【チビ厨】和田秀樹22暗記目【かまってちゃん】

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343無名草子さん
一部だけを見て、それが全体だと言い、さらには全体を否定してしまっているように感じました。インターネット社会は、一部のネット万能論のように一面的に肯定したり、
また、この本のように否定して済ませたりできるものではありません。既に現実に存在してしまっていますし、良い面も悪い面も、今は悪いがこれから変えられる面もあります。

クレーマーや偏狭な意見もネット以前から人間集団の中に存在していました。ネットという環境ができて、今まで隠れていたものが見える場所に出てきただけです。
個人の側からは、各自のネット読み書き能力(media literacy)を高めること、そのような教育を子どもたちに行なっていくこと等で対処するしかありません。社会の側からの対処の可能性も信じます。

ネットという今ある現実は変えられません。今考えるべきは、当たり前の話ですが、どうやって、個人、企業、社会に有用なものとするかです。
特に、企業の立場から見れば、このような変化の時は事業の成功の上で絶好の機会です。様々な試行錯誤があるでしょうが、早く答えを見付けて実施したものが勝者となるのは間違いありません。

個人の立場から見ても様々な利点があります。どんな遠隔地にいても、どんな時間でも、情報の入手や買い物や図書館の予約ができるなど、数え上げたら切りがありません。ネットの中に、悪意のある人がいるのは事実ですが、一方で親切な人も数多くいます。

星を一つにしなかったのは、安易なネット万能論に警告するという良い点があるからです。
ですが、語りつくされた古い話が多いように感じました。ネットが万能だと信じてしまっているような大企業の偉い人がもしもいれば、そういう人には有効かもしれません。