北方水滸伝・楊令伝を語ろう第四十六章

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778無名草子さん
そもそも、人物が大きくなったということは、作者が作中で説明すべきことじゃないんだよ。
読者が、どのように感じるかという問題であって。
読者の反応を見て、楊令は大きくなったと説明を積み重ねると、ますます人物が小さくなった
ように思える。

初登場時に20歳だったキャラが、40歳になり、能力や言葉遣いに重厚さが加わってくると、
人物は大きくなったように見える。
楊令伝は、そういう簡単な成長描写ですら上手くいっていない。
初登場時19歳の史進は、40歳の史進よりも、はるかに立派な人物に見える。

楊令のように初登場時に7歳ぐらいだと、成長を描くのは、史進以上に難しい。
子役時代のイメージが強烈だと、何歳になっても、子役時代のイメージが抜けないからな。
まあ、頭領なんかにすべきじゃなかったよ。非常な困難に挑戦して轟沈したな。