谷議員引退、女性議員ら理解示す 「党に責任」の批判も
女子柔道の五輪金メダリストで参院議員の谷亮子さん(35)が競技の第一線から退くことについて、スポーツ選手出身の議員や、子育て中の女性議員からは、理解を示すコメントが相次いだ。
1995年に初当選した後、翌年のアトランタ五輪に自転車競技で出場した、自民党の橋本聖子参院議員(比例)は
「強い意思をもって『両立を目指す』と語っていたので、急きょ引退を決断したのは、いろいろな方面に配慮された結果だと思う」とのメッセージを事務所を通じて出した。
23〜13歳の2男2女の母親でもある、民主党の佐藤夕子衆院議員(愛知1区)は「子育てしながらの議員活動はめちゃくちゃ大変なんですよ」と力を込める。
「『話が違う』と、引退を批判する人もいるかもしれないけど、母親と柔道選手、国会議員の三つの役割を成し遂げようとした、谷さんの気持ちは本物だった」とおもんぱかった。
一方、谷さんが「現役続行」を7月の参院選で掲げて当選したことに批判の声も。
自民党の片山さつき参院議員(比例)は「『柔道を続ける』と言ったから、選挙期間中にメディアが大きく取り上げた。選挙対策としか思えない。
現役を続けられると信じていたのかもしれないが、だとすれば(立候補を)誘った小沢さんが悪い」とバッサリ。
参院選で「二足のわらじのヤワラちゃんと、私は違う」と批判した自民党の三原じゅん子参院議員(比例)。
15日、衆院北海道5区補選の応援に訪れた札幌市で「こうなることは初めから分かっていたと思う。国会議員は大変な仕事。民主党さんの方に責任がある」と語った。
http://www.asahi.com/politics/update/1015/TKY201010150472.html