北方水滸伝・楊令伝を語ろう第四十六章

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751無名草子さん
>「約30年前、本を出し始めた当時は何がハードボイルドか分からず、
>『俺が書くのがハードボイルドだ』と答えていた。
>謎を殴り合いなどの肉体で解決する小説を書いてきたのは、
>それが人間のリアリティーだと思うから」
http://www.yomiuri.co.jp/book/news/20100323bk15.htm?from=yolsp

楊令伝の作者は、こんなことを考えている人なんだな。
やっぱり頭ではなくて、かかとで考えて書くんだ。
そうであるなら、「幻に負けた」とか「自分に負けた」などの小理屈をひねりまわすのは
よした方がいい。
高校の現国の時間に、予習してきていない生徒に小説の感想を述べさせると、たいがい
こんな風に発言する。「主人公の弱さ」「主人公は自分に負けた」「主人公は強くて弱い」