北方水滸伝・楊令伝・岳飛伝を語ろう第四十八章

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129無名草子さん
「以前、梁山泊の会で、どうして北方作品には騎馬隊の登場シーンが多いのですか?
という質問を受けたことがありましてね。僕はそれに対して、『中国の歴史では北方騎馬民族
の征服王朝がしばしば現れた。その雰囲気を出すために騎馬隊を出すのだ』と答えました」
――それが今回の、幕末の津軽藩がアメリカと戦争を始めるという驚くべき展開につながって
   くるわけですね?
「そうです。幕末の日本では攘夷思想が吹き荒れていました。薩摩藩は生麦事件と薩英戦争
を起こし、長州藩も下関海峡で四ヶ国艦隊と戦いました。この時代の空気を正確に再現する
ためには、津軽藩はアメリカと戦争を始めなければならなかったのです」