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解珍などは、歳をとってから世直しのために立ち上がった人物だ。颯爽と登場してきた。
いずれも、年齢とともに低下する体力を嘆いているだけの虚弱な人物ではない。
かりに、そのようなエピソードを
挿入するのなら、朱貴のペーソス、皇甫端の廃人であることのように、彼自身のドラマとして、
彼に帰属させるべきである。楊令伝では若年の楊令がどうして頭領であるかを説明するためにのみ
古参キャラの加齢が語られている。敵将である童貫は、
梁山泊の古参よりもずっと年長であるにもかかわらず、
楊令が倒すべき敵であるため、まったく老化しない。このあたりは、肚が立つを通り越して、呆れる。