北方水滸伝・楊令伝を語ろう第四十六章

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715無名草子さん
「西では、いよいよ耶律大石の国ができるそうですよ」
「また、事実確認か。飽きた。もう10回ぐらい聞いた」
「斉もできましたし、南宋も、かたちは整ってきた、と言っていいと思います」
「もうよせ。それは10回どころか100回ぐらい聞いた。そんなに同じことを繰り返し述べないと、
新しく生じた事実を覚えられないのか?読者は読む前から覚えている。くどいからよせと
何度言えばわかるんだ」
 このままでは、自分は、とてつもなく大きなタコを耳に作ってしまう、と張俊は思っていた。