5 :
無名草子さん:2009/11/19(木) 13:21:54
市塵読んでるんだけど、どうでもいい情報ばっかで読むのが辛い…
まだ序盤だけどこっから面白くなる?
市塵はまだ読んだことないけど密棒も結構しんどかったな
今読んでる義民が駆けるはなかなかだけども。
やっぱこの人は社会の底辺描くのがいい、上手いわ
>>6 >>7 自分もその辺後回しになってるんだが、やっぱり辛いか...。
漆の実のみのる国はどうだろう?読んでたら教えてちょ
「市塵」「密謀」「漆の実のみのる国」「一茶」「義民が駆ける」「回転の門」
歴史物はイマイチ盛り上がりに欠ける感じで地味に読んだけど、長く印象に残り
続ける。特に「一茶」、これは暗く地味過ぎて挫けそうになったけど、印象深い
作品だった。
>>9 同意。一茶は感動でなく、印象に残るといった表現に近いな。
藤沢周平は権力や名声に近い人物を取り上げたらイマイチだけど、文化人や下層を生きた人を書かせたら素晴らしいと思う。
歴史小説に限って言えばね。
>>5 鳥刺し、映画化されるのね。
醜い容貌の主人公にトヨエツだとイメージ違うけど…
公開されたら観にいきたいけど、上映館どのくらいだろ。
山桜より多いかな?
12 :
無名草子さん:2009/12/16(水) 18:59:56
保守
13 :
無名草子さん:2009/12/16(水) 22:50:23
おお
前スレで止まってるのかと思った。
新スレ報告がないときついですね。
やっぱ、へそまがり新左かな
仮面ライダー観にいったら、花のあとの予告やってた。
……美女になってるのは愛嬌としても、あの短編のまま一本やるようだけど持つのかなぁ。
>>14 臍曲がりは藤沢周平にしちゃ珍しい作風だよな
花のあとじゃなくて臍曲がりをNHKでもいいからドラマで見たいわ
>>10 人物の複雑な心境や内面に拘りすぎて、歴史を動かした人物の魅力が消えているという印象がある。
司馬遼太郎はその反対で、英雄の豪放さや魅力を描くのは巧いけど、庶民や下級武士など時代劇を描くのはあまり巧くないと思った。
時代劇専門チャンネル
[3ヶ月連続企画] 映像で綴る藤沢周平の世界
<1月>
「秘太刀 馬の骨」(2005年:全6話) ※HDマスター [チャンネル初]
原作:藤沢周平「秘太刀 馬の骨」
出演:内野聖陽/段田安則/南果歩/近藤正臣/麻里也/六平直政/本田博太郎/尾美としのり ほか
1月18日(月) 09:00/21:00 スタート
※1/23(土)11:00より【一挙放送の土曜日】での放送もあります
「風光る剣−八嶽党秘聞−」(1997年:TV長編) ※HDマスター
原作:藤沢周平「闇の傀儡師(かいらいし)」
出演:中井貴一/高岡早紀/鶴田真由/津川雅彦/神田正輝/江守徹/里見浩太朗/丹波哲郎 ほか
2010年01月23日(土) 21:00 / 2010年01月31日(日) 13:00 / 2010年02月07日(日) 26:00
「残月の決闘」(1991年:TV長編)
原作:藤沢周平「孤立剣残月」
出演:加藤剛/音無美紀子/永島敏行/目黒祐樹/財津一郎/二宮さよ子/加藤武/中谷一郎 ほか
2010年01月18日(月) 15:00 / 2010年02月13日(土) 23:00
「用心棒日月抄」(1989年:TV長編)
原作:藤沢周平「用心棒日月抄」
出演:杉良太郎/竜雷太/佳那晃子/ハナ肇/中村れい子/加納竜/浜田朱里/本田博太郎/佐藤仁哉 ほか
2010年01月19日(火) 15:00 / 2010年02月06日(土) 23:00
<2月>
「藤沢周平の人情しぐれ町」(2001年:全11話) [チャンネル初]
原作:藤沢周平「本所しぐれ町物語」
出演:萩原健一/山口祐一郎石田ひかり畑中洋/石倉三郎 ※オムニバス作品
2010年2月15日(月) 06:00/18:00 スタート
「山桜」(2008年:映画) ※HDマスター
原作:藤沢周平「山桜」(新潮文庫『時雨みち』所収)
出演:田中麗奈/東山紀之/篠田三郎/檀ふみ/北条隆博/南沢奈央/富司純子/高橋長英/村井国夫 ほか
2010年02月14日(日) 15:00 / 2010年02月20日(土) 23:00 / 2010年02月25日(木) 15:00
<3月>
「蝉しぐれ」(2007年:全7話) ※HDマスター
出演:内野聖陽
「闇の歯車」(1984年:TV長編)
出演:仲代達矢
「彫師伊之助捕物覚え 消えた女」(1983年:TV長編)
出演:中村梅之助
む。
こうして見ると、良い役者が集まってるなぁ。
腕に覚えあり、くしか観てなかったのはむしろ失敗だったか・・・
CSは未加入なんで見られないけど、BSフジでは神谷玄次郎捕物控やってるね。
ため録りしておいて、小説を読んでから、まとめて見ようと思ってる。
あと三編まできた。
しかし「神谷玄次郎捕物控」は江戸の地理描写が凄まじいね。
まるで見てきたかのようだ。
密謀も伏見城下の路地裏とか表現されていて、藤沢周平ならではと思った。
与板の草の里の自然描写も良かった。
古地図を虫眼鏡で見ていた写真があったね。
古本屋で買った市塵を90ページまで読んだが面白くないw
この先も期待できないのだろうか?
>>23 現時点で読んでもこの先面白くならない。
でも10年後に読み返したらたぶん面白い。
今はこの作品の面白さに気づけないだけ。
俺もそうだった。
俺も市塵そのくらいまで読んで挫折したw
でも同じ歴史物でも漆の実のみのる国
こっちは面白かった、ついさっき読み終わったんだけど
回天の門挫折したな。確かに読むにはまだ早いのかも
CS見たいなNHK再放送すりゃいいのに
白き瓶を5ページで放り出した俺が来ましたよ
伝記、歴史物系では「一茶」と「義民が駆ける」が良かったな。
「漆の実」や「市塵」は流し読みで済ませてしまった。「白き瓶」も含めて、
いつかきちんと読みたいと思う。
30 :
無名草子さん:2010/02/10(水) 12:20:21
保守
神谷玄次郎捕物控 終わったな
フジに感謝だわ
最終回もスペシャルで作ってほしかったな
お、どうでした?
33 :
無名草子さん:2010/02/23(火) 13:54:03
女人剣さざ波はだめだわ...。
もう何度読んでも号泣してしまう。
短編小説でこれほど泣かされた話も初めてだし
女主人公の話でこれほど泣かされたのも初めてだw
34 :
無名草子さん:2010/02/23(火) 15:19:18
俺は
父と呼べ
がやばいわ
子供を持ってから読み直して惚れ直した作品
たそがれ清兵衛の中の
火事で焼け死んじゃう話も相当やばい
35 :
無名草子さん:2010/02/28(日) 19:49:29
36 :
無名草子さん:2010/03/13(土) 09:32:46
山桜 地上波初 age
花のあと、意外によかったよー
杉山を一喝する場面の和田甚ノ丞のかっこよさは異常
風の果ても映像化してほしいな
39 :
無名草子さん:2010/03/30(火) 11:13:01
蝉しぐれの映画笑っちゃうくらい酷いな
時代劇できる役者なんか今いないもんな。
蝉しぐれ、たった今読了したんだけど、ちょっと気になったことがあるんで質問させてください。
『「すると、全部で九人」
文四郎は言ったが、気持ちのどこかに気がかりなものが残った。人数が中途半端な気がしたせいだろう。それとも村上七郎右衛門は指揮者で、あと八人と考えるべきなのか。』
『さっき、ちらと心をかすめた敵方の人数についての不審がもどって来ている。なぜ九人なのだろう。十人ではなかったのだろうか。』
上記の場面、文四郎がなぜこんなに不審がっているのか分かりません。
一隊の人数が奇数であることは異常なことなのでしょうか?
>>33 女子は心ばえ
ラスト邦江が笑う場面は素敵すぎる
ちっせえ作家だな。
まぁ、そう思う読者もいるだろうね。でかいこと言わないからね。
しかし、たぶん、だからこそ、他にいない不世出な小説家だろう。
記念館完成したようだけど、逆に行くのに躊躇してしまう。教え子の皆さんの気持ちを書いたエッセイを
読んで感じるところはあるんだけれども、どうも、その、脚光を浴びているという時点で
なんだか得体の知れないというか曰く言い難い違和感を覚えてしまうんだよね。
>>41 「一隊の人数が奇数であることは異常なこと」だとは思いません。
ただ、自分の感覚としては、多人数を集めるなら漠然と10人という数字を思い浮かべます。
文四郎も同様に感じたのだと思います。そしてその小さな疑問が直後の窮地を救ったということでしょう。
藤沢作品を読み尽くしちゃった人、何読んでます?
>>46 次のような作品をよく読み返しているよ。
「闇の梯子」(文春文庫「闇の梯子」所収)
「紅の記憶」(同上)
「玄鳥」(文春文庫「玄鳥」所収)
あと
>>37 さんも挙げている「花のあと」(文春文庫「花のあと」所収)
1番目が市井もので、2〜4番目は武家もの。
どれも短篇だから、さらっと読めてしまうが、
藤沢さんならではの哀切感にあふれた秀作ばかりだと思う。
読み返すたびに、泣けて泣けてしかたがない。
もし読んでないものがあったら、一度読んでみてよ。
新潮の『時雨のあと』に掲載されてる、「鱗雲」のラストシーンの鮮やかさ。
初めて読んだときの、静かな感動のような読後感が忘れられない。
文庫本の掲載順がラストっていうのが、また余韻を誘ってニクい。
まるで広重が生まれ変わって小説を書いたかのように、小説の情景が広重の絵を感じさせる。
ふぅむ。
それでは、さらなる生まれ変わりを体験できるのは、22世紀の子孫ということか。
オール読物7月号、藤沢周平特集だね。
[熱愛座談会]あさのあつこ 岸本葉子 松岡和子が熱すぎて笑った。
プロが熱狂するってやっぱスゲーな。
以前読んでたまらなく切ない気持ちになった
「陽狂剣かげろう」
を久々に読む。やっぱり切ない。
でも映像化は向かないよなあ、きっと。
映像化といえば、東映チャンネルで酷い方の日月抄を放送するね。
あれ、どんな経緯で作られたんだろうね。
青江又八郎が小林稔侍って・・・
へそまがり新座がすきでやす。あんであれこそドラマや映画にしないのか
と思うほどです。
蝉しぐれやっと読んだんだけど
最後主人公とヒロインがお別れセックルしてたけど
子どもができたらどうするつもりなんだよ
中だししません
58 :
無名草子さん:2010/07/25(日) 15:24:18
接して漏らさず
基本でしょう
60 :
無名草子さん:2010/08/03(火) 07:04:29
DVD「蝉しぐれ」、木村佳乃のおふくは全くダメ。
DVD「三屋清左衛門残日録」、かたせ梨乃のみさはとてもヨイ、仲代清左衛門は最高にヨイ。
彫師伊之助がもっと読みたかったなぁ。
一番推理小説っぽいのは、漆黒だと思うだね。
>>62 「蝉しぐれ」は、映画ではなく、だんぜんNHKの金曜時代劇の方をおすすめする
文四郎が内野聖陽、お福は水野真紀
内野が静かな演技していてハマル
>>63 情報どうもありがとう。
「蝉しぐれ」はNHKドラマ版の方を一押しということですね。
近所のTSUTAYAに置いてあるといいのだが。
NHKで放映されていたころ、宿屋での二人の逢瀬の場面だけを偶然ちらっと観たのだが、
残念ながら当時はまだ小説の方を読んでいなかったので、それほど印象に残らなかった。
その後、小説を読んですごく感動し、なぜもっと早く読んでいなかったのだろうと後悔したよ。
ちょっと本から引用するけど、このあたりの二人のやり取りは本当にたまらんわ。
俺の勝手な妄想だが、この場面を描きたいがために、藤沢さんはこの長編の構想を
練ったんじゃないか、と思うぐらいだ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・引用・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
お福「文四郎さんの子が私の子で、私の子供が文四郎さんの御子であるような道は
なかったのでしょうか」
(中略)
文四郎「それが出来なかったことを、それがし、生涯の悔いとしております」
お福「ほんとうに?」
文四郎「……」
お福「うれしい。でも、きっとこういうふうに終るのですね。この世に悔いを持たぬ人などいない
でしょうから。はかない世の中……」