北方水滸伝・楊令伝を語ろう第四十六章

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785無名草子さん
青蓮寺はオリキャラ。読者は大して能力は高くないと思っているが、物語の中では有能という
ことになってる。原典には登場しない有能なオリキャラ青蓮寺が、楊令ほどに目障りだったかというと、
そんなことはない。「裏の組織」だったからだ。目障りにならないような工夫をしていたのだ。
楊令伝でも、この手法を用いるべきだったな。梁山泊は斉になる。頂点には旧宋官僚の清流派
である劉豫を頂くという形式にする。実権は梁山泊が握ってもいいだろう。しかし、金や宋の一派
と共同して作った国なので、楊令の独裁ということにはならんがな。
史実の斉は、叛徒の集団を取り込んでいたという記録が残っているから、斉の中の梁山泊というのは、
歴史小説ファンの空想力の範囲内にある。楊令伝の人口500万人の梁山泊国のような異物感
はなかっただろうな。