1 :
名無しの掟 ◆bgnLnnAiNw :
2 :
名無しの掟 ◆bgnLnnAiNw :2009/12/26(土) 19:10:53
前スレの
>>996さんへ
他の方も書かれていましたが、「汚れた英雄」はどうでしょうか
後は「蘇る金狼」や「戦士の挽歌」なども逆境に立ち向かう気力が
湧いてくるかも知れません
それから、逆に頭を空っぽにして気分転換として読む作品としては
「ヘッドハンター」、「処刑の掟」、「非情の掟」、「傭兵たちの挽歌」
なども良いのではないでしょうか
本当に大変でしょうが、どうか頑張ってください
3 :
無名草子さん:2009/12/26(土) 19:59:46
私など既に解雇されてますw
まあ外資を渡り歩いているので慣れっこです。
さすがに映画会社から引き抜かれたコズミックオプティカルの
部長さんやハーバード出て年収3億の亜理沙のようには稼げ
ませんが。
サラリーマンやった事無いのにその生活を結構詳しく描ける氏から
雇われものの心得みたいなものを多く学んだのは不思議です。
上司にパワハラされたら、朝倉のように、単に復讐するとかより
「こいつを食い物にしてよりもっと上にのし上がる」とか
ポジティブに考えてみたら?若林のように「俺はやるぞ!
売って売って売りまくるぞ!」と拳を突き上げバカな
シュプレヒコールを唱えさせる上司に「ヘドが吐きたい」
と思いつつも、野望達成の日を夢見てひたすら雌伏する。
この「雌伏」の境地が重要ではないかと思います。
>>前スレ997
ありがとうございます。
早速準備しました。
>>前スレ1000
ご自身の体験、どうもありがとうございます。
また励まして頂き感謝しております。
私など及びもつかない苦境におかれながら、
復活されたことに畏敬の念を覚えます。
しならくの間、置かれている状況をゆっくりと考え、
次につなげて行こうと考えています。
>>2 ありがとうございます。
お勧め頂いた作品は全て押し入れから探し出し手許に準備しました。
今私が失っているものは、ご指摘の通り逆境に立ち向かう気力だと
考えております。昔大藪作品を読んだ時に鼓舞されていた記憶がありますが、
ここ数年は読んでおらず、ディテールは忘れてしまっている状態です。
何とか好調な時の自分を思い出し、次につなげていきたいと考えています。
>>3 ありがとうございます。
今は精神的なバックボーンが崩壊しているような状態ですので、
まずはご指摘頂いているような考え方を取り戻したく思っています。
一時期精神論的な話を斜に見ていたいたこともあったのですが、
いざ自分が逆境に陥ってみると、それを跳ね返すには精神を強く
持たなければならないことを理解できました。
野望や雌伏といった言葉は以前は意識していましたが、
今は忘れかけてきてしまっています。
再読によっていくらかでも取り戻し、昔の気力を復活させることが
できればと考えています。
>>5 自分を鼓舞する材料なら大藪以外にも身近なところにいくらでも転がってると思うがね。
例えば身障者の世界を覗いてみるのも一つの手だ。
俺は事故で右腕を失って以来ボランティアでその手の人たちと関わっているが
彼らは凄いよ。
彼らに比べたら俺なんてまだまだといつも思い知らされる。
よかったら試してみ。
風邪をひいた時は薬と共に水をガブ飲みしてヘッドハンターの肺炎を克服するシーンを
読みながら汗をたっぷりかくのが一番だ
熱が下がったらポカリを一気飲みしてトイレで腹を軽くしてからニラレバ定食を食いに行くw
この人の作品だと思うけど、クマの肉を生で食う場面がなかったかな?傭兵たちの挽歌かと
思ったんだがこちらはカリブーや馬だった
あと屋台でアヒルの水炊きやカニの唐揚げを食べる場面のある作品もこの人だよね?
食べ物がとても美味そうに書かれているから好きだ
>>10 さすがに熊肉は生で食わんだろw100%病気になる
矢吹が熊の腰肉のローストを野営で食ってたな、あと星島も食ってたっけ。
12 :
補足:2009/12/27(日) 23:47:58
>>10 傭兵たちの挽歌じゃ熊の脂を使ったんじゃなかったかな
13 :
無名草子さん:2009/12/27(日) 23:48:50
ヘッド・ハンターでは調理の準備で焚き火を熾すところからして美味そう。
シチューなどは読んでいて体が温まってくる。
14 :
松の根っ子:2009/12/28(月) 01:24:26
伊達邦彦も『不屈の野獣』で熊食ってた
火は使ってた
蛇を生で食う場面もあった気がするけど作品名を思い出せない。
>.15 山椒魚でないかい
>>10 「曠野に死す」で西城秀夫が射殺したばかりの羆の肉を生のまま食い、
今まで一人前のゲリラ気取りだった連れの男がそれを見て黄水を
吐くというシーンがあります。伊達邦彦も羆のローストやグリズリーの
肉のフライなどを食べていますね
>あと屋台でアヒルの水炊きやカニの唐揚げを食べる場面のある作品もこの人だよね?
これも西城です。「狼は罠に向かう」ですね。
>>16さんが書いている
ように西城はサンショウウオも生で食っていましたし、おそらくは
すべての主人公の中でいちばん多くの種類の食材を口にしているのでは
ないかと思います。それも本人は美味いと思って食べているのが
すごいですね。彼の心身のタフさが伺えます
>>13 黒熊の脂と唐辛子エキスをブチこんだシチューに、さらに百グラムほどの
黒熊の脂を混ぜて食ったら額から湯気が出るほど身体が温まったとか、
本当に読んでいるだけで自分も身体が火照ってくるような気がします
この人の食事シーンの描写は、現実には臭いが強烈でとても口にできない
ような食材でも実に美味そうに感じさせるところが素晴らしいと思います
>>15 ド忘れしているのかも知れませんが、リアルタイムで蛇を食うシーンは
思い出せません。回想や会話としては高見沢優や「処刑戦士」の4人組が
蛇を食っています
18 :
10:2009/12/28(月) 15:36:45
>>17 やっぱり大藪春彦だったか。西城シリーズはかなり前に角川や集英社の文庫を
ごちゃ混ぜで読んだ記憶があるけど、何がどんな話だったかほとんど覚えてないw
正月に実家へ戻ったら荷物を引っ張り出してみるか。捨てられてないといいけど
どうもありがとうございました
>>15 ハブだかマムシだかを酒で漬けた飲み物はあったな。確か「金狼」だったと思う。
生で熊や蛇を食うシーンについて質問してるのに、火を使ったシーンや
ハブ酒の話をする人ってなんなの?
食いしん坊
22 :
松の根っ子:2009/12/28(月) 23:28:48
熊も蛇も生で食うには寄生虫のリスクが大きすぎ
23 :
無名草子さん:2009/12/29(火) 14:39:07
酔い醒ましのトマトジュースは美味そうだね
酔いを覚ますには熱湯と冷水のシャワーのほうが効くな
眠らないように覚醒剤を打つてのもあったな
眠りとは違うがニコチンの欲求を和らげるために
タバコをほぐして鼻の穴に詰めるなんてーのもあった。
想像しただけで笑える、ヘビーの先生ならではの一幕。
作品中、無職者または相場を扱った作品てありましたっけ?
一回吸っただけで一本丸々灰に出来る肺活量って・・・少し無理があるんじゃね
全てのことを三割増しで書いてみました。
30 :
無名草子さん:2009/12/30(水) 17:15:34
重量1トンの車を持ち上げるつうのもあったなw
>>28 学生の頃、セブンスターで真似しましたが2/3くらいなら出来ましたよ。
人前でやったら笑えるな。
>>31 1
1トンて1000kgなの、知ってる?
35 :
無名草子さん:2009/12/31(木) 09:36:01
マッシーがベンチプレス、スクワット、デッドリフト
3種目合計で1トンぐらいでねえの?
それでもダンベルレイズ50kgがやっとのマッシー
では真っすぐ延ばした腕の先に男二人ぶら下げられる
西城に全く敵わないけどw
>>34 テレビでやってたよ
頭上に持ち上げるわけではない
大型バスを10センチほど浮かせたよ
そういえば大藪作品にクリスマスは出てくるが正月風景は出てこないな。
だから
>>38 年末年始は丘陵地帯の中にある、戦時中に軍が弾薬を隠してあった横穴に
身を潜めて過ごします
では皆様、良いお年をお迎えください
洞窟は換気に気を付けて。カゴに入れたカナリヤを近くに置いとくといい。
蘇える金狼を読み直しているが、大トロが高くなったのっていつ頃からなんだろ。
値段の心配のないもの=大トロってなってたことに、今気付いた。
43 :
無名草子さん:2010/01/01(金) 13:29:47
中トロじゃなかったっけ?
中学時代「中トロ」と言う言葉があるのを金狼を読んで知った記憶が…
↑
運命に従うのも運命
運命に逆らうのも運命
↑
運命の神に感謝の祈りを繰り返す気分になれるか!?
46 :
45:2010/01/01(金) 15:38:17
orz
ストーブが燃えるテントの中で、グラス一杯のウイスキーを飲み干して
天火の中で焼いた鶏やソーセージに辛子をつけて貪り食うか!
47 :
無名草子さん:2010/01/01(金) 19:14:15
辛子は先生かろうじて漢字なんだよなw
ショーユにトーガラシにトーモロコシにミソにトーフにタバコ…
とにかく画数の多い漢字はみんなカタカナだ。
>>45 沖の屋敷を偵察の最中、好奇心の旺盛な警官と
間一髪ですれ違った事を悪霊の神に感謝を捧げます。
48 :
無名草子さん:2010/01/01(金) 19:21:04
ピンジャゼット、ピンジャット、ピンジェトどれも韓国人には通用しなかった。
正確な発音はそのまま日本語のアクセントで「ピンデット」。
昨年の韓国出張で学びました。
ピンデットは場末のピンデット屋さんで焼酎飲みながら
食べるのものらしく、出張者がリクエストした事に職場の仲間
は意外な顔をしていました。
ちなみに安富忠治がナポレオンンのコニャックよりも好きな
リガン酒は「イガンジュ」でした。
49 :
42:2010/01/02(土) 10:38:41
>>43 オイラが持ってる、昭和54年発行16版では大トロでした。
時代に合わせて修正してるんですね。
51 :
無名草子さん:2010/01/02(土) 22:17:30
>>47 >画数の多い漢字はみんなカタカナだ
オオヤブ文字ってショーユことなんすか
ソーダ
そういやTVで勤労やってたね。
相変わらず、エンディングは気に入らないが。
来週は野獣らしい。
>>47 基本はカタカナ表記ですよね。辛子は基本的にカラシですが作品によっては
辛子だったりします。味噌も作品によってミソだったり味噌だったりします
たまに同じ作品内で表記が違ったりするのは作者のミスでしょうが、それ
以外の場合はやはりイメージを考えて使い分けているんでしょうね
大藪作品の場合、カタカナ表記だとやたら食欲をそそられます
分厚い縞鰺の刺身を二十切れほど、ローガンのスコッチの水割りで舌を洗いながら見る間に平らげる。
続いて鮑を五個と生雲丹を丼一杯平らげてから、鮎の味噌汁を注文したとき、
分厚いシマアジの刺身を二十切れほど、ローガンのスコッチの水割りで舌を洗いながら見る間に平らげる。
続いてアワビを五個と生ウニをドンブリ一杯平らげてから、アユの味噌汁を注文したとき、
55 :
無名草子さん:2010/01/05(火) 12:24:06
56 :
無名草子さん:2010/01/05(火) 18:19:23
ブドー酒も忘れるなよ。
>>54 実は狙ってカタカナ表記にしてるんだろうなと、思ったことがある。
カタカナ表記のほうが文体にスピード感が出るしね。
レヴァー、ラディアル、ヴォリュームなどなど、俺は単にバタ臭さを出したいためだったと思うけどな。
悪く言えば西洋かぶれな。
>>58 カタカナ表記の話をしてるのに・・
それって元々カタカナじゃんw
60 :
無名草子さん:2010/01/06(水) 19:16:38
ギョーザにチャーシューメンとは絶妙の組み合わせだがや
やっぱ先生は通だね^^
ホカホカのご飯に生卵とバターそれにショーユをぶっ掛け貪り食うのが一番
主人公の属する秘密組織の食堂の昼食が
タンメンの大盛りってのも良い
だいたい大盛りだよね
64 :
無名草子さん:2010/01/07(木) 19:21:57
たまに伊達邦彦に「フィッシュ・アンド・ティプス」
を食わせたりして恥をかく事もある…
65 :
無名草子さん:2010/01/07(木) 19:22:57
一人で店に入ってラーメン2人前にギョーザ2人前を平気で注文できるのがすごい。
>>65 チャーシュー麺大盛り(2玉)、餃子一人前、大盛りチャーハンあるいは 鶏球飯(カイコウハン)大盛りが
デフォなんですが、なにか?
67 :
無名草子さん:2010/01/08(金) 02:50:21
>>66 目の前にラーメン二丼並べるのはさすがに恥ずかしいよ。
たまにはキュースのことも思い出してあげてください。
オデンも食いまくった
ここは欠食児童の集まりかw
そろそろ銃の話題を
オレの股間のマグナムが
マグナムの徹っていませんでした?
>>65 大藪作品の主人公たちは基本的に「人の目を気にして生きるなんて
くだらないことさ」という考えなので、まったく気にしていない
でしょうね。ただし、目立っては行けない状況では2軒の店を
ハシゴして食欲を満たすこともありますが
>>74 我が家乙
ところで「深夜食堂」の最終回で、皆が無言で焼きガニを食っている
場面を観て、「誰しも、カニを食うときは無言になるものだ」を
思い出しました。そういえばブルックも無言で食べていましたね
男の掟で、水城と有川が横川で釜飯3杯食ってたな。
有川はなかなか面白いキャラだった。
輪殺の掟みたいに主人公同然の実力を備えているわけでもなく、野獣死すべしの
真田のように最初から殺されることが運命付けられてたわけでもない。
水城にとっては一応同士なんだけど持て余してる感じが可笑しかった。
>>76 同じようなキャラとしては、「長く熱い復讐」の武山がいますね
彼の場合、大金を入手するのに大きく役立つ一方でヘマを繰り返し
主人公と同等にはなりきれませんでした
肉体的な差だけなら、身長165cmで60kg、アルコールはまったくだめで
肉よりは豆腐が好きというキャラでも常に油断しない冷徹な精神と
殺しのテクニックがあれば主人公クラスになれますが、やはり女に
だらしがないとか自分自身に甘くて油断するタイプはだめですね
「俺達は皆、同じ世界に生きているのだ。へまをやった者が死に、
あくまでも冷静さを失わなかったタフな奴だけが生き残るのだ」
とあるように、初期の短編で若くして死んでいった主人公たちと
同様、あるいはそれ以下の存在だったということでしょう
主人公のように全てが抜群なわけでなく、欲望に誘惑に弱い(特に女w)
脇役は人間ぽくて面白いですな。
ともすれば大藪ヒーローは人外の悪霊・鬼になるからですかね。
>>77 おぉ、未読なので今度読んでみます。
有川はまさに女がらみのドジが多かった。
これはドジじゃないけど「食ったものがすべて精液になってるんじゃないかというくらい」
誘拐した女とやりまくったり、情を移したあまり死姦したり死化粧してやったり。
>>79 有川のドジっぷりが、自分を見てるようで好きだったんだがw
81 :
無名草子さん:2010/01/11(月) 00:27:52
女の罠に簡単に引っ掛かった鳥羽もドジと言えばドジ。
それにしても女とムスタングに乗り込んだとたん車の性能に付いて
2ページ半も費やすとは大藪おもろすぎ。
>>78-80 主人公と同レベルではなく、単なる使い捨ての道具でもない脇役キャラは
時代劇で言えば「水戸黄門」のうっかり八兵衛や、素浪人の月影兵庫や
花山大吉と旅をする焼津の半次みたいなポジションだと思います(歳がw
ただ、こちらの舞台はハードボイルド。脇役と言えども犯罪者であり、
何度ヘマをやっても主人公が助けてくれる時代劇とは違い、ミスが続けば
最後には死が待っています。個人的には「孤剣」の伊吹勘之助あたりと
一緒に旅をするドジキャラや、丹波文七に対する久保涼二のような少年
キャラの出てくる物語を読んでみたかったですね
主人公が犯罪者とは知らないまま、日常のかなりの時間を共に過ごし、
食事の世話や表の仕事のマネジメントをこなし、アフリカの猟場の
厳しさに悲鳴をあげ、乱交パーティーにまぜてもらってご機嫌になり、
己の筋肉や射撃の腕が主人公とあまりに違うことに落ち込む浅見も、
有川や武山に近い脇キャラと言えるでしょう
>>81 私のような銃や車の素人は、延々と展開する銃器や車の説明によって、
それを読むまでは単なる銃、単なる車だった存在がまるで以前から
慣れ親しんでいたものであったかのように感じられ、より深く物語の
中に入っていくことができます
他の作家が同じことをしたら「文章の書き方を知らない素人か?」と
思うところですが、大藪作品においてはなぜか物語の流れに水を差す
とか邪魔だと思ったことは一度もありません。相性の問題もあるで
しょうが、やはり作者の力量による部分が大きいでしょうね
84 :
無名草子さん:2010/01/11(月) 13:26:27
まあそのノリで暴力租界の最後も凄い事になっているが…
俺は晶夫がボーニエとロッキー越えで嵐の中を飛行した時の
突然のロックウェル硬度の解説にはさすがに辟易としたなw
今でこそ射撃、銃器、外車又はレース車両etc…の情報は比較的簡単に手に
入りますが、当時としては希少知識そのものだったのでしょうね。その事物の描写
が作品世界を魅力的に味付けするのも大藪作品ならではの醍醐味です。
「ウエポン・ハンター」あたりから、MONOマガジンぽく感じて読むのが面倒に
なっちゃったりしてましたが(苦笑)。
まさにカー、銃器情報小説だよな、「全開で飛ばせ」なんて小説だか車情報誌だかよく判らなかったよ。
87 :
無名草子さん:2010/01/12(火) 15:00:32
>86
「全開で飛ばせ」は、「必要な描写としての情報」ではなく意識的に「スポーツカー情報小説」を目指していると思う
初出は自動車雑誌じゃなかったっけ
>>87 今は本がないが、確か一話ごとに車の写真&解説が付いていたと思った。
89 :
無名草子さん:2010/01/12(火) 19:29:52
全開で飛ばせ
オチも意味もない小説でビックリした
>>85 「monoマガジン」の別冊である「サバイバル・マガジン」では
大藪春彦のインタビューが掲載されたり、星島シリーズの特集が
組まれたりして完全に連動している感じでしたね
>>88 角川文庫版では各話ごとに車の写真と解説、巻末に用語解説が
ついていました
時速300`近いランボルを追い抜きざま狙撃し去ってゆくマクラーレン・プロト
昔の東名は渋滞もなかったのか
『全開で・・』はトヨタマークUやお約束のスカイラインGTRも。ほんまカー雑誌やなw
追加。車はよう覚えてるが小説の中身は忘れたw
94 :
無名草子さん:2010/01/13(水) 14:06:55
猟銃男が3人殺して自殺だってよ
これでまた銃規制が厳しくなるなorz
95 :
無名草子さん:2010/01/13(水) 23:45:17
>>54 カタカナ表記は、先生独特の表現で、あえて、そう、表現されての事と推察します。
『ショーユ』が醤油、なら、読者としては、うすくち醤油か、こいくちか、減塩か、丸大豆か、
などと、本編以外の瑣末な事柄を考えねばならず、先生はご自身の作品の文体のスピーディーさ
の、邪魔になると考えられたのでは?
96 :
無名草子さん:2010/01/14(木) 00:01:18
94>>
新聞では、都合5発撃ったらしいけど、今の銃刀法の規制範囲なら、弾倉3発に薬室1発だろうに、
三人に1発づつ、自身の自決に1発で銃はカラ、が納得いくんだけどな。
と、散弾銃3丁にライフル2丁所持、って一般市民としては、数が多いような。。
先生でも、なかなかに、銃規制が厳しく、銃の買い替えが大変だ、と言ってたよ。
と、ライフルの口径というか、弾種は何だったろうね。新聞はそこまで書かないから。
308か、30 06だろうな。イノシシじゃないんだから、そんなで撃たれたら
人間なんて、だめだね。
97 :
無名草子さん:2010/01/14(木) 00:07:39
と、銃はボルトアクションか、ガスオート、か?自決はやはり、お約束の足の
指で引き金を引いたのか、気になります。
98 :
無名草子さん:2010/01/14(木) 01:06:44
銃身を短くしちまえば足使わなくてもいけるんじゃね
ライフルで殺傷したのかな、それとも散弾銃なのか。
暴力租界上下買ってきて今上巻の半分ぐらい読んだとこだけど
同じことずっと繰り返してて面白くないんだけどこれから面白くなるの?
後期大藪読むの初めてだけど初期ほど面白くない
>>101 まじ?
長く熱い復讐は長編なのにあっという間に読み終えたがこれはきつい
見張り皆殺しから愛人レイプまで全部同じこと延々と繰り返すんだもの
103 :
松の根っ子:2010/01/16(土) 08:01:52
『暴力租界』で一番面白いのは鏡明の後書き
104 :
無名草子さん:2010/01/16(土) 12:24:03
ビートルズのレボ9を聴いてジョン・レノンは天才だと思えるあなたなら。
あるいはブルックナーの交響曲が大好きなあなたなら…
暴力租界はある意味傑作。
>>104 「Revolution 9」だけでなく、KRAFTWERKやTANGERINE DREAMなども
好きなんですが、「餓狼の弾痕」と「暴力疎開」は正直言って読むのが
キツイ部分があります
ストーリーのエンドレス化の兆候は、すでに「アスファルトの虎」の
ベンツ試乗シーンなどに現れていますが、こちらは何とか大藪小説の
集大成として無事着陸に成功しています
まあ、『早い話が』とか、『要するに』とか書き始めたあたりから、センセは
自分の文が気に入らなくなってきたんじゃないかな。
ふと自分が今まで書いてきた節を見直して、冗長だと思って要約したと
考えると辻褄が合う。
107 :
無名草子さん:2010/01/17(日) 02:08:23
脂がのってる作家は読者に一気に読ませる作品が書ける。
そのような大藪作品てありますか?
108 :
松の根っ子:2010/01/17(日) 06:01:10
“掟”シリーズなんか脂がのっていて最高だよ
「処刑の掟」良いよ
主人公の作るステーキうまそう
「諜報局破壊班員」「不屈の野獣」あと…『マンハッタン核作戦」
などの、殺人機械・エージェントとしての伊達邦彦ものもよいですね。
俺は長く熱いがよかったな
オレ、「黒豹の鎮魂歌」に1票。
掟シリーズは10年近い期間の間に書かれていますが、個人的には
「処刑の掟」と「非情の掟」がベストです。面白くて一気に読める
という意味では、これも個人的な基準ですが前述の2作の他に
「トラブル・シューター」、「汚れた英雄」、「長く熱い復讐」、
「黒豹の鎮魂歌」、「諜報局破壊班員」、「マンハッタン核作戦」、
「曠野に死す」、「狼は曉を駆ける」、「獣たちの黙示録」、
「傭兵たちの挽歌」、「ヘッドハンター」などです
平気で人殺しができる主人公1は伊達かな
むしろ平気じゃない奴を挙げてくれ。
大藪ヒーローでいちいち人殺すのにうじうじ悩んだりする奴がいるかよ
117 :
無名草子さん:2010/01/17(日) 22:17:46
「安心しろ。少し眠っていてもらうだけだ」という優しい主人公も多いです。
でも結局延髄抉って永遠に眠らせてやるんでしょ
119 :
無名草子さん:2010/01/17(日) 23:23:47
頭蓋骨が陥没するほど銃把で殴ったら生きてても障害者だよなw
死人に口なし大藪に手加減なし。
売国奴の鳩山や小沢の中韓利権パイプをぶっ壊すような作品を
書いてほしかったなあ。
大藪主人公は政治的主張はあまりしないよな
個人的動機だけで動いてる奴がほとんどだと思う
西城も頭をブラックジャックで殴られ失神→覚醒
よく脳内出血しないものだな。
>>120 韓国利権関係なら、何度か書いているでしょ。
文何某も桃色淑女と一緒にふっ飛ばしたし。
中国利権がこんなに大きくなるとは、流石の大藪さんも予想してなかっただろう。
共産国家なのに、原理資本主義。
自由選挙がないのに、ネット人口3億6千万人といういびつな状態なんて予測不可能だわ。
>>120 米国隷従売国奴なら岸、佐藤兄弟の清和会系だろ。
今なら森、小泉、安倍、福田といったところだ。
小沢や鳩は田中角栄の流れを汲む日本国民優先の愛国者ですよ。
米国傀儡国家から真の独立国家日本を標榜すれば同じアジアの中国や韓国に接近するのは当たり前。
ちなみに大藪作品でよく出てきて惨殺される官僚派沖山や岸川のモデルは岸信介ではなかったのw
生臭さくなるから政治絡みは止めましょうね、つまらんし
>>123-124 なるほど。政治はよくわかりませんが小沢も鳩山も、田口首相のように手足を
。357の弱装弾で吹っ飛ばされたり最後は強装弾で肉片になるまでズタズタに射撃
されたりするということですねえ。
大藪ヒーローのかっこよさはアメリカ文化イコールかっこいい、という価値観が根付いた
ことにより生じていると思いますが
だからといってあの屈強な連中は素直にアメリカ万歳とはいわないだろうな。その辺複雑です。
現実には大藪先生の政治スタンスはどうだったのですか?
一匹狼らしくやっぱ無党派?
そもそも戦争をやって負けた時から日本はアメリカの妾であり操り人形で
あり続けているわけで、その一方で「騙されて輪姦された翌日には
食事の支度や洗濯をするたくましさ」も持っています。NHKで暮れに放送
されていた「外事警察」に出てきた有賀のような人物がいれば、少なくとも
他国から舐められるだけではない国になれるかも知れないのですが、現実は
支配者が変わるだけで従属の立場は変わらず、しかも国民のほとんどは
そのことを知らないか、知っても無関心という状態が続くのでしょうね
大藪春彦は少年時代の段階ですでに国家そのものに幻滅し、青春時代に
夢見た革命の幻影もすぐに消え失せ、それゆえに徹底した個として生きる
主人公たちの物語を書き続けてきました。彼が今も健在だったら、現在の
滑稽な政治状況を私のような政次の素人にも分かりやすく物語の中で解説
してくれたことでしょう
主人公たちの多くが大金を手に入れた後は国外へ脱出し、特定の国家に
縛られずに独立した個人として生きていくのは、作者の理想的な生き方
だったのかも知れません。ちなみに、主人公たちが心の片隅にわずかに
残した感傷すら捨て去り、ハンティングにも興味を持たずに生きていく
したら、デューク・東郷のように機械的なライフスタイルになるわけで、
それはちょっと味気なさすぎますね
政治家の実名を上げるなよ、規制くらうぞ
「小泉進痔ろう」ならいいですか?
大沢とか鷺山とかちょっとはひねれよ
133 :
松の根っ子:2010/01/18(月) 21:10:35
>>84 >俺は晶夫がボーニエとロッキー越えで嵐の中を飛行した時の
>突然のロックウェル硬度の解説にはさすがに辟易としたなw
「飛行した時」にそんな解説はしてない
偽装殺人でこれはという方法ありますか?
酒飲ませて事故死
>>135は「大藪作品の中で」という話では? そうでなければスレ違い
スレ違いていうより、通報モノじゃん
BSフジで映画「野獣死すべし」をやっていたね。
噂には聞いていたけど、原作とはまったくの別物だった。サイテー
141 :
無名草子さん:2010/01/20(水) 01:21:00
>>139 大藪前提に決まってるだろ
大藪に完全犯罪(偽装殺人)は付きものですよ
究極の完全犯罪は「ヘッドハンター」のクライマックスでしょうね
犯罪行為そのものが気付かれることもなく、大規模な事故として
処理されてしまったことでしょう
ちょっと余談ですが・・・
郵政汚職を探っていた読売新聞の記者が口に靴下を突っ込まれ
その上にガムテープで猿轡をされ、後ろ手に手錠を掛けられた
格好で息絶えていた事案は一人SMプレーに興じた上の事故死とされた。
西松汚職関連で長野県知事の秘書が電柱に首を吊って死んでいた事案も自殺とされた。
日本は怖い国だと思うのは僕だけでしょうか。
>>143 怖いのは日本じゃないぞ。
政治家と手を結んだヤクザ。
ヤクザと手を結ぶ政治家。
最近の学生は大人しくなったな
デモすら出来ない byオヤジ
どれだったかな。
リンスキンLで肛門を丁寧に拭った直後にシャワーを浴びる場面があったな。
大藪先生にとっては排便=リンスキンLのようだ。
先生は痔持ちだったからな
>>146 「アスファルトの虎」の高見沢優がリンスキンLの愛用者ですが、
作者の分身の1人である西城秀夫は痔が悪化した時に備えて
アフリカの猟場にポータブルの温水洗浄機を持参していました
今だったら西城のアジトのトイレはウォシュレット付きだった
ことでしょうね
149 :
無名草子さん:2010/01/22(金) 22:31:01
大藪さんは人間なんてしょせんモノに過ぎないと思ってるように感じられる。
モノだから片っ端から殺しても罪の意識もなく平然としていられるというのか。
確かに一面的に見れば人間は血や臓物の詰まった皮袋にすぎないが決してそれだけではないと思う。
人間の命ってそんなに軽いものなのか。どんな人間だってその人なりの人生がある。
そこらが書ききれていない小説はやはり薄っぺらいと言わざるを得ない。
ヌルー検定ってやつですね
>>148 西城って痔主だったんですね。
数いる大藪ヒーローの中でもコミカル担当の西城ならではの設定か。
>>150 >ヌルー検定ってやつですね
まあ取りあえず、「荒野からの銃火」くらいは読んでほしいと思いますね
作品も最低30冊くらいは読まないと
>数いる大藪ヒーローの中でもコミカル担当
パーセンテージはそれぞれ異なりますが、基本的に主人公は作者の理想や思想を
受け継いだ分身であると言えます。中でも伊達邦彦と西城秀夫の2人はその
代表的なキャラクターです。デビュー作の主人公である伊達邦彦は作者の理想像
そのものであり、それゆえ常にクールで優雅なスタイルを崩しません
一方、西城は邦彦とは対称的に作者の人間臭さやコミカルな部分が色濃く反映
されたキャラであり、ヒッピー姿でエレキギターをかき鳴らしながらビートルズを
歌う陽気な自由人です。個人的には仕事で付き合うなら邦彦、友だちにするなら
西城というのが理想ですね
邦彦はスマートで優雅な態度を崩すことなく、人を利用するだけ利用したら見捨てそうな
気がします。西城はなんだかんだ言って最後には救けてくれそう……公僕ですしね(?)
美女を監禁して辱めなかったのは西城だけではないだろうか
>>152 そうそう、西城には正義感が有る。
公務員の鏡w
>>152-153 警察庁の人間ということもあり、民間人に被害が出ないように注意するなど
完全なアウトローの主人公たちと違って色々と大変ですが、車の運転が乱暴な
若者の右目を指で突いて失明させるなど、やはり起こらせると怖い人物で
あることは間違いありません
西城の名言
「刑事が俺のように荒っぽかったらすぐにクビになるぜ」
先生好み ハンドガン編
◎ 銃身が一部または全部露出しているオートマチック
◎ モーゼルHSC
○ オートマチック全般(例外あり)
○ コルトのマグナムリボルバー
△ それ以外のリボルバー
× ブローニングのオートマチック(敵から入手、その場しのぎに使うくらい)
××ブローニングハイパワー(すぐ分解して捨てるor女をいたぶる道具)
名銃といわれるハイパワーの評価が低いのは何故
自動小銃編
AK47 >>>>>>>>>>>>>> M16
AK47を突撃銃と言うのはなぜ?
共産圏の銃
先生好み ショルダーウェポン編
◎ ウィンチェスターのライフル
◎ ユージンストーナー設計の突撃銃
◎ サブマシンガン(特にPPSh−41とウージー)
○ カラシニコフ (意外とメインアームにはならない)
△ レミントンのライフル
× ショットガン
× 西欧製の突撃銃
ハンドガンはヨーロッパ製、長物はアメリカ製が好みなのでしょうか。
162 :
松の根っ子:2010/01/24(日) 18:01:25
インタビューで好きだと言ってたのは
コルトパイソン
SIGP226
CZ75
凶銃シリーズはそのまま先生の趣味
163 :
松の根っ子:2010/01/24(日) 18:06:37
M16系も良く使ってたのに
M16が作中に良く出てきたのは、米軍キャンプなどで試射できたりした
経験があったからかもしれませんね。もしくはゴルゴ13などの劇画作品でも
知名度もある自動ライフル銃なので、ファン・サービスで登場させていたのかも
知れませんね…大藪作品で知名度が上がったのか、絵で訴える劇画や映画で
人気が上がったのかは鶏と卵のどちらが先か、ということになるのか。
超精密射撃はともかく、大藪ヒーロー的運用…ビポット・ピンで折りたたみ
軽量コンパクトに持ち運び、危機に陥ればほぼ瞬時に組立てて射撃体勢に移り
高速弾で多人数相手に怒濤のフル・オート射撃で弾幕を張りながら、
セミ・オート射撃で比較的精密な狙撃も行っていたのはかっこよかった。
165 :
松の根っ子:2010/01/24(日) 23:43:37
個人的に認識したのは
ワルサーPPK→ジェームス・ボンド
M16→ゴルゴ13
ワルサーP38→ルパン三世
モーゼルHSC→大藪春彦
>>164 M-16(AR-15)が登場する「諜報局破壊班員」や「ベトナム秘密指令」は
1965年刊行です。そして「ゴルゴ13」は1968年に連載開始です
>軽量コンパクトに持ち運び、危機に陥ればほぼ瞬時に組立てて射撃体勢に移り
>高速弾で多人数相手に怒濤のフル・オート射撃で弾幕を張りながら、
「トラブル・シューター」で大藪春彦を本格的に知った私が、完全にハマる決定打と
なったのが「処刑の掟」です。多数の敵の待ち伏せに遭い負傷した主人公が、苦痛を
無視してM-16自動カービンを素早く組み立て、フルオートで反撃に転じるシーンは
個人的に大藪作品の戦闘描写の中でも十指に入ります
大藪ヒーローたちが最も多くの弾を撃ったのがM16系ではないでしょうか。
銃身が桃色に輝くまで、
銃身がアメのように溶けて曲がるまで
主人公たちはM16を撃ちまくります。
AR−10のようなマイナーな銃が出てくる作品もああることから、
先生がストーナー好きだったことは確かだと思います
先生が絶筆「暴力租界」で最後に評価してたのはAK47シリーズだった
どこかで撃ったことがあるのだろうか
169 :
無名草子さん:2010/01/25(月) 21:21:29
処女作の主人公が「朝倉恭介」という、分かりやすすぎる程大藪さんの影響を
認めたうえでデビューした作家、楡修平。処女作から続くシリーズと「ガリバ
ー・パニック」を読んだきりだったが、いつの間にかTVドラマの原作を書くま
でに出世していた。政界版「蘇る金狼」みたいな話だが、どこへ向かうのかま
だ分からない。とりあえず楡氏の出世に乾杯
>>166 「処刑の掟」イイデスネ!
双葉新書版の表紙はどないやねんて感じですが。
みなさん本があ;つていいすね。
俺は本が無いのでほとんどきおくだけで参加してます。
ところで「処刑の掟」は酒井でしたっけ?
>>168 私の記憶違いでなければ、AK47は実銃を手に取ったことがあるだけだと
思います。M-16はアフリカで遊び撃ちをして銃の反動などの感覚は
知っていたようです
>>170 双葉新書版の「処刑の掟」は未読です。「非情の掟」だけは持っていますが、
こちらはなかなか良いと思います。「処刑の掟」や「非情の掟」は今でも
月に何度か手にとって気に入った部分を読んでいます
>>171 「処刑の掟」は速見誠、酒井淳は「復讐の掟」です
>>169 最初の本の帯が
野獣の嫡男にして新宿鮫の好敵手登場!
だったなw
174 :
無名草子さん:2010/01/26(火) 19:23:50
寒い冬には温かチャーシューメンが最高だね
高見沢がアンカレッジの空港で誘惑に勝てずに食べた
ウドンの「法外な値段」っていくら?
176 :
松の根っ子:2010/01/26(火) 20:17:24
豊和製のAR-180が作品内で書かれるときはAR-18になっているのは何故?
フルオート可能だから
久しぶりに「汚れた英雄」を読んでみる。
昔に読んだ作品を改めて読むと、作中のヒーローが、久しくあわなかった
友人のように懐かしい。
>>172 昔どっかの大藪スレに、「処刑の掟」や「ウィンチェスターM70」「血の来訪者」
のハードカバー版の表紙画像を貼った覚えがありますねえ。
>>175 一杯千円と言う高価な値段だが日本食が恋しい日本人達が
群がっていた。メニューは月見と天ぷらのみ
レーサー家業も順調で人殺しのバイトまでして何億も稼いでる癖に
意外に締まり屋さんなんだな
181 :
無名草子さん:2010/01/28(木) 00:53:26
金のために人殺しをするとは最低な奴だが大藪主人公にもいるのかよ
先生好み 車編
◎◎ BMW(特にアルピナチューン)
◎ コルチナ ロータス
◎ ニッサン (スカイラインGTB と ブルSSS)
◎ ミニ・クーパー
○ ポルシェ
○ フェラーリ(ただし 女に夢を見させる道具)
△ マスタング(コブラかマッハ1 アメ車の中では例外的に活躍)
× トヨタ (目立たないだけがとりえ)
× メルセデス(スイングアクスル許すまじ)
× イスズ(カックンブレーキ)
×××ミツ○シ(腰高の安定に欠けるスタイル、つながりの悪いギア、何しろ大藪ヒーローの仇敵三○重工の子会社)
というわけで、何を書きたかったかというと、
G3を撃ちまくり、SWM−19(コンバットマグナム)をメインアームとし、ギャランGTO−MRを乗り回した西城は、異色の存在。
なぜか欧州車の評価が高いな
俺的には大馬力を持て余し派手にホィールスピンするアメ車のほうが面白さはあるが
コーナーではハデにタイヤが悲鳴を上げる
>派手にホィールスピン
つまり、駆動力が無駄になっている状態。
性能ではない、面白さだよ、君ぃ
>>185 やはり自分が実際に乗った車種は書きやすいというのもあるんでしょうね
コロナ車は確かに“主役”になることが少ないですが、アフリカでの
ハンティングではランクルの独壇場ですし、西城はチューンアップした
コロナ車を愛用していたりしますね
執筆期間が40年にも及びますから、当初は評価が低かったメーカーや
車種が後期にはまったく別評価になっていたりします。ラジアルタイヤに
関する評価など、隔世の感があります
189 :
無名草子さん:2010/01/31(日) 01:46:08
大藪作品でたまにストレートアームとか出てきますけど大藪先生はストレートアーム肯定派なんですか?
水泳のことなら柘植久慶に聞いた方がいいぞ
主人公より水中で息が続く女
主人公より力持ち
主人公より大食い
でもトータルでは主人公が一番。まさにフェラーリ
俺に墓はいらない or マンハッタン核作戦
狼は暁を駆ける
獣たちの黙示録
でok?
よくわからないけどそれでオッケー
少なくとも「血の来訪者」は読んでいるわな
ここでチョット一息。
もしも、すべてのオーヤブヒーローでチームを組んだとして、最もチームに馴染めない、
すなわち一匹狼的な行動をとりそうなのは誰だと思いますか?
小島恵美子。
>>197 あくまでも作品を読んだあとの個人的な印象からですが、朝倉哲也、有間靖浩、
石坂晃あたりは単独行動の方を好みそうですね。あと、杉田淳はチームとしての
戦闘は問題なくこなしますが、オフのハンティングになると自分だけでさっさと
出かけていくと思います
200 :
無名草子さん:2010/02/04(木) 18:48:25
200get
>>161です。
M16系全盛の前のM2カービンやトミーガン、
長らく活躍したルイス軽機関銃を見落とした点お詫びします。
M3サブマシンガン「グリース・ガン」も
初期にはよく使われた。
>>199 金狼しか読んでないので朝倉しか知らないが、たしかに朝倉こそ一匹狼と呼ぶに相応しいね。
人付き合いが苦手で、きっと女にも奥手なんだと思われる。
204 :
松の根っ子:2010/02/05(金) 22:01:13
どこを読めばそうなるの?
男女問わず本心を明かすような付き合いはしないけど、目的のために
必要であれば社交性に富んだ風に振舞うことは余裕でできる。
はいはいのはいです
石川と朝倉は対照的だね
朝倉は若すぎるところがある。殆ど出自や来歴を語られていないが、
同年代同時代の大藪ヒーロー達のような出自がありそうだ。
カー雑誌を見て車を借りるシーンが好き。
貸主の横柄な態度に腹を立てながらも車(車種は忘れた)に乗り込み、
ダッシュボードに浮かび上がる淡いグリーンの光に魅了され全てを忘れてしまう
少年のような純粋さがなぜか大藪先生と重なる。
インターネット隆盛の昨今、モーターサイクルや車雑誌の個人売買や読者交流コーナー
の衰退は目を覆わしむるものがある、「汚れた英雄」などの重厚な連載小説ページなど
望むべくもない惨状といえよう。
そして今時の自由社会に生きるナウなヤングの情報収集としては、インターネットの利用が
一番現実的であるのは周知の通りだ。しかし閲覧記録が残る点には注意しなければならない。
会社や自宅のPCで無用心に何の防護もせずににネット・サーフィンを行ったことが露見し
その立場を悪用されて清涼剤漬けにされたり・社内殲滅されてしまうのは脅す訳ではないが
明日かも知れないのだ。清涼剤についての問い合わせは大学まで。
私ならネット・カフェ−ネ・カフェ−に出向くなどして必要な情報をググッてしまうだろう。
一番客の多い金曜の夜などに、バランタイン30年物を一杯やった後に立ち寄った風を
装い「俺はもうネ・カフェに50回は来ている!」と店員を威嚇する。そして100ドル相当の
チップをさりげなく握らせ、入り口が見張れる場所に席を取ってもらう。非常口が近いという
のも悪くない。そしてPCで必要な情報を検索するわけだが、すぐに必要な情報だけ取り出して
ハイそれまでよと席を立てば、「厭ね、もうお帰り?」と店員の印象に残ってしまう恐れがある。
そこでメコンデルタ地帯の攻略サイトや、銃やナイフ、猟などの情報サイトも閲覧し、ネット閲覧
履歴を適度に荒らすことを薦めたい。時間つぶしと閲覧のカモ・フラージュもできて一石二鳥。
念を入れすぎ夜が明けたとしても、緊急の場合であるためあなたの行動はあやしまれない。
頃合よしとばかりに席を立つ際には「大学の助手の堀田です−」と一人言ちておけば
店員も周りの客も何度も頷きながら、あなたが一般人であることに納得するだろう。
やれるよ、君なら−
MGじゃなかったかい。TR4は京子に買わせてたと思う。
>>210 柘植久慶先生乙です
ボーン・シリーズでネットカフェに入り必要な情報を検索してすぐに
席を立ったり、使い捨て携帯を相手のポケットに滑り込ませたりする
主人公を見て現代の、それも世界を舞台に活躍する大藪小説の主人公の
姿について考えたことがあります
>>211 借りたのはM・G・AマークIIで、京子に買わせたのがトライアンフTR4です
先生にとっては性能の優れた車の運転席は「コックピット」だもんな
良くも悪しくも昔の車にはそういう感覚にさせるじゃじゃ馬が多かったが
残念ながら今の車には無い
>>214 ドライバーの腕の未熟さ、または安全を無視した改造車が引き起こす事故や惨事には、
銃を使用した凶悪事件などと同様に作者の胸を痛めさせたに違いない。
シャコタン化した車で追いかけてきた車を軽くあしらい自滅させたり
西城が成り行きで同乗した車のドライバーの片目を「乱暴運転のお礼」とばかりに
潰したりしているところに、その苦悩を感じることが出来る。
「アスファルトの虎」の最初の巻の当り、高見沢が馬鹿馬鹿しいと醒めきっているのが
印象的な「お化け車テスト」あたりが改造マシーン描写の真骨頂ではないだろうか。
詳しい巻数などは名無しの掟氏まで。
こと二輪の方では、昨今のスーパー・スポーツ・マッシーン、伊達や速見も盗んで
使用していたCB750の末裔とも言えるCB1000RRなど、生半可な腕では流して
乗ろうが攻めて乗ろうが、ほとんどサーキットでの走行タイムが変わらないほどに
高性能化していると言うから面白い。これもナウい新装備、ハイテクノロジー
ーハイ・テク−の功罪と言えよう。お問い合わせ先は本田技研工業。
大藪ヒーローたちが普通では手に入らない外国車、レーシング・チューンドの
国産車を作中で自在に操っているのが格好いいのは、パワフルでタフな男が
強大な力を持つ装置を自分のコントロール下に置いているからだ。
それが時代遅れだとせせら笑うような草食系男子には、リコール問題でめっきり
女の子受けも悪くなったトヨタ・プリウスでもお勧めするべきかーー
216 :
松の根っ子:2010/02/07(日) 11:45:15
暴走族ですらも“車離れ”現象なんだから仕方ない
217 :
無名草子さん:2010/02/07(日) 13:31:43
この糞コテ占有スレまだあったんだw
削除依頼出しておきますね。
218 :
無名草子さん:2010/02/07(日) 14:07:48
>>214 ホンダにはDOHC仕様の軽トラがあったと聞く。面白い時代だったんだね。
我が国を代表する自動車メーカーが、立てつづけにリコール騒ぎを起こしています。
「絶望の挑戦者」を愛する私は、UM・フォスト・クリンガーの陰謀と勘ぐらずにいられません。
「首相も沖縄と引き換えに認めざる得なかった。」
この文の「沖縄」を「普天間」や「不起訴」に置き換えれば、状況もぴったり。
>>218 ホンダのT360などだね。
回さないとトルクが出ないので、荷物を積むと坂道発進で
苦労する、4連キャブは精密すぎてメンテが大変、そして
車両価格も高かったこともあって一部のホンダファンにしか
売れなかったという話。
本田宗一郎−ホンダ−が高回転型エンジンの開発に力を入れてた
こともあり、四輪メーカーのラインナップとして用意したい軽トラなどに
転用できる小型エンジンが高回転型しかなかったようなのね。
燃費とか使い勝手とは別に、「ホンダらしい軽トラ」はできあがったという
ことでしょうな。
「汚れた英雄」を読めばバイクの歴史がわかるよ
知ったか乙w
「汚れた英雄」は日本のバイクの発展史でもありますね。
>>224は富塚清、関和夫の書籍でも読むのがお似合いでしょうかね。
227 :
松の根っ子:2010/02/08(月) 19:11:57
現在
日本バイクの国内需要は壊滅寸前
228 :
無名草子さん:2010/02/08(月) 19:44:44
>>250 私は2年程CBR1000RRの英国逆輸入車に乗ってました。
確かにゼロヨン9.9sは凄かったです。
フェラーリの5000cc、12気筒クラスで12秒台でしょうから。
なんか頭の血がスーっと後ろに引くのが感じられるぐらいの加速です。
しかもスタビライザーというかサスも素晴らしい。
高速で274km出して継ぎ目のバンプを踏んでも平気なんですよ。
小石を噛んだだけで吹っ飛ぶといわれた朝倉とかの時代とは
隔世の感があります。
>>228 私は歴代のカワサキの旗艦マシーンを乗り継ぎましたね。
GPz900R,ZZ−R1100(D型)…ZX−9R(B、C型)…
もうこの辺りになると、スピードって勝手に出るものだなあ、となり、
ZX−12Rやハヤブサを試乗して、こりゃ楽すぎると思ったものです。
今はオフロード車でちんたら野山を流してます。
ウサギを轢き殺して殺戮本能を満足させたりはしていません(笑)
みなさんの貴重な体験も興味深いですが、先生が70年代以降二輪車に急速に興味を失った理由は、もっと興味深いです。
ninjyaは女豹に出てたよね
やっぱり「スーパーカーブーム」の勢いもあって、外車が出てくる小説の
需要が増えたからじゃないかな。バイクには免許制度変更があり、ナナハンなど
の、外車もしくは逆輸入車が手軽に乗れなくなった。
スーパーカーは普通自動車免許で乗れるのにねえ。
>>231 GPX750Rですな。乗りやすかったけどね
大藪春彦自身はバイク乗りだったの?
四輪に関しては小説のネタ以上の愛を持っていたと思うけど、バイクに関しては
そういうのを感じないんだよね
>>230 70年代前に日本メーカーがGP制覇して世界中の市場も独占してヨーロッパ中の二輪メーカーぶっ潰したから
そして自分の書いた本が巡り巡って80年代のバイクブームすら引き起こし
本当に日本人レーサーがWGPに参戦して優勝したりもしちゃって
やり尽くし感書き尽くし感があったからなんじゃないの?
汚れた英雄の映画化前にハリー先生は
息子さんの大学入学祝いにホンダの単車買って挙げてその納車時に
俺が最初に乗ってやると意気込んで大怪我しちゃった位のお茶目パパ
あの体型でバイクは似合わないしょ
やはり先生は黒のグラサンで四輪ですね
話を豚切るが大藪小説の魅力の一つが読者に生唾を飲ませる食事シーンだと思う
みんなはどんな食事シーンがお気に入り?
おいらは邦彦がエゾシカのレバーをあぶってウォッカを飲みながらたいらげたり
熊肉のローストを生のネギやピーマンと交互にかじるシーン。それから北野晶夫が
クジラのステーキとトロロ飯でスタミナを回復させるシーン。それに鷲尾が作る
ベーコンエッグやアラスカ式オムレツも外せない
ああ、キリがないw
238 :
無名草子さん:2010/02/10(水) 10:55:42
石川克也が食ったすごい量の朝食やアンガス牛のステーキ。さらに延々と食ってた韓国料理
これが同じ日の食事なのがすげーw
それから親友とうなり声をもらしながら食った野鳥の照り焼き
239 :
無名草子さん:2010/02/10(水) 11:10:16
「唇に微笑 心に拳銃」読了。
相変わらずの大藪節炸裂だ。
主人公・若林が、野望のためにバンバン人を殺しまくる。女とやりまくる。
肉を食いまくる。ww
そして、離れ島にハーレムを築いていく。
ただ、ちょっとこの小説にはいただけないところがある。
殺害した相手の死体を処分するシーンがあるんだが、ちょっと丁寧に
書き込みすぎてる。文章がしつこすぎる。
ディスポーザーで死体をミンチにして処分するシーンがあるんだが、
これを数ページにわたって書きこんでいて、なんか猟奇殺人のドキュメント
みたいで、気分が悪くなった。
痛快なクライムノベルの面白さに水を差してるな。
240 :
無名草子さん:2010/02/10(水) 11:13:59
>>237-238 しかし、野菜は食べないんだよな。食べてもニンニクや玉ねぎ
みたいな、精力系のやつばつかり。ごはんもあんまり食べない。
脂っこい動物性たんぱく質ばっかりで、繊維質や炭水化物を
摂らない。
これは循環器系疾患をひきおこす。
大藪小説の登場人物は、みんな早死にしたはずだwww
241 :
無名草子さん:2010/02/10(水) 19:23:59
大藪って何で欧米人に憧れるんだ?日本人ならもっと日本人としての埃を持てよな
>>230 です。
先生好み二輪車編 ○ ホンダ 他は無し
などと考えていた時、ふと思ったのです。
「汚れた英雄」は言うに及ばず、「戦いの肖像」水島のCB450を駆った現送車襲撃、
「ウインチェスターM70」登川・白井の古ぼけたホンダによる都内潜入など、
印象に残る二輪車のシーンはほとんど60年代までの作品に限られます。
70年代以降の作品にも二輪車は出てきますが、先生風にいえば「カタログスペックだけで作り上げた」感があります。
(「戦士の挽歌」石川という例外もありますが)
この変化は何故でしょうか。お考えをお聞かせください。
>>241 日本人じゃないお前がグダグダ言うなよw
>>240 作者の少年時代の体験や作品が書かれた時代をよく考えようね。君が当時の人間だったら「繊維質が云々」なんて
言えたかね? 当時はレモン丸かじりや洗面器一杯の生野菜なんて栄養への関心や知識だってほとんどの
一般庶民にはなかった。ステーキ食えばスタミナがつくと信じられていた時代。後の時代の人間が
それを笑うのは無意味
70年代以降の大藪作品にバイクが出なくなってきたのは
先生自身がバイクに乗ってみる機会が乏しくなったとか
知り合いのレーサーがみんな四輪レースにシフトしていったからとか
大藪ヒーローの年齢が高めになって、バイクに乗るという行為が
似合わなくなってきたとか、ありそうですね。
鷲尾のスパニッシュオムレツは作って食ったことがあります。
「鷲尾進 オムレツ」でググると有志のレシピが出てきます。
246 :
無名草子さん:2010/02/11(木) 02:36:30
確か小学校のとき小学館の本にミュンヘンオリンピックで
連覇を目指す三宅選手(東京、メキシコでは金メダル)の
食事と言うのが載っていました。試合直前ですらステーキ
500gにボウルいっぱいの野菜の世界でしたよ。同重量を
挙げれば体重の少ない方が勝つので、炭水化物は極力採ら
ないとも。今のスポーツ栄養学者が見たらびっくりの内容です。
247 :
240:2010/02/11(木) 09:58:41
>>244 なるほど、時代背景か・・・
確かに大藪春彦は戦中戦後を経験している人だ。ステーキ丸かぶりに
憧れた世代の作家だのはずだ。
とはいえ、それでも脂っこいものを食べ過ぎている。
伊達邦彦や「唇に微笑・・」の若林らは、引き締まった筋肉に
張り出した下腹、二重あごの体型だったはずだww
>>241 それも時代だろう。
大藪世代にとっては、「ガイジン」ってだけで「偉い人」なんだわな。
金髪とズバズバなんか、小説の中でしか体験できないことだったろう。
毎日肉を飽食していたら肥満や生活習慣病になっちゃうだろうけど
「日頃の鍛錬」とか「日頃の節制」で余剰カロリーを消費させて体を引き締めて
いるのでしょうな。
猟や野外生活では体力もそれだけ消費するから、カロリーの高い物を食わないと
体が保たないという事情もあるだろうね。
銃・ナイフ・車・バイク
良き物は基本的に舶来物なんだから欧米信仰みたいに見えるのはしょうがない
肉食中心の食生活も
少なくともバイクだけは日本製が最高だ。
ちなみに私の一番好きなのは、漁船の中で立ったまま食うイクラ飯。
あれは「黒豹だったかな。」
俺は「処刑の掟」でのステーキ焼いて食うところが好き。
金髪大好きは忠さんだったな
>>237 すべて書いたらこのスレが終わってしまうので、特に印象的なものだけ
・「処刑の掟」の犬の骨付き焼き肉と、生還後の一キロのステーキ
・「非情の掟」の残飯雑炊、生を含めた牛肉三キロ、鹿一頭の生食
・「傭兵たちの挽歌」のイノシシの心臓と肝臓の焼き肉。キャリブーや馬の生レバー
・「ヘッドハンター」のムース・ソーセージ、レッド/ワピティのタンやレバー、
ブラック・マウンテン・ハットでの鮭の水炊きやカナダ雁のロースト
・「戦士の挽歌」の朝鮮料理、ヤマドリとシシ鍋、鮎の塩焼きと鷭の付け焼き
・「アスファルトの虎」の肉なし朝食、カウ・エルクのレバー・ステーキ
・「曠野に死す」の毛蟹の丸茹でとウニをまぶした生イカとグレープフルーツ、
羆の生肉、鮭と蟹のお握り
・「マンハッタン核作戦」のマルコスXの食事、グリズリーの肝臓焼きや背肉フライ
・「諜報局破壊班員」の銀の月での晩餐、ロクエビリエ村での昼食、伊勢エビの海藻焼き
・「長く熱い復讐」の刑務所での食事と、雪中でのアラスカ式オムレツ
・「殺人許可証No.3」のサンパンでのアヒルの燻製や豚の腸詰め、魚の腹子等
・「孤剣」の鹿の腿の焼き肉や胸肉の刺身
・「黒豹の鎮魂歌」のイクラ飯(
>>250さんの書いているものです)
>>247みたいに、作者のエッセイを含む作品の大部分も読んでないのに自分が読んだ作品だけを基準にして
トンチンカンなことを言う奴はこれから増える一方なんだろうなあ
>>239は何のために大藪を読んでるんだろう。あの程度で気分が悪くなるならほとんどの作品は読めないぞ
死体をバラバラにして沼に沈めた直後にステーキを貪り食ったり、なぶり殺しにした奴の死体の近くで
サンドイッチを作って食ったり、ナイフを耳の穴に突っ込んで脳を抉った後にそいつが持っていた
食料を貪り食い、さらに馬の肝臓を生で食う世界なのに
だけどほとんどの場合、なぜか無機的な感じで不快感がない。それがまた魅力のひとつ
大藪を楽しく読みたいな。
そういえば「復讐の掟」ってまだよんだことなかったなあ。
面白いのかしら?
257 :
無名草子さん:2010/02/11(木) 18:47:13
>>255 何のためにってwww 娯楽のために決まってるじゃん。
アンタまさか、大藪の小説から人生訓学んで、この通りに生きようと
決心してるわけじゃないだろうなwww
>>256 コテつけてるのに掟シリーズを全部読んでないのか。ちょっとびっくり
>>257 娯楽で読んでるのに、たかがあの程度の描写で気分が悪くなるようじゃ意味ないだろ
お気楽なラノベでも読んだら?
>>258 元々コテハンで書き込むようになったのは、スレが荒れてたときに、発言を
明確にする必要があったからでしたかね。
なぜか角の立つ発言をしたがる、決めつけたがる人がいた頃のお話ですね。
まだ掟シリーズもハイウェイ・ハンター・シリーズもまだ完全には読んでません。
これから新しく読めると思うと楽しみです。
>>246 >今のスポーツ栄養学者が見たらびっくりの内容です。
水分補給、ウサギ跳び、糖分やタンパク質の補給方法など、オリンピック選手の
周辺ですら現在から見れば誤った知識が信じられていました。でも、それを
後からとやかく言うのは無意味ですよね。
「非情の掟」の角川文庫版(昭和54年初版)の解説で、平岡正明が主人公の
食事量と運動量について語っていましたが、その中に引用された週刊誌記事の
切り抜きが印象的でした。明大ラグビー部の合宿の食事なんですが、「朝食→飯、
味噌汁、目玉焼、漬け物。昼食→飯、ハム二枚、ウインナソーセージ五本、漬け物
夕食→マトンのニンニク入り焼き肉二百グラム、生野菜、漬け物」というものです
ここにも肉食すなわちスタミナという当時の考え方が見えています
「荒野からの銃火」などのエッセイを読めば、当時の作者の食に対する考え方が
どんなものであったかよく分かります。タンパク質の不足は彼にとって恐怖ですら
あったのです。大酒を飲み、大食するのは少年時代に飢えと暴力の地獄を体験し、
流行作家として書き続ける彼に必要だったのでしょう。かなり細かく計算された
食生活やトレーニングを行う高見沢優も魅力的ではありますが、たくさん食い、
鍛え抜き、それによって強靱な肉体を得るというシンプルなライフスタイルの
主人公たちの物語は、読む者により多くの生きる活力を与えてくれる気がします
>>259 まだ未読があるのか。うらやましいな
>>260 俺は単純明快な行動原理の主人公が好きだ。自分で傷の手当てをし、鹿のレバーを食い
高熱に耐えた後にはもう傷口に薄皮がはっている生命力が良いんだよ
アスファルトの虎では、「動物性蛋白質は適量」「野菜を多くとる」になっていてびっくりした
うんちくを楽しませる手法は変わらなかったけど
>>262 でも後半はかつての大藪ヒーローたちと変わらなくなってたな。少なくともハンティングの時は
トレーニングマシンで体を鍛える星島は、いまいちなんだよなあ
高見沢は300キロでスクワットやってたけど、
今の日本人でも300キロでセット組める奴なんてほぼいない。
う〜ん、やたらとスペックを気にするようになって、読みづらくなった気がする。
息をするように殺し、貪り、犯し、眠る。
数字を気にするようになって、氏の文からリアリティが失われたように
思うのはオレだけだろうか。
晩年の野獣モノでは伊達邦彦が最後の戦いの前に
カーボローディングとか言ってけんちんうどんを食堂のおばさんにおかわりしてた
先生ターザンとか読んでたのかなあw
でも大藪作品のそんな蘊蓄はポパイとかmonoマガジンとかに絶対影響を与えてるはず
>>265 具体的な数字によって主人公のパワーを示すのも悪くはありませんが、
水平にのばした片腕に二人の男をぶら下げることができるとか、閉じ込め
られたタクシーの車内から体当たりでロックされたドアを開いて脱出するとか、
復讐の権化と化した状態で相手の首を素手で絞め千切るといった描写の方が、
個人的には好きですね
>>266 後期に復活した邦彦は、素手で闘うシーンひとつとっても「もどかしい」
気がします。
>でも大藪作品のそんな蘊蓄はポパイとかmonoマガジンとかに絶対影響を与えてるはず
前の方でうっかり名無し状態のまま書きましたが、モノマガジンとはリンクして
執筆などをやっていたみたいですね。星島シリーズは嫌いではありませんが、
やはり過去の作品や主人公たちと比較すると微妙な違和感があります
エージェント時代の伊達は豪華な舞台で優雅に振る舞う野獣そのもので
よかったですね。「野獣は甦える」以降の復活・伊達ではそのエージェント時代が
なかったことになっているのが残念。
「野獣の感覚」に目覚めるっていうのもオカルトじみているけれど
「野獣は、死なず」の格闘シーンとか、「常温核融合」とか「総合格闘技」とか
「テレパシー・予知能力少女」とか、十分に咀嚼されないまま、消化不良なまま
作中に出てきたあの要素は、なんだったんだろう。
エージェント時代の伊達邦彦シリーズは和製007シリーズを狙っていたよな
貴族並の豪華な生活、高級車に乗り世界をかけめぐり女と美食を堪能する
でも正直このあたりの作品はイマイチなんだよな
エージェントものならやはりハイウェイ・エアウェイハンターの方が面白い
伊達邦彦は「血の来訪者」まで
僕は鷹見徹夫が好きだなァ。
「暴力列島」「俺に墓はいらない」とか。
でも国家機関がらみのみならず、破壊工作エージェントって多いよな。
271 :
無名草子さん:2010/02/13(土) 21:51:25
一匹狼的ではあるが組織に属したヒーローよりも、
真の一匹狼を書く時のほうが先生の筆も滑らかな気がしますが、どうでしょう?
エージェント物は様は007で先生のサービス精神の賜物だと思うので嫌いじゃない
インテリから子供年寄り土方まで売れに売れた国民的作家の真骨頂でしょう
でも一匹狼型はとことん本質が暗いのがイイねえ
一時期に一杯書いた短編も暗いやつが素晴らしい
青春は屍を越えてなんて野獣より自伝的要素満載で妙に好き
「若き獅子の最期」もすごいよな。
”秀之は色々のことを見た。はじめにわざと勝たせてもらってから病みつきになり、
先祖伝来の土地を売り飛ばしてニコヨンになった大地主、貸元から借りた金が
雪ダルマ式にふえ、会社を暴力で乗っ取られた社長、回銭が払えなくて自殺した
バーのマダム…”
に続くのが
”しかし、秀之にとって、それらはすべて他人事であった。大体、鉄火場で素人が
勝とうなどと欲を出すのが間違っているのだ”
と続くのがいかにも大藪的でいい。
274 :
無名草子さん:2010/02/14(日) 10:24:21
新ネタ投入といこう。
大藪小説のなかで、好きな美女は?
俺はやはり「野獣死すべし・復讐編」の九絛(矢島)典子かな。あとは
「野獣都市」の石浜小夜子もイイ。
九絛典子は、清楚、美女、血筋と完璧なお嬢様だ。この美女をなんの
同情もなく利用し踏みにじる伊達邦彦。
ここに伊達邦彦、さらにその正体たる大藪春彦の「野獣」を感じるのだ。
>本質が暗いのがイイ
オーヤブの読者ってけっこうネクラが多いんじゃね
そのあたりが共感を呼ぶんだろう
俺も含めてだがw
>>274 美人かどう知らないが金狼の京子は素直でかわいいので好き
277 :
無名草子さん:2010/02/16(火) 18:53:50
俺は石川の彼女の女医さんに萌えた。
愛妻が目の前で犯されてしまった大藪ヒーローていますか?
美女という感じではないけど(名前失念)
英雄に出てくるバスト1m越の女が印象に残っている。
初めて英雄を読んだのは30年くらい前。
通常体型の女性で(肥満とかではなく)バストが1m越なんてありえんだろう
と当時は思っていた。
しかし30年後の現在1m越の女性が結構いる(うち半数は偽乳だろうけど)。
HカップだのLカップだの今のAV女優を見るとまさに隔世の感があります。
日本人の体型が僅か30年でここまで良くなるとは思いませんでした…
280 :
無名草子さん:2010/02/17(水) 19:12:19
マクドナルド婦人
先生は外人だとみんなニンフォみたいに書くが外人てそんなに淫乱なのか
先生は外国に取材旅行に行くと絶対に高級女を買ってたんだってね
で出版社のお付き編集が付き合い悪いとご機嫌斜めになったそうな
そして後書きでは真逆に書いてたw
先生の鬼っぷりカッコイイw
外人の肌は汚ねえな、ソバカスだらけで、そこにいくと日本人の女は肌がモチモチしてきめ細かくて最高。
>>283 アメリカかヨーロッパかでもかなり違うと思う
285 :
無名草子さん:2010/02/18(木) 13:42:17
私は過去付き合ったのは白人が圧倒的に多いです。
まあこれは趣味の問題ですね。
>>285 やっぱり男が思わず萎えそうに成る体を御して来たのね
素敵
287 :
無名草子さん:2010/02/19(金) 07:47:47
順番にオーストラリア人171cm、ドイツ人158cm、トルコ人183cm
アメリカ人160cm
もう肌はみんな奇麗でしたね。御した言うよりは御されてました。
まあ世界中女は一緒ですが、日本人と違うのはセックスを楽しむ傾向が強い事です。
「やらせてあげるんだから恋人なり妻なり私の身分を保障して。そうでないと
都合のいい女と言われて恥ずかしい」といったピアープレッシャーは無いですね。
得にアメリカ人の女性はセックスと言うより一緒にスポーツしてる感覚でしたし
ドイツ人の女性は傭兵達の挽歌にあるように本当にライオンの吠え声というか…でした。
でもそれ以外だとご飯作ってくれたり洗濯してくれたりみんな女性らしかったですよ。
私は付き合った事無いですが、知り合いに言わせるとコリアンの女性は本当に
逝くとき「アイゴー」と叫ぶらしいです。
男も忠治みたいにアイゴーを放つのでしょうかね?
黒人は臭いって聞いたことがある
だ〜か〜ら〜 皆さんの貴重な体験の話でなくて、
先生好みの女の話をして!
奥様は若い頃のアンルイスに似てた
似てないよねw
291 :
無名草子さん:2010/02/21(日) 00:38:06
先生好みは当然乳房が上向きに尖った女。
ほっそりしているが要所要所が発達した女。
292 :
無名草子さん:2010/02/21(日) 00:41:51
紀子、雅子、典子、先生の好みの女性の名だす。お公家さん趣味なのかな。
野獣死すべしをやっと入手。父の蔵書で女豹シリーズを読んでから幾星霜。
伊達邦彦は癖っ毛だったのか。
学生服、学習院のバッジ、タバコを吸う女秘書に時代を感じました。
>>293 お父さんは女豹シリーズを持ってるのに、伊達邦彦物は持ってなかったの?
逆は大勢いるだろうがね。
ハード・カヴァー版の「野獣死すべし 復讐篇」は当時定価280円だったかな。
それくらいの貨幣価値の時代に、どんだけ荒稼ぎしてるんだか邦彦は。
296 :
無名草子さん:2010/02/23(火) 07:29:50
先生は亜矢子も大好きよ。
愛蓮とかエレーヌも。
我が家では食べ過ぎの言い訳に、
「オーヤブ先生によると、こう「寒い」と1食に肉を2キロは食べないと体が参ってしまうらしいよ」
というのを言い合っている。
もちろん季節によって「寒い」が「暑い」や「涼しい」や「暖かい」に代わる訳だが。
先生「ステーキ3キロ」
ウエイター「300グラムでしょうか」
先生「俺をバカにするのか、マネージャーを呼べ!」
ちゃんと乾燥野菜も食えよ。
300 :
無名草子さん:2010/02/26(金) 02:35:17
最新の栄養学はアス虎時代からさらに進んでいますね。
カロリーがどうの、栄養がどうのなんて考えながら生きてくのはつまらない。
人間は豪快に飲み、豪快に食い、あとは土に還ればいい。
それが大藪哲学だ。
アス虎で急に健康食取り入れたの見て正直な人だなあと思った
マッシーはプロレーサーだからね
晶夫が大食いイメージがないのと同じで、プロレスラーじゃなければ
プロアスリートが食事に気を使うのはリアルだね
304 :
無名草子さん:2010/02/26(金) 09:53:46
先生はボディビルダーを筋肉の質が違うとか言ってバカにしてたんじゃなかったの
>>297 ちゃんとコブ胃から取り出した苦い草を一キロほど無理矢理に食って
栄養をおぎなってくださいね
>>302 基本的に自分の体験を基礎にして書く人ですからね。自身が病に倒れて
奥さんが少しでも辛い思いをさせないように工夫して食事を作ってくれて
いるのを見て、食に対する考え方はかなり変わったと思います。だけど
暗殺仕事の直後や猟場へ行った時は、かつての大藪ヒーローたちと
変わらない食事内容になりますね。一種の野性返りみたいに
>>303 本当は晶夫もけっこう食べているんですが、他の主人公たちと違って
大食のイメージはないですね。二輪ライダーなので体重も80キロ弱を
キープしていたみたいですし。何より、あの時代の主人公ですでに
タバコの本数を制限していますし、ストイックさが際立つ主人公です
>>304 だから高見沢は見せる筋肉ではなく、レース中の事故のダメージを
軽減するためと、より力強くあるためのトレーニングにシフトしています
>暗殺仕事の直後や猟場へ行った時は、かつての大藪ヒーローたちと
>変わらない食事内容になりますね。一種の野性返りみたいに
w大藪先生小説家の傍ら暗殺仕事もしてたのかwwww
307 :
無名草子さん:2010/02/26(金) 17:13:20
>w大藪先生小説家の傍ら暗殺仕事もしてたのかwwww
基本的に獲物を選ぶセレクティブハンターだけど
食肉会社の依頼でトラック一杯の獲物を撃ちまくったこともあるって書いてた
大薮小説に出てくる料理はどれもうまそうだけど、一番食いたくなるのは内臓料理
作中でのモツやホルモンの扱いが時代と共に変わって行くのが面白かった
汚れた英雄→闇市の屋台、血のバケツに漬かった内臓は牛か豚か犬かもしれない
蘇る金狼→渋谷の労働者向けホルモン焼き屋、唐辛子まみれの豚モツとニンニクの強烈なタレ
暴力租界→デートにも行けるオシャレな焼肉屋で恋人とホルモンを韓国珍味と共に賞味する
ハイウェイハンターシリーズに出てきた名古屋の「屠場」にはモデルがあるんだろうか
せっかくウマーなホルモン焼きなのに同僚たちは帰っちゃうのな…ショボーン
311 :
無名草子さん:2010/02/26(金) 19:01:34
最も胸毛の濃い主人公は誰ですか?
ファンタジーライトノベルのウェブコミューンで
金髪ツインテールロリの魔法少女が主役のお話を書いてるが
行動やディテールが大薮晴彦になってしまう
314 :
無名草子さん:2010/02/26(金) 22:12:48
>>w大藪先生小説家の傍ら暗殺仕事もしてたのかwwww
暗殺仕事の直後や猟場へ行く時に肉の大食いするのは先生でなくて
マッシーとか80年代の健康志向ヒーロー達
>>306 言葉が足りなくて申し訳ない。
>>305は作者ではなく高見沢のことです
>>314さん、ありがとうございます
>>309 「汚れた英雄」では牛や豚か、犬や猫かなどと気にせず貪り食う
まさしくそういうギリギリの時代だったわけです。西城がレバー
だけでなく子宮や男根の刺身を次々にたいらげていくシーンや
片山がイノシシの心臓や肝臓を焼いて、中の火が通った部分を
貪り食ったり、キャリブーや馬の肝臓を生でたいらげるシーンも
実に美味そうに感じられます
美人女優と食べるレバーの焼き肉から、象の肝臓やカウ・エルクの
レバー・ステーキまで、いちばん多くの種類の内臓料理を食べたのは
高見沢かも知れませんね
レバーを「リヴァー」と表記されると食欲をそそる
肉大好きの先生もショーピー1切れが1万円もする松阪肉はさすがに高いと言ってたな
>>315 犬や猫のものかも知れないとかは気にせず、焼けるのを待ちかねて貪り食う子供というすごい描写だね
片山が焼いたイノシシの心臓や肝臓の表面の焦げた部分を犬たちに投げ与えて、内部を貪り食う場面は俺も好き
片山も高見沢に負けないリーヴァー好きだね。あと杉田も
>>317 先生は歯ごたえのあるアンガス牛とかの方が好きだったみたい
よく作品に出てくる最後の肉汁の一滴までもパンに吸わせて平らげる鹿の肉ってそんなに美味しいのかね。
私は単に人種的味覚の問題だと思うけど・・・
ちなみに猪や馬の肉も食ったけど私は美味いと思わなかった。
それこそ好みの問題だからなあ。俺は馬刺は大好きだがイノシシやシカはイマイチ
322 :
無名草子さん:2010/03/04(木) 18:10:23
この人の文庫本で香港かどこかが舞台で主人公がアヒルの燻製や魚の腹子を貪り食う場面があってやたらと
うまそうだったのを覚えてる。あと同じ作品だと思うが主人公がどこかの山中で猟師か木こりを殺して、そいつが
用意していた粥にウサギのぶつ切りを入れてどぶろくを飲む場面も読んでてやたらに腹がすいた
また読みたいけど作品名を覚えてない。角川文庫だと思うんだけどこれだけで分かる人いたら教えてほしい
なんか書いていたら読みたくなってきたw
323 :
322:2010/03/04(木) 18:17:01
連投すまんがこの人の作品って意外と主人公より大食いとか大酒飲みがよく出てくるよな。確かワインを二本と
ブランデーを一本半飲んだ外国人がいたはず。バーボンを半分くらい一気飲みする黒人のネーチャンとか
先生は北欧人に豪快なイメージを持っているように思うな
ウイスキーをボトルごと滝のように口に流し込むような
「汚れた英雄」だったかな
>>322 >香港かどこかが舞台で主人公がアヒルの燻製や魚の腹子を貪り食う
これは「殺人許可証No.3」だと思います。私も好きなシーンです
>うまそうだったのを覚えてる。あと同じ作品だと思うが主人公がどこかの山中で猟師か木こりを殺して、そいつが
>用意していた粥にウサギのぶつ切りを入れてどぶろくを飲む場面も読んでてやたらに腹がすいた
これは「狙われた野獣」のエピソードです。「殺人許可証No.3」と雰囲気が
似ているので、私もしばしば混同します。ちなみに
>>323さんが書かれている
ワインとブランデーをガブ飲みする外国人が出てくるのも「狙われた野獣」の
別のエピソードです
あと、
>>323さんの「バーボンを半分ほど一気のみする黒人女性」は記憶に
ありませんが、スコッチなら「殺人許可証No.3」ですね
>>324 >ウイスキーをボトルごと滝のように口に流し込むような
「北欧人」や「汚れた英雄」ということなら、これはボーニエがワインを
仰向けになって口に流し込むシーンのことではないでしょうか。私の勘違い
かも知れませんが
いつまでも水を口の中に流し込む拷問のシーンだろ。
328 :
322:2010/03/05(金) 16:39:04
>>325 どうもありがとう。そうか二冊あるのか。ざっと調べたけど探すの大変そうだな。でもがんばります
引っ越しで捨てなきゃ良かった・・・
オーヤブに拷問シーンは不可欠だ
足の裏にバターを塗ってストーブの火でジワジワ炙るなんて拷問なかったか
330 :
無名草子さん:2010/03/05(金) 23:13:48
ここはサディストばかりだな
330の金玉を鞭で引っ叩いてやれ。少しは大人しくなるだろう。
ハードな徹夜仕事のあと、ベッドに倒れ込んで数秒で死のような眠りに落ちる場面が好き
寝る前に臓物の刺身や脳みそ料理を飽食してから寝て、起きたら体内に精力が充満していたとか
読んでいて元気になれる気がする
>寝る前に
実際にやってみたら胃もたれと二日酔いで会社を休む羽目になったが・・・
三日以上も不眠不休で頑張ったあとに十数時間の眠りで体力を回復するとかすげーな
子宮やチンポの刺身を貪り食いながら痛飲したあとに乗車拒否したタクシー運転手と
ケンカになり金玉を蹴りつぶして「チンポも腐り落ちるから、こいつは一生女を抱けない」
という描写があるのはこの人の作品だっけ?
朝倉はあんまり自炊しないよね
アパート自室で缶詰ばっか喰ってる
でも本当は火と油を大量に使ったボリュームたっぷりのホットドックとか作れちゃう
出来る子
朝倉は自室に招いた女にケーキを作って振舞ったりしてるね
大薮小説の主役は当時のハードボイルド物では珍しく
自分の食う物は器用に作るけど料理自慢ってほどじゃないタイプが多かった
他は外食かそのまま食うだけの男か料理ウンチク男の両極端
大藪だ。基本だぞ。
こまけーこと言うんじゃねーよ、ば〜か
>>333 やはりタフな内臓の持ち主じゃないとだめなんだな。枕に頭をつけて数秒で眠れる主人公がうらやましい
>>337 蘊蓄たれる主人公なんていたか?
スペンサーとか
星島シリーズは食い物の描写が美味そうでよい。どんぶり二杯の水キムチを一気に飲み干してから
星島スペシャルへの流れとか、ソフトシェルクラブの唐揚げとかドイツの焼き鯖とか
クレイジーケンバンドがTV出てて思い出したが
大藪春彦のレコードのCD再発立ち消えに成ったままだな
あれ横山剣が仕掛けた円楽のプレイーボーイ講座
の便乗企画で60年代イメージサントラレコード再販企画だったのに未だ出てない
福澤幸雄のサウンドポエシーと来て大橋巨泉のプレイボーイ講座が割り込みやがってこの野郎
早く出して下さい
>>335 朝倉がホットドッグを作るシーンってどのあたり? どうしても見つからない
少し焦げたホットケーキを作ったのは覚えてるんだが。朝倉って料理は苦手そうだよな
ヘロイン入りタバコは器用に細工してたのにw
ところで誰か
>>334頼む
345 :
無名草子さん:2010/03/08(月) 10:00:54
大藪ヒーローの身長は伊達邦彦に代表されるように180が基本で、あとは178とか190くらいか。エミーは女性だけに
唯一の160センチ代かな?
中には推定で185くらいありそうなのは何人かいたけど175とか185の主人公がいなかったのが不思議
体重に関しては、エミー以外でいちばん軽いのが(数字がわかっている中では)島津の72キロで、いちばん重いのが
太りすぎた時の高見沢の100キロだよな?。ジョーの現役力士時代の体重は別としてだが
>>344 これは
>>346さんが書かれているように「トラブル・シューター」です
>>345 何回か書いていますが、チーム物の一員で165cmとか、185cmとか、
175cmで100kgとかいますよ
歩いて15分ほどの場所にあるけっこう大型のブコフタイプの古書店が
閉店することになり、全品半額ということで行ってきました。店内は
すでに半分近くまで在庫が減り、大藪作品も棚2列弱程度でした
作品としてはすでに全部持っていますが、初版だったり出版社が
違ったりしたものを中心に11冊ほど購入。それらと子どものために買った
「ケロロ軍曹」のコミックス1冊で、合計770円はお買い得だったと思います
双葉文庫版の「骨肉の掟」は初めて買いましたが、いきなりネタバレの
裏表紙解説には苦笑させられました
以前は棚ひとつがまるまる大藪作品だったし、先に閉店してしまった
郊外の2号店などは棚3つ分という在庫量でしたので、とても残念です
これから大藪春彦を読もうという人は、ネット販売が中心になって
いきそうですね
348 :
無名草子さん:2010/03/09(火) 12:21:29
80年代後半頃から急に文体が変わったような気がするんだが
弟子が書いてたのかな?
骨肉の掟って海鳥研究の弟を最後誤ってぬっころす奴だっけ?
>>348 漫画家や画家の画風が時とともに変わるようなのと同様かと。
鳥山明のドラゴンボールの初期と後期じゃ全然違うでしょ。
それと一緒。
スーパージャンプのトクボウていうマンガに「大藪春彦ばりに肉を食う」みたいなセリフが載ってた。
作者はココの住人か?
352 :
無名草子さん:2010/03/10(水) 10:24:11
>>350 なんだかスカスカになってるような気がして・・・
>>349 そりゃ『非情の標的』『骨肉』は実の弟の首をへし折るw
355 :
350:2010/03/10(水) 21:37:03
>>352 傭兵たちの挽歌をもって、書きたいことは書き尽くした感はあるけどね。
>>354 骨肉は読んでないかもしれない。
弟の首をへし折る?
大藪は家族思いの作家だと思っていたから。
家族思いだからこそそうなったんだが。詳しくは読んでくれ。
『非情の標的』の最後は感動ものだったな。
最後の最後で兄弟愛が蘇る。
大藪作品はいつも兄が主人公ですな
復讐の弾道は
ここも自称大藪マニアばかりだwww
364 :
無名草子さん:2010/03/11(木) 20:35:45
そでのした
365 :
無名草子さん:2010/03/11(木) 22:57:04
越後屋
悪よのう
孤剣(赤い手裏剣)の伊吹も三男。
「孤剣」「赤い手裏剣」?本題?副題?改変?読んだ事ないもんで
孤剣→改題→赤い手裏剣
370 :
無名草子さん:2010/03/12(金) 14:02:40
何で改題したんだ、出版元の都合か、どうでもいいけど・・
どうでもええなら黙っちょれ
「赤い手裏剣」は市川雷蔵主演で映画化した時の映画のタイトルです
映画化と共にこのタイトルにしたものを、最終的に元に戻したものと
思われます
373 :
370:2010/03/12(金) 20:43:50
374 :
無名草子さん:2010/03/12(金) 22:37:28
>>373 生まれ変わってどぶネズミ根性を叩き直して来い!
春が近いと感じる今日この頃
突然窓ガラスを破って手榴弾が飛び込んできた
色々の出版社から出てるけど装丁はカッパノベルスのが一番しっかりしてたな。
378 :
無名草子さん:2010/03/14(日) 01:13:49
>>311 一番胸毛が濃いのは速水のような気がします。
胸毛がジャングルまで繋がっていたとかの描写があったような…
もしかしたら毒島だったかも?
それから西城や新城ですね。
379 :
無名草子さん:2010/03/14(日) 12:46:43
人は誰でも自分に無いものに憧れるんだねw
380 :
無名草子さん:2010/03/14(日) 12:56:43
最近はwikiやYouTubeのおかげで大藪ノベルで
繰り返し繰り返し語られていたのにいまいち
想像ができなかったメカ類が良く理解できるよう
になりました。シンプルブローバックとか
ショートリコイルとか。
スピードローダーも蓮根状の台座にリムド弾薬を
刺して固定するのは文章から理解できましたが
リリース機構も「輪殺の掟」時代からさらに進んで
スピードローダーを押し付けるだけで解放されるやつ
とかあるんですね。
先生も初期の作品はたまに勘違いしていました。
たしか、ルーガーのトグルロックについて曖昧にごまかしていた作品があったはず。
382 :
無名草子さん:2010/03/19(金) 13:50:56
大藪に特徴的なフレーズランキングでもやりましょうか
では最初、「もう人間ではない」
「タマネギをキツネ色になるまで掻き混ぜ、ショーユとサケを入れた」
牝猫のように喉を鳴らす
「酸素不足の金魚のように・・・」
「頭の芯にドリルを打ち込まれているような激痛」
化石したようになる
腸を軽くした
389 :
松の根っ子:2010/03/19(金) 19:59:28
邦彦が使ったスイス製16連発拳銃SP44-16というシロモノの詳細を知っている人
教えて
松の根っ子のような
ヒール・アンド・トゥのダブルクラッチ
注ぎ込みながら、銃声が一度に聞こえるほどの早業で
「うまい具合に」が1ページに2回出てくると、さすがに引く。
着弾のショックで腕がねじり上げられたようになる
396 :
松の根っ子:2010/03/20(土) 00:52:21
情報が殆ど無いよ
涎を垂らす
399 :
松の根っ子:2010/03/20(土) 11:23:53
世の中に出ない試作品で終了
上の人なんでこんなに偉そうなの?
ググれば一発で出て来るモンを探しもせずに
教えてもらえばこの有様。
「礼儀を教えてやる」
403 :
無名草子さん:2010/03/21(日) 00:57:40
「バセドー氏病患者のように目を飛び出させながら」
は確か患者の会からクレームがついたような…
404 :
無名草子さん:2010/03/21(日) 01:58:31
油圧で開くドアは悪どく儲けた連中の必須アイテムですな
405 :
無名草子さん:2010/03/21(日) 02:01:56
いかにもフェラチオを好みそうな口
報酬はいつものスイス銀行の口座に振り込んでおく
永遠に眠らせてやる
いくら広いにしても自宅の庭にトーチカがあるなんて想像できないよ。
大物暴力団の組長とかかな。先生、妄想しすぎじゃないの。
Vシネマレベルの地味〜な戦闘が見たいの?
1980年代はシェルター作る資産家が結構いたからねぇ
核戦争だけじゃなく地震やソ連との戦争、富士山噴火に恐怖の大魔王と脅威にか事欠かなかったし
当時の連中は金の使いどころに困ってた
俺の地元も元首相の広大な邸があるってことにされて、周辺の描写にニヤニヤした
411 :
無名草子さん:2010/03/21(日) 21:38:09
私はチームパラダイスがヘロイン漬けにする自衛官の家族宅が近所でした。
高見沢が女達と行ったモーテルでムフフ…
413 :
最近大藪ファン:2010/03/22(月) 00:24:24
「黒いシャツ、黒いスラックスと軽装の○○○○はM1ガーランド銃を持っていた。
この銃は重さ4,3キロ、ずしりと持ち重りがする。
元陸上自衛隊にいた○○○○には、手慣れた懐かしい銃だった。
米軍のM16自動ライフルは二十発連発可能だが、野戦用として2,8キロと軽量化されている。
第二次大戦と朝鮮戦争の遺物であるM1ガーランドはガス圧利用のセミ・オートマチック・ライフルだが、
堅牢で、しかも命中精度のいい銃だ。
特別な照準器をつけずに、米軍はM1ガーランド銃を狙撃兵に持たせたぐらいだった。
しかし銃は重い。
○○○○はこの夜の狙撃に備えて、ここ忍野の別荘とは反対側の朝霧高原で、△△△△から
渡されたM1ガーランドの試射を幾度も繰り返して、このライフルのくせをのみこみ、
照門と銃の先端の照星にこまかい修正をほどこした。
もうこれで、100メートル以内なら完全に敵を一発で倒す事ができる。
上の文章は飯干晃一の「続・日本の首領」の一節ですが、
どうです、大藪春彦の影響を受けた文章だと思いませんか?
大藪ファンの意見を聞かせて下さい。
銃器の描写で何らかの影響受けてない作家を捜す方が珍しいんじゃないだろうか
>>413 うーん、銃器の描写という点なら、突っ込みどころ満載だなぁ。
あと大藪流というなら、夜間射撃時には照準器に夜光塗料をなすり
つけないとイカン!
小ばかにする意図はないんだけど、大藪先生の1/10以下の銃器の知識でテイスト
を真似てみました、という感じかなあ。普通の人には却って読みやすいかも。
417 :
無名草子さん:2010/03/22(月) 12:47:02
>>銃の事よく分かりませんが大藪風に…
そのとき全身に黒い衣装をまとい、足下をビブラムソールのチャッカブーツで固めた軽装の○○○が
M1ガーランドを手に音も無く忍び寄っていた。 この銃は重さ4.3キロ、ずしりと重いが かつて陸上
自衛隊にいた○○○には、手慣れた懐かしい銃だった。
第二次大戦と朝鮮戦争の遺物である口径7.62mmのM1ガーランドはガス圧利用のセミ・オートマチック
ライフルだが、 堅牢でしかも命中精度のいい銃だ。 特別な照準器をつけずに、米軍はM1ガーランド銃を
狙撃兵に持たせたぐらいだった。扱い易さからいえば米軍の口径5.56mmのM16自動ライフルは二十
連発可能で、その上2.8キロと軽量化されているが……
○○○はこの夜の狙撃に備えて、昨晩盗んだ車でここ忍野の別荘とは反対側の朝霧高原まで行き、△△△から
渡されたM1ガーランドの試射を入念に行ってある。照門も5クリック程右に調整し、照星にはマイクロベッド
で細かい修正をほどこして、グルーピングは200mで10センチ以内に押さえてある。 100メートル程度なら虐殺にも等しい必中距離だ。
418 :
松の根っ子:2010/03/22(月) 14:40:57
>>413 特別影響を感じない
この程度で大藪の真似と言われるなら銃に関して何も書けない
すみません、部外者がお騒がせしております。
例の描写は飯干ものには珍しい部分でアレレと思った
ものですから戯れに書かせていただきました。
あのあとに頭粉砕なんて描写まで出てくるんですよ。
飯干が大藪氏の作品を見ていたって不思議でも何でもありませんよね。
だからどうと言われればそれだけのことだし、
お互い死んじゃってるし今となっては真相は闇の中だしね。
それにしても、ここの人は親切な人ばかりで嬉しかったです。
たくさんのレスありがとう。
狙撃兵と分隊射撃技能者(マークスマン)の違いとか
量産のM1ガーランドと銃身選別をしたM1Cの違いとか
銃器描写はどこまでも深く書きたくなる知識のスパイラルに陥りそうになるが
大薮晴彦なら銃身と銃床のベッディングと使用弾丸の描写は外さない
デリケートな照星に夜光塗料以外の物を塗るのも違うと思ったし
スタンダードなM1ガーランドにクリック式の左右調整照門は無かった気がする
421 :
無名草子さん:2010/03/22(月) 22:24:02
まあモチツケ。春彦な。
「その日の深夜、顔や首や手に黒褐色の靴墨を塗り、米陸軍特殊部隊である
グリーン・ベレー用のカモフラージュ色戦闘服を着用し、ネオプレーン・ゴムの
グレープソールがついたレッド・ウィング・アイリッシュ・セッターのハンティング・
ブーツをはいた○○は、川を挟んで標的のいる山荘と向かい合う林の中に身を潜めていた。
右手には三〇−〇六口径のM1ガーランド銃を握りしめている。ベトナム戦争で活躍した
M16が2.8キロと軽量なのに対して、第二次大戦と朝鮮戦争の遺物であるM1ガーランドは
4.3キロある。しかし仁王のような体格の○○は、その銃を軽々と扱った。
△△からこの銃を渡された○○は、銃身をアジトにストックしてある射撃競技用の
ものと交換し、グラスベッディングで銃床から浮かせてある。さらに覗き照門と照星
にも改造をほどこし、引金の落ちをシャープな切れ味にしてあった。実包も米軍基地の
知り合いを通じて入手した競技用の特製だ。△△たちにはアジトの存在は秘密にして
あるから、彼らは○○が渡された銃と実包を何度か試射しただけでそのまま使うと
思っていることであろう。
○○は今夜の狙撃に備えて、栃木山中で入念に試射を済ませていた。山荘までの
距離は直線で百メートル。○○にとっては必中射程であった」
こうして実際に書いてみると、大藪春彦という作家の偉大さが実感できますね
とても真似できません。
423 :
無名草子さん:2010/03/23(火) 00:37:48
掟さんGJ!いい感じですよ。本人よりもさらに説明がくどくてパロディとして十分。
先生だったら仁王よりは「ゴリラ」とか「蛮人」とか使いそうですけど。
でも1980年代角川の大藪がどこの本屋にもあり、電車で隣のサラリーマンが
読んでるアサヒ芸能や週刊ポストをチラ見すると普通に「戦バラ」や「黙示録」
が連載されていた時代は、普通の女子高生でも「ぴあ」の欄外に大藪パロディを書いていた
時代でしたよね。今から想像できない程大藪氏は世間一般胃受け入れられていたんですね。
女の子が彼氏からもらったアクセサリーを「男は金に10%程ジルコニュームを混ぜた合金製
の指輪に6本爪で0.3カラットのラフカットルビーを固定したものを私の誕生日にくれた」
by 大藪春子 なんてのがありました。アイドル系エロネタでは「俺は明菜を逝かせまくった
挙げ句、最後の痙攣に合わせて耐えに耐えていた引き金を絞った」てのもありました。
氏が本当に身近だった時代です。
大藪という作家(その化身である作品の主人公)の特殊性は目的を成就させるために
現状で考え得る最善の手段を選ぶところにあると思います。
そのためにはあらゆるモノを活用するし犠牲にする。ただそれだけ。
野球のバットも彼にとってはスポーツではなく撲殺用の凶器だし、
満開の桜も愛でるものではなく標的との距離を測る目印にしか過ぎない。
つかの間の休息でさえ次の行動に映るまでの単なる準備期間です。
彼にとってはバットも桜も休息も敵を倒し目的を達成するための道具であり手段に過ぎないわけです。
そして他の事にはいっさい関心もなければ価値も覚えない。
この徹底ぶりこそ他の作家に真似の出来ないところだと思います。
しばらく大藪に嵌りそうです。
425 :
松の根っ子:2010/03/23(火) 04:11:41
バットや桜は知らんが、大藪文学において車はスポーツを楽しんでるし銃は愛でる存在
単なる道具や手段で完結していない
そもそも桜とか出てこねーしw
放った。
その昔、映画雑誌スクリーンに大藪春彦の論評が載っていて、たしか「ジャッカルの日」だったかな、
スイカを的に銃の試射をするシーンのことでスイカが破裂しないのはおかしいとかムキになってたのを憶えてる。
また役者さんの体型を訊かれて「なかなかいいカラダをしている」とか言ってて、こいつホモじゃねーのとか思ったことがある。
まだ大藪さんが元気な頃の話で今では懐かしい思い出として残っています。
>>423 仁王という表現は「傭兵たちの挽歌」からです。その他もいくつかの
作品からの寄せ集めですね。それでも完全には再現できませんでした
>>424 個人的な意見なんですが、それはどちらかと言うとゴルゴ13の方に
当てはまるのではないかと思います。大藪作品の主人公の場合は
愛でる対象が常人と極端に違うだけで、価値観の差の範囲内なのでは
ないかと考えています
それはともかく、作品数は膨大ですからしばらくは楽しめると
思いますよ
>>428 確か弾頭に水銀を詰めた特殊弾丸か何かを使っている描写に対して
そんなことをしなくても弾速から考えてスイカは四散するはずだと
言っていた記憶があります
晩年の大藪氏はドライブにはBMWかGTR、近所のアシにはシビックを使ってたそうだけど
GTRやBMWは後期大藪ヒーローの車として愛情たっぷりな描写に恵まれていた割りに
シビックに愛情を感じる作品はなかったように思う
ホンダというメーカーに関しては二度にわたってホンダ時代の始まりを書いたけど
シビックが愛車になった話ってあったっけ
大藪氏が、現代の武器「パソコン」を小説に登場させたらどんな描写になるだろうか?
文才ある人ヨロ。
それから二週間ほどは、次の標的である大泉と鈴井の情報を集めることに忙殺された。
彼らの基本的なスケジュールや本宅や別荘の位置、さらには愛人を囲っている
マンションの住所などは、キュー・インターナショナルのデータベースに侵入して
調べあげた。車で住宅街をまわり、パスワードもかけずに使われている無線LANを
使っての不正アクセスだから足がつく心配はない。
もともとパソコンといえばハンティングの獲物の写真をスキャンして保存するために
買ったアイボリーのマッキントッシュくらいしか使ったことのない杉田であったが、
難解と思われたUNIXや不正ツールの知識も必要に迫られてやってみると児戯に等しい
ことが分かった。
星島がパソコン通信でUFOの情報を調べてたね
「望むものさえ大きくなければ手に入れられるし、それを許してもらえる、そんな風潮は大嫌いだ」
大藪氏とインターネットは相反しそうな気がするけど
星島みたいにコンピューターの専門家が出てきて、それに調べさせた情報をメールで受け取るって形になると思う
伊達邦彦の最後の二作には「インターネットと繋がったマッキントッシュ」が出てきたけど、特に描写はなかったな
435 :
無名草子さん:2010/03/24(水) 23:23:45
技術者を買収か脅迫でおK
大藪は古典として残せばいい
>436←松の根っ子?
>>433 当時のパソコンのスペックや通信速度、それに通話料金などを考えると
隔世の感があります。私はNetNewsの頃からインターネットを利用する
ようになりましたが、NewsGroupsの種類の豊富さと数の多さは現在の
2ちゃんねるのスレ数にも負けないものでした。大藪作品の主人公は
馴れ合いを嫌いますからjapan.chatなどのGroupは無視したでしょうが、
英語圏の狩猟や野生動物に関するGroupなら熱心に購読したのでは
ないかと思います
2ちゃんねるに関しては、「妖刀のような切れ味をしめすミニコミ誌」
のような情報を求めて政治や経済関連のスレをチェックするくらいは
したかも知れませんね
楡周平の一冊目の主人公がパソコン通信でコカインの密売するんだが
帯に野獣の嫡男誕生って書いて在ってザケンナと思ったな
主人公の名前が朝倉で行動が伊達みたいなんだけど
アメリカのミリタリースクール出てんだけど
結局単独犯じゃなくてバックがイタリアンマフィアなの
マフィアに入る時、互いの指を錐刀で傷つけて傷口で血を混ぜ合わす
→「兄弟!」
をやっていたが現代医学から見るとかなり危険だったな
大藪にコンピューターは似合わんだろ。
何つったって瀕死の妹を背負って病院駈けずり回るような人だから。
アイドルの名前をもじったヒロインを出したり
コンバットマガジンとかモノマガジンを読んでるらしき描写のあった
晩年の大藪春彦氏はネットの読み物とかミリタリーゲーを
楽しんで見てそうだとも思う
知識を得て、文章書きをするようになった今になって思う
一回でいいから大藪春彦と話してみたい
443 :
無名草子さん:2010/03/28(日) 16:04:04
みなさんすごい読み込んでますね・・脱帽っす
大藪作品にはまったきっかけはみなさん何??
ちなみに私は小6の頃母に破壊指令NO1を薦められました。
今考えるとすごいなママ・・
444 :
無名草子さん:2010/03/28(日) 18:40:17
俺は高1で初めて読んだのが「野獣死すべし」だった。
今まで経験したことのない文体に震えた。
そのあと「戦いの肖像」を読んでひっくり返った。
なぜか今では大口径ライフル目指してバウで修行の日々です。
>>443 俺は中三の冬休み、受験勉強の真っ最中。
気晴らしにちょうど松田優作主演で話題になっていた"蘇る金狼"を読んでみようとしたら
上下巻で、小遣い的に手が出ずに仕方なく買った"処刑の掟"を読んでひっくり返り
掟シリーズと蘇る金狼、それに野獣死すべし、汚れた英雄などを、お年玉で買い漁った。
リアルタイムでゲットできない世代です
優雅なる野獣と不屈の野獣ゲットは大変だった
マンハッタンは沢山出回ってたのに
447 :
無名草子さん:2010/03/28(日) 21:10:27
私は小学校6年のとき高一の兄貴がもっていたのを
借りて読みました。光文社のカッパブックス
で「俺に墓はいらない」と「非常の標的」です。
もう小学校6年に取っては単なるエロ本でした。
小学生に取ってはエロ写真みたいな挿絵もいっぱい。
暴力シーンなんかを注意して読むようになったのは
後で鏡明だかか誰かが雑誌に大藪的バイオレンスの
描写を礼賛していた解説を読んでからです。
高校入ったあたりから書評や海外のハードボイルドを読み初めて
「大藪春彦という凄い作家が居る」と聞き、学校の図書室で見つけた「汚れた英雄」が最初の一冊
それから市の図書館で借りた凶銃ルーガーP08、蘇る金狼を読み
ちょうどブックオフ等が出始める直前の頃、はじめて自分で買った「野獣死すべし」
以後は他の作家と並行しながらちょくちょく買って読みつつ、今に至る
訃報を聞いたのは車の免許を取り、はじめて実銃の実射をした頃
449 :
無名草子さん:2010/03/29(月) 08:56:16
443だけどもこんなにレスありがとう。
たまらなくなって右手を使い始めそうだ。
そんな俺も就活生。友人でMR(プロパー)を目指してる奴が多いんだが
大藪作品を読ませた方が親切だろうか
>>443 そういや矢吹ものは、エグいセックスシーンないよね。
451 :
無名草子さん:2010/03/29(月) 13:28:39
>>450 矢吹シリーズの世界平和同盟??
の地下基地で乱交しまくる話は小学生には荷が重かったんだぜ
あとヨットで各国の美女と乱交とか。。
大人になったらああいうことできると思ってました。。。
こんばんわ。やりたかろうです。
成人して企業に就職したが、とてもじゃないがサラリーマンと裏の顔の両立なんて無理!
20代の駆け出しリーマン時代に悟った…
454 :
無名草子さん:2010/03/30(火) 00:00:57
手鏡教授なんて上手く表と裏を使い分けてましたよね。
まあ最後にバレちゃいましたけど。
私の80歳の親父が「あの人の経済評論は素晴らしかった
んだけどな…」とポツリと漏らしてました。
しかし実際に沖だの猿田正義みたいな奴らはいるのでしょうか?
>>451 矢吹がアナルセックスをせずに、さらにチンポにメロンの種やヒジキが付いてないだけいいんじゃないかw
以前にも書きましたが、大藪春彦の名を初めて目にしたのは中学生の頃
書店の棚にハードカバーの「傭兵たちの挽歌」を見つけて手に取り、
表紙だけ見たのになぜか中身を読んだ記憶がない。あの時に読んでいたら
果たして人生にどんな変化があったのかと思うときがあります
初めて読んだ作品は「トラブル・シューター」で、18歳の時でした
各話ごとにテンポ良く展開するストーリー、撃たれて発熱するという
ことも知らなかったので、熱が下がった後に袋に入ったオデンを
ゆっくりと食うとか、男根や子宮の刺身を貪り食いながら痛飲する
という描写は驚きの連続でした。車と銃に細工された主人公が咄嗟の
判断である場所に逃げ込んでピンチを脱するシーンは最高でした
解説に導かれて次に読んだのが「処刑の掟」で、自分を追跡してきた
犬を解体して食うとか、最悪の事態を想定して持ってきた道具類で
生きのびる様子、そして生還した後に自分で作ったステーキを貪り
食うという内容で完全に虜になりました
>>453 伊達邦彦の時点ですでに「超人的な」エネルギーが必要だと書いて
いましたからね。目標のために青春の時間とエネルギーのすべてを
費やす主人公たちの姿は、読む者を勇気づけてくれます
457 :
松の根っ子:2010/03/31(水) 19:15:06
初めて読んだのは友人に借りた『野獣死すべし』
後の順番は記憶に無い
458 :
無名草子さん:2010/04/05(月) 21:57:49
「戦士の挽歌」がハードカバー版3分冊で出たばかりの頃
大藪仲間に「2冊目終わっても一人も殺してないんだぜ」
→「工エエェェ(´д`)ェェエエ工あんな長丁場なのに」
459 :
無名草子さん:2010/04/06(火) 22:36:04
確かに、しかも最初の一日がムチャクチャ長い。
しかも起きてから寝るまで10万カロリー摂取。
しかも一日で3人ぐらいファック。
「忙しい」と言うのは全く石川の為にあるような言葉だ。
460 :
無名草子さん:2010/04/07(水) 02:21:42
>>459 前日も接待で飲んで睡眠は3時間弱。にもかかわらず15キロほど走った後に4個の卵を
使ったベーコンエッグやバターを100グラム以上なすりつけたパンケーキで朝食
昼はワインを飲みながら脂身をバター代わりにした700グラム弱のステーキを食い、
夕食は朝鮮料理の店で鯨飲馬食
翌日は朝食と昼食にそれぞれ700グラム弱の茹でた羊肉を食い、夜はワインやウォッカを
飲みながらヤマドリの丸焼きの後にシシ鍋で少なくとも3キロの肉を食う
その翌日は歯と片腕だけでロープをよじ登ったり、30分も短距離スプリント並みの
スピードで走った後にバター100グラム以上を使った雑炊を大どんぶりで3杯食って
朝昼兼用の食事を終え、さらにそれから3時間後に玉ネギとチーズのサンドウィッチを食い、
その日の夜も接待で酒を飲みながらシャブシャブを食べる……
この間、複数の女だけでなく男の相手までしながら商談をまとめ、さらに相手と
会社を欺いて自分の懐に入れる金を作る。こんな日々を送りながら、挫折の後は
犯罪の準備も本格化させるのですから超人としか言いようがありませんね
462 :
無名草子さん:2010/04/07(水) 23:20:28
俺は工作眼鏡をかけた石川が黙々とエクスプローダー弾薬を手詰めするシーンが好きだ。
朝食を作る時もきちんとエプロンをするなんてお茶目。
463 :
無名草子さん:2010/04/07(水) 23:27:37
しかも石川がファックしまくるのは平日ですよ。
だいたいスーツ着たサラリーマンですよ、彼は。
全く可哀想にこれも仕事の一部な訳です。
で疲れて家に帰ったら原田美樹が何度も挑んでくるのだから…
石川、バター100グラムってマジ?
465 :
無名草子さん:2010/04/08(木) 04:44:27
石川はたぶん大藪ヒーローの中でも最強。杉田や高見沢より力持ちだし
466 :
無名草子さん:2010/04/08(木) 07:53:35
正確に言うと1/4ポンド。
聖善会病院で石川が手刀で首を吹っ飛ばすシーンなのですが
確かその直後に右手に持っていたガーバーマークIIで別のチンピラの
首を切り落とすなんちゃらという表現があるのですよね。
最初の一発は本当に「手刀」なのでしょうか?
それとも最初のブローは左手なのでしょうか?
467 :
無名草子さん:2010/04/08(木) 10:22:10
作者が手刀と書いているのに「本当に手刀か」とかワケがわからん。ナイフに熟練した人間がナイフを抜いて切りつけるまでのスピードは
下手な抜き撃ちより早いと言われてるんだぜ?
>>466-467 まず右手にナイフを握った状態で戦闘を開始しているので、単純に作者の
記述ミスではないかと考えています。左手にナイフを握り、右手の手刀で
最初の敵の首を切断し、左手に握ったままか右手に持ち替えたナイフで
他の敵を相手にしたのでしょう。破れた右手の手袋を交換する描写があるので
いちばん最初は手刀、つまり素手で首を切断したことは間違いないでしょう
469 :
無名草子さん:2010/04/08(木) 15:23:20
石川が奪った金塊をアメリカで換金しMMCに預けたが
預金金利15%って…いい時代だったな
今その金利なら何とか働かないでもOKなのに
マル優で三千万あれば新卒サラリーマンの年収程度の利息が取れた時代
それでも寝かすより運用した増えるってんで皆、凄い勢いで循環させてた
今は三千万を外貨外債にしても、リスクある割りに配当はフリーターの年収程度
大藪だけでなくサスペンスに出てくる秘匿資産の定番だった割債ももう過去のものかなぁ
471 :
無名草子さん:2010/04/09(金) 07:14:12
なんか車に乗ってFM聞いてたら、放送大学で割債の授業あったけど。
もう日本の会社は割債発行しないんですか?
それとも無記名がだめなの?
石川は子豚の肋骨をへし折って骨髄をしゃぶってたが、牛の大腿骨を
枯れ木みたいに折った主人公がいなかったか?
他にもチンピラの腕か指を強くを握ったらガラスみたいに砕けた主人公も
いたはずだが、大藪春彦だよな?
473 :
472:2010/04/09(金) 13:13:12
訂正。子豚じゃなくて牛の肋骨だった。どちらにしても人間業じゃないなw
>>473 牛の肋骨をへし折ったのは「黒豹の鎮魂歌」で読んだ気がするね。
大腿骨って言ってるから違うのでは?
>>470 今でも3千万で配当の高い投資信託やれば、月30万位になるぜ。
フリーターの年収がいくら位か知らんが。
牛の腿の骨をへし折ったのは、山野組の秘密キャンプでバーベキュー中の新城だろ。
478 :
無名草子さん:2010/04/09(金) 23:17:32
なんか車に乗ってFM聞いてたら、放送大学で割債の授業あったけど。
もう日本の会社は割債発行しないんですか?
それとも無記名がだめなの?
479 :
無名草子さん:2010/04/09(金) 23:20:16
↑ 済みません、戻るボタンを押したらまた書き込まれてしまいました。無視して下さい。
このスレも晩年の作風になりつつあるようだw
481 :
無名草子さん:2010/04/10(土) 12:17:29
>>472は生意気なチンピラかタクシーの運ちゃんの手の指の骨を「せんべいみたいに」砕いたんじゃなかったかな
作品名は思い出せない
大藪の小説ではソーセージが良く出てくるよな。サラミとかボロニアとか。読んでると腹が鳴る
激しいセックスの後に女とレバーソーセージを貪り食うのはどの作品だっけ?
先生はソーセージ好きだったよね。
「ハム好きはてんかん気質でソーセージ好きは精神分裂気質」
の文章があったけどこれは北杜夫の「どくとるマンボウ航海記」
の受け売りだね。
伊達邦彦
484 :
無名草子さん:2010/04/10(土) 20:13:04
これからは
>>482みたいにほんの数冊しか読んでないくせに
恥ずかしいことを書く奴が増えていくんだろうな
まあ荒野からの銃火は手に入りにくい状況だから仕方ないが、
それにしても無知は滑稽だな
485 :
482:2010/04/10(土) 20:25:52
>>484 少なくともお前のようなドン百姓よりは読んでいるがな。
氏ねクソゲス野郎
数スレ前にもちょっと話題になりましたが再掲しますね。
「ソーセージに凝ったこともある。僕はどういうわけか、ハムは好きになれず、
美味いソーセージには眼がないほうだ。北杜夫氏の“ドクトル・マンボウ”によれば
ハム党はテンカン質、ソーセージ党は精神分裂症だそうだが、僕は本物のボロニアだとか
レヴァー・ソーセージがあればご機嫌だ。しかし、本当に美味いと思うソーセージはえらく高い。
一万円分くらい買いこんで来ても三日ともたないのだからいやになる。」
>>485 まあ
>>484氏の言い方も良くありませんが、ヴァーミント氏の書いている通り
「荒野からの銃火」でちゃんと北杜夫の名前と作品名を書いています
大藪春彦の場合、エッセイの内容と同じことを作中で書いたり、複数の作品で
同じことを繰り返し書いたりすることがあります
「荒野からの銃火」や「男たちよ闘いの荒野に死ね」は現在では入手が困難
かも知れませんが、作品をより深く楽しめるので読む価値はあると思います
488 :
無名草子さん:2010/04/10(土) 23:56:11
>>485 だからお前さんよりは読んでるってw
荒野からの銃火はファンなら読んでおくべきエッセイだし、
それも知らないくせに「受け売り」なんて小馬鹿にしたような
ことを書くなってことだよチンピラwww
店に静寂が戻り他の客たちが話を再開し始めた
はずだったが怪しくなってきた
>>488 お前無職キモデブで包茎童貞しかも友人0だな。間違いない。
実生活の不満をこんな所でしか吐き出せないのか
ドブに頭でも突っ込んでろ。
「荒野からの」なぞボロボロになって書架にあるわい。
分かった上で言ってるんだよこの下衆が。
再び雪が降りはじめ、二人の頭に背に積もっていく。
完 だといいけどな…
>>491 横レス失礼。まあどっちもどっちだが、あなたが本当に荒野からの銃火を知ってるなら
わざわざ受け売りとか書くのは不自然じゃないの?
両者ともアジトに戻り武器弾薬を身に付けている最中
応急治療用の医科用薬品を容易に手に入れられる石川は
その面でも有利だな。
本日の教訓「知ったかぶりは恥をかく」
明日の教訓「皮被りはマスをかく」
で、
>>481の2作品(?)は何と何?
最初のは西城みたいな気もするが
はいはい、のはいです。
>>481 運ちゃんの指の骨をセンベイのようにへし折ったのは、「骨肉の掟」の二見沢、激しいファックの後にレヴァー・ソーセージ喰ったのは分からないが、フランクフルト・ソーセージ喰ったのは「戦いの肖像」の水島だったカナ。
受け売りの書き込みで恥をかいたやつが荒らしてるのか
503 :
472:2010/04/11(日) 12:40:03
>>501 どうもありがとう。例の怪力二見沢か。こいつと石川は主人公たちの中でも
トップを争う力持ちだろうな
>>481 >激しいセックスの後に女とレバーソーセージを貪り食う
たぶん「傭兵たちの挽歌」です。後は
>>501さんの書かれている通りです
「戦いの肖像」での、事後にフランクフルト・ソーセージの串揚げを
貪り食うというは実にリアルな描写だと思います
505 :
無名草子さん:2010/04/11(日) 22:11:01
高校時代友人に「ねえねえ次の大藪何がおすすめ?」と聞かれて、
1980年当時角川文庫に収録された傭兵達の挽歌を勧めましたが、
会うたんびに「なんか尋問シーンばっかだよ。読み進めば面白いのかな?」
「アフリカからヨーロッパに移ったけどまた尋問だよ。ねえ激しいエロ
シーンとかいつ出てくるの?」「また尋問だよ…」「つまんね…」でした。(笑)
大藪氏のインタビューでも自信が思う最高傑作を尋ねられて、70年代半ばでは
「黒豹の鎮魂歌」と答えていましたが80年頃は「傭兵達の挽歌」と答えていましたよね。
私は黒豹の方が好きです。で傭兵達の挽歌を「つまんね」と言った友人は
「戦士の挽歌」を絶賛して、「これぞ大藪最高傑作」と称していました。
忠治政治や金子といった今までには無かったキャラや主人公自体も、まあ最後には
典型的大藪ヒーローとして爆発するのですが、当初は這いつくばっていたり、
異色の作品ではあると思います。私も戦バラはベスト3に入ると思います。
>>505 最近「傭兵達の挽歌」を読み直してみたんだけど、ちょっとその友達と同じことを
思ってしまった。ラストシーンは大好きなんだけど。
>>505-506 面白い視点ですね。私は何百回と読み返してきましたが、話の面白さに
気を取られてその発想はありませんでした。まあ日本政府ですら把握
できない巨大テロ組織を個人で追いつめていかなければならないので、
どうしても尋問と拷問の繰り返しになりますね。私自身は尋問される
者たちの状況や考え方、それに敵の正体が次第に明らかになっていく
という展開が面白くて気になりませんでしたが、いったん気になると
その部分ばかり目につくものなのかも知れません
>>505さんの友人に「ヘッドハンター」を勧めたら、何ページ目で
挫折するのかなと考えてしまいました
「長く熱い復讐」を最初に読んだ時には、記憶があろうがなかろうが、
どうせ反射神経でいつもと同じ事やって行くんだろ、と思ってそのまんまでした。
己を裏切った犯人捜しとかならいいけど、自分探しなのがどうもピンとこなかった。
落ち着いて読めた二回目以降は、作業服の胸に自分で刺繍したりしてるところなど、
いろんな描写を面白く感じられるようになりました。作者なりに新機軸を狙った
作品だったのかな。
特殊能力者の記憶喪失ものは、主人公が自分で意識してないテクニックで危機を
切り抜けた後に愕然とするのがお約束で魅力。映画のボーンなんてその典型
俺は刑務所からスタートした時点でワクワクしたな。脳を損傷している主人公
というのも数少ないし
鷲尾とはチト違うが、新城も手榴弾の破片が脳に深く食い込んでいたっけ。一度だけ痛みに七転八倒する描写があったが、その後はスルーされてた気がする。
511 :
509:2010/04/12(月) 10:39:54
>>510 たまに破片が移動して七転八倒するんだよな。遠心力で強引に摘出するアニメが
あったような・・・
処刑の掟で速見が捕まった時、敵が「内臓は潰れただけで裂けてはいないから回復は早いだろう」と
言うシーンがあったが、潰れたら裂けるよりダメージが深刻だと思ったw
まあ強く圧迫されたという意味だろうけどね。この作品は何度読んでも飽きない
「処刑の掟」は名作だよなあ。やっぱり最初に読んだからかな。
メシ食いどき、バイク・ツーリング時、なんだかすかっとしたい時に
読むと元気になる本。
「野獣死すべし」を読みたい気分の時は本から何かを得たい、力が欲しい時
だからか、読み終わった時には軽く燃え尽きた気分になる。
昭和50年前後はハリー先生、一番充実してたよね。角川がらみで作家の長者番付にも出てたよね。
携帯規制でしばらく書き込めなくなるらしいので今のうちに作品名に関する質問。短編で依頼されて
ある人物を社会的に抹殺するように依頼されて、その男の息子に取り入って潜入し目的を達成するんだけど、
最後にその息子がその後にレーサーとして活躍したという記述で終わるちょっと風変わりな話
もうひとつは長編で、サドの五郎という殺し屋が出てきて最後に愛する女性と一緒に射殺されたはず
最後も長編で主人公は大学院生、蘇る金狼みたいに大企業に食い込もうとして挫折する。食事シーンで
「独身なんでベーコンエッグだけで何週間も過ごしてしまう」
これらの作品のタイトルを教えてください。短編の方は収録されてる短編集のタイトルを教えて
もらえると助かります。ヤフオク使ってでも買い直すつもりなんでお願いします
手元に今、オーヤブの本無いのでうろ覚えだけど、「大学院生が主人公の長編」と言うと『野獣都市』の有馬かな。「恋人と射殺」だと『みな殺しの歌(凶銃ワルサーP38)』のシーンが浮かびますな。短編は分からないwしかし、それだけストーリーを覚えてるのは凄いですね。
517 :
515:2010/04/12(月) 22:02:51
>>516 そう、有馬です。いや、有間かな?とにかく野獣都市です。思い出しました。恋人と殺される話は確か
いくつかあるはずですが、皆殺しの歌ではありません(これは手元にある)。でもいちばん気になっていた
作品名がわかってよかったです
ストーリーはほとんど覚えてません。さっき書いた断片的な部分くらいしか思い出せません。たぶん読めば
すらすら思い出すんでしょうが
明日あたりから規制の巻き添えになるらしいのでしばらくROM専になりますが、他の作品も分かる方が
いたらよろしくお願いします
無法街の死がそんな話だったような
> 恋人と殺される話
>>515 サドの五郎が登場するのは「無法街の死」内の短編「浜辺にて」です。
>>518 恋人と殺されるのはその通りで「無法街の死」のタイトルにもなったラスト短編です。
蛇足ですが、「おしゃれの謙」が登場します(笑)。
>>518 訂正、「無法街の死」内のラスト「崩壊」です。
>>515 >最後にその息子がその後にレーサーとして活躍したという記述で終わる
>ちょっと風変わりな話
「黄色い魔手」角川文庫「男ープローの墓標」所載の作品だと思います。
「通称 サドの五郎、本名は三枝五郎」と中盤に登場します。
酔ってるのでこれにて失礼・・・。
523 :
515:2010/04/12(月) 23:50:42
答えてくださったみなさん、ありがとうございました。まさかこんなに短時間ですべてわかるとは!
もっと早く質問すればよかった。がんばってすべてそろえます
みんなすごいな。どれだけ読んでるんだ。本当に大藪が好きなんだな
>>524 確かに読み込んでる人が多数なんだろうけど、細切れにシチュエーションを覚えてる人も多いと思う
ユーモラスな表現も多かったし
其れも此も、エンターティナーたらんとした氏の表現の賜物だと思います
526 :
無名草子さん:2010/04/13(火) 15:57:56
>>519 「おしゃれの謙」はよく出るよな。
名無しさんが書いてたはずだが本名忘れたw
『佐藤まさあき』と言う劇画家の「劇画の星をめざして」と言う自叙伝の中に、若き日のハリー先生との交流が描かれている。丁度「ウィンM70」と「死すべし復讐編」さらに「みな殺しの歌」を平行して連載していた時代。興味ある人はご一読を。
スーパーヒーローよりも
善人を騙して小銭を稼ぎ、撃たれりゃ命乞いもする小悪党のほうが共感を覚える
そういうキャラの生活や小物描写も凝ってるし
529 :
無名草子さん:2010/04/14(水) 22:53:33
>>507 全くその通り。彼はヘッドハンターのあらすじを話しただけで「いいや、つまんなそう…」でした。
全く逆に「あの…まあ大藪っぽくないと言うか…女が主人公なんだけど…結局は女だけど男が主人公の時とおんなじぐらい強くて…」
と女豹を読ませたら「面白いよ!最高だよ!ビートルズは古くても新しいわ、なんて臭いセリフで女子大生を犯すシーンとか最高だよ!」
もう現実と小説の区別がつかなくなる程で、車を運転していても、国道20号杉並を越えた辺りから「あれっ?ここなんか有名な建物あったよね?」
「なんだっけ?」「なんだっけ?」「なんだっけ?としつこく小一時間自問。」で吉祥寺で用を足した後、帰り道でいきなり
「そうだ!思い出したSPROの本部だよ!小説じゃねえかよ!俺はバカか?」と。彼は相当の筒井康隆ファンだったので、あの手の阿鼻叫喚
変態大集合をいかに文章で表現するか?みたいなのが大好きだったようです。中野ファミリーだの安富親子とかの表現が実に素晴らしいと。
で一番好きだったのは「処刑戦士」に出てくる切腹マニアと骨董品で射精してしまう製紙会社の社長でした。
>>529 友成純一とかの方が向いているんじゃないかその友人は。
531 :
松の根っ子:2010/04/16(金) 19:33:15
個人的には国際スケールの『傭兵たちの挽歌』よりシンプルな『処刑の掟』のほうが好きだ
大藪テイストが充満した黄金期における傑作
『非情の女豹』も大好き
冒頭のレズシーン最高だし大藪色が削がれているとは微塵も思わない
532 :
無名草子さん:2010/04/23(金) 01:23:20
「処刑戦士」のリーダーは相馬でおk?
>>532 陸上自衛隊では久保三佐、相馬一尉、で双方富士学校の教官、
ローデシアの白人傭兵部隊ファイア・フォースでは最終的に久保が大尉、相馬は中尉に進級。
背表紙にも書かれているように「リーダー格の久保」とあります。
久保だよ。久保弘。「押し出しがいい中年の実業家と言ったタイプ」の顔を持ち
「中背だが八十キロ近い体重のタンクのような男」で、革製の投げ縄使い。
相馬英夫は、戦士の中で一番最初に紹介されるし「四人の戦士のうちで一番背が高く体重もある」
ガーバー・マークTを穂先として、クランプと革紐で特殊合金製のポールを固定した短槍使いでもあり、
不敵な笑顔の「荒けずりの顔に動物的なセックス・アッピールを持つ男」だから、こちらの方が主人公
ぽいけどね。
535 :
無名草子さん:2010/04/24(土) 00:56:14
処刑戦士いいですねえ。「大藪小説また犯罪に利用される!」
となんか新聞に書き立てられた記事に「千葉で殺害された
女性被害者が、歩けないようにアキレス腱を切られており、
これは大藪春彦の処刑軍団を真似たと思われる。」と書かれて
いました。当時汚れた英雄を読み終わって他に面白い物ないか
探していた最中でしたので、ホイホイ買いに行き、家に帰って
良く見たら「処刑戦士」でした。まあ戦士でも確かターゲット
アルファがアキレス腱切られるので似たような物ですが。てか
軍団でアキレス腱切るシーンなんてあったっけ?
だいたい大藪小説で手足の腱を切るのはなにも「軍団」だけでなく
普通にデフォなのだが。この記者も大藪小説を良く読んでない
ような気がした。
逃亡できないようにアキレス腱を切断することは昔からあったみたいだよ。
古代では奴婢、近世でも遊女たちがやられたらしい。
古い映画だけど「山椒大夫」でもそんな場面が出てくる。
北方謙三の作品では、よくアキレス腱を斬る場面が出ます。
こっちは自分達が逃げるために、相手の腱を斬ることが多いみたいだけど。
スレチですね、すみません。
538 :
無名草子さん:2010/04/24(土) 16:56:21
175センチで100キロのゴリラみたいな奴が仲間にいるのが処刑戦士だよね?
540 :
無名草子さん:2010/04/25(日) 08:38:11
「沖」、「江藤」、「葉山」のモデルが知りたくて昭和史の本を乱読したり、
ハコスカGT-Rのドライブフィールを知りたくて地元のオーナーの方にお願いして
試乗させて貰ったり、
ウィンチェスターM70やАК47の鋼の感触を確かめたくて実銃(無稼動だけど)
を買い込んだりした。
「沖」「江藤」は判るが「葉山」は誰だろう?
544 :
無名草子さん:2010/04/25(日) 16:49:11
猿田は?
児玉は児島良市じゃないのか?
総会屋の親玉っていうのは良く分からんな
>>546 「処刑軍団」では児島良市ですね。
海軍特務機関で財を成したというエピソードやその容貌から別作品で猿田にしたのではと
推測されます。もちろん史実通りに記述する訳が無く、フィクションを取り混ぜているのでしょう。
ちなみに笹川をモチーフにしたと思われる利権右翼のスーパースター「葉山善造」は別作品で「竹山一成」だったりします。
549 :
無名草子さん:2010/04/26(月) 00:02:11
文鮮明は2回ぐらい出て来たけど、日本に住んでないから処刑の対象にはならなかった。
池田大作に出てきて欲しかったな。
美貴川伸代率いるウーマンリバティのアイディアは素晴らしいと思う。
今でも利権ネタとして通用しそう。
「裁くのは俺だ」の江川は佐藤栄作なのかな?川崎は誰だろう?
「軍団」が書かれた頃は、まだ河本敏夫が現役バリバリだったんだよね。
泥川栄太郎
糸山英太郎かと思ってたけど、なんか違うと思うんですよね。
外国の著名人は割りとそのまんま出てきた
海運王オナシスとかマルコムX、ジョンFケネディ大統領にカダフィ
554 :
無名草子さん:2010/04/27(火) 01:12:18
私は前スレをちらっと見たとき西田幾多郎と勘違いしてしまいました。
再指摘有り難うございます。
泥川は松下幸之助と一緒に処刑戦士にお仕置きされて「私の社会的生命が〜」とか命乞いしてた人ですよね。
この手は必ず長身で銀髪の長髪で炯々と光る目なんですよね(笑)
暴力列島で学生をアジった主導者も確か泥川みたいなやつでしたよね。
555 :
無名草子さん:2010/04/27(火) 01:17:56
「許して下さるのでしたら今からでもあなた様の主義の信仰者にならせて頂きます」
「俺たちに主義なんてねえよ」とクールな戦士達でした(笑)。私は大藪流ギャグが大好きです。
うおぉ処刑シリーズ、スゲー読みたくなった〜!!!
557 :
無名草子さん:2010/04/27(火) 23:44:23
失礼「主義」ではなくて「思想」でしたね。
「俺たちに思想なんてねえよ。」
最初に読んだ時はは主役の描写しか目に入らず、被害者となる奴らなど単なる餌だと思ってたが
いいトシになってもう一度読むとわかる、やられ役のチンピラやオッサンも熱意をこめて書かれてる
「傭兵達の挽歌」の主役は社会の裏側で生き、散っていった多くの傭兵達だと気づいた
映画「蘇る金狼」の成田三樹夫は名演だったな〜
金子がねぇ〜
ドロボウ猫!出てきなさい!!
561 :
無名草子さん:2010/04/28(水) 20:52:18
出久根達郎の「織田信長はネコだった」説は余り説得力は無えよナッ!!!
森蘭丸がタチ役だったと云いテエらしいけどサッ!!!
俺には相互男色関係にあったとする説が最も適切だと思われるゼッ!!!
>>558 成田三樹夫なら「柳生一族」の烏丸少将でしょう。
あの顔に白粉塗って「麻呂は」とか「おじゃる」とかもう最高に笑えました。
「蘇る金狼」では原作をまったく無視した興信所所長役の岸田森が印象的。
スレ違いでごめんなさい。
563 :
無名草子さん:2010/04/29(木) 01:11:10
金狼はもう30年近く見ていませんが、ヘロインを受け取って
「もうこれで一生苦しまずに済むんだ!!!」
という成田美樹夫あのセリフは憶えています。
朝倉のゴルフ練習場での三枚目役には萎えた
原作ではボーリング場だったか?松田優作がどういうおふざけしたか観たかったな。
ボールをダイレクトにピンまで投げ飛ばしたりしてw
>>564 俺が吹雪ジュンだったら絶対「ハァ?なにコイツ」って思うわ。
ま、その後の濡れ場には興奮したが。
567 :
無名草子さん:2010/04/29(木) 22:26:59
みなさん、けっこう映画も見てるんですね。
ちなみに私は角川版「野獣死すべし」のDVDを持ってますが、
若かりし岡本麗さんのオナヌーシーンには今でも興奮します(笑
松田の「野獣死すべし」を観て、伊達ってサイコ野郎かよと思ったが
原作も自己憐憫のサイコだったのは驚きだったな。
主人公の名が伊達とか衣川とか、いかにもって感じ。片山とか後期になるとすんなり入るけどな。
570 :
無名草子さん:2010/05/02(日) 16:01:06
松田の「野獣」だったかを観てモノローグにうんざりして
アレ以来邦画を観なくなった。
聞くところによると松田がアドリブのように入れたそうな。
「芸術的」云々なのかねぇ?演出にもならない「芸術かぶれ&高尚だろ的表現」
の日本映画的オナニーでよくあれでカネ取れたな
角川映画ゆえでしょうかね…
「汚れた英雄」もストーリーはマアあんな感じでしたけど、
豪華なセット、小道具、雰囲気っていうのは良かったと思います。
自分の映画の感想
蘇る金狼「まあ楽しめた」
野獣死すべし「……」
汚れた英雄「ふざけんな!」
573 :
無名草子さん:2010/05/03(月) 02:15:38
こうして見るとほんと大藪主人公を演じることが出来る俳優っていねえなあ
そんだけ大藪作品が特殊だってことか
574 :
無名草子さん:2010/05/03(月) 23:29:16
マッスル北村(死んじゃったけど)=>高見沢
彼の演技力はどうか知らない…
でも高見沢を演ずるに文句無い肉体、同身長同体重(多分)。
しかも80年代を代表するハンサム。
虎になれるかは監督次第でしょうね。
大藪つうとすぐボディビルダーを連想する。
単純な野郎が多すぎる。
戦闘とかでは使い物にならないって、ああいう筋肉は。
↑
地獄に堕ちろ
ブラックエンジェルズか
>>574 マッスル北村は大根でしたよw
獣神サンダーライガーのVシネで観たw
↑
地獄に堕ちろ
↑
地獄に堕ちろ
581 :
無名草子さん:2010/05/05(水) 02:31:32
orz 大根でしたか…
でもデビュー当時の真田広之のあまりの大根さを笑った覚えがありますが
その後「麻雀放浪記」を経てかなりの役者になったのを考えると、彼の死は残念でした。
>かなりの役者?
真田は今でも大根だよ
「破壊指令No.1」を再読。矢吹貴もいい男だな。
ひと吸いでタバコ一本灰にする肺とは・・・
きっとマックシェイクも一息で飲み干せると思う。
エージェント物から想像するに、先生も007シリーズを見たんでしょうね
編集側の要望もあるでしょうね。
でも、豪華な舞台で様々な武器やマシーンを駆使して大がかりな仕事(破壊?)
をやるというのはかっこいいね。
>>586 主人公が007シリーズの小説を読み耽るシーンが出てくる短編集もありますよ
大藪の短編は「陸送屋稼業」くらいしか呼んだことないな
そんなにあったっけ?
590 :
無名草子さん:2010/05/14(金) 22:30:38
いっぱいありますよ。
短編集を集めた文庫も割と出ていますよね。
「血の罠」や「日銀ダイヤ作戦」のプロトタイプ短編もありますやね。
やっと規制解除・・・。
好きな短編集で10代の頃から暗記するほど読み込んだのは
「殺しは俺の稼業(ビジネス)」、「青春は屍を越えて」の2冊です。
初期短編集1〜3も味わい深いです。
確かにスケールは小さいが初期の作品のほうが味わいがあるね、、、売れてない頃だから必死に書いてたんだろうね。。。
初期短編では、伊達邦彦になれず若くして散っていった若者たちの
物語が多いですね。中期以降の短編は特に連作ものが名人芸とも言える
話のまとめ方で楽しく読ませてくれます
595 :
松の根っ子:2010/05/19(水) 21:43:27
大藪先生は若い頃から売れっ子
アイデアが出ないときにはパクります
597 :
無名草子さん:2010/05/19(水) 22:55:25
諜報局破壊班員…ウジの集ったチーズを上手そうに食べる…
カビの生えたチーズと同様、通っぽかったので、イギリス人や
フランス人が混じった集団相手に「俺は食べた事あるぞ」
と吹かしたら「そんな物無い」とフランス人にいわれた…
598 :
無名草子さん:2010/05/19(水) 23:11:36
大藪作品にウジの湧いた死体の描写ってありますか?
人が蛆食ってるときにパンの話するなよ。
ウージーで撃たれた死体なら出てくるだろうが。
座布団持ってけ
ただし一枚な
>>597 蛆がうごめくチーズはフランスのチーズではありませんし、原産国でも
現在では販売が禁止されているようです。食通のフランス人でも
今の人は食べたことがないと思いますよ
>>598 ありますよ
荒しにまともに答えるこたあねえよ
別に荒れてないが?
「復讐の掟」読了。
最後にもう一度息子を強く抱きしめてから、死地に赴くのがいいですね。
酒井だったね。ガソリンスタンド経営者。
以前に書き込んだ内容とだぶりますが
>>604 「復讐の掟」はそれ自体が傑作で面白いですが、父親の立場で読むと
特に感情移入してしまいます。酒井は幼い長男を溺愛しており、同時に
「雅(おさな)い男の子のもろく細い首筋には、突然早死にしそうな
不安を与えるものがある」と、喪失の不安を抱いています。その理由は
次男が死産だったためで、これはもちろん作品が発表される数年前の
作者自身の辛い体験が元になっています
最愛の存在を喪失する不安が現実のものとなった時、酒井は二度と再び
手にしないと誓った愛銃を眠りから呼び覚まし、絶望的な戦いを開始
します。大藪春彦の作品はいくつも映画化されていますが、この作品も
発表当時に原作のイメージのままで映画化してほしかったですね
他の作品だったら共同戦線を張るであろう沢村も、利用され尽くして始末される森本も
おしのけるように、息子や妻など、自らが死した後に遺していくものに対しての愛情や執着が
ストレートに書かれているところが意外ですね。
>>607 基本はいつもの大藪作品なんですが、初期短編集の雰囲気を残しつつ
家族に対する感情表現は作者自身の感情をそのままぶつけた感じですね
>>608 御指摘ありがとうございます
アスファルトの虎はF1レーサーになるまでが華だったなあ
なった後だらだら続きすぎた
F1よりも俺はルマンにやたら思い込みがあるよ。
恥ずかしいけど日本勢で初めてMAZDAが優勝した時には思わず涙がこぼれたくらいだ。
これも大藪作品のおかげ。
ところでもうルマンには日本のワークスは出ないのだろうか。
近年、中継もないし寂しい。
>>611 767Bの実物エンジンを某所でみたオレが通りますよ。
613 :
無名草子さん:2010/05/23(日) 17:39:41
北野晶夫はル・マンで散ったな。
霧の中に300kmで突っ込む…ゴクリ
死んだとは書いてないよ
「即死した晶夫を包んだまま・・・、フォード・マークUのガソリンタンクが爆発した。
火葬の赤黒い炎は霧を溶かし、天を焦がして燃えさかる。」
死んだの 勘違いしてた
二輪では格好良く散るのが難しかったかな
今の作家で大藪春彦みたいな取材(裏事情)が透けて見える人っています?
>>617 突然後輪がバーストし、一瞬蛇行した
マシンから放り出された晶夫はコース上を自足300キロで滑走した後、
タイヤバリアに激突、そのままタイヤに頭を突っ込み、
逆立ちしたような形でピクリとも動かなくなった。
くだらん
モトスポーツの将来が心配。衰退一途だろうか。
心配すんな、ソーラーカーレースもあるでよ
着やせする質で、むしろほっそりとしてさえ見えるけど服脱いだら本当に
鳥ガラみたいに軽量な伊達邦彦とか……松田優作かよ。
松田優作が薬師丸ひろ子とのキスシーンでもろに舌を突っ込んでるが
大人は普通そうするだろ
てか、なんでこのスレで探偵物語の話をする
あれは赤川次郎だろうが
ヤバイ、大藪というとつい松田優作の顔が浮かんでしまう
あいつのアゴはメチャ長い
あの頃の薬師丸はかわいかったな。
大藪作品で彼女をモデルにした女性がいたように思うが誰か知らないか?
さぁ…邦彦末期のロリメンヘラか?
>>626 小鷹信光のほうの「探偵物語」もスレチガイですねそうですね。
初期の主人公は重量級ボクサー的体型だったねえ。
631 :
無名草子さん:2010/06/03(木) 02:43:06
大藪作品のクルマ操作の描写は、チョークって単語がよく出てくる
チョークなんて今の若い衆は知らないだろうね
単車もスーパースポーツクラスは軒並みインジェクションに移行中
でも判るだろそんなもん
634 :
無名草子さん:2010/06/04(金) 23:00:55
盗んだ車の燃料はなぜかいつも満タンに近い♪
その時であった。うまい具合に、奇跡が起こった。
昌夫はBSAゴールドスターをデコンプ使わないでゆっくり上支点まで踏み込んで後キック一発始動
デコンプはダンプだよw
デコトラと勘違いしてるんじゃ
トラックで速いのは「裁くのは俺だ」の改造トラ
最近まともな書き込みねえなw
非情の掟の島津って物凄い生命力で体もデカいと思ってたんだが、体重は70キロちょっとしかないんだな
同じ掟シリーズの速見より20キロも軽い。身長は173くらいか?
西城もゴリラのような体格と書かれているが、実際は80キロ強くらいなんだよね
時代と共に主人公の大型化が進んでいるのが面白い。100キロの主人公はちょっと重すぎだと思うけど
643 :
無名草子さん:2010/06/08(火) 19:01:29
「汚れた英雄」を25年ぶりくらいに読み返している。
直径15センチの杉の若木を手刀一撃で切り倒した昌夫にはさすがに
びっくりしました。
『晶夫』だ
昌男…教科書とは無縁の、その名を僕らは忘れない
北野晶夫 千昌夫
647 :
無名草子さん:2010/06/09(水) 21:43:37
hkfhj「
648 :
無名草子さん:2010/06/09(水) 21:45:59
ミスった。。
>>642 野球の松井が大体190cm100キロくらい。
まあ実際見たらゴリラだわな。
質問させて下さい。
大藪を電子書籍で読みたいんですが、唯のテキストファイルで販売している書店(販売サイト)って無いんでしょうか?
なぜか手元に、数年前に入手した汚れた英雄と暴力列島の「唯のテキストファイル」があり、他の作品も読みたいと思って探してるんですがXMDFと.bookしか見つからないんです。
ご存じの方がいらっしゃったら教えて下さい。
よろしくお願いします。
>>642 私個人は体重から判断して170〜173センチくらいだと思っています
生命力というかタフさに関しては大藪作品の中でもトップクラス
だと思います。その一方、175センチで100キロ以上の津場は、まさに
ゴリラのような体格ですね
>>643 体力の黄金時代を迎えつつある若者の生きる歓びが伝わってくるので、
私の好きなシーンです
>>649 私が知る範囲では、もうテキストファイルでのダウンロードをして
いる所はないようです。私は基本的に角川文庫版など言葉狩りの
影響をほとんど受けていない昔の版にしか興味がないこともあり、
手元にあるデータは「傭兵たちの挽歌」くらいです。これは数年前、
徳間Web文庫からダウンロードしました。ここは今でもテキスト形式
での販売をおこなっていますが、現在は大藪作品自体を取り扱って
いないようです。やはり安易にコピーできる形式だと売る側には
都合が悪いのでしょうね
私はマカーでパソコンの知識自体貧弱ですが、まあ技術的な抜け道
みたいなものはあるかも知れません。個人的にはどんな形式でも
自分が持っているパソコン、携帯、その他のモバイル端末で自由に
読めればそれで良いと思っています。でも私自身は古いタイプの
人間なので、本は活字で読まないと落ち着かないので電子書籍は
まったく活用していません
>>650 自分語り乙。
だーれもお前の事情なんか聞いちゃいねぇよ。
>手元にあるデータは「傭兵たちの挽歌」くらいです。これは数年前、
>徳間Web文庫からダウンロードしました。
の直後に
>でも私自身は古いタイプの
>人間なので、本は活字で読まないと落ち着かないので電子書籍は
>まったく活用していません
って矛盾してないか?
>私はマカーでパソコンの知識自体貧弱ですが、
ねえ、それって
「Macをお使いなのに、パソコンの知識が貧弱なんて、またまたご謙遜を」
とでも言ってもらいたいの?
パソコンの知識が貧弱な割には、こういうとこでわざわざコテハンつけてまで、スレッドの一割近くも自分で書き込むの?
>>651 おまえこそキモイぞ。
スレッドの一割近くって、いつも監視してるんかw
>>650 ありがとうございました。
ハードディスクの整理をしていたら作品のファイルを見つけて、
スマートフォン(androidケータイ)でビューワーをセットアップして表示させてみたら
割と良い感じで表示されたので、他の作品も読んでみたいと欲が出た次第です。
徳間WEBだったんですね。大藪の作品は一つもない‥
ひとまず諦めます。
>>652 >スレッドの一割近く
俺もなにおおげさなこと言ってるよと思ったが、コテハンをスレッド内検索してみて正直びびった。
おいおいここはどうやら 名無しの掟 ◆bgnLnnAiNw の日記みたいだぞ。
>正直びびった
ここ笑ってもいい?www
コテハンが居なくなれば単なる糞スレですよ、ここw
「狼は暁を駆ける」をめくっています。ナガン・リボルバーとか
珍しいなあと思って読んだ思い出。
大藪作品では引金を引くでなくなぜか絞るだよね。
おかしくね。
ドアの取っ手かw
「引き鉄を、絞るように、引く」という繊細さを頭の中でイメージして欲しい
ってことやねんなもう。
>>657 石川もサウンド・ディスプレッサー付のナガン使ってたよな。
>>654 「正直びびった」よりも「巨人の手で心臓を鷲掴みにされた」とか「喉かカラカラになる」とか「睾丸が縮み上がった」とか、せめて「肝を冷やした」くらい書けよな。オーヤブ読んでんなら。
大きなスポイト付の生ゴム製の奇怪なものを激しく使っている。
黄水を吐かせるくらいのババアの喘ぎ声を聞いてみたいな
666 :
無名草子さん:2010/06/14(月) 20:03:12
スポイトって何に使うの?
668 :
無名草子さん:2010/06/14(月) 20:06:41
どっちかというと保健体育じゃないか?
スポイトって吸引するもんだろ。たぶんクリちゃんを
670 :
無名草子さん:2010/06/15(火) 23:02:12
それって、なんか痛そう…
先生は後期までリボルバーの方が、サウンド・ディスプレッサーの効果が高いと誤解してたんだな…
672 :
無名草子さん:2010/06/19(土) 01:34:28
西城秀夫、朝倉哲也、新城彰、伊達邦彦・・・
かっこいいぜ。
>>671 そんな描写ありましたかな?
リボルバーでサイレンサー付きと云うと女豹のDKのパイソンくらいしか思い付かん
674 :
松の根っ子:2010/06/19(土) 12:51:57
>>671 そんな誤解はしていない
恒例のナガンリヴォルヴァは特別
>>671 >>674 ナガンリヴォルヴァーには、撃鉄が落ちるのと同時に
輪胴弾倉と銃身を密着させる機構が付いてるそうです。
また、実包の弾速も遅いので、最も消音器と相性がよい
リヴォルヴァーと云われています。
(ふつうのリヴォルヴァーは隙間が有るせいで、
発射炎と音が漏れる代わりに構造が単純で故障しにくいと云われてます)
「野獣死すべし」の中で、S&W・M1917 ,45口径リヴォルヴァーに
消音器を組み付ける記述がありますが、
結構長い間、海外の小説や映画でも普通に小道具として使われていました。
今となっては、懐かしのアイテムでしょうねぇ
消音器リヴォルヴァーは・・・
誤解と言えば、M16の銃床を(M18の様に)曲げられるとも思っていたんじゃないかな?
677 :
無名草子さん:2010/06/20(日) 22:24:06
一番の誤解は今でもドイツ語で〜straβe(〜シュトラーセ)に「シュトラーベ」と仮名を振っているところだ。
初期の作品で酷いのになると「ダイナマイトはニトログリセリンを硅素に染み込ませたもの」とある。
これは後期になって「珪藻土」に直されたが……
678 :
676:2010/06/21(月) 00:07:17
>>676 すまぬ、M18じゃなくてAR-18だ。
679 :
無名草子さん:2010/06/21(月) 01:37:46
>>677 そもそも正確には「β」でもないしね。
ウォトカをウォッカとしちゃうのにちょっと似てるかも。
>>674 いやオレも自動拳銃は「排莢口からの音が大きく、消音効果は薄い」みたいなニョアンスの一文見た気がするんだが、まあどうでもいいがw
ニョアンス?
吹いたw
>>671 >サウンド・ディスプレッサー
後学のためにスペルを教えてくだしあ。
684 :
無名草子さん:2010/06/21(月) 23:27:07
サプレッサー(Suppressor)の間違いじゃないの?
コーラよりもセヴンアップ
そういえb使用後のナニをセブンアップで消毒を兼ねて洗浄する描写があったですね
最近盛り下がってるね
自分は鉄マラだと暗示を掛ける
>>687 ろくに大藪読んで無いのに、混ぜっ返すバカが沸いてるからだと。
690 :
松の根っ子:2010/06/24(木) 02:23:03
>>690 「諜報局破壊班員」では銃床を折り畳み式の軽合金に変えた特製品の
AR-15が出てきますね。作者の勘違いでノーマルのまま折り畳める
M16が出てきた作品は、ちょっと記憶にないです
692 :
松の根っ子:2010/06/24(木) 19:35:37
一般兵士用ではなく隠匿持込みの諜報員(スパイ)用ゆえの改造
空挺部隊用とも特殊部隊用とも異なる
693 :
676:2010/06/24(木) 22:34:29
>>691 「戦士の挽歌」で石川克也が聖全会本部ビルに潜入して、児島三光を襲撃、
拉致した際に使ったのM16A1は、「「そのM十六自動ライフルの銃床は、
使わない時は右側に折り畳んでおけるように石川が改造してあった」とあります。
>>693 えーと、だから
>>676にあるような「ノーマルのM16の銃床を折り畳んだ」とか、
そういう誤った記述ではないですよね? あくまでも石川が改造して(おそらくは
AR-18みたいな感じで)折り曲げられるようにしたんだと思いますから
695 :
無名草子さん:2010/06/25(金) 00:17:34
>>693 自分で改造したっていう設定なら、何も問題ないでしょ。
コレにクレームつけてたら、そんな何sも肉食えないとか大藪小説が根底から否定されちゃうしw
696 :
676:2010/06/25(金) 03:46:27
>>694 >>695 確かに、それを言ったらそうだけれど、M16の構造を考えたら、
それは「改造」というレベルではすまないと思う。
697 :
無名草子さん:2010/06/25(金) 04:42:22
>>695 696の人も書いてるけど補足。
M16・M4系列(いわゆるストーナーファミリー)は構造上、ロワーレシーバーのお尻から後方に円筒形のリコイルバッファーチューブが伸びてて、その中にリコイルスプリングが入ってる。
もちろんM16の固定ストックの内部にもこのバッファーチューブは存在している。
だから、これはアジトに旋盤やボール盤があるレベルじゃ改造して折り畳み可能には出来ないと思う。
そもそもストーナーライフル系の旨みは、共通のロアーレシーバーからピン2本を外すとそっくりアッパーレシーバーとその前方のRASやバレルを簡便に交換できることにある。
だから、ミドルレンジスナイパーライフルとして米軍に制式採用されている20インチブルバレル&FF-RAS付きのSAM-RやSPRも、完成品として部隊配備される数量よりも、
アッパーレシーバーassyとして部隊供給され、現地で換装されるほうが多いとも言われている。
これは民生品でも同様で、一部メーカー品が、ロアレシーバーのバッファーチューブを廃して、リコイルスプリングを
アッパーレシーバー内部に移植したものが存在するけど、そうなると、既存のロアレシーバーは使用できず、ストーナーファミリーとは殆ど互換性の無い似て非なるものになるため殆ど普及していない。
うろ覚えだが、傭兵たちの挽歌で片山がアメリカのガンショップでサープラス品の数百本のM16のバレルを吟味して購入するシーンがあるけど、そんな軍用汎用品から苦労していいバレルを選ばずとも、
当時からアメリカでは、精密バレル込みのアッパーレシーバーがASSYで民間向けに販売されていたので、それをポン付けした方が精度も良くぅて簡単だったと思う。
ネットもない時代だから仕方ないけどハリー先生は、狩猟用と競技用銃器の知識は豊富で正確だけど、軍用銃関連はちと危なっかしい部分があるのは仕方ないですね。
生産挺数が少ないとか、反動が大きめなことは置いといて、M16を無理矢理改造
するよりも、XM177系でも使っていれば良かったと思うな。
石川は空冷のバイクのエンジンを水冷化したりもしていたから、実験的なことが好きな
タイプの改造マニヤだったんだよ!
ΩΩΩ<な、なんだってー
>>696-697 そういうことでしたか。私は、
>>676は「大藪春彦は通常のM16の銃身が
折り畳める(またはそういうタイプがある)と誤解していた」という
意味だと思っていました。私自身は銃に詳しくないこともあって、あの
記述は伸縮できるタイプに改造したと書くつもりが間違えたか、あるいは
大藪作品に古くからあるSFレベルの改造をしたのだと脳内補完してました
大藪作品では、こういうSFレベルの技術がけっこう出てきます。例えば
諜報員もので使われる無線機関係ではアマチュア無線家の端くれとして
「それは当時の技術では絶対無理」的な性能の小型無線機(サイズでは
なく、アンテナという無線機関連でいちばん無視できない部分)が登場
したりしていますが、作者の豊かな想像力の産物だと考えて、あえて
ツッコミは入れないようにしています
>ネットもない時代だから仕方ないけどハリー先生は、狩猟用と競技用銃器の知識は豊富で正確だけど、軍用銃関連はちと危なっかしい部分があるのは仕方ないですね
自身でも経験を元に書くタイプだと言っていますからね。それ以外の
部分は膨大な洋書などで補っていたようです。でも、ウォークメン
みたいにけっこう現在と近いスペックの製品を登場させたりしている
場合もありますね。カセットからMDやMP3プレーヤーではなくDATへ
移行した「エヴァ」の世界に近くなっちゃってますけど
まあ盗んだ車のガソリンが「うまい具合に」満タンに近かったりすることが
多いのもSF(すこし・ふしぎ)ですな。
「長く熱い復讐」に登場する金庫破りのプロ・武山は「プロ精神」で給油スタンドの
給油ホースのカヴァーを針金で開いてガソリンを盗難車に補充したり、給油量を
ゼロに戻したりしていましたけども。
>>700 初期の車ではガソリン・タンクのキャップを開けて、へし折ったアンテナで
残量を確認したりもしていましたね。ガソリン残量も含めて運に恵まれない
主人公は早い段階で退場してしまいますから、残った主人公たちはたいてい
「うまい具合に」悪霊の神に守られている者たちです
もちろん日頃の鍛錬や情報収集、それに何より絶望的な状況に陥っても
絶対に諦めず反撃のチャンスを伺う不屈の精神があってこそ、悪霊の神、
目に見えぬ運命の神に愛されるのだと思います。銃創に火薬をまぶして
自分で火をつけて焼く精神力があったから、背中の散弾がすべて傷口から
飛び出して転げ落ちるという奇跡も起こるわけです
702 :
無名草子さん:2010/06/25(金) 19:22:42
大藪作品で「精神力で空を飛んだ」という登場人物は
いないのでしょうか?
703 :
無名草子さん:2010/06/25(金) 19:24:45
麻原かよw
705 :
無名草子さん:2010/06/25(金) 20:36:44
では大藪作品の主人公とゴルゴ13が
対決シーンはありますか?
あと映画で「金狼死すべし」という映画をつくり
伊達演じる優作と朝倉演じる優作の対決が
見たかったです。
ごめん
もう飽きた
707 :
無名草子さん:2010/06/25(金) 20:57:31
では、大藪作品の・・・
ってもう飽きたのかよ!
>>705 「蘇る金狼」で朝倉と同タイプの桜井という凄キャラがいたではないか。
ところで朝倉は生き延びてなぜ桜井は死んでしまったのだろう。
同じに見えて桜井にはどこかに弱点があったのだろうか。
それとも単に運が悪kっただけか。
>>702 若さ爆発状態で山の尾根を走っていて、このまま体が浮いて空を
飛べるのではないかと感じた主人公ならいます。彼は後に飛行機の
操縦免許を取って自家用ジェット機を購入して空を自在に飛んだ
だけではなく、レースのアクシデントとはいえ慣性の法則によって
120メートルも飛行しています
>>708 基本スペックでも桜井は朝倉にやや劣る感じですが、やはり運の
悪さが一番の原因ではないでしょうか。「へまをやった者が死に、
あくまでも冷静さを失わなかった者が生き残る」世界で、桜井は
やはり甘さと運の悪さがあったのでしょう
710 :
無名草子さん:2010/06/26(土) 20:45:05
水面を15メートル走って対岸へ辿りついたシーンには唖然とした
>>708 昨夜、久しぶりに蘇る金狼のDVD見たけど、いや、やっぱりこれはおもしろいわ。
大藪原作と見るといろいろ評価は分かれるけど、映像作品としては面白すぎ。
特に東和油脂の重役方の糞っぷり、ボロさ加減は秀逸。
「あのねぇ、金子がねぇ〜。」
このセリフだけで御飯3膳はいける。
佐藤慶、成田三樹夫、小池朝雄のクズ演技はもう素晴らしすぎ。
桜井を拉致った探偵役の岸田森の演技も凄すぎ。
余談だけど、岸田が演劇学校で生徒たちに、「挙動不審ないかにも怪しげな人物を演じる」という課題を出して、
岸田の「模範演技」が「足を引きずる不具者」だったという。
現代なら時節柄を考えると、一歩間違うと社会問題になりそうだけどw
織田無道所有のランボルギーニが出てきただろw
713 :
無名草子さん:2010/06/27(日) 09:56:47
朝の都心でランボルギーニ運転しながら
笑いがこみあげてくるシーンですね
僕も新車のカローラを170万円で買ったとき
笑いがこみ上げてきました。
ただ他人が僕の車をみても誰も見向きも
しませんでしたが・・・
おいおい、そういう話は映画カテでやってくれよ。
715 :
松の根っ子:2010/06/27(日) 11:40:34
>>713 大藪的には誰も見向きもしない目立たない車が最適
716 :
無名草子さん:2010/06/27(日) 11:44:37
大藪小説ファンの自分は、一連の大藪映画を大藪とは全く関わりのない別物と考えている。
ハッキリ言って大藪映画はダサい。
松田主演の蘇る金狼を観たときは余りのチャチさに愕然とした。
>>715 目立たないと言いながらぶっといタイヤとかオーバーフェンダーとか海老茶のエムブレムを青に変えただけとか、
けっこう目立つんだよな大藪先生のはw
>>717 車に詳しい人間がバイクや車で併走しながら中を覗き込み、なるほどと
うなずくんですよね
「自爆」や「唇に微笑 心に拳銃」の主人公、それに伊達邦彦が乗っていた
360CC時代の軽自動車を限界いっぱいまでチューンした車がけっこう好きです
あと、慣れない人間が乗ったら急加速と急ブレーキで体が振り回される
矢吹貴のミニ・クーパーSも
719 :
無名草子さん:2010/06/27(日) 16:13:24
急激なGで下手をすると首の骨が折れるなんて描写なかった?
Gって何すか?
サッカーをかじった北野晶夫がワールドカップにでたら
どうなるんだろう?
晶夫は一度このワールドカップで試してみたいことがあった。
ゴール前でボールが自分にまわってきた瞬間、狙いすまして渾身の力を
込めボールを蹴りはなった。一瞬、楕円形に形をかえたボールは時速200キロの
スピードでゴールキーパーの腹部にめり込み、キーパーごとゴールのネットを揺らした。
体のくの字に折り曲げふっとばされたキーパーは口から大量の血を吐き、内臓破裂で
即死していた。
端から大藪主人公は球技なんかに興味ないよ
723 :
無名草子さん:2010/06/27(日) 19:52:25
釣りとわかって答えてくれる。大藪フアンは親切な人が多いな。
毎日、近くの銀行に日通の現金輸送車が来るけど、
運転手が現金を運んでいる間、助手と男の銀行員が二人、
木刀とカラーボールを持ってのんびり立っているだけ。
要するに日本は平和だなと思った次第。
今頃気付いたのかw
>木刀とカラーボール
バットとゴムボールだったらさらに平和だ
現金輸送車といえば、「野獣死すべし・復讐編」では、確か輸送車の運転手や助手が、昼飯喰いながら、ビール呑んだり、カクテル呑んだりしてるんだから、のどかな時代だったんだね。
729 :
無名草子さん:2010/06/29(火) 22:22:18
東和油脂とかいいよね。5時に近づくとみんなそわそわし始めたり、
退社時刻になったらエレベーターから人が大勢吐き出されるなんて。
昼休みに一回自宅に帰ったり。これなら土曜日半ドンでもいいかも。
>>728 今はマトモな警備会社だと輸送車を強奪しても発進できないし、
発進してもすぐに自動停止するし、他にも色々とハイテクな
仕掛けがあるので大藪作品の頃みたいにはいきませんね
ATMも最新の機種だと現金ボックスをこじ開けた時点である種の
仕掛けが作動しますし
>>729 「アスファルトの虎」のコズミック・オプチカルもそうですが
今でも一流企業は定時退社が基本です。残業する場合でも
分単位で計算されますし。まあその一方でサービス残業が
横行している企業もありますけど
731 :
無名草子さん:2010/06/30(水) 13:11:31
昔の会社は終身雇用が当たり前だったから、使うほうも使われるほうも家族のような一体感があった。
5時の退社時間がくると社長のほうから声掛けてきたりして、食堂横にあるの卓球台で社員と一緒に卓球に興じたりしていた。
2000人近い社員がいた中堅のメーカーだったが、今では想像もできないほどのんびりしていた(昭和30年生まれ)。
732 :
無名草子さん:2010/07/01(木) 19:15:38
前いた会社がのんびりしだしてきて、仕事もなくなってきた。
3か月に倒産した。
733 :
無名草子さん:2010/07/01(木) 20:17:57
楽な営業だったよ。朝ちょっと会社に顔出して喫茶店に直行。適当に営業をこなして成績が上がらなくても大して文句も言われない。でもしばらくしてその会社は潰れたw
お前ら新東京製薬や、東洋ニューハウジングだったらクビだなwww
735 :
無名草子さん:2010/07/01(木) 22:24:55
「俺はやるぞ!」「売って売って売りまくるぞ!」
ジジイのくせしてオオヤブかw
頭悪いな
作品が発表された時期にリアルタイムで読んでた人は、現在かなり年配だろうに
738 :
無名草子さん:2010/07/02(金) 00:51:29
だって西城や鷹見が今年75歳だよ。
晶夫が生きてたら71歳。
===========>大学の一般教養の授業で女子学生にエロ詩を送って楽しんでいた世代
石川でさえ63歳だ。
マッシーが59歳。
===========>飛んでる女やルンルンギャルと付き合ってた世代
日英混血ハーバードを出てエレガントに年収3億を稼いでいた亜理沙が73歳
女豹エミーが60歳だ。由美かおると同じ歳だな。
739 :
無名草子さん:2010/07/02(金) 01:33:11
>>738 自分は50だけど、ヒーロー、ヒロインはもうそんな歳になるんだなあ。
コーラよりもセヴンアップ
ファンタでゲップも出すぞ
ファンタで? どの作品ですか?
「男の掟」だったかなあ
ゲップの記述はありませんが、ファンタというと
「傭兵たちの挽歌」を想起します。
745 :
無名草子さん:2010/07/02(金) 20:32:11
大藪晴彦氏の作品で一番純文学風の作品てどれですか?
746 :
無名草子さん:2010/07/02(金) 20:50:10
やはりデビュー作じゃないのかな?
晴彦じゃなくて夏彦だから
なんかファンタ飲みたくなってきた
>>744 一キロのピザとファンタ三本
ドリンクでゲップというと、私は「曠野に死す」を連想します。胃薬とシュエップス
オレはファンタというと「骨肉の掟」
ファンタではないけど、
コーラの中に細かく砕いたガラス粉を入れて米兵に売るベトコンの話を思い出した。
大藪にも出てくる挿話だったと思うが他の作家と混同しているかも・・
>>749 それは記憶にないな〜 ところで、何のためにガラスの粉入れるのかな?
751 :
無名草子さん:2010/07/02(金) 23:14:59
>>750 そりゃあ、殺すためでしょ。ベトコンなんだし。
弾力性のある若木の両端をナイフで鋭く尖らしたものを
U字型に曲げ、犬の腱で縛って固定する。
それをさらに肉片で包み込んだものを餌とした罠を仕掛ける。
なんて作品があったが参考になるかな。
お詳しい方にお聞きしたいのですが、野獣死すべしですが、どの巻か覚えていないのですが、
主人公がモナコで仕事をする際に銘柄をこだわって持っていたタバコの名前って何だったでしょうか?
数日前から思い出そうとしたりググったりしているのですが、小説を実家においているので読み返す事ができません。
ご存知の方 居られましたらよろしくお願いいたします。
>>752 ジャック・ロンドンの短編で、エスキモーの少年がその手法で肉を手に入れ、
やがて村の長になるという話がありましたね。先日、VOAのWebでその話が
置いてあるのを発見しましたが、聴いているとどうしても大藪作品を
連想してしまいます
>>753 「諜報局破壊班員」ならキャプスタイン・ネーヴィ・カットだと思います
756 :
無名草子さん:2010/07/03(土) 03:00:54
オーヤブならネーヴィ・カットよりクルーカットでしょうw
ところでクルーカットってどんなカット?
>>756 別名 GIカット
日本でいうとスポーツ刈りや角刈りです。
高見沢が「長めの短髪」だっけ?
>>758 「短か目の長髪」です。ボケだったらごめんなさい
そうそう、それだw
中学生の頃、床屋で「クルーカットにして下さい」と頼んだら、
慎太郎刈りみたいに成ってしまい、
かなりがっかりした。
>>761 床屋では「ブロース」というそうなので
クルーカットでは十分通じなかったのかも知れませんね。
「クールなカット」に脳内変換されたのか
まさか石川はクルーカットじゃないだろうな
ハイのハイのハイです
普段は分解した拳銃を胃の中に隠しておき
使用しそうな10分前に下剤を飲んでトイレで排泄して
組み立てるなんていうのを読んだ記憶がありますが
どなたかわかるかたいますか?
拳銃で撃たれて糞まみれになる奴はいるが、糞まみれの拳銃は知らねえな
768 :
無名草子さん:2010/07/03(土) 23:23:35
意外なのが若林。角川の表紙じゃ晶夫みたいにやや長髪なのに
登場時の描写はクルーカットになってる。
大藪の文庫本の表紙はあてにしちゃいけないよ
770 :
無名草子さん:2010/07/04(日) 01:22:34
おまえらクルーカットで何杯メシ食うんだよw
昔の高倉腱さんみたいなヘアースタイルをクルーカットと言うんですよね
772 :
無名草子さん:2010/07/04(日) 05:13:27
今の今まで「クールカット」と思ってた・・・
帽子をかむる
774 :
無名草子さん:2010/07/04(日) 11:16:22
俺もそれ凄い違和感あった(笑い)
「セックスアッピール」とかは大好きだけど。
「フィッシュ&ティプス」とかは編集者気を利かせて訂正すべきだと思う。
>>766 それは以前ここで流行ったパロディ
「汚れた肛門」での話だろ。
ショーユをぶっかけてむさぼり食う。こういう表現好きだな。
待て。GIカットは角刈りやスポーツ刈りとは違う。
米軍がよくしているのがGIやクルーカットだよ。
最近流行りの電子図書なるものなら大藪全作品を読むことが出来るのだろうか。
今無性に「ウンチェスターM70」が読みたいです。
>>778 現在は光文社文庫版を30冊くらいダウンロードできるようですが、
「ウインチェスターM70」は出ていないようです。また古い作品は
当然の事ながら特定の言葉に修正が加えられています
「雇われ探偵」読書中
一人称はなかなか新鮮。
名銃をウンチ呼ばわりすると、登川にルガーで撃たれるよ。
>>780 「傭われ探偵」は傑作ですよね。名前のない主人公の作品の中では
「名のない男」と共に気に入っています
>>782 「傭われ探偵」は「俺」ですね
今日、子どものために録画したNHK教育の「シャキーン!」を観ていたら
大藪春彦の「砂漠の狩人」にも登場したミュンヘンの白いソーセージ
『ヴァイスブルスト』(大藪作品での表記は『ヴァイス・ヴルスト』)が
出てきました。肉体労働者が11時頃に食べる『第二の朝食』だそうで、
縦にナイフを入れて専用の甘いマスタードをつけて食べていました
リング状のプレッツェル(こちらの作品表記は『ブレッツェル』)も
ありました。共に、作品で描かれている通りの外見で特にソーセージは
美味そうでしたね。ビールがほしくなります
>>784 私もこういうある程度保存のきくタイプなら食べたことがありますが、
作品で出てきたような「すぐに傷んでしまうので時間限定販売」の
本格的なものは御当地でないと食べられないんでしょうね
>でも大藪作品でひ弱な白人の性器の比喩にも用いられそうな感じでもあるけど。
自業自得とはいえ、カマンベール・チーズ扱いされた上に殺された
ジムには少しだけ同情します
冷蔵庫にはなぜかボロニアソーセージがキロ単位で入ってる。
>>785 非加熱のいわゆる「生ソーセージ」は少々値が張りますが
大きなスーパーでも扱うようになりました。
ハーブ、オニオン、ガーリック入り等、様々な味のバリエーションがあり、
塩分が強いのが特徴です。
>>787 地方都市在住ですが、畜産が盛んなおかげでそういう生ソーセージ系も
けっこう手に入ります。しかし、やはり高いですね。作者がエッセイで
嘆いていたように、けっこうな金額分を買って冷蔵庫に入れても
すぐになくなってしまうからイヤになります
よく冷えたビール片手にそういうソーセージを食べる時は、もちろん
「傭兵たちの挽歌」や「ヘッドハンター」の自家製ソーセージを作る
シーンを読みます。「『ボイルしてから茹でる』って?」とつぶやき
ながら……
789 :
無名草子さん:2010/07/06(火) 00:33:02
昔ドイツ人の女の子と付き合ってた頃、デュッセルドルフのカフェのテラスで
昼間彼女がグラタン鍋みたいなのにお湯を張った中に浮かんでいる、
白い腸詰め見たいなのを注文しました。「これバイエルンの名物よ。私はそんなに
好きでもないけど。あなたには珍しいでしょう。全部食べて。」と。
その夜日本料理屋へ行ったら和服のウェイトレスを見て「あのキモノの背中の
バッグには何が入ってるの?」と尋ねられましたね。
日本人は和食が一番。
屋台でおでんを肴に熱燗で一杯の大藪主人公を見習え。
玉子と豆腐のおでんだねを飽食するんですね。わかります。
>>789 大きな鍋の中に茹でたソーセージが浮かぶ料理は、作者がヨーロッパを
旅行したときに気に入ったのか「黒豹の鎮魂歌」や「奴に手錠を…」など
複数の作品に出てきますね
>「あのキモノの背中のバッグには何が入ってるの?」と尋ねられましたね。
お太鼓帯を見てバッグだと思う外国人は、けっこういるみたいです
>>790 大藪作品の主人公が屋台を利用する時は、聞き込みや張り込みの時間稼ぎ
などの場合が多いですね。植物性のタネばかりを焼酎のホージ茶割りで
たいらげた後、頼まれもしないのに「人生七転び八起き」と書いた色紙を
屋台の親父に押しつけて立ち去るのが大藪風です
>>791 今だったらコンビニで玉子と豆腐ばかり大量に頼んでバイトの若者を
呆れさせるシーンを書いたかも知れません
793 :
無名草子さん:2010/07/06(火) 10:54:31
>>792 > 今だったらコンビニで玉子と豆腐ばかり大量に頼んでバイトの若者を
> 呆れさせるシーンを書いたかも知れません
十分有り得るね。
>聞き込み
そしてチンピラヤクザが出てきて「にいさん、ちょっとそこまで顔貸してくれ」とくるパターンが多いですね
石油臭い焼酎を忘れちゃいませんかってんだ
「不屈の野獣」を読んでると、悪玉は大抵ジョニ黒飲んでるなー
>>795 当時のジョニーウォーカー黒ラベルは洋酒の中でも別格の扱いで
大卒初任給が15000円の時代に10000円という高嶺の花だったそうです。
悪行で荒稼ぎしている奴の象徴としても使われたのでしょうね。
797 :
無名草子さん:2010/07/06(火) 19:11:34
ちょっと待て、おでんに豆腐って普通なのか?
ちなみに俺は新潟県人。おでんに豆腐なんて見たことないぞ
>>797 関西風、関東風おでん「関東煮(かんとだき)」双方に豆腐ありますよ。
おでんは地域性が反映される食べ物ですので面白いですね。
今はジョニ黒が3000円足らずで買えて、いい世の中です。
おでんの豆腐と言うより、厚揚げかもしれないと、大藪エッセイでの
飽食描写を読んでおった記憶があります。
>>799 昔、東京の老舗おでん店を訪ねたことがあるのですが
木綿豆腐のタネがありました(驚いたのはトマトの創作タネが・・・)。
厚揚げは全国にありそうですね。私も自作する時は必ず厚揚げを入れます。
801 :
無名草子さん:2010/07/06(火) 20:44:03
大藪的にはおでんネタもカタカナ表記なんですかね。トーフ、コンニャク、ガンモドキとか。
>>801 エッセイでは豆腐、トーフを併用、作品ではコンニャク、トーフ(すき焼きなら焼きドーフ、鍋ならゴボー等)、
カタカナ表記は多いですが一部漢字表記も見受けられます。
>>797 東京のおでんは普通に豆腐がありましたね
>>799 バランタインやシーヴァスも安くなりました。バランタインのファイネスト
なんて1,000円しない店もありますからね。ちなみにシーヴァスという酒の
存在を知ったのは「エクソシスト」の原作でした。アメリカ人にとっても
けっこう高い酒という認識みたいです
804 :
無名草子さん:2010/07/06(火) 21:57:25
上海の行きつけのパブに行くと中国人のバーテンの女の子達が
「山田さんはシーバスを飲んでるから、家計は堅実だよ」
「鈴木さんはのべつまくなしに山崎を飲むから、きっと貯金無いわよ」
などと好き勝手を言っています。
私は酒を飲まないので全然分かりません。ビートルズファンの
粋な中国人マダムが、60年代の音楽を流してるので行くだけですが。
84歳の父が昔はシーバスをチビリとやりながら
「これはジェームズボンドが好きな酒だよ」と良く
言っていたのを思い出します。中国ではシーバス
というのは中身がパチもんか何かと決まっているの
でしょうか?まるで代用酒というか安酒扱いにびっくり。
>>804 中国の経済特区は免税なので高級洋酒などが驚くほど安く買えます。
そんなわけで現地では中華を食べながらマーテルやヘネシーなどのコニャックの水割りを
飲むのが流行っていました。
私はシーヴァスというと「吉田茂が愛した酒」という印象が強いです。
オーヤブならバーボンもね
>>806 大藪作品のバーボンと言えば、思わず二合ほどガブ飲みしてしまうほど
美味いらしい密造バーボンを飲んでみたいですね
808 :
松の根っ子:2010/07/07(水) 18:36:43
奈良漬け食っただけで酔っぱらっちまう俺の前で酒の話はしないでくんな
>>808 あー、私は「持っていた」を「持っていった」と勘違いしてました
イギリスから持って行き、モナコでも買って吸っていたタバコは
キャプスタン・ネーヴィ・カットですが、カジノでシパピを見つけて
それもネーヴィ・カットと共に良く吸っていました。もしかしたら
そちらの方かも知れませんね
>>809 まあ酒がまったく飲めない主人公もいますからね
訂正
×シパピ
◯シパヒ
あとはラ・コロナ・コロナも吸ってましたね
812 :
無名草子さん:2010/07/07(水) 19:47:42
西村寿行と違って大藪作品にはパラノイアつうか変質者が出てこないですね。
もちろん準主役で。それとも私が知らないだけ?
813 :
無名草子さん:2010/07/07(水) 19:54:07
エッセイだと思うのですが旨い飯と旨い酒と食後のコーヒーと
旨いタバコがあれば満足だというようなのを読んだ記憶があります。
バランタイン30年で舌を洗いながらテーブルの料理を次々と片付けていった。
なんて言うのを読むと食欲出ますね。
814 :
松の根っ子:2010/07/07(水) 20:09:43
>>812 変態趣味を持つ敵なら大勢出てくる
しかし西村作品とは作風が全く異なるので
おどろおどろしさはなく乾いた描写でありユーモアすら感じられる
815 :
松の根っ子:2010/07/07(水) 20:13:32
>>813 「諜報局破壊班員」のフランス料理を食べてラ・コロナコロナをふかす伊達の台詞
>>814 大絶叫とともに女が両脚を跳ね上げて昇天する様子についニヤニヤしてしまう俺ですw
817 :
無名草子さん:2010/07/08(木) 20:38:37
濡れ雑巾を叩きつけるような・・・
猫がミルクを舐めるような・・
「マンハッタン核作戦」で邦彦扮するフランクが、一匹狼の金庫破りとしての
来歴を喋る行があるけれど、邦彦が起こしたと同房のミッキーに話した
「それらの事件は実際に起こり、犯人はまだ捕まっていない」大仕事の犯人が、
ブラック・モスク党の関係者に居れば、邦彦は逆にものすごく疑われちゃうね
と思いながら再読。
>>818 私は、実在のフランク・アーチャーがそれらの事件の犯人だと思って
いました。そうでなければ作戦終了後に彼をヤードに引き渡す理由が
ありません。まあ仮にフランクがそれらの事件の犯人ではないとしても
金庫破りの常習犯であることは間違いなさそうですし、経歴を利用して
いる本人の身柄をおさえてある上に邦彦が金庫破りをやったのは事実
ですから、「大物ぶりたくて他人の仕事も自分がやったと言った」と
言い逃れるでしょうね
すみません。
>>819は私です。邦彦の過去の犯行と経歴を調べ上げて
訪問することができる情報部ですから、ヤードが捕まえられなかった
金庫破りの身柄を先に確保することもできるのではないかと思います
ホモだちは
メロンを食べて
ファックする
822 :
無名草子さん:2010/07/09(金) 21:02:28
マンハッタン核作戦で「手のひら」を「掌」とも書く事を憶えました。
中学生ぐらいだったかな。兄貴が持っていた日銀ダイヤ作戦を最高とか
思っていた頃。
その後ワクワクしながら自分で角川の文庫を買って一気に読んだのが、
汚れた英雄でした。
「脇の下に冷汗が流れるのを自覚しながら、
城が西スピードをゆるめてその検問所に
デリヴァリー・ヴァンを近づけた時───、
五台の装甲車のサーチ・ライトが一斉に点灯され、
西城はあまりの眩しさに片手で目を覆うようにする。」
NON NOVEL
獣たちの黙示録 第一部下 死闘編
昭和57年12月10日 第5刷発行
こんな最後、悲しすぎる
質問ですみません。大藪作品で確か短編連作の一編だったと思うのですが、主人公がポルシェ911Rを別の車
(アストンマーチンだったか)でサーキットに牽引して行って、いざ件のポルシェを走らせだしたらホイールに細工が
されていてクラッシュ…、でその修理代を稼ぐために何かの任務を引き受ける、と云う展開の話はありますでしょうか?
長年「トラブル・シューター」中の日本グランプリ編の挿話だと思い込んでいたのですが、よく考えると北原功は
そんなに羽振りのいい人物じゃなかったですよね。 宜しくご教示お願いします。
>>824さん
徳間文庫刊「特務工作員01」の「第四話 ジョンソン燃料基地爆破作戦」に
その展開の話が載っていました。
826 :
824:2010/07/10(土) 11:05:06
>825様、早速のご教示、たいへん有難うございます。
…OMG、地元の図書館の蔵書には無い(政令市なのにッ)。
827 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 16:41:01
ああ、参院選、どこに入れるか悩ましい。大藪先生はどこを支持していたん、先生とおんなじ党にするからおせーて。
霊友会つながりで石原慎太郎じゃねえかな
一党独裁にしないために投票には行ってますと書いてたな
自民党には大甘のバカ知事ですから
大藪氏が自民党の岸信介が大嫌いだったことは確かな気がする。
角栄とか中曽根がモデルの政治家もいたな
田口とか中根崎な
何だ、結局反自民か
835 :
無名草子さん:2010/07/12(月) 22:13:41
政界のプリンス高野が安倍晋三だとすると…
マッシーが抱いていた、京人形を中年にしたような女って
元首相の母親になるのか?
836 :
無名草子さん:2010/07/12(月) 22:14:28
間違えた、晋太郎
837 :
無名草子さん:2010/07/13(火) 19:32:27
渋谷の銃砲店に行くとベレッタのTシャツとか売ってるぞ。
着れば気分は西城!
>>837 それは耳寄りですね。ブリガディール・モデルなどがあれば最高だ!
「戦いの肖像」再読。新潮文庫に収録されているような時期の
大藪作品は、なんかちょっと違った風味を感じるな−。
839 :
無名草子さん:2010/07/13(火) 23:24:08
ベレッタピューマとかラ・コロナ・コロナとかググっても出てきませんよね。出てくるのはナイフばっか。
840 :
朝倉徹也:2010/07/14(水) 23:15:08
>>838 新潮文庫のウインチェスタ−M70とか表紙といい雰囲気いいですよ。
それにしてもこの作品、銃で脅されたカップルがsexしてるとこを撃つ描写とか、狂気すら感じる作品
ですが善悪を超越した勢いと魅力のある作品ですね。私の中でベスト5に入ります。
三島の「潮騒」を彷彿させる場面ね
ありゃ三島に対する嫌がらせと違うか
善悪というか人間を超越したかのような人物が出てくる作品は魅力がありますよね。
別にスーパーマン的ということではないですよ。
魂むき出しというか悪霊が人間の姿を借りたような人物という意味ですが。
「ウインチェスタ−M70」の登川しかり「復讐の弾道」の羽山しかりです。
羽山のパートナーでもある洋子も忘れてはいけません。
あの女ほど悪魔的魂を持った人物像は大藪作品でも異色中の異色だと思いますね。
とにかくあの当時の作品は最近ものに比べるt登場人物に得体のしれない奥深さがあります。
「復讐の弾道」のラストで警察が普通に任意同行を求めてきたら
拍子抜けだな。
844 :
無名草子さん:2010/07/15(木) 15:52:37
流れを切ってすみませんが質問です。
火薬量が同じならホローポイント弾とダムダム弾では人体に対してどちらが威力がありますか?
845 :
無名草子さん:2010/07/15(木) 19:41:27
>>844 ダムダム弾も、ホローポイント弾の一種なので、どうなんでしょうね。
ちなみに、ダムダム弾は対人用拡張弾頭の総称。
頭に十字の切れ込みがあったり、爆発性の弾頭というわけではない。
あれは嘘っぱち。
後から十字の切れ込み入れても、弾芯だけ飛び出てジャケットは残るので、次弾が引っかかり危険極まりない。
スレチだが・・
映画「タクシードライバー」でデ・ニーロ扮するベトナム帰りの主人公が弾頭に十字の切れ込み入れてたが
あれって危険なんだね、てか素人じゃんw
あんなんでよくカンヌでグランプリが取れたもんだ。
大藪短編で、元ヤクザのタクシー運転手がいたような気がする。
つーかWikipediaの記述をそのまま丸写しして通ぶられてもなあ
850 :
無名草子さん:2010/07/16(金) 07:29:05
2ちゃんにアクセスしてるということはインターネットにアクセスしているということだよな。
ダムダム弾に関してインターネットで色々調べてみては?
851 :
無名草子さん:2010/07/16(金) 07:31:17
>>849 そうだね。
一ヶ所で満足しないで、ダムダム弾に関して書かれている
色々なサイトを見てまわって調べるべきだよね。
切込みは大藪も書いてたはず
>>847 あったね。タイトルが思い出せない…「稼がせてやる。登戸までやってくれ」とか、子供にミニカーー買ってやったとか、身重の妻を殺されて、「もう○○の耳は何も聞こえなくなった」とか、断片的に覚えてるんだけど…誰かタイトルて主人公の名前分からないかな?
酒井
違う
久しぶりに読み返してみた
やっぱ序〜中盤に力入れすぎて後半適当になってるよな
最初は連中をなぶり殺しにしてやらないと気が済まないと息巻いてたのに後半の大物は狙撃一発で仕留めたりと
>>856 後半ケツかっちんに成りがちなのは、書下しじゃなく、週刊誌に連載してたからだろ。
>>841 嫌がらせはないだろうが三島と大藪が互いを意識していたという記事をどこかで読んだことがある。
純文学の雄と大衆文学の雄がどういう気持で相手を見ていたのか興味があるね。
弟の七光りで出世した人気作家なんて藪先生が相手にするわけないじゃん
軽蔑の対象そのもの
>>860 兄の七光りで、映画に出れたのが裕次郎なんですけど・・・・
まあ、ブレイク後は兄越えしたけどね。
以下の映画が大藪春彦と関連しています。
汚れた英雄1982年東映
野獣死すべし 復讐のメカニック1974年東宝
蘇える金狼1979年東映
野獣死すべし(1980)1980年東映
野獣都市1970年東宝
顔役暁に死す1961年東宝
探偵事務所23 くたばれ悪党ども1963年日活
野獣の青春1963年日活
探偵事務所23 銭と女に弱い男1963年日活
拳銃残酷物語1964年日活
赤い手裏剣1965年大映
爆破3秒前1967年日活
みな殺しの歌より 拳銃よさらば!1960年東宝
野獣死すべし(1959)1959年
街が眠る時1959年
凶銃ルガーP081994年ヒーロー
野獣死すべし(1997)1997年大映
野獣死すべし 復讐篇1997年大映配給
蘇える金狼1998年ギャガ・コミュニケーションズ配給(配給協力*ゼアリズ)
けっこうあるんだな
863 :
無名草子さん:2010/07/22(木) 13:48:11
「空腹感があるということは回復に向かっている証拠だ」
「三日間は、糞をしごき出しておいた腸を食って過ごした」
「失った二キロの体重を明日までに取り戻さねばならぬ」
「やがて吐き気は治まり、虚脱感も消えていった」
「アルコールが回ってくると共に猛然と食欲がわいてくるのを覚えた」
「二十分にも満たない眠りだったが、効果は覿面であった」
「たちまち死のような眠りに入る」
心に残るフレーズが多い作家だ
864 :
無名草子さん:2010/07/22(木) 16:59:50
ジャングルの中で近くに死体があるのに酒を飲んで食欲をつけてからサンドイッチを
食べる作品がなかったか?。あれは何気にすごいと思った
866 :
無名草子さん:2010/07/23(金) 19:10:46
「1日ぶりのタバコで指先まで痺れた」
一日で痺れるようでは一週間も吸わなかったら使い物になりません。
「腿の辺りまでバターを溶かしたようになっている」
869 :
無名草子さん:2010/07/24(土) 09:01:52
>>865 「失った2キロの体重を〜」は「非情の雌豹」
「近くに死体〜酒〜サンドイッチ」は「傭兵たちの挽歌」
だったと思いますが当たってますかね、掟さん銃火さんその他プロの方々?
ズボンの裾から脱糞がころがりでる。
871 :
無名草子さん:2010/07/24(土) 15:28:48
>>870 お前、延々とやってるけど面白くないから
>>863の「二十分に満たない」って三十分の間違いだろ。金狼だから。あと最初の二つは非情の掟だな
「特務工作員01」と「破壊指令No.1」と「トラブル・シューター」を一緒読みしてみる。
つくづく思うが、主人公と姿形がよく似ている関係者ってのがどこにでもいるものですなー。
874 :
無名草子さん:2010/07/24(土) 16:29:13
↑
プロwwwwwwwwwww
875 :
無名草子さん:2010/07/24(土) 17:11:49
>>874 つまらないネタをつまらないと言われたからと言ってファビョるなよ
お前、
>>863がひとつでもわかるの?
@銃撃戦
↓
A捕虜拷問
↓
Bレイプ
↓
C食べる、飲む、吸う、寝る
↓
D@に戻る
877 :
無名草子さん:2010/07/24(土) 17:30:20
プロwwwwwwwwwww
( ・∀・)っ/凵⌒☆チンチン
主人公が何かの組織に身体検査されておにんにんシコシコされるシーンなかったっけ
プロwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
チンコの根っこを濡れた革ひもでグルグル巻きにして乾くのを待つ。
革ひもが乾いて収縮するとチンコに食い込むつう拷問はあったよ。
882 :
無名草子さん:2010/07/24(土) 19:09:56
フン、どうせ俺はセミプロだよ
>セミプロ
最低でも作品50冊は読んでないとセミプロは名乗れないよw
50作も読んだら似たような話ばっかだからわけわかんなくなる
FPSのMW2とかやってるんだが
今大藪さんが生きてたら、ザ・シューターにも使われたボルトアクションのInterventionとか狙撃シーンに出てきそうだなw
と、妄想しながら楽しんでます
ちなみにIntervention(Chey-Tac M200)という狙撃銃は
PDA型の弾道計算用コンピューターが付属してます。
スゲー時代になってるんだな
あー、戦士の挽歌は何回読み直しても飽きることがない!
886 :
朝倉徹夜:2010/07/24(土) 20:39:27
戦士の挽歌、蘇る勤労はサラリーマンなら共感できない人はいないでしょうな。
新東京製薬風の会社に勤める俺の中ではバイブル。
しかし一度もサラリーマンをしなかった氏が
なぜあそこまでリアルに書けるのか・・・
蘇る勤労w
んなもん蘇らんでええわw
つまらない冗談がウケなかったバカが暴れてるなw
>>866 俺も戦士の挽歌と傭兵たちの挽歌は読み飽きない。傭兵たちの挽歌は、たまにある
「時間経過の矛盾」があったりするが、まあ大した問題じゃない
>>886 そら編集者はサラリーマンだし。とか言うのはさておき
オーヤブならではの取材能力が生きたんでしょうね。
891 :
無名草子さん:2010/07/24(土) 21:49:37
戦士のバラードは、当時の北多摩の生活を本当に良く描いている名作ですね。
松原に住んでいた大藪氏がなんでこんなに詳しいのかと思うぐらい。
府中駅前の「アンガス」なんて本気で探しちゃいました。
しかしこう暑いと晶夫の浅間での生活を良く読み返します。
夏も終わる頃には戦士が集結してユニクロ社長宅でも襲うのでしょうか…
892 :
無名草子さん:2010/07/24(土) 22:35:14
>>893 そんなに悔しかったのかw
お前、ひとつくらい答えてみろよwww
>>894 お前こそ、ひとつくらい答えてみろよ、バ〜カ
非情の掟と金狼と
>>872が書いてくれてんじゃん
バ〜カ
お前らみんな詳しそうだから訪ねるが主人公の助手(?)が殺されて主人公が
賠償金として大金を払うと言ったら母親が悲しみながらも嬉しそうなオーラを
出してしまって主人公が暗い気持ちになる作品と、警備員が主人公で、自分を
罠にかけた連中を探して仕返しする話のタイトルを教えてくれんか?
たぶん長編じゃなかったはずだが自信はない
898 :
松の根っ子:2010/07/25(日) 22:18:40
賠償金を払ったのは矢吹貴
「偽装諜報員」だな。
>>898 ありがとう! 矢吹シリーズならまだ家のどこかにあるはずだから探してみる
警備員が云々の作品は「切り札は俺だ」じゃなかったかいね。
902 :
無名草子さん:2010/07/26(月) 10:38:28
皆さん記憶力が確かで感心してしまいます。
自分は大藪作品は70冊以上読んでますが、どれも大藪氏が存命中での事で、今は細かな部分はほとんど忘れてしまいました。
それでも当時はドキドキ感を十分味わえたので満足してますが。
そういえば以前、電車の中で大藪小説の文庫を片手でつり革に手を掛け読んでいた、20代後半ぐらいと思われるスーツ姿の美女を見掛けました。
女性のファンてどの位いるんでしょうかね。
>>863は最初の2つが「非情の掟」、次が「非情の女豹」、4つ目が
「トラブル・シューター」、5つ目は良くある表現なので何とも……
「処刑の掟」あたりが一番近いですね。その次は他の方も指摘してる
ように「蘇る金狼」の「三十分にも満たない仮眠」のことではないかと
思います。最後は「唇に微笑 心に拳銃」でしょう
>>869 はい、その通りですよ。風向きを考えているとはいえ、死体のそばで
食事をするというのがすごいですね。
>>897さんの質問に関しても
答えている方々がすべて正解です
>>902 いのまたむつみが女子高生時代に大藪春彦にハマっていたと作品の
解説で書いていましたね。他にも女性ファンの立場で解説を書いて
いた人がいたはずです。私自身の経験では、ライトノベル系が好きな
女性はいったん読みはじめるとけっこう夢中になる人が多いです
>>903 だから、「大藪ハルヒの憂鬱」とか「大藪ハルヒの掟」とかをはやく誰か書けとあれだけ
>>892さん。
よかったな。
掟さんに礼をいっとけよ。
剽窃したとされる「火制地帯」ですが、才能が枯渇したとも思えないのになぜなんでしょうね
>>906 野崎六助の「大藪春彦伝説」の考察においては
華々しいデビューを飾った現役学生作家が贈る第二作!として発表された作品、
余人からは想像もつかぬ重圧があったろうと思われるが、実際に何があったのかは
もうわからない、てな結論でしたね。事実上の第二作であるまいとも。
「野獣死すべし」における伊達のバイオグラフィーにも重ねられているけど、
大藪は超越的な思想や演劇などのスタイルにより共鳴、傾倒するところがあるので、
文学的な作品として生硬な反社会的思想を書いて没を喰らいまくったりしたんじゃないかな。
こんな戯言はいらぬ、はやく「野獣−」みたいなのをお願いしますとせっつかれて、これで
どうだと引き写し原稿を渡したらそれが予想外の道を辿り……
などと言うこともあったかも知れませんね。
>>907 なるほど、ありそうなことですね
デビューしたての新人作家と海千山線の版元とのやり取りが目に浮かぶようです
>>876氏の言うようなパターンが多いね、大藪作品。
でも眠るという表現はあるが寝るという表現はないよな。
この薄汚いオカマ野郎
913 :
無名草子さん:2010/07/28(水) 13:27:14
ピンポイントで金玉を引っ叩く鞭の使い手の拷問人が出てくる作品は「俺に墓はいらない」だったっけ?
知ってる人、教えてちょう
>>913 他人に訊くより、まずは自分でしらべろ。どうせ暇なんだろw
916 :
無名草子さん:2010/07/28(水) 20:34:57
殺害した人間の目玉を取り出してフライパンで焼いて
「これが本当の目玉焼きだ」
と言いながら食べるシーンは衝撃的でした。
たしか魚のアラを飽食する主人公でしたな。
それ矢吹じゃね?
921 :
無名草子さん:2010/07/29(木) 05:03:37
922 :
無名草子さん:2010/07/29(木) 19:19:02
>>921 私が趣味で書いた「汚れた金狼死すべし」です。
ネットで1冊5万円で絶賛発売中です。
いずれ口コミで広がりiPadで販売されるでしょう。
マグロの目玉焼きは食べたことあるよ
924 :
無名草子さん:2010/07/31(土) 03:03:10
「復讐に明日はない」読了。鳥羽の自決に痺れた。最後クドクド書かないところがいい。
>>924氏
・・・あれは激しくも儚い佳作ですよね・・・
お次は「長く熱い復讐」、「傭兵たちの挽歌」か、
クドクドしてない「ヘッド・ハンター」(特に第一部)など
如何でしょう?
コチラは「挑戦者」を読んで、少年向け冒険小説の中で、万博を
開いているかの様なアイテムの選択センスに、「う〜ん・・・」と
唸ってしまいました。
>>924 クドクド書いた結末の作品があったら教えてくださいな
自分が感じるのは「マンハッタン核作戦」とか「血の来訪者」とか。
雑誌連載するも中断、単行本でまとめた長編は、かなり後半が駆け足
になって、内容も詰め込まれているような気がするよ。
928 :
無名草子さん:2010/07/31(土) 20:36:51
主人公が病弱で背も低く腕っ節も弱いけど
残虐非道みたいなのありませんか?
>>928 主人公では知らないが脇役ではいたような気が・・・
残虐非道ってのは、大藪のヒーロー側にはいないんじゃないかな?
やってることは悪鬼羅刹だけど。
病弱というか、荒事の実務には参加しないブレーン役のチームメイト、ってやつは
「処刑軍団」に出てきたような気がする。
大柄なわりにはあそこは小さいとかチンコの話がよく出てくるけど先生のあそこはどうだったのだろうね。
932 :
無名草子さん:2010/08/01(日) 21:43:19
硬度と持続力だけは自信があったみたいだね。
その辺は吉行淳之介とかとの対談で言ってる。
持続力と言えば聞こえが良いが遅漏ということもありうる。
藪先生は筆も遅かったということだしw
>>930 「処刑戦士」や「処刑軍団」は、それぞれ主役級の人間が一人いるとはいえ
基本的に四人が同格のチームです。その一方で、「唇に微笑 心に拳銃」や
「戦いの肖像」はチームを組むとは言え明確な主人公がいます。後者の二作
には初老で小柄、作戦立案や準備が中心で実戦が苦手というメンバーが
いますね。イノシシの解体時に吐いてしまったりとか
「処刑戦士」の松尾は165センチ、56キロで肉もあまり食べずアルコールは
まったく駄目ですが、病弱ではなく戦士としては一流だから
>>928さんの
条件には当てはまりませんね
「オフクロのオッパイに誓って」
936 :
無名草子さん:2010/08/03(火) 15:18:38
当時の物価とか円の相場がわかんない
二十ドルでタバコひと月分とか書いてある
939 :
無名草子さん:2010/08/04(水) 00:12:25
本人乙
940 :
無名草子さん:2010/08/04(水) 04:21:44
ハードボイルドってとんでも設定やらご都合主義が許されるジャンルなんですね
941 :
無名草子さん:2010/08/04(水) 07:36:52
大藪作品中最強の敵は北朝鮮特務でいいよな?
>>940 別に、ハードボイルドに限った話ではないですね
A.猫が人語を解し、物語の最後に家庭内で人生を悟りながら水死
B.親友との約束のために走り続け、奇跡的にギリギリセーフ。しかも
権力者も奇跡的に改心して本人の命もセーフ
C.たまたま宝の地図を持った人間が親の経営する宿屋に泊まっていて
たまたま急死して地図を手に入れ、たまたまリンゴ樽の中に隠れて
いる時に 悪党共の企みを知り、たまたま島で生き延びていた人間の
助けを借りて宝を手に入れる
D.時間内に世界一周しようとして失敗したが、実は時差を考えてなくて
時間ギリギリにゴール
E.父親が死去してお姫さま生活から一転して召使い扱いされていたが、
ラストで父親の共同経営者が正直に莫大な分け前を持ってくる
F.人語を解する犬や猫、ネズミが卵を産むと思っている学生、吹き矢の
得意な教授、強力な静電気を発生し手を冷水に浸けるといつまでも
体温が盛り返さない女性などが普通に登場する
>>941 モサド、CIA、マフィア、赤い軍団などもけっこう手強いですけどね
944 :
無名草子さん:2010/08/05(木) 20:27:38
しばらく遠ざかってたがブックオフでふと「名のない男」購入。
肩肘張らないし、愚痴もこぼすけどいざって時はしぶとい主人公が◎
何より短編集ってのが気楽でいい。
これを機にまたハマってみようか、と思い翌日「傭兵たちの挽歌」購入。
これは気楽には読めそうも無いんで時間作ろうw
945 :
無名草子さん:2010/08/05(木) 21:59:59
946 :
無名草子さん:2010/08/06(金) 06:59:34
防弾チョッキ越しに肋骨へし折られる重傷、いつも通り隠れ家で休んで3日で復活
傷口がふさがるのはともかく骨治るの早くね?ww相変わらずすげーぜ西城秀夫
多磨地区とから世田谷あたりとかがやたらと出てくるのはなんで?
最近この人の小説読みまくってるけど、どれも似たようなのばっかりでワロター。
犯した女が主人公の超絶テクでメロメロになるとか、この作者はどんだけ女に対する理解が浅いんだよとか思ったし、コンプが凄そうって感じ。荒唐無稽な話ばっかりだけど、まあこういうジャンルもあるのかな。
949 :
無名草子さん:2010/08/06(金) 14:04:50
基本大藪の書く主人公はあらゆる分野で無双するからね
そういうのがおえーってなるなら西村寿行とか読めばいんじゃね
>最近この人の小説読みまくってるけど、どれも似たようなのばっかりでワロター。
>この作者はどんだけ女に対する理解が浅いんだよとか思ったし、
┐(´ー`)┌
953 :
無名草子さん:2010/08/10(火) 02:48:18
944
同じく匿名の一人称ってコトで殺人許可証No.3も良いですよ。
中編ですが、テンポよく読めます。
今、トーフにショーユかけて食ってる俺w
955 :
無名草子さん:2010/08/10(火) 08:53:13
バター入りのコーヒーで眠気スッキリ。
アスファルトの虎の4卷で高見沢優はグレーター・クードゥを獲ってないのに
獲ったことになっている。これって作者の勘違いだよね?
>>928 残虐非道かどうかはともかく、他はそれに近いのが「復讐のシナリオ」
体格の貧相な脚本家が主人公
復讐の相手の俳優の方が、顔や体格や銃の趣味や女殺しなとこが、むしろいつもの大藪主人公に近い
最近初期の作品を読み直してて、ふと気が付いた
初期の頃の主人公の部屋って、冷蔵庫が無いんだよね
まだ昭和30年代だと、冷蔵庫も高かったんだろうな
>>958 「非情の掟」には、氷を入れるタイプの冷蔵庫が出てきますね
卵を常温で保存していた主人公たちも、電気式の冷蔵庫が一
般的になると、主人公たちはアメリカ製や業務用の大型冷蔵庫を
使うようになります
960 :
無名草子さん:2010/08/10(火) 23:41:58
キンキンに冷えたバドワイザー。ボンレースハムの塊。サラミ数本。卵数十個。オレンジ数個。
最低でもこれ位は中に入れておきたいです。
千葉の小野徳だっけ、捕まったな
962 :
無名草子さん:2010/08/11(水) 00:25:18
田口の一の子分で、軍団の斬り込み隊長。
ある意味高見沢の先輩なんですよね。
>>960 ボロニアソーセージとスモーク・サーモン、ベーコンのかたまり、
それに熟れて表面が裂けたトマトも入れておきたいですね
964 :
無名草子さん:2010/08/11(水) 03:25:10
2キロのベーコンと10個の卵を使ったベーコンエッグと、数センチの厚さにチーズと玉ネギを挟んだ食パンのサンドイッチ、1リットルの野菜ジュースが朝食だった。
旺盛な食欲でそれらを平らげ、寝室のタンスの隠し底からショルダーホルスターに入った拳銃と短機関銃を取り出す。
短機関銃は米軍制式のM3A1通称グリースガンで、45ACP弾が30発入るマガジン数本・弾丸数百発と共に駐留軍の兵士から、賭けポーカーの支払い金代わりに巻き上げた品物だった。製造番号はヤスリで何時間もかけて削った。
拳銃はベルギー製のブローニングハイパワーで、9ミリバラべラムが13発マガジンに入る。
やはり駐留軍の将校の妻が私物で持っていたのを弾丸と共に譲られたモノだが、その為にベッドで奮闘したコトとプラチナブロンドの髪を振り乱しながら、何度も絶頂に達した夫人の痴態を思い浮かべ、思わず口元に薄い笑みが浮かんだ。
それらを居間でテレビのニュースを見ながら、ガンオイルとボロ布で丁重に分解・清掃する。
大薮作品ではよくある朝の風景。
食事シーンが一番いかしてるのってどの作品?
あと、稼いだ金の使い方が面白い作品はどれ?
唇に微笑って作品が個人的には面白かった
966 :
無名草子さん:2010/08/11(水) 07:57:08
私は冒頭一日で推定10万カロリー超を平らげた石川。
これにはアンドレや小錦も敵わないのでは。
しかも鯨飲馬食でなく、どれも美味そう。
967 :
無名草子さん:2010/08/11(水) 08:32:17
使い方じゃないが、野獣都市の有馬の冷めた考え方はカッコいい。
何億もの現ナマ稼いでも、駄目で元々って、銃を手に新たに挑む姿勢は共感出来る。
よほどの量の運動や肉体労働する人以外、大藪主人公の食事の真似は危険
若い人ならともかく、30以上の人なら脳卒中や心不全で突然死する可能性大
(まあ普通真似しようとしても、食べ切れないが)
特に卵や乳製品が危険
ちなみに俺、以前は卵かけご飯を朝飯にしてたのだが、最近医者に止められました
あと卵は今時の惣菜には大概入ってるので、なるべく卵は食うなとも
>>948 確か「絶望の挑戦者」だったと思うが、犯してメロメロにしたはずの女に、3回ぐらい逆襲されかける話もある
あとタイトル忘れたが、犯してメロメロにしたはずの女に、車運転させてたら何故か目をつぶって運転し始めて無理心中、ってな短編もある
970 :
無名草子さん:2010/08/11(水) 15:09:46
>>968 よほどの馬鹿でもなければ分かってると思う。あと今どき卵をそこまで
悪者扱いする医者は信用できないな
>>969 そういう話はいくらでもあるよな。弱者であるはずの人間から罠に
かけられて死んじゃう短編とかも。まあ
>>948は作品なんて本当は
見てない荒らしだから
971 :
無名草子さん:2010/08/11(水) 15:21:07
血の罠の角川文庫版だが、一ヶ所だけトミーガンがトンプソンサブミシンガンと書かれている。
明らかな誤植だが、結構お気に入り。
972 :
無名草子さん:2010/08/11(水) 19:32:21
>>965 処刑の掟で犬を丸焼きに食ったり、ステーキを自分で作って食ったのは美味そうだった
二日がかりで4.5キロの肉を食ったり、シカを一頭たいらげた非情の掟とか
戦士の挽歌やアスファルトの虎は本当に食事シーンが多いね
傭兵たちの挽歌や西城秀夫シリーズ、それにヘッドハンターも外せない
>>970 俺、高血圧でコレステロール値高いもんで
ごはんをたべないとおなかがすくじゃないか
食事シーンが印象的な作品は色々とありますが、数の多さということなら
やはり「ヘッドハンター」、「傭兵たちの挽歌」、「アスファルトの虎」、
「戦士の挽歌」あたりですね。「マンハッタン核作戦」や「諜報局破壊班員」
あたりも美味そうなシーンが多いです。西城シリーズは、作品によって
国内外の食事が楽しめますね
>>974 あ〜る君乙
>>958 昭和30年代って映画「ALLWAYS三丁目の夕日」の時代なんだよな
あと初期の作品って、急な連絡には電報使うんだよね
あの当時、まだ電話引いてない家が、珍しくなかったんだよね
(むしろある家の方が珍しいぐらいか?)
大藪先生、もしも存命中なら今年75か
やはり逝くの早過ぎたorz
先生がデビューしたのが大学生の頃(もう中退してたかな)だから、初期のファンも同年代ぐらいだな
と言うことは、1番年長の最古のファンは、もう80過ぎぐらいか
いつの間にか大藪作品も、古典になったんだなあ
979 :
無名草子さん:2010/08/11(水) 23:00:36
初期の作品には軍隊経験者がいるのも特徴ですね。
981 :
無名草子さん:2010/08/12(木) 09:04:36
旧日本軍出身者のコトね。
また食い物の話ですが、
牛の臓物の刺身を飽食したとの
表現がありますが、どんな刺身が
ありますか?
生センマイ
生レバー
ハツ刺し(心臓の刺身)
牛刺(臓物ではないけど)
ユッケ(同上)
これくらいは食べたことあるけど
子袋とチ○ポは無いw
若い頃の大藪先生は、とんでもない偏食症だったらしいね
ある食材が気に入ると、しばらくの間飽きるまでずっとそれって状態
冷蔵庫をチーズだらけにして、肥溜めみたいな悪臭状態にしちゃったり
何にでもタバスコかけて、痔を悪化させたり
そう言えば、主人公が敵を拷問にかけるシーン、肛門責めが多いな
肛門にナイフ突っ込んだり、自転車のチェーン突っ込んだり
まあ確かに有効な手段ではあるんだけど、今思えば痔の恨みを作品にぶつけていたのかも
それにしても、女の肛門ならまだともかく、男の、それも汚いジジイ相手でも、普段愛用してるナイフで、平気でそれやったりするからなあ
何かの作品で、パーティーに乱入して、ナイフで肛門責めやって、アイスペールか何かで洗って仕舞うシーンがあったけど、もしも俺がその立場なら、捨てちゃうか、石鹸使って念入りに洗わないと落ち着かないな
カエルの肛門にストロー差し込んで息を吹き込んで腹を破裂させる遊びが面白かったなあ、ゲヘヘヘヘ
985 :
無名草子さん:2010/08/12(木) 14:15:20
男根をナイフ・銃剣で切り裂く・竹串で刺す・刻んで食塩、ションベン引っ掛ける・フアックしてる女に噛ませる。
前の方の傷めつけ方も同じ位凄まじいケドね。
恨みをぶつけていたと言えば大藪作品、人種的に1番ひどい目に遭ってるような気がするのが朝鮮人
情けなく「アイゴー!」とか泣き叫んで、大小便垂れ流して命乞い
そんな死に様の朝鮮人ばっかのような記憶が
やはりこれも、少年時代に散々朝鮮人にひどい目に遭わせられた恨みだろうか?
あと職業を細かく分類していくと、ヤクザや警官やスパイやテロリストや資本家や政治家よりひどい目に遭ってる気がするのが、タクシーの運転手
特にサラリーマン犯罪小説だと、ほぼもれなく1作に1人は死んでる気がする
横柄な口をきくタクシ運ちゃん
多いからなあ。
きっと先生もリアルで嫌な思いをされてるんだろう。
その思いが作品に反映されて「礼儀を教えてやる」となるんだろう。
988 :
無名草子さん:2010/08/13(金) 03:02:48
警備員もしくはガードマンもかなりやられている
990 :
無名草子さん:2010/08/13(金) 13:16:34
今もしも大藪先生が存命中なら、リアリズムに徹してるが故に、ショボい話を書くことになりそう
例えば、リストラされそうなサラリーマンや、ブラック企業で倒れそうなサラリーマンや、低賃金で結婚出来ないサラリーマンが主人公
ある日、ひょんなことから、昔朝倉哲也がやった犯罪を知る
そして一念発起して、朝倉のように会社乗っ取りを企む
ただしその動機は、贅沢な暮らしをする為では無く、人並みの幸せな生活をする為なのが泣ける
992 :
無名草子さん:2010/08/13(金) 16:57:48
伊達・西城の競演話。
もしくは二人と大薮氏との対談。
>>991 さすがにそんなしょぼくて負け組的リアル設定はあり得ないと思う。
そんな現実的で切実なちっちゃい願望の為に命懸けって、そんなの大藪らしくないよ。
もともと荒唐無稽な設定がウリみたいなもの、それをリアリズムで装飾するのが大藪流。
大藪のリアリズムは、リアルな設定ってわけではない。
時代背景がどうであれハングリーな主人公設定はいくらでも可能だと思う。
むしろ今みたいに男が草食系な時代だからこそ、熱く爆走する主人公を登場させると思う。
どんな設定でも一匹オオカミの主人公でやってもらいたい。
チームプレーだけはごめんこうむる。
チームだとどうしても力関係が発生する。
力関係が出てくると遠慮が出て言いたいことも言えなくなる。
こうなると読むほうもケツの穴がムズムズして落ち着かない。
>>990 ガードマンは警備員のカテゴリに含まれるんだよ。少なくとも大藪小説の中に
登場するようなガードマンやボディガードはね
>>995 当時のガードマンはボディガードというのが一般認識だったよな。
知らない人もいるかもだがテレビドラマでも「ザ・ガードマン」とかあって
それは身辺警護そのものだった。
sかし警備会社の乱立によって需要の少ない身辺警護だけではドコモ社員を養えなくなっていく。
そこで警備業界が目を付けたのが建設工事や道路工事の現場での事故防止を主目的としたいわゆる旗振り要因だった。
今日のガードマンとはこの旗振り従事者をさす言葉だ。
ちなみに警備員とは身辺警護や現金輸送警備従事者のことをさす。以上、参考までに。
大
藪
春
彦
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