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無名草子さん:
独特の打撃フォームから弾き出す安定した打撃が特徴。2009年6月21日のオリックス戦で通算打率ランク算出の最低ラインとなる4000打数に到達し、
その時点での通算打率.315は日本人右打者としては最高打率であり、三度の三冠王を獲得した落合博満(現中日監督、同じく右打者)をも上回る。
率だけでなく広角に長打も打てる強打者でもあり、2005年は全27本の本塁打のうち8本を右方向へ放ち、
右打者の右方向への長打率でリーグNo.1になっている。西武在籍時は、5番に和田がいることで相手バッテリーが4番のアレックス・カブレラとの勝負を避けられない場面が多かった。
バットを上段に構えて上下に揺らし、極端なオープンスタンスから左足を大きく上げ、全身を回転させるようにしてバットを背中の後ろまで一気に振り抜く独特のフォームによるフルスイングが持ち味。
一見非常に粗いフォームでありながら、バットコントロールが巧く、三振は少ない。スイングの後、腰が落ちたような形になるので、
左方向への長打を打ったのに三塁線へのファウルボールを打ったように見えることもある。最後まで振り切るフォームであることとあまり足が速くない事により併殺打が多い。2009年からは打撃改造に伴って構え方が変化、
和田特有の極端なオープンスタンスは見られなくなった。ただ、オープンスタンス自体は維持しており、更にバットの振り方も従来とさほど変化していないため、安定した打撃は健在である。