北方水滸伝・楊令伝を語ろう第四十六章

このエントリーをはてなブックマークに追加
742無名草子さん
内容的に水滸伝ほどの興奮度はないだろうなというのは、ある程度覚悟していた。
だけど、文章までが、こんなに読みにくくなるというのは、ちょっと意外でしたね。
北方謙三というのはコンパクトに引き締まった文章だと思っていたが、楊令伝は、回を追うごとに
冗長になってきた。三国志の頃なら2行で済ませていたところが、10行ぐらい費やしている感じ。
とくにドウカン・ファイトの後は、その傾向が著しくて、内容以前に、文章で疲れてしまう。
10頁ほど読んでも、話が先に進んでいないような印象のところが多すぎる。
ここ数回は10行ほど読むと、続きを読むのが大儀になるのな。
それと、「幻に負けた」だの「自分に負けた」だの、抽象的でわかりにくい議論を延々と続ける。
はっきり言って、何の話をしているのか、サッパリわかりません。
こういうのを読んでいると、高校の国語の授業における生徒の発言を聞いているようなんだよ。
事態を率直に眺めると、皆殺しをやり、無理な徴兵を繰り返した岳飛が、民の叛乱に負けただけでしょうが。