読み直せば恥ずかしくなるぞ。
>>936 いやー 決定的なのは出自で決まり。
ま、そうでなかったら、もっとのっぺらぼうな人物になってた可能性もあるわけで、
それやこれやで歴史は変えようがない、という落ちだけど。
香乱記3週目読了。時代はいいのになぁ。この人の作品の中で一番酷い。
ざっとあげると、
レキイキの最後の言葉が勢いだけの意味のない言葉ってのがなぁ。
アレ、主語を劉邦にしたらちゃんとした立派な意味できるじゃん。無意味ではない。
作者の知識が深いだけに、理解できてないはずがないのだから、無理解を装ってる感じがして不快だねぇ。
田横が神の授けてくれた知恵(作者の後知恵)ですごく早い段階から「劉邦が人を騙すのがうまい」ということを知っておきながら、
『劉邦め、騙したな』、褒めてるっていうか、褒め殺してる。
あと、外交で相手の都合がほとんど出てこないってのも、潔癖というか利己的というか。
劉邦が天下取ったのが不思議みたいなことを地の文で書いてるけど、それがそのまま田横の限界だよね。
地の文が言葉を借りると
『この程度の知恵に囲まれて劉邦は王者ぶってるかと思うと』が「この程度の知恵=地の文」
「劉邦=田横」にブーメランのように戻ってくるように思えてしょうがない。
普段他の作品では美点に隠れて見えない批判が、隠れきれないほど多すぎる。
項羽、劉邦と別視点で書こうとしているその発想はいいんだけど、
作者の田横への無批判すぎる賞賛が反感をかっちゃって台無しになってると思う。
939 :
無名草子さん:2012/08/09(木) 00:59:18.70
晏子、楽毅、沙中の回廊が好きな俺にお薦めの宮城谷作品を教えてつかあさい
>>939 全部読んじゃえば良いじゃない?
強いていうなら、近い時代のを読むと、おなじみになった人を別のほうから見ることになって
なるほどということがあるから、
>>4-5のリストで見てみるとか。
流れに乗れば
子産、孟嘗君、孟夏の太陽
が近いライン
春秋名臣列伝と戦国名臣列伝の文庫版の背表紙のフォントサイズが違うのはなんなんだ
文字数同じなんだから揃えればいいのに
本棚に並べると違和感満載だ
まあ文春にはありがちだが
俺も前に疑問に思ってここで訊いてみた
まあ、最後の一行で納得しとこうかって感じみたいだけど
何の気無しに105円で太公望全3巻を買ってから
3週間で
王家の風日
天空の舟
侠骨記
夏姫春秋
孟夏の太陽
花の歳月
沈黙の王
重耳
晏子
介子推
孟嘗君
楽毅
長城のかげ
玉人・歳月
奇貨居くべし
青雲はるかに
華栄の丘
子産
沙中の回廊
香乱記
を読んでしまった
取りあえず管仲が残ってるけど
三国志はまだ完了してないから手を付けたくないし
湖底の城もまだ手を付けたくない
2周目に入るのはちと早いので
ただ今放心状態中
>>944 こっちも「105円コーナーで何の気なしに買って」組だけど、もっとかかった。
というか、一気に読み進むとソンという感じだから、もっとかけた、というか。
ああ、今となってはもっと時間かけるべきだったと思ってるよ・・・
つうか
孟嘗君、晏子、楽毅、奇貨居くべしは脳みそから記憶を掻き出して
もう一回読みたい
再読には一回目には味わえない楽しさがある
香乱記しんどい
面白くない
2012-09-15発売 『三国志 第十一巻』(宮城谷 昌光)(著作本)
くるで。
三国志は十二話×十二巻で全百四十四話か
今月が百三十六話なのであと八回で終わりだな
香乱記、主人公が完璧超人のわりに、つねに失敗し、負け続けるんだよね
成功したのはいとこ?が斉王になった時くらい・・・
不運なのか、正義を重んじすぎる性格のせいなのか分からんけど
延々そのパターンが続くので歯がゆいというか話に爽快感がなく、敗者の美学という感じにもなってない
952 :
無名草子さん:2012/08/16(木) 20:51:16.07
三国志は蜀の滅亡で終わりか
誰か、西晋の滅亡までやる奴はおらんのか?
王衍が石勒に殺されて終わりでも可
宮城谷さんの描く八王の乱……
三国志ものはいくつか読んだけど、「昔誰それがどうしてこうしたのに倣ってどうすべき」とか
出てきても、全然ピンと来ないからきれいさっぱり読み流してたことに気がついた。
「ああ、そういうことがあったな」って感じになったりして、気分はすっかり三国人。
955 :
無名草子さん:2012/08/19(日) 00:59:08.57
おもろい
エッセイ含めて連載を複数抱えてるし、
これ以上手を広げるのは物理的に無理な気がするよ
しかし三国志、ケ艾がようやく西部戦線に登場したけど
本当に最後まで行けるんだろうか
「三国志外伝」開始時のインタビューで「呉の滅亡まで…」と
言ってたことを考えても、途中からダイジェストになりそうな悪寒
957 :
無名草子さん:2012/08/19(日) 15:57:37.41
五丈原後に、司馬炎が出てきて終わりよりはましだと
思うしか無いのか・・・
せめて魏から晋になるまでやってもらいたいな
思えば、
周代、晋は臣下に簒奪された国。
魏は君主を追い出し簒奪した国。
両方とも縁起が悪い国名だと思うんだけどなあ。
960 :
無名草子さん:2012/08/29(水) 23:31:17.62
なこと言ったら、宋はどうなるのと?
宋は特に縁起もないだろ。
他国に滅ぼされるのは普通の出来事じゃね。(?)
魏(三晋)に食われた晋が、魏を食う。
名からきた因縁を感じる。(こじつけか?)
962 :
無名草子さん:2012/08/30(木) 22:58:34.43
宋襄の仁やら
切り株でウサギ取った人も宋だし
かなり良くないような・・・
そんなこと言い出したら、何もミソがついてない国なんてあるのか?ということになるわけで。
ま、要するに「歴史長すぎで色々ありすぎなのがキッチリ記録に残ってるだけ」と。
964 :
無名草子さん:2012/09/01(土) 01:20:32.01
ただ、宋の場合は殷王朝の残党なので
そのせいで悪い逸話が宋に多いと
本で見かけたな・・・
当時の人がそれほど国名を意識してたかなあ。
いや上手く説明できんのだが、現代みたいに国民であるって意識があったかどうか。
魏国といっても、首都や政府が魏にある国、みたいな感覚だったんじゃないか?
周代だと、遷都して国名を替えるなんてことあると宮城谷氏の本にもあったし。
ただある程度国のシステム整うと、遷都しても固定されるようだが。
三国時代に”魏”や”晋”という国名、という話。
周代での国名の善し悪しではない。
ちゃんと話を読む。
それに戦国時代を言っているようだが、魏の首都は魏じゃない。
話も時代も混乱しすぎ。
まあ魏や晋は覇者の国でもあり中央政権ぽい印象もあるからな
袁氏が天下取ってたら趙、馬氏なら秦、劉表家なら楚を唱えてたかもしれんね
968 :
無名草子さん:2012/09/05(水) 19:35:51.17
劉表はどう考えても漢・・・
劉氏なら漢だとは思うが、・・・・
劉備が漢ではなく蜀なのが・・・
970 :
無名草子さん:2012/09/05(水) 22:18:00.38
言っておくが、劉備は漢王朝を名乗っている。
魏や史書では認めてないだけだよ。
学術的に他の漢と区別するために、蜀漢と言われたりもする。
劉裕の宋みたいに、名乗らん奴もいるけどな。
971 :
無名草子さん:2012/09/05(水) 22:19:04.22
最も、三国志平話では
劉表が荊王と呼ばれてたけどな
>>970 > 言っておくが、劉備は漢王朝を名乗っている。
それはそう思うんだが。
> 魏や史書では認めてないだけだよ。
史書で書かれていなければ、何に書いてあるんだ?
正史で一文ぐらい触れてあるの?
>>972 そういう意味じゃなくて、「劉備以下が自称してた」という事実はあっても、
そんなのは勝手に自称してただけとしか認識されてない、という話でしょ?
「書かれてない」んじゃなくて、「書いてはあっても勝手な自称にすぎず
漢を復活させたとかとは認められてなくて、蜀ないし蜀漢と認識されてる」。
「劉氏なら漢」という論理は通らない。
漢を”おとこ”と読んで、わけわけめだったが、自己解決しました(^^
事実が認識されない・・・・
結果、妄想www
「そういうことじゃなくて」と書く人は「そういうことにしたい」のを
人に強制したいだけなんだよな。
議論の余地がない。
そういう意味か、どういう意味か、はどうでもいい。
劉備が”漢”を自称していたという出典を知りたい。
978 :
無名草子さん:2012/09/07(金) 21:39:07.44
三国志先主伝
>>976 「違うならどこがどう違うか書けば良い」。
議論の余地がない。
↑
なくしてるのは自分という自覚がない?
罵り合いをしたいなら他のスレに逝け
劉備って基本的に漢中を制していたから漢王を名乗ったのかと思ってたわ
後漢の正統政権ぽい雰囲気醸し出すっていうのは(少なくとも建前上は)サブの理由で
その後帝位に就いたときはまた違うだろうけど
三国志先主伝ねえ・・
ネット上で少し見た限りでは見あたらないや。
わざわざ蜀、先主と書いていて漢って書いている?
先主伝にあるなら一文で吐き捨てみたいな感じじゃなくて、
わかりやすく書いてくれないかね。
先主伝にあるか、どうかは知らんけど
それ以外なら、楊戯が「季漢輔臣賛」を書いているのが漢を名乗った証かな。
三国志蜀書先主伝の
「置百官,立宗廟,?祭 高皇帝以下。」
にあるように、高皇帝(劉邦)を祀っているから漢である
というのは理由にはならんのかな?
天下を有した高皇帝、王奔を誅した光武帝の二祖を継ぐと宣言しているのも傍証にはならないのか?
理由になると思う。
素人の意見だが。
学問的にも、そうなのかな?
でも、すると、
漢を名乗ったはずだ、であって、
漢を名乗った、ではないよね。
でも、こういう風に言い出すと言葉遊びかな?
985 :
無名草子さん:
逆に漢以外の国名を名乗ったという根拠をしりたいぐらいだ。
まさか、「蜀書」だからとか言うなよ