエロティシズムの近接性。緩慢な死。
胸をかきむしられるようなノスタルジーと深い寂しさの近接性。
何が自分たちをこういう場所(不条理な)に追い込んだのか、という問い。
彼方(あちら)の世界(異界、霊界)との交流、交感。
あるいはこちらの世界にとどまることについての選択。
これらの諸モチーフがわたしにもたらした感覚をひとことで言えば、
それは、たとえばかつて1960年代から70年代にかけての大江健三郎や高橋和巳の文学から吉井由吉に出会ったときの感覚にかなり似ている。
村上の『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』に出会うまえは、
大庭みな子や中上健次や津島佑子や富岡多恵子がわたしの中で重要な作家だった。
吉井由吉は時代の風景(それはかなり政治的な色彩が濃かった)を
いわば人間の不確かな実存の関係場面へ巧みに”還元”したが、
村上春樹も自分の時代の風景を何かに”還元”したように思える。何に還元したか。
おそらく人間関係の場面というより、
ノスタルジー、センチメンタリズム、エロティシズム、ニヒリズム、シニシズムといった情動の範型に、と言うのがいいように思える。
ここに村上の意識せざる独創があったとわたしは思う。
彼の小説の中では、社会的な関係や人間関係それ自体が”リアル”なかたちでドラマを作り出すことはない。
それはむしろ主人公に心の中で、そのロマンティシズムやノスタルジーがどのような形態を取るかという事態に”還元”されているのだ。
これはたしかにある意味で極度に自閉した世界の物語である。
しかし、にもかかわらず、それが現実に直面することを回避した世界とは言えない。
というのは、村上の小説世界は、単に時代の気分を人間の情緒的心性へ映し変えただけの世界ではなく(そういう小説は80年代に多く登場した)、
むしろ時代の中での人間のロマンティシズムやエロティシズムの条件を問うような世界になりえているからである。
では条件を問うとはどういうことか。
わたしの考えでは、ドストエフスキーの『罪と罰』がその典型を示す小説である。
(以下続く。めんどいから俺はもう書かんけんど。)
>>319 >>で、蓮実と柄谷は春樹の社会性について述べているのかね?
>蓮實と柄谷は、
>「かつてマルクス主義文学の陣営が陥ったのと同じ倒錯を繰り返している」
>社会性について述べていないのかね?
>こんなこと聞いてどうする?
質問に答えてないぞ。大丈夫か? 手が震えていないか?
>>320 河合隼雄が褒めてるのはわかったけどそれがどうしたって感じだよね。
春樹に癒される人がいるってそれだけの話だろ。別に文学者じゃないし。
>>321 竹田なんてヘタレのいうことをまに受けているわけじゃあるまいね?
>>318 もういいぞ。おまえの負けだ。
馬鹿がばれないうちに止めとけ。
手遅れか(藁
ところで、昨日、近所の吉野家行ったんです。吉野家。
そしたらなんか人がめちゃくちゃいっぱいで座れないんです。
で、よく見たらなんか垂れ幕下がってて、150円引き、とか書いてあるんです。
もうね、アホかと。馬鹿かと。
お前らな、150円引き如きで普段来てない吉野家に来てんじゃねーよ、ボケが。
150円だよ、150円。
なんか親子連れとかもいるし。一家4人で吉野家か。おめでてーな。
よーしパパ特盛頼んじゃうぞー、とか言ってるの。もう見てらんない。
お前らな、150円やるからその席空けろと。
吉野家ってのはな、もっと殺伐としてるべきなんだよ。
Uの字テーブルの向かいに座った奴といつ喧嘩が始まってもおかしくない、
刺すか刺されるか、そんな雰囲気がいいんじゃねーか。女子供は、すっこんでろ。
で、やっと座れたかと思ったら、隣の奴が、大盛つゆだくで、とか言ってるんです。
そこでまたぶち切れですよ。
あのな、つゆだくなんてきょうび流行んねーんだよ。ボケが。
得意げな顔して何が、つゆだくで、だ。
お前は本当につゆだくを食いたいのかと問いたい。問い詰めたい。小1時間問い詰めたい。
お前、つゆだくって言いたいだけちゃうんかと。
吉野家通の俺から言わせてもらえば今、吉野家通の間での最新流行はやっぱり、
ねぎだく、これだね。
大盛りねぎだくギョク。これが通の頼み方。
ねぎだくってのはねぎが多めに入ってる。そん代わり肉が少なめ。これ。
で、それに大盛りギョク(玉子)。これ最強。
しかしこれを頼むと次から店員にマークされるという危険も伴う、諸刃の剣。
素人にはお薦め出来ない。
まあお前らド素人は、牛鮭定食でも食ってなさいってこった。
>>323 負けということにしたいわけね。わかったよ。君らの手口だね。
それはいいから質問には答えてもらいたいね。
326 :
無名草子さん:2001/06/20(水) 22:45
おっ、今度はこっちか(笑)
どっちもがんばれ〜
327 :
無名草子さん:2001/06/21(木) 01:33
面白そうですね。age
(゜Д゜)325に友達だと思われてホンマ迷惑してるんです。ここだけの話、325のチンコと顔はモーレツに豚臭い。とても人と話そうという悪臭じゃありませんよ。
こういうやつらばっかりなのか? 村上春樹ファンは。
だから馬鹿ばっかりだといわれるんだよ。残念ながら。
(ヲレが云ってるわけじゃないよ笑)
331 :
無名草子さん:2001/06/21(木) 15:40
せっかく面白そうなのにage
332 :
無名草子さん:2001/06/21(木) 15:45
ぬはぁ、マンガ以外で本なぞ読まぬわぁ。
キサマら、マンガの素晴らしさに目覚めるのだぁ。ボォケェェェーーーーー!!!!
ケンシロウ「318=322=330よ。臭い息を吐くのはそれぐらいにしておけ。
おまえは既に死んでいる。」
クソはクソらしくマターリ逝こうや。
まずキサマの豚臭について50000字以上で反省文を書け。
ひでぶっ
>>333 天才バカボンは最高なのだ。そうなのだ。
336 :
無名草子さん:2001/06/22(金) 15:52
だから、『またたび浴びたタマ』も最高なのだ。そうなのだ。
337 :
無名草子さん:2001/06/22(金) 18:18
全然関係ないけど、、金城一紀の「GO」って村上さんを
意識していると思いましたが、如何でしょうか?
金城さんの場合、人種差別(在日韓国人)も盛り込んでい
ますが。
話の中のパーツに村上さんっぽい物を感じました。
でもこの作品直木賞受賞なんだよね。
338 :
午後の最後の芝生:2001/06/22(金) 21:48
最近のエッセイにそこはかとなく漂うハイソ感が嫌。
「カリーナとコロナとカムリ(だったかな?)の区別がつく人間なんかこの世にいるか」
とかな。そーゆうクルマに乗ってた世代がてめえの小説をシコシコと買ってたんじゃねえの?
「ねじまき鳥」より後はもう買えないし読めない。
「中国行きのスロウボート」だけで私は十分。
村上春樹が一番良かったのは学生時代かな。就職して終わったよね。
処世術を身に付けちゃって不純になっちゃったね。
340 :
無名草子さん:2001/06/23(土) 08:14
>>338 カリーナとコロナとカムリの区別は、私としてもたしかに難しいなあ。
それと、作家として売ているんだから、多少のハイソ感は仕方がないんでは?
カムリの人にはビスタパンツ。これ常識。
342 :
春樹芯じゃ:2001/06/25(月) 19:36
____
./, - 、, - 、  ̄ ヽ
./-┤ 。|。 |――-、 ヽ
| ヽ`- ○- ´ / ヽ |
| - | ― | |
| ´ | `ヽ . | |ヽ
∩ 人`、 _ | _.- ´ | .| \
| ⌒ヽ / \  ̄ ̄ ̄ ノノ \
| |´ | ̄―--―― ´ヽ _ /⌒\
\_ _/-―――.| ( T ) `l Τ( )
 ̄ |  ̄ } | \_/
| 、--―  ̄| /
FUCK YOU したあと売るぜ。糞厨房乗り遅れるぞ。
↓
きみたちには●●●●が必要だ。
ぶち殺すぞ・・うざい いい加減にしないとのすぞ・・・・!
1> ____
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| 、--―  ̄| /
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↓
きみには●●●●が必要だ。
ぶち殺すぞ・・うざい いい加減にしないとのすぞ・・・・!
344 :
無名草子さん:2001/06/28(木) 18:19
あげ
345 :
無名草子さん:2001/06/29(金) 01:10
村上春樹氏は過去に於いて
商品として非常に優れた小説をいくつか書いた。
そして、現代日本に於ける創作文芸として
優れた小説をいくつか書いた。
或いは、書かなかった。
さらには、普遍的な芸術として
価値のある小説を一つか二つ書いた。
或いは、書かなかった。
これらの価値は同一じゃないし、等価でもない。
同時に、どれかが特に優れているという訳でもない。
後は、何をどれだけ許容出来るかという
読み手が持つ自意識の問題と、
どの様な要素をどの程度好むのかっていう
個人の嗜好の問題だと思う。
いくつかの価値観を
同一のレベルで混同しながら言葉を交わしても
徒に誤解が募るだけで実りは少ない。
346 :
無名草子さん:2001/06/29(金) 01:23
そして、漏れ個人として、氏については
人が社会の中で年を経る内に重ねられていく
"自意識の処理過程"がよく書けている作家だと思う。
他人の表現活動を客観的に観察出来る人間ならば
氏が子供を持った経験が無い事や、氏の小説世界に於ける
自己愛が過ぎる"ぬるい"文体、構成も
一概にマイナスだとは言えないだろう。
手段と目的を個別に非難するのは無意味だが
両者を混同して非難する事は、時に有害ですら有る。
各人、この事にもっと留意されるべきだと思うのだが
どうだろう
347 :
無名草子さん:2001/06/29(金) 08:02
348 :
無名草子さん:2001/06/29(金) 13:14
最盛期は過ぎたよ。どうみても。
「アンダーグラウンド」で、一気に萎え。
結局、売れたい人なんだと思われ
349 :
無名草子さん:2001/06/29(金) 14:11
初めて読んだのは22歳の時。ノルウェイの森が大ベストセラーって事は知ってたし、作家の存在も知っていた。
なんか変にベストセラー嫌いな所があって、それまで毛嫌いしてた。
シドニーの片田舎に住んでいたとき、近所の図書館で読み古されたノルウェーの森をふいに手に取った。
なんだか孤独で、自分の居場所はここではないと思っていた頃だったから、この本を読んだときには正直心が震えた。
永遠に終わって欲しくないとさえ思った。
自分にとって特別な本。ただそれだけでも十分貴重だ。さいきんはなかなかそういうに本出会えない。
私は村上春樹にこれ以上は望めない。
彼が終わったんではなく、私達が終わったんだと思う。過去の傷にしがみついているだけだもの。
350 :
無名草子さん:2001/06/29(金) 22:06
351 :
無名草子さん:2001/06/29(金) 23:08
いっしょにしないでほしいよね。気分悪いなあ。
書き直してくれる?
「私達」 > 「私」
352 :
無名草子さん:2001/06/30(土) 00:42
古本屋で買った「Sydney!」を読んだが楽しめた。
353 :
無名草子さん:2001/07/01(日) 00:21
アンダーグラウンドっておもしろいんですか?
ここで聞くと酷評多そうですが・・
ちなみに春樹の長編は羊とかねじまき鳥とかかなり好きな薄っぺらいファンです。
354 :
無名草子さん:2001/07/01(日) 05:46
>>353 簡単に言うと、地下鉄サリン事件の被害者にインタビューしただけのもの。
マスコミの情報操作を徹底して取り除いた方針でやってます。
個人的にはかなり面白かったけど、まあ地味な本です。
ものの見方が少し変わったかな。
実際に、本屋さんで手に取って、前書きとインタビューのいくつかを
読んでみれば、大体の感じは掴めるでしょう。
355 :
無名草子さん:2001/07/01(日) 20:36
アンダーグラウンドは春樹がやったって事で
ノーベル意識だ、とか批判があるけど是非とも読んで欲しい本です
でも春樹という名は隠してやった方が良かったかもしれない
356 :
353:2001/07/01(日) 23:02
353さん、354さん貴重な意見ありがとうございます。
どちらも好意的な意見のようなので明日さっそく本屋に走ろうと思います。
357 :
無名草子さん:2001/07/02(月) 09:25
ところで、昨日、近所の吉野家行ったんです。吉野家。
そしたらなんか人がめちゃくちゃいっぱいで座れないんです。
で、よく見たらなんか垂れ幕下がってて、150円引き、とか書いてあるんです。
もうね、アホかと。馬鹿かと。
お前らな、150円引き如きで普段来てない吉野家に来てんじゃねーよ、ボケが。
150円だよ、150円。
なんか親子連れとかもいるし。一家4人で吉野家か。おめでてーな。
よーしパパ特盛頼んじゃうぞー、とか言ってるの。もう見てらんない。
お前らな、150円やるからその席空けろと。
吉野家ってのはな、もっと殺伐としてるべきなんだよ。
Uの字テーブルの向かいに座った奴といつ喧嘩が始まってもおかしくない、
刺すか刺されるか、そんな雰囲気がいいんじゃねーか。女子供は、すっこんでろ。
で、やっと座れたかと思ったら、隣の奴が、大盛つゆだくで、とか言ってるんです。
そこでまたぶち切れですよ。
あのな、つゆだくなんてきょうび流行んねーんだよ。ボケが。
得意げな顔して何が、つゆだくで、だ。
お前は本当につゆだくを食いたいのかと問いたい。問い詰めたい。小1時間問い詰めたい。
お前、つゆだくって言いたいだけちゃうんかと。
吉野家通の俺から言わせてもらえば今、吉野家通の間での最新流行はやっぱり、
ねぎだく、これだね。
大盛りねぎだくギョク。これが通の頼み方。
ねぎだくってのはねぎが多めに入ってる。そん代わり肉が少なめ。これ。
で、それに大盛りギョク(玉子)。これ最強。
しかしこれを頼むと次から店員にマークされるという危険も伴う、諸刃の剣。
素人にはお薦め出来ない。
まあお前らド素人は、牛鮭定食でも食ってなさいってこった。
358 :
無名草子さん:2001/07/02(月) 09:28
古本屋にて、村上春樹『ノルウェイの森』を買う。
これ、上巻と下巻があって、当然まだ上巻なんだけど、すでにブルブルきまくり。
この小説は、なんだろ。「甘く切ない」の王道行ってるって感じ。
下手したら元祖じゃないかってぐらい。
まあこれ読むと春樹が文学通気取りの馬鹿野郎どもに悉く嫌われてるのは何故かってのが、よく解かる。
王道とか元祖ってのはつまり「ベタ」に繋がるんだ。通気取りはそれが気に入らない。
気に入らないと言うより、ベタを否定する事=シュール最強だと思ってる。
まあどの世界でも、お笑いの世界なんかもそうだけど、ベタってのは、
その世界の通からは嫌われるんだ。よりシュールに、よりシュールにってな。
俺はベタがシュールより劣ってるなんて思わないし事実そうじゃないだろう。
でも、おそらく文学通の馬鹿野郎どもに何故村上春樹が嫌いかって聞いたら、
「ベタだから」こういう答えが返ってくる筈だ。
と、まあこれぐらいの事は別にわざわざ書く必要もないし、
この日記読んでるような奴らはそれぐらい分かってるだろうし、
ひまちゃん以外は分かってるだろうし、この辺にしとく。
で、『ノルウェイの森』だ。
これはね、是非今の若い子達に読んでほしい。特に10代後半の子達に。
やっぱりね、俺は前から言ってるけど進級指定図書ってやつを作るべきなんだよ。
これを読まなきゃ進級できないっていう本を各学年ごとに指定するんだ。
例えば、中2から中3に進級する時は『蜘蛛の糸』を読まなきゃいけないとか、
そういうのを文部省が決めるべきなんだよ。そういった意味では、
この『ノルウェイの森』は、高1から高2に上がる多感な時期に読んでほしい。
ちょうど世の中の汚さにうすうす気づき出すって時期に読んでほしい。
こうのとり説に疑問を抱き出す時期って言うか。
こんなもんね、俺みたいなハタチ超えたずるむけが読んでも、もう遅いって感じ。
やっぱり、今の10代の戦争を知らない若い子達に読んでほしい。
マジな話な、こういうの読まないで大人になるってのは、俺から言わせてもらえば恐怖だよ。
いやもう恐怖を通り越して、哀しみだよ。それも通り越して、歓喜だよ。
お前らもね、わけのわかんない中途半端にコ難しい本ばっか読んでないで、
こういうベタを読まなきゃ駄目だよ。馬鹿なんだから。
359 :
無名草子さん:2001/07/02(月) 09:59
360 :
無名草子さん:2001/07/02(月) 18:49
俺は「風の歌を聴け」が一番好きだな。
難病の妹の世話をするお姉さんの話の絡みとかが気に入ってる。
続編でもキーワードになってくる「繋がっている」という感じがイイ。
ま、一番先に呼んだ春樹本であるから一番好きなのかもしれないけど。
361 :
無名草子さん:2001/07/03(火) 10:33
て言うか。あんまりこういう事言いたくないんだけど。
お前らさ、俺が村上春樹を読んでるって事に関して、
もうちょっとなんかリアクションあってもええんちゃうん。
もう少し食い付いてきてもええんちゃうん。
なんかもう少しがっついてきてもええんちゃうん。
あのな、お前らな、村上春樹の小説とか読んだ事あるのか。
字とかめっちゃ細かいんだよ。めっちゃ眠くなるんだよ。
それを俺はな、読んでるわけだ。
それに対してもう少し見返りがあってもええんちゃうん。
ご褒美があってもええんちゃうん。
そんなもん読み損じゃねーか、ボケども。
お前ら、アメとムチって言葉知ってるよな。
この場合、俺が村上春樹を読む事はムチなわけだ。
それに対してお前らが誉めたりする事は言うなればアメなわけだ。
そうやってな、世の中は回ってるんだよ。流れを止めんじゃねーよ、ボケども。
あん。なんだ、その目は。
そうだろ、お前らだってな、こういう事言われたら気分よくねーだろ。
じゃあ言われる前にやれよ。怒られる前に片付けろよ。部屋とか。
バンゲリングベイばっかりやってねーでよ。
兎に角、俺が村上春樹を読んでるって事をもっと持ち上げろ。かつぎあげろ。
そうしないと続き読みません。
362 :
無名草子さん:2001/07/03(火) 14:31
age
363 :
無名草子さん:2001/07/03(火) 22:00
て言うか。あんまりこういう事言いたくないんだけど。
お前らさ、俺が村上春樹を読んでるって事に関して、
もうちょっとなんかリアクションあってもええんちゃうん。
もう少し食い付いてきてもええんちゃうん。
なんかもう少しがっついてきてもええんちゃうん。
あのな、お前らな、村上春樹の小説とか読んだ事あるのか。
字とかめっちゃ細かいんだよ。めっちゃ眠くなるんだよ。
それを俺はな、読んでるわけだ。
それに対してもう少し見返りがあってもええんちゃうん。
ご褒美があってもええんちゃうん。
そんなもん読み損じゃねーか、ボケども。
お前ら、アメとムチって言葉知ってるよな。
この場合、俺が村上春樹を読む事はムチなわけだ。
それに対してお前らが誉めたりする事は言うなればアメなわけだ。
そうやってな、世の中は回ってるんだよ。流れを止めんじゃねーよ、ボケども。
あん。なんだ、その目は。
そうだろ、お前らだってな、こういう事言われたら気分よくねーだろ。
じゃあ言われる前にやれよ。怒られる前に片付けろよ。部屋とか。
バンゲリングベイばっかりやってねーでよ。
兎に角、俺が村上春樹を読んでるって事をもっと持ち上げろ。かつぎあげろ。
そうしないと続き読みません。
364 :
無名草子さん:2001/07/04(水) 15:32
バンゲリングベイage
365 :
なつこ:2001/07/05(木) 14:41
好きだけどな。かなり。
366 :
無名草子さん:2001/07/05(木) 17:29
age
367 :
無名草子さん:2001/07/05(木) 20:41
最近出されたエッセイ読んで、もう終わったなと思ったよ。
悲しいけれど。
368 :
無名草子さん:2001/07/05(木) 22:07
「スプートニクの恋人」を読んだ後、確実に終わったことを確信した。
今までも大丈夫かな?と思ってたけど。さよなら
369 :
無名草子さん:2001/07/06(金) 06:21
終わったかどうかは知らんけど、
まだ、顔痩せたいのかな?
「走っても走っても痩せないにょ〜。」
370 :
無名草子さん:2001/07/06(金) 10:17
私も「スプートニクの恋人」を読んでもう終わったと思ったけれど、
まだ未練が残っていたの。
でも「村上ラヂオ」を読んで未練も吹き飛びました。
お金を返してほしいと思うよ。あれはひどい。誰か同じ感想の人いますか?
371 :
無名草子さん:2001/07/06(金) 10:27
て言うか。あんまりこういう事言いたくないんだけど。
お前らさ、俺が村上春樹を読んでるって事に関して、
もうちょっとなんかリアクションあってもええんちゃうん。
もう少し食い付いてきてもええんちゃうん。
なんかもう少しがっついてきてもええんちゃうん。
あのな、お前らな、村上春樹の小説とか読んだ事あるのか。
字とかめっちゃ細かいんだよ。めっちゃ眠くなるんだよ。
それを俺はな、読んでるわけだ。
それに対してもう少し見返りがあってもええんちゃうん。
ご褒美があってもええんちゃうん。
そんなもん読み損じゃねーか、ボケども。
お前ら、アメとムチって言葉知ってるよな。
この場合、俺が村上春樹を読む事はムチなわけだ。
それに対してお前らが誉めたりする事は言うなればアメなわけだ。
そうやってな、世の中は回ってるんだよ。流れを止めんじゃねーよ、ボケども。
あん。なんだ、その目は。
そうだろ、お前らだってな、こういう事言われたら気分よくねーだろ。
じゃあ言われる前にやれよ。怒られる前に片付けろよ。部屋とか。
バンゲリングベイばっかりやってねーでよ。
兎に角、俺が村上春樹を読んでるって事をもっと持ち上げろ。かつぎあげろ。
そうしないと続き読みません。
372 :
無名草子さん:2001/07/06(金) 11:07
村上春樹は短編のほうが好き。
夜のくもざるとかな。意味が丸でなくて雰囲気オンリーのとこがな。
373 :
無名草子さん:2001/07/06(金) 18:11
371> 支離滅裂な文章で何言ってんの?病気なんだな・・きっと。
かわいそうに。合掌。
sage
375 :
無名草子さん:2001/07/09(月) 11:51
376 :
無名草子さん:2001/07/09(月) 11:57
て言うか。あんまりこういう事言いたくないんだけど。
お前らさ、俺が村上春樹を読んでるって事に関して、
もうちょっとなんかリアクションあってもええんちゃうん。
もう少し食い付いてきてもええんちゃうん。
なんかもう少しがっついてきてもええんちゃうん。
あのな、お前らな、村上春樹の小説とか読んだ事あるのか。
字とかめっちゃ細かいんだよ。めっちゃ眠くなるんだよ。
それを俺はな、読んでるわけだ。
それに対してもう少し見返りがあってもええんちゃうん。
ご褒美があってもええんちゃうん。
そんなもん読み損じゃねーか、ボケども。
お前ら、アメとムチって言葉知ってるよな。
この場合、俺が村上春樹を読む事はムチなわけだ。
それに対してお前らが誉めたりする事は言うなればアメなわけだ。
そうやってな、世の中は回ってるんだよ。流れを止めんじゃねーよ、ボケども。
あん。なんだ、その目は。
そうだろ、お前らだってな、こういう事言われたら気分よくねーだろ。
じゃあ言われる前にやれよ。怒られる前に片付けろよ。部屋とか。
バンゲリングベイばっかりやってねーでよ。
兎に角、俺が村上春樹を読んでるって事をもっと持ち上げろ。かつぎあげろ。
そうしないと続き読みません。
377 :
無名草子さん:2001/07/09(月) 23:53
↑何度も痛すぎ。
378 :
無名草子さん:2001/07/10(火) 00:24
>
>>370 確かに、最新のエッセイ、村上朝日堂シリーズとは
かなり異なる出来栄えでしたね。
良く言えば、角が取れて丸くなった感じ、
悪く言えば、ややジジむさくなってしまったような
気がする。
でも、それらは非可逆的な変化ではなくて、挿し絵が安西水丸氏
じゃなかったから、対象読者が違っていたから
今までとは違うノリだったのかもしれないとも思うのです。
「骨董屋奇譚」はおもしろかったと思う。
「体重計」の悪質な小人の話にも吹き出してしまった。
ビール飲んでいるときのような頭のねじが多少ゆるんで
いるときに読むととってもいい感じ。
逆に、気合いを入れてさあっ読むぞっと思って購入した
人にとっては、もの足りない気がするのでは。
…リラックスしたノリのエッセイ集なんだと思います。
379 :
無名草子さん:2001/07/10(火) 00:27
>>369 ブルータス掲載の写真を見るかぎりでは、
村上春樹のスタイルは悪くないと思いますが?
50を越えた中年の作家とは思えないほど
引き締まっているよ。
380 :
無名草子さん:2001/07/10(火) 00:39
>>379 顔だよ。顔。
近田春夫じゃん。あれじゃ。
381 :
無名草子さん:2001/07/10(火) 03:40
とっくに終わってる。
青春をありがとう。
382 :
無名草子さん:2001/07/10(火) 22:39
>>287 誰だ!「南が無い…何?」なんて連想したやつは!
383 :
無名草子さん:2001/07/11(水) 06:11
>>380 そう。体は引き締まっていても、顔が弛緩しているんだな。
天然だからしょうがないが。
384 :
無名草子さん:2001/07/11(水) 11:46
古本屋にて、村上春樹『ノルウェイの森』を買う。
これ、上巻と下巻があって、当然まだ上巻なんだけど、すでにブルブルきまくり。
この小説は、なんだろ。「甘く切ない」の王道行ってるって感じ。
下手したら元祖じゃないかってぐらい。
まあこれ読むと春樹が文学通気取りの馬鹿野郎どもに悉く嫌われてるのは
何故かってのが、よく解かる。
王道とか元祖ってのはつまり「ベタ」に繋がるんだ。通気取りはそれが気に入らない。
気に入らないと言うより、ベタを否定する事=シュール最強だと思ってる。
まあどの世界でも、お笑いの世界なんかもそうだけど、ベタってのは、
その世界の通からは嫌われるんだ。よりシュールに、よりシュールにってな。
俺はベタがシュールより劣ってるなんて思わないし事実そうじゃないだろう。
でも、おそらく文学通の馬鹿野郎どもに何故村上春樹が嫌いかって聞いたら、
「ベタだから」こういう答えが返ってくる筈だ。
と、まあこれぐらいの事は別にわざわざ書く必要もないし、
この日記読んでるような奴らはそれぐらい分かってるだろうし、
ひまちゃん以外は分かってるだろうし、この辺にしとく。
で、『ノルウェイの森』だ。
これはね、是非今の若い子達に読んでほしい。特に10代後半の子達に。
やっぱりね、俺は前から言ってるけど進級指定図書ってやつを作るべきなんだよ。
これを読まなきゃ進級できないっていう本を各学年ごとに指定するんだ。
例えば、中2から中3に進級する時は『蜘蛛の糸』を読まなきゃいけないとか、
そういうのを文部省が決めるべきなんだよ。そういった意味では、
この『ノルウェイの森』は、高1から高2に上がる多感な時期に読んでほしい。
ちょうど世の中の汚さにうすうす気づき出すって時期に読んでほしい。
こうのとり説に疑問を抱き出す時期って言うか。
こんなもんね、俺みたいなハタチ超えたずるむけが読んでも、もう遅いって感じ。
やっぱり、今の10代の戦争を知らない若い子達に読んでほしい。
マジな話な、こういうの読まないで大人になるってのは、俺から言わせてもらえば恐怖だよ。
いやもう恐怖を通り越して、哀しみだよ。それも通り越して、歓喜だよ。
お前らもね、わけのわかんない中途半端にコ難しい本ばっか読んでないで、
こういうベタを読まなきゃ駄目だよ。馬鹿なんだから。
385 :
無名草子さん:2001/07/13(金) 16:49
わたしもノルウェイの森、上下2日でしかも期末テスト前によんでしまいました。ほんとやみつきになりました。
でもすごーーーくその世界にはまってしまって、いろいろな物事をふかくかんがえすぎるようになって、すこしつらくなってしまいました。
でも、おもしろいけれど、結局、どういうことなんでしょうか?若いから、自分の居場所がわからなくて、半自暴自棄ってことなんでしょうか・・??
しかもどうして、あんなにたくさんやってるんでしょうか、、?れいこさんとも・・
もしかしてわたし、まだまだ読みが浅いですか?
386 :
無名草子さん:2001/07/16(月) 10:09
このスレ自体が終わったのか?age
387 :
無名草子さん:2001/07/16(月) 18:25
385です。まじできになるので誰か教えてください。
388 :
ハジメくん:2001/07/16(月) 20:13
僕の未熟な感想だけど、
この本は主人公の深い愛を表現しているんじゃないかな?
レイコさんとやったことで表現したかったのは、
「心と性は繋がっている」ということでは?
しかし、本というのは本来他人に答を求めるものでは無いと思います。
感じ方は千差万別。できれば自分の答を見つけて欲しい。
他人から受けた本に対する先入観は、時に感動を削ぐものとなります。
今読んで分からなかったのなら、無理に解答を急ぐ必要はないのではないでしょうか。
追記:ですから、他人の読後の感想に対しての批判は無意味だと思います。
前述の感想はパッと思いついたものなので、予防線を張らせてもらいました。
だってここは2ch……。
390 :
無名草子さん:2001/07/16(月) 21:40
>>385 そうそう、ハジメくんの言うとおり。あせらずにね。
あなたの思うまま感じたままを素直に自分で受け止めていれば、
いずれ別の視点で作品を眺めることができる時がくるはず。
それまでは、風の歌に耳をかたむけているのが一番だよ。
とにかく、東京の地下に潜って
みみずくんと戦わなくては逝けません。
人間、やってやって、そして死ぬ。「失楽園」と同テーマ。
393 :
ハジメくん:2001/07/17(火) 23:03
書き込みをした後でもう一度考え直してみました。
レイコさんは世界との整合性に耐えきれずに死んでいった主要な登場人物の中で、
唯一(もちろん主人公を含めて)生き残った存在です。
ミドリは直子などの登場人物の中ではかなり異質な存在であると言えます。
ミドリとなぜ寝なかったのかを考えると、主人公がどういう人間なのかもよく分かりますよね。
ではなぜレイコさんと寝たのか?
それは彼女が唯一生き残った存在である、ということが大きな鍵でしょう。
それに世界と自意識との関係、直子の死。
彼の他の本を読んだ今、
僕は永沢さんは物語に絶対に必要だったと思えるようになりました。
394 :
無名草子さん:2001/07/17(火) 23:39
385です。そうですね・・自分なりの読み方、ですね。大学生になったらわかるかなあ、、
ミドリとやらなかったこと 永沢さんの存在 にも深い意味があるとも考えられるのですね。
わたしはすぐ本に、どんな趣旨なのか、正しく知りたくなってしまうのです。
村上春樹さんのは、むつかしいですよね。国境の南太陽の西 も、ノルウェイの森となんとなく似たかんじでしたね。
村上春樹さんは、作家になった当初は、セックス描写を書きたくなかったそうです。
でも、読んでるひとの感情をゆさぶりたいから書くのだとか。
村上さんの本のセックス描写を読むとすごーーく悲しくなっちゃって、読みたくない、ってひともいるみたいです。
そこまでひとのこころを動かせるってすごいですよね。
395 :
無名草子さん:2001/07/18(水) 00:44
もう一つの感想を男の側から述べるけどね
これは若い頃には思わなかったことだけど
青年と中年の狭間の年齢になると、自分が死に向かっているということを
肉体的に実感するようになる
その時、「性」というものがどれ程「生きること」と繋がっているかが
よくわかったし
良いセックスとは、強い性的興奮が得られることでなく、
精神的に充足されることだと思うようになってきた
若いときはセックスなんて快楽だったり、愛情表現だったりして
あまり考えなくても体が要求するままにできる
もちろん、年を取ってもその要素は残っているけど
セックスをして精神的に相手とつながって充足したい、
生きていることを確認したいという欲求が強くなる
「生きていることを確認したい」っていうのは上手く表現できてなくて
不適切なんだけど、今はこれしか思いつかないので・・・・
ミドリと寝なかったのは、あの時自分の精神世界にミドリを巻き込みたくなかったからと思う
セックスを通じた精神的な交流ができなくて失望するだろうし、
ミドリも単なる肉体の交わりだけで失望するかもしれない
あの時の渡辺君は思いやりがあってミドリと寝なかったかもしれないし、
ミドリとの関係を失うのが怖くて寝なかったのかもしれない
レイコさんと寝たのは、レイコさんに「こちらの世界」に
踏みとどまって生き抜いてほしかったからだと思う
もちろん共有する精神的な欠落感をセックスで埋めたいと
思ったのもあると思う
ここではセックスが「こちらの世界」に留める錨の役割をしていると思う
村上作品でも性を良く扱ってますけど、これも死を意識した
性が書かれている気がします
あー・・・・、思っている事がまとまらず、全く文章にならない
内容も支離滅裂ですね、まとまったらもう一度書き直します
396 :
無名草子さん:2001/07/18(水) 01:52
古本屋にて、村上春樹『ノルウェイの森』を買う。
これ、上巻と下巻があって、当然まだ上巻なんだけど、すでにブルブルきまくり。
この小説は、なんだろ。「甘く切ない」の王道行ってるって感じ。
下手したら元祖じゃないかってぐらい。
まあこれ読むと春樹が文学通気取りの馬鹿野郎どもに悉く嫌われてるのは
何故かってのが、よく解かる。
王道とか元祖ってのはつまり「ベタ」に繋がるんだ。通気取りはそれが気に入らない。
気に入らないと言うより、ベタを否定する事=シュール最強だと思ってる。
まあどの世界でも、お笑いの世界なんかもそうだけど、ベタってのは、
その世界の通からは嫌われるんだ。よりシュールに、よりシュールにってな。
俺はベタがシュールより劣ってるなんて思わないし事実そうじゃないだろう。
でも、おそらく文学通の馬鹿野郎どもに何故村上春樹が嫌いかって聞いたら、
「ベタだから」こういう答えが返ってくる筈だ。
と、まあこれぐらいの事は別にわざわざ書く必要もないし、
この日記読んでるような奴らはそれぐらい分かってるだろうし、
ひまちゃん以外は分かってるだろうし、この辺にしとく。
で、『ノルウェイの森』だ。
これはね、是非今の若い子達に読んでほしい。特に10代後半の子達に。
やっぱりね、俺は前から言ってるけど進級指定図書ってやつを作るべきなんだよ。
これを読まなきゃ進級できないっていう本を各学年ごとに指定するんだ。
例えば、中2から中3に進級する時は『蜘蛛の糸』を読まなきゃいけないとか、
そういうのを文部省が決めるべきなんだよ。そういった意味では、
この『ノルウェイの森』は、高1から高2に上がる多感な時期に読んでほしい。
ちょうど世の中の汚さにうすうす気づき出すって時期に読んでほしい。
こうのとり説に疑問を抱き出す時期って言うか。
こんなもんね、俺みたいなハタチ超えたずるむけが読んでも、もう遅いって感じ。
やっぱり、今の10代の戦争を知らない若い子達に読んでほしい。
マジな話な、こういうの読まないで大人になるってのは、俺から言わせてもらえば恐怖だよ。
いやもう恐怖を通り越して、哀しみだよ。それも通り越して、歓喜だよ。
お前らもね、わけのわかんない中途半端にコ難しい本ばっか読んでないで、
こういうベタを読まなきゃ駄目だよ。馬鹿なんだから。
397 :
無名草子さん:2001/07/18(水) 02:46
えげれすでもそこそこ売れてるんだね 朝日文化面より
398 :
cafe:2001/07/18(水) 13:21
『ノルウェイの森』を最初に読んでしまったがために
その後の村上春樹作品が楽しめなくなりました。
存在ということ以上に自分を引き付けるものがないだけかもしれませんが。
ノルウェイは恋愛の話らしいけれど、私にはそう感じられませんでした。
死ぬことと生きることの話だと、心の深いところにズーンときました。
それでも私は春樹が好きだ。エッセイも好きだ。
HPはなぜ閉鎖されたのだ?
399 :
ハジメくん:2001/07/19(木) 01:22
それにしても、
思いつきのような1の書き込みからよくここまでレスがついたものだ。
400 :
:2001/07/19(木) 04:35
昨日の晩ご飯はやみくろの姿焼きでした。なんだかパサパサしてて
骨も多かったし、土臭くて生臭くて食べれたものじゃありませんでした。
それだけならまだしも、目が合ってしまったんです。ええ、やみくろと。
それに・・・・・・ここだけの話ですけど、あれを食べて以来体調が優れない
んです。喉がなんだかいがらっぽくて、皮膚がカサカサしてます。で、
そのカサカサしてる部分をよ〜く見てみると、鱗のようなものが生えて
きてるようなんですよね。友人からはぼーっとしてる時間が長くなった
なんて言われるし・・・。確かに、い・・・ま、こうし・・・て・・・カキコし・・・
てる間に・・・も・・・・・・・・・あれ? 考え・・・が、まとまらなくなってなって
きちゃきちゃった?
とかにかくにかく、ぼくがいいいいたいいの・・・は、やミ・・・く、ろハ食べ
るなってことことことととと・・・・・・・・・・・・
401 :
無名草子さん:2001/07/19(木) 05:39
>>400 おもしろーい!!
『夜のくもざる』に紛れ込んでいても違和感ないよ。
追伸 キリ番おめでとう。
402 :
鼠:2001/07/19(木) 11:17
403 :
ぼく:2001/07/19(木) 14:47
またそんなことをしてるのかい?
やれやれ
404 :
無名草子さん:2001/07/19(木) 21:40
村上春樹の本の主人公て、なんでいつもおんなじタイプの人なのかなぁ
なんか、世間になじめてなくて、かなりの読書好きで、思慮深い。
いつもおんなじかんじで、ちょっと、どうなんでしょうか・・・
そういうものかな?
405 :
無名草子さん:2001/07/19(木) 23:16
>>404 でも、『世界の終わりと〜』の主人公はちょっと違ってましたよね。
根本的には似たようなものかもしれませんけど。
406 :
名無草子さん:2001/07/20(金) 00:20
物語のすべてを理解することがそんなに重要なことなのかなぁ。
別に犯人は誰々だったっていうわけじゃないじゃん。
いろんな個人的な見解があるのは当然だよね。
あと、村上春樹が売れるのが気に食わない人ってどんな人なの?
407 :
僕:2001/07/20(金) 00:26
僕は僕、スト−リーはすべてパラレル。
408 :
無名草子さん:2001/07/21(土) 17:58
409 :
無名草子さん:2001/07/22(日) 00:16
テーマ以外に関しては同感。ただ、肉体を離れて妻のいる世界へ行く
こと、あちらがわのすみれと交流することを、私は世界の流れを司る部分へ触れた、
と表現したのだ。普通なら足を踏み入れることのできないその領域にすみれは、
妻はいて、それを取り戻そうと思考し、実行に移したという”僕”の行動は、
本来一個人が享受するべき運命という概念への抵抗、改革だと思った。
羊をめぐるで、鼠を失ってただ泣いていた僕は、悲しみを享受する道よりも、運命に
逆らい、世界改革に挑戦する道を選んだのだと思うのだが?
あなたの意見と似てるようで、違うのかな?
こういう表現は間違っているのだろうか?
テーマに関しては、そんな風にあまり考えたことはなかったけれど、賛成はできる。
まあとにかくあなたは私に賛成してないようだけど私はあなたの意見には賛成
している。私の中では矛盾していない。長くてすんません。サゲてるし、いいか。
私には羊を読んだ時一つ気になる部分がありまして、本が手元にないので
うろ覚えですみませんが、”真の強さにはなにか恐ろしいほど美しいけれど
同時におぞましい物がある”みたいなことを極悪羊の力に対して鼠が言っていた
所です。私は真実の美とは毒があるものだと思います。
哀しい所にあるものだと思います。人間が幸せを感じる所に真の美はないでしょう.
美は破滅、死に繋がっていると思います。
また、エゴイズムの究極も、美だと思います。
私はそういうものが好きなのですが、春樹は嫌いなようです。
鼠は、それが嫌だから極悪羊を拒み自殺したと言っています。
例えばねじまき鳥の渡部ノボル(直子の兄)などはそれを受け入れた人間だと
思います。私はこのままでは極悪羊を受け入れる側の人間ということになって
しまいそうです。別にいいじゃないかと思われるかもしれませんが、
正直それはなんだかいやです。そのことについてあなたはどう思われますか?
410 :
おめでとう:2001/07/22(日) 00:50
411 :
無名草子さん:2001/07/25(水) 23:04
名士age
412 :
ハジメくん:2001/08/04(土) 17:10
イマイチ分からないのが、「羊をめぐる冒険」で黒服が手に入れたかったもの。
「私は彼を手に入れる」って、鼠のことだとは分かるんだけど、
それは羊を含めての鼠だったのか、鼠のみの事だったのか?
また、あのまま黒服が彼を手に入れていたら一体どうなっていたのだろう?
ついでに、鼠の言った「お茶会」とは何人くらいが集まるものだったの?(笑)
413 :
無名草子さん:2001/08/04(土) 23:21
>>412 黒服が欲しかったものは、おそらく「羊を内包した鼠」でしょう。
「鼠」とは、ある種偏向した自己愛で、
「羊を含んだ鼠」とは、他者から見られる社会化された私の姿とかね。
つまりプライドの高い自閉症さんが、他人が自分のことを語るのを「許さない!!」
とか言って怒るのと同じよ。でも自閉している私がみんなと違うことに焦りに似た
罪悪感とか感じてて、独りで泣いちゃったりもするけど。
鼠を殺したのは『世界の終わり』で影を壁の向こうに置き去りにしたことと同じよ。
414 :
ハジメくん:2001/08/05(日) 00:27
>>413 さっそくレスありがとうございます。
>あのまま黒服が彼を手に入れていたら一体どうなっていたのだろう?
こちらはどう思いますか?
死んだ後の鼠が言っていた世界のようになっていたのでしょうか。
415 :
無名草子さん:2001/08/13(月) 00:09
ねじまき鳥クロニクルについて語ってあるHPとかきぼーん。
自分自身の中で答えが出せないので、こーなったら他人の意見を頼りにします。
416 :
無名草子さん:2001/08/14(火) 18:19
417 :
無名草子さん:2001/08/16(木) 00:29
なんとなくもういいのでは?村上春樹が終ろうが
ドラゴンがもともと終っていようが、
一応ベストセラー作家として財産つくったおっさん達やし
こんだけ2人のスレが乱立してるんやし
終ってても売れる作家ということで
まあまあ、初期は二人ともバカには出来んもの書いてたですしね
418 :
無名草子さん:01/08/27 17:12 ID:zUzlNCTI
世界の終わりとハードボイルド〜を読んでると
この作品がいかに村上作品の中で異質なものかわかってきた。
もし映画化されるとしたら、これが一番わかりやすくて面白くなるだろうな
少なくともW村上といのはやめたってくれ。
420 :
無名草子さん:01/09/07 22:38
>>418 映画化するとしたら私と僕は一人二役でやるのか別々の俳優が演じるのか。
ある種物語の核心に触れる部分なのでどっちがいいんだろう?
421 :
無名草子さん:01/09/10 22:59
age
「このスレが存在しつづける意味なんてもはや何もないんじゃ
ない? もうすぐ倉庫行きね、たぶん」
彼女の問いかけは宙に浮かんだまま漂っていた。
423 :
無名草子さん:01/10/05 19:02
>>422 もうそういう模倣はいいよ。おなかいっぱい。
424 :
ななしさん:01/10/05 19:02
425 :
無名草子さん:01/10/13 03:11
『ふうん。』彼女は興味なさそうに言った。
426 :
無名草子さん:01/10/15 22:35
僕は思うのだけれど
ある種の芸術は模倣から始まるのだ。
427 :
無名草子さん:01/10/15 23:26
428 :
無名草子さん:01/10/15 23:40
コロッケとか清水アキラとか。
429 :
無名草子さん:01/10/16 18:17
人はいつかは、終わるんだよ。
430 :
無名草子さん:01/10/16 18:45
はじまってもいません。最初からこんなもんです。
431 :
無名草子さん:01/10/18 22:36
世界の終わり〜を今読んでます。
勝手に主人公を永瀬正敏にして(w
ノルウェーの森はそんなに良いのですか〜
恥ずかしながらまだ未読です。
次はこれにチャレンジしてみます。
もう!いいですかー?
持続する才能なんてないのよ。
村上春樹は終わったの。スプートニクで
確信したよ。ああ、そりゃ、あたしは村上春樹は
すごいと、ずっと思ってた。でもいつか表現者はセンスを
磨耗して、かつての自分の亜流になるんですってば。停滞
しちゃだめだ。動かないと。でも池澤夏樹みたいに沖縄に
移住してもだめだ。スプートニクは、おっさんが、
がんばって文学少女を書いたとしか読めなかったよ。
大江も吉本も、終わった。全ての作家は処女作に向かっている、
っていう言葉がある。村上春樹は、かつて素晴らしいものを
書いた、終わりかけているかもしれない、でも、あ、以下略
433 :
無名草子さん:01/10/19 19:34
確かに前ほど読んではいないなあ。でも、文体はやっぱりすごいと思う。
何回も読めるから。食べ物の描写がおいしそうなのがいい。エッセイでも小説でも。
次の作品は
「世界の終わりと〜」の続編のようなもの
らしいから期待している
でも村上の書く「女の子」って
あんなの実際いないよね
>434
村上の書く「女の子」は
彼の自己慰撫の産物
「あの感じの良い女の子達は何処行ってしまったんだろう?やれやれ」
436 :
無名草子さん:01/10/19 21:32
アンアンのエッセイ面白かったよ。終わってないよ
風の歌を聞け
で、ひとつだけ嘘をついたといってますが、どれだったのでしょう??
やはり、いい忘れてたといったとこなのかな??
「鼠」関連の3部作で注目して、
「ノルウェイ」「国境」の喪失感に共感することもあり完全に好きになった。
で、「世界の終わりと〜」で作家としての才能も感じた。
さらにエッセイも旅行記も好きだが、
正直小説家としては既に書くべきことを書ききっていると思う。
最近の作品からは(クセのある)文章の美しさ以外何も感じられない。
439 :
無名草子さん:01/10/19 23:51
でも主人公がいつも同じようなやつなので
他のタイプも書いて欲しいんですが。
440 :
無名草子さん:01/10/21 01:07
村上春樹=(大江健三郎+ヴォネガット)÷2
441 :
無名草子さん:01/10/21 01:14
村上春樹の文学≒80年代+翻訳文学+奔放な女
だから「アングラ」で、オウムを描いたときに、
膨大な引用で済まさなきゃならなかった。
たぶん、90年代は理解不可能だと思ってるんじゃないの?
2000年以降なんて、言うに及ばずだけど。
↑やすっっぽい批評だな しかし
443 :
無名草子さん :01/10/24 03:21
sage
444 :
無名草子さん:01/10/26 03:01
age
445 :
無名草子さん:01/10/27 21:47
クロニクル専用スレってなくなったの?
クロニクルでクミコや加納クレタが綿谷ノボルに
汚されたっていうくだりがあるけど
具体的にはどういうことなの?
村上春樹の作品に通して
その純真さゆえに社会との
折り合いがつかなくて精神をやんでしまう女性を
主人公は結局助けることができないけど、
ノルウェイの森やダンスダンスダンスでは
その深い底から這い上がってがんばろうという
前向きさが感じられるけど
クロニクルは相手を精一杯求めても
最終的には助けられない
どうしようもない、行き場のない感じが
するんだけど、、
誰かマジスレ頼む!
446 :
無名草子さん:01/10/27 23:38
447 :
無名草子さん:
つぎっ!