>>949 全員が「楊令殿はすごい」。話をしなくても、その姿を見ただけで「楊令殿はすごい」。
ある人物が集団の中心的存在になるということは、「すごい」と言われることを通じて
だけなのかな?
各国の元首は、支持者もいれば反対者もいて、国内で中心的存在になっている。
幻王の行為に対し、梁山泊の面々に個別的な意見を述べさせることで、楊令を物語の
中心人物にすることはできなかったのだろうか?
「楊令殿すごい」では、あまりに幼稚ではなかろうか?
全体主義者に、そんな説教は通用しないと思うよ。
まあ、おまいらが、ここであれこれ新しいアイデアを出せるのも、楊令伝というたたき台があるからだ。
基準となるものがあれば、人間の思考は地に足がついたものになる。
北方氏にしても同じこと。「三国志」「水滸伝」のようなたたき台があるときは、優れた作品が書ける。
楊令伝のように、原典のない小説を手探りで創作していくと、こんなもんよ。
だからこそ、新作というのは1〜3巻程度のコンパクトな内容にまとめるべきなのよ。
短いものなら、事前に初めから終わりまでのアウトラインを考えてから執筆に入れるからな。
手探りで15巻の壮大なストーリーを作れば、間違いなく、つまらなくなるよ。
史実とフィクションの融合が避けられない物語だったのだし、骨組みとなる原典がなかった
のだから、もっと史実の流れを中心に据えて、そこに登場し活躍する人物を、フィクションの
梁山泊や青蓮寺の面々に置き換えるという作業をこまめにやるべきだったね。
すごい楊令殿が誰に反対されることもなく梁山泊の頭領になり、北宋権力の実体である軍
を倒し、新しい国を作る。作るけれども史実と矛盾しないように、茨城県のような小さな国に
しますというストーリーではほんと粗すぎるわ。
小さな梁山泊は、粗いというより、面白くない。
29冊も読んできて、これかよ、とガッカリすること請け合い。
小さな梁山泊は、物語としてつまらないという話なのに、いつのまにか北宋の版図を
当然のごとくに新国家の版図と思い込むのは、「天下という魔物」に取りつかれた
ヘンな人にされちゃうしな。
梁山泊と岳家軍と楊家軍が点在し、それらと南宋以外の地域が、いつのまにか自動的に
金国の版図となる展開のほうが、よっぽどヘンなんだがw
それと斡本の軍が進攻してきたとき、楊令殿は余裕綽々で、金国の政治体制の未熟さを
バカにしていたよな。それがいつのまにか最大の国になってしまった不思議。
腐敗政治と闘うはずが、いつのまにか恐怖政治になり、その次は税金なしの国になり、
その次は貿易立国で決して国内統一を目指してはいけない国になりました。
わけわかりません。
長篇マンガなどで、コロコロ目先の変るやつがあって、その場その場は楽しめるんだけど、
統一感はまったくないというのがある。
楊令伝は、統一感がない上に、その場その場が楽しめないんだよな。
キャラに魅力があれば、物語全体の統一感はなくても、その場その場は楽しめるというのは、
まさに原典水滸伝そのもの。楊令伝は、キャラに魅力がないから、どんなエピソードを作っても、
楽しめない。魅力がないのがわかっていて、次々にキャラを増やし、結局、薄味キャラが
ますます薄味になって、もう新キャラが出てくるというだけで、読む気しなくなった。
>>954 海中に網を張っておけば、そこに海苔がくっつくわけだが、
楊令伝は海中に手を突っ込んで海苔を掬い取ろうとしているような物語だよな。
手を開いてみても、海苔はあるわけない。
何か基準となる骨太なストーリーがないと、小さなエピソードは海水の中から
掬い取ろうとした海苔。形のない物語が延々と続いているような退屈さだ。
ストーリーはあるよ。
『すごい楊令殿は宋を倒し、新しい国を作ろうとしている』
たったそれだけなんだ。15巻かけてやることなのだろうかと疑問が生じる。
何のために楊令は金にいたのか、そこでなぜ民を虐殺したのか、方臘戦はその後の梁山泊の
戦いに有利にはたらいたといえるのか、聞煥章の動きは物語になにか影響したのか、李富の
南宋建国は楊令伝の展開に影響を与えるのか、岳飛・張俊・梁山泊の戦いはいったい何だった
のか・・・。それらのミニ・ストーリーの存在意義がすべて不透明で、結局、
『すごい楊令殿は宋を倒し、新しい国を作ろうとしている』しかないわけだ。
アンチとおぼしき連中が必死に書き込んでいるからちょっと買って読んでみた。
「アホどもがこうも非難しているからには」と考えたわけなのだが、予想通りにおもしろい。
どんな板やスレでもアンチって連中は人間の屑なんだなと再認識した。
個別のミニ・ストーリーが、『すごい楊令殿は宋を倒し、新しい国を作ろうとしている』という
中心的なストーリーとの関係で、きっちり位置づけできていれば、物語の壮大感を感じられた
のだろうな。なんか理屈で関連性を説明しようとしているところはあったが、説明なしでそれが
伝わるような構成になっていることが、物語の面白さだと思う。
また大量に出てくる脇役たちも、『すごい楊令殿は宋を倒し、新しい国を作ろうとしている』という
中心的なストーリーとの関係で、きっちり位置づけされなければ、存在意義はない。
梁山泊の面々が楊令の部品にすぎないことはしばしば指摘されているが、他の陣営のキャラも、
なぜ登場してきたのかわからないものが多い。
この点、梁山泊と宋の二極対立であった水滸伝にあっては、存在意義の不明なキャラは少なかったな。
水滸伝も中心となるストーリーは一行で示せるシンプルなものだ。
『梁山泊が、腐敗した宋の打倒を目指す戦い』
出番の少ない脇役でも、その中心的なストーリーとの距離が離れていなかったから、
無駄を感じることがなかったな。
楊令伝は中心となるストーリーの主語が、梁山泊ではなく、楊令なんで、
楊令と面識のないキャラクターも多く登場してきて、中心となるストーリーとの
距離が遠くなる。そこで、存在意義の不明確なキャラが大勢いるように感じる。
そういうことだろう。
まだやっているのか、糞アンチ。とっとと消えろ!
>>966 水滸伝のストーリーの主語は梁山泊だったから、梁山泊のメンバーに感情移入ができましたね。
楊令伝になってからは、梁山泊のメンバーが他人のような気がしてなりません。
前作から引き続き登場の梁山泊の人物は、冷蔵庫にいれっぱなしのチーズケーキのことを
2週間後に思い出し、それを食ったときの味に似ているな。
>>965 時間的にも長く、やっていることも前王朝の打倒という大きな物語なのに、
粗筋の主語が、楊令という個人になるのが、大失敗の原因だろう。
しかも、王になる血筋でもない犯罪者。
何でこんなに伸びてんだ?
締め切りとの兼ね合いで、作戦を考える時間がないときは、戦は生き物になるんだろうな。
>>972 そうでね。参加キャラが少数だった初期の戦には、ちゃんと作戦があったし、戦は生き物だ
なんて言われていなかった。敵は名無しの地方軍だから、敵の作戦を考案する必要はないし、
梁山泊側の作戦だけ考えればよかったから、考えるのに時間はかからないし、100発100中
作戦は的中するしな。
水滸伝終盤の原典ネタが尽きたあたりの大味な物語から楊令伝の不振は予想できたのだが、
水滸伝終盤は魅力のある原典キャラが大勢いたからなんとか読めたし、続編への期待も
抱いてしまったのだろうな。それが、俺たちの不幸の始まりだった。
楊令伝は、その原典キャラの生き残りを隅に追いやり、くそ面白くない楊令ひとりをヨイショしたから、
どうしようもなく退屈なシロモノになった。
教訓:原典キャラの魅力を過少評価してはならない。
おまえらは、原典さえ崇めていれば満足なんだろう。かたわの原典オタwww
「明日の講義では、言い訳のしかたを勉強します。読者からの苦情に対して、作品の中で
言い訳をしなきゃならない事態が起きることがあるんですよ。夏目漱石が小説を書いていたころ
は、そんなことはなかったんですね。愛読者カードなんてものがありませんから。いまは無料で
郵送できる愛読者カードなんてものが、本買うと付いているんですね。だから、読者が好き勝手
な苦情をいっぱい書いて送ってきます。それへの対処のしかたですね。これを勉強しましょう。
テキストの32頁から40頁を、必ず予習してきてください」
>>904 家族を守って死んだ楊志、頭領宋江を守って死んだ雷横。こういうわかりやすくて、かつ読者の
多数が価値を認めるものを守って死ねば、感動的になる。何もむずかしく考えることはない。
童貫や蕭珪材に関しては、わけのわからない小難しいことを考えて、何の感銘も読者に与えない
結果に終っている。使い慣れない小難しい言葉を無理して使っている中学生みたいに、わけわからんし、
面白くもないんだよな。ナルシストが死んだだけだろう。
水滸伝の序盤登場の梁山泊の幹部が、あの時点ですでに能力が高すぎたんだ。
後から出てくるキャラを、前よりすごい奴にしようという無理に無理を重ねて、
最終的には楊令のようなバケモノまで生まれた。ここまでくると、愛着など
いっこうにわかない。宇宙人のようで人間に見えない。嫌悪感のみ。
水滸伝後半をもう少し圧縮して17巻ぐらいで終了していれば、ここまでひどい
小説にはならなかったろうね。楊令伝は不要だった。
後から登場するキャラで能力値が高い者で、成功したのは聞煥章、呼延灼、童貫ぐらいかな。
その聞煥章も祝家荘戦で負けると一気に色褪せた。聞煥章の登場場面が鮮やかだったのは、
それまで官軍が一度も梁山泊に勝てなかったから。負けてしまえば聞煥章とてただの人。
要するに、敵も味方も等価に描こうというのは無理なのよ。負ければ色褪せるから。特に軍師
タイプはね。一方の側を魅力的に描けば、他方をそのように描くことは出来ない。
ウルトラマンや仮面ライダーに倒される敵は、毎週変っていたろ。そういうこと。
>>977 これを徹底していれば、楊令伝も、もう少しましな小説になっていたろうね。
「これは好き」「あれは嫌い」という多数の読者の嗜好は、時代によって表現の仕方は
変化してゆくが、根底にある本質は大きく変化しないと思うぞ。
罪のない民を無差別に殺す主人公が大活躍する時代劇が大好きです、という変態は
いないと思う。
, -―- 、
〃´ ̄.::ヽヾー'´ ̄`ヽ
/{ ..:::::::::::l! 丶、 、}
,.ノ ヾ::o:::::::::ノ `ヽ 丶
,/ ,、 ,、` ― '" _,,. -― 、) お父さんは、牛よりも大きなお腹にすることが
/ _ノ!∀し、 ,r ''"´ ,ィfィ できるんだぞうーー。
/ ゝ、_,ノ-'" , ィ "ー'ツ
/ / ~´ ― ''" ,r‐ ''"´
/ / /
ノ _ 」 /
,r‐くr ''"_, ノ^丶 、 __,,..,, :- '´
^レV´ ̄ '^~
あまり長いと、賞味期限が切れるんだよ。
○○ファンというのは、ある程度裾野の広い特定分野のファンなのであって、
他のものにはわき目もふらず、それしか眼中にないという狭い分野のファンというのは少ないからな。
水滸伝ファンといったって、一生水滸伝しか読まない奴はおらんだろう。
長すぎるんだよ、これ。
たぶん楊令伝に最初に見切りをつけたのは水滸伝ファンだと思う。
>>982はコアな水滸伝ファンじゃないよ。
>>980 平気で皆殺しをするような奴でなければ天下は取れないみたいなことをどこかで書いて
おられたが、そのこと自体は間違いでない。それをこの小説でやるのが適切かどうかを
考えるのが人間の知恵というもの。前作からの流れを考えれば、できるはずがない。
また、キャラどうしの会話によって幻王の犯罪を正当化できるかどうかを冷静に考えてみればよかった。
つまり、作者の視点が出せない小説では、作者による説明ができない。登場キャラの半数
以上は前作で出来上がったパーソナリティがある。彼らの会話で幻王の犯罪を正当化することは
無理だろう?わかんないか?幻王ひとりだけでなく、この話題を口にする前作からのキャラ
全体が影響を受ける。致死軍だって不必要な殺人はしていないからな。
幻王が殺戮をしても、金国内の叛乱は、いっこうに終息していないだろう?
あとになって、皆殺しをした区域は、熟女真だけで、契丹ではしなかった。叛乱は契丹の民が
やっていると、屁のような理屈を出すな。
987 名前:復習水滸伝[sage] 投稿日:2009/11/25(水) 16:01:26
というか阿骨打自身が熟女真なんだよな。
<水滸伝単行本18巻>300ページ
阿骨打は、軍に入る時に、熟女真になった。それでなければ、軍で受け入れて貰えないからだ。
長老会議も、すべて熟女真だ。
_,,..-‐'''" ̄ ̄~`''ー-.、_
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,:' ,:''""" ,,,0,,, ゙゙゙゙゙`''; ゙,: 熟女真のAAがなかったので、
,: """;; ""゙゙゙ :,""" ,: 熟柿のAAでかんべんしてください。
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>>985 ジョン・コルトレーンはアドリブで適当に吹いているけれど、レコードを繰り返し聴いている
ジャズ・ファンは、アドリブ・フレーズを全部覚えてしまうという例えで、間違いないですか?
この熟女真は3年の賞味期限を経過いたしますと生女真に戻ります。ご注意ください。
>>987 違います。譜面パートをとちったジョン・コルトレーンのたとえが正確です。
てか、もうこのスレもいらないんでねぇ?
もう読んでない奴のほうが多いしな。図書館で無料で読めるとしても、読みたくないわ。
>>979 両方とも魅力的に描こうとして、結局、宋側まで悪役の魅力を失っただけだったな。
梁山泊の魅力がなくなったのは、楊令すごいが原因だが。
>>978 林冲、武松、公孫勝、安道全・・・、みんな能力は高かったが一点集中だから、人間の能力の
高さと認識できた。楊令は少年向けアニメのような能力の高さだったな。しかも、悪役だから、
少年向けアニメの主人公にもなれない、くそキャラ。
幻王軍だけで20倍以上の童貫軍の陣に突入した糞エピソードがあった。とてもシラけたけれど、
楊令伝の全体を象徴するエピソードだったな。
名前の付いているキャラは200名以上出ているだろうに、どうして楊令ひとりだけのドラマに
してしまったんだろうな。
995 :
無名草子さん:2010/03/14(日) 23:09:52
ねちねち文句を言いながら、結局読んでるんだろお前ら。
っていうか、このスレ3人ぐらいの粘着が殆ど消費してんじゃねえの?
こっちで好き勝手してるのにはなんにも文句を言わないでいるんだから
Sスレではジは止めてほしい
煽りとか抜きで、毎日常駐して同じようなことを書き込んでる人がいることはなんとなく分かる
IDでない番だからなんとでもいえるだろうが、やっぱ特徴ってのはあるんだよね
俺は楊令主人公って時点で読んでないから、楊令伝叩きとかどうでもいいw
なぜ、立てた?カス!
1000 :
無名草子さん:2010/03/15(月) 12:41:32
1000なら今月楊令死亡
1001 :
1001:
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。