北方水滸伝・楊令伝を語ろう第四十六章

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680無名草子さん
誰に民の皆殺しをさせるかの問題なんだわ。
利権あさり、賄賂取り放題の廷臣がいた。それを倒して民のための国を作ると言っている
連中に、それをやらせてどうする?
たとえば、民の虐殺を金国にやらせる。楊令は権力の本質に苛烈な要素があることは
頭では理解できる。しかし、実父母を二竜山の山賊に惨殺された記憶がトラウマとなっている。
別な方法もあるのではないかと考えをめぐらす。金国とは考えが相容れないとして訣別する。
利権あさり、賄賂取り放題の政事のほうが、命を奪う政事よりは、ましだと思うけどな。

だいいち、親子の死に別れの話を聞いただけで発狂する楊令は、皆殺しをしているときは、
殺している親に、子がいることは考えなかったのか?