北方水滸伝・楊令伝を語ろう第四十六章

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777無名草子さん
そうではないだろう。先に熟女真や納税をしない民が、楊令や岳飛を挑発していたというのなら、
吉良に挑発されて殿中で刀を抜いた浅野と同じになってしまう。それだと当たり前すぎる。
そういう筋書きで浅野を応援するような(作者に言わせれば)愚劣で陳腐な物語にはしたくないんだよ。
先に熟女真や納税をしない民が楊令や岳飛を挑発したわけでもないのに、楊令や岳飛は皆殺しを
始める。我々のようなブルジョア刑法と常識を信じる愚劣な庶民であれば、楊令や岳飛を狂人だと思うだろう。
ところが、忠臣蔵と違って高邁な物語である楊令伝では、そのような楊令や岳飛は、人物が大きくなる。
忠臣蔵を信奉する愚劣な庶民を覚醒させ、楊令伝の高邁な物語世界へ導こうという意図なんじゃないか?
ブルジョア刑法と常識を信奉していたのでは、楊令伝の高邁な物語世界は理解できないんだよ。

吐き気がするわ。