1 :
無名草子さん:
2 :
無名草子さん:2013/02/20(水) 09:00:14.33
3 :
無名草子さん:2013/02/20(水) 12:07:14.05
4 :
無名草子さん:2013/02/20(水) 12:51:56.01
再掲
▼4月
『荷風俳句集』(加藤 郁乎 編)
『聖なる酔っぱらいの伝説 他四篇』
(ヨーゼフ・ロート/池内 紀 訳)
『タタール人の砂漠』(ブッツァーティ/脇 功 訳)
『存在と時間(一)』(ハイデガー/熊野 純彦 訳)
【ワイド版】『河童 他二篇』(芥川 竜之介)
5 :
無名草子さん:2013/02/20(水) 15:42:55.32
ヨーゼフ・ロートが酔っぱらいなわけで
6 :
無名草子さん:2013/02/20(水) 18:32:30.65
ワイド版の復刊もどしどし実行して欲しいな。
おいしいのが皆品切。
もちろん、度々要望出してるけど。
7 :
無名草子さん:2013/02/20(水) 19:04:36.54
ワイド版は字が大きくて読みやすいんだが、本棚との親和性がいまいちなんだよな。
8 :
無名草子さん:2013/02/21(木) 05:11:11.92
9 :
無名草子さん:2013/02/21(木) 17:14:47.27
池内紀とか久々に名前見た気がするw
『海の沈黙 星への歩み』ヴェルコールの復刊ないかな。
サルトルは『海の沈黙』が想定する読者は、民衆一般や階級一般ではなく、
41年5月〜42年末のナチ占領下のフランス人に向けられていたと言っている。
沈黙以外に抵抗の手段がない具体的状況において、抵抗の意志をもつフランスの読者の共感を生んだ本だ。
池内紀は居酒屋訪問記みたいなのとか、つまらない本結構出してるぞw
スレ違いだが中公文庫って高いんだな
ずいぶん前に評判聞いた世界史を買ったんだがビックリした
他のも色々見たけど、岩波と同じくらいか、もう少し上かもしれんね
中公に限らずどこも値段上がってるよな・・・
地味に値上げばっかしやがって…
それを思うと学術系の文庫では岩波って比較的安い方だよな
赤や緑の文学もあるんでそんなに学術系って印象濃くないけど
値段上がってる上に分冊もあるからなぁ・・・
俺は何より表紙の紹介文の新しい字体が嫌でたまらないよ…
政府は「デフレはいかん」とか言ってるが、
文庫の値段を見ればインフレだろっ?て思う。
200円台で買える岩波文庫がないよ
21 :
無名草子さん:2013/02/24(日) 10:58:39.53
>>18 書体選びとか組版とか
その方面のセンスが皆無のくせに
頑として外部のデザイナーを入れないからなあ
とりあえず製作部にDTPオペレータがいるってだけで
ノウハウやセンスは活版時代から進歩してないだろ
岩波は古い訳を改めないのかな?
富田訳オースティンとか酷いのだが、延々と出回っているのは問題だろ。
岩波文庫は旧字体や悪訳、難渋訳など「読みにくさ」が売りなんだよ
改版して「読みやすくなった」なんて自殺行為に等しいわ
読みやすさを求めるなら、某古典新訳文庫でいいだろ
あほらし
読みやすさはどうでもいいが悪訳は要らん
谷川俊太郎の自選詩集が出たんで意外な気がした。
既に古典なんですね。
リクエスト復刊の文庫カバーを昔ながらの表紙に変えるのやめてほしい
B級品掴まされてる気分になるから、そんなんならと結局古本で買ってしまう
というかカバーは個別のちゃんとした柄の奴にするのか、標準のちっちゃい写真と説明文にするのか、旧唐草模様とタイトルにするのか統一してもらいたいな
まあ神経質なワガママだとわかってはいるが
コスト削減のためだからな。
バカ高い値段だと買わないだろうし…
個人的には文庫本にカバーなんていらないと思うんだよね
邪魔だから読むときは外して読んでる
岩波書店なんて買い取り制だから返本にカバー掛け替える必要もないし
洋書のペーパーバックみたいにプラコートの厚紙を表紙にしてもらえれば一番俺好みなんだが
リクエスト復刊の一部が早くも品薄になってるのか……。
早く買わなくちゃ。
エピクロスは切れてもすぐ重版かかるから心配ない
楚辞は早くしないとなくなるな
エピクロスと人生談義欲しかったから買ったが人生談義は噂通り翻訳が意味不明だな
I play tennis を 私はするのだテニスをみたいな感じで訳したみたいにな訳文だ
昔のだから仕方ないんだろうけど
エピクロスはまだ読んでないからわからん
>> I play tennis を 私はするのだテニスをみたいな感じで訳したみたいにな訳文だ
さすがにそれは、ない。当時の日本人の翻訳の模範は漢文の訓読だ。
訓読はむしろ語順は律儀に日本語流に置き換えるのが基本だったから、
そのような訳文には、なりえない。
当時のように律儀に語順を入れ替えた結果、かえって読み難くなるのは、
関係詞がからんだ場合だろう。漢文訓読の流儀に従えば、関係詞があれば
それは全部「〜するところの」で受けて前の文に返ることになる。
しかしそれが翻訳の手法として下手糞極まりない。返るのではなく
「つまりそれは〜」のように訳すんだよ、なんてのは今時誰でも知ってる
小手先の技術だよね。
原文の言語が理解できるなら、翻訳など介さずに即読即解したいもんだが…
楚辞、ロオエングリインが店に無くて買えなかった……orz
岩波の楚辞って割と薄い本だっけ?
こっちも売ってなかった
行きつけの本屋は毎回1セットしか入荷しないうえに
緑と黄帯は既に誰かに買われていたよ
でも赤帯は残っていたから楚辞もパリュウドも買えた
岩波ブックオーダーで注文したことありますか?
さらに品薄の本が増えた。
……岩波の時代キター?
増刷されてくれよ……。
40 :
無名草子さん:2013/03/08(金) 20:29:05.23
tesuto
41 :
無名草子さん:2013/03/08(金) 23:50:50.41
テスト
ヴァレリー?
か?いーえ。
44 :
五月復刊:2013/03/12(火) 15:18:55.25
藤村の『春』『新生』はよ。
46 :
無名草子さん:2013/03/12(火) 22:08:10.50
テスト
イーヴリン・ウォー『愛されたもの』(中村健二・出淵博訳)がもうすぐ出るが、
光文社古典新訳文庫 でも『ご遺体』の題名で出たばかりだな
ご遺体w
「The Loved One」か。
レ・ミゼラブルの豊島訳だけど、司教の素顔を伝えるために
引用されているバティスティーヌ嬢(マダム バティステティン)が
幼なじみの子爵夫人に送った手紙の後半部分の訳がひどい。
この手紙の後半部分は、幼くして亡くなったシルヴァニーちゃんを
悼む文面なんだよ。子爵夫人を励ましているんだよ。上流階級の
極めて婉曲的な書き方でわかりにくいけどね。
岩波文庫の豊島訳だと、子爵夫人が不倫しているみたいに
訳してあるぞ。これはひどすぎる。
岩波の編集者はフランス語の原文で読むかしっかりした英訳で読んでみな。
研究者も、この件をきちんと指摘できなきゃ力が無さすぎるぞ。
>>50 編集者にそんなことはできません。
岩波文庫総目録を御覧なさい。
作者のカタカナ表記すら、訳者によってバラバラなのです。
スティーブンスン、スティーブンソン、スティブンソン、・・・・・・
オースチン、オーステン、オースティン、・・・
シルレル
長文馬鹿はNG、と
54 :
5月新刊:2013/03/18(月) 13:28:38.92
『バッカイ』 エウリーピデース/逸身 喜一郎 訳
『孤独な娘』 ナサニエル・ウェスト/丸谷 才一 訳
『七人の使者・神を見た犬 他13篇』ブッツァーティ/脇 功 訳
『訳詩集 月下の一群』 堀口 大學 訳
『失われた時を求めて5』 プルースト/吉川 一義 訳
【ワイド版】『読書について 他二篇』 ショウペンハウエル/斎藤 忍随 訳
豊島訳のジャンクリストフも古くさい。
新訳だせよな。
あー丸谷追悼か
五月はパス。
今年の大型重版、何が来るかな……。
月下の一群は講談社文芸文庫にあるのに
月下の一群はほるぷの復刻を安く仕入れる方がいいわ。
エウリーピデースはかなり嬉しい。
61 :
無名草子さん:2013/03/20(水) 01:04:11.39
神を見た、古典新訳であんじゃん
文芸文庫にあろうが「月下の一群」は買うわ
63 :
無名草子さん:2013/03/20(水) 17:27:24.94
>>55 新潮文庫の訳のほうが読みやすいぞ。
新訳ではなくて新庄訳だが…。
66 :
無名草子さん:2013/03/23(土) 10:55:36.21
新選谷川俊太郎詩集がヒットしてるね
既に5刷になってるんで驚いた
今年出たなかではいちばん売れてる。
生きてるうちに岩波文庫入りしたのが意外な気もするけど。
別に死者の文庫って訳じゃないけど
角川文庫で十分だなとは思う。
谷川の自選詩集はあえて有名な詩をはずしてるのが興味深いかな
なんでこんなの入れるのみたいなのもあったりする
なんでもおまんこはあったので満足
俺は嫌いだけど岩波の売上が上がってマイナーな本が救われるなら感謝
自分も好きじゃないな。自足しきった内容から、てにをはの遣い方に至るまで妙に苛立たせられる。
苛立ちを喚起することで読む物を言葉に直面させる、とかそう云う作風でもないと思うが。
大衆性があるからいいだろうね
まあ分かりやすくていいじゃないか
同じ内容のくりかえしが目立つけど
谷川さんに限ったことでもないし
赤川次郎のことですね、わかります。
大藪春彦の「餓狼の弾痕」なんぞ
一作の中で同じ内容の繰り返しを(ry
1.復讐開始→2.チンピラと遭遇→3.痛めつける→4.チンピラは命乞い。「情報を吐いたら助ける」と約束する→5.チンピラを殺して所持品を奪う
→6. 2〜5 をループ。→7.ピンチを切り抜ける →7.ボスを殺しておわり
日本近代短編小説選の表紙はそれほど悪くない気がする。
増刷してますな
高校や大学のサブテキストにちょうどいい
2ヶ月で6刷なんてかなり売れてるね(3/15付)。
買ってみようかな。
まあ売れると見込める本は最初から2刷3刷を同時に印刷製本してるわけで
実際の刷りではないんだが。6刷は確かに尋常でないね。
谷川といい大分強気に出たものだな。
俺も買ったけど、こういうのは谷川俊太郎だけにしておいて欲しい
これに味をしめて俗っぽい路線に走られても、その、あれだ、困る
自選って岩波文庫初かな?
だーっと選定基準みたいなものが崩れそうだねえ
>>80 > 最初から2刷3刷を同時に印刷製本してる
本当かそれ?
奥付の数文字のためにわざわざ版を作りかえて
無駄金かけてまでそうするほどのメリットがあんの?
あるとすれば「こんなに売れてまっせ」アピールだろうけど
そんなことしなくたって「売れると見込める」んだろ
見込み以上に売れたから立て続けに刷ってるんであって
最初から同時にじゃないと思うがなあ
>>83 版を作り替える必要はないよ。奥付頁だけ予め別に用意したものを製本してるだけ。
出荷順序もあまり気にしてないかも。
初刷と同月発行の2刷は何処も基本ご祝儀相場だわ。
85 :
79:2013/04/05(金) 08:19:10.76
谷川の詩集について言ったつもりだった>>6刷
短編小説集のほうはわからない。
>>82 白秋とか藤村とか晩翆とか春夫とか、結構あるよ。
でも最近の世代では初めてだね。
>>84 > 奥付頁だけ予め別に用意したものを製本してるだけ
よけい信じがたい話になったんだけど
奥付だけ別丁なんてありえるか?
文庫でペラ1枚差し替えなんて
版を修正して1台刷り直すよりはるかに金かかるだろ
文庫がどうやって印刷・製本されてるか知らずに
適当なこと言ってないだろうな
オレもそう思う。
印刷と製本についてよく知らない方の書き込みでしょう。
適当にAmazonで検索したらこれだけ出てきた
『吉井勇歌集―吉井勇自選』
『室生犀星詩集―室生犀星自選』
『土屋文明歌集―土屋文明自選』
『新選 山のパンセ 串田孫一自選』
詩や随筆の自選集はしばしば出てるのな
戦前には「この本はよく売れてるぞ!」と見せかけるため
刷数をわざと大きくする出版社もあったと聞いたことあるけど
そういうのと混同してるんじゃないか?
まゆつばだけど
妙に分かってるっぽいところもあって
不思議な人だ
文庫ってA判32面付けかA倍判64面付けで印刷するんだぜ
(まあ要するにでっかい紙にたくさんのページを並べて刷るわけだ)
後者なら巨大な紙の表裏あわせて128ページをまとめてだから
たとえば256ページの文庫ならたった2枚の印刷用紙からできているんだ
そのうち奥付だけを別に用意しておいたもので製本するなんて
金がかかるどころか技術的に不可能に近いよ
可能であるとすればカッターと糊で貼り替える人海戦術だが
(元データをほんの数文字修正すりゃいいだけの話なのに)
そんな理不尽な仕事を引き受ける印刷所/製本所はないでしょう
屋上屋を架そうとしたせいで現実にありえない奇怪な話になったんだろうな
その折りだけ、2つ用意しておけばいいから
技術的にはありえるとも思ったが
「初刷と同月発行の2刷」なんてそんなにあるんかね
技術的にはあり得ても
経費的にはあり得ない
>>89 印税を誤魔化す版元があったんで、戦前は文庫にも印紙が貼られていたよ。
>>92 初刷をわざと少なくして完売増刷を強調することはある。
ただし単行本の場合だけどな。
春樹の新刊は予約段階だけど既に増刷かかってるとか
見通しが甘いというより、意図的だろうなあ
法律上巻第5刷183ページ3行目
おそらく「立法者」のはずが「立方者」に
増刷時訂正お願いします
立方者って立方体の男か
箱男やな
箱 箱 箱 箱 箱男テスト〜
そんなもん訂正するわけがない
アホか
四角い仁鶴が(ry
101 :
六月復刊:2013/04/14(日) 13:17:10.04
『ブッテンブローク家の人びと』キター!
不遇なシラーも復刊してくれ。
川村二郎訳が一番だぜ
失われた時を求めてとかボックスで一気に出してくれよ
カンタベリー物語の中巻マダ〜?
失われた時って14巻構成なんだなw
完結まであと10巻か長いなー
ブッデンブローク家、ちょっと前に復刊されたばかりだろうに
そろそろ『情熱の書』あたり復刊して欲しいな
ブックオフで見かけたことがない
109 :
6月新刊:2013/04/19(金) 22:12:57.14
『珈琲店・恋人たち』 (ゴルドーニ 平川 祐弘 訳
『訳詩集 葡萄酒の色』 (吉田 健一 訳
『存在と時間(二)』 ハイデガー 熊野 純彦 訳
『鯰絵』 C.アウエハント 小松 和彦、中沢 新一、飯島 吉晴、古家 信平 訳
ずいぶん渋いのが雑じってるね
1970〜80年代に国書刊行会や月刊ペンなんかから出てた幻想文学の翻訳を入れてほしいものだな。
『純粋理性批判』の新訳マダーチンチン
113 :
102:2013/04/22(月) 09:53:24.78
>>107 この前復刊したときはまだ高校生だったんだよ……。
>>112 つい最近、中山と熊野の新訳が出たばっかじゃん、
どうせ読まないヤツなんだからスルーしてやれよw
ヤダヤダ岩波文庫がいいよママー
鯰絵キタ━(゚∀゚)━!
昨日タタール人の砂漠買ってきた
ウィーナー「サイバネティックス」ちんぷんかんぷんだ。
これって理系レベルなんぼくらいなんだろう?
120 :
無名草子さん:2013/04/25(木) 21:37:52.96
いい加減にノーマン・メイラーの裸者と死者を出せ
121 :
無名草子さん:2013/04/26(金) 11:25:45.24
新潮社に言えよw
夏のリクエスト復刊まだー
123 :
無名草子さん:2013/04/27(土) 08:44:00.64
今、日本国内では、「戦争」が勃発している。その「戦争」とは、「女性」対「男性」の戦いである。
この「戦争」を仕掛けてきたのは女性であり、「女性は差別されてきた」あるいは「女性は差別されている」
などと称して、「聖戦」気取りで、際限のない「女権拡大」を目指している。
一方、男性にとって、この「戦争」は、自分たちの(当たり前の)権利を守る防衛戦である。
もし、あなたも、「今、内戦が起こっている」との認識をお持ちであれば、是非、私らの「戦い」に
参加していただきたい。この「戦い」は、むしろ、私ら(男性)にとっての「聖戦」である。
http://blogs.yahoo.co.jp/sabetsu5555
二月のリクエスト復刊にもう品切になってるのがある……。
人気ナンバーはそんなもん
『物質と記憶』なんて2週間持たなかったぜ
ブッデンブロークは2010年11月に復刊されていたからまだ3年経ってないんだね
早いなあと思ったけどリクエストが多かったのかな
タタール人の砂漠読んだ。
俺の人生過ぎてワロエナイ・・・
月下の一群の初版テクストに期待してるぞ!
哲学探究が野矢訳で出ると耳にしたんだが本当かどうか知ってる人いる?
130 :
無名草子さん:2013/05/18(土) 09:18:23.60
今のところ「2013年夏の一括重版」はこのラインナップ。
7月10日重版再開分だな。
『ヴォイツェク ダントンの死 レンツ』 ビューヒナー/岩淵 達治 訳
『随筆集 団扇の画』 柴田 宵曲,小出 昌洋 編
『経済学および 課税の原理 全二冊 上、下〔全2冊〕』 リカードウ/羽鳥 卓也,吉澤 芳樹 訳
『斎藤茂吉随筆集』 斎藤 茂吉,阿川 弘之,北 杜夫 編
『地震・憲兵・火事・巡査』 山崎 今朝弥,森長 英三郎 編
『新約聖書 使徒のはたらき』 塚本 虎二 訳
『人知原理論』 ジョージ・バークリ/大槻 春彦 訳
『神皇正統記』 北畠 親房,岩佐 正 校注
『スピ ノザ 知性改善論』 スピノザ/畠中 尚志 訳
『ドビュッシー音楽論集』 平島 正郎 訳
『問はず語り』 後深草院 二条,玉井 幸助 校訂
『灰とダイヤモンド 上、下〔全2冊〕』
『芭蕉七部集』 中村 俊定 校注
『晩年の父』 小堀 杏奴
『ヒトーパデーシャ』 ナーラーヤナ/金倉 円照,北川 秀則 訳
『武道伝来記』 井原 西鶴,横山 重,前田 金五郎 校注
『ペドロ・パラモ』 フアン・ルルフォ/杉山 晃,増田 義郎 訳
『菩提樹の蔭 他二篇』 中 勘助
『迷路 上、下〔全2冊〕』 野上 弥生子
『メリメ怪奇小説選』 メリメ/杉 捷夫 編訳
『物の本質について』 ルクレーティウス/樋口 勝彦 訳
『ローマ皇帝伝 上、下〔全2冊〕』 スエトニウス/国原 吉之助 訳
『わらんべ草』 大蔵 虎明,笹野 堅 校訂
▼7月
『万葉集(二)』(佐竹 昭広,山田 英雄,工藤 力男 他 校注)
『夫婦善哉 正続 他十二篇』(織田 作之助)
『鏡花随筆集』(吉田 昌志 編)
『黄金の驢馬』(アプレイウス/呉 茂一,国原 吉之助 訳)
【ワイド版】『モンテ・クリスト伯(二)』
(アレクサンドル・デュマ/山内 義雄 訳)
なんで黄金の驢馬が新刊なんだと思ったら一冊にまとめたのか?
中身変わらんなら分冊で持ってるしなぁ…
夫婦善哉の続編は初文庫化で貴重だな。
何年か前に新発見された原稿だと思うが…
一冊にまとまる分量の本をわざわざ分冊にする昨今
ある意味良心的だと言えなくもない…か?
スピノザが地道に復刊されてるのは嬉しいけど、そのせいで古本で買う踏ん切りがつかなくなった
短論文と往復書簡までたどり着くのにはまだまだ時間がかかりそうだなあ
夏のキャンペーン始まりました
今年は応募券2枚でカバーがもらえる
また色違いかな?8月くらいまで様子見するか。
創業百年らしいといいんだが・・・。
昨年は色違いだったの?
昨年は2011年の色違いで水色だった。
百周年は自分が入れるブックカバー風掛け布団だな
>>140 サンクス。画像検索してみたが、一昨年の落ち着いた紺とはえらく違う感じだね。
今年もデザイン変えないなら深緑か焦げ茶の無難なところだといいな。
今年はカバーだけじゃなく抽選で万年筆とかも貰えるんだな。
まぁ、当たらないと思うけど・・・。
「読者が選ぶこの一冊」の帯みてると、文学と学校で読まされるのを除けば
選んでるのは基本年配の人が多いね。フェア冊子にも載ってるけど、
コメントも面白い。内容は忘れたが読んだ記憶は残ってるとかどうなんだよとw
「読者が選ぶこの一冊」で、すでに買って読んでる本を除いてだけど、
読みたいと思う本がないんだよな。
『こゝろ』とか『坊っちゃん』は岩波以外では読めないってわけじゃないしな
うわあああまちがえた
ブックカバーの為に岩波買ったら2011の帯だった…
よく調べずに買っちゃったよ〜
店に言えば帯だけ取り替えてくれるよ
鯰絵早くほしいい
>>147 本当に?
でもその店、たしかキャンペーン用の新刊一冊も置いてなかった気がするから無理だろうな…田舎の本屋だし。
『迷路』待ってました。
>>144 同感
マンネリズム まあ仕方ないかもしれないが
ソクラテスの弁明・クリトン
坊っちゃん
エミール上
論語
こころ
銀の匙
共産党宣言
善の研究
歎異抄
古事記
↑
これ何の順番かわかる?
あいうえお順
著者の生年順
バストサイズ順
売り上げだと思うが
下が入ってないということはエミールつまらんのか?
エミールは三分冊です
岩波文庫の販売部数ランキングだな。
しかし、夏目は「明暗」以外、読む価値ないと思うんだけどな。
なんでランクインしてないんだろ。
エミールってのはまあ子供を健やかに育てましょうっていう今の教育理念の大本みたいなもので
人格が破綻したところが面白いルソーにしては堅いかな
岩波文庫フェアの順番じゃないの?
共産党宣言が7位というのは、まさに岩波文庫って感じがするわ。
今でも売れてんだろうな。
アカ教授あたりが講義のテキストにでも指定してるんだろう
163 :
無名草子さん:2013/06/10(月) 12:48:55.21 ID:ApTo2OnP!
共産党宣言は、文体(というか文章)が好きで何度読み返したか分からない
いま共産党宣言が売れるのは、左翼じゃない人がマルクスとかちょっとぐらい読んでみるかっていって買うが大半なんじゃないの
そういや岩波の『資本論』何回挫折してるかわからんw
左翼とは無縁
左翼だの何だのに関係なく
最低限の教養として
あれぐらい読んでおかないと
恥ずかしいと思う人はいるんだよ
アカ教授(笑)でなくともね
創刊時『23点23冊(1927年7月創刊)』のラインナップに入っている本が
2冊含まれているな。
「ソクラテスの弁明・クリトン」「こころ」
創刊当初からの方針とちと違うような気がする。
世界を亡霊が徘徊してる資本主義の亡霊が
からはじまって
万国の労働者よ団結せよ
で終わるあの小編はまあ人類のしたためた文章のある一つの典型だな
平凡社訳のブリュメール18日しか読んだことないが、マルクスは文学的な魅力のある文章書くよなー
『共産党宣言』の各国語版序文で挫折して
本文に辿り着けなかった俺に死角はない
どっかでマルエン全集まとめて文庫にしてほしいわ
173 :
無名草子さん:2013/06/11(火) 19:14:13.74 ID:18eh/2EX!
その昔、本邦初のマルエン全集電子版が全頁スキャン画像で出たとき世間は散々笑ものにしたものだけど、いま考えると慧眼だったのかもしれない
174 :
無名草子さん:2013/06/14(金) 02:46:47.52
今月の本の雑誌コラムで岩波強烈にdisられてたわ。
しかし本屋も岩波本扱うの大変やねー。道理で某大阪北摂市内は岩波文庫
一軒しか扱わなくなったわ。大手しか取り扱わなくなんのも時間の問題か。
もう20年前から大手でしか扱われていない印象
176 :
無名草子さん:2013/06/14(金) 09:51:18.85
>>169 > 世界を亡霊が徘徊してる資本主義の亡霊が
うろついているのは、共産主義の亡霊だ。
岩波は研摩しないからその手の人達には人気ある
削っていなければ何でもいいってワケじゃないがな
古本で買った方がステータス
>>142 ブックカバーのサンプルが書店にあったからまたレスっとく。
色は焦げ茶(若干臙脂?)でデザインは応募券にある二つの図柄のうち
右側のやつがデボス加工で水玉模様のように規則的に入ってて、
その一部が応募券左側の岩波壺マーク(平福百穂氏作)で同じくデボス(窪んでるけど図柄はぷっくり膨らんでる)。
色は落ち着いてるけど、全体的にはちょっとモダンで華やかな印象。
触った感じの質感は個人的には良かった。本を差し込む部分に「種まく人」や「100th 岩波書店」の金のロゴ入り。
今見たらHPにも画像でてるね・・・。あまり好みではないけど、いつもと違うし応募するつもり。
>>152 フェア冊子の「岩波文庫&岩波現代文庫のあれこれ」のコーナーに載ってたなそれ。
>>174 同じく大阪北摂某市内だがこっちは取扱店舗まだまだあるよ。
小さい店でも力入れてるとこは創刊書目と創刊当時の復刻広告がセットになった
ボックスとか売ってて、フェアも毎回やってる。新刊もきっちり入荷。
181 :
無名草子さん:2013/06/15(土) 03:28:53.13
↑北摂のどこ市?ちなみに一軒しか扱ってないのって茨木な。
自分は高槻まで買いに行ってる。
虎谷書店か
>自分は高槻まで買いに行ってる。
紀伊國屋か
そのうち虎谷も扱わなくなるぞw
虎谷は神社近くにあった店舗の雰囲気が好きだった。
茨木だとたしかアルプラザ脇の店も扱ってたな。
内輪ネタなんでこのぐらいにしておく。
184 :
無名草子さん:2013/06/15(土) 22:47:52.88
そーだよ虎谷だよ。あそこでとりあえず買うけど、ボロボロやったら紀伊国屋行く。
紀伊國屋のような大手書店にしか置いてないからこまる。
岩波文庫って奇麗な状態じゃ我慢できないときと、
そうでなくても、気合いで買っているときがあるな。。
ごめん、奇麗な状態じゃなきゃ、だった。
たぶん、がつがつ読むときは、
多少皺があっても、手にするんだろうな。
横浜駅西口の有隣堂に『鯰絵』が2冊あったけど、
どちらも表紙の背の頂部がヨレヨレしてた。
状態が良かったら買ったんだけど。
流石に、新刊本がそれだと買わないよね。
新刊より文庫・現代文庫フェア書目から無理やり2冊を選んで買って、
創業100年プレゼントA賞に応募したほうがよくね?
文庫カバーは確実ゲットできるんだし。
岩波文庫なんぞ1冊も持ってなかったけど。
「忘れられた日本人」「読書術」を買ったわ。
鯰絵まだ買ってないけど楽しみじゃ
「読書術」は加藤周一の著書のなかでいちばんくだらないよ。
あんなのが版を重ねてるのが悲しい現実なんだな。
名著は読み継がれるね。
「読書術」は何度拾い読みしても面白い。
それに説得力があるもんな。
「読者が選ぶ」現代文庫では7位、販売部数では4位だから相当売れてんだろ。
持ってるのは光文社文庫だけど。
鯰絵はスサノオ論覚書も付けてほしかったなー
鯰と言えば陰陽道ですな。
鯰絵ってなんで岩波文庫に入ったんだ?
山口昌男関係?
鯰絵の魅力ってなに?
▼8月
『インディアスの破壊についての簡潔な報告』
(ラス・カサス/染田 秀藤 訳)
『モーゲンソー 国際政治(上)』(原 彬久 監訳)
『ユートピアだより』(ウィリアム・モリス/川端 康雄 訳)
『ランボオ詩集』(中原 中也 訳)
【ワイド版】『モンテ・クリスト伯(三)』
(アレクサンドル・デュマ/山内 義雄 訳)
199 :
無名草子さん:2013/06/17(月) 22:19:21.94
ハイデッガー2巻帯つきやん。気合い入ってんなぁ
200 :
無名草子さん:2013/06/17(月) 23:07:17.82
>>198 これは復刊リストですよね?モーゲンソーって文庫あったんですね。
8月の新刊予定リストだよ。
おおー今のパス通るのかい
誤爆
204 :
無名草子さん:2013/06/18(火) 07:36:25.05 ID:iU9xqevK!
刑事さん、こいつです
サッカーのコンフェデ再放送
昨日鯰絵買ってきたで
もともと厚い本だったしあとカラー図版収録で
1500円超えちゃうかなと思いきや1400円でちょっと嬉しかった
たっけ
208 :
無名草子さん:2013/06/19(水) 16:12:36.82
新訳が二点か……。
そういえば八月は鏡花がたくさん復刊するね。
まあいつでも読めそうなのしか無いが。
209 :
無名草子さん:2013/06/19(水) 19:12:50.29
ティッシュ代わりにブックオフで100円で買った岩波文庫で
精子ふいてます。
何か知的になった気分
211 :
茂雄:2013/06/20(木) 00:46:39.80
ブックオフかー
岩波書店は、大正時代からの「教養」ブームと共に発展した。
↑
教養だってさw
そんなとこだろ?何かおかしいかな
頭がおかしいんだろ
へー
>>210 気付くじゃなくて、築くだろうに。
朝日さん。
知の基盤が欠けていると
そうなるんだろうな
ほー
100周年ならよっぽど凄いことやって欲しいなあ
漱石マグカップが当たるよ!
漱石全集と同じ装丁のブッカバープレゼント
とりあえず、応募ハガキを出しといた。
マグカップ欲しいが食指が動かないラインナップだなあ。
そういや、ウェルテルの悩み読んでなかった。
大人が読んでも面白い?
好きで好きで好きでたまらないって感情をもったことがあるなら記憶を呼び覚まされると思う
こうしょーな文学的に読みたいなら『ファウスト』とかのほうがいいだろうな
若くないウェルテルの悩み
ウェルテル、若禿げに悩む
>>225 ありがとう。
・・・そういう感じなのね。
岩波文庫で抜けるヤツ教えてください!
谷崎潤一郎とかないかな
谷崎の作品が充実してるのは、中公文庫だからな
谷崎で読むに値するのは「細雪」くらいのもんだろ。
岩波文庫にないんだから、話しにならん。
「春琴抄」と「蓼喰ふ虫」もあるよ。
岩波文庫、鴎外のあれがあるんじゃん
鴎外の歴史物を刊行してくれないかなぁ。
ちくまで読め
問はず語り
鴎外歴史文学集を文庫にしてくれ
再版でいいからだしてくれ!
240 :
無名草子さん:2013/06/26(水) 11:29:09.59
あれは注釈が良かった。岩波文庫の改版のときに頼みます!
ファーブル昆虫記って絵とかある?
(少年文庫ではない)
虫の画がいくつも載ってるよ
ありがとう
子供用だと確実にあるだろうけどひらがなばっかで読みにくそうなんで…
でもほんと虫だけの画だぞ
あと写真もあるけどね
245 :
無名草子さん:2013/06/28(金) 10:42:35.20
集英社の新訳版のほうがいいよ。
おれも完訳ファーブル欲しいな
たしか集英社にも完訳版があるんだよな
岩波文庫のは誤訳が多い きだみのる訳だから仕方ないとも言えるが…
全20巻の旧版で読破したおいらから言わせればまだまだ
>大手信用調査会社によると、昨年3月期の売上高は約175億円で5年前の約1割減、利益は約2300万円。
岡本社長も「経営が厳しいことは事実」と認める。70年代に約360人いた社員は今約200人に。
利益は約2300万円。そ、その程度なのか・・・・。
世間は保守化してるから真っ赤っかの岩波書店は売り上げ落ちるだろうな
雑誌世界は実売数千部らしいし
紫禁城の黄昏やフランス革命の省察なんかは改竄が指摘されてもだんまりだったし
いつまでも古い訳文を復刊して稼いでる間にちくま学芸や講談社学術、光文社古典新訳なんかにジワジワ古典も浸食されていってる
読書子に寄すに書いてある事とは逆に権威主義に陥ってるし
以前までは岩波というブランドがあったが今やその神通力も利かなくなってきた
電子書籍はアマゾンで売ってないし
このままだといずれ倒産するだろうね
時代の流れか
句点も打てない馬鹿に云われてもな〜。
下らん揚げ足取りだな
その馬鹿よりも薄いことしか言えない大馬鹿
つか2chじゃ句点打つ方が浮くしね
フランス革命の省察の改竄って何?
詳しく知りたい
>>2chじゃ句点打つ方が浮くしね
と、言ってる時点で御里が知れるわw
>>255 里?このスレも例外じゃないぞ
10レスでいいから遡ってごらんよ
わはは
クロスビーのヨーロッパ帝国主義の謎を現代文庫にいれとくれよ
面白いし銃病原菌鉄のパクリ元の種本だから多分売れるぞ
銃病原菌鉄は情弱御用達の糞本だが
今朝、朝日新聞に「新編-悪魔の辞典」が紹介されていて、風刺に満ちた面白さがあるので
すぐにポチッた
何度も言わなくていいよ
265 :
無名草子さん:2013/07/15(月) 15:29:25.91
ブックカバー、キター!
266 :
無名草子さん:2013/07/15(月) 17:23:46.43
存在と時間読もうとしたら新訳いまいちだった
どれ版が比較的わかりやすい?
「黄金の驢馬」に期待。
結局合冊にしただけ?新訳じゃないよね
270 :
無名草子さん:2013/07/16(火) 20:18:58.56 ID:lRYOxQwD!
哲学で読むに値するのは、プラトンとラマナ・マハルシだけだよ。
昭和14年発行の岩波文庫が手元にあるんだが、巻末の目録を見ると、今よりマルクス関連の本が多い。
逆に、プラトンやアリストテレスは今より少ない。
哲学書かどうかは知らんが、アリストテレスの弁論術は面白かったな
黄金の驢馬は呉担当の1〜6巻分は岩波文庫版に手を入れた世界文学大系版が底本で
国原担当の7〜11巻分は改訳したってさ
と言うわけで一応全体バージョンアップしてるみたい
▼8月
『インディアスの破壊についての簡潔な報告』
(ラス・カサス/染田 秀藤 訳)
『モーゲンソー 国際政治(上)』(原 彬久 監訳)
『ユートピアだより』(ウィリアム・モリス/川端 康雄 訳)
『ランボオ詩集』(中原 中也 訳)
【ワイド版】『モンテ・クリスト伯(三)』
(アレクサンドル・デュマ/山内 義雄 訳)
------------------------------------------------------------
▼9月
『ジェイン・エア(上)』
(シャーロット・ブロンテ/河島 弘美 訳)
『夢のなかの夢』(タブッキ/和田 忠彦 訳)
『英国ルネサンス恋愛ソネット集』(岩崎 宗治 編訳)
『存在と時間(三)』(ハイデガー/熊野 純彦 訳)
【ワイド版】『モンテ・クリスト伯(四)』
(アレクサンドル・デュマ/山内 義雄 訳)
乙
インディアスの破壊についての簡潔な報告、先月Amazonで新品で買ったばかりなんだが、そんなに在庫無かったっけかと思って奥付見たら2012年41刷だって
売れ筋だからよく復刊してるのかな
何年か前にジャレド・ダイアモンドという人の「銃・病原菌・鉄」と「文明崩壊」を読んだとき、インディアンは白人が入植する前に環境破壊で滅亡しかけていたとか、
病原菌で死んだとか、ピサロやコルテスが少数でアメリカ大陸を征服した強者みたいに書かれていて胸糞が悪くなったわ。
実際は拷問と虐殺でとんでもない数がジェノサイドされたというのになあ
アメリカ白人はほんとプロパガンダと歴史修正に余念がないな。
最近出した本では文明以前の野蛮状態から白人の植民地化が救ったとか書いてあると聞いたんだがほんとかねえ。
アメリカではまだしもなんで日本で人気作家扱いなのかわからんわ。
というわけでインディアスの破壊についての簡潔な報告はオススメです。
復刊じゃなくて改訳か何かじゃないのか
訳者は同じだから恒例の「読みやすくなった」版になったんだろうな
>>276 岩崎宗治は『薔薇の詩人たち 英国ルネサンス・ソネットを読む』を出してるから、それをベースにしたものになるのかな
国原吉之助は昨年にユウェナーリスを出した時に、もうすぐあの世で藤井昇とラテン文学の翻訳の難しさを語り合うだろうと書いてた
(藤井昇もユウェナーリスを『サトゥラェ 諷刺詩』の題で訳した)
だけど今度の『黄金の驢馬』でかつて自分が訳出した下巻部分を改訳したので、まだまだ元気そうで何より
282 :
無名草子さん:2013/08/06(火) 03:06:52.16
▼10月
『ジェイン・エア(下)』
(シャーロット・ブロンテ/河島 弘美 訳)
『魔法の樽 他十二篇』(マラマッド/阿部 公彦 訳)
『モーゲンソー 国際政治(中)』(原 彬久 監訳)
『訳詩集 白孔雀』(西條 八十 訳)
【ワイド版】『モンテ・クリスト伯(五)』
(アレクサンドル・デュマ/山内 義雄 訳)
本の収集癖はないんだけど何故か岩波文庫はできるだけ集めたい
カッコいい
『ランボオ詩集』(中原 中也 訳)は乱暴な訳だな。
287 :
無名草子さん:2013/08/26(月) 18:49:19.74
だがそれがいい
ランボオもビックリの意訳だから
なんてランボオなやつだ
けしからん坊主だな
ランボオ マー坊 天気予報
ランボオ 怒りの翻訳
ランボオ 怒りのアビシニア
ヴェルレーヌのケツ掘ってヒイヒイいわせてた人だっけ?
たそがれがいい
有田芳生 @aritayoshifu 2012年10月17日
佐野眞一「ハシシタ 救世主か衆愚の王か」(週刊朝日)がすこぶる面白い。
レイアウトも週刊誌界の 常識を破る斬新さ。取材スタッフに今西憲之さん、
村岡正浩さんと最強コンビ。橋下市長は朝日新聞の取材をさっそく拒否。
佐野さんの戦術にまんまとはまってしまったのは、その性格を知らない無謀反応だ。
https://twitter.com/aritayoshifu/status/258414929596522496 ヘイトスピーチとたたかう!――日本版排外主義批判 有田芳生 岩波書店 (2013/9/28)
部落差別は構わないが在日へのヘイトスピーチは許さない
これが有田芳生の正体
長文スマソ
創業百年記念見学会に50/1300の一人として参加。
岡本社長の挨拶後、映画「或る出版社五十年」の上映が64分は長い。
社内見学は3つのグループに分かれて回った。
「辞典のつくり方」では広辞苑第六版の校正刷りや用例集を見ながら
銀縁メガネの馬締君(舟を編む)が説明。「社史室書庫」では創業以来の出版物
全てがガラス張りの書架に並び圧巻。
岩波文庫の5,650冊(2012年)だけでも一般公開して欲しいと思った。
「児童書のつくり方」では色校正刷りを何通りも見せながらの説明。
>>298 つづき
参加者の殆どがシニア以上の男女。若いのはほんのちらほら。
見学会の記念品として漱石「心」の自筆原稿複製一葉。
新書版の「広辞苑一日一語」、無料配布している記念フェア小冊子を3冊貰った。
ここには文庫情報でお世話になっているので…
レポ乙
やっぱ爺が多いんか、おれも若者だがわざわざ行こうとは思わんしなぁ。
岩波文庫は300冊くらい持ってるけど、もうちくま学芸や講談社学術や光文社古典新訳のほうが読みやすいから、同じタイトルのがあるなら岩波文庫は避けてるわ。
電子化も進んでないし、著作権切れてたり、糞みたいな翻訳を復刊させて稼いでるし、権威主義に陥ってるしでいいとこなし。
革新も100年やってりゃ保守反動になるんかねえ。巻末の読書子に寄すを読み返しなさいよって感じだわ。
アカ出版社なのに読みやすい新訳資本論を日経bpに出されてるし。ライト層向けの資本論を何故出さなかったんだろ。
昔は岩波って言うと知的なブランド力とかあったんだろうけど、それも地に落ちちゃったんじゃないかね。生き残っては欲しいとは思うがね。
>>300 その300冊の中で、10冊を選ぶとしたら、あなたは何を挙げますか?
302 :
300:2013/09/01(日) 11:42:08.87
なんだろうなあ、岩波文庫限定でちょくちょく読み返したりする本だと
マルクスアウレリウス自省録、ブッダの言葉、ブッダ真理の言葉感嘆の言葉、バガヴァッド・ギーター、
ルバイヤート、珊瑚集、山びこ学校、きけわだつみのこえ、荘子、イソップ寓話集
とかかな
全然学問系の本じゃなくてすまんが
どうもありがとう。
真面目な選抜ですね。
いまさら中也訳『ランボオ詩集』とか出すのは呆れるけど、結構最近は頑張ってる気がする
『鏡花随筆集』、『葡萄酒の色』、『タタール人の砂漠 』、コルサタルの二冊あたり
『失われた時を求めて』は特に嬉しい
305 :
無名草子さん:2013/09/03(火) 15:33:44.94
文庫の紙質って2000年前半と後半で変わった?前半のだけそれ以前と比べても強烈に劣化してんだけど。
保管のせいかなぁ。
失われた時を求めては全巻揃ってから買うつもり
あと5年くらい待てばいいのかな
307 :
無名草子さん:2013/09/03(火) 19:14:44.80
>>306
5年とか・・・。チビチビ読み進めて行こうかと。
どうせだしBoxで買いたい
しかしまとめて買うと積む率が高くなるというジレンマ…
モンテ・クリスト伯いつ読もうかなー
俺の本棚の虚栄の市が泣いてるからやめて><
モンテって、大人が読んでも結構感動しちゃう?
あと三銃士とか、結構定番読んでないのよね。
モンクリは微妙
物語作家ならディケンズやバルザックがお薦め
フランスの作家の作品は「ただ長い」としかおもえないのが多いよね…
バルザックは最低でも幻滅と浮かれ女盛衰記を入れとくべきだな
うーん、ありがとう。
バルザック、艶笑滑稽譚読んだんだけど、
正直古風な言い回しで、笑いたいのに笑えないというか・・
今の時代じゃきつかったな。。
ディケンズ、荒涼館がいいねって言うよね。
『荒涼館』と『デイヴィッド・コパフィールド』は傑作
『従妹ベット』は岩波の訳が良くないから、
もし読むなら新潮文庫か藤原書店のかな
教えてくれてありがとう。
新潮で出てたんですね。
田辺洋子訳のディケンズはどうなんですかね?
>田辺洋子訳のディケンズ
これはいま知ったwこんなのあったんだ
自分は『荒涼館』はちくま文庫で読んだから分からないな
この訳者の一人である小池滋は名翻訳家でさすがの訳文
あ、ちなみに『デイヴィッド・コパフィールド』は岩波文庫で読んだ
こちらも素晴らしい翻訳だと思う
岩波の「ボズのスケッチ」の翻訳のひどさはなんともならんのか
アマゾンでフルボッコにされてるなw
>>317 >訳者の一人
青木雄造との共訳とされてるけど、実際には小池滋が全訳してるみたいだね
青木雄造のWikipedia参照のこと
小池滋はたしか翻訳以外で新潮から電車の本出してるよね?
あれ読みたい読みたいと思いつつまだ読んでない本を思ってため息
鉄ちゃんだからな。
講談社文庫やちくま文庫にもあった気がする。
『ランボオ詩集』(中原 中也 訳)はいいね。
彼は日本語の語感に関しては敏感というか天才的な人だったから、
相手がランボオでも自分の日本語の世界へ引き込む力が強かった。
だから翻訳臭くないんだよ。
ランボオの都合なんか考えちゃいないよ。
原作の意味とはかなり違っていても、彼に関心があるのは、
日本語の音、響き、それが喚起するイメージの美しさ、あるいは強さみたいなものだ。
それを楽しむのが中原中也訳のランボオだ。
他の詩集は駄目でも、中也のこれは、なんかすごいものだとびしびしと訴えかけてくるんだよね。
愛読書になりそうだ。
とりあえず青空文庫で読んでみようかな
>>321 > 青木雄造のWikipedia参照のこと
読んだ
一冊も著書を出さずに東大の教授になるって凄いな
ランボオ詩集って感受性の華が開いた感じで、
感性に訴えかけてはくるけど理知では、ほとんど理解できないような感じで・・・
なんだか、安部公房や小林秀雄に接しているような。
翻訳っていうよりも、ランボオ詩集をネタにして中也が詩を書いてるようなもんだな。
ランボオ詩集なら中原中也よりも、以前、角川文庫にあった金子光晴訳のほうがいいよ。
「ランボオ詩集」を読みたいなら、中原中也訳はやめといたほうがいいわ。
へぇー金子光晴ってランボオ訳してるのか
中条センセーが講義で名訳ですって言ってたな。
334 :
無名草子さん:2013/09/07(土) 14:13:34.90
確か、「酔っ払いの船」と訳していた。
さすが、眼球譚を目玉の話と訳すだけある
フランス語をやるようになって原題を見てみたら、単に「目の話」としか書いてない。
これで拍子抜けしました。「眼球譚」という、恐ろしい残酷とエロスが満ちた、ゴシック・
ロマンスのような、英国風の怪談みたいな話だと思っていたのに、実はただの「目の話」。
僕がそのときに連想したのは、吉行淳之介の作品に、似たような題のエッセー風の目玉
の話があったことです。バタイユのものはエッセーではありませんけれども、ただの「目の
話」というところに、どこか、人に面白い話を語って聞かせたいというバタイユの気持ちが
現れているような気がしました。「これから目の話をしますよ、面白い話ですよ。結構怖い
けどね」というような作者の肉声を聴いたといいますか。
『古典新訳の発見2』
日本の出版界はやたら凝ったタイトルを付けたがるよね
吉行淳之介を岩波で出してくれないかな。
彼は短編がいいんだよね。
じっくり読み返してみると、離れられない「何か」の執着心がよく出てるんだ。
天性の才能があったと思う。
339 :
無名草子さん:2013/09/07(土) 23:51:37.57
>>338 いわゆる田舎秀才という奴だな。今でも、いたんだ。
吉行淳之介を古典扱いにはしないだろ。
でも、ル・クレジオやリョサなんかは出てるよね?
日本人は古典じゃないと駄目なのか?
将来、古典としての位置を占めるにちがいないと岩波が判断した場合は、
どんどん文庫に入れていくよ。
第三の新人も古典入りか
第四以降の新人が出たという話を寡聞にして知らないが、順送りでいずれは入るのだろう
ノーベル文学賞を受賞すれば入るんじゃね。
345 :
無名草子さん:2013/09/08(日) 03:48:06.33
大西巨人の文選多分入るな。あぁ死ななきゃ入らんか・・・
大江はマダだね。
個人的には読みたいとは思わないが。
岩波は経営難だと言ってるけど、
古典に固執しない方向があってもいいと思うんだけどな。
安部公房と村上春樹を出す岩波!!
とか(笑)。
>>336 >「これから目の話をしますよ、面白い話ですよ。結構怖い
>けどね」というような作者の肉声を聴いたといいますか。
作者の肉声というより、故淀川長治の声で聞こえてくるよ。
聞こえるね
350 :
無名草子さん:2013/09/08(日) 11:53:53.19
妄想乙w
ワロタ
352 :
無名草子さん:2013/09/10(火) 02:38:56.83
聞こえたわw
ほんとだ…
ワロタ
吉田健一の訳詩集はなんで青なの?
そりゃあ翻訳としてはクソだからだよね
吉田の詩と考えろってことだろ
中也も同じ
創元は昔、クリスチィーをスリラーサスペンスの黒猫で統一してたような。それと同じじゃないの。
海潮音や珊瑚集や月下の一群と同格の扱いってことじゃないかな。
日本人が「芭蕉は翻訳ではわかりにくい」というのと同じように、
ランボオも翻訳ではわかりにくいんじゃね。
外国の詩の場合に翻訳することができるのは意味だけだからな。
外国人は「古い池にカエルが飛び込んで水の音がした」って読んでるわけだろ。
これじゃやっぱりつまんねーよな。
やっぱ小説以外の外国文学に興味があれば、外国語で読まざるを得ないということになるんじゃね。
もっとも俺は外国語を知らねーから、詩の翻訳ものは読まないけどな。
意味だけ理解したってつまんねーからな。
>「古い池にカエルが飛び込んで水の音がした」
そんな単純に馬鹿に出来るものではないよ。
英語の詩を読むと、英語の響きや独特の使い方で世界がどこまでも広がっていく
感じを受けることがある。
そういうのは、コトバに訳しづらいよね。
だから、芭蕉の句も、きっとコトバの広がりの世界を上手く訳してくれていると思うよ。
「確かに鶏頭の十四五本もありぬべし」
など、そのまま訳したらどこが凄いのかよくわからないというのもあるけど。
ドナルド・キーンのように、古池を古代の概念を与えたり、
飛び込むをぽしゃんではなく、小川のさらさらとした感覚で捉えることも出来るよ。
却って、オリジナルの再発見につながってくるよね。
The ancient pond
A frog leaps in
The sound of the water.
frogという語は滑稽なイメージと不可分に結びついていて救いようがないんだってね
それはそれでおもしろいかもしれない
定型詩は一語の比重が大きいから、散文詩より言語的、文化的、世代的ギャップがでやすいね
まあ、古池もいろいろあるし、カエルだって小さいのから大きいのまでいるし、
飛び込んだのは1匹だけなのか、集団で一気に飛び込んだのか、
あるいは次から次に続けて飛び込んだのか、いろいろ考えられる。
それによって音の印象も変わるだろうしな。
いろんな組み合わせがあるんだから、外国語への翻訳は難しいだろうな。
芭蕉と同時代に生きた人間じゃないとわからないな
芭蕉にしかわかんねんじゃね。
詠み手の意図が絶対ってわけでもないから面白い
的外れすぎると話が通じないが
芭蕉もわかんねんじゃね。
そもそも日本文学は日本人にしか理解できないという思い込みに問題があるよ。
そこまで行くと電波
どうかな
現国じゃなくても「しか」「絶対」とかいう言葉には眉唾感が漂う
どうかな
バタイユとかラカンとかニューアカの始祖みたいな連中の著書を文庫化してもらいたい
375 :
無名草子さん:2013/09/12(木) 01:58:53.18
>>374 わかりもしないくせに、よくこういう希望を書くバカっているよね。
セミネールは岩波が版権を持っているが、完結まで20年はかかるだろうし、
ラカンを必要とする人は、高くても買う。
そもそも、文庫にするほど、売れるはずがない。
↑一番わかってないやつ
誰が買うんやろうって本は今だってあるからなあ
ていうか自分が読みもしない本の挙げて知的に見えるとでも考えてる時点で中二病。
379 :
無名草子さん:2013/09/12(木) 12:19:08.38
ラカン興味あるけど、エクリもセミネールも高いんだよな。一見さんお断りって感じ。
ラカンのエクリとか意味不明だしイラネ
バタイユ出るとしたら、やっぱ白帯になるんかな
金枝篇もそうだし
まずバタイユなんか出るはずないが
出るとしても「やっぱ白帯」って発想がないわ
ラカンやバタイユというのは、外部世界に真理があると言っている人たち?
意味不明だから違うでしょうね
岩波文庫にサドが出たときは多少驚いた
>>384 違うのであれば、読まなくていい本です。
真理は内部世界に在ります。
まあ内部世界で完結してる人にとってはそうだろうよ
一切の本を読まなくてよさそうだな
少しは読んで蒙を啓かれたほうがいいのでしょうけど、いきなりラカンやバタイユを読んでも全く理解できないと思いますね
マハーバーラタを岩波文庫でヨロ。
東洋文庫でラーマーヤナ完結したもんな。
マーバーラタ買えないと貧乏人・・・?
失敬マハーバーラタね
『銀の匙』がアマゾンで3位w
はいはい漫画の方な
と思ったら違うのかよ
橋本武様様だな
タタール人の砂漠買って来た〜
いい本だ。欝になるぞおめでとう
プラトーノフの小説もっとくれ
フィッツジェラルドの「楽園のこちら側」をお願いします
英語でタダで読めるぞ
ロシアSFは頑張って出してる出版社があるからなあ
メルロポンティ「知覚の現象学」バンヴェニスト「一般言語学の諸問題」はいつか入れて欲しい
プラトンのなんとかっていうやつ
なんとかならもう出てるぞw
ちょーいい本だよね
なんとかは兎も角、カントかはあったな
410 :
dqn:2013/09/15(日) 20:20:06.11
岩波文庫だか岩並みウンコだか馬並みチンコだかしらねえが
はいはいおもろいおもろい
たぶん会心の出来だと思って書いたんだぜ
誰か褒めてやれよ
ブックオフは基本的に岩波文庫の在庫は少ないんだけど、俺の近所だと何処へ行っても
「君たちはどう生きるか(吉野源三郎)」 が置いてあるのは何故なんだぜ
どう生きるかとか、余計なお世話だっての。
それ読んでみようかなーと思ってたんだけどどんな事かいてあるんだろうか
読書感想文の課題図書かなんかなんじゃないの
なるほど。書き上げたら用済みと
昭和の小学生は普通に読んでいたけど、今は違うのか。
以前、テレビで池上彰が薦めてたような気がする>君たちはどう生きるか
確か池袋のリブロに行って、何冊かオススメをピックアップしてた
「君たちはどう生きるか」 と 「きけわだつみのこえ」は、ホント、ブックオフの常連だな
「自省録」と「悪魔の辞典」をよく見る
トリストラムシャンディの上巻だけよく見かける
その土地のブックオフに岩波文庫が何冊あるかで文化度が測れそうだな。
おれんちの近くのブックオフには500冊以上はあるぞ
岩波文庫が500冊もあるブックオフ=超大型店=郊外
ブックオフがない。
>>425 別に郊外だろうと、文化度が高い地域はあるだろ
ちなみにおれんちの近くの店は別に大型店でもないよ
2フロアはあるけどさ
あと東京23区です
古本屋にあって一般書店にないのが岩波文庫って感じだけどな。
そう?(^_^;;
文化度
笑かすなよ
実家の近所にずらりと岩波文庫を取り揃えている一般書店があった
多分店主の趣味だと思う、店の名前も外国の某文豪の名前から取っていた
3階建の1階の一番奥が岩波の定位置
子供の頃から入り浸っていた書店だったけど大学に入って間もない頃潰れたorz
「文化度」が低い地域だからやっていけなかったみたいだ
文化度って中国ではそう言うのか。いわゆる民度のこと?
まあ出版業界紙が新文化だし
文化大革命
おっと・・・
最近出た本の中で一番読みにくいのは
数学が生まれる物語だな
難読過ぎる酷いよ
>>437 『カウティリヤ 実利論』は喜ぶ人が多そう。
悪魔物語とカッシーラー人間はまた出るの
村川堅太郎訳『女の議会』
↑
まだあ?
『多情多恨』
↑
キター
「ニーティサーラ」はときどき拾い読みして楽しんでいるが、実利論は難しそうだな。
今年の改訳・改版の流れが続いて、不遇な黄色にも陽の目が当たるといいなぁ。
待ってましたのブルガーコフ!
めんどくさいから詳しく教えろて
岩波って、誤植発見したら、なにがご褒美くれる?
まあ、誰かがもうすでに発見したものだろうけど。
が−−−か
446って、誤植発見したら、なにかご褒美くれる?
まあ、447がもうすでに発見したものだろうけど。
ドーソンの「蒙古史」が死ぬほど読みづらい
つか、こんなの読めるか!
文語文読めないのは甘え
ドーソンの「蒙古史」は、丸谷才一でさえ途中であきらめたというからガチ。
モンゴル秘史で十分やろ?
>ドーソン
どんな文章なん?
454 :
11月新刊:2013/09/21(土) 11:11:54.27
『ブレイク詩集』(寿岳 文章 訳)
『三尺角・化鳥 他六篇』(泉 鏡花)
『わが町・青春の逆説』(織田 作之助)
『失われた時を求めて6』(プルースト/吉川 一義 訳)
【ワイド版】『モンテ・クリスト伯(六)』 (アレクサンドル・デュマ/山内 義雄 訳)
456 :
450:2013/09/21(土) 12:04:12.75
そうだったのか
甘えとか言ってすまん
もうこし持ってるけどつんどくになってるわ
457 :
無名草子さん:2013/09/21(土) 12:32:58.54
新字体にして簡単な注つければぐっと読みやすくなりそうじゃね?
固有名詞とかなじみの無い単語が結構あるけど、英訳のひどい逐語訳の本みたいに日本語の文章として破綻はしてない気がするような
結局、暇と情熱次第というところかな
他に読みたい本がないときなら読める気がする
>>454 『ブレイク詩集』は、昔出ていた『抒情詩抄』と訳者が同じみたいだね。
鏡花は買おう。
八月みたいな鏡花大量復刊をまたやってくれないかな。
『照葉狂言』『辰巳巷談・通夜物語』が欲しい。
岩波の泉鏡花は注釈付いてるの?
>>464 七月に出た随筆集には付いてるけど、他のは無かったように思う。
ちくまの文庫全集が復刊されれば、そっちのほうがいいんだけどね。
465 :
464:2013/09/21(土) 22:46:05.78
最近の岩波の新刊は新刊ぽっさがなさすぎる
467 :
無名草子さん:2013/09/22(日) 04:26:25.08
岩波文庫、10年ぐらい前よりすげー値上がりしてない?
青と白(赤は知らん)。
平均700円ぐらい(俺的感覚)と、あの内容で圧倒的なコスパを実現してたのに
超久々に手に取ったら、900円。
ちくま学芸文庫の安いやつが手に入りますがな……
そもそも古典なんぞ読む人がそんなにいないんだから、高いのは仕方ない。
そんくらい高くすると文庫にする意味が無い気がするな
あと少し足して単行本で出してくれよって感じ
タタール人の砂漠が高く感じたかな
少し足しても単行本にはならんだろ。どこのベストセラーだよ。
コスパにこだわる奴が岩波w
岩波文庫で1冊の単価でいちばん高いのっていくら?
尼で軽く見ただけだが
明暗 (ワイド版岩波文庫) 1890円
鯰絵――民俗的想像力の世界 (岩波文庫)1512円
ワイド版入れないと今は鯰絵が最高みたいよ
岩波現代文庫いれると1617円のがある
>>474 最近出た鯰絵じゃないかな(税込1512円)。
>>475 >>476 お手数おかけしました
ちくま学芸文庫だと2000円越えあるから
まだ安いほうかな
まぁわけもなく分冊されるよりは一冊で高いほうがマシではある。
ええーー!?
明暗ワイドってそんなにすんのかよ!
故人だろ?
青空文庫では無料で読めるのにな
注釈にそんなに価値があるかという話
481 :
無名草子さん:2013/09/22(日) 10:38:37.39
ワイド版を買うのは、ほとんどが図書館だろ。
個人で買うとしたら、金持ち老人くらい。
482 :
無名草子さん:2013/09/22(日) 11:21:19.97
>>467 上がってるね。ブックオフで買うと、定価安っと思うことが多々ある。
学術系文庫は1500円が標準。岩波は安いだろ。
明暗は大江の解説が最高
ちくまだけど。
いま、ブックオフ行ったら、オースティンの「分別と多感」が、
800円で売ってた。
レジに持ってったら、半額セールで、手持ちの150円引きも合わせて、
250円で買えた。凄い時代だと思う。
あ、そういう報告はいいです
>>484 ほー読みたくなってきた
明暗は新潮版持ってるから図書館で借りてくるわ
488 :
無名草子さん:2013/09/22(日) 12:41:37.38
>>473 貧乏学生の娯楽用の本だったからコスパは重要だったんだよ。
内容(ジャンル問わんが面白そうな本)だけでは、星の数ほどある良書の中から一冊を選ぶ基準として広すぎ。
>>483 平凡社ライブラリー・ちくま学芸文庫・中公クラシックスに比べれば確かに安いままだけど
(安いままというか、少なくともちくま学芸はこの十年で順調に値上げしてるから、両者の差が縮んでない)
講談社学術文庫と変わらなくなってるじゃん。
やぱ、やすくしてほしい
鯰絵はともかく学術文庫との比較ならまだ圧倒的に安いじゃん
>>488 講談社学術より全然安いだろ。
>>490 カラー図版入りであの厚みなら鯰絵も他社がやれば2000円こえるかと。
あちこち高いだ何だ書き込んだりスレたてたりするヤツ時々現れるがアホかよ。
青空文庫比較もナンセンス。
リクエスト復刊の値付けが不思議
昔なら★級の薄いやつか480円
昔なら★★★級の中堅が660円
最近の新刊は★★★級に800円近くつけたりしているのに
リクエスト復刊なんだから高そうなイメージがあるが
版があるから安いんでしょ
岩波、筑摩、平凡社などは従業員が100人前後の中規模出版社だ。
これらの出版社が良質の出版を引き受けていて、日本の文化を支えている。
経済的に困難になると、出版の質が低下する。
すでに低下してるけど。
岩波でさえ、たいへんな投資をしてやっとつくった本を、出版後早く絶版にしている。
そういうわけで良質の本が手に入らなくなりつつある。
読者にとっては不幸なことだ。
少しくらい高くても買って読んでやる以外、この状況から脱することはできないんじゃね。
もう全部電子書籍でいい気がするが
紙で欲しけりゃオンデマンド印刷で金出すみたいな
本も買わず車もCDも買わず、そのお金が貯金(実質生活費)に回される構造
これは世代が一周して人口が増え出すまでどうしようもない
買いたいもののある人は、たとえ値段が倍になろうと自分が支えるつもりで買うべきと思う
最近の岩波は他出版社で出てた海外文学を多く赤帯に入れてるよね
入手しやすくなるのは良いが、安全策に走らざるを得ないのかなとも思う
>491
「読書子に寄す」を読み直したまえ。
良質な書の安価での提供は、岩波文庫の理念の根幹(昨今実現が困難だが)。
値段の高低は些末な事柄ではない。
また、類似の理想に基づく青空文庫と競合が問題になるのも当然。
乞食なので食費に回してる…
>>497 乞食の論法だね
払うのが嫌なら図書館行けよw
>>492 ★一つ50円の時代からすれば隔世の感があるのう。ちなみに50円時代の終わり頃、葉書は7円から10円に上がったばかり、少年サンデーは70円だったはず。
おいらは文学には興味を失くしたので、学術文庫の存在はありがたい。
1冊千五百円ぐらいなら我慢して買う。
文庫も高いな。
今月は岩波文庫を買う予定はない。
中公文庫で「日本の近代6」を買うつもりでいるが1600円だよ。
>>499 かつては、書籍販売という形でしか、
岩波茂雄の理想(良書への容易なアクセス確保)の実現は困難だった。
しかし、ネットの普及で、青空文庫という別の形の理想実現の方法が出現。
岩波茂雄の理想を支持する人間の一部が、青空の方がより良い方法だと流れるのは当然で、
いかに青空文庫と区別化して優位性を保つかが問われている。
にも拘わらず、これらの事情を考慮せず、青空派を乞食呼ばわりし蔑視できる君は、阿呆。
なお、図書館は、質の落差・地理的時間的制約から、代替手段として不十分。
田舎図書館にあるのは売れ線ベストセラーばかり
岩波文庫は十分安いだろw
岩波文庫は昔の古い文体でしかも旧字旧仮名なのが好きですね
リクエスト復刊でも創刊〜昭和10年台までの糸綴じで新書サイズのが紙質が良くていいな
ところでこれ探してるけどなかなか見つからない 復刊はほぼありえないので
国富論 気賀勘重訳 岩波文庫 1926年
↑復刊も初期の製本で作って欲しいって意味
「ツァラトゥストラはこう言った」は確かにずっこけた
敗戦から5年後の1950年、岩波書店から『善の研究』が文庫本として再刊された。
本を求めて徹夜組が出るほど売れまくったという。
そのときの写真が残されているのだが、書店を前に長蛇の列ができている様子がわかる。
現代では岩波文庫でこういうことはおこらんだろうな。
娯楽に飢えていたってのもあるだろうな
512 :
無名草子さん:2013/09/22(日) 21:22:38.19
>>490 >>491 平均価格は講談社学術が上だけど、価格帯かなりかぶってきてるだろ。
前は、講談社学術の底値だけが岩波文庫と同一価格帯だった。と思う、俺のおぼろな記憶だけど。
岩波文庫、買うからどうか頑張ってくれ〜。
岩波値段上げるなら、
紙質も上げて欲しいわ
講談社学術、平凡社ライブラリー、ちくま学芸に比べ劣化早すぎる
514 :
無名草子さん:2013/09/22(日) 22:48:49.45
>>507 学術書の翻訳は、新しい訳の方が確実によくなっているぞ。
戦前の翻訳は、信用するな。
国富論は中公文庫のを買っておけ。
>岩波文庫は昔の古い文体でしかも旧字旧仮名なのが好きですね
旧訳版が欲しいんでしょうな
堀田善衞が文庫でないのが不思議。
図書館は学術系の売れない本を買ってくれるありがたい所でしょむしろ
もちろんそうじゃない図書館もあるけど、そこは意外と利用者もちゃんと住み分けてる
そこに本が無くても取り寄せサービスとかあるし
紙質ってそんな気になる?
俺あんまり気にならないんだけど、書き込みしないからかな。
楚辞みたいに古い版で文字が潰れちゃってるのはなんとかしてほしい
地元の図書館だとリクエストしても「利用される機会が少ない」という理由で却下されることがある
岩波の古い活字ってクセにならないか?
最初は違和感あるんだけど二冊三冊…と読んだ後に他社の新刊見たりすると
字がすっきりしすぎててあの活字じゃないと物足りなくなってる
文字が大きすぎると逆に読みにくくなるね。
>>514 文語訳で読みたいだけなんです
今は政経学部に通う若造ですが高校生の時に板垣退助の自由党史を読んで衝撃を受けてそれ以来古い文体が好きになりました
生意気ですが確かに今のオフセット印刷よりも昔の金属活字による活版印刷のほうが文字に立体感があり味や温かみがありますね
創刊から昭和15年(20年前後になるとホッチキス綴じで紙も最悪)くらいまで作りも紙も最高に思える
紙質もしっとりしていて酸性焼けしにくい感じです
>>527 地元が町田でそこにある大きめの古本屋さんや神田の古本屋さんです
お金ないんで新品が買えないってのもありますけどね
>>529 貴重な情報有難うございます!
実は自分は最近文語文にはまってるんです
森鴎外訳の即興詩人は、自分の中では最高に美しかったです
あとは、ほるぷ出版の樋口一葉の「たけくらべ」も崩し字変態仮名で素晴らしかった
幸田露伴や泉鏡花なんかもいいよ。
>>531 明治大正あたりのは面白そうなのが沢山ありそうですね!
いずれ読んでみたいです
>>532 一葉はなんだかんだで読み終わるまでに3ヶ月かかりました
最初の三分の一位までは楷書の活字とにらめっこでそのうち慣れてきて見ないでもなんとか
西洋の古典を読むにはギリシアローマ悲劇や神話、聖書の知識があったほうがより楽しめそうなので
そのうち文語聖書を探してみます
グーグルは見ていなかったです 今までは近代デジタルライブラリー ばかりで
またコイツの自演か・・・
自演でも自演じゃなくてもいいよ、読んでて面白いから
むしろ自演ならもっとやれ
536 :
無名草子さん:2013/09/23(月) 20:16:11.96
自演乙w
>>532 コリント人読んでみた。
へー、腑に落ちるね。
文語文か
ありがとう。
ID出ないから全部自演だと思ってもいい
>>538 『アクロイド殺し』の世界だな、
「犯人は誰なんだ!?……私自身だ」みたいな。
あれ、オチを読んだ時には本放り投げたわ、「ふざけんなー」と。
わかりやすい自演だよな
引き出しが少ないから同じことばっかり書いてる
542 :
無名草子さん:2013/09/23(月) 22:17:51.95
まだまだ続くよ自演乙w
>>541 あー真面目に反論しなくていいと思うよ
自演認定は典型的な荒し方の一つだから、適切な対処は、放置。
はいはいこれも自演ですよー。だから自演乙wはいらないよー。
実はここまで俺一人の自演
なんでも自演に見えるのって精神分裂症の初期症状
経験者語るってやつか。
自演といわれてスルーできないのが自演厨の特徴
どうでもいいことなのに、自演してるから気に障るんだろうね
ご苦労さんw
茂雄おじさんやめちくり〜
んーどうでしょう
気のせいかもしれないけど10代20代の間で岩波文庫って流行ってるのかな?
電車で良く見かけるんだよ
今日見かけたのは普通の男子高校生が赤の分厚いのを読んでいた
たぶんマンの魔の山かドスの悪霊だと想像
冷静に考えろ。
流行るわけねーだろ。
うん、それはない。
読書感想文コンクールの季節なのでは(適当)。
カバーとか無しで読んでるのか
岩波文庫を愛する俺も断言するぜ。流行ってない。
俺の推理によると、その電車の沿線に、岩波愛好少年がいそうな校風の学校がある。
>>551が20代と判断したのは、その学校の学生の私服姿。さあどうだ。
平均すれば20代後半以降よりは、10代〜20代前半の方が岩波には縁あるだろうな
背伸びしたい年頃だし
でも今の赤帯だと「悪の華」とか「恋の罪」も入ってるぜw
岩波文庫は赤帯ばかり充実してる気がする。
558 :
無名草子さん:2013/09/24(火) 22:24:39.94
なぜか、集めたくなる岩波文庫
岩波の白の気の抜け具合は一体なんなんだ
法律・政治だったけ?
確かに少ないなw
白は政治が熱かった時代の名残よ
今は「緩やかかつ確実な人口減」という、有史以来誰も経験した事の無い時代だから
法律・政治って歴史が長い分野なのにね
それこそ『名著』が多そうだけどw
郵送されてきた100周年の茶のブックカバーがめっちゃかっこいいんだが。
岩波の白は、数が少ないのみならず、青との区別根拠が不明。
16世紀以降の西洋政治思想史の主要思想家のごくごく一部を切り取り
さらに経済関係を加え、その他こまごまぶち込んである。
長年、どうやって振り分けたのか疑問だったが、なるほど納得。
米ソ対立が極めてホットだった時代の名残か
565 :
無名草子さん:2013/09/24(火) 23:20:36.60
岩波文庫の「コーラン」ておもしろいですか
読めば読むほど自爆テロやってる連中は、
イスラム教の教えからはずれているということがわかるよ。
曲解はどこの世界でもありそうだな
俺は面白いとは思えないが、読むのであれば井筒氏の岩波文庫訳の評価は高い
イスラム教では啓典自体よりその解釈が重要で、歴史の中で多様な解釈が積み上げられてきてるので
イスラムを知りたいのであれば、コーラン自体を読むより別の本を読んだ方が近道かと
アラビア語勉強し始めて一ヶ月後にはコーラン読み終わってたとかいう井筒先生。
三十数ヶ国語話せたなんて逸話もあるな
572 :
無名草子さん:2013/09/25(水) 02:52:22.68
ディケンズのボズのスケッチの訳ってそんなにひどいのかぁ。
買ったまま放置してたけど、買わなきゃ良かった。
>>556 ネットに接続すれば女の裸でもエロ鬼畜小説でも見放題の若者にとって
「悪の華」や「恋の罪」なんて、全然大したことないって。
だからバタイユの『目の話』を出せと
「イスラーム文化」と「コーラン」持ってるけど、
調べたら井筒俊彦氏ってとんでもない人物だったんだな
今まで知らなかった
>>572 読めばわかる 俺は英語で読んだほうがストレス感じなくていいわ
>>575 wikipediaの写真の大きさにはびっくりする
そこかよ
さすがにひどいのでボズはおいらも原書にしようと思ったが、意外に原書が高いのね
ボズ読んだけど原文を知らないから普通に読んでたよ
最近は黄帯ばかりだ
通勤電車の行き返り半年をかけて里見八犬伝を読んだ
黄色は日本外史が精一杯だ
黄色で一番好きなのは耳袋
大系で出てる有名どころはけっこう大系のほうでかっちゃう
黄色といえば古今&新古今和歌集
最近は古本屋で買った松の葉・松の落葉を読んでる。
そろそろ国語古典の教科書にも載るような著名古典だけでも新版にしてくれないかなぁ。
万葉集の引き延ばしっぷりから思うに、相当先になるんだろうけど。
青赤白黄
さすが岩波文庫スレだな、全色制覇
………あれ?みどり?
四書五経全部読破した人いる?
自分は論語と大学中庸しか読んでないけど、このスレならいそうな気がして
>>564 マルクスやトロツキーが青という保守のイメージカラーだとしっくりこないから
白を設けたのかと思っていた
白軍→帝政ロシア軍
でも白は共産主義では勝利の色だとか まあどっちもwikiだけど
白、マルエンは昔に比べて減ってるな
ソ連崩壊とともに、マルクスエンゲルスは知の廃墟扱い
帯の色毎に、一番好きな岩波文庫を挙げてみる
ほかの文庫でも読めそうなものは遠慮願った
青: ディドロ『ダランベールの夢』
黄: 『どちりなきりしたん』
緑: 長谷川時雨『近世美人伝』
白: マキァヴェリ『フィレンツェ史』
赤: メレジュコフスキー『神々の復活』
バカもん!どちりなは青帯だ!
数々の名著をかき集めた青帯の中で、よりによって選ぶのが『ダランベールの夢』。
なんつーマニアックなセレクション。
自分でレスするのは格好悪いからやめたほうがいいよ
なに、このごろこのスレ自演認定がはやってんの?うぜー
597 :
592:2013/09/26(木) 23:53:51.61
>>593 あはははは。
そうでしたね。
では黄帯は『万治絵入本 伊曾保物語』で。
福音書読んでるけど「イエスの言葉に皆感心して言い返せなかった」みたいなところが複数分からん
大抵そういうとこ注釈付いてないんだけど、俺の頭が足りないだけか
哲学書簡おもしろい
読み物として聖書を読んでる人って以外といるんですね
自分もツァラトゥストラを読む感じで論語や聖書を読んだりしたな
>>598 訳が悪いんじゃ?
例えばマタイだと22-33でサドカイ人達が感心してますね
西洋の文化を鑑賞するには読んでおいたほうがいいですね
西洋物は聖書の他にギリシア神話や悲劇を読むとさらに面白さ倍増ですね
自分が聖書を読むようになったのは
ダンテ神曲で四苦八苦してからかな
604 :
無名草子さん:2013/09/29(日) 23:20:31.79
幸福論を今日読み始めた初心者の私にみんなのオススメの1冊を教えて頂きたい
幸福論いっぱいあるだろ
607 :
無名草子さん:2013/09/30(月) 10:11:51.54
最も気楽に読めて、オーソドックスなのは、アランの「幸福論」
心の平静を手に入れたいなら、ショーペンハウエル「幸福について」
自分に喝を入れたいなら、福田恒存の「私の幸福論」(ちくまだけど)
完全にアランかと思ってた
幸福論を読む人は自分が幸福でないと思っている人なんだろ。
611 :
無名草子さん:2013/09/30(月) 11:38:12.36
らのべえあらわる
岩波○庫の死に至る病は読む気になれなかったな
おい……みな、岩波文庫の売り上げアップとかまじでどうでもいいと思ってるだろ。
自殺論・私の幸福論・死に至る病(定番訳はちくま学芸)って、他社ばっかじゃねーか。
>>604 読みやすい、教養系(?)の岩波文庫のお薦めは
・福翁自伝
・ラ・ロシュフコー箴言集
・自省録
幸福論が好いならランケやヒルティーもあるよ
自殺ならショウペンハウエル これはうつ病人が読むと逆に元気が出るらしい
個人的にはファブルー昆虫記 小学生の時にボロボロになるまで読んでいた
大河ドラマ八重の桜に関連して蘆花徳冨健次郎の黒い眼茶色い目
三木清の読書と人生では上記蘆花の自然と人生と土井晩翠の天地有情を愛読してた
天地有情といえば当時誰もが暗記していたという有名な星落秋風五丈原(ほしおっしゅうふうごじょうげん)がある 三国志を読んでいたならジンと染み入る
忘れられる三谷隆正。
>>615 売上……伸びてほしいとは思うけど、大事な古典が品切れだったり、訳や註が
古いままなのが多いから、なかなか手に取ってもらいにくいと思うな。
>大事な古典が品切れだったり、訳や註が古いままなのが多い
だってだって、お金がないんだもん(ToT)
プルーストが新訳で出ているけど評判がいいみたいだね
学生時代にフランス語の授業でプルーストをやっていてその後に井上訳と鈴木訳を呼んだけど
もう集中力を要する超長編を読む体力がないや
白鯨がなんでもありですげーと思った
今、中巻
622 :
無名草子さん:2013/10/01(火) 12:40:59.84
岩波文庫スレの住民は
岩波書店代表が「韓国らぶ」と言おうが「韓国氏ね」と言おうが
良書さえ出してくれれば全く気にしないのでは?
うん
625 :
無名草子さん:2013/10/01(火) 16:47:02.39
その良書が出てない
オレは本棚にずらっと並んだ岩波文庫群を見ているだけで安心する
2000冊ちょいあって9割は読んで残りは途中でやめたり積読だったり
赤帯は読む気になれん
黄帯をもっと出してくれ
新ジャンルで紫帯とか作ってくれんかな
黒帯って知ってる?
オレンジというか茶色帯なら持っているよ
トゥエインの赤毛布外遊記
鴎外の渋江抽斎
赤なんだけど印刷が悪くて茶色なんだろうな
渋江抽斎も同じ色で本来ならば緑なんだけど これは理由が謎
あとは、青や赤だったのが緑になったりと色の変更がある
印刷が悪いんじゃなくて
日に焼けただけじゃないのか
アランの幸福論の訳は酷かった
良い訳が既に他社から出ているのに
なんでわざわざ悪訳の本を後から出すのか
そろそろ漫画も出せ。
もう出てるぞ。『近代日本漫画百選』、『岡本一平漫画漫文集』、新書で
『四コマ漫画』がある。
それはともかく、漫画の有名所はもう全集が出てるし、わざわざ岩波で出すこと
はないんじゃない?
岩波文庫総目録の金帯は最強
>>635 > それはともかく、漫画の有名所はもう全集が出てるし、わざわざ岩波で出すこと
> はないんじゃない?
いやそのりくつはおかしい。
全集が出てても、岩波からは鏡花などの新刊が出てる
>>631 釣りかネタで言ってるのかもしれんが
それは創刊50周年記念復刊の共通の帯でジャンルは関係ない
一番ダサいのは、60周年記念復刊の青とオレンジの帯
片意地娘」も「サミュエル・ヂョンスン伝」も60周年記念復刊で買ったんだぞ ヽ(`Д´)ノウワァァン!!
640 :
635:2013/10/02(水) 00:17:20.48
>>637 俺が言いたかったのは、岩波が出すということに何のメリットがあるのか、ってこと。
鳥獣戯画とか高僧の絵伝とか、美術的、学術的価値が高くかつ一般に普及すると思えない
ジャンルなら、岩波が出すのもわかる。
けど、手塚治虫や長谷川町子、藤子F藤男とか水木しげる辺りは他社が安く出しているのに、
わざわざ岩波で出す必要があるとは思えない。せいぜい客を分け合って終わるだけだろう。
それに、いやしくも古典たりうる漫画じゃないといけないから、レパートリーはそう多くない
と思う。漫画には通暁していないけど、古典になりうるのは上にあげた大家くらいでしょう。
岩波が新しいシリーズとして「漫画叢書」みたいな企画を立ち上げたら
面白そうだとは思うけどね。
長くてごめん。
わざわざ岩波で、って言ったら今の岩波文庫の何割かはいらなくなるな
現在岩波と光文社からプルーストの新訳が同時に出てるけど、これってどういうことなんだろ
一巻の刊行年月は光文社が先で岩波が後、でも2ヶ月しか違わないんだよね
邪魔したのかなと思ったけどさすがに2ヶ月で500ページ超えの本を翻訳して出版することなんて出来ないからただかぶっただけなのかな?
岩波は昔資本論やローマ帝国衰亡史の時も他社を邪魔した前科があるからなんかやっぱり邪魔したんじゃないかと勘繰ってしまうが
>>640 確かにね。現実問題、岩波文庫に現代漫画が入ることはないだろう。俺は
>>635だが、まあ単なるイチャモンだった。
ちなみに岩波に入る価値があるという意味ではつげ義春はその風格がある。
>>642 たまたま時期がかぶっただけだと思うよ。吉川先生に岩波が依頼したのは20年前くらいらしいし。
1巻が出たときにもう半分は訳ができてたらしい。
高遠先生は古典新訳文庫で出た「アルベルチーヌ」が好評だったから、いっちょやったるか、となったのが出すきっかけ。
だから出すスピードも全然違う。
>>633 アランの幸福論に限って言えば、他社の翻訳でよいのがあったらご紹介してくださいよろしくお願いします
…岩波でそんなに悪い訳本を出したというならどんな会社が良い翻訳を出したか興味が出てきました故
白水社版かな
こういうのもあった
3つの翻訳を比べると、格調が高く自然な日本語の白井訳、カジュアルな口語訳を
目指した神谷訳、その中間の串田・中村訳、といった色分けになるでしょう(串田・
中村訳は、白井訳をかなり参考にしているようです)。
647 :
642:2013/10/02(水) 13:08:40.84
>>643 なるほどありがとう、となると光文社は頓挫する可能性もあるなあ
俺も一時期集めまくってたけど、変なダニ涌いてからトラウマだ
>>643 >1巻が出たときにもう半分は訳ができてたらしい
ということは未完のままああぁぁ…にはならないかな
それが心配で買えない
知っている限りでは本に湧く虫で有害なのはいないはず
紙魚(シミ) チャタテムシ コナダニのあたりだと思うけど
多くはカビが発生しやすい環境が問題
今の人は知らないだろうけど和本が大量にあるので年に2回くらいは虫干ってのをやっている
梅雨明けと11月あたりかな
651 :
635:2013/10/02(水) 17:51:27.11
井上訳と鈴木訳を全巻持ってるけど一度も通して読んだことないや
でも吉川訳がボックスで出たら買ってしまいそう
漫画に関してはやろうとするとちくま文庫の後追いになりそうな気が点…
岩波文庫がやろうとしたらマンガでもある程度の芸術性がないと駄目でしょ
あと千一夜物語以上の長編になりそうだ 全50巻とか
そういえば昔の言語学者で丸山圭三郎って人がいて本でドラゴンボールのこと書いていたな
たとえばどのまんがを入れたらいいと思うかい?
岩波の色にぴったりの漫画って思いつかんな
しいて言えば手塚治かな
前に手塚先生の文庫サイズのゲーテファウストを読んだけどそれなりに面白かったよ
手塚じゃ意外性がないな
萩尾望都とか、女の巨匠がいいんじゃないか
坂口尚「石の花」でお願いします
安部公房いけよ
石の花はもうあるじゃん
坂口尚はいいな。作品集出してた出版社潰れちゃったし岩波で出して欲しい
宮崎駿「風の谷のナウシカ」
宮崎アニメの冒険活劇譚と全然違う
あのペシミスティックな内容は、岩波でいけるはず
それは徳間書店で何とかしてください
665 :
無名草子さん:2013/10/02(水) 23:27:56.77
岩波文庫に入れる漫画に芸術性なんて、ただの文庫をどこまで神秘化するつもりだ。
岩波文化なんて、まだ信じてるの?
漫画は出版社のしがらみがあるから、岩波では無理だよ。
版権の切れたノラクロなら、入るかもしれないが。
ここは「はだしのゲン」を挙げるしかないだろう
神秘化も何も、読者層にウケそうな漫画探してるだけじゃね?
芸術性なる気取った言葉も、要は、古典揃えてる岩波文庫に入れて浮かなさそうな
数十年後に古典扱いされてると思われる漫画ってことだろ。
へぇー。しかし失われたは訳多すぎだろw
日本の仏文はプルースト研究盛んなのかい?
それが なんとフランス本国より進んでるから驚く
フランス人でプルーストを読んでる人はほとんどいないよ
中国人の大学生でも漢文を読めないようなもん ちょっと違ったか
漫画と言えば、江戸時代の三国志水滸伝や八犬伝は版画絵が豊富で当時としては漫画でしょ
御伽草子 仮名草子 洒落本 滑稽本 人情本なんかもそう
当時の庶民(それなりに学がある人だろうが)が西鶴を普通に読んでいたのには驚くが
源氏は辞書片手に原文で何とか読破したけど岩波の西鶴は分からなくて小学館の文学全集で解説を見ながら読んだよ
日本人は昔から勤勉で読書好きだしね
電車で多くの人が新聞を読んでるなんて日本だけ
クイズや教養番組が多いのも日本の特徴かな
オールコックだか誰だか忘れたけど車夫や女中さんといった庶民が普通に読書をしていて驚いたそうな
>>651 つげ義春を文庫で読むならちくま文庫の全8巻のやつね
テーマごとにバラバラに入ってるけどあれ全集の文庫化で、今の作風ができてからの作品は全部入ってる
マジでつげ義春は20世紀の日本の漫画で手塚と並んで100年以上残る作家だから
ま、しかし漫画は文庫で読むもんじゃないな
手塚の文庫嫌いは有名だし、ナウシカなんかは仮に文庫になったら読みづらくて大変だろう
読みづらいだけでなく、読んだ気がしない
>>671 今や、電車で多くの人が見てるのは、スマホか漫画。
クイズや教養番組も、内容が無いよう・・・
NHKの良質なドキュメンタリーが
悉く芸能人の無意味なお喋りメインのクイズもどき番組に代わってる。
675 :
635:2013/10/03(木) 20:47:35.01
>>674 まあ、昔に比べてNHKはレベル落ちたよね
あまちゃんとか大評判なので見てみたが見るに堪えなかった
主演の女の子はかわいいけどね
しかしNHKの変質ぶりを見ると
岩波文庫が売れない理由は非常によ〜く分かる
岩波文庫は古典として読み継がれていくであろう作品しか
相手にしてないからな。
で、そういう本はたいがい売れないんだよ。
679 :
無名草子さん:2013/10/04(金) 03:33:56.51
十蘭読んでたんだけど注釈ってなくなったの?
古典を読まなきゃと思ってよく岩波文庫読んでたけど
最近は新刊のいい本読んだほうがいいかなとか思ってきた
脳科学や認知科学や宇宙論なんか超おもしろい
ロックやホッブズやルソー、カントヘーゲルマルクス
古典は古典としての価値以外あんまりないんじゃないかなあとか思ったりして
両方おもしろい
NHKはBSだとまだマシなドキュメンタリーをやってると思う
地上波はもう駄目だ
古典は下敷きだから、その知識があるとないとでは
新しいものの受け入れ方が違うと思うよ
NHKの最近のドキュメンタリー番組の
ザッピングのような話題転換についていけん
エッセイを読んでいるようで、全体に纏まりがない、焦点もない
>>680 おぬしはまだ若いのう。
わしも昔はそう思っていたが、だんだん老い先短くなってくると、人生の残り時間に読むなら古典という気分になるもんじゃよ。
HNKは小さな旅は子供の頃から見ていたな。あとは、スペシャルやアーカイブ。
たぶん岩波で唯一の漫画は岡本一平(岡本太郎の父)じゃないかな?今のマンガとはちと違うけど面白いよ。
古典の名作は、個人的には、ほぼ期待を裏切らないかな。
面白さその他なんらかの価値があるから生き残っているわけだし。
686 :
680:2013/10/04(金) 14:28:57.98
色々とレスくれてありがとう
2chだからクズとか馬鹿とか言われるのを覚悟してたけどそんなことなかった
今読んでる本が頓挫しそうなところでモチベーションが上がったよ
>>680 『最近』の本も刺激にはなると思う。
古典ばかりだと息が詰まりそう
688 :
無名草子さん:2013/10/04(金) 14:47:16.20
肉も野菜も偏らずに食え、ってことだよな。結局は。
新しいのも面白いよね。
それでいいんじゃないの。俺は理系とかそういうのは
新しいにこしたことないとおもうけど。人文学はちがうが。
古典を読んでもサッパリ理解できなくても
その古典を引用してる新しい文献読んで、間接的に理解できたりすることもあるな
学生の頃たいしたことないとバカにしてた古典を、たまたま社会人になって再読したとき、自己の不明を恥ずかしく思ったことがあるよ。
文系俺「非理系でもこれだけは読んどけっていうお薦めの本ってある?」
理系友@「ダーウィンの進化論。必読」
(数日後)
文系俺「進化ってさぁ(以下略)」
理系友A「古っ。いつの時代の説よ?今はもっと別の新しい知見が発展してます」
文系俺 (´・ω・`)
(数か月後)
文系俺「ダーウィン?ふふん、現代はダーウィンのはるか先を行ってるのだ!」
理系友B「はぁ?枝葉末節こそ違えど、基礎的な考え方は同じだぞ」
文系俺 (´・ω・`)
「基礎」と「枝葉末節」の区別がつかんから、理系の古典なんてもう読まない
ブックサーチャーで検索してたら建礼門院右京大夫集が重版かかってて嬉しい。
現在進行形で学生やってるけど、むしろ最近の本がどうなってるのかが解らない。
みんな守備範囲が違うから一概には言えないよな
昆虫記でファーブルはダーウィンを
事あるごとにこきおろしてるので
それなりになんかあるんだろう
「ファーブル昆虫記」は赤帯でいいと思う。
>>692 進化論は特別鬼門だけど、そのやりとりは
古典力学と量子力学でも当てはめ可能だな
進化論が特別鬼門というのはどうして?
実証しようのない分野だから
ま、そのときの自分の興味と能力に応じた本の選び方をしないとね…
701 :
無名草子さん:2013/10/06(日) 22:01:59.91
近代世界システム
岩波が版権持っていたんだろうけど
名古屋大に譲ったみたいだな。
>>692 「枝葉末節こそ違えど」なんて言うような馬鹿がいるの?
色は匂えど散りぬるを
最近の本というと平野啓一郎の初期は懐古調で期待していたが今はがっかり。
他には、今でもたまに観ているちくま文庫の言海が文庫本で一番分厚いと思っていたが
実は京極夏彦というドエライ人がいて何故か悔しくて読み始めたらそこそこ面白かった。
この先生いわく今までの短編(文庫で1000ページ平均)は卒業して長編に力を入れていくとのこと。
今秋にも世界最長の長編小説を発表するという。
な、なんと7000円の7000ページ しかも文庫本1冊!(厚さ30センチくらいか?)
自分と同じ時代を生きた作家には、興味ないわ
オレも今のは何んでか面白さが分からない
昔からまわりで絶賛してた村上春樹も面白さが分からない
読解力がない感受性が鈍いと言われればそれまでだけど
オレ的には夏目漱石を読んだほうが100万倍面白い
漢文ができて外国語が訳せる作家にはずれなしだよ。
例)鴎外、漱石、石川淳
平野啓一郎は大文学者ぶっている割に、頭が悪い
凡庸なことを偉そうに気取って言われると、腹立たしいことこの上ない
平野は似非文学臭が漂ってるよな
それほどの才能でもないから、キミたちの嫉妬の対象になりやすいってこと?
嫉妬ってw
読み手が書き手に嫉妬するわけなくね?作家志望者は別として。
あなた作る人私食べる人〜♪
一流フランス料理店を自称してる店に入って、まずい飯が出てきたらそら客は怒る。
今の作家の技量云々の前に今の時代に面白みを感じないからな〜
だから今の作家に魅力をあまり感じない
また、昔の時代を背景としたものを書いたとしても何処か嘘になってシックリこない
今日は町田のブックオフで「ゴッホの手紙」全3冊を105円X3で手に入れた 嬉しいよ
バルガス・リョサの『緑の家』が岩波文庫で出てるけど
価格が新潮文庫時代の約2倍以上って・・・
2倍どころか3倍だった
遅れて買った奴はそもそも勘が悪いってこと
早熟な人間や親が購入してれば問題ない もちろん金持ちも
716 :
713:2013/10/08(火) 19:34:58.95
>>715 いや、おいらは新潮文庫で買ったから・・・
岩波文庫で再販されてるのはつい最近知った。
俺はオークションや古本で買うから定価は気にしない
ただ古本だと定価の1000倍以上で買ったとかたまにあるけどさ
岩波じゃないけど程度が最高に良かった登張竹風のニーチェなんかそうだった
ちなみに、壊れかけてるのはばらしてノリから糸から自分で直して天具帖和紙や美濃和紙で補修してる
酸性化しかけてるのは自分で簡易洗浄して自作の炭酸マグネシウム溶液を塗布して弱アルカリ性の箱に保存
天保時代くらいだと程度が良くても何処かしら自分で補修する必要があるんだよね
俺も
俺は裁断してスキャンして捨ててる
俺は裁断して捨ててる
自分で本直してる時間って何であんなに楽しいの
石川淳のどこが当たりやねん!
つまらんわい。
優秀な東大生が書いた作文みたいやないかい。
>焼け跡のイエス、紫苑物語
石川は東京外語だけどなw
岩波文庫で古い訳の出して欲しいな
「如是説法ツァラトゥストラー」
「如是経序品 光炎菩薩大獅子吼経」
他には土井晩翠訳のホメロス2作
実は冨山房の持ってるけど文庫のが欲しい
しかし、全集で持っていて既読なのに岩波文庫でも読んだのって多いな
正倉院唐草模様が誘惑してくる
森田思軒訳『十五少年』
幸徳秋水訳『麺麭の略取』
も追加で。
もう二人の訳として入れてくれないかなぁ。
古い作品はその時代に近い訳のほうが味があるよね
誤訳があろうと気にしない
そういうのは青空文庫でいいわ
岩波文庫ってそういうポリシーの文庫じゃないでしょ
巻末の読書子になんちゃらを読み返したまえ君達
手段と目的を履き違えちゃいかん
コレクターは岩波文庫読者としては最も堕落した姿だ
でも今の岩波文庫の優良顧客者層って、コレクターじゃね?
金出してくれるコレクターが居るからこそ、なんとか潰れずにすむ。
文化継承(まあ文化という程大したもんじゃない気もするけど)の担い手なんだから
むしろ俺は「ありがとうコレクター!」って感じだけど。
基本的な文献だと
岩波文庫に頼る確率高くなると思うけどな
赤帯はどうか分からないけど
全然ならないでしょ
ちょっと前に古本の価格破壊があってからは古典の名作は岩波に限らず古本で買う人が圧倒的に多くなったんですよ
また自分みたいに同じのを何度も何度も読む人変わり者もいる
魔の山なんて夏のたんびに読んでる
古本の価格破壊ぶりは圧巻だな。
コンビニ的古本屋の隆盛に、ネット通販の急進が加わり
今やいつでもどこでも最安値の古本が探せる。
出版界は手も足も出ない。
733 :
無名草子さん:2013/10/09(水) 22:23:00.49
神保町とかも、
昔より相場下がってんの?
734 :
無名草子さん:2013/10/09(水) 23:22:48.01
神保町の古本屋は古本で食ってるわけじゃない。
実質的には骨董品屋。
掘り出し物は店頭に出さないからな
736 :
無名草子さん:2013/10/10(木) 19:48:21.62
目録送ってくるのを見てるよ。
古本屋に目録送ってもらう人生が送りたい
何回も同じ古本屋さんで似た傾向の本を買ってると
目録送ってくれるようになるの?
それとも目録を送ってくれるように頼むの?
目録見てバーンと高い古本を買えるようになるの
740 :
無名草子さん:2013/10/10(木) 22:11:48.32
神保町の田村書店って
どれ位本買えば常連になれますか?
いつも睨まれるんですが
741 :
無名草子さん:2013/10/10(木) 22:56:56.70
>>740 最近できたネットと掛け持ちのところは別だが、
神田の古本屋というのは、古本屋ではなく、
数十万円、数百万円の稀覯書とか、肉筆原稿とか、
版本を扱う骨董屋なんだよ。
百円均一の屑本も、数千円の本も、同じだよ。
そんなの、何冊買っても、客扱いされないよ。
>>740 睨まれるということは、顔を覚えて頂けたんだから光栄に思わなきゃ。
743 :
無名草子さん:2013/10/11(金) 01:55:48.87
田村の場合、奥平を笑わせて初めていっぱしの客扱いしてもらえる
数年前学生のとき三千円でナボコフ買ったら普通に接客したぞ田村
8000円の永井龍男の時は相変わらずの仏頂面だったわ。
岩波の図書が常に平積みされてるが、怖くて頂戴できない…
746 :
無名草子さん:2013/10/12(土) 11:39:51.50
>>745 自分の狭い基準でものを言うな。
何度も言っているように、神保町の老舗は、何百万円の骨董品が本業だ。
お前にとっては大変な買い物かもしれないが、
何千円なんてレベルでは、百円均一本と同じなんだよ。
タバコ関連のニュースで「うちの爺さん、ヘビースモーカーだったけど95歳まで生きた」って書いたら、「非科学的」ってレスされたの思い出したわ
80:20の、パレートの法則ですかね
ケ小平もヘビースモーカーだったな
あれトウの字が出てる
どうやんの
「とうしょうへい」って入力したら普通に変換できると思うけど
ケ小平
子均等
集金ペイ
ケ亞萍
ケ小平
iPhoneでも出るな
森鷗外
これもちゃんと出るようになってる
内田百
うお、こんなのまで出る
絓秀実
こんなのまで変換できるiPhoneすげええええ!
↑と思って書き込んだら百けんとすが秀実は流石に文字化けした
あ、ごめん内田百閧ヘちゃんと出てる
だめなのは森おう外だな
iPhoneはJIS X 0213(漢字数11,223字)の全部じゃないけど多少は第3第4水準の漢字にも対応しているからね
ちなみに漢字の数は康煕字典で47,035 有名な大漢和辞典で親父5万余字 熟語53万字(誤り箇所が数千以上あるといわれている)
PCでもフォントを専用なのにすればいくらでも可能どころか作家オリジナルの漢字(江戸時代の国学者にたまにいる)も作れる
例えば今昔文字鏡は単漢字15万字版などがある
詳しいね。参考になりました。
しかしiPhoneで「すがひでみ」が一発で「糸圭秀実」に変換できるとは思わなかった
単語は色々入っててもアイフォンは文章書くとなると馬鹿変換ばかりで全然だめだな
日本法人の発言力が無いから改善されないらしいが
うん、確かになんでこれが変換できないのか、ってのがよくある
へー64bitCPU積んでて電池消耗して何万円もしてもその程度か
ボロイ会社一つ買収すれば済む話なのに
世の中の身の回りどんどん安かろう悪かろうになって行くな
昔より貧しくなっていくようでうんざりする
漢和辞典か〜
大漢和は当初は世界的偉業だったけど古くて使えないんで広漢和の方が丁寧で全4冊とコンパクト?だから好いよ
卓上版として日常こまめに使うなら学研の漢字源
漢文漢詩をやるなら角川の字源とそのポケット版の新字源
と漢字ヲタで文語の苑会員の俺が言ってみる
昔は学者等の玄人から馬鹿にされていて批判されてましたね。
上記した漢字源の藤堂明保先生その他多くの学者は漢字の聖典としての説文解字を元にしいた。
ところが白川静先生は、漢字のなりたちについて宗教感や呪術の影響を考えた。
そこから文字はかつて神であり漢字が出現するまえの古代人達の言葉の記憶が刻み込まれていると。
こういったことを踏まえて白川三部作を聖書や言海のように読み物として読むと面白いかも。
字統 漢字の成り立ち辞典
字訓 日本の古語辞典のようなもの
字通 漢和辞典
>漢字のなりたちについて宗教感や呪術の影響を考えた
これを考えずに理屈だけでやろうとしても逆に無理だと思いますね。
昔の人は言葉を話す前に神と通じていたのだから。
もっとも、これが理屈の人たちには引っかかるんだろうね。
学側の信条によって聖典が変わりますね。
それで今はどうなの
方法論への評価、研究成果への評価、
いろいろあると思うけど今は学問的にどう評価されてるの?
理屈の人たちって何w
770 :
無名草子さん:2013/10/13(日) 12:44:44.45
藤堂明保に理屈なんてあったか?
ただの語呂合わせじゃないか。
>>768 白川静は小学卒から丁稚上がりで(働きながら夜学に通う)文化勲章を受賞。
その成果は中国を始め世界でも評価されています。
専門家ではないので的を得ていないかもしれませんが
漢字研究(中国古代文学研究)の多数は藤堂保明系列なんで。
ただ、白川氏の影響はかなり受けているらしいです。
「的を〜」はNGワードなので、使わないようになってしまった。
「的を射る」なんて書かれると2chねらかと思う
的を射ても当を得てももう不自然にしか感じられなくなってしまった
性癖・・・
正鵠を射とけ
>>771 ありがとう。今はちゃんと学問として認められているということですね。
且の字はちんこに入れた入れ墨だとかそういうの?
シャーマニズムで片付ける感じがしてあんまり好きじゃねーな
もちろんなるほどと思う部分もあるけど
一つの文字を調べるのにでかい辞典で調べてわからなければ
説文解字に注を付けた説文解字注っていうクソ難しい本があるんだけど
それ読んでその訳(全訳ではない)読んでその他の小学書も調べて
それでもわからなければ白川静の説みてみるかなって感じ
780 :
無名草子さん:2013/10/13(日) 23:02:25.86
>>778 嘘臭い。知ったかぶりしているだけだろ。
説文解字の内容は、辞書として使えるようなものじゃないぞ。
そもそも字統は安いし、どの図書館にもあるが、
説文解字注は個人で買うのはちょっとという値段だし、
大学の図書館とか、よほど大きな図書館にいかないとない。
字統→説文解字注はあっても、説文解字注→字統はありえない。
アクセスしやすい字統を調べれば、説文解字のあらましは載っている。
説文解字注まで調べるのは、よほど特殊な場合だけだよ。
ブランドもののジーンズを買うために、品質はまったく同じノンブランド品の二倍の値段を払う人は何百万人もいる。
ブランドものの社会的ステータスが、金銭以上のものをもたらしてくれるからである。
日本人が、効率のよいアルファベットやカナ文字でなく、書くのがたいへんな漢字を優先して使うのも、漢字の社会的ステータスが高いからである。
日本人は、日本語の話し言葉を表すには問題がある中国発祥の文字の使用をいまだにやめようとしていない。
783 :
無名草子さん:2013/10/13(日) 23:37:55.76
漢字って意外と効率的じゃね?パッと見ただけでエロいシーンだって分かる程度には。
>>781 漢字を使わずに言い直してみせてくれるか
漢字は奥が深いですね
復刊や古い岩波文庫を見ていて 体が體になっていたりすると嬉しくなります
骨に豊かって感じが良いですね
旧漢字というより正字?は風情があるし覚えやすい 見た目というかデザイン的にも素的だな
中国のリプリント版の書籍見てみろよ
漢字で吐きそうになるぞw
医とか声とか与・点・旧とかもうきりがないが、
簡体でない字体の方が好きな字は俺も多い
>>780 アクセスしやすさで言うなら無料のwebサービスで検索できたりする説文解字の方が……
>>780 ageてたから見えなくなってた
最初から字統なんてひかねーわw白川に心酔してるわけでもねーし
どうせなら中国語の大型字典引けよ
白川の書いた段注のあらましで満足ならその程度なんだろ
段注影印なんて今でも2000円くらいじゃん知らなかった?w
あと別に段注その他の小学書で満足したら白川なんて引かないよ
何か問題があったときその点をどう解釈してるかを見るのに
手近な白川の本引くこともあるってだけ
どーでもいいが、漢字が好きなやつが、こんな書き方しか出来ないということがよくわかった。
お前の生き方は参考にならん。
今度は人生否定かwww
まさに2chの流れって感じ
生き方が参考にならんといってる。
あんたの人生は民主主義においては100%保証されている。
誰もおかすことは出来ない。
大丈夫。OK?
今、坂本竜馬の伝奇小説「汗血千里の駒」を読んでいるんだけど旧字旧かなだったら最高なのにな
作られていく竜馬像がわかり面白い
竜馬好きな人にはついでに講談社学術文庫の「龍馬の手紙 」もええよ
これには実物の手紙の画像があり
新仮名じゃなければなぁ……。
ああいうのを新仮名で出されると萎える。
>>794 先日、「龍馬の手紙 」講談社文庫のやつを古本屋で買ったわ。
200円だった。
学術文庫ででてたとは知らなかった。
旺文社文庫で持ってるからいいや
古本屋のラインナップ充実し過ぎじゃね・・・
>>781はジャレド・ダイヤモンドの「銃・病原菌・鉄」って本からの抜粋だな
800 :
無名草子さん:2013/10/16(水) 19:43:20.69
草思社文庫って
なんか地味だな
11月復刊のカッシーラーの「人間」っておもしろい?
おもしろいっていうか易しい?
シンボル形式の哲学は難しくて一巻の途中で中断したままになってる
>>801 「人間」はカッシーラー入門かな 哲学入門でもいいけど
シンボル形式は電車の中でさらっと読むよう内容じゃないからね
じっくり腰をすえて読めばわかりますよ
哲学関係の基礎がないなら ちくま学芸文庫の「現代思想の冒険」竹田青嗣がお薦めかな
いきなりカントとか飽きちゃうしね
良寛の詩歌を集めて、註を付して文庫にしてほしい。
中古で買った良寛詩集はなんとか読み切ったけど、正直読めたもんじゃない。
それに和歌も読みたいし。
中公クラシックスだったかで出てるよ
805 :
無名草子さん:2013/10/19(土) 11:24:48.04
>>804 本当に読みたいのではなく、文庫でそろえたいという手合いだろ。
ドエライ数の岩波や学術その他あるけど7割しか読んでないな
じっくり読んだのは3割 万葉集みたいに挫折して古典文学全集の解説付きでで読み直したのもある
老後になったら公園なんかで読書三昧の予定
807 :
801:2013/10/19(土) 13:59:18.27
>>802 ありがとう
とりあえず買ってみようかな
>>806 老後は視力が落ちたり白内障で本なんか読めなくなる可能性
目は大事にしような、お互いに
紅楼夢読もうと思ってるんだけど、どこの訳が定訳になってる?
810 :
無名草子さん:2013/10/19(土) 22:08:15.71
松枝訳が一番好きだが、今度、新しい訳が岩波から出る。
完結までに数年かかり、文庫にはいるのは10年くらい先だろ。
10年後には岩波書店が潰れて岩波文庫がなかったりしてな……
KADOKAWAなら潰れてもかまわないんだが
若い文化力の敗北である
祖国の文化の秩序と再建への道が。。。
パラフィンカバーの頃の角川の紙質は何気に良かったね
古い本を整理してたら角川文庫はほとんどヤケがなかった
新潮文庫の表紙が宝船みたいな絵のも好き
たしか大正昭和初期の頃 明治生まれのジーちゃん図書で発見
815 :
803:2013/10/20(日) 09:25:20.07
なんか変に決めつけられてる……。
>>804 知らなかった……探してみる。ありがとう。
>>815 文庫集めのコレクターでもいいじゃないか!
自分なんてインテリアとして岩波文庫は4000冊以上ある 二部屋の本棚群で収まりきれない
文庫大好きさんといい勝負?
実際に読んだのは40年で2000冊くらい
既読は赤緑が8割だけどね
新刊は必ず買うけどなるべくBOXで買っている
サルトルとプルーストは、早く化粧箱入りだして欲しい
寿命が。。。
そっそっソックラテスか〜プラトンか
にっにっニーチェかサルトルか
みーんな なやんで おおきくなったぁ〜
818 :
803:2013/10/21(月) 17:10:07.66
>>804に教えてもらった本を見てみたけど、和歌は入ってなかったし、詩には原文が
付いてなかった。
でもありがとう。
>>816 俺もコレクターの気はあると自覚してるけど、今回は真剣に欲しいと思って
発言したつもりだよ。
東洋文庫のではどう?
詩と和歌で分かれちゃうけど
820 :
803:2013/10/21(月) 17:47:44.86
>>816 寿命だと?軟弱者!
岩波に有り金全部落としきるまでは・・・じゃなかった、
サルトルとプルーストを手に入れるまでは
死んでも死なないぜ!という根性でゆけ。
いよいよ満を持してアリストテレス全集の新版が刊行されるね。
岩波文庫に入るまで生きていられるといいな。
読み終わるまで生きて!
わしも老後の楽しみがひとつ増えた♪
わしもわしも♪
プラトンの方が価値があるような。
新全集は勘弁してくれ。プラトンもまだ三分の一ほど読み残してる。
828 :
無名草子さん:2013/10/22(火) 23:24:50.70
ハイエク全集の方が欲しい
翻訳全集か
本棚の飾りだな
岩波がハイエク全集?俳句全集ならあり得るかもだけどw
ないない
国歌大観くらい出して欲しい
834 :
無名草子さん:2013/10/23(水) 11:55:15.19
KADOKAWAいらね
KADOKAWAちゃん日本古典関係だと文庫本では一番良い感じだよね
最近は無名抄や和漢朗詠集も出したよね。ありがたいわ。
岩波も黄帯(あと近世以前の日本思想も)をどんどん新しくしてほしいんだけどなぁ。
838 :
無名草子さん:2013/10/24(木) 02:43:24.35
角川ソフィアの柳田国男なんとなくそろえたわ。
角川はラノベで稼いだカネで貢献してるから良心的だな。
変な表紙にするのやめてくれw
ソフィア文庫、どうなんだ?
試しに読んでみようとして、あまりの翻訳の酷さに本を床に叩き付けそうになって以来
手に取っていない
ダンテの神曲が一気にソフィア文庫から刊行されるな。
岩波の新訳は「図書」連載中だが、先を越された格好だ。
神曲は集英社文庫で間に合ってます
角川のは新訳ちゃうやろ
845 :
無名草子さん:2013/10/25(金) 11:59:27.97
三浦朱門の父親かよ。
訳者は1991年に死んでるらしいじゃん
40年以上前に角川文庫から出たものの復刊か
たしかに『図書』の新訳は先を越された格好だな
だがそれを言えば山川丙三郎にも生田長江にも寿岳文章にも
先を越されてしまっているが、それがどうかしたのか?
神曲は河出文庫で間に合ってます
角川つぶれろw
たしかに河出文庫の神曲は読みやすくて好きだな。
山川訳で挫折したオレでも楽に読みとおせた。
筑摩の野上訳で十分読めたけどね。
確かに寿岳訳は素晴らしい。このうえ屋上屋は要らんな。
現代教養文庫の神曲物語で十分ですよ
自分は山川訳+登張竹風+ドレ画ので読んだ
聖書や西洋の古典などを参考にしながらだから時間かかった
寿岳訳は後で知ったんだけど解説が多くて親切だね
角川で古典を読むのは味わい深い
時を書ける少女とかセーラー服とか騒いでる工業高校で
まじめに勉強してる背徳的(例えがおかしいがどうでもいい)な漢字がする
時かけは古典
>>853 言わんとするところは分からんでもない。
何か禁忌を冒すような、淫靡な悦びを感じるんだよね。
さすがは角川ポルノグループ
パスカルが『科学論文集』だけとは、やや意外
角川は表紙がアニメ絵だったりするからオジサンには変えないよ…
昭和8年からの菊半截の第三期新潮文庫の紙質とデザインが好きだな
何冊かあるけど
ルソオの懺悔録 大杉栄・生田長江訳が何故か上巻下巻でサイズが違っている
角川は岩波にない聊齋志異がパラフィン時代ので気に入っている
コーラン買ってきた
>>859 > 角川は岩波にない聊齋志異がパラフィン時代ので気に入っている
深まる秋と
コーランを読みつつ深まる思索
いいですね
863 :
無名草子さん:2013/10/27(日) 11:12:06.83
コーランは思索を誘うような本じゃないぞ。
処世訓と現世利益と細々した規則ばかりだよ。
存在と時間
熊野訳はどうですか?
コーランって何に一番近いかっていうと業務マニュアル。
日蓮でフルボッキ!
本居宣長が秋にはいいとおもはれ
俺は新潮文庫の小林秀雄の本居宣長から読み始めてはまってしまって文庫がボロボロになったのでハードカバーにして
改造文庫の古事記伝読んで古事記と本居宣長全集買って読んで
なんだかんだ3年かかった
小林秀雄の本居宣長は、根拠の正確さに欠けるからいまいち。
新潮古典の「本居宣長集」が秋にはいいですよ。
小林秀雄のわかりにくさがものすごーくクリアになります。
あるとき、娘が、国語の試験問題を見せて、何んだかちっともわからない文章だという。
読んでみると、なるほど悪文である。
こんなもの、意味がどうもこうもあるもんか、わかりませんと書いておけばいいのだ、
と答えたら、娘は笑い出した。
だって、この問題は、お父さんの本からとったんだって先生がおっしゃった、といった。
へえ、そうかい、とあきれたが、ちかごろ、家で、われながら小言幸兵衛じみてきたと思っている矢先、
おやじの面目まるつぶれである。
「国語という大河」小林秀雄
872 :
無名草子さん:2013/10/27(日) 22:01:54.73
「なるほど悪文である」じゃねーだろこの悪文大臣w
要するに、当人は認知症の自覚がなかったのか。
丸谷才一も小林秀雄の文章を下手だと言ってたな
興味ないな
国語という大河w
朝日の朝刊文化欄に871と同じことが書いてあったけどアンタがアレ書いたの?
小林秀雄は批評を芸術にしようとして出来なかった三流芸術家でオリジナルを批評によって超えようとする下心があった気がするが
自分は若い頃は楽しく読んでいたよ
古事記伝の入門書やとっかかりには小林秀雄のは良いと思うけどな 信綱のも良いよ
しかし、初めての人でも古事記伝は原文を出来たらデジタルライブラリの当時の文字で読んだほうが楽しい
総論が一番面白い 一番つまらないという人も多少いるが
小林秀雄は小説家になれなかったコンプレックスを引きずってるからねぇ…
「本居宣長」は大著だとは思うけど、名著だとは思わんな。
小林は宣長が偉大な学者であるということしかいわない。
それはそのとおりなんだけど、同時に宣長は極右でもある。
現代のネトウヨ・馬鹿ウヨみたいなもんだ。
一方に、「古事記伝」のような実証的な仕事があり、他方に、激しいナショナリズムがある。
この関係が宣長問題だと思うんだが、そこにまったく触れていない。
だから物足りないんだよね。
元(古事記)を読んで自分なりに感じるのが一番だよ
解説の解説で読むからおかしくなる
自分的には万葉集のような超難解なのは解説もありかと思うけどね
自分は学がないんで万葉仮名からして四苦八苦してた
omaerawa kyouyouga tarinai
>>884 dakara ganbatte minitsukeyouto shiteru
886 :
無名草子さん:2013/10/28(月) 13:56:38.69
>>882 左翼全盛時代の異物だな。
論理的に考えれば、共産主義が唯一の真理である。
よって、共産主義に反対する右翼は非論理的である。
宣長は論理的な『古事記伝』を書く一方、非論理的な国粋主義に走った。
これは矛盾であある。
というわけだが、共産主義が唯一の真理という大前提が、現在では否定されている。
共産主義が非論理的で、偽善的なクズ思想だということは、今や自明だよ。
ちょむすきー
宣長批判を繰り返した秋成の方が物事を透徹して目で見る人間だったとは思うが、宣長の「愛国心」はどこか憎めない部分がある。
生涯田舎の医者だったこともあるのかもしれないが、人情味があるんだよな。
>>871 俺が昔、この文章を読んだときに思ったことは
一つの解釈で判断しきれないのが文章というものなんだ、
ってことだったな。小林は国語の試験というものをまず評価してないし、
そこから文章の解釈がいかなるもなのかを思考したのが「国語という大河」
で伝えたかったことなんだと。
小林チックな詭弁だな
宣長問題とか言ってる学者は人間を知らなすぎる。
一人の人間が実証に徹する時は徹し、
感情的にナショナリズムを鼓舞する時は鼓舞する。
本人は何ら矛盾を感じていない。俺は俺だからと。
それだけのこと。偉大な科学者や民主主義を説く作家が
奥さんぶん殴るってのも同じこと。
ここでする質問かわかりませんが
11月にでる岩波文庫本を12月にネットで買おうと思ってます
(12月に他のほしいものがいっぱ出るため)
気がかりは店に出たものが返本され自分に送られることです
岩波は買い切りだから返本はないのですね?
また、買い切りじゃない出版者の場合買うのが一月遅れると、人が読んだ本を送られる可能性はあるでしょうか?
岩波文庫は買いきりじゃなかったけ?
書店は返品できないはず
岩波文庫は買いきりなのでないよ
いつもアマゾンで買ってるけど小口研磨とかも一冊もきたことない
ただたまに雑に扱われたのかちょっとめくれてたり傷ついてたりとかはあるな
小口研磨は気にするがそういうのはあんまり気にしないから平気だが
まあひどいのは交換してもらったことがあったが
岩波文庫のいいところは小口研磨とかないところだな
ありがとうございます
自分は研磨とか気にしないのですが
人が読んだ後の砂っぽい感じが嫌で
砂っぽい感じw
わかるから困るw
キモイなあ
>>895 砂っぽい、って研磨本のことかな?
店頭に置かれてたくらいで砂っぽくはならないし、「人が読んだ本」を新刊として送って寄越すことは流石にないだろう。
900 :
無名草子さん:2013/11/03(日) 00:01:19.24
なんか生きるのが辛そうな人だな。
返本がまた流通するのは、半年以上、先だろ。
本屋によっては、即日返本があるらしいが、
即日返本の場合は、そもそも店頭に出していない。
小口研磨の事知ってから新刊以外の文庫本とかソフトカバーの本ネットで買えんくなったわ
最初は研磨研磨って神経質で頭のおかしい奴が騒いでるのかと思ってたけど
実際に自分の本棚で確認してみると、あの紙がペリペリくっついてるやつとか粉っぽいのとか、
指がひっかからなくて読んでる最中にページがバッと閉じちゃうやつとか全部研磨本だった
裁断が荒いのかなーとか思ってたけど・・あんなひでーことしてるんだなあ
岩波だけは研磨無いから安心だけど
>>900 返本は一ヵ月後くらいから流通するよ
俺は発売してから一ヶ月くらいなら大丈夫だろうと思ってネットで買ったら研磨本だったことが何回かある
要は発売されたらすぐに買え、ということか。
変なのが湧いちゃったな
905 :
無名草子さん:2013/11/03(日) 03:13:53.93
岩波返本できなくてカバー色落ちボロボロになってるのを書店でみると絶対売れねーだろ
と思う。
背やけ本は買いたくないよね。
文庫本ならまだ許せるけど、うちの地域のジュンク堂では、
ウィトゲンシュタイン全集が背やけしてたなw
鮮やかな橙色がだいなしw
てことは書店は岩波は特に売れ筋の本だけ仕入れるんだろうか
それがどれだか知らんけど
だから、10年以上前に出た古典の名著が書店の棚にささってたりするのが岩波のすごいとこだな。
>>900 >本屋によっては、即日返本があるらしいが、
>即日返本の場合は、そもそも店頭に出していない。
即日返本は知らないが、担当者の勝手な判断で、段ボールから一度も出さずに取次に返本することはあるな。
岩波の本ではないけれども…
今考えるとパラフィン時代って最悪でしたね
カサカサしますな
912 :
無名草子さん:2013/11/03(日) 11:39:01.89
中身が読めればそれでいい
エコだし
>>910 いや、あれ意外と背焼けしないんだよ。パラフィン剥ぐとすごく綺麗。
それより今の岩波文庫はカヴァーを外すと背のところに何時の間にか焦げ茶色の染みが一杯斑に付いていたりするから困る。湿気の所為か、糊が経年劣化で染み出してくるのか。岩波以外には起こらないんだがな。
岩波文庫はそもそも紙質悪すぎる
岩波は昭和2年の創刊から16年くらいまでの紙質が最高だったな
王子製紙の千年紙とまではいかないけど内にある昭和一桁台のは今でも中は綺麗で紙に潤いがある
本棚を覗いてみたけど文庫では講談社学術文庫が一番劣化してないな
岩波文庫もインクにじみ防止の硫酸バンドを使っていない中性紙なんだけど
中性紙といってもピンからキリまであるしな
ちなみに和紙って弱酸性なんだけど紙質自体が素晴らしいから保存方法をしっかりすれば変な化学反応を起こさずに長持ちするんだよね
そうなんだ
和紙って灰汁入れるからアルカリ性なんだと思ってた
書籍などの機械紙原料のパルプは紙を劣化させる薬品が入っているのだが和紙にはないんですよ
また和紙は粉のパルプを薬品でつなぎ合わせるのではなくて繊維同士を絡めているので劣化にも強い
ちなみに障子紙の和紙は手すきでもパルプが多いと焼ける
中公 河出 岩波 は劣化早い
講談社学術 平凡社ライブラリー ちくま学芸
あまり劣化しない
俺も岩波文庫に生じる斑点のシミは気になる
何か対策はないのか?
カバーを外した背の黒や茶色の気持ち悪いシミだよね?
最初は黒かびだと思ったけど
背特有のシミなんでボンドが化学変化を起こしてそれが滲み出てシミになるような気がする
だとしたら、高温や湿度が悪影響か?
今度岩波に問い合わせてみるかな
背とはちがうと思われ
岩波文庫は、発行年に関係なく
本文の紙自体に茶色いシミが出やすい気がする
思われw
寅彦随筆集は4,5年で本文用紙がかなり黄色くなった
925 :
無名草子さん:2013/11/04(月) 02:17:54.47
色落ちするのが嫌で本全部カバー被せてるわ
しかし書店で古い本買う時カバー色落ちしてると絶対買わんなぁ。
クノー水声社買おう思ったが帯色落ちしてて買うのやめた。蛍光灯の光が憎い。
あぁ河出の全集もカバー色落ち激しくて買わなかったなぁ。古本は気にしないのに・・・
どうせあと50年生きられないから
読めればいいわ
生きてる間に朽ち果てないだろう
うむ同意
数百年保存する貴重書でもないわけだし
子孫がいないわけだね
人類滅亡
つうか、スペース食う上にさほど財産的価値のない岩波文庫程度を
受け継いで大事に保存してくれる心優しい子孫がいる恵まれた人間が
イマドキどんだけいんのよ…
20代後半かな
面白さが分かるのは
932 :
無名草子さん:2013/11/04(月) 14:59:24.04
>>928 読書家の子供は、本嫌いになる確率が高い。
じゃ孫が読むだろうw
岩波文庫の値段なら買い直すねw
親父はかなり本を持っていたが、貸してはくれなかったし、借りて読もうとは思わなかった。
お小遣いを工面して、漱石やヘミングウェイを買うのが楽しみだった。
親父が書庫を開放してくれたのは、オレが大学に入ってからだった。
ワロタ
本を読むとおやじから怒られた俺最強だな
禁書
うちは母が読書家で、岩波もかなり持ってた(ほとんど赤か黄だったけど)
でもその本は殆ど受け継いでないな、やっぱり染みとか退色が激しくて
図書館の古い岩波も
えらいことになってる
図書館って、文庫を見るも無残にバラバラに収納するくせに
岩波文庫だけは独立の棚設けてワンセットで展示してるよな
942 :
無名草子さん:2013/11/05(火) 13:27:48.99
>>941 狭い経験を一般化するな、バカ。
そうじゃない図書館はたくさんある。
大西祝は結局岩波文庫のほうで出るのか。まぁどっちでもいいんだけど。
946 :
945:2013/11/10(日) 11:32:03.37
『哲学の三つの伝統』は現代文庫のほうに入りそうな気がする。
(先月『大西祝選集』で間違っていたからなおさらそう思う)
西行はすごく嬉しい。この調子で黄色もたくさん出してほしいな。
947 :
945:2013/11/10(日) 11:38:12.61
転載禁止されてたの気づかなかった……ごめんなさい太洋社さん。
今どき何言ってんだと思うけどね
たったいま「女の平和」と「多情多恨」買ってきた。
951 :
無名草子さん:2013/11/10(日) 14:16:49.75
>>946 大馬鹿者。何の根拠があるというのだ。
配列・選択に独自性があれば、編集著作権が成立するが、
どちらにも独自性はない。
従って、転載禁止は、韓国の強制徴用の賠償金要求みたいなもので、
まったくの妄言にすぎない。
そんなものは無視していいし、また、無視しなくてはいけない。
953 :
一月復刊:2013/11/12(火) 23:02:57.58
「宗教生活の原初形態」って民俗学的な作品なのかな。
よくわからんが。
955 :
無名草子さん:2013/11/14(木) 11:10:05.95
読めばわかる
妄幻想って古書値高かったけど、面白いのかな?
今年は改版無いのかね?
勿論ございます。
グラックきたー
『万葉集(三)』 佐竹 昭広,山田 英雄,工藤 力男 他 校注
『統辞構造論』 ノーム・チョムスキー/福井 直樹,辻子 美保子 訳
『文語訳 新約聖書』
『アルゴールの城にて』 ジュリアン・グラック/安藤 元雄 訳
(ワイド版)『童話集 銀河鉄道の夜 他十四篇』 宮沢 賢治/谷川 徹三 編
文語訳新約聖書マジかよ
絶対買うわ
ジュリアン・グラック?
先に出てもよさそうな連中を
ずいぶんすっ飛ばしたな
文語訳新約聖書とは……、とてもいいね。あと万葉集も買おう。
つ「アフリカ騎兵」
文語訳新約聖書たのしみだなあ
来年のいつ発売?
日本聖書協会が出してるのと同じ?
注解は誰かつけるの?
ルビは総ルビ?
旧約聖書も出るの?
ああ気になつて眠れない
>>966 そもそも日本聖書協会が出しているのと同じ訳を岩波が出せるのか?
「タタール人の砂漠」を出したんだから、ついでにグラックの「シルトの岸辺」
も出してほしい。どっちがパクリなのか知らないけど
チョムスキーだけ買う
聖書を出すなら自社の翻訳委員会版というのが筋だろうに何をやってるんだか
関根正雄訳注の文庫も復刊させないしな
「アルゴールの城にて」は最近出たちくま文庫の幻想文学アンソロジーで
この作品についての倉橋由美子のエッセイが収録されたばかりだな
色んな出版社に出没する人だが、遂に岩波にも東雅夫の魔の手が伸びて来たのかも
973 :
無名草子さん:2013/11/19(火) 02:40:36.38
>>972 いい本が再刊されるなら、魔の手大いにけっこうじゃないか。
もっとも、東雅夫にそんな力があるとは思えんが。
>>967 版権なんてとっくに切れてるんだから
岩波に限らずどこだって好きに出せる
>>971 翻訳委員会のは現代語訳だから出す意味が全く違う
岩波文庫には塚本訳の現代語訳新約聖書があるか入れないだろ
それにあれは文庫化するようなレベルにはないごく低次元のもの
関根訳は旧約聖書だから今回出る新約聖書とは関係ない
文語訳聖書なら、ネットでただ読みできるじゃん。
>>975 それを言ったら緑帯はたいてい青空文庫でタダ読みできるwww
まだ詳細が岩波から出てないから分からないけど
ネットでタダで読めるのとは違うのを岩波は出すんじゃないかな
文語訳聖書は現代の聖書学からみて不適切なところが結構ある
現代聖書学から完全に否定されたエホバの音が使われてたりね
文語訳聖書のそういう所を修正する作業を佐藤研がやってるらしいんだけど
もしその修正版文語訳が岩波文庫からでるやつならじゅうぶん価値があると思う
このスレって時々、中の人?って思うレスがある
自分の文語訳旧新約聖書の後ろを見たら大正3年一月八日発行になってた
発行者発行所が米国聖書協会
あとどえらく古くて革装丁にシルバーの十字架をあしらったフランス語の聖書もある
極たまに乏しいフランス語の知識を振り絞って観る事がある
二冊ともに程度が良くて手に取るたびに信者じゃないがちょっとだけ神聖な気持ちになれる
それは、宗教ではなく骨董に感動しているのでは?
宗教の醸し出す聖性に打たれているのではなく
その聖書を発行しまた大切に使ってきた人の、聖書に対する敬意を感じ取っているような
いえーい、岩波の中の人、見てるぅ〜?
岩波創業二百周年に向けて、頑張ってくだされー
981 :
無名草子さん:2013/11/20(水) 20:18:18.31
ブックサーチャーで検索してたら……
鏡花に栄花物語に牡猫ムルキタ━(゚∀゚)━!
岩波最高! これからも買い続けます!
あきやまろくろべえ
きむらちゅうご
984 :
無名草子さん:
こぶさのくめはち