北方水滸伝・楊令伝を語ろう第四十六章

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686無名草子さん
楊令の能力が高いことは繰り返し述べられているから、この小説の中では、能力は高いという
ことになっているんだろう。
しかし、それだけで頭領にふさわしいといえるのか?宋江は、何をやらせても能力は他の同志に
劣っていたぞ。でも、梁山泊の全員が宋江を頭領と認めていた。読者の間にも、異論はなかった。
楊令は、頭領にふさわしいかどうかといった次元で論ずるような人柄ではない。周囲の人間から
嫌われるタイプだろう。横柄、傲慢、独善的、無口で暗い、人を蔑んだような高慢な口のきき方、
何を考えているのかわからない、殺人・強盗・誘拐犯人。なにか一つでも、他人から好かれるような
要素があるか?